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先発品とのの相違の一覧 エダラボン点滴静注 30mg 杏林 エダラボン点滴静注 30mg 杏林 脳梗塞急性期に伴う神経症候 日常生活動作障害 機能障害の改善 通常 成人に 1 回 1 管 ( エダラボンとして 30mg) を適当量の生理食塩液等で用時希釈し 30 分かけて 1 日朝夕 2 回の点滴静

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減量・コース投与期間短縮の基準

厚生労働省告示024号/平成22年1月22日告示/平成22年1月22日施行

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H27ヒヤリ・ハット年報本文.indb

分類

医科_第20次(追加)審査情報提供(広報用)

日医発第147号(保27)

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(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

分類

DRAFT#9 2011

44 11: 急性中耳炎 35~40Kg クラバモックス小児用配合ドライシロップ 636.5mg( 分包製剤 ) g 1: 内服 34:1 日 2 回朝夕食直前に 5 分包製剤にて 45 11: 急性中耳炎 40Kg~ クラバモックス小児用配合ドライシロップ 636.5mg( 分包製

区分商品名規格単位薬価 ( 円 ) 包装単位製造販売成分名効能 効果用法 用量規制等承認年月日備考 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger-Ellison 症候群ネキシウム懸濁用顆粒分包 10mg1 包 円 28 包アストラゼネエソメプラ 胃潰瘍 十二指腸潰処方 新用量 剤

相互作用DB

Microsoft Word - JAID_JSC 2014 正誤表_ 原稿

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

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肛門用薬2.5mg 1 錠 PTP 100T その他の泌尿生殖器官及び新薬価基準収載品目 ほくやく DI 室平成 26 年 4 月 17 日官報告示 011(611)1099 の他の循環器官用薬分類そメーカー 商品名 成分名 規格 薬価 ( 円 ) 効能 効果 用法 用量 包装 発売日

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DRAFT#9 2011

STEP 1 検査値を使いこなすために 臨床検査の基礎知識 検査の目的は大きく 2 つ 基準範囲とは 95% ( 図 1) 図 1 基準範囲の考え方 2

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第 2 部 CTD の概要 一般名 : エソメプラゾールマグネシウム水和物 版番号 : 緒言 ネキシウム カプセル ネキシウム 懸濁用顆粒分包 本資料に記載された情報に係る権利はアストラゼネカ株式会社に帰属します 弊社の事前の承諾なく本資料の内容を他に開示することは禁じられています

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パリエット錠5mg、パリエット錠10mg、パリエット錠20mg

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ポプスカイン0.75% 注シリンジ 75mg /10 院 Popscaine 75mg /10 院 / 筒 丸石 薬価 円 / 筒 効 硬膜外麻酔 用 ( 注 )1 回 150mg ( 本剤として20 院 ) までを硬膜外腔に投与 禁 大量出血やショック状態, 注射部位またはその周辺に

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適応病名とレセプト病名とのリンクDB


Drug Infomation

SKMBT_C552D

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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

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発 再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を除く ) においては 通常 8 週間まで 十二指腸潰瘍においては 通常 6 週間まで 非びらん性胃食道逆流症においては 通常 4 週間までと限定されていることから 使用にあたっては十分留意すること 2 本製剤は 既に薬価収載後 1 年以上を経過している ネキ

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(別添様式1)

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改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 用法 用量 用法 用量 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger Ellison 症候群 Ellison 症候群現行のとおり略 逆流性食道炎 逆流性食道炎現行のとおり略 非びらん性胃食道逆流

パキシル錠 20mg paxil GSK 規格 20mg/ 錠一般名パロキセチン塩酸塩水和物 うつ病 うつ状態 パニック障害 強迫性障害 社会不安障害 うつ病 うつ状態 : 通常 成人には 1 日 1 回夕食後 パロキセチンとして 20~40mg を経口投与する 投与は 1 回 10~20mg より

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葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

