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参 考 資 料 2-2 かわうちさわ 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 の 検 証 に 係 る 検 討 概 要 資 料 2 平 成 25 年 7 月 宮 城 県

目 次 1 流 域 及 び 河 川 の 概 要 について...- 1-1.1 流 域 の 概 要...- 1-1.2 過 去 の 主 な 洪 水...- 2-1.3 過 去 の 主 な 渇 水...- 2-1.4 治 水 事 業 の 沿 革...- 2-1.5 利 水 事 業 の 沿 革...- 2-1.6 河 川 整 備 基 本 方 針 及 び 河 川 整 備 計 画...- 3-2 川 内 沢 ダムの 概 要...- 4-2.1 川 内 沢 ダムの 目 的...- 4-2.2 川 内 沢 ダムの 位 置...- 4-2.3 川 内 沢 ダムの 諸 元...- 4-2.4 川 内 沢 ダム 事 業 の 経 緯...- 4-2.5 川 内 沢 ダム 事 業 の 現 在 の 進 捗 状 況...- 4-2.6 宮 城 県 震 災 復 興 基 本 方 針 復 興 計 画 の 概 要...- 4-3 川 内 沢 ダム 事 業 等 の 点 検...- 5-3.1 総 事 業 費 の 点 検...- 5-3.2 堆 砂 計 画 の 点 検...- 5-3.3 工 期 の 点 検...- 5-3.4 計 画 降 雨 量 の 点 検...- 5-3.5 過 去 の 洪 水 実 績 等 による 基 本 高 水 ピーク 流 量 の 点 検...- 5-4 目 的 別 対 策 案 の 立 案 の 考 え 方 とそれぞれの 対 策 案 の 概 要...- 6-4.1 治 水 対 策 の 観 点 からの 検 討...- 6-4.2 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 )の 観 点 からの 検 討...- 13-5 川 内 沢 ダムの 総 合 的 な 評 価...- 18-6 関 係 者 の 意 見 等...- 18-6.1 関 係 地 方 公 共 団 体 からなる 検 討 の 場...- 18-6.2 検 討 主 体 による 意 見 聴 取...- 19-7 対 応 方 針...- 2 -

1 流 域 及 び 河 川 の 概 要 について 1.1 流 域 の 概 要 ますだがわ 一 級 河 川 名 取 川 水 系 増 田 川 圏 域 は 名 取 川 の 最 下 流 部 に 位 置 し 名 取 市 岩 沼 市 の 一 部 及 び 仙 台 ますだがわ かわうちさわがわ きたていざん うんが みなみていざん うんが 市 の 一 部 からな 同 圏 域 に 属 する 河 川 は 増 田 川 川 内 沢 川 北 貞 山 運 河 南 貞 山 運 河 等 の 9 河 川 であり 宮 城 県 管 理 区 間 の 総 延 長 は 約 46km であ ごしゃざん たてこし 川 内 沢 川 は 五 社 山 に 源 を 発 し JR 東 北 本 線 館 腰 駅 付 近 を 流 下 し 仙 台 空 港 の 臨 空 工 業 団 地 を 貫 流 して 南 貞 山 運 河 に 合 流 する 流 域 面 積 約 17.3km 2 指 定 区 間 延 長 約 9.4km の 一 級 河 川 であ 写 真 1 川 内 沢 川 中 上 流 部 ( 川 内 沢 橋 よ り 上 流 を 望 む) 中 上 流 部 の 里 山 の 中 を 流 れ ており 五 分 程 度 の 護 岸 が 施 されてい ますだがわ 増 田 川 圏 域 写 真 2 川 内 沢 川 中 下 流 部 (JR 横 断 部 より 国 道 4 号 を 望 む) 中 下 流 部 では 国 道 4 号 及 び JR 東 北 本 線 を 横 断 し 流 下 す ごしゃざん たるみず 写 真 3 川 内 沢 川 下 流 部 ( 橋 より 上 流 を 望 む) かわうちさわ たてこしえき かわうちさわがわ < 凡 例 > 川 内 沢 川 川 内 沢 川 流 域 川 内 沢 ダム 流 域 図 - 1.1 川 内 沢 川 流 域 図 仙 台 空 港 に 隣 接 する 工 場 地 帯 の 中 を 流 れ - 1 -

1.3 過去の主な渇水 1.2 過去の主な洪水 圏域内の主な洪水としては 過去には昭和 22 年のカスリン台風 翌 23 年のアイオン台風による たる みず 平成 6 年 8 月の渇水においては 隣接する樽水ダムの貯水率が 2 まで落ち込み 川内沢川中 もの 昭和 25 年の台風 11 号崩れの熱帯性低気圧によるもの等が挙げられ 流においても無水区間が生じ 節水を呼びかける等の取水制限が行われた また 平成 9 年 4 月に 近年においては 昭和 61 年 8 月 5 日 平成 6 年 9 月 22 日に発生した二つの記録的な豪雨により も 番水制を行った 名取市 岩沼市 仙台市などに大きな被害を及ぼした 渇水時(平成 6 年 8 月) 平常時(平成 1 年 1 月) 表 1.1 川内沢川の洪水被害 発生 年月日 異常 気象名 水害原因 農地冠水面積 宅地 その他 冠水面積 床下浸水 床上浸水 半壊 全壊 一般資産等 被害額 公共被害 河川 公共被害 全体 ｈａ ｈａ 戸 戸 戸 戸 千円 千円 千円 摘要 S56.5.16 豪雨と風浪 内水 2,42.7. S57.9.1 台風18号 内水 河川被害. 1.2 2 13,69 1,436 1,436 S61.8.5 台風1号 内水 河川被害 1,954.4 2,336.4 1,558 32 1 2,653,496 173,718 173,718 隣接河川含む 内水 河川被害 63..2 16 3 27,528 4,42 4,42 隣接河川含む H元.7.24 豪雨 隣接河川含む H2.8.9 台風11号 内水 134.. 1 23,27 隣接河川含む H2.9.11 台風19号 内水 246.. 26,139 隣接河川含む H2.9.24 台風2号 河川被害.. 4,42 4,42 H3.1.6 台風21号 河川被害.. 4,525 4,525 H6.9.22 前線 内水 河川被害 1,518.5 49.8 1,939 1,31 2 2 8,172,3 22,86 H11.8.1 豪雨 内水.. 1 447 H14.7.1 台風6号 内水 129.4.2 7 4,51 H18.1.4 豪雨 内水.5 3, 隣接河川含む 図 1.3 渇水被害の状況 隣接河川含む 1.4 出典 水害統計 土砂災害による被害は含まない 昭和 61 年 8 月 5 日洪水の被害状況写真 平成 6 年 9 月 22 日洪水の被害状況写真 治水事業の沿革 川内沢川は 昭和 42 年から 61 年にかけて 国営名取川農業水利事業 により一次整備され 昭 和 61 年 8 月豪雨を受け川内沢川上流部は昭和 61 年 62 年に災害復旧関連事業で整備された し かし 平成 6 年 9 月の未曾有の洪水を受け 川内沢川改修事業 川内沢川放水路 を行ってい 1.5 利水事業の沿革 川内沢川では 5 つの堰において農業用水として利用してい そのうち川内沢川掛かりは 3 つの堰で 受益面積は合計 35.7ha 最大取水量は合計.145m3/s であこれらの取水は 川内沢川の上流のため池 3 箇所や 一度利用した水を再度利用する反 復利用により最大限有効利用してい 残り２つのかんがい用水 受益面積合計 52.7ha 最大取水量は合計.198m3/s は 名取川頭 仙台空港付近の浸水状況 仙台空港付近の浸水状況 かまふさ 首工から取水され 釜房ダムにより補給安定化されてい 浸水の状況 仙台空港内の浸水の状況 図 1.2 洪水被害の状況 -2-

1.6 河 川 整 備 基 本 方 針 及 び 河 川 整 備 計 画 (1) 河 川 整 備 基 本 方 針 名 取 川 水 系 河 川 整 備 基 本 方 針 ( 平 成 19 年 3 月 策 定 平 成 24 年 11 月 変 更 )において 川 内 沢 川 に 関 する 記 載 はない (2) 河 川 整 備 計 画 1) 計 画 対 象 期 間 一 級 河 川 名 取 川 水 系 増 田 川 圏 域 の 河 川 整 備 ( 平 成 21 年 2 月 策 定 )は 今 後 3 年 間 を 計 画 対 象 期 間 とす 2) 洪 水 による 災 害 の 発 生 の 防 止 または 軽 減 に 関 する 事 項 河 川 整 備 計 画 の 治 水 の 目 標 は 仙 台 空 港 及 びその 周 辺 の 密 集 市 街 地 において 県 内 の 治 水 安 全 度 バランスを 考 慮 し 5 年 に 1 度 程 度 ( ) の 降 雨 ( 計 画 日 雨 量 39mm)が 発 生 した 場 合 に 想 定 される 洪 水 に 対 して 浸 水 を 防 止 するとともに その 他 地 域 においても 浸 水 被 害 の 軽 減 を 図 ることを 目 標 と す これは 戦 後 の 著 名 洪 水 である 昭 和 23 年 9 月 のアイオン 台 風 による 洪 水 と 同 等 規 模 の 洪 水 とな 年 超 過 確 率 1/5 4) 河 川 整 備 の 実 施 に 関 する 事 項 5 年 に 1 度 程 度 ( ) の 洪 水 流 量 を 安 全 に 流 下 させるため 築 堤 掘 削 工 事 等 による 河 道 拡 幅 等 及 び 川 内 沢 川 の 上 流 に 川 内 沢 ダムの 整 備 を 行 う なお 川 内 沢 ダムについては 整 備 に 向 け 引 き 続 き 調 査 検 討 を 行 う 1 放 水 路 及 び 河 道 の 整 備 川 内 沢 川 下 流 部 に 位 置 する 仙 台 空 港 及 び 周 辺 の 工 業 地 域 の 治 水 安 全 度 を 向 上 させるため 川 内 沢 川 放 水 路 の 建 設 ( 延 長 5,64m)を 実 施 すまた 名 取 市 館 腰 地 区 の 市 街 地 を 守 るた めに 河 道 拡 幅 河 道 掘 削 ( 延 長 1,81m)を 実 施 すこの 際 JR 東 北 本 線 と 国 道 4 号 横 断 部 の 整 備 を 行 う 2 川 内 沢 ダムの 整 備 に 向 けた 調 査 川 内 沢 ダムは 整 備 に 向 けた 調 査 検 討 を 引 き 続 き 実 施 していく 3 河 川 の 適 正 な 利 用 及 び 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 に 関 する 整 備 川 内 沢 川 の 流 水 の 正 常 な 機 能 を 維 持 するため 1 年 に1 回 程 度 起 こりうる 渇 水 時 におい ても 動 植 物 の 保 護 等 河 川 環 境 の 保 全 や 水 田 を 中 心 とした 農 業 用 水 の 安 定 的 な 利 用 が 可 能 と なるよう 川 内 沢 ダムからの 適 切 な 補 給 水 量 必 要 な 利 水 容 量 等 について 調 査 検 討 を 実 施 す 年 超 過 確 率 1/5 3) 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 に 関 する 事 項 川 内 沢 川 では 動 植 物 の 保 護 流 水 の 清 潔 の 保 持 及 び 農 業 用 水 を 中 心 とした 水 利 用 に 対 して 1 年 に 1 度 程 度 の 渇 水 時 においても 対 応 可 能 な 水 量 の 確 保 に 向 け 調 査 検 討 を 行 う 凡 例 ( ) : 基 本 高 水 裸 書 き : 計 画 高 水 名 取 川 増 田 川 広 浦 川 内 沢 ダム ( 実 施 調 査 計 画 中 ) 南 沢 川 桑 唐 沢 県 道 仙 台 岩 沼 線 治 水 基 準 点 ( 館 腰 ) JR 東 北 本 線 8 (115) 国 道 4 号 館 腰 駅 仙 台 東 部 道 路 95 (13) 9 仙 台 空 港 1 3(15) 臨 海 工 業 地 帯 南 貞 山 運 河 年 超 過 確 率 1/5 の 洪 水 を 安 全 に 流 下 さ せるため 治 水 基 準 点 ( 館 腰 )から 下 流 の 整 備 を 行 う 図 - 1.4 河 川 整 備 計 画 の 概 要 図 - 1.5 流 下 能 力 図 - 3 -

2 川 内 沢 ダムの 概 要 2.1 川 内 沢 ダムの 目 的 1) 洪 水 調 節 川 内 沢 ダム 地 点 において 計 画 高 水 4m 3 /sのうち 35m 3 /sの 洪 水 調 節 を 行 い 川 内 沢 川 沿 川 の 洪 水 被 害 の 軽 減 を 図 2) 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 川 内 沢 川 の 流 水 の 清 潔 の 保 持 や 動 植 物 の 保 護 及 び 川 内 沢 川 沿 川 の 既 得 用 水 の 補 給 などの 水 需 要 への 対 応 や 渇 水 被 害 の 軽 減 を 図 るため 利 水 基 準 点 ( 川 内 沢 橋 )において 正 常 流 量.15m 3 /s を 補 給 す 2.2 川 内 沢 ダムの 位 置 利 水 容 量 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 ) 図 - 2.1 川 内 沢 ダムの 貯 水 池 容 量 配 分 図 2.4 川 内 沢 ダム 事 業 の 経 緯 平 成 9 年 度 平 成 18 年 度 平 成 2 年 度 平 成 21 年 度 実 施 計 画 調 査 に 着 手 名 取 川 水 系 河 川 整 備 基 本 方 針 策 定 一 級 河 川 名 取 川 水 系 増 田 川 圏 域 河 川 整 備 計 画 策 定 検 証 の 対 象 となるダム 事 業 に 区 分 2.5 川 内 沢 ダム 事 業 の 現 在 の 進 捗 状 況 川 内 沢 ダムの 事 業 の 進 捗 は 調 査 地 元 説 明 段 階 であ 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 残 事 業 執 行 整 備 済 み 96.7% 1.% 1.% 3.3%.%.% 事 業 費 用 地 補 償 付 替 道 路 河 川 名 : 一 級 河 川 名 取 川 水 系 川 内 沢 川 位 置 : 宮 城 県 名 取 市 愛 島 笠 島 地 先 川 内 沢 ダム 総 事 業 費 約 8 億 円 のうち 2.6 億 円 (3.3%)を 支 出 図 -2.3 川 内 沢 ダムの 進 捗 状 況 図 -2.2 川 内 沢 ダムの 調 査 検 討 位 置 2.3 川 内 沢 ダムの 諸 元 ダ ム 形 式 重 力 式 コンクリートダム 堤 高 37.m 堤 頂 長 138.m 堤 体 積 44,4m 3 総 貯 水 容 量 1,7 千 m 3 有 効 貯 水 容 量 1,48 千 m 3 2.6 宮 城 県 震 災 復 興 基 本 方 針 復 興 計 画 の 概 要 宮 城 県 震 災 復 興 基 本 方 針 H23.4 では 計 画 期 間 の 1 年 間 を3 期 に 区 分 し 被 災 者 支 援 を 中 心 に 生 活 基 盤 や 公 共 施 設 を 復 旧 させる 復 旧 期 として3 年 間 (H23~25 年 度 ) 直 接 の 被 災 者 だけで なく 震 災 の 影 響 により 生 活 事 業 等 に 支 障 を 来 している 方 々へ 支 援 をさらに 広 げていくとともに 本 県 の 再 生 に 向 けたインフラ 整 備 などを 充 実 させる 再 生 期 として4 年 間 (H26~29 年 度 ) 県 政 の 発 展 に 向 けて 戦 略 的 に 取 組 みを 推 進 していく 発 展 期 として3 年 間 (H3~32 年 度 )をそれぞれ 設 定 してい 宮 城 県 震 災 復 興 計 画 H23.1 宮 城 県 社 会 資 本 再 生 復 興 計 画 H23.1 においては 河 川 総 合 開 発 事 業 (ダム)を 含 む 総 合 的 な 洪 水 防 御 早 急 な 事 業 進 捗 を 位 置 づけてい - 4 -

