47回学調コメント

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H31 入学時アンケート 全学科 専攻 平成 31 年度入学時アンケート報告用.xlsx 平成 31 年度入学時アンケート 全学科 専攻 実施日 : 平成 31 年 4 月 3 日 ( 水 )~5 日 ( 金 ) 調査方法 : 集合法 ( 学科 / クラス ) による 自記入式質問紙調査 調査対象

大学と学生第531号平成18年度学生生活調査集計表2.大学院-JASSO

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PDF化【公表】290606報告書(横計入)

データ集 採用マーケットの動向 学生の動向 企業の採用動向 大学の就職支援 付録 ( 添付資料 ) -45-

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ニュースリリース 高止まりする家計の教育費負担 平成 23 年 11 月 18 日株式会社日本政策金融公庫国民生活事業 ~ 教育費は減少に転じるも 世帯年収に占める割合は過去最高水準で推移 ~ 教育費負担の実態調査結果 ( 国の教育ローン利用勤務者世帯 ) ( 平成 23 年度 ) 1 高校入学から

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

表紙(A4)

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l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

下関市立大学広報第72号

1 施設で生活する高校生の本音アンケート 3 2 調査項目 4 3 施設で生活する高校生の自己肯定感について...5 (1) 一般高校生との比較 5 4 施設で生活する高校生の進路について.7 (1) 希望職種の有無と希望進路 7 (2) 性別 学年による進路の違い 8 5 施設で生活する高校生のア

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平成30年度学生生活調査 調査票(大学)

リーフレット原稿(生保のみ)1版入稿[A4]

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3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

係を決めよう (1) 班の意見をまとめて発表する班長 (2) 金額を計算し マネープランシートに記入する記録 計算係 (3) 思い出ポイントを管理する思い出係 (4) カードをひくカード係 5 人の班はカード係を 2 人にしましょう 1

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平成 26 年度学生生活実態調査報告書 この報告書は 平成 26 年 6 月に行われた学生生活実態調査の分析結果を報告するものである 1. 調査の目的と方法本調査は 学生の生活実態について正しく把握し 今後の教育 指導の向上に役立てるために学生委員会が実施したものである 調査は各学科の教員の協力の下

留学ジャーナル『2016年夏休み留学動向』を発表

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❷ 学校の宿題をする時間 宿題に取り組む時間は すべての学年で増加した 第 1 回調査と比較すると すべての学年で宿題をする時間は増えている 宿題に取り組むはおよ そ 40~50 分で学年による変化は小さいが 宿題を しない 割合はになると増加し 学年が上がるに つれて宿題を長時間する生徒としない生

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

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1. 概要 目的 大学生におけるクレジットカードの所有の有無とクレジットカードに関する意識を調査するため 回答者 :709 名 1 日本大学商学部 特殊講義金融サービス ビジネス 受講生 (2~4 年生 ) 2 明治大学国際日本学部 金融サービス演習 受講生 (2 年生 ) 3 白鷗大学経営学部 銀

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

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1 見直したい費目のトップは 光熱費 で 82.9% 電力自由化の認知率も 97.1% を超える 各世帯の支出が発生している中で 見直したい費目の 1 位は 光熱費 で 82.9% 携帯電話料金 が 76.3% 食費 が 76.2% と続きました なお 光熱費を見直したい という意識は ライフステー

事例検証 事例 1 37 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (2 歳 ) が遺される場合ガイドブック P10 計算例 1 P3 事例 2 42 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (7 歳 4 歳 ) が遺される場合 P4 事例 3 事例 3A 事例 3B 53 歳の会社員の夫

ダイヤモンド就活ナビ 就職モニターアンケート

要 旨 1. 平成 のボーナスの受取予想金額全体の平均は 1.8% 41 万 2 千円 ( 昨年冬比 7 千円 ) の予想 公務員の平均は 1.6% 56 万 6 千円 民間企業に勤める会社員の平均は 3.6% 37 万 2 千円と予想 2. ボーナスの使いみちボーナスの使いみちは 貯蓄 投資 に

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第 4 章大学生活および経済 生活支援とキャリア行動 キャリア意識との関連 本章では 学生の大学生活や経済 生活支援の利用状況をふまえて キャリア行動やキャリア意識に違いが見られるかについて検討する 1 節では 大学生活とキャリア支援の利用との関連を示し どのような大学生活を送る学生がキャリア支援を

01 公的年金の受給状況

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調査概要 1. 就職観 人のためになる仕事をしたい が 4 年連続増加 (P.1) 学生の就職観についてたずねたところ 楽しく働きたい がトップで 31. 続いて 個人の生活と仕事を両立させたい が 20.6% と 01 年卒以降この 2 項目を重視する傾向が続いている 一方 4 年連続で増加してい

