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1 Ⅲ. 財政健全化の必要性と取組 1. 財政赤字の問題点 財政赤字の拡大 債務残高の増大 政策の自由度の減少 政府部門の資金調達の増大 民間企業の資金調達を阻害 ( 生産活動の低下 ) 世代間の不公平拡大 将来の負担増 給付減に備えた消費抑制の懸念 財政への信認低下による金利上昇 ( 国債価格の下落 ) 金融部門 株式市場を通じた国内 世界経済への悪影響の波及 政府の資金調達の圧迫 ( 行政サービスの削減等 国民生活への直接的な影響 ) (1) 政策の自由度の減少 一般会計歳出に占める国債費の割合は 公債発行の累増により 趨勢的に高くなってきており 他の政策的な支出を圧迫しています 1% 9% 国債費 8% % % 社会保障 5% 関係費 4% 3% 地方交付税等 2% 1% % 昭和 35 年度 昭和 45 年度 昭和 55 年度 平成 2 年度 平成 12 年度 平成 3 年度 ( 注 )12 年度までは決算 3 年度は予算による 33 その他 公共事業 文教及び科学振興費 防衛関係費等

2 (2) 政府部門の資金調達の増大 ( 民間企業の資金調達を阻害 ) 我が国では 財政赤字の累増によって一般政府の金融負債が大幅に増加している一方で 非金融法人企業部門の負債はあまり増加していません 今後の更なる一般政府負債の増加 ( すなわち一般政府の資金調達の増加 ) は 企業等の国内資金調達を圧迫し 投資の抑制を引き起こしかねず 経済成長の阻害要因となる恐れがあります 各部門の金融資産及び金融負債の内訳 (199 年度末 216 年度末 ) 金融資産計 :2,361 4,114 金融負債計 : 2,389 4,268 ( 兆円 ) ( 兆円 ) 2, 1,5 1, 5 5 1, 1,5 2, 一般政府 , , 家計 , 非金融法人企業 , 海外 なお この他の部門として金融機関部門及び対家計民間非営利団体部門がある ( 注 )199 年度 216 年度共に確報値 ( 出典 ) 資金循環統計 ( 日銀 ) (3) 世代間の不公平 ( 将来の負担増 給付減に備えた消費抑制 ) 老後の生活設計について悩みや不安を感じている者の割合は 2~39 歳において増えており 同じ年齢層の世帯 (39 歳以下 ) において 消費性向の低下傾向がより顕著となっています 老後の生活設計について悩みや不安を感じているとする者の割合の推移 世代別平均消費性向 (25 年 =1) 15 (%) ~39 歳 4~59 歳 6 歳以上全体 ( 年 ) ( 注 ) 悩みや不安の内容として 老後の生活設計について を挙げた 年齢階層別 (1 歳ごと ) の回答者割合を加重平均したもの ( 出所 ) 内閣府 国民生活に関する世論調査 歳以下 4~59 歳 6 歳以上全体 ( 注 ) 二人以上の世帯のうち勤労者世帯 の原系列 12 ヵ月移動平均値 直近は 217 年 8 月 ( 出所 ) 総務省 家計調査 ( 年 ) 34

