2B7 イノノベーショョンバリュューチェーーンのレジリリエンス評評価渡辺千仭仭東京成徳徳大学シンンガポール国国立大学. 2. 国家企業業を超えた汎汎地球的 2 極化序 IC の躍進はは図に示すすように国家企企業いずれにおいても世界大お大の技術主

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しょうこがうん
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1 JAI eposi itle イノベーションバリューチェーンのレジリエンス評価 Author(s) 渡辺, 千仭 Citation 年次学術大会講演要旨集, 28: Issue Date ype Conference Paper ext version publisher UL ights 本著作物は研究技術計画学会の許可のもとに掲載するものです his material is posted here w permission of the Japan ociety for Policy and esearch Management. Description 一般講演要旨 Japan Advanced Institute of cience and

Date 203--02 ype Conference Paper ext version publisher UL ights http://hdl.handle.

2 2B7 イノノベーショョンバリュューチェーーンのレジリリエンス評評価渡辺千仭仭東京成徳徳大学シンンガポール国国立大学. 2. 国家企業業を超えた汎汎地球的 2 極化序 IC の躍進はは図に示すすように国家企企業いずれにおいても世界大お大の技術主導ののﾛｼﾞｽﾃｨｯｸな発発展軌道を形成することになっ成った [40] 世界ﾄｯﾌﾟ 500 IC 企業 (2000) GDP 一方想定定外の事象は世界の政治やや経済自然災災害に加え製造業のﾃﾞｼﾞﾀﾙ化ﾒﾒｰｶｰﾑｰﾌﾞﾒﾝﾄﾄｲﾝﾀｰﾈｯﾄの躍進ｽﾏﾎが起こす第第 4 の IC (情情報通信技術)) 革命嫌消費費少子高齢化を始始め広範かつ指指数関数的に増増大しつつあるﾈｯﾄﾜｰｸｸ整備利活用度度技術ｽﾄｯｸ図世界大のの技術主導ロジジスティック発展展軌道. これは必然的にこに国家企業をを問わず図 2 に見るような 2 極化化をきたす [38.440] 2 技術生産性の増大このような実実態に対するにに対応するｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝ政策ににはﾊｲﾃｸ企業のｲｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝの全全ﾊﾞﾘｭｰﾁｪｰﾝ俯俯瞰の視点の欠欠如を指摘し効率性性とﾚｼﾞﾘｴﾝｽをを両立させた戦略への脱皮の重要性を啓発したりそれを慫慂慂したり誘導したたりするような機機能が欠落しているこことが否めない世界 00 カ国 (20) (注) 例えば石油油危機に直面してあるいはそれを想定して企業の省ｴｴﾈﾙｷﾞｰや石油代替ｴﾈﾙﾙｷﾞｰ対策の促進をを啓発慫慂誘導促進し危機をﾊﾞﾈﾈとして世界 00 カ国カ (20) 世界ﾄｯﾌﾟ 500 IC 企業 (200) 世界に冠たる高生生産性の生産体系をを実現させたような政政策機能官民双方がが以上の点を鮮鮮明に認識し欠欠落に覚醒し否定しえない想定外外の事象の可能能性を冷徹に直直視してそれれへの最適対応を追追求することによよってｲ) ｲﾉﾍﾍﾞｰｼｮﾝﾊﾞﾘｭｰｰﾁｪｰﾝにおける創成成普及消費のの 3 ﾌｪｰｽﾞﾛ) 経営戦略におおける効率性とﾚｼﾞﾘﾘｴﾝｽのｵﾌﾟｼｮﾝﾝﾊ) 対応策ににおける企業戦戦略と政府政策のﾍﾞﾞｽﾄﾐｯｸｽの 3 次元のﾊﾞﾗﾝｽｽの中での最適適解の追求という根根源的な視点をを欠いた現在のの企業戦略政政策の本質的な構造造的課題の解決決が期待される情報化の進展技術開発投資の増技増大図 2 国家企企業を問わぬ汎汎地球的 2 極化化. そのの結果情報大大国や技術集約約企業は情報報化や技術開開発投投資の加速はねらいとは逆にに技術の限界生生産性を低下ささせるるという想定外外の悪循環に落落ち込み図 3 に見るように想想定外外の低迷に直面面し効率性生生産性を競争力力の中核としたた在来来のﾋﾞｼﾞﾈｽﾓﾃﾞﾙﾙを根底から見見直す必要に迫迫られている 