~ こ治験方法の概略を示す

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1 ~ こ治験方法の概略を示す

2 表 治験方法の概略 : 第 III 相試験 < 淋菌性尿道炎オープン >(2/2) 対象 ( つづき ) 被験者数治験デザイン用法 用量投与期間評価項目評価スケジュール統計解析手法 3) 薬剤吸収に影響を与えるような胃腸障害患者 ( クローン病患者 潰瘍性大腸炎患者 胃全摘患者など ) 4) 治験薬投与前 28 日以内に尿道炎の治療を受けた患者 5) 尿道炎以外の治療のためにアジスロマイシンが治験薬投与前 4 日以内に投与された患者 (4) 倫理的配慮 1) シタフロキサシンの治験への参加歴を有する患者 2) 過去に 開発中の薬剤の治験に参加している場合 本治験の同意取得時点で当該薬剤の投与終了日から 30 日あるいは半減期の 5 倍以上のいずれか長い期間を経過していない患者 ( または その内容が不明な場合は 90 日を経過していない患者 ) 3) 本治験の実施医療機関の関係者 治験依頼者の社員およびその家族 (5) その他感染症の経過や治療効果に影響を及ぼす何らかの要因を有するなどの理由を含め 治験責任医師または治験分担医師が治験の対象として不適当と判断した患者 1. 計画時 :20 名 ( ただし シタフロキサシンの MIC が 0.25 µg/ml 以上を示す N. gonorrhoeae が分離された被験者の評価が 5 名終了した時点で登録を終了 ) 2. 解析時 : 登録被験者数 13 名 中央登録方式による多施設共同オープン試験 シタフロキサシン 1 回 200 mg 経口投与 単回投与 1. 有効性 1.1 主要評価項目有効率 1.2 副次評価項目 Microbiological outcome の Eradication 率 1.3 その他の評価項目 Clinical outcome の Cure 率 尿道スミア中白血球の正常化率 Microbiological outcome と Clinical outcome の関係 Microbiological outcome の主要背景因子別 Eradication 率 消失率 原因菌別 MIC 別消失率 著効率 主要背景因子別著効率 有効率 原因菌別有効率 原因菌別 MIC 別有効率 Clinical outcome のクラミジア混合感染の有無別 Cure 率 2. 安全性有害事象発現率 副作用発現率 臨床検査値の推移 表 参照 1. 有効性点推定値とその両側 95% 信頼区間を算出した 主たる解析対象集団は治験実施計画書に適合した対象集団 (PPS) とした 2. 安全性有害事象発現率と副作用発現率の点推定値およびその両側 95% 信頼区間を算出した 臨床検査値の推移は 投与開始前を基準とした Wilcoxon 符号付順位検定を行った ( ただし 検定の P 値は記述的指標として扱った ) 血液検査は時期別に要約統計量を算出し 尿検査は時期別に頻度集計を行った 406

3 表 評価スケジュール : 第 III 相試験 < 淋菌性尿道炎オープン > 観察 検査項目 実施時期投与前日 ~ 投与日投与後 3~8 日 同意 患者背景 治験中の性交渉の有無 自覚症状 有害事象発現の有無 随時 尿道分泌物量および性状 尿道スミア中白血球数 細菌学的検査 a) 鏡検法 淋菌培養 ( 集中 ) PCR 法 b) ( 集中 ) 血液検査 尿検査 : 必ず実施する : 必要に応じて実施する a: 治験開始前に N. gonorrhoeae の存在が確認されていない場合に検査する b:chlamydia trachomatis について検査する 被験者数の設定根拠 抗菌薬臨床評価のガイドライン では 淋菌感染症における経口抗菌薬の適応疾患の決定に必要な最低被験者数を 淋菌性尿道炎 10 名と規定している 一方 淋菌性尿道炎を適応症とするには 少なくとも 90% の有効率を確保する必要があると考えた 本治験の期待有効率を 90% と見積もった場合 その両側 95% 信頼区間が ±10% におさまるためには 35 名が必要である しかし 近年 N. gonorrhoeae の市販ニューキノロン系抗菌薬に対する耐性化が急速に進んでいること およびシタフロキサシンの淋菌感染症に対する単回投与での有効性は確認されていないことから 淋菌性尿道炎に対する単回投与での有効性を瀬踏み的に検討する目的で 10 名を目標被験者数として本治験を開始した 登録被験者数が 9 名となった段階で シタフロキサシンの MIC が 0.25 µg/ml 以上を示した N. gonorrhoeae は臨床分離株 9 株中 3 株であった この株数ではキノロン耐性淋菌に対する臨床効果を評価するには不十分であると判断し 目標被験者数を 20 名に変更するとともに シタフロキサシンの MIC が 0.25 µg/ml 以上を示す N. gonorrhoeae が分離された被験者 5 名の評価が終了した時点で登録を終了することとした 用法 用量の設定根拠後期第 II 相試験 < 泌尿器科オープン>( 添付資料番号 (6 群 )-3 参照 ) では 淋菌性尿道炎患者にシタフロキサシンを 7 日間投与し その臨床効果を UTI 薬効評価基準 ( 第 3 版 ) 追補 により判定した 50 mg 2/ 日の投与開始後 3 日の有効率は 100%(14/14) であり 50 mg 2/ 日投与で十分な臨床効果が得られると考えた 一方 2002 年に実施された 臨床分離株の各種抗菌薬に対する感受性サーベイランス で得られた N. gonorrhoeae に対するシタフロキサシンの MIC 90 は 0.5 µg/ml で 407

