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目次

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Microsoft Word - さいたま市都市計画道路見直し指針1/3.doc

郊外への市街地の拡大により, 鉄道やバス等公共交通のサービスが十分受けられない地域が拡大し, その結果, 車に依存せざるを得ないまちになってきています このため, これからの人口減少時代の到来や急速な少子高齢化の進展などを踏まえ, 新たな郊外開発を抑制し, 公共交通が利用しやすい, まとまりのある市

堺市新金岡地区の自転車通行環境整備のアンケート 交通量調査結果について 堺市新金岡地区において 歩行者 自転車利用者が安心して通行できる安全なまちづく り を目指し 自転車通行環境の整備を行いました 自転車通行環境モデル地区において 平成 22 年 ~ 平成 23 年に自転車道 歩道の視覚 分離の整

Microsoft PowerPoint - 2_「ゾーン30」の推進状況について

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

目次 1 1. 奈良市中心部の道路交通環境 1) 広域的な自転車利用ネットワーク P2 2) 幹線道路の交通状況 ( 交通量 ) P3 3) 幹線道路の交通状況 ( 混雑状況 ) P4 2. 自転車事故の分析結果 1) 道路種別別 ( 国道 県道 市道 ) 自転車事故発生状況 P5 2) 自動車交通

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

( 様式 -2a 調査概要 ) Ⅰ 調査概要 1 調査名称 : 平成 26 年度神埼市総合都市交通体系調査 2 報告書目次 1. 業務概要 (1) 都市計画道路見直しの必要性 (2) 都市計画道路見直しのスキーム (3) 検討結果の分類 2. 路線の抽出 (1) 都市計画道路の整理 抽出 (2) 検

第 2 章横断面の構成 2-1 総則 道路の横断面の基本的な考え方 必要とされる交通機能や空間機能に応じて, 構成要素の組合せ と 総幅員 総幅員 双方の観点から検討 必要とされる道路の機能の設定 通行機能 交通機能アクセス機能 滞留機能 環境空間 防災空間 空間機能 収容空間 市街地形成 横断面構

総合交通計画 ( 仮称 ) の策定について 背景 人口減少と超高齢化が同時に進行する中 自動車を使えない県民の移動手段を確保しなければ 経済活動の低迷 人口の流出 財政支出の増加などの問題が深刻化し 持続可能なまちづくりが困難になる恐れがある 平成 年度に実施したパーソントリップ調査の結

スライド 1

<第1回> 帯広市都市計画審議会 第二次 都市計画マスタープラン検討                   専門部会

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資料 -2 国道 24 号烏丸通 歩行者 自転車通行安全協議会 国道 24 号烏丸通の概要 平成 30 年 3 月 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所

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速度規制の目的と現状 警察庁交通局 1

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

自転車活用推進に関係する本市既存計画 例規 (2) 計画名駐車基本計画 (H11 年 3 月策定 ) 都市計画局 大阪都市魅力創造戦略 2020( H28 年 11 月策定 ) 経済戦略局 駐車場法 1999( H11) 年度から 2016( H28) 年度から 駐車政策の基本方針 1

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道路建設事業の再評価項目調書 とのみ 事業名 一般国道 2 号 富海拡幅 事業 一般国道 事業 国土交通省 区分 主体 中国地方整備局 やまぐちしゆうなんへた 起終点自 : 山口県周南市戸田延長 3.6km 事業概要 やまぐちほうふとのみ 至 : 山口県防府市富海 おおさか きたきゅうしゅう 一般国

4-2

長野県上田市の取組み -ヒアリング調査結果-

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目次 1. 奈良市域の温室効果ガス排出量 温室効果ガス排出量の推移 年度 2010 年度の温室効果ガス排出状況 部門別温室効果ガス排出状況 温室効果ガス排出量の増減要因 産業部門 民生家庭部門

