2017年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

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2018年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

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職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ


従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

2019 年 3 月 経営 Q&A 回答者 Be Ambitious 社会保険労務士法人代表社員飯野正明 働き方改革のポイントと助成金の活用 ~ 働き方改革における助成金の活用 ~ Question 相談者: 製造業 A 社代表取締役 I 氏 当社における人事上の課題は 人手不足 です 最近は 予定

短時間 有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針 について ( 同一労働同一賃金ガイドライン ) 厚生労働省雇用環境 均等局有期 短時間労働課職業安定局需給調整事業課

「2012年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果」の概要

Microsoft Word - H29 結果概要

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4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

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Microsoft PowerPoint - 2の(別紙2)雇用形態に関わらない公正な待遇の確保【佐賀局版】

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

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7 8 O KAYAKU spirit I O K T C % E C O M T O K T T M T I O O T C C C O I T O O M O O

報酬改定(処遇改善加算・処遇改善特別加算)

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93

評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

Microsoft Word 年度評価シート.docx

1 なぜ 同一労働同一賃金 が導入されるのか? 総務省統計局労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 30 年 (2018 年 )7~9 月期平均 ( 速報 ) によると 非正規労働者数は 2,118 万人 ( 前年同期比 68 万人増加 ) 正規労働者数は 3,500 万人となっています 役員を除く雇用

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滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

農業法人等における雇用に関する調査結果


2 取組実績 ( 選択した取組事項について記入すること ) (1) 労働時間等設定改善委員会の設置等労使の話し合いの機会の整備 ( 労働時間等の設定の改善に関する特別措置法第 7 条第 2 項の規定による衛生委員会のみなしを含む ) 労働時間等設定改善委員会などの設置の有無 名称 話し合いの機会の頻

結果概要 Ⅰ 働き方改革に係る各制度改正について 時間外労働の上限規制等について. 新たな時間外労働の上限規制が導入された場合の影響について 社 % 直近 年を振り返って新たな時間外労働の上限規制に抵触する労働者がいる 0. 直近 年を振り返って新たな時間外労働の上限規制に抵触する労働者はいない,0

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

改正労働基準法

Microsoft PowerPoint - ★291212訂正版【P.4~P.7】求人申込書記入例(更新)_ (更新)_

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

図 1-a 貴社は 働き方改革に向けた取り組みを なっていますか? ( 企業規模別 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 50 名 4 46% 6% 名 55% 36% 9% 名 63% 301 名以上 82% 9% 図 2 働き方改革に取り組んでいな

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

今後 この政府のガイドライン案をもとに 法改正の立案作業を進め 本ガイドライン案については 関係者の意見や改正法案についての国会審議を踏まえて 最終的に確定する また 本ガイドライン案は 同一の企業 団体における 正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間の不合理な待遇差を是正することを目的としているため

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厚生労働省発表

第41回雇用WG 資料

制度名 No. 1 ( 働 1) フレックスタイム制度 対象者: 営業職の正社員 労働時間の清算期間: 毎月 1 日から末日までの1か月 1 日の所定労働時間は 8 時間 清算期間内の総労働時間: 1 日あたり8 時間として 清算期間中の労働日数を乗じて得られた時間数 ただし 清算期間内を平均し1

1 教育研修費用総額と従業員 1 人当たりの教育研修費用 (1)1 社当たりの教育研修費用総額 1 社当たりの教育研修費用総額は 2014 年度は予算額 5,458 万円 ( 前回調査 5,410 万円 ) 同実績額 4,533 万円 ( 同 4,566 万円 ) であり 2015 年度は予算額 5

大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

H30年度 シンポジウム宮城・基調講演(藤波先生)

採用者数の記載にあたっては 機械的に採用日の属する年度とするのではなく 一括 採用を行っている場合等において 次年度新規採用者を一定期間前倒しして雇い入れた 場合は 次年度の採用者数に含めることとしてください 5 新卒者等以外 (35 歳未満 ) の採用実績及び定着状況採用者数は認定申請日の直近の3