3 (4) 財政への信認低下による金利上昇 ( 国債価格の下落 ) ギリシャ危機の基本的な構図 2 年代初頭はユーロ加盟やアテネオリンピックを背景に高い経済成長を実現しましたが この時は ユーロの信用力により国債金利が大幅に低下していたことから (1998 年 8.5% 21 年 5.3%) 政府は借入を増やし 好景気時に行うべき歳出 歳入改革に着手しませんでした その後 リーマンショックや財政統計の不正発覚を契機に 経済が大幅に悪化し 金利も急騰しました 他国が財政政策を打つ中で 公的債権団から支援を得るために 経済が最悪の時期に国民の痛みが大きい緊縮財政を実施せざるを得ませんでした (%) ユーロ加盟アテネオリンピックリーマン ショックギリシャ危機 (%) 25 2 (21 年 1 月 ) (24 年 8 月 ) (28 年 9 月 ) (29 年 1 月 ) 2 18 国債金利 (1 年債 ) 実質 GDP 成長率 ( 左軸 ) ( 左軸 ) 財政収支対 GDP 比債務残高対 GDP 比 ( 左軸 ) ( 右軸 ) ( 出典 ) IMF World Economic Outlook OECD Economic Outlook 28 年 ( 危機前 ) 国民生活への影響 年金支出対 GDP 比 高 ギリシャ : 13.1%>EU 平均 :11.6% 年金の所得代替率( ネット ) 高 ギリシャ :11.4%>フランス65.3% ドイツ61.5% 引退前の手取り所得に対する手取りの年金給付の水準 租税等の国民負担率( 対国民所得比 ) 低 ギリシャ : 46.5%<ドイツ52.1% フランス61.2% ( 出典 ) EUROSTAT OECD Pensions at a Glance National Account Revenue Statistics 失業率が大幅に悪化する中 公的債権団からの要求により 大幅な増税 年金支給額の削減など 急激な改革を実施した結果 改革に不満を持つ国民によるデモやストライキも多発しました 経済危機後に実施された改革 4 2 ( 年 ) 増税 付加価値税の税率引上げ牛肉 交通費 レストラン等 :13% 24% ホテル :6.5% 13% 所得税の課税対象最低所得額の引下げ年間 12, ユーロ 年間 5, ユーロ 年金改革 国有資産の売却 資本規制 支給開始年齢 : 早期退職により 55 歳から受給可能 段階的に男女とも原則 67 歳から支給 早期退職者にはペナルティー 基礎的年金支給額 ( 月額 ): 15 年以上勤務した者は 486 ユーロ 2 年以上勤務した者は 384 ユーロ 2 年未満の者はさらに減額 年金給付額の削減 : 年金受給者へのクリスマス イースター 夏季ボーナス 廃止 国有資産売却を推進し 国内最大の港湾ピレウス港の管理に係る株式 67% の中国企業への売却が合意 他にも 鉄道事業や旅客機 ホテル等 様々な資産が売却対象となっている 215 年のチプラス政権への交代による危機再燃時 預金の流出を抑えるため 一時休業と資本規制 (1 口座当たりの預金の引出しは 1 日 6 ユーロまで ) を導入 ( 引出し上限は緩和されたものの 現在も規制解除時期は未定 ) 失業率の悪化 29 年 21 年 211 年 212 年 213 年 214 年 215 年 216 年 217 年 218 年 9.6% 12.7% 17.9% 24.4% 27.5% 26.5% 25.% 23.8% 21.9% 2.9% 経済状況が安定している時にこそ 着実な財政健全化の推進が重要 35 ( 出典 ) IMF World Economic Outlook

4 36 ( 参考 ) 欧州債務危機の基本的な構図 欧州債務危機においては 財政の信認低下に伴う国債金利の上昇 ( 国債価格の下落 ) により 財政危機 が発生する中で 財政問題発の 金融危機 が同時に発生し 当該国のみでは対応できないリスクが顕在化しました 財政赤字 債務残高の増大 市場からの信認低下 国債金利上昇 / 国債価格下落 国債金利の上昇 ( ギリシャ支援要請時点 ( ) 以降 ) ギリシャアイルランドイタリアポルトガルスペイン 8.66% 4.78% 4.1% 4.97% 3.98% 財政問題発の 財政危機の発生 政府市場からの資金調達が困難に 波及リスクを遮断 金融危機の発生 金融機関財務状態が悪化し 経営破綻の危機に 公的資金による金融機関救済が困難 IMF EU ECB の協調による支援の実施 更なる財政の信認低下 金融不安の増幅 経済状況の悪化を防止 37.1% ( ) 14.8% ( ) 7.26% ( ) 17.39% ( ) 7.62% ( ) 211 年 ギリシャ大手 4 行 ( ナショナル銀行 アルファ銀行 EFG ユーロバンク ピレウス銀行 ) は 保有するギリシャ国債の価格下落による損失により 債務超過に このため ギリシャ政府は ユーロ圏等からの支援を受けて 212 年 4 行に対し 総額 275 億ユーロの資本注入等を実施 211 年 1 月 ベルギー フランス大手金融機関のデクシアは 保有するギリシャ国債等における損失により 資金繰りに行き詰まり ベルギー フランス ルクセンブルク政府は 9 億ユーロの流動性支援保証を実施 211 年 フランスの BNP パリバやドイツのコメルツ銀行は 保有するギリシャ国債等における損失により 21 年対比で大幅減益に こうした GIIPS 諸国に対するエクスポージャーの大きさも一つの要因となり 格下げも行われた MEMO

