平成 24 年度弘前市管理橋梁点検結果 1. 橋梁点検実施状況 平成 24 年度に点検を実施した橋梁 (70 橋 ) の現況は下記のとおりです 橋梁諸元を表 -1 に 橋種別等の内訳を図 -1 に示します (1) 橋長 15m 未満の短い橋梁を対象としています (2) 橋種 鋼橋が 3 橋 コンクリート橋 (PC RC) が 67 橋です (3) 架設後経過年数 全体で見ると 昭和 4 年 ~ 平成 14 年 (1929 年 ~2002 年 ) の間に架設されており 11~84 年経過しています 経過年数 30~39 年の橋梁が約 7 割を占めています 20 年以下の比較的新しい橋梁と 20~29 年を経過する橋梁が 2 割を占めています 40 年以上経過する橋梁は 1 割です その内 50 年を経過する橋梁が 6 橋あります 表 -1. 橋梁諸元 (1) 経過年数番号橋梁名供用開始年 (H25.3 末時点 ) 橋長 (m) 径間数橋種交差状況 1 裾野 2 号橋 1993 20 14.8 1 滝ノ沢 2 紫柄沢橋 1993 20 14.3 1 紫柄沢川 3 上山崎橋 1976 37 14.1 1 5 亀田橋 1982 31 13.5 1 7 黄昏橋 1978 35 13.0 1 9 勝運橋 1998 15 12.7 1 11 桔梗野橋 1977 36 12.5 1 13 境橋 1977 36 12.7 1 15 学園橋 2000 13 11.9 1 17 岩賀橋 1991 22 11.7 1 19 大沢 2 号橋 1978 35 11.5 1 21 唐金橋 1959 54 11.0 1 23 七泉橋 1981 32 11.1 1 25 万助橋 2000 13 10.8 1 鋼橋 4 福々橋 2002 11 13.8 1 境関川 坂市川 6 寺沢橋 1980 33 13.3 1 鋼橋寺沢川 8 阿曽辺の橋 1994 19 13.0 1 百沢杉山線 万助川 10 大川 2 号橋 1960 53 12.5 2 土淵堰 12 津軽橋 1980 33 12.2 1 14 亀紺橋 1996 17 12.4 1 大久保堰 万助川 16 加藤橋 1991 22 11.8 1 加藤川 加藤川 18 松元橋 1977 36 11.4 1 牛沢川 大沢川 20 根の山橋 1976 37 11.2 1 平沢川 寺沢川 22 高崎 3 号橋 1978 35 11.1 1 長四郎堤堰 大石川 24 三和橋 1974 39 10.9 1 新和川 万助川 - 1 -
表 -1. 橋梁諸元 (2) 経過年数番号橋梁名供用開始年 (H23.3 末時点 ) 橋長 (m) 径間数橋種交差状況 26 貝沢 1 号橋 1983 30 10.8 1 大石川 27 稲刈橋 1977 36 10.4 1 29 大沢 4 号橋 1978 35 10.5 1 31 寒沢橋 1978 35 10.4 1 33 藤代 3 号橋 1975 38 10.0 1 35 讃岐橋 1950 63 6.8 1 37 宮園 2 号橋 1984 29 9.5 1 39 大沢 1 号橋 1977 36 9.5 1 42 稲荷橋 1979 34 9.4 1 44 下寺沢橋 1979 34 9.0 1 46 大沢橋 1978 35 8.7 1 48 安田川橋 1978 35 8.5 1 50 下恋塚 3 号橋 1974 39 8.1 2 52 上坂市沢橋 1993 20 8.5 1 54 野沢橋 1978 35 7.6 1 55 中派立橋 1978 35 7.6 1 57 岩井橋 1977 36 7.5 1 59 苦り沢 1 号橋 1978 35 7.3 1 61 湯ノ沢橋 1962 51 6.4 1 63 下池神橋 1981 32 6.4 1 65 大開橋 1978 35 6.3 1 67 中村橋 1976 37 5.9 1 69 上野沢橋 1978 35 5.6 1 稲刈沢川 28 東洋橋 1977 36 10.4 1 牛沢川 大沢川 30 笹森橋 1975 38 10.5 