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よりおたかにし
7 years ago
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1 第 2 章公共施設の用途別に見た現状と課題本市が管理している平成 24(2012) 年 3 月末時点の公有財産台帳記載の数字 ( 面積や建築年度 ) と平成 24(2012) 年 12 月に行った施設管理部門へのアンケート調査結果を使用して施設カルテ 10 を作成しました本章は作成した施設カルテを基に公共施設の各用途単位で現状と課題をまとめました < 施設カルテについて> 本市が保有している主な公共施設について建物の性能 ( 施設 ) コストの状況 ( 財務 ) 利用の状況( 供給 ) の各要素について現状把握を行い施設毎に見える化を行ったものです施設カルテの作成概要は以下のとおりです対象とした建物公共施設が複数の建物で構成されている場合小規模な建物は除き主たる建物を対象としました ( 例えば小学校の渡り廊下や物置などを除き校舎や屋内運動場を対象としています ) 施設各建物の品質状況を分かりやすく比較できるように表 2-1に基づいて各建物の品質項目を点数化し各項目が与える重要度を重みとして乗算し比較可能なように建物毎に点数化しました ( 図 2-1) 建物が複数ある場合には建物の規模 ( 延床面積 ) で按分し当該施設の品質指標としました 10 施設カルテは本市が保有する施設のうち主要な 276 施設 ( 小規模集会施設火葬場などを除く ) を対象として作成しましたなお本白書ではこの 276 施設の平均値を全施設平均としています 16

2 各施設の品質項目を 1 点から5 点で指標化節水性能節電性能老朽化率主体構造耐震性該当施設の点数同一用途施設の平均点福祉性能大規模改修図 2-1 施設の指標化のイメージ品質項目点数重み説明 11 老朽化率耐用年数 12 に対して経過した年数の割合に応じて 5 段 5 10 階に点数化した耐用年数を超過している場合は 1 点とした主体構造主体構造が鉄骨鉄筋コンクリート鉄筋コンクリート 5 プレキャストコンクリート 3 2 主体構造が鉄骨造及び軽量鉄骨造耐震性能 5 大規模改修 5 1 主体構造が木造コンクリートブロック新耐震基準 3 3 旧耐震基準であるが耐震改修済み 1 旧耐震基準実施済み 3 2 未実施だが今後数年以内に実施する予定あり 1 未実施福祉性能 5 1 対応項目の数によって 5 段階に点数化した未対応の場節電性能 5 1 合は1 点とした節水性能 5 1 表 2-1 品質の指標について 11 老朽化率とは耐用年数に対して経過した年数の割合を表現したものです耐用年数 50 年の建物が 40 年経過している場合は 80% となります (40 年 50 年 =0.8) 12 各建物の耐用年数は財務省令に基づく用途構造別の耐用年数表 ( 表 2-2 P18) に基づき設定しています 17

3 主体構造鉄骨鉄筋コンクリート無筋コンクリート鉄筋コンクリート鉄骨コンクリートブロックプレストレスコンクリートコンクリートれんが造建物用途プレキャストコンクリート土蔵造鉄骨造軽量鉄骨造木造庁舎 50 年 38 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年事務所 50 年 38 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年詰所寄り場 50 年 50 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年作業所工作室 50 年 50 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年倉庫物置 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年自転車置場置場 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年書庫 50 年 38 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年車庫 38 年 31 年 34 年 15 年 31 年 25 年 17 年食堂調理室 41 年 31 年 38 年 19 年 31 年 25 年 20 年陳列所展示室 50 年 38 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年校舎園舎 47 年 34 年 38 年 20 年 34 年 27 年 22 年講堂 47 年 34 年 38 年 20 年 34 年 27 年 22 年給食室 41 年 31 年 38 年 19 年 31 年 25 年 20 年廊下渡廊下 50 年 50 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年図書館 50 年 50 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年体育館 47 年 34 年 38 年 20 年 34 年 27 年 22 年集会所会議室 47 年 34 年 38 年 20 年 34 年 27 年 22 年会館本館 50 年 50 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年音楽堂ホール 50 年 50 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年公民館 50 年 38 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年保健室医務室衛生室 50 年 38 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年脱衣室更衣室 47 年 34 年 38 年 20 年 34 年 27 年 22 年保育室育児室 47 年 34 年 38 年 20 年 34 年 27 年 22 年案内所 50 年 38 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年寮舎宿舎 47 年 34 年 38 年 20 年 34 年 27 年 22 年洗場水飲場 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年浴場風呂場 47 年 34 年 38 年 20 年 34 年 27 年 22 年便所 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年教習所養成所研修所 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年温室 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年小屋畜舎 38 年 31 年 34 年 15 年 31 年 25 年 17 年火葬場 50 年 38 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年葬祭所斎場 50 年 38 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年霊安室死体安置室 50 年 38 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年焼却場 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年じん芥集積所 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年処理場加工場 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年監視所観察所 50 年 38 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年滅菌室 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年ろ過室 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年計量器室 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年ポンプ室 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年技術室機械室 50 年 50 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年ボイラー室 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年配電室電気室 38 年 31 年 34 年 14 年 31 年 24 年 15 年その他 50 年 50 年 41 年 22 年 38 年 30 年 24 年住宅 47 年 34 年 38 年 20 年 34 年 27 年 22 年住宅付属建物 47 年 34 年 38 年 20 年 34 年 27 年 22 年表 2-2 耐用年数表 ( 財務省令に基づく建物の用途構造別耐用年数 ) 18

