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高等教育機関への 25 歳以上の入学者の割合 21.7 2.9 2.3 高等教育機関 (4 年制大学 ) への 25 歳以上の入学者割合を見ると 日本は他国と比較して 割合が低い (%) 3 29.7 28.7 28.2 27.6 (215 年 ) 26.1 25.8 25 2 19.4 18.8 17.5 17. 16.6 15 14.8 14.6 13.4 1.9 1.8 1 8.7 8.6 8.1 7.1 6. 5.6 5 3.8 2.5 1.7 ( 出典 )OECD Education at a Glance (217) ( 諸外国 ) 及び文部科学省 平成 27 年度学校基本調査 ( 日本 ) に基づき作成 1

民間企業における教育訓練費の推移 民間企業における 1 人当たり教育訓練費は 9 年代以降漸減傾向 人的資本の蓄積に不安あり ( 円 / 人 月 ) 1,8 1,67 1,6 1,521 1,464 1,541 1,4 1,2 1, 1,65 1,236 1,35 1,256 1,38 1,112 8 775 6 59 4 346 2 1973 年 1976 年 1979 年 1982 年 1985 年 1988 年 1991 年 1995 年 1998 年 22 年 26 年 211 年 216 年 ( 出典 ) 労働省 労働者福祉施設制度等調査報告 賃金労働時間制度等総合調査報告 厚生労働省 就労条件総合調査報告 より作成 ( 注 ) 労働者の教育訓練施設に関する費用 訓練指導員に対する手当や謝金 委託訓練に要する費用等の合計額 2

計画的な OJT 及び OFF-JT の実施状況 企業規模にかかわらず 正社員と比較して 正社員以外への能力開発機会が乏しい 企業規模が小さいほど 計画的な OJT 及び OFF-JT の実施割合が低い 計画的な OJT を実施した事業所割合 ( 企業規模別 ) OFF-JT を実施した事業所割合 ( 企業規模別 ) (%) (%) 8 7 6 59.6 63.8 65.8 76.5 9 8 7 74. 68.7 79.2 82.9 85.8 5 4 3 3.3 39. 5.3 24.8 28.2 28.2 44.1 6 5 4 3 37. 54.5 31.9 36.2 4.9 49.1 2 18. 2 21.9 1 1 総数 3~49 人 5~99 人 1~299 人 3~999 人 1 人以上 総数 3~49 人 5~99 人 1~299 人 3~999 人 1 人以上 正社員 正社員以外 正社員 正社員以外 ( 出典 ) 厚生労働省 平成 28 年度能力開発基本調査 ( 調査対象年度は平成 27 年度 ) より作成 3

自己啓発の状況 正社員 正社員以外ともに 7 割強が自己啓発に問題があると回答 正社員があげた理由として多いものは 仕事が忙しくて自己啓発の余裕がない 費用がかかりすぎる 正社員以外があげた理由として多いものは 家事 育児が忙しくて自己啓発の余裕がない 自己啓発に問題があるとした労働者及びその問題点の内訳 ( 複数回答 ) 問題がある 問題点の内訳 7.3 78.4 仕事が忙しくて自己啓発の余裕がない費用がかかりすぎる家事 育児が忙しくて自己啓発の余裕がないどのようなコースが自分の目指すキャリアに適切なのかわからない自分の目指すべきキャリアが分からない自己啓発の結果が社内で評価されない適当な教育訓練機関が見つからない休暇取得 早退等が会社の都合でできないコース受講や資格取得の効果が定かでないコース等の情報が得にくいその他 5.2 39.4 29.7 28.6 21.8 35.7 2.4 24.7 17.7 22.7 16.9 12.2 16.5 18.6 12.8 9.3 11.7 1.9 11.3 13.9 1.5 59.3 正社員正社員以外 1 2 3 4 5 6 7 8 9 (%) ( 出典 ) 厚生労働省 平成 28 年度能力開発基本調査 ( 調査対象年度は平成 27 年度 ) より作成 4

