Microsoft Word - 円の面積指導案_H24.2.9

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【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

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Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

国語科学習指導案様式(案)

Microsoft Word - 面積指導案(江口先生)

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

s_052小4算数「面積のはかり方と表し方」北総

(2) 児童観実践校の対象児童は, 算数の学習に意欲的に取り組む児童が多く, 与えられた課題に対して一生懸命考えることができる 特に, 作業的, 体験的な活動には熱心に取り組む かけ算やわり算などの計算や筆算の仕方はよく理解しているが, 自力解決の場面においては, 解決の過程を絵や図, 言葉を使って

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

1 付けたい力 方法や理由等を言葉や数 式を用いて説明する力 第 5 学年算数科学習指導案 啓林館版 2 単元名 面積 3 単元目標 三角形や四角形の面積の求め方を考え 説明することができる 三角形や四角形の面積の公式を理解し 面積を求めることができる 三角形の高さと面積などの関係を調べ 比例してい

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

第6学年2組 算数科 学習指導案

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

(Microsoft Word - \217\254_\216Z_5_\216O\214\264\216s\227\247\216O\214\264\217\254.doc)

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2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

第4学年3組  算数科学習指導案

2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

算数科学習指導案 1 単元名三角形と四角形 授業者小澤勇司 2 単元について児童は第 1 学年で, 箱や積み木の面を写し取ったり, 数え棒を使って形を作ったりするなどの活動を通して, 図形の構成要素である辺や頂点 角についての素地的な経験をしている ここでは, 児童が日常使っている さんかく や し

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数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

第 4 学年算数科学習指導案 平成 29 年 10 月 16 日 ( 月 )5 校時 第 4 学年 3 組 36 名 指導者 : 臼井梨峰 研究主題 能動的 協働的な学習活動を通して 自己の学びを確立していく児童の育成 1 単元名 面積のはかり方と表し方 ~ 広さを調べよう ~ ( 東京書籍 ) 2

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

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第○学年○組 ○○科学習指導案

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○数学科 2年 連立方程式

第5学年  算数科学習指導案

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

問 題

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

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分化会 F 第 5 学年単元名 体積 ~ わけを説明する活動を通して 数学的な考え方 を育成する ~ 1 単元の指導にあたって (1) 本単元で育てたい数学的な考え方学習指導要領第 5 学年の内容 [B 量と測定 ] では, 次のように示されている (2) 体積について単位と測定の意味を理解し, 体

第 5 学年算数科指導案 中野区立新井小学校平成 28 年 9 月 7 日 ( 水 ) 第 5 校時第 5 学年 2 組 37 名授業者古矢岳史 平成 28 年 9 月 5 日 ( 月 ) 第 4 校時第 5 学年 1 組 38 名授業者梶田智美 研究主題 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 算数科

第 6 学年 1 組 算数科指導案 平成 年 月 日 ( ) 指導者 在籍児童数 名 1 題材名場合を順序よく整理して 2 題材について本題材では, 具体的な事柄について, 起こり得る全ての場合を適切な観点から図や表などを用いて分類整理し, 落ちや重なりがないように調べることができるようにすることを

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Microsoft Word - 社会科

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平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

第6学年 算数科学習指導案

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

指導案 5年 算数

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<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

平成18年5月11日

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

2 単元名分数 3 単元の目標及び評価規準 (1) 目標 分数の意味とその表し方について理解するとともに 端数部分の大きさや等分してできる部分の大きさなどを表すときに分数を用いることができる (2) 評価規準 分数を用いると 整数で表せない端数部分の大きさや等分してできる大きさなどを表すことが でき

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

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画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

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学年第 3 学年 2 単元名 ( 科目 ) いろいろな関数の導関数 ( 数学 Ⅲ) 3 単元の目標 三角関数 対数関数 指数関数の導関数を求めることができる 第 次導関数の意味を理解し 求めることができる 放物線 楕円 双曲線などの曲線の方程式を微分することができる 4 単元の学習計画 三角関数 対

平成 28 年度山梨県学力把握調査 結果分析資料の見方 調査結果概況 正答数分布グラフ 分布の形状から児童生徒の解答状況が分かります 各学校の集計支援ツールでは, 形状だけでなく, 県のデータとの比較もできます 設問別正答率 無解答率グラフ 設問ごとの, 正答率や無解答率が分かります 正答率の低い設

