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4 研究主題との関連 自分を見つめ 友達の思いを大切にする子供の育成 道徳授業の充実を通して 研究主題に迫るために 4 年生では子供たちの目指すべき児童像を 自分の思いを見つめる子 友達の思いに気付く子とした また 目指すべき具体的な児童像を 資料の世界観に浸り 登場人物に自分を重ねながら登場人物の

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

道徳学習指導案

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< 心の中でおうえんしながらそっと見守ったぼく > ぼくの状況 家に用事があったけれど じっとおばあさんを見ていた < 最初に声をかけたぼく > ぼくの状況 お母さんのお手伝いをする約束を果たすため 下校を急いでいた おばあさんの状況 不自由な足を一生懸命動かして坂を上っている この間より足どりが重

(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来た

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

第 3 学年道徳学習指導案 1 主題名どうすることが正しいか 1-(3) 勇気 平成 27 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 3 学年 2 組 34 名 授業者久米亨 2 資料名 思いきって言ったらどうなるの? ( 出典 : 光文書院 ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値について中学

とができる児童が増えてきている 総合的な学習の時間の 私たちにできることは何だろう では 調べ学習や実際の車いす体験の学習を通して 相手の気持ちを考えて親切な行動をすることの大切さを学んできている 一方で 仲の良い友達には親切にできるが そうでない友達には同じように親切にできない児童がいる また 困

生徒自身, 思いやりをもった行動ができたと感じていても, 相手の立場に立った行動になっていないこともあるこのキャストの心情を考えることで, 相手の気持ちや立場に共感し, 相手のことを考えた上でキャストがとった思いやりある行動, 親切な行為を学ばせたい (4) 生徒の実態と関わらせた指導の方策 ( 指

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

平成27年度 小・中道徳教育 研究の実際2

生徒用プリント ( 裏 ) なぜ 2 人はケンカになってしまったのだろう? ( 詳細編 ) ユウコは アツコが学校を休んだので心配している 具合の確認と明日一緒に登校しようという誘いであった そのため ユウコはアツコからの いいよ を 明日は登校できるものと判断した 一方 アツコはユウコに対して 心

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

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第 2 学年道徳学習指導案 平成 27 年 6 月 12 日 ( 金 ) 第 2 学年 2 組 34 名授業者川田聡子 1 主題名友達と助け合う心 2-(3) 信頼 友情 助け合い 2 資料名 森のともだち ( 出典 : 東京書籍 みんなたのしく ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値につ

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<小学校 生活科>

Taro-授業実践事例 中学年(4年

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

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3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

道徳学習指導案

4. 単元の実際 習得 (1) 三部構成のモデル文 ゲームなんてやめなさい を提示し 子どもの意識とのズレを生む 実践を行った4 年生のクラス 38 名全員が何らかのゲームをもっていることを確認し 子どもがゲームについて感じている楽しさを十分掘り起こす その上で はじめ なか おわり の形式で書かれ

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Taro-6年HP

生徒用プリント ( 裏 ) 入力した内容はすべて記録されている!! 印 : 授業で学んだこと 管理者のパソコンには どのパソコンから いつ どのような書き込みがされたか記録されています 占いだけではなく メールや掲示板の内容も同じように記録されています もし 悪意のある管理者から個人情報が洩れたらど

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

から 自分はよいと思っていても, 相手は迷惑がっているかもしれないから 自分がいらいらしている時などは思いやりを忘れてしまうから 相手のことを思っても, どうしたらよいか分からないことがあるから などがあったこれらの結果から, 多くの児童が思いやりの心で人に接することは大切であるが, 相手との人間関

国語科学習指導案様式(案)

道徳科学習指導案 指導者 T1 重森恵美子 T2 毛利佐由理 1 日時平成 30 年 6 月 27 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 1 学年 (16 名 ) 3 主題名 だれにでもおなじように [C 公正, 公平, 社会正義 ] 4 ねらい誰に対しても同じように接することがすてきであることに気づ