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TOPICS 就職観では 楽しく働きたい が不動の 1 位 前年より 3.6pt 上昇 (P3) 20 学生の就職観は 楽しく働きたい が 20 からみても不動の 1 位を継続しており 今年は 3 割 (33.3%) を超える結果となった 特に文系男子は前年の 27.3% から 4.8pt 上昇し

世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

Microsoft Word - H29 結果概要

TOPICS 就職観の 1 位は前年同様 楽しく働きたい 2 位 個人の生活と仕事を両立させたい が 5 年連続の増加 (P3) 学生の就職観を全体で見ると 1 位は前年同様 楽しく働きたい (29.7% 対前年 0.2pt 減 ) で この十数年変わらずトップで 全体で見るとほぼ前年並みだが 理系

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厚生労働省発表

[ 参考 ] 国の教育ローン ( 教育一般貸付 ( 直接扱 )) の概要 融資限度額 お子さま 1 人につき 35 万円以内 外国の短大 大学 大学院に 6 ヵ月以上在籍する資金として利用する場合は 45 万円以内 ご返済期間 15 年以内 交通遺児家庭 母子家庭 父子家庭または世帯年収 ( 所得

学生確保の見通し等を記載した書類2

◎公表用資料

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スライド 1

統計トピックスNo.92急増するネットショッピングの実態を探る

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

q8 GPA 1.49 未満 以上 合計 q9 高校所在地 大阪府 京都府 74

II. 調査結果 1 調査世帯の状況 世帯の状況 1 家族形態 H28 平成 5 年の調査 ( 小学 2 年 小学 5 年 中学 2 年 ) との比較では 祖父母同居のは 13.3 ポイント減少しており 核家族化の傾向が見られる また は 3.5 ポイント増加している 小学 2 年生

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

平成30年版高齢社会白書(全体版)

2019 津田塾大学入学準備ガイドブック ま探し手引き住いの アパート マンション 学生会館 住まい選びのポイント 学生生活の情報が満載!! 生協提携不動産会社で契約したら紹介手数料 20% off 住まい探し相談会のお知らせ 実施日のご案内 色のついている日が実施日です 2019 年 日月火水木金

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

2008 年度調査概要 (2001 年度より時系列の形で継続的に調査 ) 調査方法 調査地域 調査対象 : 訪問面接法 (DRPS: 電通リサーチによるオムニバスサーベイ ) : 東京 30km 圏 : 上記地域に在住する 15~59 歳の一般男女個人 サンプル数 : 630 サンプル回収 標本抽出

質問 1 11 月 30 日は厚生労働省が制定した 年金の日 だとご存じですか? あなたは 毎年届く ねんきん定期便 を確認していますか? ( 回答者数 :10,442 名 ) 知っている と回答した方は 8.3% 約 9 割は 知らない と回答 毎年の ねんきん定期便 を確認している方は約 7 割

第2章 調査結果の概要 3 食生活

質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

2018年度の雇用動向に関する道内企業の意識調査

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調査レポート

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家計と景気に関する意識・実態調査報告書

[ 大学進学とお金 ] 大学進学のための費用が家計圧迫 高校生 大学生の親の 8 割弱 大学進学で親元を離れたときの経済的負担は重い 高校生 大学生の親の 8 割 金銭的事情での大学進学断念は社会にとって損失 高校生 大学生の親の 9 割弱が同意 高校生 大学生の子を持つ親 500 名に対し 大学進

スライド 1

大学と学生第531号平成18年度学生生活調査の概要-JASSO

Ⅰ. 学生の属性など [] あなたの学籍番号 ( 学生 ID) を教えてください 6 桁の番号で記入してください 学生 ID 回答者 :5 名 非回答者 : 名 [] あなたの所属する学科はどれですか. 専攻科生体技工専攻 :5 名 [] あなたの性別を答えてください. 男性 : 名. 女性 : 名

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平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

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留学報告書

(4) 教員数 [ 表 3] 教員数 は 1,295 人で 前より 43 人減少しました そのうち 女性教員の占める比率は 95.9% となっています (5) 小学校第 1 学年児童数に対する幼稚園修了者数の比率 [ 表 4] 当該の奈良県内の小学校第 1 学年の児童数に対する その年の 3 月の県

日本、中国、米国の貯蓄に対する意識調査:東京スター銀行

[ 中学校男子 ] 1 運動やスポーツをすることが好き 中学校を卒業した後 自主的に運動やスポーツをする時間を持ちたい 自分の体力 運動能力に自信がある 部活動やスポーツクラブに所属している 3 運動やスポーツは大切 [ 中学校女子

調査結果 1 就職観 楽しく働きたい が引き続きトップ 今年も引き続き 楽しく働きたい がトップとなった ( 全体 35.4% 文系男子 30.3% 理系男子 29.2% 文系女子 40.9% 理系女子 35.2%) しかし 文系男子以外のカテゴリーではその割合を減らしている ( 理系男子 -3.1

Transcription:

データの無断転載はお断りします 第 48 回学生生活実態調査概要報告 2013 年 2 月 13 日 第 48 回学生生活実態調査概要報告 全国大学生活協同組合連合会 本日の報告内容 1. 学生の経済状況 2. 就職について 3. 大学生の勉強時間 はじめに調査概要とサンプル特性について < 調査概要 > 調査実施時期 2012 年 10~11 月対象全国の国公立および私立大学の学部学生回収数 8,609( 回収率 29.2%) <サンプル特性 >( 表 1) 1) 第 48 回学生生活実態調査は 78 大学生協が参加 18,948 名から協力を得た ただしここで紹介する数値は 経年での変化をより正確に見るために 毎年指定している 30 大学生協で回収した 8,609 名の平均値である 2) 全体的に昨年の構成比と比べ 大きな差異がなく 経年での比較にも耐え得る調査である 3) 今回に限ったことではないが 専攻別の男女の構成比は 文科系 4.5:5.5 理科系 7.5:2.5 医歯薬系 3.9:6.1 となっており 文科系と医歯薬系の特徴は女子の影響を受けやすく 反対に理科系の特徴は男子の特徴を受けやすくなっている 表 1 サンプル特性 大学設置者別 ( 人 %) 性別 ( 人 %) 12 実数 12 構成比 11 構成比 性別 12 実数 12 構成比 11 構成比 国公立 5,182 6 59.1 男子 4,840 56.2 56.1 私立 3,427 39.8 40.9 女子 3,769 43.8 43.9 総計 8,609 10 10 総計 8,609 10 10 学部別 ( 人 %) 住居形態 ( 人 %) 学部 12 実数 12 構成比 11 構成比 住居形態 12 実数 12 構成比 11 構成比 文科系 4,099 47.6 46.8 自宅 4,126 47.9 45.2 理科系 3,417 39.7 40.6 下宿 4,256 49.4 52.0 医歯薬系 1,093 12.7 12.6 アパート 2,419 28.1 33.8 総計 8,609 10 10 マンション 1,549 18.0 14.8 下宿 (Kなし) 20 学年別 ( 人 %) 学生会館 111 1.3 0.7 学年 12 実数 12 構成比 11 構成比 親保有 15 0.3 1 年 2,584 3 31.7 不明 62 0.7 0.8 2 年 2,109 24.5 24.6 食事付下宿 80 0.9 1.2 3 年 1,928 22.4 21.6 寮 227 2.6 2.8 4 年 1,988 23.1 22.1 総計 8,609 10 10 総計 8,609 10 10 1

1. 学生の経済状況 厳しい経済状況が固定化し 奨学金も減少 収入増はアルバイトに頼るしかし暮らし向きは 楽 が大幅増加 今後の見通しも好転 (1) 自宅生の生活費 ( 表 2) アルバイト収入は増加 奨学金の減少により 収入合計は 6 年連続減少 表 2 1 ヶ月の生活費 ( 自宅生 ) ( 円 ) 表 3 1 ヶ月の生活費 ( 下宿生 ) ( 円 ) 12 年 前年比前年比 12 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 小遣い 14,670-2,010 580-230 -370-480 -400 仕送り 69,610-2,980-2,350-3,520-2,750-1,530-170 奨学金 11,790-30 780-250 760 420-600 奨学金 25,380 1,240 600 2,100 310-1,390 30 アルバイト 30,030 360-1,100-2,020-1,130-190 530 アルバイト 23,100 3,360-2,180-2,230-470 -360 1,560 定職 260-60 -60-250 180-60 -10 定職 500 150-400 50 60-250 320 その他 1,630 510-620 160-570 -40 40 その他 2,050 850-970 260-90 -190 10 収入合計 58,360-1,220-430 -2,600-1,130-340 -470 収入合計 120,640 2,680-5,370-3,310-2,970-3,710 1,740 食費 10,980-660 200-500 20-90 60 食費 22,900 20-680 -1,080 160-920 310 住居費 200 260-200 -110 30 50-10 住居費 53,420 200-1,400 940-1,020-1,620 400 交通費 9,250-150 -470 190 110-300 -210 交通費 3,260 470-250 -260 60-100 110 教養娯楽費 7,150-470 -260-330 -260-240 310 教養娯楽費 8,200-320 -360-370 -170 200-260 書籍費 1,800-180 80-220 90-240 -50 書籍費 2,030-50 -110-40 -120-180 -40 勉学費 1,170-170 -120-20 10-80 -10 勉学費 1,570-100 -220-60 20 20 30 日常費 4,900-630 -660-770 -510 10-430 日常費 6,640-920 -190-840 -630 110 30 電話代 2,990-290 -380-60 -120 40-310 電話代 4,620-450 -320-260 0-110 -100 その他 1,490 150 100-670 -160-500 -190 その他 2,220 510-400 -210-480 -240-90 貯金 繰越 16,110 2,360 2,700-210 1,400 450-110 貯金 繰越 10,710 40 2,410-1,780-20 -170 420 支出合計 56,040 200 990-2,710 620-900 -950 支出合計 115,570-620 -1,520-3,950-2,200-3,010 810 1 自宅生の収入合計は 58,360 円で前年比 -470 円 アルバイト 収入は 30,030 円 ( 前年比 +530 円 ) で 5 年ぶりに増加 1 年生 +450 円 2 年生 +1,420 円増加し アルバイトの就労率も 1 2 年生で 3.1 ポイントと 1.2 ポイント増加している 2 小遣い は 14,670 円 ( 前年比 -400 円 ) で 4 年連続減少している 3 奨学金 は 11,790 円で前年比 -600 円 3 年生 -1,760 円 4 年生 -2,350 円と高学年で減少している 4 年生の奨学金受給率は 28.7% で前年から 2.4 ポイント減少 奨学金をもらう必要性を感じなかった が前年の 42.2% から 51.7% に大幅増加しており 将来返済すべきリスクについての意識が高まったとも考えられる 4 支出合計は 56,040 円 ( 前年比 -950 円 ) 食費 ( 同 +60 円 ) 教養娯楽費 ( 同 +310 円 ) を除いた費目で減少 5 貯金 繰越 は 16,110 円で前年比 -110 円 奨学金 が減少しており 自宅生の多くが奨学金を大学納付金のために貯金していることも減少の一因と思われる 2

