中華人民共和国企業所得税法

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[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

チャイナアラート(中国速報)- 第6回, 2012年4月-増値税ゼロ税率課税役務の税金免除、控除及び還付の管理弁法の公布について

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

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3 平成 25 年 4 月に給与の支給規程を改訂し 平成 24 年分 10 月にまでさかのぼって実施する こととなり 平成 25 年 4 月の給与支給日に支払うこととなった平成 24 年 10 月から平成 25 年 3 月までの給与改訂差額 A 3 1 給与所得の収入金額の収入すべき時期は 契約又は

IFRS基礎講座 IAS第12号 法人所得税

税法実務コース 所得税 学習スケジュール 回数 学 習 テ ー マ 内 容 第 1 章 テーマ1 所得税の仕組みテーマ2 所得税額の計算テーマ3 非課税所得 所得税の仕組み 税額計算 所得税が課税されないものについて学習します テーマ1 各種所得金額の計算の概要テーマ2 利子所得テーマ3 配当所得

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

Z-64-A 簿記論〔第一問〕-解 答-

日本基準でいう 法人税等 に相当するものです 繰延税金負債 将来加算一時差異に関連して将来の期に課される税額をいいます 繰延税金資産 将来減算一時差異 税務上の欠損金の繰越し 税額控除の繰越し に関連して将来の期に 回収されることとなる税額をいいます 一時差異 ある資産または負債の財政状態計算書上の

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

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申告所得税関係 手続名 帳票名平成年分セルフメディケーション税制の明細書 ( 次葉 ) 特定証券投資信託に係る配当控除額の計算書 平成 年分給与所得の源泉徴収票 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分特定口座年間取引報告書 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 ( 平成

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

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iii. 源泉徴収選択口座への受入れ源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

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(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

平成16年版 真島のわかる社労士

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この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

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松戸市市税条例等の一部を改正する条例 ( 松戸市市税条例の一部改正 ) 第 1 条松戸市市税条例 ( 平成 27 年松戸市条例第 12 号 ) の一部を次のように改正する 第 11 条中 及び第 2 号 を 第 2 号及び第 5 号 に それぞれ当該各号 を 第 1 号から第 4 号まで に改め 掲

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債券税制の見直し(金融所得課税の一体化)に伴う国債振替決済制度の主な変更点について

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5 事業用の車両等を売却 ( 譲渡 ) した場合の売却益 ( 譲渡益 ) 売却損 ( 譲渡損 ) については 事業所得とはならない 総合課税の譲渡所得 ( 土地 建物以外 ) の扱いになり 所有期間 (5 年超か以下か ) によって長期譲渡所得 短期譲渡所得に区分される 6 使用可能期間が1 年未満

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中華人民共和国国務院令第 693 号 ここに 中華人民共和国環境保護税法実施条例 を公布し 2018 年 1 月 1 日から施行する 総理李克強 2017 年 12 月 25 日 中華人民共和国環境保護税法実施条例 第一章総則 第 1 条 中華人民共和国環境保護税法 ( 以下 環境保護税法 という

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投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

税法実務コース 海外勤務者と外国人の出国 入国 滞在時の国際税務 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 1 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 第 7 章 第 8 章 テーマ 1 居住者 非居住者判定テーマ 2 課税範囲についてテー

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

3. 改正の内容 法人税における収益認識等について 収益認識時の価額及び収益の認識時期について法令上明確化される 返品調整引当金制度及び延払基準 ( 長期割賦販売等 ) が廃止となる 内容改正前改正後 収益認識時の価額をそれぞれ以下とする ( 資産の販売若しくは譲渡時の価額 ) 原則として資産の引渡

第 298 回企業会計基準委員会 資料番号 日付 審議事項 (2)-4 DT 年 10 月 23 日 プロジェクト 項目 税効果会計 今後の検討の進め方 本資料の目的 1. 本資料は 繰延税金資産の回収可能性に関わるグループ 2 の検討状況を踏まえ 今 後の検討の進め方につ

