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2015-2017年度 2次数学セレクション(複素数)解答解説

2014年度 九州大・文系数学

数学 Ⅲ 微分法の応用 大学入試問題 ( 教科書程度 ) 1 問 1 (1) 次の各問に答えよ (ⅰ) 極限 を求めよ 年会津大学 ( 前期 ) (ⅱ) 極限値 を求めよ 年愛媛大学 ( 前期 ) (ⅲ) 無限等比級数 が収束するような実数 の範囲と そのときの和を求めよ 年広島市立大学 ( 前期

20~22.prt

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h)

< 図形と方程式 > 点間の距離 A x, y, B x, y のとき x y x y : に分ける点 æ ç è A x, y, B x, y のとき 線分 AB を : に分ける点は x x y y, ö ø 注 < のとき外分点 三角形の重心 点 A x, y, B x, y, C x, を頂

公式集 数学 Ⅱ B 頭に入っていますか? 8 和積の公式 A + B A B si A + si B si os A + B A B si A si B os si A + B A B os A + os B os os A + B A B os A os B si si 9 三角関数の合成 si

2015-2018年度 2次数学セレクション(整数と数列)解答解説

重要例題113

2018試行 共通テスト 数学ⅠA 解答例

数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図

05 年度センター試験数学 ⅡB () において,cos q 0 であるから,P ( cos q, sin q) より, 直線 OP を表す方程式は y sin q sin q x cos q cos q x すなわち, (sin q) x - (cos q) y 0 ( ) ク 点 O,P,Q が

1999年度 センター試験・数学ⅡB

2015-2018年度 2次数学セレクション(整数と数列)解答解説

p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと

高ゼミサポSelectⅢ数学Ⅰ_解答.indd

数学 Ⅲ 無限等比級数の問題解答 問 1 次の無限級数の和を求めよ (1) (5) (2) (6) (7) (3) ( 解 )(1) 初項 < 公比 < の無限等比級数より収束し (4) (2) (3) その和は ( 答 ) であるから 初項 < 公比 となっている よって 収束し その和は よって

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( 表紙 )

頻出問題の解法 4. 絶対値を含む関数 4.1 絶対値を含む関数 絶対値を含む関数の扱い方関数 X = { X ( X 0 のとき ) X ( X <0 のとき ) であるから, 絶対値の 中身 の符号の変わり目で変数の範囲を場合分けし, 絶対値記号をはずす 例 y= x 2 2 x = x ( x

‚æ27›ñ06-…|…X…^†[

解答例 ( 河合塾グループ株式会社 KEI アドバンスが作成しました ) 特別奨学生試験 ( 平成 29 年 12 月 17 日実施 ) 数 学 数学 2= 工 経営情報 国際関係 人文 応用生物 生命健康科 現代教育学部 1 整理して (60 分 100 点 ) (2 3+ 2)(

2019対策 千葉大・文系数学

エジプト、アブ・シール南丘陵頂部・石造建造物のロータス柱の建造方法

学習指導要領

Math-Aquarium 例題 図形と計量 図形と計量 1 直角三角形と三角比 P 木の先端を P, 根元を Q とする A 地点の目の位置 A' から 木の先端への仰角が 30,A から 7m 離れた AQB=90 と なる B 地点の目の位置 B' から木の先端への仰角が 45 であ るとき,

<4D F736F F D F90948A F835A E815B8E8E8CB189F090E05F8E6C8D5A>

平成 30 年度 前期選抜学力検査問題 数学 ( 2 時間目 45 分 ) 受検番号氏名 注 意 1 問題は, 表と裏にあります 2 答えは, すべて解答欄に記入しなさい 1 次の (1)~(7) の問いに答えなさい (1) -3 (-6+4) を計算しなさい 表合計 2 次の (1)~(6) の問

DEF ABC の外接円に内接する種々の DEF について, の値 ABC 点 P を ABC 内の点とし,AP,BP,CP をそ れぞれ延長し, ABC の外接円との交点をそ れぞれ D,E,F とする また,AD と BC,BE と CA,CF と AB との交点をそれぞれ L,M, DEF N

学習指導要領

平成 25 年度京都数学オリンピック道場 ( 第 1 回 ) H 正三角形 ABC の外接円の,A を含まない弧 BC 上に点 P をとる. このとき, AP = BP + CP となることを示せ. 解説円周角の定理より, 4APC = 4ABC = 60, であるから, 図のよ

