るようにする 楽 曲 に 合 わせて 体 を 動 かすことを 通 して 楽 曲 の 気 分 を 感 じたり 歌 詞 が 表 す 情 景 を 想 像 したりし て 虫 の 様 子 や 擬 声 語 の 感 じから 歌 い 方 の 工 夫 を 考 えた また 歌 詞 に 登 場 する5 匹 の 虫 をグル



Similar documents
問題解決能力等の調査(小学校)

(3) 研 究 副 主 題 について 豊 かな 読 解 力 を 育 てるためには 友 だちとの 学 び 合 いが 不 可 欠 である 友 だちと 読 みを 交 流 することで 自 分 の 読 みの 深 さや 浅 さを 実 感 したり 自 分 とは 違 った 読 みに 出 会 う 中 で 読 みの 幅

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

研究職員会資料

<4D F736F F D A778F4B8E7793B188C45F8FAC81458ED089EF816A8DD593632E646F63>

国 語 算 数 外 国 語 活 動 リズムを 感 じ 取 りながら 発 声 の 仕 方 に 気 をつけて 音 読 や 群 読 を 楽 しく 行 うことができる 漢 字 の 部 首 を 理 解 することが できる 整 数 の 加 法 減 法 乗 法 の 計 算 についての 理 解 を 深 め 確 実

/ 5 ページ 身 近 な 普 通 名 詞 を 覚 えさせ 絵 カードや 言 葉 絵 本 などを 使 い 身 近 な 生 活 に 関 わる 固 有 名 詞 をマッチングさせ 集 合 名 詞 の 概 念 を 身 に 付 けさせ 普 通 名 詞 の 絵 カードや 字 単 語 カードを 見 本 に 従 っ

2 次 は 自 分 の 製 作 計 画 に 従 って 製 作 を 進 める 縫 い 方 はミシン 縫 いを 基 本 と 必 要 に 応 じて 手 縫 いでもよいこととする 上 糸 や 下 糸 のかけ 方 や 返 縫 いの 仕 方 等 の 既 習 事 項 を 想 起 できるよ 掲 示 資 料 を 用

積 極 的 な 児 童 の 発 想 や 活 動 を 引 き 出 していきたい 共 通 事 項 の 視 点 自 分 の 感 覚 や 活 動 を 通 し て 形 や 色 組 合 せ な ど の 感 じ を と ら え る こ と 形 や 色 などの 感 じを 基 に 自 分 のイメージをもつこと 4 テ

Taro-指導案(修正版)

小学校第5学年家庭科学習指導案

Microsoft PowerPoint - ホームページ 表紙 藤山

Taro-研究構想.jtd

PowerPoint プレゼンテーション

「子どもが自ら学ぼうとする力の育成」―自分の思いを伝える子・高めあう子をめざして

1 年 女 子 保 健 体 育 生 徒 は 主 体 的 に 授 業 に 取 り 組 んでいる しかし 周 りが 動 かないと 動 けない 場 面 が 見 られる 体 育 係 が 声 掛 けをしているが 今 後 は 体 育 係 の 声 掛 けがなくても 動 けるようにしていく 運 動 が 苦 手 な

< F2D8E518D6C B83678C8B89CA >

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

個王座授業事例集(高英語)

学校安全の推進に関する計画の取組事例

< F2D8CA48B B837D914F95B F E6A7464>

をメモ 書 きし それを 見 て 教 師 に 話 したり 質 問 に 答 えたりできる 4. 単 元 指 導 計 画 (8 時 間 ) 段 階 配 時 目 標 活 動 と 内 容 教 師 の 手 立 て 話 をするときは6 1 教 師 のある 日 の 体 験 につい *6 要 素 が 大 切 である

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

保 護 者 のみなさまへ エビングハウスの 忘 却 曲 線 というものがあります 一 度 学 習 して 覚 えたこと でも 1 時 間 後 には 56% 忘 れ 1 日 たつと 74% 忘 れてしまうというものです 学 校 で 習 ったときにわかったつもりでも 1 日 たつと4 分 の1しか 覚 え

とにして, 新 美 南 吉 記 念 館 を 訪 れるお 客 さんに 対 して 館 内 をボランティアとして 案 内 したり, 南 吉 ゆ かりの 地 を 訪 れる 観 光 客 に 案 内 ボランティアとして 活 動 したりする 新 美 南 吉 案 内 人 を 目 指 す 3 研 究 の 実 践 6

PTA

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

(3) 小 単 元 の 指 導 と 評 価 の 計 画 小 単 元 第 11 章 税 のあらまし の 指 導 と 評 価 の 計 画 ( 四 次 確 定 申 告 制 度 抜 粋 ) 関 心 意 欲 態 度 思 考 判 断 技 能 表 現 知 識 理 解 小 単 元 の 評 価 規 準 税 に 関 す

1. 実 施 内 容 (1) 研 修 体 制 の 概 要 2 大 阪 府 教 育 庁 大 阪 府 教 育 センター 進 捗 管 理 研 修 の 委 託 進 捗 管 理 連 携 協 力 進 捗 報 告 民 間 業 者 ( 外 部 機 関 ) 市 町 村 教 育 委 員 会 府 立 高 等 学 校 研

