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官報 2009 年第 150 号 インドネシア共和国官報補足第 5069 号 ) にて改定された商品 サービスに対する付加価値税および奢侈品販売税に関する 1983 年法第 8 号 ( インドネシア共和国官報 1983 年第 51 号 インドネシア共和国官報補足第 3264 号 ) 決定事項 : 制定事項 : 納税者および関連当事者間の取引における一般的な事業方針および独 立企業間方針の適用に関する国税総局長規定 第 1 章 総則 第 1 条 本国税総局長規定において 以下の意味するところ : 1. 以降 KUP 法と称する国税一般通則法とは 過去数回に渡り改定され 最後に 2009 年法第 16 号にて改定された国税一般通則に関する 1983 年法第 6 号である 2. 以降 PPh 法と称する所得税法とは 過去数回に渡り改定され 最後に 2008 年法第 36 号にて改定された所得税に関する 1983 年法第 7 号である 3. 以降 PPN 法と称する商品 サービスにおける付加価値税および奢侈品販売税法とは 過去数回に渡り改定され 最後に 2009 年法第 42 号にて改定された商品 サービスにおける付加価値税および奢侈品販売税に関する 1983 年法第 8 号である 4. 以降 P3B と称する二重課税防止協定とは 二重課税回避および脱税防止を目的としたインドネシア政府と他国との協定である 5. 特別な関係とは PPh 法第 18 条第 4 項もしくは PPN 法第 2 条第 2 項に規定される納税者およびその他の当事者の関係である 6. 一般的な事業方針および独立企業間方針の適用とは 特別な関係のある相手先との間で行われた取引の条件が 比較対象として使われる特別な関係が無い相手先との間で適用された取引条件と類似また

は比較可能で 特別な関係がある相手先と行われる取引の価格または利益は比較対象として使われる特別な関係が無い相手先と行われる取引の価格または利益と類似しているか または一定の価格帯または利益幅でなければならない 7. 独立企業間価格または独立企業間利益とは比較可能な条件下にある特別な関係の無い相手との間で行われた取引の結果の価格または利益であるか 価格または利益が一般的な事業方針および独立企業間方針を充足して決められた価格または利益である 8. 比較可能分析とは納税者または DGT( 租税総局 ) が実施する分析で納税者が特別な関係のある相手先と行った取引条件と 特別な関係の無い相手先と行った取引の条件を比較しなければならず 取引形態により条件の違いを確認する作業である 9. 移転価格 (transfer pricing) とは 特別な関係のある当事者同士の取引の価格設定である 10. 内部比較可能データとは特別な関係の無い相手先との間で行われる比較可能な取引の独立企業間価格データまたは独立企業間利益のことである 11. 外部比較可能データとは特別な関係の無い相手先との間で行われる比較可能な取引の独立企業間価格データまたは独立企業間利益のことである 12. 独立価格比準法 (comparable uncontrolled price / CUP) とは 比較可能な条件または期間で 特別の関係のある関連当事者との間で行われる取引における価格を 同等の状態にある特別の関係のない当事者間で行われる取引と比較して行う移転価格算定方法である 13. 再販売価格基準法 (resale price method / RPM) とは 関連当事者間で行われるある製品の取引価格を 特別の関係の無い当事者の製品の再販売価格から機能 資産 リスクを反映させた独立企業間の純利益を控除したあとの製品の再販売価格または通常の状況において取引された製品の再販売価格と比較して行う移転価格方法である 14. 原価基準法 (cost plus method / CPM) とは 一般的な事業方針および独立企業間方針に則って算定された製造原価に 特別な関係の無い当事者との取引から同じ会社によって受け取った独立企業間純利益 または特別な関係の無い当事者との比較可能な取引から他の会社によって受け取られた独立企業間純利益のいずれかを加えた価