4 財務各施設の財務状況を分かりやすく比較できるように表 2-3に基づいて各施設の財務状況を集計しています平成 21(2009) 年度から23(2011) 年度までの分を調査して3 年間の平均値を表示しました項目施設保有コスト総コスト説明需用費 ( 光熱水費通信費修繕費など ) と施設管理に係る委託料保険料賃借料に加え減価償却費を加算し施設を保有することでかかるコストを表示した職員人件費は平均人件費上記に事業運営コスト ( 当該施設の管理にあたる職員人件費や事業運営のための委託料指定管理料など ) を加え施設を保有し事業の運営を行った場合にかかるコストを表示した表 2-3 財務の指標について供給各施設の利用状況を分かりやすく比較できるように表 2-4に基づいて各施設の利用状況を算出しています平成 21(2009) 年度から23(2011) 年度までの分を調査して3 年間の平均値を表示しましたなおスポーツ施設や観光系施設など利用可能者数の算出が困難なものについては過去の最大利用者数を利用可能者数と見なしました種別一人当たりスペース施設稼働率社会教育系施設地区市民センター公民館その他集会施設ホール保育所 ( 園 ) 幼稚園児童クラブ説明主に職員が執務を行うための施設 ( 庁舎消防施設 ) は職員一人当たりのスペースを表示した延べ床面積職員数 ( m2 / 人 ) 小学校 ( 中学校 ) は児童 ( 生徒 ) 一人当たりのスペースを表示した校舎の延床面積児童 ( 生徒 ) 数 ( m2 / 人 ) 主に住民が利用する施設は用途別の稼働率を下記のとおり算定した 13 過去 3 年間の平均利用者 ( コマ ) 数利用可能者 ( コマ ) 数コマ数 = 開館日数貸室数 1 日当たりの利用可能回数 ( 午前午後の 2 回もしくは午前午後夜間の3 回 ) 過去 3 年間の平均登録者数定員数 13 地区市民センター公民館その他集会施設の貸室稼働率ついては以下のとおりコマ数を分母として算定しました例 ) 上野東部地区市民センター兼公民館のコマ数は貸室 244 日 4 部屋 2コマ ( 午前午後 )+ 公民館活動 244 日 4 部屋 1コマ=2,928コマ社会教育施設ホールの貸室稼働率については年間の利用定員を分母として算定しました 19

5 公営住宅過去 3 年間の平均入居戸数提供戸数スポーツ施設観光施設資料館記念館上記以外の施設過去 3 年間の平均利用者数過去 4 年間の最大利用者数過去 3 年間の平均利用者数定員表 2-4 供給の指標について需給各施設の地域毎の偏りを分かりやすく比較できるように表 2-5に基づいて需給バランスとして指標化していますこのため各施設の供給エリア( サービスの供給範囲 ) と各施設の需要者 14 ( 年齢 ) を定めて算出をしました結果については需給バランスマップ ( 図 2-2 P21) として用途別に見える化を行っています種別説明需給バランス各施設が需給の状況を以下の計算で指標化した平均が1となり供給面積が多いと1 以上 ( 赤色 ) 少ないと1 以下 ( 青色 ) の数値となる ( 施設面積需要人口 ) 同一用途の平均値表 2-5 需給の指標について 14 各施設の需要人口については各施設がサービスを供給しているエリアと利用者の年齢に応じて平成 22 年 10 月 1 日時点の国勢調査人口及び将来人口推計結果を供給エリア別に集計した人数を用いて以下のとおり算定しました例 ) さくら保育園の需要人口 : 青山小学校区内の 0 歳から 4 歳人口 =1,705 人崇広中学校の需要人口 : 崇広中学校区内の 10 歳から 14 歳人口 =7,986 人 20

6 青色のエリアは同一用途内の平均と比較して一人当たり供給量が少ないエリア赤色のエリアは同一用途内の平均と比較して一人当たり供給量が多いエリア図 2-2 需給バランスマップイメージ 21