20 年 22 年の年次大会会においてはｲｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝﾊﾞﾘﾘｭｰﾁｪｰﾝを俯瞰したた最適解の追求求という観点かからｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝと消費の協創に視点点を据えてこのの協創はｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝに基づく革新的商品ｻｰﾋﾞﾞｽ及び優れた機機能を求めｹﾞｰｰﾑの主役となららんとする消費者双双方の発する信信号が共鳴しここれに触発されれることを提起しｻｻｰﾓｸﾞﾗﾌｨｰを用用いた日本及びびﾌｨﾝﾗﾝﾄﾞでのｽｽｰﾊﾟｰﾏｰｹｯﾄでの実実験での共鳴現現象の実証の試試みを示した本稿では世世界の IC の最最前線の潮流にに目を向けて世界 00 カ国及びグローバル IC 企業 500 社をを対象に IC の進展による 2 極化化の中で IC 先進国家企業先業の遭遇する想想定外の悪循環の罠罠に注意を喚起起して注目国家家企業の脱皮皮策とそこから得られれるﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ技術術経営への示唆を抽出する第 2 節ではは国家企業をを超えた汎地球球的 2 極化の状状況を示し効率性生産性を中心心とした在来ﾋﾞｼｼﾞﾈｽﾓﾃﾞﾙかららの脱喚起する第 3 節では 2 極化化に伴う国家ﾚﾍﾍﾞﾙ却に注意を喚企業ﾚﾍﾞﾙ双方方の想定外の実実相を直視するる第 4 節では 2 極化の帰結としててｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ IC 企業の最前線線に見られる高技術集約企業におおけるﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企企業と非ﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企業への 2 極化を示す第 5 節ではﾚｼﾞﾘｴｴﾝﾄ企業のﾚｼﾞﾘﾘｴﾝｽ構造を分分析すは以上から得らられた共進的内内生化の意義をを示する第 6 節では第 7 節は新たな知見企業業経営戦略へのの示唆及び今後後の継続的検討課課題を明らかにすする売上高一人当たり近年ﾊｲﾃﾃｸ企業の競争舞舞台で突然死死にも匹敵すするような事態が常常態化の様相さえ示すに至ってているｺﾀﾞｯｸﾉｷｱ我が国家電ﾘｰﾀﾞｰ等枚挙にに暇がないｱｯﾌﾟﾙでさえその懸念が指摘されるるに至っているこれは生産面の効率性のみに目を奪われたた自前主義横横並び集中投資資等の在来ﾋﾞｼｼﾞﾈに固執し想定定外の時代の流れを読み誤り環境変化に適適応し得なかった帰帰結による図 3 情報化先進進国の実質 GDP P 成長率 ( 平均年率率 ) o ource: he Globa al Information ecchnology eport 202 (World Econ nomic Forum, 202). he etwork eadiness Index ( I); Environmen nt (Political andd regu ulatory environm ment, Business and innovation n environment),, ead diness (Infrastru ucture and digitaal content, Afforrdability), Usagee (Indiividual usage, Business usage, e, Government usage), Impactt (Eco onomic impact, o ocial impact). a ( ), be a a a 2 be a a be 2 y ( x) ( ), x 52 y a : 売上高 : 技術ｽﾄｯｸ : 普及及天井 : 研究開発投資 a,b: 系数数, x be a

ﾒｰｶｰﾑｰﾌﾞﾒﾝﾄﾄｲﾝﾀｰﾈｯﾄの躍進ｽﾏﾎが起こす第第 4 の IC (情情報通信技術)) 革命嫌消費費少子高齢化を始始め広範かつ指指数関数的に増増大しつつあるﾈｯﾄﾜｰｸｸ整備利活用度度技術ｽﾄｯｸ図世界大のの技術主導ロジジスティック発展展軌道.