スイッチ OTC 医薬品の候補となる成分についての要望 に対する見解 1. 要望内容に関連する事項 組織名日本消化器病学会 要望番号 H28-11 H28-12 H28-16 成分名 ( 一般名 ) オメプラゾール ランソプラゾール ラベプラゾールオメプラゾール : 胸やけ ( 胃酸の逆流 ) 胃痛

Microsoft Word - 医薬品情報_ コピー

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2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

ごあいさつ 本事業は 広く薬局が医療安全対策に有用な情報を共有するとともに 国民に対して情報を提供することを通じて医療安全対策の一層の推進を図ることを目的としています 2009 年に事例の受付を開始して8 年が経過し 年報や薬局ヒヤリ ハット分析表 事例データベースなどの成果を提供してきました ヒヤ

2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

[ 症例概要 ]( 国内自発報告 ) [ 症例 (1)] 患者 性 年齢男 90 代 使用理由 ( 合併症 ) 胃食道逆流性疾患 ( 高血圧 良性前立腺肥大症 心筋虚血 緑内障 ) 1 日投与量投与期間 20mg 不明 副作用 経過及び処置 2~3ヶ月前 A 院にてオメプラゾールから本剤へ切り替えた

生後 1 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射生後 6 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射 2013 年 11 月 1 日 日本産科婦人科学会周産期委員会未承認薬検討小委員会担当委員日本周産期 新生児医学会副理事長 社保委員会副委員長久保隆彦

別添 1 抗不安薬 睡眠薬の処方実態についての報告 平成 23 年 11 月 1 日厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部精神 障害保健課 平成 22 年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 向精神薬の処方実態に関する国内外の比較研究 ( 研究代表者 : 中川敦夫国立精神 神経医療研究センタートラン

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Microsoft Word - Ⅰ-4.用法用量(2013)

医薬品の適正使用に欠かせない情報です

タケキャブ錠 10 mg 他に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 ( 別紙様式 ) 販売名 タケキャブ錠 10 mg 同 20 mg 有効成分 ボノプラザンフマル酸塩 製造販売業者 武田薬品工業株式会社 薬効分類 提出年月 2018 年 4 月 1.1. 安全性検討事項 重要

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保医発 0930 第 2 号令和元年 9 月 30 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ( 公印省略 ) 厚生労働省保険局歯

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1 デクスメデトミジン塩酸塩注射液 (DEX) または 溶液 1mL と薬液 ( 輸液は ICU 用に調 製 )1mL を混合後 各項目を調べた a) デクスメデトミジン塩酸塩分解物のピークの有無 (HPLC) b) ( 承認申請時資料 ) DEX 直後 30 分後 60 分後 2 時間後 4 時間

(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

薬価基準収載 26 内 センブリ 重曹散 ニッコー センブリ 重曹散 B 内 ゾピクロン錠 7.5mg アメル ゾピクロン 7.5mg 錠 F 内

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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

Microsoft Word - 03_医科_第18次審査情報提供事例

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別添 審査情報提供 社会保険診療報酬支払基金 審査情報提供検討委員会

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Epilepsy2015

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

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Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

④資料2ー2


ヘリコバクター ピロリの除菌の補助の場合通常 成人にはとして 1 回 3mg アモキシシリン水和物として 1 回 75mg( 力価 ) 及びクラリスロマイシンとして 1 回 2mg( 力価 ) の 3 剤を同時に 1 日 2 回 7 日間経口投与する なお クラリスロマイシンは 必要に応じて適宜増量

ネキシウムカプセル10mg/ネキシウムカプセル20mg

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婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

通知

グリコペプチド系 >50( 常用量 ) 10~50 <10 血液透析 (HD) 塩酸バンコマイシン散 0.5g MEEK バンコマイシン 1 日 0.5~2g 1 日 4 回 オキサゾリジノン系 ザイボックス錠 600mg リネゾリド 1 日 1200mg テトラサイクリン系 血小板減少の場合は投与

