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段階 (3) より 旋律楽器に親しみ, 簡単な楽譜を見ながらリズム合奏をする を取り上げる 本題材で扱う 小さい秋見つけた は, 母親と離れ離れになった作者が, 母親への思いや寂しさを表現した歌であり, 物寂しい感じを受ける歌である 秋から冬へ向かい, 寒くなっていく寂しさも合わせて感じられるのでは

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第2学年1組 音楽科学習指導案

音楽科学習指導案題材名 いろいろな音色を感じ取ろう 学年 : 第 4 学年 13 名 ( 男子 8 名 女子 5 名 ) 日時 : 平成 26 年 10 月 15 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者 : 安芸高田市立根野小学校大野裕子 1 題材について 題材の目標 いろいろな音の特徴や音色の違いを感

Taro-平成21年度 音楽科 第3学

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

歌詞の表す様子や気持ちを想像して, 歌い方を工夫することができるようにする 本題材で位置付ける 共通事項 共通事項 本題材における学習内容 ( ア ) 曲の構成鑑賞曲 人形のゆめとめざめ から感じる場面や様子の変化は, 曲の構成や拍子の変化によることを知る 強弱速度歌唱曲 海とおひさま の歌詞は,

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毎回の授業の導入では, 拍の流れやリズムを意識させるために, 必ずリズム遊びや言葉遊びを行う 拍がうまくとれない児童がいるので, もとになる拍を打ったり, リズムボックスで拍をとったりして, 自信をもって活動できるようにしたい こぶたぬきつねこ や もりのくまさん では, 教師も一緒に拍にのって体を

3 題材の目標 (1) 拍子やリズムの特徴を感じ取りながら 拍を感じて歌ったりリズム唱したりして 拍やリズムについて理解する 知識及び技能 (2) なかなかほい でリズムを感じて歌い遊ぶことを通して 音楽の構造を理解し 反復や変化などの音楽の仕組みを生かして まとまりのあるリズムをつくる 思考力 判

(Microsoft Word - \211\271\212y\211\310\201i\340_\226{\224\362\222\271\202Q\201j.docx)

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

4-a

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

実践 報告書テンプレート

< 児童のアンケートより > 音楽の学習について 好きな領域 鑑賞器楽歌唱 好きな領域 (3) 指導観本題材の流れのように 楽曲に出会う 楽曲を理解する 自分なりに感じる めあてに向かって鑑賞 表現するという一連の活動は 自分の思いと友達の感じ方や思いを共感したり 比較したりすること

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4 題材の目標 (1) 歌詞の内容や曲想に関心をもち 音楽表現を工夫して歌う学習に主体的に取り組む ( 音楽への関心 意欲 態度 ) (2) 声部の役割や全体の響きを感じ取って音楽表現を工夫し どのように合わせて歌うかについて思いや意図をもっている ( 音楽表現の創意工夫 ) (3) 歌詞の内容や曲

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

4 分の3 拍子 ) ア(123) 終わりの部分 ( コーダ ) という三部形式である アの3つの旋律は, ホルンが中心となって奏でられており, 全体的に華やかな印象である また, イでは, 弦楽器が中心となって, 主な旋律が繰り返し演奏されており, 繰り返されながら楽器が増えていくことで, 重厚で

(3) 本題材における指導本題材は 音を出す素材を発見したり音の出し方を工夫したりする自由な音づくりから 自分たちの思いや意図に合った音づくりや音の組合わせを工夫していく さらに 音の特徴や音色の違いを感じ取って 想像豊かに聴いたり表現したりすることができるようにすることをねらいとしている 音楽を構

4 教材について (1) 学習指導要領との関連 B 鑑賞ア楽曲の気を感じ取って聴くことイ音楽を形づくっている要素のかかわり合いを感じ取って聴くことウ楽曲を聴いて想像したことや感じ取ったことを言葉で表すなどして 楽曲や演奏の楽しさに気付くこと 共通事項 音楽を形づくっている要素についての指導内容ア (

Microsoft Word - 平成28年度 第2回模範授業指導案(金田 指導案)