3. 想定外の実相 3.2 企業レベル図 7 表 2 に見るように世界トップ 500 IC 企業も 2 極化総じて技術開発投資がその限界生産性を向上させる好循環を享受している中高技術開発投資上位 9 社 2007 2 社 (200) は悪循環に陥っている 3.

3 3. 想定外の実相 3.2 企業レベル図 7 表 2 に見るように世界トップ 500 IC 企業も 2 極化総じて技術開発投資がその限界生産性を向上させる好循環を享受している中高技術開発投資上位 9 社社 (200) は悪循環に陥っている 3. 国家レベル世界 00 カ国の発展軌道 2 極化の実相は次の通り ales () &D investment () I by etwork eadiness Index ( I ) 図 6 世界トップ 500 IC 企業の発展軌道 (200). 図 4 世界 00 カ国の発展軌道 (20). V cd dd2 ai b P e a b c V/P: 人当たり GDP, D, D2: ﾀﾞﾐｰ変数 d (9.62) (7.58) (-9.80) (4.54) (-5.25) cd be a a b c (28.3) (26.02) (0.23) (30.32) adj adj I advanced economies (vicious cycle) 技術の限界生産性の向上図 7 世界トップ 500IC 企業の 2 極化 (200). 図 5 世界 00 カ国の 2 極化 (20). 表１世界 00 カ国の I ランクと 2 極化 (20) 表 2 世界トップ 500IC 企業の 2 極化 (2007, 200) (売上ﾄｯﾌﾟ 9 社 (2007) 2 社 (200) は高技術集約悪循環他は好循環) 図 5 に見るように世界 00 カ国は IC 先進 30 国 (表１の青色国) と IC 発展過程 70 国 (表参照) に 2 極化し後者が IC の発展とともに技術の限界生産性も向上する好循環を享受しているのに対し前者は IC の更なる発展は技術の限界生産性を低下させる悪循環に陥っている 522

V cd dd2 ai b P e a b c V/P: 人当たり GDP, D, D2: ﾀﾞﾐｰ変数 d 57239.68-7.90 46434-293 (9.62) (7.58) (-9.80) (4.54) (-5.25) cd be a a b c 42668 0.002 22.6 4584 (28.3) (26.02) (0.23) (30.32) adj. 2 0.885 adj.

4. 4.2 2 極化の帰結 2 極化の 2 極化 () 高技術集約と悪循環のディレンマの克服 4.

