経口避妊剤 マーベロン 21 28 デソゲストレル エチニルエストラジオール錠 日本オルガノン株式会社
Ⅰ. 基礎編
各種避妊法使用開始 1 年間の失敗率 ( 妊娠率 ) 方法 理想的な使用 1) (%) 一般的な使用 2) (%) 経口避妊剤殺精子剤のみ ( 発泡錠 ゼリー 3) クリーム 3) ) 薬剤付加 IUD コンドームペッサリーリズム法女性避妊手術男性不妊手術避妊せず 0.3 18 0.1~0.6 2 6 1~9 0.5 0.10 85 8 29 0.1~0.8 15 16 25 0.5 0.15 85 1) : 選んだ避妊法を 正しく続けて使用しているにもかかわらず妊娠した場合 2) : 選んだ避妊法を使用しているにもかかわらず妊娠した場合 ( 経口避妊剤については のみ忘れを含めた場合の失敗率 ) 3) : 日本では発売していない (Hatcher RA et al, Contraceptive Technology: Eighteenth Revised Edition. New York : Ardent Media, 20004.)
Marvelon
Marvelon Marvelon 世界の女性と日本の女性の避妊法 ( 生殖可能年齢の既婚女性 ) * 日本では OC と IUD をあわせたもの国連 :2003 0.3 1.6 2.0 0.8 4.4 4.0 24.0 10.4 27.7 76.1 1986 豪州 1.3 2.3 2.3 1.8 13.3 0.7 15.6 13.2 23.8 76.4 1995 米国 0.2 0.7 0.6 0.8 9.4 2.9 14.4 15.2 30.6 74.7 1995 カナダ 2.9 0.0 7.7 3.6 49.0 10.5 4.8 78.5 1993 オランダ 1.9 0.3 0.6 1.2 4.4 6.0 58.6 0.0 0.9 74.7 1992 ドイツ 0.5 3.2 1.6 0.8 5.0 19.9 35.6 8.0 74.6 1994 フランス 0.0 4.0 1.0 1.0 18.0 6.0 22.0 17.0 13.0 84.0 2002 英国 7.0 25.0 20.0 23.0 3.0 78.0 1981 スウェーデン 0.0 5.0 2.0 3.0 22.0 11.0 26.0 5.0 5.0 78.0 1988 デンマーク 13.6 0.0 15.1 13.2 1.8 12.7 24.1 80.5 1997 韓国 1.3 3.6 15.4 42.1 * 2.3 3.6 55.9 2000 日本 0.5 0.2 3.4 36.4 1.7 7.7 33.5 83.8 1997 中国 0.7 2.4 3.9 0.5 4.8 13.9 7.2 3.5 20.2 60.9 1998 世界他の伝統的避妊法膣外射精リズム法膣内バリア法コンドーム IUD OC 避妊手術 ( 男性 ) 避妊手術 ( 女性 ) 避妊実行率調査年
経口避妊剤の作用機序
女性の性周期 視床下部 脳下垂体 卵巣 子宮等
OC の作用機序 ネガティブ フィードバック機構 視床下部 脳下垂体 OC 1 排卵抑制 2 着床阻害 3 精子通過性阻害 卵巣 子宮等 エストロゲン プロゲストーゲン
脳下垂体 - 卵巣機能に対する作用 LH FSH フ ロケ ステロン エストラシ オールの変化 200 観察期投与第 1 周期投与第 3 周期投与終了後周期 20 150 15 LH (u/l) 100 10 FSH (u/l) 50 5 0 0 150 1.5 フ ロケ ステロン (nmol/l) 100 50 1.0 0.5 エストラシ オール (nmol/l) 0-10 0 10 7 14 21 7 14 212-10 0 10 中間期からの日数投与日数中間期からの日数 0 ( 平均 ±S.E.M. ± S.E.M.) (Cullberg G.,et.al.:Acta Obstet Gynecol. Scand.Suppl.,111:29,1982)
OC 服用中の超音波計測による卵胞径
月経周期第 16-18 日での子宮内膜肥厚 mm) 子(mm) 宮内膜肥16 14 12 10 8 6 厚4 2 0 対照 DSG: デソゲストレル LNG: レボノルゲストレル 150 DSG /20 EE EE: エチニルエストラジオール 150 DSG /30 EE 150 LNG /30 EE ( 一相性 ) 50-125 LNG /30-40 EE ( 三相性 ) (T.Rabe,, European Journal of Contraception and Reprod Health Care;2: 2:39-51,1997)
頸管粘液牽糸性および 精子通過性阻害作用 (nm/min) 1.0 観察期投与第 1 周期投与第 3 周期投与終了後周期 (cm) 10 精子通過性 0.5 5 牽糸性 0-10 0 10 7 14 21 7 14 21-10 0 10 中間期からの日数投与日数中間期からの日数 0
OC の改良化の変遷 エストロゲン量の低減化 New OC プロゲストーゲンの改良化の変遷 高用量 量から質へ ノルエチステロン一相性 中高用量 低用量 新世代一相性低用量ヒ ル ノルエチステロンレホ ノルケ ストレル三相性 レホ ノルケ ストレル一相性 1960s 1970s s 1980s テ ソケ ストレル 1980s 1970s s ケ ストテ ンノルケ スチメート EE20μg/30μg 1960s
世代別の黄体ホルモン剤 第一世代 :1960: 年代第二世代 :1970: 年代第三世代 :1980: 年代 ~90~ 年代 ノルエチステロン norethisterone OH C CH レボノルゲストレル levonorgestrel OH C CH デソゲストレル desogestrel CH2 OH C CH O O (O ) ゲストデン gestodene OH C CH O ノルゲスチメート norgestimate OAC C CH HON
日本で発売されている低用量経口避妊剤 ノルエチステロン レボノルゲストレル デソゲストレル エチニルエストラシ オール 一相性 1.0 0.15 0.03 0.035 マーベロン ( オルガノン ) オーソ M ( 持田 ) 三相性 1.0 0.75 1.0 0.05 0.075 0.125 0.5 0.5 0.5 0.03 0.03 0.04 トリキュラートライディオールアンジュ ( シェーリング ) ( ワイス / 武田 ) ( あすか ) 0.035 シンフェーズ T ( ファイザー / ツムラ ) ノリニール T ( 科研 ) 0.035 オーソ 777 ( 持田 ) (1 日用量を mg 表示 )
服用方法
マーベロン 21 の服用法 月経 21 日 7 日 21 日 7 日 服用 消退出血 消退出血 休薬服用休薬
