1. エントリー状況就職活動本格スタートから1カ月が経過した4 月 1 日時点の活動量を見てみよう 一人あたりのエントリー社数の平均は37.3 社 前年同期調査 (44.7 社 ) より7.4 社少ない 3 月調査では前年をやや上回っていたが その後の伸びはかなり鈍い 当社が 3 月下旬に実施した緊

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1. エントリー状況就職活動本格スタートから1カ月が経過したが の就職活動はどのように展開しているのだろうか まず 4 月 1 日時点の活動量を見てみよう 一人あたりのエントリー社数の平均は26.2 社 前年同期調査 (31.7 社 ) を5.5 社下回る 前年との差は先月 (3 月 ) 調査よりも

1.6 月 1 日現在の内定状況就職活動スタートから3カ月 6 月 1 日現在の学生モニターの内定率は54.9% 先月調査 (5 月 1 日現在 ) の29.1% から1カ月で25ポイント以上と 大きく伸びた これは前年同時期 (35.1%) を19.8ポイント上回る数字だ 但し 選考解禁時 の実績

1. エントリー状況採用広報解禁から2カ月が経過した5 月 1 日時点での就職活動は どのように展開しているだろうか 前回調査 ( 今年 4 月 ) および前年度調査との比較を中心に 全体的な活動状況を確認してみたい まず 一人あたりのエントリー社数の平均は28.5 社 4 月調査の26.2 社から

ダイヤモンド就活ナビ 就職モニターアンケート

1. エントリー状況 2018 年卒者の就職活動が 3 月 1 日より本格的にスタートした まず全体的な活動量を確認しよう 一人あたりのエントリー社数の平均は26.3 社 前年同期調査 (25.0 社 ) を1.3 社上回り 順調な滑り出しに見える しかし 今後のエントリー予定社数を見ると 平均 1

ダイヤモンド就活ナビ 就職モニターアンケート

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1.6 月 1 日現在現在の内定状況 6 月 1 日現在の学生モニターの内定率は65.7% 先月調査(5 月 1 日現在 ) の42.2% から1カ月で23.5ポイント上昇し 2 年連続で6 割を超える高水準となった ただ 5 月調査では前年同期を4.7ポイント上回り内定出しの早期化が目立っていたが

1.9 月 1 日現在現在の内定状況 9 月 1 日現在の学生モニターの内定率は89.2% 先月調査(8 月 1 日時点 ) の85.5% から3.7ポイント上昇し 9 割に近づいた 正式内定日である10 月 1 日を間近に控え 就職戦線は大詰めを迎えている ただ 内定率は7 月以降 前年同期実績を

1. エントリー状況 2019 年卒者の就職活動が本格的にスタートした まず全体的な活動量を確認したい 一人あたりのエントリー社数の平均は22.4 社 前年同期調査 (26.3 社 ) を3.9 社下回り 割合にすると15% 近く減少している計算だ さらに 今後のエントリー予定社数は平均 13.3

1.9 月 1 日現在の内定状況 9 月 1 日現在の学生モニターの内定率は91.4% 先月調査(8 月 1 日時点 ) の88.2% からさらに3.2ポイント伸び 9 割を超えた 昨年は 9 月に調査を実施しなかったため前年同時期比較はできないが 昨年 10 月 1 日時点の内定率 (91.2%)

年 3 月卒業予定者の採用見込み 2019 年 3 月卒業予定者の採用見込みを尋ねたところ 前の年 ( 今春入社予定者 ) よりも採用を 増加 すると回答した企業が 30.8% であるのに対し 減少 は 8.5% 増加 が 減少 を 20 ポイント以上 上回っている 企業の採用数は リ

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一般的な学生 & 企業の活動フロー 各選考ステップ例 エントリー 会社説明会 一次選考 筆記試験二次選考 ~ 最終選考内々定 約 30% 4% 2~3 名採用 合計 600~700 名 ( エントリー数目標 ) 約 200 名 ( 目標 ) 約 100 名 ( 目標 ) 約 30 名 ~50 名 (

1. 参加したインターンシップの内容最初に 学生モニターが参加したインターンシップの概要を確認しよう まず 参加したプログラム ( 下注 ) を見ると 最も多いのが プロジェクトタイプ 前年より 3.1 ポイント増え 全体の 4 割近くを占める (38.3%) 講義タイプ も 20.6% から 24

1. 参加したインターンシップの内容 最初に 学生モニターが参加したインターンシップの概要を確認したい まず参加時期を見ると 前年調査に引き続き 2 月 が最も多い ただし 割合は下がり (28.4% 24.9%) 代わりに 8 月 が増えるなど (18.1% 20.8%) 前倒しの傾向が見て取れる

年卒者の就職就職活動状況 [1] 内定状況 ( 前年度と比べて ) 2019 年卒者 ( 現大学 4 年生 ) の内定状況を尋ねた 前年度と比較して 高まっている という大学が約 4 割で (37.3%) 低下している (2.8%) を大幅に上回った 前年調査では約半数の大学が 高まっ

体育会学生の就職活動調査(2016年8月発行)

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2. 学生の動向について エントリー 説明会等の参加時期 出所 : マイナビ 就職モニター調査 データより作成上のグラフは 3 月広報解禁後の 企業エントリー ( プレエン ) エントリーシート提出 合同企業説明会参加 個別企業セミナー参加 の活動時期について 18 卒と17 卒のデータを比較したグ

