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( 再評価 ) 資料 関東地方整備局事業評価監視委員会 ( 平成 22 年度第 2 回 ) 利根川総合水系環境整備事業 ( 渡良瀬遊水地 ) 国土交通省 平成 22 年 8 月 3 日 関東地方整備局


資料 2-2(1) 小樽港本港地区 臨港道路整備事業 再評価原案準備書説明資料 平成 21 年度北海道開発局

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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H28秋_24地方税財源

中井町緑の基本計画(概要版)

2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

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道路建設事業の再評価項目調書 とのみ 事業名 一般国道 2 号 富海拡幅 事業 一般国道 事業 国土交通省 区分 主体 中国地方整備局 やまぐちしゆうなんへた 起終点自 : 山口県周南市戸田延長 3.6km 事業概要 やまぐちほうふとのみ 至 : 山口県防府市富海 おおさか きたきゅうしゅう 一般国

相模川直轄河川改修事業 目次 1. 流域の概要 1 2. 事業の必要性 2 3. 事業の概要 5 4. 費用対効果の分析 コスト縮減の取り組み 再評価の視点 再評価における県への意見聴取 今後の対応方針 ( 原案 ) 15

平成 26 年度公共事業事後評価調書 1. 事業説明シート (1) ( 区分 ) 国補 県単 事業名道路事業 [ 国道橋りょう改築事業 ( 国補 )] 事業箇所南巨摩郡身延町波高島 ~ 下山地区名国道 300 号 ( 波高島バイパス ) 事業主体山梨県 (1) 事業着手年度 H12 年度 (2) 事

吉野川流域の概要 あがわぐんかめがもりしきいわあなないがわ 吉野川は その源を高知県吾川郡の瓶ヶ森 ( 標高 1,897m) に発し 四国山地に沿って東に流れ 敷岩において穴内川を合わどうざんがわいやがわいわづせ 北に向きを変えて四国山地を横断し 銅山川 祖谷川等を合わせ 徳島県池田において再び東に

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目次 1. 事業概要 (1) 新潟港の概要 1 (2) 事業の目的 2 (3) 整備内容 3 2. 事業の効果の発現状況 (1) 便益の抽出 4 (2) 便益計測の考え方 5 (3) その他の効果 8 (4) 費用便益分析結果 9 3. 社会経済情勢の変化 事後評価結果 対応

本庄西天満線(神山)整備事業 調書付属資料 (平成25年度 事業再評価)


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Taro-全員協議会【高エネ研南】

4-(1)-ウ①

スライド 1

No.14-1 近畿地方整備局事業評価監視委員会平成 25 年度第 2 回 ほっこう わかやましもつ和歌山下津港 北港地区航路 泊地整備事業 事後評価 平成 25 年 10 月近畿地方整備局

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別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

完了後評価書(窪津)【140303修正】.pdf

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

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数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

費用便益分析の結果 路線名事業名延長事業種別 一般国道 16 号 八王子 ~ 瑞穂拡幅 現拡 BP その他の別 L= 14.6 km 二次改築現拡 計画交通量 ( 台 / 日 ) 車線数 事業主体 21,600~48,200 4~6 関東地方整備局 1 費用 事業費維持管理費合計 基準年 平成 23

整理番号 10 事後評価書 ( 完了後の評価 ) 都道府県名 愛知県 関係市町村 田原市他 事業名地区名 Ⅱ 点検項目 1. 費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化 ( 広域水産物供給基盤整備事業 ) 事業主体 愛知県 Ⅰ 基本事項 1. 地区概要 漁港名 ( 種別 ) - 漁場名 アツミガイカ

北野今市線整備事業 調書付属資料 (平成25年度 事業再評価)

淀川水系流域委員会第 71 回委員会 (H20.1 審議参考資料 1-2 河川管理者提供資料

平成 30 年度当初予算中国地方整備局における事業費総括表 ( 単位 : 千円 ) 事業区分負担基本額地方負担額 河川関係 2,753, ,259 道路関係 15,091,000 2,920,444 港湾関係 ( 港湾海岸事業を含む ) 100,000 38,000 空港関係 合計 17

目次 1. 事業の概要 1 2. 事業の進捗状況 4 3. 事業の評価 6 4. 事業の見込み等 9 5. 関連自治体等の意見 今後の対応方針 ( 原案 ) 11