マーベロン 28 の服用法 月経 21 日 7 日 21 日 7 日 白色錠 消退出血 緑色錠 白色錠 消退出血 緑色錠 服用例 ( 用法及び用量の解説 ) 最上列左端の白色錠から矢印の方向に 1 日 1 錠をほぼ一定の時刻に服用させる 白色錠をすべて (21 錠 ) 服用し終えたら 緑色錠を 1 日 1 錠飲み続けさせる (7 日間 ) 月経第 1 日目に 最上列左端の白色錠から服用を開始させる 28 番目の錠剤 ( 緑色錠 ) を飲み終えた翌日から新しいシートの服用を開始させる 1 枚の薬剤シートが空になった後 消退出血が終わっていても継続していても 翌日から新しい薬剤シートに移り 休むことなく最上列左端の白色錠から服用を開始させる 以後同じように繰り返し服用させる
7 日間の休薬 初期 (1~7 日 ) 中期 (8~14 日 ) 後期 (15~21 日 ) 7 日間休薬 偽薬 初期 (1~7 日 ) 中期 (8~14 日 ) 後期 (15~21 日 ) ゴナドトロピン分泌抑制 閉鎖卵胞 下垂体の抑制解除卵胞の発育
1 日飲み忘れ 2 日以上飲み忘れ発現Marvelon 飲み忘れと不正出血発現率 ( 服用日誌のある周期 ) 率(%)4 0 31.8% 3 0 24.0% 2 0 1 0 0 2.7% 5.4% 12 時間 24 時間 36 時間 48 時間以上 ( 飲み忘れ時間 ) 2 920 回 840 回 50 回 )( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 85 回 ( 飲み忘れ回数 ) ( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 57(12):2507 1990)
飲み忘れへの対応 白色錠 ( 実薬 ) の飲み忘れ 124 時間以内に気付いた場合 気付いた時点で直ちに飲み忘れた錠剤 1 錠を服用する その日にのむ予定のピルも通常通り服用する 翌日からは通常通り 224 時間後に気付いた場合 ( その日の服用時間に前日の飲み忘れに気付いた ) その日の服用時間に 2 錠を服用する 翌日からは定期的な服用スケジュールを続行する 324 時間以上 2 錠を服用忘れたら 不正性器出血が発現する可能性が高い 服用を中止させ 次の月経を待ち 服用を再開する 飲み忘れによる妊娠の可能性は高くなるので その周期は他の避妊方法を 使用させる
Ⅱ. 製品編
マーベロン
マーベロン 組成 (1 錠中 ) マーベロン 21/28 共通 ( 白色錠 ) デソゲストレル 0.15mg エチニルエストラジオール 0.03mg マーベロン 28のみ ( 緑色錠 ) プラセボ錠 承認年月日 1999 年 6 月 16 日 発売年月日マーベロン 21: 2005 年 4 月 20 日マーベロン 28: 2006 年 12 月 13 日 効能 効果避妊 H 2 C OH C CH OH C CH HO デソゲストレル エチニルエストラジオール
マーベロン の特徴 1. 服薬が簡易な一相性経口避妊剤です 2. プロゲステロン / アンドロゲン活性比率を高めた新しい黄体ホルモン デソゲストレル を使用しています 3. 卵胞ホルモン エチニルエストラジオール は 1 錠中 0.03mg と低含量です 4. 優れた避妊効果が期待できます 国内臨床試験における Pearl index は 0.085 でした 5. 服用終了後の妊孕性の回復は速やかです 6. 副作用は 1,011 例 (14,378 周期 ) 中 258 例 (25.5%) に認められた 主な副作用は 悪心 (11.8%) 乳房痛 (8.4%) 頭痛 (5.8%) 不正性器出血 (2.4%) 嘔吐 (2.3%) 倦怠感 (1.2%) 下痢 (1.1%) 腹痛 (1.0%) などでした
デソゲストレルの推定代謝経路 H 2 C OH C CH H 2 C OH C CH Ⅰ H 2 C OH C CH HO Ⅱa H 2 C OH C CH HO Ⅱb HO H 2 C H OH Ⅴ 極性代謝物 C CH O O H 2 C H Ⅲ OH C Ⅳ CH Ⅰ : 未代謝物 ( デソゲストレル ) Ⅱa: 3α-OH 体 Ⅱb: 3β -OH 体 Ⅲ : 3-ケト体 Ⅳ : 3-ケト -5α-H H 体 Ⅴ : 3α-OH-5α-H H 体 ( オルガノン社内資料 )
3- ケト - デソゲストレルの血清中濃度 デソゲストレルと 3- ケトデソゲストレル (μg/l) 6 5 テ ソケ ストレル経口 3-ケトテ ソケ ストレル経口 4 3 2 1 0 0.5 1.5 2.5 5 10 15 20 24 時間 投与後時間 (Hasenack H.G. et al: Contraception 33: 591-596, 596, 1986)
薬物動態パラメーター ( 単回投与時 ) AUC (0- ) (pmol hr/ml) T1/2(β) (hr) C max (pmol/ml) T max (hr) 3- ケトデソゲストレル 28.6 19.1 3.39 1.8 エチニルエストラジオール 7.0 20.0 0.64 1.69 水野正彦ほか : 日本不妊学会誌 36:, 35-48, 1991
薬物動態パラメーター (21 日間連続経口投与後 ) AUC (pmol hr/ml) T1/2 (hr) Cmax (pmol/ml) Tmax (hr) 3-ケトデソゲストレル 97.2 22.0 12.12 1.2 エチニルエストラジオール 11.7 23.7 1.18 1.1 水野正彦ほか : 日本不妊学会誌 36:, 35-48, 1991
排泄 健康成人女性に 3H- 標識デソゲストレルとエチニルエストラジオールを経口投与した場合 投与後 8 日までに尿中及び糞中に以下の割合で排泄された ( 参考 - 外国人 ) 尿中 : 約 48% 糞中 : 約 35%
プロゲステロンレセプターへの親和性 (%) 400 (intact MCF-7 7 cells, 37 ) 350 300 250 260 200 150 135 100 50 30 0 NET LNG 3kDSG Org2058 (pure progestogen) ) = 100% MCF-7cells : ヒト乳癌細胞 (H.J.Kloosterboer:Contraception 38:326, 1988)
アンドロゲンレセプターへの親和性 (%) 16 (intact MCF-7 7 cells, 37 ) 15.3 14 12 10 8 6 6 6.5 4 2 0 NET LNG 3kDSG Dihydrotestosterone = 100% MCF-7cells : ヒト乳癌細胞 (H.J.Kloosterboer:Contraception 38:326, 1988)
黄体ホルモンの選択性 < プロゲステロン / アンドロゲン比率 > 45 40 40 35 30 25 20 15 10 5 5.0 8.8 0 NET LNG 3kDSG (H.J.Kloosterboer:Contraception 38:32, 1988)
