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空中渦による水面の造波グリーン関数 を導入したIGの空力特性の解析 堀 勉 erodynamic Characteristics of IG by Proposal of New Green Function Considering ater ave Generation Caused by Vortex System in the ir Tsutomu ORI 7 月 9

日本航海学会誌 N VIGTION( 平成 7 年 月第 9 号 ) 掲載 77 研究 調査 空中渦による水面の造波グリーン関数を導入した IG の空力特性の解析 堀 勉 erodynamic Characteristics of IG by Proposal of New Green Function Considering ater ave Generation Caused by Vortex System in the ir Tsutomu ORI キーワード : 空中渦 造波グリーン関数 IG 空力特性 水面波形. 前書き IG(ing In Ground-effect vehicle) の水面効果 () に関する研究としては 別所 石川の線型造波理論に基づく先駆的研究に始まり 続いて横国大 () (3) の増田 鈴木や九大の片岡 安東 中武によって 数値解析的な立場から幾つかの計算結果が報告されている 別所らは 空中側と水中側それぞれに対する線型自由表面条件を 水面で接合した解析を試み その際空中側での水面変形の影響を無視することによって 空中 水中それぞれの流場を理論的に決定した 一方 増田 鈴木や片岡らは 数値解析的な立場から 水面条件としては基本的には別所らと同一のものを採用し 空中 水中それぞれに対して水面変形の影響を考慮しながら 繰り返し計算によって両者の流場を求めている これらの研究により IG による流場は 水面を剛壁で置き換えた所謂正鏡像モデルで計算すれば 水面効果を考慮した空力特性を略々把握できることが分かってきた とは云え 空中渦による水面の造波作用そのものについては 船舶流体力学の観点から 検討の余地があると考えられる このような状況に鑑み 本稿では 次元問題で 空中渦による造波グリーン関数を 別所らが無視した水面での圧力変動を考慮した形で構築し 高速域での流場表現や 漸近的な波形を求め得る簡便な表示式を導く また IG に作用する揚力と造波抵抗について 運動量定理に基づく解析を行ない 具体的な算定公式を示す 上記の基礎理論に基づき 空気力や水面波形について NC 翼を対象に 厚翼としての具体的な数値計算も実施し ある程度の知見を得たので 今後のこの研究の基礎資料に供する部分もあると考え ここにご報告し 諸賢のご批判を仰ぐ次第である. 空中渦による造波グリーン関数の構築 次元 IG による流場を 空中側 (ir-side) と水中側 (ater-side) について 界面である水面の造波作用を考慮した定常揚力面問題として捉える 図 に示すように 静水面上に原点 o を配し 一様な流れ方向に x 軸 鉛直上向きに z 軸を取ったデカルト座標系を用い 自由表面を有する大きさ の流れの空中側に 翼弦長 c の IG が迎角 α

日本航海学会誌 N VIGTION( 平成 7 年 月第 9 号 ) 掲載 78 の状態で 静水面から翼後縁までの高度 h で浮上しているとする このとき 空中側と水中側の流場の速度ポテン シャルを Φ, Φ それぞれの攪乱速度ポテンシャ ルを φ, φ と書き ir Side : Φ = x + φ ( for z ζ ) () ater Side : Φ = x + φ ( for z < ζ ) のように 境界値問題を設定する 一方 流れが波面に沿うことを課す運動学的条件も 同じく線型化して表記すれば [ K] φ ζ ir Side : = ( on z =+ ) (4) φ ζ ater Side : = ( on z = ) となる 水面条件式 (),(4) より波高 ζ を消去し p z = ± で圧力勾配 を等置することによって 空中側と水中側の圧力条件を接合すれば [ F] φ + κ φ φ + μ φ φ φ = + κ + μ ( on z = ) (5) ζ を得 これと (4) 式で波傾斜を等置した φ φ [ K] = ( on z = ) (6) 図 IG の座標系. 