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

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Taro-05 過外 美里②

第 1 学年音楽科 1 音楽を学ぶ意義 目的 何のために学ぶのか 表現及び鑑賞の幅広い活動を通して, 音楽を愛好するとともに, 音楽活動の基礎的な能力を伸ばし, 音楽文化についての理解を深め, 広く音楽に親しむ 2 学習到達目標 この 1 年間を通して どのような力をつけていくのか 音楽活動の楽しさ

1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し

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7 題材の評価規準ア音楽への関心 意欲 態度 イ音楽的な感受や表現の工夫 ウ表現の技能 エ鑑賞の能力 題 材 の 評 価 規 準 日本の伝統的な音楽や和楽器に興味 関心をもち, 聴いたり表現したりする学習に, 主体的に取り組もうとしている 日本の旋律の特徴や歌詞の情景を感じとり, それらを生かした表

3 題材の目標 記号は本校の資質 能力表による (1) 拍の流れにのって歌ったり, リズム表現をしたり, リズムをつくったりする学習に進んで取り組もうとする a-3 (2) リズムの反復や, 問いと答えが生み出すおもしろさを感じ取りながら, 自分の思いを表すリズムを工夫してつくることができる A-3

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生活単元学習指導案 日時 : 平成 27 年 11 月 17 日 ( 火 ) 授業者 : 谷麻紗美 1. 単元名 校内販売を成功させよう 2. 単元について本学級は平成 27 年度より設置された特別支援学級 ( 知的 ) である 現在 1 年生の男子 3 名が在籍しており 障害の程度はさまざまである

3 研究課題と研究の手だて (1) 研究課題 音楽から感じ取ったことや表現したい思いを伝え合う活動の充実 研究主題 児童一人ひとりが生き生きと学ぶ授業の創造 ~ 主体的な言語活動の工夫 ~に基づき 児童一人ひとりが楽曲を聴いて 感じ取ったことや表現したい思いを伝え合うことにより 音楽に対する自分の思

第1学年2組 音楽科学習指導案

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案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

5. 評価規準評価の観点コミュニケーションへの関心 意欲 態度外国語への慣れ 親しみ言語や文化に関する気づき 主な評価規準 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している 言葉だけでなく表情やジェスチャーを加えて コミュニケーションすることの大切さを知る 様々な感情や様子を表す表現に慣

イ歌詞の表す情景や気持ちを想像したり, 楽曲の気分を感じ取ったりし, 思いをもっ て歌うこと ウ自分の歌声及び発音に気を付けて歌うこと エ互いの歌声や伴奏を聴いて, 声を合わせて歌うこと 音楽づくり ア声や身の回りの音の面白さに気付いて音遊びをすること イ音を音楽にしていくことを楽しみながら, 音楽

特別支援学級 1 2 組国語科学習指導案 児童 1 年 (1 名 )2 年 (1 名 )3 年 (3 名 ) 4 年 (1 名 )5 年 (2 名 ) 計 8 名指導者藤澤勝利 (T1) 小綿幸子 (T2) 國久伸子 (T3) 1 単元名 ( 題材名 ) 文をつくろう 2 単元 ( 題材 ) につい

うな活動を工夫して設定していく そして様々なバリエーションを体験させる中で何度も want との出会いを児童が繰り返し 自然と want への理解を深めたり want を使 って思いを伝えたりできるようにしたい 単元の目標 積極的にアルファベットの大文字を読んだり I want. の表現を使って 進

ロディの音名と鍵盤の位置を頭に入れて ゆっくりとしたテンポから練習することが必要になる 本単元では 全員が一斉に取り組めるように各自が鍵盤ハーモニカを持って使用する 姿勢の保持が困難な生徒は楽器を机の上に置いて演奏する (3) 教材観ア本単元は以下の内容で構成する 学習ルール 鍵盤ハーモニカの演奏の

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

演習:キャップハンディ ~言葉のわからない人の疑似体験~

音楽科学習指導案

○ ○ 科 学 習 指 導 案

5 研究主題との関連 (1) 子供が主体的に表現していくための題材構成や教材選択の工夫 選ぶ ことで思いを見つめ 主体的に表現することができる 1 海とおひさま では 初めに 子供たちが1 番 2 番 3 番の中から自分が歌いたい歌詞を選ぶ 歌詞の朗読や歌うことを繰り返し 歌詞や旋律に十分に関わるこ