事業の効果や必要性を評価するための指標 政策目標 3. 安全安全な生活環境の確保 指標 ( 対象となる指標のみ記載 効果が確認されるものは を に変更 ) 並行区間等に死傷事故率が 500 件 / 億台キロ以上である区間が存する場合において 交通量の減少により当該区間の安全性の向上が期待できる 災害

豊里矢田線(鴫野・蒲生)整備事業 調書付属資料 (平成25年度 事業再評価)

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はじめに

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

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目次 1. 大阪港の概要 1 大阪港の概要 大阪港の位置 大阪港の取扱貨物量 外貿コンテナ貨物の取扱状況 大阪港の再編計画 2. 対象事業の概要 5 整備目的 事業の主な経緯 整備対象施設の概要 事後評価に至る経緯 3. 費用対効果分析 7 便益項目の抽出 需要の推計 便益計測 荷主の輸送コストの削

生玉片江線整備事業 調書付属資料 (平成25年度 事業再評価)

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

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二級河川王子川水系河川整備計画(原案)

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道路行政の簡単解説 国土交通省道路局


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市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

事業の効果や必要性を評価するための指標 政策目標 2. 暮らし安全で安心できるくらしの確保 3. 安全安全な生活環境の確保 指標 ( 対象となる指標のみ記載 効果が確認されるものは を に変更 ) 日沿道 ( 酒田みなと ~ 遊佐 ) 三次医療施設へのアクセス向上が見込まれる遊佐町 ( 吹浦 ) 日

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対象事業位置図 正蓮寺川北岸線 ( 伝法 ) 地区 阪神高速海 江 JCT L=640m W= m 凡 例当該路線 事業中区間完成区間未整備区間未拡幅区間

1.UR 都市機構における再開発共同事業者エントリー制度の概要 1 参考資料 1

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RO ( 改修 Rehabilitate- 運営等 Operate) 方式ハ民間事業者が公共施設等の設計及び建 BT( 建設 Build- 移転 Transfer) 方式設又は製造を担う手法民間建設借上方式 2 優先的検討の対象とする事業及び検討開始時期一優先的検討の対象とする事業建築物の整備等に関

国営農地再編整備事業 ニセコ地区 事業の概要あぶたぐん本事業は 北海道南西部に位置する虻田郡ニセコ町の畑地帯において 区画整理を行い 生産性の高い基盤の形成を通じて農業の振興と耕作放棄地の解消 発生防止を図るものである 事業の目的 必要性本地区の農地は 基盤整備が遅れているため 小区画や急傾斜であり

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

ポイント 河川法の法令に基づく手続きを的確に行い できるだけ早く河川整備計画を策定するよう努力 ダムについて効果が限定的という意見もあるが 実施箇所だけでなく淀川水系の上下流全体に幅広く効果があるものであり また洪水時水位をできるだけ低くし安全基準を守る上で必要不可欠なもの 治水対策は あらゆる規模

01評価調書(大柳仁豊野線)V6(路肩1.5mVer).pptx

目 次 1. 和歌山下津港の概要 1 2. 対象事業の概要 2 3. 事業の必要性 3 4. 今後の事業進捗の見込み コスト縮減や代替案立案等の可能性 対応方針 ( 原案 ) 13

2

域 ) 域 ) 百万円 ) 百万円 ) の空き の空き 家 空き 家 空き 店舗を利 店舗を利 用したリ 用したリ ノベーシ ノベーシ ョン件数 ョン件数 件 ) 件 ) 居住人口 32,

平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

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( 再評価 ) 資料 関東地方整備局事業評価監視委員会 ( 平成 22 年度第 2 回 ) 鶴見川総合水系環境整備事業 平成 22 年 8 月 3 日国土交通省関東地方整備局

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 5-2(3) に記載 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業まち ひと しごと創生寄附活用事業に関連する寄附を行なった法人に対する特例 ( 内閣府 ): A2007 (1) 事業名 : 勝山市まちなか誘客プロジェクト ( 拠点文化財改修

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資料6

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2


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平成 24 年 3 月改訂 茅ヶ崎海岸グランドプラン 西浜駐車場跡地北側に位置する茅ヶ崎警察署職員公舎が取り壊され 平成 23 年 3 月には グランドプランで駐車場機能の確保として位置づけのあった県営茅ヶ崎西浜駐車場が閉鎖された これを受け 海岸利用者のための駐車場を維持し かつ国道 134 号南