3 川 内 沢 ダム 事 業 等 の 点 検 3.1 総 事 業 費 の 点 検 川 内 沢 ダムの 総 事 業 費 は 約 8 億 円 であ 事 業 費 の 点 検 にあたっては 可 能 な 限 り 積 み 上 げを 行 い 他 ダムの 施 工 事 例 をもとに 費 目 ごとに 金 額 を 算 定 し 点 検 した 点 検 の 結 果 事 業 費 は 約 8 億 円 であり 川 内 沢 ダムの 事 業 費 は 妥 当 であ ることを 確 認 した 表 - 3.1 事 業 費 の 費 目 別 の 点 検 結 果 3.3 工 期 の 点 検 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 により 洪 水 被 害 ポテンシャルが 高 まっており 総 合 的 な 洪 水 防 御 対 策 と して 今 後 1 年 間 の 復 興 計 画 ( 宮 城 県 震 災 復 興 基 本 方 針 等 )の 中 で 重 点 整 備 を 行 うこととし 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 が 平 成 32 年 度 に 完 成 することを 確 認 した 項 目 表 - 3.2 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 工 程 表 年 度 費 目 単 位 : 千 円 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H3 H31 H32 H33 点 検 前 ( 既 定 計 画 ) 点 検 後 本 工 事 費 4,49,4 3,397, 測 量 試 験 費 ( 測 量 地 質 調 査 設 計 計 画 等 ) ダム 費 3,552, 2,431, 用 地 交 渉 買 収 管 管 理 設 備 費 39,8 339, 理 本 体 工 事 開 仮 設 備 費 16,6 627, 始 仮 設 備 測 量 及 び 試 験 費 63,9 83, 付 替 道 路 用 地 及 び 補 償 費 3,47,2 3,28, 用 地 及 び 補 償 費 1,47,2 1,62, 補 償 工 事 費 1,64, 1,66, 機 械 器 具 費 3,6 3, 営 繕 費 35,6 事 務 費 248,7 376, 事 業 費 7,988,4 7,886, 改 め 8,, 8,, 総 事 業 費 約 8 億 円 のうち 2.6 億 円 (3.3%)を 支 出 3.2 堆 砂 計 画 の 点 検 既 計 画 の 堆 砂 容 量 は 昭 和 52 年 から 平 成 11 年 までの 隣 接 流 域 で 地 質 地 形 条 件 が 酷 似 している 樽 水 ダムの 実 績 堆 砂 データにより 比 堆 砂 量 は 6m 3 /km 2 / 年 とし 川 内 沢 ダムの 堆 砂 容 量 は 22,m 3 としてい 堆 砂 計 画 の 点 検 については 昭 和 52 年 から 平 成 23 年 までの 樽 水 ダムの 実 績 堆 砂 データにより 点 検 を 行 った 結 果 比 堆 砂 量 は 537m 3 /km 2 / 年 ( 丸 めて 6m 3 /km 2 / 年 )となり 堆 砂 容 量 は 妥 当 である ことを 確 認 した 3.4 計 画 降 雨 量 の 点 検 計 画 降 雨 量 は 確 率 統 計 解 析 の 結 果 ( 統 計 期 間 明 治 21 年 ~ 平 成 6 年 )より 39mm/ 日 と 設 定 して い 計 画 降 雨 量 の 点 検 は 近 傍 の 樽 水 ダムの 雨 量 データを 延 伸 して 確 率 統 計 解 析 ( 統 計 期 間 明 治 21 年 ~ 平 成 22 年 )を 実 施 し 現 時 点 における 確 率 値 を 評 価 した この 結 果 年 超 過 確 率 年 1/5 の 超 過 確 率 値 は 274.7mm/ 日 で 推 定 範 囲 は 235~314mm であり 現 計 画 降 雨 量 の 39mm/ 日 は 妥 当 な 値 であることを 確 認 した 表 - 3.3 計 画 雨 量 の 点 検 結 果 計 画 規 模 計 画 雨 量 R 検 討 結 果 年 超 過 確 率 年 1/5 39mm/ 日 235mm/ 日 R 314mm/ 日 3.5 過 去 の 洪 水 実 績 等 による 基 本 高 水 ピーク 流 量 の 点 検 既 計 画 の 洪 水 防 御 の 基 本 となるべき 流 量 ( 基 本 高 水 ピーク 流 量 )は 平 成 6 年 までの 過 去 の 主 要 な 豪 雨 を 引 き 伸 ばして 1/5 流 量 を 検 討 し ダム 地 点 4m 3 /s 館 腰 基 準 点 115m 3 /s とした 点 検 の 結 果 平 成 7 年 以 降 に 発 生 した 全 ての 洪 水 について 基 本 高 水 ピーク 流 量 を 超 過 しないこ とから 現 計 画 の 基 本 高 水 ピーク 流 量 は 妥 当 な 水 準 であ - 5 -

4 目 的 別 対 策 案 の 立 案 の 考 え 方 とそれぞれの 対 策 案 の 概 要 4.1 治 水 対 策 の 観 点 からの 検 討 1 治 水 対 策 案 の 抽 出 (1/2) 治 水 対 策 案 の 立 案 (26 方 策 ) 複 数 の 治 水 対 策 案 の 立 案 河 川 を 中 心 と し た 対 策 対 策 案 方 法 1 ダム( 上 流 の 川 内 沢 ダム+ 中 流 の 河 河 川 を 横 過 し 専 ら 流 水 を 貯 留 す 川 改 修 + 下 流 の 放 水 路 ) 2 ダムの 有 効 活 用 (ダム 再 開 発 再 編 操 作 ルールの 見 直 し 等 ) 既 設 のダムのかさ 上 げ 放 流 設 備 の 改 造 利 水 容 量 の 買 い 上 げ ダム 間 での 容 量 の 振 替 え 操 作 ルールの 見 直 し 等 により 洪 水 調 節 能 力 を 増 強 効 率 化 させ 下 流 河 川 の 流 量 を 低 減 させる 方 策 であ 実 現 性 治 水 効 果 の 程 度 発 現 場 所 上 流 にダム 築 造 候 補 となる 谷 地 形 を 有 し 施 工 中 の 下 流 の 放 水 路 や 今 後 施 工 する 中 流 の 河 川 改 修 に 見 合 った 効 果 があ 川 内 沢 川 流 域 内 に 既 設 ダムはない 河 川 に 沿 った 地 域 で 洪 水 流 量 の 一 部 を 貯 留 し 下 流 のピーク 流 量 を 低 減 中 流 に 遊 水 地 適 地 となる 水 田 が 広 がるが 地 域 の 合 意 形 成 や 関 連 計 画 と 3 遊 水 地 ( 調 節 池 ) 等 させ の 調 整 が 必 要 であ 施 工 中 の 下 流 の 放 水 路 や 今 後 対 策 が 必 要 な 中 流 にも 所 用 の 効 果 のある 配 置 が 可 能 であ 4 放 水 路 ( 捷 水 路 ) 河 川 の 途 中 から 分 岐 する 新 川 を 開 削 し 直 接 海 他 の 河 川 又 は 当 該 河 川 施 工 中 の 放 水 路 の 拡 幅 による 再 度 改 修 や 別 途 新 たに 放 水 路 を 設 置 するこ の 下 流 に 流 す 水 路 であ とが 必 要 で 地 域 の 合 意 や 関 連 計 画 との 調 整 が 必 要 であ 5 河 道 の 掘 削 河 川 の 流 下 断 面 積 を 拡 大 して 河 道 の 流 下 能 力 を 向 上 させ 河 川 の 状 況 に 応 じた 最 適 な 掘 削 引 堤 築 堤 の 組 み 合 わせ 河 道 改 修 により 河 道 流 下 能 力 向 上 が 見 込 まれ 6 引 堤 堤 防 間 の 流 下 断 面 積 を 増 大 させるため 堤 内 地 側 に 堤 防 を 新 築 し 旧 堤 河 川 の 状 況 に 応 じた 最 適 な 掘 削 引 堤 築 堤 の 組 み 合 わせ 河 道 改 修 防 を 撤 去 す により 河 道 流 下 能 力 向 上 が 見 込 まれ 堤 防 のかさ 上 げ(モバイルレビーを 含 堤 防 の 高 さを 上 げることによって 河 道 の 流 下 能 力 を 向 上 させる 方 策 であ 河 川 の 状 況 に 応 じた 最 適 な 掘 削 引 堤 築 堤 の 組 み 合 わせ 河 道 改 修 7 む) により 河 道 流 下 能 力 向 上 が 見 込 まれ 8 河 道 内 の 樹 木 の 伐 採 河 道 内 の 樹 木 群 を 伐 採 することにより 河 道 の 流 下 能 力 を 向 上 させ 河 道 内 に 流 下 能 力 を 向 上 させる 程 の 樹 木 群 はなく 伐 採 の 効 果 は 見 込 め ない 9 決 壊 しない 堤 防 計 画 高 水 位 以 上 の 水 位 ( 堤 防 高 より 高 い 場 合 を 含 む)の 流 水 に 対 して 決 現 状 では 技 術 的 に 実 現 困 難 であ 流 下 能 力 の 向 上 が 見 込 めない 壊 しない 堤 防 であ 1 決 壊 しづらい 堤 防 計 画 高 水 位 以 上 の 水 位 ( 堤 防 高 より 高 い 場 合 を 含 む)の 流 水 に 対 しも 急 激 東 日 本 大 震 災 を 受 けた 津 波 対 策 として 越 水 に 対 し 可 能 な 範 囲 で 対 策 を 施 に 決 壊 しないような 粘 り 強 い 構 造 の 堤 防 であ した 粘 り 強 い 堤 防 などは 決 壊 しづらい 堤 防 であるが 決 壊 をできるだけ 緩 やかにする 考 え 方 であることから 確 実 な 流 下 能 力 の 向 上 が 見 込 めるもの ではない 通 常 の 堤 防 より 堤 内 地 側 の 堤 防 幅 が 非 常 に 広 い 堤 防 であ 堤 内 地 側 超 過 洪 水 対 策 であり 計 画 上 流 下 能 力 の 向 上 を 見 込 んでおらず 効 果 の 11 高 規 格 堤 防 の 堤 防 の 上 の 土 地 が 通 常 の 利 用 に 供 されても 計 画 を 超 える 洪 水 による 越 程 度 が 不 明 で 実 現 困 難 であ 水 に 耐 えることができ 自 然 流 下 排 水 の 困 難 な 地 盤 の 低 い 地 域 で 堤 防 を 越 えて 強 制 的 に 内 水 を 支 川 等 の 排 水 機 場 は 川 内 沢 川 の 治 水 効 果 として 見 込 めない 現 雨 水 排 12 排 水 機 場 排 水 するためのポンプを 有 する 施 設 であ 水 計 画 以 上 の 受 け 入 れは 川 内 沢 川 の 安 全 度 を 低 下 させることにつなが り 実 現 困 難 であ 概 略 評 価 の 視 点 ( 不 適 当 と 考 えられる 案 ) 制 度 上 技 術 上 の 観 点 から 極 めて 実 現 性 が 低 い 案 治 水 上 の 効 果 が 極 めて 小 さい 案 コストが 極 めて 高 い 案 概 略 評 価 流 域 を 中 心 と し た 対 策 雨 水 貯 留 施 設 ( 各 戸 貯 留 団 地 の 棟 都 市 部 における 保 水 機 能 の 維 持 のために 雨 水 を 貯 留 させるために 設 け 13 間 貯 留 運 動 場 広 場 等 の 貯 留 施 られる 施 設 であ 設 ) 雨 水 浸 透 施 設 ( 浸 透 ます 浸 透 井 14 透 水 性 舗 装 等 の 浸 透 施 設 ) 方 法 都 市 部 における 保 水 機 能 の 維 持 のために 雨 水 を 浸 透 させるために 設 け られる 施 設 であ 河 道 に 隣 接 し 洪 水 時 に 河 川 水 があふれるか 又 は 逆 流 して 洪 水 の 一 部 を 遊 水 機 能 を 有 する 土 地 の 保 全 ( 河 道 15 貯 留 し 自 然 に 洪 水 を 調 節 する 作 用 を 有 す 池 沼 地 低 湿 地 等 であ 沿 いの 池 沼 沢 低 湿 地 等 ) 16 部 分 的 に 低 い 堤 防 の 存 置 下 流 の 氾 濫 防 止 等 のため 通 常 の 堤 防 よりも 部 分 的 に 高 さを 低 くしておく 堤 防 実 現 性 治 水 効 果 の 程 度 発 現 場 所 都 市 部 からの 雨 水 排 水 量 による 効 果 は 限 定 的 であり 実 現 するには 中 下 流 の 都 市 部 の 住 民 や 雨 水 排 水 事 業 者 の 協 力 が 必 要 で 制 度 や 時 間 上 の 課 題 があ 都 市 部 からの 雨 水 排 水 量 による 効 果 は 限 定 的 であり 実 現 するには 中 下 流 の 都 市 部 の 住 民 や 雨 水 排 水 事 業 者 の 協 力 が 必 要 で 制 度 や 時 間 上 の 課 題 があ 沿 川 に 池 沼 地 低 湿 地 等 はなく 実 現 困 難 であ 中 下 流 の 都 市 部 を 守 るため 計 画 上 中 上 流 の 水 田 等 を 氾 濫 許 容 とする ことは 土 地 利 用 規 制 の 対 象 となり 地 域 の 理 解 に 膨 大 な 時 間 を 要 す るなど 実 現 困 難 であこれらの 地 区 は 遊 水 地 として 検 討 す 17 霞 堤 の 存 置 霞 堤 を 存 置 することにより 洪 水 の 一 部 を 一 時 的 に 貯 留 す 川 内 沢 川 沿 川 に 霞 堤 はなく 実 現 困 難 であ 18 輪 中 堤 ある 特 定 の 区 域 を 洪 水 の 氾 濫 から 防 御 するため その 周 囲 を 囲 んで 設 け られた 堤 防 であ 中 下 流 の 都 市 部 を 守 るため 輪 中 堤 の 新 設 が 必 要 であり また 輪 中 堤 内 に 該 当 する 道 路 や 鉄 道 との 調 整 や 改 修 が 必 要 になるなど 実 現 困 難 であ 輪 中 堤 の 対 象 となる 中 下 流 の 都 市 部 以 外 の 中 上 流 の 水 田 等 は 計 画 上 氾 濫 許 容 とな 土 地 利 用 規 制 の 対 象 となり 地 域 の 理 解 に 膨 大 な 時 間 を 要 するなど 実 現 困 難 であ 19 二 線 堤 2 樹 林 帯 等 21 宅 地 のかさ 上 げ ピロティ 建 築 等 22 土 地 利 用 規 制 23 水 田 等 の 保 全 24 森 林 の 保 全 対 策 案 洪 水 の 予 測 情 報 の 提 供 等 (ハザー 25 ドマップ テレビ ラジオ 携 帯 電 話 等 ) 本 堤 背 後 の 堤 内 地 に 築 造 される 堤 防 であり 控 え 堤 二 番 堤 ともいう 万 一 本 堤 が 決 壊 した 場 合 に 洪 水 氾 濫 の 拡 大 を 防 止 す 堤 防 の 治 水 上 の 機 能 を 維 持 増 進 し 又 は 洪 水 流 を 緩 和 するよう 堤 内 の 土 地 に 堤 防 に 沿 って 設 置 された 帯 状 の 樹 林 等 であ 盛 土 して 宅 地 の 地 盤 高 を 高 くしたり 建 築 構 造 を 工 夫 したりすることによっ て 浸 水 被 害 の 抑 制 等 を 図 る 方 策 であ 浸 水 頻 度 や 浸 水 のおそれが 高 い 地 域 において 土 地 利 用 の 規 制 誘 導 に よって 被 害 を 抑 制 する 方 策 であ 建 築 基 準 法 による 災 害 危 険 区 域 の 設 定 等 があ 雨 水 を 一 時 貯 留 したり 地 下 に 浸 透 させたりするという 水 田 の 機 能 を 保 全 することであ 主 に 森 林 土 壌 の 働 きにより 雨 水 を 地 中 に 浸 透 させ ゆっくり 流 出 させると いう 森 林 の 機 能 を 保 全 することであ 現 状 の 安 全 度 を 大 きく 上 回 るような 洪 水 や 計 画 で 想 定 しているレベルの 洪 水 を 大 きく 上 回 るような 洪 水 に 対 して 住 民 が 的 確 で 安 全 に 避 難 できるよ うに 洪 水 の 予 測 や 情 報 の 提 供 等 を 行 い 被 害 の 軽 減 を 図 る 方 策 であ 中 下 流 の 都 市 部 を 守 るため 二 線 堤 とすることが 可 能 な 道 路 等 連 続 盛 り 土 はなく 新 設 が 必 要 であ 二 線 堤 と 河 道 の 間 を 氾 濫 許 容 とすることは 土 地 利 用 規 制 の 対 象 とな 用 地 買 収 や 土 地 利 用 規 制 などの 点 で 地 域 の 理 解 に 膨 大 な 時 間 を 要 するなど 実 現 困 難 であ 沿 川 に 樹 林 帯 はない 樹 林 帯 を 設 けるため 新 たに 用 地 を 買 収 するよりも 河 道 改 修 として 検 討 す 嵩 上 げやピロティー 化 の 対 象 となる 世 帯 数 が 多 く 住 民 の 理 解 や 経 済 性 の 点 で 実 現 困 難 であまた 家 屋 の 被 害 以 外 は 防 ぐことができず 嵩 上 げ 箇 所 を 除 く 中 上 流 の 水 田 等 は 計 画 上 氾 濫 許 容 とな 土 地 利 用 規 制 の 対 象 となり 地 域 の 理 解 に 膨 大 な 時 間 を 要 するなど 実 現 困 難 であ 部 分 的 に 低 い 堤 防 の 存 置 輪 中 堤 二 線 堤 や 宅 地 のかさ 上 げ ピロティー 建 築 等 を 実 施 して 中 流 の 水 田 等 は 計 画 上 氾 濫 許 容 とする 場 合 土 地 利 用 規 制 の 対 象 となり 地 域 の 理 解 に 膨 大 な 時 間 を 要 するなど 実 現 困 難 であ 現 状 の 土 地 利 用 を 見 込 んで 流 出 量 を 算 定 しており 畦 畔 のかさ 上 げや 堰 板 の 設 置 等 が 必 要 とな 水 田 の 稲 刈 りや 中 干 し 時 期 に 協 力 が 得 られ ず 実 現 性 に 問 題 があ 現 状 の 土 地 利 用 を 見 込 んでいるため 現 状 以 上 に 森 林 の 増 加 は 見 込 めな い ソフト 対 策 であり ハード 対 策 としては 除 外 すハザードマップは 公 開 済 み 概 略 評 価 26 水 害 保 険 等 家 屋 家 財 の 資 産 について 水 害 に 備 えるための 損 害 保 険 であ ソフト 対 策 であり ハード 対 策 としては 除 外 す 概 略 評 価 による 治 水 対 策 案 の 抽 出 河 道 改 修 1)ダム 3) 遊 水 地 ( 調 整 池 ) 等 4) 放 水 路 ( 捷 水 路 ) 5) 河 道 の 掘 削 6) 引 堤 7) 堤 防 のかさ 上 げ 6 方 策 について 組 合 せ 案 を 立 案 - 6 -