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

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データベース データベースの概要 医療用医薬品の添付文書に記載されているに関するデータベースです 処方薬の適正な投与量 ( 上限 下限 ) や投与日数 ( 上限 下限 ) などのチェック および患者さんへの服薬指導にご利用いただくことが可能です 本データベースは 医療用医薬品の添付文書に記載されているの情報を網羅しています データベースの特徴 年齢や体重 体表面積 適応病名 投与経路 療法毎にデータを作成しているため 条件に応じた適正なチェックを行うことが可能です また 腎機能低下時の注意データベースとあわせてご利用いただくことで 腎機能の低下状態に応じた投与量のチェックを行うことも可能です 小児や高齢者のに対応添付文書に記載されている小児や高齢者などの年齢別のについて それぞれデータを作成しているため 年齢に応じた適正なチェックを行うことが可能です 例年齢の登録に基づき 該当の年齢に応じた 1 回量 と 1 日量 のチェックを行うことが可能です ザイザルシロップ0.05% の添付文書( 抜粋 ) 小児 通常 6ヵ月以上 1 歳未満の小児には1 回 2.5mL( レボセチリジン塩酸塩として1.25mg) を1 日 1 回経口投与する 通常 1 歳以上 7 歳未満の小児には1 回 2.5mL( レボセチリジン塩酸塩として1.25mg) を1 日 2 回 朝食後及び就寝前に経口投与する 通常 7 歳以上 15 歳未満の小児には 1 回 5mL( レボセチリジン塩酸塩として 2.5mg) を 1 日 2 回 朝食後 及び就寝前に経口投与する ザイザルシロップ 0.05% のデータ ( 概略 ) 年齢区分投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 6 カ月 ~1 歳未満 1 歳 ~7 歳未満 7 歳 ~15 歳未満 1 回当り 1.25mg 2.5mL 1 回 1 日当り 1.25mg 2.5mL 1 回 1 回当り 1.25mg 2.5mL 2 回 1 日当り 2.5mg 5mL 2 回 1 回当り 2.5mg 5mL 2 回 1 日当り 5mg 10mL 2 回 1

体重当りや体重別のに対応 体重当りの や 体重別に異なる についてもデータを作成しているため 体重に応じた適正なチェックを行うことが可能です 例体重の登録に基づく適正なの算出により 1 回量 と 1 日量 のチェックを行うことが可能です フロモックス小児用細粒 100mg の添付文書( 抜粋 ) 通常 小児にはセフカペンピボキシル塩酸塩水和物として1 回 3mg( 力価 )/kgを1 日 3 回食後経口投与する なお 年齢 体重及び症状に応じて適宜増減する フロモックス小児用細粒 100mg のデータ ( 概略 ) 年齢区分投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 小児 (7 歳 ~15 歳未満 ) 1 回当り 3mg/kg 0.03g/kg 3 回 1 日当り 9mg/kg 0.09g/kg 3 回 例体重の登録に基づき 該当する体重別のにおける 1 回量 と 1 日量 のチェックを行うことが可能です ディオバン錠 40mg の添付文書( 抜粋 ) 通常 6 歳以上の小児には バルサルタンとして 体重 35kg 未満の場合 20mgを 体重 35kg 以上の場合 40mgを1 日 1 回経口投与する なお 年齢 体重 症状により適宜増減する ただし 1 日最高は 体重 35kg 未満の場合 40mgとする ディオバン錠 40mg のデータ ( 概略 ) 年齢区分体重投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 6 歳以上の小児 (6 歳 ~15 歳未満 ) 35kg 未満 35kg 以上 1 回当り 20mg 0.5 錠 1 回 1 日当り 20mg 0.5 錠 1 回 1 回当り 40mg 1 錠 1 回 1 日当り 40mg 1 錠 1 回 2

