1 目次 1 企業年金連合会について 2 2 日本の企業年金制度の動向 6 3 社会保障審議会企業年金部会について 24 4 確定拠出年金法等の改正 30 5 確定給付企業年金の改善 39 [ 拠出弾力化と柔軟で弾力的な給付設計の検討 ] 6 企業年金連合会の資産運用 51

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1 日本の企業年金の課題と 企業年金連合会の資産運用 [ 持続可能な年金運営を目指して ] 平成 27 年 11 月 10 日 企業年金連合会村瀬清司

2 1 目次 1 企業年金連合会について 2 2 日本の企業年金制度の動向 6 3 社会保障審議会企業年金部会について 24 4 確定拠出年金法等の改正 30 5 確定給付企業年金の改善 39 [ 拠出弾力化と柔軟で弾力的な給付設計の検討 ] 6 企業年金連合会の資産運用 51

3 1 企業年金連合会について 2

4 企業年金連合会とは 3 昭和 42(1967) 年に厚生年金保険法に基づき厚生年金基金連合会として設立され 平成 16(2004) 年の法律改正により平成 17(2005) 年 10 月に企業年金連合会に改組 それまでの厚生年金基金に 確定給付企業年金や確定拠出年金を加えて年金通算事業を行う 企業年金の通算センター として また 企業年金制度の充実 発展のために制度改善 税制改正 規制緩和等に積極的に取り組む 企業年金のナショナルセンター として新たにスタートした その他 客観的かつ中立的な立場から 会員に対する各種情報の提供 相談 助言及び役職員研修など会員の健全な発展を図るために必要な事業 ( 会員支援事業 ) を行っている 企業年金の通算センター 企業年金のナショナルセンター 厚生年金基金確定給付企業年金 企業年金同士で 直接移換 厚生年金基金確定給付企業年金確定拠出年金 会員 会員 会員 意見 要望 会員 会員 一時金等を移換 再度 転職した場合に移換が可能 要望 提言 企業年金連合会 委員会活動実態調査 要望 提言 企業年金連合会 年金給付 年金受給者 政府など 関係団体など

5 企業年金のナショナルセンター 政策提言活動 常設委員会等を開催し 企業年金運営に関する重要事項を調査審議 会員へ情報発信 企業年金制度の拡充及び税制見直し等に資する政策提言活動を実施 本年度は 7 月に 平成 28 年度企業年金税制改正に関する要望 厚生年金基金の課題等に関する要望 を厚生労働省に提出 広報活動 企業年金制度の拡充を目指した広報活動をホームページ メールマガジン 月刊誌等により実施 会員支援サービス 相談 助言事業 客観的 中立的な立場から制度運営全般 年金財政 資産運用等について 相談助言を実施 研修事業 体系的 実践的な知識を習得するための会員向け役職員研修を実施 企業年金に関する情報提供 年金制度の解説 豊富な統計データを集約した 企業年金に関する基礎資料 等を発行 企業年金の実態に関する統計調査 ( 財政 事業運営実態調査 資産運用実態調査 確定拠出年金実態調査 ) を実施 会員数 ( 平成 26 年度末 ) 厚生年金基金確定給付企業年金確定拠出年金

6 企業年金の通算センター 通算センター事業 厚生年金基金 確定給付企業年金 中途脱退者 解散基金加入員等 約 7 万件 ( 1) 企業年金連合会 ( 2) 中途脱退者約 2,923 万件解散基金加入員等約 255 万件受給者約 676 万人年金資産約 12.7 兆円運用収益約 1.6 兆円修正総合利回り13.97% ( 4) 年金給付 受給者 約 7,200 億円 ( 3) 1 平成 26(2014) 年度数値 2 平成 26(2014) 年度末数値 3 平成 26(2014) 年度給付額 4 基本年金等 5

7 2 日本の企業年金制度の動向 6

8 加入員数 45 万人 国民年金基金 加入者数 21 万人 確定拠出年金 ( 個人型 ) 日本の年金制度 厚生年金保険 加入者数 505 万人 確定拠出年金 ( 企業型 ) 加入者数 782 万人 確定給付企業年金 被保険者数 3,599 万人 加入者数等の数値は平成 27(2015) 年 3 月末現在 については平成 26(2014) 年 3 月末現在 加入員数 363 万人 厚生年金基金 ( 代行部分 ) 年金払い退職給付 ( 旧共済年金 ) 被保険者数 439 万人 3 階 2 階 第 2 号被保険者の被扶養配偶者 自営業者等 国民年金 ( 基礎年金 ) 民間サラリーマン 公務員等 1 階 932 万人 1,742 万人 4,038 万人 第 3 号被保険者 第 1 号被保険者 第 2 号被保険者等 6,712 万人 国民年金 ( 基礎年金 ) 厚生年金保険厚生年金基金確定給付企業年金確定拠出年金国民年金基金 : 日本国内に住所を有する 20 歳以上 60 歳未満のすべての人が対象となる公的年金制度 : サラリーマンや公務員等を対象に 老齢基礎年金の上乗せとして報酬比例年金を支給する公的年金制度 : 厚生年金の一部を国に代わって支給するとともに 企業の実情に合わせた上乗せ給付を行う企業年金制度 : 年金規約の規定に基づき 加入した期間や給与水準等に応じてあらかじめ給付額が定められている企業年金制度 : 拠出した掛金額と加入者本人が運用指図した結果生じた運用収益との合計額を基に給付額が決定される企業年金制度 : 自営業者などの国民年金の第 1 号被保険者を対象に老齢基礎年金の上乗せ給付を行う公的な年金制度 7

