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l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

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3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

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2018 年度の採用 就職と特徴に関する調査 1 採用 就職の際に重視した企業情報 (1) 重視した企業情報 2018 年度の採用や就職活動支援にあたり 企業またはキャリアセンターが重視して示した企業情報 ( 複数回答 ) は 仕事内容 80% 企業のミッション( 目的 事業領域 )56% 求める人

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企業 3 月 インターンシップ応募者数への満足度 企業 3 月 インターンシップ募集方法 企業 3 月 インターンシップ実施時期 企業 3 月 8,9 月に実施したインターンシップの開催タイプ 企業 3 月 8,9 月に実施したインターンシップの内容タイプ 企業 3 月 1,2 月に実施したインター

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第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

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ITスキル標準に準拠した      大学カリキュラムの改善

上場 ( 東証 大証 名証 札証 福証 )15.7% 新興市場上場 (JASDAQ マサ ース ヘラクレス セントレックス等 ) 4.3% 関西 37.2% 中国 四国 0.5% 九州 沖縄 3.4% 北海道 東北 0.7% 関東 41.8% 13.4% 4.9% 10.6% 25. メーカー商社百

調査概要 < 調査趣旨 > 本調査は 新卒採用活動に関する次の1~4の項目について 企業における実態と課題を捉えることを目的に実施しました 1 リクルーターの活用における課題点とリクルーター研修の実施状況 2 適性診断テストの活用状況 3 面接における課題点と面接官研修の実施状況 4 内定者フォロー

調査結果 転職決定者に聞く入社の決め手 ( 男 別 ) 入社の決め手 を男 別でみた際 性は男性に比べると 勤務時間 休日休暇 育児環境 服装 オフィス環境 職場の上司 同僚 の項目で 10 ポイント以上 かった ( 図 1) 特に 勤務時間 休日休暇 の項目は 20 ポイント以上 かった ( 図

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学校基本調査 ( 文部科学省 ) にほぼ近い分布となっている (2) 調査分析結果については 分析委員会で検討を行った 第 2 本アンケート調査の主な結果 1 学生 ( 大学生 大学院生 ) の就職に関する意識 (1) 卒業後の予定進路は 大学生 大学院生ともに8 割以上が 民間企業に就職 を希望し

転職後の活躍を実現するには まず 転職先企業に馴染む ことが重要です そこで 転職支援 のプロである転職コンサルタントに 転職先企業への馴染み について伺いました ミドルが転職先企業に馴染めない よくある失敗例としてもっとも多く挙げられたのは 前職の仕事のやり を持ち込む (66%) という回答でし

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年卒者の就職就職活動状況 [1] 内定状況 ( 前年度と比べて ) 2019 年卒者 ( 現大学 4 年生 ) の内定状況を尋ねた 前年度と比較して 高まっている という大学が約 4 割で (37.3%) 低下している (2.8%) を大幅に上回った 前年調査では約半数の大学が 高まっ

9.H H H FD 企画特別講義 統計学をナゼ学ぶのか,FD 講演会 統計教育 tips ( 講師 : 狩野裕大阪大学大学院教授 ) 教員 20 名参加 平成 25 年度キャリア教育報告会 教職員約 10 人参加 平成 25 年度パイロッ

< 目次 > 調査結果報告書要旨 調査結果報告書要旨... 3 (1) 調査の概要... 3 (2) 本調査の主な結果... 4 調査結果報告書本文 1. 調査の概要 回答者属性 報告書構成等 (1) 調査の概要 (2) 回答者の基本属性 (3) ウエイトによる補

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-2- 目次 調査概要 2 Ⅰ.217 年卒の新卒採用活動の総括 < 企業 > 1) 採用計画の結果 / 入社予定者への満足度 3 2) 採用活動の満足 / 採用活動の満足度と充足状況との関係 4 3) 採用活動プロセス毎の実施状況 5 4) 採用活動スケジュール -プロセス毎の開始時期- 6 5)

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第 1 節キャリア教育の理解 6) 情報リテラシー ( コンピュータリテラシー 情報処理 ネット利用の方法とリスク ) 7) 自校教育 ( 建学の精神 教育目標 ) 8) キャリアデザインなど ( 出典 : 川島啓二 大学と学生 2008 年 5 月号 ) 2 初年次教育で重視されていること 1)