4 あった また 第 I 相試験 ( 添付資料番号 ) におけるシタフロキサシンの 50 mg 100 mg 200 mg 単回投与時の C max はそれぞれ 0.51 µg/ml 1.00 µg/ml 1.86 µg/ml であった 単回投与で N. gonorrhoeae に対して十分な臨床効果を得るには 50 mg もしくは 100 mg では不十分であり 少なくともほぼ 4MIC 90 の C max が必要と考え シタフロキサシンの用量は 200 mg と設定した 47.2 被験者の内訳本治験の登録被験者は 13 名であった このうち 1 名は治験薬投与前に除外基準に抵触していることが判明したため 未投与とした 残りの 12 名の被験者はすべて治験を完了した 47.3 解析対象安全性解析対象集団 最大の解析対象集団 (FAS) および PPS はいずれも 12 名とした 47.4 被験者背景年齢 (Mean ± SD 以下同様) は 30 ± 8 歳 体重は ± 15.2 kg BMI は 25.3 ± 4.8 であった C. trachomatis との混合感染は 12 名中 2 名に認められた 47.5 有効性の結果 主要評価項目 : 有効率有効率は 75.0%(9/12 95%CI = 42.8%, 94.5%) であった 副次評価項目 :Microbiological outcome における Eradication 率 Eradication 率は 75.0%(9/12) であった その他の有効性評価項目 Clinical outcome の Cure 率 Cure 率は 83.3%(10/12) であった 尿道スミア中白血球の正常化率正常化率は 83.3%(10/12) であった 消失率 N. gonorrhoeae の消失率は 75.0%(9/12) であった MIC 別の消失率は シタフロキサシンの MIC が 0.06 µg/ml 以下の株では 100%(8/8) であった 一方 MIC が 0.12 µg/ml 以上のキノロン耐性株では MIC 0.25 µg/ml の 408

5 1 株が消失したのみであり 消失率は 25.0%(1/4) であった 47.6 安全性の結果 死亡本治験では死亡は認められなかった 重篤な有害事象本治験では重篤な有害事象は認められなかった 重要な有害事象本治験では重要な有害事象は認められなかった 有害事象 副作用の分析 有害事象 副作用 有害事象有害事象発現状況を表 に示す 有害事象は 12 名中 5 名 (41.7%) に 7 件認められた 有害事象 ( 基本語 ) とその発現率は 下痢 血中カリウム増加が各 16.7%(2/12) 頭痛 血中ビリルビン増加 血中乳酸脱水素酵素増加が各 8.3%(1/12) であった 表 有害事象発現状況 : 第 III 相試験 < 淋菌性尿道炎オープン > 評価被験者数 12 発現被験者数 (%) 5(41.7) 95% 信頼区間 a) (%) (15.2, 72.3) 発現件数 7 b) b) 器官別大分類基本語被験者数 (%) 件数 神経系障害全体 1(8.3) 1 頭痛 1(8.3) 1 胃腸障害全体 2(16.7) 2 下痢 2(16.7) 2 臨床検査全体 3(25.0) 4 a:f 分布による信頼区間 b:meddra/j V.9.0 血中ビリルビン増加 1(8.3) 1 血中乳酸脱水素酵素増加 1(8.3) 1 血中カリウム増加 2(16.7) 副作用副作用は 12 名中 3 名 (25.0%) に 4 件認められた 409

6 副作用 ( 基本語 ) とその発現率は 下痢 16.7%(2/12) 頭痛 血中ビリルビン増加が各 8.3%(1/12) であった 重症度別の有害事象 副作用 重症度別の有害事象有害事象はすべて軽度であった 重症度別の副作用副作用はすべて軽度であった 臨床検査値の評価投与前後の血液検査の対応のある Wilcoxon 符号付順位検定による比較で P 値が 0.05 未満となった項目を表 に示す 好中球で平均値の低下が 好酸球 リンパ球 単球で平均値の上昇が認められた 投与前後の尿検査の対応のある Wilcoxon 符号付順位検定による比較で P 値が 0.05 未満となった項目は認められなかった 表 変動が認められた血液検査項目 : 第 III 相試験 < 淋菌性尿道炎オープン> a) 検査項目投与前投与後検定結果 好酸球 (%) P = ± ± 1.7 好酸球 ( 実数 ) (/ mm ) P = ± ± 好中球 (%) P = ± ± リンパ球 (%) P = 単球 (%) 上段 :n 下段 :Mean ± SD a:wilcoxon 符号付順位検定 26.3 ± ± ± ± 1.6 P = 結論淋菌性尿道炎に対するシタフロキサシン 200 mg 単回投与の十分な有効性は確認できなかった その原因は therapeutic time の不足にあると推察した 淋菌性尿道炎に対して十分な有効性を得るためには 投与量の増量 投与回数の増加等 さらに検討を重ねる必要がある 安全性に重大な問題は認められなかった 410

