算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

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国語科学習指導案様式(案)

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第4学年算数科学習指導案

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第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

○数学科 2年 連立方程式

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

1 付けたい力 方法や理由等を言葉や数 式を用いて説明する力 第 5 学年算数科学習指導案 啓林館版 2 単元名 面積 3 単元目標 三角形や四角形の面積の求め方を考え 説明することができる 三角形や四角形の面積の公式を理解し 面積を求めることができる 三角形の高さと面積などの関係を調べ 比例してい

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【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

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2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

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数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

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s_052小4算数「面積のはかり方と表し方」北総

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

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第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

第6学年 算数科学習指導案

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

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25math3

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2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

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1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

第6学年2組 算数科 学習指導案

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

(3) 指導観本時は 連立方程式の文章題を扱う最初の時間である 方程式の文章題は 個数と代金に関する問題 速さ 時間 道のりに関する問題 割合に関する問題 を扱う これらを解くときには図や表 線分図などを書くことが有効であることを生徒達は昨年度一次方程式の時にも経験している 一元一次方程式を利用する

(2) 児童観実践校の対象児童は, 算数の学習に意欲的に取り組む児童が多く, 与えられた課題に対して一生懸命考えることができる 特に, 作業的, 体験的な活動には熱心に取り組む かけ算やわり算などの計算や筆算の仕方はよく理解しているが, 自力解決の場面においては, 解決の過程を絵や図, 言葉を使って

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 29 年 10 月 16 日 ( 月 )5 校時 第 4 学年 3 組 36 名 指導者 : 臼井梨峰 研究主題 能動的 協働的な学習活動を通して 自己の学びを確立していく児童の育成 1 単元名 面積のはかり方と表し方 ~ 広さを調べよう ~ ( 東京書籍 ) 2

3 次のにあてはまる数を書きましょう レベル 5 6 (H23 埼玉県小 中学校学習状況調査 3(3)) 下の数直線で アのめもりが表す分数は, ア です イまた イのめもりが表す分数は, です ア イ 4 次の問題を読み 問いになさい レベル 5 6 だいきさんは, の計算をするのに

基礎と活用 ( 正答率 ) 基礎 活用 基礎 活用 本市小 ( 前年度比 ) (-0.6) (-1.9) 全国比 観点別 ( 正答率 ) 観点 意欲 態度 考え方 技能 知識 理解 本市小 ( 前年度比 ) 67.5 (-0.9) 70.2 (-1.) 7.5

PowerPoint プレゼンテーション

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

算数科学習指導案 1 単元名三角形と四角形 授業者小澤勇司 2 単元について児童は第 1 学年で, 箱や積み木の面を写し取ったり, 数え棒を使って形を作ったりするなどの活動を通して, 図形の構成要素である辺や頂点 角についての素地的な経験をしている ここでは, 児童が日常使っている さんかく や し

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の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

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理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

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中学校第 3 学年数学科学習指導案 日 時 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時 対 象 第 3 学年 学校名 立 中学校 1 単元名 式の計算第 1 章式の計算 2 単元の目標文字を用いた簡単な多項式について 式の展開や因数分解ができるようにするとともに 目的に応じて式を変形したりその意味を読

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けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

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解答類型

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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Ⅲ 研究内容 確かな学力を育成するためには 教師の指導 と 児童 生徒の学び のギャップを教師が認識 する必要がある この研究では,1,2 年の文字式の内容において, 全国調査, 置籍校事前調査の 結果から誤答傾向を把握し, 課題を考察した その中から 計算の対象を理解すること, 考察の 対象を明確

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多いが 自分たちで学習を進めて行こうとする態度は身に付いており 基礎学力の定着につながってきている 指導観指導にあたっては 図形を移動させ等積変形や 倍積変形して求めたり 既習の図形を分割して求めたりする学習を行う その際 既習の考えや 経験をもとに面積の求め方を考えたり 公式をつくったりする過程を

分化会 F 第 5 学年単元名 体積 ~ わけを説明する活動を通して 数学的な考え方 を育成する ~ 1 単元の指導にあたって (1) 本単元で育てたい数学的な考え方学習指導要領第 5 学年の内容 [B 量と測定 ] では, 次のように示されている (2) 体積について単位と測定の意味を理解し, 体

