第 2 章近江八幡市を取り巻く状況と今後の課題 1 データからみえる地域福祉の状況 1 人口の状況近江八幡市は 平成 22 年 3 月に旧近江八幡市と旧安土町が合併し 人口 8 万人を超える市となりました 旧市町の人口を合計した数値を見ると 平成 12 年から平成 22 年は横ばいで推移していますが

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Ⅰ 障害福祉計画の策定にあたって

(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

人口 世帯に関する項目 (1) 人口増加率 0.07% 指標の説明 人口増加率 とは ある期間の始めの時点の人口総数に対する 期間中の人口増加数 ( 自然増減 + 社会増減 ) の割合で 人口の変化量を総合的に表す指標として用いられる 指標の算出根拠 基礎データの資料 人口増加率 = 期間中の人口増

札幌市地域福祉社会計画(案)【第2章】

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

平成 25 年 3 月 27 日 国立社会保障 人口問題研究所 ( 厚生労働省所管 ) から 日本の地域別将来推計 人口 ( 平成 25 年 3 月推計 ) が公表されました これに基づく石川県関係分の概要は次のとおりです 目次 1 石川県の将来推計人口 1 2 県内市町 地域の将来推計人口 5 3

表紙


資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 二期計画 ) 概要版 1 計画の目的と背景 高齢化が急速に進行する中 平成 24 年 3 月に県土整備部と保健福祉部が連携のもと高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく 栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 以下 現計画 という ) を策定し 高齢者が安心して快適に暮

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相対的貧困率の動向: 2006, 2009, 2012年

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

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資料 4 明石市の人口動向のポイント 平成 27 年中の人口の動きと近年の推移 参考資料 1: 人口の動き ( 平成 27 年中の人口動態 ) 参照 ⑴ 総人口 ( 参考資料 1:P.1 P.12~13) 明石市の総人口は平成 27 年 10 月 1 日現在で 293,509 人 POINT 総人口

1 RESAS地域経済分析システム人口構成() 人口構成の表示内容 人口構成表示年で選択した年の総人口のヒートマップです 全国を表示する を選択すると 日本全国の地図が表示されます 都道府県単位で表示する を選択すると 指定地域 で選択している都道府県を中心とした縮尺で地図が拡大表示されます 市区町

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目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のい


平成28年版高齢社会白書(概要版)

2013年7月3日

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長野県の少子化の現状と課題

平成27年国勢調査世帯構造等基本集計結果の概要

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35

合計特殊出生率 : 15 歳から49 歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので 1 人の女性が生涯に生む子どもの数の平均に相当するとされる 図 2-1 総人口及び年少 老年人口割合の推移 図 2-2 合計特殊出生率の推移 -8-

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 第1節 国における子育て環境の現状と今後の課題         


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多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

02世帯

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深谷市

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

Microsoft Word 結果の概要(1世帯)

【資料1-1】人口ビジョン編・表紙(案) 省略版

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高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

年 4 月期関西圏 中京圏賃貸住宅指標 大阪府京都府兵庫県愛知県静岡県 空室率 TVI( ポイント ) 募集期間 ( ヶ月 ) 更新確率 (%)

神奈川県における高齢者を取り巻く状況 1 総人口の推移 ( 人口減少時代へ ) 本県における総人口は 平成 27 年度に約 915 万人となり その5 年後までには 人口のピークから人口減少時代へ入っていくことが予測されています 本県における総人口の推移 注 1 平成 22 年度までは 国勢調査によ

人口推計 における人口の算出方法 Ⅰ 概要 1 人口推計の範囲人口推計の範囲は, 我が国に常住している * 全人口 ( 外国人を含む ) である ただし, 外国人のうち, 外国政府の外交使節団 領事機関の構成員 ( 随員及び家族を含む ) 及び外国軍隊の軍人 軍属 ( 家族を含む ) は除いている

