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電通総研、「若者×働く」調査を実施

派遣社員の評価に関する 派遣先担当者調査結果

厚生労働省発表

転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

調査レポート

平成25年度 高齢期に向けた「備え」に関する意識調査結果(概要版)2

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

スライド 1

農業法人等における雇用に関する調査結果

電通総研、「シニア×働く」調査を実施

調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男


派遣社員の業務 < 業務の区分 > 現在従事している主な業務 について 下記の通り オフィス系 営業 販売 サービス系 IT 技術 通信系 クリエイティブ系 製造 軽作業系 その他 の 6 つのカテゴリーに分類して集計しています オフィス系 ОA 事務 英文事務 PC オペレーター データ入力 通訳

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

自主調査レポート

最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

Microsoft Word - H29 結果概要

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調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

●●●●(タイトル)

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

調査要領 1. 調査の目的 : 人口減少による労働力不足が懸念されるなかで 昨年 4 月には女性活躍推進法 ( 正式名称 : 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ) が施行されるなど 女性の社会進出がさらに進むことが期待されている そこで 女性の活躍に向けた取り組み状況について調査を実施す

Ⅰ 調査目的 中小企業で外国人労働者を雇用する例が広くみられるようになっている 背景には生産年齢人口の減少だけではなく 海外展開や訪日観光客の受け入れといった中小企業経営の国際化もある 人手不足への対応として導入が進んだ外国人労働者であるが しだいに企業の成長や事業展開に欠かせなくなってきていると考


参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

Ⅰ 調査目的 総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施し 開業時の年齢や開業費用など時系列で比較可能なデータを蓄積すると同時に 様々なテーマで分析を行ってきた 今年度は 高齢化が進展するなか開業の担い手として注目を集めているシニア起業家 (

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(3) お住まいはどちらですか?( 単身赴任の場合は家族の居住地 ) 住まいは 名古屋市内 が 40.8% 名古屋市外 が 59.2% である 図 36 住まい 名古屋市外 59.2 n=191 名古屋市内 40.8 (4) ご家族 家族は 核家族 ( 二世代 子どもと親のみ ) が 49.7% と

調査結果詳細 1: 社会保険に関わる法改正の詳細を知っていた方は23% ( 図 1) 2016 年 10 に社会保険に関わる法律が改正されました 今回の法改正を知っているかについては 詳細を知っていた と回答した方は23% でした なんとなく知っていた (45%) 知らなかった (33%) が大半を

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質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

中国帰国者以外 フィリピン アジア諸国 中米南米諸国 欧米系諸国 全体 就業の状態 (1) 現在の職業表 -2.5 は 国籍グループ別に有業者の現在の職業をみたものである

全国就業実態パネル調査2016〔データ集〕

中途採用実態調査(2018年上半期実績、2019年度見通し)

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Microsoft Word - notes①1210(的場).docx

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求人サイト利用についての自主調査 雇用形態や制度の変化が急激に進む中 求人産業が大きく成長し 求人サイトの利用が高まっています 正社員 派遣 アルバイトといった雇用形態によって 求人サイトの利用状況や サイトに期待される機能は異なっているのでしょうか また 求職者はモバイルサイトと PC サイトをど

Microsoft Word - Notes1104(的場).doc

調査結果 転職決定者に聞く入社の決め手 ( 男 別 ) 入社の決め手 を男 別でみた際 性は男性に比べると 勤務時間 休日休暇 育児環境 服装 オフィス環境 職場の上司 同僚 の項目で 10 ポイント以上 かった ( 図 1) 特に 勤務時間 休日休暇 の項目は 20 ポイント以上 かった ( 図

スライド 1

2016年11月_第7回ビジネスパーソン1000人調査(仕事と感謝編)

2. 有期契約労働者を雇用しているか 設問 1 パート アルバイト 契約社員 嘱託 派遣社員などの有期契約労働者を雇用していますか 選択肢 1 雇用している 2 雇用していないが 今後雇用する予定 3 雇用していないが 以前雇用していた 4 雇用しておらず 今後も雇用しない予定 全体

