スライド 0

Size: px
Start display at page:

Download "スライド 0"

Transcription

1 厚生年金基金制度の見直しについて 本資料は平成 25 年 4 月 12 日に国会に提出された厚生年金保険法改正案 ( 公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律案 ) に基づき作成しています 法成立後に明らかとなる政省令 通知でさらに具体的取扱いが示される予定です 平成 25 年 6 月 7 月説明会

2 目次 1. 厚生年金基金制度見直しのプロセス P2 2. プロセス図 (2 頁 ) の補足 P3~P4 3. 厚生年金基金の存続要件 P5 4. 最低責任準備金の精緻化 P6 5. 特例解散制度の見直し P7~P8 6. 解散等の認可基準の緩和 P9 7. 他の制度への移行支援策 P10~P14-1-

3 1. 厚生年金基金制度見直しのプロセス 施行日から 5 年間 施行日から 5 年後以降 代行割れでない基金 代行割れ基金 代行返上または解散する基金 基金自ら代行返上または解散を申請する 上記以外の基金 下記以外の基金 自主解散型基金 基金自ら解散を申請する 自主解散が基本 清算型基金 最低責任準備金に対する積立比率が政令で定める率を下回る基金 厚生労働大臣が社会保障審議会の意見を聴いて指定する 代行割れ基金でも清算型基金に指定されずに 5 年以内に 代行割れ でなくなれば基金存続は可能 の特申例請解が散可制能度 の 2 代行返上解散 新制度移行解散 解散 基金として存続 毎年度決算において判定 存続要件満たす 健全基金 存続要件満たさず 代行割れ予備軍 基金として存続 代行返上または解散 ( 新制度移行含む ) 基金自ら代行返上または解散を申請する 特例解散制度は適用できない 代行返上または解散 ( 新制度移行含む ) 厚生労働大臣が社会保障審議会の意見を聴いて解散を命ずることできる ( 代行返上も可 ) 特例解散制度は適用できない 代行割れを未然に防ぐための制度的措置 とされている 1 施行日以降 基金の新設を停止し 代行部分の連合会移換 ( 解散時 中途脱退時 ) を停止 2 特例解散制度の申請期限は法施行日から起算して 5 年を経過する日までの間 施行日 1 5 年後 財政が健全とされる基金については基金制度を存続する途が開かれた ( 代行制度の10 年後一律廃止方針は取り下げ ) 一方で 代行割れ基金の早期解散を促す方針は 厚生労働省試案および専門委員会意見書から変更なし -2-

4 2. プロセス図 (2 頁 ) の補足 (1) 項目 内容 施行日 公布の日から 1 年以内に施行 ( 最速で平成 26 年 4 月の可能性もある ) 施行日後 5 年を目途に見直しを行い 必要があれば所要の措置を行う 最低責任準備金の前納 代行返上または解散する基金は 将来返上の認可を受けていれば 過去返上の承認または解散の認可前でも最低責任準備金の全額または一部を政府に前納できる 自主解散型基金 施行日から 5 年以内に 代行割れの状態で解散する基金を自主解散型基金という 特例解散制度を申請した場合 申請翌月以降については上乗せ給付を停止する必要がある 以下のいずれの要件 ( 詳細は政令 ) にも合致したものについて 社会保障審議会の意見を聴いたうえで 清算型基金として厚生労働大臣が指定 ( 法施行から 5 年以内 ) する 清算型基金 純資産 < 最低責任準備金 政令で定める率 事業の継続が著しく困難とみなされる 業務の運営に相当の努力したもの 指定された日以降については 上乗せ給付は停止し 将来期間に係る代行給付も停止 ( 将来返上 ) する 必要がある 清算型基金は 清算計画 を作成し承認を受けなければならない ( 承認をもって基金は解散 ) 特例解散制度を申請することは可能 -3-

5 2. プロセス図 (2 頁 ) の補足 (2) 項目 分割納付特例により清算中の基金に係る取扱い 内容 改正法施行前に分割納付特例の承認を受け 現在清算中の基金 ( 改正法では 清算未了特定基金 とい う ) の設立事業所の事業主は 清算未了特定基金型納付計画の承認申請 を行うことができる 厚生労働大臣は承認にあたり 予め社会保障審議会の意見を聴くことになる 当該申請は 施行日から 1 年以内に清算未了特定基金の各事業主が同時に行う 当該承認を受けた場合 以下の内容に変わる 納付額 : 解散当初に遡及して再計算した額を各事業所の額として確定する 事業所間の連帯債務 : 解消 納付期間 : 当初の分割納付期間と通算して最長 30 年 分割納付に係る利息 : 新納付計画の承認を受けた年度の国債の利回りを勘案して 厚生労働大臣が定める固定利率を適用 施行日以降 改正前厚年法に定める企業年金連合会は 存続連合会として 厚年基金からの中途脱退者および解散基金の最低責任準備金の受換業務を除く従前の業務運営を行う 存続連合会存続基金においては 代行部分に係る中途脱退者は待期者として管理する必要がある 存続連合会の代行返上 存続連合会の解散 存続連合会は評議会の議決 厚生労働大臣の認可により代行返上することができる 存続連合会は確定給付企業年金法による連合会の設立により解散する 解散に伴い政府は最低責任準備金を徴収し 基金の中途脱退者にかかる残余財産は基金中途脱退者に分配する 存続連合会の事務は連合会に委託することができる -4-

6 3. 厚生年金基金の存続要件 施行日から 5 年経過後は 毎年度の決算において 以下の 1 または 2 のいずれかの要件 ( 存続要件 ) を満たしている基金のみ存続可能 存続要件を満たさない基金に対しては 事業の継続が困難とみなして厚生労働大臣が社会保障審議会の意見を聴いて 解散命令を発動できる 存続要件 代行資産の保全 の観点から設定 1 純資産 最低責任準備金 ( 精緻化後 ) 1.5 倍 厚生労働省の考え方 市場環境の短期変動による代行資産の毀損リスクを回避できる積立水準 2 純資産 最低積立基準額 厚生労働省の考え方 上乗せ部分の積立不足による代行資産の毀損リスクを回避できる積立水準 最低積立基準額 = 最低責任準備金 ( 精緻化後 )+ 上乗せ部分の債務 存続要件達成のための制度運営上の対応策と積立水準への影響 対応策 給付減額 予定利率引下げ ( 標準 特別掛金引上げ ) 特例掛金拠出 特別掛金償却の早期化 ( 期間短縮 不足金解消 ) 1 最低責任準備金に対する積立水準への影響 短期的にほとんど影響はない 積立水準の向上 ( 短期間での向上は難しい ) 積立水準の向上 ( 拠出額次第では短期間での向上可能 ) 積立水準の向上 ( 短期間での向上は難しい ) 2 最低積立基準額に対する積立水準への影響 減額度合いに応じて積立水準は向上 積立水準の向上 ( 短期間での向上は難しい ) 積立水準の向上 ( 拠出額次第では短期間での向上可能 ) 積立水準の向上 ( 短期間での向上は難しい ) -5-

7 4. 最低責任準備金の精緻化 代行部分の債務であり 解散時または代行返上時に国に返還する額である 最低責任準備金 について その計算方法が見直される 財政中立化の徹底の観点から 具体的には以下の 2 点が見直される ( 具体的には政省令等で改正する見通し ) 項目現行改正案 一律 平成 17 年 3 月まで期間は 一律 平成 17 年 4 月以降の期間は 表の通り 代行給付費の簡便計算に用いる係数の見直し 受給者の年齢 係数 75 歳以上 歳以上 75 歳未満 歳未満 0.69 計算に用いる厚年本体の実績利回りの適用時期のずれ ( 期ずれ ) の解消 当年 ( 暦年 ) の最低責任準備金を計算する際に 前々年度の厚生年金本体の実績運用利回りを用いる 実績運用利回りと債務算定に用いる利回りの適用時期に 1 年 9 ヶ月の乖離 ( 期ずれ ) が発生 最低責任準備金の計算に用いる付利率の 期ずれ を解消 実績運用利回りが確定している期間 厚生年金本体の実績運用利回りを用いる 実績運用利回りが確定していない期間 厚生年金本体の基本ポートフォリオをもとに市場収益率による理論値を適用 -6-

8 5. 特例解散制度の見直し (1) 代行割れ基金を対象とした特例解散制度の内容が見直される ( 申請期限は施行日から 5 年間 ) 厚生労働省試案で示された負担上限額の設定による納付額の減額措置は見送られた 見直しポイント 1. 分割納付の特例について 1 事業所間の連帯債務を外す 解散時に各事業所が負担する債務額が確定する 現行特例では全事業所での連帯債務 2 利息の固定金利化 ( 解散した年度の国債利回りをもとに厚生労働大臣が定める率 ) 現行特例は厚年本体の運用実績による変動金利 3 最長納付期間を 30 年に延長 現行特例の最長納付期間は 15 年 2. 納付額の特例について特例解散時に 1 または 2 のいずれか低い額の納付が可能 (= 現行特例と同じ ) 1 通常ルールで計算した額 ( 平成 11 年 9 月末時点の最低責任準備金を元に 平成 11 年 10 月以降の期間は厚年本体の実績利回り を用いて計算 ) 全基金について最低責任準備金の 期ずれ が解消されるため 実績利回りも 期ずれ 解消後のものを使用することになると思われる 2 基金設立時から厚年本体の実績利回り を用いて計算した額 実績利回りは 期ずれ 解消後のものを用いることを原則とするが 期ずれ 解消前のものを用いて計算した額の方が低くなる場合は 当該額を用いることができる 3. その他変更点 1 特例解散の適用基金は 自主解散型基金での申請または清算型基金に指定された時点以降の上乗せ給付 ( 加算部分および基本プラスアルファ給付 ) を支給停止する 現行特例では上乗せ給付の支給停止要件はない 2 年金記録の整理等の事務に先行して代行資産を返還可能とする 3 情報の公表について追加 -7- ただし 保有資産額を下回る場合には 保有資産額が納付額となる

9 5. 特例解散制度の見直し (2) 項目分割納付特例納付額特例 対象 解散時点で代行割れが見込まれる場合 申請期限 施行日から 5 年間の時限措置 ( 同日までに申請した基金含む ) 適用条件 以下の全ての要件に適合する場合に 社会保障審議会の意見を聴いたうえで厚生労働大臣が承認 ( 注 ) 業務の運営について相当の努力 詳細は政令 分割納付計画が 5 年以内 および 事業主が確実に納付することが可能 (5 年以内で納付することが困難でやむを得ないと認められた場合は 10 年以内 詳細は省令 ) 以下の要件に適合する場合に 社会保障審議会の意見を聴いたうえで厚生労働大臣が認定 業務の運営について相当の努力 詳細は政令 納付期限 期間内に納付することが困難な場合には 事業主の申請に基づき 最長 15 年まで納付計画の変更が承認される可能性あり ( 注 ) の内容を認定された基金の場合 最長 30 年までの変更が承認される可能性あり 納付総額 最低責任準備金 前頁 2. の額 分割納付方法 分割納付に係る利息 解散時に各事業主の債務が確定し 国に直接納付する 解散年度における国債の利回りを勘案して 厚生労働大臣が定める固定利率を適用 ( 注 ) 以下の全ての要件 ( 詳細は政令 ) に適合する場合は 社会保障審議会の意見を聴いたうえで 別途その旨を厚生労働大臣が認定する 業務の運営について著しい努力 事業の継続が極めて困難 -8-