企業 3 月 インターンシップ応募者数への満足度 企業 3 月 インターンシップ募集方法 企業 3 月 インターンシップ実施時期 企業 3 月 8,9 月に実施したインターンシップの開催タイプ 企業 3 月 8,9 月に実施したインターンシップの内容タイプ 企業 3 月 1,2 月に実施したインター

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調査結果報告書(2)

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1. 現在の日本語力はじめに 現在の日本語力について尋ねた ネイティブレベル (12.4%) と ビジネスレベル (58.0%) を合わせて ビジネスレベル以上の日本語を話せるは 7 割を超える (70.4%) JLPT( 日本語能力試験 ) のレベルについては 最高レベルである N1 を保有してい

新卒採用に関する企業調査 - 採用方針調査 - 業界別集計結果 (2017 年 2 月 ) 株式会社ディスコ 2018 年 3 月卒業予定者の採用について Q 年 3 月卒業予定者の採用見込み (2017 年 4 月入社予定者と比較して ) 大学院文系 (%) 全 体 製造 金融 流通

1. 就職先企業を選ぶ際に重視する点就職先企業を選ぶ際に重視する点を30 項目の選択肢の中から5つまで選んでもらった 最も多いのは 将来性がある で 47.4% と半数近くが選んだ 次いで 給与 待遇が良い が続くが 前年調査の36.7% から44.2% へと大きく増加した 続く 福利厚生が充実して

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株式会社ディスコキャリタスリサーチ 2020 年卒 Vol 月後半後半時点の時点の就職意識調査 キャリタス就活 2020 学生モニター調査結果 (2018 年 12 月発行 ) 引き続き売り手市場が予想される新卒採用戦線 2020 年卒学生の就職戦線の見方や 就活準備状況は 2019 年

株式会社ディスコ

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キャリタス就活 2019 学生モニター調査結果 (2018 年 10 発行 ) 日現在現在の内定状況 10 1 日現在の学生モニターの内定率は90.5% 先調査(9 1 日時点 ) の89.2% から1.3ポイント伸び9 割を超えたが 前年同期 (92.7%) には届かなかった 今期を

1. 現在の日本語力はじめに 現在の日本語力について尋ねた ネイティブレベル (20.9%) と ビジネスレベル (61.0%) を合わせて ビジネスレベル以上の日本語を話せるは 8 割を超える ( 計 81.9%) JLPT( 日本語能力試験 ) のレベルについては 最高レベルである N1 を保有

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2017 年 9 月 8 日 このリリースは文部科学記者会でも発表しています 報道関係各位 株式会社イーオンイーオン 中学 高校の英語教師を対象とした 中高における英語教育実態調査 2017 を実施 英会話教室を運営する株式会社イーオン ( 本社 : 東京都新宿区 代表取締役 : 三宅義和 以下 イ

2017 年卒マイナビ企業新卒内定状況調査 調査概要 調査名 2017 年卒マイナビ企業新卒内定状況調査 回答依頼方法 新卒採用実績のある国内 8,000 社に回答用紙を郵送新卒採用人事担当者のための採用支援サイト マイナビ採用サポネット 会員にメールマガジンにて案内 調査期間 2016 年 10

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株式会社ディスコ

3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

調査結果概要 留学概要について 留学の種類 私費留学 が 4 割でもっとも高い 大学経由の留学 ( 交換留学 認定留学 派遣留学 の合計 ) も同様に 4 割を占める 留学先 アメリカ がもっとも高い 留学先の 4 位までが英語圏で 6 割以上を占める 留学した学年 大学 2 年 大学 3 年 がそ

[2] ブラック だと思う条件 / 調査 調査 ブラック だと思う条件について とのの双方に尋ね 調査データの比較を行った 最も数値が高い項目は両者とも 残業代が支払われない で ともに 8 割近くが選択 ( 78.4% 78.5%) 続いて セクハラ パワハラがある も数値が高く の 7% の 6

1. 現在の英語力 まず 現在の英語力について尋ねた ネイティブレベル という回答が 15.0% ビジネスレ ベル が 67.5% で ビジネスで英語を使うことができる学生は 8 割を超えている (82.5%) 国 内の大学 大学院で学ぶ学生 ( 以下 ) の英語力は ネイティブレベル が 1.1%

東京キャリアアップハローワーク 取扱状況の推移

就職委員会 1 新年度ガイダンスなどで履修指導を行ったが 職業と人生 Ⅲ( 履修者 710 名 履修率 74.8%) 職業と人生 Ⅳ(630 名 67.2%) と昨年度より履修率が 6.5% 低下した 出席率が低いので 3 年生全員に就職ガイダンスの告知ハガキを送付したが 参加者を増やすことは出来な

資料2 企業の求める人材及び学生就職の現状

ダイヤモンド就活ナビ 就職モニターアンケート

下関市立大学広報第72号

調査概要

調査結果報告書(速報版)

調査要領 1. 調査の目的 : 人口減少による労働力不足が懸念されるなかで 昨年 4 月には女性活躍推進法 ( 正式名称 : 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ) が施行されるなど 女性の社会進出がさらに進むことが期待されている そこで 女性の活躍に向けた取り組み状況について調査を実施す