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8 対象 ( つづき ) 被験者数 治験デザイン 用法 用量 投与期間 評価項目 評価スケジュール 表 治験方法の概略 : 後期第 II 相試験 < 皮膚科オープン >(2/2) (3) 経口剤による治療が不適当と考えられる患者 (4) 重篤な基礎疾患 合併症を有し 治験薬の有効性 安全性の評価が困難な患者 (5) 治験薬投与開始前に他の抗菌薬が投与され 既に症状が改善しつつある患者 (6) 原因の如何を問わず 光線過敏症を有する患者 (7) キノロン系抗菌薬にアレルギーおよび重篤な副作用の既往のある患者 (8) てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴のある患者 (9) 高度の心あるいは腎機能障害のある患者および中等度以上 ( 目安として トランスアミナーゼが 100 を超えるもの ) の肝機能検査値異常が認められている患者 (10) 老化が進行し有効性および安全性評価に不適当と考えられる患者 (11) 痴呆および脳軟化症患者など自覚症状を表現することに障害をもつ患者 (12) 妊婦 妊娠している可能性のある女性 授乳中の女性および投与期間中に妊娠が予測される女性 (13) その他 治験担当医師が不適当と判断した患者なお薬物動態評価被験者では 投与開始前 1 週間以内に他の抗菌薬が投与された患者は除外とした 1. 計画時 : 臨床評価被験者 190 名 薬物動態評価被験者 30 名 2. 解析時 : 登録被験者数 ; 臨床評価被験者 198 名 ( うち原資料保存不備 13 名 ) 薬物動態評価被験者 9 名 ( うち原資料保存不備 2 名 ) オープン試験 1. 臨床評価被験者シタフロキサシン 1 回 50 mg または 100 mg 1 日 1 回または 2 回食後経口投与 ただし 1 回 50 mg 1 日 3 回投与も可とした なお 臨床効果の評価中は用法 用量を変更しないこととした 2. 薬物動態評価被験者シタフロキサシン 1 回 50 mg または 100 mg 単回または反復経口投与 1. 臨床評価被験者 :7 日間 投与期間の延長を要する場合でも 14 日間を超えない 2. 薬物動態評価被験者 : 単回投与 臨床評価被験者を登録する場合は最長 7 日間 1. 有効性投与終了 中止時の有効率 陰性化率 消失率 全般改善度 a) 2. 安全性副作用発現率 臨床検査値異常変動発現率 概括安全度 3. 有用性 4. 薬物動態血清中濃度 組織中濃度 組織中濃度 / 血清中濃度 調査 観察項目 投与開始前 投与開始後 4 日 投与開始後 7 日 ( 中止 終了時 ) 患者背景 除外規定 感染症重症度 体温 症状 所見 全般改善度 細菌学的検査 (1 日前 ~ 開始日 ) ( 終了日 ~1 日後 ) 随伴症状 臨床検査 (7 日前 ~ 開始日 ) ( 終了日 ~7 日後 ) : 必須 : 可能な限り実施する 統計解析手法有効性 ( 有効率 陰性化率 消失率 改善率 ) 安全性( 副作用発現率 臨床検査値異常変動発現率 安全率 ) 有用率およびそれらの対象被験者条件による層別集計 用量別集計を行った 薬物動態については 予め解析項目は定めなかった a: 随伴症状および臨床検査値異常変動は MedDRA/J V.9.0 を用いて読替えを行い 臨床検査異常変動発現率は副作用発現率に含めて再集計した 412