水面条件圧力条件として z = ζ の水面上で ] ] p = p = pのように 空中側の圧力 p と z= ζ z= ζ 水中側の圧力 p が等しいことを課す 空中側 水 中側それぞれに Bernoulli の定理を適用し 線型化すれば [ D ] φ + κ ζ μ φ = p ( z =+ ) φ + κ ζ + μ φ = p ( z = ) ir Side : + on ater Side : on () を連立させて 両攪乱ポテンシャル φ, φ を解けばよい. グリーン関数の構築 図 に示すように 空中の点 ( ξ, h) にある強さ Γ = π の時計回りの 次元渦に対する造波グリーン関数を 空中側 水中側それぞれに対して G, G と記し ir Side : G = θ + G ( for z ) (7) ater Side : G = G ( for z ) のような形で構成する 式中の G, G は それぞれの正則部を表わす のように書くことができる ここに 通常の水中攪乱による水波の問題のように 右辺の p を大気圧に等しいとして p= とすることはできない 式中の は空気と水の密度比を表わすパラメタ κ は波数であり それぞれ = (.75) 784 g κ = (3) によって定義される また μ, μ は 空中 水 中それぞれに対する Rayleigh の仮想摩擦係数であ り 解析後に共に μ, μ とするものである 図 空中渦によるグリーン関数

日本航海学会誌 N VIGTION( 平成 7 年 月第 9 号 ) 掲載 79 このとき 対応する攪乱速度ポテンシャル φ, φ は 束縛渦の分布密度を γ ( ξ, h) とするとき φ = γ ( ξ, h) G( x, z; ξ, h) d π φ = γ ( ξ, h) G( x, z; ξ, h) d π (8) のように 翼面上 に沿った境界積分で表現でき る グリーン関数 G, G は 前節 (5),(6) 式に示す自由表面条件 [F] と [K] を満足するように Fourier 変換の手法に従って定めることができる (4) 空中側のグリーン関数 G は z+ h + + = tan Re k( z h) ikxˆ i e dk xˆ k κ iμ G G θ + (9) のようになり 第 項は鏡像位置 ( ξ, h) にある反時計回りの正鏡像渦を表わしており 波動項に相当する第 項を G と記したものである 式中の Re[ ] は 複素表記に対する実部を採ることを意味し ˆx は ˆx x ξ () で定義した x = ξ から測った x 座標を示す 一方 水中側のグリーン関数 G は G k( z h) + ikxˆ = Re i e dk () k κ iμ となり 空中側の波動項 G と同様な特性を示すことが分かる, κ, μ は 元々の, κ, μ を 空気と水の密度比 に応じて修正したもので μ + μ, μ + + κ κ = ( ) κ + によって定義した () φ φ ζ = κ( ) z= (3) によって求め得る G, G に対して (),(9) 式を 用いて グリーン関数のレベルで書いた波高 ζ は ' ζ ( ) G G θ θ G = κ + + ( ) G z= kh ikxˆ + e = Re dk (4) k κ iμ となる 上式の積分に対し 留数の定理を適用し 実軸上の積分を虚軸上に移し換えることにより 複素域での積分指数関数 Ei ( κ ˆ + ) = κ w e Ei i ( x ih) dw C i ( xˆ + ih) w を用いて (4) 式の波高 ζ は E + ie (5) G κh ζ { cos ˆ ˆ G = e EC κ x ES sinκ x + π ( + sgn xˆ) sinκ xˆ (6) のように求め得る (4) このとき E, E は n ( κr) π EC = γ + loge κr+ cos n Θ n n! n= n π ( κ R) π ES = + Θ + sin n Θ n n! n= S C } S (7) h R = xˆ + h, Θ= tan 但し, xˆ (8) γ =.577 ( Euler 定数 ) によって計算できる 結果 IG の波高 ζ は (8) 式の関係から ζ = γ ( ξ, h) ζ ( ˆ G x, h) d π (9) として求まる 3. 波高の表示式 波高 ζ は () 式に示す空中 水中側の圧力条件式 [D] より 圧力 p を消去することにより 3. 波高 ζ の後流での漸近特性波高 ζ に関する (3) 式において u u φ = と書き その, u u に対して φ =,