100% 排卵抑制とアンドロゲン作用発現量との関係 Ⅲ 3ケト デソゲストレル Ⅰ レボノルゲストレル 0.01-0.3 0.3 0.03-0.1 0.1 (%) 排卵抑制率 100 80 60 40 20 100 80 60 40 20 精 嚢 重 量 (mg 体重 100g) 0 0 0.001 0.003 0.01 0.03 0.1 0.3 1 3 mg/day, sc (Berer S. et.al Gynecology endocrinology 477-493.1987) 493.1987)
マーベロン の SHBG に対する影響 LNG 0.15mg + EE 0.03mg 含有ピルとの比較 投与前値に対する SHBG の変化率 % 250 200 150 100 50 0 マーベロン LNG + EE Hammond et al. 1984
国内臨床試験成績
マーベロン臨床試験の主な治験施設 施設名 札幌医科大学 秋田大学 山形大学 東北大学 群馬大学 自治医科大学 日本大学 帝京大学 東京大学 施設名 慶應義塾大学 横浜市立大学 聖マリアンナ医科大学 杏林大学 北里大学 新潟大学 名古屋大学 名古屋大学分院 藤田学園保健衛生大学 施設名 京都府立医科大学 京都大学 大阪大学 大阪医科大学 神戸大学 鳥取大学 徳島大学 九州大学 鹿児島大学 ( 他 87 施設 )
避妊効果 Pearl Index=1 =0.085 1,200 14,088 周期 28 錠製剤 59 例 (287 周期 ) 妊娠あり 1 例 (0.1%) 992 例 14 088 周期 妊娠なし 991 例 (99.9%) 21 錠製剤 < 長期投与試験 > 933 例 (13 801 周期 ) (*28 錠製剤は 21 錠製剤にプラセボ 7 錠を追加した製剤 ) ( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 57(12):2507 1990 ほか 2 報 )
消退出血発来日 ( 新規 + 継続 ) ( 服用終了後日数 ) 1 周期 2 周期 3 周期 6 周期 2 日 3 日 4 日 5 日 6 日 詳細不明 (692 例 平均 3.3 日 ) (775 例 平均 3.5 日 ) (747 例 平均 3.5 日 ) (637 例 平均 3.6 日 ) 12 周期 24 周期 (503 例 平均 3.6 日 ) (155 例 平均 3.7 日 ) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 (%) ( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 57(12):2507 1990)
周期日数の変化 ( 新規 + 継続 ) 26 日 27 日 28 日 29 日 30 日 詳細不明 服用前 不順 (943 例 平均 29.2 日 ) 1 周期 23 24 25 (691 例 平均 23.2 日 ) 2 周期 (767 例 平均 28.1 日 ) 3 周期 (740 例 平均 28.0 日 ) 6 周期 (631 例 平均 28.1 日 ) 12 周期 (498 例 平均 28.0 日 ) 24 周期 (153 例 平均 28.0 日 ) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 (%) ( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 57(12):2507 1990)
消退出血量の変化 (%) 100 増加不変減少 ( 新規 + 継続 ) 80 60 40 20 0 1 2 3 4 5 6 9 1 2 1 5 1 8 2 1 2 4 周期 6 9 3 7 7 6 7 4 9 6 8 0 6 6 2 6 3 9 5 5 9 5 0 4 4 3 6 3 5 8 2 4 7 1 5 6 例 ( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 57(12):2507 1990)
消退出血持続日数 ( 新規 + 継続 ) 3 3 日 4 日 5 日 6 日 7 日 詳細不明 服用前 1 周期 (941 例 平均 5.7 日 ) (692 例 平均 5.0 日 ) 2 周期 3 周期 (775 例 平均 4.8 日 ) (747 例 平均 4.7 日 ) 6 周期 12 周期 (637 例 平均 4.6 日 ) (503 例 平均 4.5 日 ) 24 周期 (155 例 平均 4.4 日 ) 0 10 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0 8 0 9 0 1 0 0 (%) ( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 57(12):2507 1990)
服用終了後の周期日数の変化 (%) 100 第 1 周期 第 2 周期 第 3 周期 50 ~26 27~35 36~59 60~ ( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 57(12):2507 1990)
服用終了後の基礎体温パターン 2 相性不定型 1 相性 第 1 周期 88.2% (51 例 ) 第 2 周期 89.2% (37 例 ) 第 3 周期 95.2% (21 例 ) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 (%) ( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 57(12):2507 1990)
副作用発現状況一覧表 対象症例 1,011 例 発現例数 258 例 (25.5%) *1 発現件数 *2 442 件 種 類 [ 例数 (%)] 件数 (%) 消化管障害 [137(13.6)] 悪 心 119(11.8) 嘔 吐 23( 2.3) 下 痢 11( 1.1) 腹 痛 10( 1.0) 便 秘 4( 0.4) 食欲減退 4 ( 0.4) 胸やけ 2( 0.2) 口 渇 2 ( 0.2) 腹部膨満 1 ( 0.1) 肝臓 胆管系障害 [ 2( 0.2)] 肝機能障害 2( 0.2) AST 上昇 * 2( 0.2)** ALT 上昇 * 2( 0.2)** 内分泌障害 [ 1( 0.1)] アルドステロン上昇 1( 0.1)** 心 血管障害 ( 一般 ) [ 4( 0.4)] 血圧上昇 4( 0.4) 心拍数 心リズム障害 [ 5( 0.5)] 期外収縮 3( 0.3) 動 悸 2( 0.2) *1 検査値異常 2 例含む (AST ALT 上昇除く ) *2 検査値異常 6 件含む * 肝機能障害と同じ症例 ( 重複 ) ** 臨床検査値異常 種 類 [ 例数 (%)] 件数 (%) 皮膚 皮膚付属器障害 [ 13(1.3)] 湿 疹 3( 0.3) 