体表面積当りや体表面積別のに対応 体表面積当りの や 体表面積別に異なる についてもデータを作成しているため 体表面積に応じた適 正なチェックを行うことが可能です 例体表面積の登録に基づく適正なの算出により 1 回量 と 1 日量 のチェックを行うことが可能です カルセド注射用 20mg(20mg1 瓶 ) の添付文書 ( 抜粋 ) 通常 にはアムルビシン塩酸塩として 45mg( 力価 )/ m3 ( 体表面積 ) を約 20mL の日局生理食塩液あるいは 5% ブドウ糖注射液に溶解し 1 日 1 回 3 日間連日静脈内に投与し 3~4 週間休薬する これを 1 クールとし 投与を繰り返す カルセド注射用 20mg(20mg1 瓶 ) のデータ ( 概略 ) 年齢区分投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 1 回当り 45mg/m2 2.25 瓶 /m2 1 回 1 日当り 45mg/m2 2.25 瓶 /m2 1 回 例体表面積の登録に基づき 該当する体表面積別のにおける 1 回量 と 1 日量 のチェックを行うことが 可能です ティーエスワン配合 OD 錠 T20 の添付文書( 抜粋 ) 通常 には初回投与量 (1 回量 ) を体表面積に合せて次の基準量とし 朝食後及び夕食後の1 日 2 回 28 日間連日経口投与し その後 14 日間休薬する これを1クールとして投与を繰り返す 体表面積初回基準量 ( テガフール相当量 ) 1.25m2 以上 11.25m3未満 40mg/ 回 1.25m3以上 ~1.5m3未満 50mg/ 回 1.5m3以上 60mg/ 回 ティーエスワン配合 OD 錠 T20 のデータ ( 概略 ) 年齢区分体表面積投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 1.25m2 未満 1.25~1.5m2 1.5m2 以上 1 回当り 40mg 2 錠 2 回 1 日当り 80mg 4 錠 2 回 1 回当り 50mg 2.5 錠 2 回 1 日当り 100mg 5 錠 2 回 1 回当り 60mg 3 錠 2 回 1 日当り 120mg 6 錠 2 回 3

適応病名毎のに対応 疾患毎にデータを作成しているため 疾患に応じた適正なチェックを行うことが可能です なお 疾患などの投与条件を考慮しないデータも別途保持しています 例該当の適応病名を選択することで 疾患別 の 1 回量 と 1 日量 のチェックを行うことが可能です ネキシウムカプセル10mg の添付文書( 抜粋 ) 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger-Ellison 症候群通常 にはエソメプラゾールとして1 回 20mgを1 日 1 回経口投与する なお 通常 胃潰瘍 吻合部潰瘍では8 週間まで 十二指腸潰瘍では6 週間までの投与とする 逆流性食道炎通常 にはエソメプラゾールとして1 回 20mgを1 日 1 回経口投与する なお 通常 8 週間までの投与とする さらに再発 再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては 1 回 10~20mgを1 日 1 回経口投与する 非びらん性胃食道逆流症通常 にはエソメプラゾールとして1 回 10mgを1 日 1 回経口投与する なお 通常 4 週間までの投与とする ネキシウムカプセル 10mg のデータ ( 概略 ) 疾患 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger-Ellison 症候群 年齢区分 投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 1 回当り 20mg 2 カプセル 1 回 1 日当り 20mg 2 カプセル 1 回 逆流性食道炎 1 回当り 10~20mg 1 日当り 10~20mg 1~2 カプセル 1~2 カプセル 1 回 1 回 非糜爛性胃食道逆流症 1 回当り 10mg 1 カプセル 1 回 1 日当り 10mg 1 カプセル 1 回 4