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3.HWIS におけるサービスの拡充 HWISにおいては 平成 15 年度のサービス開始以降 主にハローワーク求人情報の提供を行っている 全国のハローワークで受理した求人情報のうち 求人者からインターネット公開希望があったものを HWIS に公開しているが 公開求人割合は年々増加しており 平成 27

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( 万人 ) 図 1 12 大都市の人口の推移 H 注 1) 各 10 月 1 日現在の推計人口

21年度第1回協議会資料5

計画の今後の方向性

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( 人口のピークは 225 年に ) 平成 27(215) 年国勢調査による東京の人口は 1,352 万人となり 前回の平成 22(21) 年国勢調査 (1,316 万人 ) と比べ 約 36 万人増加した 一方 全国の人口は1 億 2,79 万人となり 前回の1 億 2,86 万人から約 96 万

目 次 1 高齢者人口と高齢化率の状況 1 2 高齢者夫婦世帯等の状況 4 3 在宅ひとり暮らし高齢者の状況 6 4 在宅寝たきり高齢者の状況 8 5 認知症高齢者の状況 10 若年性認知症者数 12 参考資料 1 参考資料 2 参考資料 3 参考資料 4 参考資料 5 参考資料 6 参考資料 7

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

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出生数と合計特殊出生率の推移

7 対 1 10 対 1 入院基本料の対応について 2(ⅲ) 7 対 1 10 対 1 入院基本料の課題 将来の入院医療ニーズは 人口構造の変化に伴う疾病構成の変化等により より高い医療資源の投入が必要となる医療ニーズは横ばいから減少 中程度の医療資源の投入が必要となる医療ニーズは増加から横ばいにな

2. 身体障がいの状況 (1) 身体障がいの種別 ( 主な障がいの部位 ) 平成 28 年 6 月 30 日現在の身体障害者手帳所持者の身体障がいの種別 ( 主な障がいの部位 ) をみると 肢体不自由が 27,619 人 (53.3%) と全体の過半数を占めて最も多く 次いで 内部障がいが 15,9

3 高齢者 介護保険を取り巻く現状 1 人口 高齢化率本市は高齢化率が 45% を超えており 本計画の最終年度である 2020( 平成 32) 年度には 高齢化率 48.0% 2025( 平成 37) 年度には高齢化率 49.7% まで増加することが推計されます また 2018( 平成 30) 年以

資料-6

奥尻町人口ビジョン

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地域別の一般世帯数における平成 22 年から平成 までの今後 25 年間の増減率をみると 区部では北区を除くすべての地域で増加となり 多摩 島しょにおいては 八王子市をはじめとする 18 地域で増加し 青梅市や福生市などその他の地域では減少することが見込まれる ( 図 1-2) 図 1-2 地域別一

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

第2期データヘルス計画について

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調査結果の概要 1 人口 (1) 本県の人口 平成 30(2018) 年 10 月 1 日現在の本県の総人口は 1,952,926 人 ( 男 973,794 人 女 979,132 人 ) で 平成 29(2017) 年 10 月 1 日現在に比べ9,037 人の減少 ( 男 3,309 人減少

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本章のまとめ 第 4 章当市の人口推移 本章のまとめ 現在までの人口推移は以下のとおりである 1. 人口の減少当市の人口は平成 23 年 7 月 (153,558 人 ) を頂点に減少へ転じた 平成 27 年 1 月 1 日時点の人口は 151,412 人である 2. 人口増減の傾向年齢 3 区分で

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西東京市人口推計調査 報告書 平成 29 年 11 月 西東京市

第 7 回大阪市人口移動要因調査報告書 平成 27 年 3 月 大阪市都市計画局

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原稿

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

北多摩南部圏域 東京都 武蔵野市 三鷹市 府中市 調布市 施設 36% 小金井市 狛江市 凡例 円グラフの大きさ 1,百万円未満 延べ 5百人未満 施設 居住系 1% 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 小 1,百万円以上 1,百万円未満 1,百万円以上 5百人以上 1,百人未満 1

