阿見町小中学生の食行動と生活リズム 127 A S V P I Volume 21 報 告 阿見町小中学生の食行動と生活リズムの関連 1) 1) 2) 3) 1) 沼口知恵子, 山口忍, 西出弘美, 潮﨑純子, 綾部明江 1) 1) 鶴見三代子, 本村美和, 長澤ゆかり 1) 4) 5), 佐藤斉, 山川百合子 6) 7) 中村勇, 岩本浩二 1) 茨城県立医療大学保健医療学部看護学科 2) 茨城県立医療大学助産学専攻科 3) 茨城県阿見町立阿見小学校 4) 茨城県立医療大学保健医療学部放射線技術科学科 5) 茨城県立医療大学保健医療学部医科学センター 6) 茨城県立医療大学保健医療学部作業療法学科 7) 茨城県立医療大学保健医療学部理学療法学科 要旨本研究は, 阿見町の小中学生への食生活に関するアンケート調査より, 小中学生の食行動と生活リズムとの関連について報告した 小学 5 年生 377 人, 中学 2 年生 379 人より回答を得た 小中学生の朝食の欠食割合は, 全国調査の結果とほぼ同様の結果であった 阿見町では, 望ましい食行動をとっている児童生徒の割合は高く, 日頃の食育活動の成果を予測することができた また, 食べることが好き, 1 日 3 食必ず食べる ことと早寝早起きの関連が示された 今後は, 本調査結果をベースとし, 日頃の食育活動の効果を図っていく必要がある キーワード : 小学生, 中学生, 食行動, 生活リズム, 食育 はじめにわが国では, 平成 17 年に食育基本法が公布され 1), 国民が生涯にわたって健全な心身を培い, 豊かな人間性をはぐくむために, 食育活動が推進されてきた 平成 23 年には, 第二次食育計画が策定され, 具体的な目標値を設定し, 地方自治体も独自の食育計画を策定し, それに基づく活動の展開を要求されてい 2) る 平成 26 年度食育白書によると, 茨城県内市町村の食育推進計画作成状況は,75% と平成 23 年の 30% から飛躍的に伸びている その中で県南地域に位置する阿見町では, 平成 19 年より町立小中学校 の食育活動の中心的役割を担う栄養教諭を町内小学校に配置し, 食農教育や健康教育など様々な活動を展開している 筆者らは, 平成 25 年度より本学地域貢献研究として 食育計画を活用した住民の生活習慣改善への試み- 阿見町保健部門との協働 - を開始し, このプロジェクトの中で, 住民に対する食育に関する調査, 小学校における食育授業への参画等の様々な取り組みを行ってきた 本報告では, 今後の阿見町小中学校での食育活動の評価指標とするべく, 平成 26 年度に実施した小中学生の食生活に関する調査より, 阿見町小中学生 連絡先 : 沼口知恵子 茨城県立医療大学保健医療学部看護学科 300 0394 茨城県稲敷郡阿見町阿見 4669 2 電 話 :029 840 2188 E mail:moric@ipu.ac.jp
128 の食行動と生活リズムとの関連について報告する 目的阿見町の小中学生の食行動と生活リズムとの関連を明らかにし, 今後の食育活動への示唆を得ることとした 方法 個別の封筒に, 保護者用の研究協力依頼書, 本人用の研究協力依頼書とともに同封した 研究協力依頼書には, 本研究の主旨, 自由意思での参加, 辞退による不利益はないこと, プライバシーの保護, 調査結果の公開, 得られたデータの厳密な管理について記載した アンケートの返信をもって同意とみなした 本研究は, 本学倫理委員会の承認 (No.582) を得て実施した 調査方法は, 無記名の自記式質問紙調査とした 調査は, 阿見町教育委員会の承諾を得て行った 各学校長の協力を得て, 各学校の教員を介して児童生徒にアンケートを配布した 回収は, 個別の封筒に入れて教室内の回収箱に自由意思で投函することとした 対象は, 阿見町立小学校 5 年生 ( 以下, 小学生という )404 人, 阿見町立中学校 2 年生 ( 以下, 中学生という )406 人の計 810 人であった 調査内容は, 朝食 夕食の摂取などの食生活について ( 表 1), 起床時間, 就寝時間の生活リズムについてであった 調査は, 平成 26 年 7 月に実施した 表 1 食生活に関する質問内容 ( 抜粋 ) 3 15 結果 回収した調査用紙は, 小学生 377 人, 中学生 379 人であり, 回収率はそれぞれ 85.1%,93.4% であった 1. 