日常生活での男女の人権に関する調査報告

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第2章 主な回答結果一覧(3ヵ年比較)

Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的男女間の暴力に関する県民の意識 被害の経験の態様 程度及び被害の潜在化の程度 理由等を把握し その結果を 山口県配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画 に活用するとともに 今後の施策推進の基礎資料とする 2 実施主体 山口県 3 協力機関 県内各市町 4

03 Ⅱ-2 配偶者からの暴力の被害経験

03 Ⅱ-1 配偶者等からの暴力に関する認知度

6 女性への暴力やセクシュアル・ハラスメントの防止

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18 骨折させる打ち身や切り傷などのケガをさせる身体を傷つける可能性のある物でなぐる 突き飛ばしたり壁にたたきつけたりする平手でぶつ 足でける刃物などを突きつけて おどすなぐるふりをして おどす物を投げつけるドアをけったり 壁に物を投げつけておどす大声でどなる 役立たず や 能なし などと言う 3.

男女間における暴力に関する調査報告書<概要版>

はじめに あなたご自身についてお伺いします 問 1 あなたの性別についてお答えください ( は 1 つ ) (47.19)1 男 (50.51)2 女 (2.30 問 2 あなたの年齢についてお答えください ( は 1 つ ) ( 6.38)1 20 歳代 (10.46)2 30 歳代 (10.97

05 Ⅳ集計結果(実数)

◎公表用資料

Microsoft Word 概要版

目 次 Ⅰ 調査の概要 1 Ⅱ 調査対象者の属性 2 Ⅲ 調査結果 4 1 男女平等について 4 2 男女の役割意識について 7 3 男女の地域 社会参画について 8 4 DVやセクハラについて 10 5 ワークライフバランス ( 仕事と生活の調和 ) について 12 6 市が力を入れるべき取り組み

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西村愛里 : 大学生のデート DV の実態 (1) 地域研究 年 9 月 頁 The Institute of Regional Studies, Okinawa University Regional Studies 12 September 213 pp 大

01.ai


平成18年度推進計画の進行状況_参考資料

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

一人暮らし高齢者に関する意識調査結果 <概要版>2


ハラスメントと暴力に関する実態調査

小学生

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代 20 代に交際相手からの暴力行為の有無 ドメスティック バイオレンスを受けた時の相談機関の認知度 女性に対する暴力をなくすために必要なこと 男女共同参画社会の推進に向けて 女性が指導的立場につくことが少ない

1-4 結婚 ( 問 4) 結婚の状況は で 結婚している が 73.1% で最も高くなっている 73.1% 19.6% 7.2% 74.2% 16.0% 9.7% 71.7% 23.6% 4.3% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 結婚している結婚していない死別 離別した無回答 1-


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相談したい場合 の窓口は 区市町村のDV 相談窓口 警察の生活安全課 そして配偶者暴力相談支援センターです 配偶者暴力相談支援センターは 東京都には2か所 東京ウィメンズプラザと東京都女性相談センターがあります 区市町村のDV 相談窓口は 配偶者暴力相談支援センターがある場合はそこに それ以外は各福


第 6 章安全 犯罪と暴力 6- 刑法犯認知件数検挙件数検挙率 6- 刑法犯検挙 補導少年数 年 年間の刑法犯認知件数は8,69 件です 年以降で最も少なく 年の9,7 件より 万, 件 (.%) 減少しています 年の検挙件数は, 件です 検挙率は9.% で 年以降で 番目に高くなっており 年より9

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(4) 市からのお知らせについて 西宮市では 市民のみなさまに市政への理解と関心を深めていただき また市民サービスを円滑に利用していただくために 広報紙や放送 ホームページなどさまざまな媒体により 市政情報をお届けしています 市民のみなさまのご意見をいただき 利用しやすく わかりやすい情報提供となり

セクハラ マタハラに関する調査 資料 4-2 このアンケートは 総務省消防庁が 全国の消防本部におけるセクハラ マタハラの防止対策を検討するにあたって参考とするものであり 個別の事案について対処するものではありません 調査結果については 全体の集計等について公表する場合もありますが 個人が特定される

Microsoft Word - 【第2章】主な調査結果260624

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Ⅰ 調査実施要領

PowerPoint プレゼンテーション

*

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

満足度調査 単純集計結果

図 Ⅳ 1-1 茨城県青少年の健全育成等に関する条例 の認知度 ( 地域別, 市郡別, 性別, 性 年齢別, 職業別 ) 条例の名称, 条例の内容とも知っている n 条例の名称は知っているが, 内容は知らない 条例の名称, 条例の内容とも知らない 無回答 知っている 計 県北 (268) 12.3