【1117修正原稿】説明会資料

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2 居宅サービス事業所の状況

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2018年10月24日

地域包括ケア構築に向けた実態調査の実施 ひとり暮らし高齢者 高齢者のみ世帯 の全てを訪問形式で調査 地域全体で生活支援等必要なサービス内容を検討 H24 年度 H24.7 月 ~ひとり暮らし実態調査 ( 訪問 ) 集計 解析 ( 名古屋大学 )1 H 福祉を考える集会 ( 住民 関係者

スライド 1

資料 4 小学校区別人口推計 ( 簡易推計 ) 本推計は 2005 年及び 2010 年の国勢調査のデータを基に 簡略な方法で推計されています 調査対象となる母集団が小さいため 実際には様々な偶発的要因に左右されやすい面がありますが 将来の人口を見る一つの目安として参考にしてください 豊岡市 -1-

いる 少子化の要因として 未婚化 晩婚化の進行や第 1 子出産年齢の上昇 長時間労働 子育て中の孤立感や負担感が大きいことなど 様々な要因が複雑に絡み合っており きめ細かな少子化対策が必要となっている 市民アンケート調査 ( 平成 27 年 8 月 ) の結果によると 少子化対策について すぐ取り組

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西宮市の将来人口推計 政策局政策総括室政策推進課 平成 24 年 7 月

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2014人口学会発表資料2

01 【北海道】

取材時における留意事項 1 撮影は 参加者の個人が特定されることのないよう撮影願います ( 参加者の顔については撮影不可 声についても収録後消去もしくは編集すること ) 2 参加者のプライバシーに配慮願います 3 その他 (1) 撮影時のカメラ位置等については 職員の指示に従ってください (2) 参

P10 第 2 章主要指標の見通し 第 2 章主要指標の見通し 1 人口 世帯 1 人口 世帯 (1) 人口 (1) 人口 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口を 国勢調査 ( 平成 7 年 ~22 年 ) による男女各歳人口をもとにコーホー 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口

Transcription:

第 2 章近江八幡市を取り巻く状況と今後の課題 1 データからみえる地域福祉の状況 1 人口の状況近江八幡市は 平成 22 年 3 月に旧近江八幡市と旧安土町が合併し 人口 8 万人を超える市となりました 旧市町の人口を合計した数値を見ると 平成 12 年から平成 22 年は横ばいで推移していますが 平成 27 年以降の推計によると減少していくことが予想されています 25 年後の平成 47 年には 人口 7 万人を下回り 平成 22 年と比較し 1 万人以上減少することが見込まれています 人口推移 ( 人 ) 9, 8, 7, 6, 実績値 79,488 8,669 8,61 81,738 11,149 13,178 15,316 17,61 推計値 78,613 76,787 2,584 22,128 74,5 71,878 22,34 年齢不詳 65 歳以上 15~64 歳 15 歳未満 22,221 68,99 22,171 5, 4, 54,69 55,146 53,56 52,44 3, 47,916 45,641 44,25 42,44 39,69 2, 13,73 12,321 11,492 11,614 1,112 9,17 8,171 7,613 7,129 H7 H12 H17 H22 H27 H32 H37 H42 H47 出典 : 国勢調査 ( 各年 1 月 1 日現在 ) 国立社会保障 人口問題研究所 日本の市区町村別将来推計人口 ( 平成 2 年 12 月推計 ) 注 1: 平成 22 年 3 月 21 日 旧近江八幡市と旧安土町が合併し 新 近江八幡市 となったため それ以前のデータは旧市町の数値を合算した数値となります ( 以下同じ ) 注 2: 年齢不詳者数 H7( 人 ) H12(24 人 ) H17(296 人 ) H22(47 人 ) 注 3: 将来推計人口は四捨五入の関係で 年齢別人口の合計が総人口に合致しないことがあります 注 4: 上記のデータは 国勢調査及び国立社会保障 人口問題研究所のデータを出典としているため 5 期総合介護計画に記載されているデータと数値が異なります

