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1 平成 26 年 2 月 財務省

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3 目 次 1. 平成 26 年度一般会計予算 1 2. 平成 26 年度予算のポイント 3 3. 我が国財政を家計にたとえたら 一般会計における歳出 歳入の状況 公債残高の累増 公債残高の増加要因 国及び地方の長期債務残高 財政事情の国際比較 財政赤字の問題点 財政健全化目標に用いられる指標 財政健全化への道筋 社会保障と税の一体改革 財政健全化に向けた国際的な動向 主要国における財政健全化目標の比較 少子高齢化の進行 社会保障給付費と社会保険料収入の推移 社会保障給付と財源の現状 OECD 諸国の政府支出及び収入の関係 特別会計について 一般会計 特別会計の主要経費別純計 予算編成における PDCA サイクルの取組 52 ( 参考 ) 財政の歩み 53 各論 1. 社会保障 55 各論 2. 文教 科学技術 61 各論 3. 国と地方 63 各論 4. 公共事業 67 各論 5. 防衛 69 各論 6.ODA 70 各論 7. 農林水産 71 各論 8. 中小企業対策 72 各論 9. 環境 エネルギー対策 73 各論 10. 公務員人件費 74

4 1 1. 平成 26 年度一般会計予算 (1) 歳出内訳 平成 26 年度一般会計予算案は約 95.9 兆円です このうち歳出について見ると 国債の元利払いに充てられる費用 ( 国債費 ) と地方交付税交付金等と社会保障関係費で 歳出全体の 7 割以上を占めています 予算案 ( 平成 26 年度 ) ( 単位 : 億円 ) 一般会計歳出総額 958,823 (100.0%) 食料安定供給 10,507 (1.1) 中小企業対策 1,853 (0.2) エネルギー対策 9,642 (1.0) 恩給 4,443 (0.5) 経済協力 5,098 (0.5) その他の事項経費 61,526 (6.4) 予備費 3,500 (0.4)

5 (2) 歳入内訳 平成 26 年度一般会計予算案における歳入のうち税収は約 50 兆円を見込んでいます 一般会計予算案における歳入のうち 税収でまかなわれているのは 5 割程度で 4 割強は将来世代の負担となる借金 ( 公債金収入 ) に依存しています 予算案 ( 平成 26 年度 ) ( 単位 : 億円 ) 一般会計歳入総額 958,823 (100.0%) 揮発油税 25,450 (2.7) 酒税 13,410 (1.4) 相続税 15,450 (1.6) たばこ税 9,220 (1.0) 関税 10,450 (1.1) 石油石炭税 6,130 (0.6) 自動車重量税 3,870 (0.4) その他税収 4,000 (0.4) 印紙収入 10,560 (1.1) 2

6 2. 平成 26 年度予算のポイント (1) 平成 26 年度予算のポイント 経済再生 デフレ脱却と財政健全化をあわせて目指す予算 社会保障 税一体改革を実現する最初の予算 未来への投資と暮らしの安全 安心を推進 1 競争力を強化し 民需主導の経済成長を促す施策 ( 科学技術の司令塔機能強化 新たな医療分野の研究開発体制整備 農地バンクなど ) に重点 2 社会保障 税一体改革による消費税増収分を活用し 子育て支援 ( 待機児童対策 ) などを充実 3 インフラ老朽化対策や東京五輪を契機とした交通 物流ネットワーク整備の加速のため公共事業予算を重点化 4 厳しさを増す安全保障環境に対応する観点から防衛力整備を着実に進めるため 昨年度に引き続き防衛予算を充実 5 診療報酬改定に際し 新たな国民負担増を避けつつ 地域医療向け補助金により医療の提供体制を充実 6 アベノミクスによる税収増を反映して地方交付税等を減額しつつ 社会保障の充実分を増額し地方の一般財源総額を確保 25 年度補正予算と一体として機動的財政運営を実現 25 年度補正予算 ( 経済対策関連 5.5 兆円 ) と一体的に編成 補正予算により 来年度前半に見込まれる反動減を緩和し 成長力を底上げ 財政健全化も着実に前進 1 27 年度 (2015 年度 )PB 赤字 GDP 比半減 32 年度 (2020 年度 )PB 黒字化を目指して 着実に歳出を効率化し 5 兆円を上回る PB 改善 2 新規国債発行額は前年度から 1.6 兆円の減額 ( 参考 ) 中期財政計画 ( 平成 25 年 8 月 8 日閣議了解 ) これらにより 国の一般会計の基礎的財政収支について 少なくとも 平成 26 年度及び平成 27 年度の各年度 4 兆円程度改善し ( 略 ) これをもって 国 地方の基礎的財政収支赤字対 GDP 比半減目標の達成を目指す また 新規国債発行額については 平成 26 年度及び平成 27 年度において それぞれ前年度を上回らないよう 最大限努力する (2) 平成 26 年度予算フレーム 平成 26 年度予算フレーム ( 単位 : 億円 ) 25 年度予算 ( 当初 ) 26 年度予算 25' 26' 備考 [( 歳入 ) 税 収 430, ,010 69,050 消費税率の引上げに伴う税収増 45,350 億円を含む そ の 他 収 入 40,535 46,313 5,778 特別会計の一般会計への統合に伴う増 7,946 億円を含む 公 債 金 428, ,500 16,010 公債依存度 43.0%(25 年度 46.3%) うち 4 条公債 ( 建設公債 ) 57,750 60,020 2,270 うち特例公債 ( 赤字公債 ) 370, ,480 18,280 年金特例公債金 26,110 26,110 計 926, ,823 32,708 [( 歳出 ) 国 債 費 222, ,702 10,287 年金特例公債に係る償還費等 3,027 億円を含む 基礎的財政収支対象経費 703, ,121 22,421 特別会計の一般会計への統合に伴う増 7,946 億円 社会保障 4 経費の充実等 3,789 億円 高齢者医療負担軽減等 4,101 億円 15,836 億円を含む うち社会保障関係費 291, ,175 13,951 うち地方交付税交付金等 163, ,424 2,502 地方税収の伸びを反映 地方税 地方交付税等の地方の一般財源総額について社会保障の充実分を増額 計 926, ,823 32,708 3 基礎的財政収支 ( プライマリーバランス ) 18.0 兆円 (25 年度 23.2 兆円 対前年度 5.2 兆円の改善 )

7 (3) 経済再生 デフレ脱却と財政健全化をあわせて目指す予算 < 経済指標 > 名目 GDP 成長率の見通しは +3.3% 程度となっており 景気回復の動きが確かなものとなることが見込まれる 消費者物価の見通しは前年度比 +3.2% 程度となっており デフレ脱却に向け着実な進展が見込まれる 平成 24 年度 ( 実績 ) 平成 25 年度 ( 実績見込み ) 平成 26 年度 ( 見通し ) 名目 GDP 成長率 0.2% 2.5% 3.3% 実質 GDP 成長率 0.7% 2.6% 1.4% 消費者物価指数 ( 変化率 ) 0.3% 0.7% 3.2% (1.2%) 完全失業率 4.3% 3.9% 3.7% ( 注 1) 平成 25 年度及び平成 26 年度は 平成 26 年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度 ( 平成 25 年 12 月 21 日閣議了解 ) による ( 注 2) 平成 26 年度見通しのカッコ内の計数は 消費税率引上げによる影響を除いた計数 < 財政 ( 一般会計 )> 国の一般会計 PB は 平成 26 年度及び平成 27 年度の各年度 4 兆円程度改善 とされた 中期財政計画 の目標を上回る 5.2 兆円の改善 新規国債発行額は前年度から 1.6 兆円の減額となり 公債依存度は 43.0% に低下 平成 24 年度 ( 当初 ) 平成 25 年度 ( 当初 ) 平成 26 年度 ( 政府案 ) 基礎的財政収支対象経費 68.4 兆円 70.4 兆円 72.6 兆円 税 収 42.3 兆円 43.1 兆円 50.0 兆円 公債金収入 44.2 兆円 42.9 兆円 41.3 兆円 基礎的財政収支 24.9 兆円 23.2 兆円 18.0 兆円 公債依存度 47.6% 46.3% 43.0% ( 注 ) 基礎的財政収支及び公債依存度については 基礎年金国庫負担 2 分の 1 ベース (4) 主要経費別内訳 主要経費 25 年度予算 26 年度予算増減額増減率備考 ( 単位 : 億円 ) 社会保障 4 経費の充実等 +3,789 億円 高齢者医療負担軽減等 + 社会保障関係費 291, , , % 3,918 億円 文教及び科学振興費 53,687 54, % うち科学技術振興費 13,007 13, % 恩給関係費 5,045 4, % 地方交付税交付金等 163, ,424 2, % 防衛関係費 47,538 48, , % 給与特例減額の終了に伴う人件費の増 +1,018 億円 公共事業関係費 52,853 59, , % 特別会計の一般会計への統合に伴う増 +6,167 億円 経済協力費 5,150 5, % ( 参考 )ODA 5,573 5, % 中小企業対策費 1,811 1, % エネルギー対策費 8,496 9, , % 地球温暖化対策税引上げ相当分 +800 億円 食料安定供給関係費 10,539 10, % その他の事項経費 59,931 61, , % 特別会計の一般会計への統合に伴う増 +1,569 億円 予備費 3,500 3, 合計 703, , , % 特別会計の一般会計への統合に伴う増 +7,946 億円 ( 注 1) 給与特例減額の終了に伴う国家公務員等の人件費の増は合計 4,135 億円であるが 見合いの復興特会繰入が減少するため財政収支は中立 ( 注 2) 消費税率引上げに伴う経費増は社会保障 4 経費以外について約 3,000 億円 4

8 (5) 各分野の平成 26 年度予算の特徴 社会保障 消費税増収分を活用した社会保障の充実 ( 公費 ( 国 地方 ) ベースで 0.5 兆円 国分 0.2 兆円 ) を行う 消費税収 ( 国分 ) の使途拡大 ( 高齢者 3 経費 社会保障 4 経費 ) にあわせ 若者 女性 現役世代が受益を実感できる内容を実施 具体的には 待機児童解消加速化プラン による保育の受け皿拡大や 難病の対象疾患の拡充などに取り組む 診療報酬改定に際し 薬価については 薬価調査の結果を踏まえた上で市場実勢を反映 新たな国民負担増を避けつつ 地域医療向けの補助金の創設とあわせ 医療提供体制の改革を推進 教育 科技 教育予算 : 小中学校のスクールカウンセラーなど外部人材の拡充 グローバル人材の育成 無利子奨学金の貸与人員を約 44 万人に拡充など 教育再生 に資する施策に重点化 科学技術 : 司令塔機能強化のため総合科学技術会議に調整費 (500 億円 ) を創設 新たな医療分野の研究開発体制の整備に向け 医療分野の研究開発予算に重点化 ( 約 1,200 億円 ) 農 業 公共事業 農林水産業 地域の活力創造プラン に基づき 農林水産業の競争力強化に向けた改革を着実に実施 旧戸別所得補償を見直し 米への補助金 ( 米の直接支払交付金 ) を半減 (1 万 5,000 円 /10a 7,500 円 /10a) この財源を 競争力強化の観点から 農地バンク ( 農地中間管理機構 ) の創設 多面的機能支払の創設等に活用 総額 6.0 兆円 社会資本整備特会廃止 一般会計に統合した特会改革の影響 (+0.6 兆円 ) を除けば 一層の重点化により総額は全体として抑制 (5.4 兆円 (+1.9%)) インフラ老朽化対策を加速するとともに南海トラフ巨大地震等に備えた事前防災対策を強化 また 経済再生に向け 円滑な物流の実現を通じた競争力強化を図るため 物流ネットワークを重点的に整備 防 衛 安全保障環境が厳しさを増す中 新防衛大綱 中期防を策定し 我が国の防衛態勢を強化 (5 年間の防衛力整備の水準 :24 兆 6,700 億円 (+1.8%)) 一方 調達改革等 (7,000 億円 ) により 効率的に装備品等を整備 ( 予算総枠 :23 兆 9,700 億円 (+0.8%)) 26 年度の防衛関係費は 対前年度 +2.8% の 4 兆 8,848 億円を確保 早期警戒管制機の能力向上や固定翼哨戒機の取得等による警戒監視能力の強化 水陸両用機能の整備や次期戦闘機の取得等による島嶼部攻撃への対応の強化等を図る 地方財政 アベノミクスによる地方税収増を反映して地方交付税交付金等は減額 (16.4 兆円 16.1 兆円 ) しつつ 社会保障の充実分を増額し 地方の一般財源総額 (59.8 兆円 60.4 兆円 ) を確保 リーマンショック後の危機対応である交付税の別枠加算 (1.0 兆円 ) を約 4 割縮減 ( 0.4 兆円 ) する一方 地方歳出において 頑張る地方を支援する事業を計上 (6) 社会保障 4 経費とその他の経費に係る歳出 歳入 社会保障 4 経費 ( 単位 : 兆円 ) 歳出歳入 社会保障 4 経費 ( 注 1) 26.9 消費税収 ( 交付税分除き ) 11.9 うち 年金 ( 注 2) 11.4 医療 10.9 介護 2.8 子ども 子育て支援 1.9 公債金 15.0 仮に社会保障 4 経費と消費税収の差額は全て公債金で賄うとする場合 その他 ( 単位 : 兆円 ) 歳 出 歳 入 社会保障 4 経費以外 46.0 消費税 ( 交付税分除き ) 以外の税収 38.1 国債費 ( 注 2) 23.0 その他収入 4.6 公債金 26.3 ( 注 1) 社会保障 4 経費とは 制度として確立された年金 医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費 ( 注 2) 歳出の年金の額には年金特例公債に係る償還費等 0.3 兆円を含み 国債費から同額を除いている 5

9 7 26年度復興特会予算の概要 平成26年度予算では 引き続き東日本大震災からの復旧 復興に全力で対応することとしています 歳 出 1 災害救助等関係経費 仮設住宅の提供などによる被災者支援等 2 災害廃棄物処理事業費 がれき処理 3 復興関係公共事業等 739億円 236億円 9,163億円 公共土木施設等の災害復旧 5,130億円 復興道路 復興支援道路の緊急整備等 1,706億円 4 災害関連金融支援関係経費 被災地中小企業 小規模事業者 農林水産業等支援 5 地方交付税交付金 震災復興特別交付税財源 6 東日本大震災復興交付金 7 原子力災害復興関係経費 除染 放射性物質汚染廃棄物処理を含む (注2) 中間貯蔵施設の整備 福島再生加速化交付金等 早期帰還支援 長期避難者支援 221億円 5,723億円 3,638億円 6,523億円 3,912億円 1,012億円 1,186億円 (注2) 3,299億円 8 その他の東日本大震災関係経費 学校施設の耐震化 津波 原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金 中小企業組合等共同施設等災害復旧事業 グループ補助金 農林水産業の復興 農業の生産力 販売力の回復支援 漁場復旧の支援等 719億円 300億円 221億円 228億円 9 国債整理基金特別会計へ繰入 10 復興加速化 福島再生予備費 総額 921億円 6,000億円 3兆6,464億円 歳 入 1 復興特別税収 復興特別所得税 復興特別法人税 2 一般会計から繰入 子ども手当 高速無料化の見直し等 3 税外収入 4 復興公債金 総額 (注3) 7,381億円 7,030億円 660億円 2兆1,393億円 3兆6,464億円 注1 計数は それぞれ四捨五入によっているので 端数において合計とは一致しないものがある 注2 これら費用は東京電力に求償する 別途 東京電力が賠償及びこれら費用を負担するための資金繰りを支援するため エネルギー対策特別会計から原子力損害賠償 支援機構への交付国債の発行限度額 現行5兆円 を4兆円引き上げる 注3 25年度補正予算 5,638億円 とあわせて4兆2,102億円 8 25兆円フレームについて 財 事業費 源 27年度 23決算剰余金等 2兆円程度 25年度補正 26年度当初 3.2兆円程度 日本郵政株式の売却収入 4兆円程度 復興増税等 25兆円程度 10.5兆円程度 23兆円程度 補填 0.8兆円 23 25年度当初 19.8兆円程度 歳出削減 税外収入等 8.5兆円程度 注 上記の事業費には 原子力損害賠償法 放射性物質汚染対処特措法に基づき東京電力が負担すべき経費は含まれていない 参考 好循環実現のための経済対策 について 平成25年12月5日閣議決定 平成27年度までの 集中復興期間 における復興事業費については必要額を措置することとなるが その際 更なる 財源確保の必要が生じた場合には 平成27年度予算編成において一般会計の税外収入などを活用して対応 6