10 6. 解散等の認可基準の緩和 解散等に係る 議決 手続き 理由 要件が見直される ( 手続き 理由 要件については政省令等で見直される見通し ) 項目現行改正案 代議員会における法定議決要件 ( 注 ) 代議員の定数の 3/4 以上による議決 代議員の定数の 2/3 以上による議決 解散認可申請に際しての事前手続き要件 全事業主の 3/4 以上の同意 全加入員の 3/4 以上の同意 全事業主の 2/3 以上の同意 全加入員の 2/3 以上の同意 解散認可申請に際しての理由要件 母体企業の経営悪化等 代行返上の場合は 母体企業の経営悪化等の理由要件は課していない 理由要件は撤廃 ( 注 ) 基金の 合併 分割 権利義務の移転 承継 代行返上 時にも適用される 清算型基金に指定された場合 解散にあたって上記 議決 手続き 要件自体は不要となる -9-

11 7. 他の制度への移行支援策 (1) 上乗せ部分の受給権保全のための移行支援策 として以下の内容 (10 頁 ~13 頁 ) が示された 項目 確定給付企業年金 (DB) への移行支援 概要 移行時の積立不足の償却期間の延長 詳細は政省令等で明示される見通し ( 厚生労働省試案では 移行時の積立不足の償却期間を 30 年に延長 ) 代行割れしていない存続厚生年金基金は解散後 加入員等への分配金を事業所単位で設立事業所が実施する DB へ移行できる 代行返上 支給に関する権利義務を移転し 資産も持ち込む 既存 DB に移行することも可能 厚年基金 C 事業所 現行 DB C 事業所 改正後 改正後も変わらず 残余財産持ち込み 現行法令下では認められていない 解散により支給に関する権利義務の移転を伴わず 残余財産を持ち込むことが可能となる 既存 DB に持ち込むことも可能 事業所単位で移行することも可能 厚年基金 C 事業所 DB -10-

12 7. 他の制度への移行支援策 (2) 項目 確定拠出年金 (DC) への移行支援 概要 基金を脱退した事業所の従業員が基金から既存の DC へ資産を移換できるよう規制緩和を行う 解散後に DC に移行する場合の積立基準に関する規制緩和 いずれの内容も政省令等で見直される見通しだが 積立基準に関する規制緩和部分は以下の通り 現行 改正後 DC 移行は 事業所単位で移行が可能 移換時の不足額に対する規制緩和実施 厚年基金 C 事業所 DC 厚年基金 C 事業所 DC DC 移行時の個人毎の移換額は最低積立基準額 DC 移行にあたり 各事業所毎の最低積立基準額に対する不足額 ( 注 ) を算出し 当該不足額を一括拠出したうえで資産を移換することが可能 最低積立基準額に対する不足額 ( 注 ) の補填について規制緩和を実施 ( 注 ) 最低積立基準額に対する不足額 DC への移換資産額 DC 移行時の最低積立基準額 積立不足解消額 DC 移換額 ( 最低積立基準額 ) と DC 移行見合いの年金資産 との差額 積立不足 移行見合いの年金資産 ( ) DC 移換額 ( ) 該当事業所の移行見合いの年金資算 = 基金の年金資産 ( 該当事業所の債務 / 基金全体の債務 ) 上記算式の債務としては 給付現価 数理債務 責任準備金 最低積立基準額 のいずれかを使用することが可能 -11-

13 7. 他の制度への移行支援策 (3) 項目 概要 中小企業退職金共済制度 ( 中退共 ) への移行支援 基金解散後 加入員への分配金を事業所単位で中小企業退職金共済制度へ移行できる 現行 現行法令下では認められていない 基金解散に伴う残余財産のうち被共済者持分額 ( 注 ) までの額を事業所単位で中退共に持ち込む ( 持込資産額を掛金納付月数に換算 ) ことが可能となる 既に中退共に加入している場合も持ち込む ( 本来の交付額に 持込資産額の元利合計を加算 ) ことが可能となる 厚年基金 C 事業所 改正後 中退共 ( 注 ) 被共済者持分額 = 被共済者となった解散基金の加入員に係る持分額として 省令で定める方法により算定した額 ご参考 中退共の加入条件 中退共に加入できる企業は 業種に応じ 右表 12 のいずれかを満たす必要がある 業種 1 常用従業員数 2 資本金 出資金 一般業種 300 人以下 3 億円以下 卸売業 100 人以下 1 億円以下 サービス業 100 人以下 5,000 万円以下 小売業 50 人以下 5,000 万円以下 -12-

14 7. 他の制度への移行支援策 (4) その他 項目 概要 代行割れ基金の解散後 各事業主が 厚年本体への不足額の返還 と 退職金の再積立 を両立できるようにするための措置 1 厚年本体への分割納付期間の延長 2 各事業所が退職金の再積立を行うにあたり DB 等のスキームを活用する場合の積立基準に関する規制緩和を行う 申請書類や手続きの簡素化 中小企業等における企業年金等の導入事例についての情報提供 上記内容は政省令等で見直される見通し 負債 資産 退職金の再積立支援策 上乗せ部分 上乗せ部分に係る積立不足 DB 等のスキームを活用して退職金の再積立を実施 積立基準に関する規制緩和 代行部分 (= 最低責任準備金 ) 代行部分に係る積立不足 保有資産 特例解散 ( 分割納付特例 ) の適用 国に返還 納付期間の延長 国に返還する必要がある 代行部分の積立不足分を補填しながら 税制上の優遇措置がある年金制度で掛金拠出を図ることが目的 -13-

15 7. 他の制度への移行支援策 (5) 企業年金の選択肢の多様化 として以下の内容が示された 項目 キャッシュバランスプランの制度設計の弾力化 給付設計に用いる指標の選択肢の拡大 運用実績 複合ベンチマーク の追加 基準利率等の規制緩和 ( ただし 元本は保証 ) 概要 基準利率については 単年度でのマイナスを認めるが 加入から退職までの通算では ゼロ 以上とする 簡易型 DB の対象拡大 簡易な制度設計や手続きで設立できる DB の対象範囲 の拡大 現在は 閉鎖型 DB( 受給権者のみ ) に限定して認められている -14-

スライド 1

スライド 1 公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律について 厚生労働省年金局 公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 63 号 ) の概要 公的年金制度の健全性及び信頼性の確保を図るため 1 厚生年金基金について他の企業年金制度への移行を促進しつつ 特例的な解散制度の導入等を行うとともに 2 国民年金について第三号被保険者に関する記録の不整合期間の保険料の納付を可能とする等の所要の措置を講ずる

More information

柔軟で弾力的な給付設計について

柔軟で弾力的な給付設計について 確定給付企業年金法施行規則等の 一部を改正する省令案について 1 < 目次 > 1. 給付の現価相当額の計算の基礎となる予定利率の見直し 2 3. 受託保証型確定給付企業年金 ( 受託保証型 DB) を実施する場合の拠出方法の見直し 3 4.1 積立不足に伴い拠出する掛金の拠出時期の変更 4 2 積立不足に伴い拠出する掛金の額の算定方法の変更 5 5. 実施事業所減少時の掛金の一括拠出額の見直し 6

More information

年金通信25-03(厚生年金基金制度見直し)

年金通信25-03(厚生年金基金制度見直し) 25-03 第 3 号 平成 25 年 4 月 2 日 団体年金事業部 厚生年金基金制度の見直しに関する法律改正案の概要 平成 25 年 4 月 1 日 社会保障審議会年金部会 ( 第 14 回 ) において 公的年金制度の健全性及び信頼 性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律案の概要 が公表され 厚生年金基金制度の 見直し案の概要が明らかになりました 別紙のとおり 当部会に提出された資料に基づき要点等を纏めましたので

More information

厚生年金基金に関する要望.PDF

厚生年金基金に関する要望.PDF 厚生年金基金に関する要望 平成 26 年 11 月 7 日 企業年金連合会 現在 各厚生年金基金においては 公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 の施行を受け 解散 代行返上 他制度への移行等 今後の方向性についての検討やその方向性に沿った取組を進めているところであるが その過程において様々な課題が発生している状況にある このため こうした課題に対して適切な対応を図ることにより

More information

スライド 1

スライド 1 第 14 回社会保障審議会年金部会平成 25 年 4 月 1 日資料 1-2 厚生年金基金制度の見直し 確定拠出年金(個人型)国442 万人 民年金基金年金制度の体系 ( 数値は 平成 24 年 3 月末 ) 加入員数 52 万人 加入者数 13 万人 加入者数 421 万人 加入者数 801 万人 加入員数 437 万人 受給者数 293 万人事業所数 11 万事業所 確定拠出年金 ( 企業型

More information

確定給付企業年金 DBパッケージプランのご提案

確定給付企業年金 DBパッケージプランのご提案 DB 制度改善に関するパブリックコメントについて 平成 28 年 2 月 12 日 日本生命保険相互会社 本資料は 作成時点における信頼できる情報にもとづいて作成されたものですが その情報の確実性を保証するものではありません 本資料に含まれる会計 税務 法律等の取扱いについては 公認会計士 税理士 弁護士等にご確認のうえ 貴団体自らご判断ください ホームページアドレス http://www.nenkin.nissay.co.jp/info/report.htm

More information

<31335F89F08E5593C197E F CC8C8F82B182EA82C582B781408C4B8CB4816A2E786C73>

<31335F89F08E5593C197E F CC8C8F82B182EA82C582B781408C4B8CB4816A2E786C73> 特定基金の解散に関する特例について ( 平成 17 年 4 月 1 日施行 ) ( 参考 ) 平成 16 年 6 月 11 日公布 : 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 16 年法律第 104 号 ) 平成 16 年 9 月 17 日公布 : 厚生年金基金令等の一部を改正する政令 ( 平成 16 年政令第 281 号 ) 平成 16 年 9 月 17 日公布 : 厚生年金基金規則及び確定給付企業年金法施行規則の一部を改正する省令

More information

確定給付企業年金 DBパッケージプランのご提案

確定給付企業年金 DBパッケージプランのご提案 DB 制度改善等に関するパブリックコメントについて ( 続報 ) 平成 28 年 2 月 12 日付年金 NEWS DB DB 制度改善に関するパブリックコメントについて に平成 28 年 2 月 19 日付のパブリックコメントで新たに追加された内容を追記しております 平成 28 年 2 月 23 日 日本生命保険相互会社 本資料は 作成時点における信頼できる情報にもとづいて作成されたものですが その情報の確実性を保証するものではありません

More information

表紙 年金通信25-40企業年金制度改正説明会

表紙 年金通信25-40企業年金制度改正説明会 厚生年金基金制度の見直しについて ( 企業年金制度改正説明会資料の要点 ) 平成 25 年 7 月 10 日に厚生労働省内において地方厚生 ( 支 ) 局向けに厚生年金基金制度の見直しについて説明会が開かれ 当社もオブザーバーとして出席しました 本資料は当日の資料をもとに当社の解釈を含めその要点を纏めたものです 内容としては現時点で確定しているものでなく 今後 更なる検討が進められることになっております

More information

日本ばね工業パンフ.indd

日本ばね工業パンフ.indd 事業主 加入員 年金受給者 年金受給待期者の皆様へ 厚生年金基金の解散方針の決議について 日本ばね工業厚生年金基金は 昭和 43 年 8 月 1 日に厚生労働大臣の認可により設立され 今日まで ばね業界に働く皆様の老後生活の安定と福祉の向上を図るために 国の厚生年金保険の一部を代行して基金独自の年金を上乗せして年金給付を行ってまいりました しかしながら バブル経済の崩壊による日本経済の長期にわたる低成長や米国におけるリーマンショックなどの世界経済の影響により

More information

2 厚年基金付加支給利率を定める告示 解散する厚生年金基金から中退共へ資産を移換した場合 掛金納付月数へ通算するとともに 掛金納付月数へ通算されなかった残余の額については 予定運用利回り ( 年 1%) に厚生労働大臣が定める利率を加えた利率を乗じて得た額をとして支給することとしており 本告示で当該

