S 部 門 ( 肢 体 不 自 由 教 育 部 門 ) 文 字 言 語 文 章 等 の 教 材 教 材 ガイド 鹿 本 学 園 キャラクター シカちゃん モトちゃん 平 成 27 年 度 第 2 回 作 成
目 次 コミュニケーションボード たった200 円 でお 手 軽 抽 選 箱 なまえでかるた ひらがなスタンプ まとめよう 漢 字 の 成 り 立 ち 出 来 事 をイメージしよう 書 いてみよう まとめてみよう 抜 き 出 しワークシート 論 議
コミュニケーションボード ~いまどんな 気 持 ち?~ 簡 単 な 日 常 会 話 を 理 解 していて 意 思 表 示 は うなずきや 表 情 挙 手 等 でやりと りをする 生 徒 S 高 3 学 習 グループ 自 立 活 動 を 主 とする 教 育 課 程 ボードの 中 からイラストを1つ 選 び 教 員 に 自 分 の 今 の 気 持 ちを 伝 えることができ 作 り 方 1 学 校 で 使 用 する 場 面 がありそうなイ ラスト(ドロップス)をいくつか 選 ん でA3の 表 にすイラストの 下 には 勉 強 する つまらない 等 の 言 葉 もつけ 2 表 をクリアファイルにいれ 使 ってみて 教 員 が 生 徒 の 気 持 ちを 確 認 でき 生 徒 も 自 分 の 気 持 ちが 伝 えることができ るので 自 分 からボードを 使 おうとし 1コミュニケーションボードを 提 示 して 今 の 気 持 ちはどれですか と 尋 ね 2 生 徒 の 中 指 にオレンジ 色 の 指 サックをはめ 手 指 の 操 作 性 が 高 くないので 生 徒 がどのイラストを 指 しているかわかりやすくするため 3 生 徒 が つまらない 勉 強 する 等 のイラストを1つ 選 んだら 教 員 がそれでよいか 確 認 をと 4イラストの 使 用 頻 度 に 応 じて ボードのイラストや 文 をかえていき 改 良 していく コミュニケーションツールの1つとして 使 用 した 生 徒 の 気 持 ちを 尋 ねる 時 だけでなく 授 業 前 に 勉 強 する のイラストを 教 員 が 指 さし 気 持 ちを 授 業 に 向 けることもできた
たったの200 円 でお 手 軽 抽 選 箱! 物 の 名 前 や 言 葉 を 学 習 ししている 生 徒 簡 単 なゲームのルール 理 解 ができる 生 徒 数 の 学 習 をしている 生 徒 感 触 遊 びを 目 的 とする 生 徒 使 い 方 によって 全 生 徒 対 象 1 箱 の 中 身 を 想 像 す 数 当 てやすごろくなどのゲームをす 感 触 遊 びを 楽 しむ 2 材 料 : 蓋 付 き 段 ボール 箱 流 し 用 菊 割 れゴム 3 ゲーム1 中 に 楽 器 を 入 れて これは 何 の 音 かな? 音 当 てゲーム ゲーム2 学 習 したい 言 葉 を 入 れてすごろくゲーム ゲーム3おもちゃを 入 れて 何 個 入 っているか 数 当 てゲーム ~ここがポイント!~ たったの200 円 ( 税 抜 )で 簡 単 に 抽 選 箱 が 作 成 できます 使 い 方 はあなたのアイデア 次 第! 使 ったあとは 箱 をたたんでコンパクトに 収 納 もできます!ぜひ お 試 しあれ
なまえでかるた ~ひらがなを 覚 えよう~ 文 字 に 興 味 を 持 ち 始 めた 生 徒 ゲームが 好 きな 生 徒 S 中 2 B 学 習 グループ 知 的 障 害 を 併 せ 有 する 生 徒 の 教 育 課 程 文 字 (ひらがな)に 親 しむ イラストをヒントに 自 分 の 名 前 の 文 字 を 覚 え る ルールのあるゲームを 楽 しむ 名 刺 カードの 裏 表 にイラストと 文 字 を 印 刷 する 名 刺 サイズのカードケースに 入 れると 汚 れない! 折 れない!! 入 れ 替 え 簡 単!!! 1イラスト 面 を 上 にしてランダムに 並 べる 2 生 徒 の 名 前 を 一 文 字 ずつ 読 み 上 げる 3 該 当 するイラストカードを 裏 返 す 4 生 徒 と 一 緒 に 文 字 を 読 み 書 かれている 文 字 を 一 緒 になぞる 52~4を 繰 り 返 す 6 名 前 の 順 番 に 並 べ 生 徒 と 一 緒 に 読 む 覚 えた 文 字 は イラストをなくし 文 字 だけで 取 れるようにする
