5 年体育科実践事例 1. 単 元 バスケットボール ( ボール運動 ) 2. 指導時期 11 月 3. 目 標 パスやドリブル シュートなどの技能を身に付け 簡単な作戦を生かしてゲームができるようにする ( 運動 技能面 ) 安全に留意し ルールやマナーを守って 互いに協力し合って楽しく練習やゲー

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3 目標チームの目標や自己の能力に適した練習を見付けて取り組み, 個人的技能や集団的技能を生かしながら, 相手チームに応じた作戦を立てて, 練習やゲームに取り組むことができるようにする 個人的技能や集団的技能の向上を目指して, 仲間と協力して学習することができる また勝敗に対して公正な態度をとること

集団対集団での攻防を繰り返しながら 得点を取り合い勝敗を競うことを楽しむ運動である 自分たちで作戦を考え 協力してシュートをすることが楽しい運動である 自分が思う通りにボールを動かせるようになることが楽しい運動である イ児童から見た特性 勝つことが楽しい運動である シュートが決まると嬉しい運動である

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Microsoft Word - 中学保健体育(宮前中 下館文雄、伊豆倉明子先生)

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - ☆【指導主事修正】H21推薦指導案(小学校体育)

第6学年2組 体育科学習指導案

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

第6学年体育科学習指導案

16体育【授業】

6 年体育科実践事例 1. 単元走り高とび ( 陸上運動 ) 2. 指導時期 4~5 月 3. 目標 助走のリズムやスピードを生かして力強く踏み切って バランスよく跳 び ひざを柔らかく曲げて着地することができる ( 運動 技能面 ) 互いに協力して安全に練習や競争ができるようにするとともに グルー

て, 全員トライを達成させるために, 自分たちでルールを工夫していくことも考えさせたい 習得したことを生かす段階では, それぞれのチームがこれまでの学習で得たものを生かし, チームのめあてをもって チャレンジカップ を行う パスをつないでトライした場合や全員がトライにチャレンジした場合, 全試合を通

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小学校第 4 学年体育科学習指導案 ハンドボール を基にした易しいゲーム V 字ゴール ハンドボール ~ 動いてつないでチャンスを創ろう!~ 庄原市立東小学校教諭梶川匡士

Microsoft Word - ○指導計画例(高校:ソフトボール)

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4 生徒の実態 (3 組 17 名 4 組 16 名 計 33 名 ) ( アンケート集計 3 組 15 名 4 組 15 名 計 30 名 ) 関心 意欲のアンケート 問 1. 体育の授業は好きですか 大好き 好き 普通 嫌い 大嫌い 4 名 12 名 8 名 6 名 0 名 問 2. バスケット

2,児童の実態(アンケート結果より)

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事


4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

Microsoft Word - 3.戸田有紀(東小).doc

保健体育科学習指導案 学校名海田町立海田西中学校授業者山本道隆 1 日時平成 28 年 9 月 29 日 ( 木 ) 第 5 校時 2 学年第 1 学年男子 28 名 3 単元名体育分野球技ゴール型 バスケットボール 4 単元について (1) 単元観本単元は, 中学校学習指導要領の E 球技 アゴー

第 4 学年 2 組 体育科学習指導案平成 20 年 2 月 6 日 ( 水 ) 第 5 校時場所体育館 1 単元名セストポートボール ( バスケットボール型ゲーム ) 2 単元の目標 勝利を目指し, 仲間と協力して練習やゲームに取り組み, セストポートボールを楽しもうとする ( 関心 意欲 態度

学習活動における具体の評価規準関心 意欲 態度 思考 判断 運動の技能 知識 理解 1 基本的な技術の練習に意欲を持って取り組み, 作戦を立てて勝敗を競い合うバスケットボールの楽しさや喜びを味わい, 授業に主体的に取り組もうとしている 2 怪我をさせるようなファールは慎み, フェアプレイを心がけてい

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

第 6 学年体育科学習指導案 平成 25 年 12 月 13 日 ( 金 )5 校時読谷村立古堅小学校 6 年生男子 17 名女子 17 名計 34 名授業者友寄謙 1 研究との関連 (1) 研究主題運動に親しみ ねばり強く最後まで取組む指導の工夫 ~ 一人一人がめあてを持ち 主体的に取り組む体育学

