第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

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4 研究成果物 小学校外国語活動学習指導要領 ( 案 ) 1 目標外国語を通じて 言語や文化について体験的に理解を深め 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り 外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら コミュニケーション能力の素地を養う 2 内容 第 1 学年および第 2 学

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

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Taro-平成23年度英語科東部地区

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

学習指導要領解説 P.12 2 内容 (1) 言語活動ア聞くこと ( オ ) まとまりのある英語を聞いて 概要や要点を適切に聞き取ること ( 略 ) ここでは内容的にまとまりのある複数の英文を聞き その全体の概要や内容の要点をとらえることができるようになることを述べている まとまりのある英語 とは

2. 教科に関する調査の結果 ( 概要 ) -7-2.教科に関する調査の結果(概要)

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Listening 天気予報と予定 (2) 天気などの身近な情報を表すを正しく身につけ運用す 6 What Can We Do for Others?(8) 義務について伝え 必要か不必要かを伝え 自分の考えを伝え Speaking 電話 ( 依頼する 誘う )(2) 電話で用いる定型を身につけ運用

4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

第 2 問 A インターネット上に掲載された料理レシピやその写真から料理の特徴の読み取りや推測を通じて, 平易な英語で書かれた短い説明文の概要や要点を捉える力や, 情報を事実と意見に整理する力を問う 問 1 6 イラストを参考にしながら, ネット上のレシピを読んで, その料理がどのような場合に向いて

イ ディベート ディスカッション Ⅱ 時事英語 エッセイライティング Ⅰ エッセイライティング Ⅱ 必履修科目は 総合英語 Ⅰ 及び ディベート ディスカッション Ⅰ 話すこと 書くこと における発信力の強化や 高校生の卒業後の進路の多 様化などに対応するため より高度で専門的な科目を新設し 計 7

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

第 2 問 A 問題のねらいインターネット上の利用者の評価情報やイラストを参考に場面にふさわしい店を推測させることを通じて, 平易な英語で書かれた短い説明文の概要や要点を捉えたり, 情報を事実と意見に整理する力を問う 問 1 6 友人, 家族, 学校生活などの身の回りの事柄に関して平易な英語で書かれ

学校番号 2004 平成 30 年度英語科 教科科目単位数指導学年教材名 副教材名 英語英語理解 2 第 2 学年美誠社 Applause vol.2 1 担当者からのメッセージ ( 学習方法等 ) 基本的なレベルの英語長文を 段階を追って読んでいくことで 英語長文に慣れ 内容を素早くとらえる練習を

時制などの文構造について復習する 修学旅行の思い出 (9) 修学旅行で外国人にインタビューする 修学旅行の思い出についてスピーチをする 6 The 5 Rs to Save the Earth(8) 特定の動作に対する自分の感じ方 を 伝える 物事のやり方を知っているかを伝 え る 他者に行動を依頼

賀茂北高等学校外国語科平成 30 年 4 月 6 日賀茂北高等学校平成 30 年度入学生英語 CAN-DO リの形での学習到達目標 1 年 簡単な英語の指示が クラスルームイ ALT と挨拶が交わせ 自己紹介 3~5 行の日記程度 1 学期 理解でき, 問題文が読 ングリッシュを聞 ( リス る (

グリーン家の人々

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第 1 問 B 身の回りの事柄に関して平易な英語で話される短い発話を聞き, それに対応するイラストを選ぶことを通じて, 発話内容の概要や要点を把握する力を問う 問 1 5 英語の特徴やきまりに関する知識 技 能 ( 音声, 語, 友人や家族, 学校生活など, 身近な話題に関する平易で短い説明を聞き取

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4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

24 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 内容 発達段階に応じてどのように充実を図るかが重要であるとされ CAN-DOの形で指標形式が示されてい る そこでは ヨーロッパ言語共通参照枠 CEFR の日本版であるCEFR-Jを参考に 系統だった指導と学習 評価 筆記テストのみならず スピーチ イン

生徒の活動

第○学年 ○○科指導計画

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

英語科学習指導案(2年授業参観)

平成28年度 小学校外国語活動 2_研究の実際(1)方向性

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○○科 教科経営案

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平成24年度 英語科 3年 年間指導計画・評価計画

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

第○学年 ○○科指導計画

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Lesson 1 Our Earth (pp

Lesson 1 Our Earth (pp

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

目次 教員養成 研修外国語 ( 英語 ) コア カリキュラム ダイジェスト版 について p. 1 教員養成 研修外国語 ( 英語 ) コア カリキュラムの位置付けについて p. 1 小学校教員養成課程外国語 ( 英語 ) コア カリキュラム構造図 p. 2 学習項目と到達目標 p. 3 中 高等学校