2 厚年基金付加支給利率を定める告示 解散する厚生年金基金から中退共へ資産を移換した場合 掛金納付月数へ通算するとともに 掛金納付月数へ通算されなかった残余の額については 予定運用利回り ( 年 1%) に厚生労働大臣が定める利率を加えた利率を乗じて得た額をとして支給することとしており 本告示で当該 1 付加の支給に関する告示の制定に伴う関連告示について 平成 30 年 3 月 12 日第 69 回中小企業共済部会資料 3 1. 中小企業共済法第二十八条第一項の厚生労働大臣の定める率を定める件 過去勤務期間に応じ乗じる厚生労働大臣の定める率を定める告示 過去勤務期間の通算の申出を行った共済契約者が納付する過去勤務掛金には 当該通算する期間における予定運用利回り ( 年 1%) から算定された率に付加相当額として厚生労働大臣が定める率を加算した率を乗じることとしており

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 別紙 1 解説資料 ( 追加分 ) 平成 2 8 年 6 月 日本生命保険相互会社 団体年金コンサルティング G 本資料は 作成時点における信頼できる情報にもとづいて作成されたものですが その情報の確実性を保証するものではありません 本資料に含まれる会計 税務 法律等の取扱いについては 公認会計士 税理士 弁護士等にご確認のうえ 貴団体自らご判断ください H28.6.28 日本生命保険相互会社団体年金コンサルティング

More information

年 12 月 厚生年金基金制度を解散して後継制度に資産を持込む場合の手続き 本資料は 平成 26 年 12 月 11 日に発出された事務連絡 解散存続厚生年金基金の残余財産を他の制度へ交付又は移換する際の取扱いについて 及び関連する法令等に基づきその要点を纏めたものです 作成時点にお

年 12 月 厚生年金基金制度を解散して後継制度に資産を持込む場合の手続き 本資料は 平成 26 年 12 月 11 日に発出された事務連絡 解散存続厚生年金基金の残余財産を他の制度へ交付又は移換する際の取扱いについて 及び関連する法令等に基づきその要点を纏めたものです 作成時点にお 2014-97 第 46 号 2014 年 12 月 16 日 団体年金サービス部 団体年金事業部 厚生年金基金制度を解散して後継制度に資産を持込む場合の手続き 標記につきまして 2014 年 12 月 11 日付で厚生労働省より事務連絡が発出されました 本事務連絡により 平成 25 年改正法に伴い新たに可能な取扱が追加された 厚生年金基金制度を解散して後継制度に資産を持込むこと について より具体的な取扱が明らかになっています

More information

厚生労働省試案 厚生年金基金制度の見直しについて の概要 平成 2 4 年 1 1 月 第一生命保険株式会社 以下の内容は 11 月 2 日の 第 1 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 をもとに 当社が要点等をまとめたものです 実際の資料については 厚生労働省のホームページを参照願います また

厚生労働省試案 厚生年金基金制度の見直しについて の概要 平成 2 4 年 1 1 月 第一生命保険株式会社 以下の内容は 11 月 2 日の 第 1 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 をもとに 当社が要点等をまとめたものです 実際の資料については 厚生労働省のホームページを参照願います また 24-49 第 6 号 平成 24 年 11 月 3 日 団体年金事業部 厚生年金基金制度廃止に関する厚生労働省試案 平成 24 年 11 月 2 日 第 1 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 が開催されました 当委員会は 厚生年金基金等の資産運用 財政運営に関する特別対策本部 (9 月 28 日開催 ) より公表された 決定事項 を受け 社会保障審議会年金部会 (10 月 24 日開催 ) で設置が承認されたものであり

More information

Microsoft PowerPoint - 加入員向けDVD0124+(経緯追加).pptx

Microsoft PowerPoint - 加入員向けDVD0124+(経緯追加).pptx 平素より東京都報道事業厚生年金基金の事業運営にご理解とご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます 東京都報道事業厚生年金基金は 加入事業所に勤める方々の 老後の安定した生活や 福祉の向上 並びに各事業所の発展を目指して昭和 46 年に設立され 順調に運営を行ってまいりました 当基金は平成 27 年 2 月開催の代議員会で 代行返上により全ての加入事業所 加入員 受給権者が確定給付企業年金 ( 通称 DB)

More information

II. テーマアップの要件への該当 1. テーマアップの要件を基にした テーマアップの要否に関する分析は次のとおりである (1) 広範な影響があるか 本件は企業が複数事業主の厚生年金基金制度に加入し 例外処理を採用していた場合に当該基金が解散するとき論点となる会計処理である 第 11 項に記載のとお

II. テーマアップの要件への該当 1. テーマアップの要件を基にした テーマアップの要否に関する分析は次のとおりである (1) 広範な影響があるか 本件は企業が複数事業主の厚生年金基金制度に加入し 例外処理を採用していた場合に当該基金が解散するとき論点となる会計処理である 第 11 項に記載のとお 第 22 回基準諮問会議 資料番号 資料 (2)-3 日付 2014 年 11 月 19 日 議題 項目 実務対応レベルの新規テーマの評価総合型厚生年金基金の特例解散における会計処理 ( 実務対応専門委員会の評価 ) I. 基準諮問会議への検討要望の内容 ( テーマ ) 総合型厚生年金基金の特例解散における会計処理 ( 提案理由 ) 平成 25 年 6 月の厚生年金保険法の改正によって一定の総合型厚生年金基金に関する特例解散制度の見直しが行われたことに伴い

More information

付加退職金の概要 退職金の額は あらかじめ額の確定している 基本退職金 と 実際の運用収入等に応じて支給される 付加退職金 の合計額として算定 付加退職金は 運用収入等の状況に応じて基本退職金に上乗せされるものであり 金利の変動に弾力的に対応することを目的として 平成 3 年度に導入 基本退職金 付

付加退職金の概要 退職金の額は あらかじめ額の確定している 基本退職金 と 実際の運用収入等に応じて支給される 付加退職金 の合計額として算定 付加退職金は 運用収入等の状況に応じて基本退職金に上乗せされるものであり 金利の変動に弾力的に対応することを目的として 平成 3 年度に導入 基本退職金 付 参考 2 付加退職金関係資料 1 付加退職金の概要 退職金の額は あらかじめ額の確定している 基本退職金 と 実際の運用収入等に応じて支給される 付加退職金 の合計額として算定 付加退職金は 運用収入等の状況に応じて基本退職金に上乗せされるものであり 金利の変動に弾力的に対応することを目的として 平成 3 年度に導入 基本退職金 付加退職金 支給対象すべての被共済者掛金納付月数が 43 月以上の被共済者

More information

将来返上認可 過去返上認可 6 基金 解散認可 1 基金 一括納付による解散である 3 指定基金制度ア概要年金給付等に要する積立金の積立水準が著しく低い基金を 厚生労働大臣が指定します この指定された基金に対して 5 年間の財政健全化計画を作成させ これに基づき事業運営を行うよう重点的に指導すること

将来返上認可 過去返上認可 6 基金 解散認可 1 基金 一括納付による解散である 3 指定基金制度ア概要年金給付等に要する積立金の積立水準が著しく低い基金を 厚生労働大臣が指定します この指定された基金に対して 5 年間の財政健全化計画を作成させ これに基づき事業運営を行うよう重点的に指導すること 11 年金課 (1) 厚生年金基金 1 制度の概要等ア概要厚生年金基金は 厚生労働大臣の認可を受けて企業の事業主が母体企業とは別の法人格を持った公法人である厚生年金基金を設立し 国の老齢厚生年金の一部を代行するとともに 独自の上乗せ給付を併せて支給することにより 加入員の老後における生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とした制度として 昭和 41 年 11 月に導入されました 近畿厚生局では

More information

制度変更の背景 厚生年金保険法の改正法は 国の厚生年金保険の一部を代行している部分について 厚生年金基金の資産が代行部分に不足することがないような仕組みづくりを趣旨としています 国の代行資産に企業年金の上乗せ部分の資産を加えた厚生年金基金は 大きな資産を保有し 運用環境の悪化時には一時的に大きな積立

制度変更の背景 厚生年金保険法の改正法は 国の厚生年金保険の一部を代行している部分について 厚生年金基金の資産が代行部分に不足することがないような仕組みづくりを趣旨としています 国の代行資産に企業年金の上乗せ部分の資産を加えた厚生年金基金は 大きな資産を保有し 運用環境の悪化時には一時的に大きな積立 加入員の皆さまへ 厚生年金基金制度の変更について 代行返上の お知らせと 同意のお願い 厚生年金保険法の改正法が平成 26 年 4 月に施行され 厚生年金基金は抜 本的な制度の見直しが必要となりました 当基金では 加入員や受給権者の皆さまに安心して退職後の生活を過ごして いただくため 代行部分を国に返上し 加算部分を新制度に移行することとい たしました このパンフレットでは 代行返上及び新制度の内容についてご説明しており

More information

1. 指定運用方法の規定整備 今般の改正により 商品選択の失念等により運用商品を選択しない者への対応として あらかじめ定められた指定運用方法 に係る規定が整備されます 指定運用方法とは 施行日(2018 年 5 月 1 日 ) 以降 新たに確定拠出年金制度に加入された方が 最初の掛金納付日から確定拠

1. 指定運用方法の規定整備 今般の改正により 商品選択の失念等により運用商品を選択しない者への対応として あらかじめ定められた指定運用方法 に係る規定が整備されます 指定運用方法とは 施行日(2018 年 5 月 1 日 ) 以降 新たに確定拠出年金制度に加入された方が 最初の掛金納付日から確定拠 2018 年 4 月 20 日 確定拠出年金法等の改正 (2018 年 5 月 1 日施行分 ) について 2018 年 5 月 1 日に施行される確定拠出年金法等の改正のうち 以下の項目につきまして 概要 をご案内いたします 1. 指定運用方法の規定整備 現行 厚生労働省年金局長通知にて デフォルト商品の設定が可能と規定 改正後 現行のデフォルト商品は廃止し 指定運用方法の設定を法令で規定 2.

More information

企業年金制度改正ブロック説明会

企業年金制度改正ブロック説明会 25-61 第 29 号 平成 25 年 9 月 9 日 団体年金事業部 厚生年金基金制度の見直しについて ( 企業年金制度改正説明会資料の要点 : その 3) 平成 25 年 8 月 30 日に厚生労働省より厚生年金基金の制度改正に関する FAQ 寄せられたご質問と現 時点の考え方 < 追補版その 2> が公表されました また 生命保険協会より厚生労働省に照会してい た事項についてもその回答を受領しました

More information

Ⅰ. 厚生年金基金の取扱について 1. 残余財産の分配について (1) 分配の有無 Q1: 代行部分返納後に残余財産があれば 基金の上乗せ部分に係る 分配金 として 加入者 受給待期者 受給者に分配することになりますが 現時点および最終時点で残余財産はいくらになりますか? A1: 仮に平成 27 年

Ⅰ. 厚生年金基金の取扱について 1. 残余財産の分配について (1) 分配の有無 Q1: 代行部分返納後に残余財産があれば 基金の上乗せ部分に係る 分配金 として 加入者 受給待期者 受給者に分配することになりますが 現時点および最終時点で残余財産はいくらになりますか? A1: 仮に平成 27 年 基金解散および後継制度について Q&A 事業主様用 平成 28 年 1 月 8 日 関東六県電気工事業厚生年金基金 1 Ⅰ. 厚生年金基金の取扱について 1. 残余財産の分配について (1) 分配の有無 Q1: 代行部分返納後に残余財産があれば 基金の上乗せ部分に係る 分配金 として 加入者 受給待期者 受給者に分配することになりますが 現時点および最終時点で残余財産はいくらになりますか? A1:

More information

これまでの経緯について すでにご案内のとおり 当基金では 平成 26 年 4 月に施行された厚生年金保険法等の一部を改正する法律に対応するため 検討委員会を立ち上げ検討を重ねてまいりました 検討委員会での議論をもとに 平成 27 年 2 月の第 98 回代議員会において平成 30 年 3 月末を目途

これまでの経緯について すでにご案内のとおり 当基金では 平成 26 年 4 月に施行された厚生年金保険法等の一部を改正する法律に対応するため 検討委員会を立ち上げ検討を重ねてまいりました 検討委員会での議論をもとに 平成 27 年 2 月の第 98 回代議員会において平成 30 年 3 月末を目途 制度移行のイメージ 事業主 加入員の皆さまへ 新しい年金制度 確定給付企業年金の設立について 全国電子情報技術産業厚生年金基金では 平成 30 年 3 月に厚生年金基金を解散 平成 30 年 4 月に新年金制度を設立する方針を決定し 準備を進めています 方針決定までの経緯と 解散後に設立する新しい年金制度の概要および新年金制度への移行に関する留意点についてご説明させていただきます 厚生年金基金解散後

More information

Slide 1

Slide 1 厚生年金基金の解散に伴う確定拠出年金への制度移行について SBI ベネフィット システムズ株式会社 ご提案のポイント 平成 26 年 4 月に厚生年金基金の解散及び制度移行を促すため 厚生年金保険法が改正されました 439 の厚生年金基金のうち すでに 384 基金が解散又は代行返上の方針を決めています ( 平成 27 年 4 月末現在 ) 基金が解散すると 厚生年金を上乗せする加算部分が消滅します

More information

目次 1. 法律の概要 1 2. 特例解散等 財政運営 4. 上乗せ部分の支援策 解散手続き等 64 本資料でお示している政令 省令 告示 通知は 現時点の案です

目次 1. 法律の概要 1 2. 特例解散等 財政運営 4. 上乗せ部分の支援策 解散手続き等 64 本資料でお示している政令 省令 告示 通知は 現時点の案です 第 1 回社会保障審議会企業年金部会平成 25 年 10 月 29 日資料 4 厚生年金基金制度改正の施行 に向けた検討内容 目次 1. 法律の概要 1 2. 特例解散等 12 3. 財政運営 4. 上乗せ部分の支援策 40 29 5. 解散手続き等 64 本資料でお示している政令 省令 告示 通知は 現時点の案です 1. 法律の概要 年金制度の体系 ( 注記のない数値は 平成 24 年 3 月末

More information

( 別紙 ) 本日の委員会の概要内容は必要と思われる箇所を抜粋し 弊社として解釈のうえ記載したものであることを予めご理解願います (1) 企国課長からの説明 ( 配布資料 1~3) ( 説明の概要 ) 1 これまでの主な意見の整理 ( 資料 1) 厚生年金本体の将来の財政への影響は可能な限り回避すべ

( 別紙 ) 本日の委員会の概要内容は必要と思われる箇所を抜粋し 弊社として解釈のうえ記載したものであることを予めご理解願います (1) 企国課長からの説明 ( 配布資料 1~3) ( 説明の概要 ) 1 これまでの主な意見の整理 ( 資料 1) 厚生年金本体の将来の財政への影響は可能な限り回避すべ 24-67 第 19 号 平成 25 年 1 月 25 日 団体年金事業部 第 6 回厚生年金基金制度に関する専門委員会の開催 平成 25 年 1 月 24 日 第 6 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 が開催されました 今回の委員会では 取りまとめに向けてこれまでの意見の整理や検討が不十分であった点を中心に議論が行われました 委員会の資料は厚生労働省のホームページ (http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002t11z.html)

More information

生保信託協会QA

生保信託協会QA 25-63 第 30 号 平成 25 年 9 月 13 日 団体年金事業部 厚生年金基金制度の見直しについて ( 生保協会 信託協会から厚生労働省への照会とその回答 ) 厚生年金基金制度の見直しについて生保協会 信託協会から厚生労働省に対して照会した事項について 今般 回答を入手しました 平成 25 年 9 月 9 日付年金通信 25-61 厚生年金基金制度の見直しについて ( 企業年金制度改正説明会資料の要点

More information

<303682BB82CC91BC964089FC90B EA94CA8BA492CA E786C73>

<303682BB82CC91BC964089FC90B EA94CA8BA492CA E786C73> 第 6 章その他 ( 法改正等 ) (1) 資格喪失者に対する説明義務の追加について 中途退職者向けご案内資料として 企業型確定拠出年金の実施事業所をご退職される皆様へ をご用意しました ( 資料編 9-3-1 ご参照 ) 資格喪失者への説明にご利用ください 平成 17 年 10 月の確定拠出年金法施行令の改正に伴い 事業主は 加入者資格喪失者に対して個人別管理資産の移換に関する事項について説明することが義務づけられました

More information

年 発 第     号

年 発 第     号 写 年発 0926 第 1 号平成 24 年 9 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局長殿 厚生労働省年金局長 ( 公印省略 ) 厚生年金基金の財政運営について 及び 厚生年金基金の設立認可について の一部改正について 厚生年金基金の財政運営について ( 平成八年六月二十七日年発第三三二一号 ) 及び 厚生年金基金の設立認可について ( 昭和四十一年九月二十七日年発第三六三号 ) の一部を下記第

More information

厚生年金基金から残余財産の交付を受けた DB の加入員期間の期間算入 解散した厚生年金基金の残余財産の交付を受けて DB を新設する際に 以下のように 解散日から DB の設立までの期間が数日空くケースが考えられる 法令上 このような取扱いはできない < 例 > 平成 27 年 9 月 28 日厚生

厚生年金基金から残余財産の交付を受けた DB の加入員期間の期間算入 解散した厚生年金基金の残余財産の交付を受けて DB を新設する際に 以下のように 解散日から DB の設立までの期間が数日空くケースが考えられる 法令上 このような取扱いはできない < 例 > 平成 27 年 9 月 28 日厚生 解散直前喪失者等の交付 厚生年金基金 ( 以下 解散基金 という ) から DB へ以下の前提で残余財産の交付を行う予定です 解散基金の解散後速やかに DB を新設 ( 解散日の翌日又は翌々日等 ) DB 発足日に仮交付にかかる交付申出を実施し その後速やかに仮交付を実施 交付対象は 解散基金の加入員 ( 経過措置政令第 41 条第 1 項第 2 号に基づき 1/2 以上の同意を取得 ) および受給権者

More information

1. 改正法の内容 改正法の概要 厚生年金基金制度見直し法により 基金存続が困難に 1 平成 26 年 4 月 1 日 ( 施行日 ) 以降は厚生年金基金の新設は認められません 2 代行割れ ( 注 1) している基金は 施行日から 5 年以内に解散することになっています 3 施行日から 5 年時点

1. 改正法の内容 改正法の概要 厚生年金基金制度見直し法により 基金存続が困難に 1 平成 26 年 4 月 1 日 ( 施行日 ) 以降は厚生年金基金の新設は認められません 2 代行割れ ( 注 1) している基金は 施行日から 5 年以内に解散することになっています 3 施行日から 5 年時点 石川県病院厚生年金基金の 年金受給者 受給待期者のみなさまへ ~ 基金解散方針決議 のお知らせ ~ 拝啓時下 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます 年金受給者並びに受給待期者の皆様には 日頃より基金の事業運営にご理解をいただき厚くお礼申し上げます さて 当基金は 昭和 63 年に加入事業所に働く方々の老後の安定と福祉の向上を図ることを目的として設立され 事業主の皆様の御支援とご協力により 約 27

More information

さくらグループ厚生年金基金制度の今後について 安定した年金給付を継続していくため 厚生年金基金制度の見直しを進めています はじめに はじめに さくらグループ厚生年金基金は 平成 9 年 4 月に設立され これまで退職された多くの加入員の皆様に一時金給付や年金給付を行ってきました また 基金制度は当社

さくらグループ厚生年金基金制度の今後について 安定した年金給付を継続していくため 厚生年金基金制度の見直しを進めています はじめに はじめに さくらグループ厚生年金基金は 平成 9 年 4 月に設立され これまで退職された多くの加入員の皆様に一時金給付や年金給付を行ってきました また 基金制度は当社 さくらグループ厚生年金基金の加入員の皆様へ 厚生年金基金制度における代行部分の返上について ( 確定給付企業年金制度への移行 ) < 加入員とは > 加入員とは正社員の他 パートタイマー 嘱託等契約社員の方で国の厚生年金保険に加入している方のことをさします さくらグループ厚生年金基金 さくらグループ厚生年金基金制度の今後について 安定した年金給付を継続していくため 厚生年金基金制度の見直しを進めています

More information

<89F08E5590E096BE89EF DB589E396EC816A2E786C7378>

<89F08E5590E096BE89EF DB589E396EC816A2E786C7378> ***** 基金解散に関する Q&A***** No. 質問回答 1 なぜ厚生年金基金が解散するのか? 当基金は昭和 58 年 7 月 1 日に社団法人全国住宅建設産業協会連合会加盟事業所を母体として 設立された 平成 26 年 2 月 7 日開催の第 72 回代議員会で解散方針を議決し 行政当局との間で 国の年金の将来部分の代行返上及び解散に向けた手続きを進めて行くことが決まりました この背景は国の

More information

厚生年金基金制度の見直しについて ( 法案の概要 ) 本資料は 平成 25 年 4 月 12 日公表の法案及びこれまでの厚生労働省公表資料の要点を纏めたものです 法案成立 政省令 通知確定により最終的な取扱いと異なることも十分想定されるため あくまでもご参考としてご活用願います 法案全文及びその他関

厚生年金基金制度の見直しについて ( 法案の概要 ) 本資料は 平成 25 年 4 月 12 日公表の法案及びこれまでの厚生労働省公表資料の要点を纏めたものです 法案成立 政省令 通知確定により最終的な取扱いと異なることも十分想定されるため あくまでもご参考としてご活用願います 法案全文及びその他関 25-09 第 7 号 平成 25 年 4 月 12 日 団体年金事業部 厚生年金基金制度の見直しについて ( 法案の概要 ) 平成 25 年 4 月 12 日 公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を 改正する法律案 が公表されました 別紙のとおり 法案の概要を纏めましたので ご連絡いたします 今後は 法案成立 政省令 通知確定と進んで行くこととなりますが 当社としましては引続き

More information

当基金の今後の方向性について 当基金では 昨年 6 月に厚生年金基金制度の見直し法が成立したことから 今後の当厚生年金基金のあり方について検討を重ねてまいりました 改正法は 厚生年金基金に対しこれまでより高い積立水準を課し 達成できなければ短期間での不足の解消または解散を促すという大変に厳しいもので

当基金の今後の方向性について 当基金では 昨年 6 月に厚生年金基金制度の見直し法が成立したことから 今後の当厚生年金基金のあり方について検討を重ねてまいりました 改正法は 厚生年金基金に対しこれまでより高い積立水準を課し 達成できなければ短期間での不足の解消または解散を促すという大変に厳しいもので 年金受給者 待期者様 平成 26 年 7 月 全国住宅地開発厚生年金基金 厚生年金基金の解散について重要なお知らせ 拝啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます 年金受給者並びに受給待期者の皆様には 日頃より基金の事業運営にご理解をいただき厚くお礼申し上げます さて当基金では 昨年 6 月に通常国会で基金制度の廃止を内容とする法律が可決成立し 本年 4 月に施行となったことから 今後の当基金のあり方について検討を重ねてまいりました