9 企業年金制度の沿革 8 企業年金 昭和 41(1966) 年平成 14(2002) 年平成 26(2014) 年平成 31(2019) 年 昭和 37(1962) 年平成 13(2001) 年平成 24(2012) 年 適格退職年金 厚生年金基金 確定拠出年金 確定給付企業年金 昭和 37 年適格退職年金制度発足昭和 41 年厚生年金基金制度発足平成 13 年 10 月 DC 法施行平成 14 年 4 月 DB 法施行 平成 24 年 3 月末 企業年金 2 法の成立に伴い 10 年間の移行期間を経て制度終了 平成 31 年 4 月 ~ 新基準による基金の存続 平成 26 年 4 月 ~31 年 3 月特例解散制度等による代行割れ基金の早期解散

10 企業年金の加入者数の推移 適格退職年金の廃止 厚生年金基金の解散等により加入者数は減少 2500 ( 万人 ) 2000 適格退職年金厚生年金基金確定給付企業年金確定拠出年金 適格退職年金の制度廃止では 他の企業年金制度に移行できたのは 6 割 4 割は解約 厚生年金基金の制度見直しにより 今後どの程度 制度移行されるのか不透明 ( 現在の厚生年金基金の加入員は約 363 万人 ) 平成 13 平成 14 平成 15 平成 16 平成 17 平成 18 平成 19 平成 20 平成 21 平成 22 平成 23 平成 24 平成 25 平成 26 ( 年度末 ) 9

11 ( 参考 ) 適格退職年金の移行結果 ( 平成 24(2012) 年 3 月末 ) 厚生年金基金 123 事業主 確定給付企業年金 DB に 2 割 15,064 事業主 22,934 事業主 適格退職年金 確定拠出年金 DC に 1 割 7,747 事業主 48,433 事業主 ( 平成 24 年 3 月 31 日で廃止 ) 中退共に 3 割 件数 :73,582 件 ( 平成 13 年度末 ) 0 件 ( 平成 23 年度末 ) 中小企業退職金共済制度 25,499 事業所 人数 :917 万人 ( 平成 13 年度末 ) 0 人 ( 平成 23 年度末 ) その他 ( 解約など ) この他 閉鎖型適年 ( 加入者が存在せず受給者のみの適年 ) で事業主がしない等の理由によって企業年金等に移行できず存在が認められたものが 175 件 ( 受給者数 : 794 件 ) ある ( 1) 適格退職年金から確定給付企業年金への移行数は 新規設立と同時又は既存の確定給付企業年金に適格退職年金から権利義務承継若しくは資産移換を行っている確定給付企業年金の数である ( 2) 適格退職年金から確定拠出年金及び中小企業退職金共済制度への移行数は 適格退職年金契約の全部又は一部を解除することにより 資産移換を行っている実施事業主数である ( 3) 複数制度への移行はそれぞれの制度に計上 出典 : 厚生労働省ホームページ 10

12 厚生年金基金の制度見直しの予定 今後の運営方針解散後の移行方針等 ( 複数回答可 ) 特例解散の認定を申請, 56, 13.9% 厚生年金基金として存続, 14, 3.5% 解散後の企業年金制度は設立事業所の自主性に委ねる 131 件 (57.5%) 代行返上し確定給付企業年金に移行, 97, 24.0% 確定給付企業年金に移行 61 件 (26.8%) 通常解散, 201, 49.8% 現在検討中, 36, 8.9% 残余財産を分配または企業年金連合会へ移換し清算 59 件 (25.9%) 現在検討中 28 件 (12.3%) 最低責任準備金の前納 企業型確定拠出年金に移行 23 件 (10.1%) 中小企業退職金共済制度に加入 13 件 (5.7%) 既に前納を実施した 35.8% 前納を実施する予定 25.8% 前納する予定はない 27.1% 現在検討中 11.3% その他 14 件 (6.1%) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 出典 : 企業年金連合会 資産運用実態調査 (2014 年度 ) (2015 年 6 月 ~7 月実施 )

13 確定給付企業年金 確定拠出年金の実施事業所数の推移 ( 事業所数 ) 20,000 15,000 確定給付企業年金 (DB) DC の導入は順調に推移 ( 伸び率はやや鈍化 ) DB は平成 23 年度をピークに減少傾向 11,706 12,902 14,628 16,440 17,328 18,393 19,832 20,137 14,991 14,676 14,278 13,884 10,000 8,667 10,334 10,050 6,664 7,405 5,000 4,350 5, , ,430 1,941 3,101 出典 : 厚生労働省 HP 信託協会 生命保険協会 JA 共済連が公表している 企業年金の受託概況 より作成 12

14 確定給付企業年金 ( 連合会会員 ) における DC 導入状況 資産規模別 DC 導入状況 DC の導入状況 ( 累計 ) ( 件 ) 資産規模 ( 件 ) 億円未満 23 件 (31.9%) 平均導入率 :47.1% 導入件数 30~50 億円 21 件 (33.3%) 50~100 億円 50 件 (43.5%) ~200 億円 44 件 (38.9%) 200~300 億円 33 件 (55.0%) ~500 億円 39 件 (48.8%) 500~1000 億円 30 件 (55.6%) 1000 億円以上 53 件 (81.5%) 出典 : 企業年金連合会 資産運用実態調査 (2014 年度 ) 年度 13

15 確定給付企業年金 ( 連合会会員 ) における CB プラン導入状況 資産規模別 CB プラン導入状況 CB プランの導入状況 ( 累計 ) 資産規模 30 億円未満 30~50 億円 8 件 12 件 7 件 ( 計 15 件 21.1%) 16 件 ( 計 28 件 43.8%) 平均導入率 ( 合計 ):55.7% 類似型 : 31.8% 類似型を除く :26.0% 400 ( 件 ) 類似型 類似型を除く 50~100 億円 35 件 18 件 ( 計 52 件 44.8%) ~200 億円 200~300 億円 300~500 億円 22 件 27 件 38 件 20 件 29 件 ( 計 66 件 58.4%) ( 計 42 件 68.9%) 32 件 ( 計 57 件 70.4%) ~1000 億円 1000 億円以上 25 件 33 件 18 件 23 件 類似型 ( 計 39 件 70.9%) 類似型を除く ( 計 51 件 76.1%) ( 注 ) 集計対象は CB プラン導入有無と合計資産額の記入のあった確定給付企業年金が対象 ( ) 内はトータルの件数と導入率 CB プランの両区分を導入している同年金があるため 必ずしも合計件数は一致しない 年度 出典 : 企業年金連合会 資産運用実態調査 (2014 年度 ) 14