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附帯調査

問 3 全員の方にお伺いします 日頃 サイバー犯罪 ( インターネットを利用した犯罪等 ) の被害に遭いそうで 不安に感じることがありますか この中から1つだけお答えください よくある % たまにある % ほとんどない % 全くない 全

 

2.10 暮らしやすい社会 現在の堺市での暮らしの満足度 さかいしげん 38 あなたは堺市での現在 ざいの暮 くまんぞくらしに満足していますか ひとつに 現在の堺市での暮らしについて 満足している 人は 38.2% まあまあ満足している 人は 47.4% 合 わせて 85.6% が満足

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「いい夫婦の日」アンケート結果 2014


平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

NPO 法人こどもサポートネットあいち 2012 年児童養護施設における暴力に関するアンケート調査報告 - 職員調査 1 調査目的本調査の目的は児童養護施設における暴力の状況とその背景を把握し その暴力事例に関する対応のプロセスの分析を行い よりよい対応方法を検討することです 施設職員対象のアンケー

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

( 問 11-A) どのようなことに不安を感じていますか 次の中からあてはまるものを 3 つまで選 んで をつけてください 該当しない場合は 次の問 12 へお進みください 図 A-1 不安の内容 年金制度に対する不安がある健康状態

Microsoft Word - 【確認】アンケート結果HP.docx

附帯調査

市からのお知らせについて 市からのお知らせについて 西宮市では 市民のみなさまに市政への理解と関心を深めてもらうために 市政ニュー スやホームページなどさまざまな媒体を活用して情報発信をしています みなさまからい ただいたご意見を踏まえ より効果的で分かりやすい情報提供に努めてまいります 問 22


PowerPoint プレゼンテーション

 

< このアンケートの中の言葉の意味 > 情報通信機器 携帯電話やスマートフォン パソコンなど他の人とメッセージのやりとりができるような機 器 インターネット世界中の情報通信機器をつなげてメッセージのやりとりができるようにした仕組み 例えば インターネットを利用して 次のようなことができます 友だちと

8

表紙(A4)

2. 世界の暴力の現状世界の 暴力 の現状を知りましょう 1 世界連盟の Stop the Violence のビデオを見ましょう ビデオを見てどんな印象をうけましたか 2 クイズ世界の 暴力 の現状を知りましょう 1~3の答えを選びましょう Q1. 世界では何人の少女が行方不明でしょうか? 1 3

第4章妊娠期から育児期の父親の子育て 45

の方が非男女共同参画に関する意識について 問 1 あなたは 次にあげるような分野で男女の地位は平等になっていると思いますか ( はそれぞれ1つずつ) 男るど常性れ性ち女れ性ちる常にてのらのてのらに優い方かな地い方か優遇る男がとっ位る女がと遇等には平の方が非されてい優遇さいえば男優遇さるどア家庭で 1

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25~34歳の結婚についての意識と実態

平成22年度

高齢者の健康及び長寿医療制度アンケート調査のご協力のお願い

1 運転免許証の自主返納制度について (1) 運転免許証の自主返納制度の認知度 問 1 あなたは 運転免許証の自主返納制度について知っていますか それとも知りませんか この中から 1 つだけお答えください 知っている( 小計 ) 93.2% 制度の内容も含めて知っている 73.0% 内容はよく知らな

PowerPoint プレゼンテーション

< 図 Ⅳ-16-2> 性別 年齢別 / 家族構成別 / 居住地域別 現在, 参加している今は参加していないが, 今後ぜひ参加したい今は参加していないが, 今後機会があれば参加したい参加したいとは思わない参加できないわからない無回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80

Microsoft Word - 第1章~第5章.doc

年賀状作成時の重視点 2 1. は メッセージ重視 は ビジュアル重視 とに今年の年賀状作成時の重視点を聞いたところ とに今年の年賀状作成時の重視点を聞いたところ は ビジュアル ( 絵柄や写真 ) よりもメッセージ ( 言葉 ) を重視は ビジュアル ( 絵柄や写真 ) よりもメッセージ ( 言葉

平成25年度 高齢期に向けた「備え」に関する意識調査結果(概要版)2

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

 

