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20 代 ~70 代の男女 7,827 名に聞く 不眠に関する意識と実態調査 調査結果概要 約 4 割に 不眠症の疑いがあり 約 2 割が 不眠症の疑いが少しある P.3 国際基準 アテネ不眠尺度 によると 今回の調査対象者の約 4 割 (38.1%) が 不眠症の疑いがある 約 2 割 (18.4%) が 不眠症の疑いが少しある と判定された 不眠症の疑いあり層は 不眠によって 日中のパフォーマンスが 3 割以上ダウンする P.5 睡眠が取れて 日中思いどおりに活動できることを 100 点とした場合 現在の自己採点では 不眠症の疑 いなし層が 87. 疑いがあり層 64.5 点 と 3 割以上の減点 不眠症状が強まるほど 日中のパフォーマ ンスがダウンする 不眠症の疑いあり層の約 6 割は 不眠症の自覚なし 一方で 不眠症の疑いあり層で 不眠症の自覚があっても 約 7 割が 受診せず P.5 不眠症の疑いがある人で 自分が不眠症ではないかと思う (35.2%) のは 3 人に 1 人で 残りの約 6 割 (64.8%) は不眠症の自覚なし 不眠症の自覚症状がある人でも約 7 割が 医師に相談したことはない (69.0%) と 受診せず 疑いあり層は 脳の覚醒を促す 就寝前に不安感 緊張感がある 人の割合が 疑いなし層の約 4 倍行動面でも 疑いあり層の9 割が 就寝前に テレビ スマホ操作 寝酒 等をして 脳の覚醒を助長 P.6 P.7 不眠症の疑いあり層 (58.5%) は 疑いなし層 (19.5%) に比べてストレスを感じている 脳の覚醒を引き起こす 就寝前に 不安感 憂鬱な気持 緊張感 を感じると回答した人の割合が 疑いあり層では 疑いなし層と比較して 約 4 倍にのぼる 不眠症の疑いあり層の約 9 割が 脳を覚醒させる テレビ スマホ操作 寝酒 などの行動をとる 不眠症治療薬に対し 服薬者の約 7 割が 不満 P.8 不眠症治療薬を飲んでいる人の約 7 割 (71.0%) が 現在服薬している不眠症治療薬に対して不満がある 不眠症治療薬を飲んでいない人は飲んでいる人に比べ 不眠症治療薬は 怖い 治らない などネガティブ なイメージが強い

不眠に関する意識と実態調査 調査結果概要 調査目的 : 不眠に対する意識と実態を把握 調査対象 : 20~79 歳男女 7,827 名 ( 楽天リサーチ登録パネルから下記対象者をランダムサンプリング ) 調査 2 の対象者で 不眠症判定法 アテネ不眠尺度 を用いて 不眠症の疑いの有無を確認した結果 不眠症の疑いがある と判定された人 (2,214 名 ) と 不眠症で通院中の人 (186 名 ) の2,400 名 調査地域 : 全国 調査手法 : インターネット調査 ( 楽天リサーチ ) 調査実施日 : 2014 年 8 月 12 日 ( 火 )~8 月 19 日 ( 火 ) 人口構成比に基づき回収した 調査 2 1 の対象者で 不眠症判定法 アテネ不眠尺度 を用い 20 代 ~70 代の男女 7,827 名 て 不眠症の疑いの有無を確認した結果 不眠症の疑 いがある と判定された人と (2,214 名 ) 不眠症で通院中 の人 (186 名 ) 2,400 名 合計 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 男性 3,869 543 685 745 626 746 524 女性 3,958 492 676 740 637 795 618 合計 7,827 1,035 1,361 1,485 1,263 1,541 1,142 ( 内訳 ) 不眠症の疑いあり + 少しあり 調査 2 合計 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 