Microsoft Word - 4AFBAE70.doc

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第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査   

電通総研、「女性×働く」調査を実施

Microsoft Word - 調査結果速報_

英語活用実態調査(企業・団体)2015_2015年11月版

男女共同参画に関する意識調査

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第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査


3 今後の就労希望 就労意識 今後働きたいと思っている人の就労理由をみると 生活費のため が 5 割近くを占め 次に 健康のため が 4 割強と続く 経済的な理由については 老後や将来への備え が 3 割 小遣い稼ぎ が 2 割で 借金の返済 といった必要性に迫られた理由は 1 割に満たない 今後働

調査の背景 わが国は今 女性の活躍推進を掲げ 結婚や出産をしても働き続けることを後押しする社会を目指しています しかしながら 出産後も働き続ける女性は未だ半数にとどまっているばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も多くありません こうした中 北海道においても地域や職場 家庭などのさまざまな

「学び直し」のための教育訓練給付制度の活用状況|第一生命経済研究所|的場康子

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

第三章:保育士の就業・就職行動と意識

第 1 子出産前後の女性の継続就業率 及び出産 育児と女性の就業状況について 平成 30 年 11 月 内閣府男女共同参画局

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『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

スライド 1

Microsoft Word - 00.表紙.doc

2. 中途採用をしたことがあるか 中途採用をしたことがある企業は 全体の 95% で あった 調査対象を 右表の 7 つの業種グループに 分類してそれぞれの傾向を分析すると 建設業 運 輸業 サービス業ではすべての企業が中途採用をし たことがあると回答した その他の業種グループで も 9 割前後の企

スライド 1

調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

調査レポート

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調査結果 ~~ 中の働き方 ~~ 中の 日の労働時間 約 8 時間 が最多 9 時間以上 は 割半 正社員 正職員では 9 時間以上 が 4 人に 人以上 9 時間以上 働くことが多かった早産した人では 4 人に 人 流産してしまった人では 5 人に 人の割合に 中の働き方 立ったままの仕事が多かっ

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平成30年版高齢社会白書(全体版)

少子高齢化班後期総括

「dカーシェア」、“カーシェア時代におけるクルマの使い方”意識調査を実施

労働法制の動向

調査結果の概要 1. 3 つの原則 関連 何を学ぶか 働き手の 理想のキャリアパス と 学び直す内容 ( スペシャリスト志向にも関わらず 趣味 生活に関する学び を志向 ) や 企業と働き手 ( 生涯を通して新しいスキルと専門技能を獲得しつづけること に対する認識 ) の間にギャップがあ

1 調査の概要 1-1 調査の目的我が国は 人口減少社会を迎えており 働く意欲と能力のある高年齢者が その能力を発揮して 希望すればいくつになっても働くことができるような環境整備が課題となっている これまで 年金の支給開始年齢の引上げ等もあり 65 歳までの雇用確保 ( 継続 ) に力点が置かれがち

リスモン調べ 第4回 離婚したくなる亭主の仕事

Ⅰ 調査目的と実施要領 1 調査目的 日本政策金融公庫総合研究所では 新規開業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施している しかし 同調査の調査対象は 開業前後に日本政策金融公庫から融資を受けた企業に限られるという制約がある そこで 同調査を補完し 起業前後に融資を

調査実施の背景 わが国は今 人口構造の変化に伴う労働力の減少を補うため 女性の活躍を推進し経済成長を目指しています しかし 出産後も働き続ける女性は未だ多くないばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も少ない状況が続いています 女性の活躍を促進させるためには 継続就業のための両立支援策ととも

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第2回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査 