1 治 水 対 策 案 の 抽 出 (2/2) 複 数 の 治 水 対 策 案 の 組 合 せ 案 治 水 対 策 案 の 組 合 せ 案 に よ る 概 略 評 価 ケース ケース 名 ケース 概 要 制 度 上 の 実 現 性 など 技 術 上 の 実 現 性 など コスト 概 略 評 価 現 河 川 整 備 計 画 放 水 路 はH24 年 度 完 成 予 定 で 残 り 中 下 流 の 河 道 改 修 組 合 せ 案 + 川 内 沢 ダムを 整 備 す 下 流 の 工 ダム 案 1 場 連 担 区 間 に 配 慮 し 可 能 な 限 り 放 水 路 で 対 応 し 残 りをダムでカットする 案 制 度 上 の 支 障 はなく 実 現 性 が 高 い 技 術 上 の 課 題 はなく 実 現 性 が 高 い 約 1 億 円 組 合 せ 案 2 組 合 せ 案 3 遊 水 地 案 ( 中 下 流 配 置 ) 遊 水 地 案 ( 中 上 流 配 置 ) 放 水 路 はH24 年 度 完 成 予 定 であること から 川 内 沢 ダムのカット 分 を 中 下 流 農 地 転 用 に 関 する 協 議 や 関 係 機 関 と の 遊 水 地 で 対 応 する 案 (ダムカット 効 の 協 議 が 必 要 であ 果 がなくなるので 中 上 流 も 河 道 改 修 が 必 要 ) 放 水 路 はH24 年 度 完 成 予 定 であること から 川 内 沢 ダムのカット 分 を 中 上 流 農 地 転 用 に 関 する 協 議 や 関 係 機 関 と の 遊 水 地 で 対 応 する 案 (ダム 案 同 様 の 協 議 が 必 要 であ に 中 上 流 の 河 道 改 修 不 要 となる) 技 術 上 の 課 題 はなく 実 現 性 が 高 い 約 1 億 円 上 流 は 急 勾 配 で 遊 水 地 が5 箇 所 5 段 に 分 かれ 河 道 の 水 面 形 も 不 連 続 な ため 越 流 構 造 に 課 題 があ 約 1 億 円 概 略 評 価 の 視 点 制 度 上 技 術 上 の 実 現 性 及 び 概 算 コストによる 定 量 的 な 比 較 検 討 を 行 い 妥 当 な 対 策 案 を 抽 出 す 3 案 を 抽 出 ケース ケース 名 ケース 概 要 制 度 上 の 実 現 性 など 技 術 上 の 実 現 性 など コスト 概 略 評 価 組 合 せ 案 4 組 合 せ 案 5 組 合 せ 案 6 組 合 せ 案 7 組 合 せ 案 8 組 合 せ 案 9 新 放 水 路 案 ( 中 下 流 配 置 ) 新 放 水 路 案 ( 中 上 流 配 置 ) 河 道 改 修 案 ( 現 川 河 道 改 修 ) 河 道 改 修 案 ( 放 水 路 再 度 改 修 ) ダム+ 遊 水 地 案 ダム+ 放 水 路 案 放 水 路 はH24 年 度 完 成 予 定 であること から 川 内 沢 ダムのカット 分 を 中 下 流 の 新 放 水 路 で 対 応 する 案 (ダムカット 効 果 がなくなるので 中 上 流 も 河 道 改 修 が 必 要 ) 放 水 路 はH24 年 度 完 成 予 定 であること から 川 内 沢 ダムのカット 分 を 中 上 流 の 新 放 水 路 で 対 応 する 案 (ダム 案 同 様 に 中 上 流 の 河 道 改 修 不 要 となる) 放 水 路 はH24 年 度 完 成 予 定 であること から 川 内 沢 ダムのカット 分 を 現 川 河 道 改 修 + 南 貞 山 運 河 の 改 修 で 対 応 す る 案 (ダムカット 効 果 がなくなるので 中 上 流 も 河 道 改 修 が 必 要 ) 放 水 路 はH24 年 度 完 成 予 定 である が 川 内 沢 ダムのカット 分 を 放 水 路 を 再 度 改 修 し 対 応 する 案 (ダムカット 効 果 がなくなるので 中 上 流 も 河 道 改 修 が 必 要 ) 放 水 路 はH24 年 度 完 成 予 定 であ 川 内 沢 ダムに 加 えて 中 下 流 の 遊 水 地 を 整 備 し JR 東 北 本 線 や 国 道 4 号 の 改 修 のある 中 下 流 の 河 道 改 修 をなくす 案 放 水 路 はH24 年 度 完 成 予 定 であ 川 内 沢 ダムに 加 えて 中 下 流 の 放 水 路 を 整 備 し JR 東 北 本 線 や 国 道 4 号 の 改 修 のある 中 下 流 の 河 道 改 修 をなくす 案 仙 台 東 部 道 路 の 盛 土 部 の 橋 梁 化 や JR 東 北 本 線 等 2 箇 所 での 対 応 が 必 要 でコスト 関 係 機 関 調 整 上 実 現 性 は 低 い 上 流 ではトンネルによる 放 水 路 とな り また 家 屋 補 償 仙 台 東 部 道 路 の 盛 土 部 の 橋 梁 化 やJR 東 北 本 線 等 2 箇 所 での 対 応 が 必 要 でコスト 関 係 機 関 や 土 地 所 有 者 調 整 上 実 現 性 は 低 い 仙 台 東 部 道 路 の 盛 土 部 の 橋 梁 化 や JR 東 北 本 線 等 2 箇 所 での 対 応 が 必 要 であるが 技 術 的 には 実 現 可 能 であ 約 2 億 円 超 上 流 ではトンネルによる 放 水 路 とな り また 家 屋 補 償 仙 台 東 部 道 路 の 盛 土 部 の 橋 梁 化 やJR 東 北 本 線 等 2 箇 所 での 対 応 が 必 要 であるが 技 術 的 には 実 現 可 能 であ 約 2 億 円 超 下 流 ( 現 川 )の 工 場 連 担 区 間 の 拡 幅 はコスト 事 業 者 調 整 上 困 難 で 南 貞 現 河 道 改 修 より 拡 幅 するため 東 部 道 山 運 河 まで 改 修 が 必 要 とな 現 河 道 路 も 架 替 えとなるが 実 現 可 能 であ 改 修 より 拡 幅 するため 東 部 道 路 も 架 約 2 億 円 超 替 えとな H24 完 成 予 定 の 下 流 ( 放 水 路 )を 再 度 改 修 することは 追 加 買 収 や 八 間 堀 の 再 付 け 替 えなど コスト 関 係 機 関 や 土 地 所 有 者 調 整 上 実 現 性 が 低 い 仙 台 東 部 道 路 の 盛 土 部 の 橋 梁 化 も 必 要 であ 仙 台 東 部 道 路 の 盛 土 部 の 橋 梁 化 が 必 要 であるが 技 術 的 には 実 現 可 能 で 約 2 億 円 あ 遊 水 地 の 用 地 買 収 家 屋 補 償 が 甚 大 で コスト 関 係 機 関 や 土 地 所 有 者 調 技 術 上 の 課 題 はなく 実 現 性 が 高 い 約 2 億 円 整 上 実 現 困 難 であ 用 地 買 収 家 屋 補 償 仙 台 東 部 道 路 の 盛 土 部 の 橋 梁 化 が 必 要 で コスト 関 係 機 関 や 土 地 所 有 者 調 整 上 実 現 性 は 低 い 仙 台 東 部 道 路 の 盛 土 部 の 橋 梁 化 が 必 要 であるが 技 術 的 には 実 現 可 能 で 約 2 億 円 超 あ 概 略 評 価 による 抽 出 (3 案 ) 総 合 評 価 治 水 対 策 案 の 総 合 評 価 (3 案 ) - 7 -