4 極化の帰結 2 極化の 2 極化 () 高技術集約と悪循環のディレンマの克服 4. 帰結 () 国家グローバル IC 競争環境下で伍していくためには高技術集約が不可欠 3 しかし高技術開発投資はその限界生産性を低下させ悪循環に没入 (図 7) これを回避して技術開発投資それによる便益限界生産性の持続的上昇成長の持続技術開発投資の更なる上昇の好循環を構築して持続させるためには相応な秘訣が不可欠図 8. に見るように IC 先進国の経済成長率はごく最近に至ってｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙを唯一に例外としておしなべて構造的な低成長に遭遇このような認識に立って表 2 の年の高技術集約企業 9 2 社に注目して両年にわたり高技術集約企業の位置を堅持した 7 社 (表 2 にアンダーライン) に近年高技術集約化に邁進し時価総額を急伸させているｱｯﾌﾟﾙを加えた 8 社を対象に悪循環にも関わらず高技術集約を顕示しえた秘訣を分析 Japan UK Canada UA orway etherland witzerland Denmark Finland ingapore weden IC 先進国の成長軌道の変遷. (2) 企業図 9, 0 で見るように内外問わず厳しい興亡が顕著ｱｯﾌﾟﾙの躍進ﾉｷｱの凋落ｷｬﾉﾝは堅固ﾊﾟｿの凋落 00 時価総額世界ランクノキアソニーパナソニックキヤノンサムスンアップル 200 営業利益世界ランク 2007 アップルソニーソニーパナソニックパナソニックキヤノンキヤノンノキアサムスンアップルサムスンノキア 2003 売上高世界ランク 8. そのため 8 社の高ﾊﾟｰﾌｫｰﾏﾝｽ持続度を年の 8 年間にわたる売上高営業利益時価総額の世界ﾄｯﾌﾟ 00 位以内の位置を堅持した程度によって検証 (図 ) 図. 高技術集約 8 IC 企業の高ﾊﾟｰﾌｫｰﾏﾝｽ持続度 (2003-0). 図 9 時価総額トップ 50 IC 企業の変遷 ( ). (2) レジリエント企業非レジリエント企業結果は表 3 に示すように 2 社がすべての項目について 8 年間一貫して 00 位以内の地位を堅持 (FQ: Frequency 8) し 6 社がいずれかの年にいずれかの項目で 00 位以内を堅持できなかった FQ7 以下 FQ7:, FQ6: 3, FQ5:, FQ: であることが判明し前者をレジリエント企業後者を非レジリエント企業と峻別した表 3 レジリエント企業非レジリエント企業レジリエント企業 FQ 8 2 Apple, Canon, Cisco, HP, Hitachi, IBM, Intel 非レジリエント企業 FQ 7 FQ 6 FQ 5 FQ Microsoft, okia, Oracle, amsung, iemens 計図 0 日本のハイテク企業の収益構造の 2 極化 (20-2). 3 8 Ericson (2003) EC (2009, 0), Panasonic (2009, 0), ony (2009, 0) Motorola (2008, 9, 0) Alcatel-Lucent (2003, 4, 5, 6, 7, 8,9, 0) ( ) 内の年は 00 位以内を割った年を示す 3 ｱｯﾌﾟﾙも技術開発投資に邁進し同世界ﾗﾝｷﾝｸﾞは年の 47 位から 20 年には 23 位に躍進している 523

に見るように IC 先進国の経済成長率はごく最近に至ってｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙを唯一に例外としておしなべて構造的な低成長に遭遇このような認識に立って表 2 の 2007 0 年の高技術集約企業 9 2 社に注目して両年にわたり高技術集約企業の位置を堅持した 7 社 (表 2 にアンダーライン) に近年高技術集約化に邁進し時価総額を急伸させているｱｯﾌﾟﾙを加えた 8