日本航海学会誌 N VIGTION( 平成 7 年 月第 9 号 ) 掲載 8 u = u + u Γ u u = z= () なる関係を用いることにより ζ は ( ζ = u + uγ ) () κ z= のように表記できる ここに 二重模型流れ u Γ は 後流では u Γ ] x = = のように消失することから ζ の後流での漸近形は ζ ( x) ~ u z= Zζ sin( κx δζ ) x κ = () x= のような単純な形となる ここに Z ζ は後流での波振幅を δ ζ は位相遅れを表わす定数である 4. 高速域での流場表現と波高 高速域の水面条件の近似について検討すると グリーン関数 G, G は () 式の圧力条件 [D] と (6) 式の運動学的条件 [K] において κ とし [ D] G ' ( θ + G' ) = [ K] G ' ( θ + G' ) = (3) を連立させて Fourier 変換の手法に従って定めればよい (4) 空中側のグリーン関数 G は κ k( z+ h) ( ) e sin kxˆ G ~ dk z + h = ( ) tan = ( ) θ xˆ k (4) となり 高速極限では水中の ( ξ, h) に置かれた強 さ ( ) 即ち 元々の空中渦よりほんの少し ( 程度 ) 弱い反時計回りの正鏡像渦を表わす 一方 水中側のグリーン関数 G は G ~ κ k( z h) e sinkxˆ z h = tan = θ (5) xˆ のようになり 元々の空中渦の位置 ( ξ, h) にある強さ の微弱な時計回りの渦で表現できる このように高速極限での流場は 上記 (4), (5) 両式によって 波動項を含むことなく簡潔に表現できる dk k 波高 ζ G の κ での高速漸近解を (6) 式より求めると π γ + log sin ˆ e κ R + κ R Θ + Θ x ζ G (6) κ + π xˆ ( + sgn xˆ) h( γ + log e κr)} となる これによって 渦から余り遠くない xˆ = O() での波高値は log e κr ( > ) のオ ーダーとなって 高速域では時計回りの空中渦近傍の波高はプラスに得られ 波面が盛り上がることを示している 5. 揚力と造波抵抗 図 3 に示すように z ζ なる空中側 (ir) の検査面に対して 単位法線ベクトルを n 流速ベクトルを q = ( + u ) i+ w k と書いて p qnq+ + gz n d = + F + (7) なる運動量の定理を適用することにより IG に働く空気力 F ( = F i+ F k) は F pnd g k = = x z u + w + qnq u + n d F + (8) のような境界積分によって算定し得る 5. 揚力 図 3 運動量定理の検査面 z 方向の空気力 Fz について考える 揚力 L は (8) 式の z 成分から静的浮力 g を除くことにより

日本航海学会誌 N VIGTION( 平成 7 年 月第 9 号 ) 掲載 8 L F z = g u + w = qw n u + nz d F + (9) によって求め得る = + + T D であるから 周囲の 4 境界 ( 水面 ), ( 天井 ), ( 上流 ), ( 下流 ) F T D 毎に書けば F 上で n z d = であるから L u + w u + w = u w u + + + + F T + ( + u) w dz ( + u) w dz (3) となる 高次項を捨て 攪乱の線型項のみ抽出して 反時計回りの周回積分で表記すると L ] z ] = u + u = z= ] ] x w dz + w dz D = x= ( ) (3) F + = u + w dz となるから これをポテンシャルで書き表わせば L φ φ = + dz = dφ = ( dφ d Γ + φ ) = dφγ F F + + F + F + π Γ = dθ = Γ π (3) を得る 式中 φ は (9) 式の G に相当するから空中側で正則であり φ Γ は空中渦 + 正鏡像渦による二重模型流れのポテンシャルで循環 Γ を有するからである したがって L = Γ = γ ( ξ, h) d (33) のように IG の揚力についても Kutta- Joukowski の定理が成立することが分かった 揚力係数 CL は L CL = (34) c で定義する 5. 