9 被験者数の設定根拠皮膚科領域感染症に対するシタフロキサシンの有効性と安全性を評価し 臨床用量の範囲を検討するとともに 抗菌薬の適応のガイドライン ( 改正案 ) に規定されている各疾患の原因菌分離被験者数を確保するために必要な被験者数として 190 名を臨床評価被験者数の目標とした 内訳は下記のとおりとした 急性表在性毛包炎 30 名 せつ せつ腫症 よう 尋常性毛瘡 45 名 伝染性膿痂疹 尋常性膿瘡 15 名 急性化膿性爪囲炎 瘭疽 リンパ管炎 丹毒 蜂窩織炎 ( 蜂巣炎 ) 30 名 化膿性汗腺炎 感染性粉瘤 その他の皮下膿瘍 40 名 外傷 熱傷 手術創などの二次感染 30 名薬物動態評価被験者数は これまでの各種ニューキノロン系抗菌薬の臨床試験で設定された被験者数を基に 30 名を目標とした 用法 用量の設定根拠前期第 II 相試験で 呼吸器感染症 ( 肺炎および慢性下気道感染症 ) および尿路感染症 ( 単純性および複雑性尿路感染症 ) に対して シタフロキサシン 1 回 50 mg または 100 mg 1 日 1 回または 2 回を投与した結果 いずれの用法 用量においても十分な臨床効果が得られた 副作用発現率は 50 mg 2/ 日に比べ 100 mg 2/ 日ではやや高かったが 副作用の内容および重症度に投与量による違いは認められず 100 mg 2/ 日でも安全性は確保し得ると考えた また 第 I 相試験での血清中濃度推移と非臨床試験での組織移行 皮膚科領域感染症の主要な原因菌に対するシタフロキサシンの MIC から 1 日 50~200 mg で治療効果が期待された 以上のことから 本治験の用法 用量を 1 回 50 mg または 100 mg 1 日 1 回または 2 回食後経口投与とした 48.2 被験者の内訳臨床評価被験者の内訳を図 に示す 本治験に登録された臨床評価被験者は 198 名であり このうち原資料保存不備は 13 名であった 原資料が確認できた被験者は 185 名であり うち完了被験者は 160 名 未完了被験者は 25 名であった 未完了理由の内訳は 被験者の申し出 が 3 名 効果不十分 が 4 名 有害事象の発現 が 12 名 基準に抵触 が 1 名 来院せず が 3 名 その他 が 2 名であった また 登録された薬物動態評価被験者は 9 名であり このうち原資料保存不備は 2 名であった 原資料が確認できた被験者は 7 名であり すべての被験者が治験を完了した 413

10 原資料が確認できた被験者 185 名 完了 160 名 未完了 25 名 被験者の申し出 3 名 効果不十分 4 名 有害事象の発現 12 名 基準に抵触 1 名 来院せず 3 名 その他 2 名 図 臨床評価被験者の内訳 : 後期第 II 相試験 < 皮膚科オープン> 48.3 解析対象各解析対象集団を表 に示す 臨床評価被験者のうち 有効性解析対象集団は 142 名 細菌学的効果解析対象集団は 98 名 (163 株 ) 安全性解析対象集団は 180 名とした 薬物動態評価被験者のうち 薬物動態解析対象集団は 6 名 安全性解析対象集団は 6 名とした 表 解析対象集団 : 後期第 II 相試験 < 皮膚科オープン > 臨床評価被験者 薬物動態評価被験者 被験者数有効性解析対象集団 142 細菌学的効果対象集団 98 安全性解析対象集団 180 薬物動態解析対象集団 6 安全性解析対象集団 被験者背景臨床評価被験者の背景を表 に示す 有効性解析対象集団 142 名の内訳は急性表在性毛包炎が 21 名 びまん性表在性感染症が 9 名 毛包 爪囲感染症が 36 名 びまん性深在性感染症が 23 名 慢性膿皮症 ( 膿瘍性疾患 ) が 48 名 潰瘍の二次感染が 5 名であった 414

11 表 臨床評価被験者背景 : 後期第 II 相試験 < 皮膚科オープン > 項目疾患名性別年齢 ( 歳 ) 第 I 群表在性皮膚感染症 有効性解析対象集団 n = 142 安全性解析対象集団 n = 180 (a) 毛包感染症 : 急性表在性毛包炎 (b) びまん性表在性感染症 : 伝染性膿痂疹 尋常性膿瘡 浅在性二次感染 ( 表在性 II 度およびより浅い熱傷の二次感染を含む ) 第 II 群深在性皮膚感染症 (a) 毛包 爪囲感染症 : せつ せつ腫症 よう 尋常性毛瘡 急性化膿性爪囲炎 瘭疽 (b) びまん性深在性感染症 : リンパ管炎 丹毒 蜂窩織炎 ( 蜂巣炎 ) 深在性二次感染( 潰瘍の二次感染は除く ) 第 III 群慢性膿皮症 ( 膿瘍性疾患 ): 感染性粉瘤 化膿性汗腺炎 その他の皮下膿瘍 第 IV 群潰瘍の二次感染 : 下腿潰瘍 深在性 II 度およびそれより深い熱傷の二次感染 5 8 男 女 未満 以上 30 未満 以上 40 未満 以上 50 未満 以上 60 未満 以上 70 未満 以上 80 未満 以上 有効性の結果有効率は全体で 71.1%(101/142) であった 消失率は全体で 89.6%(146/163) であった 48.6 薬物動態の結果 2 名に 50 mg 4 名に 100 mg を単回投与した時の皮膚組織内濃度は それぞれ投与後 2.3~3.0 時間で 0.077~0.327 µg/g 投与後 0.8~2.5 時間で 0.017~0.821 µg/g であった 血清中濃度は それぞれ投与後 2.2~4.5 時間で 0.02~0.341 µg/ml 投与後 0.8~ 3.0 時間で 0.053~1.687 µg/ml であった また 皮膚組織中濃度の対血清中濃度比は 概ね 0.5 であった 48.7 安全性の結果 死亡本治験では死亡は認められなかった 415

