レナデックス 錠 4 mg 患 者 向 医 薬 品 ガイド 2011 年 6 月 更 新 この 薬 は? 販 売 名 一 般 名 含 有 量 (1 錠 中 ) レナデックス 錠 4 mg LenaDex Tablets 4 mg デキサメタゾン Dexamethasone 4 mg 患 者 向 医 薬 品 ガイドについて 患 者 向 医 薬 品 ガイドは 患 者 の 皆 様 や 家 族 の 方 などに 医 療 用 医 薬 品 の 正 しい 理 解 と 重 大 な 副 作 用 の 早 期 発 見 などに 役 立 てていただくために 作 成 したものです したがって この 医 薬 品 を 使 用 するときに 特 に 知 っていただきたいことを 医 療 関 係 者 向 けに 作 成 されている 添 付 文 書 を 基 に わかりやすく 記 載 しています 医 薬 品 の 使 用 による 重 大 な 副 作 用 と 考 えられる 場 合 には ただちに 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください ご 不 明 な 点 などありましたら 末 尾 に 記 載 の お 問 い 合 わせ 先 にお 尋 ねくださ い さらに 詳 しい 情 報 として 医 薬 品 医 療 機 器 情 報 提 供 ホームページ http://www.info.pmda.go.jp/ に 添 付 文 書 情 報 が 掲 載 されています この 薬 の 効 果 は? この 薬 は 合 成 副 腎 皮 質 ホルモン 剤 (ステロイド)と 呼 ばれるグループに 属 する 薬 です この 薬 は 骨 髄 腫 細 胞 が 増 えるのを 防 ぎます レブラミドと 併 用 されると レ ブラミドの 効 果 を 高 めます 次 の 病 気 の 人 に 処 方 されます 多 発 性 骨 髄 腫 - 1 -
この 薬 を 使 う 前 に 確 認 すべきことは? 次 の 人 は この 薬 を 使 用 することはできません 過 去 にレナデックス 錠 に 含 まれる 成 分 で 過 敏 な 反 応 を 経 験 したことがある 人 次 の 人 は 原 則 として この 薬 を 使 用 することはできません 有 効 な 抗 菌 剤 のない 感 染 症 にかかっている 人 全 身 の 真 菌 症 にかかっている 人 消 化 性 潰 瘍 のある 人 精 神 病 の 人 結 核 にかかっている 人 単 純 疱 疹 性 角 膜 炎 の 人 後 嚢 白 内 障 の 人 緑 内 障 の 人 高 血 圧 の 人 電 解 質 異 常 のある 人 血 栓 症 の 人 最 近 内 臓 の 手 術 を 受 けた 人 急 性 心 筋 梗 塞 を 起 こした 人 コントロールが 難 しい 糖 尿 病 の 人 次 の 人 は 慎 重 に 使 う 必 要 があります 使 い 始 める 前 に 医 師 または 薬 剤 師 に 告 げてください 感 染 症 にかかっている 人 糖 尿 病 の 人 骨 粗 しょう 症 の 人 腎 不 全 の 人 甲 状 腺 機 能 が 低 下 している 人 肝 硬 変 の 人 脂 肪 肝 の 人 脂 肪 塞 栓 症 の 人 重 症 筋 無 力 症 の 人 高 齢 の 人 この 薬 には 併 用 を 注 意 すべき 薬 があります 他 の 薬 を 使 用 している 場 合 や 新 たに 使 用 する 場 合 は 必 ず 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください - 2 -
この 薬 の 使 い 方 は? 使 用 量 および 回 数 飲 む 量 と 回 数 は あなたの 症 状 などにあわせて 医 師 が 決 めます 通 常 成 人 の 飲 む 量 および 回 数 は 次 のとおりです 1 回 量 10 錠 飲 む 回 数 1 日 1 回 連 続 4 日 間 症 状 や 併 用 する 薬 によっては 1 回 量 や 使 用 期 間 が 少 なくなることがあります どのように 飲 むか? コップ 1 杯 程 度 の 水 またはぬるま 湯 で 飲 んでください 飲 み 忘 れた 場 合 の 対 応 決 して 2 回 分 を 1 度 に 飲 まないでください 気 がついたときに 1 回 分 を 飲 ん でください ただし 次 の 飲 む 時 間 が 近 い 場 合 は 1 回 とばして 次 の 時 間 に 1 回 