(市・町)        調査

- 2 -

スライド 1

Taro-グラフ入り5-結婚.jtd

1 男女共同参画社会に関する意識について (1) 各分野の男女の地位の平等感ア家庭生活における男女の地位の平等感 問 1(1) あなたは, 今からあげるような分野で男女の地位は平等になっていると思いますか あなたの気持ちに最も近いものを 1 つだけお答えください まず, 家庭生活については, どうで

資料 1( 参考 ) 口コミサイト インフルエンサーマーケティングに関するアンケート結果 2018 年 9 月 19 日

年齢別では 10 才代では 知っている人は 40.0% であるのに対し 30 才代以上では 7 割以上の人が 知っていると回答しています 図表 3 おおきな地震が起きると考えられていることを知っているか ( 年齢別 ) 10 才代 (N=10) 40.0% 50.0% 10.0% 20 才代 (N=

問 3 あなたの家族構成は ひとり暮らし世帯 7.5% 夫婦のみの世帯 29.3% 2 世代同居世帯 48.3% 3 世代同居世帯 13.3% 1.0% 0.6% 家族構成は 2 世代同居世帯 が 48.3% と最も比率が高く 以下 夫婦のみの世帯

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4. 調査票の回収状況 < 調査地域の調査対象数および有効回収数 回収状況など> 調査対象数 ( 地点数 ) 有効回収数 有効回収率 地域別構成 全体 6,(3) 3, 札幌市 32(16) 仙台市 18( 9) さいたま市

FastaskReport

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『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

1 がんに対する印象 認識について (1) がんに対する印象 問 1 あなたは, がんについてどのような印象を持っていますか この中から 1 つだけお答えください こわいと思わない( 小計 ) 22.4% 24.6% こわいと思わない 12.1% 13.6% どちらかといえばこわいと思わない 10.

世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

これからする話は 今 交際相手がいる人だけでなく みんなに知っておいてほしいことです お互いに良い関係を築くためには 相手が自分とは違う意見や感情を持っていることを認め 尊重することが大切です お互いに相手を尊重する関係のつくり方について 一緒に考えましょう の加害者にも被害者にもならないで! 埼玉

バレンタインデーのプレゼントにかける予算は増加傾向 中でも 女性の友人 への予算の平均は 33 円増加バレンタインデーのプレゼントにかける予算について プレゼントを渡す相手別に見たところ パートナー 思いを寄せている相手 への予算は 2 が最も多い一方 配偶者以外の家族 会社 取引先や男性の友人など

参考資料 働く人からの悩み相談 統計結果 統計の概要 期間 :2013 年 4 月 1 日 ~2014 年 3 月 31 日までの1 年間相談室 : 日本産業カウンセラー協会が所有する全国 35 ヶ所の相談室 ( 札幌 仙台 盛岡 高崎 新潟 長野 さいたま 宇都宮 柏 千葉 渋谷 立川 甲府 横浜

男女共同参画プラン_47

全国20~69歳の未婚男女の結婚・婚活に関する調査

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4 交際相手からの被害経験について (1) 交際相手からの暴力 ( デートDV) の認知度交際相手からの暴力について その言葉や内容を知っているか聞いたところ 言葉も その内容も知っている (38.7%) と回答した人が4 割となる一方 言葉があることを知らなかった (30.8%) と回答した人が3 割となっている 男女別にみると 言葉も その内容も知っている 人が 女性で 42.1% 男性で 33.5% と 女性のほうが 8.6 ポイント上回っている ( 図 4-1-1) 問 8 あなたは 交際相手からの暴力 ( いわゆる デート DV ) について 知っていますか あてはまる番号に をつけてください ( は 1 つ ) 言葉があること 言葉も その内 容も知っている は知っているが その内容は 言葉があること を知らなかった 無回答 よく知らない 総計 (n=1,300) 503 313 401 83 女性 (n=786) 331 191 210 54 男性 (n=514) 172 122 191 29-53 -

年代別にみると 言葉も その内容も知っている と回答した人は 男性では 20 代 (53.1%) が 女性では 10 代 (80.0%) が最も多い 概ね 男女とも年代が上がるにつれ て 言葉 内容の認知度が低くなっている ( 図 4-1-2) - 54 -