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第 5 章 N

供託者等の住所 氏名または名称および個人番号または法人番 号は 供託者等の口座管理機関から日本銀行に対して 課税事 務のために提供される 2 所得税の徴収 納 入 利付国債の利子または割引国債等 ( 国庫短期証券のうち その銘柄の価格競争入札における募入最低価格 ( 額面金額 100 円当り ) が

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

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II. 課税標準の確定申告と納付 ( 地 税法第 103 条の23) 1. 申告期限 各事業年度の終了 が属する の末 から4ヶ 以内 ( 連結法 は5ヶ 以内 ) に納税地管轄の地 治 団体の に申告 納付しなければなりません 法 地 所得税の申告納付期限は下記のとおり 部変更されました 区分 従

に限る ) は その追徴すべき不足税額 ( 当該減額更正前に賦課した税額から当該減額更正に基因して変更した税額を控除した金額 ( 還付金の額に相当する税額を含む ) に達するまでの部分に相当する税額に限る 以下この項において同じ ) については 次に掲げる期間 ( 令第 4 8 条の9の9 第 4

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平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税務上の措置 ( 手続 )FAQ 平成 30 年 7 月広島国税局 平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税制上の措置 ( 手続 ) 等につきまして 照会の 多い事例を取りまとめましたので 参考としてください 目次 Ⅰ 災害にあった場

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

間の初日以後 3 年を経過する日の属する課税期間までの各課税期間 6 高額特定資産を取得した場合の納税義務の免除の特例事業者 ( 免税事業者を除く ) が簡易課税制度の適用を受けない課税期間中に国内における高額特定資産の課税仕入れ又は高額特定資産に該当する課税貨物の保税地域からの引取り ( 以下 高

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1 制度の概要 (1) 金融機関の破綻処理に係る施策の実施体制金融庁は 預金保険法 ( 昭和 46 年法律第 34 号 以下 法 という ) 等の規定に基づき 金融機関の破綻処理等のための施策を 預金保険機構及び株式会社整理回収機構 ( 以下 整理回収機構 という ) を通じて実施してきている (2

( 外国 ) 同上 ケース ( ) 相続人が取得した全 2 財産に対して課税 ( 外国 ) 国内財産に対しての み課税 ケース ( ) 相続人が取得した全 3 財産に対して課税 ( 外国 ) 同上 ( 平成 25 年度税制改正より ) ケース ( ) 被相続人 相続人いず 4 れも 5 年超居住の場

下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の


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2 その他 H26 中間申告義務のない事業者が 届出 012 書を提出した場合には 自主的に中間申告 納付することができる旨を 検討したか ( 平成 26 年 4 月 1 日以 後開始課税期間より適用 ) 本則課税の場合科目等 No. 主な項目チェック摘要 1 課税事業者 H26 課税期間の基準期間

第 8 章 税 金 外国人の方であっても, 一定の要件に当てはまる場合には, 税金を納める必要があります 例えば, 日本国内で働いて得た収入があると, 原則として所得税を納めなければなりません また,1 月 1 日現在で日本に住所がある方は, 前年の所得について課税される住民税を納めなければなりませ

1 特別償却の適用例 コネクテッド インダストリーズ税制 (IoT 税制 ) よくあるご質問補足資料 例 ) a. 5,000 万円の課税対象設備を購入 ( 対象設備の法定耐用年数は 5 年とする ただし の計算法は 定額法 とする ) 5,000 万円 5 年 = 1000 万円 b. 当年度で

CONTENTS 第 1 章法人税における純資産の部の取扱い Q1-1 法人税における純資産の部の区分... 2 Q1-2 純資産の部の区分 ( 法人税と会計の違い )... 4 Q1-3 別表調整... 7 Q1-4 資本金等の額についての政令の規定 Q1-5 利益積立金額についての政

 

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法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