平成 年 月 7 日 ( 土 第 75 回数学教育実践研究会アスティ 45 ビル F セミナールーム A 札幌医科大学 年 P ab, を正の定数とする 平面上において ( a, を中心とする円 Q 4 C と (, b を中心とする円 C が 原点 O で外接している また P を円 C 上の点と

学習指導要領

" 01 JJM 予選 4 番 # 四角形 の辺 上に点 があり, 直線 と は平行である.=,=, =5,=,= のとき, を求めよ. ただし,XY で線分 XY の長さを表すものとする. 辺 と辺 の延長線の交点を, 辺 と辺 の延長線の交点を G とする. 5 四角形 は直線 に関して線対称な

DVIOUT-SS_Ma

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学習指導要領

数学の学び方のヒント

平成 30 年度入学試験問題 数学 注意事項試験開始後, 問題冊子及び解答用紙のページを確かめ, 落丁, 乱丁あるいは印刷が不鮮明なものがあれば新しいものと交換するので挙手すること 1. 試験開始の合図があるまで問題冊子を聞かないこと 試験開始後は, すべての解答用紙に受験番号 氏名を記入すること

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< 三角関数 指数関数 対数関数の極限 > si lim は ラジアン角 6 逆関数の微分 : f æ ö lim ç 788 ± è ø 自然対数の底 3 指数関数 対数関数のグラフからも分かるように > ときは lim + lim + lim log + lim log + + < <

学習指導要領

本書の目的 B 本書の難易度 50 本書の内容 B A

Math-quarium 練習問題 + 図形の性質 線分 は の二等分線であるから :=:=:=: よって = = = 線分 は の外角の二等分線であるから :=:=:=: よって :=: したがって == 以上から =+=+= 右の図において, 点 は の外心である α,βを求めよ α β 70

数学○ 学習指導案

学習指導要領

4STEP 数学 Ⅲ( 新課程 ) を解いてみた関数 1 微分法 1 微分係数と導関数微分法 2 導関数の計算 272 ポイント微分法の公式を利用 (1) ( )( )( ) { } ( ) ( )( ) ( )( ) ( ) ( )( )

PowerPoint プレゼンテーション

< D8C6082CC90AB8EBF816989A B A>

( 最初の等号は,N =0, 番目は,j= のとき j =0 による ) j>r のときは p =0 から和の上限は r で十分 定義 命題 3 ⑵ 実数 ( 0) に対して, ⑴ =[] []=( 0 または ) =[6]+[] [4] [3] [] =( 0 または ) 実数 に対して, π()

Chap2

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代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1

学習指導要領

<4D F736F F D F2095A F795AA B B A815B837D839382CC95FB92F68EAE2E646F63>

解答速報数学 2017 年度大阪医科大学 ( 前期 ) 一般入学試験 1 (1) 0, 8 1 e9 進学塾 0t= $ e e 0t= 11 2e -1 1 = 2 e 0t= -11 dy dx = -2 - t te 3t 2-1 = = ビッグバン dy (2) x

2019対策 千葉大・理系数学

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ポンスレの定理

学習指導要領 ( イ ) 集合集合と命題に関する基本的な概念を理解し それを事象の考察に活用すること 向丘高校学力スタンダード 三つの集合について 共通部分 和集合を求めることができる また 二つの集合について ド モルガンの法則 を理解する ( 例 ) U ={ n n は 1 桁の自然数 } を

学習指導要領

座標軸以外の直線のまわりの回転体の体積 ( バウムクーヘン分割公式 ) の問題の解答 立体の体積の求め方 図 1 の立体の体積 V を求める方法を考えてみる 図 1 図 1 のように 軸の から までの長さを 等分する そして とおく とすると となる 図 1 のように のときの 軸に垂直な平面 に

STEP 数学 Ⅰ を解いてみた から直線 に下ろした垂線の足を H とすると, H in( 80 ) in より, S H in H 同様にして, S in, S in も成り立つ よって, S in 三角形の面積 ヘロンの公式 in in 辺の長

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学習指導要領

FdData中間期末数学2年

Transcription:

05 信州大学 ( 医系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 放物線 y = a + b + c ( a > 0) を C とし, 直線 y = -を l とする () 放物線 C が点 (, ) で直線 l と接し, かつ 軸と共有点をもつための a, b, c が満 たす必要十分条件を求めよ () a = 8 のとき, () の条件のもとで, 放物線 C と直線 l および 軸とで囲まれた部 9 分のうち, 第 象限にある部分の面積を求めよ --

05 信州大学 ( 医系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 次の問いに答えよ () 個の実数 a, a,, また, 等号が成立するための a, a,, a に対して, ( ) åa åa が成立することを示せ a についての必要十分条件を求めよ () 偏りをもつサイコロを 回投げるとき, 同じ目が続けて出る確率は 6 よりも大き いことを示せ ただし, サイコロが偏りをもつとは, から 6 の目が同様に確からしく出ないことをいう --

05 信州大学 ( 医系 ) 前期日程問題 3 解答解説のページへ を自然数とする () 以下の非負の整数 について, 関数 ( + ) の導関数の の係数を求めよ () å = 0 ( + ) C ( )( 4) - = + + を示せ -3-

05 信州大学 ( 医系 ) 前期日程問題 4 解答解説のページへ 円 + ( y- ) = を C, 円 ( - ) + ( y- ) = をC 0 とする C, C 0, 軸に接す る円をC とする C, C, 軸に接しC 0 と異なる円をC とし, これを繰り返して C, C, 軸に接しC - と異なる円をC + とする また, 円 C の半径を a とする このとき, 次の問いに答えよ () a を求めよ () b = とするとき, 数列 { b } の満たす漸化式を求めよ a (3) 数列 { a } の一般項を求めよ -4-

05 信州大学 ( 医系 ) 前期日程問題 5 解答解説のページへ次の条件 (*) を満たすような実数 a で最大のものを求めよ (*) - の範囲のすべての に対して, cos - a が成り立つ -5-

05 信州大学 ( 医系 ) 前期日程解答解説 問題のページへ () () C : y= a + b+ c ( a > 0) に対し, y = a + b ここで, C と l : y= -が点 (, ) で接することより, a+ b=, a+ b+ c= また, C が 軸と共有点をもつことより, b -4ac 0 3 から, b=- a+, c=- a+ a- + = a- 3に代入すると, (- a+ ) -4 a( a-) 0, a - 0 となり, 求める条件は, 0<a, b=- a+, c= a- a = 8 のとき, b =, c =- となり, y C l 9 9 9 8 C : y= + - 9 9 9 ここで, C と 軸との交点は, 8 + - = 9 9 9 0 から, O 4 (+ )(4- ) = 0, =-, - 4 さて, C と l および 軸で囲まれた右図の網点部の面積 - を S とすると, 8 3 S = ò ( + - ) d- ( - ) = é 8 ù 9 9 9 9êë + - - 3 úû 4 4 4 = 8 63 5 3 ( + - )- = 45 - = 9 3 64 6 4 4 9 6 4 6 [ 解説 ] 微積分の基本問題です 計算は易しめです -- 電送数学舎 06

05 信州大学 ( 医系 ) 前期日程解答解説 問題のページへ () まず, = のときは, ( åa ) = åa である åa åa 以下, のとき, ( ) (i) = のとき + - + = + - åa åa ( a a ) ( a a ) a a a a よって, ( ) (ii) = のとき が成立することを, 数学的帰納法で示す = ( a -a ) 0 が成立する 等号成立は a = a のときである a + a + + a a + a + + a は a = a = = a のときとする ( ) ( ) の成立を仮定する なお, 等号成立 + ( + )( a + a + + a + a )-( a + a + + a + a + ) + + ( + + + + + )- ( + + + ) + - + a a a a a a a a a a + + = ( a + a + + a )- ( a + a + + a ) a + a + + + = ( a - a ) + ( a - a ) + + ( a -a ) 0 等号成立は a = a = = a = a + のときである (i)(ii) より, ( ) åa åa ( 等号成立は a = a = = a のとき ) () 偏りをもつサイコロに対して, の目が出る確率を p とする すると, p + p + p3 + p4 + p5 + p6 = で, p = p = p3 = p4 = p5 = p6 は成り立たない ここで, このサイコロを 回投げ, 同じ目が続けて出る確率 P は, P = p + p + p + p + p + p 3 4 5 6 6 6 å p 6å ( + + 3 + 4 + 5 + 6) = さて, () の不等式より, ( ) p なので, P p p p p p p 6 6 等号は p = p = p 3 = p 4 = p 5 = p 6 のときのみ成立するので, P > なわち, 同じ目が続けて出る確率は 6 よりも大きい となる す 6 [ 解説 ] 一見, 不等式の証明と確率の小問集合の形に見えますが, () は () の誘導となっていました なお, () は, コーシー シュワルツの不等式の特別な場合の証明です -- 電送数学舎 06