食事摂取率 1 ) 朝食摂取率小学生の平日の朝食摂取は, 毎日食べる 343 人 (91.0%), 週に 4 ~ 6 回食べる 18 人 (4.8%), 週に 1 ~ 3 回食べる 12 人 (3.2%), 全く食べない 4 人 (1.0%) であった ( 図 1) 中学生では, 毎日食べる 331 人 (87.3%), 週に 4 ~ 6 回食べる 26 人 (6.9%), 週に 1 ~ 3 回食べる 13 人 (3.4%), 全く食べない 8 人 (2.1%), 無回答 1 人 (0.3%) であった ( 図 2) 1 3 3.2% 1% 4 6 4.8% 91% 分析には,SPSS.Ver.20.0 を用いた 食行動, 食べることへの関心と生活リズムの関係についてはχ 2 検定 ( 有意水準は 5% 未満 ) を行い, その他の項目は, 単純集計を行った 倫理的配慮 4 6 6.9% 図 1 小学生の平日朝食摂取率 1 3 3.4% 2.1% 阿見町教育委員会に調査主旨説明との協力依頼を行い, 承諾を得た また, 町立小中学校長会の承諾を得て, 栄養教諭もしくは各学校の教員を通じて児童生徒にアンケートを配布した アンケート用紙は, 図 2 中学生の平日朝食摂取率 87.3%
阿見町小中学生の食行動と生活リズム 129 2 ) 朝食を食べない理由小学生に朝食を食べない理由について複数回答で尋ねたところ, 平日時間がない 6 人, 食欲がない 5 人, 太るから 5 人, いつもの習慣で 1 人, その他 1 人であった 中学生では, 平日時間がない 15 人, 食欲がない 5 人, いつもの習慣で 2 人, 朝食が準備されていない 1 人, その他 2 人であった ( 表 2) 表 2 朝食を食べない理由 6 15 5 5 5 2 1 1 1 2 3 )1 日の食事回数小学生のうち, 1 日 3 食必ず食べている と回答したのは 285 人 (75.6%), ほとんど 3 食たべている 82 人 (21.8%), たまに 3 食たべている 8 人 (2.1%), 無回答 2 人 (0.5%) であった 中学生では, 1 日 3 食必ず食べている 266 人 (70.2%), ほとんど 3 食たべている 83 人 (21.9%), たまに 3 食たべている 20 人 (5.3%), 食べていない 7 人 (1.8%) 無回答 2 人 (0.5%) であった 2. 共に食事をする人朝食を共にする人を複数回答で尋ねたところ, 小学生では, きょうだい 257 人 (68.2%), 母親 187 人 (48.6%), 父親 110 人 (29.2%), 祖父 9 人 (2.4%), 祖母 26 人 (6.9%) であった 平日の朝食を一人で摂取している 小学生は,80 人 (21.2%), 夕食を一人で摂取しているの は,22 人 (5.8%) であった ( 図 3) 中学生では, 朝食を共に摂取する人は, きょうだい 169 人 (44.6%), 母親 104 人 (27.4%), 父親 54 人 (14.2%), 祖父 11 人 (2.9%), 祖母 14 人 (3.7%) であった 平日の朝食を一人で摂取している のは,183 人 (48.3%), 夕食を一人で摂取している 42 人 (11.1%) であった 300 単位 : 人 250 200 150 100 50 0 図 3 表 3 朝食を共に摂取する人 小学生では, 栄養のバランスを考えて食べているか について, 食べている 146 人 (38.7%), ほとんど食べている 131 人 (34.7%), であった たまに食べている 74 人 (19.6%), 食べていない 24 人 (6.4%), 無回答 2 人 (0.5%) であった ( 表 3) 中学生では, 食べている 107 人 (28.2%), ほとんど食べている 133 人 (35.1%), たまに食べている 95 人 (25.1%), 食べていない 43 人 (11.3%), 無回答 1(0.3%) であった 好き嫌いをせず食べているか について小学生では, 食べている 92 人 (24.4%), ほとんど食べている 145 人 (38.5%), たまに食べている 98 人 (26.0%), 食べていない 42 人 (11.1%) であった 中学生では, 食べている 112 人 (29.6%), ほとんど食べている 133 人 (35.1%), たまに食べている 82 人 (21.6%), 食べていない 51 人 (13.5%), 無回答 1 人 (0.3%) であった いろんな野菜を食べている 小学生は,320 人 (84.9%), 中学生は 304 人 (80.2%) であった よくかんで食べている 小学生は,313 人 (83.0%), 中学生は 312 人 (82.3%) であった 4. 食べることへの関心 小中学生の食行動 食行動 小学生 (n=377) 中学生 (n=379) 栄養のバランスを考えて食べている ( 食べている ほとんど食べている ) 277 人 (73.4%) 240 人 (63.3%) 好き嫌いせずに食べている ( 食べている ほとんど食べている ) 237 人 (62.9%) 245 人 (64.7%) いろんな野菜を食べている 320 人 (84.9%) よくかんで食べている 313 人 (83%) 304 人 (80.2%) 312 人 (82.3%) 3. 食行動 1 ) 食事に対する意識