造波抵抗 x 方向の空気力 Fx は (8) 式の x 成分を取ることにより F x u + w = qn( u) u nx d + + F + (35) によって求めることができ これが造波抵抗 R に相当する ここに 境界,,, F T D 毎に書き 通常の水波の問題のように F 上で p = と dζ はできないことと n x d = であるから R u + w dζ = u w( u) + + F T u w + + + u w u dz ( u) dz ( + ) + D となるから 流場の連続条件 ( + u ) dz ( + u ) dz w = D T を用いて整理すれば (36) R u + w dζ = u u w + F T u w u w + dz D のように書くことができる dz (37) (38) また (4) 式の運動学的条件 [K] により 波傾斜は dζ w = (39) によって与えられるから 攪乱流による 3 次以上の微小量を捨てれば R ] z ] = z = = F T w u w u u w u w + dz D x= x= dz (4) を得る ここに 検査面を無限遠方に取れば 波動流れ u, w が影響する F と D 上の境界積分のみが残り 造波抵抗値 R は R w u = + = uw] dz (4) z x= によって求め得る この結果は 通常の水中攪乱のように 下流検査面 のみの情報のみからは算 D 定できず 静水面 上での積分操作を要すること F を示している

日本航海学会誌 N VIGTION( 平成 7 年 月第 9 号 ) 掲載 8 5.. 造波抵抗公式の検討 () (4) 式で求めた造波抵抗公式に対して () 式から得られる u = κ ζ u ] z Γ (4) = z= の関係と (),(39) 式や波動流れ u, w の後流 ( x ) での漸近特性等を考慮して変形すると R dζ = ( ) uγ ] z = + ( u + w ) (43) 4 z κ = x = のように 表記することができる ここに 第 項の u, w は () 式に示すζ の漸近波形の振幅 Z ζ を用いて φ z u ( x) κ = ~ = κzζ e sin ( κ x δζ ) x= x (44) φ κ z w ( x) = ~ κzζ e cos( κ = x δζ ) x= x のように書くことができるから 造波抵抗 R は R dζ κ = ( ) uγ ] Z z ζ + (45) = 4 によって算定できることになる 5.. 造波抵抗公式の検討 (B) (7) 式と同様な運動量定理を 攪乱源のない正則な水中側 (ater) に対して適用し x 成分に対し やはり検査面を無限遠方に取れば w u u w dz = = (46) z x= のような関係式を得る 次に 空中側と水中側それぞれの速度成分の下流検査面 での漸近特性の検討から (46) 式の左 D 辺第 項は 空中側の速度成分 u, w の積分と等値であるから 結果として空中側の下流検査面での積分は w u dz u w (47) = z = x= のように 水中側の静水面上積分で置き換え得る これを (4) 式の空中側の造波抵抗式に代入すると R = uw u w + (48) z= のような空中 水中両者の静水面上積分の和で表記される ここに 静水面上 ( z = ) では 攪乱流の z 成分については (6) 式の水面条件 [K] より x 成分については () 式の関係により それぞれ w = w ( on z = ) u + u = u Γ であることを考慮して 書き換えると R (49) ( u u ) w uγ w] (5) z = + = z= = となる (39) 式の波傾斜の関係を用いれば 上式のは 波高 ζ を使って R R dζ = uγ ] (5) z= によって計算できることが分かる ここに u Γ は 正鏡像モデルによる渦流れであり 遠方では上下 流とも O x で減衰するため 数値計算は容易である 5..3 造波抵抗公式の検討 (C) 前々節と前節の検討 (), (B) から得られた造波抵抗の算定式 (45),(5) を等置することにより R dζ κ uγ ] Z z= ζ = (5) 4 なる関係式が求まる 結果 造波抵抗 R κ Zζ 4 R は = (53) のように書き表わすことができ 面倒な無限区間に亙る水面上積分を行なうことなく 後流での波振幅 Z ζ の自乗に相当する量として 陽に定まることになる ここに () 式で定義した, κ を 元々の, κ に戻せば 造波抵抗値 R は R = κ Zζ = ( ) gz ζ 4 4 (54) のように 表記することができる この結果 中括弧内が 水面での圧力変動を考