05 信州大学 ( 医系 ) 前期日程解答解説 3 問題のページへ () f ( ) = ( + ) とおくと, 二項定理から, + + 0 f ( ) = C + C + + C + + C f ( ) = C + C + + ( + ) C + + ( + ) C 0 よって, f ( ) の の係数は, ( + ) C () g( ) = f ( ) とおくと, すると, である + + 0 g ( ) = C + C + + ( + ) C + + ( + ) C g ( ) = C + C + + ( + ) C + + ( + ) C 0 å ( + ) C () = 0 = g さて, g ( ) = ( f ( )) = f ( ) + f ( ) となり, f ( ) = ( + ) + ( + ) = { + ( + ) }( + ) - - f ( ) = ( + )( + ) + ( - ){ + ( + ) }( + ) すると, g () = f () + f () から, - - - - - g () = ( + ) + ( + ) + ( - )( + ) (4 6) - - = + + ( + -) = ( + 5+ 4) ( )( 4) - = + + より, å = 0 ( + ) C = ( + )( + 4) - - [ 解説 ] 二項展開の問題です () は f ( ) を考えるところがポイントですが, () を誘導とみると, この着眼は困難ではないでしょう -3- 電送数学舎 06

05 信州大学 ( 医系 ) 前期日程解答解説 4 問題のページへ () C : + ( y- ) =, C0 :( - ) + ( y- ) = に 対し, C, C 0, 軸に接する円 C とする C は中心の 座標が対称性から となり, その半径を a とすると, C とC が接することより, a ( + a ) -(- ) = すると, a = から a = となり, () C, C, 軸に接する円 C + に対し, との接点をそれぞれ A, A + とおく また の半径がそれぞれ a, a + より, = + a - - a = a OA ( ) ( ) a = 4 C, C + と 軸 C, + = + a+ - - a+ = a+ OA ( ) ( ) + = a + a+ - a - a+ = aa + A A ( ) ( ) C + すると, OA = OA + A A より, a = a+ + aa+ となり, + + + = + a a ここで, b = とすると, b = = で, b+ = b + となる a a (3) () より, b = + ( -) = + となるので, a = = b ( + ) C y O C C y O A+ C+ A C C [ 解説 ] 図形と漸化式についての超頻出問題です 立式には, 円が外接するとき中心間距離が半径の和に等しいことを利用しています -4- 電送数学舎 06

05 信州大学 ( 医系 ) 前期日程解答解説 5 問題のページへ - のすべての に対し, cos - a が成立する実数 a の条件は, (i) = 0 のとき任意の a に対して, はつねに成立する (ii) ¹ 0 のとき は a - cos となり, a - cos ここで, f ( ) = - cos とおくと, f (- ) = f ( ) となるので, 以下, 0< において, つねにが成立する a の条件を求める そこで, f ( ) の増減を調べるために, si -(-cos ) f ( ) = = si + cos- 4 3 ( ) さらに, g( ) = si + cos- とおくと, f ( ) = g となり, 3 g ( ) = si+ cos-si = cos- si g ( ) = cos-si-cos =- si これより, 0< において, g ( ) < 0 から, g ( ) は単調減少し, g ( ) < g (0) = 0 すると, 0< において, g( ) は単調減少し, g( ) < g ( 0) = 0 + - = 0 よって, 0< において, f ( ) < 0 となるので, f ( ) は単調減少し, 4 = f f ( ) < lim f ( ) ( ) + 0 以上より, 0< において, つねにが成立する a の条件は, a 4 である (i)(ii) より, - で, つねにが成立する実数 a で最大のものは 4 である [ 解説 ] 微分法の不等式への応用問題です 解答例では, 定数分離をして処理する方法を採用しています -5- 電送数学舎 06