12 重篤な有害事象本治験では重篤な有害事象は認められなかった 有害事象 副作用の分析 有害事象有害事象発現状況を表 に示す 有害事象は 臨床評価被験者 180 名中 65 名 (36.1%) に 104 件認められた 主な有害事象 ( 基本語 発現率 5% 以上 ) とその発現率は 下痢 13.9%(25/180) 血中トリグリセリド増加 5.0%(9/180) であった 薬物動態評価被験者では有害事象は認められなかった 表 有害事象発現状況 : 後期第 II 相試験 < 皮膚科オープン >(1/2) 臨床評価被験者 評価被験者数 180 発現被験者数 (%) 65(36.1) 95% 信頼区間 (%) (29.1, 43.1) 発現件数 104 b) 器官別大分類 b) 基本語 被験者数 (%) 件数 神経系障害 全体 4(2.2) 5 浮動性めまい 1(0.6) 1 頭痛 3(1.7) 3 傾眠 1(0.6) 1 眼障害 全体 1(0.6) 1 羞明 1(0.6) 1 耳および迷路障害 全体 1(0.6) 1 耳鳴 1(0.6) 1 心臓障害 全体 1(0.6) 1 動悸 1(0.6) 1 胃腸障害 全体 29(16.1) 36 腹部膨満 1(0.6) 1 上腹部痛 1(0.6) 1 便秘 1(0.6) 1 下痢 25(13.9) 28 悪心 2(1.1) 2 胃不快感 1(0.6) 1 嘔吐 1(0.6) 1 直腸しぶり 1(0.6) 1 皮膚および 全体 1(0.6) 1 皮下組織障害 紅斑 1(0.6) 1 筋骨格系および 全体 1(0.6) 1 結合組織障害 筋骨格硬直 1(0.6) 1 全身障害および 全体 1(0.6) 1 投与局所様態 異常感 1(0.6) 1 a: 正規近似による信頼区間 b:meddra/j V

13 表 有害事象発現状況 : 後期第 II 相試験 < 皮膚科オープン >(2/2) 臨床評価被験者 評価被験者数 180 a) 器官別大分類 a) 基本語 被験者数 (%) 件数 臨床検査 全体 37(20.6) 57 アラニン アミノトランスフェラーゼ増加 8(4.4) 8 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加 4(2.2) 4 抱合ビリルビン増加 2(1.1) 2 血中ビリルビン増加 3(1.7) 3 血中クレアチンホスホキナーゼ増加 7(3.9) 7 血中乳酸脱水素酵素増加 2(1.1) 2 血中カリウム減少 1(0.6) 1 血中カリウム増加 1(0.6) 1 血中トリグリセリド増加 9(5.0) 9 C- 反応性蛋白増加 2(1.1) 2 好酸球数増加 2(1.1) 2 尿中ブドウ糖陽性 2(1.1) 2 単球数増加 1(0.6) 1 白血球数減少 4(2.2) 4 白血球数増加 2(1.1) 2 血沈亢進 2(1.1) 2 尿沈渣陽性 3(1.7) 4 血小板数増加 1(0.6) 1 a:meddra/j V 副作用副作用は 臨床評価被験者 180 名中 54 名 (30.0%) に 78 件認められた 主な副作用 ( 基本語 発現率 5% 以上 ) とその発現率は 下痢 12.8%(23/180) であった 薬物動態評価被験者では副作用は認められなかった 48.8 結論シタフロキサシン 1 回 50 mg 1 日 2 回または 3 回 ならびに 100 mg 1 日 2 回経口投与は 皮膚科領域感染症に対して有効であると考えた 安全性については 下痢などの胃腸障害の他 血中トリグリセリド増加などが認められ 今後の検討が必要であると考えた 417