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

() 態度 思考 判断に関する学習体験状況 学期に体つくり運動やボール運動 ( 型 キャッチバレーボール ) の学習を行ったところ 個人としては めあてをもち その解決方法を考え 練習したり振り返ったりする流れをつかむことができてきた しかし 学習のねらいやチームの特徴に応じためあてを立てたり 具体

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Taro-711.器械運動C.jtd

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座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

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上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

第 4 学年 2 組体育科学習指導案 平成 18 年 10 月 31 日 ( 火 ) 第 5 校時校庭児童数男子 15 名女子 20 名計 35 名指導者立道義明 1 単元名ポートボール ( ゲーム ) 2 運動の特性 (1) 一般的特性 コート内で攻守入り交じってボールを扱い ゴールにシュートして

○ ○ 科 学 習 指 導 案

新潟市立亀田西中学校

指導観指導にあたっては 基本となる回転技に取り組み 自己の能力に適した技が安定してできるようにするとともに 発展技にも挑戦できるようにする その際には 友達の動きを見て技のポイントに気づき 伝えあったりしながら意識して練習できるようにする 運動は 柔軟性が要求される運動であり 体を痛めたりうまく回れ

研究との関わり 自主的 主体的な課題解決や協同的な課題解決を進めることができるよう, 課題設定の在り方や振り返りの在り方の支援を表すと, 以下のようになる 課題設定の在り方 振り返りの在り方 自主的 主体的な課題解決のために 個に応じた段階的に取り組める課題自分の力に合った課題解決を目指すことができ

技能面では,2 年生までの経験の差で 前転についても 前転がりはできるが 前転となると苦しいこや 後転については 手をつくことが難しい子もいる 側方倒立回転は 上手な子もいるが イメージが無い子が多い 年生のこの時期のこの単元通して, マット運動の基礎基本である倒立を 壁倒立が一人でできるというとこ

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

第6学年1組体育科学習指導案

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

第 3 学年 1 組 体育科学習指導案 指導者川島弘樹 1 単元名 エンジョイセストボール 2 運動の特性 (1) 一般的特性攻守が入り乱れてボールを運び ゴールに向かって山なりのシュートをして 得点を競い合うことを楽しむ運動である (2) 子どもから見た特性 ~ 省略 ~ 3 仮説と学習の手立て

< 自己と 事象 とのつながり> 題材との出会いの場面において, やってみたいという思いや, どのようになっているのかなどの知的欲求を刺激するように, 実際の小物や写真などを提示し, 自分の生活を豊かにする楽しい小物について具体的なイメージを完成予想図として描き表していく そうすることで, 事象 (

あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

学級会においては 学級での問題点や課題に一人一人が気付き 話し合いながらよりよい学級生活を目指していく 本議題において 相手の障害のことも配慮し どの児童にとっても満足いく集会にするために話合いや実践を通して研究主題の児童の育成をはかっていきたい 4 評価の観点と評価規準集団活動や生活への関心 意欲

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

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6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

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解答類型

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

⑮長門支部研究

第 5 学年 3 組体育科学習指導案 平成 24 年 2 月 15 日 ( 水 ) 5 校時アリーナ男子 18 名女子 18 名指導者教諭大久保真吾 1 単元名 ゴールを目指せ! バスケットボール ( ゴール型 ) 2 運動の特性 (1) 一般的特性 2つのチームが入り交じってボールを奪い合い パス

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

鈴谷小学校

○数学科 2年 連立方程式

社会科学習指導案

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1年  生活科実践事例

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

3 実践研究 単元名 キャッチ ソフトバレーボール ( 第 6 学年 ) 山口市立大内小学校教諭菊川和彦 ( 1 ) 単元について本学級の子どもたちは 男女間の関係もよく 協力して活動できる しかしながら 全体的におとなしい性格の子どもが多く グループで活動する場面では消極的な一面も見ら

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

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Taro-6学習指導案(事例①小学校

自己紹介をしよう

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

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6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

や友達のよさに気付かせたい また, 気付いたことが今後の成長にどのように生かしていけるのかを 考えさせたい 単元の目標 身近な材料を使って, 工夫して動くおもちゃをつくることに関心をもち, 遊びを工夫して, みんなで楽しく遊ぼうとしている 生活への関心 意欲 態度 身近にある材料を使って, 動くおも

Microsoft Word - firstbreakーoutletpass.docx

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Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

20情報【授業】

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2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

