ウ食事で摂る食材の種類別頻度野菜 きのこ 海藻 牛乳 乳製品 果物を摂る回数が大きく異なる 例えば 野菜を一週間に 14 回以上 (1 日に2 回以上 ) 摂る人の割合が 20 代で 32% 30 代で 31% 40 代で 38% であるのに対して 65 歳以上 75 歳未満では 60% 75 歳以

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Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

2 夜食 毎日夜食をとっている者は では 22.5%( 平成 23 年 23.9%) であり で % と割合が高い では 18.3%( 平成 23 年 25.2%) であり 40 歳代で割合が高い 図 夜食の喫食状況 (15 歳以上 性別 年齢階級別 )

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②肥満 やせの状況 3 歳児における肥満児の割合は減少していました 成人男性の肥満は横ばいで 代女性の肥満は増加傾向がみられました 一方 20 代女性のやせは倍増しており 肥満だけでなく 子どもを産み育てる世代への支援が必要となります 20代 60代の肥満 BMI 25以上 の割合 肥満

2214kcal 410g 9.7g 1 Point Advice

日常的な食事に関する調査アンケート回答集計結果 ( 学生 ) 回収率 平成 30 年 12 月 1 日現在 134 人 問 1 性別 1 2 男性女性合計 % 97.0% 100.0% 3.0% 男性 女性 97.0% 問 4 居住状況 家族と同居一人暮らし

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第 4 章 地域における食育の推進 1 栄養バランスに優れた 日本型食生活 の実践 ごはんを中心に 魚 肉 牛乳 乳製品 野菜 海藻 豆類 果物 茶など多様な副食などを組み合わせて食べる 日本型食生活 は 健康的で栄養バランスにも優れている 農林水産省では 日本型食生活 の実践等を促進するため 消費

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第 3 部食生活の状況 1 食塩食塩摂取量については 成人男性では平均 11.6g 成人女性では平均 10.1gとなっており 全国と比較すると大きな差は見られない状況にあります 図 15 食塩摂取量 ( 成人 1 日当たり ) g 男性

お子さんの成長にあわせ お母さんの食生活を見直してみませんか? お子さんの成長にあわせて あなたの食生活をかえるチャンスがあります 3 か月 か月 か月


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第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

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単身者の生活実態を明らかにするために、都心に勤務する就労単身者へのアンケート調査を行った

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2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

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各推進主体の具体的な取り組み 家庭 幼稚園 保育所 関係団体 家族で一緒に朝 早寝 早起き 朝 朝食の大切さを 食を食べる日を ごはんを推進し 伝えていきまし 増やしま ま ょう 朝食の大切さ 早寝 早起き 朝 園便りや給食便 簡単に作れる朝 の推進 ごはんを心がけ りで食育推進を 食のメニューを

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質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

2 お好み焼は約半数が 家庭で作る派 お店派 は約 4 割 1 年以内に食べたことのあるお好み焼 についての問い ( 複数選択 ) において 家庭で作る関西お好み焼 を選んだ人が約半数の 55.5% 次いで多かったのが お好み焼店などの外食店で食べるお好み焼( 持ち帰り含む ) ( 以下 お店 )

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第 3 章各調査の結果 35

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< 目次 > 1. 調査実施 1) 調査目的 2) 調査対象 3) 調査方法 4) 調査時期 2. 調査結果 ( 概略 ) 1) 調査実施数 2) 調査実施機関 3) 対象者の特性 4) 食習慣の実態 5) 考察 6) 参考文献 3. 資料 1) 調査データ ( 抜粋 ) 2)BDHQ( 簡易型自記

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5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

給食の時間における食に関する指導事例 ( 小学校第 6 学年 ) 1 主題戦争中の食事を体験しよう 2 関連教科等 単元名社会科 長く続いた戦争と人々のくらし 3 献立名麦ごはん めざし みそ汁 たくわん 4 ねらい戦争中の食糧不足の食事を通して 食糧不足の時代と今の時代の食生活の違いが分かる <

