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耐性菌届出基準

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抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

2012 年 1 月 25 日放送 歯性感染症における経口抗菌薬療法 東海大学外科学系口腔外科教授金子明寛 今回は歯性感染症における経口抗菌薬療法と題し歯性感染症からの分離菌および薬 剤感受性を元に歯性感染症の第一選択薬についてお話し致します 抗菌化学療法のポイント歯性感染症原因菌は嫌気性菌および好

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割合が10% 前後となっています 新生児期以降は 4-5ヶ月頃から頻度が増加します ( 図 1) 原因菌に関しては 本邦ではインフルエンザ菌が原因となる頻度がもっとも高く 50% 以上を占めています 次いで肺炎球菌が20~30% と多く インフルエンザ菌と肺炎球菌で 原因菌の80% 近くを占めていま

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15,000 例の分析では 蘇生 bundle ならびに全身管理 bundle の順守は, 各々最初の 3 か月と比較し 2 年後には有意に高率となり それに伴い死亡率は 1 年後より有意の減少を認め 2 年通算で 5.4% 減少したことが報告されています このように bundle の merit

2.7.3(5 群 ) 呼吸器感染症臨床的有効性グレースビット 錠 細粒 表 (5 群 )-3 疾患別陰性化率 疾患名 陰性化被験者数 / 陰性化率 (%) (95%CI)(%) a) 肺炎 全体 91/ (89.0, 98.6) 細菌性肺炎 73/ (86

染症であり ついで淋菌感染症となります 病状としては外尿道口からの排膿や排尿時痛を呈する尿道炎が最も多く 病名としてはクラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎となります また 淋菌もクラミジアも検出されない尿道炎 ( 非クラミジア性非淋菌性尿道炎とよびます ) が その次に頻度の高い疾患ということになります

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審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

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緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾

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グリコペプチド系 >50( 常用量 ) 10~50 <10 血液透析 (HD) 塩酸バンコマイシン散 0.5g バンコマイシン 1 日 0.5~2g MEEK 1 日 4 回 オキサゾリジノン系 ザイボックス錠 600mg リネゾリド 1 日 1200mg テトラサイクリン系 血小板減少の場合は投与

2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメ


よる感染症は これまでは多くの有効な抗菌薬がありましたが ESBL 産生菌による場合はカルバペネム系薬でないと治療困難という状況になっています CLSI 標準法さて このような薬剤耐性菌を患者検体から検出するには 微生物検査という臨床検査が不可欠です 微生物検査は 患者検体から感染症の原因となる起炎

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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

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2015 年 3 月 26 日放送 第 29 回日本乾癬学会 2 乾癬本音トーク乾癬治療とメトトレキサート 名古屋市立大学大学院加齢 環境皮膚科教授森田明理 はじめに乾癬は 鱗屑を伴う紅色局面を特徴とする炎症性角化症です 全身のどこにでも皮疹は生じますが 肘や膝などの力がかかりやすい場所や体幹 腰部

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改訂の理由及び調査の結果直近 3 年度の国内副作用症例の集積状況 転帰死亡症例 国内症例が集積したことから専門委員の意見も踏まえた調査の結果 改訂することが適切と判断した 低カルニチン血症関連症例 16 例 死亡 0 例

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2018 年 10 月 4 日放送 第 47 回日本皮膚アレルギー 接触皮膚炎学会 / 第 41 回皮膚脈管 膠原病研究会シンポジウム2-6 蕁麻疹の病態と新規治療法 ~ 抗 IgE 抗体療法 ~ 島根大学皮膚科 講師 千貫祐子 はじめに蕁麻疹は膨疹 つまり紅斑を伴う一過性 限局性の浮腫が病的に出没

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JAID/JSC 感染症治療ガイドライン―呼吸器感染症―

Transcription:

JAID/JSC 感染症治療ガイド 2014 表 記載にりがありましたので, 下記のように追加 訂させていただきます 2016 年 9 月 JAID/JSC 感染症治療ガイド ガイドライン作成委員会 P106 Ⅶ 呼吸器感染症,A-2 院内肺炎 3 Definitive Therapy P. aeruginosa 多剤耐性の場合 CL:5mg/kg 1 回ローディング その 24 時間後に以下の維持用量を開始する CL:5mg/kg 1 回ローディング その 24 時間後に以下の維持投与を開始する ******************************************************************************** 以下は 第 1 版 ( 第 4 刷 ) (2016 年 9 月 16 日発行 ) 以降では修済 P43 III 細菌性髄膜炎 D 院内発症髄膜炎 -1 Empiric Therapy- 推奨される治療薬 β- ラクタム系薬 - DRPM 静注または点滴静注,1 回 40mg/kg 1 日 3 回 ( 最大 3g/ 日 ) β- ラクタム系薬 - DRPM 点滴静注,1 回 40mg/kg 1 日 3 回 ( 最大 3g/ 日 ) P197 X 皮膚軟部組織感染症 -O ガス壊疽 -1 Empiric Therapy- 推奨される治療薬 DRPM 点滴静注 1 回 1g 1 日 3 回 診断確定まで ( 添付文書最大 1.5g/ 日 ) DRPM 点滴静注 1 回 1g 1 日 3 回 診断確定まで ( 添付文書最大 3g/ 日 ) P204 XI 尿路感染症 A-1 急性単純性膀胱炎 ( 閉経前 )-Empiric Therapy- 推奨される治療薬 1) TFLX 経口 1 回 300mg 1 日 2 回 3 日間 1) TFLX 経口 1 回 150mg 1 日 2 回 3 日間

P206 XI 尿路感染症 される治療薬 A-4 複雑性膀胱炎 ( カテーテル非留置症例 ) Empiric Therapy- 推奨 TFLX 経口 1 回 300mg 1 日 2 回 7 14 日間 TFLX 経口 1 回 150mg 1 日 3 回 7 14 日間 P207 XI 尿路感染症 B-1 急性単純性腎盂腎炎 ( 思春期 閉経期の女性 ) Empiric Therapy- 推奨される治療薬 - 軽症 中等症の病態 TFLX 経口 1 回 300mg 1 日 2 回 7 14 日間 TFLX 経口 1 回 150mg 1 日 3 回 7 14 日間 P210 XI 尿路感染症 B-4 複雑性腎盂腎炎 ( カテーテル非留置症例 ) Empiric Therapy- 推奨される治療薬軽症 中等症の場合 TFLX 経口 1 回 300mg 1 日 2 回 7 14 日間 TFLX 経口 1 回 150mg 1 日 3 回 7 14 日間 P218 XI 尿路感染症 G-1 小児の上部尿路感染症 - 推奨される治療薬 - 乳児期以降 -2 Definitive Therapy ST 合剤経口 1 回 5mg(TMP として )/kg 1 日 2 回 ( 生後 2 か月未満は禁忌 ) ST 合剤経口 1 回 (TMP として )4~6mg/kg 1 日 2 回 ( 生後 2 か月未満は禁忌 ) P219 XI 尿路感染症 G-1 小児の上部尿路感染症 -VUR を有する患者 ST 合剤経口 1 回 0.01 0.025g/kg 1 日 1 回 ( 就寝時 ) ST 合剤経口 1 回 (TMP として )2mg/kg 1 日 1 回 ( 就寝時 )

P219 XI 尿路感染症 G-2 小児の下部尿路感染症 -Empiric Therapy- 推奨される治療薬 ST 合剤経口 1 回 50mg/kg(TMP として 10mg/kg) 1 日 2 回 ST 合剤経口 1 回 (TMP として )4 6mg/kg 1 日 2 回 ( 生後 2 か月未満は禁忌 ) P226 XⅡ 性器感染症,B 1 2 骨盤内炎症性疾患の治療 症の場合 PCG 点滴静注 1 回 1,000 2,000 万単位 1 日 4 回 4 6 週間 PCG 点滴静注 1 回 300 万 500 万単位 1 日 4 回 4 6 週間 その後 AMPC 経口 1 回 500mg 1 日 3 回 3 6 か月間 2 Definitive Therapy 骨盤内放線菌 P249 XIV 眼感染症 E 細菌性角膜炎 - 推奨される治療薬 - 塗抹 検鏡ができない場合 - 全身投 与 - 小児 DRPM 点滴静注 1 回 20mg 1 日 3 回 DRPM 点滴静注 1 回 20mg/kg 1 日 3 回 P249 XIV 眼感染症 E 細菌性角膜炎 - 推奨される治療薬 - 塗抹 検鏡 ( グラム染色 ) 像があ る場合 - 全身投与 - 小児 DRPM 点滴静注 1 回 20mg 1 日 3 回 DRPM 点滴静注 1 回 20mg/kg 1 日 3 回 P272 XI 歯性感染症 1 群 : 歯周組織炎,2 群 : 歯冠周囲炎 - 第二選択 小児でペニシリンアレルギーのある場合 の上に以下を追加成人でペニシリンアレルギーのある場合 CLDM 経口 1 回 150mg 1 日 4 回 3~7 日間 AZM 経口 1 回 500mg 1 日 1 回 3 日間 AZM 経口 1 回 2g 1 日 1 回 CAM 経口 1 回 200mg 1 日 2 回 3~7 日間 - CTRX 点滴静注 1 回 0.5~1 g 1 日 1~2 回 (1~2 g/ 日 ) CTRX 点滴静注 1 回 1~2 g 1 日 1~2 回 (1~2 g/ 日 )