More information

<4D F736F F D AD97DF88C DC58F4994C52E646F63>

<4D F736F F D AD97DF88C DC58F4994C52E646F63> りそな年金 FAX 情報 りそな信託銀行 年金信託部 東京 03-5223-1992 大阪 06-6268-1866,1834 平成 18 年 11 月 6 日 平成 16 年年金改正法 ( 平成 19 年 4 月 1 日施行分 ) に係る政令 ( 案 ) ~ パブリックコメント ~ 平成 18 年 11 月 1 日に 平成 16 年年金改正法 ( 1) により平成 19 年 4 月 1 日から施行されることとされている事項について

More information

企業年金のポータビリティ制度 ホ ータヒ リティ制度を活用しない場合 定年後 : 企業年金なし A 社 :9 年 B 社 :9 年 C 社 :9 年 定年 ホ ータヒ リティ制度を活用する場合 ホ ータヒ リティ制度活用 ホ ータヒ リティ制度活用 定年後 :27 年分を通算した企業年金を受給 A

企業年金のポータビリティ制度 ホ ータヒ リティ制度を活用しない場合 定年後 : 企業年金なし A 社 :9 年 B 社 :9 年 C 社 :9 年 定年 ホ ータヒ リティ制度を活用する場合 ホ ータヒ リティ制度活用 ホ ータヒ リティ制度活用 定年後 :27 年分を通算した企業年金を受給 A 脱退一時金受給にあたってのご案内 2007.1.10 改定 このたび あなたは当基金 ( サンヨー連合厚生年金基金 ) を脱退されましたので お支払させていただきます 基本年金 及び 脱退一時金 についてご案内させていただきます 下記の説明をよく読んで 別添の 基本年金及び加算給付 ( 脱退一時金 ) 選択申出書 により当基金へお申し出ください 基本年金について 1. 基本年金のお取扱いについて基本年金については

More information

2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への

2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への 医業継続に係る相続税 贈与税の納税猶予制度 福田和仁相談部東京相談室 国内の医療法人の多くは 出資持分のある医療法人です 医療法人の出資者に相続が発生したときは出資持分に対して相続税が課税され また 一部の出資者が持分を放棄するなど一定の場合は他の出資者に贈与税が課税されます ただ 医療法人の財政状態によっては納税額が多額に上ることがあり得るなど その負担により医療活動の安定的な継続に影響を与えかねないといった懸念が示されていました

More information

年金通信No.25-51_1 表紙

年金通信No.25-51_1 表紙 25-51 第 26 号 厚生年金基金の解散事前協議について ( 事務連絡 ) 2013 年 8 月 14 日団体年金事業部団体年金サービス部 平成 25 年 8 月 13 日付けで厚生労働省から事務連絡 厚生年金基金の解散事前協議について が発出さ れましたので ご連絡いたします 具体的な内容は 別紙の事務連絡のとおりですが 概要は以下のとおりです 趣旨 平成 25 年改正法の成立 交付を受け 平成

More information

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63>

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63> 平成 28 年度税制改正に関する要望 平成 27 年 7 月 - 所得税法上および地方税法上の生命 介護医療 個人年金の各保険料控除の最高限度額を少なくとも 5 万円および 3.5 万円とすること また 所得税法上の保険料控除の合計適用限度額を少なくとも 15 万円とすること ( 所得税法第 76 条 地方税法第 34 条 同法第 314 条の 2) 平成 23 年 12 月までの契約 平成 24

More information

年金制度の体系 現状 ( 平成 26 年 3 月末現在 ) 加入員数 48 万人 加入者数 18 万人 加入者数 464 万人 加入者数 788 万人 加入員数 408 万人 国民年金基金 確定拠出年金 ( 個人型 D C ) 確定拠出年金 ( 企業型 DC) 厚生年金保険 被保険者数 3,527

年金制度の体系 現状 ( 平成 26 年 3 月末現在 ) 加入員数 48 万人 加入者数 18 万人 加入者数 464 万人 加入者数 788 万人 加入員数 408 万人 国民年金基金 確定拠出年金 ( 個人型 D C ) 確定拠出年金 ( 企業型 DC) 厚生年金保険 被保険者数 3,527 企業年金制度等について 働き方の多様化等に対応し 企業年金の普及 拡大を図るとともに 老後に向けた個人の継続的な自助努力を支援するため 個人型確定拠出年金の加入者範囲の見直しや小規模事業主による個人型確定拠出年金への掛金追加納付制度の創設 個人型確定拠出年金の実施主体である国民年金基金連合会の業務追加等の措置を講ずる Ⅰ 概要 確定拠出年金法等の一部を改正する法律案 DC: 確定拠出年金 DB: 確定給付企業年金

More information

上乗部分Q1. 基金制度のどの給付区分が分配金の対象となるのか A1 基金の給付区分は 国の厚生年金の一部を代行している 代行部分 と 基金独自の 上乗部分 から構成されています 代行部分は 解散により国に返還され 解散後は国から年金が支給されますので 分配金の対象となるのは基金独自の上乗部分となり

上乗部分Q1. 基金制度のどの給付区分が分配金の対象となるのか A1 基金の給付区分は 国の厚生年金の一部を代行している 代行部分 と 基金独自の 上乗部分 から構成されています 代行部分は 解散により国に返還され 解散後は国から年金が支給されますので 分配金の対象となるのは基金独自の上乗部分となり 厚生年金基金残余財産の 分配金に係る Q&A 目次 Q1. 基金制度のどの給付区分が分配金の対象となるのか 1 Q2. 分配金の特徴はなにか 2 Q3. 分配金はいつ支払われるのか 3 Q4. 分配金は何を基準にしてどのように計算されるのか. 4 Q5. 分配金の算定基礎となる最低積立基準額とはどのようなものか 5 Q6. 他者と比較して分配金の水準が大きい方がいるがその理由はなにか. 7 Q7.

More information

( 別紙 ) 本日の委員会の概要内容は必要と思われる箇所を抜粋し 弊社として解釈のうえ記載したものであることを予めご理解願います (1) 企業年金連合会からの説明 ( 配布資料 ) 資料に加え 以下のような意見が述べられた 厚生年金基金制度は厚生労働省の指導を受けながら労使合意のもとお

( 別紙 ) 本日の委員会の概要内容は必要と思われる箇所を抜粋し 弊社として解釈のうえ記載したものであることを予めご理解願います (1) 企業年金連合会からの説明 ( 配布資料 ) 資料に加え 以下のような意見が述べられた 厚生年金基金制度は厚生労働省の指導を受けながら労使合意のもとお 24-57 第 12 号 平成 24 年 12 月 11 日 団体年金事業部 第 4 回厚生年金基金制度に関する専門委員会の開催 平成 24 年 12 月 10 日 第 4 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 が開催されました 今回の委員会では 関係団体からのヒアリングとして 企業年金連合会 全国総合厚生年金基金協議会 企業年金連絡協議会 および 全国中小企業団体中央会 から意見が述べられました

More information

201306りそな企業年金研究所レポート

201306りそな企業年金研究所レポート 厚生年金基金の制度改正に係る解説 ~ 改正法の可決 成立を受けて ~ 平成 25 年 6 月 AD908- 年 13-07 目 次 はじめに改正法の概要改正法の内容について ( 項目別 ) 1. 改正法の全体像 2. 存続厚生年金基金 3. 特例解散の見直し 4. 施行日前に解散した特例解散基金に係る措置 5. 代行割れを未然に防ぐための制度的措置の導入 6. 厚生年金基金から他の企業年金への移行支援

More information

スライド 1

スライド 1 平成 24 年 3 月末で適格退職年金は終了します 今すぐ お手続きを開始ください 適格退職年金につきましては 平成 24 年 3 月末までに 他の企業年金制度等へ移行するなどの対応が必要です 閉鎖型適格退職年金 ( 加入者がおらず 受給者のみで構成された適格退職年金 ) についても 期限までに移行する必要があります 適格退職年金の移行先には以下の制度 があり 平成 24 年 3 月末までは 適格退職年金の年金資産を非課税で移換することができます

More information

1 特例解散を申請することになりました 当基金は 解散時に事業主の皆様の追加負担を極力軽減する ( 避ける ) ために 特例解散 を目指すことといたしました 既にお知らせしておりますが 昨年 6 月に成立 公布された厚生年金基金制度の見直しに関する法律 ( 公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のため

1 特例解散を申請することになりました 当基金は 解散時に事業主の皆様の追加負担を極力軽減する ( 避ける ) ために 特例解散 を目指すことといたしました 既にお知らせしておりますが 昨年 6 月に成立 公布された厚生年金基金制度の見直しに関する法律 ( 公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のため 重要 平成 26 年 8 月 9 日 各 位 全国塗装厚生年金基金理事長河野玉吉 厚生年金基金解散の方針決議と後継制度の検討について ( お知らせ ) 拝啓時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます 日頃から当基金の事業運営にご理解 ご協力を賜り 厚くお礼申し上げます さて 平成 26 年 8 月 8 日開催の第 66 回代議員会におきまして 基金解散の方針を全会一致で決議し 今後 解散に向けて厚生労働省と協議に入ることになりました

More information

1 2

1 2 1 2 3 4 5 25,000 15,000Q. A. Q. A. Q. A. 27 国民年金基金加入にあたっての重要なお知らせ 国民年金基金 ( 以下 基金 といいます ) に関する重要な事項のうち 金融商品の販売等に関する法律および個人情報の保護に関する法律に基づき 特にご確認いただきたい事項を記載しています 必ずお読みいただき ご加入の際に加入申出書に 国民年金基金加入にあたっての重要なお知らせ

More information

日本再興戦略 改訂 2015 平成 27 年 6 月 30 日に閣議決定された 日本再興戦略 改訂 2015 においては 企業が確定給付企業年金を実施しやすい環境を整備するため 確定給付企業年金の制度改善について検討することとされている - 日本再興戦略 改訂 2015( 平成 27 年 6 月 3

日本再興戦略 改訂 2015 平成 27 年 6 月 30 日に閣議決定された 日本再興戦略 改訂 2015 においては 企業が確定給付企業年金を実施しやすい環境を整備するため 確定給付企業年金の制度改善について検討することとされている - 日本再興戦略 改訂 2015( 平成 27 年 6 月 3 確定給付企業年金の改善について 1. 財政悪化を想定した リスク対応掛金 の導入 2. 確定給付企業年金の選択肢の拡大 ( リスク分担型 DB( 仮称 ) の導入 ) 日本再興戦略 改訂 2015 平成 27 年 6 月 30 日に閣議決定された 日本再興戦略 改訂 2015 においては 企業が確定給付企業年金を実施しやすい環境を整備するため 確定給付企業年金の制度改善について検討することとされている

More information

* * * 事業主 加入員のみなさまへ * * * 理事長有光幸紀 日本産業機械工業厚生年金基金は 昭和 46 年 10 月に産業機械工業界全体での優秀な人材確保と働くみなさまの老後の生活保障を目的として設立されました 本年 10 月には 設立して 43 年を迎えることとなり 皆様のご理解とご支援の

* * * 事業主 加入員のみなさまへ * * * 理事長有光幸紀 日本産業機械工業厚生年金基金は 昭和 46 年 10 月に産業機械工業界全体での優秀な人材確保と働くみなさまの老後の生活保障を目的として設立されました 本年 10 月には 設立して 43 年を迎えることとなり 皆様のご理解とご支援の ~ 事業主 加入員の皆様へ重要なお知らせ ~ 厚生年金基金制度見直し法による 当基金の方向性について ~ ポイント ~ 厚生年金基金制度に関する法令が施行されたことを受け 現在当基金が国の老齢厚生年金の報酬比例部分を代行している代行部分を 国に返上する方針とします ( これを 代行返上 といいます ) 国へ代行部分を返上した後は 従来の上乗せ部分の加算部分 ( 事業主が掛金を全額負担 ) のみで産業機械工業界としての年金制度を再構築し

More information

Microsoft PowerPoint - 03:分配概要(解散)+.pptx

Microsoft PowerPoint - 03:分配概要(解散)+.pptx 残余財産の分配にかかる今後の予定及び 続きの概要 平成 30 年 10 東京都報道事業厚 年 基 (1) 残余財産の分配 概要 最低責任準備 ( 国へ返還しなければならない 額 ) を国に返還した後 残余財産がある場合 基 規約に定められた 法で加 員 受給権者の皆様に分配することとなります なお 分配 は他制度に持ち込むことも可能です 残余財産の確定には 加 員の皆様の他 受給権者等すべての の記録整理が完了した上で

More information

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能 2016-108 第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律の一部施行等に伴う厚生年金基金 確定給付企業年金及び確定拠出年金の事務処理等について

More information

国民年金法関連 国民年金保険料の追納 ( 改正法附則第 2 条 ) 施行日から 3 年以内の間 国民年金保険料の納付可能期間を延長 (2 年 10 年 ) し 本人の希望により保険料を納付することで その後の年金受給につなげることができるようにする ただし 2 年経過後の保険料は国債利率を基礎として

国民年金法関連 国民年金保険料の追納 ( 改正法附則第 2 条 ) 施行日から 3 年以内の間 国民年金保険料の納付可能期間を延長 (2 年 10 年 ) し 本人の希望により保険料を納付することで その後の年金受給につなげることができるようにする ただし 2 年経過後の保険料は国債利率を基礎として 年金確保支援法の解説 国民年金及び企業年金等による高齢期における所得の確保を支援するための国民年金法等の一部を改正する法律 2011 年 8 月 JP Actuary Consulting Co.,Ltd. ( 注 ) 政令等により定められる部分も見込みとして含まれていますので ご注意下さい 0 Copyright 2008,JP 2009,JP Actuary Consulting Co.,Ltd.