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(Microsoft Word -

イ乗法に関して成り立つ簡単な性質を調べ, それを乗法九九を構成したり計算の確かめをしたりすることに生かすこと ウ乗法九九について知り,1 位数と1 位数との乗法の計算が確実にできること また, 内容 D 数量関係 (2) 乗法が用いられる場面を式に表したり, 式を読み取ったりすることができるようにす

多いが 自分たちで学習を進めて行こうとする態度は身に付いており 基礎学力の定着につながってきている 指導観指導にあたっては 図形を移動させ等積変形や 倍積変形して求めたり 既習の図形を分割して求めたりする学習を行う その際 既習の考えや 経験をもとに面積の求め方を考えたり 公式をつくったりする過程を

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二等辺三角形の性質 (2) 次の図の の大きさを求めなさい () = P=Q P=R Q 68 R P (2) (3) 五角形 は正五角形 = F 50 F (4) = = (5) === = 80 2 二等辺三角形の頂角の外角を 底角を y で表すとき y を の式で表しなさい y 2-5-2

(3) 指導観本時は 連立方程式の文章題を扱う最初の時間である 方程式の文章題は 個数と代金に関する問題 速さ 時間 道のりに関する問題 割合に関する問題 を扱う これらを解くときには図や表 線分図などを書くことが有効であることを生徒達は昨年度一次方程式の時にも経験している 一元一次方程式を利用する

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<小学校 生活科>

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

2、協同的探究学習について

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

第 3 学年算数科学習指導案 日時対象学校名授業者会場 平成 27 年 7 月 8 日 ( 水 )5 校時 13:40~14:25 第 3 学年均等割クラス 19 名町田市立町田第六小学校 2 階 3 年 1 組教室 1 単元名 かけ算の筆算 ( 学校図書 みんなと学ぶ小学校算数 3 年上 ) 2

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

単元名 算数第 2 学年安芸太田町立加計小学校指導者田尾佐智恵 かけ算 (2) ( 九九をつくろう ) 本単元で育成する資質 能力 伝え合う力 1 日時平成 29 年 1 月 19 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 2 学年男子 7 名女子 15 名計 22 名 3 単元名 かけ算(2) 九九をつ

○学部 ○○科 学習指導案

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

Transcription:

第 6 学年算数科学習指導案 単元名円の面積 ( 啓林館小学校 6 年下 ) 2 単元とその指導について () 教材観本単元では, 曲線で囲まれた図形である円の面積について,c m2の正方形がいくつ分あるか調べたり, 既習の平行四辺形などの面積の求め方と関連付けて考えたりすることを通して円の面積の求め方を理解するとともに, 公式を用いて円の面積を求めることができるようにすることをねらいとしている 円については, 第 3 学年において, 観察, 分類, 構成, 作図などの活動を通して, 中心, 直径, 半径について理解できるようにしている さらに, 第 5 学年において, 直径の長さと円周の長さの関係について, それらの長さを測定するなどして, 円周の直径に対する割合が一定であることを見いださせることで円周率の意味を理解できるようにしている 本単元の内容の関連と発展 年 3 年 5 年 6 年 いろいろな かたち 円と球 円と正多角形 本単元 円の面積 ものの形の観察と弁別, 円の概念と作図, コンパ 正多角形の概念と作図 円の面積の求め方とその公 円の形 スの使い方 円周の求め方とその公式 式 球の概念 年 5 年 面積 面積 面積の概念 三角形, 一般四角形, 平 面積の単位 (c m2, m2,k 行四辺形の面積の求め方 m2,a, ha) とその公式 正方形, 長方形の面積の 台形, ひし形の面積の求め 求め方とその公式 方 (2) 児童観授業を行った学級の児童は, 課題に取り組むときに, 既習事項を使って解決しようとする態度が定着してきている 解決の過程においても, 式と図を関連付けて考えようとすることができるようになってきている 考えを説明することについては, 式や図や言葉を使って相手に伝えようとする態度が見られるようになってきた 円については, 円周の長さが ( 直径 ) ( 円周率 ) であることをよく理解している また, 三角形や四角形など直線で囲まれた図形の求め方についても関心をもって学習を進めることができている これらのことから, 円の面積の求め方について, 具体的な問題場面を設定して, 式や図や言葉で説明したり, 自分の考えの根拠を互いに伝え合ったりする学習の場を設けながら指導すれば理解も深まると考える (3) 指導観 指導に当たっては, これまでに学習してきた図形の面積の求め方について考える学習と同様に, 既習の 長方形や平行四辺形の面積の求め方に帰着させ考えさせることを大切にする

