< はじめに > この度は弊社の GTB 診断をご利用頂きまして 大変ありがとうございました 様の語学 力診断結果および次のレベルへステップアップするための今後の開発ポイントをまとめさせて 頂きましたので ご確認を頂ければ幸いです 何卒宜しくお願い致します 1. 総合レベル評価 P.2 2. スキル別レベル評価 P.4~P.9 2-1. Grammar レベル 2-2. Writing レベル 2-3. Listening レベル 2-4. Speaking レベル 2-5. Reading レベル 3. トレーニングプラン P.10 1. 総合レベル評価総合レベル : レベル 4 定義 : 大学で英語を積極的に学習した方が到達するレベル 日常会話であれば問題ない 基本的な文法と構文は理解しており 語彙力や表現力がまだ不足しているが 相手に自分の意思を伝えることは出来る 参考資格等 :TOEIC540~640 英検 2 級 現在のレベルでは一般的な日常会話をする上で必要な力をほぼ兼ね備えていると言えます 仕事においても簡単な電話や来訪者の応対やメールでのやり取りといった事も大きな問題もなく出来るでしょう 全体的な能力のバランスもよく 今までの学習方法が正しかった事を証明しています 特に文法の知識が中級のレベルに達している事が 4 技能全てに良い結果として出ている事が分かります 比較的受け身な 読む 聴く 能力は強みと言えるかと思います 今後はそれらの強みを更に伸ばす事と同時に 能動的な 話す 書く 能力を強化して頂く事によって 自身の意見をより多くの場面で より多くの人達に対して正確に伝える事が出来るようになると思います 各レベルの定義は資料 1を参照 2
資料 1: 各レベルの定義 レベル定義参考資格 10 9 8 7 6 5 4 ネイティブの中でも上等教育を受けたレベルで 4 技能全てにおいて洗練された英語を操る事が出来る 英語力を測る必要がないレベル 英語を道具として使いこなせるレベル 英語のプロとしての通訳や自然な日本語への文章の翻訳が可能なレベル 多少不自由に感じる部分もあるが 殆どの場面や分野にて円滑にコミュニケーションを取れる 英語を強化するというよりも実践的な経験が必要なレベル ネイティブレベルの文章や会話を完全に理解するには不十分なレベル 弱点とする個所を重点的に強化する必要がある 専門外の話題も完全ではなくとも十分理解出来る Non-native としては語彙 文法 構文も流暢に使い 理解する力がある 日本では外資系企業で英語を使って仕事をしていく上で最低限必要なレベル 簡単な英語を使った仕事は可能で 英語も得意と言えるレベル 英語圏の大学へ進学する場合には最低でもこのレベルに到達している必要がある グローバルタレントに必要とされる基準レベルそれなりに基礎知識は身についており 海外旅行や日常生活が可能なレベル 自分から文章を作り相手に情報を与える事が出来るが 自身のコミュニケーション能力が十分でない事に不安を感じる事もあるレベル 流暢さはまだ十分ではなく 文法や構文の間違いもあるが 意思疎通で大きな問題になるレベルではない 大学で英語を積極的に学習した方が到達するレベル 日常会話であれば問題はない 基本的な文法と構文は理解しており 語彙力や表現力がまだ不足しているが 相手に自分の意思を伝える事は出来る TOEIC960~990 TOEIC900~960 英検 1 級 TOEIC840~900 TOEIC740~840 英検準 1 級 TOEIC640~740 TOEIC540~640 英検 2 級 3 2 1 英語の学習をしてきた大学卒業者レベル 語彙 文法 構文においてもまだ不十分なところが多い 相手がゆっくり且つ繰り返し話してくれると少し会話が身近な話題に関しての意思疎通が出来る 身の回りの事であれば何とか文章で話す事や書く事が出来るレベル まだ受け身である事が多く 自発的に多くの情報を発信する事は困難なレベル 単語でのやり取りが精一杯 中学英語を授業で受けたレベル 読み書きも文章では困難 聞き取りもたまに単語で推測出来るレベル 挨拶や基本文法を一からやる必要がある 英語でコミュニケーションを取るが困難で 英語を話そうとすると表情が硬くなり 頭の中がパニック状態になる TOEIC400~540 英検準 2 級 TOEIC200~300 英検 3 級 TOEIC 10~200 英検 4 級 3