男性 1,154 191 245 242 182 176 118 女性 1,246 177 222 259 207 212 169 合計 2,400 368 467 501 389 388 287 男性 1,074 182 233 222 166 167 104 女性 1,140 168 211 235 191 195 140 合計 2,214 350 444 457 357 362 244 不眠症通院中 男性 80 9 12 20 16 9 14 女性 106 9 11 24 16 17 29 合計 186 18 23 44 32 26 43 2

国際基準で見る 日本人の不眠の実態 今回の調査は 一般の人を含む と不眠症に係わる人だけを対象とした調査 2 の 2 種類の調査で構成されています 人口構成比に基づき回収した 20 代 ~70 代の男女 7,827 名 調査 2 の対象者で 不眠症判定法 アテネ不眠尺度 を用いて 不眠症の疑いの有無を確認した結果 不眠症の疑いがある と判定された人(2,214 名 ) と 不眠症で通院中の人 (186 名 ) 2,400 名 約 4 割に 不眠症の疑いがあり 約 2 割が 不眠症の疑いが少しある 不眠症とは 寝つきが悪い 夜中に目が覚める ぐっすり眠った満足感がない 必要以上に早く目が覚めるなどにより 苦痛を感じたり生活に影響をきたすようになる睡眠障害の一種です 世界共通の不眠症判定法 アテネ不眠尺度 ( 以下 AIS) を用いて 不眠症の疑いの有無を確認した結果 不眠症の疑いなし は38.9% で 不眠症の疑いあり は38.1% と全体の約 4 割を占め 不眠症の疑い少しあり は18.4% でした AIS の内容については P10 をご参照ください 本調査では 不眠症状の度合い別に 不眠症で通院している 不眠症治療層 不眠症の疑いがあると判定された 不眠症の疑いあり層 不眠症の疑いが少しあると判定された 不眠症の疑い少しあり層 不眠症の疑いのない の4 層に分け その傾向を見ていきます [ 図 1]AIS による判定 AISの睡眠に関する8 項目 ( 下記のA~H) について 自分の実感を4 段階で回答し 最大 24 点中 何点になるか得点数で判断 本調査では 合計点が 4.7 6 点以上 不眠症の疑いあり 不眠症の疑いあり層 4~5 点 不眠症の疑い少しあり 不眠症の疑い少しあり層 38.9 38.1 不眠症治療層不眠症の疑いあり層不眠症の疑い少しあり層 以下の 不眠症の疑いなし 不眠症で通院している人 不眠症治療層に分けて分析 18.4 < 質問項目 > 全体 (n=7,827) A. 寝つきは ( 布団に入ってから眠るまで要する時間 )? B. 夜間 眠っている途中に目が覚めることは? C. 希望する起床時間より早く目覚め それ以上眠れなかったか? D. 総睡眠時間は? E. 全体的な睡眠の質は? F. 日中の気分は? G. 日中の活動は ( 身体的及び精神的 )? H. 日中の眠気は? 3

睡眠時間と仮眠時間 睡眠時間は平日 6.3 時間 休日 7.0 時間と世界的にも短め 逆に仮眠時間は推奨時間の 30 分以内よりも長く 不眠症状が強まるほど長い [ 図 2-1] 平日の平均睡眠時間 日本人の睡眠時間は世界的にも短い ことが知られていますが 今回の調査では平日の睡眠時間は平均 6.3 時間 休日で平均 7.0 時間となり 各層間にも 平日と休日にも大きな差はありませんでした 理想の睡眠時間を尋ねたところ 平日平均 7.1 時間 休日平均 7.4 時間となり 実際の睡眠時間よりもやや長めでした [ 図 2-12] 世界各国の1 日あたりの平均睡眠時間 1 位 : フランス 8.50 時間 2 位 : 米国 8.38 時間 3 位 : スペイン 8.34 時間 4 位 : ニュージーランド 8.33 