まず, 単元の導入では, 円の面積の見当を付けさせる そこでは, これまでに学習してきた図形の面積 と異なり, 曲線図形である円の面積の見当を付けるのは, 児童にとって難しい そこで, 円の面積は内接 する正方形の面積よりも大きく, 外接する正方形より小さいということを使って, 円の面積が, 半径 半 径の 2 倍より大きく, 倍より小さいことを理解させる その後, 実際に の円の方眼を数える活動 を通して, およその面積を求めさせるようにする そして, 円の面積の公式について考える際には, 円を半径で等分割したおうぎ形を並び替え, 既習の長 方形に変形し, 長方形の面積を求める公式から導くことができることに気付かせる ここでは, 円の分割 の仕方を細かくするにつれて, 徐々に弧が直線に近付き, 全体が長方形に近づくという極限の考えについ ては深入りせず, 感覚的に認めることができる程度にする 円の面積の活用では, 半円やおうぎ形の面積について, それが円の一部である図形であるというイメー ジをもたせた上で, 面積の求め方について友だちどうしで話し合わせるようにする そのことにより, 円 の面積の公式を活用することのよさに気付かせるとともに, その定着を図りたい () 算数的活動について円の面積を求める際に, 面積の見当を付けて, 円の中にcm2の正方形がいくつ分あるか方眼の図を使って調べる活動や, 円を分割して平行四辺形のように変形して既習の面積の公式に帰着して考えるなどの活動を行っていく その際には, 半径や円周と面積との関係について図や具体物から考え, そのことを互いに伝え合わせるようにする また, 円の面積の公式を使って, 半円やおうぎ形などの円の一部である図形の面積について, 式と図を対応させて説明する活動にも取り組ませ, 円の面積の求め方について広げさせるようにする 3 単元の目標 曲線で囲まれた図形である円について, 面積の求め方を理解するとともに, 面積を計算によって求める ことができるようにする 単元の評価規準 () 面積の見当付けや様々な操作活動を通して, 円の面積を既習の図形と関連付けて導きだそうとしている 算数への関心 意欲 態度 (2) 円の半径と面積の関係や円の面積の求め方を考え, 説明している 数学的な考え方 (3) 円の面積を公式を使って求めることができる 数量や図形についての技能 () 必要な部分の長さを使うことで, 円の面積は計算によって求めることができることを理解している 数量や図形についての知識 理解 5 指導計画 ( 全 5 時間 ) 小単 時学習のめあてと主な学習活動 算数的活動 評価規準 元 数 円 半径 0 cmの円の面積について, 見 関 正方形を使って, 円の面積のおよそ の面 / 5 当をつけてみよう 探究的な活動 説明する活動 の大きさの見当を付けようとしている 積 円の面積は, 辺の長さが半径に等しい正方形の2 倍と 倍の間にあることについて考える

2 / 5 3 / 技方眼の図を使って, およその円の面円の面積について, 方眼を使って 作業的な活動積を求めることができる 調べよう 探究的な活動知円の面積は, 半径を 辺とする正方 方眼の図を使って円の面積を求める 形の面積の約 3. 倍であることを理解している 円の面積は, 半径を 辺とする正方形の面積の何倍の大きさになっているか考える 円の面積の公式をつくってみよう 関 円の面積を, 既習の図形に変形して 作業的な活動 求めようとしている 5 円を 6 等分したおうぎ形を並べ, その形から面積を推測する 説明する活動 考 円の面積の求め方について考え, 説明している 既習の図形と関連付けて円の面積の公式を考える 円 円の面積の公式を使って, 面積を求 技 円の面積の公式を使って, 面積を求 の / めよう 表現する活動 めることができる 面 5 説明する活動 知 半径の長さを調べることで, 円の面 積 円の公式を使って, おうぎ形の面積 積は計算で求められることを理解して を の求め方について考える いる 使 5 式から面積の求め方を考え, 説明し 考 面積を求めた式を読み取り, その考 っ / よう 応用する活動 え方を式と図を結びつけて説明してい て 5( 説明する活動る 本時 面積を求めた式を読み取り, どのよ)うな求め方をしたのか説明する ( ア ) 応用する活動として, 円の の形や三角形などに着眼させ, 既習の面積の求め方を使って図形の 6 指導の実際 (5/5 時 ) 式から面積の求め方を考え, 説明しよう () 本時の目標 面積を求めた式を読み取り, その考え方を式と図とを結びつけて説明している 数学的な考え方 (2) 主な算数的活動について 面積の求め方について考えさせる ( イ ) 説明する活動として, 面積を求めた式から, その考え方を読み取り, 式や図や言葉を使って説明させ る (3) 本時の展開 過 学 習 活 動 指導上の留意点 評価規準と評価方法 程 ( 算数的活動 ) 算数的活動の指導にかかわる留意点 つ 前時までの学習を振り返る 円の面積や円の半分の形の面積の求め方について, か 掲示物を使って振り返る む 2 本時の問題を知り, 課題をとらえる 問題の図を提示し, 図の中にどんな形を見付けるこ とができそうか考えさせる

