( 別紙 ) 本日の委員会の概要内容は必要と思われる箇所を抜粋し 弊社として解釈のうえ記載したものであることを予めご理解願います (1) 企国課長からの説明 ( 配布資料 1~3) ( 説明の概要 ) 1 これまでの主な意見の整理 ( 資料 1) 厚生年金本体の将来の財政への影響は可能な限り回避すべ

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1 24-67 第 19 号 平成 25 年 1 月 25 日 団体年金事業部 第 6 回厚生年金基金制度に関する専門委員会の開催 平成 25 年 1 月 24 日 第 6 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 が開催されました 今回の委員会では 取りまとめに向けてこれまでの意見の整理や検討が不十分であった点を中心に議論が行われました 委員会の資料は厚生労働省のホームページ ( に掲載されています なお 次回の専門委員会は2 月 1 日に開催される予定です 当社としましては 今後の専門委員会での議論等を注視しながら 厚生年金基金制度の運営に携わる皆様を引き続き全力でサポートしていく所存です 関連情報 ( 厚生労働省ホームページ ) 厚生年金基金等の資産運用 財政運営に関する特別対策本部(9 月 28 日開催 ) 第 13 回社会保障審議会年金部会 (10 月 24 日開催 ) 第 1 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 (11 月 2 日開催 ( 配付資料 )) 第 2 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 (11 月 19 日開催 ( 配付資料 )) 第 3 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 (11 月 27 日開催 ( 配付資料 )) 第 4 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 (12 月 10 日開催 ( 配付資料 )) 第 5 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 (1 月 10 日開催 ( 配付資料 )) 以上

2 ( 別紙 ) 本日の委員会の概要内容は必要と思われる箇所を抜粋し 弊社として解釈のうえ記載したものであることを予めご理解願います (1) 企国課長からの説明 ( 配布資料 1~3) ( 説明の概要 ) 1 これまでの主な意見の整理 ( 資料 1) 厚生年金本体の将来の財政への影響は可能な限り回避すべき 連帯債務を見直す提案については 連鎖倒産等の懸念を考慮すれば取り入れるべき 一方 連帯債務を外すと事業所が倒産した場合の債務は厚生年金で埋めるが 厚生年金基金側の責任が問われなくなり問題である 新特例のB 案 ( 納付額特例 ) による国への返還額の減額は代行返上して現在債務返済中の基金や企業との公平性の問題がある 企業年金の持続可能性を高めるための施策の推進ということでは 今回試案で示されている事項以外にも個人型 DC 国民年金基金の在り方なども視野に入れるべきではないか 集団型 DCについては 投資教育が本当に必要ないのであろうかという企業の人事労務担当者からの声もある 厚生年金基金から他の企業年金への移行支援において 適格年金廃止の二の舞にならないよう丁寧な移行措置を講ずるべきである 2 関係団体等からのご意見のポイント ( 資料 2) 特例解散の見直しについては 既解散基金とのバランスに配慮が必要( 企業年金連合会 ) という意見 一層の緩和をすべき ( 全国総合厚生年金基金協議会 ) がある 企業年金の持続可能性を高めるための具体的な提案は企業年金連絡協議会 生命保険協会 運営管理機関連絡協議会から出されている 代行制度の廃止については健全な基金も含めて一律に廃止する点については反対あるいは慎重な議論が必要な旨 意見が出されている 3 これまでの専門委員会における議論及びヒアリングにおける指摘等に関する資料 ( 資料 3) P3 の3 階部分のモデル給付 1.6 万円は年金選択者のみで計算した金額 代行制度は免除保険料率の個別化 保険料凍結に伴う最低責任準備金の計算式の見直しさらに保険料凍結解除を経て財政中立化が行われている 給付現価負担金は厚生年金本体から基金への貸付金のような位置づけであり この交付をもって本体の財政が毀損されるわけではない ただし資産運用面でみると本体そのものがキャッシュアウト局面にあるため給付現価負担金の交付時期や金額によって運用資金の制約をうけることがある また 交付を受けた基金の方も本体を超える運用益が得られないと積立不足が拡大するおそれがある (p.10) 試案に基づき( 期ずれや の見直し ) 最低責任準備金の計算を修正したうえ 代行割れを生じない積立水準を計算すると1 年では 年では 1.5 程度の積立が必要 また 過去 10 年のベンチマーク実績をもとに今後の5 年間において本体と基金の利回り累計の差を予測すると 99% の確率で代行割れを発生させないようにするためには 1.6 程度の積立比率が必要 (p.17 18)