(2) 交際相手の有無 10~20 歳代当時の経験について 交際相手の有無を聞いたところ 交際相手がいた ( いる ) (59.2%) は 6 割であった 男女別にみると 交際相手がいた ( いる ) は女性が 8.5 ポイント多くなっている ( 図 4-2) 問 9 あなたの 10 歳代から 20 歳代の経験についてお聞きします 結婚している方 結婚したことのある方については 結婚前についてお答えください あなたには その当時 交際相手がいましたか あてはまる番号 1 つに をつけてください 結婚している方 結婚したことのある方については 後に配偶者となった相手以外についてお答えください ( は 1 つ ) 交際相手がいた ( いる ) 交際相手が いなかった 無回答 総計 (n=1,300) 770 450 80 女性 (n=786) 492 240 54 男性 (n=514) 278 210 26-55 -

(3) 交際相手からの被害経験 10~20 歳代当時に交際相手がいる ( いた ) と答えた人 (770 人中 無回答を除く 753 人 ) に 交際相手からの被害経験について聞いたところ 20 種類の被害行為でひとつでも 1 2 度あった 何度もあった と答えた人を 被害経験あり としてまとめた 全体では 19.8% の人が何らかの被害経験があるとなっている 男女別では被害経験があると答えた人が男性では 13.3% に対し 女性では 23.4% と女性が男性を 10.1 ポイント上回っている ( 図 4-3-1) 問 10 あなたは 10 歳代 20 歳代に交際相手から次のような行為をされたことがありますか ア ~ トのそれぞれについて 1~3 のあてはまる番号すべてに をつけてください ( はいく つでも ) 被害経験あり 被害経験なし 総計 (n=753) 149 604 女性 (n=483) 113 370 男性 (n=270) 36 234-56 -

10~20 歳代当時に交際相手がいた ( いる ) と答えた人 ( 753 人 ) に 20 種類の行為について これまで被害を受けたことがあるかを聞いた ( 注 ) 全体では 異性の友人と会うと怒られた (9.7%) 大声でどなられた (8.8%) 交友関係や電話を細かく監視された (6.6%) の順に多い ( 図 4-3-2) 問 10 あなたは 10 歳代 20 歳代に交際相手から次のような行為をされたことがありますか ア~トのそれぞれについて 1~3のあてはまる番号すべてに をつけてください ( はいくつでも ) ( 注 ) 交際相手がいた ( いる ) 人のうち 暴力が 10 歳代にあった 20 歳代にあった いずれ にもあった 人数を足した人の割合 - 57 -

10 歳代であった +20 歳代で 全体男性内訳女性内訳 あった + いずれにもあった 人 男性 (n=270) 女性 (n=483) 総数 (n=753) 10 歳代に 20 歳代にあったあった いずれにもあった 計 10 歳代に 20 歳代にあったあった いずれ にもあ った 計 骨折させられた 1 3 4 1 0 0 1 3 0 0 3 打ち身や切傷などのケガをさせられた身体を傷つける可能性のある物でなぐられた突き飛ばしたり 壁にたたきつけられた足でけったり 平手で打たれた 1 19 20 1 0 0 1 7 11 1 19 1 5 6 0 1 0 1 4 0 1 5 2 26 28 0 2 0 2 8 16 2 26 7 36 43 1 6 0 7 11 22 3 36 物を投げつけられた 6 25 31 1 5 0 6 6 15 4 25 刃物などを突きつけて おど された 3 7 10 1 2 0 3 4 3 0 7 なぐるふりをして おどされた 3 29 32 2 1 0 3 7 19 3 29 ドアをけったり 壁に物をなげつけたりして おどされた何を言っても長時間無視し続けられた交友関係や電話を細かく監視された 誰のおかけで生活できるんだ とか かいしょうなし と言われた 6 36 42 0 6 0 6 11 22 3 36 13 20 33 2 11 0 13 9 11 0 20 12 38 50 2 10 0 12 13 22 3 38 5 12 17 2 3 0 5 4 8 0 12 大声でどなられた 15 51 66 4 11 0 15 10 33 8 51 携帯電話やメールにすぐ返事をしないと怒られたブス 頭が悪いなどと馬鹿にされた 11 35 46 2 9 0 11 13 20 2 35 6 24 30 2 4 0 6 5 17 2 24 別れたら死ぬ とおどされた 8 25 33 3 5 0 8 13 11 1 25 携帯電話をチェックされた 18 28 46 1 17 0 18 9 14 5 28 異性の友人と会うと怒られた 17 56 73 2 15 0 17 16 32 8 56 いやがっているのに性的な行為を強要された見たくないのに ポルノビデオやポルノ雑誌を見せられた 4 36 40 2 2 0 4 4 30 2 36 3 11 14 2 1 0 3 5 6 0 11-58 -