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○○○

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

Lesson1 専業主夫の日記 (2h) 専業主夫の主人公はたいへんな思いをしながら娘の育児に励んでいる 一方の妻は仕事のストレスで不満が溜まり 夫に就職するように言い出す 育児に生きがいを感じている夫はショックを受けるという内容 間違うことを恐れず 積極的に子育て問題について意見交換したり話したり

第2学年3組 英語科学習指導案

9 0 0 () 0 (8) (9) (0) (9) () 通 9 Unit ベッキーの おばあちゃん Unit サンフランシス コの学校 Unit8 ナンシーに会い に Unit9 ケーブルカーに 乗って Unit0 観光地から Unit 一年の思い出 三人称単数現在形の肯定文の形 意味 用法を理

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東京都立松が谷高等学校平成 31 年度年間授業計画 教科 :( 英語 ) 科目 :( コミュニケーション英語 Ⅱ ) 対象 :( 第 2 学年 1 組 ~ 8 組 ) 使用教科書 :BIG DIPPER English Communication Ⅱ[ 数研出版 ] 使用教材 : BIG DIPPE

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新潟市立亀田西中学校

平成29年度 中学校英語科教育 理論研究

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料|国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research

TOMIYA CAN-DO LIST ( ) TOMIYA Junior High School 中学校で身につけてほしい4つの力 1 コミュニケーションを図ろうとする力 2 4 技能を身につける力 3 自分から進んで家庭学習を取り組む力 4 高校入試に必要な学力 TOMIYA CA

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

9 0 (6) Unit5 お祭り大好き 店での注文及び支払いのやりとりができる 名詞の複数形の形 意味 用法を理解し, 表現できる 金魚すくいを通して, 日本の伝統文化について理解を深めることができるハイフレンズ Lesson 積極的に注文及び支払いのやりとりを続けることができる文のつながりや構成


H27 国語

H30全国HP

という目的を明確にするため 次のような場面を設定した 高知県の観光地に英文で書かれた看板がある そこで英語圏ではない外国人と出会う 相手は英語を少し話すことができるが十分に読むことができないため, その人に対して英文を読み取りリテリングをする必要がある という設定である よくある場面ではないかもしれ

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

PowerPoint プレゼンテーション

一般目標 聴覚と口頭との技術および構造形式の学習を最も重 視し 聞き方 話し方 読み方および書き方に熟達するのに役立ついろいろな学習経験を通じて ことば としての英語について 実際的な基礎的な知識を発達させるとともに その過程の中核として 英語を常用語としている人々 特にその生活様式 風俗および習慣

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

学校番号 2004 平成 29 年度外国語科 教科科目単位数指導学年教材名 副教材名 外国語英語表現基礎 2 第 1 学年 美誠社 ドリルで英文法 啓林館 Vision Quest 総合英語 基本例文集プリント補助教材等 1 担当者からのメッセージ ( 学習方法等 ) 積極的に英語でコミュニケーショ

人的環境の整備 教師 友達 分かりやすい説明の手本となるように, 話す速さや声の大きさを意識して簡潔に話したり, 話すポイントを視覚的に示したりする 道案内の手順を知ることや説明原稿の作成に時間が掛かった場合は, 教師間で役割分担しながらアドバイスする グループ内での自分の役割が明確になるように,

平成24年度 英語科 3年 年間指導計画・評価計画

補足資料 2 How many を用いる数の尋ね方について理解する 3 買い物特有の表現や数を尋ねる言い方を用いて, 買い物ごっこに積極的に参加しようとする 4 Let s を用いた文と一般動詞から始まる命令文についての文の構造を知る 5 相手からの指示や提案に対して, 簡単な言葉や動作などで反応す

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Lesson 2 Into Unknowm Territory(pp.18-31) 言語活動への取り組み 話の要点に注意しながら 積極的に聞こうとしている コミュニケーションの継続 クラス発表の際 聞き取れないことがあれば 質問したり聞き返したりして積極的に理解しようとしている Your React

Microsoft Word - ★41_東海中 _学力向上に向けた取組(再提出)

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

4 研究内容 (1) 習得すべき目標指導計画を作成するには 生徒が身に付けるべき英語力の目標を設定することから始めなければならない ア中学校における英語教育の目標中学校において生徒が身に付けるべき英語力については 学習指導要領に次のように示されている ( 中学校における外国語教育の目標 ) 外国語を