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301121答申件数表

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平成 24 年度国民健康保険税税率改定案 1 医療保険分 ( 基礎課税額 ) 現行 改定 増減 伸率 所得割額 4.30 % 4.63 % % 資産割額 % 9.80 % % 税率等 均等割額 17,100 円 18,000 円 900 円 5.3%

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

5 配偶者控除等 配偶者控除 配偶者特別控除 扶養控除及び勤労学生控除の合計所得金額の要件 について 一律 10 万円ずつ引き上げられます 6 青色申告特別控除正規の簿記の原則により記帳している者に係る控除額が 55 万円に引き下げられ 正規の簿記の原則により記帳し かつ e5tax 等により確定申

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1 どちらかをご選択特定口座と客さま般口座の特定口座の概要 特定口座とは 個人のお客さまが公募株式投資信託を換金され利益が出た場合は 原則 確定申告が必要ですが お客さまの確定申告にかかる負担を軽減させるべく当金庫が納税の代行などを行う制度として 特定口座 があります 特定口座 をご利用いただくこと

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本則課税の場合科目等 No. 主な項目チェック摘要 1 課税事業者 H27 課税期間の基準期間における課税売上高を確 の判定 014 認したか H27 事業年度を変更している場合等 前々事業年 015 度が1 年未満の場合の基準期間を確認したか ( 法人の場合 ) H27 基準期間が1 年でない場合

e. 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( ジュニア NISA) 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した未成年者口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 28 年 4 月 1 日から平成 35 年 12

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(ⅲ) 源泉徴収選択口座への受入れ 源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

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Transcription:

中華人民共和国企業所得税法 2007 年 3 月 16 日公布 編 本資料のご利用にあたって本資料は仮訳の部分を含みます ジェトロでは情報 データ 解釈等をできる限り正確に記するよう努力しておりますが 本資料で提供した情報等の正確性についてジェトロが保障するものではないことを予めご了承ください - 1 -

中華人民共和国企業所得税法 中華人民共和国主席令第 63 号 目次 第 1 章総則 第 2 章課税所得額 第 3 章納付税額 第 4 章税収優遇措置 第 5 章源泉徴収 第 6 章特別納税調整 第 7 章徴収管理 第 8 章附則 - 2 -

第 1 章総則 第 1 条中華人民共和国国内において 企業とその他の収入を取得する組織 ( 以下 企業 と総称する ) は企業所得税の納税者として 本法の規定に基づいて企業所得税を納付するものとする 個人独資企業 パートナーシップ企業には本法を適用しない 第 2 条企業は 居住者企業と非居住者企業に区分する 本法における居住者企業とは 法により中国国内に設立された 或いは外国 ( 地域 ) の法律により設立されたが 実際の管理機構が中国国内にある企業を指す 本法における非居住者企業とは 外国 ( 地域 ) の法律により設立され 実際の管理機構は中国国内にないが 中国国内に機構 場所を設立しているか 或いは中国国内に機構 場所は設立していないが 中国国内源泉の所得がある企業を指す 第 3 条居住者企業はその中国国内 国外源泉の所得について企業所得税を納付しなければならない 非居住者企業は中国国内に機構 場所を設立している場合 その機構 場所において取得した中国国内源泉の所得 および中国国外で発生したが その機構 場所と実質的に関連する所得について企業所得税を納付しなければならない 非居住者企業が中国国内に機構 場所を設立していない場合 或いは機構 場所を設立しているが 取得した所得がその機構 場所と実質的に関連しない場合 その中国国内に源泉のある所得について企業所得税を納付しなければならない 第 4 条企業所得税の税率は 25% とする 非居住者企業が本法第 3 条第 3 項に定める所得を取得した場合は 20% の税率を適用する 第 2 章課税所得額 第 5 条企業は各納税年度の収入総額から 非課税収入 免税収入 各控除項目および補填することが認められる過年度の損失額を控除した後の残額を課税所得額とする 第 6 条企業は貨幣形式または非貨幣形式により各種源泉から取得した収入を収入総額とする 以下の収入が含まれる (1) 物品販売収入 (2) 役務提供収入 (3) 財産譲渡収入 (4) 株式利子 配当金等の権益性投資収益 (5) 利息収入 - 3 -

