道徳学習指導案

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道徳学習指導案

道徳学習指導案

他人に迷惑をかけないように気をつけること また 自もみんなも気持ちよくくらすために約束やきまりがあることに気付かせ実践的態度へとつなげたい (3) 資料について雨上がりの公園でたかしたちは 公園のベンチに泥の付いた靴のままあがって紙飛機を飛ばして夢中で遊んでいた しばらくして 女の子がそのベンチに座

道徳学習指導案

道徳学習指導案

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(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来た

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

第 3 学年道徳学習指導案 1 主題名どうすることが正しいか 1-(3) 勇気 平成 27 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 3 学年 2 組 34 名 授業者久米亨 2 資料名 思いきって言ったらどうなるの? ( 出典 : 光文書院 ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値について中学

生徒自身, 思いやりをもった行動ができたと感じていても, 相手の立場に立った行動になっていないこともあるこのキャストの心情を考えることで, 相手の気持ちや立場に共感し, 相手のことを考えた上でキャストがとった思いやりある行動, 親切な行為を学ばせたい (4) 生徒の実態と関わらせた指導の方策 ( 指

まったり お互いに流されてしまい ルールを守れないこともある 修学旅行を控えたこの時期に 法やきまりの遵守 について学習し きまりの意義や守る意味を学習させることは 集団生活の中でルールを守る大切さに気付かせ 修学旅行でのルール決定などに対して意欲的に臨ませる事につながると考える (3) 資料の特質

させてい 1 学期には 交通安全教室を通し 自転車の乗り方や横断歩道の渡り方など社会におけ交通のルールを学んだまた 社会の学習において 家庭でゴミの分別をしていことに気付き ゴミの分別をすことが社会のルールであり そのルールによって健康が守られていということを知った体育の学習におけボール運動では サ

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道徳の時間学習指導案 指導者 T1 長手英克 T2 浜井綾子 1 学年第 4 学年 15 名 2 主題名本当の友達 B 友情, 信頼 3 ねらいなつみに逆上がりを教えようと思うようになったてつおの気持ちを考えることを通して, 友達には自分とは違ったよさがあり, それぞれが力を発揮すると一人ではできな

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

3 指導方針 本主題は, 愛校心である 自分たちの学校のためにできることをしたい 自分たちの学校をよりよくしていきたい という気持ちを育てることや, よりよい玉諸小学校にするために自分たちに何ができるか ということを考えさせ, そのような態度を育てることが大切である 導入では, これまでの学校行事を

この時期の児童は 自己主張が強くなりがちである 友だちと意見がくい違うと 一方的に自分の意見が正しいと信じ込み 相手の立場や気持ちを受け入れようとしない場面が多々ある しかし 時間がたつと冷静に判断でき どうすべきなのかわかるときもある そこで 自分と異なる意見にも耳を傾け 相手の立場や気持ちを認め

道徳学習指導案

解答類型

4 研究主題との関連 自分を見つめ 友達の思いを大切にする子供の育成 道徳授業の充実を通して 研究主題に迫るために 4 年生では子供たちの目指すべき児童像を 自分の思いを見つめる子 友達の思いに気付く子とした また 目指すべき具体的な児童像を 資料の世界観に浸り 登場人物に自分を重ねながら登場人物の

なぜ マナーを守らなければならないと思いますか 周りの人に迷惑をかけないため 25 社会で通用しないから 3 他人に不快な思いをさせないため 12 常識だから 3 社会が成り立たないから 6 お互いが気持ちよくなるため 3 事件や事故にあわないため 6 わからない 24 恥をかくから 6 きまりだか

道徳学習指導案

ちよく教室で過ごすために 消しゴムのかすを落とさない ごみや落し物が無いように細かい指導もしてきた そのため 少しずつではあるが 児童の意識にも変化が見られ教室の床に落ちているものがなくなってきた この時期の児童は きまりを守らなければならないことは知っているし マナーやきまりを守らなければならない

平成27年4月1日

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

< 心の中でおうえんしながらそっと見守ったぼく > ぼくの状況 家に用事があったけれど じっとおばあさんを見ていた < 最初に声をかけたぼく > ぼくの状況 お母さんのお手伝いをする約束を果たすため 下校を急いでいた おばあさんの状況 不自由な足を一生懸命動かして坂を上っている この間より足どりが重

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いとする価値 生命の尊さ と自己の生き方との関わりについて, さらに考えを深める時間としたい これは, 内容項目 生命の尊さを知り, 生命あるものを大切にすること に関する学習を道徳の時間を要にし, 関連する各教科 領域または日常生活と組み合わせて作成したものである 導入では, 生命に関する価値を確

