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改 正 フロン 法 に 基 づく 新 たな 取 組 の 概 要 本 資 料 は 改 正 フロン 法 に 関 して 産 業 構 造 審 議 会 中 央 環 境 審 議 会 で 了 承 された 主 な 改 正 点 に ついて 掲 載 しており 今 後 の 政 省 令 等 の 作 成 において 変 更 される 可 能 性 がある 平 成 26 年 9 月 経 済 産 業 省

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1-1.フロンの 問 題 クロロフルオロカーボン(CFC) 及 びハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)は オゾン 層 破 壊 効 果 と 高 い 温 室 効 果 を 有 する この 代 替 として 利 用 されるハイドロフルオロカーボン(HFC)はオゾン 層 破 壊 効 果 はな いものの 高 い 温 室 効 果 を 有 しており 地 球 温 暖 化 防 止 のために 対 策 が 求 められてい る オゾン 層 破 壊 効 果 有 温 室 効 果 大 オゾン 層 破 壊 効 果 無 温 室 効 果 大 オゾン 層 破 壊 効 果 無 温 室 効 果 小 特 定 フロン (CFC HCFC) 代 替 フロン (HFC) 冷 媒 転 換 ( 低 GWP 化 ) Cl F C F Cl CFC-12 0DP=1.0 GWP=10,900 H C F Cl HCFC-22 0DP=0.055 GWP=1,810 代 替 F H CF F C F H H H C F F HFC-134a 0DP=0 GWP=1,430 CO2? 代 HFC-32 替 + H C HFC-125 F F CF F F HFC-410a 0DP=0 GWP=2,090 (HFC-32とHFC125 の 混 合 ガス) HFO? ODP:オゾン 層 破 壊 係 数 (CFC 11を1としたオゾン 層 に 与 える 破 壊 効 果 の 強 さを 表 す 値 ) GWP: 地 球 温 暖 化 係 数 (CO2を1とした 場 合 の 温 暖 化 影 響 の 強 さを 表 す 値 ) 2

1-2.これまでのフロン 対 策 の 経 緯 オ ゾ ン 層 保 護 地 球 温 暖 化 防 止 CFC オゾン 層 破 壊 メカニズムの 発 見 1985 年 ウィーン 条 約 採 択 代 替 HCFC 1987 年 モントリオー ル 議 定 書 採 択 1992 年 気 候 変 動 枠 組 条 約 採 択 1997 年 京 都 議 定 書 採 択 代 替 HFC ウィーン 条 約 モントリオール 議 定 書 排 出 量 の 削 減 を 義 務 付 け 段 階 的 に 生 産 量 消 費 量 を 規 制 産 業 界 等 の 取 組 により 排 出 が 抑 制 されてきた が CFC 2009 年 末 で 全 廃 HCFC 先 進 国 では2020 年 途 上 国 では20 30 年 原 則 全 廃 70 年 代 80 年 代 90 年 代 2000 年 代 2010 年 代 2020 年 代 気 候 変 動 枠 組 条 約 京 都 議 定 書 2020 年 に 向 けて 排 出 量 増 加 の 見 込 み 新 た な 対 策 が 必 要 代 替 の 可 能 性 を 検 討 ( 研 究 開 発 等 ) 低 温 室 効 果 の 更 なる 代 替 物 質 へ 3

1-3.オゾン 法 による 特 定 フロンの 削 減 モントリオール 議 定 書 を 受 けた 国 内 担 保 法 である オゾン 層 保 護 法 ( 昭 和 63 年 (1988 年 )) に 基 づき 特 定 フロンの 製 造 輸 入 に 係 る 規 制 を 実 施 HCFC 以 外 のオゾン 層 破 壊 物 質 については 平 成 17 年 (2005 年 )までに 生 産 及 び 消 費 ともに 全 廃 HCFCについても 平 成 32 年 (2020 年 )に 全 廃 の 予 定 単 位 :ODPトン 6,000 5,000 HCFCの 生 産 基 準 及 び 生 産 許 可 量 等 の 推 移 輸 出 用 合 計 国 内 用 HCFC225 国 内 用 HCFC22 国 内 用 その 他 4,000 3,000 生 産 基 準 値 生 産 実 績 2,000 1,000 0 出 典 : 経 済 産 業 省 ( 年 ) 4

1-4. 代 替 フロン 等 3ガスの 削 減 状 況 京 都 議 定 書 第 一 約 束 期 間 (2008~2012 年 )における 我 が 国 の 代 替 フロン 等 3ガス (HFC PFC SF6)の 排 出 削 減 目 標 は 基 準 年 (1995 年 )の 排 出 量 約 5,100 万 トンに 対 し て3,100 万 トン 産 業 界 の 自 主 行 動 計 画 に 基 づく 取 組 等 により 2001 年 以 降 目 標 を 上 回 って 推 移 し 第 一 約 束 期 間 の 排 出 量 は 平 均 2,431 万 トンと 削 減 目 標 を 達 成 出 典 : 産 業 構 造 審 議 会 製 造 産 業 分 科 会 化 学 物 質 政 策 小 委 員 会 フロン 類 等 対 策 WG 第 1 回 ( 平 成 25 年 12 月 13 日 ) 5

1-5. 今 後 の 排 出 急 増 の 見 込 み1( 代 替 フロンの 排 出 増 加 ) 2000 年 代 以 降 冷 凍 空 調 機 器 の 冷 媒 に 用 いられる 代 替 フロン(HFC)の 市 中 ス トックが 増 加 冷 媒 として 用 いられるHFCの 排 出 量 で 見 ると 2012 年 に 約 2,200 万 トンだが 2020 年 には 約 4,000 万 トンと 急 増 の 見 込 み 冷 媒 の 市 中 ストック(BAU 推 計 ) 500 450 HCFC 計 CFC 計 HFC 計 冷 媒 ストック 量 (CO2 換 算 ) 百 万 t CO2 400 350 300 250 200 150 100 特 定 フロン (オゾン 層 破 壊 物 質 ) (オゾン 法 で 生 産 等 を 規 制 ) 代 替 フロン 50 0 1995 2000 2005 2010 2015 2020 (BAU:Business As Usual フロン 分 野 の 排 出 推 計 においては 現 状 の 対 策 を 継 続 した 場 合 の 推 計 を 示 す ) 出 典 : 実 績 は 政 府 発 表 値 2020 年 予 測 は 冷 凍 空 調 機 器 出 荷 台 数 ( 日 本 冷 凍 空 調 工 業 会 ) 使 用 時 漏 えい 係 数 廃 棄 係 数 回 収 実 績 等 から 経 済 産 業 省 試 算 6

1-6. 今 後 の 排 出 急 増 の 見 込 み2( 使 用 時 漏 えい) 冷 凍 空 調 機 器 の 設 備 不 良 や 経 年 劣 化 等 により これまでの 想 定 以 上 に 使 用 時 漏 え いが 生 じていることが 判 明 代 替 フロン 等 3ガス( 京 都 議 定 書 対 象 )の2020 年 排 出 予 測 (BAU) と 機 器 使 用 時 漏 洩 源 の 内 訳 ( 百 万 t CO2) 50 25 40 20 小 型 冷 凍 冷 蔵 機 器 大 型 冷 凍 機 30 15 その 他 中 型 冷 凍 冷 蔵 機 器 20 10 ビル 用 PAC その 他 業 務 用 10 5 家 庭 用 エアコン 別 置 型 ショーケース 0 漏 洩 量 出 典 : 産 業 構 造 審 議 会 化 学 バイオ 部 会 地 球 温 暖 化 防 止 対 策 小 委 員 会 代 替 フロン 等 3ガスの 排 出 抑 制 の 課 題 と 方 向 性 について( 中 間 論 点 整 理 ) 参 考 資 料 より 7

1-7. 今 後 の 排 出 急 増 の 見 込 み3( 回 収 率 の 低 迷 ) フロン 回 収 破 壊 法 ( 平 成 13 年 (2001 年 )) に 基 づき 業 務 用 冷 凍 空 調 機 器 に 使 用 さ れるフロン 類 の 回 収 を 義 務 づけている フロン 類 の 回 収 量 は 年 々 増 加 しているが 法 施 行 以 来 回 収 率 は 約 3 割 程 度 で 低 迷 回 収 量 (トン) フロン 類 回 収 量 等 の 推 移 廃 棄 時 回 収 率 5,000 4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 整 備 時 回 収 量 廃 棄 時 回 収 量 廃 棄 時 回 収 率 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 出 典 : 経 済 産 業 省 注 : 第 一 種 特 定 製 品 (エアコン 冷 凍 空 調 機 器 )からの 回 収 量 整 備 時 回 収 は 平 成 18 年 のフロン 回 収 破 壊 法 改 正 後 から 報 告 義 務 化 8

1. 我 が 国 のフロン 類 対 策 排 出 の 現 状 と 国 際 的 な 動 き 2. 改 正 フロン 法 の 全 体 概 要 3. 管 理 者 に 係 る 判 断 の 基 準 について 4. 管 理 者 に 係 る 算 定 漏 えい 量 報 告 について 5.その 他 の 主 な 改 正 事 項 について 9

2-1. 我 が 国 のフロン 類 対 策 の 方 向 性 2. 回 収 率 の 低 迷 課 題 等 1.HFCの 排 出 量 の 急 増 見 込 み 冷 凍 空 調 機 器 の 冷 媒 に 使 用 されるHFC ( 代 替 フロン)の 排 出 急 増 2020 年 には 現 在 の2 倍 以 上 の 見 込 み 機 器 廃 棄 時 等 の 冷 媒 回 収 率 は3 割 程 度 で 低 迷 3. 使 用 時 漏 えいの 判 明 2009 年 の 経 済 産 業 省 調 査 で 機 器 使 用 中 の 大 規 模 漏 洩 が 判 明 ( 例 : 業 務 用 冷 凍 冷 蔵 機 器 は 年 間 13~17% 漏 洩 ) 4. 低 GWP ノンフロン 製 品 の 技 術 開 発 商 業 化 の 動 き 欧 州 F-gas 規 制 モントリオール 議 定 書 HFC phase-down 北 米 提 案 5. 世 界 的 な 高 GWPを 巡 る 規 制 強 化 の 動 き 具 体 的 な 対 策 方 向 現 行 法 のフロン 回 収 破 壊 に 加 え フロン 製 造 から 廃 棄 までのライフサイクル 全 体 にわたる 包 括 的 な 対 策 が 必 要 1.フロン 類 の 実 質 的 フェーズダウン(ガスメー カーによる 取 組 ) ガスメーカーの 取 組 みに 関 する 判 断 基 準 の 設 定 2.フロン 類 使 用 製 品 の 低 GWP ノンフロン 化 促 進 ( 機 器 製 品 メーカーによる 転 換 ) 特 定 のフロン 類 使 用 製 品 の 指 定 低 GWP ノンフロン 化 推 進 に 関 する 判 断 基 準 の 設 定 3. 業 務 用 冷 凍 空 調 機 器 使 用 時 におけるフロン 類 の 漏 えい 防 止 (ユーザーによる 冷 媒 管 理 ) ユーザーによる 適 切 な 機 器 管 理 ( 定 期 点 検 等 )の 取 組 みに 関 する 判 断 基 準 の 設 定 冷 媒 漏 えい 量 報 告 4. 登 録 業 者 による 充 塡 許 可 業 者 による 再 生 充 填 回 収 業 者 による 充 填 に 関 する 基 準 の 策 定 等 改 正 フロン 法 の 公 布 (2013 年 6 月 ) 10

2-2. 改 正 フロン 法 の 概 要 現 行 フロン 法 では 特 定 機 器 の 使 用 済 フロン 類 の 回 収 破 壊 のみが 制 度 の 対 象 製 造 から 廃 棄 までのライフサイクル 全 般 にわ たる 対 策 となるよう 改 正 フロンメーカー 破 壊 義 務 法 対 象 HFC 大 幅 増 フロン 類 破 壊 業 者 製 品 メーカー ショーケース 断 熱 材 使 用 時 漏 えい 回 収 業 者 エアコン タ ストフ ロワー ユーザー スーパー 廃 棄 時 回 収 率 低 迷 フ ロ ン 法 改 正 フロンメーカー 再 生 品 破 壊 義 務 対 象 拡 大 再 生 品 P 低 G W ( 一 回 部 収 率 再 向 生 上 利 ) 用 (1)フロン 類 の 転 換 再 生 利 用 に よる 新 規 製 造 量 等 の 削 減 低 GWP 自 然 冷 媒 等 フロン 類 (4) 再 生 行 為 の 適 正 化 証 明 書 による 再 生 / 破 壊 完 了 の 確 認 破 壊 業 者 再 生 業 者 製 品 メーカー CO2 ショーケース 低 GWP エアコン ノンフロン 断 熱 材 ノンフロン タ ストフ ロワー (3) 業 務 用 機 器 の 冷 媒 適 正 管 理 ( 使 用 時 漏 えい の 削 減 ) 充 塡 回 収 業 者 ( 回 収 ) (2) 冷 媒 転 換 の 促 進 (ノンフロン 低 GWPフ ロン 製 品 への 転 換 ) 定 期 点 検 (4) 充 填 行 為 の 適 正 化 不 調 時 点 検 充 塡 ユーザー スーパー 漏 えい 量 報 告 充 塡 量 報 告 11

1. 我 が 国 のフロン 類 対 策 排 出 の 現 状 と 国 際 的 な 動 き 2. 改 正 フロン 法 の 全 体 概 要 3. 管 理 者 に 係 る 判 断 の 基 準 について 4. 管 理 者 に 係 る 算 定 漏 えい 量 報 告 について 5.その 他 の 主 な 改 正 事 項 について 12

3-1. 実 証 事 業 における 冷 媒 漏 えい 修 理 を 巡 る 現 状 漏 えい 箇 所 は 特 定 の 部 位 に 集 中 する 傾 向 がある 漏 えい 発 見 から 約 半 年 間 経 過 後 の 追 跡 調 査 では 修 理 後 に 再 漏 えいは 発 生 していな いことを 確 認 しており 漏 えい 防 止 の 効 果 が 確 認 された 一 方 で 漏 えいがあっても 修 理 しない 理 由 の 半 数 が 管 理 者 の 意 向 によるものであり 管 理 者 の 管 理 意 識 向 上 が 重 要 冷 媒 漏 えいが 生 じた 部 位 漏 洩 しても 修 理 しない 事 由 設 備 の 更 新 時 期 が 近 いためあえ て 修 理 しない 17% その 他 未 記 入 0% 漏 洩 箇 所 特 定 が 困 難 あるいはで きない 29% 修 理 が 物 理 的 に 困 難 な 部 位 15% 応 急 処 置 8% 機 器 の 停 止 が 不 可 能 5% 所 有 者 の 意 向 17% 少 量 漏 洩 なので 修 理 せず 充 填 9% 出 典 : 冷 媒 管 理 体 制 実 証 モデル 事 業 ( 平 成 24 年 度 経 済 産 業 省 委 託 事 業 ) 13