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

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東日本大震災における施設の被災 3 東北地方太平洋沖地震の浸水範囲とハザードマップの比較 4

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寄居町中心市街地活性化基本計画

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第 7 回大阪市人口移動要因調査報告書 平成 27 年 3 月 大阪市都市計画局

目次 1. 事業の概要 2. 事業の必要性等に関する視点 1) 事業を巡る社会経済情勢等の変化 2) 事業の投資効果 3. 事業の進捗の見込みの視点 4. コスト縮減や代替案立案等の可能性等 5. 関係自治体の意見等 6. 対応方針 ( 原案 )

Transcription:

資料 3-3 河川事業 再評価 阿武隈川総合水系環境整備事業 説明資料 平成 27 年 11 月 27 日国土交通省東北地方整備局

公共事業評価の流れ < 事業進捗と事業評価の流れ ( 公共事業 ( 直轄河川事業等 ))> 計画段階 (5 年継続 ) 事業実施 供用 (3 年未着工 ) ( 再評価後 3 年経過毎 ) ( 完了後 5 年以内 ) ( 新規事業採択 ) ( 着工 ) ( 完了 ) 計画段階評価 新規事業採択時評価 再評価 事後評価 本省実施 河川整備学識者懇談会実施 河川整備学識者懇談会実施 河川整備学識者懇談会実施 計画段階評価 新規事業採択時評価 再評価 完了後の事後評価 新規事業採択時評価の前段階において 政策目標を明確化した上で 複数案の比較 評価を行うもの 新規事業の採択時において 費用対効果分析を含め総合的に実施するもの 事業継続に当たり 必要に応じて見直しを行うほか 事業の継続が適当と認められない場合には事業を中止するもの 再評価後 3 年経過した事業 : 阿武隈川直轄河川改修事業 再評価後 3 年経過した事業 : 阿武隈川総合水系環境整備事業 事業完了後の事業の効果 環境への影響等の確認を行い 必要に応じて 適切な改善措置 同種事業の計画 調査のあり方等を検討するもの 1

阿武隈川水系河川事業関係 ( 大臣管理区間 ) の事業再評価の流れ ( 第 5 回阿武隈川水系河川整備委員会 ) 平成 19 年 1 月事業再評価阿武隈川直轄河川改修事業 平成 19 年 3 月阿武隈川水系河川整備計画策定 ( 東北地方整備局事業評価監視委員会 ) 平成 22 年 1 月事業再評価阿武隈川総合水系環境整備事業 ( 第 7 回阿武隈川水系河川整備委員会 ) 平成 23 年 12 月事業再評価阿武隈川直轄河川改修事業 経過措置により H23 年度に再評価実施 ( 第 9 回阿武隈川水系河川整備委員会 ( 前回 )) 平成 24 年 10 月事業再評価阿武隈川直轄河川改修事業 計画変更のため 1 年経過で実施阿武隈川総合水系環境整備事業 平成 24 年 11 月阿武隈川水系河川整備計画変更 平成 25 年 3 月 ( 第 12 回阿武隈川水系河川整備委員会 ( 今回 )) 平成 27 年 11 月事業再評価阿武隈川直轄河川改修事業阿武隈川総合水系環境整備事業 再評価後 3 年経過による再評価 平成 24 年度に整備が完了した 福島荒川地区 の完了箇所評価 平成 27 年 ** 月 ** 日 ( 予定 ) 福島荒川地区かわまちづくり整備完了 本宮地区かわまちづくりは H31 年度整備完了予定 東北地方整備局事業評価監視委員会へ結果報告 H22.4.1 以前再評価 5 年毎 平成 22 年 4 月 1 日公共事業評価実施要領改定 ( 再評価サイクル短縮等 ) H24.11 以降再評価 3 年毎 平成 25 年 11 月 1 日平成 26 年 4 月 15 日費用対効果分析の効率化に関する運用 2