第5回「仕事・会社に対する満足度」調査  

Microsoft Word - rp1410a(的場).docx

仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) に関する意識調査について Ⅰ. 調査目的 本調査は 仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) の現状及び仕事と生活の調和の実現を推進するための新たな国民運動である カエル! ジャパンキャンペーン に関して 国民の意識やニーズを把握し 今後

働き方の現状と今後の課題

求職トレンド調査 2015

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第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

Transcription:

26 年 月 株式会社リクルートジョブズ ジョブズリサーチセンター シニア層の就業実態 意識調査 個人調査 企業調査から見えてきたもの 主な調査結果 <Part シニア層採用の現状と課題 > シニアへの個人調査で 何歳くらいまで働きたいと思うかを聞くと 77 歳 が最も多く シニアになってからも働きたいと考えている人が多いことがわかる しかしながら 年以内に仕事探しをした人の約 分の は 仕事探しをしたが 見つからずに 現在は仕事探しをやめている と回答している 一方 企業調査で従業員数の過不足を聞くと 正社員が不足している企業は.% パート アルバイトが不足している企業は 2.% と 人手不足の企業が少なからず存在する ところが採用実績を聞くと 年以内に採用を行った企業のうち 6 代以上の人を採用した企業は他の年代に比べて大幅に少なく シニア層の採用は限定的である さらに シニア層採用への積極性を聞くと いずれの雇用形態についても 積極的ではないとの回答が 7 割を超えた シニア層の就業意欲の高さに対して 企業側は採用に積極的ではない現状が見て取れる <Part2 シニア層採用の拡大に向けて > シニアに就労したい理由を聞くと 経済的な面に加えて 健康維持のため が 割強で上位に挙がった 仕事探しをした際に重視したことを聞くと 勤務時間 勤務地 勤務日数 通勤時間 など 無理なく働けることが重視されていると考えられる 仕事内容が体力的に見あうかどうか についても 約 割の人が重視している シニアの希望する勤務時間は 現在就業中の方は 非就業の方は が最も多い 一方 企業調査で現在就業中の方の勤務時間を見ると 8 が最も多い シニアの希望する勤務日数は 現在就業中の方は 日程度 非就業の方は 日程度 が最も多い 一方 企業調査では 日程度 が最も多い 企業において 日 8 時間 週 日という働き方が中心になっている状態は シニア就業の壁になっている可能性がある 目次 個人企業ページ 調査概要と回答者プロフィール < 個人編 > < 企業編 > 2 Part シニア層採用の現状と課題. 何歳まで働きたいか 2. 年以内の仕事探し経験. 従業員数の過不足. シニア層からの応募状況. 年以内の採用実績 ( 年代別 ) 6 6. シニア層採用への積極性 7. 仕事探しで感じたこと 7 8. シニア層就業の課題 < 参考 > 従業員数の過不足 シニア層採用への積極性 8 Part2 シニア層採用の拡大に向けて 9. 仕事をしたい理由. 仕事探しで重視したこと. 勤務時間数 ( 希望と実績 ) 2. 勤務日数 ( 希望と実績 ). 工夫している取り組み 9 2

調査概要と回答者プロフィール 本レポートは 株式会社リクルートジョブズの調査研究機関であるジョブズリサーチセンターが行った シニア層の就業実態 意識調査 ( 個人編および企業編 ) の一部をもとに作成したものです より詳細な調査結果については 基本報告書 シニア層の就業実態 意識調査 ( 個人編 ) 基本報告書 シニア層の就業実態 意識調査 ( 企業編 ) をご覧ください 個人編では性別 年齢 就業状況 企業編では業種 従業員数 6 代以上従業員割合による分析結果を掲載しています 調査概要 < 個人編 > 調査目的 シニアの就業について検討する際の基礎資料とするため シニア個人の就業実態と 今後の就業希望などに関する意識を把握すること 調査方法インターネット調査 ( クロス マーケティング社モニター利用 ) 調査期間 26 年 月 8 日 ( 金 ) 月 2 日 ( 月 ) 調査対象 7 歳の男女 ( 全国 ) 現在働いておらず 仕事探しもしておらず 誘いがあっても働くつもりはない人を除く現在の仕事の業種が以下の人を除く : 放送 宣伝広告 出版 新聞 人材紹介 派遣 業務請負 回答者数 8, 人 今回の集計対象は 67 歳の 6, 人 回答者プロフィール < 個人編 > 性別 年齢 ( 人 ) 年齢計 66 歳 669 歳 77 歳 男性,,,, 女性,,9,8 現在の職業 (6,) % 2% % 6% 8% % 就業計 2.% 6.6..6 2.. 2.6 27..8 正社員 正職員契約社員 準社員パート アルバイト派遣社員 会社経営者自営業 自由業専業主婦 / 主夫無職 2