5 国債をめぐる環境 利払費と金利の推移 国の公債残高が累増し続けているにもかかわらず 国債金利は低下傾向にあり 多額の国債を低金利で発行できてきました しかし 高齢化の進展等による貯蓄率低下もあり 家計金融資産と政府の総債務の差は 9 年代と比べて縮小しています ( 兆円 ) 1% 25 8% 2 6% 15 4% 1 2% 5 一般政府債務と家計金融資産の推移 ( 兆円 ) 2, 1, 金利 ( 左軸 ) 利払費 ( 左軸 ) 家計金融総資産 家計金融純資産金融総資産から住宅ローン等の負債を差し引いたもの 公債残高 ( 右軸 ) ( 兆円 ) % 元 ( 年度 ) ( 注 1) 利払費は 平成 29 年度までは決算 平成 3 年度は予算による ( 注 2) 公債残高は各年度 3 月末現在高 ただし 平成 3 年度末は予算に基づく見込み また 公債残高は 東日本大震災からの復興のために実施する施策に必要な財源として発行される復興債 ( 平成 23 年度末 :1.7 兆円 平成 24 年度末 :1.3 兆円 平成 25 年度末 :9. 兆円 平成 26 年度末 :8.3 兆円 平成 27 年度末 :5.9 兆円 平成 28 年度末 :6.7 兆円 平成 29 年度末 :5.5 兆円 平成 3 年度末 :5.8 兆円 ) 及び 基礎年金国庫負担 2 分の1を実現する財源を調達するための年金特例公債 ( 平成 24 年度末 :2.6 兆円 平成 25 年度末 :5.2 兆円 平成 26 年度末 :4.9 兆円 平成 27 年度末 :4.6 兆円 平成 28 年度末 :4.4 兆円 平成 29 年度末 :4.1 兆円 平成 3 年度末 :3.9 兆円 ) を含む (%) 1,831 1, , 1, 家計貯蓄率 ( 右軸 ) 一般政府総債務 ( 出典 ) 日本銀行 資金循環統計 内閣府 国民経済計算 ( 注 ) 一般政府債務と家計金融資産については 各年度末の数値 ( 年度 ) (5) -5

6 経常収支の推移 経常収支と財政収支がともに赤字 ( 双子の赤字 ) となった場合 政府の資金不足 ( 財政赤字 ) が民間部門の資金余剰を上回っている状態であり 国債の安定的な消化に支障が出るおそれがあります 経常収支は足下では改善傾向にありますが 今後とも財政健全化に向けた取組が必要です < 部門別資金過不足の推移 > ( 兆円 ) 政府企業等家計等経常収支 ( 貯蓄超過 資金余剰 ) 4 3 ( 兆円 ) < 経常収支の推移 > 第一次所得収支貿易収支サービス収支 第二次所得収支経常収支貿易 サービス収支 ( 投資超過 資金不足 ) ( 注 ) 家計等 = 家計 + 対家計民間非営利団体企業等 = 非金融法人 + 金融機関 ( 年度 ) ( 出所 ) 日本銀行 内閣府 ( 年度 ) ( 出典 ) 財務省 国際収支統計 国債の保有及び流通市場の状況 現在 我が国の国債は主に国内で消化されており 外国人投資家の保有割合は 1 割に留まっていますが 外国人投資家は 売買を積極的に行うことから国債流通市場でのプレゼンスは相当程度大きくなっています 海外 国債等保有者の海外比率 11.2% 合計 : 1,93 兆円 (217 年 12 月 ) 国内 88.8% 国債流通市場における海外投資家売買シェア 現物 海外国内 31.7% 市場規模 : 1,1 兆円 (217 年 ) 68.3% 諸外国の国債等所有者の海外比率 アメリカ (217 年 12 月 ) 38% 27% イギリス (217 年 12 月 ) 海外 54.5% 先物 市場規模 : 1,233 兆円 (217 年 ) 45.5% 国内 ドイツ (217 年 12 月 ) フランス (217 年 12 月 ) イタリア (217 年 12 月 ) 5% 55% 36% ( 注 ) ドイツ フランス及びイタリアは地方債等を含む ( 出所 ) アメリカ :Federal Reserve Board イギリス: Office for National Statistics UK Debt Management Office ドイツ: Deutsche Bundesbank フランス: Banque de France イタリア: Banca d Italia ギリシャ: Bank of Greece 38 ( 注 1) 国庫短期証券 (T-Bill) を含む 現物は債券ディーラー分を除いた計数 ( 注 2) 現物の市場規模は217 年の各月の売買金額の合計額であり 先物の市場規模は217 年の取引高の金額である ( 出所 ) 日本銀行 日本証券業協会 東京証券取引所 大阪取引所