事業再評価における新たな取り組み ( 平成 25 年以降通知 ) 1. 国土交通省所管公共事業の再評価実施の効率化 (H25.11.1 通知 ) 費用対効果分析の要因 ( 事業目的 社会経済情勢 需要量 事業費 事業展開 ) に変化が見られない場合で かつ 事業規模に比して費用対効果分析に要する費用が著しく大きい等費用対効果分析を実施することが効率的でないと判断できる場合 費用対効果分析を実施しないことが可能 2. 再評価実施要領の運用及び事業評価監視委員会の重点化 (H26.3.31 事務連絡 :H26.4.1 以降適用 ) 前回評価時において実施した費用対効果分析の要因に変化が見られない場合等については 費用対効果分析を実施せず 前回評価時の費用対効果分析結果を適用する なお 残事業の分析結果が問題となる可能性のある事業は 費用対効果分析を実施 3. 河川事業 ( ダム 砂防 地すべり 海岸事業含む ) の費用対効果分析の効率化に関する運用 (H26.4.15 通知 ) 需要量の変化が見られないケース需要量等は前回評価時からの総便益の減少を求め 減少率が10% 未満である場合 事業進捗等に伴う確認 前回評価と今回評価との間で 事業進捗の節目( 河川改修事業におけるブロック単位での河川改修の完了や環境整備事業における水系内の新規箇所への着手等 ) や整備今回費用対効 平成 24 年度事業再評価実施後に 福島荒川地区 環境整備が完了 果分析を実施 計画目標流量の変更等 事業全体または残事業の便益に大きな変動が予想される場合は上記に関わらず費用対効果分析を実施 費用対効果分析を実施することが効率的でないと判断できるケース 事業再評価を実施する前年度までの 3 ヶ年の事業費の平均に対する分析費用の割合が概ね 1% 以上 前回評価時に下位ケースの費用対効果が基準値 (1.0) を上回っている 3

総合水系環境整備事業について 良好な河川環境の保全 復元並びに創出することを目的に 河川の水環境改善 自然環境の保全 河川利用の推進等を図るものです 事業内容 水辺整備 ( 水辺の利用整備に関する事業 ) 賑わいのある水辺の創出 環境学習の場となる水辺の利用 整備 地域資源等を活用し まちと水辺が融合した魅力ある空間形成 水環境 ( 水質や水量に関する事業 ) 水質悪化が著しい河川の水質改善 流量不足で生態系に影響がある河川の流況改善等 自然再生 ( 自然の再生に関する事業 ) 自然環境の保全 復元のための河道整備 魚類の遡上困難な施設の魚道整備等 魚道設置 水環境改善 4

阿武隈川における総合水系環境整備事業について 事業の目的 阿武隈川水系河川整備計画 の基本理念 阿武隈川を軸とした人 自然 社会の調和と活力ある地域の創造 に基づき 地域の自然環境 社会環境と調和した人と川とのふれあいの場の整備 保全 阿武隈川を軸とした地域間交流や参加 連携の促進 人と河川との良好な関係の構築に根差した活力ある地域の創造 を水辺利用の推進により図ります 5

事業概要 阿武隈川総合水系環境整備事業 前回評価 (H24) 今回評価 (H27) 事業着手平成 19 年度平成 19 年度 岩沼市 事業完了 平成 31 年度 平成 36 年度 (H31 年度整備完了 ) 全体事業費 4.4 億円 4.4 億円 1 福島荒川地区 ( 整備期間 :H19~H24) 事業区間 : 福島県須賀川市 ~ 宮城県岩沼市 亘理町 事業着手 : 平成 19 年度 福島市 事業期間 : 平成 19 年度 ~ 平成 36 年度予定 整備内容 : 整備済 水辺整備 ( かわまちづくり ) 福島荒川地区 2 本宮地区 ( 整備期間 :H22~H31) 整備中 水辺整備 ( かわまちづくり ) 本宮地区 郡山市 地区名整備期間事業内容 須賀川市 1 福島あらかわ 荒川地区 平成 19 年度 ~ 平成 24 年度 管理用通路 ( 散策路 ) 側帯 ( 休憩 展望スペース ) 等 : 整備完了 : 整備中 2 もとみや 本宮地区 平成 22 年度 ~ 平成 31 年度 管理用通路 ( 散策路 ) 管理用階段等 整備完了 H31 年度から事業完了 H36 年度までの間の 5 ヶ年は事後評価のためのモニタリング期間 6