調査概要と回答者プロフィール 調査概要 < 企業編 > 調査目的 シニア層 (6 歳以上 ) の雇用について検討する際の基礎資料とするため 企業におけるシニア層の採用 雇用の実態や シニア層に対する意識を明らかにすること 調査方法インターネット調査 ( 弊社お客様数社およびクロス マーケティング社モニター ) 調査期間 26 年 6 月 9 日 ( 木 )6 月 27 日 ( 月 ) 調査対象 回答数 企業において人事 採用計画に関わっている方 人事( 採用 労務 ) 担当の正社員 正職員 経営企画担当の正社員 正職員で 人事 採用計画に関わっている方 会社経営者で 人事 採用計画に関わっている方 社 回答者プロフィール < 企業編 > 業種 サフーービドス 販売 各種製造 輸建 設倉 庫土木 運 印 I 刷 T 関連 広告 不動産 金融.2 2.. 9.9 2. 2. その他 従業員規模 人未満 人未満 未 満 人 人以上 28.7.2 9.2.9 6 代以上従業員の割合 % 2% % 6% 8% % 26..8 8.9 6..9 % % 未満 6% 未満 6% 未満 % グラフと数表は 集計結果の小数点第 2 位を四捨五入して表示している このため 構成比の合計が にならない場合等がある

Part シニア層採用の現状と課題. 何歳まで働きたいか 個人 個人調査で 今後就労したい人に何歳くらいまで働きたいと思うかを聞くと 77 歳 が.2% で最も多く 平均は 7.96 歳となった 7 歳を過ぎても働きたいと考えている人が多いことがわかる また 年齢が上がるとともに 何歳まで働きたいかの年齢も伸びており 現在から 年程度先まで働きたいと考えている人が多い % 2% % 6% 8% % 平均 ( 歳 ) 全体.7 2.9.2 2.8 8.. 7.96 男性 66 歳..6. 6. 2.6. 68. 669 歳.7 6. 2... 7.7 77 歳 6.8 7. 2. 2. 76.9 女性 66 歳 2..8. 6.8.8. 67.8 669 歳.7 6. 6.9.6.6 7.26 77 歳 6. 9. 22. 2.8 76.9 66 歳 669 歳 77 歳 779 歳 88 歳 8 歳以上 Q. あなたは何歳くらいまで働きたいと思いますか 具体的な年齢でお知らせください ( 数値で回答 ) 対象者 : ぜひ就労したい どちらともいえない,98 2. 年以内の仕事探し経験 個人 個人調査で 年以内に仕事探しをした経験を聞くと 仕事探しをしたという人は 26.% だった しかし そのうちの.9% は 仕事探しをしたが 見つからずに 現在は仕事探しをやめている と回答している 仕事を探しても見つからずにあきらめている人がいることがわかる しかもそのような人の割合は 年齢が高いほど大きくなっている % 2% % 6% 8% % 仕事探しあり 全体.8..9 7. 26. 男性 66 歳.8.2 2.9.2. 669 歳 8.2 9.8. 8.6.8 77 歳.. 2.9 2. 9.8 女性 66 歳.9 6.8 2.2. 27. 669 歳 9..9.8.9 22.6 77 歳 27.9 9....8 仕事探しをして 新しい仕事が決まった仕事探しをしたが 見つからずに 現在も仕事探しの最中仕事探しをしたが 見つからずに 現在は仕事探しをやめている仕事探しを始めたばかり Q. あなたはこの 年以内に仕事探しをした経験がありますか ( 単一回答 ) 対象者 : 年以内に仕事探しをした人,68

