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調査要領 1. 調査の目的 : 人口減少による労働力不足が懸念されるなかで 昨年 4 月には女性活躍推進法 ( 正式名称 : 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ) が施行されるなど 女性の社会進出がさらに進むことが期待されている そこで 女性の活躍に向けた取り組み状況について調査を実施す

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中小企業の雇用・賃金に関する調査結果(全国中小企業動向調査(中小企業編)2015年10-12月期特別調査)

第 3 章 雇用管理の動向と勤労者生活 ては 50 歳台まで上昇する賃金カーブを描いており 他の国々に比して その上昇テンポも大きい また 第 3 (3) 2 図により勤続年数階級別に賃金カーブをみても 男女ともに 上昇カーブを描いており 男性において特に その傾きは大きくなっている なお 女性につ

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働

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2. 中途採用をしたことがあるか 中途採用をしたことがある企業は 全体の 95% で あった 調査対象を 右表の 7 つの業種グループに 分類してそれぞれの傾向を分析すると 建設業 運 輸業 サービス業ではすべての企業が中途採用をし たことがあると回答した その他の業種グループで も 9 割前後の企

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3 特許保有数 図表 Ⅰ-3 調査対象者の特許保有数 Ⅱ. 分析結果 1. 減免制度 (1) 減免制度の利用状況本調査研究のヒアリング対象の中小企業が利用している法律別の減免制度の利用状況を 図表 Ⅱ-1 に示す 企業数は延べ数でカウントしている 図表 Ⅱ-1 減免制度の利用状況 この結果から 産業

(2) 労働者人口の減少 一方労働人口は減少しつつあり 推計値では 2025 年には 6300 万人まで減少見込みとなっております 問題点 以下のような状況の中で今後どのように労働者を確保して 企業を活性化させるか? 条件 1 労働者人口が減少する 2 フルタイム労働者が減る 3 未熟練従業員が増え

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2 外国人労働者の属性 (1) 国籍別にみると 中国 ( 香港等を含む 以下同じ ) が全体の 57.4% を占め 次いで フィリピンが 15.0% となっている また ベトナムについては対前年同期比で 62 人 (52.1%) 増加しており 同 181 人 (4.2%) を占めている 図 1 別表

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(2) 次に これを従業員規模別にみると 100 人以上の企業と 100 人以下の企業とでは傾向が大きく違っている 総じて言えば 規模の大きい企業では減らしているとする企業の割合が多く 規模の小さな企業では増やすか 減らすとしても 減らすと回答する企業は非常に少なくなる傾向にある (4) 総じて言え

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

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Ⅰ 調査目的 中小企業で外国人労働者を雇用する例が広くみられるようになっている 背景には生産年齢人口の減少だけではなく 海外展開や訪日観光客の受け入れといった中小企業経営の国際化もある 人手不足への対応として導入が進んだ外国人労働者であるが しだいに企業の成長や事業展開に欠かせなくなってきていると考

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(3) お住まいはどちらですか?( 単身赴任の場合は家族の居住地 ) 住まいは 名古屋市内 が 40.8% 名古屋市外 が 59.2% である 図 36 住まい 名古屋市外 59.2 n=191 名古屋市内 40.8 (4) ご家族 家族は 核家族 ( 二世代 子どもと親のみ ) が 49.7% と

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2018年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

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平成22年7月30日

Transcription:

平成 22 年度産業経済研究委託事業 多様な雇用形態と産業界への影響に関する実態調査 報告書 平成 23 年 2 月 1

目次 本論 1. 実態調査の目的と実施概要... 1 2. 有期契約労働者の契約更新 勤続年数の現状... 1 3. 一時的 短期的な有期契約労働者の活用にかかる論点... 4 4. 勤続年数上限 更新回数上限にかかる論点... 6 5. 正社員との均等 均衡処遇について... 11 6. 中間的雇用形態にかかる論点... 11 資料編 Ⅰ. 今後の多様な働き方に関するアンケート調査結果... 12 1. 実施概要... 12 2. 事業所での有期契約社員の活用状況について... 13 3. 一時的 臨時的な事業の増加対応に限定された場合の主要雇用区分の有期契約社員の活用について... 43 4. 通算勤続年数上限が 2 年 となる場合の主要雇用区分の有期契約社員の活用について... 55 5. 通算勤続年数上限が 5 年 となる場合の主要雇用区分の有期契約社員の活用について... 64 6. 勤続年数と更新回数のいずれにも上限が課された場合の主要雇用区分の有期契約社員の活用について... 72 7. 通算での勤続年数上限が 2 年 その間の更新回数上限が 3 回 に限定された場合の主要雇用区分の有期契約社員の活用について... 78 8. 主要雇用区分の有期契約社員の処遇 活用 人材育成について... 101 9. 事業所における正社員の雇用形態の多様化について... 111 10. 回答事業所の概要... 137 Ⅱ. 中間的雇用形態に関する事例... 1463 Ⅲ. ヒアリング実施概要... 146

本 論

本論 1. 実態調査の目的と実施概要本調査は 産業界における多様な雇用形態の活用状況を把握し 今後の制度の在り方が産業界にどのような影響を及ぼすかを把握することを目的としている 本目的を達するために 産業界に対するアンケート調査 及びヒアリング調査を実施した その概要は以下の通りである -アンケート調査: 有期契約社員を多く活用する業種 及び製造業の 5,500 事業所 企業に対して実施 回収数は 1,347 件 ( 回収率 24.5%) -ヒアリング調査: 有期契約社員を活用する企業 (15 社 ) とその関連団体 及び学識経験者に対して実施 2. 有期契約労働者の契約更新 勤続年数の現状 (1) 契約期間 契約更新回数 契約更新回数上限 契約更新が 3 回を超えて活用する理由 11 回当たりの契約期間 ( アンケート調査結果 )( 図表 3) -1 回あたりの契約期間はいずれも業種でも 1 年 が過半数を占め最も多い - 製造業 では 6~11 か月 が 30.1% 5 か月以内 が 13.5% と他の業種よりも多い - 規模別には 事業所の従業員数別 全社の正社員数別 主要雇用区分の有期契約社員数別のいずれでみても 概ね規模が大きいほど 5 か月以内 と 6~11 か月 を合わせた割合が高くなる - 事業所の種類別には 店舗 物流センター 工場 では 5 か月以内 と 6 ~11 か月 を合わせると ほぼ半数となる ( ヒアリング調査結果 ) -1 回あたりの契約期間は 6か月 から 1 年 が多かったが 各企業において 需要の動向 評価の時期 従業員の考えなどを考慮して 契約期間をそれぞれ設定している ( 製造業 小売 飲食 ) - 有期契約労働者本人からも 自信の働き方に合わせるために より短期の契約を望むケースも見られた 必ずしも長期の契約期間を望まない人も多いとのことだった ( 製造業 小売 飲食 ) 1

2 契約更新回数 ( アンケート調査結果 )( 図表 5) - 最も多い契約更新回数は 1 回 ~ 10 回以上 まで様々だが 3 回以上 で括ると約 8 割を占める - 比較的規模の大きい 小売 飲食 の 店舗 で活用されている有期契約社員において 契約更新回数が 10 回以上 の割合が高いことが窺われる 具体的には 小売 飲食 宿泊業 (39.7%) 店舗 (49.1%) 主要雇用区分の有期契約社員数 100~299 人 ( 49.1% ) ( ヒアリング調査結果 ) - 多くの企業では更新回数は個々の有期契約社員によって様々であるが 長期の勤続年数の社員の場合には 複数回の更新が繰り返されているケースが多く見られた ( 製造業 小売 飲食 ) 3 更新回数の上限設定 ( アンケート調査結果 )( 図表 4) - 回答全体では 契約更新回数に 上限は設定していない が 81.4% と高い - 業種別には大きな違いはないが 小売 飲食 宿泊 では 上限は設定していない が 88.2% と特に高い - 事業所の従業員数が 1,000 人以上 全社の正社員数が 5,000 人以上 では 更新回数に 上限を設定している ( 該当する各カテゴリの和 ) は 3~4 割以上と高くなっている - 事業所の種類別には 物流センター 工場 で 上限を設定している ( 該当する各カテゴリの和 ) は 2 割を超えやや高い ( ヒアリング調査結果 ) - 更新回数の上限を設定している企業はなかった ( 通算勤続年数に上限を設定してお り その結果として更新回数に上限が生じるケースは除く ) 4 更新回数が 3 回以上のケースが多いにもかかわらず 正社員として雇用しない理由 ( アンケート調査結果 )( 図表 6) - 回答全体では 勤務時間が短かったり 勤務日数が少ないから が 5 割を超え多い - 属性別には 業種別には 小売 飲食店 宿泊 で 事業所の種類別には 店舗 で また 事業所の従業員数 もしくは主要雇用区分の有期契約社員数が多い事業所で 勤務時間が短かったり 勤務日数が少ないから 正社員とは仕事内容 2

が異なるから 人件費を抑制したいから を挙げる割合がそれぞれ高くなる傾向がみられる ( ヒアリング調査結果 ) - 有期契約社員の活用目的としては 短期的な需要変動への対応よりも むしろ 一日の勤務時間が短い あるいは 勤務日数が少ないと言った勤務を希望する人への対応のため あるいは補助的な作業のためなど 正社員とは役割や労働条件が異なる雇用区分として 有期契約社員を位置づけているケースが多い ( 製造業 小売 飲食 ) (2) 勤続年数 勤続年数上限 1 最も多い勤続年数 ( アンケート調査結果 )( 図表 7) - 最も多い通算勤続年数は 1 年超 ~3 年以内 ~ 5 年超 ~10 年以内 に広がっている - 業種別では大きな違いはみられないが 小売 飲食 宿泊 では 10 年超 18.3% 5 年超 ~10 年以内 24.2% と 他の業種よりも通算勤続年数が長い傾向がみられる - 規模別には 事業所の従業員数が 1,000 人以上 全社の正社員数が 5,000 人以上 主要雇用区分の有期契約社員数が 300 人以上 になると 3 年以内 ( のカテゴリの和 ) がいずれも多くを占め それ以下の規模よりも短い期間での活用が多い - 事業所の種類別には 店舗 では 10 年超 18.5% 5 年超 ~10 年以内 31.5% と これらを合わせると半数となり勤続年数が長い ( ヒアリング調査結果 ) - 勤続年数は様々であるが 最初の 1 年以内の離職者は多い その後は 長く務める 人が多い 10 年以上の勤続の人もかなりいる ( 製造業 小売 飲食 ) 2 期待する勤続年数 ( アンケート調査結果 )( 図表 9) - 期待する勤続年数については 回答全体では 可能な限り働いて欲しい が 52.5% と過半数を占める - 業種別には 小売 飲食 宿泊 医療 福祉 で 可能な限り働いて欲しい が それぞれ 60.4% 66.4% と多くなっている - 規模別には 事業所の従業員数 が 10~29 人 と 1,000 人以上 において 3

可能な限り働いて欲しい の割合が低い 特に 事業所の従業員数が 1,000 人以上 では 1 年超 ~3 年以内 が 29.6% 3 年超 ~5 年以内 が 18.5% と高い - 事業所の種類別には 店舗 物流センター において 上限は設定していない が それぞれ 66.7% 64.7% と多い ( ヒアリング調査結果 ) - 基本的には業務に慣れて 意欲の高い人に長く務めて欲しいと考えている ( 製造 業 小売 飲食 ) 3 勤続年数の上限設定 ( アンケート調査結果 )( 図表 8) - 勤続年数の上限設定については 回答全体では 上限は設定していない が 86.2% と多くを占める - 業種別には 小売 飲食 宿泊 では 上限は設定していない が 95.5% と特に高い - 反対に 大規模な工場では 3 か月超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 の割合が高くなっている 具体的に 5 年以内 の上限を設定している割合をみると 事業所の従業員数が 1,000 人以上 では 35.7% 会社全体の正社員数が 5,000 人以上 では 35.0% 事業所の種類が 工場 では 21.8% となっている ( ヒアリング調査結果 ) - 製造業では 3 年を超える勤続は 無期雇用と同等と見なされるとの判断から 2 年 11 か月で雇い止めをするケースが複数みられた ( 製造業 ) -ただし 実際には 期間途中の更新時点で 更新せずに自発的に離職する割合もかなりいるとの指摘であった ( 製造業 ) - 勤続年数に上限を設けていないところでは 長い場合 10 年を超えて勤務している有期契約社員も多くいるとのことであった ( 製造業 小売 飲食 ) 3. 一時的 短期的な有期契約労働者の活用にかかる論点 (1) 一時的 短期的な有期契約労働者の割合 ( アンケート調査結果 )( 図表 10) - 一時的 臨時的な事業の増加への対応として雇用している割合については 回答全体では 24.2%( 1 割程度 と 2 割程度 の合計 以下同じ ) であった 反対に 一時的 臨時的でない活用の割合 ( 該当者はいない の割合 以下同様) が 75.8% と全体の 4 分の 3 を占める 4