阿武隈川総合水系環境整備事業の進捗状況 阿武隈川水系における環境整備事業工程表 ( 案 ) 事業年次 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 福島荒川地区 完了箇所評価 本宮地区 前回再評価今回再評価予定 事業評価 阿武隈川総合水系環境整備事業の事業評価 H21 年度 : 東北地方整備局事業評価監視委員会 (H22 年 1 月開催 ) にて審議 H24 年度 : 第 9 回阿武隈川水系河川整備委員会にて審議され 東北地方整備局事業評価監視委員会 (H24 年 12 月開催 ) に報告 H36 事業完了予定 ( 事後評価予定 ) 7

事業概要 福島荒川地区 かわまちづくり 整備完了箇所 (H19~H24) 荒川は 歴史的な治水 砂防施設や豊かな自然 良好な水質を有し 周辺には文化施設など観光資源が数多く立地しており これらを観光ツールとして有機的に活用するまちづくりが進められています 福島市街地から荒川沿いの観光資源をつなぐネットワーク ( 回遊路 ) の役割も併せ持つ河川管理用通路 ( 散策路 ) や側帯 ( 休息 展望スペース ) を整備することで まちづくりと連携した水辺空間を創出します 河川利用者の増加や河川空間の活用を図ると共に 観光振興や地域活性化に寄与しています 福島荒川地区かわまちづくり 管理用通路 ( 散策路 ) のウォーキング利用状況 阿武隈川 管理用通路 ( 散策路 ) 避難誘導看板 :L=4,600m :N=46 箇所 側帯 ( 休憩 展望スペース ) :N=4 箇所 堰堤横断施設 :N=2 箇所 福島駅 高水敷整備 ( 左右岸で1 箇所 ) :N=5 箇所 地蔵原堰堤右岸の管理用通路 ( 階段 ) の利用状況 うつくしま みずウォーク 荒川 避難誘導看板 ( 案内看板 ) N=46 箇所 地蔵原堰堤 ( 登録有形文化財 ) の管理用通路 ( 堰堤横断施設 ) の利用状況 うつくしま みずウォーク 展望エリアを案内板 散策路とあわせて整備 8

事業概要 本宮地区かわまちづくり 整備中 (H22~H31) 阿武隈川 ( 本宮地区 ) においては 県や市と連携し作成した 治水対策と一体となったまちづくりの提言書 に基づき 本宮左岸築堤事業 を進めています 良好な景観 環境を有する阿武隈川と本宮市のまちをつなぐ河川管理用通路 ( 散策路 ) や管理用階段 ( アクセス路 ) を整備することで まちづくりと連携した賑わいのある水辺空間を創出します 河川にふれあう空間を整備することで 良好な地域環境を創出 堤防背後地と住宅が密接しており 中心部のまちづくりを川づくりと一体となって整備 河川にふれあう空間の整備 ( 本宮市夏祭りの賑わい ) 本宮地区の現況 堤防背後地に住宅が密集 河川へのアクセスが困難 安達橋 阿武隈川で行われる舟こぎ競争 本宮地区かわまちづくり 管理用通路 ( 散策路 ) 高水敷整正管理用階段避難誘導看板 :L=1,750m 未整備 ( 1,750m) :N=1 箇所未整備 ( 1 箇所 ) :N=9 箇所整備済 ( 6 箇所 ) 未整備 ( 3 箇所 ) :N=30 箇所整備済 (13 箇所 ) 未整備 (17 箇所 ) 船こぎ競争の観覧 管理用通路 階段の整備 ( 河川へのアクセスを確保 ) 避難誘導看板 N=30 箇所 散歩での利用状況 (B ゾーン ) 9

阿武隈川水系の河川利用者数の推移 事業箇所における年間利用者数 ( 平成 26 年度河川空間利用実態調査 結果に基づく推計値 ) は整備前に比べて増加傾向にある 来訪者構成比をみると 福島荒川地区は5km 未満からが約 65% 本宮地区は5km 未満からが約 95% の来訪となっており 近距離からの利用者が多い 年間利用者数の推計値 ( 人 ) 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000 76,919 事業箇所全体 132,778 216,678 年間利用者数の推計値 ( 人 ) 福島荒川地区かわまちづくり 250,000 205,644 200,000 150,000 125,326 100,000 65,425 50,000 年間利用者数の推計値 ( 人 ) 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000 本宮地区かわまちづくり 11,494 7,452 11,034 0 平成 18 年度平成 21 年度平成 26 年度 0 平成 18 年度平成 21 年度平成 26 年度 0 平成 18 年度平成 21 年度平成 26 年度 阿武隈川総合水系環境整備事業箇所の年間利用者数の推移 福島荒川地区 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 本宮地区 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 29.8% 36.8% 21.1% 12.3% 57.1% 39.3% 3.6% 1km 未満 5km 未満 10km 未満 50km 未満 50km 以上 1km 未満 5km 未満 10km 未満 50km 未満 50km 以上 阿武隈川水系河川利用者の来訪者構成比 ( 平成 26 年度河川空間利用実態調査に基づく推計値 ) 10