1 32 上岸田橋 1973 40 10.2 1 鋼橋深山沢川 津軽灌排 34 未来橋 1993 20 9.4 1 腰巻川 七ツ堰 36 上宮園橋 1984 29 9.5 1 加藤川 加藤川 38 大沢 3 号橋 1978 35 9.4 1 大沢川 大沢川 40 穂波橋 1976 37 9.4 1 六羽川 41 上童子森橋 1982 31 9.4 1 童子森川 寺沢川 43 小松ヶ沢 3 号橋 2002 11 9.2 1 稲刈沢川 寺沢川 45 羽黒橋 1978 35 8.2 1 羽黒川 大沢川 47 大沢堀越 1 号橋 1977 36 8.6 1 保楽堰 安田川 49 山下橋 1977 36 8.5 1 牛沢川 土淵堰 51 やちなか橋 1995 18 8.1 1 岩木川左岸幹線水路 坂市川 53 常源寺橋 1929 84 6.1 1 二階堰 野沢川 派立川 56 茂森橋 1977 36 7.6 1 寺沢川 左岸幹線用水路 58 中村橋 1979 34 7.4 1 桜井川 道川堰 60 下派立橋 1977 36 7.0 1 派立川 湯ノ沢川 62 藤代 6 号橋 1977 36 6.5 1 津軽灌排 5 号幹線 64 二本松橋 1981 32 6.3 1 砂沢川 寺沢川 66 東平山橋 1976 37 6.1 1 中泊沢川 排水路 68 坂市沢橋 1976 37 5.8 1 坂市川 排水路 70 稲荷橋 1962 51 5.5 1 RC+杭止堰 - 2 -
橋種別橋梁 鋼橋 4% (3 橋 ) 点検橋梁 70 橋 コンクリート橋 96% (67 橋 ) 架設後経過年数別割合 40~49 年 1% (1 橋 ) 50 年以上 9% (6 橋 ) 10~19 年 11.5% (8 橋 ) 20~29 年 11.5% (8 橋 ) 点検橋梁 70 橋 30~39 年 67% (47 橋 ) 図 -1. 平成 24 年度点検橋梁の内訳 - 3 -
2. 点検結果 ( 橋梁の損傷状況 ) (1) 鋼橋 平成 24 年度に実施した橋梁点検のうち 鋼橋 3 橋の損傷については以下の傾向が見られました 鋼橋の健全度一覧を表 -2 に 健全度分布図を図 -2 に示します 主な劣化損傷としては 鋼部材の塗膜劣化 伸縮装置の経年劣化が見られました 伸縮装置部からの漏水による 支承の腐食が見られました 桁鋼部材で疲労による亀裂 破断は特に見られませんでした 表 -2. 鋼橋の健全度一覧表 番号橋梁名主桁 縦桁横桁 床版 橋台 橋脚 支承沓座モルタル 伸縮装置防護柵地覆排水桝排水管 主な劣化損傷 6 寺沢橋 4.0 4.0 4.0 4.0-3.0 3.0 3.0 4.0 4.0 4.0 桁鋼部材 支承の腐食 13 境橋 4.0 4.0 4.0 4.0-3.0 3.0 4.0 4.0 4.0 2.0 排水管の腐食 32 上岸田橋 3.4 4.0 4.0 4.0-3.0 3.0 3.0 4.0-4.0 桁鋼部材 支承の腐食 鋼橋平均 3.8 4.0 4.0 4.0-3.0 3.0 3.3 4.0 4.0 3.3 部材ごとの健全度分布図 5.0 4.5 4.0 健全度 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 主桁 横縦桁桁 床版 橋台 橋脚 沓座モ支ル承タル 伸縮装置 防護柵 地覆 排水桝 排水管 部材区分名 図 -2. 鋼橋平均の健全度分布図 - 4 -
健全度評価について 各部材の劣化 損傷の種類と状態及び進行状況を考慮して 劣化進行の過程を示す潜伏期 進展期 加速期前期 加速期後期及び劣化期の5 段階で評価します 今回の点検結果では 各部材における要素が複数ある場合 健全度は平均値を載せることとしました 健全度 標準的状態 5.0: 潜伏期 (5.5-4.5) 外観上の変状が見られない 4.0: 進展期 (4.5-3.5) 劣化が始まり 局部的に軽微な損傷が発生する 3.0: 加速期前 (3.5-2.5) 劣化が顕著になり 損傷が発生する 2.0: 加速期後 (2.5-1.5) 劣化 損傷速度が増し 全体に進展する 1.0: 劣化期 (1.5-0.5) 劣化 損傷が著しくなり 機能が低下 消失する < 鋼橋の損傷状況写真 > 鋼橋 : 写真 -1. 支承部の腐食 鋼橋 : 写真 -2. 排水管の腐食 ( 寺沢橋支承健全度 :3.0) ( 境橋排水管健全度 :2.0) 鋼橋 : 写真 -3. 主桁の腐食 ( 上岸田橋主桁健全度 :3.4) - 5 -