時間 5 位 : トルコ オーストラリア 8.32 時間 17 位 : 日本 7.50 時間 ( 出典 :OECD,Society at a Glance2009) 8 7 6 5 ( 時間 ) 8.0 7.0 6.3 7.1 全体 (n=7,827) 7.0 6.6 7.3 不眠症治療者 現実の平均睡眠時間 6.1 不眠症の疑いあり層 (n=2,979) 理想の平均睡眠時間 7.1 7.0 7.0 6.6 6.3 不眠症の疑い少しあり層 (n=1,437) [ 図 2-2] 休日の平均睡眠時間 7.4 7.2 現実の平均睡眠時間 (n=3,041) 理想の平均睡眠時間 7.6 7.6 7.4 7.3 6.9 7.0 7.1 6.0 5.0 ( 時間 ) 全体 (n=7,827) 不眠症治療者 不眠症の疑いあり層 (n=2,979) 不眠症の疑い少しあり層 (n=1,437) (n=3,041) [ 図 3] 睡眠不足のときの平均仮眠時間 厚生労働省 健康づくりのための睡眠指針 2014 では 平均仮眠時間 平均 30 分以上仮眠する人の割合 睡眠時間が十分に取れない場合は 午後早い時間帯に 30 分以内の短い昼寝をするのが効果的 と30 分以内の昼寝が推奨されています 60.0 45.1 50 十分な睡眠が取れず仮眠 ( 昼寝 ) をするときの時間を聞くと が34.9 分と4 層の中でいちばん 50.0 48.7 37.8 40 短く 平均 30 分以上昼寝する人の割合も29.8% といちばん少ない結果となりました 不眠症状が強まるほど昼寝時間 40.2 34.1 29.8 も長く 平均 30 分以上昼寝する人の割合も高くなりました [ 図 3] 30.0 35.6 34.9 30 ( 分 ) 不眠症治療者 不眠症の疑いあり層 (n=2,979) 不眠症の疑い少しあり層 (n=1,437) (n=3,041) 20 4

不眠の治療実態と不眠の影響 不眠症の疑いあり層は 日中のパフォーマンスが 3 割以上ダウン 十分な睡眠が取れて思いどおりに活動できることを100 点とし 現在の日中のパフォーマンスを自己採点してもらった結果 は自己採点 87.に対し 不眠症の疑い少しあり層は77.5 点 疑いあり層は64.5 点 不眠症治療層は 62.0 点となりました 不眠症状が強まるにつれ 日中のパフォーマンスが低下する傾向が見られました [ 図 4] [ 図 4] 日中のパフォーマンスの自己採点 自己採点 ( 平均点 ) 不眠症治療層 4.9 9.5 20.3 34.6 30.8 62.0 点 2.1 4.4 17.1 51.9 24.5 64.5 点 0.1 不眠症の疑い少しあり層 (n=1,437) 0.3 2.6 37.8 59.2 0.1 (n=3,041) 0.0 11.5 0.4 87.9 20 点未満 20-39 点 40-59 点 60-79 点 80 点以上 77.5 点 87. 不眠症の疑いあり層の約 6 割は 不眠症の自覚なし 不眠症の自覚あっても約 7 割が 受診せず AISで不眠症の 疑いがある と判定された 不眠症の疑いあり層 (2,979 人 / 全体の38.1%) の内 自分自身が不眠症と 思う と答えたのは3 人に1 人 (35.2%) でした [ 図 5-1] 自身が不眠症ではないかと思う人 つまり不眠症の自覚症状がある人 (1,050 人 ) でも 約 7 割が 医師に相談したことはない (69.0%) と答えました [ 図 5-2] [ 図 5-1] 不眠症の疑いあり層で自分は不眠症ではないかと思う人 [ 図 5-2] 不眠症の疑いあり層で 不眠症の自覚がある人の不眠の治療状況 15.1 42.9 35.2 15.8 69.0 21.9 自身が不眠症でないかと思うどちらともいえない自身が不眠症とは思わない 不眠症の疑いあり層で 不眠症の自覚症状がある人 (n=1,050) 過去に不眠の治療を受けていたが 現在は受けていない過去に不眠の治療を受けたことはないが 医師に相談したことはある医師に相談したことはない 5