130 食べることへの関心について, 食べることへの思考と食育バランスガイドの既知率について尋ねた 小学生では, 食べることが好き 309 人 (82.0%), 好きではない 58 人 (15.4%), 無回答 10 人 (2.6%) であった 中学生では, 食べることが好き 352 人 (92.9%), 好きではない 21 人 (5.5%), 無回答 6 人 (1.6%) であった 小学生では, 食育バランスガイドを 知っている 113 人 (30.0%), 知らない 252 人 (66.8%), 無回答 12 人 (3.2%) であった 中学生では, 知っている 121 人 (31.9%), 知らない 250 人 (66.0%), 無回答 8 人 (2.1%) であった 5. 生活リズム 1 ) 就寝時間小学生では, 21 時までに就寝 60 人 (15.9%), 21 ~ 22 時まで 183 人 (48.5%), 22 ~ 23 時まで 85 人 (22.5%), 23 ~ 24 時まで 30 人 (7.9%), 24 時以降 7 人 (1.9%), 無回答 12 人 (3.2%) であった ( 図 4) 中学生では, 21 時までに就寝 20 人 (5.3%), 21 ~ 22 時まで 75 人 (19.8%), 22 ~ 23 時まで 126 人 (33.2%), 23 ~ 24 時まで 102 人 (26.9%), 24 時以降 49 人 (12.9%), 無回答 7 人 (1.8%) であった 2 ) 起床時間 21 21 22 22 23 23 24 24 0% 20% 40% 60% 80% 100% 図 4 就寝時間小学生の起床時間は, 6 時より前 79 人 (21%) 6 ~ 6 時半まで 159 人 (42.2%), 6 時半 ~ 7 時まで 123 人 (32.6%), 7 時半 ~ 8 時まで 3 人 (0.8%), 8 時以降 5 人 (1.3%), 無回答 8 人 (2.1%) であった ( 図 5) 中学生では, 6 時より前 110 人 (29.0%), 6 ~ 6 時半まで 183 人 (48.3%), 6 時半 ~ 7 時まで 6 6 6 67 78 8 0% 20% 40% 60% 80% 100% 図 5 起床時間 74 人 (19.5%), 7 時半 ~ 8 時まで 5 人 (1.3%), 8 時以降 0 人 (0%), 無回答 7 人 (1.8%) であった 6. 食行動 食べることへの関心と生活リズムとの関係子どもの食行動, 食べることへの関心と生活リズムの関連を見るためにχ 2 検定を行った 生活リズムは, 起床時間を 6 時 30 分までに起床する群と 6 時 30 分以降に起床する群に 2 分し ( 無回答は除く ), さらに就寝時間を 22 時までに就寝する群と 22 時以降に就寝する 2 群に分けて ( 無回答は除く ) 検定を行った その結果, 1 日 3 食必ず食べているかどうか と起床時間, 就寝時間, さらに 食べることが好きかどうか と起床時間, 就寝時間で有意な差が認められた 1 日に必ず 3 食食べる小学生は,22 時までに寝ている児童が有意に多かった (χ 2 = 21.371,df = 1, p < 0.001) 起床時間では有意な差はみられなかった 1 日に必ず 3 食食べる中学生は,22 時までに寝ている子どもが多く (χ 2 = 17.418,df = 1,p < 0.001), さらに朝 6 時 30 分までに起きている子どもが多かった (χ 2 = 16.584,df = 1,p < 0.001) また, 食べることの好きな小学生は,6 時 30 分よりも早く起きている子どもが有意に多く (χ 2 = 14.702,df = 1,p < 0.001), 中学生でも同様の結果であった (χ 2 = 4.897,df = 1,p < 0.05) 就寝時間では小中学生ともに有意な差はみられなかった 考察 1. 阿見町の子どもたちの食行動の特徴朝食の欠食について, 平成 22 年度児童生徒の食 3) 事状況等調査によると, ほとんど食べない 児童