(2) コンクリート橋 平成 24 年度に実施した橋梁点検のうち コンクリート橋 67 橋の損傷については以下の傾向が見られました コンクリート橋の健全度一覧を表 -3 に 健全度分布図を図 -3 に示します 主桁間詰コンクリート部から 漏水や遊離石灰が見られました 伸縮装置からの漏水が見られました 健全度が高く劣化が顕在化していない橋梁であっても コンクリート部材における中性化が進行していると判断されます 表 -3. コンクリート橋の健全度一覧表 (1) 番号 橋梁名主桁横桁床版橋台橋脚 支承沓座モルタル 伸縮装置防護柵地覆排水桝排水管 主な劣化損傷 1 裾野 2 号橋 4.0 4.0 4.0 3.8-4.0 4.0 2 紫柄沢橋 4.0 4.0 4.0 3 上山崎橋 4.0 4.0 4.0 4.0-5 亀田橋 4.0 - - 7 黄昏橋 4.0 - - 4.0-9 勝運橋 5.0 - - 10 大川 2 号橋 4.0 - - 4.0 4.5 12 津軽橋 4.0 - - 14 亀紺橋 4.0-4.0 - - 16 加藤橋 4.0 - - 17 岩賀橋 5.0 - - 5.0-19 大沢 2 号橋 4.0-4.0 20 根の山橋 4.0 - - 4.0-21 唐金橋 4.0 4.0 4.0 3.0-3.0 3.0 22 高崎 3 号橋 4.0 - - 23 七泉橋 4.0 - - 4.0-24 三和橋 4.0 4.0 4.0 4.0 - - 3.0 25 万助橋 4.0 - - 26 貝沢 1 号橋 4.0 - - - - 27 稲刈橋 4.0 - - - - 4.0 3.0 28 東洋橋 4.0 - - 4.0-5.0 5.0 5.0 4.0 4 福々橋 4.0 4.0-4.0-5.0 5.0 3.9-4.0 3.0 3.0 3.5 8 阿曽辺の橋 4.0 - - 4.0-5.0 5.0 4.5-4.5 3.0 4.0 4.0 11 桔梗野橋 4.5 - - 4.0-4.5 3.0 4.0 - - 3.0 5.0 4.0 15 学園橋 5.0 - - 4.0-4.5 3.0 - - - 5.0 4.0 4.0 18 松元橋 4.0 - - 4.0 - - 3.0-5.0 4.0 4.0 5.0 5.0 4.0 3.0 4.0 4.0 - - - - 3.0 3.0 3.0 4.0-3.0 4.0 4.0-5.0 4.0-5.0 3.0 3.0 3.5 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 2.0 4.0-4.5 3.0 4.0 4.0-5.0 4.0 4.0-2.0 - - - 3.0 5.0 4.0 3.0 4.0 4.0 4.0 4.5 3.0 4.0 3.0-4.0 5.0 4.0 5.0 5.0 橋台の収縮ひび割れ - 4.0 4.0 3.0 4.0 4.0-4.0 5.0 4.0 - - 主桁間詰の遊離石灰 - - 5.0 4.0 - - 4.0 4.0 4.0 3.0 5.0 3.0 4.0 4.0 4.0 4.0 特に問題なし 5.0 2.8 4.0 4.0 5.0 2.8 3.0 2.0 4.0 4.0 - - - 5.0 5.0 4.0 - - 4.0 3.0 4.0 2.0 4.0 4.0 特に問題なし 4.0 4.0 伸縮装置からの漏水 5.0 2.5 主桁間詰の遊離石灰 伸縮装置からの漏水 5.0 5.0 主桁間詰の遊離石灰 地覆の凍害 遊離石灰 伸縮装置からの漏水 主桁間詰の遊離石灰 伸縮装置からの漏水 