3 試案に基づき( 期ずれや の見直し ) 最低責任準備金の計算を修正したうえ 積立比率を計算すると代行割れが 37% 積立比率 1.3 以上が 13% 1.5 以上が 9% となる また代行割れ金額は 6,100 億円程度となる (p.21 22) 3 階部分の積立については本来 8.1 兆円積立が必要であるにも関わらず 実際には 2.9 兆円しかない (p.24) 財政状況も非継続基準でみると十分な積立があるという状況にない(p.25~29) 代行部分と上乗せ給付では受給権の保全度合いが異なる 代行給付は必ず保全されるが 上乗せ給付は残余財産の範囲内となる (p.31) 上乗せ給付も憲法 29 条第 1 項で定める財産権に該当するが 同第 2 項で 財産権の内容は 公共の福祉に適合するやうに 法律でこれを定める とされている (p.32) 試案の特例解散申請時点からの上乗せ給付停止は 代行割れ基金は代行部分の資産を使って上乗せ部分の給付を行っていること 特例解散は連帯債務の廃止等 厚生年金本体財政に影響を及ぼしていることから導入した (p.33) 解散命令発動の法定化と代行制度の廃止についても連帯債務の廃止など厚生年金本体への負担を踏まえ 今後の代行割れリスクを低減させ (= 解散命令の発動 ) 解消する(= 代行制度の廃止 ) 必要があると考えた (p.17) (2) 山口委員からのご説明 ( 資料 4) 基金の意義は国の給付に加え 上乗せ給付を受給できる点にあり 基金存立の基盤は上乗せ給付を確実に実行していくこと しかしながら 約 4 割が代行割れとなっており企業でいえば債務超過となっている また 基金は本体から借りた資金を用いてリスク資産等に投資するが調達に見合って運用をコントロールするための手法が不十分でありモラルハザードが生じる危険性をはらんでいる 例えば銀行では許容されるリスク総量の極度を定めて評価損が一定水準に達すれば損切りして投資を中止するなど運用 調達のバランスをとって財政規律を維持している 中小企業の企業年金の発展に向けて積立不足が発生しにくいDB 制度が必要である また 不足が発生しにくいCB 制度としては採用されている利息クレジットに見合う期待収益率となるように運用資産構成を見直して運用リスクを低減させるのがよい DCについては例えば中小企業に限っては元本確保ファンドとバランスファンドの2つから二者択一で選択する簡易な方式を認め さらにバランスファンドのポートフォリオについては厚生労働省が設置するDC 運用委員会 ( 仮称 ) において有識者の協議を経て推奨すべきガイドラインを提示することが考えられる (3) 花井委員からのご説明 ( 資料 5) 代行資産の先行返還制度の導入 については認可時点の債務額確定までに発生するリスクを軽減できるため理解できる 新特例 は本体への影響の拡大が見込まれることから設けるべきでない 連帯債務の見直しと分割納付の利息の見直しについては方向性として理解できる 上乗せ部分の支給停止については受給者への影響が大きいため反対である 最低責任準備金の計算方法見直しは理解できる 代行制度の段階的縮小 廃止について移行期間 10 年は妥当な期間 解散認可基準緩和は厚生年金基金に限ってはやむ得ない ただし積立水準が十分な基金が便乗