16 確定給付企業年金の割引率と予定利率の分布状況 確定給付企業年金の予定利率 退職給付会計の割引率の推移 ( 年度 ) ( 年度 ) % 100% % 20% 40% 60% 80% 100% 2.0% 未満 2.0% ~ 2.5% 未満 2.5% ~ 3.0% 未満 3.0% ~ 3.5% 未満 3.5% ~ 4.0% 未満 4.0% ~ 4.5% 未満 4.5% ~ 5.0% 未満 5.0% ~ 5.5% 未満 5.5% 以上 2% 未満 2% 2% 超 ~ 2.5% 未満 2.5% 2.5% 超 出典 : 企業年金連合会 財政 事業運営実態調査 及び同 資産運用実態調査 出典 : 企業年金連合会 資産運用実態調査 15

17 今後の制度見直しの検討状況 ( 確定給付企業年金 ) 検討の予定はない 260 件 (43.0%) 予定利率の引下げ 具体的な方策は検討中 確定拠出年金への移行または移行割合の増加 79 件 100 件 122 件 (13.1%) (16.5%) (20.2%) 過去勤務債務償却期間の短縮 終身年金を有期年金に変更 支給開始年齢 時期の繰下げ (60 歳以降の雇用延長対応 ) 給付利率の引下げ 掛金の引上げ 36 件 35 件 33 件 32 件 27 件 (6.0%) (5.8%) (5.5%) (5.3%) (4.5%) 給付水準の引下げ ( 加入員減額 ) 21 件 (3.5%) その他 118 件 (19.5%) 回答数 ( 注 ) その他 には キャッシュバランスプラン ( 類似制度含む ) の導入 保証期間の延長 最終給与比例をポイント制に変更 等が含まれる 出典 : 企業年金連合会 財政 事業運営実態調査 (2013 年度 ) 605 制度の回答 複数回答可 16

18 17 修正総合利回りの推移 (%) 年度 基金 :12.76% DB:10.08% 年 10 年 20 年 累積 幾何平均 6.35% 3.59% 3.07% 3.68% ( 注 1) 企業年金連合会 資産運用実態調査 2003 年度までは厚生年金基金の集計 2004 年度以降は 厚生年金基金と確定給付企業年金の集計 ( 注 2) 修正総合利回りは 運用成果を測定する尺度のひとつ 時価ベースの資産価値の変化を測定する 修正総合利回り (%)= 総合収益 / 元本平均残高 ( 注 3) 幾何平均とは 投資期間中の複利での平均収益率をあらわす

19 市場収益率の推移と資産構成割合 国内債券 (2.97%) 国内株式 (30.69%) 外国債券 (12.28%) 外国株式 (23.54%) 2014 年 3 月末 : 年度の市場収益率の推移 国内債券 国内株式 外国債券 外国株式 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 資産構成割合 (2014 年度 ) 13.61% 8.50% 4.40% 18.29% 11.96% 20.17% 23.06% 厚生年金基金 10.28% 16.30% 5.18% 14.20% 14.47% 11.98% 27.59% DB 出典 : 企業年金連合会 資産用実態調査 11.44% 13.58% 4.91% 15.63% 13.59% 14.83% 26.01% 合計 その他一般勘定ヘッシ ファント 外国株式外国債券国内株式国内債券 ( 注 ) 国内債券 NOMURA-BPI( 総合 ) 国内株式 TOPIX 配当込み外国債券 シティ世界国債インテ ックス ( 除く日本 ヘッジなし 円ベース ) 外国株式 MSCI-KOKUSAI( 配当再投資 グロス 円換算 ) 上記の市場収益率は各社が公表するインデックス値をもとに当連合会において算出

20 2014 年度決算確定給付企業年金の財政状況 (%) 純資産額 / 責任準備金 2013 年度 2014 年度 (%) 純資産額 / 最低積立基準額 ( 1) ( 2) 積立比率 年度 2014 年度 積立比率 % 未満 80%~90% 90%~100% 100%~110% 110%~120% 120% 以上 80% 未満 80%~90% 90%~100% 100%~110% 110%~120% 120% 以上 ( 1) 継続基準 : 企業年金が今後も継続するという観点から検証する年金資産の積立基準で 将来の給付を賄うために必要な債務である責任準備金と純資産を比較する ( 2) 非継続基準 : 企業年金が解散 終了するという観点から検証する年金資産の積立基準で 過去の加入期間に応じて発生している 給付の現価である最低積立基準額と純資産を比較する 出典 : 企業年金連合会 財政 事業運営実態調査 2014 年度は同調査の速報値 積立比率は単純平均 19

21 資産構成割合の推移 厚生年金基金 確定給付企業年金 年度 53.6 年度 % 20% 40% 60% 80% 100% 国内債券国内株式外国債券外国株式一般勘定その他資産短期資金 0% 20% 40% 60% 80% 100% 国内債券国内株式外国債券外国株式一般勘定その他資産短期資金 38.5 出典 : 企業年金連合会 資産運用実態調査

