図表 私立中学校に進学した理由 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 % 66.8% 68.5% 66.9% 47.2% 48.9% 41.1% 41.7% 30.4% 27.5% 21.1% % 17.9% 13.1% 10.4% 10.8

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初めて親となった年齢別に見た 母親の最終学歴 ( 問 33 問 8- 母 ) 図 95. 初めて親となった年齢別に見た 母親の最終学歴 ( 母親 ) 初めて親となった年齢 を基準に 10 代で初めて親となった 10 代群 平均出産年齢以下の年齢で初めて親となった平均以下群 (20~30 歳 ) 平均

困窮度別に見た はじめて親となった年齢 ( 問 33) 図 94. 困窮度別に見た はじめて親となった年齢 中央値以上群と比べて 困窮度 Ⅰ 群 困窮度 Ⅱ 群 困窮度 Ⅲ 群では 10 代 20~23 歳で親となった割 合が増える傾向にあった 困窮度 Ⅰ 群で 10 代で親となった割合は 0% 2

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(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

小学生の英語学習に関する調査

家庭における教育

第 5 部子どもの居場所 1. 放課後 休日の過ごし方 (1) 平日の放課後に過ごす場所調布市の小学 5 年生は平日の放課後を 自分の家 で過ごすことが多く 37.5% は 毎日 28.0% は 週に 3~4 日 自宅で過ごしている 毎日 放課後を過ごすことが次に多いのは 学校 4.8% 塾や習い事

(4) 学校の規則を守っていますか (5) いじめは, どんな理由があってもいけないことだと思いますか

II. 調査結果 1 調査世帯の状況 世帯の状況 1 家族形態 H28 平成 5 年の調査 ( 小学 2 年 小学 5 年 中学 2 年 ) との比較では 祖父母同居のは 13.3 ポイント減少しており 核家族化の傾向が見られる また は 3.5 ポイント増加している 小学 2 年生

初めて親となった年齢別に見た 就労状況 ( 問 33 問 8) 図 97. 初めて親となった年齢別に見た 就労状況 10 代で出産する人では 正規群 の割合が低く 非正規群 無業 の割合が高く それぞれ 22.7% 5.7% であった 初めて親となった年齢別に見た 体や気持ちで気になること ( 問

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調査の結果 問 1 あなたの性別は 調査に回答していただいた生徒の性別は 男 が問 % 女 が 49.5% です 男 女 問 2 あなたは, 生まれてからずっと鈴鹿市に住んでいますか 生まれたときから鈴鹿市に ずっと住ん

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

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B 学校の授業をどのくらい理解していますか ( わかっていますか ) 次にあげる学校の勉強方法は どのくらい好きですか 10) 総合的な学習の時間 1) 国語 2) 社会 3) 算数 4) 理科 5) 外国語 ( 英語 ) 活動 [2] あなたの学校での授業についておききします A 1) 先生が黒板

現課程の高校生の実態

問 6 (2) 1. 毎日またはほとんど毎日 に をつけた方以外におたずねします あなたが夕食を食べない理由はなんですか ( あてはまる番号 1 つに をつけてください ) 計 時間がない おなかがすいていない

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

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H30全国HP

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

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十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

 

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第4章妊娠期から育児期の父親の子育て 45

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孫のために教育資金を支援するならどの制度?

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調査結果概要

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保育園・幼稚園~小学校低学年のこどもを持つお父さん、お母さん600人に聞く「こどもの教育に関する夫婦の意識調査」

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

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3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

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フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

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平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

< 受験生トレンド > 受験生に必須のアイテム 受験生の半数以上が勉強に SNS を活用 3 人に 1 人以上が活用している Twitter が第 1 位に 目的は モチベーションを上げたい 記録に残したい 共有して安心したい が上位に 勉強専門アカウントについては約 5 割が興味 約 2 割が活用

調査の概要調査方法 : インターネットによる調査調査対象 : 全国のイーオンキッズに通う小学生のお子様をお持ちの保護者 500 名全国の英会話教室に通っていない小学生のお子様をお持ちの保護者 500 名計 1,000 名調査実施期間 : イーオン保護者 :2017 年 4 月 1 日 ( 土 )~

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

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1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

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平成18年度

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

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領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

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❷ 学校の宿題をする時間 宿題に取り組む時間は すべての学年で増加した 第 1 回調査と比較すると すべての学年で宿題をする時間は増えている 宿題に取り組むはおよ そ 40~50 分で学年による変化は小さいが 宿題を しない 割合はになると増加し 学年が上がるに つれて宿題を長時間する生徒としない生

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3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

(4) 市からのお知らせについて 西宮市では 市民のみなさまに市政への理解と関心を深めていただき また市民サービスを円滑に利用していただくために 広報紙や放送 ホームページなどさまざまな媒体により 市政情報をお届けしています 市民のみなさまのご意見をいただき 利用しやすく わかりやすい情報提供となり

1) 勉強を 楽しい と思う小中高生 半数以上小中高生に対して 勉強を楽しいと思うかを 0= 全く思わない 10= 非常に思うとして回答を求め 4 以下は 楽しいと思わない 5 は どちらとも言えない 6 以上は 楽しいと思う としたところ 勉強を 楽しいと思う は半数以上 (50.5%) となり

Transcription:

第 3 部子供の学び 1 学校の種類と学校選択の理由 (1) 学校の設置者 回答者が在籍している学校の設置者 ( 保護者票の回答 ) は図表 3-1-1 のとおりである 図表 3-1-1 現在在籍している学校の設置者 小学 5 年生 中学 2 年生 16-17 歳 公立 91.7% 73.3% 44.1% 私立 3.6% 20.7% 52.2% 国立 0.9% 3.1% 1.6% その他 - - 0.4% 無回答 3.8% 2.9% 1.7% 公立 : 区立 市立 都立 国立 : 国立 公立中高一貫校 (2) 中学 2 年生の学校選択の理由中学 2 年生の保護者に 在籍する学校の設置者を聞いた 公立中学校に通っているのは 73.3% 私立中学校は 20.7% であった この割合を生活困難度別に見ると はに比べて公立を選択する割合が高く 90. である 公立以外に進学する割合は では 26.6% であるのに対し は 17.5% は 8.8% であった 中学 2 年生の保護者に 子供が私立中学校に進学した理由を聞いたところ 生活困難度別のどの階層でも 教育の質が高いと思った がいちばん高く 教育方針が気に入った が次に高かった しかし その一方で私立中学校に通う の保護者の約 3 割が 教育内容等ではなく 近くによい公立中学がなかったから を進学の理由としており この点で及びの回答傾向 ( は約 1 割 ) と差がある また では 公立中高一貫校の入試に合格しなかった が 19.4% と 他の階層の 3 倍以上である 世帯タイプ別に見ると 私立中学の方が教育の質が高い と回答したのは ふたり親 ( 二世代 ) 世帯で約 7 割である一方 ひとり親 ( 二世代 ) 世帯では約 5 割である 図表 3-1-2 在籍する学校の設置者 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 (***) 3.1% 73.3% 20.7% 2.5% 2.9% 90. 6.3% 2.2% 1.2% 78. 15.3% 4.5% 3.5% 70.4% 23.1% 3. 公立 ( 区立 市立 都立 ) 私立 国立 公立中高一貫校 無回答 61