3-2. 管 理 者 の 判 断 の 基 準 について 管 理 者 の 管 理 意 識 を 高 め 業 務 用 冷 凍 空 調 機 器 からの 使 用 時 漏 えいを 防 止 するため 管 理 者 の 機 器 管 理 に 係 る 判 断 の 基 準 において 1 平 常 時 における 機 器 の 簡 易 点 検 定 期 点 検 2 機 器 の 異 常 が 確 認 され その 原 因 がフロン 類 の 漏 えいにある 場 合 速 やかな 漏 えい 箇 所 の 特 定 及 びその 修 理 3 点 検 ( 簡 易 点 検 定 期 点 検 等 ) 修 理 再 充 塡 に 関 す る 履 歴 の 記 録 保 存 等 を 求 める 平 常 時 の 対 応 1 機 器 の 点 検 全 ての 第 一 種 特 定 製 品 を 対 象 とした 簡 易 点 検 を 実 施 すること 一 定 規 模 以 上 の 第 一 種 特 定 製 品 について 専 門 知 識 を 有 する 者 による 定 期 点 検 を 実 施 すること 漏 えい 発 見 時 の 対 応 2 漏 えい 防 止 措 置 修 理 しないままの 充 塡 の 原 則 禁 止 冷 媒 漏 えいが 確 認 された 場 合 やむを 得 な い 場 合 を 除 き 可 能 な 限 り 速 やかに 漏 えい 箇 所 を 特 定 し 必 要 な 措 置 を 講 ずること 事 後 の 対 応 3 点 検 等 の 履 歴 の 保 存 等 適 切 な 機 器 管 理 を 行 うた め 機 器 の 点 検 や 修 理 冷 媒 の 充 塡 回 収 等 の 履 歴 を 記 録 保 存 すること 機 器 整 備 の 際 に 整 備 業 者 等 の 求 めに 応 じて 当 該 記 録 を 開 示 すること 14

3-3. 管 理 者 の 解 釈 について 改 正 法 において 管 理 者 とは フロン 類 使 用 製 品 の 所 有 者 その 他 フロン 類 使 用 製 品 の 使 用 等 を 管 理 する 者 ( 法 第 2 条 第 8 項 ) と 定 義 しており 当 該 製 品 の 所 有 権 の 有 無 若 しくは 管 理 権 限 の 有 無 によって 判 断 される 通 常 製 品 の 所 有 者 が 管 理 権 限 を 有 する 場 合 が 多 いと 考 えられるが 1リース/レン タル 契 約 の 場 合 2テナントの 場 合 など 所 有 権 と 管 理 権 限 の 所 在 が 異 なる 場 合 が 想 定 される この 場 合 は 所 有 権 の 有 無 にかかわらず 契 約 においてメンテナンスや 修 理 廃 棄 等 に 係 る 責 任 主 体 をどのように 定 めているかにより 判 断 することが 適 当 である また 管 理 業 務 を 委 託 している 場 合 は 当 該 委 託 行 為 を 行 うことが 管 理 責 任 の 行 使 に 当 たるこ とから 管 理 業 務 の 委 託 元 である 者 が 管 理 者 となると 判 断 することが 適 当 である 管 理 者 は 使 用 等 する 製 品 に 関 して 判 断 基 準 に 基 づく 点 検 及 び 算 定 漏 えい 量 報 告 を 行 う 義 務 がかかることに 留 意 し その 管 理 範 囲 に 疑 義 がある 場 合 はあらかじめ 当 事 者 間 で 整 理 することが 望 ましい 所 有 及 び 管 理 の 形 態 ( 例 ) 管 理 者 となる 者 自 己 所 有 / 自 己 管 理 の 製 品 自 己 所 有 でない 場 合 (リースの/レンタル 製 品 等 ) 自 己 所 有 でない 場 合 (ビル 建 物 等 に 設 置 された 製 品 で 入 居 者 が 管 理 しないもの 等 ) 当 該 製 品 の 所 有 権 を 有 する 者 当 該 製 品 のリース/レンタル 契 約 において 管 理 責 任 ( 製 品 の 日 常 的 な 管 理 故 障 時 の 修 理 等 )を 有 する 者 当 該 製 品 を 所 有 管 理 する 者 (ビル 建 物 等 のオーナー) 15

3-4. 機 器 の 点 検 の 具 体 的 な 内 容 等 について 管 理 者 に 求 める 点 検 ( 簡 易 定 期 点 検 定 期 点 検 )の 内 容 点 検 内 容 点 検 頻 度 点 検 実 施 者 簡 易 定 期 点 検 全 ての 第 一 種 特 定 製 品 ( 業 務 用 の 冷 凍 空 調 機 器 ) 定 期 点 検 うち 一 定 規 模 以 上 の 業 務 用 機 器 (エアコンディショナー) 製 品 からの 異 音 製 品 外 観 ( 配 管 含 む)の 損 傷 腐 食 錆 び 油 にじみ 並 びに 熱 交 換 器 の 霜 付 き 等 の 冷 媒 として 充 塡 されているフロン 類 の 漏 えい の 徴 候 の 有 無 ( 冷 蔵 機 器 及 び 冷 凍 機 器 ) 冷 蔵 機 器 及 び 冷 凍 機 器 の 庫 内 温 度 製 品 からの 異 音 製 品 外 観 ( 配 管 含 む)の 損 傷 腐 食 錆 び 油 にじみ 並 びに 熱 交 換 器 の 霜 付 き 等 の 冷 媒 として 充 塡 されているフロン 類 の 漏 えい の 徴 候 有 無 上 記 点 検 は 機 器 の 設 置 環 境 や 点 検 実 施 者 の 技 術 等 に 応 じて 可 能 な 範 囲 で 実 施 すること 上 記 点 検 により 冷 媒 漏 えいやその 徴 候 を 発 見 した 場 合 は 十 分 な 知 見 を 有 する 者 による 直 接 法 間 接 法 による 専 門 的 な 点 検 を 実 施 すること 知 見 を 有 す る 者 に よ る 目 視 検 査 等 を 実 施 特 漏 定 え で い 箇 き 所 る が 場 合 概 ね そ の 他 の 場 合 直 接 法 ( 以 下 のいずれかの 方 式 )により 点 検 を 行 うこと 発 泡 液 法 (JIS Z 2329 発 泡 漏 れ 試 験 方 法 による 点 検 ) 電 子 式 漏 えいガス 検 知 装 置 法 ( 電 子 式 の 漏 えい 検 知 機 を 用 いた 点 検 ) 蛍 光 剤 法 ( 冷 媒 中 に 蛍 光 剤 を 注 入 し 蛍 光 ランプにより 漏 えい 箇 所 を 点 検 ) 間 接 法 ( 蒸 発 圧 力 凝 縮 圧 力 圧 縮 機 駆 動 原 動 機 の 電 圧 電 流 過 熱 度 過 冷 却 度 等 が 平 常 運 転 時 に 比 べ 異 常 値 となっていないか 計 測 器 等 を 用 いた 点 検 ) 又 は 直 接 法 を 組 み 合 わせた 方 法 による 点 検 を 行 うこと 原 則 季 節 ごとに 運 転 に 係 る 負 荷 に 変 動 が 生 じるこ とから 四 半 期 に 一 度 以 上 の 頻 度 で 実 施 機 器 ごとに 定 める 期 間 ご とに 一 度 以 上 の 頻 度 で 実 施 ( 後 述 ) 実 施 者 の 具 体 的 な 制 限 なし 機 器 管 理 に 係 る 資 格 等 を 保 有 する 者 ( 社 外 社 内 を 問 わな い) 冷 媒 フロン 類 取 扱 技 術 者 や 一 定 の 資 格 又 は 一 定 の 実 務 経 験 等 を 有 し かつ 第 一 種 特 定 製 品 の 構 造 等 に 関 する 講 習 を 受 講 した 者 などを 想 定 注 :HFO CO2などの 改 正 法 で 定 義 されたフロン 類 以 外 を 冷 媒 として 使 用 している 機 器 については 本 判 断 基 準 の 適 用 対 象 外 16

参 考 簡 易 定 期 点 検 の 内 容 について 管 理 者 における 点 検 の 参 考 とするため 重 点 的 に 確 認 すべきポイントや 点 検 実 施 方 法 な どをまとめたガイドラインを 環 境 省 経 済 産 業 省 において 作 成 公 表 する 予 定 点 検 項 目 室 外 機 熱 交 換 器 及 び 目 視 検 査 で 確 認 可 能 な 配 管 部 分 等 の 異 音 異 常 振 動 製 品 外 観 の 損 傷 腐 食 錆 び 油 にじみなど 熱 交 換 器 の 霜 付 きの 有 無 室 外 機 の 油 にじみ 室 外 機 の 腐 食 庫 内 の 温 度 損 傷 異 音 異 常 振 動 の 有 無 の 確 認 注 1: 上 図 は 室 内 機 と 室 外 機 に 分 かれた 機 器 を 例 として 掲 載 したものであり 機 器 の 構 造 によって 点 検 箇 所 が 異 なる 17

参 考 定 期 点 検 の 内 容 について 点 検 方 法 については 業 界 団 体 が 策 定 している 冷 媒 漏 えい 点 検 ガイドライン 等 に 準 拠 し た 適 切 な 方 法 で 実 施 することが 重 要 である 直 接 法 発 泡 液 法 漏 えい 検 知 機 を 用 いた 方 式 間 接 法 下 記 チェックシートなどを 用 いて 稼 働 中 の 機 器 の 運 転 値 が 日 常 値 とずれていないか 確 認 し 漏 れの 有 無 を 診 断 する ピンポイントの 漏 えい 検 知 に 適 している 漏 えい 可 能 性 の ある 箇 所 に 発 泡 液 を 塗 布 し 吹 き 出 すフロンを 検 知 電 子 式 の 検 知 機 を 用 いて 配 管 等 から 漏 れるフロンを 検 知 する 方 法 検 知 機 の 精 度 によるが 上 記 2 方 法 に 比 べて 微 量 の 漏 え いでも 検 知 が 可 能 蛍 光 剤 法 配 管 内 に 蛍 光 剤 を 注 入 し 漏 えい 箇 所 から 漏 れ 出 た 蛍 光 剤 を 紫 外 線 等 のランプを 用 いて 漏 えい 箇 所 を 特 定 蛍 光 剤 の 成 分 によっては 機 器 に 不 具 合 を 生 ずるおそれがあることから 機 器 メーカーの 了 承 を 得 た 上 で 実 施 することが 必 要 出 典 :フルオロカーボン 漏 えい 点 検 修 理 ガイドライン( 日 本 冷 凍 空 調 設 備 工 業 連 合 会 ) 18

3-5. 定 期 点 検 の 対 象 機 器 について 第 一 種 特 定 製 品 のうち 定 期 点 検 の 対 象 となる 一 定 規 模 以 上 の 要 件 は 漏 えい 発 生 時 の 環 境 影 響 及 び 点 検 に 係 る 経 済 的 負 担 を 考 慮 し 我 が 国 の 第 一 種 特 定 製 品 使 用 時 のフ ロン 類 漏 えいによる 排 出 量 の 過 半 を 占 める 機 器 として 以 下 を 対 象 とする 法 第 18 条 第 1 項 による 勧 告 及 び 命 令 の 対 象 については 当 該 定 期 点 検 の 対 象 となる 一 定 規 模 以 上 の 製 品 を1 台 以 上 有 する 管 理 者 とする 製 品 区 分 対 象 機 器 対 象 機 器 を 使 用 すると 想 定 される 管 理 者 の 例 ( 3) エアコンディショナー ( 具 体 的 な 機 器 : 店 舗 オフィス 用 エアコン ビル 用 マルチエアコン 大 型 空 調 機 等 ) 当 該 機 器 の 圧 縮 機 に 用 いられる 電 動 機 の 定 格 出 力 が7.5kW 以 上 の 機 器 ( 1 2) 食 品 スーパーなどの 小 売 店 ( 床 面 積 1,500m2 程 度 以 上 ) 中 規 模 事 務 所 病 院 工 場 大 規 模 展 示 場 等 冷 蔵 機 器 及 び 冷 凍 機 器 ( 具 体 的 な 機 器 : 内 蔵 型 別 置 型 ショーケース 輸 送 用 冷 凍 冷 蔵 ユニット 大 型 冷 凍 機 等 ) 当 該 機 器 の 圧 縮 機 に 用 いられる 電 動 機 の 定 格 出 力 が7.5kW 以 上 の 機 器 食 品 スーパーなどの 小 売 店 ( 床 面 積 1,500m2 程 度 以 上 ) 冷 凍 冷 蔵 倉 庫 運 送 事 業 者 等 1: 対 象 機 器 は ひとつの 冷 凍 サイクルを 構 成 する 機 器 の 圧 縮 機 に 用 いられる 電 動 機 の 定 格 出 力 により 判 断 する 例 えば ひとつの 冷 凍 サイクルに2 台 の 機 器 が 使 われている 場 合 は 2 台 の 合 計 の 定 格 出 力 で 判 断 する 2: 動 機 以 外 の 動 力 源 としてエンジンを 用 いて 圧 縮 機 を 動 作 させるガスヒートポンプを 用 いた 第 一 種 特 定 製 品 及 びサブエンジン 方 式 の 輸 送 用 冷 凍 冷 蔵 ユニットについては 動 力 源 となるエンジンの 出 力 が 直 結 方 式 の 輸 送 用 冷 凍 冷 蔵 ユニットについては 動 力 源 となるエン ジンの 圧 縮 機 を 駆 動 するための 定 格 駆 動 動 力 が 上 記 の 値 以 上 の 機 器 を 対 象 とする( 以 下 同 様 ) 3: 対 象 機 器 を 使 用 すると 想 定 される 主 な 管 理 者 は 業 態 別 の 代 表 的 な 設 備 構 成 から 対 象 となりうる 業 態 を 推 定 したものであり 実 際 の 義 務 対 象 者 とは 異 なっている 可 能 性 がある なお 義 務 対 象 の 判 断 に 当 たっては 業 態 は 考 慮 しない 19

