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いろいろな衣装を知ろう

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第○学年 ○○科指導計画

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生徒の活動

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

グリーン家の人々

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第○学年 ○○科指導計画

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

○○○

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

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福翔高等学校「ライティング」学習指導案

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

Water Sunshine

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

งานนำเสนอ PowerPoint

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

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平成 29 年度年間授業計画 & シラバス 東京都立足立高等学校定時制課程 対象学年 教科 科目名 担当者名 1 学年 ( 普通科 商業科 ) 外国語科コミュニケーション 佐々木友子 風見岳快 英語 Ⅰ 使用教科書 出版社 : 三省堂 教科書名 :Vista English Communicatio

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2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 英語科指導法 Ⅲ 模擬授業 2 学習指導案 第 2 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 第 4 時限目学年 : 第 2 学年場所 : 共通教育棟 3 号館 3F 332 教室授業者 : B082G031X 菊田真由 1


保健体育科学習指導案

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第1学年国語科学習指導案

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

第3学年英語科学習指導案

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 6 報告文を書いて発表しよう


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新潟市立亀田西中学校

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

活動の流れ 1 4 人のグループに分かれ テーマを決める 校内の施設紹介 学校行事 クラブ活動 時間割など 2 各グループで実施計画を立てる 3 動画を撮影する 4 写真を使って動画を作成する 動画の長さは 1 人 2~3 分とし 全員が発表できるように 分担 を決める 5 必要な語いや表現を調べる

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第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

自己紹介をしよう

英語科学習指導案(2年授業参観)

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6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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模擬授業 Ⅱ 英語授業案 日時 平成 22 年度 7 月 17 日 ( 土 )2 限目 対象 第 3 学年 実施場所 313 教室 授業者 塚元恵梨奈 教材 New Crown 3 1. 単元名 LESSON6 Martin Luther King 2. 教材観 このレッスンでは非暴力主義者の中の一

2 授業改善に向けた手立て (1) 読む視点 の提示( 手立て1) 論説文を読んで筆者の主張に対して全て納得してしまうのではなく 教師側が 読む視点 を与えることで その問題をより多面的に考えることが可能となる 授業改善の手立てとして 次の点に留意し 論説文を読む視点の与え方について研究した 読む視

小学校国語について

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

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A Research on Can-do Abilities and Ways of Teaching across Korea, China, and Japan

4 学習の活動 単元 Lesson 1 (2 時間 ) 主語の決定 / 見えない主語の発見 / 主語の it 外国語表現の能力 適切な主語を選択し英文を書くことができる 外国語理解の能力 日本の年中行事に関する内容の英文を読んで理解できる 言語や文化についての知識 理解 適切な主語を選択 練習問題の

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

ていきたい 題材は, 平和市で起こった小さい女の子の事故をきっかけに, 現在ある公園を駐輪場に作り替えるかどうかという議論に発展していく内容となっている 近年は公共のマナーの話題をよく耳にすることもあり, 生徒にとって, 身近なテーマと言える 賛否の論点を整理し, 自分の意見をまとめる活動を通し,

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

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という目的を明確にするため 次のような場面を設定した 高知県の観光地に英文で書かれた看板がある そこで英語圏ではない外国人と出会う 相手は英語を少し話すことができるが十分に読むことができないため, その人に対して英文を読み取りリテリングをする必要がある という設定である よくある場面ではないかもしれ

英語科指導案

5 年 No.64 英語劇をしよう (2/8) まとまった話を聞いて内容を理解することができる 主な言語料 して天気や日時などの確認をす 教 1 本時のめあてを知 Peach Boy を詳しく聞いてみよう物語を聞く (3 回目 ) 登場人物全体について聞かせ 聞き取れた単語をカタカナでもいいので書き

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(Ⅱ) 実践から上記のねらいを実践してみて 導入は効果的であったと思う 点と点を線で結ばせて 教員の昔の夢を予想させた 生徒はかなり意欲的に取り組み 自然な流れで want to be を導入することができたように思う 学年教員に なりたかった職業と理由を英語で言ってもらい それを動画に撮って見せた

