クレナフィン爪外用液 10% ( エフィナコナゾール ) CTD 第 2 部 2.5 臨床に関する概括評価 科研製薬株式会社

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1 クレナフィン爪外用液 1% ( エフィナコナゾール ) CTD 第 2 部 2.5 臨床に関する概括評価 科研製薬株式会社

2 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 1 目次 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) 製品開発の根拠 生物薬剤学に関する概括評価 臨床薬理に関する概括評価 有効性の概括評価 安全性の概括評価 ベネフィットとリスクに関する結論 参考文献

3 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) 本項で使用した略号を表 に 用語の定義を表 に示す 表 略号一覧 略号 定義 95%CI 95% Confidence Interval(95% 信頼区間 ) ALT Alanine Aminotransferase( アラニン アミノトランスフェラーゼ ) AST Aspartate Aminotransferase( アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ ) AUC Area Under the plasma concentration-time Curve( 血漿中濃度 時間曲線下面積 ) AUC t 投与後 t 時間までの AUC BUN Blood Urea Nitrogen( 血中尿素窒素 ) C. albicans Candida albicans CLSI Clinical and Laboratory Standards Institute( 臨床 検査標準協会 ) C max Maximum Plasma Concentration( 最高血漿中濃度 ) CMH Cochran-Mantel-Haenszel CYP Cytochrome P45( シトクロム P45) DLSO Distal and Lateral Subungual Onychomycosis( 遠位側縁爪甲下爪真菌症 ) DPS Dow Pharmaceutical Sciences ECG 12-Lead Electrocardiogram(12 誘導心電図 ) E. floccosum Epidermophyton floccosum FDA Food and Drug Administration( アメリカ食品医薬品局 ) ICH International Conference on Harmonisation of Technical Requirements for Registration of Pharmaceuticals for Human Use( 日米 EU 医薬品規制調和会議 ) ITT Intent- to- Treat( 割り付けられた試験治療に基づく解析対象集団 ) LOCF Last Observation Carried Forward( 直前値補完法 ) MCII Mean Cumulative Irritancy Index( 平均累積皮膚刺激性スコア ) MedDRA Medical Dictionary for Regulatory Activities(ICH 国際医薬用語集 ) MedDRA/J Medical Dictionary for Regulatory Activities/ J(ICH 国際医薬用語集日本語版 ) MIC Minimum Inhibitory Concentration( 最小発育阻止濃度 ) MIC 5 5% Minimum Inhibitory Concentration( 試験した菌株数の 5% 以上の菌株の発育を阻止する最小薬物濃度 ) MIC 9 9% Minimum Inhibitory Concentration( 試験した菌株数の 9% 以上の菌株の発育を阻止する最小薬物濃度 ) PCR-RFLP Polymerase Chain Reaction-Restriction Fragment Length Polymorphism( ポリメラーゼ連鎖反応 - 制限酵素断片長多型 ) PSO Proximal Subungual Onychomycosis( 近位爪甲下爪真菌症 ) PT Preferred Term(MedDRA 及び MedDRA/J 基本語 ) QOL Quality of Life( 生活の質 ) SAP Statistical Analysis Plan( 統計解析計画書 ) SOC System Organ Class(MedDRA 及び MedDRA/J 器官別大分類 ) SWO Superficial White Onychomycosis( 表在性白色爪真菌症 ) T 1/2 Half-life( 消失半減期 ) TDO Total Dystrophic Onychomycosis( 全異栄養性爪真菌症 ) T max Time of maximum plasma concentration( 最高血漿中濃度到達時間 ) T. mentagrophytes Trichophyton mentagrophytes T. rubrum Trichophyton rubrum

4 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 3 表 用語の定義一覧 用語 定義 IDP-18 DPS が海外又はスポンサーとして行うエフィナコナゾールの開発コード 有効成分 液剤を示す KP-13 と同一 KP-13 科研製薬株式会社が国内で行うエフィナコナゾールの開発コード 有効成分 液剤を示す IDP-18 と同一 代謝物 H3 KP-13(IDP-18) の代謝物 H3 代謝物 H4 KP-13(IDP-18) の代謝物 H4

5 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 製品開発の根拠 (1) 目標適応症の臨床的 / 病態生理学的側面 爪真菌症とは 爪に真菌が感染 増殖して爪甲の混濁 肥厚 変形等の病変を生じる疾 患である その原因菌は 皮膚糸状菌 [Trichophyton rubrum(t. rubrum) や Trichophyton mentagrophytes(t. mentagrophytes) 等 ] Candida 属等の酵母 [Candida albicans(c. albicans) 等 ] 非白癬菌性糸状菌 (Aspergillus 属や Scopulariopsis 属等 ) の 3 種類に大別される 1) こ の中で皮膚糸状菌に起因するものが最も多く 特に趾爪の爪真菌症ではその原因菌の約 9% がT. rubrum 及びT. mentagrophytesである なお この原因菌の傾向は国内外を問わず同様であることが報告されている 2)-4) 皮膚糸状菌はケラチンを栄養源とする真菌であり ケラチンが豊富な角質層を好んで寄生する 角質層が特に厚い足底は感染の好発部位であり 皮膚糸状菌の感染により足白癬を生じる 更に足白癬の悪化等により 病巣部から連続して足趾の爪甲に感染が進み 趾爪の爪真菌症を発症することが多い そのため 足白癬患者の約 1/3 は趾爪の爪真菌症を合併していると報告されている 5) また 指爪の爪真菌症は 手白癬からの連続性感染又は足白癬等の掻破による自家接種性感染によって生じるが その発症頻度は趾爪よりも低い 爪真菌症の標準的な病型分類は英国皮膚科学会の分類が国際的に受け入れられており 日本国内でもこの分類が使用されている 英国皮膚科学会では 爪真菌症を遠位側縁爪甲下爪真菌症 (DLSO, Distal and Lateral Subungual Onychomycosis) 表在性白色爪真菌症(SWO, Superficial White Onychomycosis ) 近位爪甲下爪真菌症(PSO, Proximal Subungual Onychomycosis) カンジダ性爪真菌症(Candidal Onychomycosis) 全異栄養性爪真菌症(TDO, Total Dystrophic Onychomycosis) の 5 種類に分類している 4) その中で最も多い病型であるDLSOでは 原因菌が爪の遠位端あるいは側縁部の角質層から爪下皮に侵入し 近位部に向かって増殖する その結果 爪甲は遠位側から徐々に白色 ~ 黄褐色に混濁し 爪甲下角質増殖による爪甲肥厚 爪甲剥離や爪の変形が生じる ( 図 ) また 外観上の変化により 人前で裸足になれない 不衛生な印象から周囲に敬遠されるなどの問題に悩まされるだけでなく 肥厚 変形が高度になると 周囲の皮膚が圧迫されることによる痛みや歩行障害が生じ QOLに重大な影響を及ぼすことから 患者の肉体的 精神的な負担は大きい 5) 特に高齢者では 爪甲の肥厚と変形による歩行障害が転倒の原因となり 寝たきり状態への誘因となる可能性がある 6) また 糖尿病患者では 変形した爪甲によって周囲の皮膚に傷が生じ 潰瘍や細菌感染による蜂窩織炎へと進展し 下肢の壊疽等の深刻な状態に至ることもある 1) しかし 爪甲の肥厚や変形のない軽症の患者の多くは自覚症状がほとんどなく 治療せずに放置されてしまうケースが多い そのような軽症例であっても 爪真菌症の自然治癒は稀であるため 無治療の状態が続くことによって感染が進行し 患者自身の他の部位や家族等の他者に感染を拡大させる危険性を有している よって これらの患者に対しても 疾患を啓蒙するとともに早期及び軽症のうちから積極的に治療を行うことが重要である

6 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 5 爪甲の伸びに従い皮膚糸状菌も移動 皮膚糸状菌 爪甲下角質増殖爪甲の脱落 皮膚糸状菌の侵入経路 図 DLSO の発症機序 Source: 皮膚真菌症診断 治療ガイドライン 12) _ 図 1 より引用 (2) 目標適応症に対し試験を実施したことを支持する科学的背景 (2.1) 爪真菌症の疫学日本では Japan Foot Week 研究会により 全国の皮膚科を受診した外来患者の足疾患の調査が実施されている その結果 日本人での趾爪の爪白癬の有病率は約 1% 潜在的な患者数は約 11 万人と推計されている 5) なお 爪真菌症は加齢とともに有病率が上昇する疾患であり 7 歳以上の高齢者では 5% 近くが罹患していたという調査結果もある 7) また 糖尿病患者や末梢循環不全患者等では有病率が高くなることが確認されており そのような基礎疾患を持つ患者では 多くの指趾の爪が感染し 重症化する傾向があることも報告されている 7) なお 海外での有病率は 北米で 7%~9% 3),8),9) ヨーロッパで 2%~8% 1),11) と報告されている (2.2) 現行の治療法と問題点 (2.2.1) 爪真菌症の診断爪真菌症の確定診断には KOH 直接鏡検法 真菌培養法又はPolymerase Chain Reaction-Restriction Fragment Length Polymorphism(PCR-RFLP) 法等により 爪中に真菌の存在を確認する必要がある KOH 直接鏡検法は 顕微鏡で爪検体中の菌糸等の真菌要素を確認することにより 真菌の有無を診断する検査である 信頼度が高く 短時間で実施可能なため 最も広く用いられている 真菌培養法は 爪検体の一部を培養することにより 感染の有無及び菌種を同定する検査である 菌種を同定できる最も簡易で低額な検査だが 結果が判明するまで 2 週間以上を要すること及び偽陰性率が高いことから使用頻度は低い PCR-RFLP 法は分子生物学的手法により 真菌の有無及び菌種を同定する検査法である 菌種の同定率は高いが 機器及び検査費が高額等の理由によりほとんど普及していない 12),13) 上記の理由から一般診療では 爪真菌症が疑われた場合 最も簡便なKOH 直接鏡検法に

7 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 6 基づいて診断される しかし 爪真菌症は爪甲の混濁 肥厚等の特徴的な臨床像を示すため 臨床症状のみで診断するケースが報告され 14) 爪真菌症ではない患者に漫然と経口抗真菌薬が投与され続けることの危険性が問題視されている 12) そのため 皮膚真菌症診断 治療ガイドライン 12) では KOH 直接鏡検法や真菌培養法などに基づいた正確な診断の重要性を強調しており 確定診断の後に治療を開始するように提言されている (2.2.2) 現行の治療法爪真菌症治療の最終目標は 混濁や肥厚が生じている感染爪が健康な爪になり 真菌学的に完全に菌が除去された状態になることである 4),15) 日本では 爪真菌症に対して適応を持つ治療法は経口抗真菌薬の内服療法のみである 実際の臨床の場では 足白癬の適応を持つ外用抗真菌薬を爪に対して使用する方法もとられているが 十分な効果は得られていない 6) また アメリカ及びヨーロッパでは 内服療法だけではなく 外用療法も爪白癬の適応を取得している 以下にそれらの特徴と課題を記載する 1. 内服療法 ( 全身療法 ) 日本では 爪白癬及び爪カンジダ症に対してイトラコナゾール及びテルビナフィン塩酸塩の 2 成分が適応を取得している (1) イトラコナゾールトリアゾール系の薬剤であり 白癬菌やカンジダ属をはじめ広い抗真菌スペクトラムを有している 用法は 1 週間連日投与し その後 3 週間休薬するパルス療法であり それを通常 3 サイクル (3 ヵ月間 ) 繰り返す 良好な成績が報告されており 16) 投与期間が短期間であるという利点はあるが Cytochrome P45(CYP)3A4 及びP 糖蛋白に対する阻害作用を示すため 多くの薬剤との薬物相互作用が報告されている したがって 添付文書には多くの成分が併用禁忌に指定され 特に薬物治療中の合併症を有する患者では慎重に使用しなければならず 合併症の多い高齢者などでは臨床使用上の大きな課題となっている 17) なお 肝障害を合併している患者に対しても慎重投与とされており 長期間投与を行う場合には 定期的な肝機能検査を実施するよう推奨されている (2) テルビナフィン塩酸塩アリルアミン系の薬剤であり 特に白癬菌に対して優れた抗真菌活性を示すが 一部の酵母 ( カンジダ属等 ) に対しては抗真菌活性がやや劣り イトラコナゾールよりも抗真菌スペクトラムは狭い 用法は 6 ヵ月間の連日投与である 欧米では イトラコナゾールのパルス療法とテルビナフィン塩酸塩の連続投与を比較した大規模な臨床試験が実施され 有効性はテルビナフィン塩酸塩が優れていたと報告されている 18)-2) しかし テルビナフィン塩酸塩は重篤な肝障害による死亡例が報告されており 添付文書では警告が設定されている そのため 投与開始前及び投与開始後の定期的な肝機能検査及び血液検査を実施するよう指定されている 21) 2. 適応外の薬剤を用いた療法日本で爪真菌症の適応を取得している外用抗真菌薬はなく 足白癬等の適応を取得している各種の外用抗真菌薬の使用が報告されている 足白癬に用いられる一般的な外用

