中学校 1 年 英語 生徒が意欲的にコミュニケーションを図ろうとする授業 ~Interactive なスピーチ大会 ~ 1 単元名 Chapter Project 2 さんを紹介しよう (Total English Book 1) 2 単元の目標 与えられたテーマについて自分の意見や主張をまとめて書き 話すことができる 友達の発表を意欲的に聞き スピーチ内容を理解することができる 正しい語順や語法を用いてスピーチ原稿を構成する知識を身につけている 3 単元の指導計画 ( 全 5 時間 ) 時学習活動言語活動に関する指導上の留意点 第 1 時 教科書 Step 1 で他者を紹介する際に便 ~ 利な表現を知り 練習する 第 3 時 教科書 Step 2 で誰を紹介するかを決定し その人物に関することをスピーチ原稿用紙に英文で書き出す 教科書 Step 3 で前時に書き出した英文を整理し スピーチ原稿を作成する 原稿完成後 教科書 Final Step でスピーチを練習し 暗記する 第 4 時 第 3 時までに書いた英文をもとに 写 ( 本時 ) 真や絵を用いながらスピーチをする ~ まとまった英文を聞き取り その内容第 5 時についての Quiz に英語で答える 単元のゴールとして 自分の家族 友達 先輩やあこがれの人についての暗唱スピーチ を示す 第 1 時の新出語彙 表現の練習はペアワークを中心とした音読練習で行う 教科書の本文に出てくる 基本文 を様々な復唱パターンで徹底的に定着させる 毎時終了後 教師はスピーチ原稿を回収して添削し その表現の使い方について理解を深めさせる 写真や絵 ジェスチャーなどを用いて工夫をさせる また 聞き手に分かりやすく話すように意識させ より良いスピーチとなるようにさせる わかりやすく発表することを心がけさせる 各スピーチの後にある 教師発問の Quiz に英語で答えさせる 4 本時の指導 (1) 目標 作成した原稿をもとに 他者紹介を英語で行うことができる 友達のスピーチを聞き取ることができる (2) 指導のポイント A スピーチの内容理解を助ける工夫をさせる B 友達の発表を意欲的に聞かせる -186-
(3) 展開 学習活動指導上の留意点評価 1 スピーチ原稿によく使用されていた未習の英単語を復唱する 第 3 時までに作成させたスピーチ原稿の中で 生徒の使用頻度の高い未習の英単語 (blood type, astrological sign, height, weight など ) を復唱させ 内容理解の手立てとする 2 教師のスピーチを聞く 生徒の発表のモデルとなるよう スピーチをする 3 本時のめあてを確認する 各スピーチ原稿を見直し 発表に備える スピーチ原稿を確認させ 5 分間自主練習する時間を設ける 友達に分かりやすくスピーチをしよう 友だちのスピーチを意欲的に聞こう 4 スピーチをする スピーチを聞き 教師の Quiz に答える 一人ひとり順番にスピーチをさせる ( 基本的に暗唱で行わせる ) 聞き手にスピーチの内容をしっかりと聞かせる 聞き手には 聞き取りメモに聞き取った内容を書き取らせる スピーチ内容についての Quiz をそれぞれ2~3 問ずつ英語で出題する それに対して 英語で答えさせる 指導のポイント A 発表内容に関わりのある写真は 書画カメラを用いて TV 画面に投影させる 表現 聞き手に伝わるようにスピーチを発表することができる ( スピーチ ) 理解 友達のスピーチの内容を理解することができる ( 活動の観察 ) ( 聞き取りメモ ) 指導のポイント B 各スピーチ終了後にその内容についての Quiz を教師が出題し 発表を意欲的に聞かせる 5 本時の振り返りを行う 振り返りシートで 本時の活動を振り返らせる 友達に分かりやすくスピーチをすることができましたか また 友達のスピーチを意欲的に聞けましたか 感想を書きましょう -187-
予想される生徒のまとめ 発表する時に緊張して早口になってしまったり 英文を忘れてしまったりした 悔しいのでもう一度発表したい 家でたくさん練習した成果が出て良かった 次も頑張りたい Quiz に答えたくて 一生懸命友達の発表を聞こうと思った スピーチの大切なところを メモすることができた < 生徒の感想 > 覚えるのは大変だったけど スラスラ言えるようになると楽しかったし みんなに英語のスピーチが伝わった時は嬉しかった クイズがあるから みんなの発表を一生懸命聞こうと思ったし 自分が発表するときは聞き取りやすいようにしようと思った < 授業者のコメント> 各スピーチ終了後に Quiz を設定することで スピーチをする側 聞く側それぞれに良い効果があった 特に聞く側の生徒たちの 意欲的に聞こうとする姿が多く見られた スピーチの評価をしながら Quiz の出題をすることは 教師にとってかなり大変であった TT での授業形態と 教師の役割分担を決めておけば 授業をよりスムーズに運営することができると感じる < 参観者のコメント> 生徒は スピーチを発表するときも 聞いているときも 大変意欲的だった 生徒の Quiz の答えに文法的な間違いがあったときに どうしたらよいか また 答えは単語だけでもよしとするか 文で答えることを求めるか ビデオカメラに録画して記録に残していくと 生徒自身のフィードバックになり また 次年度以降にもこの録画を見せることで 客観的に自己の成長を認識できるのではないか 英文をどのような順番で並べれば より相手に伝わる紹介文になるか もう少し考えられていると よりよくなるものがあった -188-
CHAPTER PROJECT 2 ~ 他人を紹介するスピーチコンテスト ~ スピーチの評価の仕方 原稿点 (8 文で 1 点 10 文で 2 点 12 文以上で 3 点 ) 声の大きさ 発表の仕方 ( スラスラ言えてるか ジェスチャーなどがあるか ) 1~3 点 1~3 点 合計 4 点以上で B 合計 8 点以上で A スピーチ原稿の作り方 1 行目 クラスのみんなに元気よく挨拶! 2 行目 人物の紹介 3~11 行目 紹介内容 12 行目 発表を聞いてくれたことに感謝! スピーチの方法 書画カメラで紹介する人物を映し出しながらスピーチをしていこう! -189-
CHAPTER PROJECT 2 ~ 他人を紹介するスピーチコンテスト ~ スピーチ原稿 アドバイス欄 教科書 p.74~75 を参考にしよう! -190-
CHAPTER PROJECT 2 ~ 他人を紹介するスピーチコンテスト ~ スピーチ原稿 ( 例 ) This is Ichiro Suzuki. He is a very good baseball player from Japan. He is a member of the American baseball team New York Yankees. He likes curry and rice. He eats it every morning. He likes sushi and yakiniku, too. I like him very much. I play baseball, too. But I m not a very good player now. I want to be like him. Thank you for listening. アドバイス欄 教科書 p.74~75 を参考にしよう! -191-
聞き取りメモ Name Memo Review -192-