- 業種別には 製造業 では 一時的 臨時的な事業の増加への対応として雇用している割合が 32.2% と他の業種に比べて多い 逆に 運輸業 医療 福祉 では その割合は それぞれ 20.2% 17.2% と少なく 逆に一時的 臨時的ではない活用の割合が 8 割を超えて多くなっている - 規模別には 事業所の従業員数 事業所の主要雇用区分の有期契約社員数が多いほど 一時的 臨時的な事業の増加への対応として雇用している割合が大きくなっている 逆に言えば 事業所の事業所の従業員数 事業所の主要雇用区分の有期契約社員数が少ないほど 一時的 臨時的ではない活用の割合が高くなる傾向がみられる - 事業種類別には 工場 において 一時的 臨時的な事業の増加への対応として雇用している割合が 32.1% と多く 逆に 物流センター では この割合は 11.8% と少ない ( ヒアリング調査結果 ) - 一時的 臨時的な事業の増加に対しては 短期の有期契約社員や派遣労働者を活用している ( 製造業 小売業 飲食店 ) - 一方で 短期的な需要変動に対して 中期的 (6 ヶ月ごと ) な採用計画で調整している ( 製造業 ) (2) 一時的 短期的な活用に限定された際の影響 1 事業活動への支障の度合い ( 図表 6,11) ( アンケート調査結果 ) - 有期契約社員を活用する理由として 勤務時間が短かったり 出勤日数が少ない 正社員とは仕事内容が異なるから 人件費を抑制したいから などであることが窺われることから 一時的 臨時的な活用ではないケースが多いと考えられる そのため 一時的 倫理的な活用に限定することは 事業活動への支障が相当大きいことが考えられる - 回答全体として 事業活動には支障がない 3 割弱となっており 逆に7 割以上には何らかの支障が生じることになる - 業種別には 製造業 において 事業活動に何らかの支障がある割合が 76.9% となっており 他の業種での割合よりも高い - 規模別には 事業所の従業員数 事業所の主要雇用区分の有期契約社員数が多くなるほど 事業活動に支障があるとする割合が顕著に大きくなっている 特に 主要雇用区分の有期契約社員数が 300 人以上 では 事業規模を縮小せざるを得ない が 2 割程度に達している - 一方で 事業所規模ではなく会社全体の規模との関係は明確ではなく 中小企業で 5

も大企業と同じように 事業活動に支障が生じることが懸念される - 事業所の種類別には 店舗 では 事業規模を縮小せざるを得ない が 24.5% と 特に支障の度合いが大きいことが窺われる 2 人材活用への影響 ( 図表 12) ( アンケート調査結果 ) - 主要雇用区分の有期契約社員の数については 3~4 割減少 が 23.1% 1~2 割減少 が 10.2% 合わせて 33.3% が減少するとしている - 業種別には 製造業 で 減少する ( 3~4 割減少 と 1~2 割減少 の合計 以下同様 ) が約 4 割と他の業種での割合よりも大きい - 規模別には 事業所の従業員数 会社全体の正社員数 事業所の主要雇用区分の契約社員数のいずれでも 人数が多いほど 減少する 割合が高い傾向がみられる 例えば 事業所の従業員数が 1,000 人以上 会社全体の正社員数が 5,000 人以上 では ほぼ半数が 減少する としている - 事業所の種類別には 店舗 物流センター 工場 で 減少する 割合が高いが4 割前後と高い 主に現業部門での有期契約社員の雇用が失われる可能性が考えられる 3 中期的な事業の不確実性への対応について ( ヒアリング調査結果 ) - 一時的 臨時的でない理由で有期契約社員を活用しており 一時的 短期的な事業の増加に対応するために限定されると 有期契約社員の活用は極めて困難となるケースが多い ( 製造業 小売 飲食 ) - 一時的 短期的な需要変動に加えて あるいは 一時的 短期的な需要変動以上に 中期的な (1,2 年後の ) 将来の需要の不確実性 ( 具体的には 製造業であれば グローバル化の進展による生産等の海外移転の促進 小売 飲食であれば 競争環境の変化に伴う退店など ) を指摘している 現時点では需要はあっても 将来 こうした不確実性の要因が顕在化したとき 雇用調整の難しい正社員雇用で対応することは 非常に困難を伴うとの指摘がなされた ( 製造業 小売 飲食 ) 4. 勤続年数上限 更新回数上限にかかる論点 (1) 勤続期間上限に該当する割合 ( アンケート調査結果 )( 図表 7) - 最も多い通算勤続年数をみると 勤続年数 2 年以内 は概ね 2~3 割 5 年以内 は概ね 6~7 割となっている 従って 勤続年上限として 2 年 が課されると 7~8 割の有期契約社員に影響が生じることが想定される 6

- 業種別には 大きな違いはみられない - 規模別には 事業所の従業員数が 1,000 人以上 会社全体の正社員数が 5,000 人以上 では 勤続年数 2 年以内 は概ね 4 割と考えられることから 従って 勤続年上限として 2 年 が課されたときの影響は それ以下の規模に比べて 相対的には小さいと考えられる この結果は 勤続年数の上限設定をしている特徴とも一致している - 事業の種類別には 店舗 では 勤続年数 2 年以内 は概ね 1~2 割と想定され また 勤続年数の上限設定をしている割合も低いことから 勤続年数上限として 2 年 が課されると 店舗 の 8~9 割の有期契約社員に影響が生じることが想定される ( ヒアリング調査結果 ) - 勤続年数上限を設定していない企業では 長い勤続年数の有期契約社員がかなり多いことが指摘されている 特に 長期間勤務している有期契約社員の中には 意欲 能力が高いが 柔軟な働き方 ( 一日の勤務時間が短い あるいは 勤務日数が少ない ) を自ら選んでいる ( 正社員への転換を望まない ) 有期契約社員が多くいるとの指摘が多くなされた ( 小売 飲食 ) (2) 勤続期間上限 更新回数上限に該当する割合 ( アンケート調査結果 )( 図表 17) - 勤続年数 2 年以内 かつ その間の更新回数 3 回以内の割合の分布をみると 1 割程度以下 2 割程度 を合わせて半数を占める この分布から 回答事業所の平均割合を算出したところ 30% 程度となった 逆に言えば 勤続年数上限 2 年 その間の更新回数 3 回以内 にあてはまらない有期契約社員が 70% 程度いることが想定される - 次に 勤続年数 5 年以内 かつ その間の更新回数 3 回以内の割合の分布をみると 1 割程度以下 2 割程度 を合わせて 4 割程度を占める この分布から 回答事業所の平均割合を算出したところ 40% 程度となった 逆に言えば 勤続年数上限 5 年 その間の更新回数 3 回以内 にあてはまらない有期契約社員が 60% 程度いることが想定される -いずれの場合にも 業種別には大きな違いはみられないが 規模別には 事業所の従業員数 事業所の主要雇用区分の有期契約社員数が少ないほど 勤続年数 2 年 ( あるいは 5 年 ) 以内 かつ その間の更新回数 3 回以内の割合が 1 割程度以下 が多くなる 従って 逆に言えば 勤続年数上限 2 年 その間の更新回数 3 回以内 にあてはまらない有期契約社員の割合が その分大きくなる 影響が大きいことが想定される 7

(3) 勤続年数上限 更新回数上限が課された際の影響 1 勤続年数上限 2 年 の場合 ( 図表 13 図表 14) ( アンケート調査結果 ) - 勤続年数上限が 2 年 となると 事業活動に支障はない は 19.6% に過ぎず 8 割以上が事業活動に支障があると考えている 支障に対して 多くは 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応する と考えている - 業種別には大きな違いは見られないが 小売 飲食 宿泊 では 事業規模を縮小せざるを得ない が 17.4% と多くなっている - 規模別には 事業所の従業員数 事業所の主要雇用区分の有期契約社員数 が大きくなるほど 事業活動に支障があると考える割合は大きくなる - 事業の種類別には 店舗 では 事業活動を縮小せざるを得ない が 35.8% に達する - 勤続年数上限が 2 年 となると 主要雇用区分の有期契約社員の数については 3~4 割減少 が 23.0% 1~2 割減少 が 13.5% 合わせて 36.5% が減少するとしている - 業種別には 小売 飲食 宿泊 医療 福祉 で 主要雇用区分の有期契約社員の数が 減少する との回答割合が大きい - 規模別には 事業所の従業員数が 300~999 人 事業所の主要雇用区分の有期契約社員数が 50~299 人 では 3~4 割減少 が 30% を超えるなど 有期契約社員を多く活用する現場での減少が大きいことが分かる - 事業の種類別には 店舗 物流センター で 3~4 割減少 が 30% を超え これに 1~2 割減少 を合わせるとほぼ半数に達する 2 勤続年数上限 5 年 の場合 ( 図表 15) ( アンケート調査結果 ) - 勤続年数上限が 5 年 となると 事業活動に支障はない は 39.4% となり 勤続年数上限が 2 年 の約 2 倍となる - 属性別の影響は 先にみた 2 年 の時の傾向に一致している 3 勤続年数上限 かつ その期間内の更新回数上限の場合 ( 図表 19~23) ( アンケート調査結果 ) - 勤続年数上限に加えて その期間内の更新回数上限が課された場合の影響については 勤続年数上限のみが課されたときの影響とほぼ一致している - 更新回数制限に関しては 多くの企業は 勤続年数上限ぎりぎりまで活用することを優先しており 1 回あたりの契約期間は調整するとの回答傾向がみられる ただし ヒアリングで指摘されたように この点には留意が必要である 8

4 勤続年数上限 かつ その期間内の更新回数上限の場合の契約期間の設定 ( ヒアリング調査結果 ) - 契約期間を 6 ヶ月にしているあるヒアリング企業では これが 会社 労働者ともに適切な期間と考えている この企業では 有期契約社員に対しても スキルアップなどの研修を行い また 職場でのイベントなどにも積極的に参加してもらって非正規社員を含めた職場の一体感を出したいと考えており こうした効果が出るには 3 ヶ月は短く 6 ヶ月程度の雇用期間は必要と考えている 一方で 有期契約社員のかなりの割合が半年で辞めており 1 年間の契約は拘束感を覚えるのではないかとのことであった ( 製造業 ) - 別の企業でも 多様な働き方を望む有期契約社員の多くが 長期の契約を望まないとの意見が複数聞かれた ( 製造業 小売 飲食 ) - 上記の会社側 労働者側双方の意識に加えて 人物を適切に判断するためにも あ現在の契約期間を設定しており 更新回数の制限は支障が大きいとの指摘があった ( 製造業 小売 飲食 ) (4) 有期契約の勤続年数の上限設定と それを上回った場合の無期雇用義務の影響 1 勤続年数上限を超えて 有期契約社員を活用した場合 期間の定めのない雇用としなければならなくなったとした場合の企業の意見 ( ヒアリング調査結果 ) - 現状においても 更新回数が繰り返されている場合には 雇い止めは難しいと考えているが それでも 期間の定めのない雇用にすることには大きな懸念がある ( 製造業 小売 飲食 ) - 仮に 雇用期間以外のすべての労働条件について 現状 ( 有期 ) と変わらないのであれば 受け入れられるかもしれない しかし 法的な論点が整理されることや 法的な予見可能性が高められる必要があり そうしたことがないと 現実に期間の定めのない雇用に出来るか心配である ( 小売 飲食 ) - 例えば 工場であれば需要の減少 店舗であれば周辺の競争環境の変化による需要減や退店などに対して 労働条件 ( 具体的には 労働時間 勤務日 ) を 現状の契約更新の際に行うように 一定期間毎に検討できるのだろうか 育児 介護など個人の事情に合わせた働き方を希望している有期契約社員も多数いる中で 労働条件の選択肢を狭めてしまいかねない ( 製造業 小売 飲食 ) -また 退店などの際に 現在の正社員と同レベルの解雇の要件が必要となれば 経営環境の変化に柔軟に対応できなくなる 店舗間の従業員の配置転換にどこまで配慮しなければならないのか 採用や更新での基準を厳しくならざるを得なくなる ( 小売 飲食 ) - 無期雇用となったとした場合 退職金 福利厚生などについて 現在の正社員と同 9

等レベルを求められ 結果的に非常に高コストになるのではないか ( 小売 飲食 ) - 企業としては 中期的な需要の不確実性に対して柔軟に対応出来ることは重要である ( 製造業 ) - 出来るだけ長く務めて欲しいが 同時に 柔軟な対応の余地を確保することも重要である 長期的な雇用と ある程度の柔軟性を両立していきたい ( 製造業 小売 飲食 ) - 無期雇用としなければならなくなった場合には 有期契約で採用して後 最初の更新時など早期に選抜を行わざるを得ない その結果 一部の無期雇用 ( 正社員登用を含む ) と 多くの短期間勤務 ( 勤続年数上限以下 ) に分かれてしまうのではないか そうなると 人材育成面からも支障は出かねない ( 小売 飲食 ) - 仮に 上限に達した場合 無条件で無期雇用しなければならなくなったとした場合には 有期契約期間中に選抜を行うことになろうが その際には 合理的な理由が求められ 非常に苦慮するのではないか そうなると そもそも 全員を勤続年上限内で活用する方法にならざるを得ないのではないか ( 小売 飲食 ) -また 勤務時間や出勤日数が短い就業を自ら希望して有期契約を選んでいる人も多く そうした社員が無期化を望んでいるのかどうかは不明である ( 製造 小売 飲食 ) (5) 勤続年数上限が課された際の人材育成 人材確保への影響 ( アンケート調査結果 )( 図表 26) - 有期雇用契約の勤続可能年数に制限を設けた場合の 主要雇用区分の有期契約社員の処遇 人材育成の方針への影響 ( 変化 ) については 勤続可能年数が 2 年 と 5 年 で大きく異なっている - 2 年 の場合 十分な教育訓練が出来なくなる が 48.1% と 5 年 の場合の 14.4% を大きく上回る 逆に 2 年 の場合 十分な教育訓練が出来るようになる はわずか 4.3% であり 5 年 の場合の 26.8% を大きく下回る - 有期契約社員の人材育成を促進する面からは 勤続可能件数が長期の方が望ましいとの結果になっている -また 2 年 の場合 有期契約社員の採用基準を厳格にする (37.7%) 新たな人材確保が難しくなる (48.2%) 採用を控えることで正社員に負荷がかかる (41.7%) 採用 退職などの手続きコストがかさむ (52.5%) について いずれも 5 年 の場合よりも大きな割合となっており 様々な影響が及ぶ可能性がある - 一方で 5 年 の場合については 現状からの影響は総じて小さいことが窺われる その他 正社員との均等処遇を進める についても 18.0% に留まっており 有期雇用契約の勤続可能年数に上限を求めることが 正社員との均等処遇を進め 10