8 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 7 剤は 爪甲の透過性に乏しく爪甲下の病巣部まで十分な薬物濃度が到達できないため 感染が爪甲表面に限られるSWOやごく初期のDLSO 以外で効果は認められていない 6) 感染部分の切除 (debridement) 又は爪甲に穴を開けることによって 外用抗真菌薬を病巣部に到達させる方法も試みられているが 十分な効果は得られていない 22) 3. 海外のみで承認されている医薬品海外では爪真菌症の外用治療薬として 一般的な皮膚真菌症治療薬よりも高濃度の薬物を含有したシクロピロクス (8% 製剤 ) やアモロルフィン塩酸塩 (5% 製剤 ) のネイルラッカー剤などが適応を取得している 23),24) シクロピロクスは 毎日塗布を続け 1 週間に 1 度アルコールで完全に拭き取る用法であり アモロルフィン塩酸塩は 週に 1~2 回塗布し 塗布の度にアルコールで完全に拭き取る用法である また 両剤ともに塗布前に爪甲表面に付着した薬剤を爪やすりで削る処置等が必要で 用法が煩雑である これら薬剤の治療効果は経口抗真菌薬より劣るとされているため 英国皮膚科学会のガイドラインでは 経口抗真菌薬による治療を推奨している 4) 以上のとおり 現在 日本で承認されている爪真菌症に対する唯一の治療法は経口抗真菌薬の内服療法であり 皮膚真菌症診断 治療ガイドライン 12) でも内服療法を原則としている しかし これらの経口抗真菌薬には肝障害の副作用や薬物相互作用があり 特に高齢者や合併症を多く抱える患者で使用が敬遠され 実際には爪白癬患者の約 63% に対して 有用な外用薬がないにもかかわらず 外用薬単独での治療が試みられている 5) したがって 安全性に対する懸念が低く 爪真菌症に対して外用で有効性が期待できる新たな治療薬が望まれている (3) 申請医薬品の薬理学的分類 KP-13 は科研製薬株式会社が合成した新規トリアゾール系化合物である ( 図 ) OH CH 3 N N N N F F 図 KP-13 の化学構造式 KP-13 は イトラコナゾールなどの既存のトリアゾール系薬剤と同様に 真菌細胞膜のエルゴステロール生合成経路上におけるラノステロールの 14 位メチル基の脱メチル化反応を阻害し 抗真菌作用を発揮する

9 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 8 (4) 非臨床試験の結果から期待される臨床上の効果 以下に非臨床試験により確認された KP-13 の特徴及びその期待される臨床上の有用性 を記載する 1. 優れた抗真菌作用を有する KP-13 は 爪真菌症の主要原因菌である T. rubrum 及び T. mentagrophytes に対して 日本で承認されている経口抗真菌薬との比較では イトラコナゾールよりも高く テルビナフィン塩酸塩とほぼ同程度の in vitro 抗真菌活性を示した また 海外で承認されている外用抗真菌薬との比較では シクロピロクスオラミンよりも高く アモロルフィン塩酸塩とほぼ同程度の in vitro 抗真菌活性を示した 更に 爪真菌症の原因菌の 1 つである C. albicans に対して これら 4 成分より高い in vitro 抗真菌活性を示した ( 項 ) また 上記の主要原因菌以外の病原真菌である Epidermophyton floccosum(e. floccosum) Trichophyton 属 Candida 属 Aspergillus 属 Fusarium 属 Acremonium 属 Scopulariopsis 属等の菌種に対しても KP-13 は高い活性と広い抗真菌スペクトラムを示した ( 項 ) 以上より KP-13 は皮膚真菌症の各種原因真菌 ( 糸状菌及び酵母様真菌 ) に対して広い抗真菌スペクトラムを有するとともに その活性は国内外の他の爪真菌症治療薬と同程度以上であることが明らかとなった 2. ケラチンとの親和性が低く 爪の浸透性が高いため 爪中及び爪床で高い抗真菌活性を発揮する抗真菌薬を爪中に高濃度で貯留するためには 爪や角質層の主要構成成分であるケラチンとの吸着が必要である しかし 抗真菌薬はケラチンとの吸着により 活性が著しく低下することが知られている 25)-27) したがって 抗真菌薬が爪中や爪床で高い活性を発揮するためには 適度のケラチン親和性を有し 感染部位でケラチンに結合していない活性型として存在することが必要と考えられている 25),28)-31) KP-13 のケラチンへの吸着率は 85.7% で アモロルフィン塩酸塩 (98.1%) シクロピロクスオラミン (99.3%) テルビナフィン塩酸塩 (98.9%) 及びイトラコナゾール (99.5%) の吸着率より低かった また 洗浄操作を 5 回行った際のケラチンからのKP-13 の累積遊離率は 46.% で アモロルフィン塩酸塩 (6.9%) シクロピロクスオラミン (2.4%) テルビナフィン塩酸塩 (3.5%) 及びイトラコナゾール (1.7%) の累積遊離率より高く ケラチンに吸着した KP-13 は他剤に比べて遊離しやすいと考えられた ( 項 ) また ヒト爪甲下面への T. rubrum の接種により作製した in vitro 感染モデルで KP-13 はヒト爪甲下の T. rubrum に対して明らかな増殖阻止作用を示したのに対して シクロピロクス及びアモロルフィン塩酸塩のネイルラッカー剤は増殖阻止作用を示さなかった ( 項 ) このことから KP-13 はヒト爪甲を浸透し 真菌の発育を阻止する濃度以上の薬剤が爪甲下に到達すると考えた 更に in vitro ヒト爪透過性比較試験の結果 シクロピロクス及びアモロルフィン塩酸塩のネイルラッカー剤と比較し KP-13 は爪甲下への到達が早いと考えられた ( 項 ) これらの結果から KP-13 は適度なケラチン親和性により ケラチンとの吸着による活性の低下が少なく 加えて 爪甲の透過性に優れることから 爪中及び爪床で高い活性を発揮することが期待された

10 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 9 3. 全身性の副作用及び薬物相互作用を回避できる KP-13 をラット正常皮膚に単回投与した際の経皮吸収率は約 1% 程度であり ( 項 ) 臨床での投与経路である爪塗布時は更に吸収率が低いと考えられた また ヒト爪を用いた in vitro 爪透過性試験での透過率は.3% であり ( 項 ) KP-13 を爪に塗布後 爪から全身への移行は僅かであると推測された KP-13 の代謝には 多くの CYP 分子種が関与しており KP-13 が他剤から CYP 阻害による相互作用を受けても大きな血漿中濃度の上昇は生じないと推測された ( 項 ) また KP-13 及び代謝物 H3 は複数の CYP 分子種を阻害したが ( 項 ) 臨床血漿中濃度を考慮すると CYP 阻害に基づく相互作用が起こる可能性は低いと考えた 以上より KP-13 は爪真菌症に対して外用で治療効果を期待でき 既存の経口抗真菌薬で認められている肝障害等の全身性の副作用及び薬物相互作用を回避できる可能性が高いと判断した また 新たな治療選択肢となる外用抗真菌薬のニーズは高く 開発意義は高いと考えた (5) 臨床開発計画申請に用いた臨床データパッケージを表 に示す KP-13 の臨床試験は 日本単独で 2 試験 日本を含む国際共同で 1 試験 海外で 6 試験を実施した 表 申請に用いた臨床試験一覧 試験番号 実施国 試験区分投与部位被験 ( デザイン ) 対象被験者治験薬投与期間者数目的 資料番号 KP-13-2 日本 KP-13 1% 第 I 相 KP-13 5% Step 1 ( 被験者及び背部 ( 経皮 ) KP-13 1% 28 評価者盲検 ) 健康成人男子 KP-13 基剤 (2~64 歳 ) Step 1: 単回貼付皮膚刺激性脱イオン水 ( 陰性対照 ) Step 2:7 日間貼付 Step 2 光感作性.2% ラウリル硫酸 28 薬物動態ナトリウム ( 陽性対照 ) BRADY *1 第 I 相患者 ( 非盲検 ) (2~79 歳 ) 趾爪 KP-13 1% *2 24 KP-13-3 日本 薬物動態爪中濃度測定 程度 : 軽度 ~ 重度 28 日間滴下 KP-13 5% *2 17 *1:BRADY (Skin Irritation Test Strips) には薬剤を使用していない *2: 市販予定製剤 / 最終処方製剤 *3:IDP-18 の爪真菌用製剤 *4:IDP-18 の 白癬 (tinea ) 用製剤 *5: 再負荷期のみ塗布 *6: 半閉塞群のみ評価者盲検 *7: 治験薬を塗布し 乾燥後に対象爪のみを半透性フィルムで覆い その状態を一晩維持 ( 約 6~1 時間 )

11 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 1 表 申請に用いた臨床試験一覧 ( 続き ) 試験番号 実施国 試験区分 ( デザイン ) 目的 対象被験者 投与部位 投与期間 治験薬 被験者数 資料番号 IDP-18A *3 1% IDP-18A *3 5% IDP-18A *3 1% DPSI-IDP- 18-P1-1 アメリカ 第 I 相 ( 被験者及び評価者盲検 ) 健康人 (18~65 歳 ) 背部 ( 経皮 ) 21 日間貼付 IDP-18A *3 基剤 IDP-18B *4 5% IDP-18B *4 1% 皮膚刺激性 IDP-18B *4 基剤 脱イオン水 ( 陰性対照 ).2% ラウリル硫酸 ナトリウム ( 陽性対照 ) DPSI-IDP- 18-P1-2 アメリカ 第 I 相 ( 非盲検 ) 薬物動態 健康人 (18~45 歳 ) 趾爪及び背部 ( 経皮 ) 1 日目単回塗布 4~1 日目反復塗布 趾爪 IDP-18 1% * 背部 IDP-18 1% *2 *5 背部 肘前窩部 第 I 相 ( 経皮 ) IDP-18 1% *2 DPSI-IDP- 18-P1-4 アメリカ ( 二重盲検 ) 皮膚刺激性 健康人 (18~7 歳 ) 誘導期 (21 日間 ) 負荷期 (2 日間 ) *2 IDP-18 基剤 再負荷期 (4 日間 ) DPSI-IDP- 18-P1-3 アメリカ 第 Ia 相 ( 非盲検 ) 薬物動態 患者 (18~7 歳 ) 程度 : 重度 趾爪 28 日間塗布 IDP-18 1% * 第 II 相 患者 *7 IDP-18 1% 半閉塞 36 DPSI-IDP- 18-P2-1 メキシコ ( 二重盲検 *6 ) (18~65 歳 ) 用量探索程度 : 趾爪 36 週間塗布 IDP-18 1% 39 IDP-18 5% 薬物動態 軽度 ~ 中等度 IDP-18 基剤 22 DPSI-IDP- 18-P3-1 DPSI-IDP- 18-P3-2 第 III 相日本 ( 二重盲検 ) アメリカカナダ有効性及び安全性第 III 相 ( 二重盲検 ) アメリカカナダ有効性及び安全性 患者 (18~7 歳 ) 程度 : 軽度 ~ 中等度患者 (18~7 歳 ) 程度 : 軽度 ~ 中等度 趾爪 48 週間塗布 趾爪 48 週間塗布 IDP-18 1% *2 656 *2 IDP-18 基剤 214 IDP-18 1% *2 583 *2 IDP-18 基剤 *1:BRADY (Skin Irritation Test Strips) には薬剤を使用していない *2: 市販予定製剤 / 最終処方製剤 *3:IDP-18 の爪真菌用製剤 *4:IDP-18 の 白癬 (tinea ) 用製剤 *5: 再負荷期のみ塗布 *6: 半閉塞群のみ評価者盲検 *7: 治験薬を塗布し 乾燥後に対象爪のみを半透性フィルムで覆い その状態を一晩維持 ( 約 6~1 時間 )