生活道路対策

県民を対象とした需要喚起方策の検討検討方針県民を対象とした需要喚起方策の検討では 今年度調査の主なターゲットのうち 都心部への自動車流入抑制 を対象とする まずは 都心部への自動車流入抑制に関する最新事例の整理を行う それを参考に 沖縄本島を対象としたケーススタディを行い 需要喚起効果及び課題を整理

1-2 立地適正化計画の役割 立地適正化計画は 都市全体の観点における居住機能や都市機能の立地 公共交通の充実に関する包括的なマスタープランであり 以下のような役割があるとされています 1 都市全体を見渡したマスタープラン 立地適正化計画は, 居住機能や医療 福祉 商業, 公共交通等のさまざまな都市

2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中


NITAS の基本機能 1. 経路探索条件の設定 (1) 交通モードの設定 交通モードの設定 とは どのような交通手段のネットワークを用いて経路探索を行うかを設定するものです NITASの交通モードは 大きく 人流 ( 旅客移動 ) 物流( 貨物移動 ) に分かれ それぞれのネットワークを用いた経路

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(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

1. 活力国土 地域ネットワークの構築 高速自動車と並行する自専道 (A' 路線 ) としての位置づけあり 地域高規格道路の位置づけあり 当該路線が新たに拠点都市間を高規格幹線道路で連絡するルートを構成する 当該路線が隣接した日常活動圏中心都市間を最短時間で連絡する路線を構成する 現道等における交通

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1 はじめに

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

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昨年9月、IOC総会において、東京が2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市に決定し、日本中が歓喜の渦に包まれた

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2 計画 ( 素案 ) からの主な変更点 1 はじめに頁主な変更点 1 これまでの経緯に 不燃化特区補助制度の指定 地区計画と都市防災不燃化促進事業の導入についての記載を追加 また 大和町中央通り沿道地区は 平成 26 年に不燃化特区補助制度 ( 平成 32 年度まで ) の対象区域に指定されるとと

資料 2-2(1) 小樽港本港地区 臨港道路整備事業 再評価原案準備書説明資料 平成 21 年度北海道開発局

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関係機関と連携し 渋滞対策を推進することとしている MM は 渋滞対策における TDM 施策の 1 つとして 関係機関と連携しながら実施するものである なお 札幌開発建設部では 従前より渋滞対策における MM を検討 実施しており 平成 11 年度に 全国で初めての MM を札幌市あいの里地区で実施

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また, 区域外の道路部分については, 区域内の道路の整備後に, 交通量等の利用状況をみて, 検討していきます 4 常磐自動車道の側道沿いの一方通行の道路について, 一方通行の制限を解除できないのか また, この道路の交通量についても調査を実施した上で, 区域外の道路の整備をしなければならないのではな

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目 次 1 目指すべき方向の策定に当たって 背景 目的 2 山梨県内の公共交通の現状と課題 本県を取り巻く環境 本県のバス交通の現状等 観光客と利用する交通手段等 3 山梨県のバス交通の目指すべき方向 背景と課題 基本的な考え方 基本理念 実現する将来像 基本目標 4 広域的な路線 5 地域内路線

ii 21 Sustainability

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本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

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スマートICの事業費の基準について

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沖縄でのバス自動運転実証実験の実施について

の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

(第14回協議会100630)

総合計画及び国土利用計画アンケート調査結果 平成 20 年度 地域別構想 土地利用の方向性について 上位3つ ①無秩序な開発を抑制し 農地等は極力保全する ②主要な沿道等への店舗の立地を進め 利便性を高める ③身近な公園 生活道路 下水道などの生活環境基盤を整備する 住みよい 25.6% 22.9%

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長岡市立地適正化計画概要版目次 1. 立地適正化計画制度の概要... 1 (1) 立地適正化計画策定の背景と目的... 1 (2) 立地適正化計画制度... 1 (3) 立地適正化計画の位置付け... 2 (4) 計画の対象区域... 2 (5) 計画期間 長岡市の現状と将来見通し.