14 前期第 II 相試験 ( 添付資料番号 5.3~5.2 ~ こ治験方法の概略を示す

15 対象 ( つづき ) 被験者数 治験デザイン 用法 用量 投与期間 表 治験方法の概略 : 後期第 II 相試験 < 外科オープン >(2/3) (2) 症状 所見の確実な観察が可能な患者であり A グループ研究班では入院 外来は問わないが B グループ研究班では入院に限る (3) 腹部疼痛を有する患者で 少なくとも右下腹部に限局性の圧痛を認める患者 (4) 虫垂炎としての症状 所見が明確な患者 (5)A グループ研究班の対象は 保存的療法が可能と判断される虫垂炎患者なお 保存的療法の選択は 多変量解析による臨床所見 検査所見の重症スコア によるスコアが 20 以下を参考とする (6)B グループ研究班の対象は 腹腔鏡下の手術が適応となる蜂窩織炎性虫垂炎 壊疽性虫垂炎および穿孔性虫垂炎のうち腹腔内汚染が限局している患者 3. 除外基準 3.1 臨床評価被験者 外科一般感染症 (1) 経口剤による治療が不適当と考えられる患者 (2) 重篤な基礎疾患 合併症を有し 治験薬の有効性 安全性の評価が困難な患者 (3) 治験薬投与開始前に他の抗菌薬が投与され 既に症状が改善しつつある患者 (4) キノロン系抗菌薬にアレルギーおよび重篤な副作用の既往のある患者 (5) てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴のある患者 (6) 高度の心あるいは腎機能障害のある患者および中等度以上の肝機能検査値異常が認められている患者 (7) 老化が進行しており 有効性および安全性評価に不適当と考えられる患者 (8) 痴呆および脳軟化症患者など自覚症状を表現することに障害をもつ患者 (9) 妊婦 妊娠している可能性のある女性 授乳中の女性および投与期間中に妊娠が予測される女性 (10) その他 治験担当医師が不適当と判断した患者 虫垂炎およびそれによる限局性腹膜炎 (1) 外科一般感染症の除外基準 (1)~(5) および (7)~(10) に該当する患者 (2) 虫垂炎研究班 A グループでは 保存的療法が不適当と判断される蜂窩織炎性虫垂炎の患者 および壊疽性虫垂炎 穿孔性虫垂炎が疑われる患者 (3) 虫垂炎研究班 B グループ研究班では 汎発性腹膜炎を併発している患者 (4) 高度の心 肝あるいは腎機能障害のある患者 およびすでに肝機能検査値異常が認められている患者 1. 計画時 : 臨床評価被験者 150 名 薬物動態評価被験者数は設定せず 2. 解析時 : 登録被験者数 ; 臨床評価被験者 137 名 ( うち原資料保存不備 24 名 ) 薬物動態評価被験者 62 名 ( 臨床評価被験者の 23 名を含む )( うち原資料保存不備 6 名 ) オープン試験 1. 臨床評価被験者 1.1 外科一般感染症 : シタフロキサシン 1 回 50 mg または 100 mg 1 日 1 回または 2 回食後経口投与 1.2 虫垂炎およびそれによる限局性腹膜炎 : 1 回 100 mg 1 日 2 回経口投与 2. 薬物動態評価被験者 1 日最高用法 用量は 1 回 100 mg 1 日 2 回 1. 臨床評価被験者 :3~7 日間 投与期間の延長を要する場合でも 14 日間を超えない 2. 薬物動態評価被験者 : 設定せず 評価項目 1. 有効性投与終了 中止時の有効率 陰性化率 消失率 a) 2. 安全性副作用発現率 臨床検査値異常変動発現率 概括安全度 3. 有用性 4. 薬物動態血清中濃度 組織中濃度 a: 随伴症状および臨床検査値異常変動は MedDRA/J V.9.0 を用いて読替えを行い 臨床検査異常変動発現率は副作用発現率に含めて再集計した 419

16 表 治験方法の概略 : 後期第 II 相試験 < 外科オープン >(3/3) 評価スケジュール 1. 外科一般感染症 調査 観察項目投与開始前投与開始後 3~5 日 投与開始後 7 日 ( 中止 終了時 ) 患者背景 除外規定 臨床症状 毎日調査 白血球数 CRP 超音波検査 * 細菌学的検査 随伴症状 毎日調査 臨床検査 : 必須 : 可能な限り実施する *: 胆嚢炎 肝膿瘍のみ 2. 虫垂炎およびそれによる限局性腹膜炎 急性虫垂炎の保存的治療研究班 (A グループ研究班 ) 調査 観察項目投与開始前投与開始後 3 日 投与開始後 5~7 日 ( 中止 終了時 ) 患者背景 除外規定 臨床症状可能な限り毎日調査体温 腹痛部位 圧痛 悪心 嘔吐 筋性防御 腹膜刺激症状 白血球数 CRP 超音波検査 随伴症状毎日調査臨床検査 : 必須 : 可能な限り実施する 急性虫垂炎および限局性腹膜炎の腹腔鏡下手術研究班 (B グループ研究班 ) 調査 観察項目投与開始前投与開始後 3 日 投与開始後 5~14 日 ( 中止 終了時 ) 患者背景 除外規定 臨床症状可能な限り毎日調査体温 腹痛部位 圧痛 悪心 嘔吐 筋性防御 腹膜刺激症状 白血球数 CRP 超音波検査 細菌学的検査 随伴症状毎日調査臨床検査 : 必須 : 可能な限り実施する 統計解析手法有効性 ( 有効率 陰性化率 消失率 ) 安全性( 副作用発現率 臨床検査値異常変動発現率 安全率 ) 有用率およびそれらの対象被験者条件による層別集計 用量別集計を行った 薬物動態については 予め解析項目は定めなかった a: 随伴症状および臨床検査値異常変動は MedDRA/J V.9.0 を用いて読替えを行い 臨床検査異常変動発現率は副作用発現率に含めて再集計した 420