2018/5/18 版 マンツーマンコミッショナー 赤旗対応について マンツーマンディフェンスの基準規則 ( 変更点のみ ) マンツーマン基準規則違反で 赤色( 警告 ) の旗が上げられた時は コミッショナーが 違反対象となった攻防のボールのコントロールが変わった時およびボールがデッドになった時にゲ

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

第 学年 図画工作科学習指導案

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

4. 評価規準集団活動や生活への関心 意欲 態度学級や学校の生活の充実と向上にかかわる問題に関心をもち 他の児童と協力して自主的に集団活動に取り組もうとしている 集団の一員としての思考 判断 実践楽しく豊かな学級や学校の生活をつくるために話し合い 自己の役割や責任 集団としてのよりよい方法などについ

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

人間関係形成能力育成プログラム 1年 Ⅰ ふれあいプログラム よりよい人間関係づくり 中学校生活スタートに向けて

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1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し

保健体育科学習指導案 平成 26 年 6 月 19 日 ( 木 ) 第 4 校時体育館 第 3 学年 3 4 組男子 25 名女子 12 名 羽生市立西中学校教諭飯塚賢明 1 単元名球技バレーボール ( ネット型 ) 2 運動の特性 (1) 一般的特性バレーボールはネット型の種目で ネットを境に相対

Transcription:

5 年体育科実践事例 1. 単 元 バスケットボール ( ボール運動 ) 2. 指導時期 11 月 3. 目 標 パスやドリブル シュートなどの技能を身に付け 簡単な作戦を生かしてゲームができるようにする ( 運動 技能面 ) 安全に留意し ルールやマナーを守って 互いに協力し合って楽しく練習やゲームを行うことができるようにする ( 意欲 態度面 ) 課題を解決するために ルールや練習方法を工夫することができるようにする ( 学び方 態度面 ) 4. 指導にあたってバスケットボールは 攻守が入り交じって行うゲームである チーム内の攻防の役割を分担し パスやドリブルを使ってボールを運んだり シュートをしたりする技能や 防御の仕方を身に付けてゲームをすることをねらいとしている そのためには 個人が基本的な技能を習得するとともに パスをした後に必ずフォローに動くことや ボールを取られたらすぐにディフェンスに動くといった集団的な戦術の基本を身に付けることが必要となる これらの課題を解決していくことで 楽しくバスケットボールをすることができる 5 年生では ゲームを楽しむために どのような個人技能を習得すればよいかを中心に考えながら学習を進めていきたい 第 Ⅰ 次 ( はじめの段階 ) では 映像資料を視聴することにより バスケットボールの学習に対する意欲を高めたいと考える また 学習資料 ( 本書 169~170 ページ参照 ) やワークシートを提示することにより ルールやファールについての知識を理解させながら 学習内容の見通しをもたせたい そして 試しのゲームを行うことで 個人の課題やチームの特長 課題を見付けることができるようにしたい 第 Ⅱ 次 ( なかの段階 ) では フリータイム を設定し チーム内やチーム相互で見合い 教え合う活動を通して チームや個人の力に応じた学習課題を解決することができるようにしたい また フリータイム での活動を試す場として 対抗ゲームを設定する 第 Ⅲ 次 ( まとめの段階 ) では バスケットボール大会を行い 学習の成果を確認する 大会の企画 運営についてはできる限り児童自らで行うようにする それにより 一層主体的 積極的に取り組むことができるようにしたい 最後に学習を振り返り お互いの高まりを称賛し合い 自信と意欲を喚起したい 主な言語活動としては チーム内での話し合い活動やワークシートへの書き込みが中心となる フリータイム でお互いの動きについて助言をし合うことや ゲーム後に出てきた反省や課題をワークシートに書き込むことを通して 互いに率直な意見交流ができるようにしたい この単元での基本重要語彙ファールルールマナーフリータイム この単元で重視した言語活動 課題確認の際 個人やチームの特長を生かすためにはどうしたらよいのかを話し合う 個人やチームの課題を話し合い 次時に向けてワークシートに書きとめておく お互いの動きについて 声かけをしたり 作戦を相手にわかるように説明したりする