(6) 賃貸料収入 (7) 特許権使用料収入 (8) 受贈益収入 (9) その他の収入 第 7 条収入総額のうち以下の収入は非課税収入とする (1) 財政交付金 (2) 法に基づき受け取った財政管理に組み入れられる行政事業性料金 政府関係基金 (3) 国務院が規定するその他の非課税収入 第 8 条企業で実際に発生した 収入の取得に関連する 原価 費用 税金 損失およびその他の支出を含む合理的な支出は 課税所得額を計算するときに控除することができる 第 9 条企業で発生した公益的寄付金支出は 年度利益総額の 12% 以内の部分を 課税所得額を計算するときに控除することができる 第 10 条課税所得税額を計算するとき 以下の支出を控除することはできない (1) 投資者に支払った株式利子 配当金等の権益性投資収益 (2) 企業所得税税額 (3) 税収滞納金 (4) 罰金 科料および財産の没収による損失 (5) 本法第 9 条に規定する以外の寄付金支出 (6) 賛助支出 (7) 未承認の引当金支出 (8) 収入の取得に関連しないその他の支出 第 11 条課税所得額を計算するとき 企業が規定に基づき計算した固定資産の減価償却費は控除することができる 以下の固定資産は減価償却費を計算し控除してはならない (1) 建物 構築物以外の使用に供していない固定資産 (2) オペレーティングリース方式で賃借した固定資産 (3) ファイナンスリース方式で賃貸した固定資産 (4) 既に減価償却済みであるが継続して使用する固定資産 (5) 経営活動と関係のない固定資産 (6) 単独で価格を見積り 固定資産として記帳する土地 (7) その他の減価償却費を計上し控除してはならない固定資産 第 12 条課税所得額を計算するとき 企業が規定に基づき計算した無形資産の償却費は控除する - 4 -

ことができる 以下の無形資産は償却費を計算し控除してはならない (1) 自ら開発した 支出を既に課税所得額の計算時に控除した無形資産 (2) 自ら創造した暖簾 (3) 経営活動に関係のない無形資産 (4) その他の償却費を計上し控除してはならない無形資産 第 13 条課税所得額を計算するとき 企業で発生した以下の支出で 長期前払費用として規定に基づき償却するものは控除することができる (1) 既に減価償却済みの固定資産の改良支出 (2) リース固定資産の改良支出 (3) 固定資産の大修理支出 (4) その他の長期前払費用とすべき支出 第 14 条企業の対外投資期間において 投資資産の原価は課税所得額の計算時に控除してはならない 第 15 条企業が棚卸資産を使用或いは販売する場合 規定に基づき計算した棚卸資産原価は課税所得額の計算時に控除することができる 第 16 条企業が資産を譲渡する場合 当該資産の簿価は課税所得額の計算時に控除することができる 第 17 条企業が企業所得税を一括計算し納付する場合に その国外にある営業機構の欠損を国内にある営業機構の利益と相殺してはならない 第 18 条企業で納税年度に発生した欠損は 以後の年度へ繰越し 以後の年度の所得をもって補填することができる 但し 繰越期間は最長 5 年を超えてはならない 第 19 条非居住者企業が本法第 3 条第 3 項に規定する所得を取得した場合 以下の方法に基づきその課税所得額を計算する (1) 株式利子 配当金等の権益性投資収益および利息 賃貸料 特許権使用料所得は 総収入額をもって課税所得額とする (2) 財産譲渡所得は 総収入額から取得原価を控除した後の残額をもって課税所得額とする (3) その他の所得は 前 2 項に規定する方法を参照し課税所得額を計算する 第 20 条本章に規定する収入 控除の具体的な範囲 基準および資産の税務処理の具体的な方法は国務院財政部門 税務主管部門が規定する - 5 -