日本航海学会誌 N VIGTION( 平成 7 年 月第 9 号 ) 掲載 83 慮しない通常の水中攪乱による造波抵抗値を表わしていることから その ( ) 倍として 空中攪乱による圧力変動を考慮した造波抵抗 R が得ら れることが分かる 空気と水のように密度比が極端に小さい場合は 別所 - 石川 () が行なったように これを無視して運動量定理で解析しても その誤差は 少なくとも定量的には小さいが 界面での密度比がある程度大きくなってくると 今回求めた (53) 式を用いないと 正しい造波抵抗値が得られないことが理解される 無次元の造波抵抗係数 C は R C = (55) c によって定義する 6. 数値計算例と考察本稿で得られた理論に基づき 数値計算を実施した結果について述べる 以下 x, h, Z ζ 等 () 付きの変数は 翼弦長 c を規準にした無次元長を示す 図 5 γ 分布 (NC44) ( h =., α = 8 ) 6. 揚力図 6 は NC35 翼の揚力曲線である 実線で示す無限流体中 ( h = ) の結果は 破線で示す別所 - 石川の結果 () と殆ど重なっており 今回の渦層モデルによる計算が 正しく行なわれていることが確認できた 一点鎖線で示す NC の実験結果との差は 計算に粘性の影響が考慮されていない為と考えられる 水面効果については 図 4 翼型の要素分割 (NC35) 6. 翼の要素分割と渦層分布 γ 図 4 に NC35 翼型の要素分割例を示す この図は 翼の上面 下面を それぞれ 4 分割し 計 8 分割した例であるが 本稿の計算結果は 全てこの図の倍に細分割し 翼表面を計 6 分割して行なっている 翼面上の渦層分布による. 節 (8) 式の流場表現を 区分的に 次要素を用いた渦層モデル (5) で離散化し 厚翼としての計算を行なった 但し (9) 式に示す造波グリーン関数の波動項 G ついては 各要素の渦層を 中点での渦糸に集約して計算した γ 図 5 に 渦層の分布密度 α を示す これは NC44 翼に対して 水面を剛壁で置き換えた 所謂正鏡像モデルで計算した結果であり 計算条件は IG の迎角 α = 8 浮上高度 h =.である 図 6 揚力曲線 (NC35)

日本航海学会誌 N VIGTION( 平成 7 年 月第 9 号 ) 掲載 84 正鏡像モデルで計算した この結果から 迎角 α = 4 辺りを境に それより高迎角では 浮上高度が低くなるほど揚力が大きくなって 確かに水面効果が得られるが 一方 α = 4 より低迎角になると 高度を下げるほど 逆に揚力が減少することが分かる 次に 図 7 は NC35 翼に対して 図 8 は NC44 翼に対して 揚力の水面効果の計算を () 行なったものである 図 7 は別所 - 石川の結果と 図 8 は片岡 - 安東 - 中武の結果 (3) と比較した 図中の一点鎖線は 無限流体中 ( h =) の結果であり マーカー付きの実線は 4 章の (4) 式に示した高速極限での流場 ( 強さ Γ の空中渦に対して 水中の鏡像位置に ( ) Γ 程度の若干弱い正鏡像渦を配する.) として計算した結果である 但し この結果と 水面を剛壁として正鏡像モデル ((4) 式で = と置くことに相当する.) との差異は 空気と水のように密度比が相当小さい本稿の場合には 図中では認めらず 重なって得られた 図 7 の結果から h =に対しては 迎角 α によらず 本論と別所 - 石川の結果は 非常に良く一致しており 図 6 からも分かった通りである ただし 水面効果を考慮した本論の計算結果は α = 4 位までは 他の結果と概ね一致しているが 迎角がα = 6, 8 程度に大きくなると 特に浮上高度 h が低くなると 他の結果より揚力を大きめに 図 7 揚力の水面効果 (NC35) 図 8 揚力の水面効果 (NC44) 計算する傾向が見られる 一方 水面効果について考察すると 同じα = 4 の迎角でも 図 7 の NC35 翼では 浮上高度が h =.より下がると 揚力が減少するのに対し 図 8 の NC44 翼は 逆に揚力が増加する傾向にあるようで 翼型によって水面効果の揚力特性も異なることが分かる 6.3 水面波形図 9 は NC44 翼によって生成される波形 ζ を F n =,, 3, の 4 速度域について 計算条件が同じ ( h =., α = 8 ) である図 5 の γ 分布を用いて 3 章の (9) 式で計算した結果である ここに F n = (56) κ c は 翼弦長 c を規準とする Froude 数である 図 9 の縦軸から 波高値そのものは微量であり IG による水面変形が相当小さく 水面を剛壁近似して解析することの妥当性を示している グリーン関数の高速漸近解 (4 章の (6) 式 ) を用いた結果は F n =, 程度でも 翼近傍の波形を良好に近似しているし F n = 3, の高速域では 翼付近のみならず かなり遠方の波形の様子まで表現していることが分かる