る要因になるとは言えない結果である - 主要雇用区分の有期契約社員数別に 2 年 の場合を見ると 上記で挙げた選択肢について 人数が多いほど 回答割合が高くなっており 有期契約社員の処遇 人材育成の方針に大きな影響が生じることが想定される 5. 正社員との均等 均衡処遇について ( アンケート調査結果 )( 図表 28) - 正社員登用について 登用の制度がある あるいは 実態として登用する慣行がある は 合わせて6 割を超える この割合は 有期雇用契約数が多い事業所ほど大きくなっている ( ヒアリング調査結果 ) - 調査対象のすべての企業で 正社員登用を実施していた -ただし 企業が正社員として求める要件を満たす場合のみの登用が基本となっている - 非製造業では いわゆる 転居を伴う異動がある正社員に加えて 転居を伴う異動はない正社員の制度を設けているところもある 6. 中間的雇用形態にかかる論点勤務地限定 職務限定正社員の活用の現状と拡大のための課題 ( アンケート調査結果 )( 図表 29~34) - 勤務地限定 職務限定の正社員について そうした雇用形態がある事業所は3 割程度達する しかし そうした雇用契約があるのは1 割程度に過ぎない -また 勤務地限定 職務限定正社員について 雇用調整が以前よりも容易になる条件があったとしても 増やす 割合は小さいままである ( ヒアリング調査結果 ) - 勤務地限定の正社員の雇用区分を持つ企業において 実際に退店が発生した場合 法的な論点が整理されておらず 予見可能性が低いために 他の店舗での雇用を紹介するなどして ( 仮に いったんは解雇しても ) 引き続き 雇用関係が維持 あるいは再度の採用ができるよう努めているケースが大半であった ( 製造業 小売 飲食 ) - 勤務地限定正社員の場合 その地域に店舗がなくなれば いったんは雇用契約を終了させることが重要ではないか 厳格な運用が肝心だと思うとの意見もあった ( 小売 飲食 ) - 地域内での異動が困難と想定される場合には 当該雇用区分を活用しないことも検討している企業もあった ( 小売 飲食 ) 11

資料編

Ⅰ. 今後の多様な働き方に関するアンケート調査結果

Ⅰ. 今後の多様な働き方に関するアンケート調査結果 1. 実施概要 目的有期契約社員を雇用する事業所に対して 活用の現状と 仮に法制度が変更されたときの事業への影響について調査 調査対象有期契約社員を多く活用する業種 及び製造業の 5,500 事業所 企業 調査実施時期 2011 年 1 月 ~2 月 回収状況回収数 1,347 件 ( 回収率 24.5%) うち 有期契約社員を雇用しているのは 892 件 主要雇用区分について本調査では 多くの設問において 事業所で活用している有期契約社員の中で 最も人数が多い雇用区分 ( これを 主要雇用区分 と呼んでいる ) について尋ねている 12

2. 事業所での有期契約社員の活用状況について 問 4 有期契約社員の主な職務 有期契約社員の主な職務を見ると 回答全体では 正社員と同様の職務に従事 (40.4%) と 正社員よりも軽易な職務に従事 (42.9%) がともに多くなっている 業種別には 小売 飲食 宿泊 で 正社員よりも軽易な職務に従事 が 61.8% と特に多く 逆に 運輸業 医療 福祉 で 正社員と同様の職務に従事 がそれぞれ 58.8% 58.1% と特に多くなっている 製造業では 正社員よりも軽易な職務に従事 が 46.3% と最も多いが 正社員と同様の職務に従事 も 40.8% と多く その差はわずかである 事業所の従業員数が 1,000 人以上 会社全体の正社員数が 5,000 人以上 では 正社員よりも軽易な職務に従事 が多くなっている 主要雇用区分の有期社員数別には 人数が少ないほど 正社員と同様の職務に従事 が多くなり 逆に 人数が多いほど 正社員よりも軽易な職務に従事 が多くなる 事業所の種類別には 店舗 物流センター 工場 では 正社員よりも軽易な職務に従事 が多くなっている 図表 1 問 4 有期契約社員の主な職務 ( 業種別 ) (n=876) (n=287) (n=157) (n=131) (n=148) (n=144) 合計 1.4% 製造業 0.7% 小売 飲食 宿泊 2.5% 運輸業 医療 福祉 2.7% その他 1.4% 15.9% 40.4% 40.8% 19.7% 58.8% 58.1% 30.6% 20.1% 15.3% 12.2% 42.9% 46.3% 61.8% 11.5% 29.8% 14.9% 24.3% 47.9% 正社員よりも高度な内容の職務に従事正社員とは別だが 同程度の職務に従事 正社員と同様の職務に従事正社員よりも軽易な職務に従事 13

( 事業所の従業員数別 ) (n=128)(n=80)(n=71)(n=12)(n=876) (n=321) (n=28)(n=213) 合計 1.4% 9 人以下 8.3% 10~29 人 5.6% 30~49 人 1.3% 50~99 人 100~299 人 0.6% 300~999 人 1.4% 1,000 人以上 40.4% 40.8% 43.8% 45.3% 39.3% 39.0% 28.6% 15.3% 58.3% 19.7% 13.8% 15.6% 13.4% 16.9% 21.4% 42.9% 8.3% 25.0% 33.8% 41.2% 39.1% 46.7% 42.7% 5 正社員よりも高度な内容の職務に従事正社員とは別だが 同程度の職務に従事 正社員と同様の職務に従事正社員よりも軽易な職務に従事 ( 会社全体の正社員数別 ) (n=141)(n=46)(n=61)(n=876) (n=139)(n=94)(n=194) (n=20)(n=21)(n=139) 合計 1.4% 40.4% 1 社 1 事業所 1.6% 44.3% 29 人以下 47.8% 30~99 人 42.6% 100~299 人 2.1% 41.2% 300~499 人 1.1% 46.8% 500~999 人 3.6% 36.7% 1,000~4,999 人 0.7% 36.7% 5,000~9,999 人 19.0% 19.0% 10,000 人以上 25.0% 2 15.3% 11.5% 17.4% 15.6% 13.4% 19.1% 16.5% 13.7% 42.9% 42.6% 34.8% 41.8% 43.3% 33.0% 43.2% 48.9% 61.9% 55.0% 正社員よりも高度な内容の職務に従事正社員とは別だが 同程度の職務に従事 正社員と同様の職務に従事正社員よりも軽易な職務に従事 14

( 事業所の主要雇用区の有期契約社員数別 ) (n=876) (n=258) (n=207) (n=96) (n=127) (n=135) (n=36) 合計 1.4% 9 人以下 2.7% 10~29 人 1.4% 30~49 人 50~99 人 0.8% 100~299 人 300 人以上 40.4% 50.4% 47.8% 40.6% 31.5% 24.4% 17.8% 22.2% 11.1% 15.3% 42.9% 15.5% 31.4% 11.6% 39.1% 12.5% 46.9% 20.5% 47.2% 57.8% 66.7% 正社員よりも高度な内容の職務に従事 正社員とは別だが 同程度の職務に従事 正社員と同様の職務に従事 正社員よりも軽易な職務に従事 ( 事業所種類別 ) (n=876) (n=388) (n=1)(n=181)(n=18)(n=56)(n=138) 合計 1.4% 本社 1.5% 支店 営業所店舗 5.4% 物流センター工場研究所 40.4% 42.0% 42.8% 12.5% 17.9% 22.2% 22.2% 35.9% 11.6% 15.3% 17.3% 13.8% 10 42.9% 39.2% 43.5% 64.3% 55.6% 52.5% (n=67) その他 4.5% 62.7% 10.4% 22.4% 正社員よりも高度な内容の職務に従事正社員とは別だが 同程度の職務に従事 正社員と同様の職務に従事正社員よりも軽易な職務に従事 15

以下の問 5~ 問 19 では 主要雇用区分の有期社員について整理している 問 5 主な職種 主な職種をみると 業種による違いが顕著である 製造業 では 生産労務職 が 66.4% とほぼ 7 割を占め多い 一方で 小売 飲食 宿泊 では 営業 販売職 (38.3% ) サービス職 (24.0%) が多くなっている その他 運輸業 では 運輸 通信職 (57.1%) が 医療 福祉 では 専門 技術職 (56.5%) がそれぞれ過半数を占めている 主要区分の有期契約社員数別には 100 人以上 のカテゴリで 生産労務職 が多く また 300 人以上 では 運輸 通信職 が多くなっている 事業所の種類別には 店舗 では 営業 販売職 (58.2%) が多く 工場 では 生産労務職 ( 69.3%) が多い 図表 2 問 5 主な職種 ( 業種別 ) (n=869) (n=283) (n=154) (n=133) (n=147) (n=143) 合計 17.5% 運輸業 3.0% 10.5% 3.8% 1.5% 11.7% 1.5% 製造業 12.7% 8.1% 0.4% 1.4% 2.5% 小売 飲食 宿泊 4.5% 0.6% 22.7% 医療 福祉 その他 14.0% 2.1% 14.0% 56.5% 9.0% 8.4% 12.8% 9.2% 0.3% 38.3% 57.1% 66.4% 27.5% 24.0% 13.5% 10.5% 7.8% 0.6% 6.5% 2.6% 10.5% 6.1% 19.0% 14.3% 2.0% 2.0% 26.6% 1.4% 16.8% 16.1% 0.7% 専門 技術職 管理職 事務職 営業 販売職 サーヒ ス職 保安職 運輸 通信職 生産労務職 その他 ( 事業所の従業員数別 ) (n=127)(n=81)(n=71) (n=12)(n=869) (n=317) (n=28)(n=210) 合計 9 人以下 10~29 人 30~49 人 50~99 人 100~299 人 300~999 人 1,000 人以上 8.3% 17.5% 15.5% 22.2% 11.8% 12.6% 0.8% 17.9% 8.3% 24.8% 11.7% 1.5% 7.0% 1.2% 13.6% 6.3% 15.1% 6.3% 8.2% 0.9% 6.7% 0.5% 21.4% 9.0% 33.8% 4.9% 15.7% 12.4% 3.6% 12.8% 9.2% 27.5% 10.5% 0.3% 58.3% 11.8% 15.5% 0.3% 11.4% 7.6% 5.7% 1.0% 17.9% 12.7% 13.6% 16.0% 16.7% 8.5% 5.6% 4.2% 27.6% 31.2% 33.3% 32.1% 21.0% 専門 技術職 管理職 事務職 営業 販売職 サーヒ ス職 保安職 運輸 通信職 生産労務職 その他 8.3% 12.7% 7.4% 13.4% 11.0% 8.1% 7.1% 16

( 会社全体の正社員数別 ) (n=61)(n=869) 合計 1 社 1 事業所 17.5% 11.7% 9.0% 1.5% 11.5% 4.9% 6.6% 16.4% 1.6% 12.8% 9.2% 0.3% 18.0% 27.5% 32.8% 10.5% 8.2% (n=138)(n=94)(n=194)(n=139)(n=46) (n=21)(n=135) 29 人以下 30~99 人 100~299 人 300~499 人 500~999 人 1,000~4,999 人 5,000~9,999 人 15.2% 28.3% 19.6% 16.5% 2.2% 12.9% 5.0% 16.5% 12.2% 16.0% 1.5% 9.3% 8.8% 13.9% 10.3% 0.5% 23.4% 2.1% 8.5% 7.4% 10.6% 2.1% 22.5% 2.2% 11.6% 11.6% 7.2% 6.5% 1.4% 15.6% 0.7% 12.6% 8.9% 16.3% 8.1% 28.6% 14.3% 14.3% 4.8% 13.0% 4.3% 4.3% 22.3% 29.4% 39.4% 26.8% 28.9% 19.0% 15.2% 12.2% 10.3% 6.4% 10.1% 8.9% 19.0% (n=20) 10,000 人以上 1 25.0% 35.0% 25.0% 専門 技術職 管理職 事務職 営業 販売職 サーヒ ス職 保安職 運輸 通信職 生産労務職 その他 ( 事業所の主要雇用区の有期契約社員数別 ) 5.0% (n=869) (n=254) (n=207) (n=96) (n=126) (n=35)(n=131) 合計 9 人以下 10~29 人 30~49 人 50~99 人 100~299 人 17.5% 20.1% 23.2% 11.5% 9.4% 1.0% 9.9% 19.8% 300 人以上 2.9% 11.4% 2.9% 1.5% 11.7% 3.1% 3.9% 1.0% 13.0% 6.3% 3.2% 11.9% 22.9% 28.6% 9.0% 21.7% 12.8% 9.2% 27.5% 10.5% 0.3% 3.9% 9.7% 15.6% 5.1% 6.7% 6.7% 0.4% 21.4% 14.6% 12.1% 13.7% 7.6% 1.5% 2.9% 8.7% 29.2% 42.9% 24.0% 27.1% 23.8% 35.1% 専門 技術職 管理職 事務職 営業 販売職 サーヒ ス職 保安職 運輸 通信職 生産労務職 その他 11.4% 10.1% 12.5% 11.1% 6.1% 8.6% 17