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

第1学年5組 道徳学習指導案

( 支援と 評価 ) 導入8 指導過程段階学習活動主な発問 ( ) と児童の心の動き ( ) 指導上の留意点 1 困っている人に親切にした経験を出し合う 2 資料 くずれ落ちただんボール箱 を場面ごとに読んでわたしの気持ちについて話し合う 今までに, 困っている人に親切にしたことがあるか 低学年が泣

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第4学年道徳指導案

第4章 道徳

[ⅱ] その時の気持ちを教えてください 悔しい ばれない 先生に見つかったらやばい とてもいやな気持ち 不安 焦り これくらい破ってもいいかな 怒られるのがいや 2 あなたは今までに 誘惑に負けそうになりながらもルールやきまりを守ることができたことはありますか [ⅰ] どんな状況でしたか 友達にいけ

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第1学年道徳学習指導案

りを守っていないから 6 名, 自分も他の人も困るから みんなと楽しく過ごすことが大切だと思うから 各 4 名, 悪いことをしていると思うから 3 名であり, 比較的高い価値観で判断している その一方で, イ ~ オを選択した児童の多くが自分にとって都合がよいからやいじめられるから, または自分の楽

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

とができる児童が増えてきている 総合的な学習の時間の 私たちにできることは何だろう では 調べ学習や実際の車いす体験の学習を通して 相手の気持ちを考えて親切な行動をすることの大切さを学んできている 一方で 仲の良い友達には親切にできるが そうでない友達には同じように親切にできない児童がいる また 困

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

第 2 学年道徳学習指導案 平成 27 年 6 月 12 日 ( 金 ) 第 2 学年 2 組 34 名授業者川田聡子 1 主題名友達と助け合う心 2-(3) 信頼 友情 助け合い 2 資料名 森のともだち ( 出典 : 東京書籍 みんなたのしく ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値につ

られる 日常の生活場面でも, そのことを裏付けるような行動が時折見られることがある (3) 教材について 1 教材名 手品師 出典 : 新しい道徳 6 東京書籍 2 価値 A-(2) 正直, 誠実 3 教材について本教材は, あまり売れない手品師が大劇場のステージに立てるチャンスを捨て, 男の子と交

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

3 各エキスパートグループを解体し 一人ずつ組み合わせて新たなグループを作り 意見を統合し問いに対する新たな答えを出す ( ジグソー活動 ) 4 最後に 各ジグソーグループで考えた自分達の答えを全体で交換し合い 一人一人が 様々な答えから自分で最も納得のいく 言い方 表現 を拾って 納得できる答えを

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勝ちにこだわるあまり, 他人の気持ちを考えない言動をする生徒がいたため, 全体指導を行った経緯もある 以上の事から, 中学校生活で様々な活動に一生懸命に取り組む中で, 思うようにいかず, 悔しい思いをする経験をした生徒が多いことがわかる 本学級の生徒がこの経験を生かし, さらに成長するためには, 悔

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<小学校 生活科>

(1) 道徳学習指導案と総括 第 5 6 学年道徳学習指導案 平成 26 年 11 月 28 日 ( 金 ) 5 年 2 名 ( 男子 1 名 女子 1 名 ) 6 年 2 名 ( 男子 0 名 女子 2 名 ) 授業者渡辺昌幸 1. 主題名きまりに厳しく 高 4-(1) 2. ねらい法やきまりの意

美術科指導案

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う来なかった 翌々日の月曜日 あきらは じゅんに いいよ と返事をもらったのに どうしてこなかったのか と詰め寄った それに対して じゅんからは いいよ って 断ったじゃないか という返事が返ってきた という内容である ここでは 文字だけで思いを伝える難しさと 相手の立場をよく考えて情報を発信する大

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けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

意見にも なぜそう考えるのか根拠を示した上で 相手にきちんと伝えることなどを指導してきた 道徳の授業においては 相手の立場や気持ちを考え 広い心で人の過ちを許そうとする心情を育てたいと考え 6 月に お別れ会 2 -( 4 )( 学研 ) を行った 児童は 自分を見つめる場面で 友だちが一緒に遊びに

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

3 本時のねらい 相手の立場を理解し 思いやりの心をもって温かく見守ろうとする心情を育てる 4 他の教育活動との関連 事前指導 ( 日常の指導 ) 当番係活動 仲間と協力して果たせるようにして 全員で取り組むことを大切にしてきた (5 月学校行事 ) 運動会 表現運動や応援合戦など 力を合わせて競技