図表 3-1-3 私立中学校に進学した理由 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 9 8 7 6 5 69.3% 66.8% 68.5% 66.9% 47.2% 48.9% 41.1% 41.7% 30.4% 27.5% 21.1% 22. 19.4% 17.9% 13.1% 10.4% 10.8% 5.8% 5.6% 5.3% (N=575) (N=10) (N=50) (N=406) 私立中学の方が教育の質が高いと思った (X) (X) 近くによい公立中学がなかった (***) その他 (X) 私立中学の教育方針が気に入った (X) 公立中高一貫校の入試に不合格だった (X) 図表 3-1-4 在籍する学校の設置者 ( 中学 2 年生 ): 世帯タイプ別 (**) ふたり親 ( 二世代 ) 71.2% 22. 3.6% 3.2% ふたり親 ( 三世代 ) 77.6% 17.1% 1.8% 3.4% ひとり親 ( 二世代 ) 78.4% 18.3% 2.1% 1.2% ひとり親 ( 三世代 ) 83.8% 13.5% 2.7% 0. 公立 ( 区立 市立 都立 ) 私立 国立 公立中高一貫校 無回答 図表 3-1-5 私立中学校に進学した理由 ( 中学 2 年生 ): 世帯タイプ別 9 8 7 6 5 70.1% 58.5% 47.9% 50.9% 13.7% 5.9% ふたり親 ( 二世代 ) (N=460) 20.5% 21.2% 7.7% 0. ふたり親 ( 三世代 ) (N=39) 私立中学の方が教育の質が高いと思った (**) (**) 近くによい公立中学がなかった (X) その他 (X) 49.8% 70.6% 39.7% 41.4% 26.5% 20.7% 10. 10.8% 8.2% 9.2% ひとり親 ( 二世代 ) (N=60) 私立中学の教育方針が気に入った (X) ひとり親 ( 三世代 ) (N=10) 公立中高一貫校の入試に不合格だった (X) 62

(3)16-17 歳の学校選択の理由 16-17 歳の 91.4% は全日制の高等学校 4.9% は定時制又は通信制の高等学校に在籍している 学校の設置者は 公立が 44.1% 私立が 52.2% で 私立の方が割合が高い 生活困難度別に見ると の 57.8% が私立又は国立に在籍している一方 は 36.9% であり 統計的に有意な差がある 図表 3-1-6 16-17 歳の就学状況 就学状況 割合 高等学校 ( 全日制 ) に在籍 91.4% 高等学校 ( 定時制 ) に在籍 2.3% 高等学校 ( 通信制 ) に在籍 2.6% 特別支援学校 ( 夜間中学を含む ) に在籍 1.3% 高等専門学校に在籍 1.3% 専修学校 ( 高等課程 ) に在籍 0.2% 中途退学した 0.4% いずれにも在籍したことがない 0.2% 無回答 0.3% 図表 3-1-7 在籍する学校の設置者 (16-17 歳 ): 生活困難度別 (***) 44.1% 41.3% 48.1% 59.2% 52.2% 55.8% 49.1% 36.1% 1.6% 1.7% 0.4% 0.8% 1.5% 0.6% 0.6% 2. 0.6% 0.3% 公立 私立 国立 その他 無回答 ( 区立 市立 都立 ) 3.9% 図表 3-1-8 在籍する学校の設置者 (16-17 歳 ): 世帯タイプ別 (**) ふたり親 ( 二世代 ) (N=1785) ふたり親 ( 三世代 ) (N=221) ひとり親 ( 二世代 ) (N=358) ひとり親 ( 三世代 ) (N=75) 43.1% 45.7% 46.8% 46.9% 53.6% 53.5% 50.5% 46.4% 2. 0.9% 0.4% 0.4% 0. 0.4% 0.5% 2.2% 0. 1.3% 2.8% 2.6% 6 8 10 公立 私立 国立 その他 無回答 ( 区立 市立 都立 ) 63

公立に在籍する高校生の保護者に公立高校に進学した理由を聞いたところ 67.6% が 私立高校の授業料が高かったため としている 質や教育方針などで学校を選んだのは 公立では約 1~3 割 私立で約 3~4 割であった 私立高校に行くことを検討したかについて生活困難度別に見ると は約 6 割が検討したのに対し は約 6 割が検討せずに公立高校への進学を決めている 公立を選んだ理由として 私立高校の授業料等の費用が高かったから がでは 61.3% であるのに対し は 78.1% は 85.5% であり 経済的な理由で選択肢が限られてしまっていることがうかがえる 図表 3-1-9 公立の高等学校に進学した理由 : 生活困難度別 9 8 7 6 5 85.5% 78.1% 67.6% 61.3% 27.9% 31.6% 22.2% 19.7% 12.8% 14.7% 6.6% 10.4% 3.8% 3.9% 6. 8.3% 2. 1.4% 0.7% 2.7% (N=1128) (N=81) (N=162) (N=628) 公立高校の方が教育の質が高いと思った (**) (**) 公立高校の教育方針が気に入った (***) 近くによい私立高校がなかった (X) 私立高校の入試に合格しなかった (X) 私立高校の授業料等の費用が高かった (***) 図表 3-1-10 私立高校進学を検討したか : 生活困難度別 (***) (N=1128) 58.7% 39.3% 2. (N=81) 36.7% 59.8% 3.6% (N=162) 52.6% 42.4% 5. (N=628) 62.7% 36.2% 1.1% 6 8 10 検討した検討しなかった無回答 一方 私立に在籍する高校生の保護者に私立高校を選んだ理由を聞いたところ では 教育の質が高いと思った ( 43.6%) 教育方針が気に入った (37.5%) が多いのに対し では 公立高校の入試に合格しなかった ( 54.4%) がいちばん高くなっている 世帯タイプ別では ひとり親 ( 三世代 ) 世帯で 公立高校の入試に合格しなかった が 46.5% と高い 私立高校に子供を通わせる世帯の家計の状況 ( ) を見てみると 赤字 が 18.8% 赤字でも黒字でもなく ぎりぎり が 31.9% であり 約半数の世帯が 家計が厳しい中 子供を私立に通わせていることがわかる とりわけは 73.5% が 赤字 であり学費が家計を圧迫していることがうかがえる 64