(n=869) (n=385) (n=1)(n=179)(n=18)(n=55)(n=138) 合計 本社 支店 営業所 店舗 物流センター工場研究所 ( 事業所種類別 ) 17.5% 1.5% 11.7% 9.0% 12.8% 9.2% 27.5% 10.5% 0.3% 17.7% 2.9% 19.0% 8.1% 13.0% 10.6% 2 8.6% 0.3% 13.0% 5.5% 7.2% 7.2% 21.0% 58.2% 1.4% 22.5% 13.0% 27.3% 14.5% 5.5% 3.6% 5.6% 5.6% 33.3% 22.2% 33.3% 12.8% 7.3% 69.3% 8.9% 1.1% 0.6% 10 (n=67) その他 52.2% 3.0% 19.4% 6.0% 1.5% 専門 技術職 管理職 事務職 営業 販売職 サーヒ ス職 保安職 運輸 通信職 生産労務職 その他 17.9% 18

問 6_1) 最も多い 1 回あたりの契約期間 最も多い 1 回当たりの契約期間は いずれの業種でも 1 年 が最も多く 次いで 6~11 か月 ( このうち 6 か月 が大半 ) が多くなっている 業種別には 製造業 では 1 年 が 54.0% と過半数を占め 最も多いが 6~11 か月 が 30.1% となるなど 1 年より短い契約期間の割合が他の業種に比べて高い 医療 福祉 では 1 年 が 77.2% と大きな割合を占める 規模別には 事業所の従業員数別 全社の正社員数別 主要雇用区分の有期契約社員数別のいずれも 規模が大きいほど 概ね 5 か月以内 と 6~11 か月 を合わせた割合が高くなる 事業所の種類別には 店舗 物流センター 工場 では 5 か月以内 と 6~11 か月 を合わせると ほぼ半数となる 図表 3 問 6_1) 最も多い 1 回あたりの契約期間 ( 業種別 ) (n=878) (n=289) 合計製造業 10.1% 13.5% 23.1% 30.1% 62.1% 54.0% 4.7% 2.4% (n=155) (n=131) 小売 飲食 宿泊運輸業 10.3% 9.9% 28.4% 23.7% 56.1% 59.5% 5.2% 6.9% (n=149) (n=145) 医療 福祉 その他 4.0% 12.8% 9.7% 13.8% 77.2% 71.7% 6.0% 4.8% 5 か月以内 6~11 か月 1 年 2 年以上 ( 事業所の従業員数別 ) (n=28)(n=215)(n=321)(n=128)(n=79) (n=71) (n=13)(n=878) 合計 9 人以下 10~29 人 30~49 人 50~99 人 100~299 人 300~999 人 1,000 人以上 10.1% 7.7% 7.7% 5.6% 11.3% 13.9% 12.5% 11.5% 5.1% 17.9% 23.1% 19.0% 14.1% 28.8% 27.1% 17.9% 62.1% 84.6% 67.6% 64.6% 64.8% 57.3% 64.7% 60.7% 4.7% 15.5% 2.5% 8.6% 4.0% 1.4% 3.6% 5 か月以内 6~11 か月 1 年 2 年以上 19

( 会社全体の正社員数別 ) (n=60)(n=878) 合計 1 社 1 事業所 10.1% 1 23.1% 15.0% 62.1% 71.7% 4.7% 3.3% (n=140)(n=48) (n=21)(n=138)(n=140)(n=95)(n=195) 29 人以下 30~99 人 100~299 人 300~499 人 500~999 人 1,000~4,999 人 5,000~9,999 人 12.5% 13.6% 9.7% 7.4% 6.4% 10.9% 4.8% 10.4% 17.9% 21.0% 22.1% 27.1% 32.6% 23.8% 68.8% 6 63.1% 65.3% 64.3% 55.1% 71.4% 8.3% 8.6% 6.2% 5.3% 2.1% 1.4% (n=20) 10,000 人以上 25.0% 3 4 5.0% 5 か月以内 6~11 か月 1 年 2 年以上 ( 事業所の主要雇用区の有期契約社員数別 ) (n=878) (n=257) 合計 9 人以下 10.1% 11.7% 23.1% 13.6% 62.1% 68.1% 4.7% 6.6% (n=127)(n=97)(n=206) (n=36)(n=135) 10~29 人 30~49 人 50~99 人 100~299 人 300 人以上 8.7% 10.3% 10.2% 8.9% 11.1% 20.9% 25.8% 31.5% 35.6% 19.4% 63.6% 60.8% 56.7% 52.6% 69.4% 6.8% 3.1% 1.6% 3.0% 5 か月以内 6~11 か月 1 年 2 年以上 20

( 事業所種類別 ) (n=56)(n=136)(n=392)(n=878) 合計本社支店 営業所店舗 10.1% 9.9% 9.6% 7.1% 23.1% 19.4% 16.9% 48.2% 62.1% 65.8% 66.2% 42.9% 4.7% 4.8% 7.4% 1.8% (n=183)(n=17) 物流センター 工場 5.9% 14.8% 41.2% 30.6% 41.2% 51.9% 11.8% 2.7% (n=1) 研究所 10 (n=67) その他 3.0% 13.4% 79.1% 4.5% 5 か月以内 6~11 か月 1 年 2 年以上 21

問 6_2) 契約更新回数の上限 契約更新回数の上限については 回答全体の 81.4% が 上限は設定していない となっている 業種別には 小売 飲食 宿泊 では 上限は設定していない が 88.2% と特に多い 事業所の従業員数が 1,000 人以上 全社の正社員数が 5,000 人以上 では 更新回数に 上限を設定している ( 該当する各カテゴリの和 ) は 3~4 割以上と高くなっている 事業所の種類別には 物流センター 工場 で 上限を設定している ( 原則として更新しない ~ 6 回以上 の各カテゴリの和 ) は 2 割を超えやや高い 図表 4 問 6_2 契約更新回数の上限 ( 業種別 ) (n=876) (n=289) (n=153) (n=131) (n=150) (n=144) 合計 4.6% 8.8% 3.3% 1.9% 81.4% 製造業 2.4% 12.5% 78.2% 4.2% 2.8% 小売 飲食 宿泊 5.2% 2.0% 88.2% 3.9% 0.7% 運輸業 2.3% 7.6% 3.1% 3.8% 83.2% 医療 福祉 8.7% 9.3% 81.3% 0.7% その他 5.6% 9.7%2.1% 78.5% 4.2% 原則として更新しない 1~3 回 4~5 回 6 回以上 上限は設定していない ( 事業所の従業員数別 ) (n=26)(n=214)(n=321)(n=128)(n=80) (n=71) (n=13)(n=876) 4.6% 合計 3.3% 8.8% 1.9% 9 人以下 10~29 人 7.7% 7.0% 1.4% 15.4% 12.7% 30~49 人 8.7% 8.7% 1.3% 1.3% 50~99 人 6.3% 5.5% 8.6% 2.8% 100~299 人 3.1% 6.9% 2.5% 3.7% 300~999 人 2.3% 9.8% 2.8% 1,000 人以上 11.5% 15.4% 7.7% 81.4% 76.9% 78.9% 8 79.7% 84.7% 81.3% 65.4% 原則として更新しない 1~3 回 4~5 回 6 回以上上限は設定していない 22

( 会社全体の正社員数別 ) (n=61)(n=876) (n=141)(n=48) (n=21)(n=138)(n=138)(n=95)(n=194) 合計 4.6% 8.8% 3.3% 1.9% 1 社 1 事業所 8.2% 11.5% 1.6% 29 人以下 6.3% 6.3% 10.4% 30~99 人 5.0% 6.4% 3.5% 1.4% 100~299 人 4.1% 8.8% 2.6% 3.1% 300~499 人 3.2% 16.8% 1.1% 1.1% 500~999 人 3.6% 4.3% 2.2% 1,000~4,999 人 3.6% 7.2% 4.3% 2.9% 5,000~9,999 人 14.3% 23.8% 4.8% 81.4% 78.7% 77.1% 83.7% 81.4% 77.9% 89.9% 81.9% 57.1% (n=19) 10,000 人以上 5.3% 10.5% 10.5% 15.8% 57.9% 原則として更新しない 1~3 回 4~5 回 6 回以上上限は設定していない ( 事業所の主要雇用区の有期契約社員数別 ) (n=876) (n=258) (n=126)(n=96)(n=206) (n=35)(n=135) 合計 4.6% 8.8% 1.9% 81.4% 3.3% 9 人以下 6.6% 15.9% 1.6% 73.3% 2.7% 10~29 人 5.3% 10.2% 77.7% 4.9% 1.9% 30~49 人 1.0% 6.3% 86.5% 5.2% 1.0% 50~99 人 6.3% 3.2% 3.2% 3.2% 2.2% 100~299 人 2.2% 84.1% 92.6% 0.7% 2.2% 300 人以上 2.9% 91.4% 2.9% 2.9% 原則として更新しない 1~3 回 4~5 回 6 回以上 上限は設定していない 23

( 事業所種類別 ) (n=56)(n=136)(n=391)(n=876) 合計 本社 支店 営業所店舗 4.6% 8.8% 3.3% 1.9% 5.1% 1 3.1% 1.3% 4.4% 5.1% 3.7% 2.2% 1.8% 5.4% 1.8% 81.4% 80.6% 84.6% 91.1% (n=182)(n=17) 物流センター 11.8% 5.9% 5.9% 2.7% 工場 4.4% 11.5% 3.3% 76.5% 78.0% (n=1) 研究所 10 (n=67) その他 6.0% 6.0% 85.1% 1.5% 1.5% 原則として更新しない 1~3 回 4~5 回 6 回以上上限は設定していない 24

問 6_3) 該当者が最も多い更新回数 該当者が最も多い更新回数については 1 回 ~ 10 回以上 まで広く分布しているが 10 回以上 が 25.7% 6 回以上 ( 各カテゴリの和 ) では 41.9% 4 回以上 ( 各カテゴリの和 ) では 70.1% に至る 業種別には 小売 飲食 宿泊 で 10 回以上 が 39.7% と他の業種に比べて多い 主要雇用区分の有期契約社員数別には 300 人以上 を除いて 人数が多いほど 10 回以上 の割合が高くなり 反対に 3 回 の割合が低くなっている 図表 5 問 6_3) 最も多い更新回数 ( 業種別 ) (n=813) (n=276) (n=141) (n=125) (n=134) (n=129) 1.8% 合計 6.2% 1.1% 10.3% 11.6% 28.2% 16.2% 25.7% 製造業 6.5% 15.2% 10.1% 25.7% 14.1% 27.2% 2.8% 小売 飲食 宿泊 7.1% 3.5% 10.6% 19.1% 17.0% 39.7% 3.2% 運輸業 7.2% 6.4% 12.8% 33.6% 18.4% 18.4% 1.5% 医療 福祉 6.7% 11.2% 11.9% 33.6% 15.7% 19.4% 0.8% その他 3.1% 10.9% 12.4% 34.1% 17.8% 20.9% 更新しない人が多い 1 回 2 回 3 回 4~5 回 6~9 回 10 回以上 ( 事業所の従業員数別 ) (n=26)(n=204)(n=305)(n=113)(n=71) (n=61) (n=13)(n=813) 1.8% 合計 6.2% 10.3% 11.6% 28.2% 16.2% 25.7% 9 人以下 23.1% 38.5% 23.1% 15.4% 10~29 人 30~49 人 8.2% 4.2% 8.5% 16.4% 11.3% 16.4% 15.5% 29.5% 31.0% 14.8% 12.7% 14.8% 16.9% 50~99 人 5.3% 6.2% 5.3% 12.4% 27.4% 16.8% 26.5% 1.3% 100~299 人 5.6% 8.9% 11.1% 27.5% 16.1% 29.5% 0.5% 300~999 人 4.4% 11.8% 7.4% 30.4% 16.7% 28.9% 1,000 人以上 3.8% 7.7% 23.1% 30.8% 7.7% 11.5% 15.4% 更新しない人が多い 1 回 2 回 3 回 4~5 回 6~9 回 10 回以上 25

( 会社全体の正社員数別 ) (n=53)(n=813) 1.8% 合計 6.2% 10.3% 11.6% 28.2% 16.2% 25.7% 3.8% 1 社 1 事業所 5.7% 17.0% 11.3% 28.3% 9.4% 24.5% (n=127)(n=42) (n=21)(n=132)(n=133)(n=90)(n=179) 29 人以下 9.5% 11.9% 7.1% 30~99 人 3.9% 10.2% 7.1% 16.5% 1.1% 100~299 人 5.0% 10.1% 12.8% 3.3% 300~499 人 2.2% 8.9% 7.8% 1.5% 500~999 人 6.0% 10.5% 7.5% 0.8% 1,000~4,999 人 5.3% 9.1% 13.6% 5,000~9,999 人 9.5% 19.0% 4.8% 33.3% 27.6% 25.7% 36.7% 30.1% 27.3% 28.6% 19.0% 14.2% 18.4% 12.2% 20.3% 13.6% 23.8% 19.0% 20.5% 26.8% 28.9% 24.1% 30.3% 14.3% (n=18) 10,000 人以上 11.1% 27.8% 5.6% 16.7% 38.9% 更新しない人が多い 1 回 2 回 3 回 4~5 回 6~9 回 10 回以上 ( 事業所の主要雇用区の有期契約社員数別 ) (n=813) (n=230) (n=116)(n=89)(n=193) (n=35)(n=131) 1.8% 合計 6.2% 10.3% 11.6% 28.2% 16.2% 25.7% 2.6% 9 人以下 9.1% 14.8% 14.3% 29.6% 13.5% 16.1% 10~29 人 2.1% 5.2% 8.3% 9.8% 34.2% 18.1% 22.3% 2.2% 30~49 人 3.4% 9.0% 9.0% 30.3% 21.3% 24.7% 0.9% 50~99 人 6.0% 6.9% 10.3% 24.1% 13.8% 37.9% 100~299 人 1.5% 8.4% 9.9% 20.6% 17.6% 39.7% 2.3% 300 人以上 11.4% 11.4% 14.3% 28.6% 14.3% 2 更新しない人が多い 1 回 2 回 3 回 4~5 回 6~9 回 10 回以上 26