阿見町小中学生の食行動と生活リズム 131 生徒の割合は小学校 1.5%, 中学校 2.8% であると報告されている 本調査においては, 全く食べない という小学生の欠食率は 1.1%, 中学生は 2.1% であり, 全国調査より低い結果と言える 欠食の理由は, 小中学生ともに 時間がない が最も多く, 前述全国調査結果と同様であった さらに本研究では, 小学生の欠食の理由にのみ 太るから があり, 中学生では見られなかった 小中学生は, 成長著しい時期であり, 食べることの重要性は非常に高い 学校における食育活動の中で, 食べることが体にどのような影響を与えるかを小学生から教育することの必要性が示唆された 食事を家族と食べる 共食 の回数は, 食育計画の食育推進施策の評価項目となっている 本調査では, 平日の朝食を一人で食べると回答した子どもの割合が小学生 21.2%, 中学生 48.3% と高く, 孤食 の可能性が考えられた 孤食は, 日常化すると, 食を楽しむ気持ちや食行動, 健康状態にも不定愁訴などの問題が生じることが報告されており 4), 今後は孤食と学校での問題行動や健康問題等との関係性の確認や, 孤食を減らすための取組み 5) を検討する必要がある 一方で, 今回 一人で食事をする と回答した子どもの中には, 共に食事はしていないが, 同じ空間にほかの誰かが存在する可能性も考えられた その場合は, 孤食ではなく, 広義の共食と捉えられる可能性もあるため, 今後更なる調査の必要性がある 小中学生の食行動と食べることへの関心について, 阿見町の小中学生は, 栄養のバランスを考えて食べる, 好き嫌いせず食べる, よく噛んで食べる等, 多くの児童生徒が良い食行動をとっていることが明らかになった さらに, 食べることが好きであると答えた割合は小学生 82.0%, 中学生 92.9% であり, 食に対する肯定的な意識と行動が高い割合で身についていることが明らかとなった 2. 食行動, 食ベることへの関心と生活リズム好き嫌いがない子ども, また 1 日必ず 3 食食べている子どもは, 早寝早起きの傾向にあることが分かった 平成 22 年 児童生徒の食事状況等調査報告書 3) においても類似の結果が出ており, 朝食を 必ず食べる児童生徒は早起きの傾向にあり, 欠食のある児童生徒ほど, 朝なかなか起きられない割合が高 いことが示された また同調査では就寝時間についても, 朝食を必ず食べる児童生徒の就寝時刻は, 欠食がある児童生徒の就寝時刻よりも早い傾向が示された 本研究結果からは因果関係は不明であるが, 食育を進める際に, 同時に生活リズムを整えるかかわりも進めることで, 子どもたちの健康な生活のさらなる促進につながるのではないかと考えた 阿見町においては, 本研究結果をベースとして, 今後も継続して調査を行い, 学校での食育活動の効果測定と取り組みの改善に活用していく必要がある 謝辞本研究を行うに当たり, 快くご協力くださいました阿見町教育委員会の皆さま, 小中学校の先生方, さらに調査にご協力を頂きました児童生徒の皆さんと保護者のみなさんに感謝申し上げます 本研究は, 平成 26 年度地域貢献研究 食育計画を活用した住民の生活習慣改善への試み- 阿見町保健部門との協働 - の一部である 文献 1. 内閣府食育基本法と食育推進基本計画 http://www8.cao.go.jp/syokuiku/about/law/ law.html,( 参照 2015-09-17) 2. 内閣府平成 26 年度食育白書 http://www8.cao.go.jp/syokuiku/data/ whitepaper/2014/pdf-honbun.html( 参照 2015-09-17). 3. 日本スポーツ振興センター平成 22 年度児童生徒の食事状況等調査報告書. http://www.jpnsport.go.jp/anzen/anzen_ school/tyosakekka/tabid/1490/default.aspx ( 参照 2015-09-30). 4. 小切間美保, 甲斐永里, 合田沙織ほか. 学童期の朝共食の重要性と朝共食のための食育介入の試み. 同志社女子大学総合文化研究所紀要, 2012;29:210-217. 5. 會退友美, 市川三紗, 赤松利恵幼児の朝食共食頻度と生活習慣および家族の育児参加との関連. 栄養学雑誌.2011;69:304-311.