(2) 下宿生の生活費 ( 表 3 図 1) 仕送り は引き続き減少 アルバイト 収入増で 5 年ぶりに収入合計は増加 1 下宿生の収入合計は 120,640 円で前年比 +1,740 円 2 仕送り は前年比-170 円の 69,610 円で 減少幅はこれまでより小さいものの 6 年連続減少となった 仕送りが 0 の割合も 1% で 4 年連続 1 割を超え 0 を含む 5 万円未満は 25.1% から 26.8% に増加した 3 奨学金 は 25,380 円で+30 円と前年並みだが 3 年生は-1,310 円と減少が大きい 4 アルバイト代 は+1,560 円の 23,100 円 1 年生 +960 円 2 年生 +4,400 円 3 年生 -480 円 4 年生 +1,140 円 アルバイトの就労率も 1 年生 47.9%(2.8 ポイント増 ) 2 年生 68.0% (3.5 ポイント増 ) と増加し 収入合計も 4,370 円と 2,690 円増加している 5 支出合計は 115,570 円で前年比 +810 円 食費 22,900 円 ( 前年比 +310 円 ) 住居費 53,420 円 ( 同 +400 円 ) 貯金 繰越 10,710 円 ( 同 +420 円 ) などが増加している 6 食費 は前年比では増加したが 引き続き 1976 年 (22,970 円 ) 並みの金額 1 年生と 2 年生は食費での増加 ( それぞれ 700 円と 770 円 ) を始め 支出合計も+3,830 円と+1,940 円と大きく増加した (%) 7 図 1 下宿生の仕送り金額分布 6 62.4 65.6 62.5 65.5 58.9 仕送り 10 万円以上 60.4 60.7 5 54.3 52.0 47.7 44.4 45.7 4 3 2 1 39.2 37.9 34.3 38.0 37.9 34.1 36.2 仕送り5~10 万円 32.7 31.9 34.8 36.1 31.6 30.3 31.1 31.7 29.4 28.7 29.4 30.3 27.0 26.0 30.4 31.4 26.8 28.6 25.4 25.1 仕送り5 万円未満 (0 円含む ) 22.7 20.7 17.6 18.4 18.5 19.3 13.1 仕送り0 円 15.9 9.6 10.4 1 10.5 1 7.3 7.0 7.8 8.0 1 10.1 8.3 2.0 2.2 1.9 2.1 2.4 3.2 6.8 7.6 6.9 7.9 3.2 4.3 5.4 95 年 96 年 97 年 98 年 99 年 00 年 01 年 02 年 03 年 04 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 3