( 事業所種類別 ) (n=53)(n=125)(n=359)(n=813) 1.8% 合計 6.2% 1.9% 10.3% 本社 7.2% 2.4% 9.7% 支店 営業所 4.0% 11.2% 1.9% 店舗 5.7% 9.4% 11.6% 12.8% 8.8% 11.3% 28.2% 29.0% 33.6% 22.6% 16.2% 15.0% 21.6% 49.1% 25.7% 24.2% 18.4% (n=175)(n=15) 物流センター 2 工場 1.1% 4.6% 14.9% 6.7% 8.6% 13.3% 25.1% 33.3% 14.9% 13.3% 30.9% 13.3% (n=1) (n=62) 研究所 1.6% その他 4.8% 6.5% 16.1% 10 37.1% 12.9% 21.0% 更新しない人が多い 1 回 2 回 3 回 4~5 回 6~9 回 10 回以上 27

問 6_4) 更新回数が多い (3 回以上 ) にもかかわらず正社員雇用しない理由 更新回数が多い (3 回以上 ) にもかかわらず正社員雇用しない理由については 回答全体では 勤務時間が短かったり 出勤日数が少ないから が 54.7% と過半数を占め最も多い 製造業 では 正社員よりも勤務時間が短かったり 出勤日数が少ないから が 40.3% で最も多いが 次いで 正社員とは仕事内容が異なるから が 37.0% で多くなっている 小売 飲食 宿泊 では 勤務時間が短かったり 出勤日数が少ないから が 66.9% で最も多く このほかに 正社員とは仕事内容が異なるから が 53.7% 人件費を抑制したいから が 41.3% 本人が希望しないから が 40.5% で多くなっている 事業所の従業員数別 主要雇用区分の有期契約社員数別には 人数が多いほど多くの理由を挙げる傾向がみられる 図表 6 問 6_4) 更新 3 回以上で正社員雇用しない理由 ( 業種別 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 正社員の定員に制限を設けているから人件費を抑制したいから正社員とは異なる賃金体系にしたいから正社員とは仕事内容が異なるから勤務時間が短かったり 出勤日数が少ない正社員の雇用調整は難しいから本人が希望しないから能力や将来性に期待できないからその他特別な理由はない 7.1% 7.1% 8.3% 2.9% 12.0% 4.6% 31.1% 28.0% 41.3% 24.0% 26.9% 36.7% 19.1% 20.4% 28.9% 15.4% 10.2% 19.3% 33.6% 37.0% 53.7% 15.4% 19.4% 35.8% 54.7% 40.3% 66.9% 59.6% 64.8% 56.9% 11.1% 17.5% 5.8% 4.8% 10.2% 11.0% 32.3% 22.7% 40.5% 32.7% 48.1% 25.7% 11.7% 17.1% 12.4% 9.6% 5.6% 8.3% 22.7% 25.6% 15.7% 26.9% 14.8% 27.5% 0.6% 0.5% 0.8% 1.0% 0.9% (n=660) 合計 (n=211) 製造業 (n=121) 小売 飲食 宿泊 (n=104) 運輸業 (n=108) 医療 福祉 (n=109) その他 28

( 事業所の従業員数別 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 正社員の定員に制限を設けているから 人件費を抑制したいから 正社員とは異なる賃金体系にしたいから 正社員とは仕事内容が異なるから 勤務時間が短かったり 出勤日数が少ない 正社員の雇用調整は難しいから 本人が希望しないから 能力や将来性に期待できないから その他 特別な理由はない 7.1% 2.2% 5.6% 5.3% 5.1% 11.2% 31.3% 31.1% 23.9% 22.2% 31.9% 32.5% 35.5% 37.5% 19.1% 2 15.2% 24.1% 11.7% 16.5% 23.7% 37.5% 33.6% 2 21.7% 29.6% 24.5% 34.1% 42.0% 43.8% 54.7% 3 41.3% 61.1% 53.2% 55.7% 56.2% 11.1% 10.9% 7.4% 9.6% 9.0% 15.4% 18.8% 32.3% 3 21.7% 24.1% 35.1% 34.1% 32.0% 56.3% 11.7% 1 4.3% 13.0% 5.3% 12.5% 14.8% 12.5% 22.7% 4 37.0% 18.5% 23.4% 24.3% 17.8% 12.5% 0.6% 1 0.8% 0.6% 75.0% (n=660) 合計 (n=10) 9 人以下 (n=46) 10~29 人 (n=54) 30~49 人 (n=94) 50~99 人 (n=255) 100~299 人 (n=169) 300~999 人 (n=16) 1,000 人以上 29

( 会社全体の正社員数別 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 正社員の定員に制限を設けているから人件費を抑制したいから正社員とは異なる賃金体系にしたいから正社員とは仕事内容が異なるから勤務時間が短かったり 出勤日数が少ない正社員の雇用調整は難しいから本人が希望しないから能力や将来性に期待できないからその他特別な理由はない 7.1% 5.1% 6.1% 7.0% 6.0% 6.5% 4.6% 1 6.7% 3 31.1% 25.6% 21.2% 26.0% 35.3% 36.4% 28.4% 33.6% 26.7% 3 19.1% 25.6% 6.1% 17.0% 17.3% 15.6% 27.5% 16.4% 2 3 33.6% 30.8% 24.2% 23.0% 29.3% 31.2% 36.7% 41.8% 6 7 54.7% 48.7% 45.5% 63.0% 53.3% 41.6% 60.6% 58.2% 6 6 11.1% 20.5% 15.2% 8.0% 7.3% 15.6% 9.2% 14.5% 1 32.3% 23.1% 24.2% 33.0% 35.3% 28.6% 29.4% 39.1% 2 7 11.7% 15.4% 12.1% 12.0% 7.3% 9.1% 13.8% 13.6% 6.7% 2 22.7% 25.6% 21.2% 22.0% 24.7% 24.7% 17.4% 22.7% 26.7% 1 0.6% 3.0% 2.6% 0.9% (n=660) 合計 (n=39) 1 社 1 事業所 (n=33) 29 人以下 (n=100) 30~99 人 (n=150) 100~299 人 (n=77) 300~499 人 (n=109) 500~999 人 (n=110) 1,000~4,999 人 (n=15) 5,000~9,999 人 (n=10) 10,000 人以上 30

( 事業所の主要雇用区の有期契約社員数別 ) 正社員の定員に制限を設けているから 人件費を抑制したいから 正社員とは異なる賃金体系にしたいから 正社員とは仕事内容が異なるから 勤務時間が短かったり 出勤日数が少ない 正社員の雇用調整は難しいから 本人が希望しないから 能力や将来性に期待できないから その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 7.1% 3.6% 4.9% 8.0% 4.0% 12.2% 23.1% 14.2% 31.1% 19.1% 17.8% 16.7% 2 13.1% 27.8% 26.9% 11.1% 7.7% 12.3% 12.0% 7.1% 16.5% 7.7% 11.7% 4.7% 11.1% 13.3% 8.1% 21.7% 11.5% 27.8% 33.3% 40.4% 50.4% 46.2% 33.6% 20.1% 26.5% 33.3% 39.4% 38.5% 32.3% 24.3% 30.2% 34.7% 43.4% 35.7% 42.3% 22.7% 33.7% 26.5% 21.3% 18.2% 11.3% 54.8% 53.8% 54.7% 53.7% 57.3% 65.7% 65.2% 0.6% 0.6% 0.6% 特別な理由はない 2.7% (n=660) 合計 (n=169) 9 人以下 (n=162) 10~29 人 (n=75) 30~49 人 (n=99) 50~99 人 (n=115) 100~299 人 (n=26) 300 人以上 80.8% 31

( 事業所種類別 ) 正社員の定員に制限を設けているから人件費を抑制したいから正社員とは異なる賃金体系にしたいから正社員とは仕事内容が異なるから勤務時間が短かったり 出勤日数が少ない正社員の雇用調整は難しいから本人が希望しないから能力や将来性に期待できないからその他特別な理由はない 7.1% 3.8% 9.7% 6.3% 9.1% 10.2% 13.2% 31.1% 27.5% 33.0% 47.9% 54.5% 32.1% 22.6% 19.1% 16.2% 18.4% 33.3% 27.3% 21.9% 18.9% 33.6% 27.8% 30.1% 64.6% 45.5% 40.9% 18.9% 54.7% 52.9% 55.3% 70.8% 45.3% 64.2% 11.1% 10.7% 7.8% 6.3% 9.1% 17.5% 11.3% 32.3% 33.0% 30.1% 47.9% 27.3% 22.6% 45.3% 11.7% 9.3% 8.7% 12.5% 18.2% 18.2% 11.3% 22.7% 26.8% 21.4% 12.5% 23.4% 9.4% 0.6% 1.0% 1.0% 90.9% (n=660) 合計 (n=291) 本社 (n=103) 支店 営業所 (n=48) 店舗 (n=11) 物流センター (n=137) 工場 (n=0) 研究所 (n=53) その他 32

問 7_1) 該当者が最も多い通算勤続年数 該当者が最も多い通算勤続年数は 1 年超 ~3 年以内 ~ 5 年超 ~10 年以内 に広がっている 業種別では大きな違いはみられないが 小売 飲食 宿泊 では 10 年超 18.3% 5 年超 ~10 年以内 24.2% と 他の業種よりも通算勤続年数が長い傾向がみられる 規模別には 事業所の従業員数が 1,000 人以上 全社の正社員数が 5,000 人以上 主要雇用区分の有期契約社員数が 300 人以上 になると 3 年以内 ( 各カテゴリの和 ) がいずれも多くを占め それ以下の規模よりも短い期間での活用が多い 事業所の種類別には 店舗 では 10 年超 18.5% 5 年超 ~10 年以内 31.5% と これらを合わせると半数となり勤続年数が長い 最も多い通算勤続年数からみると 勤続年数 2 年以内 は概ね 2~3 割 5 年以内 は概ね 6 ~7 割となっている 従って 勤続年上限として 2 年 が課されると 7~8 割の有期契約社員に影響が生じることが想定される 業種別には 大きな違いはみられない 規模別には 事業所の従業員数が 1,000 人以上 会社全体の正社員数が 5,000 人以上 では 勤続年数 2 年以内 は概ね 4 割と考えられることから 従って 勤続年上限として 2 年 が課されたときの影響は それ以下の規模に比べて 相対的には小さいと考えられる この結果は 勤続年数の上限設定をしている特徴とも一致している 事業の種類別には 店舗 では 勤続年数 2 年以内 は概ね 1~2 割と想定され また 勤続年数の上限設定をしている割合も低いことから 勤続年数上限として 2 年 が課されると 店舗 の 8~9 割の有期契約社員に影響が生じることが想定される 図表 7 問 7_1) 最も多い通算勤続年数 ( 業種別 ) (n=863) (n=286) 合計製造業 8.3% 10.8% 28.2% 29.0% 3 24.8% 21.4% 21.3% 12.1% 14.0% (n=153) (n=128) 小売 飲食 宿泊運輸業 6.5% 9.4% 27.5% 24.2% 23.5% 37.5% 24.2% 20.3% 18.3% 8.6% (n=147) (n=140) 医療 福祉その他 7.5% 5.7% 27.9% 30.7% 39.5% 31.4% 17.0% 23.6% 8.2% 8.6% 1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 ~10 年以内 10 年超 33

( 事業所の従業員数別 ) (n=13)(n=863) 合計 9 人以下 8.3% 15.4% 28.2% 30.8% 3 7.7% 15.4% 21.4% 30.8% 12.1% (n=70) 10~29 人 1 3 31.4% 12.9% 15.7% (n=28)(n=210)(n=316)(n=125)(n=80) 30~49 人 50~99 人 100~299 人 300~999 人 1,000 人以上 12.5% 8.8% 7.3% 6.7% 10.7% 32.5% 22.4% 24.7% 30.5% 32.0% 33.2% 26.7% 57.1% 3 2 24.0% 21.5% 25.2% 21.4% 5.0% 12.8% 13.3% 11.0% 7.1% 3.6% 1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 ~10 年以内 10 年超 ( 会社全体の正社員数別 ) (n=61)(n=863) 合計 1 社 1 事業所 8.3% 11.5% 28.2% 24.6% 3 36.1% 21.4% 19.7% 12.1% 8.2% (n=21)(n=135)(n=139)(n=93)(n=189)(n=136)(n=48) 29 人以下 30~99 人 100~299 人 300~499 人 500~999 人 1,000~4,999 人 5,000~9,999 人 10.4% 11.0% 10.1% 6.5% 5.8% 5.2% 14.3% 22.9% 34.6% 19.6% 25.8% 24.5% 37.0% 27.1% 33.3% 28.0% 34.5% 47.6% 25.7% 28.1% 22.9% 19.1% 22.2% 24.7% 23.7% 18.5% 23.8% 16.7% 9.6% 14.8% 15.1% 11.5% 11.1% 14.3% (n=20) 10,000 人以上 1 4 2 2 1 1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 ~10 年以内 10 年超 34