10 (9) 平成 26 年度予算における重点施策について 平成 26 年度予算においては 施策の優先順位を洗い直し 未来への投資や暮らしの安全 安心の確保など 経済成長に資する施策など重点課題に重点化 < 先端技術 ものづくり > 主な施策概要措置額 新型基幹ロケット開発等 (JAXA 運営費交付金事業 ) 次世代型産業用 3D プリンターの開発 次世代スーパーコンピュータの開発 < 教育 医療 > 我が国の総合力を結集した新型基幹ロケット開発に着手 小惑星探査機 はやぶさ 2 など宇宙科学のフロンティア開拓を推進 ( 文部科学省 ) ものづくりの高付加価値化に向けて 高速化 高精度化 材料の多様化を実現 ( 経済産業省 ) 2020 年頃までに 京 の 100 倍の性能を有する次世代スーパーコンピュータの開発に着手 ( 文部科学省 ) 333 億円 40 億円 12 億円 主な施策概要措置額 スーパーグローバル大学等事業 大学等奨学金事業の充実 新たな医療分野の研究開発体制の整備に向けた取組 ( 医療分野の研究開発関連予算の重点化 ) < 農業競争力 > 国際競争力向上 グローバル人材の育成を図るため 世界と競う大学等への支援 ( 文部科学省 ) 1 無利子奨学金の貸与人員の拡充 2 日本人学生の海外留学のための無利子奨学金制度の創設 3 真に困窮している奨学金返還者に対する救済措置の充実等 ( 文部科学省 ) 疾病領域ごと 臨床研究 治験 世界最先端の医療の実現に向けた取組等を推進 ( 文部科学省 厚生労働省 経済産業省 ) 99 億円 676 億円 184 億円 主な施策概要措置額 農地中間管理機構の整備 新規就農 経営継承総合支援事業 < 暮らしの安全 安心 > 農地中間管理機構を整備し 担い手への農地集積 集約化を加速 ( 農林水産省 ) 就農前後の青年就農者への給付金 農業法人での研修等を支援 ( 農林水産省 ) 305 億円 218 億円 主な施策概要措置額 CIQ( 税関 入管 検疫 ) 体制の強化 防災 安全交付金 自動化ゲートシステムの更新 増設 バイオメトリクスシステムの更新 空港ターミナル新設に伴う体制整備 税関における社会悪物品等の水際取締り強化等 地方公共団体におけるインフラの老朽化対策 防災 減災対策の集中的な支援 ( 国土交通省 ) 36 億円 1,285 億円 海上保安体制の強化尖閣諸島を巡る情勢等に対応し 巡視船の建造等を推進 ( 国土交通省 ) 103 億円 上記の施策及び措置額は 全て 新しい日本のための優先課題 として要望された 3.5 兆円に含まれるもの 新しい 日本のための優先課題推進枠 全体では 上記施策をはじめ 1.9 兆円を措置 < 平成 26 年度財政投融資計画 > 産業投資 概要 長期リスクマネーを呼び水として供給し 民間投資を活性化させるとともに 日本企業の海外展開やインフラ輸出 資源確保等を積極的に支援するため 過去最大規模の措置を実施 7 措置額 3,172 億円

11 10 歳出各分野における効率化 社会保障 地方交付税 自然増を含め 合理化 効率化に最大限取り組む 診療報酬改定に際しては 薬価について 薬価調査の結果を 踏まえた上で市場実勢を反映 新たな国民負担増を避けつつ 地域医療向けの補助金の創設とあわせ 医療提供体制の改革 を推進 コメに対する補助金 義務教育国庫負担金 奨学金の見直し 地方の税収増を反映し リーマンショック後の危機対応 である別枠加算を4割縮減 1.0兆円 0.6兆円 する等に より 地方交付税交付金等を減額 16.4兆円 16.1兆円 公立小中学校の教職員数について 既存定数を合理化 縮減 713人 する一方 いじめ問題等個別課題へ対応 するための定数増 703人 を措置し 定数の配置改善を 推進 無利子奨学金について 貸与人員を拡充する一方 低所 得世帯に貸与を重点化するため 家計基準を厳格化 年収907万円 853万円 注 私大 自宅通学 4人世帯のモデルケース 全ての農家にコスト割れ補填として一律に助成する 米 の直接支払交付金 は 農業の構造改革に逆行するため 平成26年度から助成単価を1.5万円/10aから7,500円/10a に削減し 30年度に廃止 26年度予算額は前年度に比べ 半減 806億円 効率的な社会資本整備 防衛装備品の調達改革 将来の人口減少や独法改革の方針を踏まえ ニュータウ ン整備事業を廃止に向けて大幅に縮減し 予算削減 前 年度比 148億円 大都市圏環状道路等の整備費について 供用効果の早期 発現のため 概ね3年以内に供用可能な箇所向けに重点 化 3年先超向けの事業進捗経費を削減 同 86億円 新中期防衛力整備計画 閣議決定 において 調達改革等を通じ 一層の効率化 合理化を徹底した防衛 力整備に努める方針が盛り込まれている 計画初年度である26年度予算から 維持整備方法の見直 し 装備品のまとめ買い 民生品の活用 仕様の見直しに より 装備品等の調達改革を推進 11 行政改革推進会議の行政事業レビュー 秋のレビュー の26年度予算への反映状況 事業名 広域災害監視衛星 ネットワークの開 発 整備 運用 内閣府 農地の利用集積の 促進に関する事業 農林水産省 ICTを活用した教育 学習の振興に関する 事業 文部科学省 総務省 次世代エネル ギーマネジメン トビジネスモデ ル実証事業 (経済産業省 秋のレビュー の指摘事項 26年度予算への反映 26年度からの衛星開発は見送り 26要求 80億円 新規 26当初 皆減 80億円 ユーザーニーズ や 費用対効果 が十分に検討されていない このような状況の中では予算化の必要 性は見出せないのではないか その上で ユーザーニーズを踏まえた衛星システムの有用性等 を検証するための調査費 3億円 を計上 規模拡大交付金については 制度を 存続する必要はないのではないか 規模拡大交付金は廃止 25当初 100億円 26当初 皆減 100億円 農地の滞留防止に対する対応が不十 分であり 都道府県知事へのインセ ンティブ付与などが必要ではないか 機構の事業費に対する補助を7割とする一方で 農地の貸付率に 応じて国費を加算し 都道府県知事へのインセンティブ付与 新たな学び推進事業 文部科学省 全国展開のための新規要求は計上を見送り 26要求 17億円 新規 26当初 皆減 17億円 事業の目的 ビジョンが不明確で 効果検証も不十分 実証事業について 通信環境や学校の規模の観点から モデル 性の高い箇所に絞り込み 40か所程度 10か所程度 26要求 4億円 新規 26当初 1億円 2億円 66 事業効果がほとんど上がっておらず 事業を絞り込んで行うべきではない か 先導的教育システム実証事業 総務省 上記事業と同様に 対象を絞り込み 26要求:15億円 新規 26当初:5億円 9億円 63 ビジネスモデルの実証は民間が行うべ きこと 官民の役割を再検証し ビジネスモデルの実証は民間に委ねる その上で 事業の対象を 基盤構築や標準化等に限定 26要求:138億円 新規 26当初:40億円 98億円 71 このままの形では事業化することは適 切ではないのではないか 8

12 (12) 行財政改革 特別会計改革 特別会計改革については 財政の一層の効率化 透明化を図るため 特別会計に関する法律等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年 11 月 15 日成立 ) に基づき 平成 26 年度より 特別会計及びその勘定の廃止 統合等を実施 具体的には 社会資本整備特別会計の一般会計化 食料安定供給特別会計 農業共済再保険特別会計及び漁船再保険及び漁業共済保険特別会計の統合 国債整理基金特別会計の前倒債の発行収入金の翌年度歳入化などの措置を行い 平成 25 年度時点から 特会数は 勘定数は に減少 東日本大震災復興特別会計を除く 国家公務員の定員 ( 自衛官等を除く ) 現行の合理化計画の目標数を大幅に上回る合理化を達成するとともに 重要課題には適切に対応しつつ増員を抑制 これらの取組みにより 大幅な純減を確保 合理化目標 30,244 人 実績 32,206 人 目標 22~26 年度の 5 年間で 10% 以上 増員の抑制領海警備 安全保障 外交力 治安 成長戦略など 現下の重要課題に適切に対応できる体制を整備しつつ増員を抑制し メリハリのある定員配置 純減の確保政府全体として 1,203 人 (26 年度末 :297,138 人 ) の純減 ( 参考 ) 特別会計の統廃合 平成 19 年 3 月に成立した 特別会計に関する法律 に基づき 特別会計の数を 18 年度の 31 から 5 年間かけて 23 年度までに 17 とする順次の統廃合を実施 平成 26 年度から 特別会計に関する法律等の一部を改正する等の法律 ( 平成 25 年 11 月 15 日成立 ) に基づき 特別会計の数を 15 とする統廃合を実施 ( 特会数 勘定数 52 35) 9

13 MEMO 10

14 3. 我が国財政を家計にたとえたら 我が国を 月収 30 万円の家計にたとえると 一か月当たり 23 万円の借金をして 毎月の家計を成り立たせていることになり 5,143 万円強のローンを抱えていることになります <1 か月分の家計にたとえた場合 > < 平成 26 年度一般会計予算 > 1 世帯月収 30 万円 ( 年収 360 万円 ) 税収 + 税外収入 54.6 兆円 ーー 必要経費総額 53 万円 一般会計歳出 95.9 兆円 家計費 40 万円 うち田舎への仕送り 9 万円 基礎的財政収支対象経費 72.6 兆円 うち地方交付税等 16.1 兆円 ローン元利払 13 万円 国債費 23.3 兆円 = = 不足分 = 借金 23 万円 公債金収入 = 借金 41.3 兆円 こうした借金が累積して 年度末には ローン残高 5,143 万円 公債残高 780 兆円 11

15 4. 一般会計における歳出 歳入の状況 我が国財政は歳出が歳入 ( 税収及びその他収入 ) を上回る状況が続いています 特に 平成 20 年度以降 景気悪化に伴う税収の減少等により歳出と歳入の差額が拡大し 平成 21 年度以降は公債発行額が税収を上回る年が多くなっていますが 平成 25 年度以降は当初予算ベースで見て税収が公債金を上回っています ( 兆円 ) 一般会計歳出 一般会計税収 特例公債発行額 条国債発行額 元 ( 年度 ) 84.7 一般会計の歳出及び歳入 ( 兆円 ) 年度 元 歳出 基礎的財政収支対象経費 うち地方交付税交付金等 国債費 歳入 ( 税収及びその他収入 ) 税収 その他収入 公債発行額 公債依存度 (%) ( 注 1) 平成 24 年度までは決算 平成 25 年度は補正後予算 平成 26 年度は政府案による ( 注 2) 公債発行額は 平成 2 年度は湾岸地域における平和回復活動を支援する財源を調達するための臨時特別公債 平成 6~8 年度は消費税率 3% から 5% への引上げに先行して行った減税による租税収入の減少を補うための減税特例公債 平成 23 年度は東日本大震災からの復興のために実施する施策の財源を調達するための復興債 平成 24 年度 25 年度は基礎年金国庫負担 2 分の 1 を実現する財源を調達するための年金特例公債を除いている ( 注 3) 公債依存度は 公債発行額を歳出額で除して算出している 12

16 5. 公債残高の累増 我が国の公債残高は 年々増加の一途をたどっています 平成 26 年度末の公債残高は 780 兆円に上ると見込まれていますが これは税収約 16 年分に相当し 将来世代に大きな負担を残すことになります ( 兆円 ) 一般会計税収の約 16 年分に相当 ( 平成 26 年度一般会計税収予算額 : 約 50 兆円 ) 平成 26 年度末公債残高 約 780 兆円 ( 見込み ) 国民 1 人当たり約 615 万円 4 人家族で約 2,459 万円 勤労者世帯の平均年間可処分所得約 510 万円 ( 平均世帯人員 3.42 人 ) ( 注 1) 国民 1 人当たりの公債残高は 平成 26 年度の総人口 ( 国立社会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 ( 平成 24 年 1 月推計 )) で公債残高を除した数値 ( 注 2) 可処分所得 世帯人員は 総務省 平成 24 年家計調査年報 による 特例公債残高 元 復興債残高 条公債残高 年度 元 公債残高 ( 対 GDP 比 ) ( 年度末 ) ( 注 1) 公債残高は各年度の 3 月末現在額 ただし 平成 25 年度末は実績見込み 平成 26 年度末は政府案に基づく見込み ( 注 2) 特例公債残高は 国鉄長期債務 国有林野累積債務等の一般会計承継による借換国債 臨時特別公債 減税特例公債及び年金特例公債を含む ( 注 3) 東日本大震災からの復興のために実施する施策に必要な財源として発行される復興債 ( 平成 23 年度は一般会計において 平成 24 年度以降は東日本大震災復興特別会計において負担 ) を公債残高に含めている ( 平成 23 年度末 :10.7 兆円 平成 24 年度末 :10.3 兆円 平成 25 年度末 :9.4 兆円 平成 26 年度末 :11.4 兆円 ) ( 注 4) 平成 26 年度末の翌年度借換のための前倒債限度額を除いた見込額は 755 兆円程度 13

17 6. 公債残高の増加要因 特例公債の発行から脱却することのできた平成 2 年度以降の公債残高の累増について見てみると 歳出面では 90 年代は公共事業関係費の増加が主要因でしたが 近年では高齢化の進行等に伴う社会保障関係費の増加や地方財政の悪化に伴う財源不足の補てん ( 地方交付税交付金等 ) の増加が主要因となっています また 歳入面では 景気の悪化や減税による税収の落ち込みが主要因となっています 平成 2 年度末から 26 年度末にかけての公債残高増加額 : 約 603 兆円 ( 兆円 ) 歳出の増加要因 : + 約 334 兆円 高齢化等により一貫して増加 社会保障関係費 (+ 約 210 兆円 ) 地方交付税交付金等 (+78 兆円 ) 公共事業関係費 (+ 約 57 兆円 ) その他歳出 ( 除く債務償還費 ) ( 年度 ) 税収等の減少要因 : + 約 148 兆円 景気の低迷や累次の減税等による税収減 約 59 兆円 : 税制改正による差引減収額 約 107 兆円 : 利子 配当 土地及び株式譲渡所得に係る所得税収の平成 2 年度と各年度の差額累計を含む 税収減 (+ 約 198 兆円 ) その他収入 部分だけで公債残高増加額の 8 割程度を占める 平成 2 年度の収支差分による影響 : + 約 68 兆円 その他の要因 ( 国鉄等債務承継など ): + 約 53 兆円 ( 注 1) 平成 24 年度までは決算 平成 25 年度は補正後予算案 平成 26 年度は政府案による ( 注 2) 東日本大震災からの復興のために平成 23~ 平成 27 年度まで実施する政策に必要な財源として発行される復興債 ( 平成 23 年度は一般会計において 平成 24 年度は東日本大震災復興特別会計において負担 ) を公債残高からは除くとともに ( 平成 26 年度末で11.4 兆円 ) 平成 23 年度歳出のうち復興債発行に係るもの (7.6 兆円 ) を除いている ( 注 3) 税収のうち交付税法定率分は 歳入歳出両建てである ( 増減が公債残高の増加に影響しない ) ため 歳出 歳入双方の増減要因から控除し 地方交付税交付金等のうちの交付税法定率分以外の部分 ( 地方の財源不足補てん部分等 ) を歳出の増加要因として計上している 14

18 7. 国及び地方の長期債務残高 公債残高 (5.) 以外にも利払 償還財源が主として税財源によりまかなわれる長期債務があります これらを国 地方の双方について集計した 国及び地方の長期債務残高 は 平成 26 年度末に 1,010 兆円 ( 対 GDP 比 202%) に達し 初めて 1,000 兆円を超える見込みです 国 普通国債残高 対 GDP 比 ( 単位 : 兆円程度 ) 平成 10 年度末平成 15 年度末平成 20 年度末平成 21 年度末平成 22 年度末平成 23 年度末平成 24 年度末平成 25 年度末平成 26 年度末 (1998 年度末 ) (2003 年度末 ) (2008 年度末 ) (2009 年度末 ) (2010 年度末 ) (2011 年度末 ) (2012 年度末 ) (2013 年度末 ) (2014 年度末 ) < 実績 > < 実績 > < 実績 > < 実績 > < 実績 > < 実績 > < 実績 > < 実績見込 > < 政府案 > ( 387 ) ( 484 ) ( 568 ) ( 613 ) ( 645 ) ( 685 ) ( 720 ) ( 751 ) ( 786 ) ( 293 ) ( 448 ) ( 541 ) ( 586 ) ( 619 ) ( 660 ) ( 694 ) ( 723 ) ( 755 ) 58% 91% 112% 125% 133% 141% 149% 155% 156% ( 57% ) ( 89% ) ( 110% ) ( 124% ) ( 129% ) ( 139% ) ( 147% ) ( 149% ) ( 151% ) 地方 対 GDP 比 32% 40% 40% 42% 42% 42% 43% 41% 40% 国 地方合計 対 GDP 比 ,010 ( 550 ) ( 683 ) ( 765 ) ( 812 ) ( 845 ) ( 885 ) ( 921 ) ( 952 ) ( 985 ) 108% 138% 157% 173% 179% 189% 197% 202% 202% ( 108% ) ( 136% ) ( 156% ) ( 171% ) ( 176% ) ( 187% ) ( 195% ) ( 197% ) ( 197% ) ( 注 1)GDP は 平成 24 年度までは実績値 平成 25 年度は実績見込み 平成 26 年度は政府見通しによる ( 注 2) 東日本大震災からの復興のために実施する施策に必要な財源として発行される復興債 ( 平成 23 年度は一般会計において 平成 24 年度以降は東日本大震災復興特別会計において負担 平成 23 年度末 :10.7 兆円 平成 24 年度末 :10.3 兆円 平成 25 年度末 :9.4 兆円 平成 26 年度末 :11.4 兆円 ) 及び 基礎年金国庫負担 2 分の 1 を実現する財源を調達するための年金特例公債 ( 平成 24 年度末 :2.6 兆円 平成 25 年度末 :5.2 兆円 平成 26 年度末 :4.9 兆円 ) を普通国債残高に含めている ( 注 3) 平成 24 年度末までの ( ) 内の値は翌年度借換のための前倒債発行額を除いた計数 平成 25 年度末 26 年度末の ( ) 内の値は 翌年度借換のための前倒債限度額を除いた計数 ( 注 4) 交付税及び譲与税配付金特別会計の借入金については その償還の負担分に応じて 国と地方に分割して計上している なお 平成 19 年度初をもってそれまでの国負担分借入金残高の全額を一般会計に承継したため 平成 19 年度末以降の同特会の借入金残高は全額地方負担分 ( 平成 26 年度末で 33 兆円程度 ) である ( 注 5) 平成 25 年度以降は 地方は地方債計画等に基づく見込み ( 注 6) このほか 平成 26 年度末の財政投融資特別会計国債残高は 101 兆円程度 ( 参考 ) 各種統計における 債務残高 一般的な政策経費から発生した長期債務を集計したもの 971 兆円 (946 兆円 ) 地方債 145 兆円 交付税特会借入金 33 兆円 一般会計借入金 13 兆円 国の公債残高 [ 普通国債 ] 780 兆円 (755 兆円 ) ( 普約公通営 22 会企兆計業円負債 ) 担の分 ( エ道約ネ路 17 ル債兆ギ務円ー承 ) 特継会国借債入 金等 利払 償還財源が主として税財源により賄われる国 地方の長期債務を集計したもの 国の公債残高 [ 普通国債 ] 780 兆円 (755 兆円 ) 1,144 兆円 (1,119 兆円 ) 1,010 兆円 (985 兆円 ) 政府短期証券 199 兆円 地方 200 兆円 交付税特会の借入金 33 兆円を含む 借入金等 30 兆円 市場からの調達など 国の資金調達活動の全体像を示すための残高 財投債 101 兆円 借入金等 63 兆円 交付税特会の借入金 33 兆円を含む 国の公債残高 [ 普通国債 ] 780 兆円 (755 兆円 ) 国際比較に資するため 世界共通の基準 (SNA) に基づき 一般政府 ( 中央政府 地方政府及び社会保障基金 ) の債務残高を集計したもの 1,142 兆円社会保障基金債務 11 兆円 地方政府債務 191 兆円 独法等債務 16 兆円 国庫短期証券 162 兆円 割引短期国債 47 兆円を含む 借入金等 68 兆円 交付税特会の借入金 33 兆円を含む 国債 [ 割引短期国債除く ] 694 兆円 1 国と地方の公債等残高 2 国と地方の長期債務残高 3 国債及び借入金現在高 4 一般政府総債務 < 平成 26 年度末見込 > < 平成 26 年度末見込 > < 平成 26 年度末見込 > < 平成 24 年度末実績 > 内閣府計量分析室 財務省主計局調査課 財務省理財局国債企画課 内閣府経済社会総合研究所 ( 注 1) 交付税特会 とは 交付税及び譲与税配付金特別会計 を指す ( 注 2)( ) 内は 翌年度借換のための前倒債限度額 (25 兆円 ) を除いた額 ( 注 3) 平成 26 年度末の国の公債残高 [ 普通国債 ] は 復興債 ( 約 11.4 兆円 ) を含む額 ( 注 4)1 の一般会計借入金とは交付税特会借入金の一部を一般会計に承継したもの ( 注 5)2 の地方の長期債務残高には 地方債 交付税特会借入金 地方公営企業債 ( 普通会計負担分 )(22 兆円 ) が含まれる ( 注 6)2 及び 3 の借入金等 = 借入金 + 出資国債等 なお 2 の借入金等は 地方の負担で償還される交付税特会借入金残高 (33 兆円程度 ) を除いた値 ( 注 7)4 の国債は普通国債 交付国債及び承継国債 4 の借入金等は出資国債等を含む 15 中央政府債務