(3) 奨学金の受給 ( 表 4 5) 自宅生は受給率 受給平均額ともに前年から減少 1 受給率は 37.2%( 自宅生 29.5% 下宿生 43.6%) で 09 年 37.2%( 自宅生 27.5% 下宿生 44.6%) 10 年 37.3%( 自宅生 27.8% 下宿生 44.4%) 11 年 37.9%( 自宅生 29.9% 下宿生 43.4%) と推移 11 年は自宅生のうち 1 年生が前年比 5.4 ポイント増と大きく増加したが 12 年は 1.3 ポイント減となった 2 自宅生は受給している学生の平均受給額も 55,880 円から 54,460 円に減少 1 2 年生はそれぞれ 2,020 円と 1,230 円増加しているが 3 4 年生は 6,580 円と 4,290 円と減少額が大きい 表 4 奨学金受給率 (%) 自宅生 下宿生 合計 09 年 10 年 11 年 12 年 09 年 10 年 11 年 12 年 09 年 10 年 11 年 12 年 1 年 26.2 26.3 31.7 30.4 44.1 42.3 44.7 43.9 36.5 35.4 39.3 37.7 2 年 28.7 27.7 27.5 31.0 46.1 47.8 41.4 44.2 38.7 39.1 35.8 38.1 3 年 27.4 27.9 28.5 27.7 44.7 44.8 42.3 42.3 37.1 37.7 37.2 35.8 4 年 28.0 29.9 31.1 28.7 42.9 42.9 44.7 43.9 36.2 37.3 39.2 36.8 計 27.5 27.8 29.9 29.5 44.6 44.4 43.4 43.6 37.2 37.3 37.9 37.2 表 5 奨学金平均受給額 ( 円 ) 自宅生 下宿生 合計 09 年 10 年 11 年 12 年 09 年 10 年 11 年 12 年 09 年 10 年 11 年 12 年 1 年 56,290 57,350 54,960 56,980 62,400 60,090 58,020 60,090 60,740 59,610 57,410 59,140 2 年 56,050 57,490 53,310 54,540 62,100 62,090 59,880 58,660 60,730 60,710 58,220 57,380 3 年 55,720 55,200 60,080 53,500 60,420 60,820 60,890 60,200 59,450 59,230 60,880 58,210 4 年 56,920 55,690 56,130 51,840 64,030 60,340 63,510 63,620 61,710 58,930 61,670 59,790 計 56,250 56,520 55,880 54,460 62,180 60,870 60,430 60,640 60,650 59,670 59,360 58,660 4

(4) 暮らし向きに対する意識 ( 図 2 表 6) 大変楽な方 楽な方 が増加 今後の生活も 苦しくなる は減少アルバイト収入増や就職状況の好転で経済生活は安定の見通し 1 暮らし向きについて 大変楽な方 + 楽な方 50.5% ふつう 38.7% 苦しい方 + 大変苦しい方 1% ふつう は前年から 4.4 ポイント減少し 大変楽な方 が 5.5 ポイント 楽な方 が 1.6 ポイントそれぞれ増加している 2 自宅生は 大変楽な方 + 楽な方 が 53.0% で 前年から+9.4 ポイントと 特に増加が大きい ( 下宿生は 4.8 ポイント増 ) 3 今後の見通しについては かなりよくなりそう 2.7%( 前年比 +0.7 ポイント ) や 少しよくなりそう 13.7%( 前年比 -1.5 ポイント ) は前年並みだが 少し苦しくなりそう 18.2%( 同 -8.6 ポイント ) や かなり苦しくなりそう 3.7%( 同 -1.7 ポイント ) が減少し 変わらない が 50.8%( 同 +10.1 ポイント ) と大幅に増加 現状 今後ともに楽観視する学生が増加した (%) 5 4 3 2 1 図 2 暮らし向きの変化 47.7 ふつう 45.6 46.2 45.7 45.3 44.7 41.1 41.8 42.6 43.1 39.8 楽な方 38.7 32.0 33.8 33.8 32.4 32.4 33.2 34.3 32.0 32.7 30.3 25.9 26.0 大変楽な方 苦しい方 9.8 10.3 16.3 16.2 15.0 10.9 11.6 11.9 11.7 10.1 11.1 12.1 12.6 8.5 8.6 9.7 9.8 10.7 9.0 10.1 10.8 8.7 10.8 11.0 大変苦しい方 1.9 2.6 2.7 1.6 1.4 1.6 1.7 2.0 2.2 2.3 2.0 1.5 01 年 02 年 03 年 04 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 表 6 今後の見通し (%) 01 年 02 年 03 年 04 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 かなりよくなる 1.4 1.0 1.3 1.3 1.5 1.6 1.9 1.7 1.7 1.8 2.0 2.7 少しよくなる 8.3 8.9 9.6 9.3 9.8 12.1 14.0 12.3 13.6 16.0 15.2 13.7 変わらない 54.5 51.4 5 57.4 57.3 53.7 49.5 45.4 41.8 40.6 40.7 50.8 少し苦しく 23.0 26.2 27.1 18.7 18.7 20.1 22.2 26.4 27.1 26.0 26.8 18.2 かなり苦しく 5.4 6.1 6.4 3.5 3.5 3.0 4.4 5.8 5.6 5.6 5.4 3.7 わからない 5.5 5.2 4.5 7.6 7.4 7.4 5.0 5.0 6.6 6.9 7.0 7.0 考えたことがない 1.4 1.0 0.8 1.7 1.6 1.9 1.2 1.3 2.5 2.2 2.5 3.3 5