2 世帯の状況世帯数は年々増加しており 平成 7 年から平成 22 年にかけて 約 5, 世帯増加しています 特に単独世帯が大幅に増加しており 平成 7 年から平成 22 年にかけて約 2 倍に増加しています 一方 世帯人員は 3.4 人から 2.8 人に減少しています 高齢者のいる世帯も年々増加しており 中でも高齢者のいる世帯に占める単独世帯及び高齢夫婦世帯の割合は 増加傾向にあります 世帯 ( 一般世帯 ) の推移 ( 世帯数 ) 3, 25, 2, 15, 5, 3.4 23,499 3,586 5,958 2.8 25,458 4,586 3.1 5,715 2.7 26,785 5,328 5,351 3. 2.6 28,588 6,32 4,861 2.8 2.4 13,912 15,92 15,999 17,169 H7 H12 H17 H22 ( 世帯人員 : 人 ) 3.6 3.4 3.2 3. 2.8 2.6 2.4 2.2 2. 単独世帯 非親族世帯 その他の親族世帯核家族世帯 世帯人員 世帯人員 ( 全国 ) 出典 : 国勢調査 ( 各年 1 月 1 日現在 ) 注 : 非親族世帯数 H7(43 世帯 ) H12(65 世帯 ) H17(17 世帯 ) H22(218 世帯 ) 高齢者のいる世帯の推移 ( 世帯 ) 14, 12, 8, 6, 4, 2, 11,682 1,37 9,124 7,971 6,94 6,561 (59.1%) 6,289 (63.7%) 5,93 (68.9%) (74.1%) 2,874 2,26 1,664 (21.4%) (24.6%) 1,184 (14.9%) (18.2%) 1,54 1,94 884 (11.1%) 1,171 (12.8%) (14.9%) (16.3%) H7 H12 H17 H22 その他の世帯 高齢夫婦世帯 単独世帯 出典 : 国勢調査 ( 各年 1 月 1 日現在 ) 2

3 子どもの状況年少人口 (~14 歳 ) は 平成 17 年から平成 22 年にかけて横ばいとなったものの 平成 27 年以降は減少傾向であり 平成 47 年には現在の約 6 割程度になることが見込まれています 合計特殊出生率は 増減を繰り返していますが 平成 21 年現在全国値よりも高い値となっています 年少人口及び年少人口の占める割合の推移 ( 年少人口 : 人 ) 16, 14, 12, 8, 6, 4, 2, 実績値 推計値 年少人口 (-14 歳 ) 17.3% 18.% 年少人口の割合 15.3% 年少人口の割合 ( 全国 ) 16.% 15.9% 14.3% 14.2% 14.6% 12.9% 14.% 13.7% 13.2% 11.7% 11.% 12.% 11.8% 1.6% 1.3% 13,73 12,321 1.8% 1.% 1.% 11,492 9.7% 9.5% 11,614 8.% 1,112 9,17 6.% 8,171 7,613 7,129 4.% H7 H12 H17 H22 H27 H32 H37 H42 H47 出典 : 国勢調査 ( 各年 1 月 1 日現在 ) 国立社会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 ( 平成 18 年 2 月推計 ) 日本の市区町村別将来推計人口 ( 平成 2 年 12 月推計 ) 2.% 2.%.% 合計特殊出生率の推移 1.6 1.5 1.4 1.3 1.39 1.38 1.26 1.46 1.41 1.41 1.32 1.45 1.43 1.34 1.37 1.46 1.45 1.4 1.56 1.52 1.45 1.37 1.2 1.1 1. 1.19 1.21 全国滋賀県旧近江八幡市旧安土町 H17 H18 H19 H2 H21 出典 : 庁内資料 3