図表 3-1-11 私立高校に進学した理由 (16-17 歳 ): 世帯タイプ別 9 8 7 6 5 42. 42.3% 41. 39.4% 33.2% 33.4% 29.5% 26. 27.7% 25. 28.6% 22.4% 4.6% 3.5% ふたり親 ( 二世代 ) (N=951) ふたり親 ( 三世代 ) (N=118) 2.2% ひとり親 ( 二世代 ) (N=179) 20.1% 20.9% 8.5% 46.5% ひとり親 ( 三世代 ) (N=34) 32.9% 私立高校の方が教育の質が高いと思った (*) (*) 私立高校の教育方針が気に入った (X) 近くによい公立高校がなかった (X) 公立高校の入試に合格しなかった (*) その他 (X) 図表 3-1-12 私立の高等学校に進学した理由 : 生活困難度別 9 8 7 6 5 54.4% 43.6% 40.7% 33.5% 37.2% 32.9% 37.5% 33.7% 26.9% 27.3% 29.1% 27.3% 23.9% 18.4% 24.1% 12.7% 4.2% 10.1% 4.3% 3. (N=1314) (N=49) (N=165) (N=835) 私立高校の方が教育の質が高いと思った (***) (***) 私立高校の教育方針が気に入った (***) 近くによい公立高校がなかった (***) 公立高校の入試に合格しなかった (***) その他 (X) 図表 3-1-13 私立高校に子供を通わせる世帯の家計の状況 : 生活困難度別 (***) 私立の高校生 (N=1314) (N=54) 4.3% 14.5% 34.5% 31.9% 11.4% 39. 1.3% 33.6% 3. 2. 2.2% 22.2% (N=171) 11.7% 29. 34.3% 6.7% 2.5% 14.6% 1.3% (N=866) 1.5% 11.3% 31.5% 12.9% 40.6% 0.9% 1.3% 6 8 10 赤字であり 借金をして生活している赤字でも黒字でもなく ぎりぎり黒字であり 毎月貯蓄している無回答 赤字であり 貯蓄を取り崩している黒字であるが 貯蓄はしていないその他 65

2 学校の成績についての主観的評価 (1) 小学 5 年生子供に自分の成績について クラスの中でどのくらいだと思いますか と聞いたところ で見ると 小学 5 年生の 19.9% が 上の方 19.3% が やや上の方 と答えているが 一方で 6.3% が 下の方 11.4% が やや下の方 と回答している 生活困難度別で見ると 自分の成績が下の方だと感じる子供は生活困難度が上がるほど高くなる傾向にあり の 31.4% の子供が自分の成績を やや下の方 下の方 と感じている 得意な科目 について聞いたところ 算数以外の科目で生活困難度別の統計的な有意差は見られなかった 算数を 得意 とする子供の割合はがいちばん低い 世帯タイプ別では 成績の主観的評価に有意差は見られなかった なお の 82.3% は学校でのクラブ活動を とても楽しみ 又は 楽しみ と答えており (79.2%) よりもやや高かった 図表 3-2-1 成績の主観的評価 ( 小学 5 年生 ): 生活困難度別 (***) 19.9% 19.3% 31.1% 11.4% 6.3% 9.8% 2.2% 13.9% 14.8% 23.2% 21.1% 10.3% 13.6% 3.2% 12. 17. 34.5% 16.1% 9. 9.6% 1.8% 23.2% 20.6% 30.1% 9.1% 6. 9.1% 2. 上の方やや上の方真ん中のあたりやや下の方下の方わからない無回答 図表 3-2-2 得意科目 ( 小学 5 年生 ): 生活困難度別 6 5 43.5% 41. 35.7% 33. 40.3% 40.8% 53.6% 30.3% 40. 31. 31.5% 45.2% 32.3% 30.4% 31.5% 34.7% 27.6% 22.8% 49.6% 53.9% 56.1% 46.1% 51. 50.1% 52.4% 43.1% 43.9% 37.3% 38.4% 41. 35.4% 32.7% 算数 (***) 国語 (X) 理科 (X) 社会 (X) 体育 (X) 図工 (X) 音楽 (X) 家庭科 (X) 66

図表 3-2-3 学校でのクラブ活動を楽しみにしている ( 小学 5 年生 ): 生活困難度別 (***) 54.7% 25. 12.5% 5.6% 2.2% 3.2% 51.5% 30.8% 8.9% 0.1% 52.6% 28.8% 11.5% 4.4% 2.7% 55.8% 23.4% 13.1% 6.1% 1.7% とても楽しみ楽しみ少し楽しみ楽しみではない無回答 (2) 中学 2 年生中学 2 年生になると 小学 5 年生に比べて 的に自分の成績の評価が下がる傾向がある 中学 2 年生の 13.3% が 下の方 と回答しており この割合は小学 5 年生 (6.3%) の約 2 倍である また 生活困難度別に見ると 中学 2 年生では困窮度が上がるにつれ自分の成績が下の方だと感じる子供の割合が増え の 51.5% が自分の成績を やや下の方 下の方 と感じている 得意な科目について聞いたところ 数学 理科 社会 英語で有意差が生じており でこれらを得意な科目とする子供の割合が相対的にいちばん低い また の 10.9% は どれもあてはまらない と回答しており 得意な科目が一つもないと感じている なお 世帯タイプ別では 成績の主観的評価は有意な差は見られなかった 図表 3-2-4 成績の主観的評価 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 (***) 3.3% 15.3% 19.3% 30.7% 16.8% 13.3% 1.3% 2.5% 4.2% 9.3% 31.9% 23.8% 27.7% 0.6% 10.6% 15.4% 31. 19.9% 17.1% 3.8% 2.2% 2.8% 17.8% 21.4% 30.6% 15.7% 10.3% 1.3% 上の方やや上の方真ん中のあたりやや下の方下の方わからない無回答 67

図表 3-2-5 得意科目 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 37.8% 31.9% 27. 25.3% 27.7% 数学 (***) (***) 国語 (X) (X) 26.2% 18.4% 28.5% 理科 (**) (**) 28.9% 27.7% 26.4% 24.9% 21.1% 社会 (**) (**) 26. 32.5% 英語 (**) (**) 28.9% 35.1% 保健体育 (X) (X) 29.2% 24.8% 21.9% 28.1% 22. 美術 (X) (X) 28.3% 音楽 (X) (X) 26.2% 20.1% 19.4% 19.3% 10.9% 技術 家科庭科 (X) (X) 5.8% 4.8% どれもあてはまら (***) ない (***) (3)16-17 歳高校での学びは 学校ごとに難易度や専門性が異なるため 学校が楽しいか という聞き方で 学校での学びについての主観的評価を試みた その結果 75.6% は学校を 楽しい ( 楽しかった ) と回答している一方で 5.2% が 楽しくない ( 楽しくなかった ) 17.9% が どちらとも言えない と回答している 生活困難度別に見ると では 楽しくない ( 楽しくなかった ) が それぞれ 4.2% 5.9 % であるのに対し はその約 2~3 倍の 12.2% であった 中学校卒業後に進学した学校の種類別に見ると 学校の主観的評価がいちばん低い ( 楽しくない ) のは通信制の高等学校 (20.) 次に定時制の高等学校(12.4%) 全日制の高等学校(4.4%) となっている 得意な科目について聞いたところ 数学では では 30.6% とでは 22.5% となっている 理科では の高校生の 2 割以上が得意であるのに対し は 11.1% となっている その一方で の高校生は 専門分野が得意である割合が 12.6% であり よりも高い 68