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四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

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1 日本再興戦略 2016 改革 2020 隊列走行の実現 隊列走行活用事業モデルの明確化ニーズの明確化 ( 実施場所 事業性等 ) 技術開発 実証 制度 事業環境検討プロジェクト工程表技高齢者等の移動手段の確保 ( ラストワンマイル自動走行 ) 事業モデルの明確化 ( 実施主体 場所 事業性等 )

発表の流れ 新聞記事と要約 自転車専用レーンとは? 自転車の需要と背景 現状の問題と政策 政策提言 メリット デメリット 試算表 まとめ 参考文献

施設までの距離は 地区中心付近からのおおよその距離 大原台 回答者の年齢構成 3 5 主な (2 箇所の行き先 ) 10% 1 70% 主な行き先 フレスタ沼田店 ( 約 0.7km) ビッグハウス沼田店 ( 約 1km) 買物目的 :7 :1 : 最寄り駅 大原 ( 約 0.7km) 駅 :88

総合交通メールマガジンとは 総合交通メールマガジンは 交通基盤整備や地域交通に関する最新の取り組みを幅広く紹介することを目的として 月一回を目処に発行しているメールマガジンであり 主な購読者は都道府県 市町村等の交通施策担当者となっております 当メールマガジンで紹介させていただく記事は 執筆者が任意

PowerPoint プレゼンテーション

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秋田市における公共交通政策の取組 2013 年 11 月 6 日秋田市都市整備部交通政策課

目次 秋田市の概要 1 戦略策定時における現状と課題 2 目指すべき将来都市像 3 総合交通戦略の位置づけと策定経緯 4 総合交通戦略の進め方 5 総合交通戦略の推進に向けて 6 今後の課題 1

秋田市の概要 面積 905,67km 2 ( うち農地森林原野約 720km 2 ) 人口 321,631 人 ( 平成 25 年 1 月 1 日現在 ) 明治 22 年市制施行平成 9 年に中核市へ移行平成 17 年に河辺町 雄和町と合併し現在に至る 2

秋田市の交通環境 鉄 道 高速道路 秋田新幹線 奥羽本線 羽越本線 男鹿線 秋田自動車道 日本海沿岸自動車道 秋 田 道 13 7 沿 道 幹線道路 国道7号 国道 13 号等 都市計画道路 91 路線 約 278km 整備率約 77% 日 3

秋田市における現状と課題

350 1 市街地の拡大と人口減少 340 330 320 317 323 332 337 333 326 315 310 300 290 280 305 292 5 万人減少 283 270 260 250 昭和 60 年 平成 2 年 平成 22 年平成 17 年平成 12 年平成 7 年 平成 32 年平成 27 年 平成 42 年平成 37 年 実績値 推計値 5

1 市街地の拡大と人口減少 DID地区の変遷 昭和55年 DID面積 38.7km2 DID人口 217,058人 人口密度 56.1人/ha 平成17年 DID面積 53.6km2 DID人口 263,485人 人口密度 49.2人/ha 6

2 少子 高齢化の進展と自動車依存の高まり 秋田市の将来人口 ( 千人 ) 400 350 300 250 200 3.7 3.6 333 326 70 76 (21.1%) (23.2%) 3.5 315 83 (26.4%) 3.4 305 90 (29.6%) 3.2 3.1 292 92 (31.5%) ( 人 /ha) 4.0 3.5 3.0 283 2.5 100 (35.2%) 2.0 150 100 50 0 219 210 (65.7%) 195 181 44 40 37 33 (13.2%) (64.4%) (12.4%) (62.0%) (59.5%) 170 (58.2%) 30 (11.6%) (10.9%) (10.2%) 157 (55.5%) H17( 実績 ) H22( 推計 ) H27( 推計 ) H32( 推計 ) H37( 推計 ) H42( 推計 ) 0-14 歳 15-64 歳 65 歳以上人口密度 ( 人 /ha) 26 (9.3%) 1.5 1.0 0.5 0.0 7