留学ジャーナル『2016年夏休み留学動向』を発表

2017 年 6 月 16 日 ( 金 ) プレ & インターンシップ 夏期インターンシップの活用とその後の採用スケジュールなどについて説明します 3 年生だけでなく インターンや就職活動に興味のある 1,2 年生も参加してください 2017 年 6 月 22 日 ( 木 ) 外国人留学生の活動対策

Microsoft Word - 修正Notes1304(的場).docx

2018 年卒マイナビ企業新卒内定状況調査 調査概要 調査名 2018 年卒マイナビ企業新卒内定状況調査 回答依頼方法 新卒採用実績のある国内 8,000 社に回答用紙を郵送採用 研修担当者のための新卒採用支援情報サイト 新卒採用サポネット 会員にメールマガジンにて案内マイナビ2018 利用企業担当

1. 現在の英語力 まず 現在の英語力について尋ねた ネイティブレベル という回答が 11.5% ビジネスレ ベル が 56.3% で ビジネスで英語を使うことができる学生は 7 割近くに上る ( 計 67.8%) 国 内の大学 大学院で学ぶ学生 ( 以下 ) の英語力を見ると ビジネスレベル以上は

平成27年度卒業生から変わる 就職活動スケジュール

調査の概要調査方法 : インターネットによる調査調査対象 : 全国のイーオンキッズに通う小学生のお子様をお持ちの保護者 500 名全国の英会話教室に通っていない小学生のお子様をお持ちの保護者 500 名計 1,000 名調査実施期間 : イーオン保護者 :2017 年 4 月 1 日 ( 土 )~

データ集 採用マーケットの動向 学生の動向 企業の採用動向 大学の就職支援 付録 ( 添付資料 ) -45-

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MELIC 講座参加者アンケート集計結果報告 講座名日時会場講師対象者参加者数使用データベース内容当日の様子 参加者の内訳 有価証券報告書 DB 活用セミナー 2011 年 12 月 8 日 ( 木 ) 16:30~18:00 メディアライブラリーセンター 2 階情報学習室 ( 株 ) プロネクサス

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採用活動に関する企業調査(2012年12月)

「教育資金贈与信託」、資産の世代間移行を後押し

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IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平

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日経就職ナビ2011

❷ 学校の宿題をする時間 宿題に取り組む時間は すべての学年で増加した 第 1 回調査と比較すると すべての学年で宿題をする時間は増えている 宿題に取り組むはおよ そ 40~50 分で学年による変化は小さいが 宿題を しない 割合はになると増加し 学年が上がるに つれて宿題を長時間する生徒としない生

< 目次 > 調査結果報告書要旨 調査結果報告書要旨... 3 (1) 調査の概要... 3 (2) 本調査の主な結果... 4 調査結果報告書本文 1. 調査の概要 回答者属性 報告書構成等 (1) 調査の概要 (2) 回答者の基本属性 (3) ウエイトによる補

調査概要 1. 就職観 人のためになる仕事をしたい が 4 年連続増加 (P.1) 学生の就職観についてたずねたところ 楽しく働きたい がトップで 31. 続いて 個人の生活と仕事を両立させたい が 20.6% と 01 年卒以降この 2 項目を重視する傾向が続いている 一方 4 年連続で増加してい

平成29年度 湘南工科大学 地区別懇談会

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第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査   

2) 親子関係 家族との生活に満足している について と の調査と比較した 図 12-2 に 示しているように の割合は 4 かとも増加傾向が見られた 日 本 米 中

学校基本調査 ( 文部科学省 ) にほぼ近い分布となっている (2) 調査分析結果については 分析委員会で検討を行った 第 2 本アンケート調査の主な結果 1 学生 ( 大学生 大学院生 ) の就職に関する意識 (1) 卒業後の予定進路は 大学生 大学院生ともに8 割以上が 民間企業に就職 を希望し

TOPICS 就職観では 楽しく働きたい が不動の 1 位 前年より 3.6pt 上昇 (P3) 20 学生の就職観は 楽しく働きたい が 20 からみても不動の 1 位を継続しており 今年は 3 割 (33.3%) を超える結果となった 特に文系男子は前年の 27.3% から 4.8pt 上昇し

報道関係各位 2012 年 1 月 25 日 株式会社ベネッセコーポレーション 代表取締役社長福島保 高校受験調査 ~ 高校 1 年生は自らの高校受験をどのように振り返っているのか ~ 高校受験を通じて やればできると自信がついた 71% 一方で もっと勉強しておけばよかった 65% 株式会社ベネッ

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企業と外国人留学生を結び付ける 出会いと理解 推進事業 外国人採用に関するアンケート調査報告書 平成 25 年 6 月 特定非営利活動法人人材育成センター

調査概要 < 調査概要 > 2017 年卒の学 を対象に 内定を得た企業各社について 内定までのプロセスを回答してもらった その中から 内定までの所要日数に業界での差はあるのか 初回セミナー参加や 1 次 接のタイミングによりどの程度の差が じるのか といったデータを整理し 分析した 調査対象 :

INDEX (1) あなたの 就職観 に最も近いものはどれですか (2) あなたは 大手企業志向 ですか それとも 中堅 中小企業志向 ですか (3) 会社選択をする場合 どのような会社がよいと思いますか (4) 行きたくない会社があるとしたら 次のどのような会社ですか (5) あなたの就職希望度は

l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

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「新入社員意識調査」に関するアンケート調査結果

-2- 目次 調査概要 2 Ⅰ.217 年卒の新卒採用活動の総括 < 企業 > 1) 採用計画の結果 / 入社予定者への満足度 3 2) 採用活動の満足 / 採用活動の満足度と充足状況との関係 4 3) 採用活動プロセス毎の実施状況 5 4) 採用活動スケジュール -プロセス毎の開始時期- 6 5)