Part シニア層採用の現状と課題. 従業員数の過不足 企業 一方 企業調査で従業員数の過不足を聞くと 正社員が不足しているという企業は.% パート アルバイトが不足しているという企業は 2.% その他雇用形態 ( 契約社員 派遣社員 嘱託などを含む ) が不足しているという企業は.% だった 人手不足の企業が少なからず存在すると言えるだろう. 正社員パート アルバイトその他雇用形態 8. 6.. 2.. 不足してい 過不足はな 余っている る い 正社員. 7.6 7. パート アルバイト 2. 77. 2.6 その他雇用形態. 8.8 2. Q. あなたの会社の従業員数の過不足について 次に挙げる雇用形態ごとにお知らせください ( 単一回答 ). シニア層からの応募状況 企業 また 求人募集の有無にかかわらずシニア層からの応募があるかを聞くと 日常的にある 7.9% 時々ある 2.% となっており 合計すると.2% にのぼる 特に フード 販売 サービス業では 日常的にある という割合が他よりも高くなっている.. 2... 日常的にある 全 体 7.9 2. 2...2 9.8 フード 販売 サービス 6 2. 26. 26.7.8 8. 6. 各種製造 6 6. 9.. 2...7 業 建設 土木 運輸 倉庫 82 6..2 2.6 28. 6..7 種 IT 関連 広告 印刷.8 7.7 22.6.8. 8. 不動産 金融 6.7.6. 8. 2. 79.7 その他 9 7. 8. 7. 6.7.9. Q. あなたの会社には 求人募集有無にかかわらずシニア層からの応募がありますか ( 単一回答 ) 時々ある ほとんどない まったくない ある 計 ない 計

Part シニア層採用の現状と課題. 年以内の採用実績 ( 年代別 ) 企業 ところが採用実績を聞くと 年以内に正社員を採用した企業のうち 6 代以上の人を採用した企業は.% パート アルバイトで 6.% その他雇用形態 ( 契約社員 派遣社員 嘱託などを含む ) で 2.% にとどまる いずれの雇用形態でも 代以下 の採用が最も多く 代 代 6 代以上 の順となっている 9. 8. 7. 6.... 2... 代以下 Q. 2 年 月 26 年 月までで採用実績のある雇用形態と年代をお知らせください ( 複数回答 ) 対象者 : 採用実績あり 代 代 正社員パート アルバイトその他雇用形態 正社員 262 8. 8.. パート アルバイト 6 7.. 6. その他雇用形態 22 6.9 9.2 2. 6 代以上 6. シニア層採用への積極性企業 さらに シニア層採用への積極性を聞くと いずれの雇用形態についても 積極的ではないとの回答が合わせて 7 割を超えた シニア層の就業意欲の高さに対して 企業側は採用に積極的ではない現状が見て取れる. 正社員パート アルバイトその他雇用形態.. 2... 非常に積極的 やや積極的 積ど極ち的らかといえば 積ど極ち的らでかはとないいえば なあいまり積極的では い全く積極的ではな 積極的 計 計積極的ではない 正社員. 6.6.. 22.. 27.2 72.8 パート アルバイト. 6. 6..6 8.6.2 26.6 7. その他雇用形態.. 6..6 6.7 2. 2.7 7. Q. あなたの会社ではシニア層の採用についてどの程度積極的ですか 以下に挙げる雇用形態別にお知らせください ( 単一回答 ) 6