( 男性 ) 男性については 携帯電話をチェックされた 異性の友人と会うと怒られた の 順に多い ( 図 4-3-3) - 59 -

( 女性 ) 女性については 大声でどなられた 異性の友人と会うと怒られた の順に多い ( 図 4-3-4) - 60 -

(4) 被害を受けたときの行動 10~20 歳代当時の経験について 交際相手から被害を受けたと回答した人に そのときの行動を聞いたところ 全体では 相手と別れた (35.6%) が最も多い 男女別で最も多いのは 女性では 相手と別れた (38.1%) に対し 男性では 別れたい ( 別れよう ) とは思わなかった (47.2%) となっている ( 図 4-4) 問 11 あなたは 交際相手からそのような行為を受けたとき どうしましたか あてはまる番号 1 つに をつけてください ( は 1 つ ) 別れた 別れたいが 別れなかった 別れたいと 思わない 無回答 総計 (n=149) 53 43 49 4 女性 (n=113) 43 36 32 2 男性 (n=36) 10 7 17 2-61 -

(5) 別れなかった理由 10~20 歳代当時 交際相手から被害を受けた際 別れたい ( 別れよう ) と思ったが 別れなかった と回答した人に 別れなかった最も大きな理由を聞いたところ 女性では 相手が別れることに同意しなかったから (25.0%) 男性では 相手には自分が必要だと思ったから (28.6%) 及び 相手の反応が怖かったから (28.6%) が最も多い ( 図 4-5) 問 12 あなたが 相手と別れなかった最も大きな理由は何ですか あてはまる番号に をつけてください ( は 1 つ ) 相手の反 応が怖か ったから 経済的な 不安があ ったから 相手には自分が必要だと思ったから これ以上は繰り返されないと思ったから 周囲の人から 別れることに反対されたから 相手が別れることに同意しなかったから その他 無回答 総計 (n=43) 6 1 7 7 1 10 2 9 女性 (n=36) 4 1 5 6 1 9 1 9 男性 (n=7) 2 0 2 1 0 1 1 0-62 -

(6) 命の危険を感じた経験 10~20 歳代当時の経験について 交際相手からの暴力行為によって命の危険を感じたことがあるか聞いたところ 感じた と回答した人は全体で 18.8% となっている これを男女別にみると 男性 5.6% 女性 23.0% で 女性が男性を 17.4 ポイント上回っている ( 図 4-6) 問 13 あなたは交際相手から受けたそのような行為によって 命の危険を感じたことがありますか あてはまる番号に をつけてください ( は 1 つ ) 感じた 感じなかった 無回答 総計 (n=149) 28 113 8 女性 (n=113) 26 82 5 男性 (n=36) 2 31 3-63 -

(7) 暴力による影響交際相手からの暴力によって受けた心身や生活への影響を聞いたところ 何らかの変化があったと回答した人を 生活上の変化あり としてまとめた 生活上の変化あり と回答した人は 全体で 32.2% となり 3 割を占める 男女別では 生活上の変化あり と回答した女性 (38.1%) が 男性 (13.9%) を 24.2 ポイント上回っている ( 図 4-7-1) 問 14 あなたは 交際相手から受けたそのような行為によって 生活上の変化がありましたか あて はまる番号すべてに をつけてください ( はいくつでも ) 生活上の変化あり 特にない 無回答 総数 (n=149) 48 94 7 女性 (n=113) 43 67 3 男性 (n=36) 5 27 4 問 14 で 11. 特にない と それ以外の 心身や生活に変化 があったとする 10 項目の和を対比し た - 64 -

生活上の変化の内容をみると 全体では 心身に不調をきたした (16.8%) が最も多い 特 にない (63.1%) とする男性は 75.0% で 女性の 59.3% を 15.7 ポイント上回っている ( 図 4-7-2) - 65 -

男性 (n=36) 女性 (n=113) 総数 (n=149) 学校 ( 大学 ) をやめた 変えた 0 1 1 学校 ( 大学 ) はやめなかったが しばらく休んだ 0 1 1 仕事 ( アルバイト ) をやめた 変えた 0 9 9 仕事 ( アルバイト ) はやめなかったが しばらく休んだ 0 3 3 転居 ( 引っ越し ) をした 0 9 9 異性と会うのが怖くなった 2 16 18 外出するのが怖くなった 0 14 14 夜 眠れなくなった 2 13 15 心身に不調をきたした 1 24 25 その他 0 4 4 特にない 27 67 94 無回答 4 3 7-66 -