整備前後の利用者数の推定 整備が完了した福島荒川地区は 整備前後の 河川空間利用実態調査 結果 (H21 H26) より推計した年間利用者数にイベント参加者数を加え それぞれ年間利用者総数を設定しました 整備中である本宮地区は 整備前を H21 河川空間利用実態調査結果より推計した年間利用者に H21 イベント参加者数を加えた年間利用者総数とし 整備後を H24 アンケート調査結果からの増加率 (1.22 倍 ) から算出し設定しました ( 本宮地区における整備後の利用者数は 整備途中段階であるため前回評価時 H24 と同じ ) 250,000 200,000 219,754 整備前 整備後 年間利用者数 ( 人 ) 150,000 100,000 137,913 88,062 103,804 50,000 0 福島荒川地区本宮地区 ( 整備完了箇所 ) 表事業実施箇所における河川利用者総数の推移 11

費用便益分析 費用便益分析 : 投資する費用に対する整備による効果やメリットについて お金に換算し 事業の効率性について評価を行うもの 便益評価手法 河川に係る環境整備の経済評価の手引き H22.3 に基づき 事業の特性を踏まえて選定 利用が主である事業効果の評価であり 周遊性がなく目的地が限定される事から TCM を適用 残存価値 評価期間終了後における残存価値については 治水経済調査マ 建設費 整備済箇所 については実績額を計上し 整備予定の箇所 に ニュアル ( 案 ) の護岸等の構造物に準じて総費用の10% ついては現時点での事業計画に基づき計上 を計上 費維持管理費阿武隈川上流区間での実績 ( 単位距離当たりの費用 ) 12

TCM( 旅行費用法 ) 水辺整備事業の費用便益分析手法として TCMを適用 利用者が事業箇所を訪れるために費やす交通費と所要時間からなる旅行費用を用いて 事業実施により魅力が向上した場所に対し 利用者が訪れる費用の増加分を整備により得られる価値 すなわちメリットであると仮定して算出する手法 整備前 魚道 整備後 事業箇所 事業箇所 旅行費用が 増大 距離移動時間 距離移動時間 2km 2km 20km 利用者 A 30km 10km 利用者 A 30km 10km 40km 利用者 E 利用者 B 利用者 C 旅行費用とは 旅行費用 = 交通費 + 所要時間 時間価値 利用者 B 利用者 C 利用者 D 13

便益算定方法の前回評価時からの変更点 項目前回 (H24) 今回 (H27) 整備後の利用者数 来訪者構成比 利用頻度算出に用いる人口 福島荒川地区 1.71 倍 (H24 アンケート調査結果 ) から 230,227 人 本宮地区 1.22 倍 (H24 アンケート調査結果 ) から 103,804 人 H21 河川空間利用実態調査アンケートにより推定 H22 総務省統計データ [ 利用頻度算出に用いる人口は H22 年 4 月 1 日の値を採用 ] 福島荒川地区 (H26 河川空間利用実態調査結果及び H26 イヘ ント参加者 ) から 219,754 人 本宮地区 1.22 倍 (H24 アンケート調査結果 ) から 103,804 人 福島荒川地区 H26 河川空間利用実態調査アンケートにより推定 本宮地区 H21 河川空間利用実態調査アンケートにより推定 H25 総務省統計データ [ 利用頻度算出に用いる人口は H25 年 3 月 31 日の値を採用 ] ガソリン単価 ( 移動費用 ) 137 円 /L: 東北 6 県 5 ヵ年 (H18 年度 ~H22 年度 ) 149 円 /L: 東北 6 県 5 ヵ年 (H22 年度 ~H26 年度 ) 時間費用原単位 15.1 円 / 分 H22 年度東北 6 県の時間単位 30.1 円 / 分 余暇時間価値は時間単価の 1/2 15.5 円 / 分 H26 年度東北 6 県の時間単位 31.0 円 / 分 余暇時間価値は時間単価の 1/2 14