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

この時期の児童は 自己主張が強くなりがちである 友だちと意見がくい違うと 一方的に自分の意見が正しいと信じ込み 相手の立場や気持ちを受け入れようとしない場面が多々ある しかし 時間がたつと冷静に判断でき どうすべきなのかわかるときもある そこで 自分と異なる意見にも耳を傾け 相手の立場や気持ちを認め

う来なかった 翌々日の月曜日 あきらは じゅんに いいよ と返事をもらったのに どうしてこなかったのか と詰め寄った それに対して じゅんからは いいよ って 断ったじゃないか という返事が返ってきた という内容である ここでは 文字だけで思いを伝える難しさと 相手の立場をよく考えて情報を発信する大

いろいろな衣装を知ろう

PISA 型読解力と国語科の融合 -PISA 型読解力とワークシート- ( ア ) 情報を取り出す PISA 型読解力ア情報の取り出しイ解釈ウ熟考 評価エ論述 情報を取り出す力 とは 文章の中から無目的あるいは雑多に取り出すことではない 目的つまりこの場合は学習課題に沿って 自己の判断を加えながらよ

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 三角形を辺や角に目をつけて分類整理して それぞれの性質を見つけよう 二等辺三角形や正三角形のかき方やつくり方を知ろう 二等辺三角形や正三角形の角を比べよう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか (

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

7 指導過程

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

Microsoft Word - 24授業実践.docx

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ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

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5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

はっきした声であいさつ は高学年では少ないね < 資料 2 より > よい感想だけでなく 問題点も挙げている感想も多いね めあてを達成したとは言えないかもしれないね < 資料 3 より > あいさつ運動への意見が出されているね 4 つの意見が出されているね < 資料 1 2,3 より > 資料 2

道徳の時間学習指導案 指導者 T1 長手英克 T2 浜井綾子 1 学年第 4 学年 15 名 2 主題名本当の友達 B 友情, 信頼 3 ねらいなつみに逆上がりを教えようと思うようになったてつおの気持ちを考えることを通して, 友達には自分とは違ったよさがあり, それぞれが力を発揮すると一人ではできな

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(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

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総合第 3 学年福山市立千年小学校指導者山本康子 単元名 何もないとは言わせない!~ 千年の町のじまんをしよう ~ 本単元で育成する資質 能力 表現力主体性 積極性 思いやり自らへの自信 1 年間指導計画 月 千年の町をじまんしよう (70 時間 )

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いとする価値 生命の尊さ と自己の生き方との関わりについて, さらに考えを深める時間としたい これは, 内容項目 生命の尊さを知り, 生命あるものを大切にすること に関する学習を道徳の時間を要にし, 関連する各教科 領域または日常生活と組み合わせて作成したものである 導入では, 生命に関する価値を確

Microsoft Word - 提出論文 全0227docx.docx

第 5 学年道徳学習指導案 研究主題 摂津市立鳥飼北小学校 指導者 一人ひとりの力を伸ばし 自尊感情を高め 互いに学び合える授業をめざす 1 正しく読み取る力を育成する 2 自尊感情を高め 道徳性を高める 研究仮説 Ⅰ 国語科の授業を中心に 読む 書く についての取り組みを行うことで 正しく読みとる

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

生徒用プリント ( 裏 ) 入力した内容はすべて記録されている!! 占いサイトの場合 印 : 授業で学んだこと 管理者のパソコンには どのパソコンから いつ どのような書き込みがされたか記録されています 占いだけではなく 懸賞サイトやメール 掲示板の内容も同じように記録されています もし 悪意のある

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

第1学年国語科学習指導案

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

Taro-10月22日道徳指導案.jtd

平成27年度 小・中道徳教育 研究の実際6

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

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北野中学校 30 周年第 1 学年共通道徳学習指導案 人はなぜ働くのか. 日 時 平成 18 年 11 月 24 日 生 徒 札幌市立北野中学校第 1 学年 指導者 教諭 筒井 久保村 石塚 川村 1. 主題名 人はなぜ働くのか 4-(5) 勤労と奉仕の精神 2. 主題設定の理由 人のためにならない