2 抽 出 した 治 水 対 策 案 の 概 要 (1/2) 案 ダム 案 遊 水 地 案 ( 中 下 流 配 置 ) 遊 水 地 案 ( 中 上 流 配 置 ) コンセプト 川 内 沢 ダムにより 洪 水 のピーク 流 量 を 低 減 させるとともに 流 下 能 力 が 不 足 する 区 間 の 河 川 改 修 及 び 放 水 路 (H24 完 成 予 定 )により 流 下 能 力 の 向 上 を 図 る 案 ( 現 河 川 整 備 計 画 ) 遊 水 地 により 洪 水 のピーク 流 量 を 軽 減 させるとともに 流 下 能 力 が 不 足 する 区 間 の 河 川 改 修 及 び 放 水 路 (H24 完 成 予 定 )により 流 下 能 力 の 向 上 を 図 る 案 なお 整 備 計 画 (ダム 案 )と 同 程 度 の 治 水 安 全 度 を 確 保 するた め 中 上 流 も 河 道 改 修 を 行 う 遊 水 地 により 洪 水 のピーク 流 量 を 軽 減 させるとともに 流 下 能 力 が 不 足 する 区 間 の 河 川 改 修 及 び 放 水 路 (H24 完 成 予 定 )により 流 下 能 力 の 向 上 を 図 る 案 なお 整 備 計 画 (ダム 案 )と 同 程 度 の 治 水 安 全 度 を 確 保 するため 中 上 流 も 河 道 改 修 を 行 う 県 道 概 要 流 量 配 分 図 流 量 配 分 図 流 量 配 分 図 5 改 修 なし 改 修 必 要 遊 水 地 ( 中 下 流 ) 28 千 m3 遊 水 地 ( 中 上 流 ) 43 千 m3 費 用 ダム 案 単 位 : 百 万 円 イニシャルコスト ランニングコスト 総 コスト 川 内 沢 ダム( 治 水 分 ) 4,7 1,5 6,2 中 上 流 河 川 改 修 費 167 167 中 下 流 河 川 改 修 費 5,4 135 5,535 下 流 ( 放 水 路 ) 河 川 改 修 費 1,4 71 2,11 合 計 11,5 2,53 14,3 ランニングコストは8 年 に 設 定 ダムの 維 持 管 理 費 は 宮 城 県 内 の 類 似 ダムである 惣 の 関 ダムの 実 績 から 算 定 河 川 事 業 ( 河 川 改 修 )の 維 持 管 理 費 は 川 内 沢 川 の 近 隣 の 増 田 川 の 実 績 から 算 定 遊 水 地 案 ( 中 下 流 ) 単 位 : 百 万 円 イニシャルコスト ランニングコスト 総 コスト 遊 水 地 ( 中 下 流 配 置 ) 3,2 236 3,436 中 上 流 河 川 改 修 費 3,8 335 4,135 中 下 流 河 川 改 修 費 5,4 135 5,535 下 流 ( 放 水 路 ) 河 川 改 修 費 1,4 71 2,11 合 計 13,8 1,47 15,27 ランニングコストは8 年 に 設 定 遊 水 地 の 維 持 管 理 費 は 川 内 沢 川 の 近 隣 の 増 田 川 の 実 績 から 算 定 また 遊 水 地 内 の 除 草 は2 年 に1 回 の 実 施 とし 費 用 を 加 算 河 川 事 業 ( 河 川 改 修 )の 維 持 管 理 費 は 川 内 沢 川 の 近 隣 の 増 田 川 の 実 績 から 算 定 遊 水 地 案 ( 中 上 流 ) 単 位 : 百 万 円 イニシャルコスト ランニングコスト 総 コスト 遊 水 地 ( 中 上 流 配 置 ) 4,9 369 5,269 中 上 流 河 川 改 修 費 2,8 335 3,135 中 下 流 河 川 改 修 費 5,4 135 5,535 下 流 ( 放 水 路 ) 河 川 改 修 費 1,4 71 2,11 合 計 14,5 1,54 16,4 ランニングコストは8 年 に 設 定 遊 水 地 の 維 持 管 理 費 は 川 内 沢 川 の 近 隣 の 増 田 川 の 実 績 から 算 定 また 遊 水 地 内 の 除 草 は2 年 に1 回 の 実 施 とし 費 用 を 加 算 河 川 事 業 ( 河 川 改 修 )の 維 持 管 理 費 は 川 内 沢 川 の 近 隣 の 増 田 川 の 実 績 から 算 定 約 14 億 円 約 152 億 円 約 16 億 円 - 8 -

②抽出した治水対策案の概要 ２ ２ 案 ダム案 遊水地案 中下流配置 遊水地案 中下流 NO.54 NO.5 NO.46 川内沢ダム 放水路 放水路 施 工 位置図 遊水地 河川改修計画横断図 河川改修計画横断図 NO.6 約35ｍ N O.44 約39m H.W.L 約24ｍ 約24m N O.44 約39m 河川改修 B N O.54 約41m 約24m B N O.54 約41m 約25m 約25m 案 遊水地案 中上流配置 遊水地案 中上流 NO.86 NO.82 NO.94 NO.9 放水路 NO.98 施 遊水地 工 位置図 河川改修計画横断図 N O.6 約25m 約14m N O.44 約39m 河川改修 約24m B N O.54 約41m 約25m -9- 河川改修

治 水 対 策 案 の 総 合 評 価 安 全 度 ( 被 害 軽 減 効 果 ) 及 びコストで 最 も 優 れる 案 は ダム 案 であ 実 現 性 地 域 社 会 への 影 響 について 震 災 に 伴 う 津 波 被 害 により 沿 岸 部 の 農 地 が 大 幅 に 減 少 し 遊 水 地 案 の 適 地 とされる 優 良 農 地 の 買 収 は 更 に 困 難 な 状 況 にあり ダム 案 に 対 し 劣 持 続 性 柔 軟 性 環 境 への 影 響 については ほぼ 同 程 度 とされ 以 上 より コスト 及 び 実 現 性 の 評 価 を 覆 すほどの 要 素 はないことから ダム 案 が 最 も 優 位 と 評 価 され 表 - 4.1 治 水 対 策 案 の 総 合 評 価 (1/3) ダム 案 遊 水 地 案 ( 中 下 流 配 置 ) 遊 水 地 案 ( 中 上 流 配 置 ) 評 価 軸 評 価 の 視 点 ( 上 流 )+( 中 上 流 )+( 中 下 流 )+( 下 流 ) 川 内 沢 ダム + 現 況 河 道 + 河 川 改 修 + 放 水 路 ( 中 上 流 )+( 中 下 流 )+( 下 流 ) 河 川 改 修 + 遊 水 地, 河 川 改 修 + 放 水 路 ( 中 上 流 )+( 中 下 流 )+( 下 流 ) 遊 水 地, 河 川 改 修 + 河 川 改 修 + 放 水 路 河 川 整 備 計 画 レベルの 目 標 に 対 し 安 全 を 確 保 できるか ( 中 下 流 )+( 下 流 )において 河 川 整 備 計 画 レベルの 目 標 1/5の 安 全 度 を 確 保 でき ( 中 下 流 )+( 下 流 )において 河 川 整 備 計 画 レベルの 目 標 1/5の 安 全 度 を 確 保 でき ( 中 下 流 )+( 下 流 )において 河 川 整 備 計 画 レベルの 目 標 1/5の 安 全 度 を 確 保 でき 目 標 を 上 回 る 洪 水 等 が 発 生 した 場 合 にどのような 状 態 となるか ダム: 洪 水 調 節 が 行 えず 下 流 河 川 で 氾 濫 す 河 道 : 築 堤 区 間 おいては 超 過 洪 水 に 伴 う 水 位 の 上 昇 や 継 続 時 間 に 応 じて 堤 防 越 水 や 決 壊 により 甚 大 な 被 害 が 発 生 するおそれがあ 遊 水 地 : 洪 水 調 節 が 行 えず 下 流 河 川 で 氾 濫 す 河 道 : 築 堤 区 間 おいては 超 過 洪 水 に 伴 う 水 位 の 上 昇 や 継 続 時 間 に 応 じて 堤 防 越 水 や 決 壊 により 甚 大 な 被 害 が 発 生 するおそれがあ 遊 水 地 : 洪 水 調 節 が 行 えず 下 流 河 川 で 氾 濫 す 河 道 : 築 堤 区 間 おいては 超 過 洪 水 に 伴 う 水 位 の 上 昇 や 継 続 時 間 に 応 じて 堤 防 越 水 や 決 壊 により 甚 大 な 被 害 が 発 生 するおそれがあ 1 安 全 度 ( 被 害 軽 減 効 果 ) 段 階 的 にどのように 安 全 度 が 確 保 されていくのか ( 例 えば5,1 年 後 ) ダム:H32 年 度 完 成 予 定 河 道 :H4 年 度 完 成 予 定 遊 水 地 :H32 年 度 完 成 予 定 河 道 :H55 年 度 完 成 予 定 遊 水 地 の 事 業 化 や 調 査 設 計 に 不 確 定 要 素 はあるものの 積 極 的 な 事 業 推 進 によりダムと 同 程 度 の 完 成 を 見 込 む 遊 水 地 :H33 年 度 完 成 予 定 河 道 :H51 年 度 完 成 予 定 遊 水 地 の 事 業 化 や 調 査 設 計 に 不 確 定 要 素 はあるものの 積 極 的 な 事 業 推 進 によりダムと 同 程 度 の 完 成 を 見 込 む どの 範 囲 で どのような 効 果 が 確 保 されていくのか ( 上 下 流 や 支 川 等 における 効 果 ) これらについて 流 量 低 減 水 位 低 下 資 産 被 害 抑 止 人 身 被 害 抑 止 等 の 観 点 で 適 宜 評 価 す (ダム)ダムの 下 流 において 河 川 整 備 計 画 レベルの 目 標 1/5はもと より 1/5 未 満 の1/5など 中 小 洪 水 に 対 しても 河 道 のピーク 流 量 を 低 減 させる 効 果 が 発 現 され 水 位 も 低 下 すそのため 下 流 の 内 水 域 の 安 全 度 も 他 の 案 に 比 べて 向 上 す ( 河 道 ) 下 流 から 順 次 整 備 を 図 るため 下 流 域 はもとより 上 流 域 につい ても 水 位 が 低 下 し 治 水 効 果 が 発 現 され ( 遊 水 地 ) 遊 水 地 の 下 流 において 概 ね1/3から 河 川 整 備 計 画 レベル の 目 標 1/5に 対 して 河 道 のピーク 流 量 を 低 減 させる 効 果 が 発 現 され ( 河 道 ) 下 流 から 順 次 整 備 を 図 るため 下 流 域 はもとより 上 流 域 につい ても 水 位 が 低 下 し 治 水 効 果 が 発 現 され ( 遊 水 地 ) 遊 水 地 の 下 流 において 概 ね1/3から 河 川 整 備 計 画 レベル の 目 標 1/5に 対 して 河 道 のピーク 流 量 を 低 減 させる 効 果 が 発 現 され ( 河 道 ) 下 流 から 順 次 整 備 を 図 るため 下 流 域 はもとより 上 流 域 につい ても 水 位 が 低 下 し 治 水 効 果 が 発 現 され 完 成 までに 要 する 費 用 はどのく らいか ダム 事 業 ( 治 水 分 )の 建 設 費 47 億 円 河 川 事 業 の 建 設 費 68 億 円 合 計 115 億 円 遊 水 地 の 建 設 費 32 億 円 河 川 事 業 の 建 設 費 16 億 円 合 計 138 億 円 遊 水 地 の 建 設 費 49 億 円 河 川 事 業 の 建 設 費 96 億 円 合 計 145 億 円 維 持 管 理 に 要 する 費 用 はどのく らいか ダム 事 業 ( 治 水 分 ) 維 持 管 理 費 15 億 円 河 川 事 業 の 維 持 管 理 費 1 億 円 合 計 25 億 円 遊 水 地 の 維 持 管 理 費 2 億 円 河 川 事 業 の 維 持 管 理 費 12 億 円 合 計 14 億 円 遊 水 地 の 維 持 管 理 費 3 億 円 河 川 事 業 の 維 持 管 理 費 12 億 円 合 計 15 億 円 2 コスト 総 コスト ダム 事 業 合 計 62 億 円 河 川 事 業 合 計 78 億 円 合 計 14 億 円 遊 水 地 合 計 34 億 円 河 川 事 業 合 計 118 億 円 合 計 152 億 円 遊 水 地 合 計 52 億 円 河 川 事 業 合 計 18 億 円 合 計 16 億 円 その 他 の 費 用 (ダム 中 止 に 伴 っ て 発 生 する 費 用 )はどれくらいか なお 必 要 に 応 じ 直 接 的 な 費 用 だけでなく 関 連 して 必 要 となる 費 用 についても 明 らかにして 評 価 す なし なし なし - 1 -