5 5. レジリエンス構造 4 分析結果は表 4 図 2 に示すとおりであり 5. レジリエント企業のレジリエンス構造以上の分析結果に則り欧米ｱｼﾞｱ企業のﾊﾞﾗﾝｽに配慮しつつﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企業 6 社 Microsoft, Canon, amsung, Apple, Cisco, okia 非ﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企業 4 社 Panasonic, Ericson, EC, ony を抽出して両ｸﾞﾙｰﾌ各社の時価総額形成関数を比較することによってﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企業のﾚｼﾞﾘｴﾝｽ構造を分析したｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ IC 企業の時価総額は技術開発強度ｵｰﾌﾟﾝｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝ技術開発投資の収益性市場支配度市場環境不測の事態のｲﾝﾊﾟｸﾄに支配されるのでそれぞれの要素を反映する代理変数を用いて次の関数により年代の 20 年間の時系列相関によって各企業の時価総額形成関数を推定した5 OI ln MC a b ln b2 s c ln d ln e ln PMI fd i (i) ｽﾋﾟﾙｵｰﾊﾞｰ技術の同化等外部ｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝ資源の効果的活用はﾊｲﾘｽｸ &D 依存を軽減させﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ構造を誘導 (ii) 独自技術と同化ｽﾋﾟﾙｵｰﾊﾞｰ技術の融合によるﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞ技術経営はﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ構造を導出 (iii) 内部技術開発と外部市場へのﾊﾞﾗﾝｽのとれた依存はﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ構造を導くが収益性の高い技術開発への依存が損なわれると一転非ﾚｼﾞﾘｴﾝﾄな構造に転じる懸念を内包 MC: 時価総額 / 売上当り技術開発投資 s 技術ｽﾋﾟﾙｵｰﾊﾞｰﾌﾟｰﾙ i: 固有技術ｽﾄｯｸ OI/: 技術開発投資当り営業利益 : 売上高 PMI: 購買担当者指数 D: 不測の事態を表すﾀﾞﾐｰ変数表4 0 代表企業の時価総額形成関数図 2. レジリエンス構造の比較. 5.2 共進的内生化以上から示唆されるﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企業のﾚｼﾞﾘｴﾝｽ構造は図 3 に示す共進的内生化のﾀﾞｲﾅﾐｽﾞﾑと符合するすなわち高度に技術集約化した IC 企業は自らの成長活力をｶｳﾝﾀｰﾊﾟｰﾄの技術開発に供しそのﾌﾙｰﾂを取り入れる仕方で相互の好循環の持続が期待される図 4 に示すように工業化社会情報化社会を経て高度に発展した情報化社会はまさに新たなﾓﾃﾞﾙへの脱皮を求める. Growth oriented trajectory 2. Functionality development initiated trajectory 3. Co-evolutionary acclimatization trajectory 図 3. 共進的内生化のダイナミズム. 図 4. 共進的内生化ダイナミズムの時代的流れ (国名は図 8 に同じ). 4 想定外の事態に対して柔軟迅速に対応しそれをてこに自己刷新することによって回復するとともに新たな飛躍機会を創出する能力 [8, 29] 5 ﾃﾞｰﾀｿｰｽは EU Industrial &D Investment coreboard, OECD, World Bank, Eorld Economic Forum, 各社年次報告等による g, i z s i ( z s ) i b (ln ln ) b ln i ( z s ) ln b ln i bz s b ln bz s b ln( g ) i i i b2 ( g ) b2 bz, z が一定の場合同化能力 b b ln 524

ﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企業のﾚｼﾞﾘｴﾝｽ構造を分析したｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ IC 企業の時価総額は技術開発強度ｵｰﾌﾟﾝｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝ技術開発投資の収益性市場支配度市場環境不測の事態のｲﾝﾊﾟｸﾄに支配されるのでそれぞれの要素を反映する代理変数を用いて次の関数により 990-200 年代の 20 年間の時系列相関によって各企業の時価総額形成関数を推定した5 OI ln MC a

6.3 6. 共進的内生化の奏功 2 極化の要因と共進的内生化の意義 () 2 極化の要因 6.

