第 2 学年 1 組国語科学習指導案 指導者平方舜 1. 単元名二千五百年前からのメッセージ - 孔子の言葉 - 2. 単元について (1) 単元観本題材に用いられる 論語 は古代中国の思想家 孔子とその弟子たちの言行を記録したものである 簡潔な文章で書かれていて 抽象的なメッセージが多く それゆえ

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Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

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(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

Taro-【HP用】指導案.jtd

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

自己紹介をしよう

論理的な読解力を伸ばす授業 - 漢文学習における根拠を明確にした読解 - 1 科目名 国語総合 2 単元名 漢文入門 3 教材名 故事成語 ( 本時の振り返りシート ) 4 単元の内容 単元の目標と評価規準 評価方法 1 単元の目標ア文章の内容や形態に応じた表現の特色に注意して読もうとする ( 関心

作中の価値観や人生観がどのように異なっているか または同じところはどこかなどを考えさせる 枕草子 については主に季節感を捉えさせ 自分の季節感を記述し発表したり 互いに鑑賞し合ったりする学習活動としていく さらに 矛盾 では 漢文に慣れるとともに様々な故事成語について知識を深め 我が国の文化に根ざし

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

解答類型

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

第○学年 ○○科指導計画

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

国語科学習指導案

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

本単元における本質的な問い 芭蕉はどのような思いで おくのほそ道 を書いたのだろうか 永続的理解 芭蕉は俳句の芸術性を高めるため旅に出て, 推敲を重ねて虚構を交えることで文学的価値を高めようとした パフォーマンス課題 江戸時代前期, 松尾芭蕉の書いた俳諧紀行文 おくのほそ道 は, 多くの人に愛され,

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

英語科学習指導案

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第○学年○組 学習指導案

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

第 3 学年 学級活動学習指導案 平成 18 年 6 月 30 日 ( 金曜日 ) 第 5 時限指導者二階堂聡 1 題 材 夏休みに向けて1 学期の学習を振り返ろう 2 題材について 生徒にとって, 夏休みの過ごし方はそれぞれである 部活動に熱中する生徒, 夏期 講習に参加し, 学力向上に努める生徒

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

グリーン家の人々

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2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

北野中学校 30 周年第 1 学年共通道徳学習指導案 人はなぜ働くのか. 日 時 平成 18 年 11 月 24 日 生 徒 札幌市立北野中学校第 1 学年 指導者 教諭 筒井 久保村 石塚 川村 1. 主題名 人はなぜ働くのか 4-(5) 勤労と奉仕の精神 2. 主題設定の理由 人のためにならない

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

Microsoft Word - imani ikiru kotoba sidoukeikaku.doc

国語科学習指導案様式(案)

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

いろいろな衣装を知ろう

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

(1)

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

保健体育第 1 学年庄原市立高野中学校 ん 単元名 心身の発達と心の健康 ~ 思春期の心の変化への対応 ~ 本単元で育成する資質 能力 知と学びに向かう思考力 表現力 日時 平成 29 年 11 月 20 日 ( 月 )5 校時 (13:30~14:20) 場所 1 年生教室 学年 第 1 学年 (

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

作品の世界に没頭することで 新たな古典の世界への一歩を踏み出し 自分の世界を広げることに 繋がるのではないだろうか 生徒観 9 月に実施した古典学習についての事前アンケートにおいて 古典の学習は楽しいと思いますか の質問に肯定的な解答をした生徒の割合は 19% で その理由としては 昔のことが分かる

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

4 展開計画 ( 全 5 時間 ) 時テーマ ねらい活動 内容使用教材 1 タンザニアを知ろう! No.1 アフリカの途上国 タンザニア という国について知る 興味を持ち どんな文化なのかどんな生活をしているのかを自ら調べようとする タンザニアについての基本的な情報を聞く ワークシートパワーポイント

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

生徒の活動

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

社会科学習指導案

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

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①H28公表資料p.1~2

Microsoft Word - 学力スタンダード国語総合.doc

d 単元について 第 2 学年 5 組国語科学習指導案単元名 : 謎解きインタビュー記事を書こう教材文 : 走れメロス 男子 21 名女子 16 名計 37 名 指導者水田陽子 単元観本単元は, 中学校学習指導要領国語科第二学年, C 読むこと の指導事項 イ文章全体と部分との関係, 例示や描写の効

Water Sunshine

保健体育科学習指導案

Taro-4年 総合 指導案(最終)

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

Transcription:

第 2 学年 1 組国語科学習指導案 指導者平方舜 1. 単元名二千五百年前からのメッセージ - 孔子の言葉 - 2. 単元について (1) 単元観本題材に用いられる 論語 は古代中国の思想家 孔子とその弟子たちの言行を記録したものである 簡潔な文章で書かれていて 抽象的なメッセージが多く それゆえに多様な解釈ができる名言 格言が多い 単元名にもあるように 二千五百年前に生きた人物からのメッセージが 現代を生きる中学生の悩みや疑問を解決することもあるということに この教材の価値を見いだしたい 簡潔な文章で書かれているということは 十分な説明がなされていないということでもある そのため 生徒個人によって 多様な解釈が生まれると思うが それを妨げず 言語感覚や想像力を豊かにしたい ただし 多様な解釈をする中にも 返り点や置き字といった漢文の知識は必要とされる それらは学習指導要領の 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 に関連するものなので 漏らすことなく説明すべき事項であるし それらの理解なくして 中国の古典である漢文は理解できない 形式を理解させたうえで 内容を多様に理解できる題材である (2) 生徒の実態授業中の発表回数も多く 活発で話をすることが好きな生徒が多い 学習意欲が高い生徒も多いが なかなか学習に気持ちが向かない生徒も少なくない 授業を展開する上でとったアンケートの結果が以下の通りである アンケート (31 名実施うち男子 16 名女子 15 名 ) 1 国語の学習が好きですか 好き 7 名どちらかといえば好き 11 名どちらかといえば嫌い 12 名嫌い 1 名 2 漢文の学習が好きですか 好き 9 名どちらかといえば好き 8 名どちらかといえば嫌い 10 名嫌い 4 名 3 話し合い活動が好きですか 好き 11 名どちらかといえば好き 14 名どちらかといえば嫌い 3 名嫌い 3 名 4 孔子という人物を知っていますか 知っている 6 名知らない 25 名 5 今どのような悩みがありますか ( 複数回答可 ) 勉強 9 名進路 7 名部活動 6 名友人関係 6 名恋愛関係 2 名家族 1 名 事前にとったアンケートの結果では 1 国語の学習と 2 漢文の学習のアンケート結果から 約 半数の生徒が国語や 漢文を嫌い どちらかといえば嫌いと答えている その理由として 難 しいから や 意味がわからない といったものが挙げられていた また アンケートの 1 2

に比べて3の話し合い活動についてのアンケート結果は好き どちらかといえば好きと答えた人数が多かった その理由として 自分一人で解決できなかったことが解決できるから や 話し合いながら学習できるのが楽しい といったものが挙げられた 4 孔子のことを知っているかという質問には 6 名の生徒が知っていると答えたが 儒教を広めた 名前だけ聞いたことがある という回答は出たが 論語 というキーワードは出てこなかった また 5 今どのような悩みがあるかという質問には 勉強のことが一番多く挙げられた 約半数ほど国語や漢文を嫌いと答えた生徒が在籍しており その生徒たちへの手立てとして グループ学習を取り入れたい 話し合いの活動をすることが好きな生徒が多い学級であるから 教科書を読みこむだけに留まらない 他者との協同的な学びを実践することで 楽しみながら国語や漢文に触れ 苦手な意識を拭えるようにしたいと思う また アンケートの5で多く挙げられていた勉強に関する悩みも 論語 を読むことで解決ができることもあると思うが なかなか全員が内容を一人で読み込んで理解できるわけではないと思うので 噛み砕いて より簡単に 論語 に触れられるように 教え合いのできる少人数によるグループ学習が効果的だと考える (3) 指導観 論語 は 二千五百年ほど前の中国で書かれた書物であるが 現代の中学生が読んでも共感をできるようなフレーズがあることに気づかせたい また それらを自分の中で消化するだけでなく 発信していくことで 学級全体としての漢文や 論語 の理解につなげたい また 級友に伝えるために 主体性をもって 論語 を調べることは 生徒自身の深い学びへとつながると思うので 自分自身を振り返り 個に返るような授業ともしたい 中学 2 年生は自我が確立しようとしている時期であり 精神的に不安定な時期でもある また 自らの将来について真剣に考え始めるときでもあり 論語 に触れることで 今後の長い人生の指針となり得る言葉に出会うことがあるかもしれない 長く人々に読まれ続けてきた 論語 を 教科書に載っているだけのものを学習するだけで終わりにするのではなく 他の名文を知り 孔子の様々なものの見方 考え方に触れることで 自らの進路や社会に出てからに役立つ力を身につけさせたい (4) 研究主題との関わり本校の国語科の共通の取り組みとして 小集団活動による学び合い というものがある 話し合い活動をすることが好きな生徒が多く在籍しているので 国語や漢文を苦手としている生徒が 授業に取りかかりやすくするために 本単元では 小集団による話し合い活動を多く取り入れていきたいと考える 本時の展開では 4 人グループでの話し合い活動を通して グループで助け合い 話し合いながら 論語 が現代にまで広く読まれていることの価値に迫りたい