参 考 業 態 別 冷 凍 空 調 設 備 の 構 成 例 業 態 ( 床 面 積 ) 1 事 業 所 あたりの 平 均 的 な 設 備 構 成 例 ( 各 機 器 の 出 力 は 圧 縮 機 定 格 出 力 ) 百 貨 店 (25,000m2) ビル 用 マルチエアコン:40kW 20 台 別 置 型 ショーケース:10kW 10 台 総 合 スーパー(10,000m2) 食 料 品 スーパー(1,500m2) 食 料 品 専 門 店 (100m2) コンビニエンスストア(200m2) 大 規 模 ビル(10,000m2) 小 規 模 事 務 所 (150m2) 冷 凍 冷 蔵 倉 庫 (500m2) 食 品 加 工 工 場 (300m2) レストランチェーン 店 (600m2) ビル 用 マルチエアコン:40kW 10 台 別 置 型 ショーケース:10kW 10 台 店 舗 オフィス 用 エアコン:5~15kW 8 台 別 置 型 ショーケース:4~30kW 10 台 店 舗 オフィス 用 エアコン:3~5kW 1 台 別 置 型 ショーケース:3~7.5kW 2 台 店 舗 オフィス 用 エアコン:3kW 2 台 別 置 型 ショーケース:2kW 8kW ビル 用 マルチエアコン:25kW 20 台 店 舗 オフィス 用 エアコン:5kW 2 台 冷 凍 冷 蔵 ユニット:20kW 2 台 冷 凍 冷 蔵 ユニット:7.5kW 5 台 店 舗 オフィス 用 エアコン:5kW 3 台 業 務 用 冷 蔵 庫 :0.75kW 8 台 上 記 は 業 態 別 の 代 表 的 な 設 備 構 成 を 示 したものであり 実 際 には 事 業 規 模 等 によって 異 なる 企 業 等 へのヒアリングにより 事 務 局 作 成 20

3-6. 定 期 点 検 の 頻 度 について 冷 凍 冷 蔵 機 器 と 空 調 機 器 とではそれぞれの 使 用 時 漏 えい 率 が 異 なっている( 冷 凍 冷 蔵 は 7~17% 空 調 機 器 は3~5% 製 品 種 により 点 検 の 費 用 対 効 果 に 大 きな 差 異 がある)こ とを 踏 まえ 以 下 の 区 分 ごとに 右 欄 に 掲 げる 頻 度 により 定 期 点 検 を 行 うこと この 場 合 空 調 機 器 のうち7.5~50kW 未 満 の 機 器 については 一 台 当 たりの 使 用 時 排 出 量 が3 年 で7.5kW 以 上 の 冷 凍 冷 蔵 機 器 と 同 程 度 と 見 込 まれることから 漏 えい 量 による 環 境 影 響 と 事 業 者 の 負 担 を 考 慮 して 3 年 に 一 回 以 上 の 頻 度 で 定 期 点 検 を 行 うこと 製 品 区 分 区 分 点 検 の 頻 度 冷 蔵 機 器 及 び 冷 凍 機 器 当 該 機 器 の 圧 縮 機 に 用 いられる 原 動 機 の 定 格 出 力 が 7.5kW 以 上 の 機 器 主 な 対 象 機 器 : 別 置 型 ショーケース 冷 凍 冷 蔵 ユニット 冷 凍 冷 蔵 用 チリングユニット 1 年 に 一 回 以 上 エアコンディショナー 当 該 機 器 の 圧 縮 機 に 用 いられる 原 動 機 の 定 格 出 力 が 50kW 以 上 の 機 器 主 な 対 象 機 器 : 中 央 方 式 エアコン 当 該 機 器 の 圧 縮 機 に 用 いられる 原 動 機 の 定 格 出 力 が 7.5kW 以 上 50kW 未 満 の 機 器 主 な 対 象 機 器 : 大 型 店 舗 用 エアコン ビル 用 マルチエア コン ガスヒートポンプエアコン 1 年 に 一 回 以 上 3 年 に 一 回 以 上 21

参 考 実 証 事 業 における 定 期 点 検 による 冷 媒 漏 えい 防 止 効 果 平 成 24 年 度 に 経 済 産 業 省 が 実 施 した 実 証 事 業 において 業 務 用 冷 凍 空 調 機 器 の 漏 えい 検 査 を 行 ったところ 定 期 的 な 点 検 を 行 っていなかった 機 器 では 11%(121 件 /1,097 件 )で 冷 媒 漏 えいを 発 見 一 方 定 期 的 な 点 検 を 行 っている 機 器 の 冷 媒 漏 えい 台 数 比 率 は2%(8 件 /381 件 )とな り 点 検 を 行 っていなかった 機 器 の1/5 以 下 であり 定 期 的 な 点 検 は 冷 媒 漏 えいの 早 期 発 見 予 防 保 全 に 一 定 の 効 果 がある 冷 媒 漏 えい 台 数 比 率 の 比 較 定 期 的 な 点 検 を 実 施 している 機 器 定 期 的 な 点 検 を 実 施 していなかった 機 器 対 象 数 ( 台 ) 381 1,097 漏 えい 確 認 台 数 ( 台 ) 8 121 漏 えい 台 数 比 率 2.10% 11.03% 定 期 点 検 は 冷 媒 漏 えいについて 早 期 発 見 効 果 予 防 保 全 効 果 がある 出 典 : 冷 媒 管 理 体 制 実 証 モデル 事 業 ( 平 成 24 年 度 経 済 産 業 省 委 託 事 業 ) 定 期 的 な 点 検 を 行 っていない 機 器 とは メー カー 設 備 業 者 等 による 日 常 保 守 やメンテナ ンス 契 約 が 行 われていないもので 機 器 の 異 常 発 生 時 にのみ 修 理 が 依 頼 されている 機 器 ( 参 考 : 実 証 事 業 における 調 査 手 法 について) 点 検 方 法 等 : 設 備 事 業 者 等 のサポートの 下 管 理 者 等 によ る 機 器 への 冷 媒 充 塡 量 の 把 握 履 歴 の 記 録 並 びに 修 理 等 について 点 検 記 録 簿 に 履 歴 記 録 を 行 った 点 検 実 施 者 は 設 備 事 業 者 団 体 がメーカー 団 体 の 協 力 を 得 て 設 けている 点 検 資 格 あるい は 同 等 技 能 を 有 する 資 格 者 により 実 施 し 技 術 水 準 を 確 保 した 漏 えいの 発 見 修 理 について: 漏 えい 発 見 後 の 修 理 等 の 処 置 については 原 則 として 所 有 者 の 意 向 を 踏 まえ 設 備 事 業 者 団 体 等 が 作 成 するガイドラインに 従 って 実 施 した 22

参 考 冷 凍 空 調 機 器 の 適 正 な 管 理 によるメリット 冷 凍 空 調 機 器 から 冷 媒 であるフロン 類 が 漏 えいすると 冷 凍 空 調 効 率 が 低 化 し その 低 下 分 を 補 うため 電 力 使 用 量 が 増 加 する 適 正 な 管 理 を 行 い 冷 媒 漏 えいを 防 止 することで 地 球 温 暖 化 の 防 止 のみならず 冷 媒 補 充 費 用 が 軽 減 されるとともに 電 力 使 用 量 の 増 加 の 抑 制 により 事 業 者 にも 経 済 的 な メリットが 生 じる 食 品 スーパーにおける 平 均 的 な 点 検 効 果 ( 今 後 のフロン 類 等 対 策 の 方 向 性 について ( 平 成 25 年 3 月 ) より) ( 試 算 の 前 提 条 件 ) ショーケース 室 外 機 6 台 を 所 有 する 場 合 の1 店 舗 当 たり 平 均 効 果 冷 凍 空 調 機 器 は 冷 媒 漏 えいにより 効 率 が 大 幅 に 低 下 通 常 初 期 充 填 量 比 平 均 で50% 程 度 漏 えいした 後 に 冷 媒 が 補 充 され この 時 点 では 電 力 量 が 平 均 して 約 20%の 増 加 するものとして 試 算 ( 日 本 冷 凍 空 調 工 業 会 より 提 供 ) 適 正 管 理 を 行 わなかった 場 合 のコスト 増 加 要 素 補 充 冷 媒 費 用 約 35 万 円 ( 日 本 冷 凍 空 調 設 備 工 業 連 合 会 提 供 の 平 均 冷 媒 料 金 に 基 づいて 試 算 ) 電 力 ロス 約 20 万 円 適 正 管 理 のための 点 検 コスト 点 検 費 用 約 6 万 円 ( 間 接 法 による 点 検 の 場 合 日 本 冷 凍 空 調 設 備 工 業 連 合 会 提 供 ) 適 正 管 理 によるコストメリット 合 計 食 品 スーパー 等 1 店 舗 あたり 年 間 約 49 万 円 の 費 用 削 減 効 果 ( 修 理 費 用 を 除 く) 適 正 管 理 を 行 うことにより コストメリットが 生 じる 23

3-7. 点 検 修 理 再 充 塡 に 関 する 履 歴 の 作 成 保 存 について 管 理 者 が 機 器 の 状 態 を 適 切 に 把 握 管 理 するためには 当 該 機 器 に 係 る 点 検 修 理 再 充 塡 の 実 施 内 容 等 に 関 する 履 歴 を 機 器 毎 に 適 切 に 記 録 管 理 保 管 することが 必 要 点 検 修 理 再 充 塡 の 実 施 内 容 等 に 関 する 履 歴 については 機 器 の 修 理 時 や 冷 媒 の 再 充 塡 が 必 要 と 思 われる 時 に 整 備 事 業 者 又 は 充 塡 回 収 事 業 者 等 に 開 示 し 過 去 の 漏 えい 事 象 修 理 箇 所 やその 日 時 及 び 再 充 塡 量 やその 時 期 などを 把 握 させることで 管 理 者 が 適 切 なアドバイスを 受 け 適 切 な 整 備 充 塡 回 収 行 為 が 行 われるように 活 用 する 管 理 者 点 検 ( 簡 易 点 検 定 期 点 検 等 ) 記 録 漏 えい 点 検 履 歴 簿 (ログブック) 機 器 を 特 定 する 情 報 冷 媒 種 充 塡 量 点 検 修 理 等 の 年 月 日 内 容 結 果 等 機 器 毎 に 作 成 保 存 し 機 器 又 は 事 務 所 等 に 備 え 付 ける 漏 えいが 確 認 された 場 合 速 やかに 修 理 再 充 塡 を 依 頼 開 示 充 塡 整 回 備 収 事 業 業 者 者 整 備 充 塡 漏 えいを 確 認 等 した 場 合 修 理 の 必 要 性 を 説 明 24

3-8. 点 検 等 の 記 録 について 具 体 的 な 点 検 及 び 整 備 に 関 する 記 録 事 項 として 管 理 者 点 検 実 施 者 修 理 実 施 者 充 塡 回 収 した 第 一 種 フロン 類 充 塡 回 収 業 者 の 名 称 氏 名 点 検 を 行 った 機 器 の 設 置 場 所 及 び 当 該 機 器 を 特 定 するための 情 報 フロン 類 の 初 期 充 塡 量 点 検 故 障 等 に 係 る 修 理 の 年 月 日 及 び 内 容 結 果 ( 修 理 が 困 難 な 理 由 など 含 む) 充 塡 回 収 の 年 月 日 及 び 充 塡 回 収 し たフロン 類 の 種 類 充 填 量 回 収 量 を 定 めることとする ( 簡 易 定 期 点 検 に 係 る 記 録 については 点 検 の 日 時 及 び 結 果 を 記 載 することとする ) 当 該 記 録 は 上 記 の 記 録 事 項 を 満 たすものであれば 既 存 様 式 も 含 め 特 段 の 様 式 は 問 わ ず 機 器 毎 に 点 検 記 録 簿 として 作 成 保 存 することとし その 保 存 方 法 としては 紙 又 は 電 磁 的 記 録 により 当 該 製 品 を 廃 棄 するまで 保 存 することとする (なお 国 においても 管 理 者 が 任 意 で 使 用 できる 点 検 記 録 簿 のひな 形 を 公 開 する 予 定 ) また 設 備 事 業 者 等 が 当 該 機 器 の 点 検 等 を 行 う 際 に 管 理 者 は 設 備 事 業 者 等 の 求 めに 応 じて 開 示 することとする ( 一 社 ) 日 本 冷 凍 空 調 設 備 工 業 会 連 合 会 が 定 める 漏 えい 点 検 記 録 簿 出 典 : 業 務 用 冷 凍 空 調 機 器 フルオロカーボン 漏 えい 点 検 修 理 ガイドライン ( 平 成 22 年 10 月 ( 一 社 ) 日 本 冷 凍 空 調 設 備 工 業 連 合 会 )より 25

3 9.フロン 類 漏 えい 時 の 対 処 について 点 検 等 によりフロン 類 の 漏 えい 又 は 漏 えい 徴 候 などを 確 認 した 場 合 は 可 能 な 限 り 速 や かに 漏 えい 箇 所 を 特 定 し フロン 類 の 漏 えいについて 修 理 すること また 次 に 掲 げるやむを 得 ない 場 合 を 除 き 漏 えいの 修 理 を 行 わないままに フロン 類 の 充 塡 を 委 託 してはならない <やむを 得 ない 場 合 の 具 体 的 要 件 > やむを 得 ない 場 合 具 体 的 な 事 例 フロン 類 の 漏 えい 箇 所 を 特 定 し 又 は 修 理 を 行 うことが 著 しく 困 難 な 場 所 に 漏 えいが 生 じている 場 合 環 境 衛 生 上 必 要 な 空 気 環 境 の 調 整 被 冷 却 物 の 衛 生 管 理 及 び 事 業 継 続 のために 修 理 を 行 わずに 緊 急 的 にフロ ン 類 を 充 塡 することが 人 の 生 命 及 び 健 康 への 悪 影 響 の 防 止 又 は 経 済 的 に 看 過 できない 損 失 の 防 止 の 観 点 か ら 不 可 欠 な 場 合 であって かつ フロン 類 の 漏 えいを 確 認 した 日 から60 日 以 内 に 漏 えい 箇 所 の 修 理 を 行 う 場 合 ただし 直 近 の 充 填 がフロン 類 の 漏 えいについて 修 理 を 行 うことなく 充 塡 したものである 場 合 を 除 く 漏 えいが 壁 床 柱 の 内 部 に 設 置 された 配 管 から 生 じて いる 場 合 などで 漏 えい 防 止 措 置 を 講 じるために 建 物 の 構 造 に 大 がかりな 変 更 を 加 える 必 要 がある 場 合 など ただし 経 済 合 理 的 な 範 囲 で 漏 えい 防 止 措 置 を 講 ずることが 可 能 な 場 合 は やむを 得 ない 場 合 には 当 たらず 漏 えい 防 止 措 置 を 講 ずること が 必 要 である 漏 えいを 確 認 しつつも 商 品 の 保 存 管 理 のためにやむ を 得 ず 冷 媒 充 塡 を 行 い 営 業 時 間 終 了 後 に 点 検 修 理 を 行 う 場 合 24 時 間 営 業 店 であり 短 期 的 に 修 理 が 困 難 であるため やむを 得 ず 冷 媒 充 塡 を 行 い 閑 散 期 や 深 夜 帯 などに 修 理 を 行 う 場 合 夏 期 における 空 調 設 備 からの 漏 えいであって 従 業 員 の 健 康 を 維 持 するためにやむを 得 ず 冷 媒 充 塡 を 行 い 営 業 時 間 終 了 後 に 点 検 修 理 を 行 う 場 合 など 充 塡 することがやむを 得 ない 場 合 にあっても 当 該 機 器 の 点 検 及 び 整 備 に 関 する 記 録 を 行 う 必 要 があり さらに 一 定 量 以 上 の 冷 媒 漏 えいを 生 じ た 場 合 は 算 定 漏 えい 量 報 告 ( 後 述 )が 必 要 となる 26