2. スキル別レベル評価スキル別レベルチャート 様のスキル別レベルとしては下記の通りとなります Grammar( 文法知識 ): レベル4 Writing( 書くスキル ): レベル4 Listening( 聞くスキル ): レベル4 Speaking( 話すスキル ): レベル4 Reading( 読むスキル ): レベル4 全てのスキルレベルが整っており バランスよく修得をされています 基礎となる文法レベルもベースは出来上がっていますし 一通りの文法 構文については理解をされています その結果 自身の意図した事は相手に十分伝えられるレベルになっており 日常で会話をする上では不自由は感じないと思われます 一方で語彙や表現力については不足している点があることにより 複雑な表現や言い換えをすることが難しく感じられると思われます ビジネス上での商談やプレゼンテーションといった場面において十分にコミュニケーションを図るためには中級レベル以上の文法知識を Speaking や Writing において使いこなす必要が出てきます これらのスキル開発が今後の課題と言えます 各スキル別の評価及び強化ポイントは次項より記載しております 4
2 1.Grammar レベル評価 : レベル 4 定義 : 日本の中学校にて学習する英文法のうち 50 60% を修得している < 項目別分析結果 > 初級文法 1 初級文法 2 中級文法上級文法 70% 50% 40% 20% 基礎文法事項となる初級 1 2については半数以上の項目を既に理解されています よって時制 疑問詞 助動詞 不定詞 動名詞 進行形 完了形 接続詞といった日常会話でよく使われる項目については十分に修得をされていると言えます よって短い会話などでは十分に意図した内容を相手に伝えることができると思います 一方で受動態や現在分詞 過去分詞 関係代名詞 仮定法といった少し複雑な中級レベルの文法事項については理解があいまいな部分があるように思われます 長い文章を話す場合や書く場合 詳細な説明をする場合には必要な事項となりますので この部分の強化が今後の課題となります ( 重点強化ポイント ) 受動態 現在分詞 過去分詞 関係代名詞 過去完了 仮定法等の復習とその利用方法の確認 5
2 2.Writing レベル評価 : レベル 4 定義 : 定型文を基に簡単なお礼状や個人的 仕事のメールの返信を書く事が可能 定型文を並べ ながら自身の情報を入れる為 不自然さや文法の間違いは見られる < 項目別分析結果 > 課題の達成度と 内容の見せ方 文法の正確性語彙と表現力文章構造と展開 40% 45% 53% 46% 課題に対する回答は簡潔で文章の繋ぎ方 段落の使い方も適切です 接続詞を用いた文章の繋ぎ方も適切で同じ単語等を必要以上に多用せずに表現している点も評価できます 一方で能動態と受動態の使い分け 冠詞の使い方 動詞と名詞の組み合わせ方などに不自然な点や使用方法に間違いが見受けられました また構造的には重要な事項から順に書いていくという文章構造を理解して頂くことが課題となります ( 重点強化ポイント ) 受動態と能動態の使い分け 冠詞の使い方 ( 選択の仕方 ) 動詞と名詞の組み合わせ方の修得と 文章構造の見直し 6
2 3.Listening レベル評価 : レベル 4 定義 : ホテルやレストラン等旅行先でのやり取りのように ある程度使う表現が決まっている場面では相手の話す速度が速すぎたり 言葉に訛りが強くない場合にはほぼ理解できる また 聞き慣れている表現と多少異なっていても理解が可能 < 項目別分析結果 > 会話の概要理解 会話の詳細理解 ナレーションの 概要理解 ナレーションの 詳細理解 英語的要素の理解 83% 50% 57% 40% 33% 会話文であってもナレーションであっても要点 ( 概要 ) を把握する能力は高いと言えます また描写されている人物や物の内容を聞き取り 必要な情報を聞き分けながら取得することも十分可能なレベルと言えます 一方で少し長い文章や複数の文章 ( ナレーション ) の詳細を聞き取り 対象となる物 人の相違点や類似点を取得することについては不慣れな部分も見受けられました よって 複雑化する ( 文章が複数になる ) 会話や描写をしっかりと内容 詳細まで理解することが課題となります ( 重点強化ポイント ) 複数の文章における詳細部分の理解 対象となる物や人の類似点 相違点などの聞き取り 発音 上の音の変化を聞き取ること 7