伸縮装置からの漏水 補修対策済 主桁間詰の遊離石灰 伸縮装置からの漏水地覆からの遊離石灰 伸縮装置からの漏水 地覆からの遊離石灰 主桁間詰からの漏水 排水管の発錆 特に問題なし 伸縮装置からの漏水 排水管の経年劣化主桁間詰の遊離石灰 排水管の経年劣化 伸縮装置からの漏水 桁 床版の遊離石灰 伸縮装置からの漏水主桁の欠損 伸縮装置からの漏水地覆部の軽微なひび割れ 伸縮装置からの漏水補強鋼板の経年劣化 橋台のすりへり ジャンカ 主桁間詰の遊離石灰 排水管の発錆主桁間詰の遊離石灰 排水管の発錆主桁間詰の遊離石灰 排水管の発錆 - 6 -
表 -3. コンクリート橋の健全度一覧表 (2) 番号橋梁名主桁横桁床版橋台 橋脚 支承沓座モルタル 伸縮装置防護柵地覆排水桝排水管 主な劣化損傷 29 大沢 4 号橋 3.8 - - - - 3.0 30 笹森橋 4.0 - - - - - 31 寒沢橋 5.0 - - 4.0 33 藤代 3 号橋 4.0 - - 4.0-3.0 34 未来橋 4.0-4.0 4.0 35 讃岐橋 - - 3.0 3.0-4.0 36 上宮園橋 4.0 - - - 37 宮園 2 号橋 4.0 - - - - 4.5 38 大沢 3 号橋 4.0 - - - 39 大沢 1 号橋 4.0 - - 4.0-3.0 40 穂波橋 4.0 - - 4.0 41 上童子森橋 4.0 - - 4.0-4.0 42 稲荷橋 4.0 - - 4.0 43 小松ヶ沢 3 号橋 4.0 - - 4.0-4.0 44 下寺沢橋 4.0 - - 4.0 45 羽黒橋 3.9 - - 3.3-3.0 46 大沢橋 4.0 - - - 47 大沢堀越 1 号橋 4.0 - - 3.3-3.0 48 安田川橋 - - 3.5 4.0 49 山下橋 4.0 - - 4.5-3.0 50 下恋塚 3 号橋 - - 4.0 4.0 51 やちなか橋 5.0-5.0 4.5-4.0 52 上坂市沢橋 4.0 - - 4.0 67 中村橋 - - 4.0 4.0 68 坂市沢橋 4.0-4.0 4.0 - - 70 稲荷橋 4.0-3.0 4.0 コンクリート橋平均 4.1 3.9 3.7 3.9 4.3 3.0 3.0 3.0 3.0 2.0 3.0 3.0 3.5 4.0 5.0-4.5 3.0 4.0 3.5 - - - 3.0 5.0 4.0-3.0 4.0 3.0-1.8 - - 4.0 5.0 4.0 5.0 - - 3.0 4.0 3.0-3.0 3.0 3.0 3.0 2.0 - - 3.0 5.0 3.0-3.0 4.0 3.0-4.0 - - 5.0 5.0 4.0 5.0 - - 3.0 5.0 4.0 5.0 3.0 3.0 3.0-3.0 - - 3.0 4.0 4.0-3.0 3.0 3.0-3.0 - - 3.0 3.0 4.0-4.0 - - 3.5 4.0 - - 3.0-3.0 3.0-3.0-4.0 - - 主桁のひび割れ 欠損 - 5.0 3.0 5.0 4.0-4.0 3.3 3.9 3.7 4.0 3.8 3.0 1.0 3.0 2.0 5.0 5.0-3.8 4.3 3.4 主桁間詰の遊離石灰 排水管の発錆主桁間詰の遊離石灰 防護柵の防食機能劣化地覆の凍害 伸縮装置からの漏水 3.0 4.0 4.0-4.0 主桁間詰の遊離石灰 3.0 4.0 4.0 4.0 4.0 伸縮装置の経年劣化 3.5 3.0 4.0-3.0 特に問題なし 3.0 3.0 3.0-2.0 伸縮装置からの漏水 3.0 4.0 5.0 - - 伸縮装置からの漏水 - - 主桁間詰の遊離石灰 伸縮装置からの漏水床版の遊離石灰 凍害 排水管の発錆主桁間詰の遊離石灰 排水管付近の漏水 防護柵の防食機能劣化, 排水管の発錆主桁間詰の遊離石灰 排水管の発錆主桁間詰の遊離石灰 伸縮装置からの漏水地覆の凍害 伸縮装置からの漏水主桁間詰の遊離石灰 伸縮装置からの漏水 主桁間詰の遊離石灰 伸縮装置からの漏水主桁間詰の遊離石灰 