EST_  H.8.6.

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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

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Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

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改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

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1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

p 13

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

110607セチリジン5-1.indd

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た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

スライド 1

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

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改訂前 用法 用量 多発性骨髄腫デキサメタゾンとの併用において 通常 成人にはレナリドミドとして 1 日 1 回 25 mg を 21 日間連日経口投与した後 7 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す なお 患者の状態により適宜減量する 5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群

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審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

使用上の注意の改訂内容 (4 8 頁に改訂後の 使用上の注意 全文を記載しておりますので 併せてご参照下さい ) 改訂後 ( 下線部 : 追記改訂箇所 ) 使用上の注意 3. 相互作用 抜粋 (2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 セロトニン作用を有す

改訂後 (2) その他の副作用副作用の頻度頻度不明倦怠 ( 感 ) ほてり 無力症 疲労 全身症状発熱 悪寒傾眠 めまい 頭痛 不眠 振戦 神経過敏 知覚減退 躁病反応 感情鈍麻 錐体外路障害 あくび アカシジ精神神経系ア注 2) 味覚異常 異常な夢( 悪夢を含む ) 激越 健忘 失神 緊張亢進 離

スライド 1

使用上の注意改訂のお知らせ スピーゲル

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

抗がん剤を受けられる皆様へ

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

6) てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者 [ 痙攣発作を起こすことがある ] 7)QT 延長又はその既往歴のある患者 QT 延長を起こすことが知られている薬剤を投与中の患者 著明な徐脈や低カリウム血症等がある患者 [QT 延長 心室頻拍 (torsades de pointes を含

改訂後 4. 副作用本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない (1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) 1)~6) < 略 : 現行どおり> 7) 横紋筋融解症 : 横紋筋融解症があらわれることがあるので 観察を十分に行い 筋肉痛 脱力感 CK(CPK) 上昇 血中及び尿中

塩酸セルトラリン口腔内崩壊錠

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添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

テリボンお知らせカード_ pdf

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

改訂後 ( 下線 : 薬食安通知による追加記載 ) ( 下線 : 自主改訂による追加記載 ) 4. 副作用 1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) (1)~(6) 現行のとおり (7) 横紋筋融解症横紋筋融解症があらわれることがあるので 観察を十分に行い 筋肉痛 脱力感 CK (CPK) 上昇 血中及

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

レクサプロ錠10mgレクサプロ錠20mg

減量・コース投与期間短縮の基準

副作用収集状況 市販直後調査期間中 (2011 年 4 月 11 日 ~2011 年 10 月 31 日 ) に収集された副作用は 200 例 258 件でした そのうち 重篤な副作用は 8 例 14 件でした 副作用の内訳を表 1 に示します 重篤な副作用は 高カルシウム血症 3 件 意識変容状態

セルトラリン錠25mg「タナベ」/セルトラリン錠50mg「タナベ」/セルトラリン錠100mg「タナベ」

リキスミア 添付文書改訂のお知らせ

セルトラリン錠25mg・50mg・100mg「三和」

重篤な副作用は 自然流産の 1 例 1 件であった 本症例は 本剤服用後も性交があり どの時点での妊娠か判断できず 本剤と自然流産との関連は評価できないと考えた 非重篤な副作用のうち 使用上の注意から予測できない副作用は 腹部膨満及び月経困難症各 2 件 腹部不快感 口内炎 ざ瘡 尿臭異常 月経障害

シダキュアスギ舌下錠 2,000JAU 5,000JAU に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 シダキュアスギ舌下錠 2,000JAU,5,000JAU 有効成分 スギ花粉エキス原末 承認取得者名 鳥居薬品株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 8 月 1.1.

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BD( 寛解導入 ) 皮下注療法について お薬の名前と治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 薬の名前作用めやすの時間 1 日目

サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および

明らかではないが これらの症状 行動を来した症例において 基礎疾患の悪化又は自殺念慮 自殺企図 他害行為が報告されている 患者の状態及び病態の変化を注意深く観察するとともに これらの症状の増悪が観察された場合には 服薬量を増量せず 徐々に減量し 中止するなど適切な処置を行うこと 3) 自殺目的での過

医薬品の適正使用に欠かせない情報です

セルトラリン錠25mg/50mg/100mg「サワイ」

ミルタザピン口腔内崩壊錠

1. 重篤な不正出血の発現状況 ( 患者背景 ) (1) 患者背景 ( 子宮腺筋症 子宮筋腫合併例の割合 ) 重篤な不正出血発現例の多くは子宮腺筋症を合併する症例でした 重篤な不正出血を発現した 54 例中 48 例 (88.9%) は 子宮腺筋症を合併する症例でした また 子宮腺筋症 子宮筋腫のい

( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今まで

4. 副作用 (2) その他の副作用 血液 改訂後改訂前 4. 副作用 (2) その他の副作用頻度不明頻度不明 白血球増多 ヘモグロビン減少 ヘマトクリット値増加又は減少 異常出血 ( 皮下溢血 紫斑 胃腸出血等 ) 赤血球減少 血液 白血球増多又は減少 ヘモグロビン減少 ヘマトクリット値増加又は減

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ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

精神療法の治療機序

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

平 成 17 年 3 月

セルトラリン錠「アメル」

2015 年 11 月改訂 ( 第 5 版 ) 日本標準商品分類番号 レセプト電算コード 新医薬品の 使用上の注意 の解説 - 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい - 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

2 抗インフルエンザウイルス薬と異常行動の議論と今後の予定 平成 21 年に取りまとめられた報告書以降の知見を改めて報告書にまとめ 以下の議論がなされた 平成 21 年以降の非臨床研究及び 10 年に及ぶ疫学研究の科学的な知見を総括し 以下の事実から タミフル服用のみに異常行動と明確な因果関係がある

セルトラリン錠25mg・50mg・100mg「三和」

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膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

2. 改訂内容と改訂理由 (1) 効能 効果 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 効能 効果 気管支喘息 ( 既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る ) 既存治療で効果不十分な好酸球性多発血管炎性肉 改訂前 効能 効果 気管支喘息 ( 既存治療によっても喘息症状をコントロ

ラベキュアパック200・400 使用上の注意改訂のお知らせ_ pdf

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レキサルティに係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 ( 別紙様式 ) レキサルティ錠 1mg 販売名有効成分ブレクスピプラゾールレキサルティ錠 2mg 製造販売業者大塚製薬株式会社薬効分類 安全性検討事項 提出年月 重要な特定されたリスク 平成 30 年 5 月 錐

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

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デベルザ錠20mg 適正使用のお願い

扶桑薬品工業 再審査結果のお知らせ 無水エタノール注

アビガン錠 200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 アビガン錠 200mg 有効成分 ファビピラビル 製造販売業者 富士フイルム富山化学株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁 重要な潜在

セルトラリン錠「アメル」


資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

市販直後調査の実施状況 デベルザ 錠 アプルウェイ 錠 一般的名称 イプラグリフロジン L- プロリン ダパグリフロジンプロピレン グリコール水和物 ルセオグリフロジン水和物 トホグリフロジン水和物 調査実施期間 製造承認 2014/04/30 製造承認 2014/08/22 製造承認 2014/0

RA に対する長期投与試験 [RLN3] 13/26 投与群 WHO ART 器官別大分類基本語 有害事象の発現率 ( 安全性解析対象例 )(2) 全症例 YM mg BID 投与時 YM mg BID 以上増量時 自律神経系障害 8(5.1%)[8] 2(

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください H27-14 平成 27 年 11 月 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 (SSRI) ( エスシタロプラムシュウ酸塩 フィルムコーティング錠 ) 効能 効果の追加及び使用上の注意改訂のご案内 製造販売元持田製薬株式会社 / 販売田辺三菱製薬株式会社 プロモーション提携吉富薬品株式会社 この度 標記製品に関しまして 社会不安障害 の効能 効果の追加に係る一部変更承認を取得致しました これに伴い 効能 効果 使用上の注意 に関する項 臨床成績 承認条件 主要文献 を追記及び改訂致しましたのでご案内申し上げます 今後のご使用に際しましては 下記内容にご留意くださいますようお願い致します また の 使用上の注意 全文につきましては 改訂添付文書をご参照くださいますようお願い申し上げます 改訂内容 ( 改訂箇所のみ抜粋 ) 部追記 効能 効果 うつ病 うつ状態 社会不安障害 ( 効能 効果に関連する使用上の注意 ) 1.~2. 3. 社会不安障害の診断は DSM * 等の適切な診断基準に基づき慎重に実施し 基準を満たす場合にのみ投与すること *DSM: American Psychiatric Association( 米国精神医学会 ) のDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders( 精神疾患の診断 統計マニュアル ) 効能 効果 うつ病 うつ状態 ( 効能 効果に関連する使用上の注意 ) 1.~2. この 使用上の注意改訂 の内容は 医薬品安全対策情報 (DSU) No.245 に掲載される予定です 医薬品医療機器総合機構ホームページ 医薬品に関する情報 (http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.ht ml) に最新の添付文書並びに DSU が掲載されます 最新添付文書は弊社ホームページ (http://www.mochida.co.jp/) にてご覧いただけます 1