表 - 4.1 治 水 対 策 案 の 総 合 評 価 (2/3) ダム 案 遊 水 地 案 ( 中 下 流 配 置 ) 遊 水 地 案 ( 中 上 流 配 置 ) 評 価 軸 評 価 の 視 点 ( 上 流 )+( 中 上 流 )+( 中 下 流 )+( 下 流 ) 川 内 沢 ダム + 現 況 河 道 + 河 川 改 修 + 放 水 路 ( 中 上 流 )+( 中 下 流 )+( 下 流 ) 河 川 改 修 + 遊 水 地, 河 川 改 修 + 放 水 路 ( 中 上 流 )+( 中 下 流 )+( 下 流 ) 遊 水 地, 河 川 改 修 + 河 川 改 修 + 放 水 路 新 規 事 業 となるため 土 地 所 有 者 との 合 意 形 成 を 図 る 必 要 があり 地 元 との 綿 密 な 調 整 が 必 要 であ 新 規 事 業 となるため 土 地 所 有 者 との 合 意 形 成 を 図 る 必 要 があり 地 元 との 綿 密 な 調 整 が 必 要 であ 土 地 所 有 者 等 の 協 力 の 見 通 し はどうか 事 業 計 画 について 承 知 されており 特 に 問 題 はない ( 治 水 ダム) 移 転 家 屋 8 戸 要 買 収 面 積 15ha ( 河 川 改 修 ) 移 転 家 屋 4 戸 要 買 収 面 積 5ha ( 合 計 ) 移 転 家 屋 12 戸 要 買 収 面 積 2ha ( 遊 水 地 ) 移 転 家 屋 3 戸 要 買 収 面 積 1ha ( 河 川 改 修 ) 移 転 家 屋 13 戸 要 買 収 面 積 9ha ( 合 計 ) 移 転 家 屋 16 戸 要 買 収 面 積 19ha 新 たに 中 上 流 の 河 川 改 修 や 遊 水 地 に 関 する 地 権 者 との 調 整 が 必 要 であり 震 災 に 伴 う 津 波 被 害 により 沿 岸 部 の 農 地 が 大 幅 に 減 少 し 遊 水 地 の 適 地 とされる 優 良 農 地 の 買 収 は 更 に 困 難 な 状 況 にあ ( 遊 水 地 ) 移 転 家 屋 4 戸 要 買 収 面 積 11ha ( 河 川 改 修 ) 移 転 家 屋 6 戸 要 買 収 面 積 8ha ( 合 計 ) 移 転 家 屋 1 戸 要 買 収 面 積 19ha 新 たに 中 上 流 の 河 川 改 修 や 遊 水 地 に 関 する 地 権 者 との 調 整 が 必 要 であり 震 災 に 伴 う 津 波 被 害 により 沿 岸 部 の 農 地 が 大 幅 に 減 少 し 遊 水 地 の 適 地 とされる 農 地 の 買 収 は 更 に 困 難 な 状 況 にあ 3 実 現 性 その 他 の 関 係 者 との 調 整 の 見 通 しはどうか 現 時 点 では 事 業 に 関 する 協 議 調 整 は 終 了 してい 今 後 は 建 設 段 階 への 移 行 のため 国 との 協 議 調 整 が 必 要 であ 遊 水 地 の 事 業 化 に 伴 う 国 との 協 議 が 必 要 であ 農 地 ( 圃 場 整 備 区 域 )について 用 地 買 収 や 取 水 施 設 用 排 水 系 統 な ど 関 係 機 関 と 調 整 が 必 要 であ 遊 水 地 の 事 業 化 に 伴 う 国 との 協 議 が 必 要 であ 農 地 ( 圃 場 整 備 区 域 )について 用 地 買 収 や 取 水 施 設 用 排 水 系 統 な ど 関 係 機 関 と 調 整 が 必 要 であ 法 制 度 上 の 観 点 から 実 現 性 の 見 通 しはどうか 課 題 はないことから 実 現 性 が 高 い 農 地 転 用 に 関 する 協 議 や 関 係 機 関 との 協 議 が 必 要 であ 農 地 転 用 に 関 する 協 議 や 関 係 機 関 との 協 議 が 必 要 であ 技 術 上 の 観 点 から 実 現 性 の 見 通 しはどうか 課 題 はないことから 実 現 性 が 高 い 課 題 はないことから 実 現 性 が 高 い 中 上 流 河 川 勾 配 が 急 で 所 要 の 遊 水 地 容 量 を 確 保 するための 遊 水 地 サイトが 複 数 に 分 かれ かつ 河 道 の 水 面 形 が 斜 流 で 安 定 せず 実 現 性 に 課 題 があ 4 持 続 性 将 来 にわたって 持 続 可 能 といえ るか (ダム) 継 続 的 な 監 視 や 観 測 が 必 要 となるが 宮 城 県 として 管 理 実 績 も あり 適 切 な 維 持 管 理 により 持 続 可 能 であ ( 河 道 ) 堤 防 の 監 視 や 除 草 等 の 維 持 管 理 が 必 要 となり また 河 道 内 の 土 砂 堆 積 状 況 等 の 監 視 が 必 要 となるが 県 としての 管 理 実 績 もあ り 適 切 な 維 持 管 理 により 持 続 可 能 であ ( 遊 水 地 ) 継 続 的 な 監 視 や 観 測 が 必 要 となるが 県 として 管 理 実 績 もあ り 適 切 な 維 持 管 理 により 持 続 可 能 であ ( 河 道 ) 堤 防 の 監 視 や 除 草 等 の 維 持 管 理 が 必 要 となり また 河 道 内 の 土 砂 堆 積 状 況 等 の 監 視 が 必 要 となるが 県 としての 管 理 実 績 もあ り 適 切 な 維 持 管 理 により 持 続 可 能 であ ( 遊 水 地 ) 継 続 的 な 監 視 や 観 測 が 必 要 となるが 県 として 管 理 実 績 もあ り 適 切 な 維 持 管 理 により 持 続 可 能 であ ( 河 道 ) 堤 防 の 監 視 や 除 草 等 の 維 持 管 理 が 必 要 となり また 河 道 内 の 土 砂 堆 積 状 況 等 の 監 視 が 必 要 となるが 県 としての 管 理 実 績 もあ り 適 切 な 維 持 管 理 により 持 続 可 能 であ 5 柔 軟 性 地 球 温 暖 化 に 伴 う 気 候 変 化 や 社 会 環 境 の 変 化 など 将 来 の 不 確 実 性 に 対 する 柔 軟 性 はどうか (ダム) 再 開 発 ( 嵩 上 げ 等 )により 対 応 可 能 であ ( 河 道 ) 新 たな 掘 削 や 引 堤 により 対 応 可 能 だが 橋 梁 取 水 堰 護 岸 等 の 施 設 の 撤 去 や 新 設 が 必 要 となり 柔 軟 に 対 応 することは 容 易 ではな い ( 遊 水 地 ) 面 積 を 拡 張 することにより 対 応 可 能 であるが 規 模 が 大 きく なることから 多 大 な 労 力 を 費 やす また 掘 削 深 を 大 きくする 場 合 は 流 出 樋 門 の 敷 高 が 河 床 より 低 くなるおそれがあり 洪 水 後 の 排 水 がホ ンフ アッフ 等 になり 課 題 が 生 じ ( 河 道 ) 新 たな 掘 削 や 引 堤 により 対 応 可 能 だが 橋 梁 取 水 堰 護 岸 等 の 施 設 の 撤 去 や 新 設 が 必 要 となり 柔 軟 に 対 応 することは 容 易 ではな い ( 遊 水 地 ) 面 積 を 拡 張 することにより 対 応 可 能 であるが 規 模 が 大 きく なることから 多 大 な 労 力 を 費 やす また 掘 削 深 を 大 きくする 場 合 は 流 出 樋 門 の 敷 高 が 河 床 より 低 くなるおそれがあり 洪 水 後 の 排 水 がホ ンフ アッフ 等 になり 課 題 が 生 じ ( 河 道 ) 新 たな 掘 削 や 引 堤 により 対 応 可 能 だが 橋 梁 取 水 堰 護 岸 等 の 施 設 の 撤 去 や 新 設 が 必 要 となり 柔 軟 に 対 応 することは 容 易 ではな い - 11 -

表 - 4.1 治 水 対 策 案 の 総 合 評 価 (3/3) ダム 案 遊 水 地 案 ( 中 下 流 配 置 ) 遊 水 地 案 ( 中 上 流 配 置 ) 評 価 軸 評 価 の 視 点 ( 上 流 )+( 中 上 流 )+( 中 下 流 )+( 下 流 ) 川 内 沢 ダム + 現 況 河 道 + 河 川 改 修 + 放 水 路 ( 中 上 流 )+( 中 下 流 )+( 下 流 ) 河 川 改 修 + 遊 水 地, 河 川 改 修 + 放 水 路 ( 中 上 流 )+( 中 下 流 )+( 下 流 ) 遊 水 地, 河 川 改 修 + 河 川 改 修 + 放 水 路 事 業 地 及 びその 周 辺 への 影 響 はどの 程 度 か 今 後 用 地 買 収 や 住 居 移 転 などが 必 要 になるが 地 元 説 明 会 等 にお いて ダムや 河 川 改 修 について 説 明 済 みであ 農 地 を 遊 水 地 とすることから 個 人 の 生 活 や 地 域 の 経 済 活 動 やまちづ くり 圃 場 整 備 関 連 施 設 等 に 大 きな 影 響 を 与 えるものと 想 定 され 農 地 を 遊 水 地 とすることから 個 人 の 生 活 や 地 域 の 経 済 活 動 やまちづ くり 圃 場 整 備 関 連 施 設 等 に 大 きな 影 響 を 与 えるものと 想 定 され 6 地 域 社 会 への 影 響 地 域 振 興 に 対 してどのような 効 果 があるか ダム 貯 水 池 や 周 辺 の 利 活 用 が 期 待 され 目 的 が 限 定 的 となるが 使 用 は 可 能 であ 目 的 が 限 定 的 となるが 使 用 は 可 能 であ 地 域 間 の 利 害 の 衡 平 への 配 慮 がなされているか ダム 事 業 における 下 流 受 益 地 に 対 して 建 設 地 の 用 地 買 収 や 家 屋 移 転 補 償 には 一 定 の 配 慮 が 必 要 であ 遊 水 地 事 業 における 下 流 受 益 地 に 対 して 建 設 地 の 用 地 買 収 や 家 屋 移 転 補 償 には 一 定 の 配 慮 が 必 要 であ 遊 水 地 事 業 における 下 流 受 益 地 に 対 して 建 設 地 の 用 地 買 収 や 家 屋 移 転 補 償 には 一 定 の 配 慮 が 必 要 であ 水 環 境 に 対 してどのような 影 響 があるか 工 事 期 間 中 の 濁 水 処 理 等 の 配 慮 が 必 要 であ 工 事 期 間 中 の 濁 水 処 理 等 の 配 慮 が 必 要 であ 工 事 期 間 中 の 濁 水 処 理 等 の 配 慮 が 必 要 であ 生 物 の 多 様 性 の 確 保 及 び 流 域 の 自 然 環 境 全 体 にどのような 影 響 があるか 土 地 の 改 変 面 積 =39ha (ダム)15ha ( 河 道 )24ha 今 後 の 調 査 設 計 施 工 において 動 物 植 物 生 態 系 など 自 然 環 境 への 影 響 の 回 避 軽 減 を 行 うことで 対 応 可 能 と 考 えてい 土 地 の 改 変 面 積 =49ha ( 遊 水 地 )1ha ( 河 道 )39ha 今 後 の 調 査 設 計 施 工 において 動 物 植 物 生 態 系 など 自 然 環 境 への 影 響 の 回 避 軽 減 を 行 うことで 対 応 可 能 と 考 えてい 土 地 の 改 変 面 積 =45ha ( 遊 水 地 )11ha ( 河 道 )34ha 今 後 の 調 査 設 計 施 工 において 動 物 植 物 生 態 系 など 自 然 環 境 への 影 響 の 回 避 軽 減 を 行 うことで 対 応 可 能 と 考 えてい 7 環 境 への 影 響 土 砂 流 動 がどう 変 化 し 下 流 河 川 海 岸 にどのように 影 響 するか ダムにより 年 平 均 で2,2m3/ 年 の 土 砂 を 捕 捉 すると 想 定 していること から 供 給 土 砂 量 の 減 少 に 伴 う 下 流 河 道 への 影 響 ( 河 床 材 料 の 粒 度 分 布 河 床 変 化 等 )を 与 える 可 能 性 があ 河 道 掘 削 を 実 施 した 区 間 においては 再 び 土 砂 が 堆 積 するおそれがあ 遊 水 地 は 河 川 から 越 流 構 造 で 洪 水 を 流 入 させるうえに 確 率 規 模 が 概 ね1/3 程 度 を 超 える 流 量 からの 調 節 となるため 現 況 の 土 砂 流 動 への 影 響 は 小 さいと 考 えられ 河 道 掘 削 を 実 施 した 区 間 においては 再 び 土 砂 が 堆 積 するおそれがあ 遊 水 地 は 河 川 から 越 流 構 造 で 洪 水 を 流 入 させるうえに 確 率 規 模 が 概 ね1/3 程 度 を 超 える 流 量 からの 調 節 となるため 現 況 の 土 砂 流 動 への 影 響 は 小 さいと 考 えられ 河 道 掘 削 を 実 施 した 区 間 においては 再 び 土 砂 が 堆 積 するおそれがあ 景 観 人 と 自 然 との 豊 かな 触 れ 合 いにどのような 影 響 があるか 新 たなコンクリート 構 造 物 が 出 現 し 景 観 を 阻 害 する 可 能 性 がある 一 方 で ダムのある 景 観 が 形 成 され ダム 湖 が 整 備 されるため 新 たな 景 観 が 形 成 され ダム 貯 水 池 や 周 辺 の 利 活 用 が 期 待 され 自 然 との 触 れ 合 いなど 目 的 が 限 定 的 となるが 使 用 は 可 能 であ 自 然 との 触 れ 合 いなど 目 的 が 限 定 的 となるが 使 用 は 可 能 であ その 他 特 になし 特 になし 特 になし - 12 -