全体的に経年劣化主桁間詰の遊離石灰 地覆の凍害主桁間詰の遊離石灰 全体的に経年劣化床版 地覆のひび割れ 橋面舗装のひび割れ 橋台の欠損 防護柵の腐食 - - 5.0 5.0 4.0-5.0 特に問題なし 53 常源寺橋 - - 3.3 3.0-3.8 3.0 4.0 3.0 - - 床版の凍害 経年劣化 伸縮装置からの漏水 54 野沢橋 - - 2.0 4.0 - - - 4.0 4.0-5.0 床版 橋台のひび割れ 55 中派立橋 - - 3.5 4.0-3.0 3.0 3.0 3.0 - - 56 茂森橋 4.0 - - - - - 4.0 2.5 4.0 5.0 3.0 57 岩井橋 4.0 - - 4.0-4.0 3.0 4.0 4.0-3.0 58 中村橋 4.0 - - 4.0 - - 3.0 5.0 4.0-5.0 59 苦り沢 1 号橋 4.0 - - 3.5-5.0 3.0 3.0 3.0-3.0 地覆のひび割れ 遊離石灰 防護柵の腐食 排水管の発錆主桁間詰の遊離石灰 伸縮装置からの漏水主桁間詰の遊離石灰 伸縮装置からの漏水主桁間詰の遊離石灰 伸縮装置からの漏水 60 下派立橋 4.0 - - 4.0-5.0 3.0 4.0 4.0-1.0 主桁の凍害 61 湯ノ沢橋 3.0 3.0 3.0 3.0-3.0 3.0 2.0 2.0-2.0 防護柵 地覆の凍害 桁のコンクリート剥離 62 藤代 6 号橋 3.7 3.8 4.0 4.0-5.0 3.0 5.0 4.0-5.0 主桁のジャンカ 鉄筋露出 63 下池神橋 4.0 - - 2.8-3.0 3.0 3.0 2.5 - - 地覆の凍害 鉄筋露出 橋台のひび割れ 64 二本松橋 4.0 - - 4.0-5.0 3.0 4.0 4.0-4.3 伸縮装置からの漏水 65 大開橋 4.0 - - 4.0-4.0 3.0 4.0 4.0 4.0 1.0 排水管の発錆 66 東平山橋 - - 4.0 4.0 - - 3.0 3.0 4.0 - - 防護柵の腐食 変形 69 上野沢橋 - - 3.5 3.0-3.0-3.0 3.0 - - 防護柵の塗膜劣化 地覆の断面欠損 防護柵の塗膜劣化 地覆の断面欠損床版の鉄筋露出 橋台の凍害 - 7 -
部材ごとの健全度分布図 5.0 4.5 4.0 健全度 3.5 3.0 2.5 図 -3. コンクリート橋平均の健全度分布図 2.0 1.5 1.0 主桁 横桁 床版 橋台 橋沓脚座モ支ル承タル部材区分名 伸縮装置 防護柵 地覆 排水桝 排水管 < コンクリート橋の損傷状況写真 > コンクリート橋 : 写真 -1. 主桁の欠損 コンクリート橋 : 写真 -2. 主桁間詰部の遊離石灰 ( 湯ノ沢橋主桁健全度 :3.0) ( 東洋橋主桁健全度 :4.0) コンクリート橋 : 写真 -3. 床版のひび割れ コンクリート橋 : 写真 -4. 橋台のひび割れ ( 安田川橋床版健全度 :3.5) ( 下池神橋橋台健全度 :2.8) - 8 -
コンクリート橋 : 写真 -5. 排水管の腐食 コンクリート橋 : 写真 -6. 地覆の凍害 ( 加藤橋排水管健全度 :2.8) ( 上山崎橋地覆健全度 :3.0) (3) 全橋梁の総括 全 70 橋の橋梁点検を通して 以下の傾向が見られました 鋼橋では 主桁 横桁 支承などの腐食が見られました コンクリート橋では一部の橋梁で主桁間の間詰部に遊離石灰が見られました 伸縮装置からの漏水が多数見られることから 支承等の腐食に影響していると判断されます 一部の防護柵及び地覆で欠損等の損傷が見られました 全体としては 劣化している箇所が局部的に見られましたが 比較的良好な状態であると判断できます 3. 今後の予定 平成 25 年度は平成 21 年度から 24 年度の点検結果を基に 橋梁の延命化を図るため長寿命化修繕計画を策定します 青森県弘前市建設部建設政策課 青森県弘前市大字上白銀町 1-1 TEL:0172-35-1111 ( 内線 413,425) FAX:0172-39-7119-9 -