12 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 11 (5.1) 第 I 相試験計画日本での KP-13 の開発は 国内での第 I 相試験で安全性及び忍容性を確認した後 用量探索試験を実施せずに 海外で実施した用量探索試験 (DPSI-IDP-18-P2-1) の結果を利用して臨床推奨用量を決定し 第 III 相国際共同治験を実施する計画とした その根拠は KP-13 は爪甲表面に直接塗布する外用抗真菌薬であり 有効性及び安全性に関して民族的要因の影響を受けにくいと考えたためである なお 治験を開始するにあたり 本開発方針について独立行政法人医薬品医療機器総合機構との 相談 ( 年 月 日実施 ) を行った ( 項 ) 本相談にて との助言を受け 第 I 相試験を開始した また 同相談にて との助言を受け 臨床薬理試験 (KP-13-2 年 月 ~ 月 ) では とした 本試験では KP-13 の皮膚刺激性及び光感作性を評価するため Step 1 としてパッチテスト及び光パッチテストを行う単回貼付試験を実施し 忍容性及び安全性を確認した後 Step 2 として 7 日間の反復貼付試験を実施する計画とした 海外で実施した 21 日間累積皮膚刺激性試験 (DPSI-IDP-18-P1-1) での貼付開始後 7 日目以内と 8 日目以降の皮膚刺激性及び有害事象プロファイルを比較した結果 大きな差がみられなかったことから 日本では 7 日間の反復貼付試験を実施し その結果によって民族間差の検討が可能であると考えた (5.2) 臨床推奨用量上記の相談にて との助言を受け 臨床薬理試験 (KP-13-3 年月 ~ 月 ) を計画し KP-13 の爪塗布時の爪中濃度を検討することとした 本試験では爪中濃度に対する するため 厚さの異なる第 1 趾及び第 2 趾の爪中濃度をそれぞれ測定する計画とした また 真菌感染の有無による影響も検討するため 第 1 趾及び第 2 趾で真菌感染が認められない趾爪も測定対象とした 本試験では DPSI-IDP-18-P2-1 試験の用法 用量に基づき KP-13 1% 又は 5% の 1 日 1 回就寝前塗布とし 面積の大きい第 1 趾爪は 2 滴 他の趾爪は 1 滴ずつ全趾爪に塗布した 対象年齢は 爪真菌症の罹患率がピークとなる 7~8 歳を含む 2 歳以上 8 歳未満とした 本試験結果にて 爪中の薬物濃度が主要原因菌の最小発育阻止濃度 (MIC, Minimum Inhibitory Concentration ) 以上の濃度に到達していることが確認された場合 DPSI-IDP-18-P2-1 試験で臨床推奨用量と判断された KP-13 1% の用量は 日本人に対しても同様に有効性が期待できるものと考えた

13 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 12 日本で実施した 2 つの第 I 相試験の結果を受け 海外で実施した試験成績と比較 検討し (1) 海外と国内のパッチテストでどちらも皮膚刺激性に問題はなく 大きな民族間差はみられなかったこと (2) 臨床薬理試験 (DPSI-IDP-18-P1-2) と KP-13-2 試験で経皮塗布時の薬物動態及び血中移行性並びに忍容性に大きな民族間差はみられなかったこと (3) DPSI-IDP-18-P1-2 試験及び DPSI-IDP-18-P2-1 試験と KP-13-3 試験で爪塗布時の血中濃度に大きな民族間差はみられなかったこと (4) KP-13-3 試験にて測定された KP-13 の爪中濃度は 最低の爪中濃度を示した被験者でも MIC 値の 2 倍以上の濃度を示しており 国内外の臨床分離株で KP-13 に対する感受性の違いがあったとしても抗真菌作用を示す可能性が高いと考えられたことから 海外で実施した DPSI-IDP-18-P2-1 試験の成績に基づき 臨床推奨用量を決定することが可能であると判断した (5.3) 第 III 相試験計画 第 III 相国際共同治験 (DPSI-IDP-18-P3-1) を計画するにあたり 相談 ( 年 月 日までに書面にて実施 ) を行い を相談した ( 項 ) その結果 との回答が得られ 検証的試験 (DPSI-IDP-18-P3-1 年 月 ~ 年 月 ) への参加を計画した なお 並行し てアメリカ及びカナダで もう 1 つの検証的試験 (DPSI-IDP-18-P3-2 年 月 ~ 年 月 ) が計画された また 同相談で との助言を受けたため した DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験では 有効性の主要評価項目とし て 52 週目の完全治癒率 ( 対象爪の感染面積 % かつ真菌学的治癒 ) を設定した 爪真菌 症治療の最終目標は 混濁や肥厚が生じている感染爪が健康な爪になり 真菌学的に完全 に菌が除去された状態になることであるため 4),15) 完全治癒率で評価することは妥当であ ると考えた また 爪真菌症の治癒過程は 病巣部に到達した薬剤が真菌の発育を阻止し 爪根部から健康な爪が新生されることにより徐々に病巣部が遠位側に押し出され 完全に置き換わるようにして治癒に至るとされ 治癒までの期間は爪の伸長速度に大きく依存し 指爪では 6 ヵ月以上 指爪よりも伸長速度の遅い趾爪では 12 ヵ月以上を要するとされる 9) 加えて 海外で既に承認されている外用抗真菌薬では 第 III 相試験の観察期間が通常 48 週間で実施されていることから IDP-18 の塗布期間として 48 週間 主要評価項目の評価時期として 52 週時点が妥当であると判断した また DPSI-IDP-18-P3-1 試験での被験者数の設定に関して 当初は IDP-18 1% 群 55 名 基剤群 275 名の合計 825 名を計画していたが アメリカ食品医薬品局 (FDA, Food and Drug Administration) との Meeting にて よう助言を受けたため (5.4-1 項 ) した 国内の目標被験者数は 国際共同治験に関する基本的考え方について ( 平成 19 年 9 月 28 日薬食審査発第 9281 号 ) を参考に算出し 全地域と日本での結果の一貫性が得られるよう全体の 2% の被験者数にあたる

14 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 名 (IDP-18 1% 群 12 名 基剤群 4 名 ) に設定した なお 試験実施中に日本 アメリカ カナダの被験者登録状況を考慮し 日本の目標被験者数を 2 名 (IDP-18 1% 群 15 名 基剤群 5 名 ) に変更した 治験薬の塗布期間を 48 週間に設定した DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験では IDP-18 1% 群で治験を完了した被験者は それぞれ 575 名 498 名 合計 173 名であった ( 資料番号 : ) したがって 致命的でない疾患に対し長期間の投与が想定される新医薬品の治験段階において安全性を評価するために必要な症例数と投与期間について ( 平成 7 年 5 月 24 日薬審第 592 号 ) の要件を満たす被験者数が集積され 長期投与時の安全性に関しても評価可能と判断した 以上の臨床試験成績から KP-13(IDP-18) を爪真菌症に対して 48 週間塗布した際の有効性及び安全性が確認されたため 製造販売承認申請を行った なお 以上の臨床試験の実施に際しては Guideline for Good Clinical Practice E6(ICH E6) を遵守し 更に日本国内で実施した臨床試験については 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令 ( 平成 9 年 3 月 27 日厚生省令第 28 号 ) を遵守した

15 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 生物薬剤学に関する概括評価 4 つの臨床薬理試験 (DPSI-IDP-18-P1-2 DPSI-IDP-18-P1-3 DPSI-IDP-18-P1-4 及 び KP-13-3) と 2 つの検証的試験 (DPSI-IDP-18-P3-1 及び DPSI-IDP-18-P3-2) では 最終処方製剤の治験薬を使用した KP-13 の開発過程で 最終処方製剤の前に 2 種類の製 剤処方の治験薬を使用した これら初期の製剤から最終処方製剤への成分分量の変更は 配合割合が.1% 以下の添加剤の変更及び精製水の添加であり 製剤特性に重大な影響を与えるものではないため 処方間の同等性の確認は不要と判断した (2.7.1 項 ) なお KP-13 (IDP-18) の臨床試験で 薬物動態 有効性及び安全性を検討した結果 問題となる事象はみられていない

16 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 臨床薬理に関する概括評価外用抗真菌薬 KP-13(IDP-18) の塗布局所への影響を評価するために 臨床薬理試験では皮膚刺激性及び皮膚感作性を検討した また 全身的な薬物動態及び爪中の薬物濃度についても検討した 皮膚刺激性及び薬物動態を検討した国内 2 試験及び海外 5 試験の計 7 試験の一覧を表 に示す なお 日本での臨床薬理試験は 皮膚刺激性及び薬物動態の日本人と外国人での類似性を確認し 海外臨床試験の成績を日本人へ外挿可能かどうか検討する目的で まず健康成人男子を対象とした臨床薬理試験 (KP-13-2) で日本人での皮膚刺激性及び薬物動態を検討した また 海外での臨床推奨用量が日本人でも有効性を期待できる濃度であることを確認するために 爪真菌症患者を対象とした臨床薬理試験 (KP-13-3) で爪中濃度を測定した 表 KP-13(IDP-18) の皮膚刺激性及び薬物動態を検討した臨床試験の一覧 試験番号 実施国 試験区分 ( デザイン ) 目的 対象被験者 投与部位投与期間 治験薬 被験 *1 資料番号者数 KP-13 1% KP-13 5% KP-13-2 日本 第 I 相 ( 被験者及び評価者盲検 ) 皮膚刺激性光感作性薬物動態 健康成人男子 (2~64 歳 ) 背部 ( 経皮 ) Step 1: 単回貼付 *2 Step 2:7 日間貼付 KP-13 1% KP-13 基剤 脱イオン水 ( 陰性対照 ).2% ラウリル硫酸ナトリウム ( 陽性対照 ) BRADY *3 Step 1 28 Step Step 1 総塗布量 KP mg KP-13-3 日本 第 I 相 ( 非盲検 ) 薬物動態爪中濃度測定 患者 (2~79 歳 ) 程度 : 軽度 ~ 重度 趾爪 28 日間滴下 KP-13 1% *4 約 32. mg/ 日 KP-13 5% *4 約 16. mg/ 日 IDP-18A *5 1% IDP-18A *5 5% IDP-18A *5 1% DPSI-IDP- 18-P1-1 アメリカ 第 I 相 ( 被験者及び評価者盲検 ) 皮膚刺激性 健康人 (18~65 歳 ) 背部 ( 経皮 ) 21 日間貼付 IDP-18A *5 基剤 IDP-18B *6 5% IDP-18B *6 1% IDP-18B *6 基剤 脱イオン水 ( 陰性対照 ).2% ラウリル硫酸ナトリウム ( 陽性対照 ) *1: 皮膚刺激性又は薬物動態の評価が可能であった被験者数 *2:Step 2 では 7 日間貼付しているが 薬物動態の評価は行っていない *3:BRADY (Skin Irritation Test Strips) には薬剤を使用していない *4: 市販予定製剤 / 最終処方製剤 *5:IDP-18 の爪真菌用製剤 *6:IDP-18 の 白癬 (tinea ) 用製剤 *7: 再負荷期のみ塗布 *8: 半閉塞群のみ評価者盲検 *9: 治験薬を塗布し 乾燥後に対象爪のみを半透性フィルムで覆い その状態を一晩維持 ( 約 6~1 時間 )