第 21 条課税所得額を計算するとき 企業の財務 会計処理方法が税収法律 行政法規の規定と一致しない場合は 税収法律 行政法規の規定に基づき計算し納税しなければならない 第 3 章納付税額 第 22 条企業の課税所得額に適用税率を乗じて 本法の税収優遇措置に関する規定によって減免または控除される税額を減算した後の残額を 納付税額とする 第 23 条企業の取得した以下の所得について既に国外で納付した所得税額は 当期の納付税額から控除することができるが 控除限度額は当該所得について本法の規定に基づいて計算した納付税額とする 控除限度額を超過した部分は 以後の 5 ヶ年度内に 各年度の控除限度額から当期の控除税額を控除した後の残額から追加控除できる (1) 居住者企業の中国国外源泉の課税所得 (2) 非居住者企業の中国国内に設立した機構 場所が取得した 中国国外で発生したが 当該機構 場所に実質的に関連する課税所得 第 24 条居住者企業が直接或いは間接的に支配する外国企業から取得した中国国外源泉の株式利子 配当金等の権益性投資収益について 外国企業が国外で実際に納付した所得税額のうち当該所得が負担する部分は 当該居住者企業の控除可能な国外所得税額として 本法第 23 条に規定する控除限度額の範囲内で控除することができる 第 4 章税収優遇措置 第 25 条国家は重点的に支援および発展を奨励する産業とプロジェクトに対し 企業所得税の優遇措置を与える 第 26 条企業の以下の収入は免税収入とする (1) 国債利息収入 (2) 条件に合致する居住者企業間の株式利子 配当金等の権益性投資収益 (3) 中国国内に機構 場所を設立している非居住者企業が居住者企業から取得した 当該機構 場所と実質的に関連する株式利子 配当金等の権益性投資収益 (4) 条件に合致する非営利組織の収入 第 27 条企業の以下の所得に対し 企業所得税を免除 軽減することができる (1) 農 林 牧 漁業に従事して得る所得 (2) 国家が重点的に支援するインフラストラクチャープロジェクトの投資経営に従事して得る所得 - 6 -

(3) 条件に合致する環境保護 省エネルギー 節水プロジェクトに従事して得る所得 (4) 条件に合致する技術譲渡による所得 (5) 本法第 3 条第 3 項に規定する所得 第 28 条条件に合致する小規模低利益企業は 20% の軽減税率により企業所得税を徴収する 国家が重点的に支援する必要のあるハイテク企業は 15% の軽減税率により企業所得税を徴収する 第 29 条民族自治地方の自治機関は 本民族自治地方の企業が納付すべき企業所得税のうち地方に帰属する部分について 軽減或いは免除を決定することができる 自治州 自治県が軽減或いは免除を決定する場合は 省 自治区 直轄市人民政府の認可を得なければならない 第 30 条企業の以下の支出は 課税所得額の計算時に追加控除することができる (1) 新技術 新製品 新工程の開発により生じる研究開発費用 (2) 障害者および国家が雇用を奨励するその他の従業員を雇用し 支給する給与 第 31 条ベンチャー投資企業が 国家が重点的に支援 奨励する必要のあるベンチャー投資に従事する場合 投資額の一定割合を課税所得額から控除することができる 第 32 条企業の固定資産について 技術の進歩等の理由により 加速減価償却を行う必要がある場合 減価償却年数を短縮し 或いは加速減価償却の方法を採用することができる 第 33 条企業が資源を総合的に利用し 国家産業政策の規定に合致する製品を生産することにより取得した収入は 課税所得額の計算時に収入を減額することができる 第 34 条企業が購入した環境保護 省エネルギー 節水 安全生産等の専用設備の投資額は その一定割合を税額から控除することができる 第 35 条本法に規定する税収優遇措置の具体的な方法は 国務院が規定する 第 36 条国民経済と社会発展の必要に基づき 或いは突発的な事件等の原因により企業の経営活動に重大な影響を与える場合 国務院は企業所得税の特別優遇措置を制定することができ 全国人民代表大会常務委員会に届け出るものとする 第 5 章源泉徴収 第 37 条非居住者企業が取得する本法第 3 条第 3 項に規定する所得の納付すべき所得税に対しては 源泉徴収を実行し 支払者を源泉徴収義務者とする 税金は源泉徴収義務者が毎回の支払 - 7 -