7 12. 国 地方の財政状況の見通し この試算には今後の歳出 歳入両面にわたる改革は織り込んでいない (%) ( 8.5 兆円 ) ( 6.5 兆円 ) < 国 地方の基礎的財政収支 ( 対 GDP 比 ) の推移 > 2.9 ( 15.3 兆円 ).3..3 黒字化目標 (2. 兆円 ) (.2 兆円 ) ( 2.4 兆円 ) 兆円 1.5 ( 8.9 兆円 ) ( 8.4 兆円 ) 8.1 兆円 ( 7.2 兆円 ) 1.5 ( 8.1 兆円 ) ( 8.9 兆円 ) ( 9. 兆円 ) 中間指標 : 赤字対 GDP 比半減目標 ( 15.7 兆円 ) (217 年度比 ) ( 16. 兆円 ) % 程度 ( 15.7 兆円 ) 成長実現ケース ベースラインケース ( 36. 兆円 ) (%) ( 16. 兆円 ) 2.6 ( 13.6 兆円 ) < 国 地方の財政収支 ( 対 GDP 比 ) の推移 > ( 13.3 兆円 ) ( 14.5 兆円 ) 4.4 ( 23.3 兆円 ) 2.5 ( 14.6 兆円 ) 4.3 ( 23.9 兆円 ) 2.3 ( 兆円 ) ( 24. 兆円 )( 23.3 兆円 ) 1.6 ( 1.9 兆円 ) 中間指標 : 赤字対 GDP 比 3.% ( 年度 ) 1.6 (11.6 兆円 ) 2.5 ( 15.9 兆円 ) 2.8 ( 18.4 兆円 ) ( 44.1 兆円 ) ( 年度 ) 経済 財政面における主要な想定 経済シナリオ ( 出典 ) 内閣府 中長期の経済財政に関する試算 ( 平成 3 年 7 月 9 日 ) 成長実現ケース : デフレ脱却 経済再生に向けた政策効果が過去の実績も踏まえたペースで発現 (22-27 年度平均 : 名目 3.3% 実質 1.9%) ベースラインケース : 経済が足元の潜在成長率並みで将来にわたって推移 (22-27 年度平均 : 名目 1.7% 実質 1.2%) 財政前提 219( 平成 31) 年度 : 物価 賃金の動向や一定の歳出改革等を勘案し 結果として高齢化等を除く歳出の増加率が物価 賃金上昇率の半分程度と仮定して 機械的に計算 ( 注 1) 22( 平成 32) 年度以降の歳出 : 社会保障歳出は高齢化要因等で増加 それ以外の一般歳出は物価上昇率並に増加することを想定 消費税率( 国 地方 ) が219 年 1 月 1 日に1% へ引き上げられ その増収分は教育負担の軽減 子育て層支援 介護人材の確保等と財政再建とに概ね半 分ずつ充当 ( 注 2) あわせて消費税の軽減税率制度の実施( 注 3) ( 注 1) 内閣府年央試算に基づき 公的固定資本形成については 219 年度は 名目値で 218 年度と同額であるとの仮定を置いている ( 注 2) 新しい経済政策パッケージ なお 等 は従前より消費税率 1% 引上げ時に実施することとされていた年金生活者支援給付金などの社会保障充実策 (1.1 兆円 ) を 財政再建 は後代への負担の付け回しの軽減及び社会保障 4 経費にかかる消費税率引上げに伴う支出の増とされている ( 注 3) 消費税の軽減税率制度の実施に伴う減収に対応して 本試算では 総合合算制度の見送りにより確保する財源を織り込んでいる なお 残りの所要額については 218 年度末までに歳入及び歳出における法制上の措置等を講ずることにより 確保することとしている 39 成長実現ケース ベースラインケース