7 Q. 仕事探しをする中でお感じになったことについて 次の中からあてはまるものをいくつでもお知らせください ( 複数回答 ) 対象者 : 年以内に仕事探しをして見つかった人 Q. シニア層が就業するにあたり 課題だと思われるものについてお答えください ( 複数回答 ) 年以内に仕事探しをして仕事が見つかった人に 仕事探しをする中で感じたことを聞くと 割以上の人が 年齢の制限が低い / 幅がせまい と感じたと回答している この他にも 職種が限られている そもそもの求人数が少ない 業種が限られている などが上位になっており 年齢が高いと仕事が見つかりづらいと感じていることが推測される 7. 仕事探しで感じたこと一方で 企業担当者に シニア層が就業するにあたって課題だと思うものを聞くと 給料が安い 職種が限られている が上位となり 個人調査で 割以上となった 年齢の制限が低い / 幅がせまい は.% にとどまっている 回答者 ( 企業担当者 ) が 6 代以上だと全体に割合が高くなっており 年齢的に近いとシニア層の就業についても理解があると考えられる 8. シニア層就業の課題 Part シニア層採用の現状と課題企業個人 給料が安い職種が限られているそもそもの求人数が少ない業種が限られている過去の経験が生かせない年齢の制限が低い / 幅がせまい雇用形態が不安定就労内容が限定的勤務時間 日数に制約がある勤務時間が不規則通勤できる場所に仕事がない福利厚生が充実している会社が少ない不透明 安心感がない会社が多いその他特になし 2.7 22. 6.9 6..8.. 9.9 9.2 7.9 7..8.9.7 2. 代以下 28 7.9 7..7 7..6 2.. 7..6 7.9.6.6..6 2. 代 2 2. 7...6 2.2 2.2.. 9.8..... 28. 代 26 2.6 22.9.8.6. 2. 2.7 6. 7.2 6. 7.6..7.7 26.7 6 代以上 6 2.9 29. 22.6 28. 2.9..8...6..6.. 6. 全体回答者年齢.. 2.. 年齢の制限が低い / 幅がせまい給料が安い職種が限られているそもそもの求人数が少ない業種が限られている過去の経験が生かせない勤務時間 日数に制約がある雇用形態が不安定通勤できる場所に仕事がない福利厚生が充実している会社が少ない勤務時間が不規則就労内容が限定的不透明 安心感がない会社が多いその他特になし全体 686.. 26. 2.8 2. 9.8 7.9 7.6.8.6 2.8 9.9 8.9.7 8.7.. 2....

Part シニア層採用の現状と課題 < 参考 > 従業員数の過不足 シニア層採用への積極性 企業 参考として 従業員数の過不足 (p.) とシニア層採用への積極性 (p.6) の関連を見てみよう 人手不足の企業では シニア層採用への積極性が上がるのだろうか いずれの雇用形態についても 従業員に 過不足はない という企業で シニア層採用に積極的な企業は 2 割程度だが 従業員が 不足している という企業では積極的が 割となっており 人手不足の企業ではシニアを積極的に採用している ( 余っている 企業は該当数が少ないため省略した ) とはいえ 人手不足の企業でも半数以上は積極的ではなく シニア層採用は限定的とも言うことができるだろう % 2% % 6% 8% % 積極的 計 正社員 不足している (87).8.7 7.6 6.6 2. 28.9.2 過不足はない (7)..2. 6. 2.2 8.8 2.8 非常に積極的どちらかといえば積極的あまり積極的ではない やや積極的どちらかといえば積極的ではない全く積極的ではない % 2% % 6% 8% % 積極的 計 パート アルバイト 不足している (7) 2. 2. 2. 22..9. 7.7 過不足はない (2).6.. 8.7 7. 2. 2.2 非常に積極的どちらかといえば積極的あまり積極的ではない やや積極的どちらかといえば積極的ではない全く積極的ではない % 2% % 6% 8% % 積極的 計 その他雇用形態 不足している (7) 7. 2.9 2..7 2... 過不足はない (2)..7. 6.2 6.7 2.9 2.2 非常に積極的どちらかといえば積極的あまり積極的ではない やや積極的どちらかといえば積極的ではない全く積極的ではない Q. あなたの会社の従業員数の過不足について 次に挙げる雇用形態ごとにお知らせください ( 単一回答 ) Q. あなたの会社ではシニア層の採用についてどの程度積極的ですか 以下に挙げる雇用形態別にお知らせください ( 単一回答 ) 8