図表 3-2-6 中学校卒業後に進学した学校の主観的評価 (16-17 歳 ): 生活困難度別 (***) 学校の種類別 (***)(n=2465) 75.6% 5.2% 17.9% 1.4% 66.4% 12.2% 20.7% 0.8% 69. 5.9% 23.9% 1.2% 78.5% 4.2% 16.1% 1.2% 高等学校 ( 全日制 ) に在籍 76.7% 4.4% 17.8% 1.1% 高等学校 ( 定時制 ) に在籍 65.6% 12.4% 18.5% 3.5% 高等学校 ( 通信制 ) に在籍 49. 20. 31.1% 0. 楽しい ( 楽しかった ) 楽しくない ( 楽しくなかった ) どちらとも言えない無回答 * 高等学校以外の学校は回答者少数のため 分析不可 図表 3-2-7 得意科目 (16-17 歳 )( 有意差のある科目のみ ): 生活困難度別 35% 25% 22.5% 22.5% 30.6% 24.3% 21.5% 15% 5% 11.1% 12.6% 8.2% 6.2% 11.2% 8.9% 7.2% 数学 (***) (***) 理科 ( 生物 物理 科化学など ) (***) (***) 専門分野の科目 (**) (**) どれもあてはまらない (**) (**) 69

3 授業の理解度 わからなくなった時期 (1) 小学 5 年生小学 5 年生に 学校の授業がわからないことがありますか と聞いた その結果 29.6% が いつもわかる 56. が だいたいわかる と 合わせて 85.6% が学校の授業を わかる と回答している 一方で 7.6% が あまりわからない 4.4% が わからないことが多い 1. が ほとんどわからない と回答しており 小学校の段階においても学習に問題を抱える子供が1 割以上存在する この割合は 生活困難度別に大きな差があり の小学 5 年生で授業が いつもわかる 生徒は 14.3% で よりも約 20 ポイント低い の約 3 割 の約 2 割は 学校の授業がよくわからない ( あまりわからない わからないことが多い ほとんどわからない ) と答えている 世帯タイプ別では あまりわからない わからないことが多い ほとんどわからない と答えている割合が ひとり親 ( 二世代 ) 世帯で 17.1% ふたり親( 三世代 ) 世帯で 16.1% となっている 授業が わからないことが多い ほとんどわからない と答えた子供に いつから分からなくなったのか聞いたところ 4 年生のころ が最も高く 37. であったが 3 年生のころ も 22.5% 2 年生のころ は 6.6% 1 年生のころ は 7.5% であった 及びにおいては 1 年生のころ が 14.2% とに比べて高くなっており 小学校入学後の早い段階から授業がわからなくなっている子供も存在する 図表 3-3-1 授業の理解度 ( 小学 5 年生 ): 生活困難度別 (***) 1. 29.6% 56. 7.6% 4.4% 1.5% 14.3% 53.7% 15.1% 11.9% 1.7% 3.3% 2.2% 18.2% 61.2% 11.1% 6. 1.4% 0.8% 34.1% 53.7% 6.5% 1.3% 3.6% いつもわかる だいたいわかる あまりわからない わからないことが多い ほとんどわからない 無回答 図表 3-3-2 授業の理解度 ( 小学 5 年生 ): 世帯タイプ別 (**) ふたり親 ( 二世代 ) 31.4% 55.3% 3.8% 7.2% 0.8% 1.5% ふたり親 ( 三世代 ) 23.4% 59.6% 9.8% 0.9% 5.4% 0.9% ひとり親 ( 二世代 ) 25.2% 55.5% 7.5% 2. 7.6% 2.2% 0. ひとり親 ( 三世代 ) 20.3% 68.7% 7.3% 0. 3.7% いつもわかる だいたいわかる あまりわからない わからないことが多い ほとんどわからない 無回答 70

図表 3-3-3 授業がわからなくなった時期 ( 小学 5 年生 ): 生活困難度別 (X) 7.5% 6.6% 22.5% 37. 12.4% 12.7% 1.3% 24.2% 0. 16.9% 35.8% 10.7% 12.4% 7.8% 3.4% 41.8% 31.9% 15.2% + 14.2% 2.1% 32.1% 33.4% 13.5% 4.8% 5.4% 9.1% 20.7% 37.4% 12. 15.5% 1 年生のころ 2 年生のころ 3 年生のころ 4 年生のころ 5 年生になってからわからない無回答 (2) 中学 2 年生中学 2 年生になると授業がよくわからないと感じる子供の割合は的に増え の 24.3% が あまりわからない わからないことが多い ほとんどわからない と回答している 生活困難度別には の 79.5% は 授業が いつもわかる だいたいわかる と回答しているのに対し では約半数 (51.5%) が学校の授業をよくわからない ( あまりわからない わからないことが多い ほとんどわからない ) と回答している 世帯タイプ別に見ると ふたり親 ( 三世代 ) は 29.3% ひとり親( 二世代 ) は 29.1% ひとり親( 三世代 ) 世帯は 31. が授業をよくわからないと回答しているが ふたり親 ( 二世代 ) 世帯では 22.4% であった 授業が わからないことが多い ほとんどわからない と回答した子供に いつからわからなくなったのか聞いたところ 中学 1 年生のころ と回答した子供が最も高く 40.7% であったが 34.4% は小学校の頃にわからなくなっている また 中学 2 年生の時点で授業が ほとんどわからない と回答した子供の約 2 割は 小学 1 年生から小学 4 年生までの間にわからなくなっている なお 授業がわからなくなったと答えた時期について 生活困難度別においては統計的に有意な差は見られなかった 図表 3-3-4 授業の理解度 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 (***) 13.1% 61.5% 12.5% 9.3% 2.5% 1.2% 3.9% 44.1% 20.3% 25.2% 6. 0.6% 10.2% 56.6% 14.4% 13.7% 2.9% 2.2% 14.9% 64.6% 10.7% 1.4% 7.3% 1.2% いつもわかるだいたいわかるあまりわからないわからないことが多いほとんどわからない無回答 71

図表 3-3-5 授業の理解度 ( 中学 2 年生 ): 世帯タイプ別 (**) 2.2% ふたり親 ( 二世代 ) 14. 62.5% 11.9% 8.3% 1.2% 3.9% ふたり親 ( 三世代 ) 10.2% 59.6% 15.3% 10.1% 0.9% 2.5% ひとり親 ( 二世代 ) 12.1% 57.9% 15.2% 11.4% 0.9% 2.8% ひとり親 ( 三世代 ) 7.6% 58.8% 11.1% 17.1% 2.7% いつもわかるだいたいわかるあまりわからないわからないことが多いほとんどわからない無回答 図表 3-3-6 授業がわからなくなった時期 ( 中学 2 年生 ): 授業の理解度別 (*) 2.7% 中学 2 年生 (N=341) 8.3% 23.4% 40.7% 17.4% 7.3% 0.3% 2.3% わからないことが多い (N=267) 6.4% 24.5% 41.3% 19.4% 6. 0. 4.2% ほとんどわからない (N=74) 15. 19.3% 37.6% 10.1% 12.4% 1.5% 6 8 10 小学 1 2 年生のころ小学 3 4 年生のころ小学 5 6 年生のころ中学 1 年生のころ 中学 2 年生になってからわからない無回答 (3)16-17 歳 16-17 歳になると授業がよくわからないと感じる子供の割合はさらに増え の 30.7% が あまりわからない わからないことが多い ほとんどわからない と回答している 生活困難度別の差は顕著であり 授業が わからないことが多い ほとんどわからない 子供は で 15.3% であるのに対し では 28.6% と約 2 倍である の 16-17 歳で授業が いつもわかる だいたいわかる と答えた生徒は 5 割強となっている 16-17 歳で授業が わからないことが多い ほとんどわからない と回答した子供にいつからわからなくなったか聞いたところ 49.9% は高校入学前までに勉強がわからなくなっており 小学校段階では 13.5% 中学校段階では 36.4% となっている なお 授業がわからなくなった時期について 生活困難度別においては統計的に有意な差は見られなかった 72