就寝時の感覚と 現在の悩みやストレス 不眠症の疑いあり層は 脳の覚醒を促す 就寝前に不安感 緊張感がある 人の割合がの約 4 倍にのぼる 自分の睡眠の質を低下させている原因を聞くと 不眠症の重症度が高いほど 該当項目が多い傾向が見られました 4 層とも最も高かったのは ストレス ですが は19.5% に対し 不眠症の疑い少しあり層は38.1% 疑いあり層は58.5% 治療層は65.7% と 不眠症状が強まるにつれストレスがある人も高くなっていました [ 図 6-1] 就寝時に感じる感覚でも 不眠症状が強まるほど就寝時に負の感情を抱いている割合が高くなり 全体的に不眠症の疑いあり層は疑いなし層よりも高いスコアでした 特に 不安感 憂鬱な気持ち 緊張感 はいずれも約 4 倍高いスコアでした [ 図 6-2] 現在抱えている悩みやストレスについても同様の傾向が見られました[ 図 6-3] [ 図 6-1] 睡眠の質の低下をおこしている原因で自分にあてはまる感覚 [ 図 6-2] 就寝時に感じる感覚 [ 図 6-3] 現在の悩みやストレス 不眠症治療層 不眠症治療層 不眠症治療層 100.0 不眠症の疑い少しあり層 (n=1,437) (n=3,041) 不眠症の疑い少しあり層 (n=1,437) (n=3,041) 不眠症の疑い少しあり層 (n=1,437) (n=3,041) 80.0 60.0 0.0 治療層 不眠症の疑いあり層 (n=2979) 不眠症の疑い少しあり層 (n=1437) (n=3041) 不規則な生活をしているストレスがある悩みがある多忙である65.7 30.3 48.1 16.8 58.1 7.0 3.8 11.1 治療者 不眠症の疑い 58.5 37.0 37.0 28.8 15.4 14.0 5.5 あり層 19.4 (n=2979) 不眠症の疑い 38.1 22.8 20.6 13.1 11.0 3.7少しあり層 36.2 (n=1437) 不眠症の 19.5 12.8 10.3 11.3 12.9 9.6 2.7 疑いなし層 56.5 (n=3041) 就いている継続的に治療を受けてあてはまるものはない不眠症 飲酒しすぎることが交代勤務制の仕事疾患がある(不眠症をにある除く)いる不安感憂鬱な気持ち疲い気緊ら分張いがら高しぶたっ感た覚感み覚感不眠症 73.0 68.6 67.6 55.9 45.9 47.0治療者 78.6 74.1 66.8 47.8 57.3 69.7 43.8 81.1 26.8 不眠症の疑い 75.6 51.5 50.8 46.9 36.6 35.4あり層 71.7 71.6 63.5 60.7 56.5 53.6 41.0 50.8 24.0 (n=2979 ) 不眠症の疑い少しあり 58.7 25.3 26.7 25.3 20.7 16.8 層 56.0 58.2 50.6 46.0 46.1 38.4 27.5 14.1 13.1 (n=1437 ) 不眠症の疑いな 40.1 12.6 11.5 13.7 10.7 9.4 し層 38.9 36.5 37.5 30.7 32.2 26.7 18.8 4.3 8.5 (n=3041 ) 介護など睡眠に関する悩将来のことに関する悩み仕事に関するストレス家族のこと(子育て 親の家事に関するスト対人関係のストレス健康に関する悩み経済的なストレス恋愛に関する悩み不眠症 労感)に関するストレスレス6