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

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資料 4 生活者アンケート調査に基づく食育対象者セグメントについて 食料消費の現状と将来予測に当たって 47 都道府県の 20 歳以上の男女を対象としたウェブアンケート調査である 生活者市場予測システム を利用して 平成 26 年 6 月に 生活者アンケート調査 を行い 性別 年齢階層別 居住地域別に割り付けた 2,839 名の回答を分析した 調査項目は 高齢化 世帯構成人員の減少 女性の社会進出など社会情勢の変化 食の外部化 簡便化の進展 定着などの食料消費の変化に影響される第 2 次食育推進基本計画 食生活指針の目標を中心に現状及び将来予測が可能となるよう設定をした 具体的には 共食 欠食 栄養バランスに配慮した食事 ( 主食 主菜 副菜がそろった食事等 ) に加え 家庭食以外の外部サービスの利用 食事の準備力などに関する食生活の現状 これらの実行に当たっての課題 日本型食生活の認知度 実践度等について 世代や世帯属性 性別ごとの特性等を分析した ( 注 ) 生活者アンケート調査 : 食育推進施策に関する有識者会議 ( 第 2 回 ) 資料 2-2 参照 (http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/pdf/2_2_2.pdf) (1) 消費者各層の特性主食 主菜 副菜をそろえて食べる頻度 1 日 3 食の欠食状況 一週間の食事で摂る食材の種類別回数 外食 中食利用といった外部化の程度 食事の準備時間 課題等において 20 代 ~40 代までの世代と 65 歳以上の世代とで異なる特徴を有することが確認された なお 50 歳から 65 歳未満の世代は これらの世代の中間的な位置づけとなっている ア主食 主菜 副菜をそろえて食べる頻度普段の食事で主食 主菜 副菜を3つそろえて食べる回数が大きく異なる 一日 3 回 一週間で 21 回の食事のうち 主食 主菜 副菜を3つそろえて食べる回数が 20 代 30 代 40 代では 中央値が8~10 回に対して 65 歳以上 75 歳未満 75 歳以上では 17~21 回と約 2 倍になっている なお 50 歳から 65 歳未満では 11~13 回が中央値となっている ( 図 1) ( 一週間の朝食 昼食 夕食別の主食 主菜 副菜を3つそろえて食べる日数 : 図 2~ 図 7) イ欠食状況普段の食事で 朝食 昼食 夕食の3 回の食事を食べていない いわゆる欠食者の割合が大きく異なる 平日に朝食 昼食 夕食のいずれか もしくは複数の食事を食べていない者の割合は 20 代男性で 20.8% 30 代男性で 21.2% 40 代男性で 24.0% 20 代女性で 19.2% といずれも約 2 割が欠食している 他方 65 歳以上 75 歳未満男性では 6.0% 女性では 5.6% 75 歳以上の男性では 4.8% 女性では 2.2 % と欠食者の割合が低い なお 50 歳から 65 歳未満男性は 12.4% 30 代女性 14.0 % 40 代女性 16.4% 50 歳から 65 歳未満女性 8.0% であった ( 図 8 図 9)