少ない生徒たちに, 本題材を通して, 尺八の音色に親しみ, 様々な奏法による音色の変化を感じ取り, 尺八の魅力を味わわせたい 一方, 尺八の表現活動においては, 塩ビ尺八 を使用し, 実際に尺八の音出しの難しさを体験させ, 練習を重ね音が出た時の喜びと, 夕焼け小焼け 等の簡単な旋律が吹けるようにな

第2学年音楽科学習指導案

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

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< 算数科 > 金種の弁別をし, 硬貨や紙幣の名称を知る 単一硬貨を使っての合計金額を数える 硬貨が各種混じった中で, 合計金額を数える おつりを伴う正しいお金の出し方を知る 複数の品物の合計金額を概算で見積もることができる 定価, 売値, 割引の意味を知るとともに, 割引後の値段を求める 必要感目

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

いろいろな衣装を知ろう

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Taro-s10音楽 「浜辺の歌 音楽

図画工作学習指導案

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

○ ○ 科 学 習 指 導 案

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内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

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英語科学習指導案 1 平成 16 年 10 月 26 日 ( 火 ) 第 6 校時 2 年 2 組 D( 男子 6 名 女子 7 名計 13 名 ) 指導者黛ゆかり Andy Fosset 第 1 時間目 (1) 本時のねらい ~ すること と目的語として使われる動名詞の表現に慣れる 英字新聞を話題

1-L3指導案 岡山県備前市立片上小学校

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

Microsoft Word - 曜日を伝えよう!_2年)指導案.doc

演習:キャップハンディ ~言葉のわからない人の疑似体験~

Taro-6学習指導案(事例①小学校

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

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ハンドブックp10-14:東京都教育委員会

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5 年 p. 16~19 題材名 ( 扱い時数 扱い月のめやす ) 題材のねらい 題材の評価規準例 アンサンブルのみりょく (7 時間扱い 6~7 月 ) 声の種類を知り, 様々な形態による合唱の響きの特徴を感じ取って聴く 歌詞の内容や曲想を生かした表現を工夫して, 合唱を楽しむ 楽器の音色をとらえ

<小学校 生活科>

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自立活動学習指導案 難聴通級指導教室 ( たいよう教室 )1 人 (6 年男子 1 人 ) 指導者清藤大嗣 1 活動名場に合わせた言い方 ( 人間関係の形成 : コミュニケーション ) 2 活動の目標 言葉には, 相手の立場や周りの状況に合わせた使い方があることを理解し, 大切なポイント ( 言葉の

自己紹介をしよう

本時では, 鑑賞する際に着目する [ 共通事項 ] を4つ示し, 強弱 を必ず手がかりとすることに加え, 音色 リズム 旋律 のいずれかを生徒自らが選択し着目することとした そうすることで, 個々の生徒のレベルに応じた学習となり, 努力を要する 状況と判断した生徒にも無理のない学習活動となると考える

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

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びや手遊び歌など遊びの中にある音楽に親しんだりしながら, 音楽の楽しさを味わってきた またその中で, 友だちと声をそろえて歌う喜びや一緒に体を動かしたり演奏したりする楽しさを感じながら活動できるようになってきている しかし, うまく歌えないときや上手に演奏できないときに楽しくないと感じている子どもも

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H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

Taro-3hirota

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

解答類型

平成 29 年度志真志小学校の取り組み 1 研究主題 主体的に学ぶ意欲を育てる学習指導の工夫 ~ 聞くこと 話すことの体験活動を通したコミュニケーション能力の育成を目指して ~ 2 研究主題設定の理由小学校学習指導要領の外国語活動では 小学校段階での音声言語による聞くこと話すことを中心としたコミュニ

3 題材の目標と言語活動について (1) 題材の目標 1 ブルタバ の音楽を形作っている旋律 音色 強弱 速度等を知覚し それらの働きが生み出す特質や雰囲気を感受しながら 曲の誕生した背景となる歴史と関連づけて 作曲者の思いを感じながら聴くことができる [ 鑑賞の能力 ] (2) 本校における音楽科

ジャンルの音楽やそのしくみに関心を持つこと, そして, 音楽を形づくっている要素である リズム 旋律 構成 の理解を深める学習を目指したい (3) 学びの自覚化について本校音楽科では, 感性を豊かにし, 主体的に表現 鑑賞する生徒の育成 を研究主題としている 音楽科の目標に示されている 音楽に対する