ひらがなスタンプ ~もじ ペッタン~ 文 字 への 興 味 理 解 はあ るが 手 の 動 きに 制 限 があ るなど 文 字 を 書 くことが 難 しい 児 童 生 徒 の 制 作 活 動 などに 活 用 でき S 小 3 A 学 習 グループ 自 立 活 動 を 主 とする 教 育 課 程 ひながなに 興 味 関 心 を 持 つ 写 しだされた 文 字 や 形 の 面 白 さを 感 じ て 主 体 的 にやろうとす < 材 料 > 木 片 円 柱 木 片 ( 文 字 数 分 ) ひ ながらシール 100 均 のひらがな マット < 作 り 方 > 円 柱 の 木 片 を 均 等 な 大 きさに 切 100 均 のひらがなマットを の 木 片 にボンドでつけ 円 柱 をボンドで 木 片 につけ S 小 3A 学 習 グループは 図 画 工 作 生 活 単 元 学 習 の 看 板 作 りなどで 活 用 しま した!! 握 りやすく 少 しの 力 でくっきりとひらがながスタンプされるので 様 々な 実 態 の 児 童 生 徒 に 活 用 できます!
まとめよう ~ 国 語 : 物 語 の 内 容 理 解 板 書 の 基 礎 学 習 ~ 小 1の 国 語 教 科 書 を 読 み 書 きでき 文 字 を 追 って 文 章 を 読 むことができる が 内 容 を 読 み 取 る 力 は 個 人 差 があ また ノートは 使 い 始 めたばかりなの で 板 書 を 書 き 写 すと 書 き 写 すだけで 時 間 がかかってしまう S 小 1 準 ずる C 学 習 グループ 教 育 課 程 文 の 内 容 を 穴 埋 めや 抜 き 書 きによってプリントにまと めることによって 読 み 取 ってほしいこと 考 えさせた いことにダイレクトに 近 づく 板 書 を 書 き 写 す 負 担 を 減 らし 進 んで 書 けるようにな 写 真 やイラストは 別 紙 で 用 意 し 児 童 が 自 分 で 貼 れるようにす プリントと 同 じ 内 容 を 板 書 す 使 ってみて 教 科 書 の 文 章 の 中 から 求 められている 個 所 を 見 つけようとす ることに 抵 抗 感 が 薄 くなった 学 習 の 振 り 返 りがしやすくなった 学 習 する 文 章 を 音 読 した 後 一 斉 指 導 で 学 習 す ホワイトボードで プリントに 沿 った 内 容 を 板 書 しながら 学 習 をすすめ 内 容 の 理 解 がすすんだことを 確 認 してから プリントを 配 布 す 筆 箱 鉛 筆 を 用 意 させ プリントに 記 入 させ 記 入 の 際 困 っているとこ ろ 質 問 問 題 の 読 み 直 しなど 個 別 に 対 応 す
漢 字 と 語 彙 ~ 漢 字 に 興 味 や 親 しみをもつための 工 夫 ~ 漢 字 を 旁 部 首 などのパーツの 組 み 合 わせで 考 えず 字 形 (フォル ム)のみでとらえてい 未 習 得 の 難 読 漢 字 熟 語 に 読 み の 予 想 がつかず 苦 手 意 識 をもっ てい S 高 1 C 学 習 グループ 準 ずる 教 育 課 程 漢 字 生 成 の 文 化 的 歴 史 を 学 ぶことで 漢 字 への 興 味 を 高 め 部 首 のはたらき 漢 字 の 仕 組 みを 理 解 す 未 習 得 の 漢 字 にも 読 みの 予 想 がつくように 漢 字 の 成 立 ちは 白 川 静 氏 の 文 献 にならった 漢 字 のもととなった 形 ( 絵 )はペ ンタブレットで 作 成 した 漢 字 の 成 立 ちに 興 味 をもったよ うで この 漢 字 は の 形 から きたんでしょうか? など 予 想 質 問 する 姿 が 多 く 見 られた 読 