掻痒感 3( 0.3) 痤 瘡 3( 0.3) 発 疹 2( 0.2) 色素沈着 1( 0.1) 顔面紅斑 1( 0.1) 中枢 末梢神経系障害 [ 62( 6.1)] 頭 痛 59( 5.8) めまい 7( 0.7) 肩こり 1( 0.1) 手指のこわばり 1( 0.1) 視覚障害 ( 1( 0.1)] 視力障害 1( 0.1) 精神障害 [ 6( 0.6)] 眠 気 3( 0.3) 性欲減退 2( 0.2) 性感減退 1( 0.1) 代謝 栄養障害 [ 19 ( 1.9)] 体重増加 10 ( 1.0) 浮 腫 9 ( 0.9) 種 類 [ 例数 (%)] 件数 (%) 呼吸器系障害 [ 2( 0.2)] 咽頭痛 1( 0.1) 咳 1( 0.1) 白血球 網内系障害 [ 1( 0.1)] 白血球減少 ( 症 ) 1( 0.1)** 女性生殖 ( 器 ) 障害 [115(11.4)] 乳房痛 85( 8.4) 不正 ( 子宮 ) 出血 24( 2.4) 帯 下 4( 0.4) 性交困難 ( 性交痛 ) 1( 0.1) 乳房緊満 ( 感 ) 1( 0.1) 月経過多 1( 0.1) 月経痛 1( 0.1) 一般的全身障害 [ 22( 2.2)] 倦怠 ( 感 ) 12( 1.2) 腰 痛 6( 0.6) 顔面浮腫 2( 0.2) 下肢痛 1( 0.1) 胸 痛 1( 0.1) 腰部倦怠感 1( 0.1) 1999 年 6 月承認時社内集計
主な副作用の発現率の推移 ( 新規例 ) (%) 15 12 9 6 3 0 悪心 (%) 15 12 9 6 3 1 2 3 4 5 6 9 12 15 18 21 24 0 ( 周期 ) ( 例 ) 686 637 616 552 537 522 447 402 333 263 173 111 嘔吐 1 2 3 4 5 6 9 12 15 18 21 24 686 637 616 552 537 522 447 402 333 263 173 111 ( 周期 ) ( 例 ) (%) 15 12 9 6 3 0 頭痛 1 2 3 4 5 6 9 12 15 18 21 24 686 637 616 552 537 522 447 402 333 263 173 111 ( 周期 ) ( 例 ) (%) 15 12 9 6 3 0 乳房痛 1 2 3 4 5 6 9 12 15 18 21 24 686 637 616 552 537 522 447 402 333 263 173 111 ( 周期 ) ( 例 ) ( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 57(12):2507 1990)
20 発現20 発現Marvelon 不正性器出血発現頻度 率(%)20 15 10 )5 520 新規使用例 点状出血点状 + 破綻破綻出血 1 2 3 4 5 6 9 12 15 18 21 24 ( 周期 ) 520 552 546 486 466 454 393 354 302 238 160 106 ( 例 ) 率(%)20 15 10 )5 185 継続使用例 点状出血点状 + 破綻破綻出血 1 2 3 4 5 6 9 12 15 18 21 24 ( 周期 ) 185 233 216 203 202 199 176 155 145 130 95 52 ( 例 ) ( 日本オルガノン社内資料 )
アンドロゲンへの影響 (nmol/l) 250 200 150 100 SHBG ** ** ** ** ** ** ** ** 50 周期 前 3 6 9 12 15 18 21 24 (ng/dl) 40 35 30 25 20 15 総テストステロン ** ** ** ** ** ** ** 周期前 3 6 9 12 15 18 21 24 * 症例数 256 235 204 122 153 70 88 36 30 症例数 258 237 206 121 153 72 87 36 30 (pg/ pg/dl 2 1.6 1.2 0.8 0.4 dl) 遊離テストステロン ** ** ** ** ** ** 周期前 3 6 9 12 15 18 21 24 症例数 ** ** 252 232 200 121 148 69 79 33 28 (μg/ml) 1800 1600 1400 ** 1200 ** ** ** ** ** ** ** 1000 800 周期前 3 6 9 12 15 18 21 24 症例数 DHEA-S 184 164 135 75 104 45 68 25 23 * : p<0.05 ** : p<0.01 ( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 57(12):2507 1990)
脂質代謝系への影響 % 40 HDL- コレステロール % 80 LDL- コレステロール 35 ** ** ** ** ** ** ** * 70 60 ** ** ** ** ** ** ** * 30 25 周期前 3 6 9 12 15 18 21 24 新規例 132 111 89 62 73 37 35 17 10 50 40 周期前 3 6 9 12 15 18 21 24 新規例 124 103 82 59 67 32 32 15 10 * : p<0.05 ** : p<0.01 ( 水野正彦ほか : 産科と婦人科 57(12):2507 1990)
OC 服用で上昇する検査値 プラスミノーゲン コルチゾール (%) (μg/dl) 160 新規例 30 継続例新規例服用終了後 140 継続例服用終了後 25 120 20 100 80 15 60 10 周期前 3 6 9 12 15 18 21 24 終了時後 1 後 2 後 3 周期前 3 6 9 12 15 18 21 24 終了時後 1 後 2 後 3 継続例 71 62 57 35 43 26 40 17 21 42 17 12 23 ( 例 ) 継続例 98 92 69 38 62 30 47 23 3 50 26 10 21 ( 例 ) 新規例 185 174 140 116 115 65 69 32 30 新規例 203 179 141 78 109 47 69 26 24 (ng/dl) 180 160 140 120 T3 新規例継続例 100 周期 前 3 6 9 12 15 18 21 24 継続例 63 54 53 38 40 23 24 20 15 新規例 151 129 116 78 79 55 56 31 22 服用終了後 24 終了時後 1 後 2 後 3 31 7 9 25 ( 例 ) (μg/dl) 14 12 10 8 6 T4 新規例継続例 服用終了後 周期 前 3 6 9 12 15 18 21 24 終了時後 1 後 2 後 3 継続例 63 54 53 38 40 23 24 20 15 31 7 9 25 ( 例 ) 新規例 151 129 115 78 79 55 55 31 22 ( 日本オルガノン集計 )