ウ食事で摂る食材の種類別頻度野菜 きのこ 海藻 牛乳 乳製品 果物を摂る回数が大きく異なる 例えば 野菜を一週間に 14 回以上 (1 日に2 回以上 ) 摂る人の割合が 20 代で 32% 30 代で 31% 40 代で 38% であるのに対して 65 歳以上 75 歳未満では 60% 75 歳以上では 61% となっている また 牛乳を一週間に5 回以上摂る人の割合が 20 代で 34% 30 代で 39% 40 代で 38% であるのに対して 65 歳以上 75 歳未満では 60% 75 歳以上では 66% となっている 果物では 一週間に5 回以上摂る人の割合が 20 代で 29% 30 代 40 代で 35% であるのに対して 65 歳以上 75 歳未満では 74% 75 歳以上では 83% となっている ( 図 10~ 図 15) また 主菜として魚介類を摂る回数が大きく異なる ただし ここでは 40 代が 50 歳から 65 歳未満の層と併せて中間的な位置づけとなっている 具体的には 魚介類を一週間に5 回以上摂る人の割合が 20 代で 28% 30 代で 26% 40 代で 36% 50 歳から 65 歳未満で 40% 65 歳以上 75 歳未満で 57% 75 歳以上で 58% となっており 20 代 ~30 代と 65 歳以上の世代では2 倍以上の違いがある ( 図 16) 大豆製品については 一週間に5 回以上摂る人の割合が 20 代で 36% 30 代で 40% 40 代で 41% であるのに対して 65 歳以上 75 歳未満では 64% 75 歳以上では 67% となっている ( 図 17) エ 65 歳以上世代における家庭食の充実 65 歳以上の世代では 家庭食以外 ( 外食 中食 冷凍食品 レトルト食品 ( 缶詰 インスタント食品を含む 以下同じ )) の割合が他の世代と比較して低く ( 図 18 ~ 図 25) 季節の食材を使用 ( 図 26 図 27) 毎日味や種類の違う食事をとる ( 女性のみ )( 図 28) や 日本型食生活 という言葉や意味の認知度 ( 図 29 図 30) 実践度( 図 31 図 32) が 他の世代に比べて高い 他の世代がこれらを実践できない理由として 実践したいが時間がない と回答する割合が多い傾向がある ( 図 33 図 34) オ食事に掛ける時間朝食 昼食の準備時間は 20 代から 65 歳未満の現役世代では 20 分以内が最も多く かつ 朝食では 10 分以内が最も多いなど 短時間で実施している傾向にある 一方 夕食は 現役世代であっても 比較的時間をかけて準備する傾向があり 女性の7 割程度 男性の4 割程度が 30 分以上と回答した ( 図 35~ 図 40) 規則正しい時間に食事をとる ( 図 41 図 42) 主食 主菜 副菜がそろった食事をとる ( 図 33 図 34) 多くの食材を使った食事をとる ( 図 43 図 44) といった食事形態に関しては 実践したいが時間がない という点が課題のひとつであり 特に 20 代 ~40 代のセグメントでこの傾向が強い カ有職 単身世帯の傾向単身世帯 ( 仕事をしている ) においては 1 日 3 食の食事を欠食せずにとる について あまり実践していない まったく実践していない と回答した者の実践していない理由では 現状で満足している 考えたことがなかった 2

の割合が高いことが注目される ( 図 45) さらに 単身世帯のうち 特に 20 代 ~ 40 代で 仕事をしているセグメントは 主食 主菜 副菜をそろえて食べる回数が 同世代の他の世帯より少ない ( 図 46~ 図 49) この傾向は特に夕食で顕著であり 男女差は見られない また 1 週間のうちで外食 中食 冷凍食品 レトルト食品を利用する回数が 同世代の他の世帯より多い ( 図 50~ 図 55) この傾向は 朝食 昼食 夕食で一貫している キごはんを中心とした食事ごはんを中心とした食事には年代別の傾向はみられず いずれの世代でも5 割程度が ほとんど実践している ( 図 56 図 57) 一週間で 21 回の食事のうち ごはんを食べている回数で見ても どの年代も 50% 前後が 11 回以上 ( 過半数 ) と回答している ( 図 58) なお 実践していない理由として 20 代 ~40 代で 考えたことがなかった 実践したいが時間がない との回答が多いことが注目される ( 図 59 図 60) (2) 栄養バランスの観点から特に注意喚起が必要な食習慣等栄養バランスが優れた食生活として 農林水産省が推進する日本型食生活の柱となっている主食 主菜 副菜をそろえた食事の頻度に着目して分析を行った その結果 次の4つの食習慣のうち1 以上持つ場合に 主食 主菜 副菜をそろえて食べる頻度が低いことが分かった なお ここでは 食への関心が高くない者でも 自らが該当するか否かを判断しやすい食習慣を分析の対象とした ア日常的な欠食がある平日に 朝食 昼食 夕食のいずれかひとつ以上を欠食している者は 76% が朝食のみを欠食しているが ( 図 61) 昼食や夕食においても主食 主菜 副菜をそろえて食べる回数が少ない ( 図 62~ 図 65) イ夕食で家庭食以外が多い夕食で 家庭食以外 ( 外食 中食 冷凍 レトルト食品 ) の利用回数が週に5 回以上の者は 5 回未満の者に比べ 夕食における主食 主菜 副菜をそろえて食べる回数が少ない ( 図 66 図 67) ウごはん食の頻度が少ない一週間で 21 回の食事のうち ごはん食が7 回以下の者は 8 回以上の者に比べ 主食 主菜 副菜をそろえて食べる回数が少ない ( 図 68~ 図 71) エ調理ができない普段の食事を自分で準備することができますかとの質問に ほとんどのものに市販食品を利用して食事を準備することができるか もしくは自分で食事を準備することはできない と回答した者 ( 調理ができない者 ) は 一部市販食品を取り入れて食事を準備することができる もしくは ほとんどのものを食材から調理し 3