19 MEMO 16

20 8. 財政事情の国際比較 (1) 財政収支の国際比較 ( 対 GDP 比 ) 1990 年代後半に主要先進国がそろって財政収支を改善する中 我が国の財政収支は大幅な赤字が続きました 2000 年代に入り我が国の財政収支は一旦改善傾向に向かいましたが 2008 年秋以降の世界金融経済危機の影響により 他の主要国と同様に悪化しました 2010 年代に入ると 他の主要先進国が再び財政収支を改善する中 我が国は大幅な赤字が続いています (%) ドイツ カナダ イタリア フランス 5.0 英国 米国 日本 ( 暦年 ) ( 対 GDP 比 %) 暦年 日本 米国 英国 ドイツ フランス イタリア カナダ ( 出典 ) OECD Economic Outlook 94 (2013 年 11 月 ) によるデータを用いており 2014 年度予算 ( 政府案 ) の内容を反映しているものではない ( 注 1) 数値は一般政府 ( 中央政府 地方政府 社会保障基金を合わせたもの ) ベース ただし 日本及び米国は社会保障基金を除いた値 ( 注 2) 日本の財政収支については 単年度限りの特殊要因を除いた数値

21 18 (2) 債務残高の国際比較 ( 対 GDP 比 ) 債務残高の対 GDP 比を見ると 90 年代後半に財政の健全化を着実に進めた主要先進国と比較して 我が国は急速に悪化しており 最悪の水準となっています (%) 240 日本 イタリア フランス 英国米国 カナダ ドイツ ( 対 GDP 比 %) 暦年 日本 米国 英国 ドイツ フランス イタリア カナダ ( 出典 ) OECD Economic Outlook 94 (2013 年 11 月 ) によるデータを用いており 2014 年度予算 ( 政府案 ) の内容を反映しているものではない ( 注 ) 数値は一般政府 ( 中央政府 地方政府 社会保障基金を合わせたもの ) ベース ( 暦年 )

22 19 (3) 純債務残高の国際比較 ( 対 GDP 比 ) 純債務残高とは 政府の総債務残高から政府が保有する金融資産 ( 国民の保険料からなる年金積立金等 ) を差し引いたものです 我が国は 純債務残高で見ても 主要先進国で最悪の水準となっています 純債務残高を比較する場合 我が国政府の金融資産の多くは将来の社会保障給付を賄う積立金であり すぐに取り崩して債務の償還や利払いの財源とすることができないこと等に留意する必要があります (%) 150 日本 125 イタリア 米国 英国 フランス 50 ドイツ カナダ ( 暦年 ) ( 対 GDP 比 %) 暦年 日本 米国 英国 ドイツ フランス イタリア カナダ ( 出典 ) OECD Economic Outlook 94 (2013 年 11) によるデータを用いており 2014 年度予算 ( 政府案 ) の内容を反映しているものではない ( 注 ) 数値は一般政府 ( 中央政府 地方政府 社会保障基金を合わせたもの ) ベース

23 MEMO 20

24 9. 財政赤字の問題点 財政赤字が拡大し 債務残高が増大した場合 国債費の増加による政策の自由度の減少 世代間の不公平の拡大など 様々な要因を通じて 自国内の経済 財政 国民生活に重大な影響を与えると同時に 世界経済にも悪影響を及ぼすおそれがあります 財政赤字の拡大 ( 公債発行の増加 ) 債務残高の増大 ( 国債費の増加 ) 政策の自由度の減少 世代間の不公平拡大 将来の負担増に備えた消費抑制の懸念 政府部門の資金調達の増大 財政への信認低下による金利上昇 ( 国債価格の下落 ) 民間企業の資金調達を阻害 ( 生産活動の低下 ) 金融部門 株式市場を通じた国内 世界経済への悪影響の波及 政府の資金調達の圧迫 ( 行政サービスの削減等 国民生活への直接的な影響 ) 政策の自由度の減少 一般会計歳出に占める国債費の割合は 公債発行の累増により趨勢的に高くなってきており 他の政策的な支出を圧迫しています 100% 90% 国債費 80% 70% 地方交付税等 60% % 40% 30% 20% 10% 0% 昭和 35 年度 昭和 45 年度 昭和 55 年度 平成 2 年度 平成 12 年度 平成 26 年度 1960 年度 1970 年度 1980 年度 1990 年度 2000 年度 2014 年度 社会保障関係費その他 文教及び科学振興費 防衛関係費等 公共事業関係費 ( 注 ) 平成 12 年度までは決算 26 年度は政府案による 21

25 ( 参考 1) 利払費と公債残高 他国に例を見ない債務残高の累増もあり 今後 金利が上昇すれば 利払費の大幅な増加が懸念されます ( 兆円 ) 10% 25 8% 20 6% 金利 ( 左軸 ) 公債残高 ( 右軸 ) ( 兆円 ) 利払費 ( 左軸 ) % % % 元 ( 注 1) 利払費は 平成 24 年度までは決算 25 年度は補正後予算 26 年度は政府案による ( 年度 ) ( 注 2) 公債残高は各年度 3 月末現在高 ただし 26 年度末は政府予算案に基づく見込み ( 注 3) 平成 23 年度 ~26 年度の公債残高は 東日本大震災からの復興のために実施する施策に必要な財源として発行される復興債 ( 平成 23 年度末 :10.7 兆円 平成 24 年度末 :10.3 兆円 平成 25 年度末 :9.4 兆円 平成 26 年度末 11.4 兆円 ) 及び 基礎年金国庫負担 2 分の1を実現する財源を調達するための年金特例公債 ( 平成 24 年度末 :2.6 兆円 平成 25 年度末 :5.2 兆円 平成 26 年度末 :4.9 兆円 ) を含む ( 参考 2) 国債 地方債 社債の金利の連関 債券市場において 国債はベンチマークとしての役割を果たしており 国債金利の水準は地方債金利や社債金利に影響を与えます 国債金利の上昇は 企業や自治体の調達金利の上昇をもたらし 経済や自治体財政に悪影響を及ぼしかねません (%) 公募地方債 (10 年 ) 社債 (12 年 ) 長期国債 (10 年 ) ( 出典 ) 日本銀行 金融経済統計月報 22

26 政府部門の資金調達の増大 我が国では 財政赤字の累増によって一般政府の金融負債が大幅に増加する一方 非金融法人企業部門の負債が減少しています 貯蓄率が低下傾向にある中 今後の更なる一般政府負債の増加 ( すなわち一般政府の資金調達の増加 ) は 成長戦略により民間投資を喚起しようとする中で 企業等の国内資金調達を圧迫し 投資の抑制を引き起こしかねず 経済成長の阻害要因となる恐れがあります 各部門の金融資産及び金融負債の内訳 (1990 年度末 2012 年度末 ) 金融資産計 : 2,361 3,403 金融負債計 : 2,389 3,510 1, ( 注 )1990 年度 2012 年度共に確報値 一般政府 ( 純 : ) 家計 ( 純 :675 1,205) 非金融法人企業 ( 純 : ) 海外 ( 純 : ) ( 参考 3) 貯蓄率と一般政府総債務 / 家計金融純資産の推移 (%) (%) ,286 1, ( 注 ) 家計金融純資産は家計金融総資産から家計の総負債を控除した値 また 家計は家計 個人企業及び対家計民間非営利団体を含む 一般政府総債務 / 家計金融純資産及び貯蓄率は いずれも 2000 年までは 2000 年基準 2001 年以降は 2005 年基準と異なる基準を採用しているため 2000 年と 2001 年の間は不連続 ( 出典 )OECD"National Accounts" 内閣府 国民経済計算 ( 参考 4) 主要国における一般政府総債務 / 家計金融純資産 (2011 年 ) 一般政府総債務家計金融純資産 日本アメリカイギリスドイツフランス 1,096.9 兆円 16.0 兆ドル 1.6 兆ポンド 2.3 兆ユーロ 2.2 兆ユーロ 1,189.8 兆円 37.2 兆ドル 2.8 兆ポンド 3.2 兆ユーロ 2.7 兆ユーロ ( 出典 ) OECD "National Accounts" 23

27 財政への信認低下による金利上昇 ~ 欧州債務問題より ~ GIIPS 諸国における国債金利の急激な上昇 GIIPS 諸国 ( ) の国債金利は 2010 年 4 月のギリシャ支援要請以後 数度にわたる債務問題の顕在化を経て急激に上昇しています ユーロ圏に加盟する国のうち 財政状況の悪化が懸念される 5 か国 (GIIPS*Greece Ireland Italy Portugal Spain) については その頭文字をとって GIIPS 諸国 と呼ばれている ( 出所 ) Bloomberg ( 注 ) 10 年国債の金利 ただし アイルランドの 10 年国債は 2011 年 10 月 12 日から 2013 年 3 月 14 日まで 9 年国債は 2013 年 1 月 4 日以降 市場に流通していないため 2011 年 10 月 12 日から 2013 年 3 月 14 日の期間で 8 年国債の金利を使用している ギリシャ国債は 民間債権者との債務交換に伴い 2012 年 3 月 12 日より交換後の新発債にて取引が行われている 本資料では 2012 年 3 月 12 日以降 2023 年償還のギリシャ国債の金利を使用しており 債務交換前と比較して低くなっている GIIPS 諸国の格付けの推移 (Moody s 社 ) ( 現在 ) ( 注 ) アウトルック ( 見通し ) は ギリシャ :Stable アイルランド :Positive イタリア :Negative ポルトガル :Stable スペイン :Stable ( 参考 ) その他の主要格付け会社による国債の格付 S&P 社 : ギリシャ :B-(B3 に相当 ) アイルランド :BBB+(Baa1 に相当 ) イタリア :BBB ポルトガル :BB(Ba2 に相当 ) スペイン :BBB-(Baa3 に相当 ) 見通し : アイルランドは Positive ギリシャ スペインは Stable それ以外は Negative Fitch 社 : ギリシャ :B- アイルランド :BBB+ イタリア :BBB+ ポルトガル BB+(Ba1 に相当 ) スペイン :BBB(Baa2 に相当 ) 見通し : ギリシャ アイルランド スペインは Stable それ以外は Negative 24

28 25 財政危機に陥った国の財政健全化策と国民生活への影響 ギリシャをはじめとした財政危機に陥った GIIPS 諸国では 年金 医療の大幅な給付カットや負担増など 厳しい措置が行われています ギリシャ アイルランド ポルトガルスペイン 財政健全化策の規模 ( 最も規模が大きな年 ) 143 億ユーロ対 GDP 比 6.6% (2011 年 ( 注 1) ) 30.9 兆円 ( 注 2) 60 億ユーロ対 GDP 比 3.8% (2011 年 ) 18.0 兆円 98 億ユーロ対 GDP 比 5.7% (2011 年 ) 26.8 兆円 501 億ユーロ対 GDP 比 4.5% (2014 年 ) 21.2 兆円 社会保障分野の給付削減等 年金の給付水準を実質切下げ ( 月約 17 万円 (1,700 ユーロ ) 超の年金受給者について 年金基金の不足に充てるため 年金からの天引き額を増加 ) これに加え 月約 12 万円 (1,200 ユーロ ) 超の年金給付額を 20% 切下げ 付加価値税率を引上げ (19 23%) 2010 年 ~ 約 10 万円 (1,000 ユーロ ) 以上の年金受給者への年金給付額を切り下げることで 年金給付総額を 4% 削減 児童手当の引下げ 付加価値税率を引上げ (21 23%) 2012 年 ~ 月約 11 万円 (1,100 ユーロ ) 以上の年金受給者への年金給付額を 1/7( 約 14%) 切下げ 2012 年 2013 年 ( 月約 6 万円 (600 ユーロ ) 以上約 11 万円 (1,100 ユーロ ) 未満の年金給付者に対しても累進的に給付額を切下げ ) 新規年金受給者に対する年金給付額を約 4% 切下げ 2012 年 ~ 医療費の個人負担の増額 2012 年 ~ 付加価値税率を引上げ (21 23%) 2011 年 1 月 ~ 失業保険支給額の減額 ( 受給開始 6 か月後以降 基本額 ( 注 ) の 50% 支給に引下げ ) ( 注 ) 給与をベースに算出 従来は受給期間全体を通じて基本額の 60% 支給 付加価値税率を引上げ (18 21%) 2012 年 9 月 ~ ( 注 1)2011 年度予算における数値 ギリシャでは 中期財政戦略 (2011 年 6 月 ) において 65 億ユーロ ( 対 GDP 比 2.9%) 規模の健全化策を策定するなど 追加的な緊縮策を講ずることとされている ( 注 2) 内は 各国の財政健全化策を我が国の経済規模 (2011 年度 ) に置き換えた場合の単年度の規模 ( 出典 )IMF World Economic Outlook Database, April 2012 内閣府 国民経済計算 各国資料 ( 参考 5)GIIPS 諸国の財政状況 GIIPS 諸国の財政状況は 日本と比べて極端に悪いわけではありませんが 厳しい経済情勢の中での財政再建を余儀なくされています 基礎的財政収支対 GDP 比 財政収支対 GDP 比 ギリシャ アイルランド イタリア ポルトガル スペイン ( 参考 ) 日本 債務残高対 GDP 比 ギリシャ アイルランド イタリア ポルトガル スペイン ( 参考 ) 日本 ギリシャ アイルランド イタリア ポルトガル ( 出所 ) OECD Economic Outlook 94 ただし 日本の基礎的財政収支対 GDP 比については 中長期の経済財政に関する試算 ( 平成 26 年 1 月 20 日内閣府 ) ( 注 ) 数値は一般政府 ( 中央政府 地方政府 社会保障基金を合わせたもの ) ベース ただし 日本の財政収支 基礎的財政収支については 社会保障基金 復旧 復興関連経費及び単年度限りの特殊要因を除いた値 スペイン ( 参考 ) 日本

29 MEMO 26

30 財政健全化目標に用いられる指標 財政健全化の目標には 債務の累積を示すストックの指標や 毎年度の収支を示すフローの指標が用いられます < ストックの指標 > 債務残高対 GDP 比 債務残高対 GDP 比 とは 国や地方が抱えている借金の残高を国内総生産 (GDP) と比較して考える指標です 経済規模に対する国 地方の債務の大きさを計る指標として 財政の健全性を図る上で重要視されます < フローの指標 1> プライマリー バランス プライマリー バランス (PB) とは その時点で必要とされる政策的経費を その時点の税収等でどれだけ賄えているかを示す指標です 我が国の現状は 政策的経費が税収等を上回り PB は赤字となっています ( 次頁図 A) PB が均衡している状態 ( 次頁図 B) では 債務残高対 GDP 比の分子と分母は次のとおりに変動します 債務残高 GDP PB 均衡時には 債務残高は利払い費分だけ増加します この利払い費は 債務残高 金利 として計算されます したがって PB 均衡時の債務残高は 金利の水準に比例して増大していくこととなります 他方 GDP は経済成長率に比例して増減していきます このため 債務残高対 GDP 比 全体の変動は 金利 と 経済成長率 の水準によって左右されます 以上を整理すると次のとおりです PB が均衡している状態では 金利 > 成長率 債務残高対 GDP 比は増加 金利 = 成長率 債務残高対 GDP 比は一定 金利 < 成長率 債務残高対 GDP 比は減少 債務残高対 GDP 比を確実に引き下げるためには PB に一定の黒字幅を持たせる必要があります