17 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 16 表 KP-13(IDP-18) の皮膚刺激性及び薬物動態を検討した臨床試験の一覧 ( 続き ) 試験番号 実施国 試験区分 ( デザイン ) 目的 対象被験者 投与部位投与期間 治験薬 被験 *1 資料番号者数 DPSI-IDP- 18-P1-2 DPSI-IDP- 18-P1-4 DPSI-IDP- 18-P1-3 DPSI-IDP- 18-P2-1 アメリカ アメリカ アメリカ メキシコ 第 I 相 ( 非盲検 ) 薬物動態 第 I 相 ( 二重盲検 ) 皮膚刺激性 第 Ia 相 ( 非盲検 ) 薬物動態 第 II 相 ( 二重盲検 *8 ) 薬物動態 健康人 (18~45 歳 ) 健康人 (18~7 歳 ) 患者 (18~7 歳 ) 程度 : 重度 患者 (18~65 歳 ) 程度 : 軽度 ~ 中等度 趾爪及び背部 ( 経皮 ) 1 日目単回塗布 4~1 日目反復塗布 *7 背部 肘前窩部 ( 経皮 ) 誘導期 (21 日間 ) 負荷期 (2 日間 ) 再負荷期 (4 日間 ) 趾爪 28 日間塗布 趾爪 36 週間塗布 趾爪 IDP-18 1% *4 4 mg/ 日 背部 IDP-18 1% *4 2 mg/ 日 IDP-18 1% *4 *4 IDP-18 基剤 IDP-18 1% * mg/ 日 *9 IDP-18 1% 半閉塞最大 26.7 mg/ 日 IDP-18 1% 最大 26.7 mg/ 日 IDP-18 5% 最大 13.3 mg/ 日 IDP-18 基剤 mg/ 日 *1: 皮膚刺激性又は薬物動態の評価が可能であった被験者数 *2:Step 2 では 7 日間貼付しているが 薬物動態の評価は行っていない *3:BRADY (Skin Irritation Test Strips) には薬剤を使用していない *4: 市販予定製剤 / 最終処方製剤 *5:IDP-18 の爪真菌用製剤 *6:IDP-18 の 白癬 (tinea ) 用製剤 *7: 再負荷期のみ塗布 *8: 半閉塞群のみ評価者盲検 *9: 治験薬を塗布し 乾燥後に対象爪のみを半透性フィルムで覆い その状態を一晩維持 ( 約 6~1 時間 ) (1) 皮膚刺激性 KP-13 は外用抗真菌薬であるため 日本人健康成人男子を対象とした KP-13-2 試験及び外国人健康人を対象とした臨床薬理試験 (DPSI-IDP-18-P1-1) で パッチテストにより塗布局所の皮膚刺激性を検討した KP-13-2 試験では KP-13 液剤 1% 5% 及び 1% の皮膚刺激性を単回及び 7 日間反復貼付のパッチテストで検討した ( 項 ) 一方 DPSI-IDP-18-P1-1 試験では IDP-18 液剤 1% 5% 及び 1% の皮膚刺激性を 21 日間の反復貼付で検討した ( 項 ) なお 日本人と外国人に対する皮膚刺激性の比較については DPSI-IDP-18-P1-1 試験の貼付開始後 7 日目以内と 8 日目以降で 有害事象プロファイル及び皮膚刺激性に大きな変化がみられなかったことから 2 つの試験の 7 日間での皮膚刺激性スコアを比較し 民族間差を検討した 両試験の平均累積皮膚刺激性スコア (MCII, Mean Cumulative Irritancy Index) を表 及び図 に示す 2 試験ともに KP-13 液剤 1% 5% 及び 1% の皮膚刺激性はすべて軽度であり 日本人及び外国人で大きな違いはみられなかった また 外国人健康人を対象とした臨床薬理試験 (DPSI-IDP-18-P1-4) で IDP-18 液剤 1% の接触感作性を検討した結果 接触感作の誘導はみられなかった ( 項 )

18 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 17 表 KP-13-2 試験及び DPSI-IDP-18-P1-1 試験での 7 日間の MCII の比較 試験番号 KP-13-2 DPSI-IDP-18-P1-1 実施国 日本 アメリカ 貼付期間 7 日間 21 日間 (7 日間までのデータ ) 項目治験薬 MCII *1 *2 MCII 分類 MCII *1 *2 MCII 分類 KP-13 (IDP-18A) 1%.19 軽度の刺激性.6 軽度の刺激性 KP-13 (IDP-18A) 5%.33 軽度の刺激性.61 軽度の刺激性 KP-13 (IDP-18A) 1%.44 軽度の刺激性.64 軽度の刺激性 KP-13 (IDP-18A) 基剤.14 軽度の刺激性.6 軽度の刺激性.2% ラウリル硫酸ナトリウム ( 陽性対照 ) 2.8 重度の刺激性 1.19 中等度の刺激性 脱イオン水 ( 陰性対照 ).31 軽度の刺激性.29 軽度の刺激性 BRADY.12 軽度の刺激性 - - *1: 各被験者の累積皮膚刺激性スコアを貼付日数 (7 日間 ) で除して MCII を算出し それを治験薬ごとに 合算したものを被験者数 (KP-13-2 試験 :28 名 DPSI-IDP-18-P1-1 試験 :37 名 ) で除して各治験薬 の MCII を算出した *2: < MCII <= 1: 軽度の刺激性 1 < MCII < 2: 中等度の刺激性 2 <= MCII: 重度の刺激性 Source:KP-13-2 試験 _ 表 DPSI-IDP-18-P1-1 試験 _APPENDIX 7 SUBJECT DATA LISTINGS_Data Listing 1 Data Listing 2 Data Listing 3 Data Listing 4 Data Listing 8 Data Listing 9 より引用 3 2 重度 MCII 1 中等度 軽度 KP-13 1% KP-13 5% KP-13 1% 基剤陽性対照陰性対照 BRADY 日本 (KP-13-2 試験 ) アメリカ (DPSI-IDP-18-P1-1 試験 ) 図 日間の平均累積皮膚刺激性スコア (MCII) Source: 表 の図示 (2) 薬物動態 (2.1) 健康人での薬物動態日本人健康成人男子を対象とした臨床薬理試験 (KP-13-2) では KP-13 液剤 1% 5% 及び 1% を背部へ同時に単回貼付した際の薬物動態について検討した なお 非臨床試験の結果 ( 資料番号 : ) から KP-13 の主代謝物は H3 と考え 未変化体とともに代謝物 H3 の血漿中濃度も測定した KP-13 及び代謝物 H3 の C max 及び AUC t は低く 血中への移行はわずかな量であると考えられた なお 貼付終了後 ( 貼付 48 時間後 ) KP-13 の血漿中濃度は減少し 貼付 72 時間後にはすべての被験者で定量限界 (.1 ng/ml) 未満又はその付近の濃度であった したがって KP-13 はパッチ除去後に血漿中から速やかに

19 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 18 消失することを確認した ( 項 項 ) 外国人健康人を対象とした臨床薬理試験 (DPSI-IDP-18-P1-2) では IDP-18 液剤 1 % を背部及び趾爪に単回及び 7 日間反復塗布した際の薬物動態を 2 用法 ( 単回 反復 )2 時期のクロスオーバー法により検討した 背部及び趾爪に塗布した際の IDP-18 及び代謝物 H3 の C max 及び AUC t は低く 日本人のデータと同様に血中への移行はわずかな量であると考えられた 用量で補正した薬物動態パラメータは 背部及び趾爪塗布でほぼ同程度であり IDP-18 の吸収はこれら 2 つの塗布部位間で著明に異なるものではないと考えられた また 単回及び反復塗布時の薬物動態パラメータから IDP-18 及び代謝物 H3 はいずれも線形性を示すと考えた ( 項 ) KP-13-2 試験での単回貼付時の薬物動態パラメータ及びDPSI-IDP-18-P1-2 試験での単回塗布時の薬物動態パラメータを表 に示す 試験間で投与量に違いはあるものの 両試験ともにKP-13 のC max 及びAUC t は低く 地域間で大きな差異はみられなかった 表 KP-13-2 試験及び DPSI-IDP-18-P1-2 試験での KP-13 の薬物動態パラメータ ( 単回 ) 試験番号 KP-13-2 DPSI-IDP-18-P1-2 実施国 日本 アメリカ 投与部位 背部 背部 趾爪 投与量 56.9 mg 2 mg 4 mg パラメータ KP-13 H3 IDP-18 H3 IDP-18 H3 C max (ng/ml).684 ± ± ± ± ± ±.36 AUC t (ng hr/ml) * ± ± ± ± ± ± T max (hr) 22.4 ± ± ( ) *2 ( ) *2 ( ) *2 ( ) *2 T 1/2 (hr) ± ± ± 平均値 ± 標準偏差 *1: 塗布後 定量可能であった最終採取時刻までの AUC *2: 中央値 ( 範囲 ) Source:KP-13-2 試験 _ 表 表 DPSI-IDP-18-P1-2 試験 _Table Table (2.2) 爪真菌症患者での薬物動態日本人の爪真菌症患者 ( 病型及び程度を問わない ) を対象とした臨床薬理試験 (KP-13-3) では KP-13 液剤 1% 又は 5% を趾爪に 28 日間反復滴下した際のKP-13 の爪中濃度並びにKP-13 及び代謝物 H3 の血漿中濃度を検討した いずれの用量でも KP-13 の爪中濃度は白癬菌株のMICの最高値 [ 治験実施時のデータでは.13 g/ml CLSI(Clinical and Laboratory Standards Institute) のM38-A2 に準拠して測定した最新の結果では.6 g/ml] 以上であり その平均値はMICの 2 倍以上 (.6 g/mlとの比較では 4 倍以上 ) を示し 最低の爪中濃度を示した被験者でも MIC 値の 2 倍以上 (.6 g/mlとの比較では 4 倍以上 ) の濃度であった ( 表 ) なお 罹患爪 健康爪別及び爪の厚さが異なる第 1 趾 2 趾爪別に関わらず いずれも爪中にMICを十分に超える濃度で存在し 爪真菌症に対して抗真菌作用が期待できることが示唆された また KP-13 及び代謝物 H3 の血漿中濃度は それぞれ最も高い被験者でも 6.7 ng/ml 及び 6.73 ng/mlであった ( 項 )

20 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 19 表 第 1 趾爪の爪中 KP-13 濃度の基本統計量 滴下群 滴下開始基本統計量後の週数被験者数爪数平均値標準偏差最小値 25% 点中央値 75% 点最大値 歪度 2 週 % 4 週 週 週 % 4 週 週 爪中 KP-13 濃度の単位 :μg/g Source:KP-13-3 試験 _ 表 軽度から中等度の外国人の爪真菌症患者を対象とした用量探索試験 (DPSI-IDP-18-P2-1) では IDP-18 液剤 1% 又は 5% を趾爪に 36 週間反復塗布した際の IDP-18 及び代謝物 H3 の血漿中濃度を検討した IDP-18 及び代謝物 H3 の血漿中濃度は それぞれ最も高い被験者でも 7.5 ng/ml 及び 5.68 ng/ml であった ( 項 ) 重度の外国人の爪真菌症患者を対象とした臨床薬理試験 (DPSI-IDP-18-P1-3) では IDP-18 液剤 1% を趾爪に 28 日間反復塗布した際のIDP-18 代謝物 H3 及びH4 の血漿中濃度を検討した IDP-18 代謝物 H3 及びH4 の血漿中濃度は それぞれ最も高い被験者でも 1.47 ng/ml 7.45 ng/ml 及び.229 ng/mlであった ( 項 ) 代謝物 H4 は 非臨床試験でイヌの血漿中に曝露が確認されたため 臨床試験で新たに測定したが ほとんど血漿中に確認されなかった なお DPSI-IDP-18-P1-3 試験での趾爪への単回塗布時の薬物動態パラメータは 健康人を対象としたDPSI-IDP-18-P1-2 試験と類似しており 健康人と患者で血中移行性に大きな違いはみられなかった ( 表 ) 表 DPSI-IDP-18-P1-2 試験及び DPSI-IDP-18-P1-3 試験での IDP-18 の薬物動態パラメータ ( 単回 ) 試験番号 DPSI-IDP-18-P1-2 DPSI-IDP-18-P1-3 投与部位 趾爪 趾爪 投与量 4 mg 37.3 mg パラメータ IDP-18 H3 IDP-18 H3 H4 C max (ng/ml).382 ± ± ± ± ±. AUC t (ng hr/ml) * ± ± ± ± T max (hr) ( ) *2 ( ) *2 ( ) *2 ( ) *2 - T 1/2 (hr) 平均値 ± 標準偏差 *1: 塗布後 定量可能であった最終採取時刻までの AUC *2: 中央値 ( 範囲 ) Source:DPSI-IDP-18-P1-2 試験 _Table Table DPSI-IDP-18-P1-3 試験 _Table 11-3 Table 11-4 Table 11-5 KP-13-3 試験の結果から KP-13 の爪中濃度は MIC を十分に上回り 抗真菌活性が期待できることが確認された 更に 国内外のいずれの試験でも 又は健康人と患者のいずれでも KP-13(IDP-18) 代謝物 H3 及び H4 の血漿中濃度は低い値であり 血中への移行はわずかな量であると考えられた