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

1

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

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4. 単元の実際 習得 (1) 三部構成のモデル文 ゲームなんてやめなさい を提示し 子どもの意識とのズレを生む 実践を行った4 年生のクラス 38 名全員が何らかのゲームをもっていることを確認し 子どもがゲームについて感じている楽しさを十分掘り起こす その上で はじめ なか おわり の形式で書かれ

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

東京都立葛西南高等学校平成 28 年度コミュニケーション英語 Ⅰ(R) 年間授業計画 教科 :( 英語 ) 科目 :( コミュニケーション英語 Ⅰ(R) ) 単位数 :(2) 単位対象 :( 第 1 学年 1 組 ~7 組 ) 教科担当者 :(1 組 : 船津印 )(2 組 : 佐々木印 )(3 組

答えさせる場合でも, 単語中心の発話にならないように, 帯学習から Q&A を取り入れ, 主語 動詞に着目させるようにする また, 事前に英語で原稿を作成させ, まとまった英文で Show & Tell が行えるように指導したい My Project 2 では, 自分の好きな人を紹介するスピーチを行

【授業 1】

(3) 教材観本単元ではジェスチャーの違いと異文化理解が題材となっている グローバル化が進む中で 文化的な背景の異なる人々とコミュニケーションを取ることがますます大切になってきている そのためこの単元の学習を通して 身振りやアイコンタクトなどのコミュニケーションスキルを高めることの必要性を理解させる

< 児童の実態 > 男子 23 名, 女子 12 名, 計 35 名の学級である 男女の仲がよく, 休み時間など活発に遊んでいる様子が見られる いろいろなことに興味を持ち, 集中して努力することができる 最上級生として, 学校の中での活躍も見られるようになっている 学習に対する意欲は高くなってきてい

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

第 3 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 日 ) 模擬授業 3 学年 : 第 3 学年場所 :323 教室授業者 : 高木麻衣 1. 単元名 :Sunshine English Course 3 Program7 Yuki in London 2. 単元について (1

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4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

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本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

京都立石神井高等学校平成 31 年度教科 ( 外国語 ( 英語 ) ) 科目 ( 英語表現 Ⅱ ) 年間授業計 ( 標準 α) 教 科 : 外国語 ( 英語 ) 科目 : 英語表現 Ⅱ 単位数 : 2 単位 対象学年組 : 第 2 学年 A 組 ~G 組 教科担当者 :(A 組 : 岡本 松井 )(

第 2 学年 1 組国語科学習指導案 指導者平方舜 1. 単元名二千五百年前からのメッセージ - 孔子の言葉 - 2. 単元について (1) 単元観本題材に用いられる 論語 は古代中国の思想家 孔子とその弟子たちの言行を記録したものである 簡潔な文章で書かれていて 抽象的なメッセージが多く それゆえ

Microsoft Word 英語科紀要

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第1学年国語科学習指導案

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

い文章を読んで内容をつかむ読解力や正しく単語を書いたり文構造を意識しながら正しく英文を 書いたりする力が弱い (3) 指導観ステップコースの指導にあたっては, 基本的な新出文構造の並べかえ活動を行い, 視覚的に理解させていく またペアワークで, 形容詞の比較級 最上級の形を繰り返し読ませて定着を図る

結果からの考察 中学校 高校の英語の授業では音声指導や文法指導などが多く 話す 書く を含めた言語活動がまだ十分に行われていないという課題が明らかになりました 中高生の英語によるコミュニケーション能力の向上のためには 従来の文法中心の指導からの脱却が求められます 英語教員の多くは 英語で表現する機会

学習指導要領解説 P.12 2 内容 (1) 言語活動ア聞くこと ( オ ) まとまりのある英語を聞いて 概要や要点を適切に聞き取ること ( 略 ) ここでは内容的にまとまりのある複数の英文を聞き その全体の概要や内容の要点をとらえることができるようになることを述べている まとまりのある英語 とは