図表 3-3-7 授業の理解度 (16-17 歳 ): 生活困難度別 (***) 6.1% 62.1% 13.9% 14. 2.8% 1.1% 3.8% 48.9% 18. 24.9% 3.7% 0.8% 6. 57.9% 13.8% 16.7% 5. 0.6% 6.7% 63.8% 13.4% 13. 2.3% 0.8% いつもわかるだいたいわかるあまりわからないわからないことが多いほとんどわからない無回答 図表 3-3-8 授業がわからなくなった時期 (16-17 歳 )(N=426) 4.6% 6.4% 14. 16.6% 5.8% 30.7% 13.4% 0.5% 2.5% 5.5% 小学 1 2 年生の頃小学 3 4 年生の頃小学 5 6 年生の頃中学 1 年生の頃 中学 2 年生の頃中学 3 年生の頃高校 1 年生の頃高校 2 年生になってから わからない 無回答 73

4 学校外での学習の状況 (1) 小学 5 年生小学 5 年生に 勉強がわからないときは 誰に教えてもらいますか と聞いたところ 84.8% は 親 40.6% は 学校の先生 と回答している 塾や習い事の先生 と回答した子供は 29.6% である 生活困難度別に見ると は に比べて 塾や習い事の先生 に教えてもらう割合が低く 親以外の家族 ( きょうだいや祖父母など ) に頼る割合が高い 児童館や放課後子供教室などの先生 と回答した子供は の方が よりも高い割合であった 図表 3-4-1 勉強がわからない時に教えてもらう人 ( 小学 5 年生 ): 生活困難度別 (***) 9 8 7 6 5 85.6% 84.8% 84.8% 79.3% 46.9% 40.6% 39.4% 36.9% 42.2% 39.2% 40.1% 36.2% 31.7% 29.6% 23.9% 34.9% 27.2% 22.6% 23.2% 12.9% 4.7% 2.6% 1.4% 1.6% 3.9% 1.4% 2.3% 1.9% 1.5% 0.9% 1.1% 1.7% 親 (X) きょうだいや祖父母など (***) 学校の先生 (**) 児童館や放課後子供教室などの先生 (***) 塾や習い事の先生 (***) 友だち (X) その他の大人 (X) 教えてもらえる人がいない (X) また 生活困難度別の家庭用学習教材の利用状況を見たところ 学校で配られるドリル や 本屋で売っているドリルや参考書 についてはどの階層でも統計的に有意な差は見られない しかし 通信教育の教材 や その他 ( 上記以外 ) の教材 については はに比べて利用割合が低く の 15.5% は家庭用学習教材を使っていない 通塾 ( 又は家庭教師 ) については では約半数 (49.8%) が塾に通って ( 又は家庭教師に来てもらって ) おり 9.5% は週 4 日以上通っている 通塾の頻度は 生活困難度が上がるほど低くなり は 68.3% が塾に通っておらず との差は約 25 ポイントであった 74

図表 3-4-2 家庭用学習教材 ( 小学 5 年生 ): 生活困難度別 (***) 9 8 7 6 5 64.8% 61.5% 57.9% 62.3% 27.4% 23.2% 27.6% 27.6% 26.5% 23.5% 19.3% 15.5% 11. 12.7% 14.8% 12.2% 23.3% 9.7% 21.7% 2.7% 4.9% 2.4% 2.5% 9.2% 学校で配られるドリルなど (X) 本屋で売っているドリルや参考書 (X) 通信教育の教材 (**) 上記以外の教材その他の教材 (***) (***) 使っていない (***) 無回答 (X) 図表 3-4-3 通塾 ( 又は家庭教師 ) 状況 ( 小学 5 年生 ): 生活困難度別 (***) 47. 68.3% 8.3% 17.2% 8.1% 14.8% 12.2% 9.5% 1.7% 5. 3.2% 4.8% 55.6% 6.5% 16.4% 10.1% 7.2% 4.2% 43.4% 8.8% 16.5% 17. 11.4% 2.8% 通って ( 来てもらって ) いない週に 1 日週に 2 日週に 3 日週に 4 日以上無回答 (2) 中学 2 年生中学 2 年生については 勉強がわからない時 57.6% が 友達 に 52.9% が 親 と回答している また 学校の先生 は 43.7% 塾や習い事の先生 は 40.7% となっている 塾や習い事の先生 については では 42.6% である一方 では 30.5% では 33.9% となっている また 親 に教えてもらう割合もは よりも低い の 7.3% は 教えてもらえる人がいない と回答しており これはの 2 倍以上である 生活困難度別の家庭用学習教材の利用状況については 各層とも 学校で配られる問題集など がいちばん高く 約 7 割が使っている 通信教育の教材 を使う割合は (8.1%) は (16.7%) の約半分で その他の教材 についても (8.1%) は (15.4%) の約半分となっている の 19.1% は 家庭用学習教材を使っていない 通塾 ( 又は家庭教師 ) については の 51.6% が通って ( 又は来てもらって ) いる 小学 5 年生より若干割合が高いが 頻度は 中学 2 年生の方が若干低い 生活困難層別に見ると の 61.3% は塾に行っておらず との差は約 16 ポイントであった 75

図表 3-4-4 勉強がわからない時に教えてもらう人 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 9 8 7 6 5 52.9% 57.6% 55.9% 58.6% 55.8% 58. 43.7% 45. 46.3% 38.6% 41.4% 44.3% 40.7% 42.6% 30.5% 33.9% 17.9% 18.4% 21.4% 17.6% 2. 7.3% 3.5% 2.5% 0.9% 4.4% 1.5% 3. 親 (***) 親以外の家族 ( きょうだいや祖父母など )(X) 学校の先生 (X) 塾や習い事の先生 (***) その他の大人 (X) 友だち (X) 教えてもらえる人がいない (**) 図表 3-4-5 家庭用学習教材 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 9 8 7 6 5 71.5% 73.2% 67.8% 66.1% 30.3% 28.4% 30.3% 30. 14.8% 12.7% 19.1% 12.2% 16.7% 14.2% 8.1% 15.6% 11.7% 15.4% 8.1% 学校で配られる問題集など (**) 本屋で売っている問題集や参考書 (X) 通信教育の教材 (***) 1~3 その他の教材以外の教材 (**) (**) 使っていない (***) 10.8% 図表 3-4-6 通塾 ( 又は家庭教師 ) 状況 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 (***) 47.1% 12.5% 23.3% 11.7% 4.1% 1.4% 61.3% 8. 18.6% 6.6% 4.4% 1.1% 53.6% 11.5% 15.1% 13.2% 4.6% 2.2% 44.9% 12.3% 24.6% 13. 4. 1.2% 通って ( 来てもらって ) いない週に 1 日週に 2 日週に 3 日週に 4 日以上無回答 76