分 飲 んでください 多 く 使 用 した 時 ( 過 量 使 用 時 )の 対 応 異 常 を 感 じたら 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください この 薬 の 使 用 中 に 気 をつけなければならないことは? この 薬 を 中 止 した 後 発 熱 頭 痛 食 欲 不 振 脱 力 感 筋 肉 痛 関 節 痛 シ ョックなどがあらわれることがあります このような 症 状 があらわれたら ただちに 医 師 に 連 絡 してください B 型 肝 炎 ウイルスキャリアといわれている 人 は この 薬 の 使 用 中 や 使 用 終 了 後 に 継 続 して 血 液 検 査 が 行 われます 発 熱 倦 怠 感 (けんたいかん) 皮 膚 や 白 目 が 黄 色 くなるなどの 症 状 があらわれた 場 合 には 速 やかに 医 師 に 連 絡 して ください この 薬 を 使 用 している 間 または 使 用 中 止 後 6 ヵ 月 以 内 は 免 疫 機 能 が 低 下 していることがありますので 生 ワクチン[ 麻 疹 (はしか) 風 疹 (ふうしん) おたふく 風 邪 水 痘 (みずぼうそう) BCG ポリオ( 小 児 まひ)など]の 接 種 を 受 けないでください 水 痘 (みずぼうそう)または 麻 疹 (はしか)に 感 染 すると 致 命 的 な 経 過 をたどる ことがあります 感 染 が 疑 われる 場 合 はただちに 受 診 してください 妊 婦 または 妊 娠 している 可 能 性 がある 人 は 医 師 に 相 談 してください 授 乳 を 中 止 してください 他 の 医 師 を 受 診 する 場 合 や 薬 局 などで 他 の 薬 を 購 入 する 場 合 は 必 ずこの 薬 を 飲 んでいることを 医 師 または 薬 剤 師 に 伝 えてください - 3 -
副 作 用 は? 特 にご 注 意 いただきたい 重 大 な 副 作 用 と それぞれの 主 な 自 覚 症 状 を 記 載 しま した 副 作 用 であれば それぞれの 重 大 な 副 作 用 ごとに 記 載 した 主 な 自 覚 症 状 の うち いくつかの 症 状 が 同 じような 時 期 にあらわれることが 一 般 的 です このような 場 合 には ただちに 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください 重 大 な 副 作 用 主 な 自 覚 症 状 誘 発 感 染 症 感 染 症 の 増 悪 かぜのような 症 状 からだがだるい 発 熱 嘔 吐 ゆうはつかんせんしょう かんせんしょう のぞうあく B 型 肝 炎 ウイルスの 増 殖 による 肝 炎 としてあ らわれる 場 合 吐 き 気 嘔 吐 食 欲 不 振 白 目 が 黄 色 くなる 皮 膚 が 黄 色 くなる 続 発 性 副 腎 皮 質 機 能 不 全 からだがだるい 吐 き 気 嘔 吐 力 が 入 らない ぞくはつせいふくじんひしつきのうふぜん 食 欲 不 振 低 血 圧 糖 尿 病 のどの 渇 き 尿 の 量 が 増 える からだがだるい とうにょうびょう 水 を 多 く 飲 む 体 重 が 減 る 消 化 性 潰 瘍 胸 やけ 胃 もたれ 背 中 の 痛 み しょうかせいかいよう 消 化 管 穿 孔 吐 き 気 嘔 吐 激 しい 腹 痛 しょうかかんせんこう 膵 炎 吐 き 気 嘔 吐 胃 おなかの 激 しい 痛 み すいえん 背 中 の 痛 み 精 神 変 調 せいしんへんちょう うつ 状 態 うつじょうたい 痙 攣 けいれん 骨 粗 しょう 症 こつそしょうしょう 大 腿 骨 及 び 上 腕 骨 等 の 骨 頭 無 菌 性 壊 死 だいたいこつおよびじょうわんこつなどの こっとうむきんせいえし ミオパシー ミオパシー 脊 椎 圧 迫 骨 折 せきついあっぱくこっせつ 気 分 が 落 ち 込 む 夜 中 に 目 がさめる 眠 りが 浅 い 食 欲 不 振 情 緒 不 安 考 えが まとまらない 気 分 がふさぎ 込 む やる 気 が おきない ぼんやりする どうしたらよいか わからない からだがだるい 上 機 嫌 やる 気 がおきない 気 分 が 落 ち 込 む 気 分 がふさぎ 込 む 不 眠 けいれん 腰 背 中 の 痛 み 骨 折 しやすくなる 手 足 の 痛 み 膝 の 関 節 の 痛 み 歩 行 障 害 太 もも 前 面 の 痛 み 関 節 の 痛 み 歩 くときや 立 ち 上 がるときの 股 関 節 の 痛 み 筋 肉 の 痛 み 筋 肉 のこわばり 筋 力 の 低 下 筋 肉 の 痛 み 腰 背 中 の 痛 み 足 のしびれ 脱 力 まひ - 4 -