31 < フローの指標 2> 財政収支 PB が均衡したとしても利払費分だけ債務残高の実額は増加してしまいます 債務残高の実額を増加させないためには 利払費を含む財政収支を均衡させる必要があります この財政収支の均衡とは 新たに借金をする額と過去の借金を返す額が同額である状態を言います ( 図 C) なお フローの財政健全化目標に 日本は PB 均衡を用いていますが 諸外国はより厳しい財政収支均衡等を用いています 図 A 財政の現状図 B PB が均衡した状態図 C 財政収支が均衡した状態 ( 歳入 ) ( 歳出 ) ( 歳入 ) ( 歳出 ) ( 歳入 ) ( 歳出 ) 借金 財政収支 ( 赤字 ) 税収等 債務償還費借金債務償還費借金債務償還費 財政収支 利払費 ( 赤字 ) 利払費 利払費 PB( 赤字 ) 政策的経費 税収等 政策的経費 P B ( 均衡 ) 財政収支 ( 均衡 ) 税収等 政策的経費 P B ( 黒字 ) PB を考える際には 厳密には歳入から利子収入を除く必要があるが ここでは簡単化のために捨象 ( 参考 ) 国 地方のプライマリー バランス ( 対 GDP 比 ) の推移 SNA 地方のプライマリーバランス 国 地方のプライマリーバランス ( 出典 ) 内閣府 国民経済計算確報 ただし 平成 25 年度以降は 中長期の経済財政に関する試算 ( 平成 26 年 1 月 20 日内閣府 ) ( 注 1) 平成 10 年度は国鉄長期債務及び国有林野累積債務 18 年度 20 年度 21 年度 22 年度及び 23 年度は財政投融資特別会計財政融資資金勘定 (18 年度においては財政融資資金特別会計 ) から国債整理基金特別会計または一般会計への繰入 20 年度は日本高速道路保有 債務返済機構から一般会計への債務承継 23 年度は独立行政法人鉄道建設 運輸施設整備支援機構から一般会計への繰入等を除いている ( 注 2) 平成 23 年度以降については 復旧 復興対策の経費及び財源の金額を除いたベース 28

32 11. 財政健全化への道筋 29 政府は 骨太方針及び中期財政計画を策定し 財政健全化に向けて取り組んでいます 骨太方針 ( 経済財政運営と改革の基本方針 ) の概要 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) 財政健全化目標 第 3 章経済再生と財政健全化の両立 2. 財政健全化への取組方針 ( 中長期の財政健全化に向けて ) 三本の矢 により強い経済を実現し 経済再生が財政健全化を促し 財政健全化の進展が経済再生の一段の進展に寄与するという好循環を目指し 持続的成長と財政健全化の双方の実現に取り組む そうした取組の下 国 地方のプライマリーバランスについて 2015 年度までに 2010 年度に比べ赤字の対 GDP 比の半減 2020 年度までに黒字化 その後の債務残高の対 GDP 比の安定的な引下げを目指す ( 参考 ) 骨太方針における財政健全化の概要

33 当面の財政健全化に向けた取組等について - 中期財政計画 - ( 平成 25 年 8 月 8 日閣議了解 ) の概要 30 Ⅰ. 基本認識 今後 10 年間 (2013 年度から 2022 年度 ) の平均で 名目 GDP3% 程度 実質 GDP2% 程度の成長を目指す 民需主導の持続的成長と財政健全化の好循環を目指していく Ⅱ. 財政健全化に向けた目標 国 地方の基礎的財政収支 ( 以下 PB) について 以下を目標とする 年度までに 2010 年度に比べ赤字の対 GDP 比を半減 年度までに黒字化 3 その後の債務残高対 GDP 比の安定的な引下げ Ⅲ. 平成 27 年度 (2015 年度 ) の目標達成に向けて 1. 基本的な取組 1 国 地方の PB 赤字の大宗を占める国の一般会計の PB 赤字について改善を図る必要 2 国の一般会計 PB について 少なくとも平成 年度の各年度 4 兆円程度改善 26 年度予算においては 19 兆円程度 27 年度予算においては 15 兆円程度とする 3 新規国債発行額については 平成 年度において それぞれ前年度を上回らないよう 最大限努力 4 地方財政についても 地方財政の安定的な運営の観点を踏まえ 国の歳出の取組と基調を合わせつつ 地方の一般財源の総額については 平成 年度において 平成 25 年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保 2. 歳出面 歳入面の取組 1 社会保障 : 人口高齢化等による増勢がある中で 極力全体の水準を抑制 年金マクロ経済スライド発動の前提となる特例水準の解消 後発医薬品の使用促進に具体的進捗がみられるよう取り組む 2 社会資本整備 : 投資効果の高い事業への重点化を図るなど 選択と集中を徹底 3 地方財政 : 経済再生にあわせリーマン後の危機対応モードから平時モードへの切替を進めていく必要 Ⅳ. 平成 32 年度 (2020 年度 ) の目標達成に向けて 1 平成 27 年度 (2015 年度 ) までの取組と同様に 一般会計上の PB を改善し黒字化させる 2 各年度の予算において 歳出面では 無駄の排除などで PB 対象経費を極力抑制し 経済成長により GDP を増大させることで PB 対象経費の対 GDP 比を逓減させていく 歳入面では 経済成長を通じて税収の対 GDP 比の伸長を図る さらに 増大する社会保障は 制度改革を含めた歳出 歳入両面の取組によって財源を確保することを検討 ( 参考 ) 基礎的財政収支の見通し 国 地方の基礎的財政収支平成 25 年度 (2013 年度 ) 34.0 兆円 平成 27 年度 (2015 年度 ) 17.1 兆円程度 25 年度 (2013 年度 ) 26 年度 (2014 年度 ) 27 年度 (2015 年度 ) 国の一般会計の基礎的財政収支の目安 23 兆円 19 兆円程度 15 兆円程度

34 31 参考内閣府試算 ( 平成 26 年 1 月 ) による財政健全化目標の達成状況 経済に関するシナリオ 財政面における主要な想定 経済に関するシナリオ ( 経済再生ケース と 参考ケース の 2 ケース ) 経済再生ケース : 三本の矢 の効果が着実に発現し 今後 10 年 (2013~2022 年度 ) の平均成長率は 実質 2% 程度 名目 3% 程度 参考ケース : 内外経済がより緩やかな成長経路となり 今後 10 年 ( 同上 ) の平均成長率は 実質 1% 程度 名目 2% 程度 財政面における主要な想定 2015 年度については 中期財政計画 を踏まえ 一般会計の基礎的財政収支 (PB) の改善努力 ( 少なくとも 4 兆円程度改善 ) 消費税率 ( 国 地方 ) については 現行法を踏まえ 2015 年 10 月 1 日より 10% へ引上げ ( ) 消費税率の 10% への引上げについては 税制抜本改革法附則第 18 条にのっとって 経済状況等を総合的に勘案して 判断を行う 試算結果 (% 程度 ) 年度 6.6% < 国 地方の基礎的財政収支 ( 対 GDP 比 )> 3.3% 2014 年度 5.2% 2015 年度 3.2% 2020 年度 1.9% 経済再生ケース 参考ケース 国 地方 PB 目標 ( 年度 ) ( 注 ) 上記の数値は 復旧 復興対策の経費及び財源の金額を除いたベース < 国の一般会計の姿 ( 経済再生ケース )> 2013 年度 ( 平成 25 年度 ) 2014 年度 ( 平成 26 年度 ) ( 単位 : 兆円程度 ) 2015 年度 ( 平成 27 年度 ) (A) 税収等 (B) PB 対象経費 一般会計における PB (C)(=(A)-(B)) < 国 地方の公債等残高 ( 経済再生ケース )> ( 単位 : 対 GDP 比 % 程度 ) 2015 年度 2020 年度 2023 年度 ( 平成 27 年度 ) ( 平成 32 年度 ) ( 平成 35 年度 ) 国 地方の公債等残高 年度当初予算の 23.2 と比較すると 5.2 兆円改善 3.5 兆円改善 経済再生ケース では 2015 年度の国 地方 PB は対 GDP 比 3.2% 程度で PB 赤字対 GDP 比半減目標達成 (2010 年度 ( 6.6%) からの半減 ) 2020 年度の国 地方 PB は対 GDP 比 1.9% 程度で 黒字化目標の達成のためには 更なる収支改善が必要 参考ケース では 経済再生ケース に比べて税収が低い一方で 歳出は 経済再生ケース と同額を想定しており 2015 年度の国 地方 PB は対 GDP 比で 3.4% 程度で PB 赤字対 GDP 比半減目標達成のためには 更なる収支改善努力が必要

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36 社会保障と税の一体改革 日本の社会保障制度の特徴は 社会保険方式を採りながらも 社会保険料負担の伸び以上に公費負担への依存が増している点にあり しかも 本来税財源により賄われるべき公費負担の財源について 特例公債を通じた将来世代への負担の先送りが続けられてきたことにあります 負担の先送りを避けるため 消費税率を平成 26 年 4 月に 8% 平成 27 年 10 月に 10% へとそれぞれ引き上げることを含めた社会保障 税一体改革を行うこととしています 社会保障制度改革国民会議が平成 25 年 8 月 6 日に取りまとめた報告書においても 将来の社会を支える世代の負担ができる限り少なくなるようにする必要があり 社会保障制度改革と財政健全化の同時達成が必須であるとしています 社会保障制度改革国民会議報告書 ( 抄 )( 平成 25 年 8 月 6 日 ) 国の基礎的財政収支対象経費に占める社会保障関係費の割合が 4 割を超えており 税収は歳出の半分すら賄えていない状況に照らせば 社会保障関係費の相当部分を将来の社会を支える世代につけ回しているということになる 現在の世代が享受する社会保障給付について 給付に見合った負担を確保せず その負担を将来の社会を支える世代に先送ることは 財政健全化の観点のみならず 社会保障の持続可能性や世代間の公平の観点からも大きな問題であり 速やかに解消し 将来の社会を支える世代の負担ができる限り少なくなるようにする必要がある 高齢化が急速に進む中でも 将来の社会を支える世代の痛みを少しでも緩和するために 現在の世代が 何ができるのかをしっかり考えなければならない いずれにせよ 受益と負担が見合わない社会保障はいずれ機能しなくなり その結果 社会の活力を失わせてしまうこととなる このように社会保障制度改革と財政健全化は 同時達成が必須となっている

37 34 社会保障制度改革推進法では 国民が広く受益する社会保障に係る費用をあらゆる世代が広く公平に分かち合う観点等から 社会保障給付に要する費用に係る国及び地方公共団体の負担の主要な財源には 消費税及び地方消費税の収入を充てるもの としています 今般の社会保障 税一体改革により 消費税率引上げによる増収分を含む 消費税収 ( 国 地方 現行の地方消費税収を除く ) は 全て社会保障財源化されます 社会保障の安定財源確保 < 改革を織り込んでいない姿 > < 改革を織り込んだ姿 > 社会保障 4 経費 ( 国 地方 ) 37.8 兆円 社会保障 4 経費 ( 国 地方 ) 44.5 兆円 社会保障の充実 2.8 兆円 消費税引上げに伴う増 0.8 兆円 年金国庫負担 1/2 等 3.2 兆円 差額 19.3 兆円 差額 26.6 兆円 37.8 兆円 消費税収 4% 分 ( 国 地方 ) ( 現行の地方消費税除く ) 11.2 兆円 37.8 兆円 全て社会保障財源化 2.8 兆円 0.8 兆円 3.2 兆円 7.3 兆円後代への負担のつけ回しの軽減 消費税収 4% 分 ( 国 地方 ) ( 現行の地方消費税除く ) 11.2 兆円 充実 1% 安定 4% 消費税 率 14 0 兆円 5 % 引上げ分. ( 注 1) 計数は 平成 25 年度予算を基に 税制抜本改革法に沿って消費税率が 10% まで引き上げられた場合の平成 29 年度時点の計数を見込んだもの ( 注 2) 上図の社会保障 4 経費のほか 社会保障 4 経費に則った範囲 の地方単独事業がある ( 注 3) 引上げ分の地方消費税については 地方税法において 社会保障施策に要する経費に充てるとされている また 引上げ分の地方消費税と消費税に係る交付税法定率分の総額を 地方単独事業を含む地方の社会保障給付費の総額と比較し 社会保障財源となっていることを毎年度確認することとされている

38 消費税率引上げによる増収分は 全て社会保障の充実 安定化に向けることとなっており 基礎年金国庫負担割合の 1/2 への恒久的引上げ等による社会保障の安定化のほか 以下の社会保障の充実が予定されています 社会保障 税一体改革による社会保障の充実 子ども 子育て 子ども 子育て支援の充実 ( 待機児童の解消などの量的拡充と質の向上 ) 子ども 子育て支援新制度の実施による 幼児教育 保育と地域の子ども 子育て支援の総合的推進 充実 待機児童解消加速化プラン の実施 新制度への円滑な移行を図るための保育緊急確保事業 社会的養護の充実 など 0.7 兆円程度 医療 介護 医療 介護サービスの提供体制改革 1 病床の機能分化 連携 在宅医療の推進等 病床の機能分化と連携を進め 発症から入院 回復期 ( リハビリ ) 退院までの流れをスムーズにしていくことで 早期の在宅 社会復帰を可能にする 在宅医療 介護を推進し 地域での生活の継続を支える 医師 看護師等の医療従事者を確保する ( 新たな財政支援制度の創設 診療報酬に係る適切な対応の在り方の検討 必要な措置 ) 2 地域包括ケアシステムの構築 介護が必要になっても住み慣れた地域で暮らせるよう 介護 医療 予防 生活支援 住まいが一体的に提供される地域包括ケアシステムを構築するため 以下の取組を行う ⅰ) 医療と介護の連携 ⅱ) 生活支援 介護予防の基盤整備 ⅲ) 認知症施策 ⅳ) 地域の実情に応じた要支援者への支援の見直し ⅴ) マンパワーの確保等など 難病 小児慢性特定疾患に係る公平かつ安定的な制度の確立 医療 介護保険制度の改革 1 医療保険制度の財政基盤の安定化 低所得者が多く加入する国民健康保険への財政支援の拡充 ( 国民健康保険の保険者 運営等の在り方に関する改革の前提として行われる財政支援の拡充を含む ) 協会けんぽに対する国庫補助 2 保険料に係る国民の負担に関する公平の確保 国民健康保険等の低所得者保険料軽減措置の拡充 後期高齢者支援金の全面総報酬割の導入 3 保険給付の対象となる療養の範囲の適正化等 低所得者に配慮しつつ行う高額療養費の見直し 医療提供施設相互間の機能の分担や在宅療養との公平の観点からの外来 入院に関する給付の見直し 4 介護給付の重点化 効率化 一定以上の所得を有する者の利用者負担の見直し 5 介護保険の一号保険料の低所得者軽減強化など 1.5 兆円程度 充実と重点化 効率化を併せて実施 年 金 現行制度の改善 低所得高齢者 障害者等への福祉的給付 遺族年金の父子家庭への拡大 受給資格期間の短縮 0.6 兆円程度 所要額 ( 公費 ) 合計 = 2.8 兆円程度 35 ( 注 ) 上記の表は 消費税増収分を活用した社会保障の充実について 公費に影響のあるものについて整理したものである

39 MEMO 36

40 13. 財政健全化に向けた国際的な動向 37 平成 20 年秋の世界的な金融経済危機以降 主要先進国では 成長や雇用の下支えのため 景気対策を講じてきました 一方で そのような例外的な政策を景気回復が確実となった際には元に戻すという 出口戦略 が 持続可能な成長のために不可欠であることは 各国共通の認識となっています こうした中 日本の財政健全化目標は平成 22 年 6 月のトロント サミット以降 国際的にも認識されています また 平成 25 年 9 月に行われたサンクトペテルブルグ サミットにおいては 日本から 中期財政計画 について説明し 首脳宣言等において 全ての先進国が信頼に足る国別の中期的な財政戦略を策定したとされています G20 トロント サミット (2010 年 6 月 26 日 27 日 ) 首脳宣言 ( 仮訳 ) 先進国は 2013 年までに少なくとも赤字を半減させ 2016 年までに政府債務の対 GDP 比を安定化又は低下させる財政計画にコミットした 日本の状況を認識し 我々は 成長戦略とともに最近発表された日本政府の財政健全化計画を歓迎する 深刻な財政課題がある国は 健全化のペースを加速する必要がある G20 ロスカボス サミット ( 2012 年 6 月 18 日 19 日 ) アクションプラン ( 仮訳 ) 先進国は 自国の財政が持続可能な道筋にあることを確保する 米国及び日本は 自国の中期財政健全化計画の強化と実施の重要性を認識しつつ 政府債務対 GDP 比の着実な減少につながる行動にコミットする 日本は 2015 年度及び 2020 年度のプライマリー バランスの目標を達成し 債務の対 GDP 比を 2021 年度以降低下させるとのコミットメントを再確認する メンバー国は 我々の次の首脳会合までに それが現在存在していない場合には 2016 年以降の債務対 GDP 比についての信頼に足る野心的な各国毎の目標を それを達成するための明確な戦略とタイムテーブルとともに特定することに合意する G20 サンクトぺテルブルク サミット ( 2013 年 9 月 5 日 6 日 ) 首脳宣言 ( 仮訳 ) 先進国において財政の持続可能性を確保しつつ より強固で持続可能な回復を実現することは 引き続き極めて重要である 合意に沿って 全ての先進国は 信頼に足る意欲的な各国個別の中期的な財政戦略を策定した これらの戦略は 債務対 GDP 比を持続可能な道筋に乗せつつ 経済成長と雇用創出を支えるため 短期的な経済状況を勘案し 機動的に実施される アクションプラン ( 仮訳 ) 合意に沿って 全ての先進国は 中期にわたり債務対 GDP 比を安定化または縮減させることに向けられた戦略を提示した 日本は 2020 年度までにプライマリー バランスの黒字を達成した後 政府債務対 GDP 比を安定的に縮減することを目指す