Microsoft Word - h17houtoku.doc

設 問 4(5) 主 として 知 識 に 関 する 問 題 地 球 自 然 事 象 についての 知 識 理 解 ( 短 答 式 ) (6) 主 として 活 用 に 関 する 問 題 地 球 科 学 的 な 思 考 表 現 ( 選 択 式 ) 水 が 水 蒸 気 になる 現 象 について 科 学 的

子 どもたちのバランスのよい 育 ちを 目 指 して 今 回 の 調 査 では 世 帯 年 収 が 減 って 家 計 の 厳 しさが 増 すなかで 保 護 者 が 子 どもたちの の 費 用 を 減 らしている 実 態 が 明 らかになりました 教 育 費 に 対 して 重 い 負 担 感 を 感

●幼児教育振興法案

主要生活道路について

3 学 習 指 導 計 画 評 価 規 準 ( 全 時 間 ) 過 程 つ む 配 時 ( 4 組 本 時 ) 主 学 習 活 動 ( 見 通 活 動 見 直 活 動 ) 評 価 規 準 1 将 来 職 業 つ 夢 つ 話 合 2 単 元 名, 今 学 習 身 つ 読 方 使 読, 伝,

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF332E8EA98CC8955D89BF82CC95FB C982C282A282C BD90AC F944E93788EC08E7B95AA814191E C5816A2E707074>

中高の英語指導の実態と 教員の意識 ―「中高の英語指導に関する実態調査2015」 ―

<4D F736F F D2082D782C282D782C282C92C82A282C182B582E582C92E646F6378>

資料3 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の明確化について(仮案・調整中)


0605調査用紙(公民)

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

マーケティングに 要 する 経 費 技 術 指 導 受 入 れに 要 する 経 費

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

Microsoft Word - A6001A.doc

Taro-学校だより学力調査号.jtd

世 羅 町 立 世 羅 中 学 校 下 森 憲 治 神 田 明 埜 上 千 幸 金 子 哲 菅 隆 幸 土 生 秀 子 前 由 紀 恵 世 羅 町 立 世 羅 西 中 学 校 佐 伯 邦 章 藤 原 康 治 宮 岡 英 明 湯 浅 裕 子 川 﨑 とも 子 (3) 研 究 テーマ 生 徒 の 思 考

ステップ2 日 中 の 高 校 の 異 同 自 分 の 学 校 の 魅 力 に 関 するプレゼンテーション 中 国 ルーツの 生 徒 には 日 本 の 高 校 に 来 て どんな 事 に 驚 いたのかまた 興 味 をもったのかパワーポイントにまとめ 発 表 して もらう また 日 本 人 生 徒 は

しかし 生 徒 の 多 くは 税 は 自 分 たちの 生 活 に 必 要 なもの とは 思 って いません まずはそのネガティブなイメージを 払 拭 して 税 は 自 分 たちのために あり 自 分 たちで 支 えていくもの ということを 理 解 してもらいましょ う 税 金 の 身 近 な 使 途

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

<4D F736F F F696E74202D208ED089EF959F8E F958B5A8F70985F315F91E630338D752E B8CDD8AB B83685D>

確 認 読 み 段 階 では まず 接 続 語 や 末 表 現 に 着 眼 したり と つながり 考 えたりしな がら 章 構 成 つかむ そして 構 成 分 析 視 点 基 に 吟 味 が 必 要 な 点 出 し 合 いながら 課 題 設 定 する こように 児 童 が 章 構 成 捉 えた 上

< F2D8CA48B8694AD955C89EF8CB48D658DC58F4994C5328C8E3231>

<8D754191E EC08E7B95F18D908F C18C A2E786C73>

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

3 調 査 対 象 光 市 立 第 6 年 児 童 光 市 立 第 3 年 生 徒 抽 出 2 3 希 望 利 用 9 2 ( 抽 出 以 外 の 全 ての ) 4 調 査 内 容 1 教 科 に 関 する 調 査 ( 国 語 算 数 数 ) 問 題 A 主 として 知 識 に 関 する 問 題 問

Microsoft Word - 09-  研究計画 シラバス 英語科

<4D F736F F D20826E CC82C282C882AC C8E A8DC58F498C8892E894C52E646F63>


<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

小学校理科の観察,実験の手引き 第3学年B(3) 太陽と地面の様子

本 校 の 沿 革 昭 和 21 年 昭 和 49 年 昭 和 54 年 昭 和 60 年 平 成 9 年 平 成 11 年 平 成 18 年 北 海 道 庁 立 農 業 講 習 所 として 発 足 北 海 道 立 農 業 大 学 校 に 改 組 修 業 年 限 を1 年 制 から2 年 制 に 改

34 県 立 鶴 岡 工 業 高 等 校 ( 全 日 制 ) 工 業 科 ( 機 械 科 電 気 電 子 科 情 報 通 信 科 建 築 科 環 境 化 科 ) 次 のいずれかに 該 当 する 1 文 化 的 活 動 や 体 育 的 活 動 において 地 区 大 会 を 経 て 県 大 会 に 出