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

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第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

指導観指導にあたっては 基本となる回転技に取り組み 自己の能力に適した技が安定してできるようにするとともに 発展技にも挑戦できるようにする その際には 友達の動きを見て技のポイントに気づき 伝えあったりしながら意識して練習できるようにする 運動は 柔軟性が要求される運動であり 体を痛めたりうまく回れ

Transcription:

小学部第 1 2 学年音楽科学習指導案 日時平成 28 年 12 月 19 日 ( 月 )3 校時 10:35~11:20 場所音楽室 指導者 題材名 題材 設定の理由 T1: 堀田ソニヤ T2: T3: T: T5: T: T: T8: T9: T10: : たくさん鳴らそう, たくさん歌おう 小学部 1 2 年生は 1 年生 12 名,2 年生 10 名の計 22 名で構成されている 音楽に興味があり, 日常生活の中でも, 曲に合わせて自然に体が動いたり, 音が鳴るものがあると自ら手を伸ばし, 積極的に音を鳴らすことを楽しんだりする児童が多い 児童の実態は, 下記のとおりである 音楽は好きですか? 好き 1 名 どちらでもない 名 きらい 2 名 歌唱について 概ね正しく歌うことができる 8 人 曲の一部分を歌うことができる 歌うことは難しいが体をゆらし雰囲気を感じることができる 器楽について 概ね教師の指示どおりに演奏することができる 12 人 曲の一部分を演奏することができる 音を鳴らすことを楽しむことができる 参加態度について 自主的に参加することができる 13 人 見通しがもてないと情緒的に不安定になる 上記の表からも分かるように, 実態は様々であるが, 大半の児童が音楽を楽しみにしている様子がみられ, 興味 関心が高い このような児童の実態から, 本題材では, 児童が主体的な音楽活動を行い, それが教師や友達に受け止められ, 認められる経験を積み重ねることによって, 音楽の楽しさを味わうことができるよう特別支援学校指導要領解説小学部の各教科 [ 音楽 ] の中の 2 段階 (3) 打楽器などを使ってリズム遊びや簡単な合奏をする と 2 段階 () 好きな歌ややさしい旋律の一部分を楽しく歌う ことに重点を置いて取り組むこととした 音楽の授業では, 児童が見通しをもって活動ができるよう, 毎回 始めの歌 発声練習 歌唱 音楽遊び 器楽 身体表現 ふりかえり 終わりの歌 と順番を決め行っている 始めの歌 発声練習 終わりの歌 は, 年間を通して同じ曲を使用しており, 音楽遊び は, 楽器が変わるだけで同じパターンで取り組んでいるため, 見通しがもちやすい 歌唱 は, 季節に合わせた曲を取り上げ, 音楽を通して季節感を味わうことをねらいとしている 今回は 今夜はうれしいクリスマス を取り上げた ゆっくりとしたメロディーに手遊びを加えることで, 言葉が出にくい子でも歌いたいという欲求を引き出し, 声や身振りで表現する楽しさを味わいながら歌える曲だと考える 器楽 では, かぼちゃ の器楽演奏を取り上げる この曲は, 曲が進むにつれ演奏者が徐々に加わっていき, 様々な楽器の音が重なるとともに, 音の大きさがだんだん大きくなっていくところがおもしろい楽曲である リズムも分かりやすく, パートによってリズムが異なるわけではないので, 初歩的な合奏に合った曲だと考える 今回使用する楽器は, ウッドブロック すず カスタネット タンブリン の 種類の打楽器であるが, 児童の興味 関心を踏まえ, 今後, 演奏できる楽器の種類を増やしていきたい 指導にあたって歌唱では, 繰り返し何度も歌うことで自然と口ずさんだり, 手遊びなどの身振りを加えてメロディーの一部分を楽しく歌えるようにしたりしたい また器楽では, 児童たちは,1 学期から打楽器をリズムに合わせて叩く曲を学習してきた 今回は, 打楽器をリズムに合わせて自分のパートの部分だけを演奏することに取り組んでみる 他の友達の演奏を聴くときには, 自分の楽器の音を出さずに待つということに取り組んでみたい 友達の演奏を聴いて合わせるということは, 自立活動の内容である項目 3 の人間関係の形成 (1) 他者とのかかわりの基礎に関すること () 集団への参加の基礎に関することと関連してい 9 人 5 人 人 人 9 人