4.2 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 )の 観 点 からの 検 討 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 ) 案 の 立 案 (17 方 策 ) 複 数 の 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 ) 案 の 立 案 一 次 選 定 1-1 ダム( 現 計 画 : 治 水 + 不 特 定 ) 不 特 定 単 独 ダム 1-2 河 口 堰 2 湖 沼 開 発 3 流 況 調 整 河 川 4 5 6 7 対 策 案 河 道 外 貯 留 施 設 ( 貯 水 池 ) ダム 再 開 発 (かさ 上 げ 掘 削 ) 他 用 途 ダム 容 量 の 買 い 上 げ 方 法 河 川 を 横 過 して 専 ら 流 水 を 貯 留 する 目 的 で 築 造 される 構 造 物 であ 河 川 を 横 過 して 専 ら 流 水 を 貯 留 する 目 的 で 築 造 される 構 造 物 であ 河 川 の 最 下 流 部 に 堰 を 設 置 することにより 淡 水 を 貯 留 し 水 源 とす 湖 沼 の 流 出 部 に 堰 等 を 設 け 湖 沼 水 位 の 計 画 的 な 調 節 を 行 って 貯 水 池 としての 役 割 を 持 た せ 水 源 とす 流 況 の 異 なる 複 数 の 河 川 を 連 絡 することで 時 期 に 応 じて 水 量 に 余 裕 のある 河 川 から 不 足 している 河 川 に 水 を 移 動 させることによ り 水 の 有 効 活 用 を 図 り 水 源 とす 定 量 的 に 効 果 を 見 込 め るか 河 道 外 に 貯 水 池 を 設 け 河 川 の 流 水 を 導 水 し 貯 留 することで 水 源 とす 既 存 のダムをかさ 上 げあるいは 掘 削 すること で 利 水 容 量 を 確 保 し 水 源 とす 既 存 のダムの 他 の 用 途 のダム 容 量 を 買 い 上 げ て 新 規 利 水 のための 容 量 とすることで 水 源 とす 概 略 評 価 の 視 点 ( 不 適 当 と 考 えられる 案 ) 制 度 上 技 術 上 の 観 点 から 極 めて 実 現 性 が 低 い 案 利 水 上 の 効 果 が 極 めて 小 さい 案 コストが 極 めて 高 い 案 取 水 可 能 地 点 実 現 性 利 水 効 果 の 程 度 発 現 場 所 概 略 評 価 ダム 下 流 ( 導 水 上 流 にダム 築 造 候 補 となる 谷 地 形 を 有 路 の 新 設 を 前 提 す 現 計 画 においてイニシャルコスト 約 3 億 としない 場 合 ) 円 ダム 下 流 ( 導 水 路 の 新 設 を 前 提 上 流 にダム 築 造 候 補 となる 谷 地 形 を 有 としない 場 合 ) す 湛 水 区 域 ( 導 水 路 の 新 設 を 前 提 としない 場 合 ) 川 内 沢 川 に 河 口 はなく 最 終 的 な 流 下 先 である 名 取 川 本 川 に 河 口 堰 を 設 置 し 川 内 沢 川 中 上 流 の 必 要 箇 所 までホ ンフ アッフ による 導 水 を 行 うこととな り イニシャルコスト 約 14 億 円 であり 他 の 案 に 比 べコスト 面 でも 劣 湖 沼 地 点 下 流 ( 導 水 路 の 新 設 を 前 提 としない 場 合 ) 川 内 沢 川 沿 川 に 湖 沼 はない 接 続 先 地 点 下 流 ( 導 水 路 の 新 設 を 前 提 としない 場 合 ) 施 設 下 流 ( 導 水 路 の 新 設 を 前 提 としない 場 合 ) 近 傍 河 川 も 降 雨 流 出 特 性 は 類 似 してお り 流 況 が 豊 富 で 流 況 調 整 が 可 能 な 河 川 は 存 在 しない 河 道 外 貯 留 施 設 を 平 地 に 設 置 する 場 合 14.3ha( 水 深 4m)の 土 地 が 必 要 とな 補 給 対 象 の 既 得 かんがい 面 積 は 35.7haであり 施 設 の 設 置 は 補 給 対 象 面 積 の 半 分 程 度 となり 非 現 実 的 であ り イニシャルコスト 約 9 億 円 で 他 の 案 と 比 べ コスト 面 でも 劣 ダム 下 流 ( 導 水 路 の 新 設 を 前 提 川 内 沢 川 流 域 内 に 既 設 のダムは 存 在 し としない 場 合 ) ない ダム 下 流 ( 導 水 路 の 新 設 を 前 提 としない 場 合 ) 近 傍 ダムで かつ 川 内 沢 川 流 域 まで 導 水 施 設 のある 他 用 途 の 未 利 用 水 が あるか 関 係 機 関 に 照 会 をかけ 改 めて 判 断 す 対 策 案 水 系 間 導 水 8 地 下 水 取 水 9 ため 池 ( 取 水 後 の 貯 1 留 施 設 を 含 む ) 海 水 淡 水 化 11 水 源 林 の 保 全 12 13 ダム 使 用 権 等 の 振 替 既 得 水 利 の 合 理 化 14 転 用 渇 水 調 整 の 強 化 15 節 水 対 策 16 雨 水 中 水 利 用 17 方 法 水 量 に 余 裕 のある 水 系 から 導 水 することで 水 源 とす 伏 流 水 や 河 川 水 に 影 響 を 与 えないよう 配 慮 し つつ 井 戸 の 新 設 等 により 水 源 とす 主 に 雨 水 や 地 区 内 流 水 を 貯 留 するため 池 を 設 置 することで 水 源 とす 定 量 的 に 効 果 を 見 込 め るか 海 水 を 淡 水 化 する 施 設 を 設 置 し 水 源 とす 主 にその 土 壌 の 働 きにより 雨 水 を 地 中 に 浸 透 させ ゆっくりと 流 出 させるという 水 源 林 の 持 つ 機 能 を 保 全 し 河 川 流 況 の 安 定 化 を 期 待 す 需 要 が 発 生 しておらず 水 利 権 が 付 与 されて いないダム 使 用 権 等 を 必 要 な 者 に 振 り 替 え 用 水 路 の 漏 水 対 策 取 水 施 設 の 改 良 等 による 用 水 の 使 用 量 の 削 減 農 地 面 積 の 減 少 産 業 構 造 の 変 革 等 に 伴 う 需 要 減 分 を 他 の 必 要 と する 用 途 に 転 用 す 渇 水 調 整 協 議 会 の 機 能 を 強 化 し 渇 水 時 に 被 害 を 最 小 とするような 取 水 制 限 を 行 う - 節 水 コマなど 節 水 機 器 の 普 及 節 水 運 動 の 推 進 工 場 における 回 収 率 の 向 上 等 により 水 需 要 の 抑 制 を 図 雨 水 利 用 の 推 進 中 水 利 用 施 設 の 整 備 下 水 処 理 水 利 用 の 推 進 により 河 川 水 地 下 水 を 水 源 とする 水 需 要 の 抑 制 を 図 取 水 可 能 地 点 実 現 性 利 水 効 果 の 程 度 発 現 場 所 概 略 評 価 他 水 系 として 阿 武 隈 川 水 系 があるが 正 常 流 量 ( 舘 矢 間 地 点 において 概 ね 4m3/s)を 補 給 するためのダム 群 ( 三 導 水 先 位 置 下 流 春 ダム 摺 上 川 ダム)により 補 給 され ( 導 水 路 の 新 設 ていることから 水 量 に 余 裕 があるわ を 前 提 としない けではない 仮 に 阿 武 隈 川 水 系 から 導 場 合 ) 水 する 場 合 の イニシャルコストを 算 定 すると 約 18 億 円 であり 他 の 案 と 比 べコスト 面 でも 劣 井 戸 の 場 所 ( 取 水 の 可 否 は 場 所 川 内 沢 川 上 流 において 地 下 水 賦 存 量 によ 導 水 路 があるか 関 係 機 関 に 照 会 をかけ 改 め の 新 設 を 前 提 と て 判 断 す しない 場 合 ) 施 設 下 流 ( 導 水 川 内 沢 川 上 流 のため 池 の 諸 元 や 補 給 実 路 の 新 設 を 前 提 績 等 について 関 係 機 関 に 照 会 をかけ としない 場 合 ) 改 めて 判 断 す 海 水 淡 水 化 施 設 や 川 内 沢 川 中 上 流 の 必 海 沿 い( 導 水 路 要 箇 所 までホ ンフ アッフ による 導 水 施 設 の 新 設 を 前 提 と が 必 要 となり 海 水 淡 水 化 施 設 に 係 る しない 場 合 ) イニシャルコストは 約 14 億 円 で 他 の 案 に 比 べ 劣 水 源 林 下 流 ( 導 水 路 の 新 設 を 前 効 果 をあらかじめ 定 量 的 に 見 込 むこと 提 としない 場 が 困 難 であ 合 ) 振 替 元 水 源 ダム 水 利 権 が 付 与 されていないダム 使 用 権 下 流 ( 導 水 路 の があるか 否 か 関 係 機 関 に 照 会 をかけ 新 設 を 前 提 とし 改 めて 判 断 す ない 場 合 ) 転 用 元 水 源 下 流 ( 導 水 路 の 新 設 反 復 利 用 など 有 効 活 用 がすでに 行 われ を 前 提 としない ており また 合 理 化 事 業 の 実 施 計 画 場 合 ) もない - - 効 果 をあらかじめ 定 量 的 に 見 込 むこと が 困 難 であ 最 終 利 用 者 の 意 向 により 効 果 や 発 現 時 期 などが 決 定 され 実 現 性 に 課 題 があ り 効 果 をあらかじめ 定 量 的 に 見 込 む ことが 困 難 であ 最 終 利 用 者 の 意 向 により 効 果 や 発 現 時 期 などが 決 定 され 実 現 性 に 課 題 があ り 効 果 をあらかじめ 定 量 的 に 見 込 む ことが 困 難 であ 1-1 ダム 1-2 不 特 定 単 独 ダム 7 他 用 途 ダム 容 量 の 買 上 い 上 げ 9 地 下 水 取 水 1 ため 池 13 ダム 使 用 権 等 の 振 替 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 ) 案 の 立 案 (6 案 ) 利 水 者 への 意 見 照 会 ( ) - 13 -

利 水 者 照 会 を 踏 ま え た 方 策 の 抽 出 二 次 選 定 利 水 者 への 意 見 照 会 ( ) 結 果 を 踏 まえて 再 抽 出 (4 案 ) 7 他 用 途 ダム 容 量 の 買 い 上 げ 及 び 13 ダム 使 用 権 等 の 振 替 について 利 水 者 への 意 見 照 会 の 結 果 未 利 用 水 はないとの 回 答 から 再 抽 出 において 棄 却 す 1 ダム 2 不 特 定 単 独 ダム 3 地 下 水 取 水 4 ため 池 総 合 評 価 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 ) 案 の 総 合 評 価 (4 案 ) - 14 -

1 抽 出 した 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 ) 案 の 概 要 ダム 案 不 特 定 単 独 ダム 案 地 下 水 取 水 ため 池 コンセプト 川 内 沢 ダムにより 概 ね1 年 に1 回 程 度 起 こる 渇 水 時 に おいても 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 を 図 ることが 可 能 とな 不 特 定 単 独 ダムにより 概 ね1 年 に1 回 程 度 起 こる 渇 水 時 においても 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 を 図 ることが 可 能 とな 井 戸 により 概 ね1 年 に1 回 程 度 起 こる 渇 水 時 において も 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 を 図 ることが 可 能 とな ため 池 により 概 ね1 年 に1 回 程 度 起 こる 渇 水 時 におい ても 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 を 図 ることが 可 能 とな 川 内 沢 上 流 のため 池 位 置 概 要 かんがい 補 給 対 象 かんがい 補 給 対 象 かんがい 補 給 対 象 かんがい 補 給 対 象 川 内 沢 ダム( 利 水 容 量 57,m3)を 新 設 し 流 水 の 正 常 の 機 能 の 維 持 を 図 不 特 定 単 独 ダム( 利 水 容 量 57,m3)を 新 設 し 流 水 の 正 常 の 機 能 の 維 持 を 図 井 戸 を 約 5,2 箇 所 新 設 し 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 )を 図 ため 池 を34 箇 所 新 設 し 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 )を 図 費 用 イニシャルコスト 28 億 円 イニシャルコスト 53 億 円 イニシャルコスト 57 億 円 イニシャルコスト 59 億 円 ランニングコスト 1 億 円 ランニングコスト 24 億 円 ランニングコスト 69 億 円 ランニングコスト 8 億 円 総 コスト 38 億 円 総 コスト 77 億 円 総 コスト 126 億 円 総 コスト 67 億 円 ランニングコストは8 年 に 設 定 ランニングコストは8 年 に 設 定 ランニングコストは8 年 に 設 定 ランニングコストは8 年 に 設 定 - 15 -