3 10. 管 理 者 判 断 基 準 に 対 応 するための 事 前 準 備 等 平 成 27 年 4 月 以 降 管 理 者 判 断 基 準 に 適 合 するためには 事 前 に 所 有 する 機 器 につい て その 種 類 や 規 模 等 についてリスト 化 を 行 い 計 画 的 に 点 検 を 行 うことができるように 準 備 することが 重 要 また 会 社 ごと 事 業 所 ごとに 点 検 等 の 機 器 管 理 を 行 う 担 当 者 を 決 め 適 切 に 管 理 が 行 わ れるよう 体 制 構 築 することも 重 要 法 施 行 までに 準 備 すべき 事 項 所 有 する 機 器 のリスト 化 定 期 点 検 対 象 の 確 認 機 器 の 数 使 用 されているフロンの 種 類 などを 整 理 ( 定 期 点 検 対 象 外 の 小 型 機 器 も 記 録 簿 等 の 整 備 簡 易 点 検 は 必 要 ) 定 期 点 検 簡 易 点 検 の 実 施 スケジュールの 検 討 冷 凍 冷 蔵 機 器 は1 年 に 一 度 のため 施 行 初 年 度 から 点 検 を 行 うことが 必 要 なため 定 休 日 等 も 考 慮 して 点 検 タイミングを 事 前 に 検 討 することが 重 要 また 法 施 行 3 年 目 ( 平 成 29 年 度 )に 多 くの 空 調 機 器 が 点 検 を 行 うことが 予 想 され 点 検 が 集 中 する 可 能 性 が 高 く 設 備 事 業 者 の 対 応 が 困 難 になる 恐 れがあるため 計 画 的 に 実 施 計 画 を 立 てることが 重 要 所 有 機 器 の 漏 えい 状 況 の 確 認 所 有 機 器 のリスト 化 とともに 現 在 漏 えいがないか 確 認 漏 えいしている 機 器 については 修 理 を 行 うとともに その 他 の 機 器 も 含 めて 点 検 記 録 簿 を 整 理 することが 必 要 点 検 記 録 簿 を 作 成 する 際 は 現 に 漏 えいしており 修 理 することが 著 しく 困 難 なものがあれば 当 該 記 録 簿 に 漏 えい 原 因 や 修 理 できない 理 由 などを 整 理 しておく 27

3 11. 改 正 法 対 応 に 関 する 注 意 事 項 改 正 法 において 管 理 者 に 所 有 する 機 器 の 適 正 な 管 理 等 を 求 めていますが 機 器 の 買 い 換 え 冷 媒 の 入 れ 替 えなどを 求 めるものではありません また 国 際 条 約 に 基 づき2020 年 以 降 我 が 国 においてHCFC(R-22など)が 全 廃 とな りますがHCFC 機 器 の 使 用 の 中 止 を 求 めるものではありません 注 意 事 項 機 器 の 買 い 換 えなどは 不 要 改 正 法 では 機 器 の 点 検 等 を 求 めるものであって 使 用 する 冷 媒 の 入 れ 替 え 等 を 求 めるもの ではないため 使 用 中 の 機 器 を 買 い 換 える 必 要 はありません HCFC 機 器 は2020 年 以 降 も 使 用 可 能 モントリオール 議 定 書 に 基 づきオゾン 層 破 壊 効 果 を 有 するHCFC(R-22など)の 生 産 等 が2 019 年 末 をもって 中 止 されますが HCFC 使 用 機 器 の 使 用 の 中 止 を 求 めるものではないの で 2020 年 以 降 も 使 用 し 続 けることは 可 能 です ただし 補 充 用 冷 媒 の 入 手 が 困 難 になる 可 能 性 があるので 計 画 的 な 設 備 更 新 を 御 検 討 くだ さい メーカー 指 定 冷 媒 等 以 外 への 入 れ 替 えの 禁 止 第 一 種 充 塡 回 収 事 業 者 の 充 塡 の 基 準 として 1メーカー 指 定 冷 媒 又 は2メーカー 指 定 の 冷 媒 以 外 でGWP 値 が 指 定 冷 媒 よりも 低 く メーカーが 使 用 しても 差 し 支 えないとした 冷 媒 以 外 の 冷 媒 の 充 塡 が 禁 止 されています 冷 媒 入 れ 替 えが 必 要 として 冷 媒 を 販 売 する 事 業 者 に 注 意 してください 28

1. 我 が 国 のフロン 類 対 策 排 出 の 現 状 と 国 際 的 な 動 き 2. 改 正 フロン 法 の 全 体 概 要 3. 管 理 者 に 係 る 判 断 の 基 準 について 4. 管 理 者 に 係 る 算 定 漏 えい 量 報 告 について 5.その 他 の 主 な 改 正 事 項 について 29

4-1. 算 定 漏 えい 量 報 告 について 算 定 漏 えい 量 報 告 は 管 理 者 が 保 有 する 管 理 第 一 種 特 定 製 品 からの 算 定 漏 えい 量 につ いて 一 の 法 人 又 は 個 人 を 報 告 単 位 として 報 告 するもの 算 定 漏 えい 量 は 追 加 充 塡 した 総 量 を 漏 えい 量 とみなすこととし 管 理 者 は 第 一 種 フロン 類 充 塡 回 収 業 者 が 発 行 する 充 塡 回 収 証 明 書 から 漏 えい 量 を 算 定 する 複 数 の 事 業 を 営 む 場 合 には 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 温 室 効 果 ガ スを 相 当 程 度 排 出 する 事 業 者 に 課 せられる 排 出 量 の 算 定 報 告 と 同 様 に 当 該 業 を 所 管 する 全 ての 事 業 所 管 大 臣 に 対 して 同 一 の 内 容 を 報 告 すること 充 塡 回 収 業 者 証 冷 明 媒 書 充 の塡 交 付 回 収 A 事 業 所 B 事 業 所 情 報 処 理 センター ( 冷 媒 = 種 ご 漏 と ) に え充 の塡 い量 報 量 告 当 該 センターを 活 用 したデータ 集 計 が 可 能 第 一 種 特 定 製 品 の 管 理 者 本 社 ( 全 事 を業 集 計 所 ) 分 事 業 者 と して 全 国 で 一 定 以 上 の 漏 え いがある 場 合 一 定 未 満 の 場 合 漏 えい 量 報 告 対 象 報 告 項 目 毎 年 事 業 者 の 名 称 所 在 地 度 フロン 類 算 定 漏 え 報 い 量 ( 量 CO2 換 告 算 量 全 国 集 計 及 び 都 道 府 県 別 集 計 一 定 量 以 上 漏 えい した 事 業 所 ) 等 事 業 所 管 大 臣 通 知 漏 えい 量 報 告 対 象 外 環 境 経 済 産 業 大 臣 都 果 道 を 府 通 県 知 別 の 公 集 表 計 結 複 数 の 業 種 に 該 当 する 場 合 該 当 する 全 ての 事 業 所 管 大 臣 に 同 一 内 容 を 報 告 都 道 府 県 30

4-2. 算 定 漏 えい 量 報 告 の 対 象 について 算 定 漏 えい 量 報 告 の 対 象 となる 事 業 者 は 漏 えいによる 環 境 影 響 及 び 報 告 に 係 る 事 務 負 担 を 考 慮 し 使 用 時 漏 えい 量 の 過 半 数 を 占 めることとなる 1,000CO2 t 以 上 の 事 業 者 を 報 告 対 象 とする また 報 告 対 象 となる 事 業 者 の 事 業 所 であって 1つの 事 業 所 からの 算 定 漏 えい 量 が 1,000 CO2 t 以 上 の 事 業 所 についても 合 わせて 報 告 すること ( 参 考 ) 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 以 下 温 対 法 )に 基 づく 温 室 効 果 ガスを 相 当 程 度 排 出 する 事 業 者 に 課 せられる 排 出 量 の 算 定 報 告 において 報 告 対 象 者 は 我 が 国 の 排 出 量 全 体 の 約 5 割 程 度 となっている 報 告 対 象 となる 算 定 漏 えい 量 の 裾 切 り 値 報 告 対 象 となることが 想 定 される 主 な 管 理 者 の 目 安 代 表 的 な 事 業 規 模 から 対 象 となりうる 業 態 を 示 したものであって 所 有 する 機 器 事 業 規 模 管 理 状 況 によっては 対 象 となる 場 合 もある 想 定 される 報 告 数 1,000 CO2 t 総 合 スーパー 等 の 大 型 小 売 店 舗 ( 床 面 積 10,000m2 程 度 の 店 舗 )を 6 店 舗 以 上 有 する 管 理 者 食 品 スーパー( 床 面 積 1,500m2 程 度 の 店 舗 )を8 店 舗 以 上 有 する 管 理 者 コンビニエンスストア( 床 面 積 200m2 程 度 の 店 舗 )を80 店 舗 以 上 有 す る 管 理 者 飲 食 店 ( 床 面 積 600m2 程 度 )を820 店 舗 以 上 有 する 管 理 者 商 業 ビル( 床 面 積 10,000m2 程 度 のビル)を28 棟 以 上 有 する 管 理 者 食 品 加 工 工 場 ( 床 面 積 300m2 程 度 の 工 場 )を20ヵ 所 以 上 有 する 管 理 者 等 約 2,000 事 業 者 想 定 される 報 告 数 は 今 回 の 試 算 において 国 土 交 通 省 の 法 人 建 物 統 計 等 を 用 いて 試 算 した 結 果 から 統 計 データの 制 約 から 統 計 全 体 の 母 数 と なる 建 物 保 有 法 人 数 ( 約 74 万 法 人 )の 半 数 程 度 なっていることを 踏 まえて 拡 大 したもの 31

参 考 業 態 別 冷 凍 空 調 設 備 の 構 成 漏 えい 量 の 例 業 態 ( 床 面 積 ) 1 事 業 所 あたりの 平 均 的 な 保 有 機 器 構 成 ( 各 機 器 の 出 力 は 圧 縮 機 定 格 出 力 ) 左 記 構 成 の 場 合 に 想 定 され る1 事 業 所 あたりの 算 定 漏 えい 量 (CO2 t) 百 貨 店 (25,000m2) 総 合 スーパー(10,000m2) 食 料 品 スーパー(1,500m2) 食 料 品 専 門 店 (100m2) コンビニエンスストア(200m2) ビル 用 マルチエアコン:40kW 20 台 別 置 型 ショーケース:10kW 10 台 ビル 用 マルチエアコン:40kW 10 台 別 置 型 ショーケース:10kW 10 台 店 舗 オフィス 用 エアコン:5~15kW 8 台 別 置 型 ショーケース:4~30kW 10 台 店 舗 オフィス 用 エアコン:3~5kW 1 台 別 置 型 ショーケース:3~7.5kW 2 台 店 舗 オフィス 用 エアコン:3kW 2 台 別 置 型 ショーケース:2kW 8kW 約 180 CO2 t 約 150 CO2 t 約 130 CO2 t 約 10 CO2 t 約 10 CO2 t 大 規 模 ビル(10,000m2) ビル 用 マルチエアコン:25kW 20 台 約 40CO2 t 小 規 模 事 務 所 (150m2) 店 舗 オフィス 用 エアコン:5kW 2 台 約 1CO2 t 冷 凍 冷 蔵 倉 庫 (500m2) 冷 凍 冷 蔵 ユニット:20kW 2 台 約 50 CO2 t 食 品 加 工 工 場 (300m2) 冷 凍 冷 蔵 ユニット:7.5kW 5 台 約 50 CO2 t レストランチェーン 店 (600m2) 店 舗 オフィス 用 エアコン:5kW 3 台 業 務 用 冷 蔵 庫 :0.75kW 8 台 上 記 は 業 態 別 の 代 表 的 な 設 備 構 成 等 を 示 したものであって 実 際 には 事 業 規 模 等 によって 異 なる 企 業 等 へのヒアリングにより 事 務 局 作 成 約 1.2 CO2 t 32

4-3. 充 塡 回 収 証 明 書 の 発 行 義 務 等 管 理 者 が 国 への 算 定 漏 えい 量 報 告 を 適 切 に 行 うために 管 理 者 自 身 が その 業 務 用 冷 凍 空 調 機 器 に 追 加 充 塡 されたフロン 類 の 量 を 正 確 に 把 握 できる 仕 組 みが 必 要 このため 改 正 法 では 充 塡 回 収 業 者 に 対 して 整 備 時 の 充 塡 回 収 行 為 の 都 度 充 塡 回 収 証 明 書 に 主 務 省 令 で 定 める 事 項 を 記 載 し 管 理 者 に 対 して 交 付 する 義 務 を 課 している 当 該 充 塡 回 収 証 明 書 は 算 定 漏 えい 量 報 告 の 基 礎 資 料 である 他 管 理 者 による 機 器 管 理 意 識 を 高 めるために 主 務 省 令 で 定 める 事 項 として 当 該 機 器 への 充 塡 回 収 量 充 塡 回 収 された 冷 媒 種 毎 などの 情 報 が 含 まれる 期 待 される 効 果 充 塡 回 収 業 者 充 塡 回 収 証 明 書 充 塡 回 収 業 者 の 名 称 等 充 塡 回 収 した 管 理 者 の 名 称 等 充 塡 回 収 した 年 月 日 場 所 充 塡 回 収 した 冷 媒 種 (R404A 等 )とその 量 充 塡 回 収 した 機 器 を 特 定 する 情 報 情 報 処 理 センター 電 子 的 な 情 報 伝 達 管 理 者 充 塡 証 明 書 等 による 冷 媒 種 別 機 器 別 の 漏 えい 量 チェック 漏 え い 量 の 算 定 点 検 履 歴 等 の 作 成 消 費 電 力 修 理 費 用 の 負 担 増 に 伴 う 機 器 管 理 意 識 の 向 上 効 果 1 適 切 な 管 理 による 漏 えい 抑 制 省 エネ 節 電 効 果 冷 媒 充 塡 コ スト 削 減 修 理 費 削 減 故 障 に 伴 う 商 品 への 悪 影 響 や 営 業 制 約 を 回 避 効 果 2 低 GWP ノンフロン 機 器 への 買 い 換 え 33