不眠症の疑いあり就寝前の行動 不眠症の疑いあり層の約 9 割は 就寝直前に テレビ スマホ操作 寝酒 などをする 疑いなし層と比べて 睡眠の質を下げる 脳の覚醒を引き起こす行動 をとりがち 不眠症治療層以外の3 層に 寝る前に脳の覚醒を引き起こすと言われる行動を実施しているかどうかを聞くと 不眠症の疑いあり層の9 割近く (88.8%) が いずれかを 実施している と回答しました [ 図 7-1] 具体的な内容は 不眠症の疑いの有無に関わらず テレビを見る ( 不眠症の疑いあり層 51.1% 少しあり層 51.1% 疑いなし層 49.5%) が第 1 位ですが 3 層の中で不眠症の疑いあり層がすべての項目で高く PC タブレット スマホを操作する ( 同 49.6% 45.4% 35.0%) や 考え事をする ( 同 14.4% 6.4% 2.3%) では 特に高くなっていました 不眠症疑いあり層について性 年代別でみると PC タブレット スマホ は20 代 30 代男女 テレビ は70 代男女 飲酒 は40 代 50 代男性で高くなっていました [ 図 7-2] [ 図 7-1] 脳の覚醒を引き起こす行動の有無 11.2 覚醒を引き起こす行動をしている 覚醒を引き起こす行動はしていない 飲酒(n=2,979) 51.1 49.6 13.9 14.4 11.6 10.0 層60 代 ( 男性 n=193/ 女性 n=228) 57.0 62.3 34.7 31.1 22.8 7.9 8.3 13.2 2.6 7.5 13.5 3.5 7.3 7.0 88.8 [ 図 7-2] 寝る前にすること ( 脳の覚醒を引き起こす 就寝前の行動 ) 60.0 不眠症の疑い少しあり層 (n=1,437) (n=3,041) 0.0 (操スゲP 作マCーすホ ムタるをはブ除レくット) )不眠症の疑いあり層 8.9 不眠症の疑い少しあり層 (n=1,437) 51.1 45.4 13.3 6.4 10.2 8.4 6.5 (n=3,041) 49.6 35.0 12.0 2.3 7.4 6.8 5.4 20 代 ( 男性 n=274/ 女性 n=248) 41.2 36.7 65.3 69.8 9.9 6.0 16.8 21.8 22.3 20.6 8.8 6.9 8.0 9.7 30 代 ( 男性 n=339/ 女性 n=285) 43.4 45.6 59.6 63.9 15.9 9.5 15.3 18.6 15.6 20.7 14.2 9.8 10.9 12.3 40 代 ( 男性 n=299/ 女性 n=338) 50.2 54.4 49.8 53.6 23.4 12.1 12.4 18.6 10.7 10.1 16.7 12.4 8.7 12.7 50 代 ( 男性 n=222/ 女性 n=262) 49.5 55.0 43.2 39.3 29.3 10.3 7.7 11.5 5.0 5.7 13.5 8.0 7.7 9.9 テレビを見る7 70 代 ( 男性 n=118/ 女性 n=173) 67.8 69.4 29.7 23.1 17.8 2.9 9.3 12.1 2.5 2.9 2.5 0.6 0.8 2.3 一般に就寝前にとりがちで脳の覚醒につながりそうな行動を挙げ 不眠症の疑いあり層と疑いなし層で比較したところ PC スマホなどの操作 飲酒 考え事 ゲーム 喫煙 カフェイン摂取 は 不眠症の疑いあり層で 統計学的に有意に高いという結果が得られました (コーヒー 考え事をする喫煙紅茶などゲームをするカフェイン摂取