費用対効果分析 費用便益比 (B/C) の算出全体事業 残事業 C 費用 建設費 [ 現在価値化 ] 1 533 百万円 27 百万円 維持管理費 [ 現在価値化 ] 2 37 百万円 5 百万円 総費用 3=1+2 570 百万円 32 百万円 B 便益 [ 現在価値化 ] 4 5,472 百万円 44 百万円 便 残存価値 [ 現在価値化 ] 5 3 百万円 0 (0.3) 百万円 益 総便益 6=4+5 5,475 百万円 45 百万円 費用便益比 (CBR) B/C ( 判断基準 :1.0より大きい) 9.6 1.4 純現在価値 (NPV) B-C ( 判断基準 :0 より大きい ) 4,905 百万円 13 百万円 経済的内部収益率 (EIRR) ( 判断基準 :4% 以上 ) 29.5 % 6.3 % 感度分析 ( 全体事業の場合 ) 全体事業 ( 整備期間 :H19~H31) 基本ケース 総費用 C ( 現在価値化 )( 百万円 ) 総便益 B ( 現在価値化 )( 百万円 ) 費用便益比 B/C 感度分析 ( 残事業の場合 ) 残事業 ( 整備期間 :H28~H31) 総費用 C ( 現在価値化 )( 百万円 ) 総便益 B ( 現在価値化 )( 百万円 ) 費用便益比 B/C 総費用 総便益の単位 : 百万円感度分析 残事業費 残工期 便益 +10% -10% +10% -10% +10% -10% 570 573 567 569 571 570 570 5,475 5,475 5,475 5,466 5,484 6,022 4,928 9.6 9.6 9.7 9.6 9.6 10.6 8.7 総費用 総便益の単位 : 百万円 基本ケース 残事業費 感度分析残工期 便益 +10% -10% +10% -10% +10% -10% 32 35 29 31 33 32 32 45 45 45 43 46 49 40 1.4 1.3 1.5 1.4 1.4 1.5 1.3 前回評価 (H24) 時の全体事業 B/C=8.8 項目全体事業残事業 注 ) 表示桁数の関係で計算値が一致しないことがあります 15

地域の協力体制 地域住民との協働による川づくりを実現 (H26 年度 ) 計画段階から地域住民に参加していただき 利活用や維持管理を含めて意見交換 整備完了後は 地域住民と連携し清掃等を実施 荒川クリーンアップ大作戦 ~ 地域住民との連携による清掃活動 ~ 本宮左岸地区まちづくり懇談会 本宮地区まちづくり懇談会による現地視察の状況 16

事業による効果 河川利活用の年間スケジュール 平成 26 年度 河川空間を利用した主な河川利活用 河川空間を利用した主な利活用 4 月荒川ミュージアムスタンプラリー ( ふくしま荒川ミュージアム推進会議 ) うつくしまあるきめです ( うつくしまあるきめです実行委員会 ) ふくしま吾妻山麓花見山ツーデーマーチ ( ふくしま吾妻山麓花見山ツーデーマーチ実行委員会 ) 5 月荒川フェスティバル ( 荒川フェスティバル実行委員会 ) うつくしま みずウォーク福島大会 ( 福島民友新聞社 ) 荒川クリーンアップ大作戦 ( ふるさとの川 荒川づくり協議会 ) 6 月あらかわ ふるさとの川ウォーキング ( あらかわ ふるさとの川ウォーキング実行委員会 ) 8 月本宮市夏祭り ( 本宮市夏祭り運営委員会 ) 10 月荒川クリーンアップ大作戦 ( ふるさとの川 荒川づくり協議会 ) 本宮市秋祭り ( 本宮市観光協会 ) 11 月あづまの郷ウォーク大会 ( あづまの郷ウォーク大会実行委員会 ) 12 月あづま荒川クロスカントリー大会 ( テレビユー福島 ) 1 月どんと焼き ( 本宮 ) 17