問 3 問 2 で と回答した方は 上記対策で何を見て知ったか ( 複数回答可 ) % 問 4 問 2で と回答した方は 下記対策で利用したいまたは既に利用しているものは 問 4 何か ( 複数回答可 ) 特定健診 特定保健指導対策 10 (41.9%) がん ( 婦人

2016 年度の主な活動実績 2WAY マネジメント 2WAY コミュニケーションをより充実させ 効果的な面談を実施するための運用について 2016 年度も継続して 労使間で協議を重ねま した また One NEC Survey( 従業員意識調査 ) の結果もふまえ 各職場でのマネジメント向上施策を

(問)被用者保険の被扶養者に対する2年間の経過措置になる軽減額は、他の被保険者の保険料で補填すると考えてよいのか

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1, 過不足はない 1, 過剰である 合計 2, 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,

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均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

3. 無期労働契約への転換後の労働条件無期労働契約に転換した後の職務 勤務地 賃金 労働時間等の労働条件は 労働協約 就業規則または個々の労働契約等に別段の定めがない限り 直前の有期労働契約と同一になるとされており 無期転換に当たって職務の内容などが変更されないにもかかわらず 無期転換後の労働条件を

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あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

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23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

CSR(企業の社会的責任)に関するアンケート調査結果《概要版》

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育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 ( 事業所情報欄 ) 1 事業主名 ( - ) 2 事業所住所 3 電話番号 ( ) 5 雇用保険適用 - 事業所番号 4 事業所の 担当者 - 都道府県所掌管轄基幹番号枝番号 6 労働保険番号 - ( 代理人 社会保険労務士による提出代行者または事務代

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平成18年度標準調査票

5. 退職一時金に係る就業規則のとりまとめ 退職一時金に係る就業規則の提供があった企業について 退職一時金制度の状況をとりまとめた なお 提供された就業規則を分析し 単純に集計したものであり 母集団に復元するなどの統計的な処理は行っていない 退職一時金の支給要件における勤続年数 退職一時金を支給する

今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

2 業務請負 1980 年代 ~

働き方の現状と今後の課題

第1章事例の紹介 建設業事例番号 35 株式会社土屋ホームトピア 建設業 取込み内容 評価 処遇 評価 処遇制度 業務 組織 人間 業務 組織 人間関係管理 人材育成 人材育成に関する取組 その他 その他 事業所の基礎データ 常用労働者の 平成 24(2012) 年度 平成 23(2011) 年度

働き方改革推進の基本方針 平成 29 年 9 月 22 日 一般社団法人日本建設業連合会 政府は 平成 29 年 3 月 28 日に 働き方改革実行計画 を策定した 本計画では 同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善 賃金引上げと労働生産性向上 罰則付き時間外労働の上限規制の導入など長時間労働の是

第 1 章育児休業 第 1 条 ( 対象者 ) 生後 1 年未満 ( 第 5 条による育児休業の場合は 1 歳 6 ヶ月 ) の子と同居し養育する従業員であって 休業後も引き続き勤務する意思のある者は 育児のための休業をすることができる ただし 日々雇用者 期間雇用者 ( 申出時点において雇用期間が

英語活用実態調査(企業・団体)2015_2015年11月版

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( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働

「新入社員意識調査」に関するアンケート調査結果

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働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

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妥結状況 ( 単位 : 額 ( 円 ) 率 (%)) 単純 加重 組合数 / 人数 総合計 ( 制度昇給 ベア等込 ) 要求妥結組合数 賃金体系維持が明確な組合の賃金引上げ分 ( ベア等 ) の集計 要求 妥結 額率額率 / 人数額率額率 全体計 930 8, ,

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

Let s ゆとり! キャンペーン好事例 実施期間 : 平成 30 年 9 月 1 日 ~11 月 30 日 参加事業所数 :249 事業所 PickUp! 参加してどんな効果があったの? ゆとりキャンペーン参加事業所の事例紹介 宣言内容 県内一斉 ノー残業デー に参加します 毎月第 2 第 4 水