2. 就職について 就職内定者の 4 人に 1 人は中途退職や転職を考えている就職率の好転により不安内容にも変化の兆し (1) 就職への不安 ( 図 3 表 7) 就職内定率の上昇 学生の不安は 内定 から 自身の働き方 にシフト 1 就職に不安を 感じている は全体で 75.3%( 昨年比 1.4 ポイント増 ) 就職予定者を 100 とすると 77.6% で昨年比 1.7 ポイント増となった 2 就職予定者の不安については 就職ができるか 50.4%(11 年 51.0%) 自分が何に向いているか 29.4%(11 年 30.5%) の変化は小さく 希望の職種に就けるか 29.2%(11 年 32.6%) や 就職先が安定しているか 14.8%(11 年 17.1%) は減少 3 自分が仕事を続けられるか は 11 年の 13.6% から 16.3% に増加傾向 就職予定の 4 年生は 23.4% から 28.5% へと大きく増加しており 特に内定者は 11 年の 25.4%(n=764) から 34.8% (12 年 n=793) と不安の拡大が大きい 4 就職予定の 4 年生のうち非内定者 (11 年 n=361 12 年 n=415) の 就職ができるか といった不安は 11 年の 45.2% に対し 12 年は 46.7% と大きな変化はないが 希望の会社に入れるか は 13.9% から 9.4% に減少傾向となった 内定者 非内定者 のデータは 11 年以降 就職活動を行うにあたっては 就職希望先の範囲を広げることも内定獲得のための定石として定着し 実際に就職率の上昇につながっているとされている しかしそのことにより 内定後その職場で継続して働くことへの自信や意欲が薄れ また非内定者にとっては就職先の 希望 自体が縮小する傾向となったのではないか (%) 55.0 5 45.0 4 35.0 3 25.0 2 15.0 1 図 3 就職への不安の内容 ( 就職予定者 全学年 ) 2 19.3 52.7 52.8 35.9 16.8 希望の会社 17.4 就職できるか 希望の職種 14.3 32.5 32.6 30.9 30.5 18.8 何に向いているか 就職先が安定 51.0 50.4 17.1 16.1 13.6 09 年 10 年 11 年 12 年 29.4 29.2 自分が続けられるか 16.3 14.8 14.8 表 7 就職への不安( 就職予定者 4 年生 ) (%) 内定者 非内定者 合計 11 年 12 年 11 年 12 年 11 年 12 年 就職できるか 4.6 4.2 45.2 46.7 17.6 18.7 希望の職種に就けるか 4.3 4.0 23.3 21.2 10.3 9.9 希望の会社に入れるか 1.4 1.5 13.9 9.4 5.5 4.2 就職先が安定しているか 7.3 6.4 13.3 12.5 9.3 8.5 自分が仕事を続けられるか 25.4 34.8 19.4 16.4 23.4 28.5 自分が何に向いているか 13.2 13.0 25.8 22.4 17.1 16.1 その他 2.2 2.6 0.8 0.7 1.8 2.1 6

(2) 転職や中途退職について ( 図 4~7) 内定者の転職や中途退職について考える学生は 26.7% 女子の 1 割以上は 結婚や妊娠を機に退職 を希望 1 卒業後最初の職場について 転職や中途退職を考えている学生は 15.3% そのうち 具体的に考えている 2.4% 結婚や妊娠を機に退職 5.2% 具体的ではないが したい 7.7% 2 転職や中途退職はしたくない は 44.0% で 男子 46.7% 女子 40.6% と男女差はあるが 学年毎の差は小さい 3 また 学年が上がる毎に 具体的に や 具体的ではないが が増加する一方で わからない 考えたことがない ( 全体 36.8%) は学年が上がると減少しているため わからない も転職や中途退職を考える 予備軍 として存在しているように見える 4 具体的に 考えている転職 中途退職までの勤続年数は平均 6.2 年 男子が 7.2 年に対して女子が 4.7 年と短い 5 就職予定の 4 年生のうち就職内定者の 26.7% は 転職や中途退職について考えており そのうち 5.9% が具体的な年数も考えている また非内定者も 26.9% がいずれかの時期に転職を考えている 内定 非内定にかかわらず 自身で納得のいく就職や就職活動ができたかによる影響が大きいのではないか 6 大学生活の重点が 資格取得 の学生は 転職や中途退職を したくない が 54.5% と多く 特に男子は 62.3%( 女子 47.6%) と この傾向が強い 7 結婚や妊娠を機に は女子の 11.7%( 男子 0.1%) を占めている この層は大学卒業後に 結婚して家庭を持ちたい に対して そう思う が 85.9% と女子全体の平均 61.7% を大きく上回っており 結婚に対する意識も高い また 非内定者の女子は 結婚や妊娠を機に が 14.3%( 内定者 9.9%) と高い傾向にある 図 4 転職 中途退職について ( 就職予定者 4 年生 ) したくない具体的に結婚 妊娠を機に具体的ではないがわからないその他無回答 内定者 (n=793) 49.3 5.9 5.7 15.1 19.4 4.4 0.1 非内定 (n=415) 4 6.7 7.2 13.0 29.9 2.9 合計 (n=1222) 45.7 6.2 6.1 14.2 22.8 4.7 0% 20% 40% 60% 80% 100% 図 5 転職 中途退職について ( 就職予定者 4 年生 男女別 ) したくない具体的に結婚 妊娠を機に具体的ではないがわからないその他無回答 男子 女子 内定者 (n=350) 非内定 (n=212) 内定者 (n=443) 非内定 (n=203) 53.7 44.8 45.8 35.0 6.9 0.3 6.0 15.1 0.5 6.6 5.9 13.7 9.9 15.1 14.3 12.3 20.9 31.1 18.3 28.6 4.0 2.8 0.5 4.7 3.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 7