Taro-@いわてスタンダード中数20

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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第 6 学年 1 組 算数科指導案 平成 年 月 日 ( ) 指導者 在籍児童数 名 1 題材名場合を順序よく整理して 2 題材について本題材では, 具体的な事柄について, 起こり得る全ての場合を適切な観点から図や表などを用いて分類整理し, 落ちや重なりがないように調べることができるようにすることを

○学部 ○○科 学習指導案

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★数学学習指導案最終(知的障害)

問 題

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5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

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指導案 5年 算数

イ乗法に関して成り立つ簡単な性質を調べ, それを乗法九九を構成したり計算の確かめをしたりすることに生かすこと ウ乗法九九について知り,1 位数と1 位数との乗法の計算が確実にできること また, 内容 D 数量関係 (2) 乗法が用いられる場面を式に表したり, 式を読み取ったりすることができるようにす

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第 5 学年算数科指導案 中野区立新井小学校平成 28 年 9 月 7 日 ( 水 ) 第 5 校時第 5 学年 2 組 37 名授業者古矢岳史 平成 28 年 9 月 5 日 ( 月 ) 第 4 校時第 5 学年 1 組 38 名授業者梶田智美 研究主題 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 算数科

英語                                    英-1

算数科学習指導案 広島市立 小学校教諭 1 日時平成 21 年 2 月 日 ( ) 2 学年 5 年 組 3 単元数量関係 割合とグラフ 4 単元について 本単元では, 百分率について理解し, それを用いることができるようにするとともに, 目的に応じて資料を分類整理し, それを円グラフや帯グラフを用

単元名 算数第 2 学年安芸太田町立加計小学校指導者田尾佐智恵 かけ算 (2) ( 九九をつくろう ) 本単元で育成する資質 能力 伝え合う力 1 日時平成 29 年 1 月 19 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 2 学年男子 7 名女子 15 名計 22 名 3 単元名 かけ算(2) 九九をつ

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中学 1 年数学 ( 東京書籍 ) 単元別コンテンツ一覧 単元ドリル教材解説教材 確認問題ライブラリ (OP) プリント教材 教材数 :8 問題数 : 基本 40, 標準 40, 挑戦 40 正の数 負の数などの問題を収録 解説教材 :3 確認問題 :3 数直線 数の大小と絶対値などの解説 確認問題

第○学年○組 ○○科学習指導案

3 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 4 単元の評価規準ア算数への関心 意欲 態度 イ数学的な考え方 ウ数量や図形についての技能 エ数量や図形についての知識 理解 速さを 単位量当たりの大きさなどを用いて数値化したり 実際の場面と結びつけて 生活や学習に活用したりしようとし

技能については定着しているといえるが, 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や, 課題解決のための構想を立てて実践し評価 改善する力が弱いということがかった 中でも 問題解決に向けて示された資料のほかに必要な情報を判断し, 特定することができる 33.3%( 全国 48.3%) であり, 必

中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会(第42回(第3期第28回))議事録・配付資料 [資料1] 特定の課題に関する調査(算数・数学)結果のポイント

るかどうか, そして, その予想した事柄を ~は, になる という形で表現できるかどうかをみるものである 正答率は, 48.1% であり, 発展的に考え, 予想した事柄を ~は, になる という形で表現することに課題がある (3) 学習指導に当たって 事柄を予想することを大切にする数や図形について成

第 3 学年社会科学習指導案 1 小単元名 わたしたちのまちのようす 平成 24 年 6 月 27 日 ( 水 ) 第 3 学年 2 組 3 3 名指導者 : 今橋美都 2 単元について本単元は学習指導要領の第 3 学年及び第 4 学年の内容 (1) アの内容に基づいている (1) 自分たちの住んで

( 公開学習 Ⅱ ) 第 4 学年 2 組算数科学習指導案授業者漆原文彦 4 年 2 組教室 1 題材名変わり方 変わり方を使って 2 授業構成 ( 1 ) 教材に対する反省と新しい提案本題材は, 小学校学習指導要領解説算数編の第 4 学年 D 数量関係 領域において, D ( 1 ) 伴って変わる