て食事を準備できる と回答した者 ( 調理ができる者 ) に比べ 主食 主菜 副菜をそろえて食べる回数が少ない ( 図 72~ 図 75) なお この傾向は 自ら食事を準備する機会の多い女性に顕著な傾向がみられる これは 自分以外の者に食事を準備してもらう場合には 自らの食事を準備する力が食事内容に影響しないためと考えられる 以上 4つの食習慣のうち いずれにも該当しない者は調査回答者全体の 48% いずれか1つの項目に該当する者は 35% 複数の項目に該当する者は 17% であった ( 図 76) このうち 複数の項目が該当する場合 主食 主菜 副菜をそろえて食べる回数は 特に少なくなっている ( 図 77) (3) その他ア食育による栄養バランス改善の方向性外食 中食 冷凍食品 レトルト食品を利用する回数が多い者でも 主食 主菜 副菜をそろえて食べている回数が多い者と少ない者がいる( 図 78~ 図 81) これらの回答者の属性を比較すると 主食 主菜 副菜をそろえて食べている回数が多い者には 単身世帯の割合が顕著に少なく 夫婦と子どもからなる世帯が顕著に多い ( 図 82) このため 上記の食習慣をもっていると必ず栄養バランスがとりづらい訳ではなく こうした食習慣をもっていても栄養バランスを取ることができるよう方向づける食育の方向性もある イ栄養バランスの観点から特に注意喚起が必要な食習慣等の者の属性 (2) のアからエまでの4つの食習慣の該当者について 性別 年代 世帯属性を見ると 性別では男性の方が いずれか1つ以上の項目に該当する割合が多く 年代では 若い世代ほど該当者が多くなる傾向があり 世帯別では 単身世帯は他の世帯に比べて 複数の項目に該当する者が多い ( 図 84~ 図 89) ウ栄養バランスと世帯収入食習慣とは別に 社会的属性から分析を行ったところ 現役世代 (20~65 歳未満 ) で世帯年収別に比較した結果 世帯年収が 600 万円未満の世帯では 年収が少なくなると 主食 主菜 副菜をそろえて食べる回数が少なくなる傾向がある ( 図 83) 例えば 一週間 21 回の食事のうち主食 主菜 副菜をそろえて食べる回数が 7 回以下の割合は 世帯年収が 600 万円以上の世帯において 26% であるのに対し 200 万円未満の世帯では 46% となっている このほか 自分の 同世代の者と比較した場合の健康状態 運動習慣 と 就業時間 業種等仕事の状況 との関連について分析しており 次の成果を得ている 同世代より健康状態が良いと認識している者ほど 主食 主菜 副菜をそろえて食べている あなたの現在の健康状態は 同年代の方と比べていかがですか の設問につい 4

て昼食及び夕食の 主食 主菜 副菜 揃えて食べている回数を集計した 一週間の主食 主菜 副菜がそろう回数は 昼食で 0.8 回 ( 最高値は とても健康である 最低値は まったく健康ではない ) 夕食で 0.9 回 ( 最高値は 健康である 最低値は まったく健康ではない ) カテゴリによる差がでた ( 図 90 図 91) 運動習慣のある者ほど 主食 主菜 副菜をそろえて食べている 現在の状況について - 週に 1~2 回以上 運動する の設問について昼食及び夕食の 主食 主菜 副菜 揃えて食べている回数を集計した 一週間の主食 主菜 副菜がそろう回数は 昼食で 1.3 回 ( 最高値は あてはまる 最低値は あてはまらない ) 夕食で 0.9 回 ( 最高値は あてはまる 最低値は あてはまらない ) カテゴリによる差がでた ( 図 92 図 93) 現役世代では 就業していない者 就業時間の短い者ほど昼食での主食 主菜 副菜をそろえて食べておらず 就業時間の長い者ほど夕食で主食 主菜 副菜をそろえて食べていない また 業種別の集計でも業種による違いがある 現役世代の食生活は 就業状況に大きく左右されている 20 代 ~65 歳未満の現役世代については 仕事 勉学に掛かる時間 ( 勤務 勉強 通勤 通学時間の合計値 ) が短い人ほど夕食で3つそろう回数が高く 昼食ではそろう回数が少ない 逆に 仕事 勉学に掛かる時間が長い人ほど夕食で3つそろう回数が少なく 昼食で3つそろえて食べる回数が多い傾向がある なお 朝食 昼食 夕食を合計して 3つそろえて食べる回数を比較すると 仕事 勉学に掛かる時間による差はない ( 図 94~ 図 96) 勤務先の業種別に集計を行ったところ 50 名以上の回答が得られている業種において 一週間の昼食 夕食における主食 主菜 副菜を揃えて食べる回数は 最小が 食料品 飲料製造業 の 7.1 回 最大が 不動産 建物サービス の 10.5 回となっており 平均値で 3.4 回の差があった ( 図 97) 5