投与経路毎のに対応投与経路毎にデータを作成しているため 投与経路によってが異なる場合も適正なチェックを行うことが可能です 例該当の投与経路を選択することで 投与経路別 の 1 回量 と 1 日量 のチェックを行うことが可能です リンコシン注射液 0mg(0mg1mL1 瓶 ) の添付文書( 抜粋 ) [ 静脈内注射 ] リンコマイシン塩酸塩水和物として 通常は 1 回 600mg( 力価 ) を1 日 2~3 回点滴静注する なお 年齢 症状により適宜増減する [ 筋肉内注射 ] リンコマイシン塩酸塩水和物として 通常は 1 回 0mg( 力価 ) を1 日 2~3 回 又は1 回 600mg ( 力価 ) を1 日 2 回筋肉内注射する リンコシン注射液 0mg(0mg1mL1 瓶 ) のデータ ( 概略 ) 投与経路年齢区分投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 点滴静注 1 回当り 600mg 2 瓶 2~3 回 1 日当り 1200~1800mg 4~6 瓶 2~3 回 筋注 筋注 1 回当り 0mg 1 瓶 2~3 回 1 日当り 600~900mg 2~3 瓶 2~3 回 1 回当り 600mg 2 瓶 2 回 1 日当り 1200mg 4 瓶 2 回 療法毎のに対応療法毎にデータを作成しているため 療法によってが異なる場合も適正なチェックを行うことが可能です 例該当の療法名を選択することで 療法別 の 1 回量 と 1 日量 のチェックを行うことが可能です シンビット静注用 50mg(50mg1 瓶 ) の添付文書( 抜粋 ) 単回静注法通常 にはニフェカラント塩酸塩として1 回 0.3mg/kgを5 分間かけて心電図の連続監視下に静脈内に投与する 維持静注法単回静注が有効で効果の維持を期待する場合には 通常 にはニフェカラント塩酸塩として1 時間あたり0.4mg/kgを等速度で心電図の連続監視下に静脈内に投与する シンビット静注用 50mg(50mg1 瓶 ) のデータ ( 概略 ) 療法名年齢区分投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 単回療法 維持療法 1 回当り 0.3mg/kg 0.006 瓶 /kg - 1 日当り 9.6mg/kg 0.192 瓶 /kg 1 回 維持療法における連続投与については 1 時間当り 0.4mg/kg を 24 時間当りに換算したデータを作成しています 5

複数の投与量の記載に対応 が 体重当り 年齢別 など複数のパターンがある薬品の場合 それぞれデータを作成しているため 処方に 応じた適正なチェックを行うことが可能です 例 ホクナリンドライシロップ0.1% 小児用 の添付文書には 体重当り と 年齢別 の記載があります このような場合 体重当り と 年齢別 の双方について 1 回量 と 1 日量 のチェックを行うことが 可能です ホクナリンドライシロップ 0.1% 小児用 の添付文書 ( 抜粋 ) 通常 小児に対し ドライシロップとして 1 日 40mg/kg( ツロブテロール塩酸塩として 0.04mg/kg) を 2 回に分け 用時溶解して経口投与する 標準投与量は 通常 下記のを 1 日 2 回に分け 用時溶解して経口投与する 年齢 0.5~ 3 歳未満 3~ 9 歳未満 9~15 歳 ドライシロップとして1 日量 ( ツロブテロール塩酸塩として1 日量 ) 0.25~0.5g(0.25~0.5mg) 0.5 ~1g (0.5 ~1mg) 1 ~2g (1 ~2mg) 1 体重当り のデータ ( 概略 ) 年齢区分投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 小児 (7 歳 ~15 歳未満 ) 1 回当り 20mg/kg 0.02g/kg 2 回 1 日当り 40mg/kg 0.04g/kg 2 回 2 年齢別 のデータ ( 概略 ) 年齢区分投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 6 カ月 ~3 歳未満 3 歳 ~9 歳未満 9 歳 ~15 歳以下 1 回当り 0.125~0.25mg 0.125~0.25g 2 回 1 日当り 0.25~0.5mg 0.25~0.5g 2 回 1 回当り 0.25~0.5mg 0.25~0.5g 2 回 1 日当り 0.5~1mg 0.5~1g 2 回 1 回当り 0.5~1mg 0.5~1g 2 回 1 日当り 1~2mg 1~2g 2 回 6