21 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 2 (2.3) 薬物動態学的薬物相互作用 KP-13 による肝薬物代謝酵素 (CYP1A2 及び CYP3A4) の誘導能について 凍結ヒト初代培養肝細胞を用いて検討した その結果 KP-13 には CYP1A2 及び CYP3A4 の誘導能はないものと考えられた ( 項 ) また ヒト由来肝ミクロソームを用いた in vitro 試験により KP-13 及び代謝物 H3 の CYP 分子種に対する阻害作用を検討した その結果 KP-13 は複数の CYP 分子種の酵素活性に対して阻害作用を示し 最も強い阻害作用が認められた CYP2C9 では KP-13 の血漿中濃度が 45.3 ng/ml を超える場合 薬物相互作用を示す可能性があると予測された 同様に代謝物 H3 は CYP2B6 に最も強い阻害作用を示し 血漿中濃度が 96.8 ng/ml を超える場合 薬物相互作用を示す可能性があると予測された ( 項 ) 薬物動態を検討したすべての臨床試験 (KP-13-2 試験 KP-13-3 試験 DPSI-IDP-18-P1-2 試験 DPSI-IDP-18-P1-3 試験及び DPSI-IDP-18-P2-1 試験 ) で 趾爪塗布時の血漿中濃度の平均値 ± 標準偏差は最高値 (KP-13-3 試験で KP-13 : ± ng/ml DPSI-IDP-18-P1-3 試験で代謝物 H3: ± ng/ml) であっても 上記の予測値よりも低く KP-13 で 1/3 未満 代謝物 H3 で 1/4 未満であり 血漿中濃度が最高値 (DPSI-IDP-18-P2-1 試験で KP-13:7.5 ng/ml DPSI-IDP-18-P1-3 試験で代謝物 H3: 7.45 ng/ml) を示した被験者であっても KP-13 で 1/6 未満 代謝物 H3 で 1/12 未満であった また 背部貼付時の血漿中濃度が最高値 (DPSI-IDP-18-P1-2 試験で KP-13:11.1 ng/ml DPSI-IDP-18-P1-2 試験で代謝物 H3:9.8 ng/ml) を示した被験者であっても薬物相互作用を示す可能性がある濃度よりも低かった したがって CYP 阻害に基づく臨床上重大な薬物相互作用が生じる可能性は低いと考えた (3) 民族的要因の影響皮膚刺激性を検討した KP-13-2 試験及び DPSI-IDP-18-P1-1 試験の結果 日本人及び外国人で大きな違いはみられなかった 日本人を対象に薬物動態を検討した臨床試験 (KP-13-2 試験及び KP-13-3 試験 ) 及び外国人を対象に薬物動態を検討した臨床試験 (DPSI-IDP-18-P1-2 試験 DPSI-IDP-18-P1-3 試験及び DPSI-IDP-18-P2-1 試験 ) を比較した結果 KP-13(IDP-18) の血漿中濃度及び全身曝露量はいずれも低く KP-13(IDP-18) を皮膚又は趾爪に塗布した際の血中移行性に大きな民族間差はみられなかった (2.7.2 項 ) なお 薬物動態を検討した国内外のすべての臨床試験で 血漿中濃度の最高値は薬物相互作用を生じる可能性がある濃度よりも低かった (2.5.3(2.3) 項 ) したがって KP-13(IDP-18) を皮膚又は趾爪に塗布した結果 全身的な安全性を懸念するような血漿中濃度の上昇はみられず その有効性は投与局所に限られることから 内因性の民族的要因による影響は受けにくいものと考えられた また 考慮すべき外因性の民族的要因として 各国の生活様式の違いに起因する靴を履いている時間の差が想定され その影響により趾爪の閉塞状態に違いが生じる可能性が高いと考えた しかしながら 爪真菌症患者を対象とした DPSI-IDP-18-P2-1 試験で KP-13 (IDP-18) の血漿中濃度は非閉塞群と半閉塞群で大きな差がなかったことから 趾爪の閉塞状態の違いは KP-13(IDP-18) の薬物動態に大きな影響を与えないと考えた 以上より KP-13(IDP-18) は局所に作用し 人種差などの民族的要因による影響を受けにくいと考えられ 海外と同一の用法 用量が日本人にも適用できると判断した

22 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 21 (4) 臨床新鮮分離株に対するin vitro 抗真菌活性日本 アメリカ及びカナダで分離されたT. rubrum T. mentagrophytes 及びC. albicansに対するkp-13 のin vitro 抗真菌活性をテルビナフィン塩酸塩 シクロピロクスオラミン イトラコナゾール及びアモロルフィン塩酸塩と比較した KP-13 の T. rubrum 及びT. mentagrophytesに対する抗真菌活性はテルビナフィン塩酸塩及びアモロルフィン塩酸塩とほぼ同等で シクロピロクスオラミン及びイトラコナゾールより高く C. albicansに対する活性は最も高かった ( 表 ) したがって KP-13 は爪真菌症の主要原因菌である T. rubrum 及びT. mentagrophytesに対して有効であるだけでなく C. albicansによる爪カンジダ症に対しても同様に有効であると考えた 表 臨床分離株に対する各種薬剤の in vitro 抗真菌活性 菌種 ( 株数 ) 薬物 MIC( g/ml) 範囲 MIC 5 MIC 9 KP アモロルフィン塩酸塩 T. rubrum シクロピロクスオラミン (13) テルビナフィン塩酸塩 イトラコナゾール KP アモロルフィン塩酸塩 T. mentagrophytes シクロピロクスオラミン (129) テルビナフィン塩酸塩 イトラコナゾール KP-13 <=.5 - >.25.4 >.25 アモロルフィン塩酸塩 <= C. albicans シクロピロクスオラミン (15) テルビナフィン塩酸塩 > > 16 イトラコナゾール <=.4 - > 2.15 > 2 Source: _Table _Table _Table 1

23 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 22 (5) 国内外の臨床分離株に対する抗真菌活性爪真菌症の主要原因菌であるT. rubrum 及びT. mentagrophytesに対するkp-13 のin vitro 抗真菌活性について 日本 アメリカ及びメキシコの臨床分離株を用いて検討し 各国分離株間のKP-13 感受性を比較した ( 資料番号 : ) 各国で分離されたT. rubrum 及びT. mentagrophytesに対するkp-13 の抗真菌活性を表 に示す いずれの国の分離株も KP-13 の両菌種に対する MIC 9 は.6 μg/ml 以下であり 両皮膚糸状菌種に対して低濃度で発育を阻止した また KP-13 の両菌種に対する MIC 範囲は各国間で類似しており 感受性は国内外で大きく異ならないものと考えた 表 各国の臨床分離株に対する KP-13 の抗真菌活性 臨床分離株 アメリカ メキシコ 日本 Trichophyton rubrum 分離菌株数 (n) MIC 範囲 (μg/ml) MIC 5 (μg/ml) MIC 9 (μg/ml) Trichophyton mentagrophytes 分離菌株数 (n) MIC 範囲 (μg/ml) MIC 5 (μg/ml).3 NA.15 MIC 9 (μg/ml).6 NA.6 Source: _Table 1 Table 2 Table 3 Table 4 Table 5 Table 6

24 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 23 また DPSI-IDP-18-P3-1 試験に組入れられた被験者からスクリーニング 48 週及び 52 週時に採取した臨床分離株を用いて IDP-18 に対する抗真菌活性を評価した ( 資料番号 : ) 地域間差は 治験薬塗布の影響を受けていないスクリーニング時の臨床分離株で検討した スクリーニング時には 8 株が分離され 菌種は 日本 アメリカ及びカナダで同様の傾向であり いずれもT. rubrumが最も多かった ( 表 ) 日本 アメリカ及びカナダのすべての臨床分離株が.6 μg/ml 以下の低濃度で発育が阻止され 感受性に大きな違いはみられなかった 表 DPSI-IDP-18-P3-1 試験でスクリーニング時に採取した臨床分離株の抗真菌活性 日本 アメリカ カナダ 試験全体 Trichophyton rubrum 分離菌株数 (n) MIC 範囲 (μg/ml) <= <= <= <= MIC 5 (μg/ml) <=.2 <=.2 <=.2 <=.2 MIC 9 (μg/ml) Trichophyton mentagrophytes 分離菌株数 (n) MIC 範囲 (μg/ml) <= <= <= <= MIC 5 (μg/ml) <=.2.8 <=.2.4 MIC 9 (μg/ml) Epidermophyton floccosum 分離菌株数 (n) MIC 範囲 (μg/ml).15 <= NA <= MIC 5 (μg/ml) NA NA NA NA MIC 9 (μg/ml) NA NA NA NA Source: _Table 3 Table 4 Table 5

25 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 有効性の概括評価 (1) 有効性を評価した臨床試験の概観 KP-13(IDP-18) の爪真菌症患者に対する有効性は 用量探索試験 (DPSI-IDP-18-P2-1) 及び 2 つの検証的試験 (DPSI-IDP-18-P3-1 及びDPSI-IDP-18-P3-2) により評価した IDP-18 液剤 1% 及び 5% の有効性を探索的に検討したDPSI-IDP-18-P2-1 試験の結果から 臨床推奨用量を 1% に決定し 同一デザインの 2 つの検証的試験 (DPSI-IDP-18-P3-1 及びDPSI-IDP-18-P3-2) で有効性を評価した DPSI-IDP-18-P2-1 試験はメキシコで実施し DPSI-IDP-18-P3-1 試験は日本 アメリカ及びカナダの 3 ヵ国 DPSI-IDP-18-P3-2 試験はアメリカ及びカナダの 2 ヵ国での国際共同治験として実施した なお IDP-18 の日本人患者集団に対する有効性は DPSI-IDP-18-P3-1 試験の成績に基づいて評価した 有効性を評価したこれら 3 試験の概略を表 に示す 表 有効性を評価した臨床試験の概略 試験番号 DPSI-IDP-18-P2-1 DPSI-IDP-18-P3-1 DPSI-IDP-18-P3-2 ( 資料番号 ) ( ) ( ) ( ) 治験デザイン多施設共同 無作為化 二重盲検 *1 基剤対照 並行群間比較 実施国メキシコ日本 アメリカ カナダアメリカ カナダ 対象被験者 対象爪の感染面積が 2%~5% の軽度から中等度の爪真菌症患者 治験薬 / 被験者数 IDP-18 1% 半閉塞 *2 / 36 名 IDP-18 1%/ 39 名 IDP-18 1%/ 656 名基剤 / 214 名 IDP-18 1%/ 583 名基剤 / 22 名 IDP-18 5%/ 38 名基剤 / 22 名 ( 日本人被験者 IDP-18 1%/ 184 名 基剤 / 59 名を含む ) 塗布期間 36 週間 48 週間 48 週間 観察期間 塗布 (36 週間 ) 終了 3 日後まで 52 週間 52 週間 有効性評価項目 週目及び塗布終了 3 日後 ( 以下 追跡調査時 ) の完全 < 主要評価項目 > 52 週目の完全治癒率 治癒率 週目及 < 統計解析計画書 (SAP, Statistical Analysis Plan) Ver. 1 の副次的評価項目 > *3 び追跡調査時の臨床的有効率 週目及び追跡調査時の有効治療率 週目及び追跡調査時の真菌学的治癒率 週目及び追跡調査時の KOH 直接鏡検結果 週目及び追跡調査時の真菌培養検査結果 *4 52 週目の臨床的有効率 52 週目の真菌学的治癒率 52 週目の健康領域の新たな伸長 <SAP Ver. 2 の副次的評価項目 > 52 週目の完全又はほぼ完全な治癒率 52 週目の健康領域の新たな伸長 52 週目の真菌学的治癒率 *1:DPSI-IDP-18-P2-1 試験は 1% 群 5% 群及び基剤群の 3 群は二重盲検であるが 1% 半閉塞群は評価者盲検 *2: 治験薬を塗布し 乾燥後に対象爪のみを半透性フィルムで覆い その状態を一晩維持 ( 約 6~1 時間 ) *3:DPSI-IDP-18-P2-1 試験では 対象爪の感染面積が 2% 未満と定義 *4:DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験の SAP Ver. 1 では 対象爪の感染面積が 1% 未満と定義 (2) 試験方法 (2.1) デザイン DPSI-IDP-18-P2-1 試験は 多施設共同 無作為化 二重盲検 (1% 半閉塞群は評価者盲検で実施 ) 基剤対照 並行群間比較試験として実施した DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験は いずれも多施設共同 無作為化 二重盲検 基剤対照 並行群間比較試験として実施した