格で取引する移転価格方法 15. 利益分割法 (profit split method / PSM) とは 取引単位利益法 (transactional profit method) に基づいた移転価格の方法で 通常期待される見積もり分配利益が経済的に受け入れられる基礎を利用し また特別な関係の無い当事者間での合意が反映されることで 特別の関係のある当事者によって割り当てられた関連会社間取引における合算利益を特定することにより実施されるものである 16. 取引単位営業利益法 (transactional net margin method / TNMM) とは 取引の費用 売上 資産またはその他の基礎に対する営業利益のパーセンテージについて 特別の関係の無い当事者によって行われた比較可能取引により得られた営業利益のパーセンテージと比較する または全く第三者の特別の関係の無い会社により行われた比較可能な取引により得られた営業利益のパーセンテージと比較する移転価格方法である 17. 相互協議手続き (mutual agreement procedure / MAP) とは 租税条約の適用から生じる課税上の問題の解決のために インドネシアの権限を有する当局と租税条約締結国の当局との間で行われる事務的手続きである 第 2 章 適用範囲 第 2 条 (1) 本国税総局長規定の適用範囲は 納税者が特別な関係を有する相手方との取引に対して適用される (2) 第 1 項にいう取引は 一般的な事業の方針および独立企業間価格の方針に一致しない納税者の課税所得の金額計算に影響する以下の取引である a. 有形 無形の商品の販売 譲渡 購買または取得 b. 有形 無形の資産の供給や利用により発生するレンタル料 ロイヤリティまたはその他の報酬 c. サービスの提供または利用に関連する収入または支出 d. 費用の割り当て

e. 金融商品の形態の資産の受け渡しまたは取得 そして金融商品 資産の受け渡しまたは取得に関連して生じる収入または支出 第 3 章 一般的な事業実務の方針および独立企業間方針ならびに比較可能分析 第 3 条 (1) 納税者は 第 2 条に規定される取引を特別な関係のある相手先と行うにあたり 一般的な事業方針および独立企業間方針を適用しなければならない (2) 一般的な事業の方針および独立企業間方針は以下の手順で行われる a. 比較可能分析を行い 比較可能対象を決定する b. 適切な移転価格方法を決定する c. 納税者が特別な関係のある相手と取引を行う際 比較可能分析および適切な移転価格に基づき一般的な事業の方針および独立企業間方針を適用する d. 現行の税務規定に基づき 独立企業間価格または独立企業間利益を決定するそれぞれのステップを文書化する (3) 収入もしくは支出額が1 千万ルピア未満の特別な関係者との取引は 2 項に規定されている義務を果たす必要はない しかしながら 納税者は依然としてKUP 法第 28 条に従う義務を有する 第 4 条 (1) 第 3 条 2 項 a 号に記されている比較分析を実施するに当たり 以下の事に留意しなければならない a. 特別な関係のある当事者と行われる取引については特別な関係の無い当事者と行われる取引と比較可能とみなされるのは以下の場合である 1) 比較された取引において価格または利益に影響する重要なまたは実質的な条件の相違がない場合 もしくは 2) 条件に相違はあるものの 価格または利益に対する条件の相違の実質的または重要性の影響を排除する調整がなされ

ている場合 b. 内部比較可能データがあってそれと同程度の外部比較可能データがある場合 納税者は独立企業間価格または利益を決定するために内部比較可能データを利用しなければならない (2) 納税者は 比較可能分析を実施し比較対象を決定するための調査およびその結果 内部比較可能データおよび / または外部比較可能データの利用 そして現行規則に則った記録 記録の根拠または文書の保管についてそのステップを文書化しなければならない 第 5 条 (1) 第 4 条 1 項に規定されている比較可能分析を実施するにあたり 以下の比較可能レベルに影響を及ぼす可能性のある要素の分析を行わなければならない a. サービスを含む売買される有形の商品 資産および無形の商品 資産の特性 b. 取引を行う当事者の機能 c. 契約 合意書の規定 d. 経済状況 ならびに e. 事業戦略 (2) 納税者は 1 項に規定されている要素の分析および調査結果と現行規則に沿った記録の保管 記録の根拠または書類を保管しなければならない 第 6 条 (1) 第 5 条 1 項 a 号に規定されている有形および無形の商品 資産の特性を評価 分析するにあたり 特別の関係がある当事者または特別の関係が無い当事者いずれかにより行われる商品またはサービスの取引 譲渡または配達について分析が行われなければならない (2) 1 項に規定される有形商品の特性の評価 分析に当たり 以下の事項を考慮しなければならない a. 商品の物理的特徴 b. 商品の品質