( 事業所の主要雇用区の有期契約社員数別 ) (n=863) (n=255) 合計 9 人以下 8.3% 13.3% 28.2% 30.6% 3 27.8% 21.4% 14.5% 12.1% 13.7% (n=124)(n=95)(n=202) (n=35)(n=132) 10~29 人 30~49 人 50~99 人 100~299 人 300 人以上 4.5% 8.4% 4.0% 7.6% 8.6% 30.2% 2 24.2% 27.3% 4 31.2% 34.7% 31.5% 28.8% 25.7% 22.3% 26.3% 28.2% 23.5% 11.9% 10.5% 12.1% 12.9% 22.9% 2.9% 1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 ~10 年以内 10 年超 ( 事業所種類別 ) (n=863) (n=383) 合計本社 8.3% 8.6% 28.2% 3 3 28.2% 21.4% 21.9% 12.1% 11.2% (n=1) (n=179)(n=17) (n=54)(n=137) 支店 営業所 店舗 物流センター 工場 研究所 6.6% 3.7% 5.9% 9.5% 27.7% 22.2% 47.1% 27.9% 24.1% 34.3% 26.8% 10 31.5% 23.5% 21.2% 10.2% 18.5% 17.6% 5.9% 21.8% 14.0% (n=65) その他 10.8% 23.1% 41.5% 13.8% 10.8% 1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 ~10 年以内 10 年超 35

問 7_2) 通算勤続年数の上限設定 通算勤続年数の上限については 回答全体では 上限は設定していない が 86.2% と多くを占める 業種別には 小売 飲食 宿泊 では 上限は設定していない が 95.5% と特に高い 反対に 大規模な工場では 3 か月超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 の割合が高くなっている 具体的に 5 年以内 の上限を設定している割合をみると 事業所の従業員数が 1,000 人以上 では 35.7% 会社全体の正社員数が 5,000 人以上 では 35.0% 事業所の種類が 工場 では 21.8% となっている 図表 8 問 7_2) 通算勤続年数の上限設定 ( 業種別 ) (n=862) (n=284) (n=154) (n=125) (n=147) (n=143) 0.1% 合計 4.5% 7.7% 86.2% 0.4% 1.5% 製造業 8.8% 12.7% 77.1% 1.1% 1.3% 小売 飲食 宿泊 95.5% 1.9% 1.3% 運輸業 4.8% 88.8% 2.4% 4.0% 医療 福祉 6.1% 1.4% 92.5% その他 4.9% 8.4% 84.6% 2.1% 3か月以内 3か月超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 上限は設定していない ( 事業所の従業員数別 ) (n=13)(n=862) 0.1% 合計 4.5% 1.5% 86.2% 7.7% 9 人以下 7.7% 7.7% 84.6% (n=70) 10~29 人 1.4% 12.9% 1.4% 84.3% (n=28)(n=210)(n=314)(n=124)(n=80) 30~49 人 5.0% 1.3% 6.3% 50~99 人 1.6% 0.8% 8.9% 0.3% 100~299 人 4.1% 1.9% 5.1% 300~999 人 5.2% 9.5% 1.9% 1,000 人以上 21.4% 14.3% 87.5% 88.7% 88.5% 83.3% 64.3% 3 か月以内 3 か月超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超上限は設定していない 36

( 会社全体の正社員数別 ) (n=61)(n=862) 0.1% 合計 4.5% 7.7% 86.2% 1.5% 1.6% 1 社 1 事業所 9.8% 88.5% (n=136)(n=47) (n=20)(n=136)(n=140)(n=92)(n=190) 29 人以下 4.3% 8.5% 2.1% 2.2% 30~99 人 5.9% 0.5% 1.5% 100~299 人 3.7% 7.4% 1.6% 300~499 人 4.3% 14.1% 1.1% 500~999 人 3.6% 2.1% 2.9% 1,000~4,999 人 7.4% 7.4% 2.2% 5,000~9,999 人 15.0% 2 85.1% 90.4% 86.8% 80.4% 91.4% 83.1% 65.0% (n=20) 10,000 人以上 2 15.0% 65.0% 3 か月以内 3 か月超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超上限は設定していない ( 事業所の主要雇用区の有期契約社員数別 ) (n=862) (n=254) (n=123)(n=96)(n=200) (n=36)(n=133) 0.1% 合計 4.5% 7.7% 1.5% 86.2% 9 人以下 3.9% 13.4% 1.2% 81.5% 0.5% 10~29 人 5.5% 11.5% 1.5% 81.0% 30~49 人 6.3% 6.3% 1.0% 86.5% 50~99 人 4.1% 2.4% 92.7% 3.0% 0.8% 100~299 人 2.3% 1.5% 93.2% 300 人以上 5.6% 94.4% 3 か月以内 3 か月超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超上限は設定していない 37

( 事業所種類別 ) (n=54)(n=135)(n=383)(n=862) 0.1% 合計 4.5% 7.7% 1.5% 本社 3.9% 9.4% 0.8% 2.2% 支店 営業所 3.0% 3.7% 店舗 3.7% 86.2% 85.9% 91.1% 96.3% (n=180)(n=17) (n=1) (n=65) 物流センター 5.9% 5.9% 88.2% 0.6% 工場 10.6% 10.6% 77.2% 1.1% 研究所 10 1.5% その他 3.1% 93.8% 1.5% 3か月以内 3か月超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 上限は設定していない 38

問 7_3) 期待する勤続期間 現在の契約更新回数の上限設定や通算勤続年数の上限設定によらず どれぐらいの期間勤めてくれることを期待しているかについては 回答全体では 可能な限り働いて欲しい が 52.5% と過半数を占める 業種別には 小売 飲食 宿泊 医療 福祉 で 可能な限り働いて欲しい が それぞれ 60.4% 66.4% と多くなっている 規模別には 事業所の従業員数 が 10~29 人 と 1,000 人以上 において 可能な限り働いて欲しい の割合が低い 特に 事業所の従業員数が 1,000 人以上 では 1 年超 ~3 年以内 が 29.6% 3 年超 ~5 年以内 が 18.5% と高い 事業所の種類別には 店舗 物流センター において 上限は設定していない が それぞれ 66.7% 64.7% と多い 図表 9 問 7_3) 期待する勤続期間 ( 業種別 ) (n=869) (n=286) (n=154) (n=128) (n=149) (n=143) 1.7% 合計 8.3% 製造業 2.4% 14.0% 1.6% 運輸業 4.7% 1.3% 医療 福祉 4.7% 10.7% 4.0% 0.7% その他 8.4% 12.7% 1.9% 小売 飲食 宿泊 4.5% 6.5% 9.7% 14.8% 15.4% 8.7% 14.3% 12.5% 6.6% 14.0% 60.4% 66.4% 52.5% 45.8% 48.4% 47.6% 1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 可能な限り働いて欲しい 特に考えていない 16.1% 16.8% 16.9% 18.0% 12.8% 14.0% 39

( 事業所の従業員数別 ) (n=126)(n=80)(n=70)(n=13)(n=869) (n=318) (n=27)(n=212) 1.7% 合計 9 人以下 8.3% 7.7% 12.7% 15.4% 8.7% 7.7% 52.5% 46.2% 16.1% 23.1% 1.4% 10~29 人 1 18.6% 12.9% 32.9% 24.3% 30~49 人 5.0% 8.7% 6.3% 7.5% 52.5% 2 1.6% 50~99 人 4.0% 12.7% 8.7% 55.6% 17.5% 2.5% 100~299 人 300~999 人 8.8% 6.6% 11.0% 13.7% 9.7% 8.0% 52.2% 59.0% 15.7% 12.7% 1,000 人以上 29.6% 18.5% 40.7% 11.1% 1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 可能な限り働いて欲しい 特に考えていない 40

( 会社全体の正社員数別 ) (n=136)(n=48) (n=61)(n=869) (n=140)(n=94)(n=192) (n=20) (n=21)(n=136) 合計 1.7% 8.3% 1 社 1 事業所 1.6% 13.1% 12.7% 11.5% 8.7% 9.8% 29 人以下 10.4% 2.9% 12.5% 14.6% 30~99 人 5.9% 3.1% 14.7% 7.4% 100~299 人 6.8% 1.1% 13.0% 9.9% 300~499 人 8.5% 16.0% 6.4% 0.7% 500~999 人 7.1% 1.5% 11.4% 9.3% 1,000~4,999 人 8.1% 8.1% 8.8% 5,000~9,999 人 10,000 人以上 19.0% 2 19.0% 15.0% 52.5% 47.5% 39.6% 54.4% 47.4% 53.2% 6 55.1% 52.4% 6 16.1% 16.4% 22.9% 14.7% 19.8% 14.9% 11.4% 18.4% 9.5% 5.0% 1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 可能な限り働いて欲しい 特に考えていない ( 事業所の主要雇用区の有期契約社員数別 ) (n=869) (n=256) (n=123)(n=98)(n=203) (n=36)(n=133) 合計 1.7% 8.3% 9 人以下 3.5% 10.5% 10~29 人 1.5% 9.9% 3.1% 30~49 人 7.1% 50~99 人 5.7% 6.5% 100~299 人 5.3% 6.0% 300 人以上 8.3% 8.3% 12.7% 15.3% 12.2% 10.6% 14.3% 17.2% 8.3% 8.7% 5.4% 9.2% 7.4% 52.5% 40.6% 49.8% 52.0% 65.0% 58.3% 66.2% 1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 可能な限り働いて欲しい 特に考えていない 16.1% 20.7% 18.2% 16.3% 12.2% 16.7% 8.3% 41

( 事業所種類別 ) (n=869) (n=387) (n=1)(n=180)(n=17)(n=54)(n=137) 1.7% 合計 8.3% 1.6% 12.7% 8.7% 52.5% 16.1% 本社 9.0% 14.0% 9.3% 47.8% 18.3% 支店 営業所 1.5% 4.4% 1.9% 12.4% 13.1% 54.0% 14.6% 店舗 1.9% 16.7% 66.7% 13.0% 物流センター 11.8% 11.8% 64.7% 11.8% 工場 3.3% 12.8% 12.2% 6.7% 51.1% 13.9% 研究所 10 (n=66) その他 4.5% 10.6% 71.2% 13.6% 1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 5 年超 可能な限り働いて欲しい 特に考えていない 42

3. 一時的 臨時的な事業の増加対応に限定された場合の主要雇用区分の有期契約社員の活用について 問 8 一時的 臨時的な事業の増加への対応として雇用している割合 一時的 臨時的な事業の増加への対応として雇用している割合については 回答全体では 24.2% ( 1 割程度 と 2 割程度 の合計 以下同じ ) であった 反対に 一時的 臨時的でない活用の割合 ( 該当者はいない の割合 以下同様 ) が 75.8% と全体の 4 分の 3 を占める 業種別には 製造業 では 一時的 臨時的な事業の増加への対応として雇用している割合が 32.2% と他の業種に比べて多い 逆に 運輸業 医療 福祉 では その割合は それぞれ 20.2% 17.2% と少なく 逆に一時的 臨時的でない活用の割合が 8 割を超えて多くなっている 規模別には 事業所の従業員数 事業所の主要雇用区分の有期契約社員数が多いほど 一時的 臨時的な事業の増加への対応として雇用している割合が大きくなっている 逆に言えば 事業所の事業所の従業員数 事業所の主要雇用区分の有期契約社員数が少ないほど 一時的 臨時的でない活用の割合が高くなる傾向がみられる 事業種類別には 工場 において 一時的 臨時的な事業の増加への対応として雇用している割合が 32.1% と多く 逆に 物流センター では この割合は 11.8% と少ない 図表 10 一時的 臨時的な事業の増加への対応として雇用している割合 ( 業種別 ) (n=871) (n=285) 合計製造業 75.8% 67.7% 11.5% 14.0% 12.7% 18.2% (n=154) (n=134) 小売 飲食 宿泊運輸業 76.6% 79.9% 14.9% 8.4% 6.0% 14.2% (n=146) (n=143) 医療 福祉その他 82.9% 81.1% 11.0% 6.2% 8.4% 10.5% 該当者はいない 1 割程度 2 割程度以上 43

( 事業所の従業員数別 ) (n=13)(n=871) 合計 9 人以下 75.8% 92.3% 11.5% 12.7% 7.7% (n=71) (n=27)(n=212)(n=315)(n=126)(n=81) 10~29 人 30~49 人 50~99 人 100~299 人 300~999 人 1,000 人以上 55.6% 90.1% 76.5% 83.3% 72.7% 73.1% 14.8% 8.5% 1.4% 6.2% 17.3% 4.8% 11.9% 13.3% 14.0% 17.9% 9.0% 29.6% 該当者はいない 1 割程度 2 割程度以上 ( 会社全体の正社員数別 ) (n=60)(n=871) 合計 1 社 1 事業所 75.8% 81.7% 11.5% 3.3% 12.7% 15.0% (n=21)(n=137)(n=141)(n=94)(n=194)(n=139)(n=48) 29 人以下 30~99 人 100~299 人 300~499 人 500~999 人 1,000~4,999 人 5,000~9,999 人 87.5% 80.6% 69.6% 81.9% 80.9% 70.1% 57.1% 14.3% 10.4% 2.1% 9.4% 10.1% 10.8% 19.6% 11.7% 6.4% 12.1% 7.1% 19.0% 10.9% 28.6% (n=19) 10,000 人以上 73.7% 15.8% 10.5% 該当者はいない 1 割程度 2 割程度以上 44