教科名英語週時数 4 時間学年 1 年生 使用教科書及び副教材等 SUNSHINE ENGLISH COURSE 1 基礎をきずく ( 浜島書店 ) ニューリヒ ート ( 教育同人社 ) パワーアップフォニックス ( 浜島書店 ) 関心 意欲コミュニケーションに関心を持ち, 積極的に言語活動を行い,

CROWN English Communication III CAN-DO リスト Lesson 1 An American in the Heart of Japan(pp.4-15) 話すこと 正しいリズムやイントネーションを用いて話すことができる 翻訳 や 国際化 について 聞き手に伝わるよ

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いろいろな衣装を知ろう

ひょうごつまずきポイント指導事例集について 次ページ 示 ポイント 過去 全国学力 学習状況調査 結果 うち 特 課題 あた問題をも 作成したひう 状況調査 等 結果 明 したも あ 各学年 領域 共通 内容 い た4ページ~5ページポイントをも 各領域 やそ 学習内容を整理した系統表を掲載しい 各

東京都立葛西南高等学校平成 28 年度コミュニケーション英語 Ⅰ(R) 年間授業計画 教科 :( 英語 ) 科目 :( コミュニケーション英語 Ⅰ(R) ) 単位数 :(2) 単位対象 :( 第 1 学年 1 組 ~7 組 ) 教科担当者 :(1 組 : 船津印 )(2 組 : 佐々木印 )(3 組

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

国語科学習指導案

3 単元の評価規準 アコミュニケーションへの関心 意欲 態度 = 教室活動の観察による評価 = テストによる評価 イ外国語表現の能力 ウ外国語理解の能力 エ言語や文化につい ての知識 理解 単元の評価規準学習活動に即した具体的な評価規準 言語活動において 多くの仲間と話す機会をもとうとしている 教科

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

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りする活動には集中できない児童もいる そのために, ことばにこだわりを持って活動させるようにしてきた 例えば A 児は, 家に帰るとビデオやテレビを見て過ごし, 家族との会話が少ない状況である そのため語彙が少なく, 友だちとのつながりも薄くなり会話が広がらない コミュニケーションを取ることの楽しさ

英語科学習指導案

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

4 学習の活動 単元 Lesson 1 (2 時間 ) 主語の決定 / 見えない主語の発見 / 主語の it 外国語表現の能力 適切な主語を選択し英文を書くことができる 外国語理解の能力 日本の年中行事に関する内容の英文を読んで理解できる 言語や文化についての知識 理解 適切な主語を選択 練習問題の

小学校国語について

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第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨 コミュニケーションに 外国語で話したり書い 外国語を聞いたり読ん 外国語の学習を通し 関心をもち, 積極的に たりして, 自分の考え だりして, 話し手や書 て, 言語やその運用に 言語活動を行い, コミ などを表現している き手の意向などを理解 ついての知識を身に付 ュニケーションを図ろ している けているとともに, そ うとする の背景にある文化などを理解している 3 内容のまとまり外国語科においては, 学習指導要領の内容の言語活動における 聞くこと 話すこと 読むこと 書くこと を内容のまとまりとした 第 2 内容のまとまりごとの評価規準に盛り込むべき事項及び評価規準の設定例 英語 1 目標 (1) 初歩的な英語を聞いて話し手の意向などを理解できるようにする (2) 初歩的な英語を用いて自分の考えなどを話すことができるようにする (3) 英語を読むことに慣れ親しみ, 初歩的な英語を読んで書き手の意向などを理解できるようにする (4) 英語で書くことに慣れ親しみ, 初歩的な英語を用いて自分の考えなどを書くことができるように する 2 学習指導要領の内容, 内容のまとまりごとの評価規準に盛り込むべき事項及び評価規準の設定例 (1) 聞くこと 学習指導要領の内容 (1) 言語活動英語を理解し, 英語で表現できる実践的な運用能力を養うため, 次の言語活動を3 学年間を通して行わせる ア聞くこと主として次の事項について指導する ( ア ) 強勢, イントネーション, 区切りなど基本的な英語の音声の特徴をとらえ, 正しく聞き取ること ( イ ) 自然な口調で話されたり読まれたりする英語を聞いて, 情報を正確に聞き取ること ( ウ ) 質問や依頼などを聞いて適切に応じること ( エ ) 話し手に聞き返すなどして内容を確認しながら理解すること ( オ ) まとまりのある英語を聞いて, 概要や要点を適切に聞き取ること - 1 -