More information

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63>

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63> - 所得税法上および地方税法上の生命 介護医療 個人年金の各保険料控除の最高限度額を少なくとも 5 万円および 3.5 万円とすること また 所得税法上の保険料控除の合計適用限度額を少なくとも 15 万円とすること ( 所得税法第 76 条 地方税法第 34 条 同法第 314 条の 2) 平成 23 年 12 月までの契約 平成 24 年 1 月からの契約 生命保険料控除 個人年金保険料控除 一般生命保険料控除

More information

年金制度のしくみ 3 階私的年金みらい企業年金基金 2 階 1 階 公的年金 厚生年金 国民年金 共済年金 自営業者など会社員の配偶者会社員公務員など 国民年金の加入者区分 第 1 号被保険者 第 33 号被保険者 第 2 号被保険者 3 階建ての年金制度 日本の公的年金制度は 国民年金 から全ての

年金制度のしくみ 3 階私的年金みらい企業年金基金 2 階 1 階 公的年金 厚生年金 国民年金 共済年金 自営業者など会社員の配偶者会社員公務員など 国民年金の加入者区分 第 1 号被保険者 第 33 号被保険者 第 2 号被保険者 3 階建ての年金制度 日本の公的年金制度は 国民年金 から全ての 将来の年金準備はだいじょうぶ? 2016.10 年金制度のしくみ 3 階私的年金みらい企業年金基金 2 階 1 階 公的年金 厚生年金 国民年金 共済年金 自営業者など会社員の配偶者会社員公務員など 国民年金の加入者区分 第 1 号被保険者 第 33 号被保険者 第 2 号被保険者 3 階建ての年金制度 日本の公的年金制度は 国民年金 から全ての国民に共通する基礎年金が支給され 厚生年金 からは基礎年金に上乗せする報酬比例の年金が支給されるという

More information

16 省令 15 納付計画の記載について 解散後の企業年金制度実施の意思の有無 及び実施の場合の概要を記載することになっているが これを記載することによって事業主に何らかのメリットがあるのか また 納付の猶予を受けようとする金額に係る設立事業所の事業主ごとの負担方法 とは 具体的にどのような内容か具

16 省令 15 納付計画の記載について 解散後の企業年金制度実施の意思の有無 及び実施の場合の概要を記載することになっているが これを記載することによって事業主に何らかのメリットがあるのか また 納付の猶予を受けようとする金額に係る設立事業所の事業主ごとの負担方法 とは 具体的にどのような内容か具 寄せられたご意見等と現時点の考え方 対象 1 政令 4 2 政令 4 3 政令 4 該当ページご意見等現時点の考え方 前納額の基準について 給付に充てるべき積立金の額から当該前納しようとする額を控除した額が 代行給付に充てるべき積立金の額を上回るもの とされている この 代行給付に充てるべき積立金の額 は 最低責任準備金と解すると 前納の意義が大幅に制限されると思うが どのように理解すればいいのか

More information

厚生年金基金制度のしくみ 厚生年金基金は 国の厚生年金の一部 ( 老齢厚生年金の報酬比例部分 ) を代行して基金独自の給付 ( 上乗せ部分 ) を行う企業 年金制度です プラスアルファ ( 上乗せ ) 部分の掛金は全額事業主様負担であるため 従業員にとっては手厚い年金を受取ることが出来ます 基金へ掛

厚生年金基金制度のしくみ 厚生年金基金は 国の厚生年金の一部 ( 老齢厚生年金の報酬比例部分 ) を代行して基金独自の給付 ( 上乗せ部分 ) を行う企業 年金制度です プラスアルファ ( 上乗せ ) 部分の掛金は全額事業主様負担であるため 従業員にとっては手厚い年金を受取ることが出来ます 基金へ掛 受給権者宛説明会資料 厚生年金基金の解散と後継制度への引継ぎについて 平成 28 年 10 月 18 日 22 日 大阪府建築厚生年金基金 厚生年金基金制度のしくみ 厚生年金基金は 国の厚生年金の一部 ( 老齢厚生年金の報酬比例部分 ) を代行して基金独自の給付 ( 上乗せ部分 ) を行う企業 年金制度です プラスアルファ ( 上乗せ ) 部分の掛金は全額事業主様負担であるため 従業員にとっては手厚い年金を受取ることが出来ます

More information

<4D F736F F D208E968BC68EE590E096BE89EF DC58F4994C5816A2B2E646F6378>

<4D F736F F D208E968BC68EE590E096BE89EF DC58F4994C5816A2B2E646F6378> 事業主説明会の質疑応答の内容について Q&A の中に 資料 とあるのは 5 月の事業主説明会で使用した 基本問題検討委員会の検討状況 の資料です 基金ホームページの加入者専用ページよりダウンロードできます ( パスワード :hdkikin) 新制度関連 Q 1 Q 2 Q 3 Q 4 Q 5 Q 6 Q 7 Q 8 新制度設立には 5,000 人以上必要とありますが 4,800 人だった場合はどうなるのでしょうか

More information

Microsoft PowerPoint  DBの事務(給付)配布用印刷.pptx

Microsoft PowerPoint  DBの事務(給付)配布用印刷.pptx 給付 報道事業企業年金基金の給付の仕組みについて 平成 30 年 8 月 東京都報道事業厚生年金基金 目次 はじめに 1. 報道事業企業年金基金の制度 4 (1) 掛金と給付 (2) 仮想個人勘定残高 2. 給付の種類および概要 6 3. 老齢給付金 8 4. 脱退一時金 ( 加入者期間 10 年以上 ) 12 5. 脱退一時金 ( 加入者期間 1 月以上 10 年未満 ) 14 6. 遺族給付金

More information

給付の支給時期 脱退一時金 加入者資格を喪失したとき ( 退職 65 歳到達等 ) 65 歳未満の年齢到達で資格喪失させることも可能 遺族一時金 1 加入中に死亡したとき 2 給付の繰下期間中に死亡したとき 3 年金受給中に死亡したとき 年金 < 退職による資格喪失の場合 > 1 50 歳未満で資格

給付の支給時期 脱退一時金 加入者資格を喪失したとき ( 退職 65 歳到達等 ) 65 歳未満の年齢到達で資格喪失させることも可能 遺族一時金 1 加入中に死亡したとき 2 給付の繰下期間中に死亡したとき 3 年金受給中に死亡したとき 年金 < 退職による資格喪失の場合 > 1 50 歳未満で資格 全国建設企業年金基金の概要 全国建設企業年金基金は全国建設厚生年金基金の後継制度として設立されました ( 平成 28 年 10 月 1 日設立 ) 給付設計 事業所区分 Ⅰ 事業所区分 Ⅱ 給付額算定方法給与比例制定額制 予定利率 ( 長期的な運用目標 ) 2.5% 加入者の範囲 65 歳未満の厚生年金被保険者 ( 年齢 職種等により事業所単位で限定することも可能 ) 給 付 給付水準 ( 持分付与

More information

201311りそな企業年金研究所レポート

201311りそな企業年金研究所レポート 厚生年金基金の制度改正に係る解説 ~ 政省令 告示案等のパブリックコメント開始を受けて ~ 平成 25 年 11 月 AD908- 年 13-25 目 次 はじめに 1. 厚生年金基金制度見直しの全体像 2. 改正法施行関係の政省令等について 3. 解散認可基準の緩和 4. 最低責任準備金 5. 特例解散の見直し 6. 今後の財政運営 7. 他制度への移行支援 8. 改正法施行後の企業年金連合会 ご参考

More information

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について 資料 1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について 1. 機能強化法関係 機能強化法 ( 1) により 平成 28 年 10 月から私学共済でも短時間労働者を加入者とするとされているところ その詳細を政令で定めるに当たり 厚生年金保険及び健康保険の短時間労働者の要件 ( 2) に倣って定めることとすること 1 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律

More information

確定給付企業年金制度のご案内 ━ 大阪府電設工業企業年金基金のご案内 ━

確定給付企業年金制度のご案内 ━ 大阪府電設工業企業年金基金のご案内 ━ 確定給付企業年金制度のご案内 大阪府電設工業企業年金基金のご案内 1. 設立の意義 このたび 大阪府電設工業企業年金基金は 加入者の老後の生活の安定を図ることを目的として 平成 29 年 4 月 1 日に厚生労働大臣より設立の認可が得られ 新制度がスタートしました 少子高齢化が進み公的年金の縮小が懸念されるなか 老後の所得保障の一助として 公的年金に上乗せして支給する企業年金の役割は決して小さくないと考えられます

More information

260401【厚生局宛て】施行通知

260401【厚生局宛て】施行通知 年発 0 4 0 1 第 8 号 平成 2 6 年 4 月 1 日 地方厚生 ( 支 ) 局長 殿 厚生労働省年金局長 ( 公印省略 ) 国民年金法施行令等の一部を改正する政令 特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律施行令の一部を改正する政令及び厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行について 国民年金法施行令等の一部を改正する政令 (

More information

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る 資産課税個人事業者の事業用資産に係る納税猶予制度の創設 個人事業者の事業承継税制が 10 年間の時限措置として新たに創設される 認定相続人 受贈者が 青色申告の承認を受けていた個人事業者から 相続等又は贈与によりその個人事業者の事業の用に供されていた 特定事業用資産 を取得し 事業を継続していく場合には その取得した特定事業用資産の課税価格に対応する相続税又は贈与税の全額について その納税を猶予する

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 企業年金 個人年金制度に関する検討課題 2019 年 3 月 29 日 生命保険会社が提供する企業年金 個人年金 生命保険会社は 企業年金 個人年金として DB DC 個人年金保険等を提供し お客様の退職給付制度の安定的な運営や高齢期の所得確保等をサポートしている 主な保険商品お引受けの状況等 1 企業年金 確定給付企業年金保険 (DB) 資産管理運用機関等として 確定給付企業年金保険を提供 規約数