利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 ) 案 の 総 合 評 価 コストで 最 も 優 れる 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 ) 案 は ダム 案 であ その 他 の 評 価 軸 において コストを 覆 すほどの 要 素 はなく コストを 最 も 重 視 し ダム 案 が 最 も 優 位 であ 表 - 4.1 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 ) 案 の 総 合 評 価 (1/2) 評 価 軸 評 価 の 視 点 ダム 案 不 特 定 単 独 ダム 案 地 下 水 取 水 ため 池 1 河 川 整 備 計 画 レベルの 目 標 に 対 し 必 要 量 を 確 保 できるか 概 ね1 年 に1 回 程 度 起 こる 渇 水 時 においても 流 水 の 正 常 な 機 能 を 維 持 することができ 概 ね1 年 に1 回 程 度 起 こる 渇 水 時 においても 流 水 の 正 常 な 機 能 を 維 持 することができ 概 ね1 年 に1 回 程 度 起 こる 渇 水 時 においても 流 水 の 正 常 な 機 能 を 維 持 することができ 概 ね1 年 に1 回 程 度 起 こる 渇 水 時 においても 流 水 の 正 常 な 機 能 を 維 持 することができ 1 目 標 2 段 階 的 にどのように 効 果 が 確 保 されていくのか 川 内 沢 ダムは H32 年 度 完 成 予 定 であり 完 成 までは 効 果 が 期 待 できない ( 河 川 整 備 計 画 策 定 済 みであり 計 画 的 な 事 業 進 捗 が 可 能 ) 平 成 36 年 度 にダムが 完 成 する 予 定 であり ダムが 完 成 す るまでは 効 果 が 期 待 できない ( 河 川 整 備 計 画 の 再 検 討 策 定 が 必 要 であり 不 特 定 単 独 ダム 事 業 の 創 設 など 相 当 の 期 間 を 要 す) 井 戸 を 複 数 建 設 し 平 成 37 年 度 に 全 ての 施 設 が 完 成 するこ とになるが 個 々の 井 戸 の 完 成 により 順 次 効 果 が 期 待 で き ( 河 川 整 備 計 画 の 再 検 討 策 定 が 必 要 であり 地 下 水 取 水 事 業 の 創 設 など 相 当 の 期 間 を 要 す) ため 池 を 複 数 建 設 し 平 成 37 年 度 に 全 ての 施 設 が 完 成 す ることになるが 個 々のため 池 の 完 成 により 順 次 効 果 が 期 待 でき ( 河 川 整 備 計 画 の 再 検 討 策 定 が 必 要 であり ため 池 事 業 の 創 設 など 相 当 の 期 間 を 要 す) 3どの 範 囲 で どのような 効 果 が 確 保 されていくのか ( 取 水 位 置 別 に 取 水 可 能 量 がどのように 確 保 されるのか) 川 内 沢 川 上 流 に 位 置 するダムの 下 流 で 目 標 とする 効 果 が 確 保 され 川 内 沢 川 上 流 に 位 置 するダムの 下 流 で 目 標 とする 効 果 が 確 保 され 井 戸 の 下 流 で 目 標 とする 効 果 が 確 保 され ため 池 の 下 流 で 目 標 とする 効 果 が 確 保 され 川 内 沢 川 の 自 流 であ 川 内 沢 川 の 自 流 であ 4どのような 水 質 の 用 水 が 得 られるのか ダム 貯 水 池 の 冷 温 水 放 流 などに 対 しては 今 後 検 討 する 水 質 予 測 の 評 価 結 果 に 基 づき 選 択 取 水 設 備 等 適 切 な 設 備 を 設 置 するにより 対 応 可 能 ダム 貯 水 池 の 冷 温 水 放 流 などに 対 しては 今 後 検 討 する 水 質 予 測 の 評 価 結 果 に 基 づき 選 択 取 水 設 備 等 適 切 な 設 備 を 設 置 するにより 対 応 可 能 と 判 断 してい 水 質 に 問 題 はない 水 質 に 問 題 はない 1 完 成 までに 要 する 費 用 はどのくらいか ダム 事 業 ( 不 特 定 分 )の 建 設 費 28 億 円 不 特 定 単 独 ダム 事 業 の 建 設 費 53 億 円 地 下 水 取 水 の 建 設 費 57 億 円 ため 池 の 建 設 費 59 億 円 2 コスト 2 維 持 管 理 に 要 する 費 用 はどのくらいか ダム 事 業 ( 不 特 定 分 )の 維 持 管 理 費 1 億 円 不 特 定 単 独 ダム 事 業 の 維 持 管 理 費 24 億 円 地 下 水 取 水 の 維 持 管 理 費 69 億 円 ため 池 の 維 持 管 理 費 8 億 円 3 総 コスト ダム 案 38 億 円 不 特 定 単 独 ダム 案 77 億 円 地 下 水 取 水 案 126 億 円 ため 池 案 67 億 円 4その 他 の 費 用 (ダム 中 止 に 伴 って 発 生 する 費 用 等 )はどれくら いか なし なし なし なし 1 土 地 所 有 者 等 の 協 力 が 得 られるか 事 業 計 画 について 承 知 されており 特 に 問 題 はない ( 治 水 + 不 特 定 ダム) 移 転 家 屋 13 戸 要 買 収 面 積 24ha うち 治 水 分 移 転 家 屋 8 戸 要 買 収 面 積 15ha うち 不 特 定 分 移 転 家 屋 5 戸 要 買 収 面 積 9ha 不 特 定 単 独 ダム 事 業 に 関 する 説 明 を 行 っていないため 土 地 所 有 者 との 調 整 が 必 要 とな ( 不 特 定 単 独 ダム) 移 転 家 屋 12 戸 要 買 収 面 積 12ha 井 戸 建 設 箇 所 の 土 地 所 有 者 との 調 整 に 時 間 を 要 す ため 池 建 設 箇 所 の 土 地 所 有 者 との 調 整 に 時 間 を 要 す 2 関 係 する 河 川 使 用 者 の 同 意 が 得 られるか 河 川 整 備 計 画 の 策 定 時 等 に 農 業 関 係 者 と 調 整 し 整 備 の 方 向 性 は 承 認 されてい 不 特 定 単 独 ダム 事 業 に 関 する 説 明 を 行 っていないため 川 内 沢 川 の 河 川 利 用 者 である 農 業 関 係 者 との 調 整 が 必 要 現 状 を 大 きく 変 更 することなく 河 川 利 用 者 の 同 意 に 大 き な 影 響 はない 現 状 を 大 きく 変 更 することなく 河 川 利 用 者 の 同 意 に 大 き な 影 響 はない 3 実 現 性 3 発 電 を 目 的 として 事 業 に 参 画 しているものへの 影 響 の 程 度 は どうか 川 内 沢 ダムの 目 的 に 発 電 事 業 は 含 まれていない 不 特 定 単 独 ダムの 目 的 に 発 電 事 業 は 含 まれていない 地 下 水 取 水 の 目 的 に 発 電 事 業 は 含 まれていない ため 池 の 目 的 に 発 電 事 業 は 含 まれていない 4その 他 の 関 係 者 等 との 調 整 が 可 能 か 現 時 点 では 事 業 に 関 する 協 議 調 整 は 終 了 してい 今 後 は 建 設 段 階 への 移 行 のため 国 との 協 議 調 整 が 必 要 であ 不 特 定 単 独 ダムの 事 業 化 に 伴 う 国 との 協 議 が 必 要 であ 井 戸 やポンプ 等 新 設 設 備 の 事 業 化 やランニングコスト 等 について 国 との 協 議 が 必 要 であ ため 池 やポンプ 等 新 設 設 備 の 事 業 化 やランニングコスト 等 について 国 との 協 議 が 必 要 であ 5 法 制 度 上 の 観 点 から 実 現 性 の 見 通 しはどうか 現 行 法 内 の 事 業 のため 問 題 はない 現 行 法 内 の 事 業 のため 問 題 はない 現 行 法 内 の 事 業 のため 問 題 はない 現 行 法 内 の 事 業 のため 問 題 はない 6 技 術 上 の 観 点 から 実 現 性 の 見 通 しはどうか 技 術 上 確 立 された 対 策 案 のため 課 題 はなく 実 現 性 が 高 い 技 術 上 確 立 された 対 策 案 のため 課 題 はなく 実 現 性 が 高 い 技 術 上 確 立 された 対 策 案 のため 課 題 はなく 実 現 性 が 高 い 技 術 上 確 立 された 対 策 案 のため 課 題 はなく 実 現 性 が 高 い - 16 -

表 - 4.2 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 ) 案 の 総 合 評 価 (2/2) 評 価 軸 評 価 の 視 点 ダム 案 不 特 定 単 独 ダム 案 地 下 水 取 水 ため 池 4 持 続 性 1 将 来 にわたって 持 続 可 能 といえるか ダムの 継 続 的 な 監 視 や 観 測 等 が 必 要 となるが 宮 城 県 と して 管 理 実 績 もあり 適 切 な 維 持 管 理 により 持 続 可 能 であ ダムの 継 続 的 な 監 視 や 観 測 等 が 必 要 となるが 宮 城 県 と して 管 理 実 績 もあり 適 切 な 維 持 管 理 により 持 続 可 能 であ 複 数 の 井 戸 やポンプ 等 設 備 の 監 視 や 観 測 等 が 必 要 で 労 力 を 要 すが 適 切 な 維 持 管 理 により 持 続 可 能 であ 複 数 のため 池 やポンプ 等 設 備 の 監 視 や 観 測 等 が 必 要 で 労 力 を 要 すが 適 切 な 維 持 管 理 により 持 続 可 能 であ 1 事 業 地 及 びその 周 辺 への 影 響 はどの 程 度 か 今 後 用 地 買 収 や 住 居 移 転 などが 必 要 になるが 河 川 整 備 計 画 の 策 定 時 や 地 元 説 明 会 においてダムや 河 川 改 修 について 説 明 済 みであ ダム 建 設 に 係 る 用 地 買 収 や 住 居 移 転 が 必 要 になり 不 特 定 単 独 ダム 事 業 に 関 する 説 明 を 行 っていないため 地 元 への 説 明 や 調 整 も 必 要 であ 井 戸 新 設 箇 所 の 用 地 買 収 が 必 要 になり 地 元 への 説 明 や 調 整 も 必 要 であ ため 池 新 設 箇 所 の 用 地 買 収 が 必 要 になり 地 元 への 説 明 や 調 整 も 必 要 であ 5 地 域 社 会 への 影 響 2 地 域 振 興 に 対 してどのような 効 果 があるか ダム 貯 水 池 や 周 辺 の 利 活 用 が 期 待 され ダム 貯 水 池 や 周 辺 の 利 活 用 が 期 待 され 地 域 振 興 への 効 果 は 期 待 できない 地 域 振 興 への 効 果 は 期 待 できない 3 地 域 間 の 利 害 の 衡 平 への 配 慮 がなされているか ダム 事 業 における 下 流 受 益 地 に 対 して 建 設 地 の 用 地 買 収 や 家 屋 移 転 補 償 には 一 定 の 配 慮 が 必 要 であるが 地 域 間 の 衡 平 に 配 慮 した 生 活 再 建 対 策 を 実 施 す ダム 事 業 における 下 流 受 益 地 に 対 して 建 設 地 の 用 地 買 収 や 家 屋 移 転 補 償 には 一 定 の 配 慮 が 必 要 であるが 地 域 間 の 衡 平 に 配 慮 した 生 活 再 建 対 策 を 実 施 す 地 域 間 の 不 衡 平 は 生 じない 地 域 間 の 不 衡 平 は 生 じない 1 水 環 境 に 対 してどのような 影 響 があるか ダムにより 渇 水 時 に 流 水 の 補 給 が 可 能 となり 渇 水 時 の 流 況 や 既 得 かんがい 用 水 の 安 全 度 が 改 善 す 下 流 の 河 川 水 環 境 を 事 前 評 価 し 選 択 取 水 設 備 等 適 切 な 設 備 を 設 置 することとな 一 般 に ダム 本 体 工 事 中 に 発 生 する 濁 水 については 濁 水 処 理 プラントにより 処 理 するため 影 響 は 回 避 低 減 でき ダムにより 渇 水 時 に 流 水 の 補 給 が 可 能 となり 渇 水 時 の 流 況 や 既 得 かんがい 用 水 の 安 全 度 が 改 善 す 下 流 の 河 川 水 環 境 を 事 前 評 価 し 選 択 取 水 設 備 等 適 切 な 設 備 を 設 置 することとな 一 般 に ダム 本 体 工 事 中 に 発 生 する 濁 水 については 濁 水 処 理 プラントにより 処 理 するため 影 響 は 回 避 低 減 でき 近 傍 井 戸 では 水 量 減 少 の 実 績 があり また 井 戸 の 新 設 は 他 の 水 脈 に 影 響 を 与 える 可 能 性 もあ 大 きな 影 響 は 生 じない 2 地 下 水 位 地 盤 沈 下 や 地 下 水 の 塩 水 化 にどのような 影 響 が あるか ダムサイトで 基 礎 処 理 を 行 うため 地 下 水 位 が 変 化 する 恐 れがあるが 周 辺 の 住 居 は 移 転 されることから 影 響 は 想 定 されない ダムサイトで 基 礎 処 理 を 行 うため 地 下 水 位 が 変 化 する 恐 れがあるが 周 辺 の 住 居 は 移 転 されることから 影 響 は 想 定 されない 取 水 に 伴 い 周 辺 の 地 下 水 位 の 低 下 や 地 盤 沈 下 の 可 能 性 があ 新 設 に 伴 う 掘 削 により 地 下 水 位 の 低 下 の 可 能 性 があ 土 地 の 改 変 面 積 = 不 特 定 分 9ha 土 地 の 改 変 面 積 =12ha 6 環 境 への 影 響 3 生 物 の 多 様 性 の 確 保 及 び 流 域 の 自 然 環 境 全 体 にどのような 影 響 があるか 今 後 の 調 査 設 計 施 工 において 動 物 植 物 生 態 系 な ど 自 然 環 境 への 影 響 の 回 避 軽 減 を 行 うことで 対 応 可 能 と 考 えてい 今 後 の 調 査 設 計 施 工 において 動 物 植 物 生 態 系 な ど 自 然 環 境 への 影 響 の 回 避 軽 減 を 行 うことで 対 応 可 能 と 考 えてい 井 戸 の 新 設 が 必 要 であるが 自 然 環 境 に 大 きな 影 響 は 与 えない 今 後 の 調 査 設 計 施 工 において 動 物 植 物 生 態 系 な ど 自 然 環 境 への 影 響 の 回 避 軽 減 を 行 うことが 必 要 であ 4 土 砂 流 動 がどう 変 化 し 下 流 河 川 海 岸 にどのように 影 響 する か ダムにより 年 平 均 で2,2m3/ 年 の 土 砂 を 捕 捉 すると 想 定 していることから 供 給 土 砂 量 の 減 少 に 伴 う 下 流 河 道 へ の 影 響 ( 河 床 材 料 の 粒 度 分 布 河 床 変 化 等 )を 与 える 可 能 性 があ ダムにより 年 平 均 で2,2m3/ 年 の 土 砂 を 捕 捉 すると 想 定 していることから 供 給 土 砂 量 の 減 少 に 伴 う 下 流 河 道 へ の 影 響 ( 河 床 材 料 の 粒 度 分 布 河 床 変 化 等 )を 与 える 可 能 性 があ 現 在 の 土 砂 流 動 に 変 化 を 与 えない 現 在 の 土 砂 流 動 に 変 化 を 与 えない 5 景 観 人 と 自 然 との 豊 かな 触 れ 合 いにどのような 影 響 がある か 新 たなコンクリート 構 造 物 が 出 現 し 景 観 を 阻 害 する 可 能 性 がある 一 方 で ダムのある 景 観 が 形 成 され ダム 湖 が 整 備 されるため 新 たな 景 観 が 形 成 され ダム 貯 水 池 や 周 辺 の 利 活 用 が 期 待 され 新 たなコンクリート 構 造 物 が 出 現 し 景 観 を 阻 害 する 可 能 性 がある 一 方 で ダムのある 景 観 が 形 成 され ダム 湖 が 整 備 されるため 新 たな 景 観 が 形 成 され ダム 貯 水 池 や 周 辺 の 利 活 用 が 期 待 され 影 響 を 与 える 要 素 はない ため 池 により 自 然 の 景 観 を 低 下 させる 6CO2 排 出 負 荷 はどう 変 わるか ダム 建 設 前 後 において 排 出 負 荷 の 変 化 は 極 めて 小 さいと 判 断 され 他 の 案 と 比 較 して 大 きく 劣 るものではない ダム 建 設 前 後 において 排 出 負 荷 の 変 化 は 極 めて 小 さいと 判 断 され 他 の 案 と 比 較 して 大 きく 劣 るものではない ポンプアップが 必 要 になり CO2 排 出 負 荷 が 増 大 す ポンプアップが 必 要 になり CO2 排 出 負 荷 が 増 大 す 7その 他 特 になし 特 になし 特 になし 特 になし - 17 -