改訂内容 ( 改訂箇所のみ抜粋 ) 部追記 部変更 部削除 使用上の注意 3. 相互作用 (2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 臨床症状 薬剤名等措置方法 セロトニン作用薬トリプタン系薬剤スマトリプタン等選択的セロトニン再取り込み阻害剤セロトニン前駆物質 ( L トリプトファン ) 含有製剤又は食品等トラマドール塩酸塩リネゾリド炭酸リチウムセイヨウオトギリソウ (St. John s Wort, セント ジョーンズ ワート ) 含有食品等 メチルチオニニウム塩化物水和物 ( メチレンブルー ) 三環系抗うつ剤 < 以下略 > セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある これらの薬物を併用する際には観察を十分に行うこと ( 重大な副作用 の項参照 ) 機序 危険因子本剤はセロトニン再取り込み阻害作用を有するため 併用により セロトニン作用が増強することがある メチルチオニニウム塩化物水和物はMAO 阻害作用を有するため セロトニン作用が増強される 4. 副作用大うつ病性障害患者を対象とした国内臨床試験 (4 試験 ) 及び社会不安障害患者を対象とした国内臨床試験 (2 試験 ) において 総症例 1099 例中 717 例 (65.2%) に臨床検査値異常を含む副作用が認められている その主なものは傾眠 248 例 (22.6%) 悪心 228 例 (20. 7%) 浮動性めまい 93 例 (8.5%) 頭痛 90 例 (8. 2%) 口渇 69 例 (6.3%) 倦怠感 63 例 (5.7%) 等であった ( 承認時 ) うつ病 うつ状態患者における製造販売後調査において 3703 例中 584 例 (15.8%) に臨床検査値異常を含む副作用が認められている その主なものは悪心 178 例 (4.8%) 傾眠 101 例 (2.7%) 倦怠感 36 例 (1.0%) 等であった ( 第 6 回安全性定期報告時 ) (1) 重大な副作用 1) 痙攣 (1% 未満 ) 使用上の注意 3. 相互作用 (2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 臨床症状 薬剤名等措置方法 セロトニン作用薬トリプタン系薬剤スマトリプタン等選択的セロトニン再取り込み阻害剤セロトニン前駆物質 ( L トリプトファン ) 含有製剤又は食品等トラマドール塩酸塩リネゾリド炭酸リチウムセイヨウオトギリソウ (St. John s Wort, セント ジョーンズ ワート ) 含有食品等 三環系抗うつ剤 < 以下略 > セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある これらの薬物を併用する際には観察を十分に行うこと ( 重大な副作用 の項参照 ) 機序 危険因子本剤はセロトニン再取り込み阻害作用を有するため 併用により セロトニン作用が増強することがある 4. 副作用大うつ病性障害患者を対象とした国内臨床試験 (4 試験 ) において 総症例 550 例中 409 例 (74.4%) に臨床検査値異常を含む副作用が認められている その主なものは悪心 131 例 (23.8%) 傾眠 129 例 (23.5%) 頭痛 56 例 (10.2%) 口渇 53 例 (9.6%) 浮動性めまい 48 例 (8.7%) 倦怠感 39 例 (7.1%) 下痢 34 例 (6. 2%) 腹部不快感 32 例 (5.8%) 等であった ( 承認時 ) (1) 重大な副作用 1) 痙攣 ( 頻度不明 ) 2