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参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

目次 調査概要 調査概要 Ⅰ. インターンシップの実施状況 < 企業 > 1) 実施状況 2) 実施期間 3) 前年度と比較した際の変更および変更予定状況 4) 実施目的と成果 5) 実施における苦労や懸念点 6) 実施対象 7) 受け入れ部門 / プログラム内容 / 指導担当者 8) 参加者への評

採用者数の記載にあたっては 機械的に採用日の属する年度とするのではなく 一括 採用を行っている場合等において 次年度新規採用者を一定期間前倒しして雇い入れた 場合は 次年度の採用者数に含めることとしてください 5 新卒者等以外 (35 歳未満 ) の採用実績及び定着状況採用者数は認定申請日の直近の3

平成 30 年度授業シラバスの詳細内容 科目名 ( 英 ) 担当教員名 情報技術と職業 - 演習 (Information Technology at Work Place - 授業コード exercise ) 松永多苗子 星芝貴行 坂井美穂 足立元 坪倉篤志 科目ナンバリン 福島学 グコード 配当

1. エントリー状況就職活動本格スタートから1カ月が経過したが 2018 年卒者の就職活動はどのように展開しているのだろうか 4 月 1 日時点の活動量を見てみよう 一人あたりのエントリー社数の平均は31.7 社 前年同期調査 (37.3 社 ) を5.6 社少ない 3 月調査時点では前年をやや上回

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問 4D 専門科目( 実験 ) 受講していない 不熱心 やや不熱心

1 教育研修費用総額と従業員 1 人当たりの教育研修費用 (1)1 社当たりの教育研修費用総額 1 社当たりの教育研修費用総額は 2014 年度は予算額 5,458 万円 ( 前回調査 5,410 万円 ) 同実績額 4,533 万円 ( 同 4,566 万円 ) であり 2015 年度は予算額 5

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1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

試験問題評価委員会報告書

分野における高度な知識 技術に触れながら実務能力を高めることは 課題解決 探求能力 実行力といった 社会人基礎力 や 基礎的 汎用的能力 などの社会人として必要な能力を高め 自主的に考え行動できる人材の育成にもつながる また 企業等の現場において独創的な技術やノウハウ等がもたらすダイナミズムを目の当

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

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市の施策 特色 人事等 Q1 川越市の特色 強みは何か A 川越市の特色は 商業 農業 工業がバランスよく発展している点です また 蔵づくりの町並みや川越まつりなど歴史的 文化的遺産が数多く残っており 首都圏に近い観光地としてその人気は高く 年間約 660 万人もの方が本市を訪れています これらの特

1. 外国人留学生の採用状況調査に回答した企業のうち 大卒以上の外国人留学生をいわゆる高度人材として雇用している企業は 50.6% と半数を超えており そのうち 2016 年度の採用を見込んでいる企業は 57.1% だった 2016 年度の採用予定を従業員規模別でみると 従業員数 1000 人以上の

03 奨学金 ( 無利子 ) 返還支援額 Example of scholarship support 年間で 45 万円の奨学金 4 年間で 180 万の奨学金 (120 万タイプもございます ) 国家 1 級自動車整備士コース奨学金には早期資格取得優遇制度があります 国家 1 級自動車整備士コー

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目次 調査概要 2 Ⅰ.218 年卒の新卒採用活動の総括 < 企業 > 1) 採用計画の結果 / 入社予定者への満足度 3 2) 入社予定者への量的満足度と質的満足度 4 3) 採用活動プロセス毎の実施状況 5 4) 採用活動スケジュール -プロセス毎の開始時期- 6 5) 面接から内定までの状況

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

1. 参加したインターンシップの内容 最初に 学生モニターが参加したインターンシップの概要を確認したい まず参加時期を見ると 前年調査に引き続き 2 月 が最も多い ただし 割合は下がり (28.4% 24.9%) 代わりに 8 月 が増えるなど (18.1% 20.8%) 前倒しの傾向が見て取れる

政策評価書3-3(4)

目 次 はじめに 1 1. 就職採用活動の開始時期について 3 実現に向けた行動 (1) 各企業 経済団体との協調と国民的議論の喚起 (2) 公共意識の高い企業やリーディング企業の主導 (3) 秋採用 通年採用に向けた取組 (4) 既卒未就業者への対応強化 2. 企業による採用情報の発信と採用方法の