腎機能低下時の投与量の記載に対応腎機能低下時の注意データベースとあわせてご利用いただくことで 腎機能低下時に投与量の調節が必要な内服薬 注射薬について適正な投与量のチェックを行うことが可能です 例腎機能検査値の登録に基づき 検査値に応じた 1 回量 と 1 日量 のチェックを行うことが可能です ベタニス錠 25mg の添付文書( 抜粋 ) 通常 にはミラベグロンとして50mgを1 日 1 回食後に経口投与する に関連する使用上の注意 重度の腎機能障害患者 (egfr15~29ml/min/1.73m3) への投与は1 日 1 回 25mgから開始する ベタニス錠 25mg のデータ ( 概略 ) 年齢区分腎機能検査値 * 投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 - egfr:15~29 ml/min/1.73m2 * 腎機能低下時の注意データベースから取得 検査値が記載されていない場合にも対応しています 1 回当り 50mg 2 錠 1 回 1 日当り 50mg 2 錠 1 回 1 回当り 25~50mg 1~2 錠 1 回 1 日当り 25~50mg 1~2 錠 1 回 例腎機能の低下状態の登録に基づき 腎機能障害の程度に応じた 1 回量 と 1 日量 のチェックを行うことが 可能です ザルティア錠 2.5mg の添付文書( 抜粋 ) 通常 には1 日 1 回タダラフィルとして5mgを経口投与する に関連する使用上の注意 中等度の腎障害のある患者では 本剤の血漿中濃度が上昇する可能性があること及び投与経験が限られていることから 患者の状態を観察しながら1 日 1 回 2.5mgから投与を開始するなども考慮すること ザルティア錠 2.5mg のデータ ( 概略 ) 年齢区分腎障害区分 * 投与量区分 ( 成分量 ) ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 - 中等度腎機能障害 * 腎機能低下時の注意データベースから取得 1 回当り 5mg 2 錠 1 回 1 日当り 5mg 2 錠 1 回 1 回当り 2.5~5mg 1 錠 1 回 1 日当り 2.5~5mg 1 錠 1 回 7

投与日数制限や休薬日数の記載に対応 投与期間や休薬期間が定められている薬品の投与日数 ( 上限 下限 ) 休薬日数 ( 下限 ) 情報を保持しており 投与 日数や休薬日数のチェックを行うことが可能です 例 ティーエスワン配合カプセルT20 の添付文書には 28 日間連日経口投与し その後 14 日間休薬する の記載があります このような場合 投与日数 と 休薬日数 のチェックを行うことが可能です ティーエスワン配合カプセル T20 の添付文書 ( 抜粋 ) 通常 には初回投与量 (1 回量 ) を体表面積に合せて次の基準量とし 朝食後及び夕食後の 1 日 2 回 28 日間連日経口投与し その後 14 日間休薬する これを 1 クールとして投与を繰り返す ティーエスワン配合カプセル T20 のデータ ( 概略 ) 投与日数 ( 下限 ) 投与日数 ( 上限 ) 休薬日数 ( 下限 ) 28 28 14 量のみの記載から小児などの投与量に対応 添付文書の記載が量のみの場合 量を参照した小児算出用データを作成しています これをもとに von Harnack の表や Augsberger 式などを用いて算出した小児で チェックを行うことが可能です 例 ラシックス細粒 4% の添付文書には量の記載しかありませんが 小児算出用データを用いて von Harnackの表から小児の算出を行い 処方量のチェックをします ラシックス細粒 4% の添付文書( 抜粋 ) 通常 にはフロセミドとして1 日 1 回 40~80mg( 本剤 1~2g) を連日又は隔日経口投与する ラシックス細粒 4% の小児算出用データ( 概略 ) 投与量区分 年齢区分 ( 製剤量 ) 1 日の投与回数 1 回当り - 1~2g 1 回 1 日当り - 1~2g 1 回 von Harnack の表 年 月齢 3 カ月 6 カ月 1 歳 3 歳 7.5 歳 12 歳 小児の薬比 1/6 1/5 1/4 1/3 1/2 2/3 1 1 歳の患者さんの ラシックス細粒 4% の 1 日の ( 製剤量 ) 算出例 0.25g = 1g (1/4) ~ 0.5g = 2g (1/4) データベースの機能 投与量や投与回数 投与日数 休薬日数などをチェック年齢や体重 体表面積 適応病名 投与経路 療法毎にデータを作成しており 各種条件に応じた投与量や投与回数 投与日数 休薬日数などのチェックを行うことができるため 処方入力や処方内容の監査時のチェック 患者さんへの服薬指導にご利用いただけます また 腎機能低下時の注意データベースやタイミングデータベースとあわせたチェックも可能です 8