特別活動・学級活動・年間指導計画

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道徳科学習指導案 指導者 T1 重森恵美子 T2 毛利佐由理 1 日時平成 30 年 6 月 27 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 1 学年 (16 名 ) 3 主題名 だれにでもおなじように [C 公正, 公平, 社会正義 ] 4 ねらい誰に対しても同じように接することがすてきであることに気づ

から 自分はよいと思っていても, 相手は迷惑がっているかもしれないから 自分がいらいらしている時などは思いやりを忘れてしまうから 相手のことを思っても, どうしたらよいか分からないことがあるから などがあったこれらの結果から, 多くの児童が思いやりの心で人に接することは大切であるが, 相手との人間関

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5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

平成27年度 小・中道徳教育 研究の実際2

や友達のよさに気付かせたい また, 気付いたことが今後の成長にどのように生かしていけるのかを 考えさせたい 単元の目標 身近な材料を使って, 工夫して動くおもちゃをつくることに関心をもち, 遊びを工夫して, みんなで楽しく遊ぼうとしている 生活への関心 意欲 態度 身近にある材料を使って, 動くおも

1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

第 4 学年 1 組 道徳学習指導案 平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 第 5 校時在籍児童数男子 18 名女子 17 名計 35 名指導者教諭新島さやか 1 主題名相手の立場に立った思いやり 内容項目 2-(2) 思いやり 親切 2 資料名 心の信号機 ( 学研 みんなのどうとく )

Taro-6年HP

指導者への評価の観点 ) 導入気付く同時に, 麻美の言動の中から 強く心に残った文 に線を引かせていきたい 深める 場面では, 児童に 強く心に残った文 についてなるべく理由をつけて発表させる そして, そこで出された児童の様々な意見をもとに, おばさんに怒られたときの麻美の気持ちを再度じっくり考え

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第 3 4 学年 ( 複式学級 ) 学級活動指導案 平成 26 年 6 月 11 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者教諭 ( 学級担任 ) 養護教諭 1 題材 バランスよく食べよう ( 第 3 学年及び第 4 学年 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい

この時期の児童は, 自分のしたことが褒められると, またやってみようとする素直な気持ちが育つ段階である 元気にあいさつをしたことを褒められた児童は, 次もまた と実行し, それが気持ちよさにつながっている ただ, あいさつについてのアンケートからは, あいさつによって自分だけでなく相手の心も明るくな

た 様々な意見を出しながら, より広い視野で課題について考えられるようにしたい 最終的には過去の友達との関わりを振り返り, 友達との関わりに大切なことは何か考えさせたい 4 研究主題との関連 (1) 保健安全との関連 保健安全 心身の発育, 発達, 病気や異常など自の健康状態を把握し, 健康を保持増

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第 3 学年道徳学習指導案 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )5 校時武蔵村山市立第三小学校第 3 学年 3 組 3 5 名 東京都オリンピック パラリンピック教育愛称 教諭野中哲平 研究主題 人との関わりを大切にし 豊かに表現できる児童の育成 ~ グローバル人材育成に向けたオリンピック

いろいろな衣装を知ろう

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

道徳科学習指導案 日時 平成 30 年 10 月 18 日 ( 木 ) 児童 中学校 1 年組 名 授業者 1 主題名家族の一員としての自覚をもち充実した家庭生活を築くこと C 主として集団や社会との関わりに関すること 2 教材名 一冊のノート 補助教材 CM 銀の皿 3 主題設定の理由 (1) ね

7 学習指導過程 段階 導入 学習活動 1 友達との絆 について考える 2 教材 心のレシーブ の範読を聞いて話し合う 主な発問と予想される児童の心の動き 友達との絆 を深めるためには何が大切だと思いますか 困っていたら助けること 一緒に遊ぶこと 仲良くすること チーム分けの時, どこかやる気のない

道徳科の授業を構成する手立て 1 教育課程編成の一般方針道徳教育は, 学校や児童生徒の実態などを踏まえ設定した目標を達成するために, あらゆる教育活動を通じて, 適切に行われなくてはならない その中で, 道徳科は, 各活動における道徳教育の要として, それらを補ったり, 深めたり, 相互の関連を考え

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

アンケート調査結果や日常の様子から 親切 とは 相手の立場になって相手の気持ちを考えて行うことであることに気がついていない児童が多く 相手の気持ちを考えて親切にしよう という意識が高まっていないということが考えられる 指導に当たっては 本時を 道徳学習プログラム やさしさにっこり において体験してき

藤井 博敏

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

Transcription:

道徳の時間 学習指導案 1 学年第 1 学年 5 組 34 名 2 主題名やくそくやきまりをまもって内容項目 C- 規則の尊重 3 教材名きいろいベンチ ( 出典 : わたしたちの道徳 文部科学省 ) 4 主題設定の理由 〇規則を尊重することは, 集団や社会の一員として生活する上で欠かすことができない 法やきまりの意義を理解し, それらを進んで守ることは, 個人や集団が安心して過ごすことにつながる そして, 集団や社会のために自分は何をすべきなのか考え, 約束やきまりを守ることで, よりよい人間関係を築くことができる この時期の児童は, 学校生活など身近な集団生活を送る中で, 親や教師に注意されることを理由に約束やきまりを守ろうとする傾向がある しかし中には, 周りのことを考えず, 自分勝手な行動をとる自己中心性の強い児童もいる また, 身の回りの公共物や公共の場所を大事に使おうとする意欲はあるものの, なぜそれらを大切にしなければならないのかといったことへの理解は十分とは言えない そこで, 公共物や公共の場所をどのように使えばよいのかについて考えることで, 約束やきまりはみんなが気持ちよく安心して過ごすためにあることに気付き, みんなで使う場所や物を進んで大切にしようとする気持ちを育てたいと考え, 本主題を設定した 本学級の児童の実態を把握するため, 事前の意識調査を行った 質問内容 肯定的回答 否定的回答 1みんなが使う物や場所を大事に使っていますか 94%(32/34) 6%(2/34) 2それはなぜですか ( 他律的 67%) きまりだから 大切にしないと怒られるから ( 自律的 27%) 壊れたらいけないから みんなが使うから ( その他 6%) わからない ( 無回答 ) 3 学校のきまりを守れていますか 88%(30/34) 12%(4/34) 4それはなぜですか ( 他律的 79%) 怒られるから 先生が困るから ( 自律的 9%) 危ないから ( その他 12%) わからない ( 無回答 ) - 18 -

アンケートから, 本学級の児童における 規則の尊重 に関する実態を次のように分析した 本学級の児童は, 入学当初に比べると, お互いに声を掛け合って, 学校生活のきまりを守ろうとするようになってきた 教師が声を掛けなくても進んで本棚を整頓したり, トイレのスリッパをきれいに並べたりする等, みんなの物を大切にしようとする児童も増えてきた 多くの児童が公共物を大切にし, きまりを守ろうとしていることが分かる しかし, いずれの理由も きまりだから 怒られるから などと他律的な回答が目立った これらのことから, 多くの児童が, なぜ公共物や公共の場所を大切にすべきなのかについて十分理解していないことがわかる また, 一人ひとりがきまりを守ることで, みんなが安心して過ごせることに気付いていないと考えられる 否定的な回答をした児童は なぜ, みんなのものを大事に使わないのか や どうして学校のきまりを守らないのか という質問に対して, わからない と全員が回答した この結果から, 自分の思いが先行してしまい, 周りの人の気持ちを考えて過ごせていないことがうかがえる 実際, 使った物を片づけなかったり, ルールを守らなかったりして, 周囲に迷惑をかけている児童もいる 〇指導にあたって, 導入では, 事前に行ったアンケートの結果を提示する 自分たちが回答した理由に注目させることで, 課題意識をもたせることを狙い, 道徳的価値への方向付けをする 基本発問では, ベンチにのって何度も何度も紙飛行機を飛ばすたかしとてつおの心情をとらえさせる 紙飛行機を飛ばすことに夢中になり, 自分勝手な行動をとる二人の気持ちに共感できるようにしたい 中心発問では, スカートが汚れて困っている女の子とおばあさんを見て, はっ とした二人の思いを考えさせる また, 補助発問として, ベンチに上がってはいけないというきまりはないのだから, 自由に使ってもいいのではないか と問うことで, きまりはなくても, 公共物や公共の場所を大事に使うと, 自分もみんなも安心して気持ちよく過ごせることに気付かせたい 終末では, 振り返りの場面で, 児童がみんなの物を大切に使っている様子を写真にして提示し, みんなが気持ちよく過ごせるように公共物を大事にしていこうという気持ちを温めて終わらせたい 5 他教科等との関連福山 100NEN 教育における本校の 21 世紀型 スキル & 倫理観 においては, 低学年の目標である 相手の気持ちを考えて, 行動することができる子 ( 他者への思いやり ) 及び 友だちに自分の思い 考えを伝えている子 友だちの思い 考えを受け止めている子 ( コミュニケーション能力 ) に関連している この内容項目は, 学習規律をはじめ, 学校生活全般と強く結びついている 第 1 学年では, これまでに学級活動や生活科を中心に, 様々な場面で, 学校での安全な過ごし方や公共物の使い方について考える活動を行ってきた 本時では, これまでの学校生活を振り返ることで, 具体的な場面を想起できるようにする そして, みんなで上手に使っていたときの気持ちよさや, うまく使えなかったときに困ったことなどついて考えることで, 今後の生活に生きる指導を行いたい - 19 -