聞くこと の評価規準に盛り込むべき事項 聞くこと の言語活 英語で話されたり読ま 英語やその運用につい 動に積極的に取り組ん れたりする内容を正し ての知識を身に付けて でいる く聞き取ることができ いる る 様々な工夫をして, 聞 場面や状況に応じて英 言語の背景にある文化 き続けようとしてい 語を適切に聞いて理解 について理解してい る することができる る 聞くこと の評価規準の設定例 ( 言語活動への取組 ) ( 正確な聞き取り ) ( 言語についての知識 ) 相づちをうったりメ 強勢やイントネーシ 発音の違いや音変化 モをとったりするな ョン, 区切りなどの に関する知識を身に ど, 相手の話に関心 特徴をとらえて聞き 付けている をもって聞いてい 取ることができる 基本的な強勢やイン る 語句や表現, 文法事 トネーションなどの 聞いたことについて 項などの知識を活用 違いを理解してい 簡単な言葉や動作な して短い英語の内容 る どで反応している を正しく聞き取ることができる ( コミュニケーション ( 適切な聞き取り ) ( 文化についての理解 ) の継続 ) 話されている内容か 家庭, 学校や社会に 相手に聞き返すなど ら話し手の意向を理 おける日常の生活や して, 言われたこと 解することができる 風俗習慣など, 聞 を確認しながら聞き 質問や依頼などを聞 くこと の言語活動 続けている いて, 簡単な言葉や に必要な文化的背景 動作などで適切に応 について理解してい じることができる る まとまりのある英語を聞いて, 全体の概要や内容の要点を適切に聞き取ることができる (2) 話すこと 学習指導要領の内容 (1) 言語活動英語を理解し, 英語で表現できる実践的な運用能力を養うため, 次の言語活動を3 学年間を通して行わせる イ話すこと主として次の事項について指導する ( ア ) 強勢, イントネーション, 区切りなど基本的な英語の音声の特徴をとらえ, 正しく発音すること - 2 -

( イ ) 自分の考えや気持ち, 事実などを聞き手に正しく伝えること ( ウ ) 聞いたり読んだりしたことなどについて, 問答したり意見を述べ合ったりなどすること ( エ ) つなぎ言葉を用いるなどのいろいろな工夫をして話を続けること ( オ ) 与えられたテーマについて簡単なスピーチをすること 話すこと の評価規準に盛り込むべき事項 話すこと の言語活 自分の考えや気持ち, 英語やその運用につい 動に積極的に取り組ん 事実などを英語で正し ての知識を身に付けて でいる く話すことができる いる 様々な工夫をして, 話 場面や状況に応じて英 言語の背景にある文化 し続けようとしてい 語で適切に話すことが について理解してい る できる る 話すこと の評価規準の設定例 ( 言語活動への取組 ) ( 正確な発話 ) ( 言語についての知識 ) 間違うことを恐れず 正しい強勢, イント 発音の違いに関する 積極的に自分の考え ネーション, 区切り 知識を身に付けてい などを話している などを用いて話すこ る 聞き手が理解しやす とができる 基本的な強勢の違い くなるように工夫し 語句や表現, 文法事 を理解している て話している 項などの知識を活用 基本的なイントネー 問答したり意見を述 して正しく話すこと ションの違いを理解 べ合ったりなどして ができる している いる 基本的な区切りについて理解している 話を続けるために必要なつなぎ言葉や相づちをうつ表現などを知っている ( コミュニケーション ( 適切な発話 ) ( 文化についての理解 ) の継続 ) 場面や状況にふさわ 家庭, 学校や社会に つなぎ言葉を用いる しい表現を用いて話 おける日常の生活や などして話を続けて すことができる 風俗習慣など, 話 いる 尋ねられたことに対 すこと の言語活動 身振り手振り, 知っ して適切に応答する に必要な文化的背景 ている語句や表現を ことができる について理解してい うまく利用して自分 適切な声量や明瞭さ る の考えなどを話して で話すことができる いる 聞き手を意識して, 強調したり繰り返したりして話すことができる 与えられたテーマについて, 自分の意見 - 3 -