7 過去 3 年間の平均施設の基本情報(平成23年度末時点)コスト情報(事業運営費施設保有コスト)利用状況稼働率施設番号本庁舎 100 I 施設情報基代表所在地伊賀市上野丸之内 116 所管部門管財課本情財産分類行政財産公用財産施設区分本庁舎 ( 支所含む ) 庁舎報敷地面積 m2 延床面積 1 棟 m2 設置根拠地方自治法第 4 条第 1 項 / 伊賀市役所の位置を定める条例事業内容住民サービスの提供運営時間 8:30 ~ 17:15 開館日数 (H23) 245 日設運営形態直営指定管理者名置目的外使用有 ATM 自動販売機の設置百五銀行職員組合事務所情報取得時補助金未入力補助金区分過去 10 年以内の補助金無補助金区分取得の経緯新築備考排水設備合併浄化槽受水層有地下イ冷房設備有電気暖房設備有石油ン電気 ( 契約種別 ) 高圧業務用電力電気 ( 契約容量 ) 377KW フガス ( 契約種別 ) 料金表 B ガス ( 種別 ) 都市ガスラ駐車場の状況有 76 台不足思いやり駐車区画有 5 台情最寄駅伊賀鉄道上野市駅 59 m 最寄バス停有報防災拠点指定無収容人数人備蓄状況なし Ⅱ 財務情報 ( 施設経費状況 ) 単位 ; 千円過去 3 年間の平均平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度事管理職員 1.3 人 1 人 1 人 2 人人 23,108 23,108 23,108 23,108 業件一般職員 2.7 人 3 人 3 人 2 人運人 9,575 費嘱託職員 9, ,575 5 人 5 人 9,575 5 人営臨時職員 2, 人 2,910 2 人 2,910 2 人 2,910 2 人コ委託費 ( 事業運営 ) - ス指定管理料トその他 - 0 支 1 施設運営コスト計 35,593 35,593 35,593 35,593 燃料費 3,098 2,221 3,498 3,576 施需光熱水費 29,251 28,861 29,088 29,803 出設用通信費 13,017 13,495 12,538 保費修繕料 3,711 3,615 4,725 2,794 有その他 1,435 1,956 1,147 1,201 コ委託料 ( 施設管理 ) 22,704 21,875 23,194 23,042 ス保険料ト使用料及び賃借料減価償却費 21,338 21,338 21,338 21,338 2 施設保有コスト計 95,166 80,494 97,105 94,883 3その他支出 - 補助金交付金 - 収使用料手数料 - 入賃貸料目的外使用料 ,688 その他収入総コスト (1+2+3) 130, , , ,476 収 5 総収入 ,976 支収支 (5-4) -129, , , ,500 受益者負担割合 0.7% 0.0% 0.0% 2.0% 職員一人当たり保有コスト職員一人当たり収支 Ⅲ 供給情報 ( 施設利用状況 ) 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度稼施設利用者数 ( 職員数 ) 人人人 378 人働サービス名称職員一人当たり面積稼働能力 ( 稼働目標 );a 378 人評稼働実績 ;b m2 5,927 m2 5,927 m2 5,927 m2 価稼働率 (b/a) 15.7 m2 / 人 15.7 m2 / 人 15.7 m2 / 人 15.7 m2 / 人稼市庁舎駐車場 ( 開庁時 ) 台 149,205 台 149,998 台働証明書類の交付件 88,552 件 86,914 件 84,066 件実自動交付機 ( 庁舎 ) 1579 人 1,222 人 1,708 人 1,806 人績 - 0 表 2-6 施設カルテのイメージ ( 施設調査票 ) 22

8 建物の基本情報建物躯体性能設備の状況大規模改修の履歴建物の外観写真平成２３年度撮影 23 施設カルテのイメージ建物調査票表２７

再調達原価 2 ( 地積地目別平均単価 ( 別表 1 ) によって評価します ( イ ) 昭和 60 年度以後 (1985 年 4 月 1 日以後 ) に取得したもの取得原価 3 によって評価します取得原価が不明なものは再調達原価で評価しますが無償で移管を受けた道路等の敷地は備忘価額 1

再調達原価 2 ( 地積地目別平均単価 ( 別表 1 ) によって評価します ( イ ) 昭和 60 年度以後 (1985 年 4 月 1 日以後 ) に取得したもの取得原価 3 によって評価します取得原価が不明なものは再調達原価で評価しますが無償で移管を受けた道路等の敷地は備忘価額 1 多摩市における固定資産台帳の考え方本市における固定資産台帳 ( 一般会計等財務書類 ) の考え方は次のとおりです本市の固定資産台帳は原則として総務省の統一的な基準による地方公会計マニュアル ( 平成 28 年 5 月改訂 ) に基づき整備しています固定資産台帳の整備上本市の判断により例外的な取り扱いをした箇所については下線を引いています 1 固定資産及び固定資産台帳 ⑴ 固定資産とは固定資産とは