妥結状況 ( 単位 : 額 ( 円 ) 率 (%)) 単純 加重 組合数 / 人数 総合計 ( 制度昇給 ベア等込 ) 要求妥結組合数 賃金体系維持が明確な組合の賃金引上げ分 ( ベア等 ) の集計 要求 妥結 額率額率 / 人数額率額率 全体計 1,380 8, ,

男女間の賃金格差問題に関する研究会報告

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

Ⅱ.1 ワーク ライフ バランス施策の定義と類型 (1) ワーク ライフ バランス施策とは work-life balance 1 (2) ワーク ライフ バランス施策の類型

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別紙 平成 25 年 (2013 年 )12 月 公益社団法人日本介護福祉士会 公益社団法人日本介護福祉士会 介護職員処遇改善に関する調査結果 ( 概要 ) Ⅰ. 調査概要 1. 調査目的平成 21 年度からの処遇改善交付金と平成 24 年度の介護報酬改定が介護従事者の処遇改善にどのような影響を及ぼ

第3節 重点的な取り組み

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「法定雇用率上昇局面における障がい者雇用」~多様化・高度化する組織の再点検~

調査結果の概要 1 平均年齢及び平均勤続年数 ( 表 1) 集計表第 1 表 調査産業計の男女計の平均年齢は 40.3 歳 平均勤続年数は 17.1 年 製造業ではそ れぞれ 39.7 歳 17.0 年となっている 産業区分 年 表 1 平均年齢及び平均勤続年数 ( 歳 年 ) 男女計男女平均勤続平

パートタイマー就業規則

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

Transcription:

2017 年人事 労務に関するトップ マネジメント調査結果 2018 年 1 月 16 日 < 目次 > [ ページ ] Ⅰ. 調査の概要...1 Ⅱ. 調査結果 1. 労使交渉 協議等における議論 労働条件等の見直し..1 2. 働き方改革と労働生産性向上の取組み...4 3. 同一労働同一賃金ガイドライン案への対応...7 4. 健康経営の取組み...8 5. 転勤の現状と取組み...10 6. 若年社員の定着...12 7. 障害者雇用の促進...13

Ⅰ. 調査の概要 1. 調査目的 : その年の春季労使交渉 協議の結果や 人事 労務に関するトップ マネジメントの意識 意見などを調査するため 1969 年から毎年実施している 本調査結果は 経営労働政策特別委員会報告 ( 経労委報告 ) の重要な参考資料として活用している 2. 調査対象 : 経団連会員企業及び東京経営者協会の主要会員企業 ( 計 1,466 社 ) の労務担当役員以上 3. 調査時期 :2017 年 8 月 ~9 月 4. 回答状況 : 有効回答社数 488 社 回答率 33.3% 産業別 : 製造業 213 社 (43.7%) 非製造業 269 社 (55.1%) 業種無記入 6 社 (1.2%) 規模別 : 従業員 500 人以上 393 社 (80.5%) 500 人未満 91 社 (18.6%) 規模無記入 4 社 (0.8%) Ⅱ. 調査結果 1.2017 年の労使交渉 協議等における議論 労働条件等の見直し (1) 労働組合の有無 (2) 春季労使交渉 協議の実施状況 従業員の過半数および半数以下で構成する労働組合が併存 1.9% 9 社 従業員の半数以下で構成する労働組合のみがある 7.7% 37 社 労働組合は存在しない 27.0% 130 社 従業員の過半数で構成する労働組合のみがある 63.4% 305 社 n=481 行わなかった 29.3% 137 社 行った 70.7% 331 社 n=468-1-