Transcription:

就職活動ルールおよび採用選考等 に関するアンケート調査結果 平成 30 年 12 月 3 日四国経済連合会 1

アンケートの目的 実施概要 経団連による 採用選考に関する指針 ( いわゆる就活ルール ) への問題提起が契機となって 今後 就職活動の日程やルールの必要性のみならず 新卒採用や大学教育のあり方など 幅広い議論が見込まれている そこで 四国の企業を対象に 新卒学生の就職活動や大学教育についてのアンケート調査を行った 対 象 : 四国に本社のある企業計 319 社 調査期間 : 平成 30 年 11 月 1 日 ( 木 ) ~ 11 月 9 日 ( 金 ) 調査方法 : 対象企業に調査票を郵送し 回答を依頼 回答数 : 155 社 ( 回答率 48.6%) また 本調査に合わせて 四国にある 4 年制大学に対して 就職活動ルール等についてのアンケートを行い 15 大学から回答を得た (p.15~ 参照 ) 2

1. 就職活動ルール ( 日程 ) について 1-(1) 現行の就職活動日程 ( 広報活動 :3 月 選考活動 :6 月 採用内定 :10 月 ) について 就職活動ルール ( 日程 ) について 現行のルールが妥当 とする企業の割合が 5 割 ルールは必要だが 日程を再考すべき は 2 割を占めた 両方を合わせると 7 割が ルールは必要 とする一方 ルールは不要 は 1 割にとどまった わからない 14% 3 ルールは不要 14% 2 ルールは必要だが, 日程を再考すべき 18% 1 現行のルールが妥当 54% ルールは必要 72% 3

1-(2) 就活ルールのメリット ( 複数回答可 ) ( 対象 : 問 1-(1) で 12 ルールが妥当もしくは必要 を選択した企業 ) 就活ルールのメリットとして 採用活動を始めたり 内定を出す時期の目安になる とする企業の割合が 8 割 採用活動時期が限られるため 採用活動の負担が軽減される は 6 割 また 大企業の採用時期が限られるため 地方の企業でも優秀な人材を採用できる が 4 割を占めた 採用活動を始めたり 内定を出す時期の目安になる 84% 採用活動時期が限られるため 採用活動の負担が軽減される 65% 大企業の採用時期が限られるため 地方の企業でも優秀な人材を採用できる 42% 4

1-(3) 望ましい就活ルール ( 日程 ) ( 対象 : 問 1-(1) で 2 ルールは必要だが 日程を再考すべき を選択した企業 ) 日程を再考すべきと回答した企業のうち 日程を 前倒し すべきが 8 割を占めた 後ろ倒し 12% その他 12% 前倒し 76% 5

1-(4) 就活ルールが不要と考える理由 ( 複数回答可 ) ( 対象 : 問 1-(1) で 3 ルールは不要 を選択した企業 ) 就活ルールが不要と考える理由については 採用 就職活動は企業と学生の自由意思に委ねるべきである とする企業の割合が 6 割 ルールに強制力はなく 順守する企業が不利になる が 5 割を占めた 採用 就職活動は企業と学生の自由意思に委ねるべきである 64% ルールに強制力はなく 順守する企業が不利になる 50% ルールがなくなれば 学生の能力 適性を時間をかけて見極めることができる 18% ルールがなくなれば 優秀な学生を早期に採用できる 5% 6

1-(5) 就職活動ルールや新卒採用に関して 国への意見 要望 ( 自由記入 ) < 主な意見 > 採用活動が長期化したり 地方企業 中小企業が不利にならないよう 配慮してもらいたい 地方への U ターン支援を強化してもらいたい 公務員試験を前倒ししてもらいたい 中小企業の場合 早期に内々定を出しても公務員と天秤にかけられて 9 月に辞退されるので 公務員や大企業に先に結果を出してもらう方がやりやすい ハローワークが主催して 中小企業でも学生が集まってくれるような合同会社説明会を開催して欲しい 就職活動期間が明確になっている方が 学生も就活に集中でき 学生生活が充実するのではないか 新卒一括採用は時代遅れであり 慣習自体なくしていくべき 7