c. 商品の耐性 d. 商品の有用性 ならびに e. 商品の供給可能数量 (3) 1 項に規定される無形商品の特性の評価 分析において 以下の事項を考慮しなければならない a. 取引の種類 b. 提供される無形商品の種類 c. 与えられる期限および保護レベル ならびに d. その無形商品の利用により得られる便益の可能性 (4) 1 項に規定されるサービスの特性の評価 分析において 以下の事項を考慮しなければならない a. サービスの性質および種類 ならびに b. サービスの提供の範囲 第 7 条 (1) 第 5 条 1 項 b 号に規定されている機能の評価および分析 (functional analysis) を行うに当たり 重要な経済活動を特定 比較し また特別な関係の無い当事者と特別な関係のある当事者により主な責任を負う (2) 1 項にいう経済活動とは その活動によって得られた利益の額または価格決定に重要な影響を与えると見なされる (3) 機能の評価および分析を行うにあたり 以下の事項を考慮しなければならない a. 組織構成 b. デザイン 加工 組み立て 調査 開発 サービス 購入 流通 マーケティング プロモーション 運輸 金融ならびにマネージメントなどの会社が行う主な機能 c. 土地 建造物 設備 ならびに無形資産 また年数 市場価格および配置などの資産の性質を有するもので使用されている もしくは使用することになる資産の種類 d. 市場リスク 投資リスク また財務リスクなどの取引を行う当事者によって発生するまたは認識されるべきリスク

第 8 条 第 5 条 1 項 c 号に規定される契約 合意書の規定に対する評価および分析を行う場合 その分析は特別の関係のある当事者間で実施された責任 リスク及び当事者で分配された利益のレベルについて行われ それを特別の関係の無い当事者間で行われたところの契約書及び合意書の条項と比較しなければならず それは明文化されたものとされていない規定も含む 第 9 条 第 5 条 1 項 d 号に規定される経済状況の評価および分析を行う場合 特別な関係のある当事者と特別の関係の無い当事者によって行われた取引の地理的条件 市場の範囲 競争のレベル 需要供給のレベルと商品のレベル サービスの提供可能性または取引の代用品などの関連する経済条件を確認しなければならない 第 10 条 第 5 条 1 項 e 号に規定される事業戦略の評価および分析は特別な関係の無い当事者と特別な関係のある当事者によって行われるところの新製品の革新および開発 商品およびサービスの多様性のレベル 市場進出のレベル その他の事業方針の検討がおこなわれなければならない 第 4 章 移転価格または利益の方法 第 11 条 (1) 移転価格 / 利益の方法を決定するにあたっては適切な移転価格を決定するために調査を実施しなければならない (2) 適用が可能な移転価格方法とは a. 独立価格比準法 (comparable uncontrolled price / CUP) b. 再販売価格基準法 (resale price method / RPM) もしくは原価

基準法 (cost plus method / CPM) c. 利益分割法 (profit split method / PSM) もしくは取引単位営業利益法 (transactional net margin method / TNMM) (3) 第 2 項に規定される移転価格方法の適用において 以下の事項に留意しなければならない a. 移転価格算法の適用は 適切な条件にしたがい独立価格比準法 (comparable uncontrolled price / CUP) に始まり 段階的に実施しなければならない b. 独立価格比準法 (comparable uncontrolled price / CUP) が適当でない場合 適切な条件に従い再販売価格基準法 (resale price method / RPM) もしくは原価基準法 (cost plus method / CPM) を適用しなければならない c. 再販売価格基準法 (resale price method / RPM) もしくは原価基準法 (cost plus method / CPM) が適当でない場合 利益分割法 (profit split method / PSM) もしくは取引単位営業利益法 (transactional net margin method / TNMM) を適用することが出来る (4) 独立価格比準法 (comparable uncontrolled price / CUP) の適用に適した状況とは a. 取引される商品またはサービスは 比較可能条件として全く同じ特質を有すること もしくは b. 特別な関係のある当事者と特別な関係のない当事者との間で行われた取引条件は全く同一か またはかなりの程度比較可能か 違う条件であることから生じる影響を除外できる的確な調整ができること (5) 再販売価格基準法 (resale price method / RPM) の適用に適した状況とは a. 特別な関係のない当事者と特別な関係のある当事者との間での取引が 特に取引対象の商品またはサービスが異なっていても機能分析に基づいた比較可能性が高度に比較可能なレベルであること b. 再販売者 (reseller) は 取引される商品またはサービスに対し多額の付加価値を付けない場合 (6) 原価基準法 (cost plus method / CPM) の適用に適した状況とは