服用スケジュールへの影響 21 錠製剤 vs 28 錠製剤 休薬又は偽薬服用が 7 日以外となった率 % 30 服用開始 3 周期までの集計 20 10 22.2 13.9 0 マーベロン 21 マーベロン 28 (n=26) (n=28) 水野正彦他, 産科と婦人科, 59, 149-159,1992( 改変 )
Drug Information
効能又は効果 避妊 効能又は効果に関連する使用上の注意 経口避妊剤使用開始 1 年間の飲み忘れを含めた一般的使用における失敗率は 8% との報告がある
用法及び用量 (1) マーベロン R 21 1 日 1 錠を毎日一定の時刻に計 21 日間連続経口投与し その後 7 日間休薬する 同様の方法で 避妊する期間繰り返し投与する マーベロン R 28 1 日 1 錠を毎日一定の時刻に白色錠を 21 日間連続経口投与し 続けて緑色錠を 7 日間 合計 28 日間連続投与する 次周期以降は 消退出血の有無にかかわらず 引き続き白色錠より投与を開始し 28 日間連続投与する したがって 1 周期目の投与開始より休薬期間は一切とらない 通常 緑色錠服用中に月経 ( 消退出血 ) が発来する
用法及び用量 (2) 用法及び用量に関連する使用上の注意 1. 本剤は 他の経口避妊剤の投与が適当でないと考えられる場合に投与を考慮すること [ レボノルゲストレル等の経口避妊剤と比較して 静脈血栓症の相対危険率を増加させることを示唆する報告がある ] 2. 毎日一定の時刻に服用させること 3. 服用開始日経口避妊剤を初めて服用させる場合 月経第 1 日目から服用を開始させる 服用開始日が月経第 1 日目から遅れた場合 飲みはじめの最初の 1 週間は他の避妊法を併用させること
使用上の注意
( 冒頭 ) 経口避妊剤は HIV 感染 ( エイズ ) 及び他の性感染症 ( 例えば梅毒 性器ヘルペス 淋病 クラミジア感染症 尖形コンジローム 腟トリコモナス症 B 型肝炎等 ) を防止するものではないこと これらの感染防止にはコンドームの使用が有効であることを服用者に十分に説明すること なお 必要に応じ 性感染症検査の実施を考慮すること
禁忌 (1) - 次の患者又は女性には投与しないこと - 1. 本剤の成分に対し過敏性素因のある女性 2. エストロゲン依存性腫瘍 ( 例えば乳癌 子宮体癌 子宮筋腫 ) 子宮頸癌及びそ の疑いのある患者 [ 腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある ] 3. 診断の確定していない異常性器出血のある患者 [ 性器癌の疑いがある 出血が 性器癌による場合は 癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある ] 4. 血栓性静脈炎 肺塞栓症 脳血管障害 冠動脈疾患又はその既往歴のある患 者 [ 血液凝固能が亢進され これらの症状が増悪することがある ] 5. 35 歳以上で 1 日 15 本以上の喫煙者 [ 心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しや すくなるとの報告がある ] 6. 前兆 ( 閃輝暗点 星型閃光等 ) を伴う片頭痛の患者 [ 前兆を伴う片頭痛の患者は前兆を伴わない患者に比べ脳血管障害 ( 脳卒中等 ) が発生しやすくなるとの報告 がある ]
禁忌 (2) - 次の患者又は女性には投与しないこと - 7. 肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者 亜急性細菌性心内膜 炎の既往歴のある心臓弁膜症の患者 [ 血栓症等の心血管系の障害が発生しや すくなるとの報告がある ] 8. 血管病変を伴う糖尿病患者 ( 糖尿病性腎症 糖尿病性網膜症等 )[[ 血栓症等の心 血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある ] 9. 血栓性素因のある女性 [ 血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報 告がある ] 10. 抗リン脂質抗体症候群の患者 [ 血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなる との報告がある ] 11. 手術前 4 週以内 術後 2 週以内 産後 4 週以内及び長期間安静状態の患者 [ 血液 凝固能が亢進され 心血管系の副作用の危険性が高くなることがある ] 12. 重篤な肝障害のある患者 [ 代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため 症状が増悪することがある ]
禁忌 (3) - 次の患者又は女性には投与しないこと - 13. 肝腫瘍のある患者 [ 症状が増悪することがある ] 14. 脂質代謝異常のある患者 [ 血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの 報告がある また 脂質代謝に影響を及ぼす可能性があるため 症状が増悪す ることがある ] 15. 高血圧のある患者 ( 軽度の高血圧の患者を除く )[[ 血栓症等の心血管系の障害が 発生しやすくなるとの報告がある また 症状が増悪することがある ] 16. 耳硬化症の患者 [ 症状が増悪することがある ] 17. 妊娠中に黄疸 持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴のある患者 [ 症状が再発するおそれがある ] 18. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性 [ 妊婦 授乳婦等への投与 の項参照 ] 19. 授乳婦 [ 妊婦 授乳婦等への投与 の項参照 ] 20. 思春期前の女性 [ 骨端の早期閉鎖を来すおそれがある ]
慎重投与 - 次の患者又は女性には慎重に投与すること - (1)) 40 歳以上の女性 (2) 乳癌の家族歴又は乳房に結節のある女性 (3) 喫煙者 (4) 肥満の女性 (5) 血栓症の家族歴を持つ女性 (6) 前兆を伴わない片頭痛の患者 (7) 心臓弁膜症の患者 (8) 軽度の高血圧 ( 妊娠中の高血圧の既往も含む ) のある患者 (9) 耐糖能の低下している女性 ( 糖尿病患者及び耐糖能異常の女性 ) (10) ポルフィリン症の患者 (11) 肝障害のある患者 (12) 心疾患 腎疾患又はその既往歴のある患者 (13) てんかん患者 (14) テタニーのある患者