22 企業年金に係る税制の概要 注. 特別法人税 ( 年金積立金の 1.173%) については 平成 28 年度まで課税停止 部分が課税対象 21

23 平成 28 (2016) 年度企業年金税制改正に関する要望 要望事項 1. 特別法人税の撤廃 2. 厚生年金基金の他制度への移行後における厚生年金基金同様の税制措置 平成 27 (2015) 年 7 月 29 日企業年金連合会 3. 確定拠出年金に関する税制の見直し (1) 企業型確定拠出年金の拠出限度額の廃止 (2) マッチング拠出に関する規制撤廃 (3) 脱退一時金受取要件の緩和 (4) 制度間ポータビリティの拡充 1 企業型確定拠出年金の中途脱退者による確定給付型年金への資産移換に係る選択肢を拡大すること ( 企業年金連合会への資産移換 ) 2 退職一時金等の企業年金への資産移換を認めること 3 退職一時金から企業型確定拠出年金への資産の一括移換を認めること 4. 確定給付企業年金に関する税制の見直し (1) 拠出の弾力化 ( 事前積立に係る掛金拠出 積立不足を解消するための柔軟な掛金拠出等 ) 1 事前積立に係る掛金拠出 2 積立不足を解消するための柔軟な掛金拠出 3 予算時の特例掛金の導入 (2) 加入者掛金の全額所得控除制度の導入等 5. 厚生年金基金に関する税制の見直し (1) 積立不足を解消するための柔軟な掛金拠出 6. 企業年金制度等の普及 拡大に向けた今後の検討課題に関する議論を踏まえた税制措置 (1) 拠出時の仕組み ( 拠出限度額 ) のあり方について (2) 給付時の仕組み ( 支給開始年齢 中途引き出し等 ) のあり方について 22

24 23 特別法人税が復活した場合の確定給付企業年金への影響 ( 前提 ) 確定給付企業年金の場合利回り 3.0% ( ) 払込期間 40 年 年金受給期間 10 年特別法人税率 1.173% の場合 課税がない場合年金額 90 万円 課税による積立金の減少 課税前 課税される場合年金額 64.4 万円 課税後 積立開始時 払込期間 40 年 受給開始時 年金受給期間 10 年 受給終了時 特別法人税が課税されると 年金額は 3 割減 ( 確定給付企業年金の平均年金額 90 万円 ( ) 64.4 万円 ) 給付水準を維持するためには 4 割の掛金引上げが必要 ( 約 8,500 円 / 月 約 11,900 円 / 月 ) ( ) 企業年金連合会財政 事業運営実態調査 2012 特別法人税が課税されると 確定拠出年金では個人毎に区分された資産額が減少する また 元本確保型による運用が約 6 割を占めており 年金資産の運用に著しい影響がある

25 3 社会保障審議会企業年金部会について 24

26 企業年金部会の設置 1. 設置の趣旨 公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 63 号 以下 健全化法 ) に基づく厚生年金基金制度の見直しについては 平成 26 年 4 月の施行を予定しており 今後施行に向けた詳細な制度設計の検討を進める必要がある また 健全化法においては 厚生労働大臣が厚生年金基金に係る特例解散の設定等をする場合は あらかじめ社会保障審議会の意見を聴くことが法定されている さらに こうした健全化法の施行に向けた準備と併せて 公的年金制度の在り方の議論を踏まえつつ 今後の確定給付企業年金制度や確定拠出年金制度等の企業年金制度全般の在り方等についてもより専門的な見地から議論を進めていく必要がある このため 社会保障審議会に 企業年金制度等についてご審議いただく専門の部会を設置する 出典 : 平成 25 (2013) 年 9 月 25 日第 26 回社会保障審議会資料 1 企業年金部会の設置について 25

27 第 1 回 ~ 第 3 回 平成 25(2013) 年 10 月 29 日 ~ 平成 26 年 3 月 18 日 厚生年金基金制度改正の政省令事項等の検討特例解散等の手続き 第三者委員会の設置等の検討 第 4 回 6 月 4 日企業年金制度の現状等について 第 5 回 第 6 回 6 月 30 日 7 月 4 日 関係団体ヒアリング 6/30 日本経済団体連合会 日本商工会議所 日本労働組合総連合会 企業年金連合会 企業年金連絡協議会 7/4 信託協会 全国銀行協会 日本証券業協会 生命保険協会 第 7 回 7 月 25 日企業年金部会における検討課題について ( 企業年金連合会理事長が今後オブザーバーとして参加することが了承 ) 第 8 回 ~ 第 14 回 9 月 11 日 ~12 月 25 日 企業年金部会の審議スケジュール 柔軟で弾力的な給付設計について中小企業向けの取り組みについて一般企業向けの取組についてライフコースの多様化への対応について確定拠出年金における運用について企業年金のガバナンスについて現行制度の改善について厚生年金基金の特例解散等に関する専門委員会における議論の経過についてその他 第 15 回 平成 27 年 1 月 16 日社会保障審議会企業年金部会における議論の整理について 第 16 回 9 月 11 日確定給付企業年金の弾力的な運営について厚生年金基金の特例解散等に関する専門委員会における議論の経過についてその他 26

28 社会保障審議会企業年金部会における議論の整理( 平成 27 年 1 月 16 日 ) ( 概要 )1 平成 27 年 1 月 16 日付け 社会保障審議会企業年金部会における議論の整理 を 厚生労働省年金局の責任において編集したもの 企業年金等の普及 拡大に向けた見直しの方向性 DB 確定給付企業年金 DC 確定拠出年金 1. 中小企業向けの取組 企業年金の普及 拡大を図る上で中小企業が取組みやすいことが重要であり 以下の対策を講じることが適当 受託保証型 DB について更なる普及 拡大のため 手続緩和等を促進 DC について 1 企業年金連合会等における投資教育の共同実施 ➁ 中小企業が取り組みやすい 簡易型 DC の創設 ➂ 企業年金を実施していない中小企業でも従業員への支援ができる 個人型 DC への小規模事業主掛金納付制度 の創設 2. 柔軟で弾力的な給付設計 新しい 柔軟で弾力的な給付設計 (DB DC 双方の特徴を有する給付設計 ) については 企業年金の選択肢を拡大し 企業年金の普及 拡大に資することから 諸外国の例を参考に 現場のニーズ等を踏まえつつ 検討 ( ) 具体的には 例えば DB については 労使判断のもと あらかじめ約束した給付に積立状況に応じた柔軟性を持つ給付を組み合わせる設計等が考えられるが いずれにしても詳細な給付設計を検討した上で 改めて審議会で議論することとされた 3. ライフコースの多様化への対応 労働の多様化が進む中 生涯にわたり継続的に老後に向けた自助努力を可能とするため 個人型 DC の適用範囲を第 3 号被保険者 企業年金 公務員共済等加入者に拡大することを検討すべき 制度 (DB DC 中小企業退職金共済制度等 ) 間のポータビリティについて 現場のニーズを踏まえた上で 拡充するべき 4. 確定拠出年金の運用改善の促進 DC の運用について 運用自体を困難に感じている者も一定数いることを等を踏まえ 以下の対策を講ずる必要 加入者の投資知識等の向上を図るため 継続投資教育の努力義務化等の措置を講ずるべき 加入者が選択しやすい環境を構築するため 運用商品提供数を一定範囲内に抑制する措置を検討するとともに より実効性のある運用商品除外規定の整備を行うべき 長期の年金運用として適切な運用方法を促進するため 商品提供について 分散投資に資するリスク リターン特性の異なる商品を 3 つ以上提供するよう その趣旨を法律において明確化すること等を行うべき あらかじめ定められた運用方法 の規定の法律上の整備等を行う必要がある 出典 : 平成 27 (2015) 年 3 月 30 日連合会政策委員会合同委員会厚生労働省資料 27