「 私 の 道 徳 授 業 」

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

学年 :2 年単元名 :2. たし算のひっ算 -たし算のしかたを考えよう 1. 単元目標 :( 全 10 時間 ) 2 位数の加法の筆算の仕方について理解し 確実にできるようにするとともに それを用いる能力を伸ばし 加法についての理解を深める 考 表 動作化や図にかいて演算決定しようとする 既習事項

第 3 学年道徳学習指導案 1 日時平成 28 年 7 月 1 日 ( 金 ) 公開授業 1 第 1 校時 指導者教諭千葉哲朗 2 学級盛岡市立上田中学校 3 年 1 組男子 20 名女子 16 名計 36 名南校舎 2 階 3 年 1 組教室 3 主題自己を見つめ, 自己の向上を図る 個性の伸長

案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

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3 本時のねらい 相手の立場を理解し 思いやりの心をもって温かく見守ろうとする心情を育てる 4 他の教育活動との関連 事前指導 ( 日常の指導 ) 当番係活動 仲間と協力して果たせるようにして 全員で取り組むことを大切にしてきた (5 月学校行事 ) 運動会 表現運動や応援合戦など 力を合わせて競技

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し

平成 30 年度佐賀県教育センター小 中学校道徳科 3 授業実践 (1) 小学校 2 年生の授業実践 1 1 主題名 自分らしく (A-4 個性の伸長 ) 2 教材名 ありがとうりょうたさん ( 東京書籍 ) 3 教材について 本教材は 主人公のりょうたとその友達のゆきおの個性が際立つように書かれて

たい 単元を貫く言語活動として, ポップカード で友達におすすめの本を紹介するという活動を位置 付ける もうすぐ雨に で習得した学びを活用し, 自分で選んだ本の紹介文を書いていく 作品の テーマを読み取りまとめる言語活動は, 読書に対する興味 関心を広げることにつながると考える (4) 単元の指導計

る どうぞゲーム 隣の人と 2 人 1 組になり, 席を立ってジャンケンをする 1 回目は 負けた人が勝った人に 座れば? と冷たく言って椅子に座るよう勧める 勝った人は ありがとう と言って座る 1 分間続ける 2 回目は 負けた人は 立っていると大変でしょう どうぞ と言って 勝った人に椅子に座

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

3 年図画工作科実践事例 1. 単元すきな場面を - お話の絵 - ( 日本文教出版 3 4 年上 そのときの気持ちを大切に 関連 ) 2. 指導時期 5 月 3. 目標 読んだり聞いたりしたお話の 好きな場面を想像して絵に表すことを楽しむことができる イメージをふくらませて 想像したことを工夫して

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

(2) 授業者が学びの見通しを持つ ( 学習目標の明確化 ) 問題解決的な学習に取り組む際, どのような場面で, どのようにして, どのような力を子どもたちに付けるのか, 単元や授業における目標を明確にして学びを見通しておくことが大切です 目標が不明確であると, 作業や体験などの活動そのものに, 子

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 6 報告文を書いて発表しよう

3 時限目日本にあるブラジル生まれの食べ物を知る 4 時限目なぜピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える 一部が隠れた写真を使い, 日本にあるブラジルのものを考える活動を行う 感想を交流する ピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える活動を行う 感想

第 4 学年 1 組 道徳学習指導案 平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 第 5 校時在籍児童数男子 18 名女子 17 名計 35 名指導者教諭新島さやか 1 主題名相手の立場に立った思いやり 内容項目 2-(2) 思いやり 親切 2 資料名 心の信号機 ( 学研 みんなのどうとく )

第1学年道徳学習指導案


深く考えさせるために ロベーヌの感じ方や考え方をとらえさせ その変化に気付かせる また 経済的援助という親切な行動だけでなく 心からロベーヌを気遣うジョルジュの温かな心遣いや言動に注目させ そのことが相手の立場を考えた真心からの親切な行為であることに気付かせたい さらに 真に相手に対する思いやりの心

Transcription:

中学年 3 組 道徳学習指導案 授業日平成 26 年 6 月 19 日 ( 木 ) 3 校時授業者附属新潟小学校教諭剱仁美会場中学年 3 組教室 1 主題名 相手のことを考えて 2 - (3) 資料名 絵はがきと切手 2 本主題の価値本主題は, 学習指導要領第 3 学年及び第 4 学年の内容 2 - (3) に準拠して設定したものである 2 - (3) 友達と互いに理解し, 信頼し, 助け合う中学年の子どもは, 気の合う友達同士で仲間をつくって自分たちの世界を確保し, 楽しもうとする傾向があり, 集団での活動などがこれまで以上に盛んになる 一方で, 自分の利害に基づく行動から衝突が強くなることもある 子どもは, 友達とは仲良くしなければならない 自分勝手な行動をしてはならない と, それが正しいことと理解はしているものの, 実際の生活場面では自分本位な行動をとってしまうことがある 実際の生活場面では, 自分本位な行動をとってしまった後に, ふと自分の行動を考えたとき, どうしてあんなことをしてしまったのだろう とその時の自分とその場の状況, そこに居た相手のことを考えることはできる しかし, 子ども自身が置かれている状況の中で, 自分を見つめ, 状況や周りのことを含めて, とるべき行動を考えることは難しい そこで, 本時では 絵はがきと切手 ( みんなのどうとく ( 学研 )) を資料として取り上げる 絵はがきと切手は, 主に次の 2 つの場面で構成されている 1 主人公ひろ子に, 転校した友達の正子からの絵はがきが届き, ひろ子は, それをもらって嬉しくなる しかし, 友達正子の絵はがきは, 切手代が 70 円不足しているという事実を知り, 主人公ひろ子は, 正子の気持ちを考え, 料金が不足していたことを伝えるべきか, 伝えないべきかと迷う 2 主人公ひろ子は, 友達正子に絵はがきの返事を書き, そこで 70 円不足していた事実を伝えることに決める 子どもは, 友達とはがきや手紙をやりとりした経験から, 主人公ひろ子に自分を置き換えて, 自分だったらどうするだろうかと考えていくことができる しかし, 子どもは伝えるべきか伝えない方がよいかと, それぞれの考え方にずれを感じ, どうすることがよいことなのかと考える この資料を通して, 子どもは自分本位という考えではなく友達の気持ちや立場を考えるということを疑似体験することができる 友達の気持ちや立場を考え, 相手のことを考えて行動することは大切だという道徳的価値を自覚することのできる資料である 3 本主題で学びをつなぐ力を高めた姿と学びをつなぐ力本主題で学びをつなぐ力を高めた姿とは, 自分とのかかわりで道徳的価値の自覚を深める子どもである 具体的には, 同じように私も迷ったよ だって, 友達だと分かっていても言いにくいこともあるよね でも, 正子のためを思えば, やっぱり伝えてあげた方がいいかもしれないね 伝えた方がいいのか, 伝えない方がいいのか, なかなか決心がつかないよ だって, 正子のためなら伝えてあげた方がいいと分かっていても実際伝えるとなると言いづらいもの でも, 正子と友達でいるには隠し事をしないで伝えた方がいいのかも知れないね などと, 友達とは仲良くする, 友達を大切にするという既有の道徳的価値と, 相手のことを考えて行為を決めることの大切さに触れる言葉で, 主人公ひろ子にかける言葉を書いている姿である -1-