日本航海学会誌 N VIGTION( 平成 7 年 月第 9 号 ) 掲載 85 波の振幅 Z ζ の自乗から C Z ζ = F n (57) によって 計算したものである その結果 と のマーカーで示す両曲線は 図 造波抵抗 (NC) ( h =., α = 8 ) 図 9 水面波形 (NC44) ( h =., α = 8 ) 6.4 造波抵抗図 は NC 翼を対象に 本論で提案した IG に対する 種類の造波抵抗公式について検討した結果である 浮上高度 h =. 迎角 α = 8 の場合である の置点は (5) 式に基づいて無限区間に亙る静水面上積分によって算定した結果であり 今回の計算では 静水面上 ( 5 x ) を 後縁近傍 (.9 x.) は細かく δ x =. それ以外の領域では δ x =.刻みで計 58 分割して 数値的に積分を行なった 一方 の置点は (53) 式に示すように 同図中に一点鎖線で示す後流での自由 図 揚抗比 (NC35) α = 4

日本航海学会誌 N VIGTION( 平成 7 年 月第 9 号 ) 掲載 86 異なる計算公式で求めたにも拘わらず 良く一致していることが分かる このことから 面倒な水面上積分を行なうことなく (53) 式によって IG の造波抵抗値を求め得ることが 数値的にも確認できた ただ F n = より低速側では Z ζ による の方が多少大きめに得られているが これは上記の静水面上の積分区間や刻みとも関係すると考えられるので 更に検討する必要がある 図 は 迎角 α = 4 の NC35 翼に働く空気力の揚抗比を F n ベースに整理した結果である 揚力 C L については図 7 に示すもので 低高度 C h =.75 の場合 本論の L と比較した別所 - C 石川の計算値の一致度は 定性的にも定量的にも良好であることから IG の造波抵抗値 C についても 本論での計算の妥当性が確認できた 7. 後書き IG の水面効果について 次元問題で空中攪乱による圧力変動を正しく考慮した解析を行ない 従来無視されてきた空中側に対する水面変形の影響を考慮した新しい形で 空中渦による水面の造波グリーン関数を導いた 超高速域における水面条件の検討から 強さ Γ の空中渦に対して 水中の鏡像位置に ( ) Γ ( 空気の密度 ) ( 但し = ) 程度の若干弱い正鏡像 ( 水の密度 ) 渦を配することにより 高速での流場を表現できることを示した 水面波形についても 高速漸近解を提案した IG に作用する揚力と造波抵抗について 運動量定理に基づく解析を行ない 具体的な算定公式を導いた 揚力については 通常の翼と同様な Kutta-Joukowski の定理が成立することを示した 造波抵抗については 後流の波振幅の自乗 Z ζ に比例する従来の算定式による抵抗値の ( ) 倍と して得られることも分かった 本稿で展開した基礎理論に基づき 空気力や水面波形について NC 翼を対象に 厚翼としての具体的な数値計算も実施し 他の計算例と比較検討し 本理論の妥当性を確認した 以上 IG の空力特性に対する水面効果の計算法を提案したので 今後の課題は 系統的なシリーズ計算と 理論の 3 次元問題への拡張である 謝辞本研究は 文科省科学研究費 ( 基盤研究 (B) 研究課題 : 界面効果翼船の性能評価法に関する研究 代表者 : 大阪大学工学部松村清重先生 ) の分担者としての補助を受けて実施したことを付記し 関係各位に感謝の意を表します 参考文献 () 別所正利 石川明男 : 空中翼の水面効果について ( 第 報 ) 関西造船協会誌 第 65 号 pp.59~69 977.6. () 増田聖始 鈴木和夫 :IG の自由表面効果に関する数値解析的研究 日本造船学会論文集 第 7 号 pp. 83~9 99.. (3) 片岡克己 安東潤 中武一明 : 次元空中翼の水面効果 西部造船會々報 第 83 号 pp. ~3 99.3. (4) 堀勉 : 空中渦による水面の造波グリーン関数の構築 ( その ) 次元 IG の線型理論 長崎総合科学大学大学院新技術創成研究所所報 第 号 pp.89~95 7.3. (5) 堀勉 : 一次要素を用いた渦層モデルによる厚翼の空力特性の解析 Macintosh による科学技術計算の奨め 長崎総合科学大学情報科学センター所報 No.7/996 pp.4~48 997.3. ホリ堀 ツトム勉 平成 6 年 9 月 日投稿 正会員長崎総合科学大学工学部船舶工学科 ( 85-93 長崎市網場町 536 ) E-mail:ORI_Tsutomu@NiS.ac.jp,omePage:http://www.ship.nias.ac.jp/personnel/horiken/ 987 年大阪大学大学院工学研究科造船学専攻博士後期課程修了工学博士所属学会 : 日本航海学会 日本船舶海洋工学会の各会員 研究テーマ : 水面波動力学