[ 問題 ] Aさん,Bさん,Cさんが, 次の図の色をつけた部分の面積の求め方を紹介しました どのような求め 方をしたのか, 式を読み取り, 図や言葉を使って説明しましょう Aさん 図 78.5-50=28.5 Bさん 28.5 2=57 00-78.5=2.5 2.5 2=3 0 cm 00-3=57 Cさん 78.5+78.5-00=57 0 cm 見 通 す 式から面積の求め方を考え, 説明しよう 3 解決の見通しをもつ 式の 00,78.5,50 の数値はどこの部分の面 0 cm 積を表しているのかについて考える 0 cm 正方形 0 cm 半径 0 cmの円の の形 0 cm 問題の図の面積を求めた式 (Aさん,Bさん,Cさ ん ) を提示する そして, 今回の学習は他者の考えた 式を読み取る学習であることを伝える 問題の図で, 既習の面積の公式を使うことで, すぐ に求められそうな部分について考えさせる 円の の形がかくれていることに気付くことが できるように, 具体物を用いて確認する 00 は正方形の面積,78.5 は半径 0 cmの円の の 面積,50 は底辺が 0 cmで高さが 0 cmの直角二等辺三 角形の面積であることについて, 既習の面積の求め方 を使って計算し確認する 0 cm 0 cm 直角二等辺三角形 円の の形の面積を確認する様子 自力解決 自力解決をする Aさん,Bさん,C さんの面積を求めた式を読み取り, 式や図や言葉を使って表す ( ア ) 既習の面積の公式 ( 円や三角形など ) を使って複雑な図形の面積の求め方について考えさせる ( ア ) A,B,Cの3 人の中で, 自分が取り組みやすい考えから式を読み取らせるようにする また, この後の学び合いの活動で友だちに説明させるために, ノートに式, 図, 言葉などを使って記述するようにさせる

< 予想される児童の考え> Aさんの式について, 図をかき, 式と関連付けて考える 課題の解決が困難な児童については, ヒントコーナーを設けて利用させる ヒントコーナーでは, 正方形, 円のの形, 直角ニ等辺三角形の具体物を用意し ておく 2 78.5-50=28.5 2 28.5 2=57 Cさんの式について, 図をかき, 式と関連付けて考える 2 ヒントコーナーの様子 学び合い 78.5+78.5-00=57 2 5 自分の考えをグループでお互いに説明し合う 式や図や言葉を関連付けて考えたことをお互いに伝え合う ( イ ) 児童が実際にノートにかいた考え 式と図を対応させながら説明をさせ, 間違っていないかお互いに確かめさせる ( イ ) 友だちと考えを交流して新しく分かったことはノートにメモさせる ( イ ) 面積を求めた式を読み取り, その考え方を式と図を結びつけて説明している 数学的な考え方 [ ノート, 行動観察 ] 6 グループでお互いに説明し合うことで, 明ら かになった考え方や方法のよさについて全体 の場で伝え合う 図形の面積を求めるために考えた,AさんからCさんの考え方や方法のよさについて伝え合わせるようにする また, 聞いていて分かりやすい説明の仕方についても紹介させるようにする 重なる部分を抜き取る方法のよさについて全体で確認する 円のの形の2つ分から三角形を抜き取る方法の よさについて全体で確認する