所 への 避 難, 特 に 揺 れがおさまったら, 何 はさておき 高 台 へ 逃 げることなどが 意 識 され,すばや く 避 難 行 動 ができるようになってきている しかし, 告 知 無 しの 避 難 訓 練 や 教 室 以 外 の 場 所 から の 避 難 行 動 については,とまどう 児

社会科学習指導略案

<4D F736F F D CF6955C95B C8E DA8E9F B95B6816A2E646F63>

Microsoft Word - xls_SW2_01_C.doc

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「やまなし」

第1学年1組 理科学習指導案

Microsoft Word - H21高原町教育研究所 研究紀要 _修正済み_.doc

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

2. 研 修 体 系 (1) 段 階 的 にスキルアップを 図 る 研 修 指 す 支 援 者 像 に 向 けて 三 つの 段 階 を 設 定 障 害 者 ケアマネジメントの 基 本 的 な 理 念 や 概 念 を 理 解 するこ と 障 害 者 本 人 のニーズを 的 確 に 把 握 するためのア

??P019?098

スポーツとクオリ ティオブライフ(QOL) スポーツとクオリティオブライフ(QOL 生 活 の 質 )がどのように 関 係 しているか 生 徒 の 実 情 を 踏 まえつつ 考 察 を 深 める 授 業 において 把 握 した 到 達 度 把 握 した 到 達 度 5 スポーツと 企 業 との 関

スライド 1

第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

配布用 9.21柏講座as of 9.15 のコピー.pptx

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

第6学年理科学習指導案

( 教 育 職 員 免 許 状 の 取 得 ) 第 9 条 教 育 職 員 免 許 状 ( 幼 稚 園 教 諭 二 種 免 許 状 )を 取 得 しようとする 者 は 教 育 職 員 免 許 法 に 基 づき 別 表 2に 掲 げる を 修 得 しなければならない 2 教 育 職 員 免 許 状 の

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

様 式 5 平 成 28 年 度 NOSAI 夏 期 臨 床 実 習 事 前 アンケート * 申 込 をした 方 に を 付 けてください スタンダード 編 ステップアップ 編 氏 名 所 属 大 学 学 年 1. NOSAI 夏 期 臨 床 実 習 への 参 加 を 希 望 する 理 由 動 機

「実習」学習指導案

幼 児 教 保 全 般 に 関 する 調 査 研 究 () 幼 児 教 センター を 拠 点 した 多 様 な 幼 児 教 保 推 進 現 状 課 題 整 理 幼 児 教 や に 関 する 研 究 結 果 等 情 報 収 集 や 必 要 に 応 じ 調 査 る も を 環 み 充 実 地 施 策 ね

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

1.みらいくのモデル 授 業 の 流 れ 中 学 校 の 授 業 で 使 用 する 場 合 一 般 的 な 時 間 は 50 分 です 授 業 時 間 は 必 ず 厳 守 してくだ さい 導 入 <5 分 > 自 己 紹 介 及 び 趣 旨 説 明 判 断 フロー 学 習 (PPT 資 料 参 照

Taro-第1学年 数学科学習指導案.

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

2 本 校 の 読 解 力 のとらえ 方 読 解 力 とは, 文 章 を 読 んでその 意 味 を 理 解 し, 解 釈 する 力 ( 広 辞 苑 ) とある そこで 本 校 では, 読 解 力 を 文 章 を 読 み, 正 確 に 読 み 取 ったことをもとに, 経 験 や 体 験 を 踏 まえ

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

11年度事業報告1

Transcription:

群 教 セ G05-03 平 25.251 集 小 音 楽 思 いや 意 図 をもって 歌 唱 表 現 する 音 楽 科 指 導 の 工 夫 感 じ 取 った 楽 曲 の 気 分 を 伝 え 合 う 活 動 を 通 して 特 別 研 修 員 小 島 一 剛 Ⅰ 主 題 設 定 の 理 由 県 の 指 針 である はばたく 群 馬 の 指 導 プラン では 音 楽 科 で 伸 ばしたい 資 質 能 力 として 歌 詞 内 容 や 曲 想 を 基 に 表 現 を 工 夫 して 演 奏 すること が 掲 げられている 本 校 の 児 童 は 歌 唱 表 現 の 技 能 は おおむね 身 に 付 けている しかし 歌 詞 の 内 容 や 曲 想 を 基 に 表 現 を 工 夫 することが 苦 手 である 授 業 でも 強 弱 や 速 度 について 意 見 を 言 うことができても その 根 拠 を 歌 詞 の 内 容 や 曲 想 を 踏 まえて 説 明 で きる 児 童 は 少 ない これは 多 くの 児 童 が 歌 詞 の 内 容 や 曲 想 を 漠 然 ととらえていることや 歌 詞 の 内 容 や 曲 想 と 表 現 の 工 夫 を 分 けて 考 えていることに 課 題 があるためと 考 える そこで グループ 活 動 や 発 表 の 場 で 感 じ 取 った 曲 想 ( 低 学 年 用 表 記 楽 曲 の 気 分 )を 根 拠 に 表 現 の 工 夫 についての 意 見 を 伝 え 合 う 活 動 を 位 置 付 けることとした そして 歌 詞 の 内 容 や 楽 曲 の 気 分 を 具 体 的 にとらえることができるように 楽 曲 に 合 わせて 体 を 動 かす 活 動 を 取 り 入 れることで 児 童 一 人 一 人 が 思 いや 意 図 をもって 歌 唱 表 現 することができると 考 えた このような 考 えから 上 記 のとおり 主 題 を 設 定 した Ⅱ 研 究 内 容 1 研 究 構 想 図 思 いや 意 図 をもって 歌 唱 表 現 することができる 児 童 実 践 3 海 とおひさま 体 の 動 き 歌 詞 の 表 す 様 子 や 気 持 ちを 想 像 して 実 践 2 虫 のこえ 体 の 動 き 歌 詞 に 登 場 する 虫 になりきって 実 践 1 かくれんぼ 体 の 動 き 歌 詞 に 登 場 する 人 物 になりきって 伝 え 合 う 活 動 楽 曲 の 気 分 をつかむ 海 の 様 子 歌 詞 の 内 容 楽 曲 の 気 分 をつかむ 虫 の 様 子 擬 声 語 の 感 じ 楽 曲 の 気 分 をつかむ 遊 んでいる 様 子 子 どもの 気 持 ち 歌 唱 の 工 夫 強 弱 歌 声 の 感 じ 速 度 歌 唱 の 工 夫 強 弱 歌 声 の 感 じ 歌 唱 の 工 夫 強 弱 児 童 の 実 態 歌 詞 の 内 容 や 曲 想 を 基 に 工 夫 して 歌 唱 表 現 することが 苦 手 2 授 業 改 善 に 向 けた 手 だて 実 践 1では 題 材 音 のたかさに 気 をつけてうたおう ( 第 2 学 年 1 学 期 )において 感 じ 取 っ た 楽 曲 の 気 分 を 伝 え 合 う 活 動 を 位 置 付 けた かくれんぼをしている 様 子 を 体 の 動 きで 表 現 し この 教 材 の 要 素 である 強 弱 について 遊 んでいる 子 どもの 気 持 ちになって 工 夫 し 歌 唱 発 表 した 次 に 題 材 いろいろな 音 にしたしもう ( 第 2 学 年 2 学 期 )において 実 践 1の 手 だてを 踏 ま え 以 下 の 点 に 留 意 して 実 践 を 試 みた 実 践 2における 研 究 上 の 手 だて 歌 唱 発 表 を 通 じて 感 じ 取 った 楽 曲 の 気 分 を 伝 え 合 う 場 の 設 定 歌 詞 に 登 場 する 虫 になりきり 楽 曲 に 合 わせて 体 を 動 かしながら 歌 うようにする 歌 唱 発 表 するグループの 児 童 は 自 分 が 担 当 する 役 とその 声 から 感 じたことを 聴 くグループ に 伝 えるようにし 聴 くグループの 児 童 は よかったところを 歌 ったグループの 児 童 に 伝 え - 7 -