重要な基本的の注意 (1) (1) 本剤の服用により 血栓症血栓症があらわれることがあるので 次のような症状 状態があらわれた場合は投与を中止すること また 本剤服用者に対しては 次のような症状 状態が認められた場合には直ちに医師等に相談するよう あらかじめ説明すること 1) 血栓症の初期症状下肢の疼痛 浮腫 突然の息切れ 胸痛 激しい頭痛 急性視力障害等 2) 血栓症のリスクが高まる状態体を動かせない状態 顕著な血圧上昇が見られた場合等 (2) 年齢及び喫煙量により心血管系の重篤な副作用の危険性が増大するとの報告がある 従って 本剤服用者には禁煙禁煙するよう指導すること
重要な基本的の注意 (2) (3) 本剤投与に際しては 問診 内診 基礎体温の測定 免疫学的妊娠診断等により 妊娠していないことを十分に確認すること (4) 本剤の投与にあたっては 服用者の病歴調査及び検診が必要である この検診には 血圧測定 乳房 腹部の検査及び臨床検査が含まれる (5) 長期間投与を行う場合は 6 ヵ月毎の検診 また 1 年に 1 回 子宮 卵巣を中心とした骨盤内臓器の検査 特に子宮頸部の細胞診の実施を考慮すること (6) 乳癌の検査は 服用者に自己検診を行うよう指導すること 特に 乳癌の家族歴又は乳房に結節のある女性では注意が必要である
重要な基本的の注意 (3) (7) 本剤の投与にあたっては 飲み忘れ等がないよう服用方法を十分指導すること 万一飲み忘れがあった場合 (28 錠製剤の緑色錠を除く ) 翌日までに気付いたならば直ちに飲み忘れた錠剤を服用し その日の錠剤も通常どおりに服用させる 2 日以上連続して飲み忘れがあった場合は服用を中止させ 次の月経を待ち投与を再開させること なお 飲み忘れにより妊娠する可能性が高くなるので その周期は他の避妊法を使用させること (8) 服用中に不正性器出血が発現した場合 通常は投与継続中に消失するが 長期間持続する場合は 腟細胞診等の検査で悪性疾患によるものではないことを確認の上 投与すること
重要な基本的の注意 (4) (9) 服用中に激しい下痢 嘔吐が続いた場合には本剤の吸収不良を来すことがあり その場合には妊娠する可能性が高くなるので その周期は他の避妊法を併用させること (10) 服用中に消退出血が 2 周期連続して発来しなかった場合 投与継続に先だって妊娠していないことを確認すること (11) 本剤の服用を中止して妊娠を希望する場合には 月経周期が回復するまで避妊させることが望ましい
重要な基本的の注意 (5) (12) 他の経口避妊剤から本剤に切り替える場合 1) 21 錠タイプの経口避妊剤から切り替える場合前に服用していた薬剤をすべて服用し 7 日間の休薬の後 続けて本剤の服用を開始させる 服用開始が遅れた場合 妊娠の可能性がある 2) 28 錠タイプの経口避妊剤から切り替える場合前に服用していた薬剤をすべて服用後 続けて本剤の服用を開始させる 服用開始が遅れた場合 妊娠の可能性がある
相互作用 (1) [ 併用注意 ]( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 副腎皮質ホルモンプレドニゾロン等三環系抗うつ薬イミプラミン等塩酸セレギリンシクロスポリン 硫酸グアネチジン リファンピシンバルビツール酸系製剤フェノハ ルヒ タール等ヒダントイン系製剤フェニトインナトリウム等カルバマゼピングリセオフルビンテトラサイクリン系抗生物質テトラサイクリン等ペニシリン系抗生物質アンピシリン等 塩酸テルビナフィン これらの薬剤の作用が増強するおそれがある 硫酸グアネチジンの降圧作用が減弱されるおそれがある 本剤の効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがある 黄体ホルモン 卵胞ホルモン配合剤との併用で 月経異常があらわれたとの報告がある 本剤はこれらの薬剤の代謝を抑制すると考えられる 機序は明らかではないが 本剤のレニン アンギオテンシン系への影響によるものと考えられる これらの薬剤は肝の薬物代謝酵素を誘導し 本剤の代謝を促進すると考えられる これらの薬剤は腸内細菌叢を変化させ 本剤の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられる 機序不明
相互作用 (2) [ 併用注意 ]( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 Gn-RH 誘導体酢酸ブセレリン等 血糖降下剤インスリン製剤 スルフォニル尿素系製剤 スルフォンアミド系製剤 ビグアナイド系製剤等 これらの薬剤の作用を減弱するおそれがある 血糖降下剤の作用が減弱することがある 血糖値その他患者の状態を十分観察し 血糖降下剤の用量を調節するなど注意する これらの薬剤は性ホルモンの分泌を低下することにより薬効を示すため 性ホルモンである本剤の投与によってこれらの薬剤の効果を減弱する可能性が考えられる 本剤は耐糖能を低下させ 血糖降下剤の作用を減弱させると考えられる HIV 感染症治療薬メシル酸ネルフィナビル リトナビル ネビラピン セイヨウオトギリソウ (St. John s Wort. セント ジョーンズ ワート ) 含有食品 本剤の作用が減弱するおそれがある 本剤の効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがあるので 本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること エチニルエストラジオールの AUC が減少する 機序不明 この食品は肝の薬物代謝酵素を誘 導し 本剤の代謝を促進すると考え られる
副作用 (1) 総症例副作用悪心乳房痛頭痛不正性器出血嘔吐倦怠感下痢腹痛 例数 発現率 1,011 例 (14,378 周期 ) 258 例 25.5% 主な副作用 119 例 11.8% 85 例 8.4% 59 例 5.8% 24 例 2.4% 23 例 2.3% 12 例 1.2% 11 例 1.1% 10 例 1.0% 臨床検査値異常 AST 上昇 ALT 上昇 2 例白血球数減少 1 例アルドステロン上昇 1 例 ( 承認時までの集計 )
副作用 (2) (1) 重大な副作用 血栓症 ( 頻度不明 ) : 血栓症 ( 四肢 肺 心筋 脳 網膜等 ) があらわれることがあるので 観察を十分に行い 下肢の疼痛 浮腫 突然の息切れ 胸痛 激しい頭痛 急性視力障害等の初期症状があらわれた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと
副作用 (3) (2) その他の副作用 過敏症注 1) 眼注 2) 肝臓注 2) 電解質代謝注 2) 子宮乳房循環器消化器呼吸器系精神神経系皮膚その他 黄疸 頻度不明 網膜血流障害による視力障害 5% 以上 乳房痛 悪心 頭痛 発疹 副作用の頻度 視力障害 肝機能の異常 AST 上昇 ALT 上昇 ナトリウムや体液の貯留による浮腫 体重増加 不正性器出血 ( 破綻出血 点状出血 ) 帯下 月経過多 月経痛 性交痛 乳房緊満 ( 感 ) 期外収縮 血圧上昇 動悸 嘔吐 下痢 腹痛 便秘 食欲減退 胸やけ 口渇 腹部膨満感 咽頭痛 咳 倦怠感 めまい 眠気 0.1~5% 未満 痤瘡 湿疹 瘙痒感 色素沈着注 3) 顔面紅斑 腰痛 顔面浮腫 性欲減退 性感減退 下肢痛 胸痛 腰部倦怠感 肩こり 手指のこわばり 白血球数減少 アルドステロン上昇 注 1) 投与を中止すること注 2) 投与を中止するなど適切な処置を行うこと注 3) 長期間太陽光を浴びないよう注意すること