不眠症治療薬に対する意識 不眠症治療薬を飲んでいる人の約 7 割が 不眠症治療薬に 不満 不眠症治療層以外は 不眠治療薬に対して 怖い 治らない とネガティブなイメージ 調査 2の現在不眠症の治療で通院中の人 (186 名 ) を対象に 睡眠の質を改善するために現在飲んでいる薬への不満を聞くと 7 割が 不満あり (71.0%) と答えました [ 図 9-1] 具体的には 薬をやめたくてもやめられない (28.5%) 夜中や朝方に目が覚める (26.9%) ぐっすり寝た気がしない (20.4%) などがあげられました [ 図 9-2] [ 図 9-1] 現在服用している不眠症治療薬への不満の有無 29.0 不満あり不満なし 71.0 不眠症の治療に通院し 治療薬を飲んでいる人 (n=186) 調査 2 [ 図 9-2] 30.0 10.0 現在服用している不眠症治療薬への不満点薬0.0 28.5 をやめたくてもやめられない26.9 夜中や朝方に目が覚める20.4 ぐっすり寝た気がしない18.8 18.8 翌寝つ日に眠気が残るきへの効果が不十分(ない)不眠症の治療に通院し 服用している治療薬に不満がある人 (n=132) 17.2 ぼーっとすることがある12.9 フラフラすることがある5.4 5.9 副作用その他調査 2 がある次にの対象者全員に不眠症治療薬のイメージを聞くと 不眠症治療層以外は6 割が 不眠症治療薬を飲むのは怖い ( 不眠症の疑いあり層 64.4% 少しあり層 65.6% 疑いなし層 61.7%) と思い 5 割が 不眠症は不眠症治療薬では治らない ( 同 53.8% 51.0% 50.2%) と捉えています しかし 不眠症治療層ではいずれも低くなっていました ( 怖い20.8% 治らない34.3%)[ 図 10] 通院して薬を実際に服用している人と比べると そうでない人たちは不眠症治療薬にネガティブイメージを抱いていました [ 図 10] 不眠症治療薬のイメージ 80.0 64.4 65.6 61.7 60.0 20.8 34.3 53.8 51.0 50.2 不眠症治療層不眠症治 療者不眠症疑いあり層 (n=2,979) 不眠症疑い少しあり層不眠症の (n=1,437) 疑いあり層不眠症疑いなし層 (n=2979) (n=3,041) 0.0 不眠症治療薬を飲むのは怖い 不眠症は不眠症治療薬では治らない 8

ご参考 アテネ不眠尺度 (AIS)(Soldatos et al.: Journal of Psychosomatic Research 48:555-560, 2000)) 世界保健機関 (WHO) が中心になって設立した 睡眠と健康に関する世界プロジェクト が作成した世界共通の不眠症判定法に基づいたもので 自分の不眠の度合いをはかる目安として 世界共通で使われています 8つの質問に対する回答を最大 24 点で数値化し 客観的に不眠度を測定できます やり方 過去 1カ月間に 少なくとも週 3 回以上経験したものに当てはまるものにチェックしてください 判定 合計点が 0~ 不眠症の心配はありません 4~5 点 不眠症の疑いが少しあります 6 点以上 不眠症の疑いがあります 医師に相談することをお勧めします 質問項目 寝つきは ( 布団に入ってから眠るまでかかる時間 )? いつも寝つきはよい 0 点 いつもより少し時間がかかった 1 点 いつもよりかなり時間がかかった 2 点 いつもより 常に時間がかかったか 全く眠れなかった 夜間 眠っている途中に目が覚めることは? 問題になるほどではなかった 0 点少し困ることがあった 1 点かなり困っている 2 点 深刻な状態か全く眠れなかった 希望する起床時間より早く目覚め それ以上眠れなかったことは? そのようなことはなかった 0 点少し早かった 1 点かなり早かった 2 点 常に早かったか全く眠れなかった 総睡眠時間は? 分である 0 点 少し りない 1 点 かなり りない 2 点 全体的な睡眠の質は? 満 している 0 点 少し不満 1 点 かなり不満 2 点 日中の気分は? 全く りないか全く眠れなかった 常に不満か全く眠れなかった いつも通り 0 点少しめいった 1 点かなりめいった 2 点 常にめいった 日中の活動は ( 身体的及び精神的 )? いつも通り 0 点少し低下 1 点かなり低下 2 点 常に低下 日中の眠気は? 全くない 0 点少しある 1 点かなりある 2 点激しい 10