26 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 25 (2.2) 対象集団 3 試験ともに軽度から中等度の爪真菌症患者を対象とした 軽度から中等度の主な基準として 対象爪 ( 左右どちらかの第 1 趾爪 ) の感染面積が 2%~5% 対象爪の爪廓近位部から少なくとも 3 mm 以上の健康領域が存在 対象爪の厚さが 3 mm 以下等の項目を設定した DPSI-IDP-18-P2-1 試験では 18 歳 ~65 歳の男女を対象とし DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験では 18 歳 ~7 歳の男女を対象とした また すべての試験でスクリーニング時の対象爪の KOH 直接鏡検が陽性かつ真菌培養検査が陽性である被験者を対象とした (2.3) 用法 用量及び塗布期間いずれの試験も用法は 1 日 1 回就寝時に感染趾爪に塗布とした DPSI-IDP-18-P2-1 試験にて IDP-18 1% 半閉塞 1% 及び 5% の有効性を基剤と比較し 臨床推奨用量を 1% に決定した 塗布期間は DPSI-IDP-18-P2-1 試験では臨床推奨用量を探索的に検討する計画であること及び趾爪の生え変わりまでの期間を考慮し 36 週間とした DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験では DPSI-IDP-18-P2-1 試験の成績及び他剤の評価期間を考慮し IDP-18 1% を 48 週間塗布し 追跡調査 (52 週時点 ) で有効性を基剤と比較した (2.4) 有効性評価項目 DPSI-IDP-18-P2-1 試験は 探索的試験であることから 主要評価項目を設定せずに実施した DPSI-IDP-18-P3-1 試験及びDPSI-IDP-18-P3-2 試験では 主要評価項目として 52 週目の完全治癒率 を設定した 完全治癒は 爪真菌症治療の最も重要なエンドポイントと考えられており 一般的に対象爪の感染面積 % かつ真菌学的治癒 (KOH 直接鏡検陰性かつ真菌培養検査陰性 ) と定義される 32),33) 近年 治療効果の検討に広く用いられており KP-13 の有効性評価も同様の基準を採用した 副次的評価項目には SAP Ver. 1 では 52 週目の臨床的有効率 52 週目の真菌学的治癒率 52 週目の健康領域の新たな伸長 を設定した 臨床的有効は 感染面積 1% 未満と定義した SAP Ver. 2 では 52 週目の完全又はほぼ完全な治癒率 52 週目の健康領域の新たな伸長 52 週目の真菌学的治癒率 を設定した 完全又はほぼ完全な治癒は 感染面積 5% 以下かつ真菌学的治癒と定義した なお SAP Ver. 1 から SAP Ver. 2 への改訂では 臨床的有効率 を 完全又はほぼ完全な治癒率 に変更したが この変更は 感染面積のみに基づく評価項目から感染面積と真菌学的検査の双方に基づく評価項目への変更であり より臨床的に意義のある厳しい基準へと改訂した (3) 有効性データの解析方法 (3.1) 解析対象集団いずれの試験も 無作為化され治験薬を少なくとも 1 回塗布したすべての被験者を Intent-to-treat(ITT) と定義し 有効性の主な解析対象集団とした

27 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 26 (3.2) 解析方法いずれの試験も統計解析は SAS パッケージを用いて行い 有効性データの欠測値は最終観察値で補完した (LOCF, Last Observation Carried Forward) DPSI-IDP-18-P2-1 試験の有効性評価項目である追跡調査時 ( 塗布 36 週間終了 3 日後 ) の完全治癒率について IDP-18(1% 半閉塞 1% 及び 5%) の基剤に対する優越性は 塗布群と解析センター ( 項 ) を独立変数としたロジスティック回帰モデルで検討した なお DPSI-IDP-18-P2-1 試験では 多重性は調整せず 探索的な検討を行った DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験では 主要評価項目の 52 週目の完全治癒率について IDP-18 1% の基剤に対する優越性を検討するために 解析センター ( 項及び 項 ) を層とする Cochran-Mantel-Haenszel(CMH) 検定を実施した なお DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験では データベース固定前に SAP の改訂を行った 改訂した項目は有効性の副次的評価項目であり 主要評価項目は変更しなかった ( 表 ) したがって 改訂後の SAP Ver. 2 での解析を計画していたが FDA から との助言を受け 両方の SAP に基づき解析を実施した 表 DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験の SAP の改訂前後の有効性評価項目 項目 SAP Ver. 1 SAP Ver. 2 主要評価項目 52 週目の完全治癒率 52 週目の完全治癒率 副次的評価項目 52 週目の臨床的有効率 52 週目の完全又はほぼ完全な治癒率 52 週目の真菌学的治癒率 52 週目の健康領域の新たな伸長 52 週目の健康領域の新たな伸長 52 週目の真菌学的治癒率 有効性の主要評価項目である 52 週目の完全治癒率は 改訂前後の SAP で共通であり 解析センターを層とする CMH 検定を実施した 検定の有意水準は両側 5% とし 信頼区間の信頼係数は 95% とした いずれの SAP でも 52 週目の完全治癒率について LOCF によるデータの補完の影響を検討するために感度分析を行い 更に 解析センターごとの治療効果の一様性 ( オッズ比の均一性 ) を検討するために Breslow-Day 検定を行った 副次的評価項目は 臨床的有効率 を 完全又はほぼ完全な治癒率 に変更し 複数の副次的評価項目に対する多重性を考慮した逐次法による検定順序も変更した SAP Ver. 1 では 臨床的有効率 真菌学的治癒率 健康領域の新たな伸長 の順に検定を行ったが SAP Ver. 2 では 完全又はほぼ完全な治癒率 健康領域の新たな伸長 真菌学的治癒率 の順とした 健康領域の新たな伸長 は 症状の改善を視覚的に評価した客観的指標であるとともに 被験者自身も視覚的に認識可能であり 真菌学的検査結果よりも臨床的意義が大きいものと考え 検定順序を変更した なお 臨床的有効率 真菌学的治癒率 及び 完全又はほぼ完全な治癒率 は 解析センターを層とする CMH 検定を実施し 健康領域の新たな伸長 は 塗布群と解析センターを因子とする二元配置分散分析を実施した 検定の有意水準はすべて両側 5% とし 信頼区間の信頼係数は 95% とした また 有効性に対する人口統計学的特性等の影響を検討するために 部分集団解析を行った 部分集団を規定する因子としては 年齢や性別などの一般的な人口統計学的特性に

28 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 27 加え 有効性に影響を及ぼす可能性が考えられるベースライン時の対象爪の感染面積などを設定した また DPSI-IDP-18-P3-1 試験では 日本人部分集団と外国人部分集団に対する有効性を比較するため 実施地域別の部分集団解析を実施した (4) 有効性の結果 (4.1) 被験者の内訳 人口統計学的及び他の基準値の特性 DPSI-IDP-18-P2-1 試験 DPSI-IDP-18-P3-1 試験及びDPSI-IDP-18-P3-2 試験に組入れられた被験者の内訳 人口統計学的及び他の基準値の特性を表 に示す DPSI-IDP-18-P2-1 試験には 135 名の被験者が組入れられ (IDP-18 1% 半閉塞群 36 名 1% 群 39 名 5% 群 38 名及び基剤群 22 名 ) 組入れたすべての被験者を ITT とした 性別は 男性 45.9%(62/135 名 ) 女性 54.1%(73/135 名 ) であり 平均年齢は 42.8 歳であった 本試験は メキシコで実施した臨床試験であり 人種は全被験者メスティーソ (1 名は白人との複数回答 ) であった なお 中止した被験者は IDP-18 1% 半閉塞群 4 名 1% 群 6 名 5% 群 4 名及び基剤群 4 名であった DPSI-IDP-18-P3-1 試験には 87 名の被験者が組入れられ (IDP-18 1% 群 656 名及び基剤群 214 名 ) 組入れたすべての被験者を ITT とした 性別は 男性 74.4%(647/87 名 ) 女性 25.6%(223/87 名 ) であり 平均年齢は 52.3 歳であった 本試験は 日本 アメリカ及びカナダの 3 ヵ国での国際共同治験であり 日本人 243 名が組入れられた なお 中止した被験者は IDP-18 1% 群 81 名及び基剤群 27 名であった DPSI-IDP-18-P3-2 試験には 785 名の被験者が組入れられ (IDP-18 1% 群 583 名及び基剤群 22 名 ) 誤登録のため治験薬を塗布しなかった 4 名の被験者 (IDP-18 1% 群 3 名及び基剤群 1 名 ) を除外した 781 名を ITT とした 性別は 男性 8.4%(628/781 名 ) 女性 19.6%(153/781 名 ) であり 平均年齢は 5.6 歳であった なお 中止した被験者は IDP-18 1% 群 85 名及び基剤群 42 名であった 人口統計学的特性では DPSI-IDP-18-P2-1 試験の男女比がほぼ 1 : 1 であったのに対して DPSI-IDP-18-P3-1 試験及びDPSI-IDP-18-P3-2 試験では男性の比率が高かった この原因として アメリカとカナダで実施された爪真菌症の疫学調査結果では 男性の割合がそれぞれ 58% 3) 64.1% 8) と報告されているが メキシコの疫学調査結果では 51% 34) とやや低く 実施地域の違いによるものと考えられた また DPSI-IDP-18-P2-1 試験に比べ DPSI-IDP-18-P3-1 試験及びDPSI-IDP-18-P3-2 試験では平均年齢が 1 歳程度高かった DPSI-IDP-18-P2-1 試験では年齢の上限を 65 歳 DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験では上限を 7 歳に設定したことが理由と考えられた 加えて 上述の疫学調査の結果から アメリカとカナダでは 5~6 歳に患者が多い傾向があるが メキシコでは 3~4 歳にピークがあり 性別と同様に実施地域による要因も考えられた なお その他の項目に試験間で大きな差はみられなかった