29 社会保障審議会企業年金部会における議論の整理 ( 平成 27 年 1 月 16 日 ) ( 概要 )2 平成 27 年 1 月 16 日付け 社会保障審議会企業年金部会における議論の整理 を 厚生労働省年金局の責任において編集したもの 5. 企業年金のガバナンス DB については 制度を適切に運営するための体制整備 ( 企業年金のガバナンス ) が必要であり 以下の対策を講じるべき 資産運用ルールについて 厚年基金のルールを参考に一定の見直しを行う 加入者への情報開示について 少なくとも運用の基本方針の全文開示や年 1 回以上の資産運用利回りの開示等を行う 6. その他 DC の拠出規制の年単位化や規制改革実施計画における手続緩和等について可能な限り速やかに実現すべき DB の拠出弾力化についても 恣意的な拠出とならないことに留意しつつ 今回の制度見直しの実施時期とあわせて実施できるよう 税務当局と調整を進めるべき 関係機関と協力して個人型 DC の広報の充実を図るべき 企業年金の普及 拡大に向けた今後の検討課題 企業年金の拠出時 給付時の仕組みのあり方については 様々な意見があったところであり 今後も引き続き議論を行っていく必要がある 企業年金制度等に関する税制のあり方については 諸外国の私的年金の課税関係を見ても 運用時課税は少数であることを踏まえれば 積立金に対する特別法人税は早期に撤廃すべき その際 拠出時 運用時 給付時全体の課税のあり方も併せて議論を行う必要があるとともに 給付時の課税関係について 退職所得控除など退職一時金税制との関係を踏まえつつ 給付方法によって公平性が損なわれることのないような制度設計とすべき 出典 : 平成 27 (2015) 年 3 月 30 日連合会政策委員会合同委員会厚生労働省資料 28

30 企業年金制度等の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 所得税 法人税等 ) 大綱の概要 確定拠出年金法等の改正を前提に 個人型確定拠出年金への小規模事業主掛金納付制度 ( 仮称 ) の創設 個人型確定拠出年金の加入可能範囲の拡大及び企業年金等のポータビリティの拡充等に伴う税制上の所要の措置を講ずる 措置の概要 確定拠出年金をはじめとする企業年金制度等は 公的年金を補完する老後の所得確保の仕組みとして重要 国民の老後所得の充実を図るため 中小企業を中心に企業が企業年金をより実施しやすくするための仕組みや 働き方が多様化している中で個々人のライフコースに合わせて生涯を通じて老後に自ら備える仕組みの整備が必要 個人型確定拠出年金 ( 個人型 DC ) への小規模事業主掛金納付制度の創設 企業年金の実施が困難な小規模事業主 ( 従業員 100 人以下 ) について 従業員の個人型 DC に係る拠出限度額の範囲内で事業主による追加拠出を可能とする 個人型確定拠出年金 ( 個人型 DC ) の加入可能範囲の拡大 企業の経営状況や 個人の就労形態又は離転職に左右されずに自助努力を支援する観点から 企業年金加入者 ( 1) 公務員等共済加入者 第 3 号被保険者について個人型 DC への加入を可能とする なお 新規に加入可能となる個人型 DC の拠出限度額については 以下の通りとする ( 2) 企業型 DC 加入者 ( 他の企業年金がない場合 ) 年額 24 万円 企業型 DC 加入者 ( 他の企業年金がある場合 ) 年額 14.4 万円 確定給付型年金のみ加入者及び公務員等共済加入者年額 14.4 万円 第三号被保険者 年額 27.6 万円 企業年金等のポータビリティの拡充 就労形態が多様化する中 加入者の選択肢を拡大し 老後所得確保に向けた自助努力の環境を向上させるため 確定拠出年金 (DC) から確定給付企業年金 (DB) へのポータビリティ ( 年金資産の持ち運びを可能とすること ) 及び DC DB と中小企業退職金共済とのポータビリティ ( 事業再編による合併等を行った場合に限る ) を拡充 確定拠出年金 (DC) の拠出限度額の年単位化 月単位で設定されている DC の拠出限度額を年単位とする 1 企業型 DC 加入者にあっては マッチング拠出を行っておらず 個人型 DC への加入を可能とする旨を規約で定める企業の企業年金加入者に限る 2 個人型 DC への加入を可能とする旨を規約で定めた場合の企業型 DC 制度の拠出限度額は 他の企業年金がない場合は年額 42 万円 他の企業年金がある場合は年額 18.6 万円とする 上記の措置を含めた企業年金制度等の見直しについては 企業年金部会における議論の整理等を踏まえ 関連法案の国会への提出を検討 出典 : 平成 27 (2015) 年 3 月 30 日連合会政策委員会合同委員会厚生労働省資料 29