4 4. 算 定 漏 えい 量 の 算 定 方 法 第 一 種 特 定 製 品 から 漏 えいしたフロン 類 の 量 は 直 接 には 把 握 ができないことから 算 定 漏 えい 量 は 第 一 種 フロン 類 充 塡 回 収 業 者 が 発 行 する 充 塡 証 明 書 及 び 回 収 証 明 書 から 算 出 することとなる その 際 の 具 体 的 な 算 定 漏 えい 量 の 算 定 方 法 は 以 下 の 方 法 によるものとする 算 定 漏 えい 量 (CO2 t)=σ( 冷 媒 番 号 区 分 ごとの(( 充 塡 量 (kg)- 整 備 時 回 収 量 (kg) ) GWP)) = 漏 えい 量 算 定 漏 えい 量 報 告 充 塡 証 明 書 回 収 証 明 書 算 定 漏 えい 量 (CO2 t) 等 = 充 塡 した 冷 媒 種 (R404A 等 ) 充 塡 量 (kg) 等 - 整 備 時 回 収 した 冷 媒 種 (R404A 等 ) 整 備 時 回 収 量 (kg) 等 GWP 具 体 的 な 算 定 イメージ パターン1: 整 備 時 に 回 収 を 行 う 場 合 パターン2: 充 塡 のみ 行 う 場 合 機 器 に 封 入 さ れ る 全 冷 媒 量 漏 え い 量 整 備 時 回 収 量 充 塡 量 機 器 整 備 の 際 に 全 量 回 収 を 行 い 再 充 塡 を 行 った 場 合 充 塡 量 から 整 備 時 回 収 量 を 差 し 引 い た 量 が 漏 えい 量 となる 機 器 に 封 入 さ れ る 全 冷 媒 量 漏 え い 量 充 塡 量 機 器 に 充 塡 のみを 行 った 場 合 当 該 充 塡 量 が 漏 えい 量 となる 冷 媒 番 号 区 分 ごとの 充 塡 量 : 改 正 法 第 37 条 第 4 項 の 充 塡 証 明 書 に 記 載 された 充 塡 量 ( 設 置 時 に 充 塡 した 充 塡 量 を 除 く) 冷 媒 番 号 区 分 ごとの 回 収 量 : 改 正 法 第 39 条 第 6 項 の 回 収 証 明 書 に 記 載 された 回 収 量 冷 媒 番 号 区 分 ごとのGWP: 環 境 大 臣 経 産 大 臣 事 業 所 管 大 臣 が 告 示 等 で 定 める 値 (IPCC 第 4 次 報 告 書 の 値 とする 予 定 ) 算 定 にあたっては 管 理 者 の 全 ての 管 理 第 一 種 特 定 製 品 のついて 交 付 された 充 塡 証 明 書 及 び 回 収 証 明 書 の 値 から 算 出 する 必 要 がある 34

4 5. 算 定 漏 えい 量 の 報 告 事 項 管 理 者 から 事 業 所 管 大 臣 への 報 告 事 項 としては 管 理 者 ごとに1 全 国 合 計 量 2 都 道 府 県 ごとの 総 量 3 一 の 事 業 所 で1,000CO2 tを 超 える 漏 えいをした 場 合 には 当 該 事 業 所 ご とにその 量 等 について 報 告 すること また 報 告 された 内 容 は 原 則 公 表 する 算 定 漏 えい 量 報 告 の 報 告 事 項 1 管 理 者 の 氏 名 又 は 名 称 及 び 住 所 並 びに 法 人 にあってはその 代 表 者 の 氏 名 2 管 理 者 において 行 われる 事 業 3 管 理 者 の 主 たる 事 業 所 の 所 在 地 ( 本 社 の 所 在 地 ) 4 全 国 合 計 及 び 都 道 府 県 ごとの 算 定 漏 えい 量 及 びフロン 類 の 冷 媒 番 号 区 分 ごとの 内 訳 5 一 の 事 業 所 における 算 定 漏 えい 量 が1,000トン( 二 酸 化 炭 素 換 算 量 )を 超 えるものにつ いては 各 事 業 所 ごとに 事 業 所 在 地 算 定 漏 えい 量 及 びフロン 類 の 冷 媒 番 号 区 分 ごと の 内 訳 35

4 6. 算 定 漏 えい 量 報 告 に 係 る 情 報 の 提 供 について 算 定 漏 えい 量 報 告 の 対 象 となる 事 業 者 は 事 業 所 管 大 臣 に 対 して 算 定 漏 えい 量 報 告 に 添 えて 必 要 に 応 じて 算 定 漏 えい 量 の 増 減 状 況 等 に 関 する 情 報 を 提 供 することができる また 国 は 算 定 漏 えい 量 報 告 に 合 わせてこれらを 公 表 する 情 報 提 供 事 項 記 載 できる 内 容 漏 えい 量 の 内 訳 に 関 する 情 報 漏 えい 量 の 増 減 の 状 況 に 関 する 情 報 漏 えい 量 の 削 減 に 関 し 実 施 した 措 置 に 関 する 情 報 漏 えい 量 の 削 減 に 関 し 実 施 を 予 定 している 措 置 に 関 する 情 報 その 他 の 情 報 製 品 の 種 類 ごとの 算 定 漏 えい 量 及 び 台 数 年 間 漏 えい 率 及 びその 算 定 方 法 漏 えい 量 の 増 減 の 状 況 漏 えい 量 の 増 減 の 理 由 その 他 の 増 減 の 状 況 に 関 する 評 価 漏 えい 防 止 に 資 する 管 理 基 準 の 策 定 低 GWP ノンフロン 機 器 への 転 換 に 関 する 設 備 投 資 の 実 施 状 況 機 器 整 備 事 業 者 と 連 携 した 管 理 体 制 の 構 築 報 告 の 翌 年 度 以 降 に 取 組 を 予 定 している 措 置 漏 えい 防 止 に 関 する 教 育 及 び 啓 発 に 関 する 取 組 漏 えい 防 止 管 理 に 係 る 人 材 の 訓 練 算 定 漏 えい 量 の 情 報 の 公 開 に 関 する 取 組 その 他 の 情 報 36

4-7. 情 報 処 理 センターの 仕 組 み 充 塡 回 収 業 者 による 充 塡 回 収 証 明 書 を 電 子 的 に 管 理 することで 効 率 化 利 便 性 向 上 等 を 図 るため 情 報 処 理 センターを 通 じた 登 録 により 各 証 明 書 の 交 付 を 不 要 とする 具 体 的 には 充 塡 回 収 業 者 と 管 理 者 の 情 報 伝 達 のパイプ 役 として 情 報 処 理 センターを 整 備 し 以 下 のスキームにより 運 用 されることとなる 事 業 所 管 大 臣 通 知 算 定 漏 えい 量 報 告 第 一 の 種 管 特 理 定 者 製 品 整 備 の 発 注 充 塡 量 回 収 量 等 の 通 知 センターを 通 じて 登 録 した 場 合 証 明 書 の 交 付 不 要 の 整 備 者 第 一 種 特 定 製 品 充 塡 回 収 の 委 託 整 備 を 発 注 した 第 一 種 特 定 製 品 の 管 理 者 の 氏 名 等 の 情 報 を 通 知 充 塡 量 回 収 量 等 の 登 録 充 塡 回 収 業 者 A 全 国 で 約 3 万 事 業 所 第 一 種 フ ロ ン 類 充 塡 回 収 業 者 B 第 一 種 フ ロ ン 類 充 塡 回 収 業 者 C 第 一 種 フ ロ ン 類 経 済 産 業 大 臣 環 境 大 臣 指 定 監 督 等 情 報 処 理 センター 37

4-8. 算 定 漏 えい 量 報 告 に 対 応 するための 準 備 等 実 際 の 算 定 漏 えい 量 報 告 は 平 成 28 年 7 月 末 までに 行 うこととなるが 平 成 27 年 4 月 か ら 充 塡 証 明 書 回 収 証 明 書 が 発 行 されるので 報 告 に 向 けて 当 該 証 明 書 を 保 存 記 録 し ておく 必 要 がある 報 告 は 本 社 から 行 うこととなるため 本 社 では 事 業 所 に 集 計 が 必 要 な 旨 を 周 知 するとと もに 集 計 に 向 けた 情 報 収 集 の 仕 組 みをあらかじめ 準 備 しておくことが 重 要 法 施 行 までに 準 備 すべき 事 項 社 内 への 周 知 機 器 の 整 備 を 行 い 冷 媒 の 充 塡 回 収 が 行 われた 際 に 証 明 書 が 発 行 されることを 社 内 に 周 知 また 当 該 証 明 書 に 記 載 の 情 報 が 本 社 に 集 計 される 仕 組 みをあらかじめ 準 備 ( 定 期 的 な 連 絡 年 間 での 事 業 所 ごとでの 合 算 など 事 業 規 模 にあわせて 準 備 しやすい 方 法 を 検 討 ) 集 計 報 告 方 法 の 検 討 国 への 報 告 は 事 業 所 管 大 臣 に 対 して 法 人 ( 個 人 ) 単 位 で 行 うこととなるため 会 社 ごとに 年 度 末 に 集 計 する 方 法 やシステムを 構 築 し 集 計 するなど 集 計 方 法 を 検 討 する 必 要 がある 算 定 漏 えい 量 報 告 では 冷 媒 ごとに 温 暖 化 係 数 を 乗 じるなどの 処 理 が 必 要 なため 国 において 集 計 システムを 構 築 中 であり 報 告 に 際 しては 国 が 準 備 するツールを 使 うことも 可 能 情 報 処 理 センターの 活 用 の 検 討 法 施 行 までに 情 報 処 理 センターを 指 定 する 予 定 であり 充 塡 回 収 証 明 書 は 電 子 的 に 交 付 する よう 充 塡 回 収 業 者 に 依 頼 することが 可 能 となる 当 該 センターでは 電 子 的 な 証 明 書 の 伝 達 に 加 えて 年 間 集 計 等 も 可 能 となる 見 込 みであり すべての 証 明 書 をセンター 経 由 で 発 行 させることで 集 計 作 業 の 手 間 を 軽 減 することが 可 能 38

1. 我 が 国 のフロン 類 対 策 排 出 の 現 状 と 国 際 的 な 動 き 2. 改 正 フロン 法 の 全 体 概 要 3. 管 理 者 に 係 る 判 断 の 基 準 について 4. 管 理 者 に 係 る 算 定 漏 えい 量 報 告 について 5.その 他 の 主 な 改 正 事 項 について 39

5-1. 指 定 製 品 の 低 GWP 化 ノンフロン 化 促 進 策 のイメージ フロン 類 使 用 製 品 の 低 GWP ノンフロン 化 を 推 進 し 1 市 中 フロンストックの 削 減 ( 根 本 的 排 出 抑 制 )を 図 る 2 環 境 影 響 度 低 減 のイノベーションを 加 速 し 世 界 市 場 における 我 が 国 製 造 業 の 競 争 力 を 強 化 高 GWP 等 空 調 機 器 の 例 環 境 影 響 に 関 す る 指 標 低 GWP 等 区 分 a 区 分 b 指 定 製 品 ( 大 型 ) ( 中 小 型 ) 冷 媒 のGWP 値 = A 冷 媒 量 Akg 出 荷 量 A 台 冷 媒 のGWP 値 = B 冷 媒 量 Bkg 出 荷 量 B 台 各 社 とも 創 意 工 夫 により 低 GWP 冷 媒 への 転 換 等 に 向 けた 取 組 みを 実 施 安 全 性 経 済 性 省 エネ 性 能 等 を 評 価 現 状 でGWP 値 が 最 も 小 さい 冷 媒 ガスを 勘 案 し 目 標 値 を 設 定 区 分 a 区 分 b 目 標 値 冷 媒 の 低 GWP 化 冷 媒 量 Ckg 出 荷 量 C 台 冷 媒 のノンフロン 化 冷 媒 量 Dkg 出 荷 量 D 台 目 標 設 定 時 目 標 年 度 40

5-2.フロン 類 使 用 製 品 におけるフロン 類 の 排 出 量 及 び 市 中 ストック 量 1 2012 年 におけるフロン 類 使 用 製 品 からのフロン 類 の 排 出 量 は 約 2,800 万 トン CO2となっ ている 自 動 販 売 機, 0.0% 噴 霧 器, 0 2012 年 フロン 類 使 用 機 器 の 総 排 出 量 比 率 (HFCのみ) ダストブロワー( 遊 戯 銃 に 使 用 されるガ MDI, 0.6% 家 庭 用 電 気 冷 蔵 庫, 1.3% 発 泡 断 熱 材, 0 スを 含 む), 1.1% 輸 送 用 冷 凍 冷 蔵 ユニット, 1.2% 発 泡 断 熱 材, 7.1% 中 央 方 式 冷 凍 冷 蔵 機 器 ( 冷 凍 冷 蔵 用 チリングユニット), 1.2% 空 調 機 器, 0 その 他, 0.2% 家 庭 用 エアコン, 18.1% 業 務 用 冷 凍 冷 蔵 庫 等, 0.3% 内 蔵 型 ショーケース, 0.8% その 他, 0.2% ダストブロワー( 遊 戯 銃 ( ( 業 務 用 1)コンデンシングユニット( 2-1) 定 置 式 ユ別 業 務 用 置 2-2) 2-3) 業 務 用 内 蔵 型 型 ショーケース ニット, 0 ショーケース, 庫 等 ( 業 務 5) 発 泡 噴 霧 断 器 熱, 材 1.7%, に 使 用 MDI, 0 されるガ 中 央 方 式 冷 凍 冷 蔵 機 器 輸 送 家 用 庭 冷 用 3) 凍 電 自 冷 機 動 蔵 冷 販 売 機, 等 0 0, ( 冷 凍 冷 蔵 チリングユニット), 0 ユニット, スを 含 む), 蔵 庫, 0 発 泡 断 熱 材, 7.1% 0 0 0 定 置 式 冷 凍 冷 蔵 ユニット, 1.0% 店 舗 オフィス 用 エアコン, 7.0% 冷 凍 冷 蔵 機 器, 32.7% 27,654 千 トン-CO2 (2012 年 ) 空 調 機 器, 58.2% コンデンシングユニット ( 別 置 型 ショーケース 等 ), 26.9% 店 中 その ビル 輸 舗 央 中 送 家 設 オフィス 方 央 他 用 機 庭 備 式 方 業 マルチエアコン, 関 用 ( 式 務 容 GHP 用 ( 積 遠 用 圧 心 縮 式 式 ), 0 ), 0 0 (ガスエンジンヒートポンプエアコン), 0 ビル 用 マルチエアコン, 12.5% 出 典 : 温 室 効 果 ガスインベントリ 報 告 書 より 経 済 産 業 省 作 成 京 都 議 定 書 第 二 約 束 期 間 におけるGWP 値 により 試 算 輸 送 機 関 用 エアコン, 9.7% 冷 凍 冷 蔵 機 器, 0 中 央 方 式 ( 遠 心 式 ), 3.0% GHP (ガスエンジンヒートポンプエアコン), 4.8% 設 備 用 エアコン, 2.6% その 他 業 務 用 エアコン, 0.1% 中 央 方 式 ( 容 積 圧 縮 式 ), 0.5% 41