132 Association between Eating Behavior and the Rhythm of Life in Elementary and Junior High School Children in Ami-machi Chieko Numaguchi 1), Shinobu Yamaguchi 1), Hiromi Nishide 2), Junko Shiozaki 3), Akie Ayabe 1) Miyoko Tsurumi 1), Miwa Motomura 1), Yukari Nagasawa 1), Hitoshi Sato 4), Yuriko Yamakawa 5) Isamu Nakamura 6), Koji Iwamoto 7). 1) 2) 3) 4) 5) 6) 7) Department of Nursing, School of Health Sciences, Ibaraki Prefectural University of Health Sciences Graduate Program in Midwifery, Ibaraki Prefectural University of Health Sciences Ami Elementary School Department of Radiological Sciences, School of Health Sciences, Ibaraki Prefectural University of Health Sciences Center for Medical Sciences, School of Health Sciences, Ibaraki Prefectural University of Health Sciences Department of Occupational Therapy, School of Health Sciences, Ibaraki Prefectural University of Health Sciences Department of Physical Therapy, School of Health Sciences, Ibaraki Prefectural University of Health Sciences Abstract The purpose of this study is to clarify the association between eating behavior and the rhythm of life in Elementary and Junior High School Children in Ami-machi. Questionnaire was conducted for elementary and junior high school children in Ami-machi. Responses for 377 elementary school children in the fifth grade and 379 junior high school children in the second grade were obtained. The rates of those missing breakfast were almost the same as the national survey for both elementary and junior high school children. Awareness of food and the number of children who are eating desirable foods are high, suggesting that good quality of regular food education is bearing results. The study also suggested an association between daily routine of 'early in the morning and early in the night' and those who 'like eating' and 'eat three meals a day every day'. Using the results of this survey, further study is needed to elaborate the effects of regular food education. Key words: elementary school student, junior high school student, eating behavior, living cycle, nutrition education