めない 漢 字 にも 少 しずつ 予 想 がつけられるようになった 1 プリント 漢 字 の 成 り 立 ち で イラストから 何 の 漢 字 がうまれたのかを 予 想 す 正 解 発 表 (イラストから 漢 字 の 成 り 立 ちまでをパワーポイントで 作 成 したものを 使 用 ) とともに 漢 字 の 背 景 にある 歴 史 の 解 説 を 行 い 漢 字 が 表 意 文 字 としての 表 現 であ ることを 学 ぶ 2 プリント 部 首 のはたらきと 漢 字 の 仕 組 み で 漢 字 のほとんどが 形 声 文 字 である こと 形 声 文 字 は 部 首 と 旁 から 成 り 立 つことを 説 明 す 説 明 後 は プリント 中 の 問 題 に 取 り 組 み 漢 字 は 意 味 を 表 す 意 符 ( 部 首 )と 音 を 表 す 音 符 ( 旁 )からなることを 習 得 す 部 首 と 旁 に 分 けて 考 えることで 初 めて 見 る 漢 字 でも 読 みや 意 味 の 予 想 が ある 程 度 つけられることを 学 ぶ 3 プリント 漢 字 検 定 2 級 の 読 みに 挑 戦 に 取 り 組 み 正 しい 答 えを 確 認 す
出 来 事 をイメージしてみよう ~ 考 えながら 理 解 する~ 準 ずる 教 育 課 程 の 生 徒 を 対 象 としています S 中 1 C 学 習 グループ 教 育 課 程 出 来 事 を イメージをもって 理 解 していく イメージをもつことで 印 象 に 残 るようにす 生 徒 が 関 心 を 示 しやすいよう 手 書 きのものを 用 意 した 生 徒 からの 発 言 が 増 え 自 分 なりに 出 来 事 の 流 れを 考 えながら 理 解 するよ うになった 本 時 の 内 容 を 伝 え 出 来 事 を パネルを 使 用 しながら 説 明 す 発 問 し 生 徒 が 次 におこる 出 来 事 を 自 分 なりに 予 想 しながらイメージできるよう 促 していく ノートにまとめ
書 いてみよう まとめてみよう ~ 板 書 の 基 礎 を 身 に 付 ける~ 国 語 学 習 の4 要 素 のうち 読 む は 学 年 相 当 の 学 習 を 進 めています 聞 く 話 す 書 く については 個 別 の 対 応 をしながら 支 援 していく 必 要 があり ます 文 字 を 書 くことに 時 間 がかかるた め 教 科 書 の 物 語 や 説 明 文 を 読 んでまと めることが 難 しい ノートをとることの 初 歩 段 階 の 学 習 をしてい S 小 3 準 ずる C 学 習 グループ 教 育 課 程 教 科 書 の 物 語 や 説 明 文 の 内 容 をしっかり 把 握 した 上 で 学 習 内 容 をノートにまとめ ワークシートを 利 用 して 板 書 の 基 礎 を 身 に 付 け 一 単 位 時 間 で 完 成 できる 内 容 にす 学 習 内 容 を 簡 潔 にまとめ 書 く 内 容 が 分 かりやすくなり 負 担 感 がなくなってい 自 然 とワーク シートを 書 こうという 気 持 ちになって い ホワイトボードに 書 いてある ことを 見 ながら 記 述 する という 板 書 の 基 礎 を 少 しずつ 身 に 付 けてい < 事 前 準 備 > 課 題 となる 物 語 または 説 明 文 を 一 時 間 単 位 で 学 習 する 内 容 ごとに 段 落 分 けす ワークシートは 簡 潔 にポイントを 絞 って 書 けるように 作 成 す < 実 践 > 物 語 または 説 明 文 を 読 む 内 容 を 読 解 しながら 教 師 は 板 書 をす ポイント:1この 時 点 ではワークシートは 配 布 しない 児 童 には 文 字 を 書 かなければいけないというプレッシャーを 与 えず 物 語 または 説 明 文 を 読 解 することにスポットをあてて 授 業 を 展 開 す 2 教 師 の 板 書 は ワークシートと 同 じ 形 式 で 書 く 授 業 の 最 後 にワークシートを 配 布 す すでに 学 習 済 みの 内 容 が 記 されているので 児 童 は 書 く 内 容 を 想 起 しやすい 分 からない 時 は ホワイトボードを 見 れば 書 いてあるという 状 況 のため ひとりで 学 習 が 進 めら れ 板 書 の 基 礎 を 身 に 付 ける 学 習 につながる