妊婦 授乳婦等への投与 (1) 妊娠が確認された場合には投与を中止すること なお 2 周期連続して消退出血が発来しなかった場合 妊娠している可能性があるため 妊娠の有無について確認すること [ 妊娠中の服用に関する安全性は確立されていない ] (2) 授乳中の婦人には他の避妊法をすすめるなど適切な指導をすること [ 母乳の量的質的低下が起こることがある また 母乳中への移行 児において黄疸 乳房腫大が報告されている ]
臨床検査結果に及ぼす影響 含有するエチニルエストラジオールの作用による血清蛋白 ( コルチコイド結合性グロブリン サイロキシン結合性グロブリン等 ) の増加により 総コルチゾール 総 T 3 総 T 4 の上昇がみられることがある また これらの遊離型は変化しないとされている これら検査値の判定に際しては注意すること
その他の注意 (1) (1) 外国の疫学調査の結果 静脈血栓症のリスクは 経口避妊剤を服用している 女性は服用していない女性に比し 3.25~4.0 倍高くなるとの報告がある また 静脈血栓症のリスクは経口避妊剤服用開始の最初の 1 年間において最も高く なるとの報告がある また 1995 年 ~1996~ 年にデソゲストレルを含む経口避妊剤はレボノルゲストレ ル等の経口避妊剤に比較して 静脈血栓症の相対危険率を増加させることを 示唆する報告 ( レボノルゲストレル等の経口避妊剤による静脈血栓症の患者が 1 年間で 1 万人当たり 1 人であるのに対してデソゲストレルを含む経口避妊剤で は 2 人になる ) がある ちなみに 妊娠による静脈血栓の発症は 1 年間で 1 万人 当たり 6 人といわれている (2) 外国での疫学調査の結果 経口避妊剤の服用により乳癌及び子宮頸癌になる 可能性が高くなるとの報告がある
その他の注意 (2) (3) 外国で 経口避妊剤を 2 年以上服用した場合 良性肝腫瘍が 10 万人当たり 3.4 人発 生するとの報告がある また 腫瘍の破裂により腹腔内出血を起こす可能性がある 一方 悪性肝腫瘍 ( 肝 癌 ) の発生率は極めて低く 100 万人あたり 1 人に満たない (4) 卵胞ホルモン製剤を妊娠動物 ( マウス ) に投与した場合 児の成長後腟上皮及び子 宮内膜の悪性変性を示唆する結果が報告されている また 新生児 ( マウス ) に投与した場合 児の成長後腟上皮の悪性変性を認めたとの 報告がある (5) 外国で 経口避妊剤の服用により全身性エリトマトーデス (SLE) の悪化 アナフラキシ ー様症状 溶血性尿毒症候群 (HUS) があらわれたとの報告がある (6) 外国で 経口避妊剤の服用による角膜厚の変化等によりコンタクトレンズがうまく調 整されないため 視力 視野の変化 装用時の不快感等がみられたとの報告がある
Ⅲ. OC と血栓症
第三世代低用量経口避妊剤の静脈血栓塞栓症 (VTE) のリスクは第二世代低用量ピルに比べ約 2 倍高い? 第二世代 =1.0 = とした時の RR ゲストデン デソゲストレル WHO Study (Lancet, 1995) 3.1 (1.6-5.9) * 2.4 (1.3-4.6) * BCDSP - Case Control (Lancet, 1995) 2.1 (1.0-4.4) * 2.2 (1.1-4.4) * Transnational Study (BMJ, 1996) 1.5 (1.0-2.2) * 1.5 (1.1-2.2) * * 有意差あり (95% 信頼区間が 1 より大きい )
静脈血栓塞栓症に関連してとられた勧告と措置 イギリス (CSM 1) ) 1995 年 10 月 第三世代の低用量ピルは第一選択とすべきでないと勧告 ドイツ (BfArM 2) ) 1995 年 12 月 第三世代のピルは 30 歳以下の女性が初めて使用する場合に投与してはならないと通達 ノルウェー (SLK 3) ) 1995 年 12 月 他の経口避妊剤が適当でないと考えられる場合の避妊 と適応を規制 1) British Committee on Safety of Medicines.. 2) Bundesinstitut fur Arzneimittel und Medizinprodukte 3) Norwegian Health Authorities
処方バイアス 心 循環器系リスクを持つ女性への処方は? イギリス ドイツ スウェーデン オランダの 4 ヶ国の医師 306 名に対するインタビュー調査 (%) 80 70 60 50 40 30 20 10 0 第三世代 第二世代 区別しない わからない (Van Lunsen,, European Journal of Contraception and Reprod Health Care; 1:39-45, 1996)
デソゲストレル製剤の使用月数と VTE 発症例数 (%) 30-1 年以内に 64% % が発生 - (3ヶ月毎の集計 ) 434 症例 25 20 15 10 5 0 1-3 4-6 7-9 10-12 12 13-15 15 16-18 18 19-21 22-24 24 25-27 27 28-30 31-33 33 34-36 36 >36 使用月数 (Rejnen HBM et al.:bmj311:1639,1995)
発生率Marvelon 健康服用者効果 第二世代は血栓患者が除かれた時点で調査された? 第二世代 OC 第三世代 OC 疫学調査期間 1980 1990 2000 年
オッズ比21Marvelon 低用量経口避妊剤と静脈血栓塞栓症 (VTE) ( 第二世代対第三世代 ) バイアス補正なしの報告 1995 * * * 0第三世代3統計的有意差ありオバイアス除去後の報告 1997-2000 第二世代 第三世代 WHO (1995) BCDSP Jick (1995) TNS Spitzer (1996) Lidegaard (1998) Farmer (1997) R.Farmer (1996) Farmer (2000) Lewis (1999) *: 第二世代との間に統計的有意差あり Suissa (2000)
静脈血栓塞栓症に関連してとられた勧告と措置 イギリス (CSM 1) ) 1995 年 10 月 第三世代の低用量ピルは第一選択とすべきでないと勧告 1999 年 4 月規制を撤廃ドイツ (BfArM 2) ) 1995 年 12 月 第三世代のピルは 30 歳以下の女性が初めて使用する場合に投与してはならないと通達 1997 年 12 月通達を撤回ノルウェー (SLK 3) ) 1995 年 12 月 他の経口避妊剤が適当でないと考えられる場合の避妊 と適応を規制 2002 年 4 月規制解除 2003 年 1 月添付文書の適応を 避妊 に改訂 1) British Committee on Safety of Medicines.. 2) Bundesinstitut fur Arzneimittel und Medizinprodukte 3) Norwegian Health Authorities