31 4 確定拠出年金法等の改正 30

32 企業年金制度等について 働き方の多様化等に対応し 企業年金の普及 拡大を図るとともに 老後に向けた個人の継続的な自助努力を支援するため 個人型確定拠出年金の加入者範囲の見直しや小規模事業主による個人型確定拠出年金への掛金追加納付制度の創設 個人型確定拠出年金の実施主体である国民年金基金連合会の業務追加等の措置を講ずる Ⅰ 概要 確定拠出年金法等の一部を改正する法律案 DC: 確定拠出年金 DB: 確定給付企業年金 は平成 27 年度税制改正関係 1 企業年金の普及 拡大 1 事務負担等により企業年金の実施が困難な中小企業 ( 従業員 100 人以下 ) を対象に 設立手続き等を大幅に緩和した 簡易型 DC 制度 を創設 2 中小企業 ( 従業員 100 人以下 ) に限り 個人型 DC に加入する従業員の拠出に追加して事業主拠出を可能とする 個人型 DC への小規模事業主掛金納付制度 を創設 3 DC の拠出規制単位を月単位から年単位とする 2 ライフコースの多様化への対応 1 個人型 DC について 第 3 号被保険者や企業年金加入者 ( ) 公務員等共済加入者も加入可能とする 企業型 DC 加入者については規約に定めた場合に限る 2 DC から DB 等へ年金資産の持ち運び ( ポータビリティ ) を拡充 3 DC の運用の改善 1 運用商品を選択しやすいよう 継続投資教育の努力義務化や運用商品数の抑制等を行う 2 あらかじめ定められた指定運用方法に関する規定の整備を行うとともに 指定運用方法として分散投資効果が期待できる商品設定を促す措置を講じる 4 その他 企業年金の手続簡素化や国民年金基金連合会の広報業務の追加等の措置を講じる Ⅱ 施行期日 は 平成 29 年 1 月 1 日 (4の一部は 平成 27 年 10 月 1 日等 ) は 公布の日から2 年以内で政令で定める日 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会参考資料 31

33 企業年金の普及 拡大 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会参考資料 32

34 個人型 DC の加入可能範囲の拡大 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会参考資料 33

35 年金資産の持ち運び ( ポータビリティ ) の拡充 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会参考資料 34

36 DC における運用の基本的枠組み 現状 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会参考資料 35

37 DC の運用の改善 1 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会参考資料 36

38 DC の運用の改善 2 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会参考資料 37

39 その他の措置 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会参考資料 38

40 39 5 確定給付企業年金の改善 [ 拠出弾力化と柔軟で弾力的な給付設計の検討 ]

41 社会保障審議会企業年金部会における議論の整理 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会資料 40

42 日本再興戦略 改訂 2015 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会資料 41

43 現行の拠出の課題 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会資料 42

44 現行の拠出の課題 ( まとめ ) 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会資料 43

45 財政悪化を想定した掛金拠出 1 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会資料 44

46 財政悪化を想定した掛金拠出 2 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会資料 45

47 弾力的な掛金拠出に関する論点 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会資料 46

48 柔軟で弾力的な給付設計の基本的仕組み 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会資料 47

49 リスク分担型 DB( 仮称 ) の基本的仕組み 1 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会資料 48

50 リスク分担型 DB( 仮称 ) の基本的仕組み 2 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会資料 49

51 柔軟で弾力的な給付設計に関する論点 出典 : 平成 27(2015) 年 9 月 11 日第 16 回社会保障審議会企業年金部会資料 50

52 6 企業年金連合会の資産運用 51

53 連合会の年金財政の状況 (2014 年度末 ) 資 産 純資産 126,982 億円 余剰金 11,507 億円 債 務 責任準備金 115,475 億円 代行部分 ( 最低責任準備金 ) 加算部分 90,063 億円 (78%) 25,412 億円 (22%) 100% 80% 60% 累積利回りの推移 連合会 :4.11%( 年率 ) 厚生年金 :3.33% 積立水準 (15/3 末 ):110.0% 99 年 10 月以降 代行部分の債務は 厚生年金本体との財政中立化により 厚生年保険の実績の利回りで評価されている 40% 20% 99 年 10 月以降の累積利回りが 厚生年金保険本体を上回っていることが主因となって 1 兆円を超える積立余剰となっている 0% -20% ( 年度 ) ( 平成 26 年度決算より 年金経理合算 (3 経理合計 ) ) 52

54 年金資産残高の推移と主な取組み 53

55 投資の意思決定プロセス 54 運用目標 基本方針に基づく 規律正しい 一貫性のある運用を実施 連合会では 85 年 3 月に策定 国内機関投資家の先駆けとなる Action( 改善 見直し ) Do( 実行 ) 許容リスク等の見直し政策アセットミックスの見直しマネジャー ストラクチャーの見直しマネジャー変更投資対象 投資戦略の見直し財政状況 投資環境への適合 Plan( 計画 ) 運用基本方針の策定許容リスク等の設定政策アセットミックスの策定マネジャー ストラクチャーの策定 マネジャーの選定運用実行リバランスモニタリング ポートフォリオ管理 マネジャー管理 Check( 検証 評価 ) 運用結果の評価 ( 総合評価 ) リスク評価 パフォーマンス評価 定性評価目標の達成度合いと今後の可能性年金財政の確認と見通し投資環境の確認 96 年 4 月に政策アセットミックスを策定し 運用規制 (5:3:3:2) の適用除外の第 1 号となる その後適宜見直しを行い現在に至る また 07 年 12 月より動的管理によるポートフォリオ管理を導入 積立水準に応じて政策アセットミックスを変動させ 年金債務との関係において適正なリスク水準となるよう管理を行っている ALM 分析等に基づき 政策アセットミックスを定期的に検証 見直し 2010 年よりダウンサイドリスク モデルを導入 マネジャー エントリー制 を 05 年 7 月に導入 契約外の運用機関についても常に情報を入手し 評価を行っているため いつでもマネジャーの入換えが可能 海外のマネジャーの 1 次 ( 選定 ) 評価は 外部のコンサルタントを利用 オルタナティブ投資は ゲート キーパーやサブ アドバイザーを利用 ポートフォリオ管理 リスク管理各種リスク管理モデルを導入 日次でポートフォリオを管理 投資対象の拡大 ( 分散 ) 90/04: 国内債券インハウス運用 07/10: ヘッジファンド投資開始 96/04: エマージング株投資開始 08/12: 外国債券インハウス運用 02/04: 国内株式インハウス運用 10/12: エマージング債券運用開始 02/09: フ ライヘ ート エクイティ投資開始 11/11: インフラストラクチャー投資開始 07/01: 為替オーハ ーレ戦略開始 11/11: ホ ートフォリオ オーハ ーレイ戦略導入 意見助言監査検証 連合会資産運用諮問委員会 監査法人の検証監事監査コンプライアンス 業務監査 チェック体制 月次 : コンプライアンス 業務監査 四半期 : 監事監査 年度 : 監査法人検証 91 年 3 月に外部の専門家 ( 学識経験者 ) を加えた助言機関を設置 早い時期から 専門家による客観的な評価 意見 助言を受けながら運用を行っている ( 連合会内部の年金管理委員会は 83 年 11 月設置 )