3. 単元の目標 (1) 国語への関心 意欲 態度 文章の特徴や孔子の考えに関心を持つことができる 他者の調べた論語を理解しようと積極的に取り組むことができる (2) 話すこと 聞くこと 正しく教科書の書き下し文を音読できるか 自らの考えを級友に言葉で伝えることができる (3) 書くこと 調べた論語のフレーズを丁寧にまとめることができる (4) 読むこと 現代語訳を見ながら 孔子の考えを自分なりに解釈できる 論語 の中にある現代に応用できるフレーズを見つけることができる (5) 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 返り点や置き字を理解し 訓読文を書き下し文にできる 指導計画 (5 時間扱い ) 時間 ねらい 学習活動 評価の観点 関心 意欲 態度 話すこと聞くこと 書くこと 読むこと 言語の知識 理解 1 置き字や返り点が理解できる 1 年生の復習をして 訓読文を書き下し文にする 訓読ができるように各自が音読する 正しく教科書の書き下し文を音読できるか 返り点や置き字を理解し 訓読文を書き下し文にできるか 2 各章句の現代語訳を確認し 意味を捉えることができる 現代語訳を音読し 孔子が伝えたいこと考える 現代語訳を見ながら 孔子の考えを自分なりに解釈できる か

3 4 論語 の一 調べた 論語 調べた 論語 節で 興味 の説明をまとめ 論語のフ の中にあ 関心のあるも る レーズを る現代に のを調べるこ 丁寧にま 応用でき とができる とめるこ るフレー とができ ズを見つ るか けること ができる か 5 発表を通し 前時に調べた 他者の 自らの ( 本時 ) て 論語 に 論語 をまと 調べた論 考えを級 関しての理解 め 発表する 語を理解 友に言葉 を深めること しようと で伝える ができる 積極的に ことがで 取り組む きるか ことがで きるか 4. 本時の活動 (5/5) (1) 目標 国語への関心 意欲 態度 他者の調べた論語を理解しようと積極的に取り組むことができる 話すこと 聞くこと 自らの考えを級友に言葉で伝えることができる

(2) 展開学習過程学習内容 と活動 ( 時配 ) 共通の取り組み 見出す 本時の課題を把握する (5) 教師の発問に答えながら前時までの振り返りをする 指導上の留意点 支援の手だて 評価評 ( 評価の観点 ) 答えに詰まる生徒には手助けとなる追加発問をする 資料等 クラスメートに論語の言葉を贈ろう 調べる (15) 深める (20) まとめあげる (10) 調べた 論語 をワークシートにまとめ 机間指導をしながら声をかける ワークシ る ワークシートに自分が調べた 論語 の一節を書く 作業が進まない生徒に手助けをすート1 る 書き上がった生徒には自らの選ん だ言葉がわかりやすくなるような 挿絵を描いたり 色を塗ったりし てもよいことを伝える 調べた 論語 を共有する 教師が模範発表を行う 4 人グループで発表を行う 次の作業に取りかかりやすくするため 静かに教師の発表を聞く姿勢を作らせる 発表を受けて グループで1 人代表者 発表が円滑に進まない場合は生徒 を決める に助言を与える 代表者を決めるときには 選んだ 理由を言わせる 評自らの考えを級友に言葉で伝える ことができたか ( ワークシート 観察 ) クラスメートに向けて論語を紹介す 発表の順番を決め 聞く姿勢をに実物投影 る 作らせる 機 代表者は前に出て 実物投影機を用い 発表に詰まる場合は教師が追加の て クラス全体へ発表をする その後 発問をする 質問の時間を設ける 本時の授業の感想をまとめる 机間指導をしながら よい意見をワークシ 誰の発表が一番印象に残っているかワークシートにまとめる 書いている生徒に声をかける 評他者の調べた論語を理解しようと ート2 自分が悩んでいたことに答えた発表が積極的に取り組むことができたか あった人はどう感じたか 発表させる ( ワークシート 観察 ) 本単元のまとめを教師が述べる

二千五百年前からのメッセージ - 孔子の言葉 - ワークシート二年組番氏名 [ ] 私の調べた論語は意味はこの論語をで悩んでいる人に贈りたいです ですです 僕は ~ のように解釈しました ~ したときには ~ と思ってほしいです などのように書く

板書案クラスメートに論語の言葉を贈ろう ~ 今日の流れ ~ 1 調べた論語をワークシートにまとめる分 2 ワークシートを元に班で発表する分 3 班の代表は全体に発表する分 4 誰の発表が一番印象に残ったか分 15 10 10 10