2. 新卒学生の選考基準について 2-(1) 新卒採用に当たって特に重視するもの (3 つまで ) 新卒採用に当たって 特に重視するものについては 協調性 チームワーク とする企業の割合が文系で 8 割 理系で 6 割と 共に最も多く 次いで 主体性 実行力 が文系で 7 割 理系で 6 割を占めた 一方 専門知識 は理系が 4 割に対し 文系は 1 割にとどまった 協調性 チームワーク 63% 75% 主体性 実行力 60% 68% 専門知識 8% 41% 一般教養自分の意見を発信する力課題設定 解決能力 18% 25% 25% 32% 32% 31% 文系理系 論理的思考力 19% 26% 創造力 11% 19% 外国語能力 異文化理解力 3% 10% その他 1% 1% 8

2-(2) 新卒採用の際の 学業 ( 履修内容 成績 卒論テーマなど ) の重視度合い 新卒採用の際 学業をどの程度重視するかについては 非常に重視している または 重視している とする企業の割合が 文系で 4 割 理系で 5 割となった 非常に重視している ほとんど重視していない 文系 1% 重視している 40% あまり重視していない 51% 8% 41% 非常に重視している ほとんど重視していない 理系 2% 重視している 51% あまり重視していない 41% 6% 53% 9

2-(3) 学業を重視しない理由 ( 複数回答可 ) ( 対象 : 問 2-(2) で あまり重視していない ほとんど重視していない を選択した企業 ) 学業を重視しない理由については 企業で必要な知識 技術は 入社後の社内教育で対応できる とする企業の割合が文系 理系ともに 7 割 大学での履修内容や成績と 当社が社員に求める能力 適性とが一致しない が 6 割を占めた 企業で必要な知識 技術は 入社後の社内教育で対応できる 65% 65% 大学での履修内容や成績と 当社が社員に求める能力 適性とが一致しない 大学ごとに履修内容や成績の基準が異なり 評価に使えない 大学教育の内容がよくわからない 6% 5% 46% 41% 56% 56% 文系理系 その他 2% 2% 10

3. 現在の大学教育について 3-(1) 現在の大学教育が 自社の求める人材の育成に役立っているか 大学教育が自社の求める人材の育成にどの程度役立っているかについては 非常に役立っている と 役立っている を合わせ 6 割となった ほとんど役立っていない 2% わからない 16% 非常に役立っている 1% あまり役立っていない 24% 役立っている 57% 58% 11

3-(2) 大学教育に関する意見 要望 ( 自由記入 ) < 主な意見 > 社会人として必須のコミュニケーション力やチームワークといったスキルを磨く教育もお願いしたい 地元企業との連携 キャリア教育を強化すべき 大学で一般教養を身につけ 論理的 創造的 主体的な力をつけることは重要 専門知識については 大学院の役割が更に重要になると思われる 修了した者が 企業において戦力となり得る最低限の技量を習得できる仕組みとしてもらいたい 今は社会人としての教育は全て企業任せになっている 文系学部においても 企業との連携に力を入れるべき 課題をこなす能力よりも 自ら課題を見つける自主性を養う教育を充実してもらいたい 大学の就職担当者の熱意に 大学間の格差を感じることがある 12

4. ジョブ型の通年採用について 4-(1) 必要とする人材を必要な時期に採用するジョブ型の通年採用について ジョブ型の通年採用については 積極的に導入していきたい が 1 割 導入を検討していきたい が 3 割で 両方を合わせ肯定的な意見が 4 割を占めており あまり導入は考えていない の 3 割を上回った わからない 30% 1 積極的に導入していきたい 11% 2 導入を検討していきたい 29% 40% 3 あまり導入は考えていない 30% 13