(3) 賃金関係について 労働組合等と議論 決定した内容 労働組合のない企業は 労働組合を従業員代表等と置き換えて回答 ( 以下同様 ) 1 月例賃金について 春季労使交渉 協議で要求された内容と回答状況 ( 複数回答 ) 定期昇給の実施 賃金体系の維持 基本給のベースアップ 初任給の引上げ 諸手当の増額 割増賃金率の引上げ 有期契約社員 パートタイマー等の賃金の引上げ 定年後継続雇用労働者の賃金の引上げ 9.5% 27 社 14.0% 40 社 8.1% 23 社 8.1% 23 社 5.3% 15 社 8.4% 24 社 0.7% 2 社 2.1% 6 社 4.6% 13 社 8.8% 25 社 1.8% 5 社 5.3% 15 社 6.3% 18 社 3.2% 9 社 60.7% 173 社 要求通りの回答 44.9% 128 社 要求を下回る回答 n=285 2 月例賃金について 労働組合等からの要求とは別に 会社の施策として 決定した内容 ( 複数回答 ) 定期昇給の実施 賃金体系の維持 初任給の引上げ 基本給のベースアップ 有期契約社員 パートタイマー等の賃金の引上げ 諸手当の増額 定年後継続雇用労働者の賃金の引上げ 6.8% 22 社 11.7% 38 社 16.4% 53 社 24.7% 80 社 22.8% 74 社 42.9% 139 社 65.1% 211 社 0.9% 割増賃金率の引上げ 3 社 n=324-2-

3 ベースアップの具体的な実施状況 ( 複数回答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 一律定額配分 41.3% 92 社 職務 資格別に配分 若年層 ( 1) へ重点配分 30.0% 67 社 27.8% 62 社 業績等に応じた査定配分一律定率配分中堅層 ( 2) へ重点配分子育て世代へ重点配分ベテラン層 ( 3) へ重点配分 12.6% 28 社 10.3% 23 社 9.9% 22 社 7.2% 16 社 2.2% 5 社 8.5% 19 社 n=223 1:30 歳程度まで 2:30~49 歳程度まで 3:50 歳以上 4:n 数は 労働組合からの要求の有無を問わずベースアップを実施した企業のうち 本問の有効回答社数 4 賞与 一時金額の前年度実績との比較 ( 組合員平均 ) 5 賞与 一時金額の労働組合の要求との比較 要求を上回る 5.0% 16 社 前年度より減額 19.6% 91 社 前年度より増額 47.8% 222 社 交渉による決定ではない 24.3% 78 社 要求通り 33.0% 106 社 前年度の水準維持 32.5% 151 社 要求を下回る 37.7% 121 社 n=464 n=321 : 業績連動方式など -3-

(4) 賃金以外について 議論した内容 ( 複数回答 ) 時間外労働の削減 抑制 年次有給休暇の取得促進 47.9% 135 社 64.5% 182 社 育児関連施策の導入 介護関連施策の導入 女性の活躍推進に向けた取組み 定年後継続雇用労働者の処遇改善 人材育成施策所定労働時間の短縮 ( 基本給の変更を伴わないもの ) メンタルヘルス対策の拡充 裁量労働制またはフレックスタイム制の導入 見直し 退職一時金 年金制度の見直し 法定外福利費の見直し 勤務間インターバル制度の導入 拡充 33.0% 93 社 23.8% 67 社 20.6% 58 社 19.5% 55 社 16.0% 45 社 12.4% 35 社 10.6% 30 社 9.9% 28 社 9.2% 26 社 9.2% 26 社 7.8% 22 社 29.8% 84 社 n=282 2. 働き方改革と労働生産性向上の取組み (1) 働き方改革の取組み状況 (2) 春季労使交渉における働き方改革の議論 取り組んでいない 4.7% 23 社 取組み内容を検討している 20.6% 100 社 議論していない 46.0% 131 社 議論した 54.0% 154 社 取り組んでいる 74.7% 362 社 n=485 n=285-4-