4 高齢者の状況今後人口は減ることが予想されるなか 高齢者数は年々増加しており 平成 22 年から 15 年後の平成 37 年には約 1.3 倍に増加することが予想されています 特に 75 歳以上の高齢者数は更なる増加傾向にあります また 要介護 ( 要支援 ) 認定者数も年々増加しており 平成 22 年現在 2,494 人 認定率は 14.2% となっています 高齢者人口及び高齢化率の推移 ( 高齢者人口 : 人 ) 25, 2, 15, 5, 11,149 17.3% 14.5% 14.% 5,353 4,291 (4.6%) (38.5%) 6,858 (61.5%) 高齢者人口 (75 歳以上 ) 22,128 22,34 22,221 22,171 高齢者人口 (65~74 歳 ) 2,584 33.7% 31.8% 高齢化率 3.5% 29.2% 高齢化率 ( 全国 ) 17,61 26.9% 28.8% 29.9% 3.9% 32.2% 15,316 13,623 23.% 26.2% 13,92 13,68 (61.4%) 13,178 21.% 11,4 (62.6%) (58.6%) 21.5% 9,592 (49.7%) 8,36 (46.6%) 19.% 16.3% (47.5%) 7,19 (45.8%) 7,825 (59.4%) 8,297 (54.2%) 実績値 9,25 (52.5%) 推計値 1,993 (53.4%) 11,125 (5.3%) 9,235 (41.4%) 8,33 (37.4%) 8,548 (38.6%) H7 H12 H17 H22 H27 H32 H37 H42 H47 ( 高齢化率 ) 出典 : 国勢調査 ( 各年 1 月 1 日現在 ) 国立社会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 ( 平成 18 年 2 月推計 ) 日本の市区町村別将来推計人口 ( 平成 2 年 12 月推計 ) 注 1: 将来推計人口は四捨五入の関係で 年齢別人口の合計が総数に合致しないことがあります 注 2: 上記のデータは 国勢調査及び国立社会保障 人口問題研究所のデータを出典としているため 5 期総合介護計画に記載されているデータと数値が異なります 4.% 35.% 3.% 25.% 2.% 15.% 1.% 5.%.% 要介護 ( 要支援 ) 認定者数及び認定率の推移 ( 認定者数 : 人 ) 3, 2,5 2, 1,5 1, 5 2,11 2,189 1,759 2,26 2,336 16.2% 16.% 16.1% 16.1% 1,859 1,927 2,2 13.3% 13.4% 13.4% 13.5% 2,494 2,174 342 33 333 316 32 H18 H19 H2 H21 H22 16.6% 18.% 17.% 16.% 15.% 14.2% 14.% 13.% 12.% 75 歳以上 65~74 歳 認定率 認定率 ( 全国 ) 出典 : 近江八幡市 庁内資料 ( 各年 1 月 1 日現在 ) 全国値 介護保険事業状況報告月報 ( 各年 1 月 1 日現在 ) 注 : 上記のデータは 厚生労働省が公表している介護保険事業報告を出典としているため 第 5 期総合介護計画に記載されているデータと数値が異なります 4

5 障がい児者の状況身体障害者手帳 療育手帳 ( 知的障がい ) 精神障害者保健福祉手帳等の所持者数をみると 身体障害者手帳所持者数が最も多くなっています 身体障害者手帳保持者数は 平成 18 年度から横ばいで推移しており 平成 22 年度現在 2,667 人となっています 一方 療育手帳保持者数及び精神障害者保健福祉手帳所持者数は 増加傾向にあります また 自立支援医療精神通院受給者証交付者数も増加しており 平成 18 年度から平成 22 年度にかけて約 1.7 倍に増加しています なお 発達障がいは 近年相談件数等が大幅に増えてきていますが 本人や保護者の障がい認識の欠落及び精神障がい者に含まれる拒否感等から 手帳取得者は極めて少ないのが実態です 障がい児者数の推移 ( 人 ) 3, 2,5 2,587 2,621 2,682 2,644 2,667 身体障害者手帳所持者数 2, 療育手帳所持者数 1,5 1, 5 574 954 835 661 747 376 44 436 47 53 219 256 281 317 361 H18 年度 H19 年度 H2 年度 H21 年度 H22 年度 精神障害者保健福祉手帳所持者数 自立支援医療精神通院受給者証交付者数 出典 : 庁内資料 5