8 13. 財政健全化への道筋 政府は 新経済 財政再生計画 に基づき 経済再生なくして財政健全化なし との基本方針の下 歳出改革等に取り組んでいます 財政健全化目標 新経済 財政再生計画 (218 年 6 月策定 ) のポイント 225 年度 国 地方を合わせたプライマリーバランス (PB) を黒字化 同時に 債務残高対 GDP 比の安定的な引下げ 219~221 年度の予算編成における歳出改革の方針 社会保障関係費 219~221 年度の間 経済 物価動向等を踏まえ 社会保障関係費の実質的な増加を高齢化による増加分に相当する伸びにおさめる 非社会保障関係費 経済 物価動向等を踏まえつつ 施策の優先順位の洗い直し 無駄の徹底排除と予算の重点化など これまでどおり歳出改革の取組を継続 地方の歳出水準 地方の財源について 218 年度の計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保 目標の実現に向けて 全世代型社会保障制度を着実に構築するため 総合的な議論を進め 22 年度の 骨太方針 において 政策を取りまとめ 改革を具体化 基盤強化期間内 (219 年度 ~221 年度 ) から改革を実行に移す 計画の中間時点 (221 年度 ) で進捗状況の評価を行い 225 年度に向け その後の歳出 歳入改革の取組に反映 この他 骨太 215 で策定された 経済 財政再生計画 を実現するため 毎年末とりまとめていた 改革工程表 を改定し 新たな改革工程表を 218 年末までに示すこととしている ( 最新版 (217 改定版 ) の改革工程表は P.52 参照 ) 4

9 41 ( 参考 ) 日本の財政に対する国際機関の見方 OECD エコノミック アウトルック 13 ( 平成 3 年 5 月 3 日公表 ) 政府は基礎的財政収支黒字化の期限を含めた新たな財政戦略を218 年の半ばに公表することとしている 新たな戦略は更に進んで 債務残高の引下げと日本の財政の持続可能性に対する信頼の確保のために必要な詳細かつ具体的な健全化計画を設計するものであるべきである 歳入の拡大策については 主として経済活動に及ぼすゆがみの小さい税 とりわけ消費税や環境に関する税に依拠すべきである 消費税については 219 年の税率の引上げに続いて OECD 加盟国の平均である19% に向けて 税率を更に漸進的に引き上げていくべきである 歳出面で鍵を握るのは 人口高齢化に主導される社会保障支出を抑制していくことである 新たな財政計画は 地方政府の取組についても対象とすべきである 日本の前例を見ない高水準の政府債務は重要なリスクである 日本の財政の持続可能性に対する信頼が失われれば 金融市場と実体経済の双方を不安定化させ 世界経済にも大きな負の波及効果を及ぼしかねない IMF 217 年対日 4 条協議審査報告書 ( 平成 29 年 7 月 31 日公表 ) 足元での財政スタンスは少なくとも概ね中立であるべきである中で 政策パッケージは 公的債務残高を持続可能な軌道に乗せるために 安定的で 段階的な調整に基づく 信頼できる中期的な財政健全化計画を盛り込んだものとすべきである 中期的な財政健全化を安定したペースで行うことは 政策立案をしっかりと支え 信頼の改善につながるだろう ( ) 成長の確保と債務の軌道の安定化という目的のバランスをとるために 中期的な財政健全化は 構造的プライマリーバランス対 GDP 比を年平均で.5% ずつ改善する漸進的な手法を採るべきである 財政健全化計画は 段階的でかつ事前に公表された形で.5から1.% の幅で定期的に 可能な限り早期に消費税率を引き上げることを強調すべきである 社会保障関係費は 抜本的な改革を通じて抑制される必要があるだろう