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英語科学習指導案 1 平成 16 年 10 月 26 日 ( 火 ) 第 6 校時 2 年 2 組 D( 男子 6 名 女子 7 名計 13 名 ) 指導者黛ゆかり Andy Fosset 第 1 時間目 (1) 本時のねらい ~ すること と目的語として使われる動名詞の表現に慣れる 英字新聞を話題

会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

Transcription:

英語科学習指導案 1. 題材 NEW CROWN 3 Lesson 7 A Vulture and a Child 高槻市立城南中学校 3 年 3 組少人数分割教室チーム男子 9 名女子 8 名計 17 名授業者西田愛 2. 研究主題 ワーキンググループの研究主題は アウトプットのための効果的なインプットのあり方 である 3 年生後期は今まで 学習し積み重ねてきたことを さらに自由に使う力を伸ばし 自己表現の幅を広げていく時期であると言える < 卒業までにつけたい力 > 英語の質問に対し 適切に返答することができる ( 聞く 話す ) ひとつの話題に対し 3 文以上で自分の思いや考えを話し 相手の話に適切に相槌をうつことができる ( 聞く 話す ) WPM 60 語まとまった文章を読み 内容を理解することができる ( 読む ) ひとつの話題に対し 自分の思いや考えを 80 語程度で書くことができる ( 書く ) 以上のような力をつけさせるためには継続的なアウトプットの練習が必要であるが 3 年生半ばまでは十分な練習が積み重ねられていなかった そこで 3 年生後期から帯学習としてさいころトークを始め トークのルール 出た目の題について3 文で話す に沿って 3~4 人グループで英語を話す練習をしている また オーラルでのアウトプットをライティングにつなげるため 自学ノート を作り さいころトークで語ったことや他の題について英語で書かせることにした ノートは添削し コメントを書いて生徒に返す 授業での取り組み 自学ノートのやりとりを通して 間違いを恐れずに自分のいいたいことを英語にして言える 書ける姿勢と 自己肯定感を生徒の中に育みたい Lesson 7 では 教科書を資料のひとつとして活用する 資料から得た情報および資料に登場する人物の気持ちについて 書く 活動を重ねていき 自分の意見について書く ことを最終タスクとして位置づけた 英作文で自分の力を発揮するにはどういう道筋をたどればいいのかを体感し この単元を通して 成功体験 ができるようにしたいと考えている また 自力で書く ためには 英語を正しく書く力の他に 自分の思いを日本語で思考するプロセスが不可欠である 自分の中の意見や気持ちを掘り起こし どんな英語にならできるのか見極めて書くように指導したい 書き上げた英文は読み合える形にして生徒に返し 初見の文章として活用する また その感想も交流させたい 3. 題材について Lesson 7 は アフリカ大陸の北東部に位置する国 スーダンにおける内戦 貧困 飢餓の状況を世界に知らしめた一枚の写真 ハゲワシと少女 と その写真家ケビン カーターをめぐる議論について書かれている スーダンという国について知り この写真を撮ったカーターの思いを想像し 世界中の人々にとって 自分にとって平和な世界とはどういったものなのか 生徒たちに考えさせたい また 自分の考えたことを英語にして書けた クラスの仲間が書いた英語を読んで意味がわかった 体験を通して英語に対する肯定的な気持ちをのばし 学習意欲の向上にもつなげたい