(3)16-17 歳 16-17 歳では 勉強がわからない時に教えてもらう相手に 親 と答える子供の割合が 17.6% となっている 割合が高いのは 友達 と 学校の先生 であり ともに約 6 割であった 生活困難度別で見ると 学校の先生 友達 については統計的に有意な差はないが 塾 予備校や習い事の先生 については は約 3 割が教えてもらうのに対し は 14.9% で 統計的に有意な差がある の子供 (16.9%) は (9.7%) や (8.2%) に比べて 兄弟姉妹や祖父母など と回答する割合が高い 家庭用学習教材については の約 7~8 割が 学校で配られる問題集など を活用している一方 は 62.1% となっている 本屋で売っている問題集や参考書 についても はの約半数となっている 通信教育の教材 を利用する子供の割合は は と比べて低い まったく使っていない と回答したは 32.5% であり (14.8%) よりも 2 倍以上高く このことから は家庭用学習教材のバリエーションがに比べて少ないといえる 通塾 ( 又は家庭教師 ) については 68.2% の子供が塾に通っておらず この率は小学 5 年生 中学 2 年生よりも高い 生活困難度別に見ると の 89.4% は塾に行っておらず との差は約 25 ポイントであった 図表 3-4-7 勉強がわからない時に教えてもらう人 (16-17 歳 ): 生活困難度別 9 8 7 6 5 65.6% 65.5% 64.1% 60.1% 63.1% 61.1% 60.6% 60.5% 28.8% 30.9% 27.1% 17.6% 16.9% 14.9% 17.2% 19.1% 9.9% 11.9% 8.9% 8.2% 9.7% 2.3% 3.3% 1.6% 4.5% 5.2% 1.6% 2.2% 親 (X) 兄弟姉妹や祖父母など (**) 学校の先生 (X) 塾 予備校や習い事の先生 (***) その他の大人 (***) 友達 (X) 教えてもらえる人がいない (***) 77

図表 3-4-8 家庭用学習教材 (16-17 歳 ): 生活困難度別 (***) 9 8 7 6 5 75.3% 77.7% 74. 62.1% 30.5% 32.5% 30.6% 33.6% 17.2% 16. 17.7% 14.8% 6.4% 7.5% 6.2% 3.2% 5.9% 7.2% 0.8% 5.2% 学校で配られる問題集など (***) 本屋で売っている問題集や参考書 (***) 通信教育の教材 (***) 使っていない (***) 1~3 以外の教材 (X) 図表 3-4-9 通塾 ( 又は家庭教師 ) 状況 (16-17 歳 ): 生活困難度別 (***) 3.8% 4.3% 68.2% 11.2% 11. 1.6% 2.2% 0.8% 89.4% 6.9% 0.8% 3. 75.2% 8.4% 7.2% 1.9% 64.5% 12. 13.1% 4.3% 4.7% 0.9% 4.8% 通って ( 来てもらって ) いない 週に1 日 週に2 日 週に3 日 週に4 日以上 無回答 78

5 学習環境の欠如の状況家庭における学習環境を見るために 小学 5 年生と中学 2 年生に 自分専用の勉強机 自宅で宿題 ( 勉強 ) ができる場所 自分だけの本 ( 学校の教科書やマンガはのぞく ) ( 自宅で ) インターネットにつながるパソコン の所有状況を聞いた また 16-17 歳には 自宅で宿題 ( 勉強 ) ができる場所 インターネットにつながるパソコン 電子辞書 の所有状況を聞いた 小学 5 年生は 自分専用の勉強机を持っているのはで 75.7% であるが 残りの 14.7% は ない( 欲しい ) 9.1% は ない ( 欲しくない ) としている では ない( 欲しい ) と回答したのは 21.8% であった ( では 13.6% では 18.2%) 中学 2 年生は 87.8% が自分専用の勉強机を持っているが 6.8% は ない ( 欲しい ) 5.1% は ない ( 欲しくない ) としている では ない( 欲しい ) と回答したのは 16.5% であった ( では 5.2% では 8.5%) 図表 3-5-1 自分専用の勉強机の有無 ( 欠如 ) の状況 ( 小学 5 年生 中学 2 年生 ): 生活困難度別小学 5 年生 (***) 中学 2 年生 (***) 小学 5 年生 75.7% 14.7% 9.1% 0.4% 59.3% 21.8% 18.9% 0. 70.8% 18.2% 10.7% 0.3% 78.4% 13.6% 7.7% 0.3% 中学 2 年生 87.8% 6.8% 5.1% 0.3% 73. 16.5% 9.9% 0.6% 85.8% 8.5% 4.8% 1. 90.2% 5.2% 0.2% 4.4% ある ない ( 欲しい ) ない ( 欲しくない ) 無回答 79

自宅で宿題( 勉強 ) ができる場所 については 小学 5 年生の 3.1% 中学 2 年生の 3.2% 16-17 歳の 3.8% が ない ( 欲しい ) としている では この割合は 小学 5 年生では 11.2% 中学 2 年生では 13.9% 16-17 歳では 16.8% となっており の 1 割以上の子供が 自宅で宿題 ( 勉強 ) ができる場所 を持てない状況にある 図表 3-5-2 自宅で宿題 ( 勉強 ) ができる場所の有無 ( 欠如 ) 状況 ( 年齢層別 生活困難度別小 5(***) 中 2(***) 16-17 歳 (***) ) 小学 5 年生 94.5% 83.3% 94.4% 95.5% 1.8% 3.1% 0.6% 3.2% 11.2% 2.3% 2.8% 2.8% 1.6% 2.5% 0.5% 中学 2 年生 95.5% 82.8% 94.1% 97.1% 1.1% 3.2% 0.2% 3.3% 13.9% 0.9% 4.5% 0.6% 0.5% 2.1% 0.2% 16-17 歳 94.5% 80.9% 92.9% 96.5% 1.3% 3.8% 0.3% 2.3% 16.8% 1.1% 6.1% 1.1% 2. 0.3% あるない ( 欲しい ) ない ( 欲しくない ) 無回答 自分だけの本( 学校の教科書やマンガはのぞく ) については 小学 5 年生の 5.9% が ない( 欲しい ) と回答している ない( 欲しくない ) は 8.1% であり 合わせて 14. の子供が 自分だけの本 を持っていない ない ( 欲しい ) と回答した子供の割合は 生活困難度が高くなるほど高くなり では 12. と の 5.4% の 2 倍強である 中学 2 年生では ない ( 欲しい ) とした子供は小学 5 年生より低くなるものの 生活困難度が高くなるほど高くなるという同様の傾向がある 80