時或いは支払期限の到来時に 支払額もしくは支払うべき金額から源泉徴収する 第 38 条非居住者企業が中国国内で取得する工事作業と役務所得の納付すべき所得税に対しては 税務機関が工事代金或いは役務報酬の支払者を源泉徴収義務者に指定することができる 第 39 条本法第 37 条 第 38 条の規定に基づき源泉徴収すべき所得税について 源泉徴収義務者が法に基づき源泉徴収していないか 或いは源泉徴収義務を履行できない場合は 納税者が当該所得の発生地で納付する 納税者が法に基づき納付しない場合 税務機関は当該納税者の中国国内におけるその他の収入項目の支払者が支払うべき金額の中から 当該納税者が納付すべき税金を追徴することができる 第 40 条源泉徴収義務者が毎回源泉徴収する税金は 源泉徴収日から 7 日以内に国庫に納めるとともに 所在地の税務機関へ企業所得税源泉徴収申告表を提出しなければならない 第 6 章特別納税調整 第 41 条企業とその関連者の間の取引が 独立取引の原則に合致しておらず 企業或いは関連者の課税収入または所得額を減少させた場合 税務機関は合理的な方法により調整を行う権限を有する 企業とその関連者が共同で開発したか 譲渡を受けた無形資産 或いは共同で提供したか 提供を受けた役務により発生した原価は 課税所得額を計算するときに 独立取引の原則に基づいて配賦しなければならない 第 42 条企業は税務機関にその関連者との取引に関する価格決定原則と計算方法を提出し 税務機関と企業が協議し 確認を行った後 事前確認協議を締結することができる 第 43 条企業は税務機関に年度企業所得税申告表を提出するとき その関連者との取引について 年度関連者間取引報告表を合わせて提出しなければならない 税務機関が関連者間取引の調査を行うとき 企業およびその関連者並びに関連者間取引に関わるその他の企業は 規定に従い関連資料を提出しなければならない 第 44 条企業がその関連者との取引に関する資料を提出せず 或いは虚偽 不完全な資料を提出し その関連者間取引の状況を真実に反映していない場合 税務機関は法に基づき その課税所得額を査定する権限を有する 第 45 条居住者企業 或いは居住者企業と中国居住者が支配する 実際の税負担が本法第 4 条第 1 項に規定する税率の水準より明らかに低い国家 ( 地域 ) に設立された企業が 合理的な経営 - 8 -