17 被験者数の設定根拠外科領域感染症に対するシタフロキサシンの有効性と安全性を評価し 臨床用量の範囲を検討するとともに 抗菌薬の適応のガイドライン ( 改正案 ) に規定されている各疾患の原因菌分離被験者数を確保するために必要な被験者数として 150 名を臨床評価被験者数の目標とした 内訳は下記のとおりとした 肛門周囲膿瘍 25 名 外傷 熱傷 手術創などの ( 表在性 ) 二次感染 30 名 胆嚢炎 胆管炎 30 名 肝膿瘍 5 名 乳腺炎 10 名 虫垂炎およびそれによる限局性腹膜炎 50 名急性虫垂炎 (A グループ研究班 ) 30 名急性虫垂炎およびそれによる限局性腹膜炎 (B グループ研究班 ) 20 名薬物動態評価被験者の目標被験者数は設定しなかった 用法 用量の設定根拠前期第 II 相試験で 呼吸器感染症 ( 肺炎および慢性下気道感染症 ) および尿路感染症 ( 単純性および複雑性尿路感染症 ) に対して シタフロキサシン 1 回 50 mg または 100 mg 1 日 1 回または 2 回を投与した結果 いずれの用法 用量においても十分な臨床効果が得られた 副作用発現率は 50 mg 2/ 日に比べ 100 mg 2/ 日ではやや高かったが 副作用の内容および重症度に投与量による違いは認められず 100 mg 2/ 日でも安全性は確保し得ると考えた また 第 I 相試験での血清中濃度推移と非臨床試験での組織移行 外科感染症の主要な原因菌に対するシタフロキサシンの MIC から 1 日 50~200 mg で治療効果が期待された 以上のことから 本治験の用法 用量を 1 回 50 mg または 100 mg 1 日 1 回または 2 回食後経口投与とした 投与期間は 同系統の薬剤が外科領域感染症の臨床試験で設定している 3~14 日間とした 49.2 被験者の内訳臨床評価被験者の内訳を図 に示す 本治験に登録された臨床評価被験者は 137 名であり このうち原資料保存不備は 24 名であった 原資料が確認できた被験者は 113 名であり うち完了被験者は 93 名 未完了被験者は 20 名であった 未完了理由の内訳は 被験者の者の申し出 が 2 名 効果不十分 が 5 名 有害事象の発現 が 3 名 基準に抵触 が 2 名 来院せず が 5 名 その他 が 3 名であった また 登録された薬物動態評価被験者は 62 名 ( 臨床評価被験者 23 名を含む ) であり このうち原資料保存不備は 6 名であった 原資料が確認できた被験者は 56 名 ( 臨床評価被験者 17 名を含む ) であり すべての被験者が治験を完了した 421

18 原資料が確認できた被験者 113 名 完了 93 名 未完了 20 名 被験者の申し出効果不十分有害事象の発現基準に抵触来院せずその他 2 名 5 名 3 名 2 名 5 名 3 名 図 臨床評価被験者の内訳 : 後期第 II 相試験 < 外科オープン > 49.3 解析対象各解析対象集団を表 に示す 臨床評価被験者のうち 有効性解析対象集団は 86 名 細菌学的効果解析対象集団は 48 名 (149 株 ) 安全性解析対象集団は 103 名とした 薬物動態評価被験者のうち薬物動態解析対象集団は 52 名 安全性解析対象集団は 38 名とした 表 解析対象集団 : 後期第 II 相臨床試験 < 外科オープン > 臨床評価被験者 薬物動態評価被験者 被験者数有効性解析対象集団 86 細菌学的効果対象集団 48 安全性解析対象集団 103 薬物動態解析対象集団 52 安全性解析対象集団 38 a) a: 臨床評価被験者と同一の 14 名は 臨床評価被験者として安全性を評価 49.4 被験者背景臨床評価被験者の背景を表 に示す 有効性解析対象集団 86 名の内訳は肛門周囲膿瘍が 18 名 外傷 熱傷 手術創などの ( 表在性 ) 二次感染が 24 名 胆嚢炎 胆管炎が 9 名 乳腺炎が 4 名 虫垂炎およびそれによる限局性腹膜炎が 31 名であった 422

19 表 臨床評価被験者背景 : 後期第 II 相試験 < 外科オープン > 疾患名 性別 年齢 ( 歳 ) 項目 有効性解析対象集団 安全性解析対象集団 n = 86 n = 103 肛門周囲膿瘍 外傷 熱傷 手術創などの表在性二次感染 a) 胆嚢炎 胆管炎 9 12 b) 乳腺炎 4 6 虫垂炎およびそれによる限局性腹膜炎 その他 0 3 男 女 未満 以上 30 未満 以上 40 未満 以上 50 未満 以上 60 未満 以上 70 未満 以上 80 未満 以上 6 6 a: 安全性解析対象集団で胆嚢炎 胆管炎 肝膿瘍 b: 安全性解析対象集団で乳腺炎 乳輪下膿瘍 49.5 有効性の結果有効率は全体で 81.4%(70/86) であった 消失率は全体で 94.6%(141/149) であった 49.6 薬物動態の結果 100 mg を単回投与した時の血清中濃度 (Mean 以下同様) は 投与後 1.0~7.2 時間で 0.42 µg/ml であった 組織中濃度は 胆嚢では投与後 1.8~7.2 時間で 1.71 µg/g 胆嚢胆汁では投与後 1.9~7.3 時間で µg/ml 胆管胆汁では投与後 1.0~12.0 時間で 3.29 µg/ml 肝臓では投与後 3.2~7.0 時間で 1.75 µg/g 門脈血では投与後 3.0~6.6 時間で 0.61 µg/ml 虫垂では投与後 1.7~5.3 時間で 0.44 µg/g 腹膜では投与後 1.8~ 2.3 時間で 0.25 µg/g 腹腔内貯留液では投与後 1.2~4.8 時間で 0.33 µg/ml であった 100 mg 2 回投与時の血清中濃度は 投与後 1.0~23.5 時間で 0.56 µg/ml あった 組織中濃度は 胆嚢では投与後 2.9~3.4 時間で 2.06 µg/g 胆嚢胆汁では投与後 2.9~ 3.4 時間で µg/ml であった 423