るようにする 楽 曲 に 合 わせて 体 を 動 かすことを 通 して 楽 曲 の 気 分 を 感 じたり 歌 詞 が 表 す 情 景 を 想 像 したりし て 虫 の 様 子 や 擬 声 語 の 感 じから 歌 い 方 の 工 夫 を 考 えた また 歌 詞 に 登 場 する5 匹 の 虫 をグルー プの 中 で 分 担 し この 教 材 の 要 素 である 強 弱 歌 声 の 感 じ を 中 心 に 相 談 して 歌 唱 発 表 すること ができた しかし 小 さい 声 で 歌 う などの 歌 い 方 を 先 に 決 めてしまい それに 合 った 虫 の 様 子 を 板 書 された 友 達 の 意 見 の 中 から 選 ぶなど 考 える 順 序 が 逆 になってしまう 児 童 も 見 られた そこで 題 材 ようすをおもいうかべよう ( 第 2 学 年 2 学 期 )では 次 のように 手 だてを 改 善 した 実 践 3における 研 究 上 の 手 だて グループで 歌 い 方 の 工 夫 を 考 える 際 に 感 じ 取 った 楽 曲 の 気 分 を 伝 え 合 い 歌 詞 の 表 す 様 子 を 踏 まえた 上 で 工 夫 したことを 歌 唱 表 現 するようにする 歌 詞 の 内 容 に 合 わせた 体 の 動 かし 方 をグループで 考 え 発 表 するようにする 児 童 一 人 一 人 が 感 じ 取 った 楽 曲 の 気 分 をワークシートに 記 入 し グループの 中 で 発 表 し 合 い グループで 表 現 する 歌 詞 の 表 す 様 子 と 歌 い 方 の 工 夫 をまとめるようにする 歌 唱 発 表 のあとには 聴 いていたグループの 児 童 がよかったところを 発 表 し 表 現 したかっ た 歌 詞 の 表 す 様 子 が 伝 わってきたか 歌 ったグループの 児 童 に 伝 えるようにする 児 童 一 人 一 人 が 歌 詞 の 表 す 様 子 を 踏 まえて 歌 い 方 を 工 夫 することがねらいとなる 実 践 2の 考 察 を 踏 まえ 最 初 に 音 楽 に 合 わせて 体 を 動 かす 活 動 を 通 して 歌 詞 の 表 す 様 子 を 具 体 化 し 児 童 一 人 一 人 がワークシートに 記 入 する 活 動 を 位 置 付 けた 次 に その 様 子 を 歌 唱 で 表 現 するために この 教 材 の 要 素 である 強 弱 歌 声 の 感 じ 速 度 の 三 つの 視 点 を 示 し 歌 詞 の 表 す 様 子 を 表 現 するた めの 工 夫 を 考 え グループで 意 見 交 換 し グループで 表 現 する 歌 詞 の 表 す 様 子 歌 唱 表 現 の 工 夫 をま とめた 児 童 は 一 人 一 人 が 歌 詞 の 表 す 様 子 を 考 えることができた また 歌 詞 の 表 す 様 子 を 踏 まえて 表 現 の 工 夫 を 考 え 歌 唱 表 現 することができた Ⅲ 研 究 のまとめ 1 成 果 楽 曲 に 合 わせて 体 を 動 かす 活 動 を 取 り 入 れたことで 楽 曲 の 気 分 を 感 じたり 歌 詞 が 表 す 様 子 を 具 体 的 に 考 えたりすることができ 表 現 したいことを 明 確 にもつことができた ワークシートを 活 用 することで 児 童 一 人 一 人 が 歌 詞 の 表 す 様 子 を 踏 まえて 歌 唱 表 現 の 工 夫 を 考 えることができ グループでの 練 習 や 発 表 の 場 でも 意 欲 的 に 表 現 することができた 工 夫 する 視 点 を 示 すことで 表 現 したいことと 歌 い 方 の 工 夫 を 関 連 付 けて 歌 唱 表 現 するこ とができた また 速 さ や 強 弱 などを 意 識 して 歌 うことで 歌 唱 技 能 の 幅 が 広 がった 歌 唱 発 表 する 前 に 工 夫 やその 理 由 を 発 表 することで 聴 く 児 童 に 聴 く 視 点 を 伝 えることができ その 視 点 に 沿 って 感 想 を 伝 えてもらうことができた 発 表 した 児 童 は 自 分 が 表 現 したかった 楽 曲 の 気 分 を 歌 唱 表 現 することができたと 実 感 できた 2 課 題 歌 詞 の 内 容 や 楽 曲 の 気 分 をとらえられても それにふさわしい 表 現 の 工 夫 に 迷 う 児 童 もいた 表 現 したいことを 歌 声 で 表 現 できるようにするためには 速 度 や 強 弱 などの 工 夫 をするとどのよ うな 効 果 があるのか その 関 係 をとらえさせる 活 動 が 必 要 である 3 提 言 歌 唱 表 現 する 学 習 においては 楽 曲 に 合 わせて 体 を 動 かす 活 動 を 取 り 入 れるなどして 児 童 一 人 一 人 に 歌 詞 が 表 す 情 景 や 様 子 を 具 体 的 に 想 像 させ グループでの 練 習 や 歌 唱 発 表 の 場 でお 互 い の 意 見 を 伝 え 合 う 場 を 設 定 すると 歌 詞 の 内 容 や 楽 曲 の 気 分 と 表 現 の 工 夫 を 関 連 付 けてとらえ 思 いや 意 図 をもって 歌 唱 表 現 することができる - 8 -

