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資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号 ;II-231) 1 医療上の必要性の基準に該当しないと考えられた品目 本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号 ;II-232) 2 ロペラミド ( 要望番号 ;II-286) 3

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要望番号 Ⅱ-232 要望者名日本小児腎臓病学会 要望された医薬品要望内容 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する WG の評価 一 般 名 ミコフェノール酸モフェチル 会 社 名 中外製薬株式会社 効能 効果 小児ループス腎炎 用法 用量 小児 :600~1,200 mg/m2/ 日 ( 分 2) 上限 2,000mg/ 日 (1) 適応疾病の重篤性についての該当性ア 特記事項 ループス腎炎は 全身性エリテマトーデス (SLE) の臓器病変のなかでも最も高頻度かつ重篤なもののひとつであり 適切に治 療されない場合 SLE 患者の腎予後もしくは生命予後は不良となる SLE では原疾患及び合併症により致死的な臓器病変を来た す場合があることから アの基準に該当すると判断した (2) 医療上の有用性についての該当性エ 特記事項 要望された適応について 欧米等 6 か国における承認はない また 小児ループス腎炎患者を対象とした数報の観察研究等が報告されているが American College of Rheumatology のガイドライン 1) は成人を中心とした記載となっていること また Kidney Disease : Improving Global Outcomes(KDIGO) 2) のガイドラインでは 小児ループス腎炎の治療について 無作為化比較試験は行われていないことから 成人の治療に準じることが提案されるにとどまっていること等を踏まえると 欧米等において標準的療法に位置づけられているとまでは判断できず 現時点ではア~ウのいずれの基準にも該当しないと考えた 1)American College of Rheumatology Guidelines for Screening, Treatment, and Management of Lupus Nephritis 2)KDIGO Clinical Practice Guideline for Glomerulonephritis 備考 2

要望番号 Ⅱ-286 要望者名特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 要望された医薬品要望内容 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する WG の評価 一般名ロペラミド会社名ヤンセンファーマ株式会社効能 効果化学療法 ( イリノテカン ) に伴う重症な下痢用法 用量 1 日 24 カプセルまで経口投与 ( 初回 4mg 投与 その後 2mg を 2 時間毎に投与 ) (1) 適応疾病の重篤性についての該当性ウ 特記事項 要望効能 効果は 化学療法 ( イリノテカン ) に伴う重症な下痢 と表記されており 化学療法薬の種類により下痢の発現状況は異なると考えられるものの 要望の根拠とされている American Society of Clinical Oncology(ASCO) のガイドライン 1) では イリノテカンを含む化学療法レジメンによる消化管障害の管理に関する提案 2) を踏まえ 化学療法の種類を限定せずに処置のアルゴリズムが記載されていることから 化学療法全般に伴う下痢について検討を行った ASCO のガイドラインにおいて 本剤の投与は合併症のない軽度から中等度の下痢 (grade 1~2) に推奨され grade 3 以上の重篤な下痢については 本剤による治療では不十分なため入院し他の治療をすべきであるとされている がん化学療法の副作用として発生する下痢は時に重篤となり死亡に至る場合もあるものの 1) 本剤の投与対象とされている がん化学療法に伴う合併症のない軽度から中等度の下痢 についてはウの基準に該当すると判断した 1)Recommended Guidelines for the Treatment of Cancer Treatment of Cancer Treatment-Induced Diarrhea, J Clin Oncol 22: 2918-26, 2004 2)Rothenberg ML, et al., J Clin Oncol 19:3801-07, 2001 (2) 医療上の有用性についての該当性エ 特記事項 ASCO のガイドラインにおいて がん化学療法に伴う下痢に対する本剤の初期用量は米国の承認用量の範囲内である また 国内外の承認用法 用量はいずれも下痢の原因により区別されずに設定されているが 米国を含む海外では国内に比べて高用量である 日本人における原因を特定しない下痢に対する本剤の至適用量は 国内臨床試験において確認され 承認されているが 国内外において がん化学療法に伴う下痢に対する本剤の至適用法 用量 有効性及び安全性等が検討された臨床試験は実施さ 3

れていない さらに 製造販売企業において更なる文献調査等が行われたものの 国内において承認用量を超える高用量投与の実態に関する報告はほとんど確認できなかったことから 新たな用法 用量を検討するための根拠となる一定規模の調査結果等は得られていないと考えた 以上より 現時点では 要望された用法 用量が日本人において有用であるか判断できる根拠が十分ではなく ア~ウのいずれの基準にも該当しないと判断した 備考 4