More information

確定拠出年金制度に関する改善要望について

確定拠出年金制度に関する改善要望について 平成 30 年 6 月 19 日 厚生労働省年金局 企業年金 個人年金課御中 一般社団法人全国銀行協会 業務部 確定拠出年金制度に関する改善要望について 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます 平成 13 年 10 月からスタートした確定拠出年金制度につきましては 当協会の会員においても 運営管理機関や資産管理機関等として 制度の健全な普及 発展のため努力しているところです 今般 当協会は 会員における日々の業務運営の中で加入者等から寄せられている要望も踏まえ

More information

スライド 1

スライド 1 総合型確定給付企業年金基金制度 退職金の社外積立先として ANT 企業年金基金は 会社の退職金制度の受け皿となる 新企業年金基金 ( 総合型確定給付企業年金基金 ) です 退職金の社外積立先として是非ともご検討いただきますようお願い申し上げます 新企業年金基金 ( 総合型確定給付企業年金基金制度 ) とは 確定給付企業年金法に基づいて設立される業界共通の年金制度です 企業年金基金規約に基づいて 年金

More information

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63>

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63> - 所得税法上および地方税法上の生命 介護医療 個人年金の各保険料控除の最高限度額を少なくとも 5 万円および 3.5 万円とすること また 所得税法上の保険料控除の合計適用限度額を少なくとも 15 万円とすること ( 所得税法第 76 条 地方税法第 34 条 同法第 314 条の 2) 現行制度の控除限度額 平成 23 年 12 月までの契約 平成 24 年 1 月からの契約 合計控除額所得税

More information

個人型確定拠出年金の加入対象者の拡大

個人型確定拠出年金の加入対象者の拡大 証券 金融取引の法制度 2016 年 6 月 13 日全 8 頁 個人型確定拠出年金の加入対象者の拡大 確定拠出年金法改正 ~ 公務員 専業主婦 主夫も対象に 金融調査部主任研究員鳥毛拓馬 [ 要約 ] 2016 年 5 月 24 日 確定拠出年金法や確定給付企業年金法などを改正する 確定拠出年金法等の一部を改正する法律案 が衆議院本会議で可決 成立した 今般の改正により 個人型確定拠出年金の加入者の範囲の見直し

More information

厚生年金基金の制度改正201404(第2版)

厚生年金基金の制度改正201404(第2版) 厚生年金基金の制度改正に係る解説 第 2 版 ~ 政省令 告示の公布および通知の発出を受けて ~ 2014 年 4 月 AD908- 年 14-01 Copyright 2014 Resona Group. All Rights Reserved. はじめに 2013( 平成 25) 年 6 月 19 日 厚生年金基金制度の見直しおよび国民年金第 3 号被保険者 ( 専業主婦等 ) の加入記録不整合の解消を目的とした

More information

確定拠出年金制度に関する改善要望について

確定拠出年金制度に関する改善要望について 平成 27 年 6 月 24 日 厚生労働省年金局企業年金国民年金基金課御中 一般社団法人全国銀行協会業務部 確定拠出年金制度に関する改善要望について 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます 平成 13 年 10 月からスタートした確定拠出年金制度につきましては 私どもの会員においても 運営管理機関や資産管理機関等として 制度の健全な普及 発展のため努力しているところであります 今般 当協会では

More information

「連合会通算年金に関する統計集」‐平成26年度‐.PDF

「連合会通算年金に関する統計集」‐平成26年度‐.PDF 平成 28 年 3 月 企業年金連合会数理部電話 03-6704-0869 ファックス 03-5401-8727 E メール suri@pfa.or.jp 本冊子の複製 転写は企業年金連合会の承諾を必要とし 無断転載を固く禁じます 事前の承諾については企業年金連合会 ( 電話 03-6704-0869) までご照会下さい 目次 1 厚生年金基金 確定給付企業年金 企業年金連合会 1.1 厚生年金基金から連合会への中途脱退者の権利義務移転状況

More information

確定拠出年金制度に関する改善要望について

確定拠出年金制度に関する改善要望について 平成 29 年 7 月 4 日 厚生労働省年金局企業年金 個人年金課御中 一般社団法人全国銀行協会業務部 確定拠出年金制度に関する改善要望について 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます 平成 13 年 10 月からスタートした確定拠出年金制度につきましては 当協会の会員においても 運営管理機関や資産管理機関等として 制度の健全な普及 発展のため努力しているところです 今般 当協会は 会員における日々の業務運営の中で加入者等から寄せられている要望も踏まえ

More information

/ 等 10 附則 35 条第 1 項 1 解散した存続厚生年金基金が残余財産を確定給付企業年金の資産管理運用機関等への交付を申し出る場合 中退共への交付の場合と同様に 以下の2 通りの取扱いが可能と考えているが間違いないか a. 解散した存続厚生年金基金が契約を締結していた受託金融機関から確定給付

/ 等 10 附則 35 条第 1 項 1 解散した存続厚生年金基金が残余財産を確定給付企業年金の資産管理運用機関等への交付を申し出る場合 中退共への交付の場合と同様に 以下の2 通りの取扱いが可能と考えているが間違いないか a. 解散した存続厚生年金基金が契約を締結していた受託金融機関から確定給付 1 ( 残余財産の交付 ) / 等 解散後に解散基金加入員等に対する分配金を DB もしくは DC へ移換できることとなっているが DB と DC の両方の制度がある場合 分配金の交付方法は任意 ( 片方に寄せる or50:50 で分けるなど ) ということでよいか よい 2 ( 残余財産の交付 ) 厚生年金基金の基本部分にかかる残余財産は分配し 加算部分にかかる残余財産については後継制度再建の原資

More information

今後の企業年金制度のあり方

今後の企業年金制度のあり方 今後の企業年金制度のあり方 2013 年 1 月 22 日 一般社団法人日本経済団体連合会 1. はじめにわが国企業年金制度は これまで労使合意の下 人事施策の一環として 各企業の実情にあわせて導入 運営されてきた 企業に就労する従業員にとっては 公的年金の上乗せとして 老後の所得の確保に資する重要な役割を果たしている 企業年金の加入者は かつて厚生年金基金 ( 以下 基金 ) や適格退職年金が中心であったが

More information

<4D F736F F D208EC096B18AEE8F80874A82528D862E646F63>

<4D F736F F D208EC096B18AEE8F80874A82528D862E646F63> 厚生年金基金実務基準第 3 号 厚生年金基金の年金積立金の評価方法の変更に関する実務基準 実務基準 3 号 -1 第 1 第 1-1 第 1-1-(1) 第 1-1-(2) 第 1-2 簿価評価からの移行に関する基準 資産評価の移行日 決算および財政決算 移行時の経理処理はおおむね次の手順による 1 旧基準による貸借対照表の作成 ( 当年度剰余 不足の算出 ) 2 移行に伴う評価損の額の算出 3 評価損の償却方法の決定

More information

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63>

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63> - 所得税法上および地方税法上の生命 介護医療 個人年金の各保険料控除の最高限度額を少なくとも 5 万円および 3.5 万円とすること また 所得税法上の保険料控除の合計適用限度額を少なくとも 15 万円とすること ( 所得税法第 76 条 地方税法第 34 条 同法第 314 条の 2) 平成 23 年 12 月までの契約 平成 24 年 1 月からの契約 生命保険料控除 個人年金保険料控除 一般生命保険料控除

More information

公開草案なお 重要性が乏しい場合には当該注記を省略できる 現行 適用時期等 平成 XX 年改正の本適用指針 ( 以下 平成 XX 年改正適用指針 という ) は 公表日以後適用する 適用時期等 結論の背景経緯 平成 24 年 1 月 31 日付で 厚生労働省通知 厚生年金基金

公開草案なお 重要性が乏しい場合には当該注記を省略できる 現行 適用時期等 平成 XX 年改正の本適用指針 ( 以下 平成 XX 年改正適用指針 という ) は 公表日以後適用する 適用時期等 結論の背景経緯 平成 24 年 1 月 31 日付で 厚生労働省通知 厚生年金基金 平成 26 年 12 月 24 日 企業会計基準適用指針公開草案第 52 号 退職給付に関する会計基準の適用指針 ( 案 ) 企業会計基準適用指針第 25 号 退職給付に関する会計基準の適用指針 ( 改正平成 24 年 5 月 17 日 ) を次のように改正する ( 改正部分に下線を付している ) 公開草案現行企業会計基準適用指針第 25 号企業会計基準適用指針第 25 号 退職給付に関する会計基準の適用指針

More information

退職金制度等の実態に関する調査

退職金制度等の実態に関する調査 平成 27 年度 退職金制度等の実態に関する調査 概 要 版 Ⅰ. 調査概要 調査目的 調査対象 一般企業における退職金制度及び退職金支給の実態について調査し 今後の中小企業退職金共済制度 ( 以下 中退共制度 ) のあり方を検討する基礎資料とする 東京商工リサーチの企業データベースのうち下記に該当する 社から 社を抽出 業 種 常用従業員数 一般業種 ( 製造 建設業等 ) 卸売業 サービス業 小売業

More information

厚生年金基金の解散に向けて

厚生年金基金の解散に向けて 加入員のみなさまへ厚生年金基金の今後の対応 拝啓時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます 石川県病院厚生年金基金 また 平素は当基金の事業運営にご高配を賜り 厚くお礼申し上げます 当基金は 加入事業所に働く方々の老後生活の安定と福祉の向上のため 手厚い年金給付を目的として昭和 63 年に設立され 業界共通の企業年金として 皆様の退職後の生活を支える役割を果たしてきました しかしながら バブル崩壊後の低成長への移行

More information

年金制度のポイント

年金制度のポイント 第 7 章企業年金制度等 1 企業年金等の意義 企業年金等は 公的年金の上乗せの給付を保障することにより 国民の多様な老後のニーズに応え より豊かな生活を送るための制度として重要な役割を果たしています 現在 企業年金等として多様な制度が設けられており 企業や個人は これらの中からニーズに合った制度を選択することができます 2 確定給付型と確定拠出型 確定給付型とは 加入した期間などに基づいてあらかじめ給付額が定められている年金制度です

More information

中小企業退職金共済制度加入企業の実態に関する調査結果の概要

中小企業退職金共済制度加入企業の実態に関する調査結果の概要 中小企業退職金共済制度加入企業の実態に関する調査結果の概要 平成 19 年 3 月 独立行政法人勤労者退職金共済機構中小企業退職金共済事業本部 < 調査の概要 > 1 調査対象企業調査 : 中小企業退職金共済制度 ( 以下 中退共制度 という ) 加入企業全体を対象とし 従業員規模別に抽出率を設定し 5,500 企業を抽出した 個人調査 : 中退共制度の被共済者全体を対象とし 企業調査の対象企業に対し

More information

1 制度の概要 (1) 金融機関の破綻処理に係る施策の実施体制金融庁は 預金保険法 ( 昭和 46 年法律第 34 号 以下 法 という ) 等の規定に基づき 金融機関の破綻処理等のための施策を 預金保険機構及び株式会社整理回収機構 ( 以下 整理回収機構 という ) を通じて実施してきている (2

1 制度の概要 (1) 金融機関の破綻処理に係る施策の実施体制金融庁は 預金保険法 ( 昭和 46 年法律第 34 号 以下 法 という ) 等の規定に基づき 金融機関の破綻処理等のための施策を 預金保険機構及び株式会社整理回収機構 ( 以下 整理回収機構 という ) を通じて実施してきている (2 株式会社整理回収機構が保有する平成 11 12 両年度の整理回収業務から生じた利益に係る資金について その有効活用を図るため 預金保険機構を通じて国に納付させるなど 国の財政に寄与する方策を検討するよう内閣府特命担当大臣に対して意見を表示したものについての報告書 ( 要旨 ) 平成 2 2 年 9 月 会計検査院 1 制度の概要 (1) 金融機関の破綻処理に係る施策の実施体制金融庁は 預金保険法 (