Ⅳ 実 践 及 び 改 善 の 実 際 実 践 2 1 題 材 名 いろいろな 音 にしたしもう ( 第 2 学 年 2 学 期 ) 教 材 名 虫 のこえ 2 本 題 材 及 び 本 時 について 本 題 材 は 楽 器 や 身 の 回 りにある 物 から 出 る さまざまな 音 や 音 色 の 違 いをとらえて 表 現 の 仕 方 を 工 夫 することができるようにするものである 本 時 は 全 9 時 間 計 画 の 第 1 時 にあたり 歌 詞 に 登 場 するそれぞれの 虫 の 鳴 き 声 の 違 いを 感 じて 声 の 出 し 方 を 工 夫 して 歌 うことがねらいとなる 本 時 の 研 究 上 の 手 だてを 次 のように 具 体 化 した 3 授 業 の 実 際 導 入 において 歌 詞 に 登 場 する 虫 の 名 前 と 鳴 き 声 を 色 分 けした 歌 詞 を 拡 大 したもの( 図 1)を 提 示 した 歌 詞 に 登 場 する 虫 を 紹 介 し 実 際 の 虫 の 鳴 き 声 を 録 音 したものをクイズ 形 式 で 聴 かせ 虫 の 鳴 き 声 に 対 して 興 味 関 心 をもたせるとともに 鳴 き 声 が 同 じではな いことを 確 認 した そこで 本 時 のめあてを 虫 のなき ごえのちがいをかんじながらうたおう とした そして 実 際 の 虫 の 鳴 き 声 を 聴 いていたときに 児 童 の 一 人 がしていた 動 作 を 取 り 上 げ 楽 曲 に 合 わせた 体 の 動 かし 方 を 児 童 に 投 げかけた 図 1 虫 のこえ 歌 詞 を 拡 大 したもの 楽 曲 に 合 わせて 体 を 動 かしながら 歌 う 活 動 の 様 子 T: 体 を 動 かしながら 歌 ってみましょう さっき 虫 の 鳴 き 声 を 聴 いていたとき 手 を 耳 に 当 てて 聴 いていた 人 がいました 自 然 の 中 で 聞 こえてくる 虫 の 声 は 大 きい 声 ですか 小 さ い 声 ですか S1: 小 さい 声! T:そうだね 小 さい 声 をよく 聴 くために 手 を 耳 に 当 てていたんだね そこで 歌 の 中 で 虫 の 声 が 出 てきたときには 手 を 耳 に 当 てて 歌 ってみ ましょう( 図 2) 次 に あきのよながをなきとおす ああおも しろい 虫 のこえ のところに 動 きを 付 けてみま しょう おもしろいと 思 う 時 みなさんはどん な 動 きをしますか S2:( 両 手 を 大 きく 上 に 広 げながら)わぁー! S3:にっこり 笑 う S4:( 背 伸 びをしながら)あぁー! - 9 - 図 2 楽 曲 に 合 わせて 体 を 動 かす 活 動 の 様 子 T:いろいろな 動 きが 出 ましたね それでは ああおもしろい のところは にっこりしな がら 大 きくのびをする 動 きを 付 けて みんなで 歌 ってみましょう 楽 曲 に 合 わせて 体 を 動 かしたことで 虫 の 鳴 き 声 を 注 意 して 歌 うことや この 歌 を 歌 っている 人 物 が 虫 の 声 をおもしろいと 感 じているということを 理 解 することができた このあと まつ 虫 の 鳴 き 声 に 着 目 させ まつ 虫 が 鳴 いている 様 子 や 擬 声 語 の 言 葉 の 感 じ それら を 表 すためには どのような 歌 い 方 をしたらいいかを 発 問 したところ 以 下 の 意 見 が 出 された 児 童 から 出 された 意 見 虫 の 様 子 は? かくれている 仲 間 を 呼 ぶため 楽 しくしよう 声 をきいてほしい

言 葉 の 感 じは? 楽 しい 感 じ 鈴 みたい リン がおもしろい 歌 い 方 は? 小 さい 声 大 きい 声 リズムに 乗 って 楽 器 の 音 のように また グループごとに 虫 の 鳴 き 声 の 部 分 を 役 割 分 担 し 歌 唱 発 表 する 場 面 では 次 のようなやりと りが 見 られた 工 夫 したことを 歌 って 表 現 し その 感 想 を 伝 え 合 う 活 動 の 様 子 T:それでは グループごとに 発 表 しましょう 発 表 の 前 には 自 分 が 歌 う 虫 の 名 前 と どの ように 歌 うかを 発 表 してください S1: 私 はまつ 虫 です 小 さな 声 で 歌 います S1:かくれているからです S2:わたしはすず 虫 です 小 さな 声 で 歌 います S2:( 黒 板 に 書 いてある 友 達 の 意 見 を 見 ながら) かくれているからです( 図 3) S3:わたしはこおろぎです リズムに 乗 って 歌 います S3: 楽 しい 感 じだからです S4:ぼくはくつわ 虫 です リズムに 乗 って 歌 います 図 3 工 夫 を 発 表 する 様 子 S4:( 黒 板 に 書 いてある 友 達 の 意 見 を 見 ながら)リズムに 乗 ると 楽 しい 感 じ S5:ぼくはうまおいです リズムに 乗 って 歌 います S5: 楽 しいリズムだから 楽 しく 歌 います ( 歌 唱 発 表 ) T: 今 の 発 表 でよかったところを 発 表 してください S6: 小 さな 声 で 歌 うと 言 っていたけど 本 当 に 小 さな 声 で 歌 っていました S7:みんな リズムが 合 っていました S8:リズムに 乗 って 歌 うって 言 っていたけど リズムに 乗 って 歌 えていました グループごとに 歌 唱 発 表 し 聴 いていた 児 童 が 聴 いた 感 想 を 伝 えた 歌 唱 発 表 する 前 には 全 ての 児 童 が どのように 歌 うのか またその 理 由 を 発 表 することができた 聴 く 児 童 は 歌 うグループの 児 童 が 発 表 したことがどのように 聞 こえてきたかを 伝 えることができた 工 夫 したとおりの 表 現 がで きていたと 発 表 されると どの 児 童 も 満 足 そうな 笑 顔 を 浮 かべた 4 考 察 歌 詞 に 登 場 する 虫 になりきり 楽 曲 に 合 わせて 体 を 動 かしながら 歌 うことは 楽 曲 の 気 分 を 具 体 的 にとらえることにつながり 虫 の 様 子 や 擬 声 語 の 感 じに 合 った 歌 唱 表 現 をすることができた この 楽 曲 の 要 素 としては 強 弱 歌 声 の 感 じ の 二 つを 想 定 していたが 児 童 の 意 見 から 前 題 材 で 学 習 した リズム という 要 素 が 出 された 前 題 材 の 教 材 で 扱 った 音 型 と 似 た 音 型 があ ることに 児 童 が 気 付 くことができたためと 考 えられる 児 童 一 人 一 人 が 考 えた 歌 い 方 の 工 夫 や 発 表 を 聞 いた 感 想 を グループの 中 や 歌 唱 発 表 の 場 で 伝 え 合 うことで 歌 詞 の 内 容 や 楽 曲 の 気 分 と 表 現 の 工 夫 を 関 連 付 けてとらえることができたり 歌 詞 の 表 す 様 子 を 表 現 できていたかどうか 児 童 同 士 で 確 認 したりすることができた 小 さい 声 で 歌 う などの 歌 い 方 を 先 に 決 めてしまい それに 合 った 虫 の 様 子 を 板 書 された 友 達 の 意 見 の 中 から 選 ぶなど 考 える 順 序 が 逆 になってしまう 児 童 が 見 られた 歌 詞 の 内 容 や 楽 曲 の 気 分 を 明 確 にし それを 表 現 するために 歌 い 方 を 工 夫 するといった 順 序 で 考 えさせたい - 10 -