4. 生徒の実態入学当初から人間関係が希薄であり 話を聞くことが非常に苦手な生徒たちであったが 様々な取り組みを通して学年全体の雰囲気が和やかになってきた 集中して話を聞く習慣も少しずつついてきた 2 年生時は習熟度別分割授業を行っていたが 3 年生の5 月からは均等分割し授業を行っている クラスは和やかで男女ともに仲が良いが クラス全体で行う reading の声は非常に頼りない 一方 さいころトークの様子はのびやかで 声もしっかり出ているように思う 生徒の心をしっかりつかみ 一人ひとりの自己表現に対する欲求を引き出せるように授業展開したい 5. 全体計画 (1) 単元を通してつけたい力 目標 ハゲワシと少女 の写真を通して 世界のことや日本にいる自分のことについて考える 自分の考えを ( 日本語で ) まとめ 自分が使える英語の表現を用いて自分の思いや意見を書くことができる ( 即興で30 語程度 ) クラスの仲間が書いた意見文を読んで 内容を理解することができる (2) 単元の学習計画第一次 : 単元に出てくる文法事項を理解し 適切に使うことができる第 1 時 2 時 want, tell, ask + 人 + to do の文および間接疑問文の理解 want, tell, ask + 人 + to do の文を理解し適切に使えるようにする what, why, where, when, how を使った間接疑問文を理解し適切に使えるようにする 自学ノート作文 : 自分の意見とその理由を because を使って述べる練習 第二次 : 教科書の内容を理解し 自分の意見を日本語で思考して英語で表現することができる第 3 時教科書理解 1 P62 資料を使って 世界に様々な国があることを知る ( 導入 ) スーダンの人々が内戦と飢餓によって苦しんでいたことを知る タスク1 : スーダンについてわかったことを書く 自学ノート作文 : スーダンについてわかったことを さらに書き足す 第 4 時教科書理解 2 P63 ケビン カーターという写真家 ハゲワシと少女 の写真について基本的事実を理解する タスク 2 : 写真家カーターの気持ちを考える 書く 自学ノート作文 : 写真家カーターの気持ちについて さらに書き足す 第 5 時教科書理解 3 P64 ハゲワシと少女 の写真をめぐって世間の意見に分かれたことを知り それに対する自分の考えを確認する タスク 3 : 写真をとるか 助けるか どちらかしかできなかったら自分がどうするかと理由を考える 書く 自学ノート作文 : 写真をとるか 助けるか 自分が選ばなかった方の立場について 理由を考えて書く

第三次 : 資料から学んだ客観的事実や自分の意見を 読み手に正しく伝わるよう英語で書くことができる第 6 時 7 時 30 語英作文 +マイブック作成 今までのタスクで書いたものを班のメンバーと交流する 最終タスク : これまでのことを踏まえ 世界のために自分ができること したいことを日本語で思考する 事実 意見 の2 段落構成で 30 語以上の意見文を英語で書く ( 助動詞を効果的に使う ) 書いている最中に随時チェック 書けたものは提出し さらにチェック スーダンについて知ったこと 写真をとったカーターの気持ち もし自分が写真家だったら 今の自分にできること の4つを清書用紙に書く 書き上がったものをカラー資料とともにマイブックの 1ページ (B4サイズ) にレイアウトし 貼り付けて仕上げる 第 8 時感想の交流 班のメンバーのマイブックを読む 班のメンバーのマイブックを読んだ感想を書く ALT は 1 週間あたり約 2 回ずつ 3 年生のクラスに入っている 授業序盤のさいころトークに参加し ALT から聞き 取ったことを生徒が自学ノートに書くようにしているため 各分割グループは週に 1 度 ALT と過ごしている その他 学校選択の英語の授業でも一緒に授業を行うことがある 6. 第二次の学習 第 3 時の学習 1 教科書本文 クイズ 統計資料から日本 他国 スーダンのことを知る ( 言語や文化についての知識 理解 ) 2 第 3 時の学習から新しく知ったことを英語で書くことができる ( 表現の能力 ) 3want, tell, ask + 人 + to do の文を理解することができる ( 言語や文化についての知識 理解 ) 24(34) 教科書 P62 導入 & 内容理解 1 想像力を働かせながら 1 スーダンクイズ ( 何も見ずに ) 考えられているか 2 教科 2 同上 ( 教科書 統計資料を見て ) 書本文の内容 統計資料を 3 クイズ答え合わせ 手がかりに考えられている 4 教科書本文音読 線引き か 3 日本と他国 スーダ ンの違いに気づいたか 話が止まっているグループを見つけてヒントを与える 必要な単語を黒板に板書する 乳児の死亡率 識字率など注目すべきところを指摘して 日本と他国の違いを実感させる