CPMP (Committee for Proprietary Medicinal Products) Position statement 2001 年 9 月 静脈血栓塞栓症はすべての経口避妊剤にとってまれな副作用であり そのリスクは低く 現在使用中の全ての経口避妊剤は良好なリスクとベネフィットのバランスにある 現在使用されている経口避妊剤を中止する理由はない 経口避妊剤の静脈血栓塞栓症リスクは 妊娠によるリスクよりはるかに少ない 経口避妊剤の静脈血栓塞栓症リスクは 初めて服用する最初の 1 年間が最も高い 第三世代の静脈血栓塞栓症リスクに関して 第三世代の静脈血栓塞栓症リスクは第二世代より 1.5-2.0 倍高い 静脈血栓塞栓症の発症率は妊娠していないピル非服用者で 100,000 人に約 5 人 第二世代服用者で約 15 人 第三世代服用者で 25 人が 1 年毎に発症する
CPMP Position Statment(2001) 静脈血栓参考文献 ( 第三世代 : 第二世代リスク ) WHO(1995) Jick(1995)* Bloemenkamp(1995) Spitzer(1996)** Farmer R(1996) Farmer RTD(1997) Farmer RTD(1998) Lidegaard(1998) Herings(1999) Lewis(1999)** Todd(1999) Suissa(2000)** Farmer RTD(2000)* Kemmeren(2001) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 95% 信頼区間 * ** : それぞれ同じデータベースでの分析 オッズ比
CPMP Position Statment(2001) 静脈血栓参考文献 ( その他 ) 著者 Rosendaal (1999) Bloemenkamp (1999) Parkin (2000) Jick (2000) Suissa (1997) Farley (1998) 要旨 20~40 歳の間に OC を服用開始した女性は血栓症のリスクが上昇する OC の静脈血栓リスクは 3.2 年齢 家族暦 時期 施設で補正しても 3.9 Bias に影響されない 致死的肺塞栓リスクは LNG で 5.1 第三世代 14.9 (LNG 3 例 第三世代 12 例での検討 ) ピル恐慌以降第二世代の服用率が増えたが 第三 / 第二のリスク比はピル恐慌後も第三世代が高い OC 服用者の静脈血栓発症リスクは服用開始 1 年間は 10 その後は 2 に低下し 第二 第三世代間に差はない 服用開始 1 年間の静脈血栓発症リスクは第三世代が高い
死亡数 (10 万人当たり ) 国別年齢別の静脈血栓による死亡率 1.6 1.4 1.2 35-44 歳 25-34 歳 15-24 歳 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 日本 アメリカ イギリス フランス イタリア ドイツ デンマーク オランダ ニュージーランド (Farley T.M.M: Contraception 57: 211-230, 230, 1998)
経口避妊剤と急性心筋梗塞 (AMI) AMI のオッズ比 6 5 4 3 2 1 0 * WHO 1 (1995) *: 非服用者との間に統計的有意差あり 第二世代 WHO 2 (1997) * 第三世代 Lewis 1) (1997) * Lidegaard 2) (1997) 非服用者 =1.0 Dunn 3) (1999) 1) 多国間研究 2)Danish case-control control study 3)England,Scotland,Wales cace-control control study
マーベロン 添付文書 用法及び用量に関連する使用上の注意 本剤は 他の経口避妊剤の投与が適当でないと考えられる場合に投与を考慮すること [ レボノルゲストレル等の経口避妊剤と比較して 静脈血栓症の相対危険率を増加させることを示唆する報告がある ]
マーベロン 添付文書 その他の注意 (1) また 1995 年 ~1996 年にデソゲストレルを含む経口避妊剤はレボノルゲストレル等の経口避妊剤に比較して 静脈血栓症の相対危険率を増加させることを示唆する報告 ( レボノルゲストレル等の経口避妊剤による静脈血栓症の患者が 1 年間で 1 万人当たり 1 人であるのに対してデゾゲストレルを含む経口避妊剤では 2 人になる ) がある ちなみに 妊娠による静脈血栓の発症は 1 年間で 1 万人当たり 6 人といわれている
マーベロン 28 発売の経緯 医療機関の先生方と服用者のニーズにお答えするため この度マーベロン 28 を発売させていただきます 1. マーベロンは一相性であり 取り違いによるのみ間違いの無いことが大きなメリットです このような理由から 欧州では 21 錠製剤が広く受け入れられており日本でも 2005 年 4 月にマーベロン 21 を発売しました 2. 現在 マーベロンの 21 錠製剤は広く受け入れられていますが 28 錠製剤のニーズも強く上市についての検討を行なって参りました 3. 海外で販売されているマーベロン 28 のプラセボは 日本で承認を得た製品より色素量が少ない錠剤です 日本でもプラセボの色素量を減らした錠剤を使用するために 準備期間を必要としておりました この度ようやく 海外と同じプラセボ錠が日本で使用可能となったためマーベロン 28 を発売させていただきます
OC 服用に伴う副効用 月経困難症過多月経子宮内膜症貧血良性乳房疾患子宮外妊娠機能性卵巣囊胞良性卵巣嚢腫子宮体癌卵巣癌大腸癌骨粗鬆症尋常性ざ瘡 ( にきび ) 関節リウマチ 発生頻度 月経前症候群 骨盤内感染症に関してはエビデンス不足
副効用 (1) 月経困難症 月経時の痙攣性腹痛が有意に軽減 過多月経 2 周期を超える OC 使用で月経血量 43% 減少 子宮内膜症性交痛 月経時以外の疼痛緩和効果は GnRH と同等 3-6 周期連続服用療法で好影響 卵巣癌発症リスク 50% 減 OC 中止後 15 年リスク低下維持 卵巣囊胞 機能性卵巣囊胞および良性卵巣腫瘍の発生率低下
副効用 (2) 子宮体癌発症リスク 50% 減 死亡率低下 中止 10 年後も維持 大腸癌相対危険度 0.82 骨粗鬆症加齢による骨密度減少予防 40 歳以上の服用者で閉経後の大腿骨頚部骨折抑制 尋常性ざ瘡 ( にきび ) 病変軽減 その他関節リウマチ発生率 30% 低下 良性乳房疾患リスク低下