重 大 な 副 作 用 長 骨 の 病 的 骨 折 ちょうこつのびょうてきこっせつ 緑 内 障 りょくないしょう 後 嚢 白 内 障 こうのうはくないしょう 血 栓 塞 栓 症 けっせんそくせんしょう 主 な 自 覚 症 状 骨 折 した 局 所 の 痛 みや 腫 れ 運 動 障 害 吐 き 気 眼 の 痛 み 視 力 の 低 下 頭 痛 眼 のかすみ 光 がまぶしく 感 じる 視 力 の 低 下 吐 き 気 血 を 吐 く 腹 がはる 嘔 吐 胸 の 痛 み 胸 をしめつけられる 感 じ 激 しい 腹 痛 出 血 足 の 激 しい 痛 み 知 覚 のまひ 胸 を 強 く 押 さえつけ た 感 じ 以 上 の 自 覚 症 状 を 副 作 用 のあらわれる 部 位 別 に 並 び 替 えると 次 のとおりです これらの 症 状 に 気 づいたら 重 大 な 副 作 用 ごとの 表 をご 覧 ください 部 位 自 覚 症 状 全 身 からだがだるい 力 が 入 らない けいれん 骨 折 しやすくなる 関 節 の 痛 み 筋 肉 の 痛 み 発 熱 体 重 が 減 る かぜのような 症 状 骨 折 した 局 所 の 痛 みや 腫 れ 運 動 障 害 頭 部 考 えがまとまらない ぼんやりする 頭 痛 眼 眼 の 痛 み 視 力 の 低 下 眼 のかすみ 光 がまぶしく 感 じる 白 目 が 黄 色 くなる 口 や 喉 吐 き 気 血 を 吐 く 嘔 吐 のどの 渇 き 水 を 多 く 飲 む 胸 部 吐 き 気 胸 やけ 胸 の 痛 み 胸 をしめつけられる 感 じ 胸 を 強 く 押 さえつけた 感 じ 腹 部 吐 き 気 食 欲 不 振 激 しい 腹 痛 胃 おなかの 激 しい 痛 み 胃 もたれ 腹 がはる 背 中 腰 背 中 の 痛 み 背 中 の 痛 み 手 足 手 足 の 痛 み 膝 の 関 節 の 痛 み 歩 行 障 害 太 もも 前 面 の 痛 み 歩 くときや 立 ち 上 がるときの 股 関 節 の 痛 み 関 節 の 痛 み 足 の 激 しい 痛 み 足 のしびれ 脱 力 まひ 皮 膚 皮 膚 が 黄 色 くなる 筋 肉 筋 肉 のこわばり 筋 肉 の 痛 み 筋 力 の 低 下 尿 尿 の 量 が 増 える その 他 気 分 が 落 ち 込 む 気 分 がふさぎ 込 む やる 気 がおきない どうしたらよいかわからない 夜 中 に 目 がさめる 眠 りが 浅 い 不 眠 情 緒 不 安 上 機 嫌 低 血 圧 体 重 が 減 る 知 覚 のまひ 出 血 - 5 -
この 薬 の 形 は? 形 状 表 面 裏 面 側 面 直 径 9.1 mm 厚 さ 2.5 mm 重 さ 200 mg 色 白 色 ~ 灰 白 色 の 素 錠 識 別 コード EM28( 錠 剤 表 面 ) この 薬 に 含 まれているのは? 有 効 成 分 添 加 物 デキサメタゾン 乳 糖 水 和 物 トウモロコシデンプン 精 製 白 糖 結 晶 セルロース クロスポビドン ステアリン 酸 マグネシウム その 他 この 薬 の 保 管 方 法 は? 直 射 日 光 と 湿 気 を 避 けて 室 温 (1~30 )で 保 管 してください 子 供 の 手 の 届 かないところに 保 管 してください 薬 が 残 ってしまったら? 絶 対 に 他 の 人 に 渡 してはいけません 余 った 場 合 や 処 分 の 方 法 については 薬 局 や 医 療 機 関 に 相 談 してください この 薬 についてのお 問 い 合 わせ 先 は? 症 状 使 用 方 法 副 作 用 などのより 詳 しい 質 問 がある 場 合 は 主 治 医 や 薬 剤 師 にお 尋 ねください 一 般 的 な 事 項 に 関 する 質 問 は 下 記 へお 問 い 合 わせください 製 造 販 売 会 社 :セルジーン 株 式 会 社 (http://www.celgene.co.jp) おくすり 相 談 室 TEL 0120-786-702 受 付 時 間 :9:00~18:00( 土 日 祝 日 弊 社 休 日 を 除 く) - 6 -