5 川 内 沢 ダムの 総 合 的 な 評 価 治 水 対 策 については コスト 及 び 実 現 性 の 点 からダム 案 が 最 も 優 位 となった 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 )についても 利 水 者 への 意 見 照 会 の 結 果 も 踏 まえて 評 価 したところ コストの 点 からダム 案 が 最 も 優 位 となった 以 上 より 治 水 対 策 利 水 対 策 ( 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 の 対 策 ) 両 面 で ダム 案 が 優 位 であ 6 関 係 者 の 意 見 等 6.1 関 係 地 方 公 共 団 体 からなる 検 討 の 場 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 の 関 係 地 方 公 共 団 体 からなる 検 討 の 場 は 関 係 地 方 公 共 団 体 の 長 に 加 え 学 識 経 験 を 有 する 者 からの 構 成 ( 表 6.1)とし 計 3 回 公 開 審 議 を 行 い ダム 案 の 妥 当 性 及 び 優 位 性 が 確 認 された 表 - 6.1 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 の 関 係 地 方 公 共 団 体 からなる 検 討 の 場 委 員 一 覧 区 分 役 職 氏 名 関 係 地 方 公 共 団 体 名 取 市 長 岩 沼 市 長 佐 々 木 一 十 郎 井 口 經 明 学 識 者 東 北 大 学 災 害 科 学 国 際 研 究 所 教 授 ( 増 田 川 圏 域 河 川 整 備 学 識 者 懇 談 会 座 長 ) 東 北 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 教 授 ( 増 田 川 圏 域 河 川 整 備 学 識 者 懇 談 会 副 座 長 ) 真 野 明 田 中 仁 検 討 主 体 宮 城 県 知 事 村 井 嘉 浩 表 - 6.2 検 討 の 場 の 議 事 内 容 開 催 日 場 所 第 1 回 検 討 の 場 H24.3.29( 木 ) 名 取 市 役 所 大 会 議 室 第 2 回 検 討 の 場 H24.5.25( 金 ) 岩 沼 市 役 所 大 会 議 室 第 3 回 検 討 の 場 H24.8.3( 金 ) 宮 城 県 行 政 庁 舎 第 一 会 議 室 議 事 内 容 1 規 約 ( 案 )について( 非 公 開 議 事 ) 2 公 開 方 法 について( 非 公 開 議 事 ) 3 検 討 手 順 の 概 要 ( 案 )について 4 流 域 及 び 河 川 の 概 要 について 5 川 内 沢 ダムの 概 要 について 6 複 数 の 治 水 利 水 対 策 の 立 案 について 1 検 討 手 順 の 概 要 ( 案 )について 2ダム 事 業 等 の 点 検 について 3 複 数 の 治 水 対 策 案 の 立 案 ( 組 合 せ) 4 概 略 評 価 による 治 水 対 策 案 の 抽 出 5 複 数 の 利 水 対 策 案 の 立 案 6 概 略 評 価 による 利 水 対 策 案 の 抽 出 7 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 の 検 証 に 係 る 検 討 に 関 する 御 意 見 募 集 について( 案 ) 1 検 討 手 順 の 概 要 について 2 第 2 回 検 討 の 場 意 見 と 対 応 方 針 3 治 水 利 水 対 策 案 の 目 的 別 の 総 合 評 価 について 4 川 内 沢 ダムの 総 合 的 な 評 価 について 5 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 の 検 証 に 係 る 検 討 に 関 する 御 意 見 募 集 について( 案 ) 本 検 討 の 場 の 利 水 対 策 は 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 に 係 る 対 策 を 指 す 検 討 の 場 における 主 な 意 見 一 日 でも 早 くダム 事 業 にとりかかっていただきたい 地 球 温 暖 化 や 自 然 災 害 過 去 に 仙 台 空 港 が 浸 水 したことを 踏 まえ 1 日 でも 早 い 対 応 が 必 要 であり 遊 水 地 では 広 大 な 農 地 がつぶれることなどを 踏 まえ ダム 案 以 外 に 対 策 案 は ない 地 元 の 思 いとしては 1 日 でも 早 く 計 画 どおりダム 建 設 を 実 施 していただきたい - 18 -

6.2 検 討 主 体 による 意 見 聴 取 (1)パブリックコメント 検 証 に 係 る 検 討 の 主 要 な 段 階 において 計 2 回 実 施 し 広 く 県 民 からの 意 見 を 募 集 した 第 1 回 H24.5.28~6.27(その 他 の 案 や 概 略 評 価 について) 意 見 提 言 なし 第 2 回 H24.8.6~8.2( 総 合 評 価 について) 意 見 提 言 12 件 第 2 回 パブリックコメントでは 12 件 の 意 見 提 言 があった 概 ねダム 案 が 妥 当 との 意 見 提 言 であり それらに 対 する 宮 城 県 の 考 え 方 について 検 討 の 場 の 構 成 員 学 識 経 験 者 に 説 明 を 行 い 8/29 に 学 識 経 験 者 2 名 8/3 に 名 取 岩 沼 両 市 長 から 問 題 なしとの 回 答 を 得 た (2) 学 識 者 ( 増 田 川 圏 域 河 川 整 備 懇 談 会 )への 意 見 聴 取 検 討 の 場 の 学 識 経 験 者 2 名 を 除 く 増 田 川 圏 域 河 川 整 備 懇 談 会 の 学 識 経 験 者 4 名 に 対 し 意 見 聴 取 を 行 った ダム 案 が 妥 当 で 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえた 早 急 な 整 備 が 必 要 である 地 球 温 暖 化 などの 事 象 を 踏 まえると 今 後 更 に 重 要 性 が 高 まるなどの 回 答 を 得 てい 表 - 6.5 学 識 経 験 者 一 覧 表 - 6.3 第 1 回 パブリックコメントの 募 集 概 要 意 見 募 集 期 間 H24.5.28( 月 )~6.27( 水 ) 1インターネットによる 閲 覧 宮 城 県 土 木 部 河 川 課 ホームページ 2 資 料 の 閲 覧 ( 宮 城 県 ) 宮 城 県 土 木 部 河 川 課 (ダム 整 備 班 ) 宮 城 県 県 政 情 報 センター 公 表 方 法 各 地 方 振 興 事 務 所 県 政 情 報 コーナー( 仙 台 地 方 振 興 事 務 所 は 除 く) 仙 台 土 木 事 務 所 ( 河 川 砂 防 第 一 班 ) 仙 台 地 方 ダム 総 合 事 務 所 ( 管 理 建 設 第 二 班 ) 3 資 料 の 閲 覧 ( 市 役 所 ) 岩 沼 市 役 所 ( 建 設 部 土 木 課 ) 名 取 市 役 所 ( 建 設 部 土 木 課 市 民 ホール) 提 出 方 法 郵 送 FAX 電 子 メール 1 今 回 立 案 した 複 数 の 治 水 利 水 の 対 策 案 以 外 の 具 体 的 対 策 案 の 提 案 意 見 募 集 内 容 2 今 回 提 案 した 複 数 の 治 水 利 水 の 対 策 案 に 係 る 概 略 評 価 及 び 抽 出 に 対 する 意 見 提 出 意 見 件 意 見 聴 取 日 H24.8.14( 火 ) 特 定 非 営 利 活 動 法 人 水 環 境 ネット 東 北 専 務 理 事 H24.8.17( 金 ) 日 本 ビオトープ 管 理 士 会 理 事 ( 東 北 緑 化 環 境 保 全 株 式 会 社 ) H24.8.22( 水 ) 宮 城 大 学 食 産 業 学 部 理 事 兼 教 授 学 識 者 一 覧 H24.8.22( 水 ) 尚 絅 学 院 大 学 総 合 人 間 科 学 部 生 活 環 境 学 科 学 科 長 表 - 6.6 意 見 聴 取 結 果 概 要 高 橋 万 里 子 大 山 弘 子 加 藤 徹 阿 留 多 伎 眞 人 表 - 6.4 第 2 回 パブリックコメントの 募 集 概 要 主 な 意 見 提 言 意 見 募 集 期 間 H24.8.6( 月 )~8.2( 月 ) 1インターネットによる 閲 覧 宮 城 県 土 木 部 河 川 課 ホームページ 公 表 方 法 提 出 方 法 意 見 募 集 内 容 提 出 意 見 主 な 意 見 提 言 2 資 料 の 閲 覧 ( 宮 城 県 ) 宮 城 県 土 木 部 河 川 課 (ダム 整 備 班 ) 宮 城 県 県 政 情 報 センター 各 地 方 振 興 事 務 所 県 政 情 報 コーナー( 仙 台 地 方 振 興 事 務 所 は 除 く) 仙 台 土 木 事 務 所 ( 河 川 砂 防 第 一 班 ) 仙 台 地 方 ダム 総 合 事 務 所 ( 管 理 建 設 第 二 班 ) 3 資 料 の 閲 覧 ( 市 役 所 ) 岩 沼 市 役 所 ( 建 設 部 土 木 課 ) 名 取 市 役 所 ( 建 設 部 土 木 課 市 民 ホール) 郵 送 FAX 電 子 メール 1 今 回 提 案 した 治 水 利 水 の 対 策 案 に 係 る 総 合 評 価 に 対 する 意 見 12 件 1 遊 水 地 案 は 土 地 の 流 失 が 拡 大 し 農 業 者 への 影 響 が 大 きい ダム 案 は 最 良 であり 実 現 を 望 む 2 震 災 の 状 況 を 踏 まえると 早 急 なダム 建 設 及 びダムに よる 洪 水 調 節 が 必 要 であ 3 渇 水 時 の 流 水 の 補 給 や 既 得 かんがい 用 水 の 安 全 度 を 改 善 させるなど ダム 案 が 最 も 優 れた 対 策 であ 4 流 域 の 状 況 を 考 慮 すると ダム 案 が 妥 当 であり 遊 水 地 案 は 住 民 に 及 ぼす 影 響 が 大 きすぎ 第 1 回 パブリックコメントで 意 見 提 言 がなかったことから 広 報 ツール( 関 係 市 の 広 報 ラジオ 新 聞 など)を 拡 大 し 幅 広 く 広 報 活 動 を 実 施 した 県 の 対 応 方 針 震 災 の 状 況 や 利 水 状 況 等 を 踏 まえ 治 水 利 水 対 策 の 効 果 を 早 期 に 発 現 させることが 重 要 で あるため ダム 事 業 を 計 画 的 に 実 施 できるよう 今 後 も 努 めてま いります 意 見 聴 取 結 果 概 要 1ダム 案 を 選 定 したことは 妥 当 と 考 えられ 震 災 の 状 況 を 踏 まえると 早 急 な 整 備 が 必 要 であ 2 地 球 温 暖 化 などの 事 象 を 踏 まえると 水 を 貯 留 する 施 設 の 重 要 性 は 今 後 更 に 高 まることが 予 想 されるので その 点 からもダム 案 を 最 良 とした 判 断 は 妥 当 と 考 えられ 3 概 略 評 価 及 び 総 合 評 価 においては 恣 意 的 な 偏 りもみられず ダム 案 を 選 定 したこ とは 妥 当 と 考 えられ 4 都 市 計 画 の 観 点 からも 下 流 市 街 地 を 守 る 治 水 対 策 を 山 間 部 で 確 実 に 行 うことは 適 切 と 考 えられ - 19 -

(3) 宮 城 県 行 政 評 価 委 員 会 公 共 事 業 評 価 部 会 関 係 地 方 公 共 団 体 からなる 検 討 の 場 において 最 も 優 位 と 評 価 された ダム 案 について 宮 城 県 行 政 評 価 委 員 会 に 諮 問 し 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 については 事 業 継 続 とした 県 の 評 価 を 妥 当 とする 事 業 との 答 申 を 得 た 第 1 回 平 成 24 年 9 月 12 日 ( 諮 問 審 議 ) 県 民 からの 意 見 募 集 平 成 24 年 9 月 12 日 ~1 月 11 日 第 2 回 平 成 24 年 1 月 18 日 ( 審 議 答 申 とりまとめ) 答 申 平 成 24 年 11 月 7 日 表 - 6.7 公 共 事 業 評 価 部 会 委 員 等 一 覧 1 宮 城 県 行 政 評 価 委 員 会 公 共 事 業 評 価 部 会 氏 名 所 属 役 職 等 備 考 林 山 泰 久 東 北 大 学 大 学 院 経 済 学 研 究 科 教 授 部 会 長 橋 本 潤 子 橋 本 潤 子 公 認 会 計 士 事 務 所 代 表 副 部 会 長 伊 藤 恵 子 株 式 会 社 はなやか 代 表 取 締 役 小 野 寺 敏 一 宮 城 県 漁 業 協 同 組 合 志 津 川 支 所 総 代 風 間 聡 東 北 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 教 授 河 野 達 仁 東 北 大 学 大 学 院 情 報 科 学 研 究 科 准 教 授 千 葉 克 己 宮 城 大 学 食 産 業 学 部 講 師 宮 原 育 子 宮 城 大 学 事 業 構 想 学 部 教 授 両 角 和 夫 東 北 大 学 名 誉 教 授 山 本 信 次 岩 手 大 学 大 学 院 連 合 農 学 研 究 科 准 教 授 ( 部 会 長 副 部 会 長 を 除 き 五 十 音 順 ) 表 - 6.8 公 共 事 業 評 価 部 会 議 事 内 容 開 催 日 場 所 平 成 24 年 度 第 1 回 H24.9.12( 水 ) 宮 城 県 行 政 庁 舎 4 階 特 別 会 議 室 1 平 成 24 年 度 公 共 事 業 再 評 価 について 議 事 内 容 2 平 成 24 年 度 公 共 事 業 再 評 価 対 象 事 業 の 審 議 について 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 1 県 民 意 見 の 提 出 状 況 について 平 成 24 年 度 第 2 回 H24.1.18( 木 ) 宮 城 県 行 政 庁 舎 4 階 特 別 会 議 室 2 平 成 24 年 度 公 共 事 業 再 評 価 対 象 事 業 の 審 議 について 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 3 平 成 24 年 度 公 共 事 業 再 評 価 に 係 る 答 申 案 について 4 現 地 調 査 について ( 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 の 答 申 スケジュールや 他 事 業 の 現 地 調 査 含 む) 7 対 応 方 針 宮 城 県 では ダム 事 業 の 検 証 に 係 る 検 討 に 関 する 再 評 価 実 施 要 領 細 目 に 基 づき 検 討 した 結 果 川 内 沢 ダム 建 設 事 業 を 継 続 実 施 する 対 応 方 針 を 決 定 した - 2 -