学術刊行物 ISSN 99丁 9985 NVIGTN 日本航海学会誌 Jan 5 No.9 第 9号 平成 7年 月 jο 4 緒言 /77 θtt エ ル ナル ド コロ ン著 コロ ンブス 提 督伝 (吉 井 善作 訳 99年 )第 章 か ら 編 集幹事 /Mttα gjκ g Eグ jわ r 巻頭 言 /乃 rι ο NⅥ GTION"を 目指 して/れ α sο jα わた "NyIGrNll 國枝 佳 明/狗 sλ jα たjκ 切燿 親 しみやす い "魔 ( ) ( ) <sia Navigation Conference 4> 特集 イ 國枝 佳 明 /乃 sん jα たjK切 曜 ]D ( 3) Jθ 4 σ ο花たr θ ιθ ノ 第 3回 sia Navigation Conirence 4参 加 報告 /Rttθ r οれゴjル sjα 助 ッjgα 船 舶 の津波対 策 にお け る 日本航 海学会 と しての提 言 / 中村 紳也 /助 jり αfи κ4/r () Jο ん た げ 助 ツjgα Pr"ο sα J ο4 クんα jν あS ι sヵ r助 Sの 効ιJttα 4 s 日本周 辺領域 にお ける船 舶排 出 イ ンベ ン トリの作 成 お よび将 来 シナ リオ/ καrjο J4 れRι gjθ れ 横 井 威 城 田英 之 /物 ル磁JK)Kθ ム励 ルックた,S IRθ :醜 (3) Dθ ッ れわり αれグん 勉rι S ι ι J げ 彫 E JSS θ4ソ ι `所 j協 滋 αj44α ん, 勿 sα οfし R3雨 (4) 動 ιイン ッ ιr ンrれ θグ助 κ jグ (Mθ P,拗 ル Jjれ 几勿 rj j ιt7 グ ル sた ル rsゲ 9ケ α Sθ α 物κgれ れgα s 月 (6) れι Z4SSDα κグr rj SOJf 几勿 rο sθ の Jθ ル ψ κ αケs'sイ ン SSθ Jル ψ S ια S'4動 り θbの E 一 j Iう ιグ4α sjs ακグdι s,g4 オ ブ ジ ェ ク ト指 向 開 発 に よ る 漁 船 設 計 手 法 /F sん jん gル SwJ Dι sjgん M多 滋οグBα sι グθ4bJiι θrjι κ 三好 潤 田丸 修 川崎潤二/ん κи Ю tt Osα ンLMRυ α んグル jゑ 昭 r (8) 沿岸 イカ釣 り漁業 を取 り巻 く社会経済的要因の変化 に対応 した効率的操業 システム/ ツ:frヤ タ イ. 彎徹 fり littθ 鶴や 雹 7g胤柵,協Z潟舒鯖劉tttyttLD の 軍 矢第 帆船の訓練効果に関する研究 一創造性 について 一/ D sげ /乃 () Trο 乗船実習の教育効果に関する研究 :進 路選択 に対する自己効力尺度の変化 に注 目して/ 7獣組T警 出 シ空グ ぐ 響で 暮γ 猟ゑn鳳 (の 嘔鶴 事 貿 夕 贅 蹴 %i%維 %r競解iъttz瀾 隆瘍Zttα 濯ルα gfi S ンの :竹 θκ ttι ttα れた gθ.貿 I ( 乃ιSα jjj4g ttssι ル αjん j4g 動 ιグ 場 αbο ン jν ツι ιん J4 rι α り jフ?じ 'シ ド 白井友子 田丸人意 庄司る り 漁 椰 浮体式大型津波 シェルター に関する基礎 的研究/Bα J Jめ 磋ル α万4g滋 ιfi象, 岸 拓真 詳 讐 がι れッ θ 4 θ 笏ヵr grα ψれg省 実写画像 を元 に した海上仮想環境/協 rれ ι 丹羽俊博 "物 田中 遼 古谷雅理 庄 矛 ノ乳膨 浮体式OC型 波力発電装置 の性能推定 に対するMPS法 の適用性 に関する基礎 的研究/ F翻ど 宅蜀ん留7ツ f霜.r %維 4α S'Sげ Sん ル ` Fわ Jκ rα rrθ 教育機関紹介 J げ腕 神戸大学海事科学部/乃. cヵ α44ι 隣jJjzjん g rj J IS 覧腸鳥冗携籟γ 傷 % 脇 /物 た α s,動 歯 jttoz悦 zク "θ Иん α tt α ん グИ な夕 λ οtts 力 ( 4M,動 物sグ ル F/Rυ n 協復 _(の jκ α κ グR"鶴 "競 子 写 織笠ま 犠乳 脚:な 醸蝋α焔訪燿 霧 j筈 来島海峡航路 における通信状況の実態調査/κ わ ωttgttθ れげ 乃ιJψ 脇 山崎慎也 世良 亘 増田憲司 栗本裕和 /襴 空気式防舷材の国際規格爵7357の 改定について/Rι 力Jο んげパθfZ57rf賀 π sα К 情幸艮の 目的地 `.