社会人の学び直しに関する企業の意識 企業は 従業員が大学等で受講することについて 専門性の向上 幅広い知識の習得 やる気の向上 の点で 高い評価を行っている 企業が従業員の大学等での就学を認めてない場合 その主な理由として 本業に支障をきたすため 教育内容が実践的ではなく現在の業務に生かせないため が挙げられている 従業員の大学等での受講に対する企業の評価 ( 調査結果 ) 企業が従業員の大学等での就学を認めていない理由 ( 調査結果 ) 従業員の担当業務における専門性を高めることができる 従業員が幅広い知識を習得することができる 従業員のやる気を高めることができる 61.1 51.4 4.7 (%) 1 2 3 4 5 6 本業に支障をきたすため 教育内容が実践的ではなく現在の業務に生かせないため (%) 56.6 24.3 1 2 3 4 5 6 総数 :393 社 ( 従業員の受講への支援がある企業 ) 総数 :136 社 ( 従事者の大学等での就学を認めていない企業 ) ( 出典 ) 労働政策研究 研修機構調査 企業における資格 検定等の活用 大学院 大学等の受講支援に関する調査 (H27.5) (9,976 社を調査対象として抽出有効回答社数 1,475 社 ) ( 出典 ) 社会人の大学等における学び直しの実態把握に関する調査研究 ( 平成 27 年度イノベーション デザイン & テクノロジーズ株式会社 ) < 文部科学省 : 先導的大学改革推進委託事業 > (5,635 社を調査対象として抽出有効回答社数 :1,229 社 ) 5

アメリカにおけるオンライン教育の取組 アメリカでは キャリア向上に有益な知識やスキルを習得するためのオンライン教育の取組が行われている MicroMasters ( )MIT( マサチューセッツ工科大学 ) ハーバード大学 京都大学などで構成される大学レベルのオンライン授業を無償提供するプラットフォーム 世界中のオンライン学習者のキャリアアップやキャリアチェンジの上で必要な知識やスキルの習得を支援するため edx ( ) を通じてトップ大学により提供される大学院レベルのオンライン教育プログラム 学習者には 試験に合格することで 獲得した知識とスキルを証明する認定証 (MicroMasters credential) が付与 MIT の教育プログラムの例 Data, Economics, Development Policy 途上国や貧困層が直面する課題解決のための実践的なスキルと理論知識を提供するプログラム ミクロ経済学 開発経済学 確率統計学の理論やデータ分析技術などの実践的スキルの習得を行う 5 コースすべてを修了すれば 認定証交付 費用 : 所得に応じ $5~5, Supply Chain Management (SCM) サプライチェーンの分析 技術 ダイナミクスの理解を図るプログラム サプライチェーンの分析手法 ( データ管理 確率 統計 シミュレーション ) の理論や物流オペレーション基本モデル ( 需要予測 在庫管理 輸送計画 ) の開発などの実践的スキルの習得を行う 5 コースすべてを修了し 総合試験に合格すれば 認定証交付 費用 : 総額 $1,2 ( 出典 )https://www.edx.org/micromasters https://micromasters.mit.edu/ 6

JMOOC について JMOOC (Japan Massive Open Online Courses) は 一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会が運営する大規模公開オンライン講座 誰でも どこでも 無料で受講可能 JMOOC の 4 つのプラットフォームにおいて これまで合計 198 の講座を実施 公認プラットフォーム 講座数 gacco (NTT ドコモ gacco) 142 OUJ-MOOC ( 放送大学 ) 11 OpenLearning,Japan (NetLearning) 28 講座開講例 講座数 Fisdom ( 富士通 ) 17 合計 198( ) 現在の開講は 21 講座 (217.11 現在 ) データサイエンス オンライン講座 (gacco 利用 ) これまでに 3 講座を開講 社会人のためのデータサイエンス入門 社会人のためのデータサイエンス演習 誰でも使える統計オープンデータ いずれも 8,~1, 人に受講された人気講座 万214.2.4 214.3.15 214.4.14 214.5.3 214.7.3 214.9.3 214.11.21 215.1.28 215.3.27 215.5.15 215.7.13 215.9.14 215.11.13 216.1.12 216.3.16 216.4.28 216.6.24 216.8.26 216.1.28 216.12.22 217.2.24 217.4.28 217.6.28 217.9.4 217.1.3 人8 7 6 5 4 3 2 1 214 215 2 月 1 月 大学院卒 ( 修士 ) 13.1% 大学院卒 ( 博士 ) 2.8% 大学卒 49.9% 小学校卒.2% 中学校卒 2.% 高校卒 19.5% 登録者数 登録者数 延べ学習者数の推移 短大 専門学校卒 12.5% 216 1 月 登録者の属性 (217.9 現在 ) 6 代 9.1% 5 代 18.7% 7 代以上 3.3% 4 代 24.6% 延べ学習者数 764,7 人 217 2 月 登録者数 41,291 人 2 代 19.4% 1 代以下 2.2% 3 代 22.7% ( 出典 ) 一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会調べ 217 1 月末 7