TOPICS 就職観の 1 位は前年同様 楽しく働きたい 2 位 個人の生活と仕事を両立させたい が 5 年連続の増加 (P3) 学生の就職観を全体で見ると 1 位は前年同様 楽しく働きたい (29.7% 対前年 0.2pt 減 ) で この十数年変わらずトップで 全体で見るとほぼ前年並みだが 理系

第一部では 横山講師より選考フェーズごとのポイントをお話いただきました 現在の学生の傾向やエントリーシートの読み方 面接における注意事項など長年人事に携わり 現在は大学のキャリアセンターにいらっしゃる横山講師ならではの講演です 講演内容の特に重要な点 ロールプレイングを行った上で説明した学生を見る視

質問 1 11 月 30 日は厚生労働省が制定した 年金の日 だとご存じですか? あなたは 毎年届く ねんきん定期便 を確認していますか? ( 回答者数 :10,442 名 ) 知っている と回答した方は 8.3% 約 9 割は 知らない と回答 毎年の ねんきん定期便 を確認している方は約 7 割

就職プロセス調査 2019 年卒 調査報告書 年 4 月 1 日時点 -

H31 入学時アンケート 全学科 専攻 平成 31 年度入学時アンケート報告用.xlsx 平成 31 年度入学時アンケート 全学科 専攻 実施日 : 平成 31 年 4 月 3 日 ( 水 )~5 日 ( 金 ) 調査方法 : 集合法 ( 学科 / クラス ) による 自記入式質問紙調査 調査対象

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私の就職活動の進め方 ( 研究職 ) 2008 年 事前予約が必要な会社説明会は非常に速く満席になってしまうので よくチェックすること 私の就職活動の進め方 ( 研究職 ) エントリーシートの〆切日は何回かあるが 最初に出したほうがいい 2009 年 ピーク 私の就職活動の進め方私は去年の 10 月

131016営業

< 総合調査結果 ( 人材採用 不動産業界 株価 病院の全ジャンル )> Q1. 企業や商品に関するネガティブな情報が WEB 上に表示されていたら どうしますか? ( 複数回答 ) % 41.79% 44.28% 48.42% % 22.39% 24.68% 2

< 調査結果 > 近隣住民の雰囲気も 住宅購入の決め手になった 58.3% 新築購入者では 56.4% 中古購入者では 64.7% Q. 現在の住まいを購入する際 近隣住民の雰囲気も 決め手の一つとなりましたか?( 対象 :600 名 有効回答 :600 名 ) 19.8% 21.0% 15.8%

Transcription:

2017 年度キャリタス就活学生モニター調査結果 (201 2016 年 4 月発行 ) 第 5 回調査 4 月 1 日時点の就職活動活動調査 企業の採用広報開始から 1 カ月 学生の就職活動はどのように進んでいるだろうか 4 月 1 日 現在のキャリタス就活 学生モニターの就職活動状況について調査を行い 前年同期調査や先月 (3 月 ) 調査の結果と比較するなどして 2017 年卒学生の特徴を分析した 1. エントリー状況 一人あたりのエントリー社数の平均は 37.3 社 前年同期より 7.4 社少ない ダイレクトメールの到着数は 平均 415 通 前年同期より 90 通多く 開封率は低下 2. セミナー 会社説明会への参加状況 一人あたりの平均参加社数は 33.6 社 前年と同水準だが 単独セミナーへの参加が急増 3. 選考試験の受験状況 エントリーシート提出者は 87.1% 提出社数は 6.5 社 前年より 2 社増加 選考試験の平均受験社数は 筆記 4.4 社 面接 2.6 社 グループディスカッション 2.1 社 4. リクルーターからの接触 リクルーターからの接触経験を持つのは全体の 36.5% プレエントリーをしたら連絡が来た 43.7% セミナーに参加したら連絡が来た 41.7% 5. 学業と就職活動の両立 学業への負荷 大きい 49.5% 小さい 50.5% 理系では 大きい 64.3% 企業への要望 日程の選択肢を多く 83.9% 土日 祝日に実施 39.3% 夕方以降 29.8% 6.4 月 1 日現在の内定状況 内定率は 11.8% 前年同期(7.1%) より 4.7 ポイント増 内定者のうち 就職先を決定して就職活動を終了したのは 僅か 8.2% 7. 内定業界と企業規模 調査 コンサルタント 情報処理 ソフトウエア 建設 住宅 不動産 の順に多い 内定企業の規模は 1,000 人 ~4,999 人 が 44.3% で最多 5,000 人以上 は 31.0% 8. 今後の就職活動の戦略 方針 これまで興味をもった企業( エントリーした企業 ) を中心に活動する が過半数 全体の 9 割が 新たな企業を探している 探す手段は 就職情報サイト 92.0% 調査概要 調査対象 : 2017 年 3 月に卒業予定の大学 4 年生 ( 理系は大学院修士課程 2 年生含む ) 回答者数 : 1,334 人 ( 文系男子 487 人 文系女子 368 人 理系男子 335 人 理系女子 144 人 ) 調査方法 : インターネット調査法調査期間 : 2016 年 4 月 1 日 ~6 日サンプリング : キャリタス就活 2017 学生モニター (2016 年卒以前は 日経就職ナビ 就職活動モニター ) 本資料に関するお問い合わせ先 : 03-4316-5505/ 1