6 共進的内生化の奏功 2 極化の要因と共進的内生化の意義 () 2 極化の要因 6. 国家シンガポール図 9 は IC の進展に伴う技術価格の推移を示す IC の進展によって新機能が開発され価格は上昇するが同時に IC 固有の無料化複製化が進み規格化量産と相まって価格の急速な低下をもたらすこの結果 IC の急速な進展は価格低下が新機能開発による上昇のｽﾋﾟｰﾄﾞを凌駕して全体的に価格の低下をもたらすことになる競争環境下において IC 企業が利潤最大化を追求する場合実質技術価格は限界生産性と一致するのでこれは技術の限界生産性低下をきたすことになる図 2, 5, 7 で見た国家企業を超えた汎地球的 2 極化はこの必然的帰結以外の何物でもない図 3 に見るようにｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙは情報化先進国で唯一年率 5%を超える相応の成長を持続しているこれは図 5 の EWater (分離膜による再生水) 開発 (技術による水制約代替) に代表されるように輸入技術の学習独自技術への発展輸出輸出先からの学習更なる革新の共進的内生化に負う [] 技術価格技術価格の推移新機能開発による上昇規格化量産無料化複製による低下 IC の進展図 5 ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙの EWater 開発に見る共進的内生化. 図 9 IC の進展と技術価格の推移. 6.2 企業表 4 図 2 からｱｯﾌﾟﾙｻﾑｽﾝｷﾔﾉﾝは高技術開発依存同化ｽﾋﾟﾙｵｰﾊﾞｰ技術活用低技術開発収益性ﾘｽｸ依存低市場環境ﾘｽｸ依存のﾚｼﾞﾘｴﾝﾄな技術経営構造を構築していることがうかがわれるこれは次に示すように図 3 に示す共進的内生化構造に依拠するものである : () アップル企画設計開発ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞｱﾌﾀｰｻｰﾋﾞｽ等高付加価値部分に特化し組立製造は日本や新興国に委託して国際分業のﾒﾘｯﾄを最大化させるとともに徹底学習吸収 (図 6) (2) 共進的内生化の意義以上の IC の 2 面性に対してﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ国家や IC 企業は図 20 に示すように外部ｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝ資源を内生化することによって新機能開発による価格上昇を加速し価格低下要因となるﾋﾞｼﾞﾈｽの外生化によって価格低下の最小化に努めることによって技術の限界生産性の堅持を図り悪循環からの脱却を図るとともにこれをｽﾌﾟﾘﾝｸﾞﾎﾞｰﾄﾞとして新たなｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝに邁進することになる技術価格限界生産性の堅持技術価格企画設計開発ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞｱﾌﾀｰｻｰﾋﾞｽ等高付加価値部分に特化外部ｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝ資源の内生化による価格上昇の加速低下要因の外生化組立製造は日本や新興国に委託国際分業のﾒﾘｯﾄを最大化共進的内生化徹底的に学習吸収 IC の進展図 20. レジリエント国家企業のレジリエンス戦略. 図 6 アップルの共進的内生化モデル. (2) キヤノンｷﾔﾉﾝは技術多角化戦略ﾌﾟﾘﾝﾀｰ PC の競争協調戦略 (図 7) をﾍﾞｰｽに技術収益性や市場のﾘｽｸをﾗｲﾊﾞﾙ企業に委ねその成果を同化する共進的内生化戦略を確立(図 8) [32]. 図 7. キャノンの技術多角化競争協調戦略. 先に見たシンガポールやアップルキヤノン等のレジリエント国家企業の共進的内生化戦略はこれに符合するものでありイノベーションバリューチェーンのレジリエンス評価に実践的な示唆を与えるものである図 8. キヤノンの共進的内生化ダイナミズム. 525

企業が利潤最大化を追求する場合実質技術価格は限界生産性と一致するのでこれは技術の限界生産性低下をきたすことになる図 2, 5, 7 で見た国家企業を超えた汎地球的 2 極化はこの必然的帰結以外の何物でもない図 3 に見るようにｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙは情報化先進国で唯一年率 5%を超える相応の成長を持続しているこれは図 5 の EWater (分離膜による再生水) 開発