29 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 28 表 有効性評価に用いた試験の被験者の内訳 人口統計学的及び他の基準値の特性 試験番号 DPSI-IDP-18-P2-1 DPSI-IDP-18-P3-1 DPSI-IDP-18-P3-2 塗布群 1% 項目半閉塞 1% 5% 基剤 全体 1% 基剤 全体 1% 基剤 全体 組入れた被験者数 ITT 被験者数 36 (1.) 39 (1.) 38 (1.) 22 (1.) 135 (1.) 656 (1.) 214 (1.) 87 (1.) 58 (99.5) 21 (99.5) 781 (99.5) ITT から除外した被験者数 (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 3 (.5) 1 (.5) 4 (.5) 中止した被験者数 4 (11.1) 6 (15.4) 4 (1.5) 4 (18.2) 18 (13.3) 81 (12.3) 27 (12.6) 18 (12.4) 85 (14.6) 42 (2.8) 127 (16.2) 性別 男性 (44.4) (46.2) (5.) (4.9) (45.9) (74.5) (73.8) (74.4) (8.) (81.6) (8.4) 女性 2 (55.6) 21 (53.8) 19 (5.) 13 (59.1) 73 (54.1) 167 (25.5) 56 (26.2) 223 (25.6) 116 (2.) 37 (18.4) 153 (19.6) 高齢者 非高齢者 *1* 2 区分 非高齢者高齢者 36 (1.) (.) 39 (1.) (.) 38 (1.) (.) 22 (1.) (.) 135 (1.) (.) 57 (86.9) 86 (13.1) 179 (83.6) 35 (16.4) 749 (86.1) 121 (13.9) 54 (86.9) 76 (13.1) 18 (89.6) 21 (1.4) 684 (87.6) 97 (12.4) *3 人種 白人 (.) 1 (2.6) (.) (.) 1 (.7) 425 (64.8) 14 (65.4) 565 (64.9) 522 (9.) 164 (81.6) 686 (87.8) 黒人 / アフリカ系アメリカ人 (.) (.) (.) (.) (.) 36 (5.5) 7 (3.3) 43 (4.9) 34 (5.9) 21 (1.4) 55 (7.) アメリカンイン ディアン / アラ (.) (.) (.) (.) (.) (.2) (.5) (.2) (.3) (.5) (.4) スカ先住民 アジア人 (.) (.) (.) (.) (.) 189 (28.8) 63 (29.4) 252 (29.) 11 (1.9) 6 (3.) 17 (2.2) ハワイ先住民 / その他の太平洋 (.) (.) (.) (.) (.) (.2) (.5) (.2) (.2) (.) (.1) 島人 *4 その他 36 (1.) 39 (1.) 38 (1.) 22 (1.) 135 (1.) 4 (.6) 2 (.9) 6 (.7) 1 (1.7) 9 (4.5) 19 (2.4) 年齢 ( 歳 ) 平均値 標準偏差 最大値 * *5 71. * *5 中央値 最小値 被験者数 (%) *1:DPSI-IDP-18-P2-1 試験で組入れられた被験者の年齢は 最大でも 64 歳であった *2:65 歳以上の被験者を高齢者 65 歳未満の被験者を非高齢者として集計した *3: 複数回答可 *4:DPSI-IDP-18-P2-1 試験で組入れられた被験者の人種は すべてメスティーソ (1 名は白人との複数回答 ) であった *5: 計画書上の選択基準では スクリーニング時点で 7 歳までが適格であるが ベースライン時点の年齢での集計であ るため 71 歳を含む *6:DPSI-IDP-18-P2-1 試験では Blenderm テープ未使用時の測定データを集計した *7: 治験実施計画書上の選択基準では スクリーニング及びベースライン時点で対象爪の感染面積が 5% までが適格で あるが 逸脱によって感染面積が 6% の被験者が組入れられた Source:DPSI-IDP-18-P2-1 試験 _Table Table Table Table _ 表 S(1)-1) DPSI-IDP-18-P3-1 試験 _Table 1-1 Table 1-2 Table 11-1 Table _ 表 E(1)-2) DPSI-IDP-18-P3-2 試験 _Table 1-1 Table 1-2 Table 11-1 Table _ 表 E(1)-2)

30 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 29 表 有効性評価に用いた試験の被験者の内訳 人口統計学的及び他の基準値の特性 ( 続き ) 試験番号 DPSI-IDP-18-P2-1 DPSI-IDP-18-P3-1 DPSI-IDP-18-P3-2 項目感染面積 (%) *6 塗布群 1% 半閉塞 1% 5% 基剤 全体 1% 基剤 全体 1% 基剤 全体 平均値 標準偏差 最大値 * *7 中央値 最小値 被験者数 (%) *1:DPSI-IDP-18-P2-1 試験で組入れられた被験者の年齢は 最大でも 64 歳であった *2:65 歳以上の被験者を高齢者 65 歳未満の被験者を非高齢者として集計した *3: 複数回答可 *4:DPSI-IDP-18-P2-1 試験で組入れられた被験者の人種は すべてメスティーソ (1 名は白人との複数回答 ) であった *5: 治験実施計画書上の選択基準では スクリーニング時点で 7 歳までが適格であるが ベースライン時点の年齢での集計であるため 71 歳を含む *6:DPSI-IDP-18-P2-1 試験では Blenderm テープ未使用時の測定データを集計した *7: 治験実施計画書上の選択基準では スクリーニング及びベースライン時点で対象爪の感染面積が 5% までが適格であるが 逸脱によって感染面積が 6% の被験者が組入れられた Source:DPSI-IDP-18-P2-1 試験 _Table Table Table Table _ 表 S(1)-1) DPSI-IDP-18-P3-1 試験 _Table 1-1 Table 1-2 Table 11-1 Table _ 表 E(1)-2) DPSI-IDP-18-P3-2 試験 _Table 1-1 Table 1-2 Table 11-1 Table _ 表 E(1)-2) (4.2) 主要評価項目 ( 完全治癒率 ) DPSI-IDP-18-P2-1 試験の追跡調査時 ( 塗布終了 3 日後 ) の完全治癒率を表 に示し DPSI-IDP-18-P3-1 試験及びDPSI-IDP-18-P3-2 試験の 52 週目の完全治癒率を表 に示す DPSI-IDP-18-P2-1 試験での追跡調査時 ( 塗布終了 3 日後 ) の完全治癒率は IDP-18 1% 半閉塞群 22.2%(8/36 名 ) 1% 群 25.6%(1/39 名 ) 5% 群 15.8%(6/38 名 ) 基剤群 9.1%(2/22 名 ) であった 各塗布群間に統計的有意差はみられなかったものの 実薬群の完全治癒率はいずれも基剤群より高く 1% 群が最も高い値を示した 日本が参加した検証的試験である DPSI-IDP-18-P3-1 試験での 52 週目の完全治癒率は IDP-18 1% 群 17.8%(117/656 名 ) 基剤群 3.3%(7/214 名 ) であり 統計的有意差が認められた [ 群間差 ( 95% 信頼区間 (95%CI, 95% Confidence Interval)):14.6( )% P <.1] もう 1 つの検証的試験である DPSI-IDP-18-P3-2 試験での 52 週目の完全治癒率は IDP-18 1% 群 15.2%(88/58 名 ) 基剤群 5.5%(11/21 名 ) であり 同様に統計的有意差が認められた [ 群間差 (95%CI):9.7( )% P <.1] 以上の結果より 臨床推奨用量と判断した IDP-18 1% の治療効果は 2 つの検証的試験でいずれも基剤を有意に上回り IDP-18 1% の有効性が示された

31 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 3 表 DPSI-IDP-18-P2-1 試験の追跡調査時の完全治癒率 (ITT) 塗布群項目 1% 半閉塞 1% 5% 基剤 ITT 被験者数 追跡調査時 ( 塗布終了 3 日後 ) の完全治癒率 (%) 22.2 (8/36) 25.6 (1/39) 15.8 (6/38) 9.1 (2/22) Source:DPSI-IDP-18-P2-1 試験 _Table 表 DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験の 52 週目の完全治癒率 (ITT) 試験番号 DPSI-IDP-18-P3-1 DPSI-IDP-18-P3-2 塗布群群間差群間差 1% 基剤 1% 基剤項目 (95%CI) (95%CI) * * ITT 被験者数 P 値 P 値 52 週目の完全治癒率 (%) ( ) ( ) (117/656) (7/214) (88/58) (11/21) <.1 <.1 *: 解析センターを層とする CMH 検定 Source:DPSI-IDP-18-P3-1 試験 _Table _ 表 E(2)-1) DPSI-IDP-18-P3-2 試験 _Table _ 表 E(2)-1) (4.3) 副次的評価項目 DPSI-IDP-18-P3-1 試験及びDPSI-IDP-18-P3-2 試験のSAP Ver. 1 で副次的評価項目として設定した 52 週目の臨床的有効率 真菌学的治癒率及び健康領域の新たな伸長を表 に SAP Ver. 2 で副次的評価項目として設定した 52 週目の完全又はほぼ完全な治癒率 健康領域の新たな伸長及び真菌学的治癒率を表 に示す DPSI-IDP-18-P3-1 試験での 52 週目の臨床的有効率は IDP-18 1% 群 35.7%(234/656 名 ) 基剤群 11.7%(25/214 名 ) 52 週目の完全又はほぼ完全な治癒率は IDP-18 1% 群 26.4%(173/656 名 ) 基剤群 7.%(15/214 名 ) 52 週目の健康領域の新たな伸長 ( 最小二乗平均値 ) は IDP-18 1% 群 5. mm 基剤群 1.6 mm 52 週目の真菌学的治癒率は IDP-18 1% 群 55.2%(362/656 名 ) 基剤群 16.8%(36/214 名 ) であり すべての副次的評価項目で統計的有意差が認められた 同様に DPSI-IDP-18-P3-2 試験での 52 週目の臨床的有効率は IDP-18 1% 群 31.% (18/58 名 ) 基剤群 11.9%(24/21 名 ) 52 週目の完全又はほぼ完全な治癒率は IDP-18 1% 群 23.4%(136/58 名 ) 基剤群 7.5%(15/21 名 ) 52 週目の健康領域の新たな伸長 ( 最小二乗平均値 ) は IDP-18 1% 群 3.8 mm 基剤群.9 mm 52 週目の真菌学的治癒率は IDP-18 1% 群 53.4%(31/58 名 ) 基剤群 16.9%(34/21 名 ) であり すべての副次的評価項目で統計的有意差が認められた

32 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 31 表 DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験の副次的評価項目 (SAP Ver. 1 ITT) 3.8 ±.2.9 ±.4 試験番号 DPSI-IDP-18-P3-1 DPSI-IDP-18-P3-2 塗布群群間差群間差 1% 基剤 1% 基剤項目 (95%CI) (95%CI) ITT 被験者数 P 値 P 値 52 週目の臨床的有効率 (%) ( ) ( ) (234/656) (25/214) (18/58) (24/21) <.1 *1 <.1 *1 52 週目の真菌学的治癒率 (%) ( ) ( ) (362/656) (36/214) (31/58) (34/21) <.1 *1 <.1 *1 52 週目の健康領域の新たな伸長 ( 最小二乗平均値 ± 標準誤差 5. ± ± ( ) 2.9 ( ) mm) <.1 *2 <.1 *2 *1: 解析センターを層とする CMH 検定 *2: 塗布群と解析センターを因子とする二元配置分散分析 Source:DPSI-IDP-18-P3-1 試験 _Table _ 表 E(3)-1) 表 E(4)-1) 表 E(5)-1) DPSI-IDP-18-P3-2 試験 _Table _ 表 E(3)-1) 表 E(4)-1) 表 E(5)-1) 表 DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験の副次的評価項目 (SAP Ver. 2 ITT) 3.8 ±.2.9 ±.4 試験番号 DPSI-IDP-18-P3-1 DPSI-IDP-18-P3-2 塗布群群間差群間差 1% 基剤 1% 基剤項目 (95%CI) (95%CI) ITT 被験者数 P 値 P 値 52 週目の完全又はほぼ完全な 治癒率 (%) ( ) ( ) (173/656) (15/214) (136/58) (15/21) <.1 *1 <.1 *1 52 週目の健康領域の新たな伸長 ( 最小二乗平均値 ± 標準誤差 5. ± ± ( ) 2.9 ( ) mm) <.1 *2 <.1 *2 52 週目の真菌学的治癒率 (%) ( ) ( ) (362/656) (36/214) (31/58) (34/21) <.1 *1 <.1 *1 *1: 解析センターを層とする CMH 検定 *2: 塗布群と解析センターを因子とする二元配置分散分析 Source:DPSI-IDP-18-P3-1 試験 _Table _ 表 E(4)-1) 表 E(5)-1) 表 E(6)-1) DPSI-IDP-18-P3-2 試験 _Table _ 表 E(4)-1) 表 E(5)-1) 表 E(6)-1)