題材の目標指導計画 ( 時間扱い ) る 一人で自由に演奏するのではなく, 友達と一緒に一つの曲を作り上げる楽しさを味わえるように支援していきたい 最後に身体表現でも, 友達と一緒に手をつないで回ったりリズミカルな曲に合わせて体を動かしたりするところが, 自立活動の内容である項目 3 の人間関係の形成 (1) 他者とのかかわりの基礎に関すること () 集団への参加の基礎に関することと関連している 身体表現を通して曲の楽しさを感じ体を揺らしたりでき, 自由に表現できるようにしたいと願い, 本題材を設定した 好きな音や音楽を聞いて楽しむことができる 曲に合わせて身体表現をしたり, 教師や友達と一緒に歌ったりすることができる 打楽器を使って, リズム遊びや簡単な合奏をすることができる 様々な音楽を楽しみながら聴くことができる 第 1 次新しい曲を知ろう 2 時間第 2 次歌おう音を鳴らそう 3 時間第 3 次発表をしよう 2 時間 ( 本時は 2 時間目 ) 本時の指導 1 体目標 曲に合わせて, 手遊びをしたり簡単なフレーズを歌ったりすることができる リズムを意識して楽器を演奏することができる 自分なりの表現方法で, 発表をすることができる 2 児童の実態及び個別目標等 主な担当 児童 ( 性別 ) 児童の実態個別目標 主な指導場面評価方法 A 歌唱ではやや声が小さいが楽器の演奏が好きで楽しく活動に参加できる 歌の一部分やサビの部分を自信をもって大きな声で歌うことができる <3-()> B < シート 2> 自分からの参加は難しいが, 興味をもって歌を聴いたりダンスを見たりできる 教師の手本や友達の様子を見て落ち着いて打楽器のリズム打ちができる 1-1 T3 T C D 大きな声で歌唱ができる 発表意欲があり, 積極的に前に出て発表することができる 器楽ではややリズムが遅れがちだが, ダンスが好きでリズムに合わせて身体を動かすことができる 身体表現では, 一つ一つの動きを丁寧に行うことができる タイミングを合わせて打楽器のリズム打ちができる <-(2)> E 周囲の様子をまねて, ダンスの一部分を踊ったり楽器の音を出したりすることができる 友達の様子を見て叩く部分のあたりで一緒に打楽器の音を出すことができる <-()> F < シート 3> 歌唱では歌声が小さいが, 器楽の発表やダンスを楽しく行うことができる 歌詞を覚え, 自信をもって大きな声で歌うことができる <3-(3)> 1-2 T5 (T2) G H テンポのよい曲では, 笑顔で飛び跳ねた身体を動かしたりして楽しんでいる 簡単な曲であれば何度か繰り返し曲を聞いて, 模倣することができる 身体表現では, 曲に合わせて, 手の動きの一部分を模倣することができる 教師の手本を見て, 打楽器を使った簡単なリズム打ちができる <-(2),2-(1)> I < シート 1> 友達の様子を見て楽しみながら参加することができる 手遊びの振り付けの中の手を使った簡単な動きの一部分を模倣することができる