More information

2007年度日本経団連規制改革要望

2007年度日本経団連規制改革要望 3. 企業年金分野 企業年金 (1) 加入対象者の拡大 確定拠出年金では 国民年金第 3 号被保険者 ( 専業主婦 ) の加入が認められていない 個人型確定拠出年金への国民年金第 3 号被保険者 ( 専業主婦 ) への加入を認めるべきである 加入対象者を拡大すれば 利便性の向上とポータビリティの拡充が促され 加入者の増大など制度普及にも大いに寄与することとなる 確定拠出年金法第 9 条 第 62 条

More information

厚生年金基金 解散 ご案内0922.indd

厚生年金基金 解散 ご案内0922.indd 事業主及び加入員の皆様へ 厚生年金基金の解散に関するご案内 解散方針決議のお知らせと解散同意のお願い 当基金は 塗装業界に働く方々の老後生活の安定と福祉の向上 優れた人材の確保と定着等を目的 として昭和 6 年 7 月 1 日に設立され 事業主をはじめ加入員並びに年金受給権者の皆様のご理解 ご協力のもと 現在まで 29 年間制度を維持してまいりました このような中 既にお知らせしておりますが 平成

More information

DB申請用紙_ xlsx

DB申請用紙_ xlsx 京都社会福祉事業企業年金基金への移行に関する手続書類 ( 確定給付企業年金制度 (DB 制度 ) への移行手続き ) 期限内の提出をお願いいたします 提出期限 : 2015 年 5 月 15 日 ( 厳守 ) 京都社会福祉事業企業年金基金 / 一財 ) 京都府民間社会福祉施設職員共済会 京都社会福祉事業企業年金基金への移行手続きに関する届出書 年月日一財 ) 京都府民間社会福祉施設職員共済会理事長殿共済会受付印欄京都社会福祉事業企業年金基金の規約等に賛同しましたので

More information

時効特例給付制度の概要 制度の概要 厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付に係る時効の特例等に関する法律 ( 平成 19 年 7 月 6 日施行 ) に基づき 年金記録の訂正がなされた上で年金が裁定された場合には 5 年で時効消滅する部分について 時効特例給付として給付を行うこととされた 法施行前

時効特例給付制度の概要 制度の概要 厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付に係る時効の特例等に関する法律 ( 平成 19 年 7 月 6 日施行 ) に基づき 年金記録の訂正がなされた上で年金が裁定された場合には 5 年で時効消滅する部分について 時効特例給付として給付を行うこととされた 法施行前 時効特例給付について 参考資料 1 時効特例給付制度の概要 制度の概要 厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付に係る時効の特例等に関する法律 ( 平成 19 年 7 月 6 日施行 ) に基づき 年金記録の訂正がなされた上で年金が裁定された場合には 5 年で時効消滅する部分について 時効特例給付として給付を行うこととされた 法施行前は 年金を受ける権利は 5 年を経過すると その部分の年金を受ける権利は自動的に時効消滅することとされていた

More information

図 1 60 歳 61 歳 62 歳 63 歳 64 歳 65 歳 生年月日 60 歳到達年度 特別支給の 男性 S24.4.2~S 平成 21~24 年度 女性 S29.4.2~S 平成 26~29 年度 男性 S28.4.2~S 女性 S33.4.2~S35.

図 1 60 歳 61 歳 62 歳 63 歳 64 歳 65 歳 生年月日 60 歳到達年度 特別支給の 男性 S24.4.2~S 平成 21~24 年度 女性 S29.4.2~S 平成 26~29 年度 男性 S28.4.2~S 女性 S33.4.2~S35. 委託者御中 三井住友信託の年金 e-news ( の支給繰上げに伴う 代行返上 DBの及びプラスアルファ給付の取扱について ) (DB) 20121102 2012 年 11 月 2 日三井住友信託銀行年金信託部制度管理グループ 平成 25 年 4 月 1 日から ( ) の支給開始年齢が段階的に引きあがることとなりますが それに伴い 厚生年金基金から代行返上して DB に移行した ( 以下 代行返上

More information

スライド 1

スライド 1 社会保障審議会企業年金部会資料 現行の企業年金制度に関する 課題と対応策 ( 提言 ) 平成 26 年 6 月 30 日 企業年金連絡協議会 1 企業年金連絡協議会の概要 全国 454 会員の年金実務者が集う 企業年金団体 DB( 確定給付企業年金 ) 413 会員 DC( 確定拠出金 ) 厚生年金基金 * 会員企業年金の加入者総数 5 会員 36 会員 /454 会員 312 万人 * その他 (

More information

年金1(問題)

年金1(問題) 改正後試験問題サンプル年金 1 1 年金 1( 問題 ) 第 Ⅰ 部 問題 1. 次の (1)~(6) の各問に答えなさい [ 解答は解答用紙の所定の欄に記入すること ] 各 5 点 ( 計 30 点 ) (1) 年金制度に関する次の1~5の文章について 下線部分が正しい場合は を 誤っている場合は を記入するとともに 誤っている場合には下線部分を正しい内容に改めなさい 1 企業型年金加入者掛金の算定方法については

More information

基金解散時の最低積立基準額の算定 最低保全給付 ( 控除前 ) 規約に定める最低保全給付の区分ごとに基準日における加入員 受給者等の区分に応じ計算する 各給付区分において 受給者又は受給待期脱退者でかつ加入員である者については 規約に定める残余財産の分配方法に準じて最低保全給付を計上する 将来期間に

基金解散時の最低積立基準額の算定 最低保全給付 ( 控除前 ) 規約に定める最低保全給付の区分ごとに基準日における加入員 受給者等の区分に応じ計算する 各給付区分において 受給者又は受給待期脱退者でかつ加入員である者については 規約に定める残余財産の分配方法に準じて最低保全給付を計上する 将来期間に 厚生年金基金実務基準第 4 号 [ 平成 26 年 11 月改訂 ] 基金解散時の最低積立基準額の算定 分配の実務基準 [ 内容 ] 基金解散時の最低積立基準額の算定 基金解散時の分配 [ 留意事項 ] 以下に示す実務基準は 基金解散時に最低積立基準額を基準として分配する場合の一般的な例を示したものである 解散時の最低保全給付 最低積立基準額は各基金の規約に基づいて計算されるものであるから 以下に示す実務基準は一般的な例を示したものに過ぎず

More information

<4D F736F F D208AE98BC6944E8BE090A FC90B382C98AD682B782E D8E968D802E646F63>

<4D F736F F D208AE98BC6944E8BE090A FC90B382C98AD682B782E D8E968D802E646F63> 厚生労働省御中 企業年金制度改正に関する要望事項 企業の資金調達の円滑化に関する協議会 ( 企業財務協議会 ) 平成 19 年 11 月 少子高齢化の進展 国民の老後生活の多様化等を踏まえ 老後の所得保障を充実したものとするためには 公的年金の上乗せ年金である企業年金の果たす役割はますます重要となってきております 今後 確定拠出年金や確定給付企業年金等がその役割を果たし 労使双方の多様なニーズに応えられる自由度の高い制度設計を実現可能とするため

More information

社会連帯を基本理念とする公的年金制度において 一部の企業群を対象としたこのような制度が許容されたのは 1 当該企業群の労使自治による自律的な運営により 公的年金の補完として老後の所得保障の充実が図られ 2 解散 復帰時には厚生年金本体に代行部分についての財政リスクを負わせない という基本原則があり

社会連帯を基本理念とする公的年金制度において 一部の企業群を対象としたこのような制度が許容されたのは 1 当該企業群の労使自治による自律的な運営により 公的年金の補完として老後の所得保障の充実が図られ 2 解散 復帰時には厚生年金本体に代行部分についての財政リスクを負わせない という基本原則があり 第 7 回厚生年金基金制度に関する専門委員会 平成 2 5 年 2 月 1 日 資料 厚生年金基金制度の見直しについて ( 試案 ) に関する意見 ( 案 ) 平成 25 年 2 月 1 日社会保障審議会年金部会厚生年金基金制度に関する専門委員会はじめに 当委員会は 代行制度 をはじめとする厚生年金基金制度の今後のあり方を検討するため 昨年 10 月 24 日に社会保障審議会年金部会の下に設置された

More information

n_201202

n_201202 平成 24 年 7 月 18 日 No.2012-02 明治安田生命保険相互会社総合法人業務部団体年金コンサルティング室 TEL:03 3283 9094 今号のコンテンツ NO 内容関連制度 1 運用関連 厚生年金基金 の資産運用に関する規制改正等について厚年基金 DB DC ポイント 1. 厚生年金基金規則及びガイドライン等の一部改正案が公表され 意見募集を開始 厚生労働省では AIJに絡む年金資産消失を契機に発足した有識者会議

More information

企業年金体系の変貌と法制上の課題

企業年金体系の変貌と法制上の課題 退職給付ビッグバン研究会 企業年金体系の変貌と法制上の課題 平成 21 年 7 月 22 日 西村淳 資料中出典を特記していないものは厚生労働省資料 1 1 企業年金法制の位置づけ (1) 社会保障法上の位置づけ 公的年金とあいまって老後保障を支える 個人の自主的な選択の契機をもつ多様な所得保障手段を確保するためのものとして 企業年金法制を社会保障法上積極的に位置づける ( 国家から国民への一方的給付関係でなく多面的双務的な法律関係として捉える社会保障法へのパラダイム転換の視点

More information

厚生年金基金等の資産運用 財政運営に関する有識者会議報告 平成 24 年 7 月 6 日 Ⅰ. はじめに 本有識者会議は いわゆる AIJ 問題を契機として顕在化した厚生年金基金等 の企業年金をめぐる課題について 資産運用と財政運営の両面からこれまでの施策を検証し 今後の見直しの方向性について検討す

厚生年金基金等の資産運用 財政運営に関する有識者会議報告 平成 24 年 7 月 6 日 Ⅰ. はじめに 本有識者会議は いわゆる AIJ 問題を契機として顕在化した厚生年金基金等 の企業年金をめぐる課題について 資産運用と財政運営の両面からこれまでの施策を検証し 今後の見直しの方向性について検討す 厚生年金基金等の資産運用 財政運営に関する有識者会議報告 平成 24 年 7 月 6 日 Ⅰ. はじめに 本有識者会議は いわゆる AIJ 問題を契機として顕在化した厚生年金基金等 の企業年金をめぐる課題について 資産運用と財政運営の両面からこれまでの施策を検証し 今後の見直しの方向性について検討することを目的として本年 4 月 13 日に設置され 以来 8 回にわたり審議を重ねてきた 審議に当たっては

More information

Microsoft Word ①概要(整備令)

Microsoft Word ①概要(整備令) 別添 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正す る法律の一部の施行に伴う関係政令の整備に関する政令案の概要について 1. 趣旨公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 24 年法律第 62 号 以下 年金機能強化法 という ) については 第 180 回通常国会において成立し 平成 24 年 8 月 22

More information

Microsoft PowerPoint - 【別添1】23税制改正の概要.pptx

Microsoft PowerPoint - 【別添1】23税制改正の概要.pptx 平成 23 年度 障害者雇用に係る税制改正の内容一覧 別添 1 地方税の改正内容 要件 特例措置の税目 重多助成金 ( 第 1 種 ) 1 重多助成金 ( 第 2 種 ) 2 不動産取得税固定資産税事業所税 助成金の廃止に伴い 新設した助成金 3 を適用要件に変更 2 年間延長 助成金の廃止に伴い 新設した助成金 3 を適用要件に変更 2 年間延長 助成金の廃止に伴い 新設した助成金 3 を適用要件に変更

More information

社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮

社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮 年金 社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮 (25 年 10 年 ) : 平成 29 年 8 月 ~ ( 注 ) 第 2 号被保険者の産休期間中の社会保険料免除

More information