目指す子どもにするために, まず, 資料場面の疑似体験をさせる 子どもは, 場面を実際に体験することで こう思うな という自分の気持ちをもつ 次に, 資料の問題場面を提示し, 主人公の取るべき行為とその理由を考えさせる その上で, 友達の考えと交流させる 子どもは, 確かにそう思う 友達が言っていることは違う など, 関係付けるすべを用いて, 既有の道徳的価値と相手のことを思って行為を決めることは大切だという気持ちをつないで考える このような子どもに, 資料の解決場面を提示し, 主人公にどんな言葉をかけてあげるか と問い, 自分の考えを書かせる 子どもは, 主人公が取った行為を基に, 既有の道徳的価値と主人公の気持ちを考えることで, 相手のことを考えて行動することが大切だ という道徳的価値を強化させ, 自分とのかかわりで道徳的価値の自覚を深めることができる 4 指導計画単元カード参照 5 指導の構想子どもは, 友達を大切にする 友達とは仲良くするべきだ などの既有の道徳的価値をそれぞれにもっている また, 年賀状や手紙などを友達とやりとりした生活経験がある このような子どもに, 次のように働き掛ける 働き掛け 1 子どもに, 料金が不足している絵はがきを渡し, 受け取った側が不足分を支払わなければならない事実を伝える 資料の場面について, 自分だったらと考えていけるようにするための働き掛けである 子どもは, 年賀はがきや絵はがきをもらった既有の経験をもっている しかし, 料金が不足していたことを告げるはがきをもらった経験は少ないはずである このような子どもに, 切手代が 70 円不足している というはがきを渡す はがきを見た子どもは, 料金不足を伝える判子が押してあることに気付く このとき, はがきを受け取った人が, 切手代の不足分を支払わなければならない という事実を子どもに伝える 子どもは, この事実に驚きや不満を感じ, 自分がどう思うかを表出する このような子どもに, 次のように働き掛ける 働き掛け 2 資料 1 ( 問題場面 ) を提示し, 主人公はどうするべきか, 考えの理由を問う 個々の道徳的価値に基づいた考えを引き出すための働き掛けである まず, 資料 1 の問題場面を提示して, 資料を読み聞かせ, 問題場面の状況をつかませる 次に, 問題場面の状況が分かった子どもに, 主人公のひろ子はどうするべきか問い, ワークシートに解決方法とその理由を書かせる 子どもは, 主人公のひろ子の気持ちで, 既有の道徳的価値を基に 料金が不足していることを伝える方がいい 伝えない方がいい という解決方法と理由を考えたり, 迷ったりする 解決方法とその理由をもった子どもに, 伝えた方がいい 伝えない方がいい 迷っている という解決方法ごとにネームプレートを貼るように指示し, それぞれの考えの理由を問う 子どもは, 伝えたら正子が傷つくかもしれないから, 伝えない方がいい 伝えてあげる方が相手のためになる 自分が損をするなんておかしいから, 伝えた方がいい など, ひろ子や正子の気持ちに立って考えや理由を述べる ここでの子どもは, ひろ子, 正子, 自分などの様々な視 -2-

点から解決方法を考えている このように, 子どもが解決方法とその理由について自分の考えがもてた状態を問いをもった姿とする 数人の子どもに理由を発表させた後, ネームプレートを移動したい人はいますか と問う 友達が考えた理由と自分の考えた理由を比べて聞き, ネームプレートを動かしたいと考える子どもも出てくる また, 理由を述べる中で 正子のためだとしたら という正子の気持ちに立って考えている理由が出たら, 次の働き掛けを行う 働き掛け 3 相手 ( 主人公の友達正子 ) の気持ちに立たせ, 取るべき行為を考えさせる 相手をことを考えて行為を決めることは大切という道徳的価値に気付かせるための働き掛けである ネームプレートを移動させた子どもに, その理由を問う 子どもは, 正子のためを考えたら, こっちの方がいいと思った なぜなら, だから と理由を述べる ここから 正子のためだと考えたら, 伝えた方がいいのかな, 伝えない方がいいのかな と問う 子どもは, 正子の気持ちに立って考え, ネームプレートで立場を表す ここでの子どもは, 関係付けるすべを用いて, 既有の道徳的価値と正子の気持ちを考えることをつないで考え 相手のことを考えて行為を決めることは大切だ という道徳的価値に気付き始める 自分の考えが決まった子どもに, 理由を問い, 発表させる 何人かの子どもに発表させ, ネームプレートの移動を確認する もう移動しなくてよいという状態になったら, 次の働き掛けを行う 働き掛け 4 資料 2 ( 解決場面 ) を提示し, 主人公がとった行為について考えさせる 自分とのかかわりで道徳的価値をとらえさせるための働き掛けである 資料 3 の解決場面を提示し, 主人公ひろ子がとった行為について 伝えると決心したひろ子に, 何と言ってあげますか と問い, 考えさせる 子どもは, 自分の考えと正子の気持ちを大切に考えることを関わらせて考え, 相手のことを考えて行動することは大切だ という道徳的価値を自覚して, 主人公ひろ子にかける言葉を考える このようにして, 目指す子どもの姿になる 6 本時の構想 (1) ねらい関係付けるすべを用いて, 主人公ひろ子の気持ちに立って考えることを通して, 友達のことを考えて行為を決めることの大切さを自覚することができる (2) 主張 ( 展開 ) 3 Q ( 45 分 ) このような子どもに ( C0) 友達を大切にする 友達とは仲良くしなければいけない 正しいと分かっていても, 実際には行動できないことがある このように働き掛けると 働き掛け 1 説明 今日のお話はこの絵はがきから始まります 配りますね 料金が不足している絵はがきを配付する 子どもの気付きを取り上げる 説明 70 円不足しているという判子が押してあるのに気がつきましたね 実はね, この不足している料金は, はがきを受け取った人が支払わなければならないのですよ 子どもの気持ちや気付きを取り上げる このようになり ( C1) -3-