56 運用体制 55

57 債務特性に応じた 2 つのポートフォリオを運用 基本年金等 通算企業年金 資産残高 12 兆 4,750 億円 2,317 億円 ( 固定資産ベース ) 債務構造 政策アセットミックス 代行債務 79% 加算債務の平均予定利率約 4.5% 積立水準 ~105% ~110% 110%~ 内外債券 ( 内 80%: 外 20%) 50% 55% 60% 内外株式 ( 内 34%: 外 66%) 50% 45% 40% 予定利率 2.25% (2014 年 10 月からは 移換時の年齢により異なる予定利率 (1.50%~2.25%) を適用 ) 債券 80% グローバル株式 20% 期待リターン想定リスク 資産管理 ( リバランス ) 積立水準 ~105% ~110% 110%~ 期待リターン 4.1% 3.8% 3.6% 想定リスク 9.6% 8.7% 7.8% 動的管理 : 積立水準に応じて資産配分を変更 ポートフォリオ オーバーレイによるリバランス 二元化ポートフォリオ管理 代行債務ヘッジ ポートフォリオ 加算債務対応ポートフォリオ 期待リターン 2.6% 想定リスク 5.1% 静的管理 基準値をできるだけ維持するリバランス ファンド数 102 ファンド 10 ファンド インハウス運用 投資対象資産 国内債券 外国債券 新興国債券 為替オーバーレイ国内株式 ( パッシブ ) ( ポートフォリオ全体の約 37%) 国内債券外国債券新興国債券国内株式グローバル株式 ( 新興国株式含む ) プライベート エクイティ投資 (2% 目途 ) ヘッジファンド (4% 目途 ) インフラストラクチャー投資 (2% 目途 ) 不動産投資 (2% 目途 ) 為替オーバーレイ *2015/3/31 現在 2013 年度まで合算して運用を行ってきたが 2014 年度に分離して運用を開始 (PE 投資 38 ファンドを 1 ファンドとして集計 ) 国内債券 ( ポートフォリオ全体の約 58%) 国内債券外国債券グローバル株式 ( 新興国株式含む ) ヘッジファンド ( 上限 15%) マルチアセット不動産投資 ( 上限 10%) 為替オーバーレイ ( インフラストラクチャー投資 ( 上限 10%)) 56

58 57 運用状況 2013 年度 ( 末 ) 2014 年度 ( 末 ) 基本年金等 通算企業年金 基本年金等 通算企業年金 資産残高 11 兆 5,508 億円 2,012 億円 12 兆 4,750 億円 2,317 億円 ( 対前年度 ) (+9,657 億円 ) (+417 億円 ) (+9,242 億円 ) (+305 億円 ) 合計 ( 対前年度 ) 11 兆 7,520 億円 (+1 兆 74 億円 ) 12 兆 7,067 億円 (+9,547 億円 ) 資産構成割合 株式 39.3% 20.8% 45.6% 20.9% 国内株式 13.4% 17.2% 外国株式 25.9% 28.5% 債券 60.0% 79.2% 54.4% 79.1% 国内債券 45.7% 41.6% 外国債券 14.3% 12.8% ( 不動産等 ) 0.7% リターン ( 年度累積 ) 13.24% 13.97% 6.62% リスク 8.51% (3.79%) 8.63% (3.03%) 3.70% 積立水準 104.5% 113.4% 109.8% 116.7% * リスクはBarraOneによる カッコ内は代行部分控除後のリスク 2014 年度に GPIFの基本ポートフォリオ見直し等を踏まえ 基本年金等の政策アセットミックスを変更

59 58 政策アセットミックスの変更 (2014/11/26 基本年金等ポートフォリオ ) 内外株式比率 積立水準 旧基準値新基準値変更幅 GPIF の基準値 100% 未満 43% 50% +7% 100%~ 105% 未満 38% 50% +12% 105%~ 110% 未満 33% 45% +12% 110%~ 115% 未満 25% 40% +15% 24% 50% (+26%) 115% 以上 20% 40% +20% 乖離許容範囲 ±5% ±10% ( 調整可能範囲 ) ±5% ±17%

60 代行債務をヘッジして積立水準の安定化を目指す 年金資産から見た債務別の構成割合 うち余剰 9.9% 加算部分 (20.6%) 27.8% 実際の運用 資産構成割合 国内株式 16.9% 外国株式 二元化ポートフォリオ管理 モニタリング & リスク管理 国内株式 1.0% 外国株式 12.5% 国内債券 12.6% 外国債券 3.3% 加算債務対応ポートフォリオ 外国債券 11.4% 国内債券 42.8% ( オルタナ 12.4% 含む ) グローバル株式 45.8% ( オルタナ 15.1% 含む ) 27.6% ( オルタナ 4.2% 含む ) 国内株式 15.9% 代行部分 (79.4%) = 国内債券 資産構成割合を加算債務対応ポートフォリオと代行債務ヘッジ ポートフォリオに分解してリスクを管理 外国株式 15.1% 代行債務ヘッジ ポートフォリオ 短期 5.1% 外国債券 12.6% 国内株式 22.0% 72.2% 41.0% ( オルタナ 3.5% 含む ) 国内債券 28.5% 国内債券 39.4% 外国株式 20.9% 外国債券 12.5% 外国債券 9.1% = GPIF ポートフォリオ *2015 年 3 月末時点 短期 短期 3.7% 59