(3) 働き方改革への経営トップの関わり ( 複数回答 ) 社員へのメッセージを適宜発信している 87.2% 306 社 推進体制の責任者になっている 45.0% 158 社 数値目標にコミットしている 経営トップ等の発案 アイデアによる具体的な取組みがある 28.5% 100 社 26.2% 92 社 8.0% 28 社 n=351 (4) 働き方改革の推進体制の整備 既存の組織内に担当セクションを設置した 7.7% 25 社 既存の組織内に担当者を配置した 24.5% 79 社 新たに推進部署 プロジェクトチーム等を立ち上げた 39.6% 128 社 17.6% 57 社 整備していない 10.5% 34 社 n=323 (5) 働き方改革の職場への展開 ( 複数回答 ) 現場の管理職に率先して取り組むよう働きかけている 81.6% 292 社 労働組合と連携している 64.0% 229 社 職場ごとに独自の取組みを検討 実行している 職場ごとに労働時間や年休取得などの KPI( 数値目標 ) を設定している 47.5% 170 社 61.2% 219 社 業務拠点や職場ごとに推進責任者を任命している 25.7% 92 社 職場の活動を表彰する仕組みを盛り込んでいる 14.5% 52 社 (6) 働き方改革と労働生産性の向上に関する方針 働き方改革を優先して取り組んでいる 2.5% 9 社 9.5% 34 社 働き方改革と労働生産性向上を一体として取り組んでいる 79.4% 285 社 働き方改革に軸足を置きながら 労働生産性向上にも注力している 7.5% 27 社 n=358 労働生産性の向上を優先して取り組んでいる 2.8% 10 社 -5- 労働生産性向上に軸足を置きながら 働き方改革にも注力している 7.8% 28 社 n=359

100% 80% (7) 部門ごとの労働生産性の改善に向けた取組み 1 改善の必要性 まったくない 0.0% 0 社 0.2% 1 社 0.2% 1 社 0.2% 1 社 5.3% 24 社 5.2% 25 社 3.4% 16 社 3.9% 18 社 あまりない 32.9% 157 社 45.5% 209 社 44.1% 201 社 44.5% 213 社 60% 多少ある 40% 20% 0% 2 63.7% 304 社 現業部門 (n=477) 取組み状況 50.3% 231 社 50.4% 230 社 50.1% 240 社 管理部門 (n=459) 大いにある 企画 開発部門 (n=456) 経営管理 事務部門 (n=479) 100% 80% 7.4% 34 社 8.1% 36 社 10.0% 44 社 8.9% 41 社 取り組んでいない 60% 40% 20% 92.6% 426 社 91.9% 407 社 90.0% 398 社 91.1% 421 社 取り組んでいる 0% 現業部門 (n=460) 管理部門 (n=443) 企画 開発部門 (n=442) 経営管理 事務部門 (n=462) (8) 労働生産性の向上に向けた具体的取組み ( 複数回答 ) 75.9% 356 社 72.1% 338 社 < すでに実施している > < 着実に成果が出ている > 勤務に関する制度 仕組みの見直し 経営トップによる継続的なメッセージの発信 : 各施策の実施企業のうち 着実に成果が出ている と回答した割合 70.5% 251 社 63.0% 213 社 58.4% 274 社 業務の棚卸しと見直し 削減 51.8% 142 社 54.4% 255 社 スケジュール 執務状況等の見える化 56.9% 145 社 49.3% 231 社 43.3% 203 社 33.9% 159 社 セミナーや研修等による社員教育 新たな ICT システム AI IoT OA 機器等の導入 オフィス環境の変更 50.6% 117 社 61.6% 125 社 55.3% 88 社 n=469 22.6% 106 社 生産性を重視した人事評価 44.3% 47 社 100% 50% 0% 0% 50% 100% -6-