抜 き 出 しワークシート ~ 説 明 文 を 正 しく 読 み 取 る~ ひらがな カタカナ 小 1 程 度 の 漢 字 を 読 むことができ 簡 単 な 文 章 を 読 むことができただ し 質 問 に 対 し 文 章 から 抜 き 出 すので はなく 雰 囲 気 や 自 分 の 経 験 などから 答 えてしまおうとする 傾 向 があ S 小 2 B 学 習 グループ 知 的 障 害 を 併 せ 有 する 児 童 の 教 育 課 程 説 明 文 文 章 を 正 しく 読 み 取 質 問 に 対 し 正 しく 答 え 全 体 の 構 成 が 見 通 せるよう 3 回 繰 り 返 す 文 章 を 選 ぶ 意 味 がとらえやす いように 単 語 と 単 語 の 間 にスペース を 入 れる 分 かち 書 きにしてい 絵 は カラーで 文 章 の 意 味 理 解 を 助 けるよ うにしてい ワークシート 質 問 は 文 章 を 読 めば 必 ず 答 えが 書 いてある 内 容 にす 正 しい 答 えを 書 けるよう 答 えの 文 字 数 と 同 じ 数 のマ スを 用 意 してあ 1 説 明 文 を 読 む ( 本 文 全 体 ) 2 1 場 面 に 注 目 して 読 む 3 ワークシートの 質 問 を 読 む ( 何 を 質 問 されているのか 正 確 に 把 握 す) 4 質 問 の 答 えを 文 章 から 見 つけ 線 を 引 く ( 文 章 から 答 えを 見 つける 練 習 をす) 5 ワークシートに 答 えを 書 く 6 答 え 合 わせをす 7 わからない 意 味 を 確 認 したり 状 況 の 詳 しい 説 明 等 を 聞 きながら 理 解 を 深 め これらの 学 習 を 繰 り 返 す ( 以 前 は 質 問 に 対 して 雰 囲 気 や 自 分 の 経 験 から 答 えを 言 う 児 童 もいたが 繰 り 返 すことで 文 章 から 答 えを 見 つけようとする 態 度 が 身 につき 正 しく 答 えられるようになってきた )
論 議 ~ 根 拠 に 基 づいた 意 見 の 表 出 ~ 準 ずる 課 程 の 社 会 科 公 民 領 域 の 授 業 として 準 備 した 中 3 準 ずる C 学 習 グループ 教 育 課 程 資 料 を 読 み 取 り 自 分 の 意 見 をまとめ 自 分 の 意 見 を 根 拠 に 基 づいて 説 明 す 相 手 の 意 見 を 聴 き 反 対 の 意 見 を 尊 重 しな がら 自 分 の 意 見 の 正 当 性 を 主 張 す 論 題 を 宿 題 としてだし 事 前 に 情 報 を 収 集 して 自 分 の 意 見 をまとめる ようにした 自 分 と 他 者 の 意 見 が 異 なる 点 を 意 識 し 自 分 の 意 見 の 正 当 性 を 論 理 的 に 説 明 するよう 促 した 回 を 重 ねる 度 に 論 理 的 な 意 見 を 少 しずつ 言 えるようになった 1 情 報 を 収 集 し 自 分 の 意 見 欄 に 記 述 す 2 授 業 で 自 分 の 意 見 を 根 拠 に 基 づいて 論 理 的 に 発 言 す 3 授 業 で 他 者 の 意 見 を 聴 き 他 者 の 意 見 欄 に 記 述 す 4 自 分 の 意 見 と 他 者 の 意 見 が 異 なる 点 を 理 解 す 5 他 者 の 意 見 の 欠 点 を 指 摘 し 自 分 の 意 見 の 利 点 を 示 す 6 教 員 から その 他 の 様 々な 利 点 欠 点 意 見 があることを 示 し もう 一 度 4 5を 繰 り 返 す 7 最 終 的 な 自 分 の 意 見 をまとめ 発 表 す