1. エントリー状況就職活動本格スタートから1カ月が経過した4 月 1 日時点の活動量を見てみよう 一人あたりのエントリー社数の平均は37.3 社 前年同期調査 (44.7 社 ) より7.4 社少ない 3 月調査では前年をやや上回っていたが その後の伸びはかなり鈍い 当社が 3 月下旬に実施した緊急企業調査では エントリー数が減少し母集団形成に苦戦する企業の様子が表れていたが それを裏付けている エントリーした企業を知った時期を見ると 3 月 1 日以降に知った企業 の割合は 先月調査では僅か1.0 割だったのが 今回は2.4 割にまで増えた とは言え もともと知っていた企業 5.2 割 3 月より前のインターンシップや業界 企業研究などで知った企業 2.4 割と 就活解禁前に知った企業がまだ7 割以上を占める (7.6 割 ) 解禁前 ( プレ期 ) に知った企業を中心に活動していることがわかる 今後のエントリー予定社数は平均すると1 社だが 5 社以下 が過半数を占める (54.5%) 今後エントリーを増やしたい企業にとっては 学生の目に留まる工夫が求められそうだ 5 4 3 2 37.3 12.3 エントリー社数 44.7 41.5 41.1 21.3 14.2 15.4 27.9 7.3 34.8 10.2 4 月調査 3 月調査 1 25.0 23.4 27.3 25.7 20.7 24.6 全体 ( 前年全体 ) 文系男子文系女子理系男子理系女子 エントリーした企業を知った時期 ( 内訳 ) もともと知っていた企業 3 月より前のインターンシップや業界研究で知った企業 3 月 1 日以降の就職活動で知った企業 今年 4 月 5.2 2.4 2.4 今年 3 月 5.7 3.3 1.0 0 0.2 2 0.4 4 0.6 6 0.8 8 101割 6 53.5 54.5 今後のエントリー予定 2016 年卒者 2017 年卒者 ( 平均 10.6 社 ) ( 平均 1 社 ) 4 2 23.0 21.2 10.5 1 9.8 1 3.2 4.3 5 社以下 6 社 ~10 社 11 社 ~15 社 16 社 ~20 社 21 社以上 2

一方 ダイレクトメールの到着数は大幅に増加している 郵送 E メールなど全形式の合計で平均 415 通と 前年同期 (326 通 ) より約 90 通も増え 企業側が前年以上に積極的にアプローチしている 様子が表れている 開封率はやや低下したものの 到着数が増えた分 開封した数も増えている 郵送もしくは宅配で ダイレクトメールの状況 11.9(11.6) 7.7(7.9) 開封率 65.2% (68.0 68.0) 到着数 ( 通 ) うち開封した数 E メールで 82.3(63.8) 166.7(126.8) 開封率 49.4% (50.3 50.3) 就職情報サイト上に 51.1(49.4) 開封率 21.6% (26.3 26.3) 237.0(187.8) ( ) 内は 2015 年 4 月調査の数値 5 10 15 20 25 30 2. セミナー 会社説明会への参加状況セミナー 会社説明会の平均参加社数は33.6 社で 前年同期 (34.0 社 ) と同水準 ただし 開催形式ごとに見ると 企業単独開催のもの ( 企業単独セミナー ) が10.4 社と 前年同期 (7.9 社 ) より2.5 社多い 先月 (3 月 ) 調査では企業単独セミナーは2.4 社だったから この1カ月で企業単独セミナーへの参加が急激に増えた様子がわかる セミナー 会社説明会参加社数と内訳 企業単独開催のもの合同開催のもの学内開催のもの 全 体 10.4 12.3 10.9 33.6 社 ( 前年全体 ) 7.9 13.2 13.0 34.0 社 文系男子 12.1 13.8 10.4 36.2 社 文系女子 11.1 13.3 13.1 37.5 社 理系男子 8.1 8.9 10.3 27.4 社 理系女子 8.1 12.5 9.0 29.6 社 1 2 3 4 セミナー 会社説明会参加社数と内訳 企業単独開催のもの合同開催のもの学内開催のもの 今年 4 月 10.4 12.3 10.9 33.6 社 今年 3 月 2.4 8.1 5.0 15.6 社 1 2 3 4 3