(9) 会議の効率化に向けた具体的取組み ( 複数回答 ) 83.8% 389 社 70.5% 327 社 69.4% 322 社 < すでに実施している > < 着実に成果が出ている > 58.0% 269 社 テレビ会議等の導入 資料の事前送付 実施目的の事前周知 時間の制限 厳守 : 各施策の実施企業のうち 着実に成果が出ている と回答した割合 8.5% 33 社 10.1% 33 社 8.7% 28 社 25.3% 68 社 55.2% 256 社 46.3% 215 社 34.1% 158 社 ペーパーレス化 出席者の制限 精査 資料体裁の変更 構成 分量の標準化 27.7% 71 社 23.7% 51 社 41.1% 65 社 26.1% 121 社 責任者 決定権者の出席の必須化 19.8% 24 社 n=464 9.1% 42 社 5.2% 24 社 3.2% 15 社 会議の進め方に関する研修の実施議事録の廃止 26.7% 4 社 73.8% 31 社 75.0% 18 社 100% 50% 0% 0% 50% 100% 3. 同一労働同一賃金への対応 (1) 同一労働同一賃金ガイドライン案 を受けた対応の必要性 必要がある 63.6% 297 社 (2) 対応が必要な項目 ( 複数項目 ) 必要はない 36.4% 170 社 n=467 雇用形態ごとの職務内容や人材活用の仕組みなどの整理 明確化 63.1% 185 社 賞与 43.7% 128 社 福利厚生制度 35.8% 105 社 基本給 33.4% 98 社 ガイドライン案に記載がある職務関連手当 32.1% 94 社 ガイドライン案に記載がある職務非関連手当 27.0% 79 社 教育訓練制度 20.8% 61 社 ガイドライン案に記載がない手当 9.9% 29 社 5.8% 17 社 -7- n=293

(3) パート 有期 派遣労働者の賞与に関する対応 ( 複数回答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 支給水準の見直し 55.9% 71 社 支給基準の見直し 41.7% 53 社 算定方式の見直し 支給対象者の見直し ( 一部支給 全員支給 ) 支給対象者の見直し ( 全員不支給 一部支給 ) 支給対象者の見直し ( 全員不支給 全員支給 ) 32.3% 41 社 22.0% 28 社 11.8% 15 社 10.2% 13 社 8.7% 11 社 n=127 :n 数は (2) 対応が必要な項目 で 賞与 について対応が必要と回答した企業のうち 本問の有効回答社数 4. 健康経営の取組み (1) 実施している施策 ( 複数回答 ) 定期健診の実施率向上 時間外労働時間削減の取組み 年休取得の促進 人間ドック等の検診の補助 特定健診の実施率向上 従業員の健康 疾病予防に関する情報提供 従業員支援プログラムの導入等のメンタルヘルス対策の充実 特定保健指導の実施率向上 内容の充実 健康 体力づくりイベントの実施 社員食堂でのヘルシーメニューの提供 94.8% 456 社 88.1% 424 社 80.0% 385 社 76.9% 370 社 75.3% 362 社 70.1% 337 社 65.3% 314 社 57.6% 277 社 46.4% 223 社 43.9% 211 社 生活習慣改善講習の実施 経営方針等に 従業員の健康保持 増進 を明記し 社内に提示運動や禁煙等に取り組んだ従業員に対する報奨 ポイントプログラムの提供 -8-38.9% 187 社 34.9% 168 社 29.1% 140 社 9.8% 47 社 n=481