5-2.フロン 類 使 用 製 品 におけるフロン 類 の 排 出 量 及 び 市 中 ストック 量 2 2012 年 におけるフロン 類 使 用 製 品 におけるフロン 類 の 市 中 ストック 量 は 約 4.2 億 トン CO2 となっている 家 庭 用 電 気 冷 蔵 庫, 0.9% 輸 送 用 冷 凍 冷 蔵 ユニット, 0.4% 中 央 方 式 冷 凍 冷 蔵 機 器 ( 冷 凍 冷 蔵 用 チリングユニット), 0.7% 自 動 販 売 機, 0.2% 業 務 用 冷 凍 冷 蔵 庫 等, 0.5% 発 泡 断 熱 材, 0 2012 年 フロン 類 使 用 機 器 の 市 中 稼 働 機 器 へのフロン 類 使 用 量 比 率 (HFCのみ) 噴 ダストブロワー( 霧 器, 0 遊 戯 銃 に 使 用 されるガスを 含 む), 0.4% 空 調 機 器, 0 発 泡 断 熱 材, 9.6% MDI, 0.0% その 他, 0.2%, 0 内 蔵 型 ショーケース, 1.2% 定 置 式 冷 凍 冷 蔵 ユニット, 0.3% その 他, 0.2%, 0 ( 業 務 用 2-3) ダストブロワー( 遊 戯 銃 業 務 用 冷 発 凍 噴 泡 冷 霧 断 蔵 器 熱 庫, に 使 用 MDI, 0.4% 0材 等,, 0 されるガスを 1)コンデンシングユニット( 別 置 型 ( 業 務 用 ( 業 務 ( 用 2-1) 5) 含 む), 中 央 方 式 凍 冷 蔵 機 器 業 2-2) 務 定 3) 内 置 自 蔵 式 動 型 販 ショーケース, 凍 売 冷 機 蔵, ユニット, ( 0 冷 凍 輸 送 家 用 庭 冷 用 凍 電 冷 機 蔵 冷 ユニット, 蔵 庫, 0 0 0 0 冷 蔵 ショーケース チリングユニット), 発 泡 等 断 0熱 材, 9.6% 家 庭 用 エアコン, 33.7% コンデンシングユニット ( 別 置 型 ショーケース 等 ), 9.4% 輸 送 機 関 用 エアコン, 9.9% 冷 凍 冷 蔵 機 器, 13.5% 冷 凍 冷 蔵 機 器, 0 店 中 その ビル 輸 舗 央 中 送 家 設 オフィス 方 央 他 用 機 庭 備 式 方 業 マルチエアコン, 関 用 ( 式 務 容 GHP 用 ( 積 遠 用 圧 心 縮 式 式 ), 0 ), 0 0 (ガスエンジンヒートポンプエアコン), 0 418,306 千 トン-CO2 (2012 年 ) 設 備 用 エアコン, 2.8% 空 調 機 器, 76.4% GHP (ガスエンジンヒートポンプエアコン), 4.6% 中 央 方 式 ( 遠 心 式 ), 2.0% 店 舗 オフィス 用 エアコン, 7.6% 中 央 方 式 ( 容 積 圧 縮 式 ), 0.4% 出 典 : 温 室 効 果 ガスインベントリ 報 告 書 より 経 済 産 業 省 作 成 京 都 議 定 書 第 二 約 束 期 間 におけるGWP 値 により 試 算 その 他 業 務 用 エアコン, 0.1% ビル 用 マルチエアコン, 15.4% 42

5-3. 主 なフロン 類 使 用 製 品 の 転 換 状 況 1 家 庭 用 エアコンディショナー 現 行 販 売 製 品 の 主 な 使 用 冷 媒 HFC(R 410A) (GWP=2090) HFC 使 用 機 の 市 中 稼 働 台 数 年 間 出 荷 台 数 (2012 年 度 ) 市 中 稼 働 台 数 約 7,000 万 台 年 間 出 荷 台 数 約 850 万 台 1 台 当 たり 冷 媒 量 約 1kg 冷 媒 転 換 の 状 況 HFC 32(GWP=675) 使 用 製 品 が 一 部 商 品 化 ( 市 中 ストック シェア1% 未 満 ) 更 なる 低 GWP 冷 媒 の 開 発 が 期 待 される 備 考 HFC 32は 現 状 冷 媒 に 比 べ コスト 効 率 とも に 改 善 可 能 微 燃 性 ガスのため 安 全 性 の 観 点 から 一 部 用 途 制 限 必 要 また 消 費 者 への 表 示 の あり 方 など 課 題 海 外 では 強 燃 性 であるHC(GWP1 桁 )を 使 用 した 製 品 が 一 部 で 商 品 化 されているが 安 全 性 の 懸 念 あり 店 舗 オフィス 用 パッ ケージエアコンディショ ナー HFC(R 410A) (GWP=2090) 市 中 稼 働 台 数 約 500 万 台 年 間 出 荷 台 数 約 60 万 台 1 台 当 たり 冷 媒 量 数 kg ( 同 上 ) 家 庭 用 よりも 冷 媒 充 填 量 が 多 いため 安 全 性 の 観 点 から 一 定 の 用 途 制 限 必 要 また ユーザー 等 への 表 示 のあり 方 など 課 題 より 大 型 の 製 品 普 及 には 高 圧 ガス 保 安 法 等 での 微 燃 性 の 位 置 づけが 課 題 自 動 車 用 エアコンディ ショナー HFC(R 134a) (GWP=1430) 市 中 稼 働 台 数 約 6,900 万 台 年 間 出 荷 台 数 約 1,000 万 台 1 台 当 たり 冷 媒 量 数 百 g 欧 州 市 場 では 低 GWP 冷 媒 への 転 換 規 制 あ 欧 州 MAC 指 令 を 踏 まえて 日 り(MAC 指 令 :GWP150 以 下 ) 本 でもHFO 1234yf(GWP1 HFO 1234yfはコスト 高 及 び 微 燃 性 が 課 題 桁 )への 冷 媒 転 換 を 検 討 中 欧 州 では HFO 1234yfを 冷 媒 として 使 用 し た 製 品 が 既 に 一 部 商 品 化 別 置 型 ショーケース 用 コンデンシングユニット HFC(R 404A) (GWP=3920) 市 中 稼 働 台 数 約 20 万 台 年 間 出 荷 台 数 約 4 万 台 1 台 当 たり 冷 媒 量 数 十 ~ 数 百 kg R 410A(GWP=2090) 使 用 製 品 が 一 部 商 品 化 ( 市 中 ストッ CO2に 関 しては 高 圧 力 に 対 応 した 製 品 配 クシェア3% 未 満 ) 管 の 設 計 施 工 が 必 要 更 なる 低 GWP 冷 媒 の 開 発 が また 一 定 能 力 以 上 の 装 置 の 場 合 装 置 の 期 待 される 設 置 使 用 等 に 際 して 高 圧 ガス 保 安 法 に 一 部 ( 市 中 ストックシェア1% 未 よる 規 制 を 受 ける 満 導 入 補 助 金 あり) CO2 冷 欧 州 ではCO2とHFCの 二 元 系 システムの 媒 (GWP=1) 使 用 製 品 が 商 品 製 品 が 商 品 化 国 内 でも 技 術 開 発 中 化 43

5-3. 主 なフロン 類 使 用 製 品 の 転 換 状 況 2 現 行 販 売 製 品 の 主 な 使 用 ガス HFC 使 用 製 品 の 市 中 状 況 転 換 の 状 況 備 考 発 泡 断 熱 材 HFC 134a (GWP=1430) HFC 245fa (GWP=1030) HFC 365mfc (GWP=795) 硬 質 ウレタンフォーム 製 造 時 のHFC 使 用 量 HFC -134a: 34t HFC-245fa: 2,613t HFC-365mfc: 977t 住 宅 建 材 分 野 ( 全 体 の 約 7 割 ) に おいてCO2 HC 等 へ 転 換 中 これまでの 技 術 でノンフロン 化 が 難 しかった 分 野 等 について HFO 系 の 新 物 質 を 用 いた 断 熱 材 について 技 術 実 証 を 終 えたところ (HFO 1234ze HFO 1233zd HFO 1336mzz:いずれもGWP1 桁 ) 技 術 実 証 を 終 えたHFO 系 の 新 物 質 を 用 いた 断 熱 材 について 各 製 造 業 者 の 技 術 最 適 化 が 必 要 HFO 系 の 新 物 質 はコスト 高 が 課 題 ダストブロワー HFC 134a (GWP=1430) HFC 152a (GWP=124) HFC 使 用 量 : 約 1000t ( 大 半 がHFC-152a) 代 替 可 能 な 分 野 では DME CO2 HC(いずれもGWP1 桁 ) 又 はそれら の 混 合 ガス 等 への 代 替 が 進 展 中 その 他 の 分 野 では 今 後 CO2 HFO 1234ze 等 への 代 替 を 検 討 中 DMEは 燃 焼 性 HFO1234zeは 微 燃 性 コスト 等 が 課 題 産 業 用 家 庭 用 の 着 火 可 能 性 のあ る 環 境 下 では 可 燃 性 が 課 題 44

5-4. 指 定 製 品 の 対 象 製 品 について 改 正 フロン 法 の 指 定 要 件 を 満 たすこととなる 製 品 区 分 の 全 てについて 判 断 基 準 を 定 める 方 針 であり 代 替 冷 媒 候 補 に 対 応 した 製 品 の 技 術 開 発 及 び 安 全 性 評 価 等 の 状 況 に 鑑 み まずは 以 下 の 製 品 区 分 を 指 定 する 予 定 なお 今 回 指 定 対 象 外 の 製 品 については 指 定 要 件 が 整 い 次 第 随 時 指 定 する 指 定 製 品 の 区 分 家 庭 用 エアコンディショナー( 床 置 型 等 を 除 く) 現 在 使 用 されている 主 な 冷 媒 及 びGWP R410A(2090) R32(675) 環 境 影 響 度 の 目 標 値 目 標 年 度 750 2018 店 舗 オフィス 用 エアコンディショナー ( 床 置 型 等 を 除 く) R410A(2090) 750 2020 コンデンシングユニット 及 び 定 置 式 冷 凍 冷 蔵 ユニット( 圧 縮 機 の 定 格 出 力 が1.5kW 以 下 のも の 等 を 除 く) 中 央 方 式 冷 凍 冷 蔵 機 器 (5 万 m3 以 上 の 新 設 冷 凍 冷 蔵 倉 庫 向 けに 出 荷 されるものに 限 る) R404A(3920) R410A(2090) R407C(1774) CO2(1) R404A(3920) アンモニア( 一 桁 ) 1500 2025 100 2019 自 動 車 用 エアコンディショナー( 乗 用 自 動 車 ( 定 員 11 人 以 上 のものを 除 く)に 搭 載 されるものに 限 る) R134a(1430) 150 2023 硬 質 ウレタンフォーム( 現 場 発 泡 用 のうち 住 宅 建 材 用 に 限 る) ダストブロワー( 不 燃 性 を 要 する 用 途 のものを 除 く) HFC-245fa(1030) HFC-365mfc(795) HFC-134a(1430) HFC-152a(124) CO2(1) DME(1) 100 2020 10 2019 製 造 事 業 者 等 は 国 内 向 けに 出 荷 する 当 該 製 品 の 環 境 影 響 度 の 低 減 について 環 境 影 響 度 を 製 造 事 業 者 等 ごとの 出 荷 台 数 で 加 重 平 均 した 値 が 目 標 値 を 上 回 らないようにする 45

5-5. 現 行 フロン 法 における 表 示 について 機 器 所 有 者 に 対 するフロン 類 の 回 収 の 必 要 性 の 啓 発 第 一 種 フロン 類 回 収 業 者 に 対 する フロン 類 の 種 類 及 び 充 塡 量 を 情 報 として 与 え 適 切 な 回 収 を 行 わせるため 現 行 フロン 法 第 39 条 において みだり 放 出 の 禁 止 等 に 関 する 事 項 を 表 示 することとなっている 表 示 方 法 としては 特 定 製 品 の 製 造 事 業 者 が 販 売 する 時 までに 見 やすく かつ 容 易 に 消 滅 しない 方 法 で 機 器 本 体 若 しくは 周 辺 の 箱 体 等 に 表 示 することを 求 めている 表 示 内 容 現 行 法 第 39 条 において フロン 類 の 放 出 の 禁 止 等 の 表 示 として 以 下 を 規 定 表 示 場 所 : 製 品 本 体 若 しくは 周 辺 の 箱 体 表 示 の 方 法 : 見 やすく かつ 容 易 に 消 滅 しない 方 法 表 示 の 内 容 :1 当 該 フロン 類 をみだりに 大 気 中 に 放 出 してはならないこと 2 当 該 特 定 製 品 を 廃 棄 する 場 合 には 当 該 フロン 類 の 回 収 が 必 要 であること 3 当 該 フロン 類 の 種 類 及 び 数 量 現 行 法 における 具 体 的 な 表 示 例 改 正 フロン 法 においては 上 記 に 加 えて その 他 主 務 省 令 で 定 める 事 項 が 表 示 事 項 として 追 加 されており その 表 示 内 容 について 現 在 産 構 審 中 環 審 の 合 同 会 議 で 検 討 中 46

5 6. 指 定 製 品 判 断 基 準 に 基 づく 表 示 事 項 について 指 定 製 品 の 判 断 の 基 準 に 基 づく 法 定 表 示 は 製 品 の 購 入 者 に 対 して 当 該 製 品 に 使 用 さ れるフロン 類 等 の 環 境 影 響 度 に 関 する 情 報 を 提 供 することにより 低 GWP ノンフロン 製 品 の 購 入 を 促 すため 指 定 製 品 製 造 業 者 等 に 対 して その 指 定 製 品 について 表 示 すべき 事 項 を 定 めるもの 具 体 的 には 以 下 の 事 項 を 原 則 として 表 示 事 項 として 指 定 製 品 ごとに 当 該 指 定 製 品 の 目 標 値 及 び 目 標 年 度 等 を 定 め 表 示 にあたって 遵 守 すべき 事 項 として 当 該 指 定 製 品 の 特 徴 に 応 じて 定 める また この 表 示 はカタログの 改 定 等 に 一 定 の 時 間 を 要 することから 指 定 製 品 の 判 断 基 準 の 施 行 の 日 から6ヶ 月 が 経 過 した 日 から 適 用 することとする 表 示 事 項 (1) 当 該 指 定 製 品 の 目 標 値 目 標 年 度 (2) 当 該 製 品 に 使 用 されるフロン 類 等 (いわゆる 自 然 冷 媒 HFO 等 も 含 む )の 種 類 数 量 GWP 値 (3) 当 該 製 品 の 形 名 製 造 事 業 者 等 の 氏 名 又 は 名 称 遵 守 事 項 及 び 表 示 事 項 の 原 則 (1) 当 該 指 定 製 品 の 目 標 値 目 標 年 度 については 当 該 製 品 の カタログ に 記 載 することとする (2) 当 該 製 品 に 使 用 されるフロン 類 等 の 種 類 数 量 GWP 値 及 び 形 名 製 造 事 業 者 等 の 氏 名 又 は 名 称 については 本 体 に 記 載 する また これらの 事 項 についてはカタログにも 記 載 すること (3)フロン 類 等 の 種 類 については 原 則 として HFC と 表 記 する ただし 冷 媒 として 使 用 されるものについてはR 番 号 で 表 記 されることが 一 般 的 であることから R の 表 記 についても 可 能 とする また 自 然 冷 媒 やHFO 等 のフ ロン 類 以 外 の 物 質 に 転 換 した 場 合 も その 種 類 等 (CO 2 (R744) アンモニア(R717) HFO1234yf(R1234yf)など)を 表 示 する(HFCとHFOの 混 合 冷 媒 なども 同 様 ) (4)インターネットによる 情 報 提 供 が 一 般 的 となっていることから 指 定 製 品 製 造 事 業 者 等 は 当 該 事 業 者 のホーム ページにおいて 表 示 事 項 を 記 載 した 当 該 製 品 のカタログ 等 を 掲 載 するよう 努 める (5) 他 法 令 において 表 示 が 義 務 づけられ 重 複 事 項 がある 場 合 本 法 による 表 示 を 兼 ねることができるものとする 47