41 14. 主要国における財政健全化目標の比較 主要先進国は 不況への対応により悪化した財政を健全化すべく 新たな目標を定め 中期的に財政の持続可能性を確保することとし トロント サミット以降着実に財政健全化を進めています 財政健全化目標 財政収支の改善の見通し対 GDP 比 ( 3) (2012 年 2017 年 ) 債務残高対 GDP 比 (2012 年 ) 名目成長率の見通し (2012 年 2017 年 ) アメリカ 10 年間で合計 4 兆ドルの財政赤字 ( 連邦政府 ) を削減する うち約 2.5 兆ドルの赤字削減は既に達成ないし達成される見込み 2014 年度大統領予算教書 (2013 年 4 月 ) サンクトぺテルブルク財政テンプレート (2013 年 9 月 ) 7.0%( 12) 2.6%( 17) ( 連邦政府 ) 72.6% ( 連邦政府の市中保有分 ) 平均 4.8% イギリス 5 年の見通し期間内で 公的部門 ( 一般政府 + 公的企業 ) の景気循環調整経常的収支 ( 1) を黒字化 2015 年度より 公的部門の純債務残高対 GDP 比を減少 ( 2012 年 12 月の政府経済財政見通しによると 同目標の達成は 2017 年にずれ込む見通し ) 財政責任憲章 (2011 年 4 月 ) サンクトペテルブルク財政テンプレート (2013 年 9 月 ) 7.4%( 12) 2.2%( 17) ( 公的部門 ) 75.9% ( 公的部門 ) 平均 3.5% フランス 一般政府の財政収支対 GDP 比を 2015 年までに 3% 以内とする EU 財務相会合採択 (2013 年 6 月 ) 一般政府の構造的財政収支 ( 2) を 2017 年までに黒字とする サンクトぺテルブルク財政テンプレート (2013 年 9 月 ) 4.8%( 12) 0.7%( 17) ( 一般政府 ) 90.2% ( 一般政府 ) 平均 2.9% ドイツ 2014 年までに一般政府の財政収支を均衡させる サンクトぺテルブルク財政テンプレート (2013 年 9 月 ) 連邦政府の構造的財政収支 ( 2) 対 GDP 比を 0.35% 以内に制限 (2011 年より移行期間とし 2016 年より適用 ) 憲法改正 (2009 年 7 月 ) 0.1%( 12) 0.5%( 17) ( 一般政府 ) 81.9% ( 一般政府 ) 平均 2.8% 1 景気循環調整経常的収支とは 税収などの経常的収入と 公共事業などの資本的支出を除いた経常的支出を差し引きした経常的収支から 景気の変動がもたらす収支の変化を除外したもの 2 構造的財政収支とは 実際の財政収支から 景気によって変動する要因や一時的な要因を除いたもの 3 当該欄については 景気循環調整経常的収支 構造的財政収支のように各国の財政健全化目標に用いられている指標に関わらず 財政収支ベースで記載 ( 参考 ) EUにおいては 過剰財政赤字手続を開始するための基準として 原則として 一般政府の財政赤字対 GDP 比については3% 債務残高対 GDP 比については60% を超えないことを定めている なお 過剰財政赤字手続が開始されると 勧告 警告を経て制裁措置 ( 警告 制裁措置はユーロ圏のみ ) が発動される ( 出典 ) St.Petersburg Fiscal Templates-G-20 Advanced Economies ( サンクトペテルブルク財政テンプレート ) (2013 年 9 月 ) 各国政府資料 ( 参考 ) 主要国の収支の改善ペース ( 出典 ) 各国経済見通しより作成日本 : 年度ベース (4 月 ~ 翌 3 月 ) 国 + 地方 (SNA) ベース 内閣府 中長期の経済財政に関する試算 (2014 年 1 月 経済再生ケース 復旧 復興対策の経費及び財源の金額を除いたベース ) 日本については 現行の 2020 年度の財政健全化目標 ( 基礎的財政収支黒字化 ) を達成するための要調整額 ( 対 GDP 比 ) を 2020 年度の財政収支から単純に差し引くことにより 2020 年度において基礎的財政収支がゼロとなったときの財政収支 ( 3.5%) を算出し その値の達成に向けて毎年対 GDP 比で同じベースで推移した場合の値 アメリカ : 年度ベース (10 月 ~ 翌 9 月 ) 連邦政府ベース 2014 年度大統領予算教書年央レビュー (2013 年 7 月 ) より イギリス : 年度ベース (4 月 ~ 翌 3 月 ) 公的部門ベース ( 一般政府 + 公的企業 ) 2013 年 3 月経済財政見通し より フランス : 暦年ベース 一般政府ベース 2010 年 2011 年は実績 2012 年以降は安定化プログラム (2013 年 4 月 ) より ドイツ : 暦年ベース 一般政府ベース 連邦財務省 安定化プログラム (2012 年 4 月 ) 等より 38

42 15. 少子高齢化の進行 我が国の社会保障制度は 1960 年 ~1970 年代前半にかけて整備されましたが この時代は 高い経済成長が続き 税収や社会保険料収入が増加基調であり 人口構成を見ても 社会保障制度の担い手である 20 歳以上 64 歳以下人口が 65 歳以上人口の約 9 倍でした その後 1990 年代初頭のバブル崩壊まで 経済は引き続き高い成長率で推移しましたが 人口構成は 20 歳以上 64 歳以下人口が 65 歳以上人口の約 5 倍まで低下しました バブル崩壊以降 経済は伸び悩む状態が続く中 少子高齢化が急速に進行し 2014 年には 20 歳以上 64 歳以下人口が 65 歳以上人口の約 2.2 倍まで低下しています こうした状況の中で 将来の人口構成の見通し等も踏まえれば 持続可能な社会保障制度を構築することが重要な課題となっています (1) 我が国経済及び人口構成の推移 1961 国民皆年金皆保険 1965 年 1973 福祉元年 1990 年 2014 年 2025 年 2050 年 老人医療費無料化 年金給付水準大幅引上げ 物価スライド 賃金スライドの導入 名目 G D P 成長率 ( % ) ?? 人口 ( 万人 ) 構成比 20 歳以上 64 歳以下人口 65 歳以上人口 総人口 9, (6.3%) 5,608 (57.1%) 3,602 (36.6%) 総人口 12,361 1,489 (12.0%) 3,308 (26.1%) 3,657 (30.3%) 7,622 (61.7%) 7,183 (56.6%) 3,249 (26.3%) 総人口 12,695 2,204 (17.4%) 総人口 12,066 6,559 (54.4%) 総人口 9,708 3,768 (38.8%) 4,643 (47.8%) 1,849 (15.3%) 1,297(13.4%) 倍 5.1 倍 2.2 倍 1.8 倍 1.2 倍 ( 出典 ) 名目 GDP 成長率は内閣府 国民経済計算 (1965 年 : 平成 10 年度確報 1990 年 : 平成 21 年度確報 ) 2014 年は内閣府経済見通し 人口構成は 1965 年 1990 年は総務省 国勢調査 2014 年以降は国立社会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 ( 平成 24 年 1 月推計 ) 歳以上 64 歳以下 20 歳以上 19 歳以下

43 40 (2) 年齢別人口構成の変化 万人 総人口 1 億 2,695 万人 2014 年 第二次ベビーブーム世代 (40~43 歳 ) 792 万人 団塊の世代 (65~67 歳 ) 648 万人 65 歳 ~ 国民医療費の約 5 割 基礎年金受給開始 介護 1 号被保険者 20 歳以上 64 歳以下人口 65 歳以上人口 ~19 歳 2,204 (17%) 20~64 歳 7,183 (57%) 65 歳 ~ 3,308 (26%) 歳 総人口 1 億 2,410 万人 2020 年 第二次ベビーブーム世代 (46~49 歳 ) 783 万人 団塊の世代 (71~73 歳 ) 607 万人 ~19 歳 2,015 (16%) 20~64 歳 6,783 (55%) 65 歳 ~ 3,612 (29%) 総人口 1 億 2,066 万人 年 200 第二次ベビーブーム世代 (51~54 歳 ) 772 万人 団塊の世代 (76~78 歳 ) 555 万人 ~19 歳 1,849 (15%) 20~64 歳 6,559 (54%) ( 注 ) 団塊の世代は 1947~49 年 第 2 次ベビーブーム世代は 1971~74 年生まれ ( 出典 ) 国立社会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 - 平成 24 年中位推計 - 65 歳 ~ 3,657 (30%)

44 16. 社会保障給付費と社会保険料収入の推移 我が国では 高齢化の進展等にともなって 社会保障給付費が大きく伸びてきています 一方で 社会保険料収入は 近年 横ばいで推移しており 社会保障給付費と社会保険料収入の差額は拡大傾向にあります この差額は 主に国や地方自治体の税負担でまかなわれることとなります 社会保障給付費社会保険料収入 社会保障制度を通じて 国民に給付される金銭 サービスの合計額 ( 例 ) 年金の受給額医療 介護の給付額 ( 自己負担見合いを除く ) 社会保障給付費 ( 兆円 ) ( 参考 )GDP( 兆円 ) 対 GDP 比 10.5% 元 ( 出典 ) 国立社会保障 人口問題研究所 社会保障給付費 対 GDP 比 22.7% 社会保険料収入 ( 兆円 ) ( 参考 ) 国の一般会計歳入 歳出における社会保障関係費の割合 1990 年度 赤字 ( 特例 ) 国債発行から脱却した年度 ( 単位 : 兆円 ) (GDP) 1,10 1, 歳入 66.2 税収 58.0 その他収入 4 条公債 歳出 66.2 社会保障 11.6 (17.5%) 地方交付税交付金 15.3 その他 25.1 国債費 歳出 95.9 社会保障 30.5 (31.8%) 地方交付税交付金等 16.1 その他 26.0 国債費 23.3 歳入 95.9 税収 50.0 その他 4 条公債収入 特例公債 年度 ( 注 ) 当初予算ベース 41

45 社会保障給付と財源の現状 社会保障給付費は 平成 25 年度において 110 兆円程度と見込まれており この給付を保険料と公費 ( 国 地方 ) などの組合せによりまかなっています 社会保障給付費 ( 平成 25(2013) 年度予算ベース ) 財源 兆円 + 資産収入 資産収入等 地方税等負担 11.2 兆円 給付費 兆円 介護 福祉その他 21.1 兆円 [ うち介護 9.0 兆円 ] 国庫負担 29.7 兆円 医療 36.0 兆円 保険料 62.2 兆円 年金 53.5 兆円 数値は基礎年金国庫負担 2 分の 1 ベース 一般会計との関係 食料安定供給 10,539 (1.1) 中小企業対策 1,811 (0.2) エネルギー対策 8,496 (0.9) 恩給 5,045 (0.5) 経済協力 5,150 (0.6) その他の事項経費 59,931 (6.5) 予備費 3,500 (0.4) 国債費 222, % 債務償還費 123, % その他 94, % 防衛 47, % 公共事業 52, % 利払費等 99, % + 上記の国庫負担部分の (29.7 兆 ) は 一般会計歳出のうち の社会保障と恩給の項目の合算 (29.7 兆 ) に対応しています 一般会計歳出総額 926,115 (100.0%) 文教及び科学振興 53, % 社会保障 291, % 地方交付税交付金等 163, % 基礎的財政収支対象経費 703, % 社会保障関係費は 国の税収と公債金収入 ( 借金 ) を財源としています 社会保障関係費は 毎年度 1 兆円規模で増大していく見込みです

46 18.OECD 諸国の政府支出及び収入の関係 1995 年から 2011 年にかけて 政府支出は社会保障支出の伸びにより増加する一方 租税収入が減少し 財政収支が悪化しています なお 社会保障以外の支出については OECD 諸国で最低水準に減少しています スウェーデン フィンランド 3 デンマーク 4 オーストリア 政府の総支出 ( 対 GDP 比 ) 1995 年 2011 年 デンマーク スウェーデン 2 フィンランド 3 デンマーク 4 オランダ 5 オーストリア 6 ハンガリー 7 ドイツ 8 フランス 9 チェコ 10 イスラエル 11 イタリア 12 ベルギー 13 ノルウェー 14 スロバキア 15 ギリシャ 16 スペイン 17 英国 18 ポルトガル 19 エストニア 20 アイルランド 21 ルクセンブルク 22 日本 23 米国 24 韓国 2 フランス 3 フィンランド 4 オーストリア チェコ 2 イスラエル 3 スロバキア 4 スウェーデン デンマーク 2 フランス 3 フィンランド 4 ベルギー 5 ギリシャ 6 スウェーデン 7 オーストリア 8 オランダ 9 ハンガリー 10 イタリア 11 ポルトガル 12 英国 13 アイルランド 14 スペイン 15 ドイツ 16 イスラエル 17 ノルウェー 18 チェコ 19 ルクセンブルク 20 日本 21 米国 22 スロバキア 23 エストニア 政府の社会保障支出 ( 対 GDP 比 ) 政府の社会保障以外の支出 ( 対 GDP 比 ) 利払費を除く 1995 年 2011 年 1995 年 2011 年 韓国 ハンガリー 2 イスラエル 3 ベルギー 4 スウェーデン フランス スウェーデン オランダ オランダ ドイツ イタリア フィンランド デンマーク ノルウェー ベルギー ドイツ フィンランド ベルギー ドイツ エストニア フランス オランダ ギリシャ ハンガリー ポルトガル ハンガリー オランダ ノルウェー チェコ イタリア 英国 オーストリア スペイン 英国 日本 フランス エストニア ルクセンブルク ポルトガル デンマーク アイルランド スペイン ノルウェー スペイン オーストリア アイルランド 16 ギリシャ アイルランド 16スペイン ポルトガル 16ベルギー 英国 16ルクセンブルク スロバキア ルクセンブルク 日本 米国 チェコ ハンガリー ルクセンブルク スロバキア ポルトガル 20 イスラエル 21 エストニア 22 日本 23 米国 チェコ 20 エストニア 21 スロバキア 22 イスラエル ( 出典 )OECD Stat Extracts National Accounts EU Euro stat Government Finance Statistics ( 注 1) 数値は一般政府 ( 中央政府 地方政府 社会保障基金を合わせたもの ) ベース ( 注 2) 政府の総支出には利払費が含まれている 23 米国 米国 20 英国 21 イタリア 22 アイルランド 23 ギリシャ ギリシャ 20ノルウェー 21イタリア 22ドイツ 23 日本

47 政府の租税収入 ( 対 GDP 比 ) 政府の財政収支 ( 対 GDP 比 ) 1995 年 2011 年 年 2014 年 デンマーク 2 スウェーデン 3 ノルウェー 4 アイスランド 5 ニュージーランド 6 フィンランド 7 ベルギー 8 イタリア 9 英国 10 オーストリア 11 フランス 12 イスラエル 13 ルクセンブルグ 14 オーストリア 15 カナダ 16 ハンガリー 17 オランダ 18 ポルトガル 19 アイルランド 20 ドイツ 21 スロベニア 22 スイス 23 ギリシャ 24 ポーランド 25 エストニア 26 スペイン 27 トルコ 28 チリ 29 韓国 30 チェコ 31 米国 32 メキシコ 33 日本 34 スロバキア 韓国 2 ノルウェー 3 ニュージーランド 4 ルクセンブルグ 5 エストニア 6 スイス 7 アイルランド 8 オーストラリア 9 デンマーク 10 アイスランド 11 スロバキア 12 米国 13 ポーランド 14 ベルギー 15 カナダ 16 ポルトガル 17 フランス 18 英国 19 オーストリア 20 フィンランド 21 日本 22 スペイン 23 スウェーデン 24 イタリア 25 スロベニア 26 ハンガリー 27 ギリシャ 28 オランダ ( 参考 )OECD 諸国における社会保障支出と国民負担率の関係 2011 年 29 ドイツ 30 チェコ ノルウェー OECD 諸国と比較すると 日本の社会保障支出は中程度である一方 国民負担率は低水準です 2 ポーランド 3 韓国 4 ドイツ 5 スイス 6 エストニア 7 ルクセンブルグ 8 アイスランド 9 ニュージーランド 10 デンマーク 11 スウェーデン 12 オーストリア 13 ギリシャ 14 カナダ 15 フィンランド 16 ベルギー 17 オーストラリア 18 スロバキア 19 イタリア 20 チェコ 21 ハンガリー 22 オランダ 23 フランス 24 ポルトガル 25 アイルランド 26 米国 27 英国 28 スロベニア ( 出典 ) 租税収入対 GDP 比は OECD Revenue Statistics 同 National accounts 内閣府 国民経済計算 等 財政収支は OECD Economic Outlook94 ( 注 1) 租税収入は一般政府 ( 中央政府 地方政府 社会保障基金を合わせたもの ) ベース また 2011 年の数値は 日本は 2011 年度 ( 注 2) 財政収支の数値は一般政府 ( 中央政府 地方政府 社会保障基金を合わせたもの ) ベース ただし 日本及び米国は社会保障基金を除いたベース また 日本の 2014 年の財政収支は単年度限りの特殊要因を除いた数値 スペイン 30 日本 ( 出所 ) 国民負担率 :OECD National Accounts 同 Revenue Statistics 内閣府 国民経済計算 等社会保障支出 :OECD National Accounts ( 注 1) 数値は一般政府 ( 中央政府 地方政府 社会保障基金を合わせたもの ) ベース ( 注 2) 国民負担率 : 各国 2011 年実績 日本は 2011 年度 ニュージーランドは 2005 年 カナダは 2006 年の実績 ( 注 3) 政府の社会保障支出 : 各国 2011 年実績 日本は 2011 年度実績 ニュージーランドは 2005 年 カナダは 2006 年の実績 44