4-(2) 前問で 1~3 を選んだ理由 ( 自由記入 ) 1 積極的に導入していきたい と考える理由 即戦力として期待できる人材を採用できる 定年退職者や結婚退職者の補充に その都度対応できる 2 導入を検討していきたい と考える理由 一括採用は大手企業や人気企業に有利であり ジョブ型の通年採用の方が優秀な人材を幅広に採用できる可能性がある 限られた時間の中で学生の資質を判断することが難しいため 学生と企業のミスマッチ解消にもつながるインターンシップなどを通じて選定したい グローバル化に伴い 国内の基準では将来的に採用が厳しくなる 転職する社員が多くなっており 事業継続のために必要な人材を必要な時期に採用したい 3 あまり導入は考えていない と考える理由 学生が就職したい時期と企業が人材を必要とする時期が一致しない可能性が高い 通年採用は 研修や労務管理 採用活動の負担が重くなるなど課題が多い 一方で 一括採用による社員の同期意識は企業にもメリットがある ジョブ型採用になると 職種や勤務地を限定するのが難しくなる 14

[ 参考 ] 就活ルール等に関する四国の大学へのアンケート調査結果 1. 就職活動ルール ( 日程 ) について 1-(1) 現行の就職活動日程について ( 回答 : 四国にある 4 年制の 15 大学 ) 就職活動ルール ( 日程 ) について 現行のルールが妥当 とする大学の割合が 8 割 (12 校 ) ルールは必要だが 日程を再考すべき が 2 割 (3 校 ) を占めた 両方を合わせて 15 大学全てが ルールは必要 と考えており ルールは不要 はゼロであった 2 ルールは必要だが日程を再考すべき 20%(3 校 ) 3 ルールは不要 0% ルールは必要 100% 1 現行のルールが妥当 80%(12 校 ) 15

1-(2) 前問で 1 もしくは 2 を選択した理由 ( 自由記入 ) 1 現行ルールが妥当 と考える理由 現行のルールで数年間実施し 学業に関する日程の確保について一定の効果が認められている 国立大学キャリア支援担当者情報交換会 でも 現行ルールが近年の中で最も授業に支障がないとの評価が多かった ( 広報活動の 3 月開始は ) 大学が春休みに入っているため 地方大学の学生が就職活動を行いやすい 一定の就職活動時期があることで 学生が学業や課外活動その他の学生生活に注力できている側面がある 2 ルールは必要だが 日程を再考すべき と考える理由 本学の今年度の内々定のピークが 5 6 月であった 全国的に見ても同じ状況なので 4 月選考開始とするのが適当と思われる 3 月広報活動 -6 月選考開始 というルールの 3 年目に当たる 2019 年 3 月卒の就活の様子を見ると 企業の動きは年々早期化しており この時期が妥当なのかは疑問 16

2. 就職活動ルールや新卒採用に関する国への意見 要望 ( 自由記入 ) < 主な意見 > 現行ルールは大学の授業に支障が少ないため 今後とも是非継続してもらいたい 政府主導で現行日程の維持が決まった以上 ルール破りに対する罰則の検討も必要 就活ルールが頻繁に変更されないよう 配慮してもらいたい 変更時にはガイダンス等を通じて細かく指導しているが 学生の不安は避けられない 教育効果が期待できるインターンシップと 採用説明を目的とする就業体験を伴わない ワンデーインターンシップ を区別するルールを設けてもらいたい 現行のままでは ワンデーインターンシップによる採用活動が拡大 早期化し 学習時間の確保に影響を及ぼすことが懸念される 夏季休暇等を利用したインターンシップ (1 週間以上 ) など 低学年も含めて積極的に参加できる環境を整えてもらいたい 経済的に厳しい学生も多いので 有償のインターンシップがあってもよい 17

3. 新卒採用などに関する産業界への要望 ( 自由記入 ) < 主な意見 > 国が決めたルールの順守を期待する 授業期間中の平日の採用活動は 地方学生にとっては移動時間を含めて学業への影響が大きい 土日開催やスカイプによる面接など 配慮をお願いしたい インターンシッププログラムの吟味と日程の配慮をお願いしたい ( 就業体験を伴わないワンデーインターンシップ 授業のある日に開催されるインターンシップの自粛など ) 大学 4 年間を十二分に学んだ学生が報われるよう 既卒者も新卒者と同様に扱う選考が確立されることを望む 卒業年次から学生が就職活動を開始しても 採用の可能性が残るよう 採用枠の割り振りを望む 人気企業の採用試験を先に行ったほうが 内定辞退も減少し 合理的ではないか 企業側ができる限り情報開示 ( 例 : 離職情報 超過勤務状況 有給消化率など ) し ミスマッチを抑える取組みを行ってもらいたい 18