勉強 (n=1368) 46.0 サークル (n=766) 49.7 趣味 (n=650) 41.5 人間関係 (n=568) 5 資格取得 (n=146) 62.3 アルバイト (n=102) 52.0 ほどほど (n=935) 46.8 なんとなく (n=248) 41.1 図 6 大学生活の重点と中途退職 ( 男子 ) したくない具体的に結婚や妊娠具体的ではないがわからないその他無回答 0.1 3.9 8.4 37.9 3.6 0.1 2.7 7.8 37.2 2.3 0.1 0.3 2.3 8.2 44.5 3.1 1.8 8.8 35.6 3.5 2.1 4.1 6.2 17.1 2.9 11.8 28.4 1.9 8.2 39.6 1.6 0.1 7.3 45.6 0.8 8.2 4.9 0.1 3.2 3.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% 図 7 大学生活の重点と中途退職 ( 女子 ) したくない具体的に結婚や妊娠具体的ではないがわからないその他無回答 勉強 (n=1023) サークル (n=464) 趣味 (n=226) 人間関係 (n=582) 資格取得 (n=166) アルバイト (n=106) ほどほど (n=1026) なんとなく (n=126) 27.0 44.6 39.0 39.8 41.4 47.6 35.8 39.3 3.2 2.6 1.3 2.8 1.4 18.3 1.9 2.2 8.7 9.9 11.9 13.1 2.4 16.0 14.1 2.4 7.2 6.5 8.4 7.4 1 6.6 7.3 7.2 34.8 38.6 35.8 33.3 28.3 35.8 35.2 46.0 2.5 0.4 3.0 2.7 2.7 4.2 2.8 2.5 3.2 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 8

3. 大学生の勉強時間 最新の大学生の勉強時間 (1 日 ) は 文系 28.4 分 理系 48.3 分 医歯薬系 52.1 分入試形態による自主的な勉強時間の差も見られる ( 表 8~11 図 8~10) < 大学の勉強時間 > 予習 復習 論文など (1 週間単位で調査 ) < 大学以外の勉強時間 > 就職に関することや関心事 (1 週間単位で調査 ) < 授業時間 > 出席コマ数 90 分 ( 平日の 1 日で調査 ) < 大学生活の重点 > 1) 勉強や研究を第一においた生活 ( 勉強第一 ) 2) サークル 同好会の活動を第一においた生活 ( サークル ) 3) 自分の趣味 ( 車 スポーツ 音楽 パソコンなど ) を第一においた生活 ( 趣味 ) 4) よき友を得たり豊かな人間関係を結ぶことを第一においた生活 ( 人間関係 ) 5) 将来就きたい仕事や就職のために資格取得や大学外の学校に通うことを第一においた生活 ( 資格取得 ) 6) アルバイトをしたり お金をためることを第一においた生活 ( アルバイト ) 7) 特別に重点をおかず ほどほどに組み合わせた生活 ( ほどほど ) 8) なんとなく過ぎていく生活 ( なんとなく ) 9) その他 1 1 週間における授業を除く 大学の勉強時間 は平均 4.58 時間 (1 日平均 39.2 分 ) 文系 3.31 時間 ( 同 28.4 分 ) 理系 5.63 時間 ( 同 48.3 分 ) 医歯薬 6.08 時間 ( 同 52.1 分 ) と専攻による差は大きい 2 また 1 年生 3.60 時間 ( 文系 2.83 時間 理系 4.22 時間 ) 2 年生 3.68 時間 ( 文系 2.80 時間 理系 4.34 時間 ) 3 年生 4.18 時間 ( 文系 2.96 時間 理系 5.06 時間 ) 4 年生 7.21 時間 ( 文系 4.98 時間 理系 9.38 時間 ) と学年が上がる毎に時間は増える 3 1 週間の勉強時間が 0 は 1 年生 7.6%( 文系 8.7% 理系 6.3%) 2 年生 1%( 文系 12.0% 理系 9.1%) 3 年生 11.7%( 文系 16.0% 理系 7.6%) 4 年生 12.8%( 文系 18.2% 理系 8.8%) と 文系は学年が上がるほど勉強時間の 0 が増える 4 理系は 4 年生の有額平均時間が 10.31 時間と最も長く 1 年生 4.51 時間 2 年生 4.78 時間 3 年生 5.48 時間と 4 年生で大幅に増える 学内で過ごす授業時間以外の時間が 7.3 時間 ( 全体平均 3.7 時間 ) と長く 研究室での時間や大学院進学に向けた準備によるものと思われる 5 就職に関して 就きたい職業や職種のために何かをしている が 65.6% と 67.8% と多い文系 3 年生と 4 年生は 大学以外の勉強時間 もそれぞれ 4.19 時間と 3.61 時間と長い 就職活動や資格取得のための時間と考えられる 6 大学入試の形態別に見ると文系 理系ともに推薦入試より一般入試の方が 大学の勉強時間 大学以外の勉強時間 ともに長い傾向があり 大学入試の際の学習習慣の違いが自主的な勉強時間に影響しているように見える 7 ただし 大学の勉強時間 が 0 の割合は一般入試 10.3%( 文系 13.2% 理系 8.0% 医歯薬 7.8%) に対し 推薦入試 11.1%( 文系 13.9% 理系 7.1% 医歯薬 7.0%) と その差は小さい 9