9 個人 Q. 今後 就労したいという理由を次の中から全てお知らせください ( 複数回答 上位 項目 ) 対象者 : ぜひ就労したい あまり就労したくない 企業 Q. シニア層は どのような理由で就業を続ける あるいは再就職をすると思われますか あてはまると思われるものについてお答えください ( 複数回答 ) では シニアはどのような仕事を探しているのだろうか まず シニアに今後就労したい理由を聞くと 生計の維持のため 自由に使えるお金 ( 小遣い ) の確保のため といった経済的な面に加えて 健康維持のため.2% などが上位に挙がった 企業にも同じように聞くと 健康維持のためという意識は 2 割にとどまる 9. 仕事をしたい理由 Part2 シニア層採用の拡大に向けて個人企業 Q. 仕事探しで重視したことについて あてはまるものを全てお知らせください ( 複数回答 ) 対象者 : 年以内に仕事探しをした人 次に 年以内に仕事探しをした人に その際に重視したことを聞くと 勤務時間 2.% 勤務地.2% 勤務日数.% 通勤時間.% などが上位にあり 無理なく働けることが重視されていると考えられる 仕事内容が体力的に見あうかどうか についても 約 割の人が重視している. 仕事探しで重視したこと個人 勤務時間勤務地職種勤務日数通勤時間賃金 給与自分の経験が生かせるかどうか仕事内容が体力的に見あうかどうか業種興味のある仕事内容かどうか雇用形態 ( 正社員 / 契約社員など ) 自分と同じ世代がどの程度働いているか地域 社会に貢献できるかどうか福利厚生会社の知名度従業員規模会社の業績その他全体 68 2..2 2....8.8. 28.8 2.2 8.8. 8.7.2 2.2 2...7.. 2.... 6. 生計の維持のため自由に使えるお金 ( 小遣い ) の確保のため健康維持のため家計を補助するため社会とのつながりを得るため貯蓄 貯金をするため働くことが好きだから旅行の費用を稼ぐため暇な時間をつぶすため自分のスキル 能力を生かしたいから社会に貢献するため仕事をするのは当たり前だと思うから自分が成長するため興味ある仕事を体験してみるため視野を広げるため個人 729 6..9.2.9 29. 7....7. 2.6. 9.7 9. 9.2 企業 7. 22.9 2. 6.7. 9.6 27..9 2.9 22.9.2...7 2... 2.... 6. 7. 8. 個人企業

Part2 シニア層採用の拡大に向けて. 勤務時間数 ( 希望と実績 ) 個人 企業 続いて 具体的な勤務条件 特に勤務時間数と日数について見ていこう シニアの希望する勤務時間は 現在就業中の方では 22.% が最も多く その前後の割合が高いが 8 も 9.7% となっている 非就業の方では が 28.7% で最も多い 一方 企業調査で現在就業中の方の勤務時間を見ると 正社員では 8 が.2% と圧倒的に多く パート アルバイトでも 8 が 28.% で最も多くなっている パート アルバイトでは や 6 も 2 割弱いるものの 非就業シニアの希望と比べると勤務時間数が長い 希望する勤務時間数 ( 個人調査 ).. 就業中 非就業 2... 2 就業中 282.9 2. 9.. 22. 8.. 9.7.8. 非就業 6. 2..6 28.7 2.2.6.7 7..2. Q. 次の就労 / 今後の就労で希望する 日の勤務時間はどの程度ですか ( 単一回答 ) 対象者 : ぜひ就労したい どちらともいえない 6 7 8 9 時間以上 シニア層従業員の勤務時間数 ( 企業調査 ) 6.... 2.. 正社員パート アルバイトその他雇用形態. 2 正社員 2.6.6.6.7 7.8. 7.6.2 2.9 2. パート アルバイト.8 2.6 7.9. 7. 6.7. 28...9 その他雇用形態 28.8...7..7.8 8..6.6 Q. あなたの会社で雇用されているシニア層の従業員について 日の平均的な勤務時間をそれぞれお知らせください ( 単一回答 ) 対象 : 継続雇用以外で 当該の雇用形態の 6 代以上従業員あり 6 7 8 9 時間以上