平成23年度東京都教育研究員  地区発表公開授業

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったりするなど, 式を用いることが出来るようにすることをねらいとしている や などの代わりに a や x などの文 字を用いた式に表すことを学習する また, 文字が本格的に使用される中学校数学科への接続を円滑 なものにするという観点からも, 簡潔性など, 文字を用いて式で表すことのよさを味わうことができ る素地を培うこともねらいとしている 児童観 児童はこれまでに, 数量や数量の関係を表すのに, ことばの式を作ったり, や, を用いて式 に表したりする学習をしてきている また, 三角形や平行四辺形などの図形の面積を既習の求積可能 な図形の面積の求め方を基に考え, 公式を作り出す学習もしている 本単元に関する実態把握のため のレディネステストの結果は, 次の通りである 問題結果つまづきの原因 立式の問題 1 底辺が cmで高さが 12 cmの三角形の面積は cm2です 12 2= 2 底辺が 12 cmで高さが cmの平行四辺形の面積は cm2です 12 = 式と考えたかの組み合わせ底辺 8 cm, 高さ 6 cmの三角形の面積を (8 6) 2,8 (6 2), (8 2) 6 の考え方で求めた 式と図の組み合わせを考えよう また, そのわけも説明しよう (8 6) 2 8 (6 2) (8 2) 6 正答率 誤答例 150% 12= 272.7% 12 2= 正答率 誤答例組み合わせ 86.3% あと いを逆に考えている 理由 31.8% 長方形になっているから 8 cmがあるから 無記入 (40.9%) 自分の考えや理由を記述することが苦手な児童が多い 三角形の面積の公式が理解できていない 平行四辺形と三角形の面積の公式を混同している 記号が入り, わからなくなっている 組み合わせはわかっているが, 理由を書くことができない 式の意味を説明することが難しい 説明の仕方がよくわかっていない 指導観本単元では, 中学校に向けて文字に慣れさせるという意図があり, 文字に対する苦手意識を児童に抱かせないようにしなければならない そのために 既習内容である数量や数量の関係を,, を使って式に表すことと結び付けて指導したり, 最初にことばの式をかいてそこに数や文字をあてはめるようにしたりして, 文字へのハードルを低くしていく また, 式が何を表しているのかを考える際には, それぞれの文字や数字などが何を表しているのかを確認したり, 図や式に書き込ませたりして, 図やことばの式, 文字式を対応させながら, 式の一部がどの数量と対応しているかを的確につかませて式をよみ取るようにしていく そして, 自分の言葉でそれらを説明させることで表現力も高めていく

6 単元の系統性 3 年 4 年 を使った式 (3 年 ) ことばの式と を使った式 式と計算の順じょ (4 年 ) 計算のきまり, 計算の間の関係を を使った式で確かめること 変わり方 (4 年 ) と を使った数量関係を表す式 5 年 や を使った式 と を使った数量関係を表す式 比例しているかどうかを調べること 6 年 文字と式 a やx などの文字を使った式 文字を使った式に数をあてはめて調べること 式をよむこと 比例と反比例 比例の式, グラフ 反比例の意味と式, グラフ 中学 1 年 文字の式, 方程式 関数, 比例, 反比例 7 単元の目標 数量や数量関係を文字を使った式で表すことができ, 文字の値の数をあてはめて求めることができ る また, 式の意味を考察し, よみ取ることができる 文字を使った式のよさがわかり, 数量や数量の関係を進んで文字を使って式で表そうとする ( 関心 意欲 態度 ) 式の表す意味を, 具体に即して色々に読み取ることができ, 説明することができる ( 数学的な考え方 ) 個数や値段の求め方を文字を使って式に表したり, 数をあてはめてxの値を求めたりすることができる ( 技能 ) 数量を表すことばや などの代わりにxなどの文字を用いることを理解できる ( 知識 理解 )