8 授業時間を含めた一日の 大学の勉強時間 は平均 4.55 時間で 一般入試 4.55 時間 推薦入試 4.58 時間と入試形態による差は見られない 9 大学生活の重点別にみると 大学の勉強時間 は 勉強第一 の 7.45 時間が最も長く 以下 ほどほど 4.20 時間 人間関係 3.29 時間 趣味 3.28 時間などが続く 勉強第一 の理系 4 年生は平均 11.71 時間と長い 10 大学以外の勉強時間は 資格取得 6.0 時間で最も長く 文系の 3 4 年生は 9.67 時間 勉強第一 も 2.79 時間と次いで長く 文系 3 年生は 5.29 時間となっている 11 1 日の読書時間と勉強時間の長さはほぼ比例している 表 8 1 週間の勉強時間 ( 入試形態別 ) ( 時間 ) 表 9 1 日の授業 + 大学の勉強時間 大学以外の勉強時間 大学の勉強時間 ( 入試形態別 ) ( 時間 ) 一般 推薦 合計 一般 推薦 合計 一般 推薦 合計 文系 3.55 2.64 3.31 2.87 1.99 2.64 文系 4.19 4.19 4.20 理系 5.67 5.33 5.63 1.74 1.33 1.68 理系 4.64 4.89 4.68 医歯薬 6.01 6.37 6.08 1.54 1.28 1.51 医歯薬 5.48 5.90 5.54 合計 4.77 3.83 4.58 2.22 1.72 2.12 合計 4.55 4.58 4.55 ( 時間 ) 8.00 7.45 7.00 6.00 図 8 1 週間の勉強時間 ( 重点別 ) 大学の勉強大学以外の勉強 6.00 5.00 4.00 3.00 2.74 2.94 3.28 3.29 3.12 3.24 4.19 2.79 2.00 1.00 1.53 1.96 1.66 1.83 1.67 1.09 0 勉学第一サークル趣味人間関係資格取得アルバイトほどほどなんとなく ( 時間 ) 図 9 1 週間の大学の勉強時間 ( 重点別 ) 文系理系医歯薬 ( 時間 ) 図 10 1 週間の大学以外の勉強時間 ( 重点別 ) 文系理系医歯薬 9.00 8.00 8.46 8.26 8.00 7.00 7.07 7.00 6.00 5.00 4.00 3.00 2.00 1.00 5.79 4.75 4.64 4.30 3.56 3.66 3.98 3.90 3.94 2.41 2.45 2.58 2.66 5.11 4.82 2.35 5.69 5.07 3.06 2.07 3.31 4.19 6.00 5.00 4.00 3.00 2.00 1.00 3.81 2.25 1.78 2.22 1.93 1.79 2.08 1.35 1.36 0.94 1.18 1.19 3.67 3.01 1.89 1.97 1.97 1.40 1.37 0.53 1.20 1.03 0.68 0 勉学第一サークル趣味人間関係資格取得アルバイトほどほどなんとなく 0 勉学第一サークル趣味人間関係資格取得アルバイトほどほどなんとなく 表 10 1 日の読書時間と 表 11 1 日の読書時間と大学の勉強時間 (1 週間 ) ( 時間 ) 大学以外の勉強時間 (1 週間 ) ( 時間 ) 30 分 60 分 60 分 30 分 60 分 60 分 0 分 0 分未満未満以上未満未満以上 文系 2.37 2.62 3.42 4.88 文系 1.93 2.26 2.28 3.94 理系 4.70 5.06 5.91 7.16 理系 1.02 1.34 1.84 2.76 医歯薬 5.61 6.34 5.64 7.17 医歯薬 1.01 1.20 1.61 2.71 合計 3.83 4.04 4.62 6.00 合計 1.42 1.77 2.04 3.35 10