や主張をまとまりよく話すことができる (3) 読むこと 学習指導要領の内容 (1) 言語活動英語を理解し, 英語で表現できる実践的な運用能力を養うため, 次の言語活動を3 学年間を通して行わせる ウ読むこと主として次の事項について指導する ( ア ) 文字や符号を識別し, 正しく読むこと ( イ ) 書かれた内容を考えながら黙読したり, その内容が表現されるように音読すること ( ウ ) 物語のあらすじや説明文の大切な部分などを正確に読み取ること ( エ ) 伝言や手紙などの文章から書き手の意向を理解し, 適切に応じること ( オ ) 話の内容や書き手の意見などに対して感想を述べたり賛否やその理由を示したりなどすることができるよう, 書かれた内容や考え方などをとらえること 読むこと の評価規準に盛り込むべき事項 読むこと の言語活 英語を正しく音読する 英語で書かれた内容を 英語やその運用につい 動に積極的に取り組ん ことができる 正しく読み取ることが ての知識を身に付けて でいる できる いる 様々な工夫をして, 読 英語で書かれた内容が 目的に応じて英語を適 言語の背景にある文化 み続けようとしてい 表現されるように適切 切に読んで理解するこ について理解してい る に音読することができ とができる る る 読むこと の評価規準の設定例 ( 言語活動への取組 ) ( 正確な音読 ) ( 正確な読み取り ) ( 言語についての知識 ) 読んだことについ 正しい強勢, イント 語句や表現, 文法事 基本的な強勢やイン て, メモをとったり ネーション, 区切り 項などの知識を活用 トネーションなどの 簡単な言葉や動作な などを用いて音読す して内容を正しく読 違いを理解してい どで反応したりして ることができる み取ることができる る いる 語句や文, 文法など 辞書を活用して読ん に関する知識を身に でいる 付けている 積極的に音読している ( コミュニケーション ( 適切な音読 ) ( 適切な読み取り ) ( 文化についての理解 ) の継続 ) 意味内容にふさわし あらすじや大切な部 家庭, 学校や社会に 繰り返して読んだり く音読することがで 分などを読み取るこ おける日常の生活や 読み返したりして読 きる とができる 風俗習慣など, 読 み続けている 適切な声量や明瞭さ 書かれた内容から書 むこと の言語活動 で音読することがで き手の意向を読み取 に必要な文化的背景 - 4 -

きる ることができる について理解してい 伝言や手紙などを読 る んで, その内容にあわせて適切に応じることができる 文や文章を目的に応じた適切な速さで読み取ることができる 話の内容や書き手の意見などを批判的に読むことができる (4) 書くこと 学習指導要領の内容 (1) 言語活動英語を理解し, 英語で表現できる実践的な運用能力を養うため, 次の言語活動を3 学年間を通して行わせる エ書くこと主として次の事項について指導する ( ア ) 文字や符号を識別し, 語と語の区切りなどに注意して正しく書くこと ( イ ) 語と語のつながりなどに注意して正しく文を書くこと ( ウ ) 聞いたり読んだりしたことについてメモをとったり, 感想, 賛否やその理由を書いたりなどすること ( エ ) 身近な場面における出来事や体験したことなどについて, 自分の考えや気持ちなどを書くこと ( オ ) 自分の考えや気持ちなどが読み手に正しく伝わるように, 文と文のつながりなどに注意して文章を書くこと 書くこと の評価規準に盛り込むべき事項 書くこと の言語活 自分の考えや気持ちな 英語やその運用につい 動に積極的に取り組ん どを英語で正しく書く ての知識を身に付けて でいる ことができる いる 様々な工夫をして, 書 目的に応じて英語で適 言語の背景にある文化 き続けようとしてい 切に書くことができる について理解してい る る 書くこと の評価規準の設定例 ( 言語活動への取組 ) ( 正確な筆記 ) ( 言語についての知識 ) 間違うことを恐れず 語句や表現, 文法事 文字や符号を使い分 積極的に書いてい 項などの知識を活用 ける知識を身に付け る して正しく書くこと ている 読み手が理解しやす ができる 文構造や語法, 文法 くなるように書いた などに関する知識を り, 書き直したりし 身に付けている - 5 -

ている 辞書を活用して書いている 正しい語順や語法を用いて文を構成する知識を身に付けている ( コミュニケーション ( 適切な筆記 ) ( 文化についての理解 ) の継続 ) 場面や状況にふさわ 家庭, 学校や社会に うまく書けないとこ しい表現を用いて書 おける日常の生活や ろがあっても知って くことができる 風俗習慣など, 書 いる語句や表現を用 感想や内容に対して くこと の言語活動 いて書き続けてい の賛否に加えてその に必要な文化的背景 る 理由を書くことがで について理解してい きる る 内容的にまとまりのある文章を書くことができる - 6 -