上の必要によらずに利益配当を行わないか 或いは利益配当を減額した場合には 上述の利益のうち当該居住者企業に帰属する部分を 当該居住者企業の当期の収入に計上しなければならない 第 46 条企業がその関連者から受入れた債権性投資および権益性投資の割合が規定の基準を上回ることにより発生した利息支出は 課税所得額を計算するときに控除してはならない 第 47 条企業がその他の合理的な商業目的のない計画を実施し 課税収入或いは所得額を減少させた場合 税務機関は合理的な方法により調整を行う権限を有する 第 48 条税務機関が本章の規定に基づき納税調整を行い 税金を追徴する必要がある場合 税金を追徴するとともに 国務院の規定に基づき利息を徴収しなければならない 第 7 章徴収管理 第 49 条企業所得税の徴収管理は 本法の規定のほか 中華人民共和国税収徴収管理法 の規定に従うものとする 第 50 条税収法律 行政法規に別途規定がある場合を除き 居住者企業は企業の登録地を納税地とする 但し 登録地が国外である場合 実際の管理機構の所在地を納税地とする 居住者企業が中国国内に法人格を有しない営業機構を設立する場合は 企業所得税を一括で計算し 納付しなければならない 第 51 条非居住者企業が本法第 3 条第 2 項に定める所得を取得した場合 機構 場所の所在地を納税地とする 非居住者企業が中国国内に 2 ヶ所以上の機構 場所を設立している場合 税務機関の審査認可を経て 主たる機構 場所が企業所得税を一括納付することを選択できる 非居住者企業が本法第 3 条第 3 項に定める所得を取得した場合 源泉徴収義務者の所在地を納税地とする 第 52 条国務院が別途規定する場合を除き 企業間で企業所得税を合算納付してはならない 第 53 条企業所得税は納税年度ごとに計算する 納税年度は西暦の 1 月 1 日から 12 月 31 日までとする 企業が 1 納税年度の途中で開業 或いは経営活動を終了させ 当該納税年度の実際の経営期間が 12 ヶ月に満たない場合は 実際の経営期間を 1 納税年度としなければならない 企業が法に基づき清算するときは 清算期間を 1 納税年度としなければならない 第 54 条企業所得税は月ごと或いは 4 半期ごとに仮納付する - 9 -

企業は月或いは 4 半期の終了日から 15 日以内に 税務機関に仮納付企業所得税納税申告表を提出し 税金を仮納付しなければならない 企業は年度終了日から 5 ヶ月以内に 税務機関に年度企業所得税納税申告表を提出し 確定申告を行い 納付すべき税額 還付すべき税額を精算しなければならない 企業は企業所得税納税申告表を提出する際に 規定に基づき 財務会計報告およびその他の関連資料を合わせて提出しなければならない 第 55 条企業が年度の途中で経営活動を終了する場合 実際の経営終了日から 60 日以内に 税務機関で当期の企業所得税の確定申告を行わなければならない 企業は抹消登記手続きを行う前に その清算所得を税務機関に申告し かつ法に基づき企業所得税を納付しなければならない 第 56 条本法に基づき納付する企業所得税は 人民元をもって計算する 所得を人民元以外の通貨で計算する場合 人民元に換算して税金を計算し納付しなければならない 第 8 章附則 第 57 条本法の公布前までに設立を認可された企業が 当時の税収法律 行政法規の規定に基づいて軽減税率の優遇措置の適用を受ける場合は 国務院の規定に基づき 本法施行後 5 年以内に 段階的に本法の規定する税率に移行することができる 期間減免税の優遇措置の適用を受ける場合は 国務院の規定に基づき 本法施行後も引き続き期間満了まで優遇措置の適用を受けることができる 但し 未だ利益がなく優遇措置の適用を受けていない場合には 優遇措置の期間は本法の施行年度から計算するものとする 法律により設置された対外経済協力と技術交流を発展させるための特定地域 および国務院が既に上述の地域の特別政策を適用することを規定した地域内に新たに設立された 国家が重点的に支援する必要のあるハイテク企業は 過渡的な優遇措置の適用を受けることができ 具体的な方法は国務院が規定する 国家が既に決定したその他の奨励類企業は 国務院の規定に基づき減免税の優遇措置の適用を受けることができる 第 58 条中華人民共和国政府と外国政府が締結した租税に関する協定に本法と異なる規定がある場合は 協定の規定に基づき処理する 第 59 条国務院は本法に基づき実施条例を制定する 第 60 条本法は 2008 年 1 月 1 日より施行する 1991 年 4 月 9 日に第 7 回全国人民代表大会第 4 次会議で採択された 中華人民共和国外商投資企業および外国企業所得税法 と 1993 年 12 月 13 日に国務院が発布した 中華人民共和国企業所得税暫定条例 は同時に廃止する - 10 -