a. 特別な関係を有する当事者に販売される半製品 b. 特別な関係を有する当事者間での共同の便宜の契約書 / 合意書または長期の売買契約があること c. サービス取引の規定 (7) 利益分割法 (profit split method / PSM) は 以下の状況の場合のみ特別に適用することが出来る a. 特別の関連のある当事者間の取引が互いに強く関連しているため それぞれ分けて調査を行うことが不可能である場合もしくは b. 取引を行う当事者間においてユニークな無形財産であるため 適切な比較可能なデータを探すことが困難な場合 (8) 移転価格方法の段階的適用は 第 4 条 第 5 条 第 6 条ならびに第 7 条に規定される移転価格方法の適切な条件に基づいて行なわなければならない (9) 納税者は 現行規定に沿って 実施した調査 記録の保管 記録の根拠または文書を文書化しなければならない 第 12 条 第 11 条 3 項に規定する条件が満たされない場合は 取引単位営業利益法 (transactional net margin method / TNMM) を適用することが出来る 第 5 章 独立企業間価格ないしは独立企業間利益 第 13 条 (1) 第 11 条 2 項に規定される移転価格方法に基づく 独立企業間価格ないしは独立企業間利益は 単一価格または利益 (single price) の形態 もしくは独立企業間価格帯の価格または利益 (arm's length range / ALR) の形態で定めることができる (2) 1 項に規定される独立企業間価格の価格帯または利益幅は以下の条件を満たす第 1 四分位および第 3 四分位間の間を指す a. 使用される比較可能取引またはデータは 第 4 条 1 項 a 号の規定に

依拠している また b. 証拠および適当な説明では 単一価格または利益の適用を行うことが出来ない場合 (3) 2 項に規定される条件を満たすことが出来ない場合には 価格帯または利益幅を使用することは出来ない (4) 独立企業間価格帯または利益幅 (arm's length range / ALR) とは 同じ移転価格方法を使用したいくつかの比較可能データ調査の結果である関連当事者間で行われた取引における価格帯または利益幅である 第 6 章 特別取引 第 14 条 (1) 一般的な事業方針および独立企業間方針は 特別な関係のある当事者間で行われる取引に適用されなければならない (2) 1 項に規定される取引は 以下の規定を満たしていれば一般的な事業方針および独立企業間方針を満たしていると見なされる a. 実際に発生したサービスの提供もしくは受領 b. サービス受領により経済的もしくは商業的利益を得る ならびに c. 特別な関係のある当事者におけるサービスの価値が 比較可能な条件である特別な関係の無い当時者間で行われた または当人の利益のためにその当事者によって行われた取引と同じこと (3) 親会社との所有関係が一つしかない場合または一つの事業グループのもとで数社の会社しかない場合ということでサービスの取引が行われた場合 特別の関係のある当事者とのサービス取引については一般的な事業の方針および独立企業間方針が満たされていないとみなされる (4) 2 項に規定されるサービス取引は 以下と関連して発生する費用または支出を含む a. 親会社の株主総会 親会社による株式発行 および親会社の経営コストなどの親会社によって行われる活動

b. 納税者によって享受される測定可能な便益の証拠がある場合を除く親会社の連結財務諸表などの親会社への報告義務 ならびに c. 買収が納税者により行われ その利益を納税者が享受した場合を除き 事業グループ内の会社所有権買収のために使用される資金 第 15 条 サービス取引が特別な関係のある当事者との間で行われた場合は特別に 区分され第 3 条 2 項に規定される一般的な事業の方針及び独立企業間方針 の適用のステップはそれぞれのサービス取引に適用しなければならない 第 16 条 (1) 特別な関係のある当事者間でサービス取引が行われる場合でそれぞれの当事者に提供されるサービスが特定出来ない場合 それぞれの当事者で受けた便益に基づきサービス料を割り当てなければならない (2) 1 項に規定されるサービス料の割り当てに使用される基準は 以下の事項に基づき測定可能な条件で信用できれば適当であるとみなされる a. サービスの性質 サービス提供時の状況 ならびに得られる利益 もしくは b. 特別な関係が無い当事者により行われない取引に関する他の判断基準 第 17 条 (1) 一般的な事業の方針および独立企業間方針は特別の関係のある当事者と行われた無形資産の利用または譲渡に適用されなければならない (2) 特別な関係のある当事者と行われた無形財産の利用は以下の規定を満たしている限り 一般的な事業の方針および独立企業間方針を満