7 7. 結参考文献論想定外事象が指数関数的に増大する中でそのような想定外の事象に対する時代の流れを読み誤り環境変化に適応し得なかった帰結によるハイテク企業の競争舞台での突然死の多発に照らしてｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝﾊﾞﾘｭｰﾁｪｰﾝのﾚｼﾞﾘｴﾝｽ評価を提起したｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ競争の熾烈な世界の IC の最前線に注目して世界 00 カ国及びｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ IC 企業 500 社を対象に IC の飛躍がもたらす 2 極化とその中での IC 先進国企業が陥る想定外の悪循環の実相とその構造的原因を明らかにした IC の進展は新たな機能を創出してその価値を高め技術価格を高める半面 IC 固有の無料化複製化を加速し規格化量産化と相まって新機能創出を上回るｽﾋﾟｰﾄﾞで価格の急速な低下をもたらし技術の限界生産性を低下させる想定外の悪循環をもたらすことを明らかにした [] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [0] [] [2] [3] [4] [5] そのような中で技術集約型 IC 企業は悪循環の脱却に奔走しそれに成功したﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企業と失敗した非ﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企業の間で 2 極化の 2 極化をもたらすことを明らかにした国家ﾚﾍﾞﾙにおいても同様の現象を指摘した [6] [7] [8] IC 先進国の中で唯一持続的成長を堅持するｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙの成功は輸入技術の学習独自技術への発展輸出輸出先からの学習更なる革新という共進的内生化の精妙なﾀﾞｲﾅﾐｽﾞﾑに負うことを明らかにした [20] ｱｯﾌﾟﾙｻﾑｽﾝｷﾔﾉﾝ等のﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企業は高技術開発依存同化ｽﾋﾟﾙｵｰﾊﾞｰ技術の効果的活用低技術開発収益性ﾘｽｸ依存低市場環境ﾘｽｸ依存のﾚｼﾞﾘｴﾝｽ構造に依拠しこれは外部ｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝ資源の内生化を通じた新機能創出による技術価格上昇の加速と同価格低下要因の外生化によって技術価格技術の限界生産性の堅持に奏功していることを明らかにしたこれも畢竟共進的内生化に負うものに他ならない以上を通じて共進的内生化がｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ IC 競争環境下において企業の想定外事象に対するﾚｼﾞﾘｴﾝｽ構造を高め想定外事象をｽﾌﾟﾘﾝｸﾞﾎﾞｰﾄﾞとして新たな革新を牽引することを明らかにしてイノベーションﾊﾞﾘｭｰﾁｪｰﾝのレジリエンス評価に実践的な示唆を与えることを示した今次分析は信頼できるﾃﾞｰﾀ構築の限界等によって年の期間の分析を中心とし可能な限り 202 年の至近時の動きを補完するようにしたｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ IC 企業を取り巻く競争環境は文字通り日進月歩の様相を呈し最近に至ってもﾏｲｸﾛｿﾌﾄによるﾉｷｱの携帯電話端末買収等の両者のﾚｼﾞﾘｴﾝｽ構造に波紋を投げかけるような動きもあらわれているそのﾚｼﾞﾘｴﾝｽ評価については追証を必須とするまた時系列ﾃﾞｰﾀの欠如ゆえｸﾞｰｸﾞﾙの評価は深入りできなかったｽﾏﾎによる第 4 の IC 革命の評価も同様の課題を残す今後以上のﾍﾟﾝﾃﾞｨﾝｸﾞ課題への取り組み方策に創意を凝らすとともに今次得られた知見を軸に注目すべき対象へのﾐｸﾛな分析を掘り下げることが緊要であるｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝﾊﾞﾘｭｰﾁｪｰﾝのﾚｼﾞﾘｴﾝｽ評価の視点からは IC を軸とした今次分析を下敷きに広範多様な業種企業への発展的応用に努めることが課題となるさらに各国のｲﾝｽﾃｨﾃｭｰｼｮﾅﾙ構造の同質性異質性が企業のﾚｼﾞﾘｴﾝｽ構造に及ぼす影響の分析も避けられない課題である [9] [2] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [3] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] 526 Chew, M., Watanabe, C. and You, Y., 200. echnology Leapfrogging: Findings from ingapore s Water Industry. 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定外の悪循環をもたらすことを明らかにした [] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [0] [] [2] [3] [4] [5] そのような中で技術集約型 IC 企業は悪循環の脱却に奔走しそれに成功したﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企業と失敗した非ﾚｼﾞﾘｴﾝﾄ企業の間で 2 極化の 2 極化をもたらすことを明らかにした国家ﾚﾍﾞﾙにおいても同様の現象を指摘した [6]

Title ベンチャー企業の研究開発支出の決定要因日本と台湾の事例を中心に Author(s) 蘇, 顯揚 Citation 經濟論叢 (1996), 158(1): Issue Date URL Right

Title ベンチャー企業の研究開発支出の決定要因日本と台湾の事例を中心に Author(s) 蘇, 顯揚 Citation 經濟論叢 (1996), 158(1): Issue Date URL Right Title ベンチャー企業の研究開発支出の決定要因日本と台湾の事例を中心に Author(s) 蘇, 顯揚 Citation 經濟論叢 (1996), 158(1): 54-76 Issue Date 1996-07 URL https://doi.org/10.14989/45083 Right Type Departmental Bulletin Paper Textversion publisher