実 践 3 1 題 材 名 ようすをおもいうかべよう ( 第 2 学 年 2 学 期 ) 教 材 名 海 とおひさま 2 本 題 材 及 び 本 時 について 本 題 材 は 音 楽 を 想 像 豊 かに 聴 いたり 思 いをもって 表 情 豊 かに 表 現 したりすることができるよう にするものである 本 時 は 全 7 時 間 計 画 の 第 4 時 にあたり 歌 詞 の 感 じに 合 うように 声 の 出 し 方 を 工 夫 して 歌 うことがねらいとなる 実 践 2の 考 察 から 歌 詞 の 表 す 様 子 を 踏 まえて 歌 唱 表 現 を 工 夫 す るために 本 時 の 研 究 上 の 手 だてを 以 下 のように 実 践 の 中 で 具 体 化 した 3 授 業 の 実 際 導 入 において 歌 詞 を 読 んだり 範 唱 に 合 わせて 歌 ったりして 感 じ 取 った 海 の 様 子 をワークシー トに 記 入 した 歌 詞 が3 番 まである 楽 曲 なので 児 童 を 三 つのグループに 分 け 歌 詞 の 番 号 ごとに 取 り 組 ませた そこで 本 時 のめあてを 歌 詞 の 感 じに 合 うように 声 の 出 し 方 を 工 夫 して 歌 おう と 示 し 歌 詞 の 内 容 に 合 わせた 体 の 動 きを グループごとに 考 えて 発 表 した 歌 詞 の 内 容 に 合 わせた 体 の 動 かし 方 を グループで 考 える 活 動 の 様 子 T: 歌 詞 をよく 読 んで 歌 詞 の 内 容 に 合 わせた 体 の 動 かし 方 を 考 えましょう S1: 海 に 朝 日 がのぼるとき のところは 手 で 丸 を 作 ってしゃがんだところから 始 めよう S2: 海 はきらきらうれしくて のところは 手 のひらで 光 っている 感 じを 出 そう S3: ちゃぷちゃぷ のところはどうしよう T: ちゃぷちゃぷ は 何 の 音 でしょうね S1: 波 の 音 T:どんな 感 じの 波 かな S4: ちゃぷちゃぷ は 小 さな 波 の 感 じ S5: ざんぶらこ は ちゃぷちゃぷ より 大 きな 波 の 感 じだね T:それを どんなふうに 体 の 動 きで 表 したらいいかな S1: ちゃぷちゃぷ は 小 さな 動 き ざんぶらこ は 大 きな 動 き( 図 4) 図 4 動 きを 考 える 活 動 の 様 子 各 グループが 歌 詞 の 内 容 に 合 わせて 体 の 動 きを 考 え 表 現 することができた また 体 の 動 きを 考 える 前 と 後 では ワークシートに 書 いた 海 の 様 子 が 具 体 的 になった 児 童 が 見 られた 児 童 がワークシートに 書 いた 海 の 様 子 の 例 うれしいきもち 海 がきらきらかがやいている かなしいようす 海 はなんだかさみしくて のところが みんなが 海 に 来 ないから かなしいようす 明 るいかんじで 楽 しいかんじ 明 るく 楽 しいかんじで はずんでおどってるかんじ 次 に 強 弱 と 声 の 感 じ について 自 分 が 書 いた 海 の 様 子 に 合 った 歌 い 方 の 工 夫 を 一 人 一 人 が 考 えてワークシートに 記 入 した また ワークシートを 持 ち 寄 り グループとしての 歌 う 工 夫 をま とめる 時 には 次 のような 児 童 のやりとりが 見 られた ワークシートに 記 入 した 児 童 一 人 一 人 が 感 じ 取 った 楽 曲 の 気 分 について 発 表 し 合 い グループで 表 現 する 歌 詞 の 表 す 様 子 と 歌 い 方 の 工 夫 をまとめる 場 面 T:まず グループで 海 の 様 子 を 一 つにまとめましょう S1: 朝 はたのしいけど たのしい 時 間 が 終 わってさみしいようす というのはいいね S2: さみしくて って 言 葉 が 歌 詞 にもあるからね T: 海 の 上 の 波 はどんな 感 じかな S3:さみしいから 弱 い 感 じ S4:それじゃ 朝 はたのしいけど たのしい 時 間 がおわって 波 が 弱 く 小 さくなってさみし いようす はどうかな - 11 -