4 して給付を下げることは絶対認めない (4) 主な意見 質疑 委員長 1 個別でなく 特例解散の見直し 企業年金の持続可能性を高めるための施策 代行制度の見直し を有機的に検討する 2 財政の健全性 受給権をどう考えるか 3 私的年金と公的年金の役割分担をどう考えるかといった点から意見を頂きたい 委員 現行特例 新特例 基金存続をすべて実施するのはあれもこれもということで本体の理解が得られない 廃止が前提で特例がある 今回の議論では厚生年金本体の事業主 加入者の意見が十分反映されていない 事務局の3 階部分の受給権の説明は合理性がある 委員 ヒアリングを通じても加入者ガバナンスの声が聞けなかった 試案はセットのものであり バラ売りはない 健全な基金のハードルは高いし ゆるい特例解散をやるとモラルハザードにつながる 私的年金と公的年金の役割整理 正規 非正規社員への対応などはしっかり検討すべき内容 委員 代行制度の廃止に賛成であり 連帯債務の廃止もやむ得ない 廃止により3 階部分はやめてしまう恐れがある 企業拠出型の年金を充実するための手法 仕組みの検討が必要 そうでないと大企業と中小企業の格差が惹起される危険もある ガバナンスは基金だけでなく 国のガバナンスもどうだったのか 委員 持続可能な企業年金においては税制改正 柔軟な制度設計が必要 基金については労使合意を前提とした対応が必要であるが 過去に代行返上した企業との公平性や本体への負担といった点は十分考える必要がある 基金制度を廃止するのであれば十分な措置や丁寧な対応が必要 残すのであればガバナンスと本体への影響を与えないことが必要 新特例のB 案は反対 委員 上乗せ部分の受給権が保護される前提で廃止に賛成 30 人未満で企業年金ができるのか不安であるが 100 人未満で設計できるような仕組みを作って欲しい 委員 過去に代行返上した企業との公平性を考えると新特例は反対 DCの投資教育なしもおかしい 健全な基金とは何だったのか疑問だったが 本日の資料を見て16 基金しかないことにびっくりした すでに受給権確保されていない状況のもと更に毀損させないことが必要 委員 自分は一定の基金は残すべきと考える 委員 一部残すのであれば10 年経っても国に迷惑かけないことが必要 具体的な ( 積立 ) 水準を定

5 めるべき 委員 仮に数少ない基金が残ってもそれに意味があるのか 新特例は制度廃止とセットであるべき 委員長 今回の議論を受けて 次回は取りまとめに入る 以上

( 別紙 ) 本日の委員会の概要内容は必要と思われる箇所を抜粋し 弊社として解釈のうえ記載したものであることを予めご理解願います (1) 企業年金連合会からの説明 ( 配布資料 ) 資料に加え 以下のような意見が述べられた 厚生年金基金制度は厚生労働省の指導を受けながら労使合意のもとお

( 別紙 ) 本日の委員会の概要内容は必要と思われる箇所を抜粋し 弊社として解釈のうえ記載したものであることを予めご理解願います (1) 企業年金連合会からの説明 ( 配布資料 ) 資料に加え 以下のような意見が述べられた 厚生年金基金制度は厚生労働省の指導を受けながら労使合意のもとお 24-57 第 12 号 平成 24 年 12 月 11 日 団体年金事業部 第 4 回厚生年金基金制度に関する専門委員会の開催 平成 24 年 12 月 10 日 第 4 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 が開催されました 今回の委員会では 関係団体からのヒアリングとして 企業年金連合会 全国総合厚生年金基金協議会 企業年金連絡協議会 および 全国中小企業団体中央会 から意見が述べられました

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<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63> - 所得税法上および地方税法上の生命 介護医療 個人年金の各保険料控除の最高限度額を少なくとも 5 万円および 3.5 万円とすること また 所得税法上の保険料控除の合計適用限度額を少なくとも 15 万円とすること ( 所得税法第 76 条 地方税法第 34 条 同法第 314 条の 2) 平成 23 年 12 月までの契約 平成 24 年 1 月からの契約 生命保険料控除 個人年金保険料控除 一般生命保険料控除

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