準備文字を使った式る 式のよみ方る たしかめ道場8 単元の評価規準 関心 意欲 態度数学的な考え方技能知識 理解 文字を使った式のよ 式の表す意味を, 具体 個数や値段の求め方 数量を表すことばや さがわかり, 数量や数量 に即して色々に読み取 を文字を使って式に表 などの代わりに x な の関係を進んで文字を ることができたり, 説明 したり, 数をあてはめて どの文字を用いること 使って式で表そうとし したりすることができ x の値を求めたりする を理解している ている ている ことができている 9 指導計画 ( 全 8 時間 ) 関考技知概ね満足できる ( 方法 ) 工夫 改善復習と学習内容 評価の観点 対称な図形, 割合 1 ことばの式や や を用い た表現 2 x の値やyの値の意味を理解する x の値に対応するy の値, および,y の値に対応するx の値を求める 〇 x の値,y の値の意味が分かっている x に数をあてはめて,y の値を求めることができる や を使って導入し文字への抵抗感を小さくする ことばの式から文字の式へと進み意味理解をさせる 3 ことばの式にあてはめて,x とy の関係を式に表す x の値に対応するy の値を求め, 表にまとめる 文字を使って数量の関係を式に表し,xの値に対応するy の値を求めることができる 前時との違いに気づかせ, 消しゴム代が加わることを押さえる 4 y の値に対応する x の値を, x に数をあてはめて求める 文字を使って数量の関係を式に表し,yの値に対応するx の値を求めることができる ことばの式から文字式へと 進むことで意味理解をさせ 5 問題場面を見て,3 つの式がどれぞれどのような代金を表しているかを考える x を用いた式が何を表しているをよみ取り, 説明することができる 問題場面を理解しやすいように提示の仕方を工夫する 絵や値段表, ことばの式と文字式を対応させながら説明させる 6 変形された図と面積を求める式から, どのように台形の面積を求めたかを考える 同じ式でも色々によみ取り, 説明することができる 既習事項や問題を視覚的に理解しやすいように提示す工夫をする 図やことばの式, 文字式を対応させながら説明させる 7 式から三角形や平行四辺形の面積の求め方をよみ取る 本時 図形の面積を求める式の意味を理解し, 図と式を結び付けて考え, 説明することができる ( 発言 ワークシート 振り返り ) 既習事項や問題を視覚的に理解しやすいように提示す工夫をする 図やことばの式, 文字式を対応させながら説明させ 学習内容のまとめをする 8

10 本時の展開 (7/8) (1) 本時の目標 式の意味を理解し, 図とつなげて説明することができる ( 数学的な考え方 ) (2) 本時の評価規準 図形の面積を求める式の意味を理解し, 図と式を結び付けて説明することができている ( 数学的な考え方 ) (3) 思考力 表現力を育てるための指導の工夫 Ⅱ 型 めあて 式の意味を考え, 図とつなげて説明しよう 検証 2 検証 3 評価規準 説明する 適用問題をする 図形の面積を求める ( 自分の考えを話す ) ( 活用して考える ) 式の意味を理解し, 図や式に書き込みをした 学習したことを使って, 図と式を結び付け り, それぞれを対応させ それぞれの式がどの図か て説明することが たりしながら自分の考え ら求めたのか自分の考え できている を説明する をワークシートにかく 考えるための手段ワークシート図と面積の求積公式の提示物 検証 1 考える ( 自分の考えを持つ ) 図や式に言葉や数字などを書き込みながらワーク 検証 4 たしかめる ( まとめを書く ) 本時の学習で, わかったことや思ったこと, 友達 ふりかえり 文字や数字が何を表しているのかを考えるとわかった シートに自分の考えを書 のよくわかった意見など 文字や数字と図を く について具体的に振り返 対応させて考える りを書く とわかりやすい まとめ式の一部が図形のどの部分と対応しているのかを考える

(4) 学習展開 学習内容 予想される児童の反応 ( ) 1 既習事項を想起する 正方形や台形, 三角形, 平行四辺形の面積の求め方と求積公式を確認する それぞれの図形と公式を提示しながら確 認する 指導上の留意点 検証の視点評価導入(5分)2 問題把握をする 底辺が a cm, 高さが 8 cmの三角形の 面積を, いろいろな考え方で求めまし た 次の 3 つの式は どの図から考え たものですか (a 8) 2 a (8 2) (a 2) 8 a と 8 が何を表しているのか確認する 既習内容をもとに, どんな図形が使われ ているのかを確認し, 見通しを持たせ る 考える(5分)3 本時のめあてを確認する 4 それぞれの式がどの図と対応するの かを考える 数字や文字, 式の一部が何を表しているのかを図や式に書き込ませる 図や文字, 記号, 矢印, 式, 言葉などを活用して簡潔に自分の考えをワークシートに書かせる 検証 1 図や式に言葉や数字などを書き込みながらワークシートに自分の考えを書く 式の意味を考え, 図とつなげて説明しよう