61 下方リスク管理 ( ストレステスト ) 運用目標 ( 積立不足に陥る確率の極小化 ) に沿った運用となっている 基本年金等ポートフォリオにおいては 代行割れとなる可能性が極めて低い運用となっている 基本年金等ポートフォリオ 15/3 末 フ ラックマンテ ー 87/1-12 フ ラックマンテ ー 87/10-12 ITハ フ ル崩壊 00/4-03/3 世界金融危機 07/4-09/3 世界株式暴落 (-50%) 円高 ($70 円 90 円 ) 長期金利 3% へ上昇 75% 80% 85% 90% 95% 100% 105% 110% 115% 120% 代行割れ積立水準 通算企業年金ポートフォリオ フ ラックマンテ ー 87/ /3 末 フ ラックマンテ ー 87/10-12 ITハ フ ル崩壊 00/4-03/3 世界金融危機 07/4-09/3 世界株式暴落 (-50%) 円高 ($70 円 90 円 ) 長期金利 3% へ上昇 75% 80% 85% 90% 95% 100% 105% 110% 115% 120% 積立水準 60

62 61 マネジャーストラクチャー (2015/3 末現在 基本年金等ポートフォリオ ) 国内株式外国株式外国債券 17.2% 28.5% 16.4% 国内債券 38.0% パッシブ インハウス (3) 48% グローバル パッシブ (2) 31% グローバル (7) インハウス ( セミアクティブ ) (2) 45% 為替オーバー レイによるヘッジ 給付専用ファンド ( 国債と短期資金 ) インハウス ( セミアクティブ ) 31% インハウス ( 脱 BM) 11% バリュー (2) 18% コア (6) 24% グロース ( 2) 9% PE 3% * カッコ内はマネジャー数 23% 米国大型 (12) 16% 欧州 (7) 7% アジア ( 5) 3% エマージング ( 4) 2% PE 8% ヘッジファンド 7% アロケーション F 3 % エマーシ ンク ( インハウス ) 4% アクティブ (5) 42% クレジット (2+ インハウス ) 9% 3.6% 代行債務ヘッジ対応 インハウス ( セミアクティブ ) 23% アクティブ (5) 17% アクティブ (5) 8% ヘッジファンド 8% インフラ 0.5% 不動産 1% 加算債務対応

63 運用状況の推移 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 140 (%) % 資産構成割合の推移 一般勘定 年度末 修正総合利回りの推移 その他 外国株式 国内株式 外国債券 国内債券 (4.36) 年度累積 (3.85) カッコ内 : 累積運用利回りの年率換算 (5.03) (3.32) (4.97) (3.69) (2.88) (2.61) (3.17) (1.81) (2.65) % 4% 超過リターンの推移 年度 ( 左目盛 ) 累計 ( 右目盛 ) 19.1% 25.2% +2.13% 15.7% 2% +1.85% +1.69% 15% 12.3% 12.6% +1.07% +0.83% +0.96% 12.5% +0.92% +0.62% +0.70% +0.84% 9.1% 9.5% +0.16% +0.32% 8.5% 10% +0.24% +0.84% -0.03% 8.3% 0% 5.4% -0.03% -0.23% -0.04% -0.28% 3.2% 5.6% 5% 0.2% 1.3% 1.6% 3.6% 2.3% -2% 1.1% 0% 年度 (10 億円 ) 1,600 付加価値額合計 :15,219 億円 1,400 1,200 1, 付加価値額事務費運用報酬 ネット付加価値額 12,522 億円 30% 25% 20% 年度 *14 年度は基本年金等ポートフォリオ 年度 62

年金制度の体系 現状 ( 平成 26 年 3 月末現在 ) 加入員数 48 万人 加入者数 18 万人 加入者数 464 万人 加入者数 788 万人 加入員数 408 万人 国民年金基金 確定拠出年金 ( 個人型 D C ) 確定拠出年金 ( 企業型 DC) 厚生年金保険 被保険者数 3,527

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<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63> - 所得税法上および地方税法上の生命 介護医療 個人年金の各保険料控除の最高限度額を少なくとも 5 万円および 3.5 万円とすること また 所得税法上の保険料控除の合計適用限度額を少なくとも 15 万円とすること ( 所得税法第 76 条 地方税法第 34 条 同法第 314 条の 2) 現行制度の控除限度額 平成 23 年 12 月までの契約 平成 24 年 1 月からの契約 合計控除額所得税

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<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63> 平成 28 年度税制改正に関する要望 平成 27 年 7 月 - 所得税法上および地方税法上の生命 介護医療 個人年金の各保険料控除の最高限度額を少なくとも 5 万円および 3.5 万円とすること また 所得税法上の保険料控除の合計適用限度額を少なくとも 15 万円とすること ( 所得税法第 76 条 地方税法第 34 条 同法第 314 条の 2) 平成 23 年 12 月までの契約 平成 24

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<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63> - 所得税法上および地方税法上の生命 介護医療 個人年金の各保険料控除の最高限度額を少なくとも 5 万円および 3.5 万円とすること また 所得税法上の保険料控除の合計適用限度額を少なくとも 15 万円とすること ( 所得税法第 76 条 地方税法第 34 条 同法第 314 条の 2) 平成 23 年 12 月までの契約 平成 24 年 1 月からの契約 生命保険料控除 個人年金保険料控除 一般生命保険料控除

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