図表 3-5-3 自分だけの本 ( 学校の教科書やマンガは除く ) の有無 ( 欠如 ) の状況 ( 小学 5 年生 中学 2 年生 ): 生活困難度別小学 5 年生 (***) 中学 2 年生 (***) 小学 5 年生 85. 5.9% 8.1% 0.9% 77.6% 12. 9. 1.4% 81.4% 7.7% 10.2% 0.6% 86.7% 5.4% 7. 0.9% 中学 2 年生 88. 3.7% 7.9% 0.4% 80. 87.2% 89. 6.4% 12.3% 3.5% 9. 3.3% 7.4% 1.3% 0.3% 0.3% あるない ( 欲しい ) ない ( 欲しくない ) 無回答 インターネットにつながるパソコン は 近年 学校における学習においても不可欠とな ってきているが 小学 5 年生の 31.8% 中学 2 年生の 24. 16-17 歳の 25.7% が ない ( 欲 しい ) ない ( 欲しくない ) と回答している ない ( 欲しい ) 子供に限っても 各年齢層 で 1 割を超える この割合は 生活困難度が高いほど高くなり 特に 中学 2 年生 16-17 歳 の困難層では ない ( 欲しい ) 子供が 3 割以上となる 図表 3-5-4 自宅でインターネットにつながるパソコンの有無 ( 欠如 ) の状況 ( 年齢層別 生活困難度別小学 5 年生 (***) 中学 2 年生 (***) 16-17 歳 (***)) 小学 5 年生 67. 15.4% 16.4% 1.2% 57. 18.9% 20.4% 3.7% 65.6% 17.4% 16.2% 0.9% 68. 14.5% 16.5% 1. 中学 2 年生 75.6% 14.4% 9.6% 0.4% 58.4% 31.7% 8.6% 1.3% 73.1% 14.9% 11.5% 0.6% 78.4% 12.5% 8.8% 0.3% 16-17 歳 73.7% 16.9% 8.8% 0.6% 58.7% 36.2% 5. 0. 71. 18.8% 9.4% 0.8% 75.7% 15. 8.7% 0.5% あるない ( 欲しい ) ない ( 欲しくない ) 無回答 81

16-17 歳の 電子辞書 の所有については の 73.2% が ある のに対し 12.4% が な い ( 欲しい ) と回答している ここでも ほど ない ( 欲しい ) 子供の割合が高く の保有率は 49.6% であり 29. が ない ( 欲しい ) と回答している 図表 3-5-5 電子辞書の有無 ( 欠如 ) の状況 (16-17 歳 ): + 生活困難度別 (***) 16-17 歳 73.2% 12.4% 13.7% 0.7% 49.6% 29. 21.4% 0. 68.4% 13.8% 17.7% 0. 77.8% 10.6% 11.2% 0.4% あるない ( 欲しい ) ない ( 欲しくない ) 無回答 82

6 補習教室への参加状況 参加しない理由今回調査した 4 自治体中 3 つの自治体において小中学校で 補習教室 を実施しているため その参加状況について 3 自治体の子供に聞いた その結果 小学 5 年生は 8.2% が いつも 8.8% が 時々 12.8% が たまに 補修教室に参加していると回答した 一方 参加したことがない と答えた小学 5 年生は 67.2% であった 生活困難度別で見ると の約 2 割は いつも 又は 時々 参加しているが はに比べて参加している割合が低い においては いつも 参加している子供は 15.4% であり 他の層に比べて高いものの 過半数である 54.9% は 参加したことがない としている 中学 2 年生では 7.2% が いつも 19.5% が 時々 20.9% が たまに 参加しており 小学 5 年生に比べると参加している割合は高い 生活困難度別に見ると の 40.4% の 32.7% が いつも 又は 時々 補習に参加している では 参加していない子供が 39.2% 存在する 中学 2 年生を授業の理解度別に見ると 授業の理解度が下がるほど 補習教室に いつも 又は 時々 参加する割合が高くなるが 授業が ほとんどわからない 子供は 補習教室に いつも参加している 時々参加している 割合が低く たまに しか参加しない割合が高い傾向にある 図表 3-6-1 補習教室への参加状況 ( 小学 5 年生 ): 生活困難度別 (***) 8.2% 8.8% 12.8% 67.2% 3.1% 15.4% 7.7% 15.5% 54.9% 6.6% 10.3% 14.4% 13.9% 59.9% 1.6% 6.8% 7. 12.6% 70.7% 2.9% いつも参加している時々参加しているたまに参加している参加したことはない無回答 図表 3-6-2 補習教室への参加状況 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 (***) 7.2% 19.5% 20.9% 51. 1.4% 15.7% 24.7% 20.4% 39.2% 0. 8.3% 24.4% 21.3% 44.4% 1.6% 6.2% 17.1% 21.4% 53.7% 1.6% いつも参加している時々参加しているたまに参加している参加したことはない無回答 83

図表 3-6-3 補習教室への参加状況 ( 中学 2 年生 ): 授業の理解度別 (***) いつもわかる 4.3% 10.8% 18. 66.5% 0.4% だいたいわかる 6.1% 19.7% 20.4% 53.2% 0.7% あまりわからない 11.3% 24.2% 25.1% 38.7% 0.7% わからないことが多い 13.7% 23.5% 21.7% 39.6% 1.5% ほとんどわからない 5.7% 21.8% 31.7% 40.9% 0. いつも参加している時々参加しているたまに参加している参加したことはない無回答 補習教室 に たまに参加している 又は 参加したことはない 子供に理由を聞いたところ 小学 5 年生 中学 2 年生ともに 必要がないから がいちばん高く 小学 5 年生で 31.8% 中学 2 年生で 35.9% となっている また 塾 スポーツ 習い事などで時間がないから ( 小学 5 年生 18.4% 中学 2 年生 20.3%) など そもそも補習教室のニーズが大きくないと思われる回答もあるものの 学校でやっていないから ( 小学 5 年生 22.2% 中学 2 年生 15.) との回答も多く 補習教室が提供されれば参加すると思われる子供も一定数存在する また 家の事情 ( 家族の世話 家事などがあるから ) ( 小学 5 年生 1.2% 中学 2 年生 1.7%) と回答した子供も若干であるが存在した 興味がないから と回答した子供は 小学 5 年生では 14.7% 中学 2 年生では 19.9% であるが この層については 勉強に興味を示すように働きかけることでニーズが掘り起こされる可能性もある また 保護者の補習教室の利用意向については 小学 5 年生の保護者の 32.7% 中学 2 年生の保護者の 38.3% 16-17 歳の保護者の 34.1% が 学校が実施する補講 ( 学習支援 ) 利用に興味があるとしている (185 頁図表 7-3-11 支援サービスの利用意向 参照) 図表 3-6-4 補習教室に参加しない理由 ( 小学 5 年生 中学 2 年生 ) 22.2% 35.9% 31.8% 18.4% 20.3% 19.9% 14.7% 15. 5.3% 4. 4.3% 1.2% 2.4% 1.7% 2. 1. 小学 5 年生中学 2 年生 学校で実施されていないから塾 スポーツ 習い事などで時間がないから必要がないからその他の理由 家の事情 ( 家族の世話 家事など ) があるから興味がないから補習教室のことを知らなかったから無回答 84