部追記 部変更 (2) その他の副作用以下のような副作用があらわれた場合には 症状に応じて適切な処置を行うこと 頻度不明 5% 以上 1~5% 未満 1% 未満注 2) 全身症状 過敏症注 1) 精神神経系 消化器 倦怠感 異常感 無力症 浮腫 熱感 発熱 悪寒 疲労 体重増加 体重減少 頭痛 傾眠 浮動性めまい 悪心 口渇 あくび 不眠症 体位性めまい 感覚鈍麻 易刺激性 ( いらいら感 焦燥 ) 腹部不快感 下痢 食欲減退 腹痛 嘔吐 便秘 発疹 湿疹 アナフィ蕁麻疹 瘙痒ラキシー反応 血管浮腫 アカシジア 睡眠障害 異常夢 ( 悪夢を含む ) 激越 不安 錯乱状態 躁病 落ち着きのなさ 錯感覚 ( ピリピリ感等 ) 振戦 リビドー減退 歯ぎしり 腹部膨満 胃炎 食欲亢進 消化不良 パニック発作 精神運動不穏 失神 幻覚 神経過敏 離人症 ジスキネジー 運動障害 無オルガズム症 (2) その他の副作用以下のような副作用があらわれた場合には 症状に応じて適切な処置を行うこと 全身症状 過敏症注 1) 精神神経系 消化器 5% 以上 1~5% 未満 1% 未満 倦怠感 頭痛 傾眠 浮動性めまい 無力症 異常感 発疹 あくび 不眠症 体位性めまい 感覚鈍麻 易刺激性 ( いらいら感 焦燥 ) 熱感 発熱 浮腫悪寒 疲労 体重増加 体重減少 湿疹 蕁麻疹 瘙痒 睡眠障害 異常夢 ( 悪夢を含む ) 激越 不安 錯乱状態 躁病 落ち着きのなさ 錯感覚 ( ピリピリ感等 ) 振戦 リビドー減退 歯ぎしり 悪心 腹食欲減退 食欲亢進 部 不 快腹部膨満 感 下腹痛 嘔 痢 口渇 吐 便秘 胃炎 頻度不明注 2) アナフィラキシー反応 血管浮腫 パニック発作 アカシジア 精神運動不穏 失神 幻覚 神経過敏 離人症 ジスキネジー 運動障害 無オルガズム症 血液 赤血球減少 出血傾向ヘマトクリッ ( 斑状出ト減少 ヘモ血 消化グロビン減管出血少 白血球増等 ) 加 血小板増加 血小板減少 鼻出血 血液 赤血球減少 ヘマトクリット減少 ヘモグロビン減少 白血球増加 血小板増加 血小板減少 鼻出血 出血傾向 ( 斑状出血 消化管出血等 ) 泌尿器 生殖器 排尿困難 尿蛋白陽性 射精障害 頻尿 尿閉 不正出血 勃起不全 射精遅延 持続勃起症 月経過多 泌尿器 生殖器 排尿困難 勃起不全頻尿 尿蛋白陽性 射精障害 尿閉 持続勃起症 不正出血 月経過多 3

部追記 部変更 部削除 5% 以上 1~5% 未満 1% 未満 頻度不明注 2) 5% 以上 1~5% 未満 1% 未満 頻度不明注 2) その他 回転性めま副鼻腔炎 味視覚異い 耳鳴 覚異常 脱常 散瞳多汗症毛 コレステロール上昇 血中ナトリウム低下 乳汁漏出 胸部不快感 寝汗 羞明 霧視 過換気 尿糖陽性 その他 耳鳴 多汗症 回転性めまい 味覚異常 脱毛 コレステロール上昇 血中ナトリウム低下 乳汁漏出 胸部不快感 視覚異常 散瞳 副鼻腔炎 発現頻度は 承認時 ( うつ病 うつ状態及び社会不安障害 ) までの臨床試験の結果を合わせて算出した 注 1) このような症状があらわれた場合には投与を中止すること 注 2) 製造販売後の自発報告等又は海外での報告のため頻度不明 7. 小児等への投与 (1) (2) 海外で実施された 6~17 歳の大うつ病性障害 (DS M IV における分類 ) 患者を対象としたプラセボ対照の臨床試験において 6~11 歳の患者で有効性が確認できなかったとの報告がある 3) 臨床成績 承認時における臨床試験成績の概要は以下のとおりであった 1. うつ病 うつ状態 (1) 二重盲検並行群間比較試験 (2) 長期投与試験 (3) 高齢者長期投与試験 2. 社会不安障害 (1) 二重盲検並行群間比較試験社会不安障害患者を対象として 本剤 ( エスシタロプラムとして 1 日 10 mg 又は 20 mg) 又はプラセボを 12 週間投与した結果 主要評価項目である Liebowitz Social Anxiety Scale-J(LSAS-J) 合計点の変化量は下表のとおりであった 22) 注 1) このような症状があらわれた場合には投与を中止すること 注 2) 自発報告又は海外での報告のため頻度不明 7. 小児等への投与 (1) (2) 海外で実施された 6~17 歳の大うつ病性障害 (DS M IV * における分類 ) 患者を対象としたプラセボ対照の臨床試験において 6~11 歳の患者で有効性が確認できなかったとの報告がある 3) *DSM IV: American Psychiatric Association( 米国精神医学会 ) の Diagnostic and Statistical Manual of Ment al Disorders. 4th edition(dsm IV 精神疾患の診断 統計マニュアル ) 臨床成績 承認時における臨床試験成績の概要は以下のとおりであった 1. 二重盲検並行群間比較試験 2. 長期投与試験 3. 高齢者長期投与試験 4