3. 選考試験の受験状況 エントリーシートを提出した学生は全体の 87.1% 就活スタートから 1 カ月で 9 割近くがすでに提 出経験をもつ 提出社数の平均は 6.5 社で 前年同期 (4.5 社 ) を 2 社上回る かなり早いペースで進ん でいるが 前年よりも選考解禁が 2 カ月早まる分 エントリーシートの締切日が早まっているのが要因 だろう 大手企業では初回の提出期限を 4 月中旬 ~ 下旬に設定しているケースが多いようだ 筆記 WEB 試験を受験した学生は 81.9% 面接試験受験者は 56.8% グループディスカッション 39.6% と いずれも前年同期を上回る経験率で 企業側が前年よりも早く選考を進めている様子がうかがえ る 受験社数の平均は 筆記 WEB 試験 4.4 社 面接試験 2.6 社 グループディスカッション 2.1 社 エントリー社数は減っているが その後のセミナー参加や選考試験については逆に前年より増えて おり 多くの業界 企業を見ることなく就職活動を進めている学生が増えていることがうかがえる エントリーシート提出の有無 全体 ( 前年全体 ) 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 提出した 87.1 78.1 88.1 88.6 83.3 88.9 提出していない 12.9 21.9 11.9 11.4 16.7 11.1 8.0 6.0 4.0 6.5 2.8 4.5 1.0 エントリーシート提出社数 7.1 5.6 3.3 1.7 6.4 2.7 6.8 4.4 4 月調査 3 月調査 2.0 3.6 3.6 3.7 3.9 3.8 2.3 全体 ( 前年全体 ) 文系男子文系女子理系男子理系女子 選考試験の受験有無 全体 ( 前年全体 ) 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 筆記 WEB 試験を受験した 81.9 71.3 81.1 82.3 82.4 81.9 面接試験を受験した 56.8 49.8 59.1 57.1 53.4 56.3 グループディスカッションを受験した 39.6 32.8 45.2 39.9 32.5 36.1 5.0 4.4 選考試験の受験社数 2016 年卒者 2017 年卒者 4.0 3.0 2.0 3.2 2.3 2.6 2.2 2.1 1.0 筆記 WEB 試験面接試験グループディスカッション 4

4. リクルーターからの接触選考までの期間の短縮で 優秀な学生を確保できないのではとの危機感が企業に広がっているが 解決策の一つとしてリクルーター活用に取り組む動きが見られる 今回リクルーターからの接触を受けたと回答したのは 全体の36.5% 3 人に1 人以上の割合だ 文理男女別に見ると 理系男子で4 割を超え (44.2%) 接触経験を持つ学生の割合が高い 研究室単位でのアプローチが多いことが要因と考えられる 接触を受けた社数は全体平均で2.4 社 理系男子は2.7 社と 他の属性よりもやや多かった リクルーターと接触したきっかけで最も多いのは プレエントリーをしたら連絡が来た 43.7% で 僅差で セミナーに参加したら連絡が来た 41.7% が続く この2 項目が4 割を超え多い リクルーター接触の有無 接触があった接触はなかった リクルーター接触社数 全 体 36.5 63.5 全 体 2.4 文系男子 34.9 65.1 文系男子 2.4 文系女子 33.7 66.3 文系女子 2.2 理系男子 44.2 55.8 理系男子 2.7 理系女子 31.3 68.8 理系女子 2.0 0% 50% 100% 1.0 2.0 3.0 4.0 プレエントリーをしたら連絡が来たセミナーに参加したら連絡が来た リクルーターと接触したきっかけ ( ルート ) 41.7 43.7 インターンシップに参加したら連絡が来た 31.6 エントリーシートを提出したら連絡が来た 14.0 ゼミや研究室 ( 学科 ) の先輩だった 10.7 面接を通過したら連絡が来た 6.6 部活やサークルの先輩だった その他 1.2 2.3 1 2 3 4 5 全体 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 プレエントリーをしたら連絡が来た 43.7 45.9 37.1 5 33.3 セミナーに参加したら連絡が来た 41.7 4 46.0 39.9 42.2 インターンシップに参加したら連絡が来た 31.6 39.4 31.5 24.3 26.7 エントリーシートを提出したら連絡が来た 14.0 19.4 10.5 10.1 15.6 ゼミや研究室 ( 学科 ) の先輩だった 10.7 1.2 1.6 28.4 13.3 面接を通過したら連絡が来た 6.6 6.5 8.9 5.4 4.4 部活やサークルの先輩だった 1.2 1.2 0.8 1.4 2.2 その他 2.3 2.4 1.6 1.4 6.7 5

5. 学業と就職活動の両立今回のスケジュール変更で授業期間中 (6 月 ) に選考解禁を迎えることになり 学業への影響が懸念される中 学生自身は就職活動と学業の両立についてどのように考えているのかを尋ねた 学業 ( 授業 ゼミ 研究など ) の負荷に対して 大きい やや大きい を合わせて 49.5% 小さい やや小さい の合計は 50.5% と 半々に分かれた しかし 文理で差があり 理系では 大きい の合計が6 割を超え (64.3%) スケジュール変更は理系学生において より影響が大きいことがわかる セミナーや選考日程について企業に配慮してもらいたいことを尋ねると 日程の選択肢を多くして欲しい が8 割を超え圧倒的に多かった (83.9%) 経団連は 面接が授業などと重ならないように土日祝日や夕方以降の時間帯を活用することを指針に盛り込んだが 土日 祝日に実施して欲しい は 4 割弱 (39.3%) 夕方に実施して欲しい は 3 割弱 (29.8%) という結果だった また 短期化でセミナー開催が集中し思うように参加できないことから 時間を有効的に使え負担も少ないWEBセミナーを望む声も寄せられた 今年の過密なスケジュールを考えると 学生の負担を少しでも軽減できるよう 企業側も学生の声に応える姿勢や配慮が必要だろう 学業の負荷 負荷が大きいやや大きいやや小さい小さい 全体 21.7 27.8 26.7 23.8 文系 16.6 24.6 28.0 30.9 理系 30.7 33.6 24.4 11.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 企業に配慮してもらいたいこと 日程の選択肢を多くして欲しい 83.9 84.6 82.7 土日 祝日に実施して欲しい 39.3 36.8 43.8 実施時間を短くして欲しい 32.4 33.1 31.2 夕方 (18 時以降 ) に実施して欲しい その他 2.5 1.9 3.6 29.8 30.6 28.3 全体文系理系 2 4 6 8 10 6