参 考 指 定 製 品 ごとの 表 示 事 項 のイメージ1 家 庭 用 エアコンディショナーの 表 示 イメージ 本 体 表 示 カタログ 表 示 ( 室 内 機 ) ( 室 外 機 ) 製 品 名 使 用 冷 媒 種 GWP 値 を 追 記 製 造 事 業 者 等 の 名 称 ガス 種 GWP 値 ( 見 える 化 表 示 からの 代 替 ) みだり 放 出 禁 止 フロン 法 目 標 値 (GWP 値 ):750 以 下 目 標 年 度 :2018 目 標 値 目 標 年 度 を 追 記 R32 使 用 (GWP675) みだり 放 出 禁 止 に 関 する 表 示 は 機 器 の 取 扱 の 注 意 事 項 等 と 併 記 して 包 括 的 に 記 載 コンデンシングユニットの 表 示 イメージ カタログ 表 示 本 体 表 示 現 行 法 に 基 づく 表 示 製 品 名 ガス 種 (GWP 値 ) 形 式 仕 様 表 等 に 製 品 名 形 式 ガス 種 (GWP 値 ) 数 量 等 を 追 記 数 量 を 追 記 製 造 事 業 者 等 の 名 称 フロン 法 目 標 値 (GWP 値 ):1500 以 下 目 標 年 度 :2025 目 標 値 目 標 年 度 を 上 記 表 に 追 記 みだり 放 出 禁 止 に 関 する 表 示 は 機 器 の 取 扱 の 注 意 事 項 等 と 併 記 して 包 括 的 に 記 載 48

参 考 指 定 製 品 ごとの 表 示 事 項 のイメージ2 自 動 車 用 エアコンディショナーの 表 示 イメージ 本 体 表 示 カタログ 表 示 型 式 製 造 事 業 者 等 の 名 称 車 名 冷 媒 種 使 用 量 (G WP 値 を 追 記 ) みだり 放 出 禁 止 冷 媒 種 使 用 量 (G WP 値 を 追 記 ) 型 式 製 造 事 業 者 等 の 名 称 目 標 値 目 標 年 度 を 追 記 みだり 放 出 禁 止 に 関 する 表 示 は 機 器 の 取 扱 の 注 意 事 項 等 と 併 記 して 包 括 的 に 記 載 49

参 考 指 定 製 品 ごとの 表 示 事 項 のイメージ3 硬 質 ウレタンフォームを 用 いた 断 熱 材 の 表 示 イメージ 本 体 表 示 カタログ 表 示 ガス 種 GWP 値 を 追 記 品 名 内 容 量 製 造 事 業 者 等 の 名 称 住 宅 建 築 材 料 用 であ ることを 追 記 フロン 類 の 種 類 数 量 GWP 値 目 標 値 及 び 目 標 年 を 追 記 住 宅 建 築 材 料 用 であ ることを 追 記 ダストブロワーの 表 示 イメージ 本 体 表 示 HFC 152aの 製 品 CO2 DMEの 製 品 製 品 名 形 式 内 容 量 ガス 種 カタログ 表 示 品 名 および 形 名 表 などを 利 用 し フロン 類 の 種 類 フロン 数 量 GWP 値 目 GWP 標 値 及 び 目 標 年 を 追 記 記 入 フロンに 関 する 事 項 GAS 目 標 値 目 標 年 度 を 追 記 ノンフロン マーク 指 定 製 品 対 象 外 となる 不 燃 性 用 途 限 定 の 製 品 についてはその 旨 を 記 載 フロン 類 の 種 類 数 量 GWP 値 目 標 値 目 標 年 度 HFC152a 125g 年 50

5 7.ラベリング 制 度 の 検 討 の 進 め 方 について 指 定 製 品 の 判 断 の 基 準 に 基 づく 法 定 表 示 を 補 完 し また 指 定 製 品 等 の 購 入 者 が 直 感 的 に 低 GWP ノンフロン 製 品 を 選 択 できるような 分 かりやすい 表 示 として ラベリング 制 度 を 導 入 する 具 体 的 には 指 定 製 品 ではないものの 関 連 するフロン 類 使 用 製 品 への 活 用 や よりGWP 値 の 低 い 新 商 品 の 差 別 化 なども 視 野 に 入 れた 多 段 階 表 示 を 利 用 し また 既 存 の 省 エネ 法 ラベリング 制 度 と 本 制 度 の 類 似 性 を 踏 まえ JISにより 定 める ラベリング 制 度 の 対 象 製 品 全 ての 指 定 製 品 を 対 象 また コンデンシングユニットに 接 続 される 冷 凍 冷 蔵 ショーケースなどの 関 連 製 品 への 使 用 を 検 討 ラベリングの 使 用 場 所 商 品 選 択 の 際 に 活 用 されるものであることから 当 該 製 品 が 掲 載 されたカタログ( 当 該 製 品 の 製 造 業 者 等 のホームページに 掲 載 される 電 子 カタログの 他 カタログ 通 販 やイ ンターネット 販 売 で 用 いる 場 合 も 含 む) また 商 品 選 択 時 の 実 態 を 踏 まえ 製 品 それ 自 体 や 梱 包 材 などが 考 えられる 51

5 8. 多 段 階 表 示 の 方 法 本 ラベリング 制 度 においては 多 段 階 で 環 境 影 響 度 を 表 現 するよう 制 度 検 討 を 進 める 多 段 階 表 示 における 段 階 の 設 定 方 法 は 指 定 製 品 ごとの 目 標 値 に 対 して 製 品 に 使 用 さ れているフロン 類 等 がどの 程 度 の 環 境 影 響 度 を 有 するのか 容 易 にかつ 直 感 的 に 判 別 できるものとすべきではないか また よりGWP 値 が 小 さい 新 商 品 開 発 の 努 力 が 評 価 さ れる 観 点 やノンフロン 製 品 が 差 別 化 されるように 考 慮 する 必 要 がある 一 方 で 同 じフロン 類 等 が 異 なる 区 分 の 製 品 にも 使 用 されることや 状 況 変 化 による 目 標 値 の 改 定 GWP 値 の 見 直 しなどについても 考 慮 しつつ 先 行 導 入 されている 類 似 制 度 の 省 エネ 法 のラベリング 制 度 と 同 様 に 指 定 製 品 ごとの 目 標 値 を 基 準 とした 方 法 により 検 討 を 進 める 目 標 値 多 段 階 表 示 の 基 準 設 定 案 1 目 標 値 を 超 え るもの 2 目 標 値 から 目 標 値 の50%を 超 えるもの 3 目 標 値 の50% 以 下 からGWP 値 100を 超 えるもの 4100 以 下 の もの 5フロン 類 以 外 のも の(CO 2 やHFO) ( 家 庭 用 エアコンディショナーの 場 合 ) 750 超 え 750 以 下 375 超 え 375 以 下 から100 超 え 100 以 下 自 然 冷 媒 等 具 体 的 な 基 準 設 定 は 製 品 ごとの 代 替 となるフロン 類 の 種 類 等 を 勘 案 し 製 品 ごとに 段 階 数 を 変 え て 設 定 することも 含 め 当 該 製 品 の 製 造 業 者 等 の 意 見 を 踏 まえて 検 討 する 52

5 9.ラベリングデザインの 考 慮 要 素 等 ラベリングに 盛 り 込 むべき 要 素 としては 1 目 標 値 の 達 成 未 達 の 別 2 目 標 値 を 満 たす 場 合 の 超 過 の 程 度 3 当 該 目 標 値 に 対 する 目 標 年 度 などが 考 えられる また デザイン 検 討 にあたり 前 提 知 識 がなくとも 善 し 悪 しが 判 断 できるよう 1モノクロ 表 示 に 対 応 できるものであること 2シンプルなものであること また 3 多 段 階 表 示 であっ てもカタログ 等 で 表 示 しやすいサイズであること 4 省 エネ 法 のEマーク 等 の 他 のラベル がある 場 合 に 消 費 者 が 混 同 しないように 工 夫 されたものであることなどについて 留 意 する 必 要 がある また デザイン 案 の 作 成 にあたっては 広 く 国 民 にデザイン 公 募 を 行 うなど 一 般 に 定 着 し やすいデザインとなるよう 検 討 を 行 う デザインイメージ 目 盛 りなどの 変 化 による 表 記 アルファベット 等 による 表 記 2018 年 度 目 標 2018 年 度 目 標 2018 年 度 目 標 2018 年 度 目 標 2018 年 度 目 標 2018 年 度 目 標 2018 年 度 目 標 2018 年 度 目 標 100 750 優 環 境 影 響 度 劣 デザイン 変 化 による 表 記 2,000 目 盛 りの 高 さで 影 響 度 を 表 現 2018 年 度 目 標 2018 年 度 目 標 2018 年 度 目 標 2018 年 度 目 標 2018 年 度 目 標 優 環 境 影 響 度 劣 優 環 境 影 響 度 劣 53

5-10.ガスメーカーの 判 断 基 準 の 基 本 的 な 方 向 性 国 による 見 通 し 策 定 主 務 大 臣 が 指 定 製 品 の 製 造 業 者 等 の 判 断 の 基 準 に 基 づく 製 品 側 の 転 換 状 況 との 整 合 性 を 踏 まえ フロン 類 製 造 業 者 等 に 対 して 国 内 で 使 用 されるフロン 類 (HFC)の 将 来 見 通 しを 示 し 公 表 する 事 業 者 による 計 画 策 定 事 業 者 は 国 全 体 でのフロン 類 の 使 用 の 合 理 化 に 資 するため 国 によるフロン 類 使 用 見 通 し 等 を 踏 まえ 以 下 の 事 項 を 含 む フロン 類 使 用 合 理 化 計 画 を 作 成 する フロン 類 出 荷 相 当 量 の 指 標 の 削 減 目 標 フロン 類 使 用 合 理 化 のために 必 要 な 設 備 整 備 技 術 向 上 等 に 関 する 事 項 等 主 務 大 臣 は 改 正 法 の 報 告 徴 収 規 定 に 基 づき 当 該 計 画 の 策 定 状 況 等 について 事 業 者 からの 報 告 を 求 め その 結 果 を 公 表 する 取 組 の 見 える 化 主 務 大 臣 は 毎 年 度 終 了 後 改 正 法 の 報 告 徴 収 規 定 に 基 づき 事 業 者 に 対 して 前 年 度 の 出 荷 相 当 量 の 報 告 を 求 める 事 業 者 の 取 組 状 況 について 削 減 目 標 の 翌 年 度 に 審 議 会 の 意 見 を 聴 き 評 価 公 表 す る その 際 個 別 のフロン 類 の 製 造 数 量 等 が 日 本 のみで 公 表 されることによる 競 争 上 の 影 響 に 留 意 しつつ 事 業 者 ごとの 主 要 取 扱 い 品 目 別 の 内 訳 等 を 把 握 し 評 価 公 表 する 仕 組 みとする 54

5-11. フロン 類 使 用 見 通 し について 指 定 製 品 判 断 基 準 で 指 定 対 象 ( 第 1 弾 )となった 製 品 について 指 定 製 品 判 断 基 準 で 定 め る 目 標 値 目 標 年 度 対 象 範 囲 を 前 提 とした 転 換 が 進 んだ 場 合 の 1 製 品 メーカーによる 新 規 製 品 向 け 使 用 量 削 減 効 果 ( 冷 媒 を 充 填 せずに 出 荷 する 冷 凍 空 調 機 器 等 おける 現 場 初 期 充 填 量 の 削 減 効 果 を 含 む ) 2 製 品 転 換 によるHFC 機 器 の 市 場 ストック 量 減 少 を 通 じたサービス 用 途 ( 冷 媒 補 充 ) 使 用 量 削 減 効 果 及 び 3 管 理 者 の 判 断 基 準 に 基 づく 対 策 ( 定 期 点 検 等 )による 使 用 時 排 出 抑 制 を 通 じたサービス 用 途 ( 冷 媒 補 充 ) 使 用 量 削 減 効 果 を 元 に 将 来 のフロン 類 使 用 見 通 しを 算 定 <2020 年 度 使 用 見 通 し( 暫 定 )> 4300 万 CO2トン BAU 出 荷 相 当 量 より40% 程 度 減 <2025 年 度 使 用 見 通 し( 暫 定 )> 3600 万 CO2トン BAU 出 荷 相 当 量 より50% 程 度 減 (BAU: Business As Usual 現 状 対 策 維 持 した 場 合 の 推 計 値 を 指 す ) ( 留 意 事 項 ) マクロフレーム( 特 に 経 済 成 長 率 )は 今 後 のフロン 類 等 対 策 の 方 向 性 について( 平 成 25 年 3 月 ) の 対 策 効 果 試 算 におけるHCFCか らHFCへの 転 換 効 果 及 び 経 済 成 長 率 を 引 用 しているが 今 後 の 温 室 効 果 ガス 対 策 全 体 の 議 論 の 進 展 により 見 直 しの 可 能 性 があるた め フロン 類 使 用 見 通 し は 暫 定 値 であることに 留 意 が 必 要 フロン 類 使 用 見 通 し は 第 2 弾 以 降 の 指 定 製 品 判 断 基 準 の 策 定 状 況 を 踏 まえ 必 要 に 応 じて 改 定 55