たしているとみなされる a. 無形財産の利用が実際に行われた b. 経済的もしくは商業的利益がある ならびに c. 特別な関係当事者間の取引は 比較可能分析および取引に適切な移転価格方法を適用することによる比較可能条件を持っている特別な関係の無い関連当事者間取引と同じ価値を有している (3) 特別な関係の当事者間で行われる無形財産取引は以下の条件を満たす限り一般的な事業方針及び独立企業間方針を満たしているとみなされる a. 無形財産の移転が実際に行われた そして b. 特別な関係のある当事者間の無形財産の移転価値は比較可能な条件のもと 特別な関係の無い当事者間で行われた無形財産の移転の価値と同じ (4) 2 項および3 項に規定される取引に比較可能分析を行う場合 特に以下の事項を考慮しなければならない a. 無形財産使用における地理的制約 b. 譲渡された権利の独自性 ならびに c. 資産の改善へ参加するための無形財産を得た当事者の権利の存在 第 7 章 書類および年次税務申告書記入義務 第 18 条 (1) 納税者は KUP 法第 28 条およびその実施規則に規定される記帳または記録およびその他の書類の元となる帳簿 記録ならびに書類の維持および保管の義務を有する (2) 1 項に規定される書類の定義は 特別な関係のある当事者間の取引において一般的な事業の方針および独立企業間方針の適用の基礎として使われる書類である (3) 納税者が用意しなければならない移転価格 / 利益の書類は少なくとも以下を含む a. 事業グループ構成 所有権構成 組織構成 事業活動の操業面

事業競合者リスト ならびに事業環境図などの詳細な会社概要 b. 価格方針および / または費用配分の方針決定 c. 売買される商品の特性の比較可能分析結果 機能分析結果 経済状況 契約書 / 合意書の規定 ならびに事業戦略 d. 選ばれた比較対象 また e. 納税者が選んだ移転価格 / 利益の適用に関する記録 (4) 納税者は 選択した移転価格方法または移転利益方法の適用にあたり 3 項に規定される事業分類に沿って準備する書類の種類や形態を自身で決定することが出来る 第 19 条 納税者は 現行の税務規則に基づき 特別な関係のある当事者間の取引 を所得税年次申告書において報告しなければならない 第 8 章 国税総局長の権限 第 20 条 (1) 国税総局長は 特別の関係にある当事者間で行われた取引の税額を決める収入と支出の金額を再決定する権限を有する (2) 1 項に規定される収入と支出の再計算はその方法と納税者が適用した移転価格または移転利益が検討される (3) この規則に規定する一般的な事業の方針および独立企業間方針の適用にあたり適切な説明および証拠資料を提出できない場合には DGT はKUP 法第 13 条 1 項に基づく権限に沿って DGTにより適当とみなされたデータ その他の書類および移転価格または移転利益の方法に基づき決定する権限を有する (4) 第 1 項に規定されるDGTの権限は 納税者が特別な利害関係を有する当事者間で行われた取引において事業の通例および独立企業間方針の原則を満たした場合 行使されない (5) 納税者が特別の関係のある当事者と税務分野で犯罪行為と特定される取引を行った場合 KUP 法第 44 条に規定される通り DGTは捜査を

行う権限を有する 第 21 条 (1) 国税総局長は 初期的調整 (primary adjustment) に続く措置として 納税者の課税所得の算出に対し調整的対応 (correlative adjustment) を行う権限を有するのは以下のものである a. 納税者の取引相手である国内の他の納税者が行った収入および支出の計算に対するDGT もしくは b. インドネシア国内の納税者の取引相手である他国の納税者によって行われた益金および損金の計算における他国の税務当局 (2) 1 項 b 号に規定される他国の税務当局により行われた調整については 納税者は税金計算の修正を自身で行うことは許されない 第 9 章 納税者の権利 第 22 条 納税者の取引相手になる納税者に租税条約締結相手国の税務当局が行った調整に納税者が合意しない場合を含み 現行規定に従い DGTの規定の適用に関わる税務問題の解決のために DGTの規定に従ってDGTへ相互協議手続き (Mutual Agreement Procedure / MAP) を申請することが出来る 第 23 条 (1) 納税者および関連当事者間の取引において発生する可能性のある問題を防止するための試みとして 納税者は現行規定に沿って DGTへ事前確認 (Advance Pricing Agreement / APA) を申請することが出来る (2) 1 項に規定される事前確認 (Advance Pricing Agreement / APA) は PPh 法第 18 条 3a 項に規定される通り DGTと納税者間 もしくはDGTと他国の税務当局間において行われる書面契約である

第 10 章 結びの規定 第 24 条 本国税総局長規定は 定められた日より有効である 制定地ジャカルタ 2010 年 9 月 6 日 国税総局長 Mochamad Tjiptardjo ( モハマドチプタルジョ ) 社員番号 195104281975121002