ヤ コー ドを利用 した戦略的最適航路 に関する研究/勝 ン 空. :.7 ff雀 負 琢 ;富 sλ jα たJκ こ 別 國枝 佳 明 S/D 4α 劣協狼%雀 惚 競 鷺導 監 ( :班И α4グ ル rο ttz夕 κ駅 脳 θリ ー 'た ( (3の ヤ ク lfr響.ヤ 7.f子 猛 纂 影 j翼て通 KIBR (3 (33) Dα 協 Xjグ αcjθ,腕 sα θf/rし is,ル ル4α rjノ鷹 KINO i で.Fttγ わ MSL翻 イ/R (34) ιs κ ι s,焔わθttjッ sゎ 西村悦子/Eな Jθ インタビュー jtt αル 公立は こだて未来大学 学会 の担 い手達/動 ιmttι ι ` 解説 展 望 高 博昭先生. 編集幹事/ル 物4α gjん g巳憮 or (4) た θ グ助. 石田正一/助 οj ん, SD磨 誤差三角形 における最確位置決定法再考/腕 s Prθ bα bル Pο sj jο 4ル ο 働 (46) 滋た力ιf吻 jο jθ α 4 j4 Cttjκ αr tt Fbr 夕 ん αj Sた ん 滋rグ. 励 J 働 4グ 勁ん rた ん 夕 αjj SS夕 rα ん ιげmarj j ιeグ ッ μjκ g JIN (54) 物 θ 研究 調査 jκ gわ 福谷恒男/ ク rrjκ g aα rα たr,s sげ νttj 助 ッ θ s rθ 勉 Sλ 肋 4 J4g ん ι θfttυ ZM (6) ン 船舶の運航 と最高波 の出現特性/θ 早輌瀬戸 における漁船 と一般航行船舶 の離隔距離 の実態分析 に向けて 一Ⅱ/ jttf絲 SI観 :拶 ゞ :夕.貿 ク l増 D,Sθ ttrθ :欝 SttИ r瞥 rf家 (6つ たrJs j sげ π6 空 中渦 に よる水 面 の造 波 グ リー ン関数 を導入 したIGの 空力特性 の解析 /ι rθ の 4α j Cttα rα jθ jん 堀 勉 / クゎ 夕πθRI rα 4 α ン ιgι κι 滋ιjr s`グ の 物 r雄 ル Sた 4 Fン 4 θ4cθ 4sjル rj4g l りたrl 物ッ (77) の Pr"ο Sα Jげ Мν Grι θ れ お 郷孫 争 盆 ど 窃麓統藤雀χ BFЪ γ 品 ご 書評 海辺 の書斎 厖υ ん グ ゑ躍 側α 助れ α θ ッ 岩淵聡文氏著 文化遺産 の眠る海 一水 中考古学入門 一 編集幹事/Mttα gj4g jゎ r (87) 高専奨学褒賞 操船 シミュレータによるECDIS訓 練 一マニュアルの整理 と基礎訓練 の作成 一/ gι ι ECDIS α4ン αj αれグbα sj αjκ j4g 長岡雅人/ν ttα ゎら4Gθκ4 れ Eの パ ルαJκ Jん gク sjれ gsん ん αれ αjη g s姥 滋ゎr rrα れ (89) 一 と の と のための手法 提案 学生用 の解説書 とマニュアルの製作 / 船内公開中 対応 安全確保 j j4goれ わ 杉野 士/Mttθ r夕 SyGⅣ θ (9) S S ン ο αrグ Sψ 力r sλ グ SGン ι Ⅵ の げSo7J`げ P夕 わ 4グ 励θ ぶ S (9) R漏 ルrs 齋藤航大/働 力 ミ θ κげfわ α4グ Prι ss ιαrθ ン 舵廻 りの流れ と圧力 の可視化/Ⅵ sン αjjzα 大島政雄/協 sα θθsⅢm (9) ι グRα あ E んθι sげ S7α 月P Bο α 瀬戸内海における単独衝突海難 に関する研究/κ α sjsげ Dお Jわ ク 限界集落的離島の現状調査 仕 島町高井神島を例 として)/動 ιp 磁 Rω ι 7年 ク.グ タ 留 お 勉 4α κα ヴj αであο グ&zわGα (9Э け れ 滋ιS`ゎ 勤 勉 4グ Sι α ル αsι げ 滋 ι:磁 たαJた α 鶴絲 響 空 筆禾日貴/助 θ麗 υttα ん " S J j 日 本 航 海 学 会 Japan lnstitute of Navigation c/o Tokyo niversity of Marine Science and Technology,-6,Etchttima,Koto ku,tokyo,35-8533 JPN