はがきを見て思ったことや, 不足分をはがきを受け取った人が支払うことについて意見を出し合う うわぁ すごい やった あれ 変だな 不足って書いてあるよ この判子は何だろう 切手代が 70 円足りなかったのか どういうことかな 誰が払うんだろう えっ, なぜ, もらった人が払わなければいけないの はがきを受け取った人が支払うのはおかしいよ 損しちゃうじゃないか 出した人に払ってもらいたいよ はがきをもらえるのは嬉しいけれど, もらった人が支払うのは嫌だな もらった人が料金を払わなければいけないことは, 知っているよ このように働き掛けると 働き掛け 2 説明 はがきをもらった人が料金の不足分を支払うのは変だなと思っているようですね これからお話を読みます 資料 1 が書かれたプリントを配付する 資料 1 を読み聞かせる 子どもの手元にあるはがきには, 資料 1 のはがきの内容が書かれているため, その部分は省いて読み聞かせる 発問 ひろ子は, どうするべきでしょうか 考えを書きましょう ワークシートを配付する 数人に, 取るべき行為を発表させる 伝えた方がいい 伝えない方がいい 迷っている などに, 分類しながら板書する 指示 ひろ子はどうするべきだと思いますか ネームプレートを貼りましょう 発問 ひろ子が, どうするべきか, その理由を書きましょう 取るべき行為の理由を発表させる 発問 友達の考えを聞いていて, ネームプレートを動かしたいという人はいますか このようになり ( C2) 問題場面の内容を把握し, 主人公の取るべき行為を考え, ワークシートに書く 電話で教えてあげる 返事の手紙で教えてあげる 夏休みに会ったときに教えてあげる せっかくはがきをくれたのに お金が足りなかったよ とは, 言いづらいから言わない お母さんに相談してみる 自分が考える, 取るべき行為を発表する ネームプレートを貼る 理由をワークシートに書き, 発表する 伝えた方がいい 正子とは友達だから 正子のためになるから もらった方が料金を払うなんて, 損をしてしまうのはおかしいから 伝えない方がいい 伝えたら正子が傷つくかもしれないから 正子が嫌な気持ちになるかもしれないから 何となく, 言いづらい -4-