33 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 32 (4.4) 部分集団における結果の比較 (4.4.1) DPSI-IDP-18-P3-1 試験の日本人部分集団と外国人部分集団の有効性の比較日本人が組入れられた検証的試験であるDPSI-IDP-18-P3-1 試験で 日本人部分集団 ( 日本で組入れられた被験者集団 ) と外国人部分集団 ( アメリカ及びカナダで組入れられた被験者集団 ) を比較し 国内外の有効性データの類似性を検討した 地域ごとの部分集団の人口統計学的及び他の基準値の特性を表 及び表 に示す 高齢者 (65 歳以上 ) 非高齢者(65 歳未満 ) 区分に関して 高齢者の割合は日本人部分集団で 22.2%(54/243 名 ) 外国人部分集団で 1.7%(67/627 名 ) であり 日本人部分集団で高かった 性別は 日本人部分集団で男性 64.6%(157/243 名 ) 女性 35.4%(86/243 名 ) 外国人部分集団で男性 78.1%(49/627 名 ) 女性 21.9%(137/627 名 ) であり 日本人部分集団で女性の比率が高かった 表 DPSI-IDP-18-P3-1 試験の人口統計学的及び他の基準値の特性 ( 計数値 ) 地域日本アメリカ カナダ全体 項目 塗布群 1% 基剤全体 1% 基剤全体 1% 基剤全体 ITT 被験者数 性別 高齢者 非高齢者 *1 区分 *2 人種 男性 121 (65.8) 女性 63 (34.2) 非高齢者 141 (76.6) 高齢者 43 (23.4) 白人 (.) 黒人 / アフリカ 系アメリカ人 (.) アメリカンイン ディアン / アラ (.) スカ先住民アジア人 184 (1.) ハワイ先住民 / その他の太平洋 (.) 島人その他 (.) 36 (61.) 23 (39.) 48 (81.4) 11 (18.6) (.) (.) (.) 59 (1.) (.) (.) 157 (64.6) 86 (35.4) 189 (77.8) 54 (22.2) (.) (.) (.) 243 (1.) (.) (.) 368 (78.) 14 (22.) 429 (9.9) 43 (9.1) 425 (9.) 36 (7.6) 1 (.2) 5 (1.1) 1 (.2) 4 (.8) 122 (78.7) 33 (21.3) 131 (84.5) 24 (15.5) 14 (9.3) 7 (4.5) 1 (.6) 4 (2.6) 1 (.6) 2 (1.3) 49 (78.1) 137 (21.9) 56 (89.3) 67 (1.7) 565 (9.1) 43 (6.9) 2 (.3) 9 (1.4) 2 (.3) 6 (1.) 489 (74.5) 167 (25.5) 57 (86.9) 86 (13.1) 425 (64.8) 36 (5.5) 1 (.2) 189 (28.8) 1 (.2) 4 (.6) 158 (73.8) 56 (26.2) 179 (83.6) 35 (16.4) 14 (65.4) 7 (3.3) 1 (.5) 63 (29.4) 被験者数 (%) *1:65 歳以上の被験者を高齢者 65 歳未満の被験者を非高齢者として集計した *2: 複数回答可 Source:DPSI-IDP-18-P3-1 試験 _Table _ 表 E(1)-1) 表 E(1)-2) 表 E(1)-4) 1 (.5) 2 (.9) 647 (74.4) 223 (25.6) 749 (86.1) 121 (13.9) 565 (64.9) 43 (4.9) 2 (.2) 252 (29.) 2 (.2) 6 (.7)

34 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 33 表 DPSI-IDP-18-P3-1 試験の人口統計学的及び他の基準値の特性 ( 計量値 ) 項目 年齢 ( 歳 ) 地域日本アメリカ カナダ全体塗布群 1% 基剤全体 1% 基剤全体 1% 基剤全体 ITT 被験者数 平均値 標準偏差 最大値 * 7 71 * 71. * * 中央値 最小値 感染 平均値 面積 (%) 標準偏差 最大値 中央値 最小値 非対象感 平均値 染趾爪数 標準偏差 最大値 中央値 最小値... *: 治験実施計画書上の選択基準では スクリーニング時点で 7 歳までが適格であるが ベースライン時点の年齢での 集計であるため 71 歳を含む Source:DPSI-IDP-18-P3-1 試験 _Table 11-1 Table _ 表 E(1)-3) 表 E(1)-5) 主要評価項目である 52 週目の完全治癒率は 日本人部分集団でIDP-18 1% 群 28.8% (53/184 名 ) 基剤群 11.9%(7/59 名 ) であり 統計的有意差が認められた [ 群間差 (95%CI): 16.9( )% P =.9] 日本人部分集団の基剤群の完全治癒率は 11.9%(7/59 名 ) であったが 外国人部分集団の基剤群の完全治癒率は.%(/155 名 ) であった 基剤群でも完全治癒が認められた要因としては 定期的な受診による趾爪のケアの効果が考えられた この効果は アメリカ及びカナダのみで実施したDPSI-IDP-18-P3-2 試験の基剤群の完全治癒率が 5.5%(11/21 名 ) であったことから 日本人部分集団に特有のものではないと考えられた なお 完全治癒率の群間差 (IDP-18 1% 群 - 基剤群 ) は 日本人部分集団と外国人部分集団でほぼ同程度であり IDP-18 1% 群の治療効果に地域間で大きな差はないものと考えた ( 表 ) また 各副次的評価項目でも 日本人部分集団での結果は IDP-18 1% 群が基剤群を有意に上回り 外国人部分集団の結果と同様であった したがって IDP-18 1% は地域及び民族的要因にかかわらず爪真菌症患者に対して有効であると判断した

35 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 34 表 DPSI-IDP-18-P3-1 試験での日本人部分集団及び外国人部分集団の有効性評価結果 項目 主要評価項目 地域日本アメリカ カナダ全体 塗布群 1% 基剤 1% 基剤 1% 基剤 ITT 被験者数 週目の完全治癒率 (%) 28.8 (53/184) 11.9 (7/59) 13.6 (64/472). (/155) 17.8 (117/656) 3.3 (7/214) 群間差 (95%CI)(%) 16.9 ( ) 13.6 ( ) 14.6 ( ) *1 P 値 副次的評価項目.9 <.1 <.1 52 週目の臨床的有効率 (%) 46.7 (86/184) 23.7 (14/59) 31.4 (148/472) 7.1 (11/155) 35.7 (234/656) 11.7 (25/214) 群間差 (95%CI)(%) 23. ( ) 24.3 ( ) 24. ( ) *1 P 値.2 <.1 <.1 52 週目の真菌学的治癒率 (%) 57.1 (15/184) 3.5 (18/59) 54.4 (257/472) 11.6 (18/155) 55.2 (362/656) 16.8 (36/214) 群間差 (95%CI)(%) 26.6 ( ) 42.8 ( ) 38.4 ( ) *1 P 値 <.1 <.1 <.1 52 週目の健康領域の新たな 伸長 ( 最小二乗平均値 ± 標準誤差 mm) 6.3 ± ± ±.25.8 ± ± ±.4 群間差 (95%CI)(mm) 3.4 ( ) 3.4 ( ) 3.4 ( ) *2 P 値 <.1 <.1 <.1 52 週目の完全又はほぼ完全な治癒率 (%) 35.9 (66/184) 18.6 (11/59) 22.7 (17/472) 2.6 (4/155) 26.4 (173/656) 7. (15/214) 群間差 (95%CI)(%) 17.2 ( ) 2.1 ( ) 19.4 ( ) *1 P 値.13 <.1 <.1 *1: 解析センターを層とする CMH 検定 *2: 塗布群と解析センターを因子とする二元配置分散分析 Source:DPSI-IDP-18-P3-1 試験 _Table 11-4 Table 11-5 Table _ 表 E(2)-1) 表 E(2)-2) 表 E(3)-1) 表 E(3)-2) 表 E(4)-1) 表 E(4)-2) 表 E(5)-1) 表 E(5)-2) 表 E(6)-1) 表 E(6)-2) (4.4.2) 各部分集団の有効性の比較 DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験では 被験者の人口統計学的又は他の基準値の特性が 有効性の主要評価項目である 52 週目の完全治癒率に及ぼす影響を調べるため 部分集団解析を実施した ( 項 ) 高齢者 非高齢者の区分では DPSI-IDP-18-P3-1 試験の非高齢者での完全治癒率の群間差 (95%CI) は 14.9( )% であり 高齢者では 12.3( )% であった DPSI-IDP-18-P3-2 試験の非高齢者では 1.1( )% であり 高齢者では 7.1( )% であった 2 試験ともに高齢者の部分集団の完全治癒率は 全集団と比較して大きく劣ることはなく 高齢者であっても IDP-18 1% の治療効果に大きな違いはないものと考えた 性別では DPSI-IDP-18-P3-1 試験の男性での完全治癒率の群間差 (95%CI) は 12.( )% であり 女性では 22.2( )% であった DPSI-IDP-18-P3-2 試験の男性では 8.7( )% であり 女性では 13.4( )% であった 2 試験と

36 エフィナコナゾール 2.5 臨床に関する概括評価 ( 臨床概括評価 ) Page 35 もに女性の完全治癒率が男性よりも高かった 2 試験ともに 検討したほとんどの部分集団で IDP-18 1% 群と基剤群の間に一貫して統計的有意差が認められた したがって IDP-18 の治療効果は 人口統計学的又は他の基準値の特性のいずれの部分集団でもほぼ同様であった (5) 海外臨床試験成績を利用することの妥当性日本での爪真菌症患者に対する IDP-18 の推奨用量は 先行して海外で実施した用量探索試験 (DPSI-IDP-18-P2-1) の結果に基づき 1% に設定した IDP-18 1% は 薬物動態を検討した各地域の臨床試験の結果 いずれも経皮及び趾爪塗布時の血中移行性は低く 地域間差はみられなかった (2.7.2 項 ) また 国内外のパッチテストの結果 皮膚刺激性にも地域間差はみられなかった (2.7.2 項 ) 加えて 日本 アメリカ及びメキシコの爪真菌症の臨床分離株に関して IDP-18 に対する感受性を非臨床試験で比較した その結果 爪真菌症の主要原因菌種である T. rubrum 及び T. mentagrophytes に対する IDP-18 の MIC 範囲は いずれの国の分離株でも大きく異ならず 各国間で感受性の違いはみられなかった ( _1 項 ) したがって IDP-18 は民族的要因の影響を受けにくく 地域間で原因菌の感受性が大きく異ならないことから 海外と同一の用法 用量が日本にも適用できると考えた (6) 長期塗布時の効果の持続 耐薬性 DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験で IDP-18 1% を 48 週間塗布した結果 経時的な完全治癒率の上昇が認められ 長期間の塗布に伴う効果の減弱はみられなかった ( 項 ) また 非臨床試験で爪真菌症の主要原因菌種である T. rubrum の KP-13 に対する耐性獲得性を検討した結果 KP-13 存在下で 12 代継代した T. rubrum も感受性を示しており KP-13 に対する耐性を示す T. rubrum が出現する可能性は低いことが示唆された ( (1) 項 ) 加えて DPSI-IDP-18-P3-1 試験及び DPSI-IDP-18-P3-2 試験で採取した T. rubrum の臨床分離株について 治療前と治療終了後の感受性を検討した結果 48 週間の塗布終了後に採取された臨床分離株であっても MIC に大きな変化はみられず 耐性化及び感受性の変化は示唆されなかった したがって KP-13 の継続塗布により T. rubrum が耐性を獲得する可能性は低いと考えた ( (2) 項 ) なお 耐性菌の出現頻度は MIC 以下の低い薬剤濃度に長期間曝露された場合に高まることが知られている 35) イトラコナゾールの 4 mg/ 日 3 サイクルのパルス療法では 爪中濃度がMIC 9 以上の濃度に到達するのは 12 週以降であると報告されているが 16) KP-13-3 試験でKP-13 を 1 日 1 回塗布した際の爪中濃度は 塗布 2 週時点から平均値で MICの 2 倍以上 (CLSIのM38-A2 に準拠して測定した最新のMICとの比較では 4 倍以上 ) 最低値でも 2 倍以上 ( 同様に測定したMICとの比較では 4 倍以上 ) と非常に高濃度であった したがって KP-13 の推奨用法 用量ではより早期にMIC 以上の濃度に到達するため 耐性菌はより一層出現しにくいものと考えた

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