6.4 月 1 日現在の内定状況 4 月 1 日の調査時点で内定を得ている学生は全体の11.8% で 先月 (3 月 1 日 ) の5.0% から1カ月で6.8 ポイント増えた 前年同期 (7.1%) を4.7ポイント上回り 前年より早いペースで内定を得ていることがわかった 企業の内定出しのペースがそれだけ早いということだろう 文理別に見ると 理系よりも文系でやや高い数値を示し 先行している様子が表れている 内定取得学生のうち就職先を決めて就職活動を終了したのは8.2% にとどまり 9 割以上 (90.5%) が内定を保持しながら就職活動を続けている 内定あり 内定なし 内定者のうち 就職先を決定し活動終了 活動は終了したが複数内定保持 進学などの理由で就職活動を中止 就職活動継続 内定社数 / 平均 4 月 1 日現在の内定状況 * 内定 には 内々定を含む 全体文系男子文系女子理系男子理系女子 11.8 13.1 12.0 10.7 9.7 (7.1) (8.7) (5.9) (6.4) (7.8) 88.2 86.9 88.0 89.3 90.3 (92.9) (91.3) (94.1) (93.6) (92.2) 8.2 7.8 4.5 16.7 (15.5) (8.3) (17.4) (2) (23.1) 1.3 1.6 7.1 (2.1) () () (4.0) (7.7) (1.0) () () (4.0) () 90.5 90.6 95.5 83.3 92.9 (81.4) (91.7) (82.6) (72.0) (69.2) 全体文系男子文系女子理系男子理系女子 1.4 1.6 1.2 1.3 1.5 (1.2) (1.2) (1.2) (1.2) (1.1) 10 8 6 4 2 84.1 82.6 77.4 75.7 65.7 63.0 28.5 29.4 6.4 6.1 69.6 68.7 62.8 49.5 59.7 47.8 17.6 17.5 内定率の推移 65.2 53.4 35.2 12.8 70.8 62.3 45.8 15.0 3.1 2.8 4.1 3.6 76.0 67.1 53.0 19.6 71.2 58.9 79.3 23.7 5.5 5.8 67.3 50.6 35.1 17.9 7.1 8 月 1 日現在 7 月 1 日現在 6 月 1 日現在 5 月 1 日現在 4 月 1 日現在 3 月 1 日現在 11.8 3.8 5.0 08 年卒 09 年卒 10 年卒 11 年卒 12 年卒 13 年卒 14 年卒 15 年卒 16 年卒 17 年卒 15 年卒までは選考解禁は 4 月 16 年卒は 8 月 17 卒は 6 月 7

7. 内定業界と企業規模現時点で学生がどういった業界から内定を得ているのか その上位ランキングを調べたところ 調査 コンサルタント (24.1%) 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト (15.8%) 建設 住宅 不動産 (13.9%) 情報 インターネットサービス (9.5%) ホテル 旅行 (6.3%) が 上位 5 業界だった また 内定を得た企業の規模もあわせて尋ねると 従業員 1,000 人 ~4,999 人 が44.3% で最も多く 5,000 人以上 も3 割を超えている (31.0%) 意外にも 就職戦線の序盤から大手企業が内定を出している様子が見て取れる 当社が3 月下旬に実施した緊急企業調査では 大手企業の採用意欲の高さが目立った 採用人数が増えた分 選考解禁を待っていたら予定数を採りきれないのでは との懸念から 早期に進めるケースも少なくないと見られる 大手企業に先んじて優秀層に接触しようと狙っていた中堅 中小企業にとっては 予想以上に厳しい採用戦線となる可能性もあるだろう 1 2 内定を得た業界 5 つまで選択 全体文系男子文系女子理系男子理系女子 調査 コンサルタント 24.1 調査 コンサルタント 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 15.8 建設 住宅 不動産 3 建設 住宅 不動産 13.9 4 情報 インターネットサービス 9.5 35.9 情報 インターネットサービス 15.9 建設 住宅 不動産 15.6 ホテル 旅行 15.9 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 14.1 調査 コンサルタント 情報 インターネットサービス 7.8 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 5 ホテル 旅行 6.3 商社 ( 専門 ) 6.3 建設 住宅 不動産 13.6 専門店 6.3 専門店 6.8 25.0 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 35.7 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 16.7 調査 コンサルタント 調査 コンサルタント コンビニエンス G 11.4 MSストア 16.7 6.8 素材 化学 8.3 医薬品 医療関連 化粧品 8.3 エンターテインメント 21.4 14.3 14.3 情報 インターネットサービス 14.3 農業 林業 鉱業 6.3 5 4 3 2 23.4 内定を得た企業の従業員規模 44.3 34.2 31.0 1 299 人以下 300~999 人 1,000~4,999 人 5,000 人以上 複数の企業から内定を得た学生がいるため 複数回答 8