5-12. フロン 類 使 用 見 通 し について 1 判 断 基 準 (フロン 類 使 用 見 通 し) 判 断 基 準 策 定 公 表 (フロン 類 使 用 見 通 しの 策 定 公 表 を 含 む ) 国 製 造 業 者 等 : 原 則 5 年 ごと : 毎 年 1: 出 荷 相 当 量 =CO2トン 換 算 の 製 造 量 + 輸 入 量 - 輸 出 量 2: 主 要 品 目 =R32,R125,R134a,R143a,その 他 HFC 2 フロン 類 使 用 合 理 化 計 画 3 実 績 ( 前 年 度 の 実 績 報 告 ) 判 断 基 準 改 定 審 議 会 の 意 見 を 聴 取 しつつ 計 画 を 評 価 し 必 要 に 応 じ 指 導 助 言 評 価 後 の 各 者 の 計 画 公 表 実 績 報 告 の 集 計 公 表 1 各 社 の 前 年 度 フロン 類 出 荷 相 当 量 2 全 社 合 計 の 前 年 度 フロン 類 出 荷 相 当 量 3 全 社 合 計 の 前 年 度 フロン 類 出 荷 相 当 量 の 主 要 品 目 2 別 の 内 訳 ( 法 91 条 ) 報 告 徴 収 指 導 助 言 ( 法 10 条 ) 判 断 基 準 に 照 らして 著 しく 不 十 分 勧 告 命 令 ( 法 11 条 ) ( 法 91 条 ) 報 告 徴 収 判 断 基 準 を 踏 まえ フロン 類 使 用 合 理 化 計 画 を 策 定 ( 自 らのフロン 類 出 荷 相 当 量 の 削 減 目 標 を 含 む ) 取 組 状 況 の 記 録 前 年 度 の 実 績 報 告 1 前 年 度 フロン 類 出 荷 相 当 量 1 2 1の 主 要 品 目 2 別 の 内 訳 目 標 年 度 の 翌 年 度 4 取 組 状 況 審 議 会 の 意 見 を 聴 取 しつ つ 各 者 の 取 組 状 況 を 評 価 し 必 要 に 応 じ 指 導 助 言 結 果 公 表 ( 法 91 条 ) 報 告 徴 収 指 導 助 言 ( 法 10 条 ) 判 断 基 準 に 照 らして 著 しく 不 十 分 勧 告 命 令 ( 法 11 条 ) 目 標 年 度 までの 取 組 の 状 況 を 報 告 3 実 績 の1 2に 加 え フロン 類 使 用 合 理 化 計 画 の 定 性 的 記 載 事 項 に 係 る 取 組 状 況 を 報 告 56 56

5-13. 充 塡 回 収 業 者 に 係 る 充 塡 に 関 する 基 準 について 第 一 種 フロン 類 充 塡 回 収 業 者 が 充 塡 の 際 に 遵 守 すべき 基 準 については 不 適 切 な 充 塡 による 漏 えい 防 止 整 備 不 良 の 機 器 を 放 置 したまま 繰 り 返 し 充 塡 されることによる 漏 えい 防 止 異 種 冷 媒 の 混 入 防 止 等 の 観 点 から 下 記 のとおり 定 める 取 組 み 基 準 案 (1) 機 器 の 冷 媒 漏 えい 状 況 の 確 認 充 塡 前 に 漏 えい 点 検 履 歴 簿 (ログブック)を 確 認 すること 外 観 目 視 検 査 を 行 うこ と 等 により 冷 媒 漏 えいの 状 況 を 確 認 (2) 漏 えい 確 認 時 における 説 明 等 1 冷 媒 の 漏 えいで 点 検 や 修 理 が 行 われていないもの 又 は2 冷 媒 の 漏 えいを 現 に 生 じさせている 蓋 然 性 の 高 い 故 障 等 で 点 検 が 行 われていないものが 確 認 され た 場 合 は 充 塡 する 前 に 漏 えい 箇 所 を 特 定 するための 点 検 の 実 施 や 修 理 を 行 う 必 要 性 を 管 理 者 及 び 整 備 者 に 説 明 1 冷 媒 の 漏 えい 又 は2 冷 媒 の 漏 えいを 現 に 生 じさせている 蓋 然 性 の 高 い 故 障 等 が 確 認 された 場 合 は やむを 得 ない 場 合 を 除 き 点 検 の 結 果 又 は 修 理 により 現 に 漏 えいが 生 じていないことが 確 認 できるまで 充 塡 してはならない (3) 冷 媒 の 確 認 充 塡 冷 媒 が 機 器 に 適 したもの( 改 正 法 第 87 条 に 基 づき 製 品 の 銘 版 取 扱 説 明 書 等 に 表 示 されたもの 若 しくはよりGWP 値 が 低 く 製 品 メーカーが 使 用 しても 問 題 ないとしたもの)であるか 確 認 (4) 充 塡 中 の 漏 えい 防 止 等 接 続 ホースを 適 切 に 取 付 けたか 等 を 確 認 すること 過 充 塡 防 止 のため 運 転 時 の 圧 力 温 度 等 を 確 認 し 適 切 量 を 充 塡 したか 確 認 (5) 機 器 充 塡 に 係 る 十 分 な 知 見 十 分 な 知 見 を 有 する 者 が 自 ら 実 施 又 は 立 会 う 冷 媒 フロン 類 取 扱 技 術 者 や 一 定 の 資 格 又 は 一 定 の 実 務 経 験 等 を 有 し かつ 第 一 種 特 定 製 品 の 構 造 等 に 関 する 講 習 を 受 講 した 者 などを 想 定 関 連 法 令 の 遵 守 ( 高 圧 ガス 保 安 法 の 販 売 事 業 届 充 填 量 の 適 正 な 計 量 等 ) 充 塡 の 流 れ 管 理 者 整 備 者 より 充 塡 依 頼 を 受 ける (1) 冷 媒 漏 えい 状 況 の 確 認 漏 えい 箇 所 修 理 済 管 理 者 が 保 存 する 点 検 修 理 再 充 塡 の 履 歴 を 確 認 充 塡 装 置 の 準 備 充 塡 する 冷 媒 種 の 確 認 充 塡 装 置 充 填 回 収 機 マニホールドゲー ジ 等 の 適 切 な 接 続 充 塡 開 始 過 充 塡 の 防 止 充 塡 完 了 (3) (4) 運 転 確 認 充 塡 量 の 計 量 充 塡 量 等 の 確 認 及 び 管 理 者 へ 充 塡 証 明 書 の 交 付 漏 えい 確 認 修 理 なし 充 塡 の 履 歴 を 確 認 充 塡 回 収 機 漏 えい 箇 所 の 特 定 修 理 に 係 る 説 明 マニホールド 管 理 者 整 備 者 に 対 して 修 理 の 必 要 性 を 説 明 過 去 に 修 理 を 行 うことな く 充 塡 した 履 歴 を 確 認 し た 場 合 は 漏 えい 箇 所 が 特 定 され 修 理 がさ れるまで 充 塡 禁 止 冷 媒 充 塡 時 の 機 器 接 続 コンデンシングユニット (2) ショーケース 57

5-14. 再 生 証 明 書 破 壊 証 明 書 について 改 正 法 においては 新 たに フロン 類 再 生 業 者 破 壊 業 者 に 対 し 充 塡 回 収 業 者 から 直 接 引 き 取 った ( )フロン 類 の 処 理 について 各 々 再 生 破 壊 証 明 書 の 交 付 が 義 務 付 けられている また これらの 証 明 書 は 充 塡 回 収 業 者 を 経 由 して 整 備 を 発 注 した 第 一 種 特 定 製 品 の 管 理 者 等 に 回 付 することと されている これは 現 行 法 で 規 定 されている フロン 類 破 壊 業 者 等 の 業 務 記 録 等 に 係 る 関 係 者 の 閲 覧 規 定 を 補 完 し 第 一 種 特 定 製 品 から 回 収 されたフロン 類 について 自 ら 費 用 負 担 し 又 は 回 収 の 委 託 引 渡 し を 行 った 者 が フロン 類 が 適 正 に 再 生 破 壊 が 実 施 されたかについての 確 認 をより 容 易 にできるよう 措 置 されたものである 破 壊 証 明 書 の 記 載 事 項 交 付 方 法 ( 再 生 証 明 書 については 破 壊 を 再 生 と 読 み 替 えた 内 容 ) 破 壊 証 明 書 の 記 載 事 項 について 1 引 取 りを 求 めた 第 一 種 フロン 類 充 塡 回 収 業 者 の 氏 名 又 は 名 称 住 所 及 び 登 録 番 号 2 引 き 取 ったフロン 類 の 種 類 ( 冷 媒 番 号 区 分 の 別 )ごとの 量 及 引 取 りの 際 の 容 器 (ボンベ 等 )の 識 別 番 号 3 破 壊 した 第 一 種 フロン 類 破 壊 業 者 の 氏 名 又 は 名 称 住 所 及 び 許 可 番 号 4 当 該 証 明 書 の 交 付 年 月 日 5 破 壊 したフロン 類 の 引 取 りを 終 了 した 年 月 日 6 破 壊 した 年 月 日 7 破 壊 したフロン 類 の 種 類 ( 冷 媒 番 号 区 分 の 別 )ごとの 量 再 生 証 明 書 の 場 合 1~7を 破 壊 を 再 生 に 読 み 替 えたものに 加 えて 再 生 を 行 ったフロン 類 の 種 類 ( 冷 媒 番 号 区 分 の 別 )ごとの 再 生 されなかったフロン 類 としてフロン 類 破 壊 業 者 に 引 き 渡 すこととしたフロン 類 の 種 類 ( 冷 媒 番 号 区 分 の 別 )ごとの 量 ( 自 らが 破 壊 業 者 として 破 壊 した 場 合 は 破 壊 した 年 月 日 破 壊 したフロン 類 の 種 類 ( 冷 媒 番 号 区 分 の 別 )ごとの 量 ) 破 壊 証 明 書 の 交 付 方 法 について 1 破 壊 証 明 書 に 記 載 された 事 項 に 相 違 がないことを 確 認 の 上 交 付 すること 2 第 一 種 特 定 製 品 にフロン 類 を 破 壊 した 日 から30 日 以 内 に 交 付 すること 1 第 一 種 フロン 類 再 生 業 者 やフロン 類 破 壊 業 者 が 引 渡 し 義 務 の 例 外 として 省 令 で 定 める 者 (いわゆる 現 行 法 上 の 省 令 7 条 業 者 )を 経 由 して フロン 類 を 引 き 取 った 場 合 や 2フロン 類 破 壊 業 者 が 第 一 種 フロン 類 再 生 業 者 からフロン 類 を 引 き 取 った 場 合 には 再 生 破 壊 証 明 書 の 交 付 義 務 はない 58

5-15. 今 後 のスケジュール 平 成 25 年 6 月 12 日 改 正 フロン 法 公 布 9 月 11 日 準 備 行 為 ( 再 生 業 許 可 等 )に 係 る 改 正 法 の 一 部 規 定 の 施 行 期 日 政 令 及 び 再 生 業 許 可 に 係 る 省 令 公 布 平 成 26 年 8 月 29 日 第 4 回 産 構 審 中 環 審 合 同 会 合 開 催 秋 冬 頃 政 省 令 指 針 等 の 告 示 公 布 予 定 10 月 21 日 ~ 改 正 法 に 関 する 全 国 説 明 会 開 催 ( 全 国 50 箇 所 予 定 ) 年 度 内 改 正 法 運 用 の 手 引 き 等 の 公 表 予 定 平 成 27 年 4 月 1 日 法 律 全 面 施 行 予 定 59

参 考 産 構 審 中 環 審 委 員 名 簿 産 業 構 造 審 議 会 製 造 産 業 分 科 会 化 学 物 質 政 策 小 委 員 会 フロン 類 等 対 策 WG 中 央 環 境 審 議 会 地 球 環 境 部 会 フロン 類 等 対 策 小 委 員 会 座 長 飛 原 英 治 東 京 大 学 大 学 院 新 領 域 創 成 科 学 研 究 科 教 授 委 員 長 浅 野 直 人 福 岡 大 学 法 科 大 学 院 特 任 教 授 赤 穂 啓 子 日 刊 工 業 新 聞 編 集 局 第 一 産 業 部 長 出 野 政 雄 公 益 社 団 法 人 全 国 解 体 工 事 業 団 体 連 合 会 専 務 理 事 浅 野 直 人 福 岡 大 学 法 科 大 学 院 特 任 教 授 浦 野 紘 平 横 浜 国 立 大 学 名 誉 教 授 宇 都 慎 一 郎 一 般 社 団 法 人 日 本 フランチャイズチェーン 協 会 大 木 哲 也 日 本 労 働 組 合 総 連 合 会 社 会 政 策 局 長 大 石 美 奈 子 大 沢 勉 小 川 賀 代 金 丸 治 子 岸 本 哲 郎 北 村 健 郎 木 村 尊 彦 作 井 正 人 島 原 康 浩 須 川 修 身 中 村 美 紀 子 茂 木 なほみ 日 本 消 費 生 活 アト ハ イサ ー コンサルタント 協 会 理 事 一 般 社 団 法 人 日 本 冷 凍 空 調 設 備 工 業 連 合 会 事 務 局 次 長 業 務 部 長 日 本 女 子 大 学 理 学 部 数 物 科 学 科 准 教 授 日 本 チェーンストア 協 会 一 般 社 団 法 人 日 本 冷 凍 空 調 工 業 会 専 務 理 事 日 本 フルオロカーボン 協 会 事 務 局 長 東 京 都 環 境 局 環 境 改 善 部 長 一 般 財 団 法 人 日 本 冷 媒 環 境 保 全 機 構 専 務 理 事 一 般 社 団 法 人 新 日 本 スーハ ーマーケット 協 会 事 務 局 長 諏 訪 東 京 理 科 大 学 機 械 システム 工 学 科 教 授 住 環 境 計 画 研 究 所 主 席 研 究 員 主 婦 連 合 会 常 任 幹 事 ( 計 16 名 ) 大 沢 勉 小 笠 原 祐 二 大 塚 直 奥 真 美 岸 本 哲 郎 小 林 悦 夫 富 永 健 中 根 英 昭 西 薗 大 実 長 谷 川 雅 世 飛 原 英 治 松 野 裕 矢 原 優 米 谷 秀 子 一 般 社 団 法 人 日 本 冷 凍 空 調 設 備 工 業 連 合 会 事 務 局 次 長 群 馬 県 環 境 森 林 部 環 境 保 全 課 長 早 稲 田 大 学 大 学 院 法 務 研 究 科 教 授 首 都 大 学 東 京 都 市 教 養 学 部 教 授 一 般 社 団 法 人 日 本 冷 凍 空 調 工 業 会 専 務 理 事 財 団 法 人 ひょうご 環 境 創 造 協 会 顧 問 東 京 大 学 名 誉 教 授 高 知 工 科 大 学 環 境 理 工 学 群 教 授 群 馬 大 学 教 育 学 部 教 授 ( 株 )トヨタ 自 動 車 環 境 部 環 境 渉 外 室 担 当 部 長 東 京 大 学 大 学 院 新 領 域 創 成 科 学 研 究 科 教 授 明 治 大 学 経 営 学 部 教 授 北 海 道 環 境 生 活 部 環 境 局 温 暖 化 対 策 室 参 事 一 般 社 団 法 人 日 本 建 設 業 連 合 会 ( 計 18 名 ) 60