20 49.7 安全性の結果 死亡本治験では死亡は認められなかった 重篤な有害事象重篤な有害事象として 薬物動態評価被験者 1 名に血中クレアチンホスホキナーゼ増加が 1 件認められた 本被験者は 薬物動態評価 ( 胆嚢および胆汁中移行 ) のため シタフロキサシン 100 mg を手術前 ( 腹腔鏡下胆嚢摘出術 ) に単回投与された 投与前 2 日の検査で CK(CPK) は 58 IU/L であったが 手術後の CK(CPK) は 8,079 IU/L と上昇を認めた 投与後 1 日にはさらに 14,593 IU/L まで上昇したが 腎機能障害および自覚症状は認められなかった 無処置にて投与後 7 日に 331 IU/L と急速に改善し 投与後 27 日には 65 IU/L に回復した 本事象は担当医により 手術の侵襲から予測される上昇よりも高度であると判断され シタフロキサシンとの因果関係は 多分関係あり 重症度は 重度 と判定された 有害事象 副作用の分析 有害事象有害事象発現状況を表 に示す 有害事象は 臨床評価被験者では 103 名中 28 名 (27.2%) に 46 件 薬物動態評価被験者では 38 名中 3 名 (7.9%) に 7 件認められた 主な有害事象 ( 基本語 発現率 5% 以上 ) とその発現率は 臨床評価被験者では下痢 アラニン アミノトランスフェラーゼ増加が各 5.8%(6/103) であった 薬物動態評価被験者では アラニン アミノトランスフェラーゼ増加が 5.3%(2/38) であった 424

21 表 有害事象発現状況 : 後期第 II 相試験 < 外科オープン > 臨床評価被験者 薬物動態評価被験者 評価被験者数 発現被験者数 (%) 28(27.2) 3(7.9) 95% 信頼区間 (%) (18.6, 35.8) (0.0, 16.5) 発現件数 46 7 b) 器官別大分類 b) 基本語 被験者数 (%) 件数 被験者数 (%) 件数 神経系障害 全体 1(1.0) 頭痛 1(1.0) 胃腸障害 全体 8(7.8) 便秘 1(1.0) 下痢 6(5.8) 悪心 1(1.0) 胃不快感 1(1.0) 嘔吐 1(1.0) 臨床検査 全体 21(20.4) 35 3(7.9) 7 アラニン アミノトランスフェラーゼ増加 6(5.8) 6 2(5.3) 2 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加 3(2.9) 3 1(2.6) 1 血中ビリルビン増加 1(1.0) 1 1(2.6) 1 血中コリンエステラーゼ減少 1(1.0) 血中クレアチンホスホキナーゼ増加 2(1.9) 2 1(2.6) 1 血中クレアチニン増加 1(1.0) 血中乳酸脱水素酵素増加 1(1.0) 1 1(2.6) 1 血中トリグリセリド増加 4(3.9) 血中尿素減少 1(1.0) 好酸球数増加 5(4.9) γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加 3(2.9) ロイシンアミノペプチダーゼ上昇 1(1.0) 白血球数減少 0 0 1(2.6) 1 白血球数増加 1(1.0) 尿中ウロビリン陽性 1(1.0) 血中アルカリホスファターゼ増加 4(3.9) a: 正規近似による信頼区間 b:meddra/j V 副作用副作用は 臨床評価被験者では 103 名中 19 名 (18.4%) に 31 件 薬物動態評価被験者では 38 名中 1 名 (2.6%) に 5 件認められた 臨床評価被験者および薬物動態評価被験者で 発現率 5% 以上の副作用は認められなかった 425

22 49.8 結論シタフロキサシンは 1 回 50 mg または 100 mg 1 日 2 回経口投与により 胆嚢炎 胆管炎 虫垂炎およびそれによる限局性腹膜炎に対して十分な臨床効果および細菌学的効果を示した しかし 乳腺炎 肛門周囲膿瘍および外傷 熱傷 手術創などの表在性二次感染に対する臨床効果はやや不十分であった 安全性については 下痢などの胃腸障害の他 アラニン アミノトランスフェラーゼ増加などが認められた また 1 名において血中クレアチンホスホキナーゼの高度上昇が認められた 従って シタフロキサシンの使用にあたっては 十分な観察が必要であると考えた 426

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