2 少子 高齢化の進展と自動車依存の高まり 秋田都市圏の代表交通手段構成の変化 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 6.1% 3.2% S54 29.4% 18.9% 42.2% その他 0.2% H17 11.6% 12.0% 72.1% その他 0.0% 徒歩二輪車自動車 2.3% 2.0% 路線バス鉄道その他 近い将来 外出に制約を受ける高齢者が増加する 8

3 交通事故の増大 車両対歩行者 自転車 車両死傷事故者数 車両対歩行者 車両対自転車 ( 人 ) ( 人 ) 500 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 H 元 252 804 935 210 車両対歩行者車両対自転車車両対車両 836 158 185 176 155 149 149 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 272 913 973 1007 10151030 1048 255 238 240 226 229 136 138 148 166 166 1245 1200 339 321 303 183 15751584 420 1468 408 159 157 372 378 191 1715 1669 1751 1578 335 327 165 183 166 169 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 1800 1600 1400 1200 1000 800 600 400 200 0 車両対車両 9

4 満足度の低い歩行者 自転車環境日頃利用する交通手段についての満足度 徒歩自転車 オートバイ タクシー 2.8% 2.3% 7.9% 17.4% 7.3% 0.5% 0.7% 13.0% 15.2% 約半分 31.9% 32.2% 86.5% 5.3% 3.6% 6.0% 4.0% 38.3% 25.1% 自動車 33.8% 26.9% 27.0% 7.4% 3.9% 1.0% バス 5.5% 10.5% 22.2% 8.8% 7.8% 45.2% 鉄道 8.7% 13.7% 24.5% 5.6% 4.4% 43.1% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 満足やや満足どちらでもないやや不満不満分からない 10

4 満足度の低い歩行者 自転車環境 秋田市の歩道の整備率 (H17 センサス区間 ) 一般歩道 48.6% 幅広歩道 ( 幅員 3m 以上 ) 26.9% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 11

5 公共交通利用者の減少 路線バス輸送人員の推移 輸送人員 ( 十万人 ) 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 170 159 143 142 58 52 126 44 116 52 105 101 100 92 89 73 112 107 92 87 99 91 97 90 92 89 53 24 18 10 3 0 0 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 秋田市交通局 秋田中央交通株式会社 12

6 バス路線の赤字拡大 13

7 渋滞 交通混雑の増大 国道 13 号の渋滞 県内の渋滞の 3 割が集中 ( 年間 ) 14

8 地球環境負荷の増大 ( 千 t-co 2 ) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 1990 年 2,227 1,425 1,219 1,980 7,279 147 281 2003 年 504 2,255 1,955 1,835 2,751 424 9,724 2010 年 504 2,421 1,946 1,901 2,857 423 10,052 2010 年 削減目標値 7,966 削減目標 エネルギー転換部門産業部門民生家庭部門民生業務部門運輸部門廃棄物部門 15

9 冬期交通条件の悪化国道 13 号茨島交差点の渋滞状況 ( 朝ピーク時 ) (m) ( 分 ) 4,000 40 3,500 3,000 2,500 渋滞長 ( 通常期 ) 渋滞長 ( 冬期 ) 通過時間 ( 通常期 ) 通過時間 ( 冬期 ) 35 30 25 2,000 20 1,500 15 1,000 10 500 5 0 0 7:00 7:05 7:10 7:15 7:20 7:25 7:30 7:35 7:40 7:45 7:50 7:55 8:00 8:05 8:10 8:15 8:20 8:25 8:30 8:35 8:40 8:45 8:50 8:55 9:00 9:05 9:10 9:15 9:20 9:25 9:30 資料 :H14 渋滞調査 ( 秋田河川国道事務所 ) 16