6 外国人住民人口の状況人口に占める外国人登録者数の割合は 全国的には増加傾向にありますが 近江八幡市では登録者数及び割合ともに平成 17 年をピークに減少に転じています 平成 22 年の登録者数は 1,239 人で 学区 ( 地域自治区 ) 別では 金田学区が 316 人と最も多くなっています 外国人登録者数の推移及び人口に占める外国人登録者数の割合 ( 人 ) 1,6 1,4 1,2 1, 8 6 4 2 827 1.%.9% 1,11 1.4% 1.% 1,346 1.7% 1.2% 1,239 1.5% 1.3% 1.9% 1.7% 1.5% 1.3% 1.1%.9%.7% 外国人登録者数 外国人登録者数の割合 外国人登録者数の割合 ( 全国 ) H7 H12 H17 H22 出典 : 近江八幡市値 滋賀県 県内外国人登録者数 ( 各年 12 月末日現在 ) 全国値 国勢調査 ( 各年 1 月 1 日現在 ).5% 学区 ( 地域自治区 ) 別の外国人登録者数 島 (6 人 ) 凡例 5 人未満 5~1 人 ( なし ) 11~15 人 151~2 人 ( なし ) 21~25 人 251~3 人 31 人以上 北里岡山 (34 人 ) (22 人 ) 八幡 (239 人 ) 金田桐原 (316 人 ) (26 人 ) 馬淵武佐 (124 人 ) (25 人 ) 安土 (267 人 ) 出典 : 庁内資料 ( 平成 22 年 12 月末現在 ) 6

7 学区 ( 地域自治区 ) の状況学区 ( 地域自治区 ) 別の人口及び高齢化率の状況は 地域によって大きく異なっています 桐原学区は人口が最も多く 最も少ない島学区との人口差は 約 7.5 倍となっています また 高齢化率の一番高い島学区は 25.8% と一番低い金田学区の 17.8% と 8. ポイントの差があります 自治会加入率では 桐原学区が最も高いものの減少傾向にあり 一方 金田学区は最も低いものの増加傾向にあります 学区 ( 地域自治区 ) 別人口 ~14 歳 15~64 歳 65 歳以上 2, 18, 16, 15,255 14, 12, 8, 6, 4, 2, 八幡2,395 島5,5 岡山14,554 金田17,932 桐原3,752 馬淵5,88 北里4,158 武佐12,56 安土( 人 ) 65 歳以上 15~64 歳 ~14 歳 3,43 618 1,46 2,584 3,511 946 1,182 1,12 2,86 (22.5%) (25.8%) (25.6%) (17.8%) (19.6%) (25.2%) (2.4%) (24.3%) (22.9%) 9,569 1,488 3,343 9,541 11,923 2,293 3,89 2,652 7,946 (62.7%) (62.1%) (6.8%) (65.6%) (66.5%) (61.1%) (65.6%) (63.8%) (63.5%) 2,256 289 751 2,429 2,498 513 817 494 1,7 (14.8%) (12.1%) (13.7%) (16.7%) (13.9%) (13.7%) (14.1%) (11.9%) (13.6%) 出典 : 庁内資料 ( 平成 22 年 1 月 1 日現在 ) 近江八幡市の自治会加入率の推移 1% 95% 9% 85% 8% 75% 91.5% 89.5% 84.5% 83.5% 83.1% 78.2% 76.6% 桐原 (91.5%) 岡山 (89.5%) 武佐 (84.5%) 北里 (83.5%) 島 (83.1%) 7% 65% 6% 55% 5% 64.% H19 年度 H2 年度 H21 年度 H22 年度 出典 : 庁内資料注 : 安土町地域自治区の自治会加入率のデータは平成 21 年度以前未集計 馬淵 (78.2%) 八幡 (76.6%) 金田 (64.%) 安土 (9.3%) ( ) は H22 年度自治会加入率 7