( 事業所の主要雇用区の有期契約社員数別 ) (n=871) (n=255) 合計 9 人以下 75.8% 82.0% 11.5% 5.9% 12.7% 12.2% (n=123)(n=96)(n=206) (n=35)(n=133) 10~29 人 30~49 人 50~99 人 100~299 人 300 人以上 77.2% 74.0% 76.4% 66.2% 68.6% 10.7% 10.4% 13.0% 20.3% 22.9% 12.1% 15.6% 10.6% 13.5% 8.6% 該当者はいない 1 割程度 2 割程度以上 ( 事業所種類別 ) (n=871) (n=388) 合計本社 75.8% 77.8% 11.5% 9.8% 12.7% 12.4% (n=1) (n=178)(n=17) (n=54)(n=137) 支店 営業所店舗物流センター工場研究所 78.8% 75.9% 88.2% 68.0% 10 15.2% 8.8% 12.4% 16.7% 7.4% 11.8% 16.9% (n=66) その他 77.3% 13.6% 9.1% 該当者はいない 1 割程度 2 割程度以上 45

問 9_1) ( 一時的 臨時的な事業の増加に限定 ) 事業所の事業活動への支障 仮に 主要雇用区分の有期契約社員の活用が 一時的 臨時的な事業の増加への対応 に限定されるとした場合の貴事業所への影響は 回答全体として 事業活動には支障がない 3 割弱となっており 逆に 7 割以上には何らかの支障が生じることになる 業種別には 製造業 において 事業活動に何らかの支障がある割合が 76.9% となっており 他の業種での割合よりも高い 規模別には 事業所の従業員数 事業所の主要雇用区分の有期契約社員数が多くなるほど 事業活動に支障があるとする割合が顕著に大きくなっている 特に 主要雇用区分の有期契約社員数が 300 人以上 では 事業規模を縮小せざるを得ない が 2 割程度に達している 一方で 事業所規模ではなく会社全体の規模との関係は明確ではなく 中小企業でも大企業と同じように 事業活動に支障が生じることが懸念される 事業所の種類別には 店舗 では 事業規模を縮小せざるを得ない が 24.5% と特に支障の度合いが大きいことが窺われる 図表 11 問 9_1) ( 一時的 臨時的な事業の増加に限定 ) 事業所の事業活動への支障 ( 業種別 ) (n=844) (n=281) (n=149) (n=132) (n=139) (n=135) 合計 28.8% 製造業 23.1% 小売 飲食 宿泊 32.9% 運輸業 32.6% 医療 福祉 28.8% その他 33.3% 事業活動には支障はない国内事業を海外移転せざるを得ない 59.4% 67.3% 51.0% 53.8% 58.3% 58.5% 10.7% 1.2% 6.8% 2.8% 16.1% 13.6% 12.9% 7.4% 0.7% 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応事業規模を縮小せざるを得ない 46

( 事業所の従業員数別 ) (n=122)(n=77)(n=67)(n=11)(n=844) (n=307) (n=28)(n=207) 合計 9 人以下 10~29 人 30~49 人 50~99 人 100~299 人 300~999 人 1,000 人以上 28.8% 35.8% 36.4% 34.4% 26.7% 23.2% 10.7% 63.6% 67.9% 59.4% 62.7% 55.8% 54.9% 60.6% 62.3% 10.7% 1.2% 36.4% 1.5% 6.5% 1.3% 9.8% 0.8% 0.7% 12.1% 1.0% 13.5% 10.7% 10.7% 事業活動には支障はない国内事業を海外移転せざるを得ない 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応事業規模を縮小せざるを得ない ( 会社全体の正社員数別 ) (n=132)(n=46)(n=59)(n=844) (n=139)(n=88)(n=189) (n=18)(n=21)(n=137) 合計 1 社 1 事業所 29 人以下 30~99 人 100~299 人 300~499 人 500~999 人 1,000~4,999 人 5,000~9,999 人 10,000 人以上 28.8% 25.4% 30.4% 43.2% 34.4% 30.7% 18.0% 18.2% 23.8% 33.3% 59.4% 61.0% 65.2% 46.2% 55.0% 59.1% 64.7% 71.5% 57.1% 61.1% 1.2% 10.7% 13.6% 2.2% 2.2% 10.6% 9.5% 1.1% 9.1% 1.1% 0.7% 16.5% 8.0% 2.2% 4.8% 14.3% 5.6% 事業活動には支障はない国内事業を海外移転せざるを得ない 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応事業規模を縮小せざるを得ない 47

( 事業所の主要雇用区の有期契約社員数別 ) (n=844) (n=251) (n=123)(n=92)(n=193) (n=33)(n=130) 合計 28.8% 9 人以下 41.0% 10~29 人 25.9% 30~49 人 27.2% 50~99 人 22.8% 100~299 人 15.4% 300 人以上 30.3% 事業活動には支障はない国内事業を海外移転せざるを得ない 59.4% 1.2% 10.7% 56.2% 0.4% 2.4% 64.8% 1.6% 7.8% 54.3% 59.3% 66.9% 2.2% 0.8% 16.3% 17.1% 17.7% 42.4% 6.1% 21.2% 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応 事業規模を縮小せざるを得ない ( 事業所種類別 ) (n=844) (n=375) (n=1)(n=177)(n=18)(n=53)(n=131) 合計本社支店 営業所店舗物流センター工場研究所 28.8% 33.1% 27.5% 20.8% 22.2% 20.9% 59.4% 54.9% 64.1% 54.7% 72.2% 68.9% 10 10.7% 1.2% 10.9% 1.1% 8.4% 24.5% 5.6% 2.8% 7.3% (n=60) その他 31.7% 53.3% 1.7% 13.3% 事業活動には支障はない国内事業を海外移転せざるを得ない 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応事業規模を縮小せざるを得ない 48

問 9_2) ( 一時的 臨時的な事業の増加に限定 ) 人材活用の変化 全体 主要雇用区分の有期契約社員については 変わらない が 50.7% で最も多いが 3~4 割以上減少 が 23.1% 1~2 割程度減少 が 10.2% と 合わせて 33.3% が減少すると想定している 他の雇用形態等については 変わらない が 7 割程度と多くを占めるが 増加する が 2~3 割近くとなっている 製造業 主要雇用区分の有期契約社員については 変わらない が 45.8% で最も多いが 3~4 割以上減少 が 24.7% 1~2 割程度減少 が 14.0% と 合わせて 38.7% が減少すると想定している 他の雇用形態等については 変わらない が 7 割程度と多くを占めるが 増加する が 3 割近くとなっている 小売 飲食 宿泊 主要雇用区分の有期契約社員については 変わらない が 49.3% で最も多いが 3~4 割以上減少 が 27.8% 1~2 割程度減少 が 6.3% と 合わせて約 34.1% が減少すると想定している 他の雇用形態等については 変わらない が 6 割程以上度と多くを占めるが b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 d) 既存正社員の労働時間 についても 増加する が 3 割近くとなっている 主要雇用区分の有期契約社員規模 :100~299 人 3~4 割以上減少 が 40.9% 1~2 割程度減少 が 11.0% と 合わせて 51.9% が減少すると想定している その分 他の雇用形態等については b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) を中心に c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 d) 既存正社員の労働時間 e 派遣労働者の活用 f 請負 外注の活用 について 増加する が 3 割を超えている 主要雇用区分の有期契約社員への影響 主要雇用区分の有期契約社員の数については 3~4 割減少 が 23.1% 1~2 割減少 が 10.2% 合わせて 33.3% が減少するとしている ( 再掲 ) ただし 先にみたように 現在の有期契約社員の活用の多くは 一時的 臨時的でない活用としていることから この結果の解釈は慎重に行うべきと考えられる 業種別には 製造業 で 減少する ( 3 ~ 4 割減少 と 1~2 割減少 の合計 以下同様 ) が約 4 割と他の業種での割合よりも大きい 規模別には 事業所の従業員数 会社全体の正社員数 事業所の主要雇用区分の契約社員数のいずれでも 人数が多いほど 減少する 割合が高い傾向がみられる 例えば 事業所の従業員数が 1,000 人以上 会社全体の正社員数が 5,000 人以上 では ほぼ半数が 減少する としている 事業所の種類別には 店舗 物流センター 工場 で 減少する 割合が高いが 4 割前後と高い 主に現業部門での有期契約社員の雇用が失われる可能性が考えられる 49

全体 (n=808)(n=810) (n=769)(n=808)(n=809) (n=769) 図表 12 問 9_2) ( 一時的 臨時的な事業の増加に限定 ) 人材活用の変化 a) 主要雇用区分の有期契約社員 b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) 2.3% 6.7% c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 ) 2.7% d) 既存正社員の労働時間 5.7% 13.6% 23.6% 24.2% 23.6% e) 派遣労働者の活用 4.8% 18.6% f) 請負 外注の活用 4.8% 18.6% 50.7% 65.6% 67.6% 66.3% 71.5% 71.5% 10.2% 23.1% 2.8% 1.2% 3.8% 1.6% 3.6% 0.7% 2.3% 2.7% 2.3% 2.7% 製造業 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 (n=271) (n=269) (n=273)(n=273) (n=266) (n=266) a) 主要雇用区分の有期契約社員 b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 ) 2.6% d) 既存正社員の労働時間 5.9% e) 派遣労働者の活用 6.8% f) 請負 外注の活用 3.4% 3.0% 5.9% 12.5% 22.3% 22.3% 29.3% 22.6% 25.6% 45.8% 69.5% 70.3% 60.1% 63.2% 67.7% 14.0% 24.7% 1.1% 1.1% 3.7% 1.1% 4.4% 0.4% 3.8% 3.8% 1.1% 2.3% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 50

小売 飲食 宿泊 (n=144) (n=143)(n=143) (n=139)(n=142) (n=137) a) 主要雇用区分の有期契約社員 b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) 3.5% 9.8% c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 ) 4.2% d) 既存正社員の労働時間 7.0% e) 派遣労働者の活用 4.3% f) 請負 外注の活用 13.2% 7.3% 12.4% 22.4% 25.9% 21.1% 20.9% 49.3% 62.2% 61.5% 65.5% 68.3% 75.9% 6.3% 27.8% 4.2% 1.4% 4.9% 3.5% 3.5% 2.8% 3.6% 2.9% 2.2% 2.2% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 主要雇用区分の有期契約社員規模 :100~299 人 (n=127) a) 主要雇用区分の有期契約社員 3.1% 15.7% 29.1% 11.0% 40.9% (n=127) b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) 11.8% 32.3% 51.2% 3.1% 1.6% (n=126) c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 ) 4.8% 25.4% 62.7% 4.0% 3.2% (n=125) (n=118) (n=118) d) 既存正社員の労働時間 8.8% 24.8% 59.2% 4.0% 3.2% e) 派遣労働者の活用 7.6% 26.3% 57.6% 2.5% 5.9% f) 請負 外注の活用 11.9% 22.9% 61.0% 2.5% 1.7% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加 変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 51

主要雇用区分の有期契約社員への影響 ( 業種別 ) (n=810) (n=271) 合計 2.3% 13.6% 製造業 3.0% 12.5% 50.7% 45.8% 10.2% 14.0% 23.1% 24.7% (n=144) (n=123) 小売 飲食 宿泊 3.5% 13.2% 運輸業 0.8% 12.2% 49.3% 55.3% 6.3% 11.4% 27.8% 20.3% (n=132) (n=132) 医療 福祉 1.5% 13.6% その他 2.3% 18.2% 50.8% 57.6% 8.3% 25.8% 7.6% 14.4% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 ( 事業所の従業員数別 ) (n=810) (n=68)(n=64)(n=11) (n=119) (n=295) (n=200) (n=27) 2.3% 合計 13.6% 50.7% 10.2% 23.1% 9 人以下 9.1% 90.9% 10~29 人 4.7% 10.9% 30~49 人 13.2% 62.5% 69.1% 12.5% 8.8% 9.4% 8.8% 1.7% 50~99 人 9.2% 58.8% 8.4% 21.8% 100~299 人 2.7% 15.6% 47.1% 12.5% 22.0% 2.0% 300~999 人 13.0% 3.7% 40.5% 9.0% 35.5% 1,000 人以上 7.4% 37.0% 14.8% 37.0% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 52

( 会社全体の正社員数別 ) (n=58)(n=810) 合計 2.3% 13.6% 1 社 1 事業所 6.9% 10.3% 50.7% 55.2% 10.2% 13.8% 23.1% 13.8% (n=123)(n=42) (n=21)(n=134)(n=134)(n=88)(n=179) 29 人以下 2.4% 21.4% 30~99 人 1.6% 9.8% 100~299 人 1.7% 15.1% 300~499 人 1.1% 14.8% 500~999 人 1.5% 13.4% 1,000~4,999 人 3.0% 14.9% 5,000~9,999 人 9.5% 65.0% 54.2% 44.3% 45.5% 38.8% 42.9% 61.9% 12.5% 6.7% 13.4% 19.0% 2.4% 11.9% 8.1% 15.4% 11.2% 17.9% 27.3% 32.8% 29.9% 28.6% (n=16) 10,000 人以上 5 12.5% 37.5% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 ( 主要雇用区分の有期契約社員規模別 ) (n=233)(n=810) (n=120)(n=91)(n=190) 合計 2.3% 13.6% 0.9% 9 人以下 9.0% 10~29 人 1.1% 11.6% 30~49 人 3.3% 24.2% 50~99 人 5.8% 15.0% 50.7% 70.4% 51.6% 38.5% 40.8% 10.2% 12.1% 9.9% 1 23.1% 10.3% 9.4% 23.7% 24.2% 28.3% (n=30)(n=127) 100~299 人 3.1% 300 人以上 3.3% 15.7% 13.3% 29.1% 53.3% 11.0% 3.3% 40.9% 26.7% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 53