(2) 効果があったと回答した企業 (85.0%) における施策 ( 複数回答 ) 定期健診の実施率向上 時間外労働時間削減の取組み 年休取得の促進 特定健診の実施率向上 従業員支援プログラムの導入等のメンタルヘルス対策の充実 人間ドック等の検診の補助 特定保健指導の実施率向上 内容の充実 従業員の健康 疾病予防に関する情報提供 健康 体力づくりイベントの実施 生活習慣改善講習の実施 社員食堂でのヘルシーメニューの提供 運動や禁煙等に取り組んだ従業員に対する報奨 ポイントプログラムの提供 経営方針等に 従業員の健康保持 増進 を明記し 社内に提示 67.4% 238 社 59.8% 211 社 47.3% 167 社 45.0% 159 社 39.9% 141 社 36.0% 127 社 31.7% 112 社 24.4% 86 社 23.8% 84 社 20.1% 71 社 18.4% 65 社 16.7% 59 社 15.6% 55 社 8.2% 29 社 n=353 : 健康経営の取組みを通じて何らかの効果があったと回答した企業 (85.0%) において 効果があったと回答した施策を集計 (3) 健康経営の責任者の役職 (4) 健康経営の取組み体制 ( 複数回答 ) 課長職相当者 0.2% 1 社 部長職相当者 4.9% 23 社 1.1% 5 社 全社を統括する責任者はいない 6.8% 32 社 専門職 ( 産業医 産業保健スタッフ等 ) と連携 健保組合 ( 保険者 ) と連携 79.7% 384 社 71.0% 342 社 事業部長職相当者 2.3% 11 社 経営トップ 33.4% 158 社 外部の民間サービスの活用 47.7% 230 社 社内に専門部署 ( 職員 ) を設置 33.6% 162 社 担当役員 51.4% 243 社 7.3% 35 社 n=473 特に体制整備をしていない 11.4% 55 社 n=482-9-

(5) 今後健康経営を進める上での課題 ( 複数回答 ) 従業員の関心 取組み意欲の向上 77.0% 368 社 取組みの成果についての定量的な分析 無関心層へのアプローチ 取組み推進に関わる社内の体制整備 経営層のコミットメント 課題共有 取組み推進に関わる予算 人員確保 取組み推進に関わる情報収集 健保組合 ( 保険者 ) との連携 健康情報の取扱いや個人情報保護に関わる手続きの明確化 60.5% 289 社 55.9% 267 社 52.7% 252 社 45.0% 215 社 41.6% 199 社 34.9% 167 社 33.1% 158 社 24.3% 116 社 2.1% 10 社 n=478 5. 転勤の現状と取組み (1) 転勤 ( 転居を伴う人事異動 ) の有無 転勤がある 94.7% 451 社 転勤がない,5.3% 25 社 n=476 (2) 転勤を実施する目的 ( 複数回答 ) 戦略的な人員配置 各業務拠点への必要な人員数の安定した配置 社員の業務経験の拡大 組織の活性化 社員への高い職責 活躍機会の付与 2.0% 9 社 -10-79.3% 357 社 77.1% 347 社 92.4% 416 社 91.1% 410 社 87.8% 395 社 n=450

(3) 転勤に関する現状 ( 複数回答 ) 転勤への配慮が必要な社員が増えている 66.4% 297 社 社員ごとに転勤の頻度に偏りがある 54.6% 244 社 転勤を希望しない社員が増えている 29.5% 132 社 特に問題はない 19.0% 85 社 全国転勤型と地域限定型の社員の間で 処遇に関する不満が出ている 8.1% 36 社 1.3% 6 社 n=447 (4) 転勤実施にあたり 取り組んでいる内容 ( 複数回答 ) 転勤への配慮の必要性の有無を確認している 75.2% 336 社 転勤の候補となった社員に事前に打診している 50.6% 226 社 内示のタイミングを通常の人事異動より早めている 40.9% 183 社 本人の承諾を必須としている 社員の生活の本拠地を登録させ 本拠地を基軸に転勤させている 赴任期間を明示している 13.0% 58 社 11.0% 49 社 20.1% 90 社 転勤を社内公募制にしている 3.6% 16 社 3.8% 17 社 特に実施していない 4.3% 19 社 n=447-11-