( ) 5. 学習指導計画 ( 全 9 時間 ) は主なコミュニケーションの場 次時学習活動指導上の留意点 はじめ 学習の見通しをもち 試しのゲームを通して 互いの力を知るとともに 学習課題を設定し 学習計画を立てる 1 1. 映像資料やワークシート等から学習の進め方を知る 2. チーム編成をする 本書 169 ページの オリエンテーション 参照 映像を見て 気付いたことや疑問に思うことはあ りませんか? 3. ルールやマナーを確認する 2 3 1. 試しのゲームをする チームで協力して取り組む意欲をもつことができるようにする 2. 試しのゲームの結果を基に チームの特長をとらえ チームや個人の学習課題を決める チームや学級の実態に応じてルールやマナーを柔軟に変更できるようにする 3. 練習方法を知る 4. チームごとに学習計画を立てる 試しのゲームから 自分達のチームの特長を知り 課題や学習計画を立てる なか フリータイム を活用し チームや個人の力に応じた学習課題を解決するためにチーム内やチーム相互で見合い 教え合いながら学習を進める 4 5 本時 1. 本時の学習課題を確認する 2. フリータイム の活動をする 話し合い活動 チームや個人の実態に応じて 個人技能の練習や集団技能の練習を行うことができるように フリータイム を活用する 6 7 8 ワークシート 1 バスケットボール 準備運動 課題に合わせた練習 ボールハンドリング シュートドリブルパス 1 対 1 2 対 2 等 話し合い活動のときに チームの目標 と個人の 今日の課題 を確認する 本書 170 ページの 目標 課題例 参照 チーム内やチーム相互で教え合う 3. 対抗ゲームをする 4. チームで話し合いをする チームや個人の課題を見付け 解決に向けて次時の課題を設定する

5. 全体でまとめの話し合いをする チームや個人のよい動きや練習方法について 全体に広められるようにする 6. 整理運動 後片付けをする まと 学習のまとめとしてバスケットボール大会をする め 9 1. はじめの言葉 2. めあての確認 3. ゲーム 1 第 1 ゲーム 2 第 2 ゲーム 3 第 3 ゲーム 大会の進め方やルールについて確認することができるようにする 4. 結果発表 5. まとめの話し合い 6. おわりの言葉 まとめの話し合いの場で 学習の成果を互いに認め合うことができるようにする

6. 本時の展開 (5/9) 使用するワークシート ワークシート 1 は主なコミュニケーションの場 学習活動 課題に応じた個人練習や練習ゲームに精一杯取り組む 1. 本時の学習課題を確認 する (2 分 ) 2. フリータイムを活用し て個人練習や練習ゲー ムをする (24 分 ) 話し合い活動 準備運動 課題に合わせた練習 指導上の留意点 課題解決に迫る練習になっているか 必要に応じ て個別に指導 助言する 話し合い活動では チームの目標や個人の課題が明確になっているかを確認する 本書 170 ページの 目標 課題例 参照 ボールを使った準備運動は 個人技能を高めるためのものを中心に行わせる 映像資料を見せ 気付いたことを伝え合い 練習の参考にさせる 練習ゲームでは 勝ち負けよりも課題を意識する ことに重点を置かせ 常に課題を意識してプレーするよう助言する 課題解決に迫る動きや よい練習方法を見付けた 児童やチームを称賛し 更に意欲をもって学習に取り組めるようにする 前時の反省から チームの特長を生かすためには 個人 として チームとし て どのような練習が必要かを確認さ せる また フリー タイムの時間の使い方も確認させる 映像資料を見てイ メージしたものを言語化し 明確にす ることで 個人や チームの力を高めていくことをめざ す 個人の課題解決に取り組むときにも チーム内で声をか け合い 互いの伸びを評価し合ったり 教え合ったりさせる 3. 対抗ゲームをする (5 分 -1 分 -5 分 ) 4. チームで話し合いをする (3 分 ) 5. 全体でまとめの話し合 いをする (3 分 ) 6. 整理運動 後片付けをする (2 分 ) 課題を意識してゲームに臨めるよう助言する チーム内で互いに伸びを認め合い よかった点 改善すべき点を話し合わせ 次時の課題を見付け させる 課題を見付けにくい児童には 個別指導をする 相手チームのよかった点を伝え合い お互いの伸 びを認め合う チームの練習方法を見てごらん 課 整理運動をする 題に合った練習ができているね あのときの さんの動きがよかったね みんなも取り入れたらどうですか? 試合に勝つために必要なことは何かな? 次の課題に向けて こんな練習が必要だ なあ チームの動きを取り入れよう 試合中のかけ声も大切だよね 友達と協力して後片付けをさせる 課題解決に迫る動 きが見られたり チームでの協力がよかったりしたと きには そのつど称賛の声をかけさせ る プレーヤーとし てゲームに参加していない児童にも 指示や励まし 称賛 の声をかけさせる 本書 170 ペー ジの 声かけ 指示の視点 参照 チームの特長を生かすため 今後伸 ばしたいチームの 課題を互いに出し合い ワークシー トに記入させる また 個人の反省 や次時の練習課題 についても考えさせておく