J < シート > 友達と一緒に合わせて歌うことは難しいが, 簡単なフレーズは, 口ずさむことができる 歌唱では, 歌の一部分を声を出して歌うことができる <3-(),3-(1)> 1-2 T5 (T2) K < シート 5> L 集団の中で表現することは, 苦手だったが, 少しずつ自信が出てきて楽しんで参加している 曲が流れると, 自由に楽器を鳴らすことができる ダンスの振り付けの一部分を模倣することができる 器楽では, 簡単なリズムに合わせて打楽器を鳴らすことができる M 教師の言葉かけや軽い補助を受けながら短い間, 楽器を鳴らすことができる 教師の手本や言葉かけを受け, 適切な場面で楽器を鳴らすことができる <-(1)> N 繰り返し練習することで, 大きな声で歌ったり, リズム打ちをしたりすることができる 歌詞やリズムを正しく覚え, 丁寧に歌うことができる <2-(2)> 2-1 T T O 友達と一緒に歌うことは難しいが, 手元に歌詞カードがあれば, 歌詞を口ずさむことができる 歌詞カードを見ながら, 歌の一部分を友達と一緒に歌うことができる <3-()> P < シート > 教師や友達の様子を見ながら積極的に身体表現に参加することができる 教師の手本を見たり, 言葉かけを受けたりしながら, 簡単な振り付けを行うことができる <-(1)> Q 身体表現では, 知っている曲であれば曲に合わせて身体を動かすことができる 身体表現では, 曲に合わせて大きく身体を動かすことができる R < シート > 知っている歌やリズムであれば, 大きな声で歌ったり, 周りに合わせて楽器を鳴らしたりすることができる 器楽では, 音に大小の変化をつけて, 打楽器を鳴らすことができる <2-(2)> 2-2 T8 T9 T10 S T < シート 8> 気持ちが落ち着いていれば, 教師と一緒に楽器を鳴らしたり, ダンスに参加したりすることができる 音楽が流れると, 笑顔になり, 手拍子をしたり, 歌っている人の顔を見たりするなど興味をもって参加することができる 身体表現では, 曲に合わせてジャンプをしたり, 振り付けの一部分を模倣したりすることができる 身体表現では, 曲に合わせて手を叩いたり, 膝を曲げたり伸ばすことができる <3-(1)> U 教師が目の前で手本を示すことで, おおよそリズムに合わせて楽器を鳴らすことができる 器楽では, 指定されたリズムで打楽器を鳴らすことができる <3-()> V 声が小さくなることがあるが, 歌詞カードを目で追いながら歌うことができる 手遊び歌では, 友達に聞こえる声量で歌いながら手遊びをすることができる <-(5)>

3 展開 形態時間 ( 分 ) (2) (3) 主な学習活動 内容 1 始めの歌 1 2 の 3 のごあいさつ を歌う (1) 椅子に座ったまま歌い, あいさつをする 指導の手立て T1 は, 児童が員揃ったか確認してから,T2 に始まりの合図を送る T2 は,T1 からの合図や児童の様子を見ながら, ピアノを弾くようにする はいはいはいはい の所は, 起立して元気にジャンプしながら, 手拍子をするよう言葉をかける ピアノの音に合わせて 気をつけ 礼 をするよう言葉をかける Fには, ピアノの旋律や教師 友達の声をよく聴くことができるよう, イヤマフや耳栓を外すように言葉をかける < 3-(3)> 2 本時の学習内容を知る 見通しをもつことができるよう, 本時の学習内容を書 1 はじめのうた 2 おおきくあ 3 こんやはうれしいクリスマス おとのカーニバル 5 かぼちゃ かっちょいい! ふりかえり 8 おわりのうた いたカードをボードに提示し, 学習内容を児童と一緒に確認する 事前の学習内容を想起させながら, 本時は, この題材の最終であり, 発表が中心となる学習内容だということに簡単に触れるようにする T3 は, 本時の学習内容とその流れが理解できるように,T1 の話に注目するように促す (5) (10) 3 発声練習をする (1) あ の口型を確認する (2) おおきくあ の曲に合わせて, 声を出す 歌唱 今夜はうれしいクリスマス を歌う (1) ピアノに合わせて, 手遊びをつけて歌う (2) 発表をする 前時で発表していない,1 2, 2 2 がステージに出て発表をする あ の口型の写真を提示することで, 視覚的にも真似ることができるようにする 声が小さい児童や声を出すことが難しい児童には, マイクを用いることで自分の声を意識できるようにする 発声練習で正しい姿勢を意識できるように, 起立をして歌うようにする 手遊びを付けて歌うことで, 歌うことが難しい児童も楽しめるようにする T1が前で手遊びをしながら歌うのに合わせて, 一緒に歌うようにする Iには, 手遊びの一部が模倣できるように, 動きのポイントを言葉で伝えながら, T5が近くで手遊びの動作の手本を示す <5 (1)> Pが一人で手遊びの動作ができているときは見守り, 必要に応じて言葉と身振りで活動に参加できるように促す できるだけ良くできたところを称賛し, 活動を楽しめるようにする < (1)> 自信がなくて手遊びができない児童のために,T1 は, ステージの反対側に立ち, 動きを大きく示すことで模倣しやすいようにする Jが集中して取り組めてないときには,T5 が T1 が言ったことをもう一度個別に短い言葉で話すようにする <3 ()> [ 評価 ]( 観察 発表 ) ピアノに合わせて歌ったり, 歌に合わせて手遊びで表現したりすることができたか (A,F,I,j, N,O,P,V)