日本の人口推移と大学数の推移 少子化で 18 歳人口が減少する中 私立大学数の増加で大学数が増加 この結果 直近では 4 割強の私立大学が定員割れ 25 万人 2 15 1 5 249 万人 773 765 778 78 783 782 781 779 756 25 万人 744 726 92 9 95 95 92 9 92 89 91 72 18 歳人口 79 89 686 89 669 86 649 76 8 75 86 86 86 86 86 86 86 86 586 622 74 86 64 87 72 87 576 87 565 66 87 552 1 61 57 99 99 53 156 万人 523 534 52 514 57 48 99 499 公立大学数 49 41 46 99 99 474 39 14 万人 39 39 98 98 38 98 37 98 96 97 98 98 33 33 33 34 34 34 34 34 34 36 96 34 33 95 33 33 369 377 379 382 389 398 45 41 42 431 433 443 446 451 455 457 46 46 465 423 95 33 75 76 78 81 83 88 87 92 93 93 95 95 95 95 95 39 35 33 346 34 33 18 歳人口は減少傾向 317 37 6 75 291 568 58 589 595 597 599 65 66 63 64 74 75 75 75 35 27 26 34 74 542 553 245 25 国立大学数 526 34 512 34 73 496 266 478 265 264 265 33 33 357 256 267 27 274 281 29 296 299 35 37 31 313 318 319 324 326 328 331 331 334 342 364 372 378 384 39 46 415 425 431 444 457 25 72 257 72 72 221 222 218 223 232 私立大学数 72 72 155 16 定員未充足の私立大学数 149 235 144 147 29 131 185 14 145 154 164 89 14 15 22 27 19 19 18 16 23 4 年制大学の数は増加傾向 ( 出典 ) 文部科学省 学校基本統計 日本私立学校振興 共済事業団 平成 28 年度私立大学 短期大学等入学志願動向 より作成 35 4 割強の私立大学が定員割れ 35 36 37 38 39 4 41 42 43 44 45 46 47 48 49 5 51 52 53 54 55 56 57 58 59 6 61 62 63 平元 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 24 25 26 27 28 777 学校数 9 8 7 6 5 119 万人 4 3 2 1 8

我が国の学生の学習時間 我が国の大学生の授業以外の学習時間 ( 予習 復習等 ) は アメリカの大学生と比較しても非常に短く 1 割の大学生は授業以外では全く学習していない 授業以外の学習時間 ( 予習 復習等 )(1 週間あたり ) 日米の大学 1 年生の比較 時間.3% 米国 1-5 時間 15.3% 6-1 時間 26.% 11 時間以上 58.4% 日本 時間 9.7% 1-5 時間 57.1% 6-1 時間 18.4% 11 時間以上 14.8% % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% ( 出典 ) 東京大学大学経営政策研究センター (CRUMP) 全国大学生調査 27 年 調査参加 127 大学の学部生のうち 1 年生 (8,529 人 ) が対象米国インディアナ大学 NSSE(The National Survey of Student Engagement) Annual Report 27 調査参加 61 大学の学部生のうち 1 年生 (13.5 万人 ) が対象 9

高等教育に関する情報公開の事例 諸外国では 高等教育について 1 卒業率 2 学生 卒業生の満足度 3 就職率 4 学習時間 5 家計収入別コストなどを比較可能な形式で公表している アメリカ合衆国教育省 College Scorecard https://collegesco recard.ed.gov/ 卒業率 在籍学生の状況 大学基本情報 平均年間コスト 卒業率 奨学金受給状況 入学時の成績 教育プログラム 家計収入別コスト 1

大学の教育課程に関する決定の在り方について 大学における教育の内容の決定や改善は 学部教授会が主導しており 外部有識者の意見を参考にしているのは 9% に過ぎない 教育課程の編成 改善の主体 教育課程の改善 充実のためのマネジメントが必要との認識なしその他 21% 8% 9% 教学マネジメントセンター 教務部等が主導 ( 学部教授会は情報提供 ) 1% 学部教授会に教学マネジメントセンター 教務部等の教員が参加して実施 学部教授会が主導 52% 教育課程の編成 改善においてどのような情報を重視するか ( 複数回答 ) 学部教員の意見 教学マネジメントセンター 教務部等の教員の意見 他大学の教育課程 シラバス ( 授業計画 ) 大学評価機関による外部評価結果 外部有識者の意見 9 39 54 51 77 (%) 2 4 6 8 ( 出典 ) 平成 25 年度文部科学省委託調査 大学の教学マネジメント確立に必要な専門スタッフの養成等の在り方に関する調査研究 調査報告書 (H26.3 株式会社リベルタス コンサルティング ) に基づき作成 全国の大学 短期大学 (1,99 校 ) を調査し 444 校から回答 ( 教務担当者 ( 教務担当理事 副学長 教務部長等 ) による回答 ) 11