6 ねらい身の回りの公共物や公共の場所を大事に使うことで, 自分もみんなも気持ちよく安心して過ごせることを理解し, みんなの物を進んで大事に使おうとする心情を育てる 7 準備物場面絵短冊ワークシート座席表 8 学習過程 導入 学習活動主な発問と児童の心の動き支援 ( ) 評価( ) 1アンケートの結果を知 みんなが使う物を大切に使っていますか 公共物を大切に使っているる はいと答えた人 32 人理由を取り上げることで, 教 ( 理由怒られるから きまりだから ) いいえと答えた人 2 人 ( 理由わからない ) 材への方向付けをする 2 教材前段 きいろいベンチ を聞き, 話し合う ベンチに乗って, 何度も何度も紙飛行機を飛ばしている二人は, どんな気持ちでしょう 楽しいな 遠くまで飛んでいい気持ち まだまだ遠くへ飛ばしたい もっと遠くに飛ばしたい 紙飛行機を飛ばすことに夢中になり, 自分勝手な行動ととるたかしとてつおの心情をとらえる 展開 3 教材後段を聞き, たかしとてつおが はっ としたときの心情について考える はっ として顔を見合わせた二人は, どんなことを考えていたのでしょう <A: 自己中心 > 怒られるかな どうしよう <B: 後悔 > ごめんなさい 女の子に謝ろう 女の子に悪いことをしたな ベンチに乗らなければよかった <C: 公共の意識 > 次からは, ベンチの上で遊ばないよ 次に使う人のことを考えていなかった みんなが使うのに, 汚したらいけないね ワークシートに書かせるこ とにより, たかしとてつお の心情をじっくりと考えさ せる 座席表で見取り, 意図的指名に生かす ベンチはみんなのものだから, どんな使い方をしてもよいのではないですか 自分が座ろうとしたベンチが汚れていたら, 嫌な気持ちになるから 自分も嫌な気持ちになるし, 他の人もベンチが汚れていたら困る 自分勝手に使うと, 公園が汚れて, みんなが遊べなくなるから きれいなベンチだと, 次に使う人も嬉しいから みんなのことを考えて, 使わないといけないから きまりはなくても, みんなが困るからきれいに使わないといけないから 身の回りの公共物や公共の場所をきれいに使うことで, 自分もみんなも気持ちよく安心して過ごせることに気づき, みんなの物を進んで大事に使おうという思いをもつことができたか - 20 -

- 21 - はっとした二人の絵 一人ひとりがきれいに使うと, 自分もみんなもいい気持ちで遊べるから 終末 4 ワークシートに本時の振り返りを書く 5 振り返りを交流する ワークシートを活用し, 本時の道徳的価値について自分の考えをまとめさせる みんなの物を大事に使えている場面を写真で提示し, 道徳的価値を温める 9 板書計画 11 ワークシートきいろいベンチアンケートの結果 はっ としておばあさんと女の子の絵はっとした二人の挿絵 きょうのじゅぎょうで あたらしくはっけんしたことや なるほど とおもったことをかきましょう なまえ ( ) スカートがどろだらけですよ きれいにつかうとじぶんもみんなもいいきもち おこられる どうしよう ごめんなさい あやまろう わるいことをしたな ベンチにのらなければ きれいにつかおう つぎにつかうひとのため みんながつかうもの きまりはなくてもベンチの絵 たのしい いいきもち もっととばしたい とおくまでなんどもなんども はっ としてかおをみあわせたふたりは どんなことをかんがえていたのでしょう きいろいベンチじぶんのかんがえをもつことができた きょうのじゅぎょうであたらしいはっけんがあった ともだちのかんがえをきいて なるほど とおもった ベンチにのって紙飛行機を飛ばす二人の絵写真 1 写真 2

( 1 ) 年 ( 5 ) 組 内容項目 C- 規則の尊重 教材名きいろいベンチ 道徳的価値の自覚を深める指導にするために 行い 行動 たかしくんとてつおくんは, はっ として, 顔 を見合わせました 登場人物が 感じたこと 考えたこと ベンチを汚してごめんなさい 次からは, ベンチで遊ばないよ みんなが使うのに汚したらいけない 道徳的価値考え方生き方信念 きれいに使うと, 次に使う人も嬉しい きまりはなくても, みんなが困るからきれいに使わないといけない 一人ひとりがきれいに使うと, 自分もみんなもいい気持ちで過ごせる - 22 -