(5) 中期的な転勤に関する方針 配転命令権に基づいた企業の決定を基本としつつ 配慮の要望があった社員には個別に対応する 74.8% 305 社 社員の個別事情を把握した上で 出産や育児等のライフイベントや家族の介護を抱える社員に対しては 事前に打診して承諾を得る 8.3% 34 社 すべての社員について 事前に打診して承諾を得る 7.4% 30 社 すべての社員について 配転命令権に基づき転勤を命じる 3.9% 16 社 通勤可能圏内の異動を基本とするなど 極力転勤は行わない 1.7% 7 社 社内公募制など 社員の希望に基づいて決定する 1.0% 4 社 2.9% 12 社 n=408 6. 若年社員の定着 入社後 3 年以内の若年社員の定着に向けた取組み (1) 入社前の取組み ( 複数回答 ) (2) 入社後の取組み ( 複数回答 ) 0% 50% 100% 0% 50% 100% 積極的な企業情報の開示 内定後の面談等によるフォロー 82.2% 389 社 79.5% 376 社 若年社員同士のネットワーク構築の場の提供 管理者 育成担当による若年社員とのコミュニケーションの充実 企業理念についての研修の早期実施 61.7% 293 社 85.7% 407 社 79.2% 376 社 職種別 コース別採用 49.0% 232 社 メンター制度の導入 拡充 55.2% 262 社 内定後の内定者向けインターンシップ 14.6% 69 社 職場レクリエーション活動 若年社員向けキャリア相談窓口の新設 11.6% 55 社 42.1% 200 社 13.3% 63 社 n=473 8.4% 40 社 n=475-12-

7. 障害者雇用の促進 (1) 民間事業者の障害者雇用率の段階的な引上げ に関する受け止め 5.4% 26 社 2.2% への引上げも厳しく 引上げ幅は最小限とすべき 34.6% 167 社 妥当である 41.0% 198 社 2.2% までの引上げは理解するが 2.3% への引上げは厳しい 19.0% 92 社 n=483 : 民間事業者の障害者雇用率は 2018 年 4 月より 2.2% に引き上げられ その後 3 年以内に 2.3% に引き上げることが予定されている (2) 障害者雇用率制度 について 1 2 現行制度に関する考え方 具体的な見直し内容 今後も現行制度を継続すべきである 67.0% 321 社,3.3% 16 社 見直しが必要である 29.6% 142 社 n=479 0% 20% 40% 60% 法定雇用率の算定方式の見直し 52.2% 70 社 実雇用率に応じて金額を変更するなど障害者雇用納付金の引下げ 福祉施設への発注額などを一定割合で障害者雇用納付金に充当 9.7% 13 社 14.9% 20 社 雇用率制度の廃止 7.5% 10 社 15.7% 21 社 n=134 : 法定雇用率以上の割合で障害者を雇用する義務を課す制度 -13-

(3) 障害の種別ごとの障害者雇用の現状の課題 ( 上位 5 つ ) 求職者の確保 5.5% 23 社 3.8% 16 社 65.2% 283 社 採用時における障害特性および能力 適性の見極め 10.8% 47 社 30.3% 128 社 37.7% 157 社 担当業務の切り出し 15.2% 66 社 20.9% 87 社 50.0% 211 社 職場の理解不足 2.5% 11 社 6.2% 26 社 12.0% 50 社 職場定着の不安定性 1.2% 5 社 2.8% 12 社 19.7% 82 社 身体障害者 n=434 知的障害者 n=422 精神障害者 n=416 (4) 障害の種別ごとの障害者雇用促進および職場定着に必要な公的支援の充実 求職者の紹介など採用支援の充実 雇入れや雇用継続のための助成金の充実 22.2% 97 社 20.6% 89 社 12.4% 55 社 13.3% 58 社 14.8% 64 社 68.0% 302 社 ジョブコーチや介助者など人的支援の充実 講師紹介やマニュアルの整備など従業員教育支援の充実 公的な就労支援制度に関する情報提供 11.7% 52 社 2.3% 10 社 8.0% 35 社 9.5% 41 社 2.9% 13 社 3.7% 16 社 6.9% 30 社 2.7% 12 社 1.6% 7 社 2.5% 11 社 -14-51.1% 223 社 45.6% 197 社 身体障害者 n=444 知的障害者 n=436 精神障害者 n=432