48 ( 参考 ) 国民負担率の国際比較 主要先進国との比較 [ 国民負担率 = 租税負担率 + 社会保障負担率 ] [ 潜在的な国民負担率 = 国民負担率 + 財政赤字対国民所得比 ] ( 国民所得比 :%) 社会保障負担率租税負担率財政赤字対国民所得比 (30.8) 41.6 (25.4) (38.4) 国民負担率 ( 括弧内は対国内総生産 (GDP) 比 ) 潜在的な国民負担率 ( 括弧内は対 GDP 比 ) (33.9) (44.6) (33.5) 42.1 (41.9) (46.1) (39.4) (42.0) (40.3) 58.2 (51.4) 日本アメリカイギリスドイツスウェーデンフランス (2014 年度 ) (2011 年 ) (2011 年 ) (2011 年 ) (2011 年 ) (2011 年 ) ( 注 )1. 日本は 2014 年度 ( 平成 26 年度 ) 見通し 諸外国は 2011 年実績 2. 財政赤字の国民所得比は 日本及びアメリカについては一般政府から社会保障基金を除いたベース その他の国は一般政府ベースである 諸外国出典 National Accounts (OECD) Revenue Statistics"(OECD) 等 OECD 諸国との比較 45

49 MEMO 46

50 19. 特別会計について 47 我が国の会計は 税収などの収入により国家の一般的な支出を行う 一般会計 と 特定の収入 ( 保険料等 ) により特定の事業を運用する場合などに設置される 特別会計 からなっています 特別会計は 受益と負担の関係や事業ごとの収支をより明確にすることなどを目的としています 例 : 年金給付 単一の会計 区分経理すると 一般税収等 一般会計 防衛費 教育費など 一般税収等 年金保険料 一般の行政活動の経理 + 年金に関する経理 一般の支出 年金給付 国庫負担 一般の行政活動の経理 特別会計 年金に関する経理 一般税収等と年金保険料 一般の支出と年金給付をあわせて経理するため 年金に係る受益と負担の関係が明確でない 年金保険料 年金積立金 年金給付 年金に関する経理を別に経理するため 受益と負担の関係が明確化 特別会計一覧 交付税及び譲与税配付金特別会計 ( 内閣府 総務省及び財務省 ) 森林保険特別会計 ( 農林水産省 ) 地震再保険特別会計 ( 財務省 ) 国有林野事業債務管理特別会計 経過特会 ( 農林水産省 ) 国債整理基金特別会計 ( 財務省 ) 貿易再保険特別会計 ( 経済産業省 ) 外国為替資金特別会計 ( 財務省 ) 特許特別会計 ( 経済産業省 ) 財政投融資特別会計 ( 財務省及び国土交通省 ) 自動車安全特別会計 ( 国土交通省 ) エネルギー対策特別会計 ( 内閣府 文部科学省 経済産業省及び環境省 ) 労働保険特別会計 年金特別会計 食料安定供給特別会計 ( 厚生労働省 ) ( 厚生労働省 ) ( 農林水産省 ) 東日本大震災復興特別会計 ( 国会 裁判所 会計検査院 内閣 内閣府 復興庁 総務省 法務省 外務省 財務省 文部科学省 厚生労働省 農林 水産省 経済産業省 国土交通省 環境省及び防衛省 ) 平成 24 年度より設置

51 特別会計の歳出 ( フロー ) について 48 平成 26 年度特別会計の歳出総額は 兆円 会計間のやりとり等を除いた歳出純計額は 兆円 歳出純計額の大半は国債償還費等 社会保障給付費 地方交付税交付金等 財政融資資金への繰入れ ( 財投債による資金調達等 ) それらを除くと 8.8 兆円 ここから 東日本大震災からの復興という特殊な要因である復興経費 (3.0 兆円 ) を除くと 5.8 兆円 ( 対前年度当初 2.5 兆円 ) 特別会計の歳出総額 兆円 (386.6) 一般会計から特別会計への繰入額は 53.7 兆円 ( 国債整理基金特会 23.3 兆円 交付税特会 16.2 兆円 年金特会 12.1 兆円など ) ( ) 内は 25 年度当初予算 純計額 兆円 (185.4) 会計間のやりとり 94.1 兆円 (89.1) 国債の借換え 兆円 (112.2) 財政融資資金への繰入れ 16.6 兆円 (11.6) 地方交付税交付金等 19.3 兆円 (20.0) 社会保障給付費 58.9 兆円 (57.8) 国債償還費等 91.7 兆円 (84.0) 5.8 兆円 年金や健康保険給付費など 法律に基づく社会保障給付そのものにかかる費用 地方財政対策 ( うち 震災復興特別交付税 0.6 兆円 ) 財投貸付の原資として 財投債の発行により調達した資金等の繰入れ 復興経費 3.0 兆円 (3.8) 国債の償還や利子の支払いに必要な費用 特別会計の剰余金 ( 決算における歳入と歳出の差額 = フロー ) について 決算上の剰余金 とは各特別会計における歳入歳出の差額であり 24 年度においては 13.1 兆円 ( 国債整理基金特別会計を除く ) です 特別会計法第 8 条等の規定に基づき 1 積立金等へ積立て (3.8 兆円 ) 2 翌年度特別会計歳入へ繰入れ (7.2 兆円 ) 3 一般会計へ繰入れ (2.0 兆円 ) などの処理が行われており 一般会計へ繰入れ可能なものについては最大限活用しています (0.6) 主な特別会計の剰余金の処理 (24 年度決算 ) 年金 特別会計 ( 勘定 ) 剰余金額主な発生要因主な処理 基礎年金 2.7 兆円 年金給付費が予定を下回ったこと 25 年度以降の年金給付等に充てるため 1.1 兆円を 25 年度特会歳入に繰入れ 1.6 兆円を積立金として積立て 国民年金 厚生年金 0.4 兆円 年金給付費が予定を下回ったこと 25 年度以降の年金給付等に充てるため 積立金として積立て 健康 0.3 兆円 保険料収入が予定を上回ったこと 外国為替資金 東日本大震災復興 交付税及び譲与税配付金 2.9 兆円 1.9 兆円 1.4 兆円 運用収益 ( 保有外貨資産と円建負債 ( 政府短期証券 ) の金利差 ) 地元調整等に時間を要したことによる事業の繰越し 地方交付税交付金の支出残額を翌年度に繰り越すこと 25 年度以降の保険料等交付金に充てるなどのため 25 年度特会歳入に繰入れ 25 年度一般会計に 1.9 兆円を繰入れるとともに 0.9 兆円を積立金として積立て 25 年度に繰り越された復興事業等に充てるため 25 年度特会歳入に繰入れ 25 年度の地方交付税交付金等に充てるため 25 年度特会歳入に繰入れ 財政投融資 ( 財政融資資金 ) 0.7 兆円 運用収益 ( 調達金利が低水準で推移 一方 過去の比較的高い金利の長期貸付が残っていること ) 金利の変動による損失に備えるため 積立金として積立て 復興財源確保法により 剰余金積立て後の積立金 (0.8 兆円 ) から 0.7 兆円を 25 年度国債整理基金特別会計に繰入れ 国債整理基金 1 前倒債発行額 11.4 兆円 ( 翌年度の国債の償還等のため前年度中に発行した借換債 ) 2 基金残高 10.5 兆円 ( 将来の国債償還のため制度的に積み立て 不測の事態に備え歳出権を付与 )

52 49 特別会計の積立金等 ( ストック ) について (24 年度決算反映後 ) 特別会計の積立金等は 兆円 (24 年度決算処理後 ) このうち約 8 割は 国民年金などの保険事業に関するもので 将来の年金支払い等のために積み立てているものです 年金 兆円 ( 国民年金勘定 7.3 兆円 ) ( 厚生年金勘定 兆円 ) 労働保険 14.2 兆円 ( 労災勘定 7.8 兆円 ) ( 雇用勘定 6.3 兆円 ) 等 国債整理基金特別会計 10.5 兆円 ( 将来の国債償還のためのもの ) 25 年度においては 基金残高を圧縮し 借換債の発行を抑制 (25 年度末基金残高見込 3.0 兆円 ) その他 0.2 兆円 エネルギー特会 0.1 兆円食料特会 0.2 兆円 国民年金など保険事業 兆円 ( 将来の保険支払い等への備え ) 合計 兆円 財政投融資特別会計 0.8 兆円 0.1 兆円 ( 金利変動による損失への備え ) 復興財源確保法に基づき 0.7 兆円を国債整理基金特会に繰入れ ( 復興債の償還に充当 ) 25 年度末積立金残高見込 0.1 兆円 (24 年度末残高 0.1 兆円 +24 年度剰余金新規発生分 0.7 兆円 - 国債整理基金特会への繰入額 0.7 兆円 ) 外国為替資金特別会計 22.0 兆円 ( 為替 金利の変動等による損失への対応 ) 1 ドル =89 円 (25 年 3 月中平均レート ) の場合 為替評価損が 27.4 兆円となり 評価損が積立金を大幅に上回る状況 特別会計の統廃合 平成 19 年 3 月に成立した 特別会計に関する法律 に基づき 特別会計の数を 18 年度の 31 から 5 年間かけて 23 年度までに 17 とする順次の統廃合を実施 平成 26 年度から 特別会計に関する法律等の一部を改正する等の法律 ( 平成 25 年 11 月 15 日成立 ) に基づき 特別会計の数を 15 とする統廃合を実施 ( 特会数 勘定数 52 35) 特別会計 (18 年度 ) 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 特別会計 (18 年度 ) 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 道路整備 治水 食糧管理 農業経営基盤強化措置 食料安定供給 農業共済再保険 漁船再保険及び漁業共済保険を統合 港湾整備 空港整備 社会資本整備事業 一般会計化 自動車損害賠償保障事業 自動車検査登録 自動車安全 都市開発資金融通 特許 厚生保険 年金 国立高度専門医療センター 国民年金登記一般会計化 独法化 船員保険特定国有財産整備一般会計化 労働保険 農業共済再保険 漁船再保険及び漁業共済保険 地震再保険 労働保険 食料安定供給特会に統合 電源開発促進対策エネルギー対策石油及びエネルギー需給構 造高度化対策 産業投資 財政融資資金 財政投融資 森林保険 国債整理基金 貿易再保険 国有林野事業 国有林野事業 債務管理 ( 経過特会 ) 外国為替資金 交付税及び譲与税配付金 国営土地改良事業一般会計化東日本大震災復興

53 MEMO 50

54 20. 一般会計 特別会計の主要経費別純計 51 この主要経費別純計とは 一般会計歳出総額 (26 年度 95.9 兆円 ) と特別会計歳出総額 ( 同 兆円 ) の合計から会計間の入り繰りを控除し 政策分野ごとに整理したものです いわば国全体の歳出の全体像を示すものです 国が行う貸付の原資 財政投融資 17.3 兆円 地方交付税交付金等 19.2 兆円 その他 30.9 兆円 合計 兆円 社会保障関係費 78.6 兆円 その他 公共事業関係費 7.1 兆円 文教及び科学振興費 5.6 兆円 防衛関係費 4.9 兆円 食料安定供給関係費 1.9 兆円 エネルギー対策費 1.3 兆円 経済協力費 0.5 兆円 恩給関係費 0.4 兆円 中小企業対策費 0.2 兆円 その他の事項経費 7.3 兆円 復興加速化 福島再生予備費 0.6 兆円 予備費 1.0 兆円 国債費 91.4 兆円 年金 医療 介護 失業給付 生活保護など 収入の少ない地方自治体が行政サービスを維持するための財源 ( 注 ) 平成 26 年度予算案ベース 国の借金の利払いや返済 一般会計 特別会計の歳出予算純計の推移 事 項 平成 24 年度決算額 平成 25 年度決算見込額 平成 26 年度予算額 一般会計歳出総額 (A) 97.1 兆円 兆円 95.9 兆円 特別会計歳出総額 (B) 兆円 兆円 兆円 合計 (C=A+B) 兆円 兆円 兆円 うち重複額 (D) 兆円 兆円 兆円 差引額 (E=C-D) 兆円 兆円 兆円 うち控除額 (F) 兆円 兆円 兆円 純計額 (=E-F) 兆円 兆円 兆円 ( 注 ) 控除額とは 国債整理基金特別会計における借換償還額を指す

55 21. 予算編成における PDCA サイクルの取組み 52 予算がどのように使われ どのような成果をあげたかを評価 検証し 予算への反映等を行う 予算編成における PDCA サイクルを活用した取組みを行っています 国会の議決 決算検査報告等の反映 決算に関する国会の議決については 審議の内容等を踏まえ 的確に反映 < 例 > 東日本大震災復旧 復興関係経費における復旧 復興との関連性を見いだし難い支出についての反映 ( 反映額 : 1,054 億円 ) 会計検査院の指摘については 個別の事務 事業ごとに必要性や効率性を洗い直し < 例 > 国庫補助金等により法人に設置造成された基金の返納 ( 反映額 :1,228 億円 ) 26 年度予算等への反映額 :2,096 億円 多額の不用が生じている事業等については 決算結果を踏まえ 個々の予算の内容等を厳正に見直し < 例 > 義務教育費国庫負担金について決算不用を適切に反映 ( 反映額 : 51 億円 ) 予算執行調査の反映 25 年度予算執行調査は 専門家の知見を活用するなど 調査の質の向上等を図りつつ 75 件の調査を実施 事業等の必要性 有効性 効率性について検証を行い 調査結果を 26 年度予算に反映 < 例 > 二酸化炭素削減技術実証試験事業について 過去の契約実績等を踏まえ 効率化 ( 反映額 : 35 億円 ) 26 年度予算への反映額 :263 億円 予算執行調査とは 財務省主計局の予算担当職員や日常的に予算執行の現場に接する機会の多い財務局職員が 予算の執行の実態を調査して改善すべき点等を指摘し 予算の見直しや執行の効率化等につなげていく取組 政策評価の活用 各府省が実施した政策評価の結果について 各事業の必要性 有効性 効率性の検証を行い 予算編成において適切に活用 < 例 > 意欲ある多様な農業者による農業経営の推進 について 農林水産業者向け貸付残高指数が目標値を上回っており 金利負担軽減措置の融資枠を見直すことにより 関係予算を縮減した ( 活用額 : 1.3 億 ) 26 年度予算への活用額 :270 億円 Plan Do Check Action Plan 予算 予算執行 評価 検証 国会の議決 決算検査報告 予算執行調査 政策評価等 予算への反映等 予算

56 参考 財政の歩み 景気後退期 (%) 名目 GDP 成長率 ( 昭和 54 年度までは 68SNA ベース 55 年度以降は 93SNA ベース ) (24 年度までは実績 25,26 年度は見通し ) 公債依存度 ( 歳出総額のうち財源を確保せず将来世代へと負担を先送りする公債発行でまかなわれている割合 ) 5 ( 兆円 ) 元 2 税収の決算額 - 当初予算額 ( 内閣 ) ( 蔵相 財務相 ) 元 2 池田 田中福田水田福田 佐藤田中三木福田大平鈴木中曽根竹下海部 水田 植愛木知 福田 大平 坊 村山 金子 竹下渡辺竹下宮澤 村山 宇野 橋本 40 年度補正予算で歳入補填債 建設公債の導入 引高下度げ成に長努に力伴う税収増を背景に公債依存度 8 月 ニクソンショック 福第 2 祉 1 兆元次円年石減油税危機 補正で特例公債発行開始 55' 積経脱極常却的収目な支標財黒 ボン サミット 7 政字運を営背景 % とした 成長のための積極的財政運営 機第 59' 財関二脱政車次却再論石目建油標の危第機一歩 世界的な景気停滞 ゼロ シーリング 65' マ財脱イ政却ナ改目ス革標 のシ推ー進リング N T T 株式売却収入の活用 消費税導入 特例公債依存体質からの脱却 53

57 中期的財政運営の新努力目標 ( 公債残高の累増体質からの脱却 ) 特例公債発行再開 4 兆円特別減税個人所得課税等 6 兆円減税財政構造改革の推進に関する特別措置法成立消費税率引上げ財政構造改革の推進に関する特別措置法停止国 地方合わせて 6 兆円を超える恒久的な減税当初予算において 国債発行兆円当初予算において 国債発行兆円 新規国債発行額を過去最大の削減額となる兆円減額 4.5 ( 年度 ) 明日の安心と成長のための緊急経済対策 を発表 経済危機対策 を発表事業規模兆円の 3 つの経済対策を発表 (24 年度までは実績 25 年度は補正後予算 26 年度は政府案 ) ( 年度 ) 公債発行額 ( 兆円 ) 当初予算において 国債発行兆円 特例公債発行額建設公債発行額 新成長戦略実現に向けた 3 段構えの経済対策 を発表羽田与謝野菅伊吹宮澤細川村山橋本小渕森小泉安倍福田麻生鳩山菅野田安倍城島羽田林藤井武村久保三塚松永宮澤塩川谷垣尾身額賀中川藤井野田安住麻生当初予算において 4 年ぶりに税収が公債発行額を逆転 日本経済再生に向けた緊急経済対策 39.2% 51.5% 44.4% 42.5% 48.9% 43.7% 43.0% 33.2 兆円 52.0 兆円 42.3 兆円 42.8 兆円 47.5 兆円 42.9 兆円 41.3 兆円