説明する(20分)適用問題をする(12分)5 自分の考えを発表し合い, 話し合う ( a 8) 2 長方形をつくって面積を半分にした 数字や文字, 式の一部が何を表している のかを図や式と対応させながら, 自分の 考えを説明させる a が底辺で 8 が高さなので,(a 8) は, この長方形の面積をもとめています ( のところの面積が同じで, のところの面積が同じなので,) 求める三角形の面積はこの長方形の半分なので 2 でわっています だから (a 8) 2 は あの図から考えています ( a 2) 8 底辺を半分にして, 縦長の長方形に変形した 意図的指名を行い, 練り合いを構成する 互いの発表が理解できているかを観察 し, 必要に応じて切り返す ( をここに移動して, をここに移動すると縦長のこの長方形になります )(a 2) は, 底辺 a の半分の長さでここのことです 8 は, 高さ 縦の長さです (a 2) 8 は, 横が (a 2) 縦が 8 のこの長方形の面積をもとめているので, いの図から考えています 6 まとめる a (8 2) 高さを半分にして横長の長方形に変形した ( をここに移動して, をここに移動すると横長のこの長方形になります )a が底辺, 横の長さです (8 2) は, 高さ 8 の半分の長さでここの横の長さです だから,a (8 2) は, この長方形の面積を求めているので うの図から考えています 検証 2 図や式に書き込みをしたり, それぞ れを対応させたりしながら自分の考 えを説明する 式の一部が図形のどの部分と対応しているのかを考える 7 学習したことを基に適用問題を解く 3 つの式がとの図の求め方なのかを考える 5 a 縦横右の直角三角形を左にずらして長方形に変形 数字や文字, 式の一部が何を表している のかを図や式と対応させながら, 自分の 考えを説明させる 右の直角三角形を左にずらすと, この長方形になります 5 は, 縦の長さで,a は横の長さです 5 a は, この方形の面積を求めているので, あの図から考えています 図形の面積の求め方を図と式を結び付けて考え, 説明することができている ( 発言 ワークシート 振り返り )

2 はこの直角三角形の底辺の長さ,5 はここの縦の長さです 2 5 2 は左のこの直角三角形の面積を求めています 左と右の直角三角形は同じなので 2 5 2 2 は, 左右の直角三角形の面積を表しています 5 は, 縦の長さ,(a-2) は, ここの横の長さです 5 (a-2) は, この長方形の面積を表しています だから 2 5 2 2+5 (a 2) は, いの図から考えています る たしかめる(3分)2 5 2 2+5 ( a-2) 左右の直角三角形 8 本時の振り返りをする 文字や数字が何を表しているのかを考え るとわかった 文字や数字と図を対応させて考えるとわ かりやすい 長方形 左右の直角三角形と中央の長方形 の面積を合わせた a 5 2 2 三角形の面積 対角線で面積が 同じ 2 つの三角 形に分ける 検証 3 学習したことを使って, それぞれの 式がどの図から求めたのか自分の考 えをワークシートにかく (A から C へ対角線を引くと, 面積が同じ 2 つの三角形ができます )a はここの底辺の長さ,5 はこの三角形の高さです a 5 2 は, この三角形の面積を表していて, それが 2 つ分なので 2 となります だから,a 5 2 2 は, うの図から考えています 他の児童の考えを自分の言葉で説明させ 検証 4 本時の学習で, わかったことや思った こと, 友達のよくわかった意見などに ついて具体的に振り返りを書く (5) 準備物 図形の挿絵, ホワイトボード, ワークシート (6) 板書計画 め 式の意味を考え, 図とつなげて説明しよう ま 式の一部が図形のどの部分と対応しているのかを考える 三角形の面積 = 底辺 高さ 2 a 8 2 平行四辺形の面積 = 底辺 高さ 5 a 縦横 a 5 長方形の面積 右の直角三角形 を左にずらして 長方形に変形 ( a 8) 2 ( a 2) 8 a (8 2) a 5 2 2 2 5 2 2+5 ( a-2) 長方形の面積半分 底辺の半分高さ 底辺高さの半分 三角形の面積 直角三角形の面積 2 倍長方形の面積 長方形をつくって面積を半分にした 底辺を半分にして, 縦長の長方形に変形した 高さを半分にして横長の長方形に変形した 対角線で面積が同じ 2 つの三角形に分ける 左右の直角三角形と中央の長方形 の面積を合わせた