- 重症例および第二選択 MEPM 点滴静注 1 回 0.25~0.5 g 1 日 2~3 回 30 分以上かけて 重症 難治例では 1 回 1 g を上限として 1 日 3 g まで増量可 ( 小児 : 点滴静注 1 回 20 mg/kg 1 日 3 回, 重症 難治例には 1 日 120 mg/kg まで 増量可 ) MEPM 点滴静注 1 回 0.5~1 g 1 日 3 回 30 分以上かけて ( 小児 : 点滴静注 1 回 20~40mg/kg 1 日 3 回 30 分以上かけて,1 日用量が 3g を超 えないこと ) - 重症例および第二選択 DRPM 点滴静注 1 回 0.25 g 1 日 2~3 回 30 分以上かけて 重症 難治例には 1 回 0.5 g を 1 日 3 回投与し, 増量が必要と判断される場合にかぎ り 1 回量として 1 g,1 日量として 3 g まで投与可 ( 小児 : 点滴静注 1 回 20 mg/kg 1 日 3 回, 重症 難治例には 1 回 40mg/kg まで 増量可, 最大 1 回 1 g まで ) DRPM 点滴静注 1 回 0.5~1g 1 日 3 回 30 分以上かけて, 投与量の上限は 1 回 1g まで とする ( 小児 : 点滴静注 1 回 20~40mg/kg 1 日 3 回 30 分以上かけて, 投与量の上限は 1 回 1g までとする ) P274 XVI 腸管管感染症 A 成人の細菌性腸炎 A-1 市中感染 1 Empiric Therapy CPFX 経口 1 回 500mg 1 日 2 回注 ) CPFX 経口 600mg/ 日 1~2 回分割 P274,p276 の 注 : 日本感染性腸炎学会では, 国内における保険適用量の上限である CPFX 経口 600 mg/ 日 1~2 回分割投与を推奨としている を削除 2 Definitive Therapy Salmonella( 適応例のみ ) CPFX 経口 1 回 500mg 1 日 2 回 3~7 日間注 ) CPFX 経口 600mg/ 日 1~2 回分割 3~7 日間 2 Definitive Therapy Salmonella( 適応例のみ )

CPFX 点滴静注 1 回 400mg 1 日 2 回 (12 時間ごと ) 3~7 日間 CPFX 点滴静注 1 回 300mg 1 日 2 回 (12 時間ごと ) 3~7 日間 2 Definitive Therapy Vibrio/Plesiomonas/Aeromonas /Yersinia( 重症例 ) CPFX 経口 1 回 500mg 1 日 2 回 3~5 日間 CPFX 経口 600mg/ 日 1~2 回分割 3~5 日間 2 Definitive Therapy,Shigella CPFX 経口 1 回 500mg 1 日 2 回 3~5 日間 CPFX 経口 600mg/ 日 1~2 回分割 3~5 日間 P276 XVI 腸管管感染症 A 成人の細菌性腸炎 A-1 市中感染 2 Definitive Therapy,Vibrio cholerae CPFX 経口 1 回 500mg 1 日 2 回 3 日間注 ) CPFX 経口 600mg/ 日 1~2 回分割 3 日間 P312 XⅦ 耐性菌, ブレイクポイント,PK-PD- 表 XⅦ-10 腎機能別の抗菌薬投与量の目安 AMPC 血液透析 (HD) 1 回 1 2g 1 日 1 2 回 HD 日は HD 後 AMPC 血液透析 (HD) 1 回 250mg 1 日 1 回 HD 日は HD 後