58 55 各論 1. 社会保障 (1) 医療 高齢化や医療の高度化等により医療費が経済の伸びを上回って増大する中で 公的医療保険制度を将来にわたって持続可能なものとするには 医療にかかるコスト全体の効率化を図りながら 給付 ( 診療報酬 ) 負担 ( 保険料等 ) の両面において より適正 公平な配分 分担を実現していく必要があります 1 国民医療費 ( 平成 22(2010) 年度 :37.4 兆円 ) の内訳 年齢階級別 65 歳以上 ( 人口の 2 割 ) で約 6 割 75 歳以上 ( 人口の 1 割 ) で約 3 割 国民医療費 (37.4) 65 歳未満 :45%(16.7) 65 歳以上 :55%(20.7) [70 歳以上 :45%(16.9) 75 歳以上 :33%(12.5)] 財源別 患者負担等は 13% 税 保険料といった国民負担で 87% をカバー 公費 ( 税 ):38%(14.3) [ 国 :26%(9.7) 地方 :12%(4.6)] 保険料 :49%(18.1) [ 事業主 :20%(7.5) 被保険者 :28%(10.6)] 患者負担等 13%(5.0) 費用構造 医師等の人件費 : 約 5 割 医薬品 : 約 2 割 その他 : 約 3 割 医師等の人件費 :48%(17.8) 医薬品 22%(8.3) 医療材料 6%(2.3) 委託費 光熱費等 24%(9.0) ( 注 ) 数字は平成 22(2010) 年度ベース ( ) 内は金額 ( 兆円 ) 2 医療における諸外国との格差 我が国の医療の現状を見ると 老人医療費等において諸外国と際立った相異を示しています 後期高齢者 1 人当たり医療費 は若年者に比べ極めて高い 約 5 倍 欧米諸国では概ね 3 4 倍程度 病床数 が多く 入院日数 も長い 病床数 : 諸外国の約 2~ 約 5 倍 入院日数 : 約 3~ 約 5 倍 外来患者の 受診回数 が多い OECD 加盟国で最多 諸外国の約 2~ 約 5 倍 後発医薬品の使用 は非常に少ない 特許切れ市場における後発医薬品シェア ( 数量ベース 2010 年 ) 日本約 40% アメリカ約 90% イギリス ドイツ フランス 約 70% 強 約 80% 強 約 60% 強 出所 : 平成 24 年 10 月 31 日中央社会保険医療協議会薬価専門部会資料

59 56 3 医療提供体制の改革 現状では 診療報酬上 急性期を念頭に高い報酬となっている 7 対 1 入金基本料 ( 患者 7 人に対し看護婦 1 人 ) を算定する病床が最も多く 2025 年に向けて医療提供体制を変えていく必要があります 現状 (2010 年度 目指すべき姿 (2025 年 ) 一般病床 7 対 1 328,518 床 (15,660 円 / 日 ) 10 対 1 248,606 床 (13,110 円 / 日 ) 13 対 1 33,668 床 (11,030 円 / 日 ) 15 対 1 66,822 床 (9,450 円 / 日 ) 療養病床 213,462 床 地域に密着した病床 ( 24 万 ) 厚生労働省保険局医療課調べ出所 : 平成 23 年 11 月 25 日中央社会保険医療協議会総会資料 ( 厚生労働省提出資料 ) 人口当たりの病床数 総病床数 (10 万人当り ) 1315±502 床 その際 人口当たりの病床数の現状は 関東 甲信越 東海が少なく 北海道 北部東北 北陸 中国 四国 九州に多く 地域ごとに事情が異なっており 地域ごとの様々な実情に応じた医療サービスの提供体制を構築する必要があることに留意する必要があります 4 医療と介護の連携 多い やや多い 平均的 やや少ない 少ない 出所 : 平成 25 年 4 月 19 日社会保障制度改革国民会議高橋泰教授提出資料 ( 総病床数 ) = 一般病床数 + 療養病床数 + 精神病床数 + 結核病床数 + 感染症病床数 ( 平成 23 年 10 月地方厚生局保険医療機関の指定一覧 ) 報告を用いて計算 医療提供体制改革のためには 医療の見直しと介護の見直しは一体となって行われる必要があります 在宅等住み慣れた地域の中で患者等の生活を支え 地域ごとの医療 介護 予防 生活支援 住まいの継続的で包括的なネットワークを構築するために 地域包括ケアのシステムづくりを推進していくことが求められています

60 (2) 介護 介護保険は 今後も経済の伸びを上回って給付費が伸びていくことが見込まれており 高齢化の中で 持続可能性を高めていくために 範囲の適正化等による介護サービスの効率化及び重点化を図ることが求められています 具体的には 所得水準に関係なく一律である介護保険の利用者負担割合を 一定以上の所得のある利用者負担については引き上げることや 特別養護老人ホームについて 中重度者に重点化を図っていくなどの施策を検討していきます 利用者負担の見直し 2 割負担 3 割負担 医療保険 ( 現役並み所得の老人 ) 1 割負担 介護保険 H12.4 H13.1 H14.10 H18.10 特養の入所者に占める重度の要介護者の割合は 年々上昇してきている一方で 軽度の要介護者 ( 要介護 1 及び 2) の割合は 平成 23 年では 11.8% となっており 一定程度の軽度者が入所している現状となっています 57 ( 厚生労働省老健局作成 )

61 58 (3) 年金 2004 年 ( 平成 16) 年改正において 今後 更に急速に進行する少子高齢化を見据えて 将来にわたり年金制度を持続的で安心できるものとするため 新たな年金財政のフレームワークを構築しました 現行の年金制度安定の仕組み ( 平成 16 年改正 ) 人口構造や経済状況の変化にも自動的に対応できる制度とすることが目指された 基礎年金国庫負担 1/2 税制抜本改革により安定財源を確保した上で恒久化 積立金の活用 上限を固定した上での保険料率引上げ 1 物価等の伸びに応じた年金額の改定 ( 経済動向による年金財政への影響に対応 ) 2 マクロ経済スライドによる年金額の調整 ( 少子高齢化による年金財政への影響に対応 ) 給付水準の下限として 標準的な年金受給世帯の給付水準は 所得代替率 50% を確保 保険料収入 積立金 国庫負担 ( 税 ) 年金給付 2012( 平成 24) 年の社会保障 税一体改革により年金関連四法が成立し 基礎年金の国庫負担割合 2 分の 1 の恒久化や年金特例水準の解消等が行われることとなり 2004( 平成 16) 年改正によって導入された長期的な給付と負担を均衡させるための年金財政フレームが完成したほか セーフティネット強化の取組にも着手しました

62 (4) 少子化 59 足元では 出生数は 104 万人 合計特殊出生率は 1.41 となっており 合計特殊出生率については平成 17 年に 1.26 と過去最低を記録してから微増傾向にありますが なお楽観できない状況にあります 待機児童数は 2 年連続で減少しているものの 依然として 2 万人を超えています このうち 低年齢児 (0~2 歳 ) の待機児童数が全体の約 81.4%(2 万 207 人 ) を占めています 出生数と合計出生率の推移 ( 出所 ) 厚生労働省 人口動態統計 待機児童数と保育所定員の推移 ( 出所 ) 厚生労働省 保育所関連状況取りまとめ ( 平成 24 年 4 月 1 日 ) 政府としては 待機児童解消加速化プラン を展開し 平成 年度の 2 年間を 緊急集中取組期間 として 約 20 万人分の保育を集中的に整備し 平成 29 年度末までに 潜在的な保育ニーズを含め 約 40 万人分の保育の受け皿を確保することとしています 待機児童解消加速化プラン

63 ( 生活保護 生活困窮者支援 ) 支援の在り方 ( 加算制度や各種扶助の給付水準 ) を速やかに検討し 見直す 不適正 非効率な給付を是正する 60 (5) 生活保護 生活保護費は 平成 25 年度予算では 3.8 兆円 ( うち国費 2.8 兆円 ) 生活扶助費 医療扶助費 住宅扶助費の占める割合が大きくなっています 生活扶助費及び医療扶助費については 以下のとおり 給付の適正化を実施します 生活扶助基準の適正化 生活扶助基準本体の適正化 専門的な検証結果を踏まえ 年齢 世帯人員 地域差による影響を調整 前回の見直し以降 (H20~) の物価の動向を勘案 平成 25 年 8 月から平成 27 年度まで 3 年程度をかけて段階的に給付水準の適正化を実施 期末一時扶助の見直し 現在は一律に世帯人数を乗じた金額を支給しているが 経済性 ( スケールメリット ) を勘案した見直しを実施 医療扶助の適正化 後発医薬品 ( ジェネリック医薬品 ) 使用の原則化 対医療機関 対薬局 対生活保護受給者 生活保護法を改正し 医師が後発医薬品の服用を認めた生活保護受給者については 後発医薬品の服用を促す努力義務を規定 事務通知を発出し 医師が後発医薬品の服用を認めた生活保護受給者については 後発医薬品の調剤を原則化 事務通知を発出し 後発医薬品の使用を原則化 先発医薬品の使用を希望する生活保護受給者については その氏名 理由が福祉事務所に伝達され 基本的に福祉事務所による服薬指導の対象 生活保護費負担金 ( 事業費ベース ) の推移 ( 億円 ) 国費 その他 住宅扶助 医療扶助 生活扶助 ( 注 ) 平成 12~ 平成 23 年度は実績 平成 24 年度は補正後予算 平成 25 年度は当初予算 ( 年度 ) 今般の見直しにより 生活扶助基準については一定の適正化が図られることとなりますが 1 生活扶助以外の扶助制度 2 生活扶助等に対する各種加算制度の根本的なあり方などについては 今後 見直しを検討していく必要があります 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 25 年 6 月 14 日 )( 抄 )

64 各論 2. 文教 科学技術 (1) 文教 平成に入ってから 児童生徒一人に充てられる国や地方の公教育費は 6 割増です 平成以降 少子化により 公立小中学校に通う児童生徒数が 3 割減る一方 公教育費 ( 公立小中学校 ) はほぼ横ばいであるため 児童生徒一人あたりの公教育費は 6 割増になっています ( 兆円 ) ( 万人 ) , ,488 万人 公教育費 ( 教育費のうち 国及び地方公共団体が支出する経費 ) 9.2 兆円 6% 増 1, 兆円 90.5 万円 56% 増 万円 児童生徒数 児童生徒 1 人あたりの公教育費 1,014 万人 32% 減 元 ( 年度 ) 1,200 1,000 ( 出典 ) 学校基本調査 地方教育費調査 子ども一人あたりの国や地方の教育への支出割合は 他の先進国と遜色のない水準です 国や地方の教育への支出は GDP 比で見れば他の先進国に比べて 7 割程度ですが 人口に占める子どもの数の割合も 7 割程度ですので 子ども一人あたりの支出割合は他の先進国と遜色のない水準です 教育機関への公財政支出の対 GDP 比 (2009 年 ) ( 幼稚園から大学院までの全ての教育段階 ) (%) 8 7 G5 平均 :4.9% 6 5 OECD 平均 :5.4% フランス 英国 米国 ドイツ 日本 7 割 (%) 幼稚園から大学院までの子どもの数 / 総人口 (2009 年 ) G5 平均 :19.5% OECD 平均 :21.3% フランス英国米国ドイツ日本 7 割 (%) 子ども一人あたり公財政教育支出 / 国民一人あたり GDP(2009 年 ) OECD 平均 :25.2% G5 平均 :25.0% フランス英国米国ドイツ日本 61 ( 出典 )OECD 図表でみる教育 2012 より作成

65 62 教員一人あたりの児童生徒数は主要先進国と遜色のない水準です 少子化により 公立小中学校に通う児童生徒数が 3 割減る一方 教員の数はそれほど大きく減っていないため 教員一人当たりの児童生徒数は減り 主要先進国と遜色のない水準です ( 万人 ) ( 万人 ) 万人 人 1,488 万人 教員一人あたりの児童生徒数の推移教員一人あたりの児童生徒数 (2010 年 ) 教員 1 人あたりの児童生徒数 教員数 ( 公立小中 ) 64.9 万人 9% 減 人 27% 減 2,200 2,000 1,800 1,600 1, ( 人 ) 小学校 中学校 児童生徒数 991 万人 33% 減 元 ,200 1, ( 年度 ) 5 0 フランス英国米国ドイツ日本 G5 平均 ( 出典 ) 学校基本調査 ( 出典 )OECD 図表でみる教育 2012 (2) 科学技術 科学技術予算の投資効果を最大限に引き出すため 引き続き選択と集中を強化する必要があります 科学技術予算は 近年の厳しい財政事情の中 将来にわたる持続的な研究開発 重要課題への対応 基礎研究及び人材育成など科学技術の振興を図るために必要な予算を確保しています 科学技術振興費と一般歳出の対比 一般歳出 科振費 社会保障関係費 ( 注元 ) 平成元年度を とした場合の科学技術振興費と一般歳出の予算の推移 ( 年度 ) ( 注 ) 平成元年度を 100 とした場合の科学技術振興費と一般歳出の予算の推移 研究支援人材を確保するための研究環境の改革や研究資金の年度間融通を可能とする調整措置の導入等の科学研究費補助金の改革を行い ips 細胞の研究等について 研究開発法人の運営費交付金を活用するなど継続的かつ着実な支援を充実しています

66 各論 3. 国と地方 63 地方交付税の法定率分や地方譲与税による財政移転で既に国と地方の役割分担 ( 純計歳出比 ) に見合った地方への税源配分が実質的に実現しています 国と地方の税財源配分と歳出割合 ( 国 ) ( 地方 ) 歳入 (25 年度予算ベース ) 地方税収は 地方財政計画ベースの見込額に超過課税 法定外税及び地方法人特別譲与税を加えたもの 国 税 地方税 55.4% 44.6% (45.1 兆円 ) (36.3 兆円 ) 国税 : 地方税 55:45 租税総額 81.3 兆円 41.3% (33.6 兆円 ) 58.7% (47.7 兆円 ) 41:59 歳出 (23 年度決算 ) 国の歳出 ( 純計ベース ) ( 注 1) 41.6% (68.5 兆円 ) 法定率分及び地方譲与税 11.4 兆円地方の歳出 ( 純計ベース ) 58.4% (96.2 兆円 ) 国歳出 : 地方歳出 42:58 国から地方に対する支出 37.3 兆円 ( 注 2) 歳出総額 兆円 ( 注 1) 国の歳出総額は 一般会計と交付税及び譲与税配付金特別会計 エネルギー対策特別会計 年金特別会計 ( 児童手当及び子ども手当勘定のみ ) 食料安定供給特別会計 ( 国営土地改良事業勘定のみ ) 国有林野事業特別会計 ( 旧治山勘定の一部 ) 社会資本整備事業特別会計の 6 特別会計との純計決算額である ( 注 2) 国から地方に対する支出 は 地方の歳入決算額のうち地方交付税 地方特例交付金 地方譲与税及び国庫支出金 ( 交通安全対策特別交付金及び国有提供施設等所在市町村助成交付金を含む ) の合計額である なお 別途 地方から国に対する支出 ( 地方の歳出決算額のうち国直轄事業負担金に係る国への現金納付額 )0.8 兆円が存在する 出典 ) 地方財政の状況 ( 平成 25 年 3 月 ) より こうした財政移転にとどまらず p14 で述べたように国の負担で地方の財源不足の補てんを行っていることもあり 国は 総体としての地方よりも極めて厳しい財政状況にあります 債務残高と税収の比率 ( 平成 25 年度 ) 他の G7 諸国は 国 :2~5 倍程度 地方 :1~3 倍程度 23.1 倍 777 程度 程度 税収 ( 交付税等移転後 ) ( 注 ) 長期債務残高は 国 地方とも 平成 25 年度末の見込額である 交付税及び譲与税配付金特別会計の借入金は 地方負担分であることから 地方に計上している 長期債務残高 4.2 倍

67 64 自治体間の財政力格差の原因は 地方税 とりわけ地方法人二税 ( 法人事業税及び法人住民税 ) が東京など大都市に偏在していることによるものです 地方消費税は 地域間清算システムにより 清算前の偏在性の高い状態が大幅に緩和されています 地方法人特別税は 法人二税の偏在是正に寄与しています 地方消費税は 地域間清算システムにより 清算前の偏在性の高い状態が大幅に緩和 地方法人特別税は 法人二税の偏在是正に寄与 地方税 (2011 年度決算 ) の人口一人当たり税収額の指数 ( 全国平均を100とした場合 ) 個人住民税 法人二税 固定資産税 地方消費税 ( 清算後 ) 地方税全体 1 北海道 2 青森県 3 岩手県 4 宮城県 5 秋田県 6 山形県 7 福島県 8 茨城県 9 栃木県 10 群馬県 11 埼玉県 12 千葉県 13 東京都 14 神奈川県 15 新潟県 16 富山県 17 石川県 18 福井県 19 山梨県 20 長野県 21 岐阜県 22 静岡県 23 愛知県 24 三重県 25 滋賀県 26 京都府 27 大阪府 28 兵庫県 29 奈良県 30 和歌山県 31 鳥取県 32 島根県 33 岡山県 34 広島県 35 山口県 36 徳島県 37 香川県 38 愛媛県 39 高知県 40 福岡県 41 佐賀県 42 長崎県 43 熊本県 44 大分県 45 宮崎県 46 鹿児島県 47 沖縄県 全国平均 最大 / 最小 :2.9 倍 最大 / 最小 :5.3 倍 最大 / 最小 :2.3 倍 最大 / 最小 :1.8 倍 最大 / 最小 :2.5 倍 11' 決算 11.1 兆円 (13' 地財計画 11.7 兆円 ) 11' 決算 4.6 兆円 (13' 地財計画 4.8 兆円 ) 11' 決算 8.9 兆円 (13' 地財計画 8.6 兆円 ) 11' 決算 2.6 兆円 (13' 地財計画 2.7 兆円 ) 11' 決算 35.2 兆円 (13' 地財計画 35.8 兆円 ) ( 注 1) 13' 地財計画 35.8 兆円 には 地方法人特別譲与税 1.8 兆円を含む ( 注 2) 個人住民税の税収額は 均等割及び所得割の合計額である また 固定資産税の税収額には 道府県分を含む ( 注 3) 人口については 2012( 平成 24) 年 3 月 31 日現在の住民基本台帳人口による ( 備考 ) 2011( 平成 23) 年度決算額 ( 超過課税を除く ) により作成 機械的基準により自治体間で精算あるいは各自治体に譲与される税の人口一人当たり税収額の指数 ( 全国平均を 100 とした場合 ) 1 北海道 2 青森県 3 岩手県 4 宮城県 5 秋田県 6 山形県 7 福島県 8 茨城県 9 栃木県 10 群馬県 11 埼玉県 12 千葉県 13 東京都 14 神奈川県 15 新潟県 16 富山県 17 石川県 18 福井県 19 山梨県 20 長野県 21 岐阜県 22 静岡県 23 愛知県 24 三重県 25 滋賀県 26 京都府 27 大阪府 28 兵庫県 29 奈良県 30 和歌山県 31 鳥取県 32 島根県 33 岡山県 34 広島県 35 山口県 36 徳島県 37 香川県 38 愛媛県 39 高知県 40 福岡県 41 佐賀県 42 長崎県 43 熊本県 44 大分県 45 宮崎県 46 鹿児島県 47 沖縄県 地方消費税 ( 清算前 ) 地方消費税 ( 清算後 ) 法人二税 法人二税 ( 地方法人特別譲与税配分後 ) ( 参考 ) 地方法人特別譲与税の配分額 全国平均 最大 / 最小 :11.8 倍 最大 / 最小 :1.8 倍 最大 / 最小 :5.3 倍 最大 / 最小 :3.9 倍 最大 / 最小 :1.5 倍 11' 決算 2.6 兆円 (13' 地財計画 2.7 兆円 ) 11' 決算 4.6 兆円 (13' 地財計画 4.8 兆円 ) 配分実績額 1.5 兆円 ( 注 1) 法人二税 ( 地方法人特別譲与税配分後 ) は 平成 23 年度の地方法人特別譲与税の譲与額 (1.5 兆円 ) を加算したものである ( 注 2) 人口については 2012( 平成 24) 年 3 月 31 日現在の住民基本台帳人口による ( 備考 ) 2011( 平成 23) 年度決算額 ( 超過課税を除く ) により作成