Part2 シニア層採用の拡大に向けて 2. 勤務日数 ( 希望と実績 ) 個人 企業 シニアの希望する勤務日数は 現在就業中の方は 日程度 が最も多く 非就業の方は 日程度 が最も多い 一方 企業調査で現在就業中の方の勤務日数を見ると いずれの雇用形態でも 日程度 が最も多く 正社員とその他雇用形態では 6 割以上にのぼる パート アルバイトでは 日程度 が 割弱 日程度 が 28.% である このように企業において 日 8 時間 週 日という働き方が中心になっている状態は シニア就業の壁になっている可能性がある. 就業中 非就業 希望する勤務日数 ( 個人調査 ).. 2... 日程度未満 日程度 日程度 日程度 ( ほ週ぼに毎 6 日 7 日 就業中 282.7 28.2 2.7 9. 7. 非就業 6. 7.2 27.9 2.. ) Q. 次の就労 / 今後の就労で希望する勤務日数でお考えに近いものを つだけお知らせください ( 単一回答 ) 対象者 : ぜひ就労したい どちらともいえない シニア層従業員の勤務日数 ( 企業調査 ) 7. 6.... 2... 正社員パート アルバイトその他雇用形態 日程度未満 日程度 日程度 日程度 ( ほ週ぼに毎 6 日 7 日 正社員 2.6 9. 6. 66. 6.7 パート アルバイト.8 28. 22.8 7.7 9.6 その他雇用形態 28.8 7.2. 6.9 7.8 Q. あなたの会社で雇用されているシニア層の従業員について 平均的な勤務日数をそれぞれお知らせください ( 単一回答 ) 対象 : 継続雇用以外で 当該の雇用形態の 6 代以上従業員あり )

2 Q. あなたの会社ではシニア層が活躍できるように工夫している取り組みなどはありますか 次の中からあてはまるものを全てお知らせください ( 複数回答 ) 対象 :6 代以上従業員あり 最後に シニア層が活躍できるように工夫していることを企業担当者に聞くと 残業はないようにしている 9.2% 仕事内容は本人の体力や経験などに考慮して決めている 6.9% 自宅から通勤できる範囲での配属を考慮する.8% などが上位に挙がった 勤務時間の柔軟性を高める取り組みや 仕事中の体力的な負荷を少なくする取り組みはまだ少数の状況であり 今後の広がりが期待される. 工夫している取り組み Part2 シニア層採用の拡大に向けて企業 残業はないようにしている仕事内容は本人の体力や経験などに考慮して決めている自宅から通勤できる範囲での配属を考慮する趣味や通院など本人の休日希望にあわせた勤務体系終業時間を通常よりも早めることが可能始業時間を通常よりも遅らせることが可能通院履歴や日次で体調チェックするなど健康維持に配慮している休憩時間をこまめに取り入れている 日 時間以内の短時間勤務を設けている I T やロボット ( 機械 機器 ) を取り入れ業務の簡易化 パターン化をしているバリアフリーや手すり 立ち仕事でも椅子を設置するなど設備改善しているその他 9 9.2 6.9.8 22. 2.9 2.6.7 8.9 6.6.8.... 2....