( 事業所種類別 ) (n=51)(n=127)(n=355)(n=810) 合計 2.3% 13.6% 本社 2.5% 11.5% 支店 営業所 0.8% 15.7% 店舗 5.9% 9.8% 50.7% 54.9% 55.1% 47.1% 10.2% 23.1% 8.5% 22.5% 13.4% 15.0% 7.8% 29.4% (n=170)(n=17) 物流センター工場 1.8% 17.6% 16.5% 35.3% 40.6% 5.9% 15.3% 41.2% 25.9% (n=1) 研究所 10 (n=60) その他 3.3% 18.3% 46.7% 5.0% 26.7% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 54

4. 通算勤続年数上限が 2 年 となる場合の主要雇用区分の有期契約社員の活用について 問 11_1)( 勤続年数上限 2 年に限定 ) 事業所の事業活動への支障 主要雇用区分の有期契約社員の活用について 通算での勤続年数の上限が 2 年 に限定された場合の 事業所の事業活動への影響については 事業活動に支障はない は 19.6% に過ぎず 8 割以上が事業活動に支障があると考えている 支障に対して 多くは 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応する と考えている 業種別には大きな違いは見られないが 小売 飲食 宿泊 では 事業規模を縮小せざるを得ない が 17.4% と多くなっている 規模別には 事業所の従業員数 事業所の主要雇用区分の有期契約社員数 が大きくなるほど 事業活動に支障があると考える割合は大きくなる 事業の種類別には 店舗 では 事業活動を縮小せざるを得ない が 35.8% に達する 図表 13 問 11_1) ( 勤続年数上限 2 年に限定 ) 事業活動への支障 ( 業種別 ) (n=847) (n=282) (n=149) (n=129) (n=140) (n=138) 合計製造業小売 飲食 宿泊運輸業医療 福祉その他 19.6% 21.3% 20.1% 23.3% 16.4% 15.9% 67.7% 68.8% 62.4% 61.2% 7 73.9% 1.7% 11.1% 4.3% 5.7% 17.4% 0.8% 14.7% 13.6% 10.1% 事業活動には支障はない国内事業を海外移転せざるを得ない 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応事業規模を縮小せざるを得ない 55

( 事業所の従業員数別 ) (n=123)(n=78)(n=69)(n=11)(n=847) (n=304) (n=27)(n=209) 合計 9 人以下 10~29 人 30~49 人 50~99 人 100~299 人 300~999 人 1,000 人以上 19.6% 45.5% 33.3% 32.1% 26.8% 15.1% 12.0% 14.8% 67.7% 45.5% 63.8% 57.7% 62.6% 70.7% 73.2% 66.7% 1.7% 11.1% 9.1% 2.9% 1.3% 9.0% 2.4% 8.1% 0.7% 13.5% 2.4% 12.4% 11.1% 7.4% 事業活動には支障はない国内事業を海外移転せざるを得ない 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応事業規模を縮小せざるを得ない ( 会社全体の正社員数別 ) (n=135)(n=46) (n=60)(n=847) (n=136)(n=92)(n=186) 合計 1 社 1 事業所 29 人以下 30~99 人 100~299 人 300~499 人 500~999 人 19.6% 25.0% 23.9% 31.1% 21.0% 19.6% 12.5% 67.7% 66.7% 67.4% 57.0% 66.7% 62.0% 75.0% 1.7% 11.1% 6.7% 1.7% 6.5% 2.2% 11.9% 0.5% 11.8% 3.3% 15.2% 0.7% 11.8% (n=18) (n=20)(n=137) 1,000~4,999 人 5,000~9,999 人 10,000 人以上 10.2% 15.0% 22.2% 78.8% 65.0% 66.7% 5.0% 2.9% 8.0% 15.0% 11.1% 事業活動には支障はない国内事業を海外移転せざるを得ない 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応事業規模を縮小せざるを得ない 56

( 主要雇用区分の有期契約社員規模別 ) (n=847) (n=251) (n=199) 合計 9 人以下 10~29 人 19.6% 36.7% 20.6% 67.7% 68.8% 59.8% 1.7% 11.1% 0.4% 3.2% 1.5% 9.0% (n=95) (n=122) (n=127) 30~49 人 50~99 人 100~299 人 11.6% 9.0% 6.3% 72.6% 71.3% 70.9% 2.1% 2.5% 13.7% 17.2% 2.4% 20.5% (n=33) 300 人以上 78.8% 6.1% 15.2% 事業活動には支障はない国内事業を海外移転せざるを得ない 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応事業規模を縮小せざるを得ない ( 事業所種類別 ) (n=847) (n=375) (n=1)(n=177)(n=18)(n=53)(n=131) 合計 19.6% 本社 22.9% 支店 営業所 18.3% 店舗 1.9% 物流センター 16.7% 工場 18.6% 研究所 62.3% 67.7% 65.6% 72.5% 77.8% 69.5% 10 11.1% 1.7% 10.1% 1.3% 8.4% 0.8% 35.8% 5.6% 4.5% 7.3% (n=64) その他 15.6% 70.3% 14.1% 事業活動には支障はない国内事業を海外移転せざるを得ない 人材の雇用形態や活用方法を工夫 対応事業規模を縮小せざるを得ない 57

問 11_2) ( 勤続年数上限 2 年に限定 ) 人材活用の変化 全体 主要雇用区分の有期契約社員については 変わらない が 45.8% で最も多いが 3~4 割以上減少 が 23.0% 1~2 割程度減少 が 13.5% と 合わせて 36.5% が減少すると想定している 他の雇用形態等については 変わらない が 7 割程度と多くを占めるが b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) d) 既存正社員の労働時間 が約 3 割となっている 製造業 主要雇用区分の有期契約社員については 変わらない が 47.1% で最も多いが 3~4 割以上減少 が 24.5% 1~2 割程度減少 が 12.8% と 合わせて 37.3% が減少すると想定している 他の雇用形態等については 変わらない が 6~7 割程度と多くを占めるが c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 ) を除いて 増加する が約 3 割となっている 小売 飲食 宿泊 主要雇用区分の有期契約社員については 変わらない が 35.2% で最も多いが 3~4 割以上減少 が 29.7% 1~2 割程度減少 が 11.0% と 合わせて 40.7% が減少すると想定している 一方で 1~2 割増加 が 18.6% 3~4 割以上増加 が 5.5% と合わせて 24.1% が増加するとしている 他の雇用形態等については 変わらない が 5~7 割程度と多くを占めるが b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 d) 既存正社員の労働時間 については 増加する が 4 割程度となっている 主要雇用区分の有期契約社員数 :100~299 人 主要雇用区分の有期契約社員については 3~4 割以上減少 が 34.6% 1~2 割程度減少 が 22.0% と 合わせて 56.6% と過半数が減少すると想定している 他の雇用形態等については 変わらない が 5~7 割程度と多くを占めるが b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) d) 既存正社員の労働時間 については 増加する が 4 割を超えている 主要雇用区分の有期契約社員への影響 業種別には 小売 飲食 宿泊 医療 福祉 で 主要雇用区分の有期契約社員の数が 減少する との回答割合が大きい 規模別には 事業所の従業員数が 300~999 人 事業所の主要雇用区分の有期契約社員数が 50~299 人 では 3~4 割減少 が 30% を超えるなど 有期契約社員を多く活用する現場での減少が大きいことが分かる 事業の種類別には 店舗 物流センター で 3~4 割減少 が 30% を超え これに 1 ~2 割減少 を合わせるとほぼ半数に達する 58

全体 図表 14 問 11_2) ( 勤続年数上限 2 年に限定 ) 人材活用の変化 (n=812) (n=814)(n=818) a) 主要雇用区分の有期契約社員 2.8% 14.8% b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) 5.4% c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 ) 2.5% 27.0% 25.1% 45.8% 13.5% 64.3% 68.1% 23.0% 2.0% 1.3% 3.2% 1.2% (n=781)(n=816) (n=781) d) 既存正社員の労働時間 e) 派遣労働者の活用 f) 請負 外注の活用 6.6% 5.8% 5.8% 24.9% 18.8% 18.8% 66.2% 72.5% 72.5% 2.0% 0.4% 1.4% 1.5% 1.4% 1.5% 製造業 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 (n=267)(n=270)(n=276)(n=275)(n=273)(n=274) a) 主要雇用区分の有期契約社員 b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) d) 既存正社員の労働時間 5.8% 7.0% f) 請負 外注の活用 5.2% 12.8% 23.8% 2.9% c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 ) 19.6% e) 派遣労働者の活用 2.9% 4.4% 27.9% 21.5% 23.2% 47.1% 68.5% 73.1% 64.1% 66.3% 69.3% 12.8% 24.5% 1.8% 1.5% 3.6% 0.7% 1.8% 0.4% 2.2% 3.0% 0.7% 1.5% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 59

小売 飲食 宿泊所 (n=140)(n=142)(n=145)(n=144)(n=146)(n=145) a) 主要雇用区分の有期契約社員 5.5% b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) 9.6% c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 ) 3.5% d) 既存正社員の労働時間 11.0% e) 派遣労働者の活用 4.9% f) 請負 外注の活用 7.9% 18.6% 28.8% 34.0% 23.9% 16.4% 29.0% 35.2% 11.0% 57.5% 56.3% 55.9% 69.7% 74.3% 29.7% 2.7% 1.4% 3.5% 2.8% 2.8% 1.4% 0.7% 0.7% 0.7% 0.7% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 主要雇用区分の有期契約社員規模 :100~299 人 (n=127) a) 主要雇用区分の有期契約社員 5.5% 15.0% 22.8% 22.0% 34.6% (n=129) b) 正社員数 ( 現在の有期社員からの登用 ) 7.8% 38.8% 48.8% 1.6% 3.1% (n=126) c) 正社員数 ( 新卒採用 中途採用 ) 4.8% 31.0% 58.7% 2.4% 3.2% (n=127) (n=121) (n=118) d) 既存正社員の労働時間 10.2% 37.0% 49.6% 1.6% 1.6% e) 派遣労働者の活用 9.9% 25.6% 62.0% 0.8% 1.7% f) 請負 外注の活用 13.6% 22.9% 61.0% 1.7% 0.8% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加 変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 60

主要雇用区分の有期契約社員への影響 ( 業種別 ) (n=812) (n=274) 合計 2.8% 14.8% 製造業 2.9% 12.8% 45.8% 47.1% 13.5% 12.8% 23.0% 24.5% (n=145) (n=121) 小売 飲食 宿泊 5.5% 18.6% 運輸業 1.7% 12.4% 35.2% 51.2% 11.0% 13.2% 29.7% 21.5% (n=136) (n=130) 医療 福祉 1.5% その他 2.3% 15.4% 16.9% 44.1% 51.5% 17.6% 13.8% 21.3% 15.4% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 ( 事業所の従業員数別 ) (n=11)(n=812) (n=61) (n=118)(n=68) (n=26)(n=208)(n=294) 合計 2.8% 14.8% 9 人以下 9.1% 1.6% 10~29 人 11.5% 30~49 人 11.8% 50~99 人 3.4% 11.0% 100~299 人 3.1% 300~999 人 3.4% 17.3% 14.4% 1,000 人以上 3.8% 15.4% 45.8% 81.8% 59.0% 69.1% 55.1% 42.2% 32.7% 34.6% 13.5% 23.0% 9.1% 13.1% 14.8% 10.3% 8.8% 11.9% 12.6% 18.6% 24.8% 17.3% 23.1% 32.2% 23.1% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 61

( 会社全体の正社員数別 ) (n=57)(n=812) 合計 2.8% 1 社 1 事業所 3.5% 14.8% 14.0% 45.8% 61.4% 13.5% 23.0% 12.3% 8.8% (n=120)(n=42) (n=21)(n=134)(n=136)(n=91)(n=179) 29 人以下 23.8% 30~99 人 3.3% 11.7% 100~299 人 2.2% 14.5% 300~499 人 3.3% 9.9% 500~999 人 2.9% 12.5% 1,000~4,999 人 3.0% 19.4% 5,000~9,999 人 23.8% 57.1% 57.5% 46.9% 42.9% 41.2% 32.1% 42.9% 9.5% 9.5% 11.7% 15.8% 14.5% 21.8% 14.3% 14.0% 15.7% 29.7% 29.4% 29.9% 9.5% 23.8% (n=17) 10,000 人以上 5.9% 11.8% 41.2% 17.6% 23.5% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 ( 主要雇用区分の有期契約社員規模別 ) (n=812) (n=232) 合計 2.8% 14.8% 9 人以下 0.4% 9.1% 45.8% 69.4% 13.5% 23.0% 9.1% 12.1% (n=118)(n=91)(n=194) (n=32)(n=127) 10~29 人 1.0% 12.9% 30~49 人 50~99 人 100~299 人 300 人以上 4.4% 5.9% 5.5% 6.3% 28.6% 19.5% 15.0% 12.5% 49.5% 27.1% 22.8% 43.8% 31.9% 14.4% 22.0% 13.9% 9.9% 18.8% 22.7% 25.3% 33.1% 34.6% 18.8% 3~4 割以上増加 1~2 割程度増加変わらない 1~2 割程度減少 3~4 割以上減少 62