68 65 地方向け補助金 負担金の整理合理化を進めてきていますが 少子高齢化に伴い 社会保障関連の補助金等は増加してきており 平成 25 年度では 総額のおよそ 7 割を社会保障が占めるに至っています 地方向け補助金等の全体像 ( 平成 25 年度予算 ) < 平成 15 年度 > 20.4 兆円 文公そ 社会保障 11.1 (54%) 文教 科学振興 3.2 (16%) 公共事業 5.1 (25%) その他 1.0 (5%) < 平成 25 年度 > 23.9 兆円 22.1 兆円 社会保障 16.4 (69%) 高齢者医療生活保護介護保険市町村国保 保育所運営費等 0.7 障害者支援 1.2 児童手当 文教 科学振興 2.2(9%) 高校無償化 0.4 義務教育 公共事業 2.6 (11%) 社会資本整備総合交付金等 その他 0.9 (4%) 復興特会 1.8 (7%) 東日本大震災復興交付金

69 MEMO 66

70 各論 4. 公共事業 67 公共事業関係費については 我が国の社会資本の整備水準が上昇する一方 人口減少社会が到来することにかんがみると 今後 更なる重点化 効率化が必要です 1 公共事業関係費の推移 平成 25 年度当初公共事業関係費 52,853 億円 ( 対前年度比 +7,119 億円 +15.6%) 平成 24 年度予算額に地域自主戦略交付金を加えた場合 52,467 億円 ( 注 ) ( 対前年度比 +182 億円 +0.3%) ( 注 ) 各省計上に変更された東日本大震災復興特別会計への繰入れ (356 億円 ) 及び国有林野事業特別会計の一般会計化に伴い計上されることとなった直轄事業負担金 (29 億円 ) を除く ( 兆円 ) 当初 補正 元 注 ) NTT-Aを除く ( 年度 ) 2 公共事業関係費予算の内訳の推移 ( 事業別 ) 平成 15 年度 ( 当初予算 ) 合計 80,971 億円 平成 25 年度 ( 当初予算 ) 合計 52,853 億円

71 68 3 社会経済状況の変化と社会資本整備の進捗状況 < 経済成長 人口動態等 > 平成 2 年 (1990 年 ) 平成 23 年 (2011 年 ) 平成 2 年比 (1990 年比 ) GDP( 名目 兆円 ) (+6.3%) 経済活動別 GDP 構成比 第 1 次産業 (%) 第 2 次産業 (%) 第 3 次産業 (%) 一人当たり国民所得 ( 名目 ( 年度 ) 万円 ) ( 50.0%) ( 31.4%) (+19.8%) ( 3.3%) 人口 ( 万人 ) 12,361 12,780 (+3.4%) < 社会資本整備の進捗状況 > 平成 2 年度 (1990 年度 ) 平成 24 年度 (2012 年度 ) 平成 2 年度比 (1990 年度比 ) ダムの数 (+81%) 道路延長 ( 高規格幹線道路 ) (km) 重要港湾以上の岸壁数 ( 水深 14m 以深 ) 5,281 10,543 (+100%) 7 71 (+914%) 汚水処理人口普及率 (%) ( 平成 9 年度 ) ( 平成 23 年度 ) 整備済み農地面積 ( 万 ha) ( 平成 22 年度 ) (+41%) (+19%) 4 一般政府の総固定資本形成 ( 対 GDP 比 ) の推移 日本は大きく低下していますが 依然として 欧米諸国の平均より高い水準にあります ( 日 ) ( 仏 ) ( 米 ) ( 英 ) ( 独 ) ( 出典 ) 日本は 国民経済計算 ( 内閣府 )( 年度ベース ) 諸外国は National Accounts (OECD Stat Extracts)( 暦年ベース ) 及び Economic Outlook No 70 (OECD ドイツ部分 )( 暦年ベース ) 5 事業評価の厳格な運用 ( 暦年 / 年度 ) 事業評価の厳格な運用により 新規採択箇所の絞込みや 事業の中止 見直しの徹底等を図っています ( 平成 25 年度においては 14 事業を中止 4 事業を縮小 ) 事業評価の流れ ( 直轄事業 )< イメージ > ( 新規事業採択 ) ( 着工 ) ( 完了 ) 計画段階評価 新規事業採択時評価 再評価 事後評価 (3 年未着工 ) (5 年継続 ) ( 再評価後 3 年経過 ) ( 完了後 5 年以内 )

72 各論 5. 防衛 69 我が国を取りまく安全保障環境の変化に適切に対応するとともに コスト縮減への取組みなど経費の合理化 効率化を行うことが重要です 防衛関係費の推移 ( 億円 ) 51,000 50,000 49,000 48,000 47,000 49,026 ( 1.0%) 48,560 ( 1.0%) 48,136 48,013 47,796 47,741 47,903 ( 0.9%) 47,752 ( 0.3%) ( 0.5%) ( 0.1%) (0.3%) ( 0.3%) 47,138 ( 1.3%) 47,538 (0.9%) 46, ( 年度 ) 防衛関係費の内訳 防衛関係費は 1 人件 糧食費 2 歳出化経費 3 一般物件費の 3 つに分類されますが 1 と 2 が全体の約 8 割を占める構造であるため 人件費負担や新規の後年度負担の抑制が重要です 平成 25 年度当初予算 ( 合計 47,538 億円 ) 一般物件費 10,493 (22.1%) 歳出化経費 17,149 (36.1%) 人件 糧食費 19,896 (41.8%) ( 単位 : 億円 ) 1 人件 糧食費 隊員等に支給される給与や 営内で生活している隊員等の食費など 2 歳出化経費 装備品などの物件費のうち 24 年度以前の契約に基づき 25 年度に支払うもの 25 年度新規後年度負担額 17,299 億円 ( 対前年度 1,177 億円 ) 3 一般物件費 装備品などの物件費のうち 25 年度の契約に基づき 25 年度に支払うもの コスト縮減への取組み主要装備品の延命 ( 艦齢 機齢延伸 ) による新規建造 取得コストの削減を図るとともに まとめ買いによってコスト抑制効果が期待できる装備品等の短期集中調達を実施しています 平成 25 年度の防衛力整備等について ( 平成 25 年 1 月 25 日安全保障会議決定 閣議決定 ) 平成 25 年度の防衛力整備等について において以下の方針が示されている 我が国周辺における情報収集 警戒監視及び安全確保 島嶼防衛や災害対処能力の向上に重点的に取り組むとともに 即応性強化のための施策を推進する 米軍の抑止力を維持しつつ地元負担軽減を図るため 在日米軍の兵力態勢の見直し等を着実に実施する 国際的な安全保障環境の一層の安定化を図るため 二国間及び多国間の対話等を更に推進するとともに 自衛隊の国際活動基盤の強化等に取り組む 厳しい財政事情を踏まえ 精強性向上の観点から自衛官の階級 年齢構成の適正化など人的資源の効果的な活用や装備品等の効率的な取得のための取組みを推進し 特に ライフサイクルコストの抑制を徹底するとともに 調達プロセスの透明化と契約制度の適正化を推進する

73 ( 出典 )DAC オンラインデータベース ( 注 )( ) 内は 2012 年の実績額である 70 各論 6.ODA 政府開発援助 (ODA) は 開発途上国等への協力を通じて 我が国の信頼 プレゼンスを強化するものです 我が国は テロ対策など平和で安全な国際環境の構築 貧困対策など人間の安全保障の推進 日本ビジネスの国際展開の支援などを柱とする戦略的 ODA を展開するために必要な予算 事業量を確保しており ODA の実績は 主要国と比べ遜色ないものとなっています 政府開発援助 (ODA) の定義 ODAは 開発途上国に対する二国間贈与 ( 無償資金協力 技術協力 ) や政府貸付 ( 円借款 ) のほか 国際機関への拠出等から成り立っています 具体的には 日本政府やJICA( 国際協力機構 ) などが行う環境問題対策支援 食糧援助 道路や橋などのインフラ整備など 資金 技術面での協力です ODA ODA 事業量 二国間 贈与 無償資金協力 ( 食糧援助 学校等の建設 自然災害被災民 難民の救済 NGO 支援 債務救済等 ) 技術協力 ( 青年海外協力隊の派遣 研修生の受入等 ) 政府貸付 ( 円借款 ) ( 道路 橋 発電所などのインフラの整備等 ) 国際機関に対する拠出 出資 ( ユニセフ WHO への拠出等 ) ODA 事業量見込みは 一般会計予算 ( 前年度補正予算を含む ) のほか 国際機関向け出資国債 円借款事業量等を加えたものであり 平成 25(2013) 年は対前年比で増加しています 24(2012) 年 18,518 億円 無償資金協力 技術協力 ( 一般会計等 ) 5,238 億円 国際機関向け 4,364 億円 円借款事業量 8,916 億円 25(2013) 年 18,829 億円 (+1.7%) 5,907 億円 3,686 億円 9,236 億円 ( 注 ) 予算段階において計算したものであり 債務救済を含まず OECD の開発援助委員会 (DAC) に登録される ODA 事業量 ( 暦年 ) とはズレが生じる可能性がある 主要国の ODA 実績の推移主要国の ODA 実績を見てみると グロスの事業量では我が国は世界第 2 位 (2012 年 ) になっているなど 主要国と比べ遜色ないものとなっています なお ネットの事業量 ( グロスの事業量 - 政府貸付の返済額 ) を見ると 近年 過去の政府貸付の返済が大きくなっていることから 世界第 5 位 (2012 年 ) となっています < グロス ベース > < ネット ベース >

74 71 各論 7. 農林水産 畜産等で規模拡大が進展し 主業農家比率も高まっていますが 土地利用型農業では規模拡大の進展は緩やかで 稲作では主業農家の割合は依然低い状況です また 高齢化も進んでいます こうした状況を踏まえ 規模拡大などにより生産コストを削減し 助成に依存しないような農業の体質強化を図ることが必要です 農家一戸当たりの平均経営規模 ( 経営部門別 ) の推移 資料 : 農林水産省 農林業センサス 農業構造動態調査 畜産統計 家畜の飼養動向 畜産物流通統計 注 1 : 経営耕地 水稲の平成 7 年以降は販売農家の数値 ( 販売農家 : 経営耕地面積が 30a 以上または農産物販売金額が年間 50 万円以上の農家 ) 注 2 : 規模拡大率は 平成 24 年の昭和 35 年に対する倍率 販売農家における品目別にみた主副業別シェア ( 金額ベース ) 平成 23 年 農家戸数 農業就業人口の推移 昭 35 年 平 2 年 農家戸数 ( 万戸 ) 販売農家 ( 万戸 ) ( 割合 ) 297 (77.5) 234 (74.9) 163 (64.5) 150 ( ) 主業農家 ( 万戸 ) ( 割合 ) 82 (21.4) 50 (16.0) 36 (14.2) 34 ( ) 農業就業人口 ( 万人 ) 1,454 1, うち 65 歳以上 ( 万人 ) ( 割合 ) 171 (24.5) 160 (33.1) 206 (52.9) 161 (61.6) 152 (60.6) 資料 : 農林水産省 農林業センサス 農業経営統計調査経営形態別経営統計 ( 個別経営 ) ( 組替集計 ) 注 : 主業農家 : 農業所得が主 ( 農家所得の 50% 以上が農業所得 ) で 1 年間に 60 日以上農業に従事している 65 歳未満の者がいる農家 準主業農家 : 農家所得の 50% 未満が農業所得で 1 年間に 60 日以上自営農業に従事している 65 歳未満の世帯員がいる農家 副業農家 : 1 年間に 60 日以上自営農業に従事している 65 歳未満の世帯員がいない農家 資料 : 農林水産省 農林業センサス 農業構造動態調査 注 1 : 平成 2 年以降の農業就業人口は 販売農家の数値 注 2 : 販売農家割合と主業農家割合は 農家戸数に占める割合 農林水産関係予算の推移

75 72 各論 8. 中小企業対策 我が国の産業 雇用 暮らしを支える中小企業 小規模事業者の活性化を図るため 研究開発等の新たな挑戦の支援や中小企業 小規模事業者の経営支援 資金繰り支援を重点的に実施することとしています 中小企業対策費の内訳 ( 平成 25 年度予算 ) ( 単位 : 億円 ) 中小企業対策費の推移 ( 億円 ) ( 注 ) 一般会計当初予算ベース ( 年度 )

76 各論 9. 環境 エネルギー対策 環境保全経費 地球環境の保全や廃棄物 リサイクル対策など 環境保全を着実に進めるために必要な予算を確保しています 地球温暖化対策の推進 国連気候変動枠組条約下のカンクン合意に基づき 平成 25 年度以降も引き続き 総合的かつ計画的に地球温暖化対策に取り組むため 必要な予算を確保しています 我が国の温室効果ガス排出量 25 年度予算 ( 単位 : 億円 ) 地球温暖化対策関係予算 8,276 排出量 ( 億トン CO2 換算 ) 億トン 億トン ( 基準年比 1.6%) 億トン ( 基準年比 -0.3%) 億トン ( 基準年比 +3.7%) 億トン ( 基準年比 -4.3%) 森林吸収源対策で 3.8% 京都メカニズムで 1.6% の確保を目標 上記の環境保全経費と重複がある 2020 年までに温室効果ガス 億トン削減に効果があるもの 3,309 ( 基準年比 -0.6%) エネルギー使用合理化事業者支援補助金 二国間オフセット クレジット制度の構築等事業等 億トン ( 基準年比 -6%) 2021 年以降に温室効果ガス削減に効果があるもの 1,534 二酸化炭素削減技術実証試験事業 地球温暖化対策技術開発等事業等 その他結果として温室効果ガスの削減に資するもの 2,670 風力発電のための送電網整備実証事業費補助金 循環型社会形成推進交付金等 基盤的施策など 763 国際エネルギー消費効率化等技術 システム実証事業 いぶき (GOSAT) 観測体制強化及びいぶき後継機開発体制整備等 基準年京都議定書削減約束 ( 原則 1990 年 ) ( 年 ) 73

77 各論 10. 公務員人件費 74 国 地方を通じ 人員 給与両面から 公務員人件費の改革を推進しています 公務員の人件費と人員 国家公務員 地方公務員 人員 55.8 万人人件費 4.8 兆円 人員人件費 万人 23.4 兆円 行政機関 人員 29.7 万人 一般行政 教育 ( 公立学校の先生等 ) 警察 消防等 自衛官 特別機関人員 26.0 万人 人員 91.6 万人 人員 万人 人員 44.2 万人 その他大臣等の特別職 ( 注 1) 国の行政機関及び特別機関の人員については 一般会計及び特別会計の定員の合計 ( 平成 25 年度末予算定員 ) 自衛官については実員数 地方の人員は 平成 24 年地方公務員定員管理調査 ( 総務省 ) による平成 24 年 4 月 1 日現在の職員数 ( 普通会計分 ) ( 注 2) 国の特別機関とは 国会 裁判所 会計検査院及び人事院を指す ( 注 3) 人件費について 国は一般会計及び特別会計の合計 ( 平成 25 年度予算ベース ) 地方は 地方財政の状況 ( 平成 25 年 3 月 ) ( 総務省 ) による平成 23 年度普通会計決算額 公務員人件費抑制の取組 国家公務員 我が国の厳しい財政状況及び東日本大震災に対処する必要性に鑑み 現在の人事院勧告制度の下では臨時 異例の措置として 国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律 に基づき 平成 24 年度 平成 25 年度の 2 年間に限り 給与減額支給措置を実施 平成 24 年度 : 2,723 億円 平成 25 年度 : 3,031 億円 国家公務員退職手当法改正に基づく退職手当の引下げ 定員純減等の取組を実施 地方公務員 国家公務員の給与減額支給措置を踏まえ 平成 25 年 7 月から国家公務員と同様の給与減額を実施することを前提として 地方財政計画における地方公務員給与費を削減 平成 25 年度 : 8,504 億円 国の取組を踏まえた退職手当の引下げ 定員純減等の取組を実施 ( 参考 ) 人口千人当たりの公的部門における職員数の国際比較 ( 注 1) 総務省作成資料に基づく ( 注 2) 日本 米国及び英国は 2010 年度 ドイツ及びフランスは 2009 年度 ( 注 3) は中央政府 ( 国防除く ) の職員数

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