10(44) タスク1 スーダンなどについて この時間を通して知ったこと わかったことを プリントに書く ( 箇条書きでよい 3 文以上で ) 1(45) 本時のまとめ 宿題のアナウンスあいさつ 自分がすぐに使うことができる 既習の表現 教科書本文に出てきている表現を活用して 短い英文が書けているか 難しい表現を使おうとして悩んでいる場合 簡単な日本語に発想しなおすようアドバイスする 時間中に書けた英文に加えて この時間で学習してわかったことを自学ノートに書いておくよう指示する 第 4 時の学習 1 ハゲワシと少女 の写真 写真家カーター ピュリツァー賞について基本的事実を理解する ( 言語や文化についての知識 理解 ) 2 ハゲワシと少女 の写真からわかる 想像されること 写真をとったカーターの気持ちを英語で書くことができる ( 表現の能力 ) 3 間接疑問文を理解することができる ( 言語や文化についての知識 理解 ) 5(15) 教科書 P63 導入 写真からわかること 想像 1 ハゲワシと少女 の写真を見る されること カーターの気持 2 写真からわかること 想像されること ちについて 日本語で思考 印象などを日本語で言ってみる し 自分の言葉にできてい 3 カーターがなぜこの写真をとったのか るか 考えてみる 20(35) 教科書 P63 内容理解 2で考えたこと ( 写真の描 単語 リーディング 線引き TF&QA 写 説明 ) が 本文に英語 で出てきていることが理解 できたか 話が止まっているグループを見つけてヒントを与える 必要な単語を黒板に板書する 生徒のつぶやきを教師が英語にしてリピートし 授業後半のライティング活動につなげるようにする 14(49) タスク2 写真の説明 ( 描写 ) と ハゲワシと少女 の写真をとったときのカーターの気持ちについて プリントに書く ( 箇条書きでよい 3 文以上で ) 自分がすぐに使うことができる 既習の表現 教科書本文に出てきている表現を活用して 短い英文が書けているか 難しい表現を使おうとして悩んでいる場合 簡単な日本語に発想しなおすようアドバイスする

1(50) 本時のまとめ 宿題のアナウンス あいさつ 時間中に書けた英文に加えて この時間で学習してわかったことを自学ノートに書いておくよう指示する 第 5 時の学習 1 ハゲワシと少女 の写真をめぐって世間の意見に分かれたことを知り それに対する自分の考えを確認する ( 言語や文化についての知識 理解 ) 2 写真をとる / 助けるのどちらかしかできない場合の自分の意見を英語で書くことができる ( 表現の能力 ) 3 自分の意見とは反対の立場に立ち 意見文を英語で書くことができる ( 表現の能力 ) 05(15) 教科書 P64 導入 当時の世論について知り 新聞に出た ハゲワシと少女 の写真をめ それに対する自分の意見 ぐってカーターが批判されたことを知る を日本語で思考できている 自分はどう思うか 考えてみる か 20(35) 教科書 P64 内容理解 教科書本文から 世論が2 単語 リーディング 線引き TF&QA つに分かれたということを 理解できたか 話が止まっているグループを見つけてヒントを与える 必要な単語を黒板に板書する 話の内容について来られているかどうか確認しながら進める 14(49) タスク3 1 もしも自分が写真家で 助ける 写真を撮る のどちらか片方しかできない状況であったら 自分はどうするか また そう決断する理由は何か プリントに書く (3 文以上で ) 2 数人にプリントに書いた英文を発表させ 意見交流をする 1(50) 本時のまとめ 宿題のアナウンスあいさつ 1 自分がすぐに使うことができる 既習の表現 教科書本文に出てきている表現を活用して 短い英文が書けているか 2クラスメイトの発表を聴いて 理解できたか 難しい表現を使おうとして悩んでいる場合 簡単な日本語に発想しなおすようアドバイスする 自分が授業で選んだのとは反対の立場に立ち 意見文を自学ノートに書いておくよう指示する