8 NPO 法人及びボランティア団体の状況特定非営利活動促進法が平成 1 年 12 月 1 日に施行されて以降 特定非営利活動法人 (NPO 法人 ) は年々増加しています 市内を主な活動地域とする NPO 法人は平成 22 年度現在 35 団体となっています また 市社会福祉協議会に登録されているボランティア団体数も増加していますが 平成 17 年度以降の伸びは緩やかになっています NPO 法人及びボランティア団体の推移 (NPO 法人数 ) 4 35 3 25 NPO 法人数ボランティア団体数 19 ( ホ ランティア団体数 ) 12 113 1 8 2 15 1 5 19 2 47 H7 年度 H12 年度 H17 年度 H22 年度 出典 : NPO 法人数 滋賀県 NPO データベース ボランティア団体数 市社会福祉協議会資料 22 35 6 4 2 9 ふれあいサロン活動の状況ふれあいサロンは市社会福祉協議会が支援し 自治会が中心となって開設されています 事業開始以降 ふれあいサロン活動は年々増加しています 平成 17 年度までは 5 年間で 5 地域程度増加していましたが 平成 17 年度から平成 22 年度にかけては 2 地域の増加と 増加の傾向がやや緩やかになっています ふれあいサロン実施地域の推移 13 11 62 1 14 12 1 8 6 4 2 H7 年度 H12 年度 H17 年度 H22 年度出典 : 市社会福祉協議会資料 8

2 計画を展開していく上で踏まえるべき課題 1 地域懇談会や事業所ヒアリングなどから見えてくる課題学区 ( 地域自治区 ) 別に開催した地域懇談会では 高齢化が進展するに伴い 地域の中での支えあいや助け合いがより一層重要になるという意見が多く聞かれました 一方 それを実現するための課題として 自治会への加入率の低下 地域内でのコミュニケーション不足 個人情報の保護意識の高まりによる情報の不足に伴い地域の課題が共有できていないことなどがあげられました 事業所ヒアリングなどからも 子どもから高齢者 障がい児者などの抱える問題を地域住民が正しく理解し 地域で支えていくことが必要という意見が多く聞かれました しかし それを実現するための課題として 事業所と地域との関わりが不均一であるため 平準化を図ることとあわせて それぞれが持つ専門性を活かし 地域と連携した支えあいの展開が必要であることがあげられました また 要支援者が地域で暮らしていくためには 公的なサービスだけでは対応が十分ではない人がいることや 一事業所では対応できない困難事例が増えていることも課題としてあげられています 今後は 地域の中でのつながりを強め 支えあいや助け合いの環境がつくれるような支援や 事業所が地域との関わりを強めていけるような支援が求められています 2 データ等から見えてくる課題近江八幡市の人口は減少傾向にあり 今後少子高齢化が進展することが見込まれています 一方 世帯数は増加傾向にあり 単独世帯や核家族が増加していることから 家庭内の支えあい機能の低下が懸念されます そのため 子育て家庭においては 家庭内における子育ての負担が増加していることが考えられ 地域全体で支え 子育てがしやすい環境づくりが求められます また 高齢者数及び要介護 ( 要支援 ) 認定者数 高齢者世帯 高齢者単独世帯も年々増加していることから 老老介護 地域の中での孤立 孤独死など様々な課題が地域で発生することが想定されます そのため 地域で高齢者を見守り 支えあえる体制を構築するとともに 元気な高齢者が生き生きと生活できる環境づくりが必要です 障がい児者 外国人住民においても 地域の中で様々な課題を抱えながら生活していることから 地域住民の理解 交流や支えあい助け合いが大切となります 学区 ( 地域自治区 ) 別の状況を見ると 地域ごとに人口や高齢化率に特性があります 各地域の福祉課題を解決していくためには 市全体の取り組みとともに 地域特性に応じた 住民主体の活動が求められます NPOやボランティア団体などの数は 年々増加していますが 平成 17 年以降 増加の傾向が緩やかになっており 団体の活動や育成支援が必要です 9