2 4.Speaking レベル評価 : レベル 4 定義 : いくつかの文法事項に誤りはあるものの 自身が思っている事の大枠は伝える事ができる 接続詞や関係代名詞を使って長文を作る事も間違えながらではあるが行う事ができる 旅行では店員とのやり取り等特に大きな問題はない 発音では L と R 等発音の混同がある場合もある < 項目別分析結果 > 意思の伝達伝達の態度発音流暢さ聞き取り語彙文法 構文 50% 60% 60% 37% 66% 50% 57% 質問や話題に対する回答は素早く 適切でした 論点の展開もできており 質問に対する答えだけではなく 発展をさせることも出来ていました また会話の裏付けとなる論拠 証拠も明示できていたことがとても評価できるポイントです 物事の順序 経緯を示す時制の使い方も適切であったことから相手が理解をしやすい会話となっていました 課題としては表現方法 話す際の抑揚やリズムが単調になってしまっていた点があります 同じ単語の繰り返し利用を避けることや効果的な相槌 接続詞を使うことでリズムを生むことを修得して頂く必要があります ( 重点強化ポイント ) 表現力 表現方法の幅を増やす 抑揚 リズム 音の変化を作り出しながら話す技術を身につけ ること 8
2 5.Reading レベル評価 : レベル 4 定義 :Eメールや手紙などで 個人宛てのものは 複雑な内容が含まれていない限りほぼ理解できる また自身の仕事に関連するEメール等も同様に複雑な文法や文章が使われておらず あまり長文でない限り何とか理解できる また 興味のある話題に関する文章は写真等もあればある程度理解が出来る < 項目別分析結果 > 短文の概要理解短文の詳細理解長文の概要理解長文の詳細理解推測 情報補完能力 70% 40% 65% 40% 40% 文章中より必要な情報を取得するスキルについては十分お持ちです 要点の理解は勿論 裏付けとなる情報の区別や結びつけをすることも可能です また物事を時系列に整理して 理解する力もお持ちであるため 文章自体の要約スキルや理解度はとても高いと言えます 一方で文章中に記載のない事項の推測や事実を基にした考察という面においては開発の余地があると思われます ( 重点強化ポイント ) 長文においての作者 筆者の意図の理解 登場人物のおかれた環境を読み取るスキル 事実を基 にした推測能力の向上 9
< 推奨トレーニングプラン> 上記アセスメント結果をふまえた3ヶ月トレーニングプランは下記の通りです 文法知識における向上ポイントを網羅しつつ 知識として持っている内容をいかに Speaking Writing 面において発揮してくかがポイントになります また日常会話のレベルとしては十分なレベルにあるため Speaking においてはよりビジネスよりの表現や複雑なシチュエーションにて意図を伝えることを目的としたトレーニングを実施いたします 4 技能における現在のバランスが優れているため 全ての技能について総合的にアプローチをしていくプランとなります 1 ヶ月目 文法 : 受動態 現在分詞 過去分詞 Writing: ビジネス上の E-mail( 商品問い合わせ 会議開催招集 アポイント ) Speaking, Listening: 自社紹介 自社商品の紹介 社内会議 Reading: ニュース記事を読んでの要約 意見交換 2 ヶ月目 文法 : 関係代名詞 過去完了 仮定法 Writing: ビジネス上の E-mail( プロジェクトレポート 顧客への連絡 ) Speaking,Listening: 顧客との商談 プレゼンテーション Reading: スピーチやニュース記事の要約 意見交換 3 ヶ月目 Writing: トピックについてのスピーチの作成 Speaking, Listening: 顧客との交渉 クレーム対応 Reading: 専門性の高いレポートや商品説明についての要約 意見交換 10