() (10) 5 音楽遊び 音のカーニバル をする (1) 今日の楽器を想像する (2) 楽器の名前を知る (3) 発表する児童が前に出て, 音色を楽しむ 器楽 かぼちゃ の合奏をする 1 1 ウッドブロック 1 2 すず 2 1 タンブリン 2 2 カスタネット 今日の楽器が何なのか, 興味をもつことができるように, 楽器を隠して音色だけが聴こえるようにする 他の児童が演奏しているときは, 楽器の音を出さないという約束を確認し, 静かに演奏を聴くように促す 演奏のとき以外は, 楽器をお腹につけ, 音を鳴らさないことを確認する Bには, 楽器を持って気持ちが高揚しないよう T3が落ち着いた口調で話して注意したり鳴らすタイミングを知らせたりする (1) のリズムを練習する (2) 演奏に加わる部分を確認する (3) 発表する タンウンタンウンタンタンタンウン と口ずさみながら楽器を叩くように言葉をかける の所は,T1 が小さい音からだんだん大きくなるように演奏し, 音の強弱に気付くことができるようにする R には, 途中でリズムが変わる箇所があることが分かるように, 手元で見ることができる絵譜を用意し,T 10 が指差すことで演奏することができるようにする <2-(2)> 最初にウッドブロックが演奏を始め, 次に鈴が加わり, 次はカスタネット, タンブリンと加わっていく場所が分かるように,T1 は, 加わる少し前に言葉をかけるようにする 各クラスから代表者を 1 人選んで発表するようにする 人選に時間がかからないように, 各クラスの担任が選出し, 前に出るように促す K には, 発表に躊躇している様子が見られたときに, T5 が 発表してみようか と前に出るように促す <2 (1)> [ 評価 ]( 観察 発表 ) のリズムを意識して楽器を演奏することができたか (B,D,E,H,L,M,R,U) (5) 身体表現 かっちょいい! のダンスをする (1) 椅子を片付けダンスができるように広がる (2) ポイントの確認をする (3) 曲に合わせて身体を動かす 椅子を運ぶことが難しい児童には, 教師が一緒に運んだり言葉をかけたりしながら側で見守るようにする 自由に広がり, 好きな場所でダンスするように促す かっちょいいかっちょいいかっちょいいぞう のフレーズは, 何度も出てくるので, 練習して想起してから踊るようにする 前奏や間奏の場面で, 友達と手を繋ぎ回るところは, 近くにいる友達と手を繋ぐよう言葉をかける Tには,T9が安に配慮しながら, ダンスだよ と言葉をかけ, 立って身体を動かすことができるようにする <3 (1),5 (1)>

[ 評価 ] 曲に合わせて振りを付けて踊ったり, 自分なりの方法で身体を動かしたりすることができたか (C,G,K,P,Q,S,T) (3) 板書計画 8 振り返りをし, 終わりの歌を歌う (1) クラスごとにわかれ, 評価カードにシールを貼る (2) 員で輪になって 終わりの歌 を歌い, あいさつをする 1 はじめのうた 2 おおきくあ 3 こんやはうれしいクリスマス おとのカーニバル 5 かぼちゃ かっちょいい! おわりのうた 評価カードの目標を自分で読んだり, 教師と一緒に読んだりしながら活動を振り返るようにする 時間を短縮するために, 一人ずつのカードにシールを添付しておき, 自分で取って貼れるようにしておく シールが剥がせない児童には, シールの端を少しめくって剥がしやすいようにしておく T2 は, 員が輪になったのを確認してからピアノを弾くようにする 歌詞カード 座席表 ステージ T2 T 8 T1 B2 T10 R T3 T8 F3 T T9 K5 I1 J T P T T5 イニシャル は, 手順シートの番号を示す