T: 次 に 強 弱 と 声 の 感 じ 速 度 について 歌 い 方 の 工 夫 を 二 人 組 で 考 えてから グループで 相 談 しましょう S1: 二 行 目 は さみしくて ってあるから 弱 く 歌 うのがいいと 思 う S2:さみしいのに 強 い だとおかしいよね S3: ちゃぷちゃぷ ちゃぷちゃぷ ざんぶらこ のところは 海 の 様 子 で 波 が 弱 く 小 さくな って ってあるから 弱 い がいいと 思 うんだけど S4: 弱 いが 続 くのは 変 だよ 体 の 動 きは 大 きめだったから 中 くらい がいいんじゃない グループで 歌 い 方 の 工 夫 を 考 えるときには 最 初 に 考 えた 海 の 様 子 を 根 拠 として 発 言 したり 歌 詞 の 言 葉 の 様 子 から 声 の 感 じの 工 夫 を 考 えたりして 発 言 ができる 児 童 が 増 えた 最 後 に グループごとに 歌 唱 発 表 した 歌 唱 発 表 する 場 面 では 次 のようなやりとりが 見 られた 工 夫 したことを 歌 って 表 現 し その 感 想 を 伝 え 合 う 活 動 の 様 子 T:それでは グループごとに 発 表 しましょう 発 表 の 前 には グループのリーダーが グル ープで 考 えた 工 夫 を 発 表 してください( 図 5) T: 海 の 様 子 はどんな 様 子 ですか S: 楽 しく 光 を 浮 かばせて 波 がおどってる です T: 速 さの 工 夫 は 何 ですか S: 普 通 の 速 さです T: 強 弱 の 工 夫 は 何 ですか S: 中 くらい 中 くらい 中 くらい 強 いです T: 声 の 感 じの 工 夫 は 何 ですか S:うれしそうに やさしく 楽 しそうに 元 気 いっぱ いにです ( 歌 唱 発 表 ) T: 歌 う 速 さの 工 夫 はどうでしたか S1:ちょうどよかった T: 楽 しく 光 を 浮 かばせて 波 がおどってる に 合 ってましたか S1: 合 ってました T: 声 の 強 さの 工 夫 はどうでしたか S2: 中 くらいと 強 いで ちゃんと 声 の 大 きさが 変 わってた T:それは 楽 しく 光 を 浮 かばせて 波 がおどってる に 合 ってましたか 図 5 工 夫 を 記 入 したシート S2: 合 ってました T: 声 の 感 じの 工 夫 はどうでしたか S3: るんるんらんらんあそぼうよ のところが 楽 しそうに 歌 っていました T:それは 楽 しく 光 を 浮 かばせて 波 がおどってる に 合 ってましたか S3: 合 ってました グループごとに 歌 唱 発 表 し 聴 いていた 児 童 が 感 想 を 伝 えた 発 表 したグループが 工 夫 したことが 最 初 に 考 えた 海 の 様 子 を 表 現 することにつながっているものだったかを 確 認 することができた 表 現 の 工 夫 を 考 えるところから 発 表 するまで 最 初 に 感 じ 取 った 歌 詞 の 表 す 様 子 を 踏 まえて 学 習 を 進 める ことができた 4 考 察 歌 唱 表 現 の 工 夫 をグループで 話 し 合 った 後 では 歌 詞 の 内 容 や 楽 曲 の 気 分 に 合 った 歌 声 になっ ていた 歌 唱 発 表 する 前 に 工 夫 やその 理 由 を 発 表 することで 聴 く 児 童 に 聴 く 視 点 を 伝 えること ができ 聴 いていた 児 童 が 感 想 を 伝 える 場 面 では 表 現 したいことが 聴 いている 児 童 に 伝 わった ときの 喜 びを 多 くの 児 童 が 感 じることができた ワークシートを 用 い 最 初 に 歌 詞 の 表 す 様 子 を 書 いておくことで 歌 い 方 の 工 夫 を 考 える 活 動 や 歌 唱 発 表 の 時 に 歌 詞 の 表 す 様 子 を 踏 まえて 歌 唱 表 現 できた 歌 詞 の 内 容 や 楽 曲 の 気 分 をとらえられても それにふさわしい 表 現 の 工 夫 が 分 からない 児 童 も いた 速 度 や 強 弱 などの 工 夫 をするとどのような 効 果 があるのか その 関 係 をとらえさせていく ことが 課 題 である - 12 -