迷っている 伝えた方がいいのは分かっているけれど, 実際には言えない 正子がどう思うかなって思ってしまう でも 友達の考えと理由を聞いて, 自分の考えとその理由を振り返る 伝えない方がいい 伝える方がいい 伝えない方がいいと思っていたけれど, 伝えた方がいいのかな ずっと, 黙っているわけにもいかないし 友達だしな 伝える方にしよう 移動させよう 伝えない方がいいと思っていたけれど, 本当のことを伝えてあげた方がいいのかもしれないな 伝えないままだと, 正子が同じ間違いをするかもしれないもんな 移動させよう 伝えない方がいいと思っていたけれど, 正子のことを考えたら伝えた方がいいのかもしれないな でも, 実際にできるかというと, 私は言えないな どうしよう 伝える方がいい 伝えない方がいい 損をするのは嫌だから, 伝えた方がいいと思っていたけれど, 正子の気持ちを考えるとどうなのかな もしかしたら, 正子が傷つくかもしれないな 伝えない方がいいのかもしれない 移動させよう 友達なんだから, 伝える方がいいと思っていたけれど, 実際自分だったらどうするかと考えたら, 友達だとしても言いづらいよな だとすると, 伝えない方に移動しようかな このように働き掛けると 働き掛け 3 発問 なぜ, ネームプレートを移動させたのですか 発問 では, 正子のためだと考えたら, 伝えた方がいいかな, 伝えない方がいいかな 正子の気持ちに立たせて解決方法を考えさせる 指示 ネームプレートを貼りましょう 指示 そのように考えた理由を発表してください 発問 友達の考えを聞いていて, ネームプレートを動かしたいという人はいますか このようになり ( C3) ネームプレートを移動させた理由を発表する 正子のためを思ったらどうかなと思って考えたら, 正子がまた間違うとかわいそうだから伝えた方がいいと思いました 今までは, ひろ子が迷っている気持ちを考えて, 正子に伝えたらどう思われるだろうと思っていました でも, 正子だったらと考えてみたら伝えた方がいいと思います なぜなら, 友達なんだから正子がそのとき嫌な気持ちになったとしても, 分かってくれるはずだと思ったからです 伝えた方がいいと思っていましたが, 伝えない方がいいに変わりました なぜかというと, 伝えることで正子が傷ついたり嫌な気持ちになるかもしれないと思ったからです 正子の気持ちに立って, 解決方法を考える 今度は, 正子の気持ちに立って考えてみるのか 伝えた方がいい 正子のためだと考えたら, 伝えた方がいいと思います なぜなら, 伝えないと正子がまた同じような間違いをするかもしれないからです 友達なんだから, それはかわいそうです 正子のためなら, これからのためにも伝えた方がいい 間違っていることが分かっているのに, 伝えないのは本当の友達とは言えないと思うからです 伝えない方がいい -5-

正子のためだと考えても, 伝えない方がいいと思います せっかく, はがきを送ってくれたのに, 料金が不足していたよなんて教えたら, 正子が傷つくかもしれないからです もしも, 伝えるなら直接会ったときに伝えたいな 正子のため という見方で, 自分が考えた解決方法とその理由を振り返る このように働き掛けると 働き掛け 4 説明 ひろ子は, 決められるでしょうか 続きを読みます 資料 2 が書かれたプリントを配付する 資料 2 を読み聞かせる 説明 ひろ子は, 正子に伝えることにしたようですね 発問 決心したひろ子に, 何と言ってあげますか ワークシートに書きましょう このようになる ( Cn) ひろ子が取った行為を知る やっぱり伝えることにしたんだね 私も同じように考えたよ ぼくは, 伝えない方がいいと思っていたんだよな ひろ子は, 伝えることにしたんだね ひろ子が取った行為を知り, 決心したひろ子に向けて言葉を書く ひろ子, よく決心したね ひろ子と同じように私も迷ったよ だって, 友達だと分かっていても言いにくいこともあるよね でも, 正子のためを思えば, やっぱり伝えてあげた方がいいかもしれないね ひろ子, 決心できてすごいよ 私だったら, 伝えた方がいいのか, 伝えない方がいいのか, なかなか決心がつかないよ だって, 正子のためなら伝えてあげた方がいいと分かっていても実際伝えるとなると言いづらいもの でも, これからも正子と仲良く友達でいるには隠し事をしないで伝えた方がいいのかも知れないね 7 検証 (1) 検証すること 1 構想した働き掛けにより, 想定した関係付けるすべを用いて, 課題解決に必要な 情報と既有事項とを関係付けることができたか 2 構想した働き掛けにより, 学びをつなぐ力を高めた姿になったか (2) 検証の方法 1 働き掛け 3 を受けて, のように, 関係付けるすべを用いて, 既有の道徳的 価値と 正子の気持ちを考えたらどうか という相手のことを大切に思う気持ちと をつないで考えているかを, ワークシートの記述や発言から検証する 2 働き掛け 4 を受けて, のように自分の考えとその理由, のように, 相手のことを考えて行為を決めることの大切さに触れている言葉を記述しているか をワークシートで検証する 1 と 2 の両方をもって表れありと評価する -6-