ワークシート活用のポイント 体 -5 年ワークシート 1 1 今日の課題をかくにんしよう! チームの目標 第 6 時月日 ドリブルを少なくして すばやくパスを回す 名前大阪中之島北浪速淀屋大江 前半 しんぱん 点 役わり後半 しんぱん 点 今日の課題 ボールを受けたらすぐにパスをする 2 フリータイムを活用しよう! みんなにパスが回るようにする 5 分 じゅんび運動 10 分 1 対 1のパスの練習 15 分 20 分練習試合 24 分 バスケットボールチーム名 ( ) 5 年組名前 ( ) 3 ゲームをしよう! 自チーム名りんご 自チームの得点 6 パスのコントロールに気をつける 相手チーム名みかん あわてずにパスをする あせらずにパスをする メモパスはたくさんできたけど シュートの数が少なかった 4 次時の課題を見つけよう! 次時の課題 シュートをたくさんする あいてをよく見る 5 整理運動をし 後かたづけをしよう! ディフェンスに気をつける あわてない もらったパスを落とさない 相手チームの得点 10 しっかりとパスを受ける シュートをたくさんする 重視した言語活動 ゲーム中 どのように動くのか話し合う チームの課題と関連した個人の課題を立てる どのように攻めたり 守ったりするのかをイメージできるように話し合う 重視した言語活動 動きだけでなく 学び方や態度などについても 全体を通して振り返る 個々の頑張りやつまずきを素直に出す 次時につながるような課題をチーム全員で考える 学習資料 : バスケットボール オリエンテーション これから学習するバスケットボールの説明 1 ボール 2 コート 3 チーム編成 4 ルール マナー バスケットボールに対する興味関心を高める映像資料視聴 ワークシートの使い方など 学習の進め方の説明 1 ボール : バスケットボール (B5) 2 コート :24m 12m 程度 3 チーム編成 : 1 チーム 5~7 名 6 チーム (30~40 名学級 3 コートの場合 ) ゲーム時 4~5 名 ( コート内 3~4 名 + 審判 1 名 + 得点係など ) ゲームの人数は 4 名とする方が 一人一人のボールの触球回数が増え バスケットボールの苦手な児童もゲームに参加しやすい

4 ルール マナー : 公式ルールにこだわらず はじめに示す基本的なルールのみを提示し それを基に各校で児童の実態に応じてルールを変更 追加していく 基本的なルール マナー 時間 5 分 -1 分 -5 分 得点 1 点とする プレーヤー 3~4 名 ゲームの開始 センターサークルでのジャンプボール 得点が入ったとき 相手チームがエンドラインからスローイン 反則があったとき サイドからのスローインによりゲームを再開 反則バイオレーショントラベリング ボールを持って 3 歩以上歩く ダブルドリブル ドリブルをして ボールを持った後 再びドリブルをする ラインクロス ラインを踏む ボールが外に出る ファール相手の手や腕をたたく 相手を押す 相手の腕や手をつかむ ヘルドボール ( ボールに両チームがしっかり手をかけた場合 ) は 交互に攻める 審判の判定に従う ゲームの開始前と終了後に整列して 相手チームとあいさつする 目標 課題例 チームの目標 積極的にシュートをしよう すばやくパスをしよう 落ち着いてプレーしよう 相手をしっかりマークしよう 声をかけ合おう パス & ランをしよう オフェンスとディフェンスの切り替えを早くしよう 個人の課題 ルールを守ってプレーする シュートを簡単に打たせない パスをすばやく回す 相手をマークする 積極的にボールを取りにいく パスカットをする 声をかけてパスをもらう 顔を上げてドリブルする 走りながらパスをもらう リバウンドを取る バックボードを使ってシュートをする 声かけ 指示の視点 積極的に動けているか ボールの行方を予測できているか 味方の動きが見えているか 相手の動きが見えているか 落ち着いてプレーができているか 課題に沿ったプレーができているか 練習通りのプレーができているか ボールを持ちすぎていないか ボールに執着できているか 味方と連携がとれているか