( 被害項目別生活上の変化 ) 交際相手から暴力を受けたことによる心身や生活への影響について 被害項目別にみると 刃物などを突きつけて おどされた (77.8%) 打ち身や切傷などのケガをさせられた (73.7%) の順に多い 男女別にみると すべての行為において 女性が男性を大幅に上回っている ( 図 4-7-3) - 67 -

被害経験あり うち生活上の変化あり 男性女性総計男性女性総計 骨折させられた (n=3) 1 2 3 0 1 1 打ち身や切傷などのケガをさせられた (n=19) 身体を傷つける可能性のある物でなぐられた (n=5) 突き飛ばしたり 壁にたたきつけられた (n=27) 足でけったり 平手で打たれた ( n = 42) 1 18 19 0 14 14 1 4 5 0 3 3 2 25 27 0 13 13 7 35 42 2 21 23 物を投げつけられた (n=30) 6 24 30 1 11 12 刃物などを突きつけて おどされた (n =9) 3 6 9 2 5 7 なぐるふりをして おどされた (n=31) 3 28 31 1 14 15 ドアをけったり 壁に物をなげつけたりして おどされた (n=41) 何を言っても長時間無視し続けられた (n=32) 交友関係や電話を細かく監視された (n=46) 誰のおかげで生活できるんだ とか かいしょうなし と言われた(n=16) 6 35 41 2 19 21 13 19 32 2 12 14 12 37 49 2 23 25 5 11 16 1 5 6 大声でどなられた (n=65) 15 50 65 2 26 28 携帯電話やメールにすぐ返事をしないと怒られた (n=45) ブス 頭が悪いなどと馬鹿にされた (n =29) 11 34 45 1 18 19 6 23 29 1 15 16 別れたら死ぬ とおどされた (n=32) 8 24 32 3 15 18 携帯電話をチェックされた (n=45) 18 27 45 3 14 17 異性の友人と会うと怒られた (n=73) 18 55 73 3 26 29 いやがっているのに性的な行為を強要された (n=39) 見たくないのに ポルノビデオやポルノ雑誌を見せられた (n=13) 4 35 39 2 21 23 3 10 13 2 7 9-68 -

(8) 暴力に対する相談先交際相手から受けた行為に対する相談先を聞いたところ いずれかに相談したと回答した人を 相談した としてまとめた 相談した と回答した人は 全体で 40.3% に対し 相談しなかった 人は 51.0% となっている 男女別では 相談した 人は 女性で 46.0% 男性で 22.2% と 女性のほうが 23.8 ポイント多い ( 図 4-8-1) 問 15 あなたは 10 歳代 20 歳代に交際相手から受けたそのような行為について だれかに打ち明 けたり 相談したりしましたか あてはまる番号すべてに をつけてください ( はいくつでも ) 相談した 相談しなかった 無回答 総数 (n=149) 60 76 13 女性 (n=113) 52 51 10 男性 (n=36) 8 25 3-69 -

相談先をみると 全体では 友人 知人 (34.9%) 家族 親戚 (9.4%) の順になっている 男女とも どこ ( だれ ) にも相談しなかった が最も多く 男性 69.4% 女性 45.1% となっ ている ( 図 4-8-2) - 70 -

男性 (n=36) 女性 (n=113) 総数 (n=149) 警察に連絡 相談した 0 3 3 法務局 ( 人権擁護委員など人権相談窓口 ) に相談した 0 0 0 県女性相談センター ( 配偶者暴力相談支援センター ) に相談 した 0 0 0 県健康福祉センターに相談した 0 0 0 県男女共同参画センターあざれあ 静岡市女性会館 ( アイセ ル 21) などの男女共同参画のための総合的な施設 ( 女性相 談窓口 ) に相談した 0 0 0 市役所 ( 福祉事務所 市民相談 保健所など ) に相談した 0 1 1 裁判所に相談した 1 0 1 民間の機関 ( 弁護士会 民間シェルター ) に相談した 0 2 2 民生 児童委員に相談した 0 0 0 医療関係者 ( 医師 看護師 ) に相談した 0 2 2 学校関係者 ( 教員 養護教員 スクールカウンセラー ) に相談 した 0 1 1 家族や親戚に相談した 0 14 14 友人 知人に相談した 7 45 52 その他 0 1 1 どこ ( だれ ) にも相談しなかった 25 51 77 無回答 3 10 12-71 -