8. 今後の就職活動の戦略 方針今後 就職活動をどのように進めて行くつもりかという戦略 方針を尋ねた 最も多かったのが これまで興味をもった企業 ( エントリーした企業 ) を中心に活動する という回答で 過半数が選んだ (50.2%) これに対し 新たな企業を探しながら 持ち駒企業を広げていく は 3 割余り (32.6%) 一方 新たな企業を探しているかといった問いには 全体の 9 割強 (94.8%) が 探している と回答 ある程度は志望先を絞りつつあるものの 多くの学生は自分の希望に合う企業との出合いを求めており 貪欲な姿勢が見られる 新たな企業を探す手段 ( ツール ) は 就職情報サイト が 9 割を超え (92.0%) 圧倒的に多い 合同企業説明会 は約半数が選んだ (47.8%) 今後の就職活動の方針 戦略 新たな企業を探しながら 持ち駒企業を広げていくこれまで興味をもった企業 ( エントリーした企業 ) を中心に活動する現在選考が進んでいる企業に絞って活動する志望度の高い企業のみに絞って活動する 全 体 32.6 50.2 5.7 11.5 文系男子 36.2 47.0 4.4 12.5 文系女子 30.1 56.3 4.9 8.7 理系男子 31.0 47.4 8.2 13.4 理系女子 30.8 51.7 6.3 11.2 0% 20% 40% 60% 80% 100% 新たな企業を探しているか否か 全体 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 新たな企業を探している 94.8 94.2 93.5 98.2 93.4 新たな企業は探していない 5.2 5.8 6.5 1.8 6.6 新たな企業を探す手段 就職情報サイト 92.0 合同企業説明会 47.8 学内セミナー 34.6 大学の求人票 (WEB 配信も含む ) 24.9 新卒紹介サービス 12.5 ハローワーク ジョブカフェなどの公的機関 その他 1.2 3.9 2 4 6 8 10 9

就職活動に関して思うこと 3 月から 4 月の今だと ES を書く時間の他 セミナーや説明会に行ったり SPI の勉強もしなければいけない 午前 昼 夕方 夜に 4 社まわって 帰ってきてから ES を書いて SPI を勉強すると 寝るのは夜中の 3 時くらいになっている 次の日朝 7 時に起きると睡眠時間が 4 時間だけとなる 受験生時代よりも毎日がキツイ ぶっちゃけ繁忙期の社会人よりも忙しいのではないだろうか 今年は例年よりも短期決戦で 時間的な余裕がないまま就職活動が進むだろうと思い 本当に体力勝負だと感じています その一方で 2 カ月後には就職活動が終わっているかもしれないと思うと 今頑張ればいいんだ と 短期決戦であることをポジティブに捉えることができています < 文系女子 > エントリーシートや説明会の日程が集中する傾向があり 学生にとっては辛い状況 < 理系男子 > それほど自己分析をしっかりとしたわけでもなく また添削を誰かにお願いしたこともほとんどないのにもかかわらず エントリーシートで切られることがほぼなくて わりと楽だなという印象があります 早くも大量のエントリーシートの〆切に苦しめられているので 企業の人事部の皆様には〆切まである程度の期間を設けてエントリーシートを公開してほしいと切実に感じます < 文系女子 > 短期決戦型と言われているため 面接に落ちる度に後がないような気になる また説明会 面接の日程がかぶるため 6 月前倒しの影響は大きい 私は学校推薦を使う予定のため あまり焦っていないが 推薦を使って落ちてしまったときを考えると不安です < 理系男子 > 内々定を頂きホッとしています 6 月から選考が始まる企業へ自信を持って臨めると考えています 今回の就活は短期決戦で大変 エントリーの締め切りに追われ 会社説明会が重なり 予約が満員 会社の動きも早く 一週間以内に次の選考が進み 準備が間に合わない 事前準備が分かれ道だと思った < 理系女子 > 3 月 ~5 月末までと準備期間が短い分 次々と消化しなければならず 多少の迷いがありつつも ES を出さなければならない しかし それが消化不良になり あまり志望動機が書けなかったりしています 企業の方も 6 月より前に積極的にコンタクトを取って吟味しているのかなという感じもします < 理系男子 > 卒業論文が手つかずで 読まなければならない本が 20 冊ほどあるのに全く進んでいない 就活と学業の両立が難しい < 文系女子 > 大学で受けたい授業があるのに 平日に説明会が集中するため計画を立てにくい 地方在住なので 東京で就活をしにくい 3 月はセミナーなどが集中して大変でした 今後 大学の研究が始まりスケジュール的な不安が大きい < 理系男子 > 毎日締め切りに追われているので 全然研究できません < 理系女子 > 選考に進めば そのときに次回選考の日程が開示されるので その日程と新たに関心がある企業の説明会がかぶってしまい 思ったよりも企業を見に行けていないのが残念な点です < 文系女子 > 基本的に ES は出せば通り 面接は受かるので 就活が厳しいとは思わない < 理系男子 > やはりリクルーターやインターンの重要性が増しているのではないかと考えている 企業もなるべく早く接点を持とうとしているのが感じられる 一方で 私の周囲の学生の感度は高くない 全国的には学生も危機感を持っているようで 学生間の内定格差が生まれそうだと感じている 予定が重なって大変なこともあるが 様々な企業のお話や面接を通して将来の自分のなりたい姿が少しずつ明確になってきたので 就活は人生においても非常にいい勉強の場であると思う < 理系女子 > 10