事業による効果 河川利用状況 水辺が身近なものとなり 河川利用が活発化 事業を契機にイベント開催が始まる うつくしま みずウォーク福島大会 地蔵原堰堤の管理用通路 ( 渡河施設 ) をコースに含む荒川沿川を巡るウォーキング大会 (5 月開催 ) 福島荒川地区かわまちづくり整備後に参加者が増えている (H18 と H26 で約 800 人増加 ) あらかわ ふるさとの川ウォーキング H20 年から始まった荒川沿川を巡るウォーキング大会 (6 月開催 ) 要所で霞堤の紹介を地元中学生が行っている あづま荒川クロスカントリー大会 H10 年から始まった荒川沿川で行われているクロスカントリー大会 (12 月開催 ) 福島荒川地区かわまちづくり整備後に参加者が増えている (H18 と H26 で約 180 人増加 ) 福島荒川地区かわまちづくり整備 (H19 H24) 福島荒川地区かわまちづくり整備 (H19 H24) (東(日本大震災災)福島荒川地区かわまちづくり整備 (H19 H24) )(東東日日本本大大震震災) ふくしま荒川ミュージアム( 平成 20 年 6 月設立 ) 荒川とその沿川地域に点在する歴史的な治水 砂防施設や地域のイベントなど観光資源を一元的に結びつけ 荒川流域一体をミュージアム ( 博物館 ) ととらえ 価値や魅力を観光の推進と地域活性化 自然境域 学習の場として活用するのが目的 荒川で活動する 観光 商工 教育 地域づくりなどの機関が参加 荒川散策ガイド の作成 配布 案内人養成講座( あらかわ自然学校 ) スタンプラリー 荒川探訪会 清流日本一荒川の土木遺産をめぐるモニターツアー などを行っている 18

事業の進捗状況と今後の見通し 事業の進捗状況 事業実施状況 ( 平成 27 年度末時点 ) (1) 全体事業費 : 約 4.4 億円 (2) 整備済事業費 : 約 4.1 億円 (3) 進捗率 : 約 93%( 事業費ベース ) (4) 残事業費 :0.3 億円 ( 整備予定箇所 ) 今後の事業の見通し 福島荒川地区かわまちづくり は 平成 24 年度に整備を完了し 本宮地区かわまちづくり は 本宮左岸築堤事業 進捗に併せ平成 31 年度には整備完了予定です 事業の実施にあたっては 関係自治体等の関連する施策や事業と調整を図りながら実施する必要があるとともに 整備後の維持管理も含めて地域住民や関係機関との役割分担 利活用方策について協議しながら進める予定です コスト縮減の取り組み 事業により発生した伐採木を活用し 散策路へのウッドチップの敷設や休憩施設への活用などによりコスト縮減を図っています 19

福島県等からの意見 要望 宮城県知事 福島県知事より以下のとおり回答を頂いています 本宮市からは 市が進めるまちづくり計画などと一体となった河川環境整備に対する要望書が提出されています 県 意見 宮城県 対応方針 ( 原案 ) 案のとおり継続で異議ありません 福島県 国の対応方針 ( 原案 ) については 異議ありません なお 引き続き良好な河川環境の形成 維持に努めてください 総事業費の抑制に努めてください 宮城県知事からの回答書 福島県知事からの回答書 20

対応方針 ( 原案 ) 1 事業の必要性に関する視点 本事業は 阿武隈川水系河川整備計画 の基本理念を踏まえ 阿武隈川を軸とした人 自然 社会の調和と活力ある地域の創造を図るため 地域との協力体制を構築し 計画的に整備を実施している また 地元自治体からは地域振興 観光振興の面においても 整備した施設と周辺観光資源などと有機的な連携により地域活性化に資することから さらなる事業の推進が求められています 2 事業の進捗の見込みの視点 これまでに福島荒川地区が完成し 進捗状況は全体で約 93%( 事業費で算出 ) であり 整備予定箇所においても 地元自治体と連携しながら関連事業と一体的に推進することにより 今後も円滑な事業実施が見込まれる 3 コスト縮減の視点 発生材を事業内において有効活用を図り コスト縮減を図っている また 維持管理においても 地域の活動団体により清掃活動に協力を頂いている 4 地方公共団体等の意見 宮城県知事の意見 : 事業継続に対して異議はない旨の回答を頂いている 福島県知事の意見 : 事業継続に対して異議はない旨の回答を頂いている 5 対応方針 ( 原案 ) 事業継続 本事業は 阿武隈川河川整備計画 の基本理念に基づき計画的に事業を実施しており 地域との協力体制も構築されている 地元自治体からは 地域活性化の核になるとともに より良い河川環境を創出する本事業の促進に対する要望があるなど 更なる事業の推進が望まれています 21