9 冬期交通条件の悪化 国道 7 号 ( 下り ) の平均旅行速度 ( km /h) 60 無雪期 冬期 50 40 30 39.4 差 8.7 km /h 30.7 差 17.8km /h 33.4 差 10.8km /h 28.5 差 11.4km /h 37.2 25.8 20 15.6 17.7 10 0 本荘 秋田南 BP 分岐 秋田南 BP 臨海 臨海 追分 追分 飯田川 資料 :H14 プローブ調査 17

公共交通政策の取組

秋田市総合交通戦略 1. 基本的な方針 過度なマイカー依存から脱し 誰もが複数の移動手段を選択できる交通体系の実現 2. 対象区域 秋田市全域を対象とする 3. 計画期間 計画期間は 平成 21 年度から平成 27 年度までの 7 年間とする 平成 23 年度末を目途に 必要に応じて見直しを行う 4. 目標 (1) 歩行者 自転車が安全 安心かつ快適に利用できる交通環境の実現 (2) 関係者の連携により 将来にわたり持続可能な公共交通の実現 (3) 誰もが複数の移動手段を選択できる交通体系を支援する道路網の実現 19

目標 1 歩行者自転車対策 歩行者 自転車が安全 安心かつ快適に利用できる交通環境の実現 幅広歩道や無電柱化 歩道消融雪の整備自転車通行環境の整備や利用啓発等 歩行者 自転車が安全 安心かつ快適に通行できる空間の整備や中心市街地における歩行者環境の改善を図る 20

施策の具体例 土崎駅前線の整備奥羽本線土崎駅へのアクセス道路平成 22 年完了無電柱化と歩道消融雪を整備している 整備前 ( 建物移転後 ) 整備後 21

施策の具体例 幅広歩道を利用した歩行者自転車の空間分離 ( 自転車通行環境整備のモデル地区内 ) 22

施策の具体例 CO 2 削減のための自転車通勤等の啓発 NPO 法人バイシクルエコロジージャパンが主催する自転車通勤応援イベント Bike To Work Day に参加し 市役所前などで冷たいお茶の提供やグッズの配布などを行っている 23

目標 2 公共交通対策 目標関係者の連携により 将来にわたり持続可能な公共交通の実現 施策パッケージ名称 公共交通に関する施策 施策名称バス路線再編バス走行環境の向上バス運行情報提供の充実バス利用環境の改善利用しやすいバス運賃の検討公共交通利用の促進鉄道利便性の向上代替交通の導入スクールバスや福祉バス等の公共交通としての利活用の検討 24

施策の具体例 路線バスの行き先表示の統一 LED 化 平成 24 年 4 月より実施 25

街地マイタウン バス ( コミュニティバス ) の運行市施策の具体例 郊外部の路線バス廃止に合わせ 代替交通を運行 地域特性により デマンド方式 定時定路方式で運行している 26

目標 3 その他交通対策 目標 誰もが複数の移動手段を選択できる交通体系を支援する道路網の実現 1 施策パッケージ名称施策名称市街地の通過交通抑制による安全 安心な歩行者 自転骨格道路網の整備車交通環境向上遅延の多いバス路線区間遅延の多いバス路線区間混雑を緩和混雑を緩和する道路整備する道路整備渋滞を緩和する道路整備渋滞を緩和する道路整備市内外の連携を強化する市内外の連携を強化する道路整備道路整備 円滑な走行を実現するための施策 交通事故対策 TDM( 交通需要マネジメント ) による渋滞緩和施策 27

施策の具体例 骨格道路網の整備 28

施策の具体例 TDM 施策 ( ノーマイカーデー ) の実施 29

今後の課題

事業の進捗について 戦略に記載されている事業であっても 財政等の理由により事業が進まない 戦略に強制力がないため 他の事業者が行うものについて 強く押し進めることができない 自転車通行環境の整備に関する事業があまり進んでいない 31

ご静聴ありがとうございました