10 コラム. 財政健全化目標に用いられる指標 <ストックの指標 > 債務残高対 GDP 比 債務残高対 GDP 比 とは 国や地方が抱えている借金の残高をGDPと比較して考える指標です 経済規模に対する国 地方の債務の大きさを計る指標として 財政の健全性を図る上で重要視されます <フローの指標 1> プライマリー バランス (PB) プライマリー バランス (PB) とは その時点で必要とされる政策的経費を その時点の税収等でどれだけ賄えているかを示す指標です 我が国の現状は 政策的経費が税収等を上回り PBは赤字となっています ( 図 A) PBが均衡している状態 ( 図 B) では 債務残高対 GDP 比の分子と分母は次のとおりに変動します 債務残高 GDP PB 均衡時には 債務残高は利払い費分だけ増加します この利払い費は 債務残高 金利 として計算されます したがって PB 均衡時の債務残高は 金利の水準に比例して増大していくこととなります 他方 GDP は経済成長率に比例して増減していきます このため 債務残高対 GDP 比 全体の変動は 金利 と 経済成長率 の水準によって左右されます 以上を整理すると次のとおりです PB が均衡している状態では 金利 > 成長率 債務残高対 GDP 比は増加 金利 = 成長率 債務残高対 GDP 比は一定 金利 < 成長率 債務残高対 GDP 比は減少 債務残高対 GDP 比を確実に引き下げるためには PB に一定の黒字幅を持たせる必要があります 42

11 43 ( 参考 ) 国 地方のプライマリーバランス ( 対 GDP 比 ) の推移 (%) 2. 地方のプライマリーバランス. 国 地方のプライマリーバランス 国のプライマリーバランス ( 年度 ) ( 出典 ) 内閣府 中長期の経済財政に関する試算 ( 平成 3 年 7 月 ) < フローの指標 2> 財政収支 PB が均衡したとしても利払費分だけ債務残高の実額は増加してしまいます 債務残高の実額を増加させないためには 利払費を含む財政収支を均衡させる必要があります この財政収支の均衡とは 新たに借金をする額と借金を返す額が同額である状態を言います ( 図 C) なお フローの指標に 日本は PB 均衡を用いていますが 諸外国はより厳しい財政収支均衡等を用いています 図 A 財政の現状図 B PB が均衡した状態図 C 財政収支が均衡した状態 ( 歳入 ) ( 歳出 ) ( 歳入 ) ( 歳出 ) ( 歳入 ) ( 歳出 ) 借金 財政収支 ( 赤字 ) 税収等 債務償還費借金債務償還費借金債務償還費 財政収支 利払費 ( 赤字 ) 利払費 利払費 PB( 赤字 ) 政策的経費 税収等 政策的経費 P B ( 均衡 ) 財政収支 ( 均衡 ) 税収等 政策的経費 P B ( 黒字 ) PB を考える際には 厳密には歳入から利子収入を除く等の必要があるが ここでは簡単化のために捨象

12 MEMO 44

目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

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資料 4 財政を巡る最近の議論について 平成 29 年 4 月 7 日 ( 金 ) 財務省主計局 骨太 2015 ( 平成 27 年 6 月 30 日閣議決定 ) の 経済 財政再生計画 のポイント デフレ脱却 経済再生 歳出改革 歳入改革 の 3 本柱の改革を一体として推進し 安倍内閣のこれまでの取組を強化 財政健全化目標等 財政健全化目標を堅持 国 地方を合わせた基礎的財政収支について 2020

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別紙2 別紙 2 年シミュレーション結果 26 年 6 月 社団法人経済同友会 人口一億人時代の日本委員会 1. シミュレーションの前提 (1) 人口動態の前提 P1 (2) その他の主な前提条件 P2 (3) 実質 GDPの決定要素 P3 2. シミュレーション結果 ~ (1) 実質 GDPの寄与度分解 P4 (2) 実質 GDP P5 (3) 国民一人当たり実質 GDP P6 (4) プライマリーバランスと政府債務残高

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タイトル

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