7 学習関連の支援プログラムの利用意向 (1) 勉強ができる場所の利用意向学習の妨げになる要因として 勉強する環境の欠如が考えられることから 子供に 家で勉強できない時 静かに勉強ができる場所 の利用意向を聞いた その結果 小学 5 年生の 60. 中学 2 年生の 65.5% 16-17 歳の 69.6% がそのような場所を 使ってみたい 又は 興味がある と回答しており 自習室や自習スペースに対する要望が高いことがわかった この利用意向について 生活困難度別 世帯タイプ別に統計的に有意な差はなく どの層の子供であっても一定の利用意向があった また この利用意向は 小中学生では授業がよくわかる子供ほど高いのに対し 16-17 歳においては 授業が あまりわからない と答えた子供の関心が高い (74.4%) 高校生以上の子供が利用することができる自習室や自習スペースが 勉強に問題を抱えている子供にとっても必要であることがわかる 図表 3-7-1 家で勉強できない時 静かに勉強ができる場所 の利用意向 ( 年齢層別 ) 小学 5 年生 35.3% 24.7% 12.4% 25.4% 2.1% 中学 2 年生 37.7% 27.8% 6.9% 25.7% 1.9% 16-17 歳 44.8% 24.8% 4.7% 23.2% 2.5% 使ってみたい興味がある使いたくない使う必要はない無回答 図表 3-7-2 家で勉強できない時 静かに勉強ができる場所 の利用意向 (16-17 歳 ) : 授業の理解度別 (***) いつもわかる (N=156) 45.7% 15.9% 2.6% 33.1% 2.7% 3.8% だいたいわかる (N=1605) 46.6% 24.4% 23.1% 2. 5.9% あまりわからない (N=359) 43.6% 30.8% 18.6% 1.1% わからないことが多い (N=359) 40.4% 26.8% 7.1% 22.8% 2.9% ほとんどわからない (N=73) 46.2% 14.2% 6.9% 28.2% 4.4% 6 8 10 使ってみたい興味がある使いたくない使う必要はない無回答 85

(2) 学校外での無料の学習支援近年の学習支援の全国的な広がりを背景に 大学生のボランティアが勉強を無料でみてくれる場所 についての利用意向を子供に聞いた その結果 授業の理解度に差はあっても 小学 5 年生の 48.2% 中学 2 年生の 55. 16-17 歳の 61.1% が 使ってみたい 又は 興味がある と回答している 大学生による学習支援に対しては 小学校 5 年生の授業が ほとんどわからない と答えた子供以外は約 4 割以上と 利用意向が高い 一方授業が ほとんどわからない と答えた小学 5 年生は 使ってみたい 又は 興味がある とする割合が 33.8% にとどまる 16-17 歳では 授業が だいたいわかる あまりわからない わからないことが多い と回答した子供のうち 使ってみたい 又は 興味がある とする割合が約 6 割であり ニーズが高い 図表 3-7-3 大学生のボランティアが勉強を無料でみてくれる場所 の利用意向 ( 年齢層別 ) 小学 5 年生 25.5% 22.7% 19. 30.7% 2. 中学 2 年生 26.2% 28.8% 16.1% 27.5% 1.4% 16-17 歳 30.1% 31. 12.1% 24.9% 1.9% 使ってみたい興味がある使いたくない使う必要はない無回答 図表 3-7-4 大学生のボランティアが勉強を無料でみてくれる場所 の利用意向 ( 小学 5 年生 ) : 授業の理解度別 (***) いつもわかる (N=836) 28.6% 20.3% 13.4% 36.5% 1.3% だいたいわかる (N=1611) 23.4% 24.9% 20.5% 29.5% 1.8% あまりわからない (N=217) 24.4% 18.9% 30.5% 24.2% 2. わからないことが多い (N=126) 36.2% 22. 17.8% 21. 3.1% ほとんどわからない (N=28) 22.7% 11.1% 25.2% 37.1% 4. 使ってみたい興味がある使いたくない使う必要はない無回答 86

図表 3-7-5 大学生のボランティアが勉強を無料でみてくれる場所 の利用意向 ( 中学 2 年生 ) : 授業の理解度別 (***) いつもわかる 26.2% 22.6% 11.8% 38.6% 0.9% だいたいわかる 24.8% 30.9% 16. 27.2% 1. あまりわからない 26.5% 28.5% 21.6% 21.8% 1.7% わからないことが多い 32.9% 29. 17.8% 18.8% 1.5% ほとんどわからない 38.5% 14.8% 8.7% 38. 0. 6 8 10 使ってみたい興味がある使いたくない使う必要はない無回答 図表 3-7-6 大学生のボランティアが勉強を無料でみてくれる場所 の利用意向 (16-17 歳 ) : 授業の理解度別 (***) いつもわかる (N=156) 23.8% 27.8% 7.8% 38.7% 2. だいたいわかる (N=1605) 29.8% 31.6% 10.5% 26.4% 1.7% あまりわからない (N=359) 32.6% 32.8% 15.2% 18.6% 0.8% わからないことが多い (N=359) 33.3% 31.6% 16.9% 17.4% 0.9% ほとんどわからない (N=73) 28.4% 19.8% 19.1% 26.9% 5.8% 6 8 10 使ってみたい興味がある使いたくない使う必要はない無回答 生活困難度別に見ると 中学 2 年生ではほど大学生による学習支援への関心が高く では 64.2% である また 保護者に 学校以外が実施する学習支援 について利用意向を聞いたところ 小学 5 年生の保護者の 31.9% 中学 2 年生の保護者の 36. 16-17 歳の保護者の 27.4% が 興味がある としている (185 頁図表 7-3-11 支援サービスの利用意向 参照) 87

図表 3-7-7 大学生が勉強を無料でみてくれる場所の利用意向 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 (***) 36.9% 27.3% 14.9% 20.2% 0.7% 28.8% 28.8% 17.4% 23.8% 1.3% 23.9% 28.8% 16.9% 29.3% 1.2% 使ってみたい興味がある使いたくない使う必要はない無回答 図表 3-7-8 大学生が勉強を無料でみてくれる場所の利用意向 (16-17 歳 ): 生活困難度別 (*) 32.6% 40.3% 11.4% 15. 0.8% 31.4% 32.1% 12.4% 22.8% 1.2% 30. 30.9% 11.3% 26.5% 1.4% 使ってみたい興味がある使いたくない使う必要はない無回答 (3) 通信教育の費用補助 低額 無料で通信教育が受けられるサービス について 16-17 歳の子供に利用意向を聞いた その結果 の 49. が 使ってみたい 又は 興味がある と回答している 生活困難度別に見ると では 61.1% では 52.8% に利用意向がある 使ってみたい という積極的な回答に限ってみても の約 4 人に 1 人が利用意向を持っている 図表 3-7-9 低額 無料で通信教育が受けられるサービス の利用意向 (16-17 歳 ) : 生活困難度別 (**) 21.8% 27.2% 12.4% 36.6% 2.1% 25.2% 35.9% 12.9% 24.6% 1.5% 25.2% 27.6% 12.1% 33.9% 1.2% 20.4% 26.6% 12.3% 39.3% 1.4% 使ってみたい興味がある使いたくない使う必要はない無回答 88