図 1 一週間で 主食 主菜 副菜 3 つそろう回数 ( 朝食 昼食 夕食の合計回数 ) ( 年代別 )

図 2 主食 主菜 副菜 を 3 つそろえて食べる日数 ( 朝食 男性 ) 図 3 主食 主菜 副菜 を 3 つそろえて食べる日数 ( 朝食 女性 ) - 1 -

図 4 主食 主菜 副菜 を 3 つそろえて食べる日数 ( 昼食 男性 ) 図 5 主食 主菜 副菜 を 3 つそろえて食べる日数 ( 昼食 女性 ) - 2 -

図 6 主食 主菜 副菜 を 3 つそろえて食べる日数 ( 夕食 男性 ) 図 7 主食 主菜 副菜 を 3 つそろえて食べる日数 ( 夕食 女性 ) - 3 -

図 8 欠食者割合 ( 男性 年代別 ) 平日に朝食 昼食 夕食のいずれか もしくは複数の食事を食べていない者 図 9 欠食者割合 ( 女性 年代別 ) 平日に朝食 昼食 夕食のいずれか もしくは複数の食事を食べていない者 - 4 -

図 10 一週間で 野菜 を食べる回数 ( 朝食 昼食 夕食の合計回数 )( 年代別 ) 図 11 一週間で きのこ を食べる回数 ( 朝食 昼食 夕食の合計回数 )( 年代別 ) 図 12 一週間で 海藻 を食べる回数 ( 朝食 昼食 夕食の合計回数 )( 年代別 ) - 5 -

図 13 一週間で 牛乳 を飲む回数 ( 朝食 昼食 夕食の合計回数 )( 年代別 ) 図 14 一週間で 乳製品 を食べる回数 ( 朝食 昼食 夕食の合計回数 )( 年代別 ) 図 15 一週間で 果物 を食べる回数 ( 朝食 昼食 夕食の合計回数 )( 年代別 ) - 6 -

図 16 一週間で 魚介類 を食べる回数 ( 朝食 昼食 夕食の合計回数 )( 年代別 ) 図 17 一週間で 大豆製品 を食べる回数 ( 朝食 昼食 夕食の合計回数 )( 年代別 ) - 7 -

図 18 家庭食以外 の利用状況 ( 男性 朝食 ) 図 19 家庭食以外 の利用状況 ( 女性 朝食 ) - 8 -

図 20 家庭食以外 の利用状況 ( 男性 昼食 ) 図 21 家庭食以外 の利用状況 ( 女性 昼食 ) - 9 -

図 22 家庭食以外 の利用状況 ( 男性 夕食 ) 図 23 家庭食以外 の利用状況 ( 女性 夕食 ) - 10 -

出典 : 厚生労働省 国民健康 栄養調査 図 24 食事の状況 ( 朝 昼 夕別にみた 1 日の食事構成比 60 歳以上 ) 図 25 食事の状況 ( 朝 昼 夕別にみた 1 日の食事構成比 20~59 歳 ) - 11 -

図 26 食事のとり方 ( 季節の食材を取り入れた食事をとる 男性 ) 図 27 食事のとり方 ( 季節の食材を取り入れた食事をとる 女性 ) 図 28 食事のとり方 ( 毎日味や種類の違う食事をとる 女性 ) - 12 -