児童が実際にノートにかいた考え 全体の場で説明している様子 ま と め 7 本時の学習をまとめる <まとめ> 複雑な形の面積も, 形の組み合わせ方を考えると, これまで学習した面積の公式を使って求めることができる 複合図形の面積でも, 既習の図形を組み合わせを考え, 既習の求積公式を使って考えることができることをまとめる 8 本時の学習を算数日記にまとめる 児童が実際に書いた算数日記の例 授業で分かったことや感想, これから気を付けたいことやさらに調べてみたいことなどを書かせるようにする 児童が実際に書いた算数日記の例

円の面積めあて式から面積の求め方を考え, 説明しよう 問題 zz Aさん Bさん C さん Aさん,Bさん,Cさんが, 次の図の色をつけた部分の面積の求め方を紹介しました どのような求め方をしたのか, 式を読み取 り, 図や言葉を使って説明しましょう 0 cm 0 cm 考えを, 式や図や言葉を使って説明しよう 見通し 正方形の面積の式 0 0=00 円の の形の面積の式 0 0 3. =78.5 直角三角形の面積の式 0 0 2=50 78.5-50=28.5 2 28.5 2=57 2 円のの形と三角形 を使うとよい もとの図形に線を引くと考えやすいな 00-78.5=2.5 78.5+78.5-00=57 2 2 2.5 2=3 3 00-3=57 2 3 正方形と円のの形を 使うとよい いらない部分をぬき取るとよい 2 正方形と円のの形 を使うとよい 重なりを引くとよい 三角形を引くという方法もある <まとめ> 複雑な形の面積も, 形の組み合わせ方を考えると, これまで学習した面積の公式を使っって求めることができる () 実践後の授業者の振り返りと指導導のポイント 児童はこれまでに, 円の面積の公式を使って, 円の半分や円の きている 本時の学習では, この様な既習経験を生かして, 円の た式を読み取り, 図や言葉を使っって, その考え方を説明することをねらいとしている ただし, 曲線のあ る図形の求積については, 戸惑いを感じ, その方法についても見当が付けにくいと考える そこで, どん な形がありそうか どんな面積のの求め方が活用できそうか などについて話し合合わせることが必要になっ てくる その際は, 円の 5/5 時の板書 の面積の求求め方について学習をして の形を組み合わせた形の面積を求め の形, 正方形, 三角形の具体物を使ったり, これまでに学習した面積の公式 を記した教室掲示を確認したりすることで, 見通しがもてるようにすることが必必要である 自力解決 の段階では, 面積積を求めた式を読み取り, 図や言葉を使って考えさせるようにする その際には, 図形に線をかき入れることで, 既習の面積の求め方を活用することに気気付かせたり, ヒントコーナーに具体物を用意しておき, 必要に応じて使って考えたりすることができるようにしておく また, 学び合いの段階で, 説明することを意識させ, 考えを整理させたり式や図に言葉や番号や矢印などかき入れさせたりする この様に, 既習の面積の求め方を基に筋道を立てて考えることができるようにすることが大切である 学び合い の段階では, 自力力解決時のノートを振り返らせ, 式と図を関連付付けて分かりやすく説明させるようにする そのためには, 式が図のどの面積の部分を表しているか指で示示したり, 図になどの番号をかいて説明したりするといっった, 相手に伝えるための工夫が必要である また, 本時において児童に理解させたいA,B,C の面積の求求め方は, 全ての児童が自力解決のときに分かるわけではない そこで, 分からなかった考えを学ぶために, 異なった考え同士で集まり考えを伝え合うようにした 三色のカードをもたせ, 意思表示をさせる ( 考えをつもてた場合は赤,2つは青,3つは黄 ) ことで, グループを作

る際の目安とした そして, 全体では, グループで学び合ったことを基に, それぞれの考え方の共通点や相違点を明らかにしてそれぞれの考え方のよさについて話し合う活動を行った 児童自身の気付きを基にして いらない部分を抜き取る方法 重なった部分を引く方法 など, それぞれの考えのよさを全体に広げていくことが大切である まとめる 段階では, 曲線のある図形を組み合わせた形の面積でも, 既習の図形を見いだし, その組み合わせを考え, 既習の求積公式を使うことで求めることができることについてまとめる また, 聞いてみて, 分かりやすかった説明の仕方についてもふれ, 考えを説明することへの意欲を高めていくことは, 数学的な思考力 判断力 表現力を育成する上で大切にしたいことである