(9) 相談しなかった理由交際相手からの被害を どこ ( だれ ) にも相談しなかった人 ( 76 人 ) にその理由を聞いたところ 全体では 相談するほどのことではないと思ったから (57.9%) が最も多い 男女別にみると 自分にも悪いところがあると思ったから が男性では 48.0% 女性では 23.5% と男性のほうが 24.5 ポイント多く 男女差の開きが最もある回答となっている ( 図 4-9-1) 問 16 どこ ( だれ ) にも相談しなかったのは なぜですか あてはまる番号すべてに をつけてください ( はいくつでも) - 72 -

男性 (n=78) 女性 (n=142) 総数 (n=220) どこ ( だれ ) に相談してよいのか分からなかったか ら 2 5 7 恥ずかしくてだれにも言えなかったから 8 12 20 相談してもむだだと思ったから 7 23 30 相談したことがわかると 仕返しを受けたり もっとひどい暴力を受けると思ったから担当者の言動により不快な思いをすると思ったから自分さえがまんすれば なんとかこのままやっていけると思ったから 0 1 1 1 1 2 13 30 43 世間体が悪いから 7 12 19 他人を巻き込みたくなかったから 8 7 15 他人に知られると これまで通りのつき合い ( 仕 事や学校などの人間関係 ) ができなくなると思っ たから 1 2 3 そのことについて思い出したくなかったから 2 3 5 自分にも悪いところがあると思ったから 29 43 72 相手の行為は愛情の表現だと思ったから 9 8 17 相談するほどのことではないと思ったから 47 94 141 その他 5 11 16 無回答 5 3 8-73 -

( 被害項目別相談しなかった人の割合 ) 交際相手から暴力等の被害を受けた人のうち 相談をしたかどうかを被害項目別にみると どの行為でも全体で4 割前後の人が 相談に至らない場合が多い 男女別にみると 男性では すべての項目に対して 半数以上の人が相談していない状況にあり 項目によっては10 割に及ぶ 女性では 男性に比べ どの項目でも相談しなかった人は少ないものの 3 割程の人が被害について相談をしていない ( 図 4-9-2) - 74 -

男性 女性 相談し相談し相談し相談しなかっ無回答総計なかった人た人た人た人 無回答 総計 骨折させられた (n=3) 1 0 0 1 0 2 0 2 打ち身や切傷などのケガをさせられた (n=19) 1 0 0 1 4 12 2 18 身体を傷つける可能性のある物でなぐられた (n=5) 1 0 0 1 1 3 0 4 突き飛ばしたり 壁にたたきつけられた (n=27) 2 0 0 2 7 17 1 25 足でけったり 平手で打たれた (n=41) 5 1 0 6 11 20 4 35 物を投げつけられた (n=30) 5 1 0 6 7 15 2 24 刃物などを突きつけて おどされた (n=9) 3 0 0 3 1 5 0 6 なぐるふりをして おどされた (n =31) 2 0 1 3 10 15 3 28 ドアをけったり 壁に物をなげつけたりして おどされた (n=41) 3 1 2 6 12 21 2 35 何を言っても長時間無視し続けられた (n=32) 10 2 1 13 6 10 3 19 交友関係や電話を細かく監視された (n=49) 8 3 1 12 9 26 2 37 誰のおかげで生活できるんだ とか かいしょうなし と言われた 4 0 1 5 3 7 1 11 (n=16) 大声でどなられた (n=65) 10 3 2 15 20 28 2 50 携帯電話やメールにすぐ返事をしないと怒られた (n=45) 10 1 0 11 13 17 4 34 ブス 頭が悪いなどと馬鹿にされた (n=29) 6 0 0 6 8 13 2 23 別れたら死ぬ とおどされた (n =32) 6 2 0 8 9 13 2 24 携帯電話をチェックされた ( n= 45) 14 3 1 18 9 16 2 27 異性の友人と会うと怒られた (n =73) 13 4 1 18 17 33 5 55 いやがっているのに性的な行為を強要された (n=39) 4 0 0 4 12 17 6 35 見たくないのに ポルノビデオやポルノ雑誌を見せられた ( n = 13) 3 0 0 3 2 6 2 10-75 -