部追記 部変更 LSAS-J 合計点及びベースラインからの変化量 (LOCF) 投与群 例数 プラセボ群 196 10 mg 群 198 本剤 20 mg 群 193 LSAS-J 合計点 ベースライン 95.3 ±18.5 94.5 ±18.2 93.4 ±17.8 投与 12 週時 72.2 ±27.4 67.6 ±29.0 60.7 ±28.0 ベースラ インから の変化量 -23.1 ±21.4-26.9 ±23.3-32.6 ±25.6 変化量 c) プラセボ群との対比較 b) 群間差 [95% 信頼区間 ] p 値 -3.9 [-8.3, 0.6] -9.8 [-14.5, -5.2] 0.089 :Mean ± S.D. b): 最小二乗平均値 c): 投与群を因子 ベースラインの LSAS-J 合計点を共変量とした共分散分析 d): プラセボ群に対する本剤 10mg 群の優越性が示された場合に限り プラセボ群に対する本剤 20mg 群の優越性を検討する計画であったため 検定が行われなかった (2) 長期投与試験社会不安障害患者を対象として 本剤 ( エスシタロプラムとして 1 日 10 mg 又は 20 mg) を最大 52 週間投与した結果 52 週まで有効性は維持された 23) - d) LSAS-J 合計点及びベースラインからの変化量 評価時期例数 LSAS-J 合計点 変化量 ベースライン 158 95.3±19.5 12 週時 141 69.0±25.1-26.6±21.5 24 週時 138 59.9±28.7-35.6±27.2 52 週時 126 49.9±28.0-44.8±28.8 :Mean ± S.D. 承認条件 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 主要文献 1)~21) 22) 持田製薬社内資料 ( 社会不安障害に対するプラセボ対照試験 ) 23) 持田製薬社内資料 ( 社会不安障害に対する長期投与試験 ) 24)~34) < 略 : 現行の22)~32)> 主要文献 1)~21) 22)~32) 5

改訂理由 平成 27 年 11 月 20 日付で 社会不安障害 の 効能 効果 の追加に係る一部変更承認を取得したことから 効能 効果 の項に追加記載致しました 併せて 効能 効果に関連する使用上の注意 相互作用 副作用 小児等への投与 の項を改訂致しました また 新たに医薬品リスク管理計画の策定及び実施が 承認条件 として付与されたため 追加記載致しました 3. 相互作用 (2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 本剤とメチルチオニニウム塩化物水和物の併用によりセロトニン作用が増強され セロトニン症候群等の症状があらわれるおそれがあることから メチルチオニニウム塩化物水和物 ( メチレンブルー ) を追加記載致しました 4. 副作用大うつ病性障害患者を対象とした国内臨床試験 4 試験の結果に社会不安障害患者を対象とした国内臨床試験 2 試験の結果を合わせて副作用発現率を集計し 記載変更を行いました また うつ病 うつ状態患者における製造販売後調査の結果 ( 第 6 回安全性定期報告時 ) を追加記載致しました なお 国内臨床試験 6 試験及び第 6 回安全性定期報告時の副作用の詳細については 新医薬品の 使用上の注意 の解説をご参照ください (1) 重大な副作用痙攣の発現頻度について 本邦新発売時は国内臨床試験での発現がなく 海外報告のみに基づく記載であったことから頻度不明としておりましたが 社会不安障害患者を対象とした国内臨床試験において 重篤な痙攣を発現した症例が 1 例認められたため 痙攣の発現頻度を頻度不明から 1% 未満に変更致しました (2) その他の副作用大うつ病性障害患者を対象とした国内臨床試験及び社会不安障害患者を対象とした国内臨床試験の結果及び市販後の集積状況を踏まえ 消化不良 射精遅延 寝汗 羞明 霧視 過換気 及び 尿糖陽性 を追加記載し 無力症 浮腫 発疹 アカシジア 腹部不快感 下痢 腹部膨満 胃炎 赤血球減少 ヘマトクリット減少 ヘモグロビン減少 頻尿 尿閉 不正出血 回転性めまい 副鼻腔炎 の発現頻度を更新致しました 7. 小児等への投与の (2) 社会不安障害の診断基準の情報を 効能 効果に関連する使用上の注意 に追記したため この項から削除し 記載整備致しました 臨床成績 及び 主要文献 社会不安障害患者を対象とした国内臨床試験 ( 二重盲検並行比較試験及び長期投与試験 ) の有効性に関する成績を 臨床成績 の項に追加記載致しました また この両試験結果をまとめた社内資料を 主要文献 の項にも追加記載致しました 6